Oracle Database 11g Release 2 (11.2.0.3) Oracle Restart インストレーション ガイド Windows x64(64-bit) 版 作成日 : 2012-01-16 更新日 : Version: 1.0
目次 1 はじめに... 3 1.1 対象者... 3 1.2 参考資料... 3 1.3 省略表記... 4 1.4 表記規則... 4 2 概要... 5 2.1 Oracle Restart の特徴... 5 2.2 インストール情報... 5 3 インストール環境と事前準備... 6 3.1 ハードウェア... 6 3.2 ソフトウェア... 8 3.3 ストレージ要件... 9 3.4 ユーザー アカウントの構成... 13 4 Oracle Grid Infrastructure のインストール... 14 4.1 Oracle Grid Infrastructure のインストールと構成... 14 5 Oracle Database のインストール... 28 5.1 Oracle Database のインストール... 28 6 データベース作成... 40 6.1 ASMCA を利用したディスク グループの作成... 40 6.2 DBCA による単一インスタンス データベースの作成... 47 6.3 データベース作成後の確認... 62 更新履歴 Version 日付備考 1.0 2012-01-16 初版 - 2 -
1 はじめに 本ガイドは Oracle Database 11g Release 2 Patch Set 2 (11.2.0.3) for Microsoft Windows x64 (64-Bit) を用いて Oracle Restart 構成を構築するための手順を記載しています 1.1 対象者 本ガイドでは Oracle Restart をインストールして管理するデータベース管理者 (DBA) に対し Oracle Restart 構成のインストール方法について説明します Oracle Database の概念を十分に理解していることを前提としています そのため Oracle に関する一般的な用語などに関する説明は省略します 詳細は 参考資料を参照してください 1.2 参考資料 作成にあたり参照したマニュアルを次に記載します 詳細についてはこれらのマニュアルも併せてご覧ください Oracle Database インストレーション ガイド 11g リリース 2(11.2) for Microsoft Windows Oracle Database リリース ノート 11g リリース 2(11.2) for Microsoft Windows Oracle Automatic Storage Management 管理者ガイド 11g リリース 2(11.2) Oracle Database リファレンス 11g リリース 2(11.2) Oracle Database 管理者ガイド 11g リリース 2(11.2) Oracle Database 新機能ガイド 11g リリース 2(11.2) Oracle Database プラットフォーム共通日本語 README 11g リリース 2(11.2) これらを含むマニュアルは Oracle Technology Network (OTN) Japan の WEB サイトより提供されています http://www.oracle.com/technetwork/jp/indexes/documentation/index.html - 3 -
1.3 省略表記 本ガイドでは 次の省略表記を使用しています 名称 Database Configuration Assistant Operating System Oracle Automatic Storage Management Oracle ASM Configuration Assistant Oracle Enterprise Manager Database Control Oracle Technology Network Japan Oracle Universal Installer Oracle Net Configuration Assistant My Oracle Support Oracle High Availability Service 省略表記 DBCA OS Oracle ASM または ASM ASMCA Oracle EM Database Control または Database Control OTN Japan OUI NETCA MOS OHAS 1.4 表記規則 本ガイドでは 次の表記規則を使用します 規則太字イタリック体固定幅フォント > 記号 意味太字は 操作に関連する Graphical User Interface 要素を示します 強調またはユーザーが特定の値を指定するプレースホルダ変数を示します 固定幅フォントは 段落内のコマンド サンプル内のコード 画面に表示されるテキスト または入力するテキストを示します Windows の Oracle 製品インストール ユーザーのコマンド プロンプトを表します - 4 -
