概要 SonicOS Standard 3.8.0.3 TZ 180 リリースノート プラットフォームの互換性ご使用の前に TZ 180 の概要確認されている問題点日本語版特有の問題点 SonicOS Standard/Enhanced イメージのアップブレード手順 資料提供元 SonicWALL,Inc. ソフトウェアリリース 2007 年 6 月 28 日 プラットフォームの互換性 SonicOS Standard 3.8.0.3 は SonicWALL TZ 180 をサポートしています ご使用の前に 最新版をご利用ください SonicWALL セキュリティ装置を実運用環境に配備する前に 常に最新のファームウェアにアップグレードすることを推奨します 最新のファームウェアとリリースノートは https://www.mysonicwall.com から入手できます (https://www.mysonicwall.com の利用には ユーザ登録が必要です ) ファームウェアのアップロード手順については 本リリースノート後半の SonicOS Standard/Enhanced イメージのアップブレード手順 セクションを参照してください 導入ガイド誤記訂正のお知らせ弊社 SonicWALL TZ 180 導入ガイド におきまして 記載に誤りがありました お詫び申し上げますとともに 以下の通り訂正させていただきます 対象ドキュメント : SonicWALL TZ 180 導入ガイド (P/N 232-001163-00 Rev A 5/07) 訂正内容 : 1) 6 ページ パッケージ内容を確認する セクションに 6.SonicWALL 推奨事項ガイド の記載がありますが パッケージに SonicWALL 推奨事項ガイド は含まれていません 2) 同セクションの 7. リリースノート の画像内のタイトルが SonicOS 推奨事項ガイド になっていますが 正しくは SonicOS リリースノート です ( 画像はイメージです 実物とは異なることをご了承ください ) 以上 Page 1 of 8
TZ 180 の概要 SonicWALL TZ 180 は ウィルス防御 侵入防御 アンチスパイウェア そしてコンテンツフィルタを含む統合ネットワークセキュリティをサポートする豊富な機能を備えたセキュリティ装置です TZ 180 装置は在宅や小規模なオフィス向けの中心的なゲートウェイとして配備して LAN 上のユーザをインターネットに接続することができます 精密パケット検査技術に加えて TZ 180 は内蔵 VPN 機能を提供するので 遠隔地の社員が SonicWALL グローバル VPN クライアントを用いて SonicWALL 装置に安全にログインして ユーザの LAN にアクセスすることが可能です 更に 在宅や遠隔オフィス 分散環境をサイト間 VPN を用いてネットワークに接続できます IT 管理者は遠隔地の TZ 180 装置を中央管理して 様々なネットワークの問題に素早く対応できます SonicW ALL グローバル管理システムは 拡張されたネットワーク上のすべての装置の配布と管理手段を提供します TZ 180 装置のインストールと設定についての情報は TZ 180 導入ガイドと SonicOS 3.8 管理者ガイドを参照してください これらのガイドは SonicWALL ドキュメントウェブサイト http://www.sonicwall.com/japan/support/support_document.html からダウンロードできます 確認されている問題点 ダッシュボード 46253: 概要 : ダッシュボードページのキャッシュからの再表示に 6 分以上かかる場合があります 背景 : UI とダッシュボードサーバ間の接続が切れた後に SonicOS ユーザインターフェースがタイムアウトした場合に発生します システム 49338: 概要 : インターネットエクスプローラでファイアウォールにログインした後に ログアウトボタンを選択するとインターネットエクスプローラが応答しなくなる場合があります 背景 : インターネットエクスプローラを用いてログイン / ログアウトした場合に発生することがあります 49635: 概要 : 製品登録後にいくつかのワイヤレス機能が設定できなくなります 背景 : 製品コードを変更するために 装置を手動で再起動しなかった場合に起こります ユーザは ファイアウォールを手動で再起動するよう指示されません 応急 : 製品登録完了後に SonicWALL 装置を手動で再起動します 50141: 概要 : WAN の切断もしくは WAN IP がスタティックではなく IP アドレスの取得に時間がかかった場合 登録済み装置上でノードライセンス数が既定値の 5 と表示されます 背景 : これは ノードライセンス数が内部アップグレードキーの構造と一致しないために発生する内部の問題です 装置の起動時には SonicWALL のライセンス管理サーバから正しいライセンス数を取得するために WAN 接続が必要です 50347: 概要 : 登録 & ライセンスウィザード を完了させてファイアウォールを再起動した後でも システム > 状況 ページや システム > ライセンス ページでライセンス情報を参照するために 再度登録の更新を要求されます Page 2 of 8
