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Transcription:

( はじめに ) すべての問題文の条件設定において, 特に断りのない限り, 他に特殊な事情がないものとします また, 各問題の選択枝における条件設定は独立したものと考え, 同一問題内における他の選択枝には影響しないものとします 特に日時の指定のない限り,2015 年 5 月 1 日現在で施行されている法律等に基づいて解答しなさい PartⅠ X 社は, 誰もが閲覧することができ, ユーザーが自作のキャラクター画像を投稿できるインターネットサイト ( 以下 本サイト という ) を開設しようと考えている 問 1~ 問 2に答えなさい 問 1 X 社は, 投稿されたキャラクター画像を見た閲覧者によるコメントなどにより, 人気が出そうなキャラクターを, 商品化や広告に使用をしたい他の企業に紹介し, 紹介手数料を得ることを考えている この事案に関する,X 社の企画部部員甲と法務部部員乙の会話 (1)~(3) について,( イ ) 内在する課題 ( 問題点 ) があるかないか,( ロ ) その理由を検討しなさい なお, キャラクター画像の投稿者は著作者であり著作権者であるとする また, キャラクターの著作物性の論点については検討しなくてよい (1) 甲 著名なキャラクターを翻案したと思われるキャラクター画像が, 本サイトに投稿された場合は, わが社が著作権侵害に問われる可能性があるだろうか 乙 本サイトの利用規約に, 第三者の著作権を侵害するおそれのあるキャラクター画像を投稿してはいけないと明示してあれば, この規約について投稿者の同意を得ている以上, そのようなキャラクター画像が投稿された場合に, わが社が著作権侵害に問われる可能性はありません (2) 甲 投稿され人気となったキャラクターは企業, 分野, 業種を限定せずに他社に紹介したい 投稿規定には紹介することについて何も触れていないが, 紹介する際には, 投稿されたキャラクター画像が掲載された本サイトのURLを先方に送信して, 先方に自ら画面表示してもらえばよいかな 乙 商品化, 使用を想定してキャラクター画像をそのような方法で他社に紹介することは, 著作権の侵害となるので, 望ましくありません 1

(3) 甲 投稿されたキャラクター画像を他社に紹介する際に, 当該キャラクターに寄せられた閲覧者からのコメントも, キャラクターの評価やクチコミ資料として他社に提供してもよいだろうか 乙 利用規約に 投稿されたコメントは, 本サイトに掲載されるほか, コメントしたキャラクターの評価やクチコミとして当社以外の第三者に提供されます と明示されているほか, 投稿前に同内容の規約が再度表示され, ボタンを押して同意しないとコメントが投稿できないような仕組みになっています ですので, これによりコメントの使用の許諾を得たものとできますので, 他社へ紹介する際に, 投稿されたコメントを提示しても大丈夫です 問 2 Y 社は,X 社から紹介をうけ, 本サイトに投稿されたキャラクター画像 Aのキャラクター Bを Y 社商品の販促キャンペーンで使用したいと考えている そこで,X 社の広報部部員丙が企画書を作成することになった 丙の考え (1)~(3) について,( イ ) 内在する課題 ( 問題点 ) があるかないか,( ロ ) その理由を検討しなさい なお, キャラクター画像の投稿者は著作者であり著作権者であるとする (1) Y 社はキャラクター BをY 社商品のイメージキャラクターとして使用した後に, ぬいぐるみやキーホルダー等のキャラクターグッズを作成して配布したり販売したりするため, 著作権の譲渡を受けるものとした 投稿者とY 社間との契約案に 著作権等一切の権利はY 社に帰属する ことと 投稿者はY 社に著作者人格権を行使しないものとする ことを記載していれば大丈夫である (2) キャラクター Bは, 本サイト内では短くて覚えやすい愛称で呼ばれていたので, キャラクターグッズになったときも呼びやすい, その愛称を, そのままキャラクター Bの名前とすることにしよう (3) 投稿されたキャラクター画像 Aの著作権は, 投稿者とY 社との譲渡契約によりY 社に帰属するものであるので, 本サイト運営者のX 社との間で著作権法上の許諾契約や譲渡契約を締結する必要はない 2

PartⅡ 映像制作会社 X 社と,Y 社及びZ 社は, 小説作品 A を原作とする同名の映画の製作について, 契約を締結しようとしている 次の契約書案について,Y 社の法務部の部長と部下が会話をしている 問 3~ 問 5に答えなさい 共同製作契約書 ( 案 ) 株式会社 X( 以下 甲 という ),Y 株式会社 ( 以下 乙 という ), 及び株式会社 Z( 以下 丙 という ) は, 甲が企画し, 劇場上映を予定する長編映画 A ( 以下 本件映画 という ) の共同製 作に関し, 下記のとおり契約 ( 以下 本契約 という ) を締結する 記第 1 条 ( 目的 ) 本契約は, 甲が企画した本件映画について, 甲, 乙及び丙が共同製作し, 一致協力して広報宣伝活動にあたり, 劇場上映その他の管理運用を円滑かつ効率的に実現することを目的として締結されるものである 第 2 条 ( 原作使用許諾 ) 甲は, 乙及び丙に対し, 本件映画の原作者 ( 以下 本原作者 という ) から, 甲が本件映画製作に関する基本的な許諾を得ていることを保証する 第 3 条 ( 代表 ) 甲は, 本件映画事業に関する対外的な契約締結について, 甲, 乙及び丙を代表する 但し, 本契約当事者の一に利害対立を生じる事項については, 本契約当事者全員一致をもって決するものとする 第 4 条 ( 本件映画に関する事業 ) 1 本件映画に関して甲, 乙及び丙が共同して実施することを予定する事業は, 次の各号に定めるものとする 1 本件映画の製作 2 宣伝, 広告その他の観客動員 販売促進に関する事業 ( 以下 宣伝 動員促進事業 という ) 3 劇場における上映事業 ( 以下 劇場上映事業 という ) 2 本件映画に関して甲, 乙及び丙が共同して実施することを予定する前項に関連する事業は, 次の各号に定めるものとする ( 一括して, 以下 関連事業 という ) ( 略 ) 第 5 条 ( 事業費の拠出割合等 ) 1 本件映画の製作及び, 宣伝 動員促進事業の予算は, 次のとおり, 合計金 6 億 5000 万円 ( いずれも本契約当事者外第三者との取引において発生する消費税相当額を含むものとする ) とする 本件映画製作予算 宣伝 動員促進事業予算 金 5 億円 金 1 億 5000 万円 ( 次ページに続く ) 3

なお, 本件映画製作予算には, 本原作者その他の第三者が権利を有する著作物を使用する場合の使用許諾料, 印紙代及び映倫審査料等の諸経費などを含むものとする また, 甲は, 本件映画の音楽製作費を別途負担し, 原盤権を所有するものとする 2 甲, 乙及び丙は, 第 1 項に定める本件映画の製作及び, 宣伝 動員促進事業の予算を, 次の各号に定める割合をもって各自拠出するものとする 1 甲 : 20/100 2 乙 : 40/100 3 丙 : 40/100 3 甲, 乙及び丙は, 別紙 1 記載の期日及び支払方法に従って, 前項による各自の拠出金を支払うものとする 4 本件映画の製作及び, 宣伝 動員促進事業の予算は, 甲が管理するものとする 第 6 条 ( 製作費超過に対する措置 ) 1 本件映画の製作費が, 第 14 条に定める変更等を原因として, 又は甲の責に帰すべからざる事由により, 第 5 条第 1 項に定める予算を超過することが明らかとなったときは, 甲は乙及び丙に対し, 予めその旨を報告し, 甲, 乙及び丙は別途協議の上, 当該超過分を, 第 5 条第 2 項に定める各拠出割合に応じて分担するものとする 但し, その当該超過分に関しては, 第 21 条第 1 項に定める関連事業の収益のうち, 日本国内におけるビデオグラム化事業によって得た収益の分配金から充当するものとし, 同事業による収益で充当しきれなかった場合は, 甲, 乙及び丙は改めて協議の上, 他の関連事業の収益より充当するものとする 2 本件映画の製作費が, 前項に定める事由以外の事由により, 第 5 条第 1 項に定める予算を超過するときは, 甲は乙及び丙に対し, 当該超過分の分担を要求することができないものとする 第 7 条 ( 本件映画の形式 )( 略 ) 第 8 条 ( 本件映画に関する著作権等の帰属 ) 1 本件映画に関する著作権は, 甲, 乙及び丙の共有とし, 各自の共有持分割合は, 第 5 条第 2 項に定める各拠出割合に応ずるものとする 2 本件映画の原版の所有権は, 甲に帰属するものとする 但し, 甲は当該原版について, 第 4 条に定める事業に必要な措置一切につき協力するものとし, 当該事業の実施を妨げてはならない 3 本件映画に関する音楽 ( 既成楽曲を除く ) の著作権は, 甲が管理するものとし, 本契約当事者各自に帰属する当該音楽の著作権の持分比率等については, 甲を中心として, 甲, 乙及び丙で別途協議の上, 定めるものとする 第 9 条 ( タイトル表示 )( 略 ) 第 10 条 ( 製作担当, 完成予定及び素材の所有権 ) 1 甲は, 本件映画の製作を担当するものとし, 本件映画の完成予定期日は2016 年 6 月下旬を目途とする 但し, 天災地変, 悪疫流行, 法律命令, 中心スタッフ 出演者の傷病その他甲の責に帰すべからざる事由が生じたときには, 甲は乙及び丙に対し, 改めて完成予定期日を通知するものとする 2 本件映画の素材の所有権は, 甲に帰属する ( 次ページに続く ) 4