2 概要 本章では Oracle Grid Infrastructure と Oracle Database とで構成される Oracle Restart 構成の概要について説明します 2.1 Oracle Restart の特徴 Oracle Restart 構成はサーバーの起動時にデータベース インスタンスやリスナーなどの起動を行います Oracle Restart 構成ではすべての Oracle コンポーネント ( データベース インスタンス リスナー データベース サービス Oracle Automatic Storage Management (ASM) など ) を登録することで 意図しない停止があった場合などに自動的に再起動を行わせることができるようになります これらのコンポーネントの動作の監視 および再起動の処理は Oracle High Availability Service (OHAS) によって実施されます Oracle Restart 構成では Oracle Grid Infrastructure と Oracle Database の Oracle ホームとソフトウェアのインストールがそれぞれ必要となります また Oracle Restart 構成を使用する場合 Oracle Grid Infrastructure インストール時に ASM の構成はされますが 使用については任意です 2.2 インストール情報 本ガイドで紹介する各手順のインストール詳細は 次の 1) から 4) を参照してください 1) インストール環境のタイプ : インストール ユーザー Oracle Grid Infrastructure インストール ユーザー :Administrator Oracle Database インストール ユーザー : Administrator 2) Oracle Grid Infrastructure インストレーションのタイプ : インストール オプションスタンドアロン サーバー用の Oracle Grid Infrastructure の構成 3) Oracle Database インストレーションのタイプ : データベース エディション Enterprise Edition 4) シングル インスタンスデータベースのタイプ : データベース テンプレート Oracle Enterprise Manager Database Control (Database Contro) の構成データベース ファイルの記憶域高速リカバリ領域の記憶域 汎用またはトランザクション処理構成する ASM( ディスク グループ名 : DATA) ASM( ディスク グループ名 : FRA) ( 注 ) 本ガイドでは Operating System (OS) は事前にインストールされているものとします インストール開始前に ファイヤーウォールの設定が無効となっていることをご確認ください 有効となっている場合は インストール中にエラーが発生してインストールが失敗する可能性があります - 5 -
3 インストール環境と事前準備 本章では インストールを開始する前に 必要な要件や事前準備について説明します 3.1 ハードウェアここでは ハードウェア要件 メモリー要件 一時表領域要件について説明します 3.1.1 ハードウェア要件 各システムは 次の要件を満たしている必要があります Video Graphic Array (VGA) の出力色数 : 256 色以上 画面解像度 : 1024 768 以上 ディスクの空き容量 : インストールに必要なディスク容量の最低要件は次の通りです Oracle Grid Infrastructure: 5GB 以上上記の値は Oracle Clusterware 関連ファイル用の容量に加えて ASM 関連ファイルやログの容量を含めて Oracle Grid Infrastructure のホーム ディレクトリに対して必要とされている値です Oracle Database: プロセッサ アーキテクチャやインストレーション タイプによって異なります 次の表に 64bit について NT File System (NTFS) を使用した場合のディスク容量を記載します インストレーション タイプ 基本インストール 拡張インストール 必要なディスク容量 一時領域 : 500MB SYSTEM_DRIVE: Program Files Oracle ディレクトリ : 4MB Oracle Database のホーム ディレクトリ : 3.53GB 一時領域 : 500MB SYSTEM_DRIVE: Program Files Oracle ディレクトリ : 4.55MB Oracle Database のホーム ディレクトリ : 3.53GB (*1) 合計 4.02GB 4.02GB (*1) この値は 選択したインストール オプションによって値が大きくなる場合があります 自動バックアップを有効にする場合は データファイルのディスク領域用に最低 2GB を追加します 本ガイドでは 次のハードウェアを使用します マシン名 : server1.jp.oracle.com CPU: Intel Core2 Duo E6550 2.33GHz メモリー容量 : 3GB - 6 -
3.1.2 メモリー要件 各システムは 次のメモリー要件を満たしている必要があります 項目 RAM の最小要件 仮想メモリー領域の最小要件 2GB RAM の 2 倍の容量 必要な容量 3.1.3 一時領域要件 環境変数 TEMP および TMP に同一の一時領域を設定します TEMP=C: WINDOWS TEMP TMP=C: WINDOWS TEMP - 7 -
