Acronis® Backup & Recovery ™ 10 Server for Windows

Similar documents
Acronis® Backup & Recovery ™ 10 Workstation

Acronis® Backup & Recovery ™ 10 Server for Linux

Acronis® Backup & Recovery ™ 10 Server for Windows

Acronis® Backup & Recovery™ 10 Server for Linux

Acronis® Backup & Recovery™ 10 Server for Linux

Acronis® Backup & Recovery ™ 10 Server for Linux

Acronis Backup & Recovery 11

Acronis® Backup & Recovery™ 10 Server for Windows, Acronis® Backup & Recovery™ 10 Workstation

Acronis® Backup & Recovery ™ 10 Advanced Editions

Acronis Backup & Recovery 11

Acronis® Backup & Recovery ™ 10 Advanced Server Virtual Edition

Acronis Backup & Recovery 11 Advanced エディション

Acronis Backup & Recovery 11.5

Acronis Backup

Acronis Backup & Recovery 11 の Advanced Edition へのアップグレード

Acronis Backup & Recovery 11

Acronis® Backup & Recovery ™ 10 Advanced Server Virtual Edition

Acronis® Backup & Recovery ™ 10 Advanced Server Virtual Edition

Acronis Backup & Recovery 11.5

まえがき 2011 年 11 月 1 日 ver1.0 [ 初版 ] 運用中の ESX(i) ホストの負荷が高く 仮想アプライアンスの実行が望ましくない場合 ESX インフラストラクチャ外部にある物理コンピュータへのエージェント for ESX(i) (Windows) のインストールを検討してくだ

Veritas System Recovery 16 Management Solution Readme

Veritas System Recovery 16 Management Solution Readme

AcronisUniversalRestore_userguide_en-US

Acronis Backup & Recovery 11.5 Advanced Editions

タイムゾーンの設定 エージェントオプション ESX/ESXi サーバ エージェントオプション仮想アプライアンス ライセンスの入力 管理サーバへの登録 (STEP4)

まえがき 2011 年 11 月 1 日 ver1.0 [ 初版 ] 本手順書では vcenter サーバが管理する仮想コンピュータを Acronis Backup & Recovery 11 エージェント for ESX(i)( バーチャルアプライアンス ) を用いてバックアップする手順をご紹介し

Acronis Backup

Acronis Snap Deploy 5

サーバセキュリティサービスアップグレード手順書 Deep Security 9.6SP1 (Windows) NEC 第 1 版 2017/08/23

Acronis Backup Advanced

Installation Guide for Linux

サーバセキュリティサービス 導入手順書 Deep Security 9.5SP1 (Windows) プロキシ経由編

NortonAntiVirus for MicrosoftExchange

IBM SPSS Amos インストール手順 (サイト ライセンス)

Stepguide15_shisa_guard.indd

(Veritas\231 System Recovery 16 Monitor Readme)

        ALTIRIS Client Management Suite Upgrade Guide                                 Rev 年6月30日  

Acronis® Backup & Recovery ™ 10 Server for Windows

PowerPoint Presentation

目次 1. はじめに Kaspersky Security Center 10 に関する注意事項 インストール前 動作環境 Kaspersky Security Center 9.x から Kaspersky Securit

ServerView RAID Manager VMware vSphere ESXi 5 インストールガイド

REX-USB56 「FAX送信」編 第6.0版

ActiveImage Protector 2016 R2 for Express5800 / ftサーバ

REX-C56EX FAX送信 第5.0版

ABR11_5 Installation Guide Standalone Linux_U0

Acronis Backup

Acronis Backup 12.5 Advanced NetAppスナップショット連携

Microsoft Word JA_revH.doc

目次 1. はじめに バックアップと復元の概要 Active Directoryのバックアップ Active Directoryの復元 ドメインコントローラの復元 ( 他のドメインコントローラが利用できる場合 )

ログイン時の ID パスワードは マイページ と同一です インストール前の状態の場合 ログイン後に表示されるページの ライセンス一覧 に該当製品シリアルの表示はされません インストール完了後 ライセンス管理ページご利用シリアルの一覧が表示されます 以上でライセンス管理ページの作成は完了です なお セ

第 1 版

プリンタドライバのインストール. Windows で使用する場合 Windows プリンタドライバのインストール方法は 接続方法や使用するプリンタドライバによって異なります また コンピュータの OS によってインストール方法が異なります お使いのコンピュータの OS に合わせて 以下の参照ページを

