中国銅企業の動向 銅陵有色と江西銅業 金属企画調査部 調査課 専門調査員 渡邉 美和 銅 鉛 亜鉛などのベースメタルで 中国は世界に占めるシェアを拡大している その中国の動向を支えたのが経 済の成長である 2008年の北京オリンピック 2010年の上海万国博覧会の開催などを通じ 2008年のリーマンショッ クも他国に先駆けて克服し 最近に至り成長の増加率が伸び悩んでいるものの 自動車製造販売などが好調を続けて 久しい 本稿では こうした状況下で中国の銅産業について概観する 特に 銅生産の2大企業である銅陵有色金属集団股 份有限公司 銅陵有色 と江西銅業股份有限公司 江西銅業 について 生産拡大の経緯と企業構造について振り返る この2社は それぞれ 銅地金生産量がほぼ100万tに達し 1企業で日本の年間総需要に迫る生産量を誇っているの である 併せて近い将来の生産見通しまで言及する 中 なお 本稿は 2012年3月26日に行われたJOGMEC主催の平成23年度 第12回 金属資源関連成果発表会での発表 国銅企業の動向 を基に 2011年度実績等からデータを更新し加筆したものである 1. 世界に占める中国の銅の生産と消費 1-1. 世界の銅地金生産量と中国 世界の銅地金生産量と中国のシェアの2001年から 2011年の推移を図1-1に示す 2011年の生産量は19,779 千tで2001年と比較すると4,103千t 26.2 増加し た この間 中国の生産量は2001年の1,523千tから 2011年には5,197千tに達し その間3,674t増加し 増 加率は 241.2 にも達する 世界の増加分の殆どを 中国が占めたといっても過言ではない 世界に占める中国の割合は増加一方の姿を見せてい る 特に21世紀になってからの成長は著しく 2006年 にはチリに代わって首位に躍り出た さらに それ以 降もチリとの差を拡大させている 中国のシェアも 2001年には9.7 だったものが 2002年には2桁の10 を 超 え そ し て2011年 に は26.3 に 上 昇 し て いる にやや緩和したかと思えたシェアの増加も 再 び高い伸びを取り戻し まだ天井を打つ様を見せてい ない WBMSのデータに基づき作成 図1-1. 世界の銅地金生産量と中国のシェア 25 121 はじめに
26 1-2. 世界の銅地金消費量と中国 -,,.,,,.,,... 2. 中国の主な銅製錬企業 図 1-2. 世界の銅地金消費量と中国のシェア (WBMS のデータに基づき作成 ) (122)
表1. 中国の主な銅製錬企業の銅地金生産量推移 単位 千t 2003年 2004年 2005年 2006年 2008年 2009年 2010年 2011年 303.2 337.3 371.0 447.8 544.8 623.5 約650 718.6 813.6 854.4 江西銅業 217.4 231.6 343.1 415.0 421.6 443.4 553.6 702 802 900 940 雲南銅業 171.3 185.1 187.1 225.0 322.5 360.1 451.8 379.3 286.7 326.4 380.2 大冶有色 104.2 122.3 118.8 148.0 177.4 203.8 250.3 360 314.3 金川有色 41.9 68.0 102.8 131.0 161.0 205.4 243.9 289.9 367.1 360 520 白銀有色 64.0 60.2 62.0 63.0 77.5 75.8 71.3 烟台鵬暉 61.9 72.3 107.2 東営方円 75 140.4 180.3 寧波金田 41.5 100 122.1 134.6 山東金升 96.6 94.8 祥光銅業 中国計 生産の内再生 消費 11.0 1,523.3 1,632.5 1,836.3 2,035.1 2,583.4 3,003.2 3,499.4 3,794.6 4,051.3 4,540.3 5,196.9 300 380 430 580 750 1,020 1,136 1,196 1,300 1,620 1,811.3 2,307.3 2,736.9 3,083.7 3,200.3 3,639.1 3,613.8 4,863.4 5,148.9 7,085.8 7,385.4 7,914.6 出典 まで 銅的市場分布 夢想基金 2010.11 2009年 