Title 重症熱傷と肝臓障害 : 剖検例ならびに動物実験例より Author(s) 平山, 峻 ; 林, 道義 ; 野崎, 幹弘 Journal 東京女子医科大学雑誌, 50(2):154-162, 1980 URL http://hdl.handle.net/10470/4033 Twinkle:Tokyo Women's Medical University - http://ir.twmu.ac.jp/dspace/
44 写真5 3度 30 熱傷 輸液群 1時間日の状態 Si Sinuso五dal lining celi 類洞の軽度拡張 細胞質の顯粒状変性が認められ M Mitchondria る 200 PAM染色 写真7 3度 30 熱傷 非輸液群 1時間後の状 態 肝細胞索を示しsinusoidal lining cellの腫 大 基底層の膨化 ミトコンドリアの膨大を示す 4 500 酷酸ウラン水酸化鉛染色 写真6 3度 30 熱傷 輸液群 3日後の状態 類洞の拡張 中心静脈の拡張 中心帯を中心とし た核の濃縮 細胞質の願粒状 水腫様変性が認め られる 200 Azan染色 M Mitochondria N Nucleus みられ 細胞質には空胞変性 穎粒状変性および 水腫様変性が比較的軽度に認められた 写真6 rer Rough surfaced endoplasmic reticulum 2 電子顕微鏡学的観察結果 写真8 3度 30 熱傷 非輸液群3日後の状態 非輸液群 受傷1時間後から すでに粗面小胞 肝細胞索周辺部の細胞小器管の乱れが著しく ミ トコンドリアの膨化 粗面 滑面小胞体の消失が みられる 4 500 錯酸ウラン水酸化鉛染色 体 RNA綴織の減少ないし消失が現われ 粗面 小胞体の拡大 細胞内空胞変性が軽度に見られ た またディッセ腔の拡張 細胞間間隙の軽度の 滑面小胞体の消失などの所見がみられた 写真 解離がみられた 写真7 8 受傷6時間後難では 肝細胞ミトコンドリアの 受傷7日口では 電子密度の高い円形の被膜が 軽度の膨化 ミトコンドリア稜の消失 グリコー 不明瞭なりソゾーム様構造を散在性に認め RNA ゲン野のグリコーゲンの消失が認められた 穎粒は消失していた 受傷3日目では 肝細胞索周辺の細胞内小器官 次ぎに輸液群では 早期においては細胞内小器 の乱れが著しく ミトコンドリアの膨化 粗面 管の変性ないし消失はきわめて少なく 粗面小胞 一158一