OKI Universal Hiper-C プリンタドライバ ユーザーズマニュアル ( セットアップと使い方編 ) 最終更新日 2012 年 9 月第 2 版

Windows AIKを使用したPE2

ServerView RAID Manager VMware vSphere ESXi 6 インストールガイド

ウイルスバスター コーポレートエディション XG システム要件

32 ビット版 64 ビット版 Microsoft Windows XP Professional Microsoft Windows XP Professional x64 * * SP2 および SP3 Edition SP2 Microsoft Windows XP Home SP2 お *

Microsoft SQL Server 2016 インストール手順書 (Standard) この文書は SQL Server 2016 のインストール手順について簡潔にまとめたもので Microsoft SQL Server 2016 Books Online に記述されている一部を抜粋した内容で

BROAD-GATE 01

Acronis Backup (Cloud)

AutoCAD Mechanical 2009 Service Pack 2 Readme 高品質な製品を提供するため オートデスクは AutoCAD Mechanical 2009 Service Pack 2 をリリースしました この Service Pack は AutoCAD Mechani

Rev:1.0 Arcserve Backup 18.0: 下位互換サポート 1 下位互換サポートについて 下位互換サポートの対象製品と対象バージョン 注意点 全体的な注意点 下位互換バージョンのライセンス登録

『テクノス』V2プログラムインストール説明書

ConsoleDA Agent For Server インストールガイド

Acronis® Backup & Recovery 10™ Advanced Server Virtual Edition

[イベントの種類]で[メンテナンス]を選択し、追加ボタンをクリック

Parallels Transporter® Agent

Red Hat Enterprise Linux 6 Portable SUSE Linux Enterprise Server 9 Portable SUSE Linux Enterprise Server 10 Portable SUSE Linux Enterprise Server 11 P

Oracle Database Clientクイック・インストレーション・ガイド, 10gリリース1( ) for Microsoft Windows

Sophos Enterprise Console

LSI MegaRAID SAS Device Driver Installation Guide - 日本語

音声認識サーバのインストールと設定

PowerPoint Presentation

proventia_site_protector_sp8_sysreq

Apache サーバをすでにインストールしている場合は アンインストールをお勧めします 適切な Apache サーバが ビジネスセキュリティサーバとともにインストールされます 管理コンソール Web ブラウザ : Internet Explorer 6.0 SP2 以降 PDF リーダー : Ado

ActiveImage Protector 2016 R2 for Express5800 / ftサーバ

OpenAM 9.5 インストールガイド オープンソース ソリューション テクノロジ ( 株 ) 更新日 : 2013 年 7 月 19 日 リビジョン : 1.8

目次 はじめに StorageCraft Recovery Environment Builder をインストールする 必要なソフトウェアを確認する ダウンロードする インストールを実行する Window

PRIMERGY RX200 S8/RX350 S7とETERNUS LT40でのAcronis Backup & Recovery 11.5 Advanced Serverによるイメージバックアップ動作検証

SP1) Windows SBS 2011 Standard Edition (SP なし または SP1) Windows SBS 2011 Essentials Edition (SP 1) Windows Home Server 2011 (SP 1) Windows Server 2012

ServerView RAID Manager VMware vSphere ESXi 5 インストールガイド

Windows2000/XPインストール手順

DeploymentManager Ver5.1 仮想化ソフトウェア対応状況 管理対象コンピュータの各仮想化ソフトウェア環境上の対応状況について記載しています 2011/4/28

Windows ログオンサービス インストールマニュアル 2018/12/21 1

改版履歴 版数 改版日付 改版内容 /03/14 新規作成 2013/03まで製品サイトで公開していた WebSAM DeploymentManager Ver6.1 SQL Server 2012 製品版のデータベース構築手順書 ( 第 1 版 ) を本 書に統合しました 2

手順書

第 7.0 版 利用履歴管理 ETCPRO5 セットアップマニュアル (Ver5.002) カードリーダモデル変更 ( 表示付き 表示なし ) に伴い 改訂 Windows10 対応に伴い 改訂 参考ホームページサイト :

iStorage ソフトウェア VMware vCenter Plug-in インストールガイド

スライド 1

Microsoft Word - ds_install_r10_d1409.doc

対応 Web サーバ IIS Apache HTTP Server x 環境によるインストール時の Web サーバの検出および利用について詳細は以下製品 Q&A をご覧ください

Intel Integrated Performance Premitives 4.1 Linux

スライド 1

Rhino6 for Windows ラボラトリーライセンスインストールガイド 株式会社アプリクラフト

1

Dell SupportAssist Agent 導入ガイド

Intel Utilites Installation Instructions

セキュリティベーシック Powered by Symantec インストールマニュアル 第 8 版 2015 年 8 月 3 日 1

Microsoft Word - L08_Backup_Lab.docx

Acronis Backup Advanced

Transcription:

Acronis Backup & Recovery 10 Server for Windows インストールガイド

目次 1. Acronis Backup & Recovery 10 のインストール... 3 1.1. Acronis Backup & Recovery 10 コンポーネント... 3 1.1.1. エージェント for Windows... 3 1.1.2. ブータブルコンポーネントとメディアビルダ... 4 1.1.3. WinPE ISO ビルダ... 4 1.1.4. 管理コンソール... 4 1.2. サポートされるオペレーティングシステム... 5 1.3. ハードウェア要件... 7 1.4. ライセンスポリシー... 8 1.5. ローカルインストール (Windows)... 8 1.5.1. 準備... 9 1.5.2. インストール手順... 9 1.5.3. Acronis サービスのログイン情報の指定... 9 1.5.4. 更新... 10 1.6. Windows での無人インストール... 10 1.7. コンフィギュレーションスクリプトのパラメータ... 11 1.8. 試用版の製品... 12 1.9. Acronis Backup & Recovery 10 のスタンドアロンエディションへのアップグレード... 13 2. 索引... 16

1. Acronis Backup & Recovery 10 のインストール Acronis Backup & Recovery 10 のインストールドキュメントでは 製品のインストール前またはインストール時に生じることが予期される疑問点について説明しています 1.1. Acronis Backup & Recovery 10 コンポーネント ここでは Acronis Backup & Recovery 10 のコンポーネントとそれらの機能の簡単な説明の一覧を示します 管理対象のコンピュータ用のコンポーネント ( エージェント ) これらは Acronis Backup & Recovery 10 によって管理されるコンピュータ上でデータのバックアップ 復元 その他の処理を実行するアプリケーションです 各管理対象のコンピュータ上でエージェントが処理を実行するにはライセンスが必要です エージェントには追加の機能を実行できるようにする複数の機能またはアドオンが含まれているので 追加のライセンスが必要になることがあります コンソールとツール コンソールはグラフィカルユーザーインターフェイスを備えていて エージェントや他の Acronis Backup & Recovery 10 コンポーネントにリモートから接続することができます ブータブルメディアビルダを使用して エージェントや他のレスキューユーティリティをレスキュー環境で使用するためのブータブルメディアを作成することができます レスキュー環境でエージェントのアドオンを使用できるかどうかは メディアビルダが動作しているコンピュータにアドオンがインストールされているかどうかによって異なります 1.1.1. エージェント for Windows このエージェントを使用して Windows の下でディスクレベルおよびファイルレベルでデータを保護することができます ディスクバックアップ ディスクレベルのデータ保護では ディスクまたはボリュームファイルシステム全体とオペレーティングシステムの起動に必要なすべての情報のバックアップ またはセクタ単位でのすべてのディスクセクタのバックアップ (RAW モード ) が基本になります ディスクまたはボリュームのコピーを含むパッケージ形式のバックアップは ディスク ( ボリューム ) バックアップまたはディスク ( ボリューム ) イメージと呼ばれます これらのバックアップからはディスクまたはボリュームの全体を復元することも個別のフォルダやファイルを復元することもできます Copyright Acronis, Inc., 2000-2009 3

ファイルバックアップ ファイルレベルのデータ保護では エージェントがインストールされているコンピュータ上あるいはネットワーク共有上に存在するファイルおよびフォルダのバックアップが基本になります ファイルは 元の場所にも別の場所にも復元できます バックアップされたすべてのファイルとフォルダを復元することも個別に選択して復元することもできます 1.1.1.1. Universal Restore Universal Restore アドオンを使用すると エージェントがインストールされているコンピュータ上で異なるハードウェアの復元機能を使用して この機能を備えたブータブルメディアを作成することができます Universal Restore は ストレージコントローラ マザーボード チップセットなどの Windows の起動にとって重要なデバイスの相違に対応できます 1.1.2. ブータブルコンポーネントとメディアビルダ エージェントのブータブルコンポーネントを使用すると 現在アクティブなオペレーティングシステムがインストールされているボリュームの復元など 再起動を伴う処理が可能になります 処理が完了すると コンピュータは再びそのオペレーティングシステムで起動されます ブータブルコンポーネントは Linux カーネルが基になっています ブータブルコンポーネントをインストールせずに ブータブルメディアを使用して再起動が必要な処理を実行することもできます Acronis ブータブルメディアビルダは ブータブルコンポーネントが含まれるブータブルメディアを作成するための専用ツールです エージェント for Windows と共に提供されるメディアビルダでは Windows 形式 (C: D: server share) でボリュームおよびネットワークを表すブータブルメディアが作成されます Universal Restore アドオンを使用すると エージェントがインストールされているコンピュータ上で異なるハードウェアの復元機能を使用して この機能を備えたブータブルメディアを作成することができます Universal Restore は ストレージコントローラ マザーボード チップセットなどの Windows の起動にとって重要なデバイスの相違に対応できます 1.1.3. WinPE ISO ビルダ Acronis WinPE ISO ビルダは Windows プレインストール環境を基にしてブータブルメディアを作成するための専用のツールです このツールは Windows を実行しているコンピュータにのみインストールできます 1.1.4. 管理コンソール Acronis Backup & Recovery 10 管理コンソールは Acronis Backup & Recovery 10 エージェントにローカルでアクセスするための管理ツールです 4 Copyright Acronis, Inc., 2000-2009

