Title ドイツの林業行政改革 : バーデン ヴュルテンベルク州の事例 Author(s) 神沼, 公三郎 ; 安井, 暁世 Citation 北海道大学演習林研究報告 = RESEARCH BULLETIN O THE HOKKAIDO UNIVERSITY FORESTS, 63 Issue Date 6- DOI Doc URLhttp://hdl.handle.net//43 Right Type bulletin Additional Information File Information 63()_P-46.pdf Instructions for use Hokkaido University Collection of Scholarly and

- シュトウヴトガ J~ ト

れた その結果 B-W~ 日卜 の自治体は 6 年には 3, 37

て 自立する地域へー ~

W~'I'II ;I: 生物多様性条約よりも以前から そして生 専権事項であることもあって ~'I'I~ マヨーロッパレベル

B-W~'I'] における枠組み条件

ドイツの林業行政改革 ( 神沼 安井) この 3つの所有主体別に 7 年から 年まで 収入が必要になったとき伐採する 小零細規模の森林 の伐採量の推移をみたのが第 図である 年と 所有が多い(第 3表)ので なおさらこの傾向が強い 年の数呈が突出しているが これは 年 月 そのため どうしても伐採量は少ない 公的森林と私 3月と 年 月に大暴風雨(雪)によって大量の風 的所有森林に関するこのような傾向は洋の東西を問わ 倒木が発生したため その整理伐採を行ったからであ ず 同じである る 風倒木整理の年次を除くと 年間の伐採量は州 伐採量の推移を概観しただけで州有林経営の収支 有林がおおむね 万ばから 万d あるいは 3 状況を眺めるのは多分に短絡的であるが 伐採量が収 万m ' 団体有林が3 万ばから 4万 m' 私有林が 入の大きな原資なので ここでとにかく収支を一瞥し 万 m' 程度である この数量から ヘクタール当たりの ておこう 第 3図は 7 年から 年までの州有林経 平均伐採量を求めると 州有林は 6.m'-7. 6m '(ある 営のそれを示している 年間収支が赤字を呈したのは いは. m ' ) 団体有林は. 6m '-7. m ' 私有林は 3. m ' 7 年代前半から中盤 年代中盤 そして 回の である 州有林が最も多く 次いで団体有林で 両者 大暴風雨(雪)の影響があった時期である 7 年代 の差はそれほどない しかし団体有林と私有林の差は はオイルショックの影響 年代は経済不況の影響 大きい 什 有林 団体有林は公的所有であり 毎年 であるが いずれにしてもこれらの時期から木材価格 一定の収入を挙げることが事実上 義務づけられてい の伸び悩みと労賃 資材費の高騰が同時に進むように るともいえる それゆえ 木材価格の上がり下がりに なり B-W: ト '有林の経営に赤字傾向が生じるに至っ 関係なく あるいは時として木材価格が下がったらそ た) 年代中盤は 年に発生した風倒木の れだけ多く伐採せざるを得ない その結果が このよ 整理伐採がすでに終了し 年 年 3年の うな単位面積当たりの平均伐採量にあらわれていると 伐採量に比較しておよそ年間 万ばも多い水準に増 思われる 他方 私有林は 木材価格が上がったら伐 加したにもかかわらず 収支に赤字が生じている こ 採し 下がったら伐採しない あるいは家計上 林業 れは 林業経営の採算性に構造的な問題が内在するよ 百万 m3 3 7 7 年 第 図 B-W州における森林伐採誌の推移 主 )l a h r e s b e r i c h td e rl a n de s f o r s t v e r w al t u n gb a d e nw u r t t e m b e r gよ り Y