3.2 ソフトウェア Operating System (OS) 要件 Oracle Database 11g Release 2 (11.2.0.3) Oracle Restart インストールする製品に応じて 次の表に示すオペレーティング システム ソフトウェアがインストールされていることを確認します ここに記載されている要件は 初回リリース日時点で最新のものです カーネル要件の最新情報については OTN を参照してください URL は次のとおりです http://www.oracle.com/technetwork/indexes/documentation/index.html OUI を起動する前に要件を確認してください 対応 OS Microsoft Windows Server 2003 x64 Microsoft Windows Server 2003 R2 x64 Microsoft Windows Server 2008 x64 Microsoft Windows Server 2008 R2 x64 Edition Service Pack 1 またはそれ以上全てのエディション Standard,Enterprise,Datacenter,Web,Foundation Standard,Enterprise,Datacenter,Web,Foundation Windows 環境についての注意事項 Windows については Oracle RAC Oracle Restart は 64-bit のみでの提供となります 32-bit での提供 あるいはサポートはありません 本ガイドでは 次の OS を使用します Windows Server 2008 Enterprise Service Pack 2 64-bit Edition - 8 -
3.3 ストレージ要件 ストレージ要件は以下の通りです 3.3.1 ディスクの設定 本ガイドでは データベース ファイルおよびリカバリ ファイルの格納場所として ASM を使用します 構成はデータベース ファイルを 1 つの ASM ディスク グループ ( 複数のディスクをグループ化して管理するために ASM が使用している論理単位 ) を作成し 高速リカバリ領域については別の ASM ディスク グループを作成して利用します 冗長タイプによる Oracle Database に必要な記憶領域 次の表を使用して ASM を利用した場合の初期データベースのインストールに必要な最小限のディスク数とディスク領域を決定します 冗長性 ディスクの最小台数 データベース ファイルリカバリ ファイル合計 外部 1 1.6GB 以上 2.95GB 以上 4.55GB 以上 標準 ( 通常 ) 2 3.2GB 以上 5.90GB 以上 9.10GB 以上 高 3 4.8GB 以上 8.85GB 以上 13.6G 以上 ********************************************************************************************************************** ( 注意 ) 表に示したファイル サイズは 新規インストール ( またはユーザー データのないデータベース ) の必要最小限の見積りです 実際のデータベースのファイル サイズはこれよりも大きくなります *********************************************************************************************************************** 本ガイドで使用するディスク一覧 次に本ガイドで使用する RAW デバイスの一覧を記載します Disk 番号 Partition 番号 +ASM ディスク名用途 2 1 3 1 4 1 5 1 +DATA データベース ファイル用 ( 標準冗長 ) +FRA 高速リカバリ領域用 ( 標準冗長 ) - 9 -
パーティション作成 次に Oracle ASM 用に使用する拡張パーティションに論理ドライブを作成する手順を記載します 1. diskpart コマンドを起動します > diskpart Microsoft DiskPart バージョン 6.0.6002 Copyright (C) 1999-2007 Microsoft Corporation. コンピュータ : SERVER1 2. ディスク一覧を参照します DISKPART> list disk Disk ### Status Size Free Dyn Gpt -------- --------------- ------- ------- --- --- Disk 0 オンライン 25 GB 0 B Disk 1 オンライン 20 GB 0 B Disk 2 オンライン 10 GB 10 GB Disk 3 オンライン 10 GB 10 GB Disk 4 オンライン 10 GB 10 GB Disk 5 オンライン 10 GB 10 GB 3. ディスクを選択します DISKPART> select disk 2 ディスク 2 が選択されました 4. 拡張パーティションと論理ドライブを作成します DISKPART> create partition extended DiskPart は指定したパーティションの作成に成功しました DISKPART> create partition logical DiskPart は指定したパーティションの作成に成功しました 5. 作成された論理ドライブを確認します DISKPART> list partition Partition ### Type Size Offset ------------- ------------------ ------- ------- Partition 0 拡張 10 GB 1024 KB * Partition 1 論理 10 GB 2048 KB - 10 -