1.2. サポートされるオペレーティングシステム 管理対象のコンピュータのコンポーネント Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Windows Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server Virtual Edition Windows Professional 2000 SP4/Professional XP SP2 Windows Server 2000/Advanced Server 2000/Server 2003/Server 2008/SBS 2003/SBS 2008 Windows XP Professional x64 Edition Windows Server 2003/2008 の x64 Edition Windows Vista Vista Home Basic および Vista Home Premium を除く すべてのエディション Virtual Edition に付属するエージェントは 単一の物理ホストでホストされる仮想コンピュータにインストールできます Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server SBS Edition Windows SBS 2003 Windows SBS 2008 Acronis Backup & Recovery 10 Server for Windows Windows Professional 2000 SP4/Professional XP SP2 Windows Server 2000/Advanced Server 2000/Server 2003/Server 2008/SBS 2003/SBS 2008 Windows XP Professional x64 Edition Windows Server 2003/2008 の x64 Edition Windows Vista Vista Home Basic および Vista Home Premium を除く すべてのエディションエージェントへのリモート接続はできません Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Workstation Windows Professional 2000 SP4/Professional XP SP2 Windows XP Professional x64 Edition/Home Edition Windows Vista すべてのエディション Windows Home Edition にインストールされたエージェントへのリモート接続はできません Acronis Backup & Recovery 10 Workstation Windows Professional 2000 SP4/Professional XP SP2 Windows XP Professional x64 Edition/Home Edition Windows Vista すべてのエディションエージェントへのリモート接続はできません Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Linux Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server Virtual Edition および Acronis Backup & Recovery 10 Server for Linux Copyright Acronis, Inc., 2000-2009 5

Linux 2.4.20 以降のカーネル (2.6.x カーネルを含む ) および glibc 2.3.2 以降 以下を含む さまざまな Linux ディストリビューション o Red Hat Enterprise Linux 4 および 5 o CentOS 4 および 5 o Fedora 9 および 10 o o Ubuntu 8.10(Intrepid Ibex) および 9.04(Jaunty Jackalope) Debian 4(Lenny) および 5(Etch) o SUSE Linux Enterprise Server 10 o o opensuse Asianux 上記の Linux ディストリビューションの x64 版およびその他の Linux ディストリビューションもサポートされます エージェント for Linux は 実際には 32 ビットの実行可能ファイルです このエージェントは 認証のためにシステムライブラリを使用します 64 ビットのディストリビューションでは デフォルトでシステムライブラリの 32 ビットバージョンがインストールされない場合があります RHEL CentOS Fedora または Scientific Linux などの 64 ビットの RedHat ベースのディストリビューションのエージェントを使用する場合は 次の 32 ビットのパッケージがシステムにインストールされていることを確認します pam.i386 libselinux.i386 libsepol.i386 これらのパッケージは お使いの Linux ディストリビューションのレポジトリで使用できるようにしておく必要があります Virtual Edition に付属するエージェントは 単一の物理ホストでホストされる仮想コンピュータにインストールできます Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Hyper V Windows Server 2008 x64 Edition(Hyper V 使用 ) このエージェントは Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Windows に対するアドオンとして Hyper V ホストにインストールされます Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for ESX/ESXi VMware ESX Infrastructure 3.5 Update 2 エージェント for ESX/ESXi は 仮想アプライアンスとして提供されます エージェント for ESX/ESXi では フリーライセンス以外のすべての VMware ESXi ライセンスがサポートされます これは エージェントがリモートのコマンドラインアプライアンスを使用するため フリーの VMware ESXi では このアプライアンスへのアクセスが読み取り専用のアクセスに制限されるためです このエージェントは VMware ESXi の評価期間中は動作します フリーの VMware ESXi のプロダクトキーが入力されると エージェント for ESX/ESXi は機能を停止します 6 Copyright Acronis, Inc., 2000-2009