GMS 47919: 概要 : SonicWALL 装置上の WGS プロファイルを削除するための POST ストリングの使用が動作しません 背景 : 次の POST ストリングのフォームを使用した場合に発生します sgmstool -posts ht tps://10.x.x.x/main.cgi wgsacctprofilename_-3=test 47254: 概要 : SonicOS 3.8 Standard が GMS 管理インターフェースの Diagnostics > Reverse Na me Resolution に対して正しい XML 値を返しません 背景 : GMS が IP アドレスに対する名前の逆引き要求をポストする際に発生します ネットワーク 47384: 概要 : ある状況で SonicWALL セキュリティ装置の DHCP サーバが GVC クライアントに対する仮想 IP アドレスを更新しません 背景 : DHCP サーバが 仮想インターフェースにスタティック IP アドレスを提供するように設定されている場合に発生します セキュリティサービス 47200: 概要 : SonicWALL セキュリティ装置へのゲートウェイアンチウィルス / 侵入防御サービス / アンチスパイウェアの手口ファイルのアップロードが断続的な切断を引き起こすことがあります 背景 : ライセンス鍵セットを適用した後に インターネットエクスプローラを用いて手口ファイルを手動でアップロードした場合に発生します 応急 : ライセンス鍵セットを適用して手口ファイルを手動でアップロードするのではなく ライセンスマネージャからアップロードします または Firefox ブラウザを用いて手口ファイルをアップロードします 日本語版特有の問題点 39939: 概要 : 電子メールフィルタの設定更新時に " テキスト. データは範囲外です " 警告メッセージが表示される場合があります 背景 : 警告文の内容 が 制限文字数を超過していると判断されるために この警告メッセージが表示されます 工場出荷時の 警告文の内容 の状態でも同様です この警告メッセージが表示された場合でも 警告文の内容 以外の設定は正しく適用されます 応急 : 警告文の内容 を変更したい場合は 文章を短くしてから適用してください 概要 : SonicOS Standard 3.8 が動作する SonicWALL TZ 180 装置は ヨーロッパ言語 ( フランス語 イタリア語 ドイツ語 スペイン語 ) とアジア言語 ( 日本語 中国語 ) の間での設定ファイルのインポート / エクスポートに対応していません 応急 : ヨーロッパ言語とアジア言語の間でファームウェアイメージに変更した後には 工場出荷時の設定で装置を起動して 手作業で再度設定をしてください 概要 : SonicOS Standard 3.8 が動作する SonicWALL TZ 180 装置は システム > 管理 ページの 言語の選択 オプションから日本語と英語を切り替えた場合の設定に互換性がありません 日本語と英語間での設定ファイルのインポート / エクスポートにも対応していません 応急 : 言語の選択 オプションからの日本語と英語を切り替えた場合には 工場出荷時の設定で装置を起動して 手作業で再度設定をしてください Page 3 of 8
SonicOS Standard/Enhanced イメージのアップブレード手順 以下の手順は 既存の SonicOS Standard または Enhanced イメージを新しいバージョンへアップグレードする方法について説明しています 最新版 SonicOS Standard/Enhanced イメージの取得 SonicOS Standard イメージから SonicOS Enhanced イメージへのアップグレード 設定情報のバックアップコピーの保存 現在の設定を使用した SonicOS Standard/Enhanced イメージのアップグレード 工場出荷時の設定を使用した SonicOS Standard/Enhanced イメージのアップグレード セーフモードを使用した SonicWALL セキュリティ装置のリセット SonicOS Standard イメージから SonicOS Enhanced イメージへのアップグレード 最新版 SonicOS Standard/Enhanced イメージの取得 LAN インタフェースまたは WAN インターフェースへの管理アクセスを設定している場合 SonicWALL セキュリティ装置上の SonicOS Standard/Enhanced イメージをリモートで更新することができます SonicOS Standar d から SonicOS Enhanced へのアップグレードは リモートではできません 1. ご利用の SonicWALL セキュリティ装置の新しい SonicOS Standard/Enhanced イメージファイルは mysonicwall http://www.mysonicwall.com より取得することができます 備考既に SonicWALL セキュリティ装置を登録済みで システム > 設定 ページで 新しいファームウェアが利用可能になった時に通知する を選択している場合には ご利用のモデルの利用可能なアップデートが自動的に通知されます 2. 