Symantec LiveUpdate Administrator 2.2 始めましょう
Symantec LiveUpdate Administrator 2.2 本書で説明するソフトウェアは 使用許諾契約に基づいて提供され その内容に同意する場合にのみ使用することができます Documentation version 2.0 商標登録 Copyright 2008 Symantec Corporation.All rights reserved. Symantec, the Symantec Logo は Symantec Corporation または関連会社の米国およびその他の国における商標または登録商標です その他の会社名 製品名は各社の商標または登録商標です このシマンテック製品には サードパーティ ( サードパーティプログラム ) の所有物であることを示す必要があるサードパーティソフトウェアが含まれている場合があります 一部のサードパーティプログラムは オープンソースまたはフリーソフトウェアライセンスで利用できます 本ソフトウェアに含まれる本使用許諾契約は オープンソースまたはフリーソフトウェアライセンスでお客様が有する権利または義務は変更されないものとします サードパーティプログラムについて詳しくは この文書のサードパーティの商標登録の付属資料 またはこのシマンテック製品に含まれる TPIP ReadMe File を参照してください 本書に記載されている製品は その使用 コピー 頒布 逆コンパイルおよびリバースエンジニアリングを制限するライセンスに基づいて頒布されています 本書のいかなる部分も Symantec Corporation およびそのライセンサーからの事前の文書による許諾を得ることなく いかなる方法によっても無断で複写 複製してはならないものとします 本書は 現状のまま 提供されるものであり Symantec Corporation は 商品価値を有すること お客様の特定の目的にかなうこと 権利を侵害していないことに対する暗黙的な保証を含む 明示的あるいは暗黙的な条件 表明 および保証すべてから免責されるものとします ただし これらの免責が法的に無効であるとされる場合を除きます SYMANTEC CORPORATION は 提供されるパフォーマンスまたは本書の使用に関連した付随的 または 結果的な損害に対して 一切責を負わないものとします 本書の内容は 事前の通知なく 変更される可能性があります ライセンス対象ソフトウェアおよび資料は FAR 12.212 の規定によって商業用コンピュータソフトウェアと見なされ FAR 52.227-19 Commercial Computer Software - Restricted Rights DFARS 227.7202 Rights in Commercial Computer Software or Commercial Computer Software Documentation その他の後継規則の規定により制限権利の対象となります 米国政府によるライセンス対象ソフトウェアおよび資料の使用 修正 複製のリリース 実演 表示 開示は 本使用許諾契約の条項に従ってのみ行われるものとします
始めましょう この文書では以下の項目について説明しています Symantec LiveUpdate Administrator について Symantec LiveUpdate Administrator の新機能 始めましょう インストールする前に Symantec LiveUpdate Administrator のシステムの必要条件 Symantec LiveUpdate Administrator のインストール インストール後のタスク Symantec LiveUpdate Administrator のアンインストール Symantec LiveUpdate Administrator について Symantec LiveUpdate Administrator は 配布センターと呼ばれる社内の複数の中央 LiveUpdate サーバー上でシマンテック社の更新を管理できるようにするための企業向け Web アプリケーションです Symantec LiveUpdate Administrator を使うと 更新を [ 更新の管理 ] フォルダにダウンロードした後で 実働配布サーバーに送信して LiveUpdate クライアントがダウンロードできるようにしたり テスト配布センターに発行して実働サーバーに送信する前に更新をテストしたりできます 更新はスケジュールに従ってダウンロードと配布ができるので 1 回設定すれば自動的に実行でき 保守が容易で信頼性が高いシステムを構築できます 必要に応じて 更新を手動でダウンロードして送信することもできます 図 1-1 は 一般的な LiveUpdate Administrator 環境を示しています
4 第 1 章始めましょう Symantec LiveUpdate Administrator の新機能 図 1-1 Symantec LiveUpdate Administrator 環境 シマンテック社の配布元サーバー Symantec LiveUpdate Administrator 実働配布センター 場所 1 2 3 テスト配布センター 場所 1 2 3 LiveUpdate クライアント シマンテック社の更新は 外部のシマンテック社のサイトから社内の Symantec LiveUpdate Administrator サーバーにダウンロードされます ここから 更新をすぐに実働配布センターに送信して LiveUpdate クライアントがダウンロードできるようにすることも テスト配布センターに送信して更新をテストすることもできます 更新がテストの必要条件に合格すると 前もって決定したスケジュールに従って実働センターに送信されます Symantec LiveUpdate Administrator の新機能 Symantec LiveUpdate Administrator には 次の新機能と拡張機能が含まれています 拡張性の改善 Symantec LiveUpdate Administrator は Symantec Endpoint Protection 11.x のコンテンツに合わせて 100 の配布センターの場所を管理できます これらの場所は 1 つの配布センター内に設定することも 複数の配布センターにわたって設定することもできます これにより 多数のリモートサイトを持つユーザーが 1 つの中心的な場所から更新を管理したり配布することができます ウイルス定義用に特定のプラットフォームを選択する機能 各サイトに必要な更新のみを配布することができます これによりオーバーヘッドが減りパフォーマンスが改善します