三大銅業巨頭誰更具投資价値 証券時報2010.7.9 2009年金川は 購買澳洲鉱業股権祥光銅業拡大躍進 21世紀経済報道2010.3.18 2008年は各社web 業績報告 金川は 2011年第一期中期票募集説明書 2010年は各上場企業業績報告書 大冶は公司債券評級報告2011.7 金川は 2011年第一期中期票募集説明書 の1 9月を単純年換算 2011年は各上場企業業績報告書 銅陵の2012年計画量は1,020千t 江西2011年は1,050千tという値もあり 銅業資訊2012年2月 生産と消費の計はWBMS Refined Production Consumption 再生はICSG のSecondary 注記 銅陵には金隆 張家港を含み 江西 雲南はそれぞれ江西銅業股份 雲南銅業股份の値 表1から分かることは以下のとおりである ①江西銅業と銅陵有色の消費量増大に比例した生産 量の増加 ②かつての大手企業の一角を占めていた雲南銅業 大冶有色 白銀有色の相対的地位低下 ③ニッケルが本業である金川有色の銅生産量の増加 ④再生銅主体の民営企業である寧波金田などの最近 の抬頭 表1のデータを用いたグラフを図2-1と2-2に示す 上位2社 首位と2位の変動はあるにせよ銅陵有色と 江西銅業 の占めるシェアは 前述したように あま り変化していない 同様に上位3社 上位2社に加えて 主に雲南銅業 最近は金川有色 のシェアを見ても安 定的な推移をしている このことは 消費量の増大に 対して大企業の寡占化が進行したのではなく 大企業 間での対応力の差異による淘汰と 新規参入企業への 認可とが投資が適切に行われた結果と見られる 図 2-2の銅地金生産量に占める再生銅地金のシェアが右 上がりに増加していることからも裏付けられる 図2-1. 中国の銅地金生産量と企業シェア 27 123 2002年 242.6 2001年 銅陵有色
図2-2. 中国の再生銅地金生産量のシェア 3. 銅陵有色と江西銅業 3-1. 安徽省と江西省の特徴 銅陵有色はその本拠地を安徽省に置いている 江西 銅業は江西省の企業である 両省の中国の省区での位 置付けを表2にまとめた 図3には銅陵有色と江西銅業 の主な事業部門の所在地を示している 表2から分かることは 色々な指標から見て 両省 とも特に大きな特徴を示さないことである いわば平 均的な省である ともに伝統的な景勝の地としても知 られ かつては安徽省は文具産業 江西省は窯業が栄 えていた だが これも共に近代工業化をうまくキャ ッチアップできず 華南の農業地帯にあって知名度の 低い平均的省区となってきた それだけに 世界に冠たる銅産業は両省にとっても 重要な産業となっている 表2. 安徽省と江西省の中国内省区の位置づけ 人口 面積 人口密度 GDP 一次産業 二次産業 三次産業 穀物収穫量 採鉱業 自動車生産 万人 万km2 人/km2 万t 万社 万台 順位 8 22 9 14 9 13 16 5 14 8 安徽省 数値 6,135 13.96 439 12,359 1,729 6,437 4,194 2,911 0.31 118.9 4.7 1.5 3.1 4.3 2.9 2.4 5.9 3.0 6.5 注 省区数は31なので単純シェアは1/31 3.21 順位 13 18 16 19 15 18 21 11 12 15 江西省 数値 4,400 16.69 264 9,451 1,207 5,123 3,121 1,870 0.41 37.3 3.4 1.7 2.4 3.0 2.3 1.8 3.8 3.9 2.0 一位省区 名称 数値 広東 9,544 新疆 165 上海 2,997 広東 46,013 山東 3,588 広東 23,015 広東 20,712 河南 5,207 河北 0.86 上海 169.9 最下位省区 名称 数値 西蔵 287 上海 0.63 西蔵 2 西蔵 507 西蔵 69 西蔵 164 西蔵 275 青海 57 上海 西蔵他 出典 2011年中国統計年鑑ほか 3-2. 銅陵有色と江西銅業の発展略史 安徽省に位置する銅陵有色と江西省に本拠地を置く 江西銅業の略史をそれぞれ 表3-1 -2に掲げる と もに10世紀以前から何らかの形で銅の採掘がはじまっ ていた古い銅鉱業地域であったことがわかる もともとの 銅陵 という地名からも銅と因縁浅から ぬことが推察できるが 銅陵有色の鉱山は第二次世界 大戦前から近代的採掘がはじまっている なお 表中 の 斉 は中国の南北朝時代 隋の前 の南朝の斉のこと である 1980 90年代の国有国営企業改革を経て 2000年に安徽省管轄に移行し 国が直接に保有する中 央企業ではなく 省が企業を保有する地方国有企業と なっている なお 国有の 有 は企業を保有する意で あり 営 は企業を経営する意 一方 江西銅業もその歴史は唐 宋に る だが 図3. 江西銅業と銅陵有色の主な事業部門所在地 28 124