北海道大学演習林研究報告第 6 3巻 第 号 6 うになったことの反映であろう 森林の更新状況を示している 年は 月末から 3 第 6表は B-WJ'I'I有林における森林の更新状況を 月初頭にかけて中部ヨーロッパを何回か暴風雨(雪) 示している 残念ながら 年以前は統計舎にこの数 が 断 続 的 に 襲 った が そ の な か で も ヴ イ ヴ ィ ア ン 値が記載されていないので 6年以降だけを掲げた 第 6表 が 回の暴風雨(雪)の時期を除くと この 年間 だけでも明らかな傾向を指摘できる それは 天然更 B - W州有林における森林の更新 ( h a ) 天然更新 先行造林 播 種 植 裁 言 4 4 6 4 l 3 6.. 7 7 7 6 4.4 7 7..66.74 3 6..33 3 3 73 3 3. 3 6 6 3.6 7 7.3. 3 3 3 4 6.4 3. 6 4 6 43 4.47 37 3 7. 6.6 7 4 3 6.443 4 6 4 7 7 6 7 6 7. 7 7 4 7 6 l 4 6 6 3 3 4. 7 3 3 6 7. 4 6 4.. 3 3 注 )各年とも r j a h re sb e r i c h td e rlandesforstverwal り t u n g Bade n -Wurtte mbergj よ ) 年度以前の統計舎には森林の更新は記載され 年度 新が横這いないし増加傾向にあるに対して 植裁が非 守 常に少なくなっている ことであ る それまで針葉樹と くにヨーロッパトウヒの人工造林地を造成し過ぎたこ とに対する反省が 7年代から徐々に出てきて 年代の近自然的林業理念の定着と 年代の更なる枠 組み変化のもとで 自然に近い森林を造成し 自然に 近い林業を推進する目標が明確に定められたのであ る また 年代 年代と林業経営の採算性問 題が顕在化す るにつれて 財政負担のより少ない近自 然的林業を次第に重視するようにな った政策の流れ 守 が ここに表現され ているともい える 近自然的林業の目標は 回 の 暴 風 雨 (雪)を契機 句 に一層 促進された 第 7表は 自 の 暴 風 雨 (雲) が 州有林と団体有林に与えた被害状況を 第 表は 回 の暴風雨 (雪) 後 同じく州有林と団体有林における ていない DM/h a 億 DM 6 ーーー 州有林歳入 ( 左目盛). 州有林歳出 ( 左目盛) ha当たり歳入 ( 右目盛) h a当たり歳出 ( 右目盛) 一 鴫 -. - 4 I 6 ' II 3 d.3 ' 7 o. 一 ^ " ' " 4 s ' " へ へ ^ C o へ ^ ' b 匂 ) ; ) 匂 < y 匂 ~句 匂 _ < V句 _" '" 匂句 へ へ 句 匂 句 句 句 勺 句句匂句句句句匂匂匂匂句匂匂句 ヘ ヘ ヘ ヘ ヘ ヘ ヘ ~CS 年 第 3図 B-WJH有林の収支状況 i 主) J a h re sb er i c h lderlande sf o r s te r w a l t u n gbade n V u r t t e mbe r gより ) 年度の空欄は統計舎に該当数字が記載されていない

