業務 とあるが, 当該支払の一時差止めに係る決定を除く と, されている すなわち, 決定に係る業務は, 事業管理課長である ウその決定に係る文書及びデータは存在する 事業管理課長の決定により, 年金機構は, 障害者の年金給付を一時差し止めるための電算処理をしている事実がある そして, その事実から

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非常に長い期間, 苦痛に耐え続けた親族にとって, 納得のできる対応を日本政府にしてもらえるよう関係者には協力賜りたい ( その他は, 上記 (2) と同旨であるため省略する ) (4) 意見書 3 特定個人 Aの身元を明らかにすること及び親子関係の証明に当たっては財務省 総務省において, 生年月日の

諮問庁 : 国立大学法人長岡技術科学大学諮問日 : 平成 30 年 10 月 29 日 ( 平成 30 年 ( 独情 ) 諮問第 62 号 ) 答申日 : 平成 31 年 1 月 28 日 ( 平成 30 年度 ( 独情 ) 答申第 61 号 ) 事件名 : 特定期間に開催された特定学部教授会の音声

の補正書 において, 審査請求の趣旨を この開示請求は本人の給与のみずましにかかわる書面である為 としているが, 原処分を取り消し, 本件対象保有個人情報の開示を求めている審査請求として, 以下, 原処分の妥当性について検討する 2 原処分の妥当性について (1) 給与所得の源泉徴収票について給与所

録された保有個人情報 ( 本件対象保有個人情報 ) の開示を求めるものである 処分庁は, 平成 28 年 12 月 6 日付け特定記号 431により, 本件対象保有個人情報のうち,1 死亡した者の納める税金又は還付される税金 欄,2 相続人等の代表者の指定 欄並びに3 開示請求者以外の 相続人等に関

19 条の4 第 2 項の規定により, 特別職の公務員であるから, 本件不開示情報は, 公務員としての職務遂行情報であり, 精神保健指定医が, 客観的な生体検査もなく, ただその主観に基づいて, 対象者を強制入院させることができるという性質の資格であること, 本件開示請求に係る精神保健指定医らが対象

ウ 特定個人 a に訂正してほしいとは, 私は書いてない これも日本年金機構の単純ミスなのか? それとも他に理由があるのか? 事実に基づいて, 説明を求める 私の公共職業安定所における氏名は, カタカナの 特定個人 b のスペースなしで管理されている 私の資格画面も氏名欄はカタカナである 国民年金保

査請求人 ) が 平成 5 年分所得税確定申告書 ( 以下 本件請求保有個人情報 1 という ) の開示を求めるものである 処分庁は, 本件開示請求に対し, 本件請求保有個人情報 1は文書保存期間 (7 年 ) が満了し, 既に廃棄しているとして, 平成 27 年 12 月 2 2 日付け特定記号第

諮問庁 : 防衛大臣諮問日 : 平成 28 年 2 月 25 日 ( 平成 28 年 ( 行情 ) 諮問第 192 号 ) 答申日 : 平成 29 年 1 月 27 日 ( 平成 28 年度 ( 行情 ) 答申第 694 号 ) 事件名 : 洋上で不慮の遭遇をした場合の行動基準 運用上の留意事項等に

0 月 22 日現在, 通帳紛失の総合口座記号番号 特定番号 A-B~C 担保定額貯金 4 件 ( 特定金額 A): 平成 15 年 1 月 ~ 平成 16 年 3 月 : 特定郵便局 A 預入が証明されている 調査結果の回答書 の原本の写しの請求と, 特定年月日 Aの 改姓届 ( 開示請求者本人

非常に長い期間, 苦痛に耐え続けた親族にとって, 納得のできる対応を日本政府にしてもらえるよう関係者には協力賜りたい ( その他は, 上記 (2) と同旨であるため省略する ) (4) 意見書 3 特定個人 Aの身元を明らかにすること及び親子関係の証明に当たっては財務省 総務省において, 生年月日の

1 本件審査請求について (1) 本件審査請求に係る開示請求は, 法に基づき, 処分庁に対し, 本件対象文書の開示を求めたもの ( 以下 本件開示請求 という ) である (2) 本件開示請求を受けて, 処分庁は, 本件対象文書を作成しておらず不存在として, 不開示決定 ( 原処分 ) を行った (