新しい SonicOS Standard/Enhanced イメージファイルを管理ステーションへコピーします SonicOS Standard イメージから SonicOS Enhanced イメージへのアップグレード SonicOS Standard が動作する以下の SonicWALL セキュリティ装置で SonicOS Enhanced へのアップグレードが可能です SonicWALL TZ 180 SonicWALL PRO 1260 SonicWALL TZ 170 SonicWALL PRO 2040 SonicWALL TZ 170 SP SonicWALL PRO 3060 SonicWALL TZ 170 Wireless 警告 SonicOS Standard から SonicOS Enhanced へアップグレードした場合には アップグレード後にすべての設定を手動で入力する必要があります SonicOS Standard からエクスポートした設定を SonicOS Enha nced でインポートすることはできません このように既存の設定をインポートする手段が無いので アップグレード前にはすべての設定を記録してください これもまた SonicOS Enhanced へのリモートアップグレードを禁止する要因の 1 つです SonicOS Enhanced を初めて起動する時には システム > 設定 ページで アップロードされたファームウェ ア ( 工場出荷時の設定 ) - 更新! を選択してください 装置の起動後に 設定を行うことができます アップロードされたファームウェア - 更新! は 現在のSonicOS Standardの設定情報を使用しますが SonicOS Enhancedとは互換性がないことに注意してください Page 4 of 8
備考アップグレードに関する詳細は SonicOS Enhanced アップグレードガイド を参照してください このガイドは ウェブサイト http://www.sonicwall.com/japan/support/support_document.html より入手することができます 設定情報のバックアップコピーの保存 アップグレード処理を開始する前に SonicWALL セキュリティ装置の設定情報のシステムバックアップを作成します バックアップ機能は SonicWALL セキュリティ装置上の現在の設定情報のコピーを保存し 以前の設定状態へ戻るために必要となるすべての既存の設定情報を保護します SonicWALL セキュリティ装置の現在の設定状態を保存するためにバックアップ機能を使用することに加えて 設定情報ファイルを管理ステーションのローカルハードディスクへエクスポートすることができます このファイルは 設定情報の外部バックアップとして利用でき SonicWALL セキュリティ装置へインポートすることができます 設定情報のバックアップの保存 および ファイルを管理ステーションへエクスポートするには 以下の手順に従います 1. ご利用の SonicWALL セキュリティ装置により 手順が異なります 該当する以下のどちらかの手順に従います SonicWALL TZ 180 TZ 170 TZ 170 SP TZ 170 Wireless SonicWALL PRO 1260 をご利用の場合は システム > 設定 ページの 設定のバックアップの作成 ボタンを選択します 設定情報が保存されます 最後の設定のバックアップに関する情報が システム > 設定 ページ ファームウェアの管理 テーブル上部 補足 エリアに表示されます 2. システム > 設定 ページで ボタンを選択し 設定情報ファイルをローカルマシンに保存します 既定の設定情報ファイル名は sonicwall.exp です 名前を変更することはできますが 拡張子は.exp を使用してください ヒント設定をエクスポートする SonicOS Standarad/Enhanced のバージョンを含めた形で.exp ファイルの名前を変更します 例えば SonicOS Standard 3.0 イメージから設定をエクスポートした場合 [ 日付 ]_ [ バージョン ]_[MAC アドレス ].exp 形式を使用して 051607_3.0.0.6-27s_000611223344.exp のように名前を変更します ([MAC アドレス ] 書式は SonicWALL セキュリティ装置のシリアル番号です ) あるバージョンの SonicOS Standard/Enhanced イメージに戻したい場合に インポートするためのファイルを正しく選択することができます 現在の設定を使用した SonicOS Standard/Enhanced イメージのアップグレード 備考 SonicWALL セキュリティ装置は SonicOS Standard/Enhanced イメージのダウングレード および 上位バージョンからの設定情報ファイルの使用は サポートしていません SonicOS Standard/Enhance Page 5 of 8
d イメージを下位バージョンへダウングレードした場合 アップロードされたファームウェア ( 工場出荷時の設定 ) を必ず使用する必要があります ダウングレードするバージョンと同じバージョンで保存した設定情報ファイルをインポートするか 手動で再設定します 工場出荷時の設定を使用した SonicOS Standard/Enhanced イメージのアップグレード を参照してください 1. mysonicwall より SonicOS Standard/Enhanced イメージファイルをダウンロードし ローカルコンピュータ上に保存します 2. SonicWALL の システム > 設定 ページより ファームウェアのアップロード を選択します Sonic OS Standard/Enhanced イメージファイルを選択し アップロード ボタンを選択します アップロード処理は 約 1 分かかります 3. アップロードが終了すれば 新しい SonicOS Standard/Enhanced イメージで SonicWALL セキュリティ装置を再起動する準備は完了です