「Unlock VSA」 VSA 1TB無償ダウンロード 簡易インストールガイド

Similar documents
ソフトウェアストレージStoreVirtual VSAを試すための技術資料

音声認識サーバのインストールと設定

改版履歴 Ver. 日付履歴初版 2014/7/10 - 目次 1. はじめに クラスター構築の流れ Windows Server Failover Cluster をインストールするための準備 OS のセットアップ時の注意... -

改版履歴 Ver. 日付履歴 1.0 版 2014/5/30 目次 0 はじめに 本文中の記号について Windows Server Failover Cluster をインストールするための準備 Windows Server Failover

まえがき 2011 年 11 月 1 日 ver1.0 [ 初版 ] 本手順書では vcenter サーバが管理する仮想コンピュータを Acronis Backup & Recovery 11 エージェント for ESX(i)( バーチャルアプライアンス ) を用いてバックアップする手順をご紹介し

Microsoft® Windows® Server 2008/2008 R2 の Hyper-V 上でのHP ProLiant用ネットワークチーミングソフトウェア使用手順

Panda GateDefender Virtual eseries スタートガイド

まえがき 2011 年 11 月 1 日 ver1.0 [ 初版 ] 運用中の ESX(i) ホストの負荷が高く 仮想アプライアンスの実行が望ましくない場合 ESX インフラストラクチャ外部にある物理コンピュータへのエージェント for ESX(i) (Windows) のインストールを検討してくだ

Microsoft iSCSI Software Targetを使用したクラスタへの共有ディスク・リソースの提供

タイムゾーンの設定 エージェントオプション ESX/ESXi サーバ エージェントオプション仮想アプライアンス ライセンスの入力 管理サーバへの登録 (STEP4)

Windows ログオンサービス インストールマニュアル 2018/12/21 1

HP P4000 VSA Installation and Configuration Guide

SELECT Server XM (ver

付録

HP Device Manager4.7インストール・アップデート手順書

iStorage ソフトウェア VMware vCenter Plug-in インストールガイド

GHS混合物分類判定システムインストールマニュアル

Rhino6 for Windows ラボラトリーライセンスインストールガイド 株式会社アプリクラフト

PowerPoint プレゼンテーション

目次 1 VirtualBoot for Hyper-V とは バックアップを実行するマシンの設定 確認すべきこと SPX によるバックアップ VirtualBoot for Hyper-V を実行するマシンの設定 確

Microsoft Word - CMSv3マニュアル-STB編(WindowsPC).docx

提案書

(6) コンボドライブのドライブ文字の変更 コンピュータの管理 ウィンドウの右下側フレームの CD-ROM 0 DVD (E:) と書かれた箱 ( 図 02-2) にマウスのポインタを合わせ, 右ボタンをクリックしてメニューを表示する メニューから ドライブ文字とパスの変更 (C)... を選択する

HPE Hyper Converged 250 System for VMware vSphere® リリースノート

SAMBA Stunnel(Windows) 編 1. インストール 1 セキュア SAMBA の URL にアクセスし ログインを行います xxx 部分は会社様によって異なります xxxxx 2 Windows 版ダウンロード ボ

VG シリーズ用ローカルファームアップ / 自動ファームウェア更新設定手順書 VG400aⅡ ローカルファームアップ / 自動ファームウェア更新設定手順書

MSSQL2014+NPMインストール手順書

目次 はじめに StorageCraft Recovery Environment Builder をインストールする 必要なソフトウェアを確認する ダウンロードする インストールを実行する Window

Microsoft Word - nvsi_090200jp_r1_nvbsvr_mscs.doc

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word JA_revH.doc

Stepguide15_shisa_guard.indd

8. 適用 を後 OK をしウインドウを閉じてください 2. パソコンと LCV3 を LAN ケーブルで接続し 設定を行います Windows パソコンの推奨環境は以下の通りです (2015 年 6 月現在 ) OS : Windows XP Vista 7 8 CPU : 32bit 64bit

        ALTIRIS Client Management Suite Upgrade Guide                                 Rev 年6月30日  