異議申立てしていますが, 協会 ( 原文ママ ) として黙認しています 本件に関しても, 諮問庁は国のトップなのだから, もっともっと労働問題に積極的に取り組み, 労基法厳守で, 場合により, 行政処分すべきである 警察なら, スピード違反すれば即行政処分されますが, 労基法では, 基本強い行政処分

の対象として 人事院事務総長引継書 を特定し, 同年 9 月 29 日付け行政文書開示決定通知書を審査請求人に送付した 2 審査請求人が主張する本件審査請求の趣旨及び理由審査請求人は, 事務引継書が1 名分しか存在しないという決定は不自然である, 他の職員についても事務引継書がなければ, 前任者から

く, 未支給年金受給権者の個人情報の開示を求めているとして, 法 12 条 自己を本人とする開示を請求することができる に当たらないため, 開示することはできないことを伝え, 取り下げの意思を確認した しかしながら, 異議申立人は, 不開示である旨の正式な回答がほしいとして, 開示請求を続けたもので

無い (3) 特定市が振興協会会長 Aと市教育委員会とで一体に推進した当該文化事業は事業の実施前と実施後のまちの変化における事業の効果について国への報告義務があり, 公正に適法に事業を行う責務の存在は当該文化事業の目標の1は中心市街地の賑わいの促進にあって中心市街地活性化ソフト事業であって公開されて

おいて開催されていた法の制度運営に関する検討会の報告 ( 平成 17 年 3 月 29 日 ) では, 法の運用に関する改善措置として, 理由付記に関して 特に, 文書不存在を理由とする不開示決定については, 例えば, 請求対象文書をそもそも作成 取得していない, 作成したが保存期間が経過したので廃

諮問庁 : 株式会社日本政策金融公庫諮問日 : 平成 28 年 2 月 8 日 ( 平成 28 年 ( 独個 ) 諮問第 3 号 ) 答申日 : 平成 28 年 4 月 27 日 ( 平成 28 年度 ( 独個 ) 答申第 1 号 ) 事件名 : 本人に関する融資審査の検討資料の不訂正決定に関する件

っている以上, 被面接者においてそもそも特別な対応策を採る必要はないといえる ウよって, 本件対象文書の不開示部分は法 5 条 6 号に該当しないといえる (2) 意見書 ( 添付資料省略 ) ア裁判官の場合, 新任判事補志望者カードの全部が開示されている ( 資料 1) ことからすれば, 検事に関

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として本件対象文書にかがみを加えたものを特定した 本件開示請求に対しては, 法 11 条に規定する開示決定等の期限の特例を適用し, まず, 平成 27 年 4 月 20 日付け防官文第 6779 号により, かがみについて開示決定を行った後, 同年 9 月 3 日付け防官文第 号により

ターの上司職員に隠匿 ( 隠滅 ) され送付がない為に, 法律に基づいた開示請求により送付をして頂きたいための開示請求であるが, 平成 19 年 10 月 22 日現在, 通帳紛失の郵便貯金 : 総合口座 特定番号 A ( 担保定額定期 : 枝番特定番号 B~Cを含む ):( 口座名義人 ) 開示請

消費者庁にも苦情相談を行い, 今にも消費者庁が動くであろうこと等を話し, 異議申立人に謝罪及びデータ削除を求めているとのことであった 当初監察部は, 異議申立人に謝罪に応じるよう促したが, 異議申立人が使用しているデータは, 登記事項証明書記載のデータと同一であり 法 を犯していないので謝罪には応じ

第 3 諮問庁の説明の要旨 1 本件事案の概要本件は, 審査請求人が平成 29 年 8 月 29 日付けで法人文書の開示請求を行ったことに対し, 同年 9 月 29 日付け千大総第 307 号により, 法人文書の一部を不開示とする開示決定等処分 ( 処分 1) を行ったところ, 審査請求が提起された

(1) 農林水産省の事務官である特定個人 Aが職務上作成した行政文書で公にできる行政文書は存在するはずであり, 公開しなければならない ( 諮問第 551 号 ) (2) 本来であれば, 開示できる文書が存在しない, 存否応答しない, 不存在と, 文書の性質によって, 処分内容が異なるはずである 特

ありどのような証言がなされたのか ( 請求人にとって虚偽と思われる証言が無いか等 ), また産業医が本人の意見を聞かずにどう判断し診療録に記載したのかを知る権利が請求人にはあると考える 3 請求人については, 特定理由等から特定機関等が千葉大学に対して診療録の開示を求める可能性もあり得るが, 千葉大