システム > 設定 ページから 以下のエントリの起動アイコンを選択します アップロードされたファームウェア 更新! 4. イメージのアップデート処理に 1 から 2 分かかり イメージをフラッシュメモリにアップロードしている間に電源を落としてはならないという 警告のメッセージダイアログボックスが表示されます OK を選択して継続します 5. SonicWALL セキュリティ装置へのイメージのアップロードが成功すると ログイン画面が表示されます ユーザ名とパスワードを入力します 新しい SonicOS Standard/Enhanced イメージのバージョンは システム > 設定 ページで確認できます 工場出荷時の設定を使用した SonicOS Standard/Enhanced イメージのアップグレード 1. mysonicwall より SonicOS Standard/Enhanced イメージファイルをダウンロードし ローカルコンピュータ上に保存します 2. SonicWALL 管理インターフェースの システム > 設定 ページより 設定のバックアップの作成 か バックアップの作成 を選択して SonicWALL セキュリティ装置の設定のバックアップを作成します Page 6 of 8
3. SonicWALL の システム > 設定 ページより ファームウェアのアップロード を選択します Sonic OS Standard/Enhanced イメージファイルを選択し アップロード ボタンを選択します アップロード処理は 約 1 分かかります 4. アップロードが終了すれば 新しい SonicOS Standard/Enhanced イメージで SonicWALL セキュリティ装置を再起動する準備は完了です SonicWALL の システム > 設定 ページから 以下のエントリの起動アイコンを選択します アップロードされたファームウェア ( 工場出荷時の設定 ) 更新! 5. イメージのアップデート処理に 1 から 2 分かかり イメージをフラッシュメモリにアップロードしている間に電源を落としてはならないという 警告のメッセージダイアログボックスが表示されます OK を選択して継続します 6. SonicWALL セキュリティ装置へのイメージのアップロードが成功すると ログイン画面が表示されます ユーザ名とパスワードを入力します 新しい SonicOS Standard/Enhanced イメージのバージョンは システム > 設定 ページで確認できます セーフモードを使用した SonicWALL セキュリティ装置のリセット SonicWALL セキュリティ装置の管理インターフェースへ接続できない場合 セーフモードで SonicWALL セキュリティ装置を再起動することができます セーフモード機能は システム > 設定 ページと同じ設定が利用可能な簡素化された管理インターフェースを使用して 不確かな設定状態から素早く復旧することを可能にします SonicWALL セキュリティ装置をリセットとするには 以下の手順に従います 1. SonicWALL セキュリティ装置の LAN ポートへ管理ステーションを接続し 管理ステーションの IP アドレスを 192.168.168.0/24 のサブネット上のアドレス 例えば 192.168.168.20 に設定します 備考最後に設定した LAN IP アドレスで SonicWALL セキュリティ装置のセーフモードへ接続するこも可能です これは リモート管理からの復旧や データセンターで手を触れずに復旧する場合などに有用です 2. 先の尖った細い ( まっすぐにしたクリップや爪楊枝のような ) 物を使用して セキュリティ装置背面のリセットボタンを 5 秒から 10 秒間押し続けます リセットボタンは 電源差込口の脇にある小さな穴です ヒント電源が立ち上がっている状態で この方法を使用してリセットできない場合には リセットボタンを押したまま装置の電源を落とし 再度電源を投入し Test ライトが点滅するまで押し続けます TZ 180 リセットボタン セキュリティ装置がセーフモードで再起動された場合には Test ライトが点滅します Page 7 of 8
3. 管理インターフェースへ接続します 管理ステーションのウェブブラウザを使用して 192.168.168. 168 へ接続します セーフモードの管理インターフェースが表示されます 4. セキュリティ装置へ設定の変更を行った場合 現在の設定のバックアップコピーを作成します 設定のバックアップの作成 を選択します 5. 現在の設定を使用してセキュリティ装置の再起動します 現在のファームウェア と同じ行の起動アイコ ン を選択します 6. SonicWALL セキュリティ装置を再起動後 管理インターフェースに再度アクセスしてみます それでもなお管理インターフェースへアクセスできない場合には リセットボタンを使用して再度セーフモードで再起動します セーフモードで 工場出荷時の設定を使用したファームウェアで再起動します 現在のフ ァームウェア ( 工場出荷時の設定 ) と同じ行の起動アイコン を選択します 7. SonicWALL セキュリティ装置を再起動後 管理インターフェースに再度アクセスしてみます 接続できた場合 設定を再度行うか バックアップした設定を使用して再起動することができます バックアップした設定を使用して再起動するには 現在のファームウェア ( バックアップされた設定 ) と同じ行の起動アイコンを選択します ドキュメントバージョン 2007 年 6 月 28 日 Page 8 of 8