OKI Universal Hiper-C プリンタドライバ ユーザーズマニュアル ( セットアップと使い方編 ) 最終更新日 2012 年 9 月第 2 版

FormPat 環境設定ガイド

セットアップマニュアル

データ移行ツール ユーザーガイド Data Migration Tool User Guide SK kynix Inc Rev 1.01

Veritas System Recovery 16 Management Solution Readme

Windows2000/XPインストール手順

Microsoft Word - AW-SF100導入手順書(スタンドアローン版)_ doc

次 はじめに ブラウザーサポート デフォルトのIPアドレスについて

iStorage NSシリーズ管理者ガイド(詳細編)

EX AntiMalware v7 クイックセットアップガイド A7QG AHK-JP EX AntiMalware v7 クイックセットアップガイド 本製品の動作環境です OS 下記 OS の 32 ビット 64 ビット (x64) をサポートします Windows 10, 8.1,

iStorage NS500Bx系 管理者ガイド (詳細編)

システムコマンダー8を使用したWindows とLindowOS の共存方法

Cisco HyperFlex セットアップ概要

1

ServerView RAID Manager VMware vSphere ESXi 6 インストールガイド

ピツニーボウズジャパン ソリューションのご紹介

目次 第 1 章概要....1 第 2 章インストールの前に... 2 第 3 章 Windows OS でのインストール...2 第 4 章 Windows OS でのアプリケーション設定 TP-LINK USB プリンターコントローラーを起動 / 終了するには

目次 目次 準備いただくもの 準備 SQLServer2008 R2 ExpressEdition のインストール インストールの前に インストール 設定一覧 機

プリンタドライバのインストール. Windows で使用する場合 Windows プリンタドライバのインストール方法は 接続方法や使用するプリンタドライバによって異なります また コンピュータの OS によってインストール方法が異なります お使いのコンピュータの OS に合わせて 以下の参照ページを

Auto Tracking Server Software 導入手順書

クラスタ構築手順書

SonicDICOM Cloud Connector インストール手順書 SonicDICOM Cloud Connector とは 検査装置が撮影した画像を自動的にクラウドへアップロー ドするためのソフトウェアです 1 前準備 クラウド上に PACS を作成する SonicDICOM Cloud

第 1 版

Microsoft SQL Server 2016 インストール手順書 (Standard) この文書は SQL Server 2016 のインストール手順について簡潔にまとめたもので Microsoft SQL Server 2016 Books Online に記述されている一部を抜粋した内容で

Rhino5 Labライセンス インストールガイド

リモートアクセスライト インストールガイド リモートアクセスライト インストールガイド 第 1. 1 版 2017 年 12 月 12 日

Veritas System Recovery 16 Management Solution Readme

「Microsoft

PowerPoint プレゼンテーション

Acronis Backup 12.5 Advanced NetAppスナップショット連携

目次 本書の取り扱いについて... 3 事前準備... 4 MultiPoint Server 2011 OEM 版のインストール (OS リカバリー用のディスク領域を使う場合の起動方法 )... 5 MultiPoint Server 2011 OEM 版のインストール (OS リカバリー用のメデ

ConsoleDA Agent For Server インストールガイド

AW-SF100 Web アプリ版導入手順書 Revision Professional AV Systems Business Unit Panasonic AVC Networks Company Panasonic Co., Ltd.

RICOH Device Manager Pro バックアップ/バージョンアップ作業手順書

QNAP vsphere Client 用プラグイン : ユーザーガイド 2012 年 12 月更新 QNAP Systems, Inc. All Rights Reserved. 1

! 2. CCS のインストール CCS をインストールする前に, パソコンのアカウントは, 必ず 管理者 にしてください ログイン中のアカウントの個人用フォルダ (C:\Users\ ログイン名 ) に全角や半角カタカナなどが含まれているとインストールが完了しません 新規で半角英数字名のローカルア

2. インストールの方法 インストールの手順は まずインストーラーをサイトからダウンロードし イールドブック カリキュレーターと Java Web Start をインストールします 次にイールドブック カリキュレーターを起動してサーバー接続し Java のファイルをダウンロードします 以下の手順に従

Microsoft Word - MyWebPortalOffice_Levelup.doc

Microsoft Edge の場合 (1) Mizdori 無料体験版ダウンロード画面の [ 体験版ダウンロード ] ボタンをクリックします (2) Edge の下部に mizdori_taiken_setup.zip について行う操作を選んでください と表示され ますので [ 開く ] をクリッ