11総法不審第120号

理の手引 は, 開示の実施においては, 行政文書をありのまま開示する (23 枚目 ) として, 原則として加工はしない ( 同上 ) としている したがって本件対象文書の電磁的記録の開示に当たっては, 当該電磁的記録をそのままのデータ形式で開示すべきである また, 同様な趣旨で本件対象文書の電磁的

基づき, 平成 27 年 9 月 29 日付けで, 特定労働基準監督署( 以下 特定署 という ) へ特定日までに提出された特定事業場の就業規則, 就業規則届及び意見書 36 協定書, 同月 30 日付けで, 特定署に提出された特定事業場の36 協定書 3 年分 に係る開示請求を行った (2) 三重

り公表されないことが日米両政府間で合意されており, これを公にすることは, 米国との信頼関係が損なわれるおそれがあると認められることから, 法 5 条 3 号に該当するため不開示とする決定 ( 原処分 ) を行った (3) これに対し, 異議申立人は, 国土交通大臣に対して, 原処分の取消しを求めて

時効特例給付制度の概要 制度の概要 厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付に係る時効の特例等に関する法律 ( 平成 19 年 7 月 6 日施行 ) に基づき 年金記録の訂正がなされた上で年金が裁定された場合には 5 年で時効消滅する部分について 時効特例給付として給付を行うこととされた 法施行前

て本学が過去に公表した内容は除く ) 及び 3 当該事故に係る診療科, 機構への報告日その他報告内容に係る情報として事務担当者が加筆したメモ について全部開示を求める 少なくとも患者, 医師の個人情報に係らない部分については開示すべき そもそもこの報告書は同じような事故が起きないようにするために医師

問にさらされることはむしろあるべき姿であり, それによって一層公益の増進に資するともいえる 特に, 本件のような面接試験の場合には, 試験結果の開示が, 面接試験以外の事由で受験者を選抜したのではないことを示すといった効果もあり, 面接試験が適正に行われることを確保するに大きく資すると言える したが

子ファイルを紙に出力する際に, 当該ファイル形式では保存されている情報が印刷されない場合が起こり得る これと同様に当該ファイル形式を他のファイル形式に変換する場合にも, 変換先のファイル形式に情報が移行しない場合が設定等により技術的に起こり得るのである 本件対象文書が当初のファイル形式を変換して複写

厚生局受付番号 : 近畿 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 近畿 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論 請求者の A 社における厚生年金保険被保険者資格の取得年月日を昭和 63 年 2 月 26 日から同 年 2 月 16 日に訂正することが必要である 生年月日 :

Microsoft Word 答申件数表

情報公開に係る事務処理規則 ( 平 18 規則第 16 号平成 18 年 8 月 1 日 ) 改正平 19 規則第 52 号平成 19 年 9 月 21 日平 26 規則第 2 号平成 26 年 5 月 13 日平 26 規則第 22 号平成 27 年 3 月 31 日 第 1 章総則 ( 目的 )

横浜市情報公開・個人情報保護審査会答申

厚生局受付番号 : 近畿 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 近畿 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 社 ( 現在は B 社に合併 ) における厚生年金保険被保険者資格の喪失年月日を昭和 55 年 10 月 21 日から同年 11 月 21 日に訂正し

厚生局受付番号 : 近畿 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 近畿 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 社における平成 26 年 8 月 25 日及び同年 12 月 25 日の標準賞与額を 150 万円に訂正することが必要である 平成 26 年 8 月 2

厚生局受付番号 : 中国四国 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 中国四国 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 事業所における平成 27 年 7 月 10 日の標準賞与額を6 万 5,000 円に訂正することが必要である 平成 27 年 7 月 10 日の

( イ ) 私は, 平成 27 年 4 月 8 日の年機構発 2 号 保有個人情報の開示をしない旨の決定について ( 通知 ) を見て驚いている 書類があるのに開示しないのは, 非常に遺憾である 特定年金事務所が, 私の 保有個人情報の開示請求 を受付けないことで, 私は会社との民事裁判平成 23

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厚生局受付番号 : 四国 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 四国 ( 厚 ) 第 号 請求者の社会福祉法人 A 会 B 保育所における平成 20 年 6 月 21 日の標準賞与額を 127 万 1,000 円に訂正することが必要である 平成 20 年 6 月 2

件数表(神奈川)

件数表(神奈川)

第1 審査会の結論

04 件数表280205(東京)