第 1 章始めましょう始めましょう 5 堅ろうな配布パフォーマンス 帯域幅調整 セキュリティコンテンツが シマンテック社の LiveUpdate サーバーに送信されるとすぐに 配布用に利用できることは重要です Symantec LiveUpdate Administrator は WAN および低速回線の環境に対しても改善された配布を提供します それは多数のリモートサイトを持つ組織でも同様に行われます 帯域幅調整機能は 高低両方の帯域ネットワークのある環境での配布を管理できるようにします 帯域幅調整はネットワークトラフィックの混雑を避けるために帯域幅の使用を最適化します 始めましょう このガイドでは Symantec LiveUpdate Administrator を簡単にすばやくインストールする方法と 製品の実行に必要な情報について説明しています このガイドを使用すると 次のタスクを実行できます Symantec LiveUpdate Administrator コンポーネットについて読む システムの必要条件を見直す 事前インストールを見直し 必要なタスクを実行する 製品をインストールする インストールの完了後 インストール後のタスクを見直す インストールする前に Symantec LiveUpdate Administrator をインストールする前に セットアッププログラムによってソフトウェアがどこにインストールされるかをよく理解しておいてください 完全な互換性を得るために LiveUpdate クライアントが正しいバージョンに更新されていることと 使用環境がシステムの必要条件を満たしていることを確認します インストールのデフォルトの場所は C: Program Files Symantec LiveUpdate Administrator です 表 1-1 は Symantec LiveUpdate Administrator のためにインストールされるコンポーネントを示しています 表 1-1 コンポーネント名 PostgreSQL DBMS データベース Symantec LiveUpdate のコンポーネント インストール場所 < インストールパス > pgsql < インストールパス > pgsql data
6 第 1 章始めましょう Symantec LiveUpdate Administrator のシステムの必要条件 コンポーネント名 Tomcat サーブレットエンジン LiveUpdate Administrator インストール場所 < インストールパス > tomcat < インストールパス > tomcat webapps lua Web アプリケーション [ 更新の管理 ] フォルダ Windows 2000 Windows 2003 Windows XP: <App_data_path> All Users Application Data Symantec LiveUpdate Administrator Downloads 例 )C: Documents and Settings All Users Application Data Symantec LiveUpdate Administrator Downloads Windows Vista および Windows 2008: <App_data_path> ProgramData Symantec LiveUpdate Administrator Downloads Symantec LiveUpdate Administrator のシステムの必要条件 日本語版のシステムの必要条件について詳しくは シマンテック社のテクニカルサポート Web サイトを参照してください メモ : Windows XP 64 はサポートされません シマンテックでは 配布センターの場所のホスト用に IIS または Apache のいずれかの使用を推奨します 追加情報は オペレーティングシステムの文書を参照してください Symantec LiveUpdate Administrator をインストールするには 管理者権限を持つパワーユーザーとしてログオンする必要があります 新しいローカルユーザーと新しいサービスを作成できる権限が必要です Symantec LiveUpdate Administrator ではデフォルトで次のポートが使われます 7070 7071 7072 Symantec LiveUpdate Administrator で使います Tomcat でシステム終了コマンドに使います このポートが閉じていても Symantec LiveUpdate Administrator は機能しますが Tomcat によるシステム終了操作は機能しません PostgreSQL データベースで使います
第 1 章始めましょう Symantec LiveUpdate Administrator のインストール 7 Symantec LiveUpdate Administrator のインストール時にこれらのポートが他のアプリケーションによって使われている場合は Symantec LiveUpdate Administrator で使える代わりのポート番号の入力を要求するメッセージが表示されます Symantec LiveUpdate Administrator システムから送信される IP パケットに対してファイアウォールが有効になっている場合は HTTP(80) HTTPS(443) FTP(23) などの送信先 IP ポートの通信を許可する必要があります Symantec LiveUpdate Administrator は これらのポートを使って配布センターと通信します インストールに Terminal Service を使うと 問題が発生する可能性があります Symantec LiveUpdate Administrator は コンソールから直接インストールしてください メモ : MSVCR71.DLL が C: Windows system32 フォルダにあることを確認してください このファイルがない場合 C: Program Files Java jdk1.6.0_0x bin からコピーすることができます このファイルが system32 フォルダにないと Tomcat サービスはロードされません Symantec LiveUpdate Administrator のインストール Symantec LiveUpdate Administrator(setup.exe) をインストールすると Apache Tomcat 5.5 と PostgreSQL データベース 8.2.9 の各アプリケーションもインストールされます Symantec LiveUpdate Administrator 向けの LUA Apache Tomcat と LUA PostgreSQL のサービスは インストールが完了するとすぐに Symantec LiveUpdate Administrator を使えるようにするためにインストールされ 起動します どちらのサービスも自動的に実行するように設定されています AutoRun が有効になっている場合は セットアッププログラムが自動的に実行されます セットアッププログラムが自動的に実行されない場合は CD のルートフォルダにある setup.exe を検索して実行してください Symantec LiveUpdate Administrator をインストールするには 1 setup.exe を実行し 画面の指示に従って操作します 2 JRE がまだインストールされていないことが検出された場合は JRE をダウンロードしてインストールするように要求するメッセージが表示されます JRE のインストールは LiveUpdate Administrator のインストーラでは制御されません JRE をインストールすると LiveUpdate Administrator をインストールできるようになります JRE は LUA_CD の Support フォルダからインストールするか http://java.sun.com/ からダウンロードできます 3 [ インストール先のフォルダ ] ウィンドウで 次のいずれかの操作をします インストールファイルフォルダおよび更新のダウンロード先フォルダのデフォルトの場所を選択するには [ 次へ ] をクリックします
8 第 1 章始めましょう Symantec LiveUpdate Administrator のインストール インストールファイルフォルダまたは [ 更新の管理 ] フォルダの場所を変更するには [ 変更 ] をクリックします インストールフォルダのデフォルトの場所は C: Program Files Symantec LiveUpdate Administrator です このフォルダには Tomcat PostgreSQL データベース LiveUpdate Administrator のファイル 各マニュアルがインストールされます デフォルトの [ 更新の管理 ] フォルダは Windows 2000 Windows 2003 Windows XP の場合 C: Documents and Settings All Users Application Data Symantec LiveUpdate Administrator Downloads です Windows Vista Windows 2008 の場合 デフォルトの場所は C: ProgramData Symantec LiveUpdate Administrator Downloads です インストール後にこの場所を変更することはできません 4 Symantec Administrator のユーザーセットアップウィンドウで ユーザー名 パスワード パスワードの確認 電子メールアドレスを入力してから [ 次へ ] をクリックします 5 [ インストール ] をクリックします デフォルトポートの一部またはすべてが現在使われている場合は メッセージが表示されます この場合は LiveUpdate Administrator で使う代わりのポートを指定できます これらのデフォルトポートを使うプログラムを停止した後は LiveUpdate Administrator のサービスを再起動する必要があります デフォルト以外のポートを使う場合は サービスを停止する必要はありません 6 インストールが完了したら [ 完了 ] をクリックします LiveUpdate Administrator の実行 LiveUpdate Administrator のセットアッププログラムによって プログラムメニューにある [Symantec LiveUpdate Administrator] の下に [LiveUpdate Administrator] のショートカットが追加されます インストール後はデスクトップにもショートカットが追加されます LiveUpdate Administrator を Internet Explorer バージョン 6.0 を使用する Windows 2003 にインストールした場合 信頼できるサイトのリストに LiveUpdate Administrator の URL を追加する必要があります LiveUpdate Administrator を実行するには 1 次のいずれかの操作をします スタートメニューで [ プログラム ] [Symantec LiveUpdate Administrator] の順に選択してから [LiveUpdate Administrator] をクリックします