-. 無線 LAN の設定 ホットスポット 無線 LAN 設定 & 接続マニュアル 事前にご確認ください Windows をご利用の方 無線 LAN 内蔵 PC の場合 無線 LAN 機能は有効になっていますか 無線 LAN のスイッチの位置などの詳細は PC のマニュアルをご覧ください 無線 LA

WES7シンクライアントIE11アップデート手順書

Microsoft Word - クライアントのインストールと接続設定

CLUSTERPRO MC StorageSaver for BootDisk 2.1 (for Windows) インストールガイド 2016(Mar) NEC Corporation はじめに 製品導入の事前準備 本製品のインストール 本製品の初期設定 本製品のアンインストール

RW-5100 導入説明書 Windows7 用 2017 年 7 月 シャープ株式会社

Microsoft Word - SSL-VPN接続サービスの使い方

KSforWindowsServerのご紹介

IsBOX-3100/3150 インストールガイド


1 目次 本書の構成 2 体験版申請用総合ソフトの機能 3 申請用総合ソフトとの相違点 体験版申請用総合ソフト ver.3.0 は, 本番用の申請用総合ソフト (3.0A) の機能に擬似データを加えたものです

! 2. CCS のインストール CCS をインストールする前に, パソコンのアカウントは, 必ず 管理者 にしてください ログイン中のアカウントの個人用フォルダ (C:\Users\ ログイン名 ) に全角や半角カタカナなどが含まれているとインストールが完了しません 新規で半角英数字名のローカルア

(2) [ バックアップツール ] が表示されます [1] [2] [3] [4] [5] [6] Windows Storage Server 2012 バックアップ手順 (V_01) < 画面の説明 > [1] バックアップ項目リスト登録されているバックアップセットの一覧です [2] 新規 ボタ

プリンタドライバインストールガイド <OPS645>-Windows Vista(32bit 版 )/ Windows 7(32bit 版 )/ Windows 8(32bit 版 )/ Windows 8.1(32bit 版 )- プリンタドライバインストールガイド <OPS645> Window

Acronis Snap Deploy 5

無償期間中に Windows10 に アップグレードをお考えのお客様へ 現在 御太助.net で使用している SQL Server のバージョンは Windows10 ではその動作が保証されていません そのため 御太助.net を WIndows10 で使用するにあたっては SQL Server の

Acronis Backup & Recovery 11 Advanced エディション

Data Loss Prevention Prevent 10.x クイック スタート ガイド

セットアップの流れ Graphtec Pro Studio を使用する SAi Cloud へのユーザー登録 1-1 SAi Cloud へのユーザー登録 Graphtec Pro Studio のインストール 1-2 Graphtec Pro Studio のインストール Cutting Mast

WES7/WE8SシンクライアントVMwareHorizonClientアップデート手順書

SigmaSystemCenter 仮想マシンサーバ(ESX)のIPアドレス変更手順(SSC3.0~3.5u1)

メール設定

1. Microsoft Loopback Adapter のインストール 1) ノートパソコンにおいて そのパソコンの管理者アカウントによりログオンします 2) [ スタート ] > コントロールパネルを開きます 3) 表示方法 : カテゴリの場合には ハードウェアとサウンド > デバイスマネージ

RDX へのバックアップ 3 ベアメタル復旧手順書 2014 年 11 月

(Microsoft Word - Compiere3.0Windows\203C\203\223\203X\203g\201[\203\213\203K\203C\203h.doc)

Silk Central Connect 15.5 リリースノート

Microsoft Word - バーチャルクラス(Blackboard)ログイン方法ガイド.docx

「Microsoft

Transcription:

Unlock VSA!! 余っているディスクを有効活用しませんか? HP ProLiant サーバー向け HP StoreVirtual VSA 無償ダウンロードライセンスの使い方 2014 年 1 月日本ヒューレット パッカード株式会社

余っているディスクを有効活用しませんか? 急速に高まったサーバーの性能 (CPU のコア数の増加, メモリーの低価格化,Disk の大容量化 ) で余裕のある資源を SDS(Software-Defined Storage) = StoreVirtual VSA でまとめて共有ストレージとして有効活用しませんか? 仮想環境 ( ハイパーバイザー ) 構築のために購入したサーバー上の空きディスクを iscsi で Network RAID 化し高可用性 拡張性を持つ共有ストレージとして利用することができます 例えば 3 台のハイパーバイザー用 ProLiant サーバーでそれぞれ 1TB のディスクが空いていれば StoreVirtual VSA で専用のストレージ機器なみに運用することができます ( 今ならバンドルキャンペーンで 3 年間無料!) Client PCs Apps Servers App 仮想 OS 仮想 OS CMC HP VSA Storage 仮想 OS HP VSA Storage Storage HP VSA 2