標準例6

厚生局受付番号 : 東北 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 東北 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求期間 1について 当該期間のうち請求者のA 社における平成 21 年 9 月 1 日から平成 22 年 12 月 1 日までの期間の標準報酬月額を訂正することが

厚生局受付番号 : 北海道 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 北海道 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 事業所における平成 28 年 9 月 1 日から平成 29 年 9 月 1 日までの期間の標準報酬月額を訂正することが必要である 平成 28 年 9

301121答申件数表

達したときに消滅する旨を定めている ( 附則 10 条 ) (3) ア法 43 条 1 項は, 老齢厚生年金の額は, 被保険者であった全期間の平均標準報酬額の所定の割合に相当する額に被保険者期間の月数を乗じて算出された額とする旨を定めているところ, 男子であって昭和 16 年 4 月 2 日から同

11総法不審第120号

11総法不審第120号

厚生局受付番号 : 東北 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 東北 ( 国 ) 第 号 第 1 結論昭和 52 年 4 月から同年 8 月までの請求期間及び昭和 52 年 9 月から昭和 56 年 12 月までの請求期間については 国民年金保険料を納付した期間に訂

処分済み

(Microsoft Word - 06 \223\232\220\\\217\221\201i\214\210\222\350\201j.doc)

厚生局受付番号 : 近畿 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 近畿 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 社 B 支店における厚生年金保険被保険者資格の取得年月日を昭和 47 年 3 月 21 日 喪失年月日を同年 4 月 21 日とし 昭和 47 年 3

厚生局受付番号 : 東北 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 東北 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 社における厚生年金保険被保険者資格の喪失年月日を昭和 53 年 12 月 31 日から昭和 54 年 1 月 1 日に訂正し 昭和 53 年 12 月の

Microsoft Word - 別添2180704答申件数表

厚生局受付番号 : 九州 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 九州 ( 国 ) 第 号 第 1 結論昭和 50 年 4 月 30 日から昭和 51 年 4 月 1 日までの請求期間 昭和 51 年 4 月 1 日から昭和 53 年 4 月 1 日までの請求期間 昭

Microsoft Word 答申件数表.docx

沖縄厚生年金事案 440 第 1 委員会の結論申立人の申立期間のうち 申立期間 2に係る標準報酬月額は 事業主が社会保険事務所 ( 当時 ) に届け出た標準報酬月額であったと認められることから 当該期間の標準報酬月額を 28 万円に訂正することが必要である また 申立期間 3について 申立人は当該期

答申件数表(1月15日答申分)

ら退去を迫られやむを得ず転居したのであるから本件転居費用について保護費が支給されるべきであると主張して 本件処分の取消しを求めている 2 処分庁の主張 (1) 生活保護問答集について ( 平成 21 年 3 月 31 日厚生労働省社会援護局保護課長事務連絡 以下 問答集 という ) の問 13の2の

答申第203号(公表用)

270826答申について

山梨国民年金事案 201 第 1 委員会の結論申立人の昭和 41 年 4 月から同年 8 月までの期間 42 年 2 月から同年 10 月までの期間 48 年 1 月 49 年 4 月から同年 5 月までの期間 49 年 11 月及び 50 年 3 月の国民年金保険料については 納付していたものと認

Microsoft Word - 20年度(行情)答申第585号.doc

茨城厚生年金事案 2029 第 1 委員会の結論総務大臣から平成 24 年 10 月 10 日付けで行われた申立人の年金記録に係る苦情のあっせんについては 同日後に新たな事実が判明したことから 当該あっせんによらず 申立人のA 社における資格喪失日に係る記録を昭和 41 年 9 月 5 日に訂正し

厚生局受付番号 : 九州 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 九州 ( 厚 ) 第 号 請求者のA 社 B 支店における厚生年金保険被保険者資格の喪失年月日を昭和 44 年 4 月 21 日から同年 5 月 1 日に訂正し 昭和 44 年 4 月の標準報酬月額を2

控訴人は, 控訴人にも上記の退職改定をした上で平成 22 年 3 月分の特別老齢厚生年金を支給すべきであったと主張したが, 被控訴人は, 退職改定の要件として, 被保険者資格を喪失した日から起算して1か月を経過した時点で受給権者であることが必要であるところ, 控訴人は, 同年 月 日に65 歳に達し