集中管理用のコンポーネント Acronis ライセンスサーバー Windows Professional 2000 SP4/XP Professional SP2 Windows Server 2000/Advanced Server 2000/Server 2003/SBS 2003/SBS 2008/Server 2008 Windows XP Professional x64 Edition Windows Server 2003/2008 の x64 Edition Windows Vista Vista Home Basic および Vista Home Premium を除く すべてのエディション Acronis Backup & Recovery 10 管理コンソール Windows Professional 2000 SP4/XP Professional SP2 Windows Server 2000/Advanced Server 2000/Server 2003/SBS 2003/BS 2008/Server 2008 Windows XP Professional x64 Edition/Home Edition Windows Server 2003/2008 の x64 Edition Windows Vista すべてのエディション Acronis Backup & Recovery 10 管理サーバーと Acronis Backup & Recovery 10 ストレージノード Windows Professional 2000 SP4/XP Professional SP2 Windows Server 2000/Advanced Server 2000/Server 2003/SBS 2003/SBS 2008/Server 2008 Windows XP Professional x64 Edition Windows Server 2003/2008 の x64 Edition Windows Vista Vista Home Basic および Vista Home Premium を除く すべてのエディション 1.3. ハードウェア要件 ここでは Acronis Backup & Recovery 10 コンポーネントをインストールして実行するためのハードウェアの最小要件と推奨される要件を示します Acronis Backup & Recovery 10 管理コンソール 項目最小要件推奨 コンピュータのプロセッサ 最新のプロセッサ 800MHz 以上 Itanium プラットフォームはサポートされません 1GHz 32 ビット (x86) または 64 ビット (x64) のプロセッサ システムメモリ 128MB 512MB 以上 画面の解像度 800*600 ピクセル 1024*768 ピクセル以上 インストール先ディスクの空き領域 その他のハードウェア 50MB マウス ブータブルメディア作成用の CD RW DVD RW ドライブ Copyright Acronis, Inc., 2000-2009 7

Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Windows 項目最小要件推奨 システムメモリ 256MB 512MB 以上 インストール先ディスクの空き領域 100MB 1.4. ライセンスポリシー Acronis Backup & Recovery 10 のライセンス数は 製品によって管理および保護するコンピュータの数に基づきます Acronis Backup & Recovery 10 エージェントで操作を行うには 管理対象のコンピュータごとにライセンスが必要です Acronis Backup & Recovery 10 Server for Windows(ABR10 SW) Acronis Backup & Recovery 10 Workstation(ABR10 W) いずれかのエディションで提供されるエージェントをインストールするには Acronis Backup & Recovery 10 の適切なエディションのライセンスキーが必要になります ライセンスキーは エージェントのインストール時に入力します ライセンスの再割り当て 管理対象のコンピュータのサービスが永続的に停止されて交換された場合 またはコンピュータのネットワークカードが交換された場合 ( この場合 通常は MAC アドレスが変更されます ) 対応するライセンスを Acronis ライセンスサーバーから削除して 使用可能なライセンスのプールに新たに追加することができます Acronis エンドユーザー使用許諾契約書には 次のように記されています 永続的なハードウェア障害により ライセンス取得済みのハードウェアを廃棄する場合 ソフトウェアライセンスを再割り当てすることができます ソフトウェアライセンスを再割り当てする場合 ライセンスを再割り当てするハードウェアは 特定のソフトウェアライセンスについて新規にライセンスを取得したハードウェアになります 1.5. ローカルインストール (Windows) Acronis Web サイトから完全なインストールパッケージをダウンロードするか 選択したコンポーネントだけをインストールする小規模な実行可能パッケージをダウンロードするかを選択できます 8 Copyright Acronis, Inc., 2000-2009