480年頃 斉 正式に銅採掘精錬機構を設置 1940年 日本資本の華中鉱業公司 銅陵に銅官山鉱山設立 1945年 国民党軍 接収 1949年 銅官山銅鉱山の再建決定 1952年 再生産開始 銅官山鉱務局 1958年 安徽省下の銅官山有色金属公司成立 1962年 冶金部に属す 1965年 冶金部下で銅陵有色金属公司に改称 1985年 有色金属総公司に属す 1995年 銅陵有色金属 集団 公司に改組 1998年 国家有色金属工業局の傘下に再編 2000年 安徽省管轄に移管 2006年 銅陵有色金属集団控股有限公司成立 改組 唐 宋年間 徳興で銅採掘始まる 1956年 探査により大型斑岩銅鉱床発見 1958年 徳興銅鉱山設立 1979年 江西銅業集団公司成立 1982年 貴渓冶煉廠完成 1997年 江西銅業集団公司控股などが江西銅業股份有 限公司を成立させる 3-3. 銅陵有色と江西銅業の機構 3-3-1. 銅陵有色の機構図 銅陵有色金属集団股份有限公司を中心とした機構組 織図を図4-1に示す なお 股份有限公司 は 株式会 社 控股 有 限 公 司 は 持 ち 株 会 社 Holding Company の意である 上場している場合は経営状況 の開示が必要とされるが 上場されていない場合はか ならずしも必要ではない 銅陵有色金属集団股份有限公司の支配企業はその 51.83 の株式を所有している銅陵有色金属集団控股 有限公司で それを支配しているのは安徽省の国有資 産管理委員会である 銅陵有色金属集団股份有限公司 の下には分公司 100 子公司 資本参加企業などが 配され 集団 グループ を構成している 主に銅を中 心とした鉱山 製精錬 加工企業と販売貿易などから 集団が成り立っていることが銅陵有色の特徴であると もいえる 出典 2011年決算報告書による 子会社等は連結対象 図4-1. 銅陵有色の機構組織 29 125 表3-1. 銅陵有色の略史 表3-2. 江西銅業の略史 その鉱山が注目されたのは銅陵有色に比べるとごく最 近である 表には示されていないが 銅陵有色と同様 に 国家有色金属企業管理総局 中国有色総公司 中 国銅鉛亜鉛集団などに下属する国有企業から 江西省 に管轄が移され 江西省傘下の国有企業となっている 早くも 1997年には香港上場の股份公司 株式会社 を 発足させている なお 略史の出典は共に当該公司 Webである
3-3-2. 江西銅業の機構図 江西銅業股份有限公司を中心とした機構組織図を図 4-2に示す 控股 有限 公司 とは明示されていない が 江西銅業集団公司が持ち株会社 Holding Company であり 江西銅業股份有限公司が上場されている株式 会社組織である 銅陵有色と同様 江西省の国有資産管理委員会が江 西銅業集団公司の100 を支配している 江西銅業股 份有限公司の下に直属分公司や100 子会社や資本参 加企業が並んでいる構図は銅陵と同様であるが 連結 対象となっている企業数の多さ 扱い鉱種や加工品目 が銅陵と比べてより広いと見られることが江西銅業の 特徴であるといえる 出典 2011年決算報告書による 子会社等は連結対象 図4-2. 江西銅業の機構組織 30 126
円に換算してみると 2011年末のレートを12.2円/元と す る 銅 陵 有 色 の2011年 売 上 高 と 営 業 利 益 額 は 863,040百万円 21,094百万円 江西銅業の2011年売上 高 と 営 業 利 益 額 は そ れ ぞ れ 1,435,220 百 万 円 94,025百万円という 1兆円企業とそれに近い企業で ある 売上高 営業利益 営利率 税引前 利益 純利益 人員 人 37,038 5,071 1,547 212 4.2 1,555 213 1,272 174 銅陵有色金属集団股份有限公司 2008年 2009年 2010年 2011年 37,342 