6. 作成されたボリュームを確認します DISKPART> list volume Volume ### Ltr Label Fs Type Size Status Info ---------- --- ----------- ---- ---------- ------- --------- -------- Volume 0 C NTFS Partition 25 GB 正常システム Volume 1 D oracle NTFS Partition 20 GB 正常 * Volume 2 RAW Partition 10 GB 正常 7. 全ボリュームを作成後に 再度確認します Volume2~4 がデータベース ファイル用 Volume4~6 が高速リカバリ領域用のディスクとなります DISKPART> list volume Volume ### Ltr Label Fs Type Size Status Info ---------- --- ----------- ---- ---------- ------- --------- -------- Volume 0 C NTFS Partition 25 GB 正常 システム Volume 1 D oracle NTFS Partition 20 GB 正常 Volume 2 RAW Partition 10 GB 正常 Volume 3 RAW Partition 10 GB 正常 Volume 4 RAW Partition 10 GB 正常 * Volume 5 RAW Partition 10 GB 正常 8. ボリュームの自動マウントが有効であることを確認します Windows Server 2003 R2 Enterprise Edition または Datacenter Edition を使用している場合 ディスク自動マウントを有効化する必要があります デフォルトでは無効になっています 他の Windows リリースの場合は デフォルトで自動マウント機能が有効になっているとしても 自動マウントが有効であることを確認してください DISKPART> automount 新しいボリュームの自動マウントが有効です 9. diskpart を終了します DISKPART> exit DiskPart を終了しています... 10. ディスクの管理画面でディスクの設定を確認します > diskmgmt - 11 -
本ガイドでは 次の画面になります - 12 -
3.4 ユーザー アカウントの構成 Oracle Database 11g Release 2 (11.2.0.3) Oracle Restart Oracle Grid Infrastructure ソフトウェアをインストールするには 管理者グループのメンバーであるユーザーを使用する必要があります 本ガイドでは次のユーザーを使用します ユーザー名所属グループドメイン Administrator Administrators 不参加 3.4.1 ソフトウェア インストール所有者のための環境変数の構成 Oracle Grid Infrastructure インストールを開始する前に %TEMP% 環境変数が正しく設定されていることを確認します > echo %TEMP% C:\Users\ADMINI~1\AppData\Local\Temp - 13 -
4 Oracle Grid Infrastructure のインストール Oracle Restart 構成の構築には Oracle Grid Infrastructure と Oracle Database のインストールが必要です はじめに Oracle Grid Infrastructure のインストールを行い 次に Oracle Database をインストールします 本章では Oracle Restart 構成を構築するために Oracle Grid Infrastructure のインストール手順について説明します 4.1 Oracle Grid Infrastructure のインストールと構成 Oracle Grid Infrastructure をインストールする手順について説明します Oracle Grid Infrastructure は Oracle Clusterware および ASM で構成されます 1. インストーラの起動 インストールするユーザー ( ここでは Administrator ユーザー ) でインストール メディアから setup.exe を実行し インストーラを起動します あるいは 次のコマンドを実行します > <GRID_INSTALL_IMAGE>\grid\setup.exe - 14 -
2. Software Update のダウンロード ダウンロードに My Oracle Support 資格証明を使用 を選択した場合 ソフトウェアの更新 ( 推奨パッチ等 ) をインターネット接続 (MOS 経由 ) でダウンロードして適用することができます 事前ダウンロード済のソフトウェア更新を使用 を選択した場合 事前にダウンロードしておいたソフトウェア更新を適用することができます ここでは 更新のダウンロードや適用は行わないため ソフトウェア更新のスキップ を選択して 次へ をクリックします - 15 -
3. インストール オプションの選択 インストール オプションを選択します ここでは Oracle Restart 構成を構築するために スタンドアロン サーバー用の Oracle Grid Infrastructure の構成 を選択し 次へ をクリックします - 16 -
4. 製品言語の選択 製品を実行する言語を選択します ここでは 日本語 と 英語 が選択されていることを確認し 次へ をクリックします - 17 -
5. ASM ディスク グループの作成 ASM ディスク グループの作成を行います ここでは ASM のディスク グループに使用するディスク パスを設定するため ディスクをスタンプ をクリックします 次の手順に従い ASM で使用可能なデバイスにするためにディスク ヘッダーへマーク付け ( スタンプ ) をするために Add or change label を選択し [ 次へ ] をクリックします - 18 -