1.5.1. 準備 Acronis Backup & Recovery 10 では ローカルインストールおよびコンポーネント間の通信に TCP ポート 9876 を使用します このポートは セットアッププログラムにより Windows ファイアウォールを経由して自動的に開かれます 別のファイアウォールを使用している場合は そのファイアウォール経由の受信要求と送信要求の両方に対して必ずこのポートを開いてください 1.5.2. インストール手順 Acronis Backup & Recovery 10 をインストールする手順は 次のとおりです 1. Acronis Backup & Recovery 10 セットアップファイルを実行します 2. [Acronis Backup & Recovery 10 のインストール ] をクリックします 3. ライセンスキーを入力します 4. インストールするコンポーネントを選択し コンポーネントの機能を指定します 5. Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Windows サービスのログイン情報を指定します デフォルトでは セットアッププログラムによってサービス専用のユーザーアカウントが作成されます Acronis サービスのログイン情報の指定 ページ参照 9 をご参照ください 注意 : インストール手順をキャンセルすると 最後のパッケージのみが削除されます 他のコンポーネントがある場合 インストールされたままになります 1.5.3. Acronis サービスのログイン情報の指定 Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Windows はサービスとして実行されます このコンポーネントのインストール時に エージェントのサービスを実行するアカウントを指定する必要があります 専用のユーザーアカウントを作成するか ローカルユーザーまたはドメインユーザーの既存のアカウントを指定できます サービス専用のユーザーアカウントの作成を選択すると ( 推奨 ) 次のアカウントが作成されます Acronis Agent User 新しく作成されるこのアカウントには次の権限が付与されます サービスとしてログオン プロセスのメモリクォータの増加 およびプロセスレベルトークンの置き換えのユーザー権限がこのアカウントに割り当てられます このアカウントは Backup Operators グループのメンバとなります 既存のローカルユーザーアカウントまたはドメインユーザーアカウント ( LocalUser DomainName DomainUser など ) を指定する場合は そのアカウントが Backup Operators グループのメンバであることを必ず確認してから インストールを続行してください このアカウントには セットアッププログラムによって前述のユーザー権限が割り当てられます コンピュータが Active Directory ドメインの一部である場合 ドメインのセキュリティポリシーによって このアカウントへの前述のユーザー権限の割り当てが妨げられないことを確認してください Copyright Acronis, Inc., 2000-2009 9

重要 : インストール後は エージェントサービス用に別のユーザーアカウントを指定しないでください 別のユーザーアカウントを指定すると エージェントが動作を停止する可能性があります 1.5.4. 更新 1 つ以上の Acronis Backup & Recovery 10 コンポーネントを更新する手順は 次のとおりです 1. Acronis Backup & Recovery 10 の更新バージョンを含むインストールパッケージを実行します 2. [Acronis Backup & Recovery 10 のインストール ] をクリックします 3. [ 更新 ] をクリックします 4. 画面の指示に従います 1.6. Windows での無人インストール Acronis コンポーネントは 対話型モードの他に 無人モードでもインストールすることができます これには コンフィギュレーションスクリプト mst_get.vbs が必要です このスクリプトは Acronis Backup & Recovery 10 管理コンソールがインストールされているフォルダ ( デフォルトでは C: Program Files Acronis BackupAndRecoveryConsole) にあります 管理コンソールが別のコンピュータにインストールされている場合には そのコンピュータからスクリプトをコピーできます コンポーネントを無人モードでインストールする手順は 次のとおりです 1. セットアッププログラムを実行します 2. [ インストールファイルの取り出し ] をクリックします 3. コンポーネントのインストールパッケージを取り出します 4. コンフィギュレーションスクリプトを実行して インストールパッケージのトランスフォーム (.mst ファイル ) を作成します たとえば 次のコマンドは ライセンスキー ABCDE 54321 を使用してエージェント for Winodws をインストールするトランスフォームを作成します mst_gen.vbs /msi_path C: Acronis AgentWindows.msi /serial ABCDE 54321 コンフィギュレーションスクリプトの構文の詳細については コンフィギュレーションスクリプトのパラメータ ページ参照 11 をご参照ください 5. 次のようにインストールパッケージとトランスフォームの両方の名前を指定して Windows Installer(msiexec プログラム ) を実行します msiexec /i c: AcronisAgentWindows.msi TRANSFORMS=AcronisAgentWindows.mst /qb 10 Copyright Acronis, Inc., 2000-2009

1.7. コンフィギュレーションスクリプトのパラメータ コンフィギュレーションスクリプト mst_gen.vbs は Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Windows などの Acronis コンポーネントのインストールパッケージ用の.mst ファイル ( トランスフォーム 変更 または変更ファイルとも呼ばれます ) を作成します インストールパッケージとともにトランスフォームを使用すると コンポーネントを無人モードでインストールできます コンフィギュレーションスクリプトの完全な構文を次に示します mst_gen.vbs /msi_path Full_Path [/current_user] [/reinstall] [/target_dir Installation_Folder] /serial License_Key [/old_serial Echo_License_Key] [/account User_Name Password] このスクリプトのパラメータについて説明します 一般的なパラメータ /msi_path Full_Path コンポーネントのインストールパッケージのフルパスを指定します D: Acronis AgentWindows.msi などのローカルパス または server Acronis AgentWindows.msi などの汎用名前付け規則 (UNC) のパスを入力します /current_user コンポーネントを コンピュータ上のすべてのユーザー用にインストールするのではなく 現在のユーザー用のみにインストールする場合に指定します このパラメータは グループポリシーを使用してコンポーネントをインストールする場合には無視されます /target_dir Installation_Folder エージェントのインストール先フォルダを指定します このパラメータを指定しないと エージェントはデフォルトフォルダ (%ProgramFiles% Acronis BackupAndRecovery Agent) にインストールされます /reinstall インストールするコンポーネントで既存のバージョンを置き換えることを指定します このパラメータは コンポーネントをアップデートする場合に使用します Copyright Acronis, Inc., 2000-2009 11