30,755 52,450 70,741 5,464 4,504 7,919 11,227 832 788 1,047 1,729 122 115 158 274 2.2 2.6 2.0 2.4 841 834 1,232 1,866 123 122 186 296 639 717 1,015 1,534 93 105 153 243 15,844 江西銅業股份有限公司 2008年 2009年 2010年 2011年 53,972 51,715 76,441 117,641 7,897 7,574 11,542 18,671 3,003 3,109 5,908 7,707 439 455 892 1,223 5.6 6.0 7.7 6.6 2,998 3,176 5,980 7,671 439 465 903 1,217 2,197 2,347 4,965 6,457 321 344 750 1,025 22,500 43,437 5,947 5,476 750 12.6 5,509 754 4,654 637 各年度業績報告書から作成 図5-1に 銅陵有色金属集団股份有限公司と江西銅 業股份有限公司のから2011年にかけての売上 高 営業利益 同率の推移をグラフで示す 最近の銅 生産量では 2008年から江西銅業が銅陵有色を上回っ ているものの 大きな差はない しかし 売上高や利 益率では大きな差異が存在する 図5-1に掲げた対比 から分かるのは 最近の江西銅業の優位である 改め てこの比較を単純化すると次のように表されよう 銅生産量 売上高 利益率 銅陵 江西 銅陵 江西 銅陵 江西 図5-1. 銅陵有色と江西銅業の経営実績推移 31 127 表4-1. 銅陵有色と江西銅業の経営実績推移-1 3-4. 銅陵と江西の経営実績比較-1 表4-1に公表されている銅陵有色金属集団股份有限 公司と江西銅業股份有限公司の経営実績の推移を2007 年から2011年について掲げる 一覧して分かることは江西銅業が多くの面で銅陵の 1.5 2倍以上の実績を計上していることであるが そ の年推移は同じような傾向を示している なお 日本
3-5. 銅陵と江西の経営実績比較-2 表4-2に公表されている銅陵有色と江西銅業の経営 実績の内 更に 売上高とそれに占める銅関連製品に ついて から2011年の推移を掲げる ここで 銅陵有色の銅産品とは 金等副産品 化工 及びその産品 その他業務収入 以外の 主営業業務収 入 の最も大きな部分を占める 銅産品 で報告されて いる部分である 江西銅業の銅産品には 銅カソード 銅ワイヤロッ 銅加工品 を含んでいる た ド 以下 銅WR と略 だし 表4-2のについては 銅加工品 が分類さ れてなく 2008年以降の 銅加工品 が 銅産品 に含ま れているか否かは不明な点がある また 江西銅業に 関しては 注にも示しているが 銅WR は 銅産品 の内数である 表4-2. 銅陵有色と江西銅業の銅関連製品の実績推移 銅陵有色金属集団股份有限公司 売上高 銅産品 売上高 同上原価 同利益率 銅WR 売上高 江西銅業股份有限公司 2008年 2009年 2010年 2011年 2008年 2009年 2010年 2011年 37,038 37,342 30,755 52,450 70,741 43,437 53,972 51,715 76,441 117,641 5,071 5,464 4,504 7,919 11,227 5,947 7,897 7,574 11,542 18,671 33,373 31,511 26,551 43,754 59,391 36,372 45,004 44,136 65,317 99,846 4,569 4,611 3,888 6,606 9,426 4,979 6,585 6,464 9,862 15,846 31,887 31,256 25,333 43,235 58,409 31,943 42,469 40,573 59,975 93,238 4,365 4,573 3,710 6,528 9,270 4,373 6,214 5,942 9,056 14,798 4.5 0.8 4.6 1.2 1.7 12.2 5.6 8.1 8.2 6.6 18,315 17,448 13,993 20,298 26,787 2,507 2,553 2,049 3,065 4,251 83.7 83.4 85.3 