第 11 条 ( 予定スタッフ及び出演者 )( 略 ) 第 12 条 ( スタッフ及び出演者との契約締結 )( 略 ) 第 13 条 ( 制作上の遵守事項 )( 略 ) 第 14 条 ( 内容等の変更 ) 本件映画の内容, スタッフ及び出演者その他本件映画製作上の重要な事項について変更を生じるときには, 甲は乙及び丙に対し, 予めその旨を通知するとともに, 十分協議し, 乙及び丙の同意を得て, 甲において変更を実施するものとする 第 15 条 ( 原版の保管 )( 略 ) 第 16 条 ( 業務報告 )( 略 ) 第 17 条 ( 宣伝 動員促進事業の実施等 )( 略 ) 第 18 条 ( 劇場上映事業の実施等 )( 略 ) 第 19 条 ( 関連事業の実施 )( 略 ) 第 20 条 ( 劇場上映事業に基づく収益の配分 ) 1 劇場上映事業の実施により得た収益は, 第 5 条第 2 項に定める各拠出割合に応じて, 各当事者に配分されるものとする 2 本条にいう 収益 とは, 日本国内の劇場上映事業の実施により得た配給収入の製作側配分金 ( 以下 製作側配分金 という ) から, 劇場上映事業に関する甲の窓口経費及び第 25 条に定める著作権等処理費を控除した後の残金をいうものとする 但し, 第 6 条第 1 項に定める場合については, 同項の定めに従うものとする 3 甲の窓口経費は, 製作側配分金から製作費及び宣伝 動員促進事業費を控除した残金の10% とする 第 21 条 ( 関連事業に基づく収益の配分 ) 1 関連事業の実施により得た収益は, 第 5 条第 2 項に定める各拠出割合に応じて, 各当事者に配分されるものとする 2 本条にいう 収益 とは, 別紙 4 配分ベース欄に定めるところに従って算出される金額 ( 以下 収入 という) から, 関連事業に関する甲の窓口経費及び第 25 条に定める著作権等処理費を控除した後の残金をいうものとする また, 第 6 条第 1 項に定める場合については, 同項の定めに従うものとする 3 甲の窓口経費は, 次のとおりとする 国内収入の10% 海外収入の20% 第 22 条 ( 本原作者及び脚本家に対する許諾料 ) 1 乙及び丙は, 甲が本原作者及び脚本家に対し, 第 2 条に定める原作使用許諾及び第 12 条に定める脚本使用許諾の基本的対価として, 本件映画製作予算から基本許諾料を支払うことを承認する 2 乙及び丙は, 甲が本原作者及び脚本家に対し, 第 25 条に定める著作権等処理費の範囲内において, 原作及び脚本使用の追加報酬を支払うことを承認する ( 次ページに続く ) 5