すべての共有ディスク パーティションが候補として表示されます Ctl キーを押しながら ディスクをクリックします ここでは DATA ディスク用に Harddisk2 と Harddisk3 を選択し Generate stamps with this prefix にチェックが入っていることを確認してから 作成するディスク グループ名 DATA を入力し 次へ をクリックします ディスク一覧を確認し 次へ をクリックします - 19 -
完了 をクリックします ディスク パスに スタンプされたディスク一覧が表示されます ASM ディスクに使用する RAW デバイスの設定を行い ASM ディスク グループの作成に必要な情報を入力します ここでは ディスク グループ名に DATA を入力し 冗長性のレベルに 通常 ディスク グループ DATA に使用するディスク パスを選択し 次へ をクリックします - 20 -
6. ASM パスワードの指定 ASM インスタンス監視用アカウント (SYS ユーザー ASMSNMP ユーザー ) のパスワードを設定します なお パスワードの長さは 8 文字以上で アルファベットの大文字と小文字 および数字をそれぞれ 1 文字以上使うことを推奨しています ここでは これらのアカウントごとに 異なるパスワードを使用 を選択し パスワードを入力して 次へ をクリックします - 21 -
7. インストール場所の指定 ソフトウェアをインストールするディレクトリを指定します ここでは Oracle ベース に Oracle ベースのディレクトリを ソフトウェアの場所 に Oracle ホームのディレクトリを指定し 次へ をクリックします - 22 -
8. 前提条件チェックの実行 インストール実行前に OUI により前提条件のチェックが実行されます 全ての項目のチェックに成功すると 自動的にサマリー画面に遷移します 失敗した項目がある場合は 適宜修正を行ってください - 23 -
9. サマリー インストールする内容を確認後 インストール をクリックするとインストールが開始されます - 24 -
10. 製品のインストール インストールが実行されます 終了画面が表示されるまで待ちます - 25 -
11. 終了 インストールの成功を確認し 閉じる をクリックしてください これで Oracle Grid Infrastructure のインストールは完了です - 26 -
12. インストール後の確認 次のコマンドを実行してリソースの稼動状況を確認します > <GRID_HOME>/BIN/crsctl status resource -t 次は リソースを確認した例を記載しますここでは <GRID_HOME> は D: app grid product 11.2.0.3 grid です > D:\app\grid\product\11.2.0.3\grid\BIN\crsctl stat res -t -------------------------------------------------------------------------------- NAME TARGET STATE SERVER STATE_DETAILS -------------------------------------------------------------------------------- Local Resources -------------------------------------------------------------------------------- ora.data.dg ONLINE ONLINE server1 ora.listener.lsnr ONLINE ONLINE server1 ora.asm ONLINE ONLINE server1 Started ora.ons OFFLINE OFFLINE server1 -------------------------------------------------------------------------------- Cluster Resources -------------------------------------------------------------------------------- ora.cssd 1 ONLINE ONLINE server1 ora.evmd 1 ONLINE ONLINE server1-27 -
5 Oracle Database のインストール 5.1 Oracle Database のインストール 本章では Oracle Database をインストールする手順について説明します 1. インストーラの起動 インストールするユーザー ( ここでは Administrator ユーザー ) でインストール メディアから setup.exe を実行し インストーラを起動します あるいは 次のコマンドを実行します > <DATABASE_INSTALL_IMAGE>\database\setup.exe - 28 -
2. セキュリティ アップデートの構成 セキュリティの問題について 電子メールで通知を受け取る設定を行うことができます チェックをつけた場合 My Oracle Support (MOS) よりセキュリティに関する情報が届きます ここでは セキュリティ アップグレードを My Oracle Support 経由で受け取ります のチェックを外して 次へ をクリックします チェックを外した場合 次の警告メッセージが表示されます 内容を確認し はい をクリックします - 29 -
