株式会社メニコン 2016 年 3 月期決算説明資料 証券コード 7780
目次 Ⅰ.2016 年 3 月期決算概要 Ⅱ. 成長戦略 Ⅲ.2017 年 3 月期通期業績予想 1
Ⅰ.2016 年 3 月期決算概要 2
業績サマリー 2015/3 期 2016/3 期 期初予想 前期比 単位 : 百万円 売上高 63,131 67,332 +6.7% 65,877 売上原価 28,073 30,012 +6.9% 29,907 ( 原価率 ) (44.5%) (44.6%) (+0.1pt) (45.4%) 売上総利益 35,057 37,320 +6.5% 35,970 営業利益 2,863 3,457 +20.7% 3,175 ( 売上高営業利益率 ) (4.5%) (5.1%) (+0.6pt) (4.8%) 経常利益 2,822 3,236 +14.7% 3,175 親会社株主に帰属する当期純利益 1,431 2,224 +55.4% 1,804 1 株当たり当期純利益 ( 円 ) 87.58 125.04 +42.8% 101.53 3
2016 年 3 月期の業績 800.0 700.0 600.0 34.4 34.5 673.3 単位 : 億円 40.0 35.0 30.0 500.0 400.0 23.0 499.7 22.2 25.0 20.0 300.0 330.4 18.5 15.0 200.0 100.0 0.0 8.5 162.5 4.6 12.3 第 1 四半期第 2 四半期累計第 3 四半期累計 2016/3 期 売上高 営業利益 親会社株主に帰属する 四半期純利益 10.0 5.0 0.0 4
決算のポイント メルスプランの会員数拡大 110 万人 116 万人に拡大 国内のコンタクトレンズ ( 物販 ) の好調な売上 使い捨てコンタクトレンズ サークルレンズの伸長 第 4 四半期での販売費 一般管理費の使用 需要期に合わせて メルスプラン会員の獲得に向けた広告宣伝費および販売促進費の集中使用 5
売上高の内訳 1 報告セグメント別等 単位 : 百万円 2015/3 期 2016/3 期 前期比 < 期初予想 > 連結売上高 63,131 67,332 +6.7% 65,877 報告セグメント別 コンタクトレンズ関連事業 62,001 66,120 +6.6% 64,713 その他 1,129 1,212 +7.3% 1,164 コンタクトレンズ ケア商品 30,230 32,009 +5.9% 30,552 製 品 及 び サ ー ビ ス 別 メルスプラン 31,328 33,691 +7.5% 33,720 その他 1,572 1,630 +3.7% 1,604 その他 に新規事業を含んでいます 6
売上高の内訳 2 地域別 単位 : 百万円 2015/3 期 2016/3 期 前期比 < 期初予想 > 連 結 売 上 高 63,131 67,332 +6.7% 65,877 国 内 売 上 高 55,150 59,708 +8.3% 57,913 海 外 売 上 高 7,980 7,623 4.5% 7,964 欧 州 6,592 6,240 5.3% 6,575 北 米 579 764 +31.8% 729 ア ジ ア 808 618 23.5% 659 7
要約貸借対照表 ( 資産の部 ) 単位 : 百万円 2015/3 末 ( 構成比 ) 2016/3 末 ( 構成比 ) 前期比増減 現金 預金 8,827 13.1% 12,463 18.1% +3,636 受取手形 売掛金 7,180 10.6% 7,670 11.1% +490 営業キャッシュフローによる増加 棚 卸 資 産 8,416 12.4% 8,712 12.6% +296 そ の 他 2,430 3.6% 2,498 3.6% +68 流 動 資 産 26,853 39.7% 31,345 45.5% +4,492 有形固定資産 27,928 41.3% 26,656 38.7% 1,272 無形固定資産 9,223 13.6% 8,059 11.7% 1,164 投資その他 3,605 5.3% 2,840 4.1% 765 固定資産 40,756 60.3% 37,556 54.5% 3,200 資産合計 67,609 100.0% 68,901 100.0% +1,292 一部の投資有価証券の償還 および減価償却 8
要約貸借対照表 ( 負債 純資産の部 ) 単位 : 百万円 2015/3 末 ( 構成比 ) 2016/3 末 ( 構成比 ) 前期比増減 支払手形 買掛金 2,663 3.9% 3,576 5.2% +913 短期有利子負債 4,315 6.4% 4,717 6.8% +402 未 払 金 3,084 4.6% 3,200 4.6% +116 そ の 他 5,765 8.5% 4,715 6.8% 1,050 流 動 負 債 15,827 23.4% 16,209 23.5% +382 長期有利子負債 15,668 23.2% 11,917 17.3% 3,751 長期未払金 1,799 2.7% 1,829 2.7% +30 そ の 他 442 0.6% 505 0.7% +63 固 定 負 債 17,909 26.5% 14,252 20.7% 3,657 負 債 合 計 33,737 49.9% 30,461 44.2% 3,276 純 資 産 合 計 33,872 50.1% 38,439 55.8% +4,567 負債純資産合計 67,609 100.0% 68,901 100.0% +1,292 社債の償還 および借入金の返済 9