第 1 章始めましょう Symantec LiveUpdate Administrator のインストール 9 デスクトップの [LiveUpdate Administrator] アイコンをダブルクリックします 2 [Symantec LiveUpdate Administrator] ウィンドウで ユーザー名とパスワードを入力し [ ログオン ] をクリックします パスワードを忘れた場合は インストール時に指定した電子メールアドレスに仮パスワードを送信するように要求できます この仮パスワードを使って LiveUpdate Administrator にサインインしてください サインインの後で パスワードのリセットを要求するメッセージが表示されます 安全のために 仮パスワードは限られた時間のみ有効です メモ : LiveUpdate Administrator のユーザーインターフェースは 画面の解像度 1024 x 768 を使用すると最もきれいに表示されます Symantec LiveUpdate Administrator にアクセスするためのリモート接続の使い方 Symantec LiveUpdate Administrator(LUA) コンピュータにリモートで接続することができます 接続には次のコマンド構造を使います http://<lua がインストールされたコンピュータのホスト名 >:7070/lua または http://<lua がインストールされたコンピュータの IP アドレス >:7070/lua インストール時にデフォルトと異なるポート番号を指定した場合は 7070 の代わりにそのポート番号を指定してください Symantec LiveUpdate Administrator による更新の管理 Symantec LiveUpdate Administrator を使って 使用環境で使われるシマンテック製品のリストの作成 更新をダウンロードする配布元サーバーの指定 ( 省略可能 ) ダウンロードセンターと配布センターの作成などができます ダウンロードと配布を自動的に行うために更新のスケジュールを設定することもできます ダウンロードする更新の種類や 配布前にテストする必要があるかどうかなどを定義できます 図 1-2 は LiveUpdate Administrator のホームページを示しています ここでは LiveUpdate Administrator の設定と管理を行うためのオプションにアクセスできます
10 第 1 章始めましょう Symantec LiveUpdate Administrator のインストール 図 1-2 LiveUpdate Administrator ホームページ 設定スケジュール設定更新管理ユーザー管理 最近の活動 現在のイベント Symantec LiveUpdate Administrator では次のアイコンにより すべての更新にダウンロードと配布のスケジュールが設定されているかを確認できるようにしたり 追加の情報があるときにそれを示したりすることができます 項目に関する詳しい情報が表示されます [ マイシマンテック製品 ] リストのすべての製品が 配布 ダウンロードのスケジュール センターの適用範囲にあることを示します [ マイシマンテック製品 ] リストの一部の製品が 配布 ダウンロードのスケジュール センターの適用範囲にあることを示します [ マイシマンテック製品 ] リストのどの製品も 配布とダウンロードのスケジュールとセンターの適用範囲にないことを示します
第 1 章始めましょうインストール後のタスク 11 インストール後のタスク インストール後は 次のタスクを実行する必要があります 更新をダウンロードする製品の追加製品を [ マイシマンテック製品 ] リストに追加するには [ 設定 ] タブをクリックし [ マイシマンテック製品 ] ウィンドウで [ 新規の製品の追加 ] をクリックします 配布元サーバーの設定 ( 省略可能 ) デフォルトでは 更新は http://liveupdate.symantecliveupdate.com にあるシマンテック社の LiveUpdate サーバーの 1 つからダウンロードされます ただし クライアントが更新をダウンロードできる 1 つ以上のローカルサーバーを特定して設定し エラーが起きた場合に使えるサーバーを指定できます 新しい配布元サーバーを追加するには [ 設定 ] タブをクリックし [ 配布元サーバー ] をクリックしてから [ 追加 ] をクリックします 更新の配布に使う配布センターの設定デフォルトでは LiveUpdate Administrator のインストール中にテスト配布センターと実働配布センターという 2 つの配布センターが作成されます 更新のテストが完了すると 成功 のマークを付けることができ 前もって決定したスケジュールを使って実働配布センターに送信できます 配布センターに関連付けされた製品のリストを作成できます 配布センターのすべての場所が リストに設定された製品の製品更新と同期します たとえば お使いのすべてのシマンテック製品のウイルス定義のみをダウンロードする場合は 製品を選択してからウイルス定義コンポーネントを指定できます Windows LiveUpdate クライアントが配布センターから更新をダウンロードするために使うクライアント設定ホストファイル (Settings.Hosts.LiveUpdate) または Java LiveUpdate クライアントが使う liveupdt.hst ファイルのエクスポートホストファイルを生成するには [ 設定 ] タブで [ クライアント設定 ] をクリックしてから LiveUpdate クライアントが使う配布センターを選択します [Window 設定のエクスポート ] をクリックして Settings.Host.LiveUpdate ファイルをエクスポートするか または [Java 設定のエクスポート ] をクリックして Java LiveUpdate クライアントファイルを作成します 次に このファイルを LiveUpdate クライアントコンピュータ上の Program Files Symantec LiveUpdate ディレクトリにコピーします LiveUpdate クライアントが実行されると ダウンロードする更新の場所に関する情報がホストファイルを使って検索されます 管理タスクを実行する方法について詳しくは Symantec LiveUpdate Administrator User's Guide を参照してください
12 第 1 章始めましょう Symantec LiveUpdate Administrator のアンインストール Symantec LiveUpdate Administrator のアンインストール Symantec LiveUpdate Administrator はコントロールパネルの [ アプリケーションの追加と削除 ] または [ プログラムの追加と削除 ] を使ってアンインストールできます