3. Software Update のダウンロード ダウンロードに My Oracle Support 資格証明を使用 を選択した場合 ソフトウェアの更新 ( 推奨パッチ等 ) をインターネット接続 (MOS 経由 ) でダウンロードして適用することができます 事前ダウンロード済のソフトウェア更新を使用 を選択した場合 事前にダウンロードしておいたソフトウェア更新を適用することができます ここでは 更新のダウンロードや適用は行わないため ソフトウェア更新のスキップ を選択して 次へ をクリックします - 30 -
4. インストール オプションの選択 インストール オプションを選択します ここでは データベースの作成は Database Configuration Assistant (DBCA) を利用するため データベース ソフトウェアのみインストール を選択して 次へ をクリックします - 31 -
5. Grid インストール オプション インストールするデータベースのタイプを選択します ここでは 単一インスタンス データベースのインストール を選択し 次へ をクリックします - 32 -
6. 製品言語の選択 製品を実行する言語を選択します ここでは 日本語 と 英語 が選択されていることを確認し 次へ をクリックします - 33 -
7. データベース エディションの選択 データベース エディションを選択します エディションはライセンスの許諾内容に合わせて選択します ここでは Enterprise Edition を選択し 次へ をクリックします - 34 -
8. インストール場所の指定 ソフトウェアをインストールするディレクトリを指定します ここでは Oracle ベース に Oracle ベースのディレクトリを ソフトウェアの場所 に Oracle ホームのディレクトリを指定し 次へ をクリックします - 35 -
9. 前提条件チェックの実行 インストール実行前に OUI により前提条件のチェックが実行されます 全ての項目のチェックに成功すると 自動的にサマリー画面に遷移します 失敗した項目がある場合は 適宜修正を行ってください - 36 -
10. サマリー インストールする内容を確認後 インストール をクリックするとインストールが開始されます - 37 -
11. 製品のインストール インストールが実行されます 終了画面が表示されるまで待ちます - 38 -
12. 終了 インストールの成功を確認し 閉じる をクリックしてください これで Oracle Database のインストールは完了です - 39 -
6 データベース作成 6.1 ASMCA を利用したディスク グループの作成 11g R2 から ASM 管理のための GUI ツールとして Automatic Storage Management Configuration Assistant ASMCA) が提供されています ASMCA は ASM インスタンスの作成やアップグレード またはディスク グループ ボリューム Oracle ACFS の管理作業を行えます 構成によってディスク グループの追加や作成が必要な場合は コマンド ラインあるいは ASMCA を使用して作成します データベース作成後で Databaes Control を構成した場合であれば EM からでも同様の操作が可能です 本項では DBCA によるデータベース作成の前に ASMCA を実行し データベースの高速リカバリ領域用のディスク グループ (FRA) を作成します 1. ASMCA の起動 Oracle Database をインストールしたユーザー ( ここでは Administrator ユーザー ) で スタート メニューから Automatic Storage Configuration Assistant をクリックします または Oracle Grid Infrastructure のホーム ディレクトリ下の BIN から起動コマンドを実行します > <GRID_HOME> BIN asmca - 40 -
ディスク グループ タブの画面には既存のディスク グループが一覧表示されます ディスク グループの新規作成を実行する場合は 作成 をクリックします - 41 -
2. ディスク グループの作成 ディスク グループの作成に必要な情報を入力後 ASM で使用可能なデバイスにするためにディスク ヘッダーへマーク付け ( スタンプ ) をします ここでは ディスク グループ名 に FRA を入力し 冗長性 に 通常 が選択されていることを確認した後に ディスクのスタンプ をクリックします - 42 -
Add or change label ではラベルの追加や変更を実施します ここでは Add or change label が選択されていること確認し 次へ をクリックします すべての共有ディスク パーティションが候補として表示されます Ctl キーを押しながら ディスクをクリックします ここでは DATA ディスク用に Harddisk4 と Harddisk5 を選択し Generate stamps with prefix にチェックが入っていることを確認してから 作成するディスク グループ名 FRA を入力し 次へ をクリックします - 43 -
ASM link name と Device の項目を確認し 次へ をクリックします 内容を確認し 完了 をクリックします - 44 -