要約キャッシュフロー計算書 単位 : 百万円 2015/3 期 2016/3 期前期比増減 税金等調整前当期純利益 2,781 3,813 1,032 減 価 償 却 費 3,186 3,349 163 の れ ん 償 却 費 1,012 1,015 3 営業活動によるキャッシュ フロー 4,233 7,859 3,626 有形固定資産の取得による支出 3,198 3,679 481 投資活動によるキャッシュ フロー 3,525 3,293 232 短期借入金の純増減額 ( は減少) 389 140 529 長 期 借 入 金 *1 90 1,386 1,296 社 債 の 発 行 償 *2 還 11 1,725 1,714 株式の発行による収入 3,104 3,104 財務活動によるキャッシュ フロー 422 851 429 現金及び現金同等物の増減額 ( は減少) 203 3,670 3,467 現金及び現金同等物の期首残高 8,184 8,387 203 現金及び現金同等物の期末残高 8,387 12,057 3,670 各務原工場の製造ライン取得 新規上場に伴い 新株を発行 *1: 長期借入れによる収入 + 長期借入金の返済による支出にて計算 *2: 社債の発行による収入 + 社債の償還による支出にて計算 10
財務指標 自己資本利益率 (ROE) 8.0% 6.0% 4.0% 3.0% 3.1% 4.3% 6.2% 2.0% 0.0% 2013 年 3 月期 2014 年 3 月期 2015 年 3 月期 2016 年 3 月期 自己資本比率 58.0% 56.0% 54.0% 52.0% 50.0% 48.0% 55.8% 50.2% 50.0% 49.0% 2013 年 3 月期 2014 年 3 月期 2015 年 3 月期 2016 年 3 月期 11
Ⅱ. 成長戦略 12
当社の強み メルスプラン 安定的な収入基盤として 次世代製品の研究開発に貢献 製品のフルラインナップ お客様の様々なニーズに対応 自社での一貫した開発 製造 販売体制 開発から製造 販売まで 安全な製品を提供できる体制 13
成長戦略 ~ 長期計画 Vision2020 ~ Vision2020 売上高 1,000 億円 営業利益率 10% の実現へ メルスプランの成長海外事業の成長新規事業の成長 メルスプラン 会員数拡大 製品戦略 海外事業の 強化 拡大 新規事業へ 投資 安定的な収入基盤として研究開発 新規投資に貢献 メルスプランを支える新製品戦略 使い捨てコンタクトレンズの新製品開発 発売 海外市場における成長ポテンシャル 新規分野における成長ポテンシャル 14
メルスプランのサービスシステム コンタクトレンズを月々の定額制でご利用いただくサービス Menicon Eye Life Support Plan ハード ソフトタイプ ご入会 ご入会時に新レンズ両眼分 2 枚提供 紛失保証 紛失時には新品提供 ( 一部負担金必要 ) リニューアルサービス 一年ごとに新品交換 度数 種類 いつでもコンタクトレンズの度数 種類変更が可能 継続的なアイライフサポート 使い捨てタイプ ご入会 ご入会時に 3 ヵ月分提供以後 3 ヵ月ごとに提供 サポート 汚れ 紛失等 トラブル時には新たなコンタクトレンズを提供 眼科医の判断のもと 上記サービスが受けられる 15
流通構造の改革 代金 製品を直線の卸取引から お客様との直取引に改革 通常販売 流通構造の改革 代金代金 メーカー販売店お客様 製品製品 サービス メニコン 月会費 お客様 ( メルス会員 ) 製品 販売手数料 サービス 継続的なパートナーシップ 販売店 ( 加盟施設 ) 16
メリットの循環 3 者にそれぞれにとってメリットのあるシステム安定的な収入基盤として 次世代製品の研究開発に貢献 お客様 ( メルス会員 ) 高品質なレンズ 適正なサービス 安心 メニコン 安定した収益研究開発への投資 ( お客様に還元 ) 販売店 ( 加盟施設 ) 確実なお客様フォロー 安定した収益 ( 価格競争からの脱却 ) 17
メルスプラン会員数の推移 メルスプラン累積会員数推移 単位 : 万人 120 100 80 60 40 20 116 万人 メルスプラン売上高推移 単位 : 億円年平均成長率 7.8% (13/3 期 ~16/3 期 ) 370 320 270 220 170 120 70 0 10/3 期 11/3 期 12/3 期 13/3 期 14/3 期 15/3 期 16/3 期 1DAY 2 週間 1 カ月交換タイプ ハード ソフト 20 13/3 期 14/3 期 15/3 期 16/3 期 18
国内販売チャネル戦略 メルスプランの提供チャネルを順次拡大 強化 施策 関東地区の販売基盤の強化 富士コンタクトの買収 ショッピングモールでの集客強化 エースコンタクト中心に展開 顧客接点の強化 直営店の新ブランド立上げ 駅近郊 路面店の増加 販売機能 商品卸 提携関係 直営店 45 店舗 メルスプラン加盟施設 1,662 施設 富士コンタクト 全国合計 77 店舗 13 店舗 135 店舗 全国の CL 販売店ドラッグストア等 約 8,000 店 <2016/3 末時点 > 19