エージェント固有のパラメータ 次のパラメータは Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Windows のインストールに対してのみ有効です /reinstall パラメートを使用すると 他のパラメータはすべて無視されます /serial License_Key パッケージのインストール時に使用するライセンスキーを指定します ライセンスキーは ダッシュで区切られた一連の英数字です ライセンスキーはダッシュも含めて正確に入力してください /old_serial Echo_License_Key Acronis True Image Echo からアップデートする場合 このエディション用のライセンスキーを指定します このパラメータは /serial パラメータとともに使用します /account User_Name Password コンピュータで Acronis Managed Machine Service を実行するユーザーアカウントのユーザー名とパスワードを指定します このユーザーアカウントは適切な権限を持っている必要があります ( Acronis サービスの権限 をご参照ください ) ドメイン名とアカウント名は mydomain user のように円記号で区切ります このパラメータを指定しないと エージェントはデフォルトアカウント (Acronis Agent User) で実行されます 1.8. 試用版の製品 インストールに必要な試用版のライセンスキーは Acronis Web サイトで入手できます Acronis Backup & Recovery 10 の試用版には 次のような制限事項があります Universal Restore 機能は無効になっています ブータブルメディアに関するその他の制限事項は次のとおりです ディスク管理機能を使用できますが 変更を適用するオプションはありません ディスク管理以外では 復元機能のみを使用できます 試用版から標準の製品にアップグレードするために ソフトウェアを再ダウンロードする必要はありません 試用期間が終了すると 製品の GUI に標準のライセンスキーを指定するように求める通知が表示されます 標準のライセンスキーを指定するには インストールパッケージを実行して ウィザードの指示に従います 完全製品版にアップルグレードする手順は 次のとおりです 1. セットアッププログラムを開始します 2. 試用版のライセンスキーではなく 製品版のライセンスキーを指定します 注意 : 製品版のライセンスキーは 試用版のライセンスキーと同じ製品エディションのものである必要があります 12 Copyright Acronis, Inc., 2000-2009

3. Acronis Backup & Recovery 10 Universal Restore を使用する予定の場合は この機能のライセンスキーを指定します 使用する予定のない場合は [ 次へ ] をクリックします 4. 次のオプションからひとつを選択します o o 完全製品版にアップデートして コンポーネントの追加または削除 (Acronis Backup & Recovery 10 Universal Restore のインストールなど ) を行う場合は [ インストールを続行する ] をクリックします 完全製品版にアップグレードして コンポーネントの追加または削除を行わない場合は [ 新しいライセンスキーを適用し セットアップを終了する ] をクリックします インストールされたコンポーネントも製品版にアップグレードされます 5. 最初のオプションを選択した場合は コンポーネントの追加または削除の操作を行います 2 番目のオプションを選択した場合は [ 閉じる ] をクリックしてセットアッププログラムを終了します 1.9. Acronis Backup & Recovery 10 のスタンドアロンエディションへのアップグレード ここでは Acronis True Image Echo Server for Windows から Acronis Backup & Recovery 10 Server for Windows にアップグレードする方法について説明します 準備 アップグレードに進む前に 次の項目を確認します Acronis True Image Echo Server for Windows のライセンスキーを保有している Acronis Backup & Recovery 10 Server for Windows のアップグレードライセンスキーを保有している コンポーネントのインストール 1. Acronis Backup & Recovery 10 セットアップファイルを実行します 2. [Acronis Backup & Recovery 10 のインストール ] をクリックします 3. Acronis True Image Echo Server for Windows のアップグレードライセンスキーおよびライセンスキーを指定します 4. Acronis True Image Echo Server for Windows が削除されていることを確認します 5. インストール時に古いタスクをインポートする場合は [ 既存のタスクをインポートする ] チェックボックスをオンにします または タスクは後からいつでもインポートできます 詳細については この後の タスクのインポート をご参照ください 6. 画面の指示に従います 詳細については ローカルインストール (Windows) ページ参照 8 をご参照ください 結果 : Acronis True Image Echo コンポーネントは Acronis Backup & Recovery 10 コンポーネントに置き換えられます Copyright Acronis, Inc., 2000-2009 13