ディスク グループに使用するデバイスを スタンプされたディスクから選択し ディスク グループの作成を行います ここでは 使用するディスクを選択し OK をクリックします ディスク グループ FRA を作成しています 作成が完了するとメッセージが表示されます ディスク グループが正常に作成されたことを確認し OK をクリックします クリック後 ディスク グループの一覧画面に戻ります - 45 -
3. ディスク グループの作成後の確認 作成したディスク グループ FRA が正常にマウントされていることを確認します ここでは ディスク グループ FRA の 状態 が MOUNTED となっていることを確認し 終了 をクリックします - 46 -
6.2 DBCA による単一インスタンス データベースの作成 DBCA を使用して単一インスタンス データベースを作成する手順を紹介します 1. DBCA の起動 Oracle Database をインストールしたユーザー ( ここでは Administrator ユーザー ) で スタート メニューから Database Configuration Assistant をクリックします または Oracle Database のホーム ディレクトリ下の BIN から起動コマンドを実行します > <DB_HOME> BIN dbca - 47 -
2. DBCA の起動画面 DBCA を起動すると ようこそ 画面が表示されます 内容を確認し 次へ をクリックします - 48 -
3. 実行する操作の選択 実行する操作を選択します ここでは データベースの作成 を選択し 次へ をクリックします - 49 -
4. データベース テンプレートの選択 データベースの作成に使用するテンプレートを選択します ここでは データファイルを含むテンプレートの 汎用またはトランザクション処理 を選択し 次へ をクリックします - 50 -
5. データベース識別情報の入力 データベースの構成に必要な グローバル データベース名 と SID を入力します ここでは グローバル データベース名 と SID に orcl と入力し 次へ をクリックします - 51 -
6. 管理オプションの選択 管理オプションを選択します Database Control の構成やオプティマイザの統計の収集などのメンテナンス タスクを自動管理する機能の設定ができます 設定の変更は Enterprise Manager あるいは 自動メンテナンス タスク タブを切り替えて選択します ここでは Database Control を構成するため Enterprise Manager の構成 がチェックされていることを確認し 次へ をクリックします - 52 -
7. データベース資格証明の指定 データベース管理者アカウント (SYS ユーザー SYSTEM ユーザーなど ) のパスワードを設定します なお パスワードの長さは 8 文字以上で アルファベットの大文字と小文字 および数字をそれぞれ 1 文字以上使うことを推奨しています ここでは 別の管理パスワードを使用 を選択し 各ユーザーのパスワードを入力して 次へ をクリックします - 53 -
8. データベース ファイルの位置の設定 データベース ファイルを配置する記憶域のタイプと配置場所を指定します 記憶域のタイプ では 自動ストレージ管理 (ASM) あるいは ファイルシステム を選択することができます ここでは 自動ストレージ管理 (ASM) を選択し 使用するディスク グループとして +DATA を設定します 設定した後に 次へ をクリックします ASM を利用する場合 ASMSNMP ユーザーのパスワードを要求されます 4.1 Oracle Grid Infrastructure インストールと構成 の 6. ASM パスワードの指定 で指定した ASMSNMP ユーザーのパスワードを入力し OK をクリックします - 54 -
9. リカバリ構成の設定 データベースのリカバリ オプションを選択します 高速リカバリ領域の指定 にチェックをつけた場合 高速リカバリ領域が設定されます また アーカイブ有効化 にチェックをつけた場合 ARCHIVELOG モードで運用されます ここでは 高速リカバリ領域の指定 にチェックをつけ 高速リカバリ領域 に事前に作成したディスク グループの +FRA を設定します 高速リカバリ領域のサイズ のサイズはデフォルトのままとします そして アーカイブの有効化 にチェックをし 次へ をクリックします - 55 -
10. データベース コンテンツの設定 サンプル スキーマの追加やデータベース作成後に実行する SQL スクリプトの設定が可能です サンプル スキーマ あるいは カスタムスクリプト タブを切り替えて選択します ここでは サンプル スキーマ のチェックを外したまま 次へ をクリックします - 56 -
11. 初期化パラメータの設定 初期化パラメータの設定を行います ここでは キャラクタ セット タブをクリックし データベースの使用言語を Unicode(AL32UTF8) を使用 に設定した後に 次へ をクリックします - 57 -
12. データベース記憶域の確認 データベース作成用の記憶域パラメータを設定します 設定可能なオブジェクトには 制御ファイル 表領域 データファイル ロールバック セグメント REDO ログ グループがあります これらのオブジェクトの新規作成や変更を実施する場合は設定を行います ここではデフォルトのまま 次へ をクリックします - 58 -
13. 作成オプションの選択 作成オプションを選択します 作成するデータベースをテンプレートとして使用する場合は データベース テンプレートとして保存 にチェックを入れます また データベース作成スクリプトを生成する場合は データベース作成スクリプトの生成 にチェックを入れます ここでは データベースのみ作成するため データベースの作成 にチェックを入れたまま 完了 をクリックします - 59 -