11総法不審第120号

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山梨国民年金事案 275 第 1 委員会の結論申立人の昭和 47 年 6 月から 48 年 3 月までの期間の国民年金保険料については 還付されていないものと認められることから 還付についての記録を訂正することが必要である 1 申立人の氏名等氏名 : 男基礎年金番号 : 生年月日 : 昭和 25 年

厚生局受付番号 : 九州 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 九州 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論 請求期間について 請求者の A 社における厚生年金保険の標準報酬月額の訂正を認めることはできない 第 2 請求の要旨等 1 請求者の氏名等氏名 : 男基礎年金番号

厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律

1 審査会の結論 平成 28 年度市民税 県民税の賦課決定処分 に係る審査請求は棄却する べきであるとの審査庁の判断は妥当である 2 事案概要南区長 ( 以下 処分庁 という ) は 地方税法 ( 昭和 25 年法律第 226 号 以下 法 という ) 第 24 条及び第 294 条並びに横浜市市税

ア事業担当課長 ( 岐阜市上下水道事業部契約規程 ( 昭和 41 年水道部管理規程第 3 号 ) 第 4 条に規定する部長 ) は 工事請負契約約款第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 受注者に対して 期限を定め 当該下請契約を締結した具体的な理由を載した書面を求めるものとする ( 様式 1)

奈良厚生年金事案 1431 第 1 委員会の結論申立期間のうち 平成 21 年 12 月 26 日から 22 年 1 月 1 日までの期間について 申立人のA 事業所に係る被保険者記録は 資格取得日が 11 年 1 月 6 日 資格喪失日が 22 年 1 月 1 日とされ 当該期間のうち 21 年

厚生局受付番号 : 近畿 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 近畿 ( 国 ) 第 号 平成 3 年 4 月から平成 7 年 3 月までの請求期間については 国民年金保険料を納付した期間 に訂正することを認めることはできない 生年月日 : 昭和 27 年生住所 :

諮問庁 : 国土交通大臣諮問日 : 平成 30 年 9 月 26 日 ( 平成 30 年 ( 行情 ) 諮問第 424 号 ) 答申日 : 平成 31 年 3 月 29 日 ( 平成 30 年度 ( 行情 ) 答申第 554 号 ) 事件名 : 不動産鑑定士に対する懲戒処分について に係る決裁文書の

債務のうち所定の範囲内のものを当該事業主に代わって政府が弁済する旨規定する (2) 賃確法 7 条における上記 政令で定める事由 ( 立替払の事由 ) として 賃金の支払の確保等に関する法律施行令 ( 昭和 51 年政令第 169 号 以下 賃確令 という )2 条 1 項 4 号及び賃金の支払の確

第 1 号被保険者 資格取得の届出の受理 種別変更の届出の受理 資格喪失の承認申請 ( 任意脱退 ) の受理 資格喪失届出の受理 資格喪失の申出 第 1 号被保険者 任意加入被保険者 付加保険料の納付の申出の受理 付加保険料の納付しないことの申出の受理 に申請 届出または申出をした場合 被保険者 世

青森国民年金事案 697 第 1 委員会の結論申立人の昭和 51 年 9 月から 54 年 3 月までの国民年金保険料については 納付していたものと認めることはできない 第 2 申立の要旨等 1 申立人の氏名等氏名 : 男基礎年金番号 : 生年月日 : 昭和 25 年生住所 : 2 申立内容の要旨申

11総法不審第120号

記録問題における減額ケース等の取扱い

( 別紙 ) 答申 : 行文第 24 号 諮問 : 行文第 24-1 号 答申第 1 審査会の結論実施機関が行った本件不開示決定処分については適正であったと認める 第 2 諮問事案の概要 1 行政文書の開示請求異議申立人は 平成 24 年 5 月 7 日 奈良市長 ( 以下 実施機関 という ) に

監 事 監 査 規 程

がある 7 平成 28 年 3 月 28 日 処分庁は 同日付で審査請求人に対し 借入金収入 円の未申告により生じた保護費過払い分について 法第 78 条第 1 項の規定により費用徴収を行う決定を行い 同年 7 月 7 日 費用徴収決定通知書を審査請求人に手交した 8 審査請求人は 平成 28 年

返還の必要性を十分説明しており 手続は適法である 第 3 審理員意見書の要旨 1 結論本件審査請求には理由がないので 棄却されるべきである 2 理由 (1) 本件の争点は 本件保険が法第 4 条第 1 項に規定する 利用し得る資産 に該当するかどうかであるが その判断に当たっては 処分庁が判断の要素