85.4 84.9 銅産品比 90.1 84.4 86.3 83.4 84.0 江銅の 銅WR は 銅産品 の内数 各年度業績報告書から作成 図5-2にこれらの推移をグラフで示している これ らから分かることは 江西銅業の銅産品の利益には銅 WRが貢献していることだ 全体の売上高と利益率の 2社間の差異に比べ 最近では 江西銅業について銅 WRを除くとその差異は縮小する 表4-3に 表1に掲げた銅生産量との関連を示した 前述したように 江西銅業から銅WRを除いた値での 銅生産量t当たりの売上高が銅陵の全体の売上高/銅生 産量tの値と接近している様が見て取れる 図5-2. 銅陵有色と江西銅業の銅産品の売上高と利益の推移 32 128
表4-3. 銅陵有色と江西銅業の銅産品の生産量対比推移 銅陵有色金属集団股份有限公司 銅産品売上高 銅生産量 銅t当り売上 S/t 銅WRを除く S/t 2008年 2009年 2010年 2011年 2008年 2009年 2010年 2011年 4,569 4,611 3,888 6,606 9,426 4,979 6,585 6,464 9,862 15,846 623.5 650 718.6 813.6 854.4 553.6 702 802 900 940 7.3 7.1 5.4 8.1 11.0 9.0 9.4 8.1 11.0 16.9 2,507 2,553 2,049 3,065 4,251 4.5 5.7 5.5 7.6 12.3 S/tは銅t当り売上高 各年度業績報告書から作成 3-6. 銅陵有色と江西銅業の経営実績比較-3 ROA Return on total asset とは 企業による総資本 の効率的運用を表す指標で 総資産利益率と呼ばれ 高いほど効率的な運用を示す なお ROAは以下の 式であらわされる ROA 当期純利益 総資産 図6-1に銅陵有色と江西銅業のROAの推移を示す 江西銅業の資産運用が効率的であるとわかる ところで ROAは次の式のように分解することが 可能である ROA 売上高純利益率 総資産回転率 そこで 銅陵有色と江西銅業について それぞれ売 上高純利益率と総資産回転率に分解して図示すると図 6-2になる これから 総資産回転率についてはあま り差がなく どちらかと言えば銅陵有色が高い 一方 売上高純利益率では江西銅業が銅陵有色を圧倒してい る 既に 営業利益率でみた結果とも重複するが 江 西銅業のROAの資産運用の高い効率は 企業としての 付加価値率の高さに起因していることが推定される 一方で 銅陵有色は 資産の回転率を高めることで 利益を創出していることが示唆されている 図6-1. ROAの対比の推移 33 129 銅WR売上高 江西銅業股份有限公司 単位 百万US 千t US /kg
ポート レ3-7. 銅陵と江西の経営実績比較のまとめ WR WR WR WR.... 34 (130) 図 6-2. 売上高純利益率と総資産回転率の推移 Chinalco 3-8. 銅陵有色と江西銅業の2011 年投資動向 - - -, -,, - WR
表 5-1. 銅陵有色の 2011 年投資動向 レ1 資資投資計画 2011 年投資額 2011 年末番号投資件名総額残高備考 万元 万元 百万 US$ 万元 1 銅陵有色銅冶煉技術 195,601 130,228 206.7 196,737 *1 2 銅陵金城銅業有限公司 銅板帯 50,000 79.4 90,740 3 句容市仙人橋鉱業有限公司 銅精鉱 3,159 5.0 8,517 4 銅陵有色股份金翔物資有限責任公司 銅原料 4,000 6.3 10,000 5 銅陵有色金属集団上海国際貿易有限公司 銅精鉱 1,066 1.7 1,246 6 40 万 t 双閃銅冶煉工程 517,800 108,283 171.9 134,331 7 安慶銅鉱山深辺部開拓 37,200 6,646 10.5 23,910 8 仙人橋採選工程 10,752 4,142 6.6 12,957 9 銅山鉱業公司深部資源開採プロジェクト 10,571 93 0.1 16,894 10 冬瓜山 60 線以北開拓探鉱 11,700 4,310 6.8 10,939 11 大閉山 -580 米以下深採掘結合 7,500 209 0.3 1,763 12 安徽銅冠 1 万 t 高精度電子銅箔 78,400 32,173 51.1 32,309 13 その他 57,183 90.8 43,794 小計 401,492 *2 ( 出典 : 銅陵有色金属集団股份有限公司 2011 年年度報告 からJOGMEC 加工 ) *1 残高欄に該当する数値は 累積投入金額 と表示されている 前年累計から2011 年投資を逆算 *2 2011 年残高 = 前年残 + 当年投資額 - 当年固定資産算入額 表 5-2. 