タスクのインポート インストール中または後から手動で Acronis True Image Echo のバックアップタスクとベリファイタスクを Acronis Backup & Recovery 10 にインポートする必要がある場合があります これらのタスクをインポートしない場合 タスクは実行されません 注意 : Acronis バックアップサーバーにデータをバックアップするタスク またはそこに保存されているアーカイブをベリファイするタスクは Acronis Backup & Recovery 10 にインポートされません 古いタスクを手動でインポートするには Acronis Backup & Recovery 10 アップグレードツールを使用します このコマンドラインユーティリティは Acronis Backup & Recovery 10 インストールディレクトリの UpgradeTool サブディレクトリにあります 1. Acronis Backup & Recovery 10 セットアップファイルを実行して アップグレードツールをインストールします 2. 現在のフォルダをアップグレードツールがデフォルトでインストールされているフォルダに変更します C: Program Files Acronis UpgradeTool Acronis Backup & Recovery 10 がデフォルトのフォルダ以外のフォルダにインストールされている場合は これに従ってパスを変更します 3. 次のコマンドを実行します 結果 : cscript UpgradeTool.vbs Agent Acronis True Image Echo に存在していたタスクは Acronis Backup & Recovery 10 のタスクに変換され [ バックアップの計画およびタスク ] ビューに表示されます 各バックアップタスクのスケジュール バックアップする項目 およびバックアップの保存先は以前と同じですが その後のバックアップを実行するためにタスクによって新しいアーカイブが作成されます 各バックアップタスクは バックアップ計画の一部です バックアップ計画を編集して タスクのスケジュールまたはその他のパラメータを変更できます 古いオプションのインポート アップグレードツールを使用すると Acronis True Image Echo のデフォルトのバックアップオプション デフォルトの復元オプション 通知オプション およびイベントトレースオプションを Acronis Backup & Recovery 10 のデフォルトのバックアップオプションと復元オプションにインポートすることができます 古いオプションをインポートする手順は 次のとおりです 1. 現在のフォルダをアップグレードツールがインストールされているフォルダに変更します 2. 次のコマンドを実行します cscript UpgradeTool.vbs Options 14 Copyright Acronis, Inc., 2000-2009

古いオプションは次のようにインポートされます [ 通知 ] は デフォルトのバックアップオプションおよびデフォルトの復元オプションに [ 通知 ] としてインポートされます [ イベントトレース ] は デフォルトのバックアップオプションおよびデフォルトの復元オプションに [ イベントトレース ] としてインポートされます [ アーカイブの分割 ] は [ バックアップの分割 ] としてインポートされます [ メディアコンポーネント ] で [Acronis One Click Restore をメディアに配置する ] チェックボックスのみがオンになっている場合 [Acronis ブータブルエージェントおよび One Click Restore] としてインポートされます [ 作成完了時にバックアップアーカイブをベリファイする ] は [ その他の設定 ] からデフォルトのバックアップオプションまたはデフォルトの復元オプションにインポートされません デフォルトの復元オプションには [ 復元から除外するファイル ] [ ファイル上書きモード ] および [ パスを復元せずにファイルやフォルダを復元する ]([ その他の設定 ]) はインポートされません その他のオプションは デフォルトのバックアップオプションおよびデフォルトの復元オプションの対応するオプションにインポートされます Acronis True Image Echo によって作成されたバックアップアーカイブの使用 Acronis Backup & Recovery 10 にアップグレードした後に Acronis True Image Echo によって作成されたバックアップからデータを復元できます これらのバックアップに簡単にアクセスできるようにするには バックアップを配置する個人用格納域を作成します 個人用格納域の作成方法については ユーザーズガイドの 個人用格納域での操作 をご参照ください 個人用格納域には Acronis True Image Echo のアーカイブおよび Acronis Backup & Recovery 10 のアーカイブの両方を保存できます この格納域は 新しいバックアップ計画の保存先として指定できます Copyright Acronis, Inc., 2000-2009 15

2. 索引 A Acronis Backup & Recovery 10 コンポーネント 3 Acronis Backup & Recovery 10 のインストール 3 Acronis Backup & Recovery 10 のスタンドアロンエディションへのアップグレード 13 S Specifying credentials for Acronis services 9 U し 準備 9 試用版の製品 12 は ハードウェア要件 7 ふ ブータブルコンポーネントとメディアビルダ 4 ら ライセンスポリシー 8 ろ ローカルインストール (Windows) 8, 13 Universal Restore 4 W Windows での無人インストール 10 WinPE ISO ビルダ 4 い インストール手順 9 え エージェント for Windows 3 か 管理コンソール 4 こ 更新 10 コンフィギュレーションスクリプトのパラメータ 10, 11 さ サポートされるオペレーティングシステム 5