11総法不審第120号

260401【厚生局宛て】施行通知

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48

警備の下にあり 仮に本件対象文書が開示されたとしても院内への不法な侵入及び院内での不法な活動は困難であり 犯罪の予防 鎮圧等に支障を及ぼすとは考えられず 合理性を欠いている したがって 本件対象文書は法第 5 条第 4 号には相当せず 規程第 4 条第 3 号に定める事務局不開示情報に該当しないこと

7 平成 28 年 10 月 3 日 処分庁は 法第 73 条の2 第 1 項及び条例第 43 条第 1 項の規定により 本件不動産の取得について審査請求人に対し 本件処分を行った 8 平成 28 年 11 月 25 日 審査請求人は 審査庁に対し 本件処分の取消しを求める審査請求を行った 第 4

釧路厚生年金事案 214 第 1 委員会の結論 申立人は 申立期間について 厚生年金保険被保険者として厚生年金保険 料を事業主により給与から控除されていたと認めることはできない 第 2 申立の要旨等 1 申立人の氏名等氏名 : 男基礎年金番号 : 生年月日 : 昭和 15 年生住所 : 2 申立内容

Transcription:

諮問庁 : 厚生労働大臣諮問日 : 平成 23 年 2 月 9 日 ( 平成 23 年 ( 行情 ) 諮問第 52 号 ) 答申日 : 平成 23 年 9 月 13 日 ( 平成 23 年度 ( 行情 ) 答申第 217 号 ) 事件名 : 障害状態確認届の診断書を期日までに提出せず障害基礎年金の支払が一時差止めとなった件数等に係る文書の不開示決定 ( 不存在 ) に関する件 答申書 第 1 審査会の結論別紙に掲げる文書 ( 以下 本件対象文書 という ) につき, これを保有していないとして不開示とした決定は, 妥当である 第 2 異議申立人の主張の要旨 1 異議申立ての趣旨本件異議申立ての趣旨は, 行政機関の保有する情報の公開に関する法律 ( 以下 法 という )3 条の規定に基づく本件対象文書の開示請求に対し, 平成 22 年 8 月 20 日付け厚生労働省発年 0820 第 2 号により厚生労働大臣 ( 以下 厚生労働大臣, 処分庁 又は 諮問庁 という ) が行った不開示決定 ( 以下 原処分 という ) について, その取消しを求めるというものである 2 異議申立ての理由異議申立人の主張する異議申立ての理由は, 異議申立書及び意見書の記載によると, おおむね以下のとおりである (1) 異議申立書開示請求文書は, 法令による作成義務があり保有している ア一時差止めを決定する権限者は, 年金局事業管理課長 ( 以下 事業管理課長 という ) である 本件の障害年金給付の支払の一時差止めを決定する権限委任者は, 事業管理課長である そうすると, 地方厚生局長ではないから, 全国の一時差止めに係るデータは, 事業管理課長に届けられている そして, 一時差止めの決定は, 事業管理課長が行っており, その決定は, 日本年金機構 ( 以下 年金機構 という ) の事務所に書面又は電磁的記録データが送信されている その文書及びデータが, 厚生労働省本省に存在する イ年金機構には決定権限がない 国民年金法 109 条の10の業務の範囲において, 同条 1 項 25 号には 同法 73 条の規定による年金給付の支払の一時差止めに係る 1

業務 とあるが, 当該支払の一時差止めに係る決定を除く と, されている すなわち, 決定に係る業務は, 事業管理課長である ウその決定に係る文書及びデータは存在する 事業管理課長の決定により, 年金機構は, 障害者の年金給付を一時差し止めるための電算処理をしている事実がある そして, その事実から, 差止めの文書及びデータが存在する エそれとも, 事業管理課長が, 差止めの決定をするや, 文書又はデータを削除, 破棄したのか それならば, 文書管理規程により, その破棄データが, 存在することから, その不開示説明を求める オ毎月ごとの年金支払いの処理データ毎月, 一時差止め及び解除の処理をしている その電磁的記録データが存在するはずである そのデータは, 略号, 記号化されており, 検索により, データ処理できるものである それとも, 厚生労働省本省では, 毎月, 障害者年金をいくら支払っているか分からないのか 年金局事業管理課では, 差止め金額が分からないのか カ月ごとの差止め件数がデータにある 届出がないとする記号がある その理由として, 支払を一時差止めとする記号がある (2) 意見書ア電算処理により差し止めている 障害年金差止めは, 年金機構の電算処理で差し止めている そして, 年金機構の地方事務センターで毎月集計され給付差止めの電算処理をし, 件数等のデータが作成されている また, 社会保険オンラインシステムにより, 諮問庁も共有している イ届出を提出期限までに提出できない差止め案件は多数計上されている ウ期限までに提出がなければ, 年金機構の地方事務センターが, 年金機構本部に電算処理で通知を行い, 年金機構本部が現況未確認による差止めの電算処理を行う ただし, 差止めの決定権限は, 年金機構にないことから, 諮問庁が主張するように, 年金機構が機械的に電算処理を行うことはできない エ障害年金給付の一時差止めを決定する権限委任者は, 事業管理課長である そして, そのデータは, 社会保険オンラインシステムで諮問庁の電算機に保有されている オ事業管理課長は, 毎月, 期限内に届けを提出しない差止め案件に決 2