14. サマリーの確認 作成するデータベースのサマリーを確認します 内容を確認し OK をクリックするとデータベースの作成が開始されます - 60 -
15. 構成の実行 DBCA によるデータベースの作成が開始されます データベースの作成が完了すると 次の画面が表示されます 内容を確認し 終了 をクリックすると データベースの作成は完了です - 61 -
6.3 データベース作成後の確認 6.3.1 データベース稼働確認 Oracle Database 11g Release 2 (11.2.0.3) Oracle Restart リソースが正常に稼動していることを確認する場合は 次のコマンドを実行します > <GRID_HOME>/bin/crsctl status resource -t 次に リソースを確認した例を記載します ここでは <GRID_HOME> は D: app grid product 11.2.0.3 grid です ora.orcl.db の STATE_DETAILS が Open になっているかを確認します > D:\app\grid\product\11.2.0.3\grid\BIN\crsctl status resource -t -------------------------------------------------------------------------------- NAME TARGET STATE SERVER STATE_DETAILS -------------------------------------------------------------------------------- Local Resources -------------------------------------------------------------------------------- ora.data.dg ONLINE ONLINE server1 ora.fra.dg ONLINE ONLINE server1 ora.listener.lsnr ONLINE ONLINE server1 ora.asm ONLINE ONLINE server1 Started ora.ons OFFLINE OFFLINE server1 -------------------------------------------------------------------------------- Cluster Resources -------------------------------------------------------------------------------- ora.cssd 1 ONLINE ONLINE server1 ora.evmd 1 ONLINE ONLINE server1 ora.orcl.db 1 ONLINE ONLINE server1 Open - 62 -
6.3.2 Oracle Enterprise Manager Database Control 稼働確認 emctl コマンドを使用して Database Control が稼動していることを確認します また 接続にあたり環境変数 ORACLE_HOME および ORACLE_UNQNAME を設定します > set ORACLE_HOME=<DB_HOME> > set ORACLE_UNQNAME=<ORACLE_UNQNAME> > <DB_HOME>\bin\emctl status dbconsole 次に 本ガイドでの接続例を記載します ここでは <DB_HOME> は D: app oracle product 11.2.0.3 dbhome_1 です > set ORACLE_HOME=D:\app\oracle\product\11.2.0.3\dbhome_1 > set ORACLE_UNQNAME=orcl > D:\>app\oracle\product\11.2.0.3\dbhome_1\BIN\emctl status dbconsole Oracle Enterprise Manager 11g Database Control Release 11.2.0.3.0 Copyright (c) 1996, 2011 Oracle Corporation. All rights reserved. https://server1.jp.oracle.com:1158/em/console/aboutapplication Oracle Enterprise Manager 11g is running. ------------------------------------------------------------------ Logs are generated in directory D:\app\oracle\product\11.2.0.3\dbhome_1/server1. jp.oracle.com_orcl/sysman/log 最後に Database Control へ接続できることを確認します 接続には 次の URL を使用します https://< ホスト名 >:1158/em/ 次は 本ガイドの環境におけるログイン画面例です ユーザー名 と パスワード を入力します ここでは sys ユーザーでログインをします - 63 -
次は ログイン後の画面例です - 64 -
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