江西銅業の2011 年投資動向 *2 2011 投資計画 2011 年投資額 2011 年末号投資件名総額累計額備考 万元 万元 城門山銅鉱山二期拡張採鉱選鉱量 7,000t/ 日にアップ 49,800 4,722 7.5 33,799 徳興銅鉱山採選拡大技術改造 8 日採選鉱量を10 万 tから13 万 tに拡大 258,000 22,965 36.4 196,916 2 永平銅鉱山 ; 露天採掘を坑道採掘へ技術改造地下開採資源量 6,580 万 t 品位 Cu0.59% 38,754 582 0.9 37,357 3 富家銅タングステン鉱山露天採掘技術改造 105,254 1,709 2.7 89,576 4 江西銅業冶煉余熱総合回収利用 27,261 25,133 2008 年竣工 5 江西銅業アノードスライム処理総合利用 19,574 10,013 2010 年竣工 6 江西銅業選鉱拡張 21,214 18,687 2010 年竣工 7 武山銅鉱山処理拡大技術改造 25,732 13 0.0 25,037 2011 年完工 9 アフガニスタンアイナック銅鉱山開発中国冶金科工集団と連合 25% 権益 120,000 41,273 65.5 47,086 10 カナダNorthernPeru 社買収五鉱有色金属股份と連合 9 年投資額より累計投資額が少ない 理由不明番万 t 銅 WRプロジェクト広東省曽城新増 43,000 9,523 15.1 9,460 *2 10 徳興 60 万 t 硫鉄鉱石プロジェクト 33,318 9,409 14.9 9,329 *2 1 5 号鉱体深部開採 13,000 3,329 5.3 10,869 2 30 万 t 銅冶煉工程 309,953 3,805 6.0 266,560 3 銀山九区銅金鉱山採選技術改造 55,000 37,547 59.6 55,000 *1 4 武山銅鉱山尾鉱庫新建設 32,778 8,959 14.2 19,011 5 城門山銅鉱山劉家溝尾鉱庫 31,831 11,889 18.9 18,780 6 城門山銅鉱山東溝廃石場 19,707 3,124 5.0 12,415 7 東方新天地 ( 深圳の商用ビル ) 30,149 29,654 47.1 29,292 *2 8 龍昌二期工程新増銅管生産量 3.8 万 t/ 年 102,448 10,579 16.8 13,318 11 30 万 t 銅冶煉工程 13,656 6,604 10.5 7,101 12 節水減排と廃水総合処理 19,050 2,675 4.2 2,730 13 泗州廠一段浮選系統改造 15,807 1,195 1.9 5,849 14 環境保護省エネ 31,700 1,192 1.9 1,268 15 保立広場 D 棟上海営業所ビル 60,058 1,352 1.9 60,058 小計 236,100 *1 AR 本文では投資計画額 550,000という数値もあり ( 出典 : 江西銅業股份有限公司 2011 年年度報告 からJOGMEC 加工 ) 万元百万 US$ 外部資金調達による投130,000 24,000 38.1 130,000 内部資金による投35 (131) ポート
ポート レ4. 2012 年の中国の銅需要見通し / / 表 6. 2008 年 2012 年の中国の銅生産量と消費量 ( 単位 : 千 t) 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 生産量 3,780 4,110 4,560 5,270 5,750 消費量 4,900 5,600 6,800 7,380 7,850 / / / / / Nexans SA S.Tanudjojo / /, km, km. / /. 36 (132) ( 出典 : 中国安泰科 (2011.12 年は 2011/11/3 報道による )) / / / / / /. / / WR '. / / 5. まとめ Web..