裁を行う職務があり, 年金機構から集計表等の決裁書, 伺い書, りん議書等の文書又は電算処理のデータを保管, 保有しているはずである ただし, その決定を年金機構にさせているなら, 不開示とする理由に記載する必要がある カ年金局は, 月ごとの障害年金受給者数と支給額のデータを保有している 社会保険オンラインシステムによりデータは共有されており, 諮問庁は, 全国からの差止めを電算処理していることから保有するデータを開示できるものである キ諮問庁の理由説明書に 障害状態確認届の診断書を期日までに提出せず一時差止めとなった件数, 又はその年金額の統計資料等は作成されていないし, 作成する理由もない また, このことによって, 年金行政事務の遂行上, 何ら支障はないものである とある しかし, 差止めの件数, 金額, 原因を知っていれば, 他の年金受給者と同じように, 差し止めることなく, 法律の下に公正に平等に給付されていた 障害者にとって無理な期間設定をしておきながら, 年金行政事務の遂行上, 何ら支障はない と, 憲法の下ではとても言えるものではない 第 3 諮問庁の説明の要旨 1 諮問庁としての考え方本件異議申立てについて, 法 9 条 2 項の規定により不開示とした原処分は妥当であり, 本件異議申立ては棄却すべきものである 2 理由 (1) 障害基礎年金の支払いの一時差止めについて障害基礎年金の支払いの一時差止めについては, 障害基礎年金の受給権者であつて, その障害の程度の審査が必要であると認めて厚生労働大臣が指定したものは, 厚生労働大臣が指定した年において, 指定日までに, 指定日前一月以内に作成されたその障害の現状に関する医師又は歯科医師の診断書を機構に提出しなければならない ( 以下略 ) ( 国民年金法施行規則 36 条の4 第 1 項 ) とされており, この障害基礎年金の受給権者に係る障害の現状に関する届出 ( 以下 障害状態確認届 という ) が指定日までに, 年金機構に提出されない場合は, 国民年金法及び国民年金法施行規則 69 条の規定により, 障害基礎年金の支払いが一時差止めとなるものである なお, 当該一時差止めの手続は, 厚生労働大臣の権限として, 国が保有し年金機構が運用する社会保険オンラインシステムを介して, 機械的に行われるものである 3

(2) 当該一時差止めに関する情報について障害基礎年金等の基礎年金の支払いの一時差止めが行われた場合, 当該情報は, 国民年金法 14 条に規定する ( 社会保険オンラインシステム上の ) 国民年金原簿に, 日本年金機構法 38 条に規定する年金個人情報として, 受給権者の氏名, 生年月日, 住所及び基礎年金番号等と共に記録される 当該原簿は, 政府が管掌する国民年金事業を適正に運営するため, すなわち, 受給権者個人の年金支給状況を適切かつ事務的に把握するために作成されるものであり, 実際の事務においては, 年金が支払われないのはなぜか, 支払通知が届かないのはなぜか 等の受給権者個人等からの各種年金相談に対し, 受給権者個人等の実情に応じて適切に回答又は対応することに利用されているものである したがって, 障害状態確認届の診断書を期日までに提出せず一時差止めとなった件数, 又はその年金額の統計資料等は作成されていないし, 作成する理由もない また, このことによって, 年金行政事務の遂行上, 何ら支障はないものである 第 4 調査審議の経過当審査会は, 本件諮問事件について, 以下のとおり, 調査審議を行った 1 平成 23 年 2 月 9 日諮問の受理 2 同日諮問庁から理由説明書を収受 3 同年 3 月 10 日異議申立人から意見書を収受 4 同年 8 月 2 日審議 5 同年 9 月 9 日審議第 5 審査会の判断の理由 1 本件の争点について処分庁は, 本件対象文書を作成又は取得しておらず, 保有していないため, 不存在であるとして不開示とする原処分を行っており, 諮問庁も原処分を妥当としているので, 以下, 本件対象文書の保有の有無について検討する 2 本件対象文書の保有の有無について (1) 異議申立人は, 異議申立書において, 本件対象文書は, 法令による作成義務があり保有しているはずである旨主張する (2) 諮問庁は, 開示請求文書に該当する文書は, 作成されていない等と説明する (3) そこで, 国民年金制度に関する統計資料等について,1 法令に基づくもの及び2それ以外のものの2 類型の行政文書を対象に, 開示請求の対象となっている, 障害状態確認届の診断書を期日までに提出せず一時差止めとなった件数及び給付金額等に係る文書について, 当審査会の事務 4