製品戦略 1 サークルレンズ サークルレンズ市場の伸長に対応し 乱視用サークルレンズ 2WEEK Menicon Rei Toric を市場導入 安全にこだわって開発した国産初のサークルレンズ 黒目を大きく見せるカラーコンタクトレンズ メニコンネクト郡上工場 20
製品戦略 2 遠近両用コンタクトレンズ 遠近両用ニーズに対応し 遠近両用レンズ 2WEEK Menicon Premio 遠近両用 を市場導入 目に必要な酸素をたっぷり通す シリコーンハイドロゲル素材を使用した 遠近両用のコンタクトレンズ メニコン関工場 21
製品戦略 3 1DAY コンタクトレンズ 1 日使い捨てコンタクトレンズ (1DAY ) 市場の伸長に対応し 生産工場を新設シリコーンハイドロゲルの1 日使い捨てコンタクトレンズ メニコン各務原工場 22
国内戦略 1DAY メルスプラン 利益率改善 Magic の拡販注力により 1DAY シェアを向上 販売チャネル強化 新製品により会員数拡大 売上伸長 自社製品への切替により改善 メニコンシンガポール工場 各務原工場 1 日使い捨てコンタクトレンズ専用自社工場 2011 年 3 月 : Magic 生産開始 23
海外事業の成長戦略 販売拠点の確立 地域拡大 海外向けブランド コンタクトレンズ装用人口の多い北米での営業体制を強化 欧州 アジアにおいても販売拠点を整備 今後 市場拡大が見込まれる南米 アジアにて販売許可取得 北米を重点地域に 欧州やアジアにおいても海外向けブランド Miru を拡販 日本と同様に今後 1DAY 2WEEK 等使い捨てレンズへのシフトが本格化する見通し 中国でのプロモーション活動 24
新規事業の育成 コンタクトレンズ事業の研究開発で培った技術を 他の分野に応用し 事業化 第 2 の収益基盤となるよう育成 動物医療 ( 眼科 ) 事業 犬用眼内レンズ治療用コンタクトレンズ動物用医療機器サプリメント 環境バイオ事業 畜産分野農業分野飼料分野コーヒー豆粕飼料 ライフサイエンス事業 アグリ革命 不妊治療向け機器 婦人科分野向けサプリメント スパムソータクリオス プレグナ ラフェリ 25
Ⅲ.2017 年 3 月期通期業績予想 26
2017 年 3 月期業績予想 単位 : 百万円 2016/3 期 2017/3 期 ( 予想 ) 前期比 売上高 67,332 72,339 +7.4% 売上原価 30,012 33,574 +11.9% ( 原価率 ) (44.6%) (46.4%) (+1.8pt) 売上総利益 37,320 38,764 +3.9% 営業利益 3,457 3,484 +0.8% ( 売上高営業利益率 ) (5.1%) (4.8%) ( 0.3pt) 経常利益 3,236 3,426 +5.9% 親会社株主に帰属する当期純利益 2,224 1,854 16.6% 1 株当たり当期純利益 ( 円 ) 125.04 101.21 19.1% 27
業績予想の達成に向けて メルスプラン会員数目標 116 万人 122 万人 新製品導入による原価率上昇 新製品販売に向けた広告宣伝費 販売促進費の増加 北米 欧州における販売体制強化に伴う人件費等の増加 28
配当政策 今期は 1 株あたり 30 円の年間配当 2017 年 3 月期は 1 株あたり 32 円の年間配当を予定 単位 : 円 35 30 25 20 15 10 5 0 2013/3 2014/3 2015/3 2016/3 2017/3( 予想 ) 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 1 株当たり配当金配当性向 ( 連結 ) 29
免責事項および将来見通しに関する注意事項 免責事項 この資料は投資家の皆様の参考に資するため 株式会社メニコン ( 以下 当社 という ) の現状をご理解いただくことを目的として 当社が作成したものです 当資料に記載された内容は 2016 年 5 月 18 日現在において一般的に認識されている経済 社会等の情勢および当社が合理的と判断した一定の前提に基づいて作成されておりますが 経営環境の変化等の事由により 予告なしに変更される可能性があります 投資を行う際は 必ず投資家ご自身の判断でなさるようお願いいたします 将来見通しに関する注意事項 本発表において提供される資料ならびに情報は いわゆる 見通し情報 (forward-looking statements) を含みます これらは 現在における見込み 予測およびリスクを伴う想定に基づくものであり 実質的にこれらの記述とは異なる結果を招き得る不確実性を含んでおります それらリスクや不確実性には 一般的な業界ならびに市場の状況 金利 通貨為替変動といった一般的な国内および国際的な経済状況が含まれます 今後 新しい情報 将来の出来事等があった場合であっても 当社は 本発表に含まれる 見通し情報 の更新 修正を行う義務を負うものではありません 問合せ先株式会社メニコン IR 部 TEL : 052-935-1646 FAX : 052-935-2481 30