第 23 条 ( スタッフ等の有する権利の承認 ) 甲, 乙及び丙は, 別紙 3 記載の主要スタッフ及び別紙 4 記載の主要出演者に対し, 追加報酬として, 収益の配分において第 24 条に定める配分金を受領する権利を有することを承認する 第 24 条 ( スタッフ等に対する配分金 ) 甲, 乙及び丙は, 第 23 条に基づき, 主要スタッフ及び主要出演者に対する追加報酬を, 第 25 条に定める著作権等処理費の範囲内において支払うことを承認する 第 25 条 ( 著作権等処理費 ) 1 著作権等処理費とは, 第 22 条第 2 項に定める本原作者及び脚本家に対する追加報酬並びに, 第 24 条に定める主要スタッフ及び主要出演者への追加報酬の総額をいうものとし, 次の各号の定めに従い算出されるものとする 1 第 20 条第 2 項における著作権等処理費は, 製作側配分金から製作費及び宣伝 動員促進事業費を控除した残金の10%( 本原作者 1.75%, 脚本家 1.75%, 主要スタッフ合計 2%, 主要出演者 4.5%) とする 2 第 21 条第 2 項における著作権等処理費は, 別紙 4 著作権等処理費欄にそれぞれ記載のとおりとし, 前号と同様に分配される 2 ( 略 ) 第 26 条 ( 収益の配分方法及び計算報告等 )( 略 ) 第 27 条 ( 許諾料率及び配分割合等の報告 )( 略 ) 第 28 条 ( 帳簿の閲覧 ) 1 乙及び丙は, 甲の営業時間内において, 劇場上映事業 関連事業に関する一切の資料及び会計帳簿, 伝票その他の書類を閲覧, 謄写することができるものとする 2 本契約当事者が前項に定める閲覧, 謄写を希望するときは, 甲に対し, 事前に閲覧, 謄写日時及び閲覧者の氏名, 役職等を通知するものとする 第 29 条 ( 第三者からの権利主張 )( 略 ) 第 30 条 ( 第三者による侵害 )( 略 ) 第 31 条 ( 譲渡禁止等 ) 甲, 乙及び丙は, 日本国の内外を問わず, 本契約上の地位の第三者への移転, 又は本契約から生じる権利を第三者に譲渡し, 担保に供し, その他の処分をしてはならない 第 32 条 ( 機密保持 )( 略 ) 第 33 条 ( 事業継続不能の場合の措置 )( 略 ) 第 34 条 ( 契約からの離脱 ) 1 甲, 乙及び丙において, 本契約に違背し, 相当期間を定めて履行若しくは是正を催告し, その期間内に履行若しくは是正がなされないときは, 他の当事者は, 当該当事者を本契約から離脱させ, 同時に損害賠償を請求することができる 2 甲, 乙及び丙において, 次の各号に定める事由の一があるときは, 他の当事者は, 催告等の手続なしで直ちに当該当事者を本契約から離脱させ, 同時に損害賠償を請求することができる 1 手形, 小切手取引において不渡処分その他の支払停止処分を受けたとき ( 次ページに続く ) 6