ドイツの林業行政改革 ( 神沼 安井) 7 (Vi v i a n) とヴィープケ ( Wiebke ) の爪痕が特にひど で その後 広葉樹林を増や していく方針が採用 され かった B - W州では南部地域で被害が目立ち 州 全 た しかし そうはいっても森林の樹種転換は短期間 体の被害面積は 4.6ha 被害材積は.万ばにの にはできないので 依然 として B - W州の森林では針 ぼった 年の場合は 月に少なくとも 図 暴風 葉樹が優勢である そのため ローターによる被害で 雨(雪)に見舞われたが な かでもローター ( Lot ha r) もトウヒの割合が多くなっている の被害がすさまじかった ヴィヴィアン ヴ イープケ 第 4図は B -W 州の州有林 団体有林にお ける の被害はドイツ史上最大だといわれたが ローターの 樹種別の面積割合を示している 世紀は針葉樹の菌 被害はそれらをはるかに上回り 州全体の被害面積 積 が%を下回り それほと多くはなかった 針葉樹 3.ha 被害材積. 万 m' だ った ローターの場 の割合が6%を越えたのは 世紀に入ってから 合 州中部地域すなわちシユヴアルツヴアルト最北部 年代以降である それまではブナ ナラを中心とする 地域での被害が特にひどかった 3) ヴイヴィアン 広葉樹の面積が%以上 あ るいは 4%以上の水準を ヴィ ー プケによる被害は圧倒的にトウヒが多かったの 維持していた 針葉樹はむしろ 6年代 7年代が 年と 年の風害 第 7表 第 B表 一 B-W~+I の州有林と団体有林~ 年 年 ( L o t h a r) ( Wiebkeと V i v i a n) 被害長 ( 万川) トウヒ 6% トウヒ 67% 被害を受けた樹極 プナ ブナ % % 被害面積 ( h a) 4. 6 3. 被害地の地況 主に不安定な地況 主に安定的な地況 注 ) B - W州食料及ぴ農山村地域省林業局加I o o s m a y e l 提供の資料 年と 年の風害に伴う森林の更新方法 ー B - W州の州有林と団体有林一 年 年 ( Wieb keと V i v i a n) ( L ot h a r) 植 殺 7 3 3 天然更新を期待 3 3 天然更新完了 3 (%) 計 注) B - W州食料及び農山村地域省林業局 Moosmayer 提供の資料 百 覧 Is滋鋼 隠躍錨 6 也 II I! 滋 刻 際線 院銀 軍司 隠盤調 際翻 戸崎 隠鐙羽 - 齢器錨 r " " " " I 隠盤 書割 r " " " " I 隠認調 回国 隙盤調 ー 殴認調 関瑚 隠語錨 隠語盟 睦母娘 回その他広葉樹 ロナラ 図ブナ 際翻 ロダグラスファー -カラマツ ロマッ 園モミ 4 首 回トウヒ 弛 印国 7 6 7 o 目標 年 第 4図 B-WJ+Iの州 有林 団体有林における樹種構成 ( 面積割合)の推移 注 ) BW 州食料及び炭山村地域省林業局 Moosmayer提供の資料より ) r目標 期間は 長期的な目標設定に基づいて 立地条件に最も適した樹稜構成割 ol 合を実現しようとするもので 一森林世代以内の期間 すなわち 年後から 4 去 を想定している

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る地域へー ~

る ~'I'I 行政の構造と組織がはっきりしていでわか

6 異言議換申立て官庁 訴訟代理機関 :υf 汁 I'H! ゑ t 計 ~ 廿 tc 力 岳晶島 ~I- r _..._~ 向,...!,..- """~l' bロ金晶 -.. --ヲ品."" F 巳 ~,,, 符 "...'''" ~ I~ -., 河 ~" グ守 J.J....J"l.~~ 司凶 ihlil..-..kl..., 冨 " 町.x v/~ 同 ~ FI'\ LL 屯 ~, 栴 ムJ.. ð 昆ぜ司同 Eヨ... ~ 布..>.J.. 哩.. 守 ' "l"'à..l..l.. ふ回 llr-..-..-lrto 官主包,,-"'I.;.a'",, 押 ' 円 白 "'~'-.J,.,...γ 目 唱,~v 仲町 司品 ~/, ~~ 培,",--=", 弘ムJ._." 圃 e.~... 量出 "" 也 V~'.J 勾 γf 't',,,, 扇町 ;,ol.o--..,./ VW~ 句 河 句 " ~V ". 森林署下級森林官庁の任務 -~ 士乙誌な ~

設設置に際してゑ ~ によ乙相互援助

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..-~-~~-~-----------------------------------.._------- レオンベルク森林署 一一 """"""""""".L!.'" 之 ~~ 之 7.., 家持二玄景 -----. J. """""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""~:.?""":::_::'!" 之素性 J 主芳一 ------- 予三尺ーこをーすジ三ー ""ï\j~ 蔀一 --------- 一一 """""""""" 都議ー祥事 --------------- 一...----------------" 一一 ------ 方法会,!."","~:\ 玄勇一一 芳ご j~ ヌ } じ二王詠ーーーー ------. ーーーーーーーーーーー ----- ーー句 ーーーーーーーーーー " 森林事ーーーー ヲコ ~"ï" ヲ下諒一一一 --------- 一一一一 """"""""""" 苦臣家祥事 --------- 一一 ~

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