局職員をして諮問庁に確認させたところ,1 法令に基づき厚生労働大臣が行う統計調査としては, 年金制度基礎調査, 公的年金加入状況等調査 及び 国民年金被保険者実態調査 があり, また,2それ以外の統計として 厚生年金保険 国民年金事業年報 があるものの, 開示請求文書に該当する文書は, いずれにも存在しないとのことであった (4) 当審査会において, 国民年金法, 同法施行規則等の関係法令を確認したところ, 障害状態確認届の診断書を期日までに提出せず一時差止めとなった件数及び給付金額等は, 統計調査を行うものとされている保険料の納付に関する実態その他の厚生労働省令で定める事項に含まれているとは認められなかった また, 当審査会において, 年金制度基礎調査, 公的年金加入状況等調査及び国民年金被保険者実態調査並びに厚生年金保険 国民年金事業年報の各統計表一覧を確認したところ, 本件対象文書に該当する行政文書の存在は, 認められなかった さらに, 厚生年金保険 国民年金事業年報の作成目的等について, 当審査会の事務局職員をして諮問庁に確認させたところ, 当該事業年報は, 政府が管掌する厚生年金保険, 国民年金の適用対策, 保険料収納対策や, 各制度の予算積算 財政検証の基礎資料等に資することを目的としており, 具体的には被保険者数, 保険料納付率, 受給者数, 平均年金額などを主として集計しているのであり, 一方, 年金受給者個人の差止めの情報は, こうした事項には当てはまらないことから, 集計していないと考えられるとのことであった (5) 上記 (3) 及び (4) を踏まえれば, 障害状態確認届の診断書を期日までに提出せず一時差止めとなった場合の情報は, 個別の年金相談時に, 他の年金個人情報とともに抽出できれば, 事務の遂行上支障はないものであって, その件数及び給付金額等の統計資料は作成されておらず, 作成する理由もないとの諮問庁の説明に不自然, 不合理な点は見当たらない (6) また, 当審査会の事務局職員をして諮問庁に文書探索について確認させたところ, 諮問庁は, 厚生労働省年金局及び年金機構における統計資料について, 内容を確認したが, 本件対象文書に該当する文書は見当たらなかったとのことであり, この探索方法が不十分であるとは言えない (7) 上記 (5) 及び (6) を踏まえれば, 本件対象文書を作成していない旨の諮問庁の説明は, 首肯でき, 厚生労働省において, 本件対象文書を保有しているとは認められない 3 異議申立人の主張について異議申立人は, その他種々主張するが, いずれも当審査会の上記判断を 5

左右するものではない 4 本件不開示決定の妥当性について以上のことから, 本件対象文書につき, これを保有していないとして不開示とした決定については, 厚生労働省において本件対象文書を保有しているとは認められず, 妥当であると判断した ( 第 3 部会 ) 委員名取はにわ, 委員大久保規子, 委員北沢義博 6

別紙 国民年金法 73 条の 受給権者が, 正当な理由がなくて, 同法 105 条 3 項の規程による届出をせず, 又は書類その他の物件を提出しないときは, 年金給付の支払を一時差し止めることができる ことに関し, 下記の文書 障害状態確認届の診断書を期日までに提出せず一時差止めとなった件数及び給付金額等の文書 ( 平成 19 年 1 月から平成 22 年 6 月 22 日までの4 2カ月間 ) 7