2 特別清算, 民事再生, 会社更生, 破産手続開始決定等の申立てを受けたとき 3 仮差押え, 強制執行, 担保権実行その他これらと同視すべき事由が発生したとき 第 35 条 ( 有効期間 ) 本契約は, 有効期間を定めないものとする 第 36 条 ( 準拠法, 合意管轄 ) 本契約は日本法を準拠法とし, 本契約に関する紛争については, 東京地方裁判所を第一審の合意管轄裁判所とする 第 37 条 ( 協議解決 )( 略 ) 以上のとおり, 本契約の成立を証するため, 本契約書 3 通を作成し, 甲, 乙及び丙各々記名押印の 上, 各自 1 通を保管する 2015 年 月 日 甲 京都府京都市 区 株式会社 X 代表取締役 乙 神奈川県横浜市 区 二丁目 3 番 4 号 Y 株式会社代表取締役 丙 福岡県福岡市 区 三丁目 4 番 5 号 株式会社 Z 代表取締役 別紙 1~4 ( 略 ) 問 3 本契約書に関する部長と部下の会話 (1)~(3) について,( イ ) 内在する課題 ( 問題点 ) があるかないか,( ロ ) その理由を検討しなさい (1) 部長 劇場公開の配給収入の製作側配分金が10 億円の場合 ( 製作費の超過はなく予算通り完成したとする ), わが社に配分される収益はいくらになるのか 部下 わが社の事業費拠出割合は40% で, 配分収益は拠出割合によるとされていますから,10 億円から, 製作費等の6 億 5000 万円を差し引いて,X 社の窓口経費 10% を控除した残金である3 億 1500 万円の40% にあたる1 億 2 600 万円です (2) 部長 主要出演者の出演料は全額製作費に含まれているのか 部下 はい, 全額製作費に含まれています 出演者は著作権法上実演家であり, ワンチャンス主義が適用されることによって, その後の利用について著作隣接権を行使されることはないので, 追加報酬を支払うことはありません (3) 部長 利益配分について疑問が生じた場合はどうするのか 部下 関係する一切の帳簿等を閲覧し謄写することができます 7

問 4 本契約書に関する部長と部下の会話 (1)~(3) について,( イ ) 内在する課題 ( 問題点 ) があるかないか,( ロ ) その理由を検討しなさい (1) 部長 全当事者合意の上での内容変更によって製作費が超過した場合のわが社の負担はどうなるのか 5000 万円超過したらどうなるのか 部下 拠出割合で負担することになりますので, 原則としてわが社負担分は2000 万円となります (2) 部長 Z 社は財務上の問題を抱えているという話があるが, 仮にZ 社が拠出金の一部を支払期日までに支払わないときはどうなるのか 部下 X 社とわが社は, 直ちにZ 社を債務不履行により本契約から離脱させることができます (3) 部長 X 社が本原作者への原作使用料を支払っていなかった場合, わが社は本原作者からどのような請求を受けるおそれがあるのか 部下 本原作者は直接わが社に未払い分を請求できるので, わが社の損失分担の割合つまり拠出割合である40% を超えて請求される可能性があります 問 5 本契約書に関する部長と部下の会話 (1)~(3) について,( イ ) 内在する課題 ( 問題点 ) があるかないか,( ロ ) その理由を検討しなさい (1) 部長 わが社は, 近々グループ内での再編が予定されているのだが, この契約書案のまま進めてよいのか 部下 単なる出資案件ですから, このままでよいと考えます (2) 部長 この契約書案では, 有効期間が定められていないが, よいのか 部下 有効期間, すなわち組合としての存続期間を定めないこと自体は可能ですが, そうすると各組合員は原則としていつでも脱退できることになり, 持分の払戻しを行わなければならなくなる可能性があります 例えば組合の財産たる本件映画の著作権存続期間中は有効といった定め方をすれば, 組合員の脱退はやむを得ない事情が存在する場合に限定されます (3) 部長 万が一紛争が生じた場合の裁判管轄には懸案はないのか 部下 東京地方裁判所を合意管轄裁判所としていて, わが社から近いところですので, 大丈夫です 問題は以上です 8

1 級実技 ( 筆記試験 ) 番号 正解 PartⅠ 問 1 (1) 内在する課題 ( 問題点 ) が ある (2) 内在する課題 ( 問題点 ) が ある (3) 内在する課題 ( 問題点 ) が ない 問 2 (1) 内在する課題 ( 問題点 ) が ある (2) 内在する課題 ( 問題点 ) が ある (3) 内在する課題 ( 問題点 ) が ない PartⅡ 問 3 (1) 内在する課題 ( 問題点 ) が ある (2) 内在する課題 ( 問題点 ) が ある (3) 内在する課題 ( 問題点 ) が ない 問 4 (1) 内在する課題 ( 問題点 ) が ない (2) 内在する課題 ( 問題点 ) が ある (3) 内在する課題 ( 問題点 ) が ある 問 5 (1) 内在する課題 ( 問題点 ) が ある (2) 内在する課題 ( 問題点 ) が ない (3) 内在する課題 ( 問題点 ) が ある