HP StoreVirutal VSA ソフトウェアとは? HP StoreVirutal VSA とは仮想化ハイパーバイザー (VMware vsphere または Microsoft Hyper-V) 上で HP StoreVirtual Storage と同等なストレージ機能を追加の外部ハードウェアなしで実現する仮想ストレージアプライアンスです StoreVirtual VSA を複数の仮想化ハイバーバイザー上に分散して配置する事によりサーバー上のディスクを単純に共有ディスクとして使用するよりも ネットワーク RAID によるパフォーマンスの向上 クラスタリングによる可用性の向上が望めます また 複数の StoreVirtual VSA を統合して管理する CMC( 集中管理コンソール ) により 煩雑なストレージ管理作業をまとめて行うことができます さらにストレージの複製やスナップショット作成等をスケジュール化して定期的に実行することもできます その他 繰り返し行う作業を CLI によりスクリプトで処理させることもできます 3

設定の進め方 利用要件の確認 準備ストレージおよびネットワーク構築の計画 StoreVirtual VSA を使用するための要件を確認し 必要に応じて準備を行います 仮想化環境 (vsphere または Hyper-V) のインストール iscsi ネットワークの準備 StoreVirtual VSA CMC ( 中央管理コンソール ) のインストール 仮想化ハイパーバイザ (VMware vsphere または Microsoft Hyper-V) をインストールし iscsi ネットワークを準備します また HP Web site より StoreVirtual VSA をダウンロードします ハイバーバイザにアクセスできる環境 (vsphere Server あるいは Hyper-V を実行しているサーバ上 ) から StoreVirtual VSA のインストールを行います iscsi ネットワークにアクセスできる PC(Windows または Linux) に 管理に使用する CMC をインストールします VSA ノードの設定管理グループ等の設定ボリュームの作成 ハイパーバイザ上の VSA 仮想マシンを起動し動作状況を確認します CMC から VSA を検出し管理グループ クラスタに登録します また共有ディスクボリュームを作成し アクセスするサーバーの登録等を行います 4

利用要件の確認 準備

必要な要件と提供できる機能など StoreVirtual VSA ごとに必要な要件 2GHz 以上の CPU コア 2 個を予約 4GB(vSphere)~5GB(Hyper-V) のメモリ 32GB(Hyper-V) ~35GB(vSphere) の VSA のインストール用ディスク領域 提供用ディスク領域 (1TB 以上のストレージを提供するには追加ライセンスが必要です ) 物理 NIC port システム全体で必要なもの 1GbE 以上の iscsi ネットワーク StoreVritual VSA を登録するクラスタ用の仮想 IP アドレス できること 一台のサーバーが停止してもサービスを継続できる共有ストレージの提供 データの定期的な複製 スナップショット / クローニング / ロールバック パフォーマンス監視 システム異常等のイベントのメール通知 CLI によるスクリプト実行 RemoteCopy( 離れたネットワーク間での複製機能 )and more 6

サポートしている仮想化ハイバーバイザー VMware vshpere: VMware vsphere 5.x Microsoft Hyper-V: 以下の64ビット版オペレーティングシステムをサポートしています Windows Server 2012 Windows Server 2012 R2 Microsoft Hyper-V Server 2008 R2 Windows Server 2008 R2 Standard Windows Server 2008 R2 Enterprise Windows Server 2008 R2 Datacenter Windows 2008 R2 Server Core Server Core 以外のWindows Server 2008 SP2 (Server Coreはサポートされません ) Windows Server 2008 R2 以後では コアおよびフルインストールがサポートされます 7

StoreVirtual VSA for Microsoft Hyper-V StoreVirtual VSA を Microsoft Hyper-V (Windows) で使用するには 以下のサービスおよび役割が動作していることが必要です Hyper-V( サーバーマネージャーから役割の追加で Hyper-V を選択 ) VSA が外部のコンピュータと通信するために仮想ネットワークとして NIC port をひとつ指定します.NET Framework 3.5( サーバーマネージャーから機能の追加で.NET Framework 3.5.x の機能を選択 ) StoreVirtual VSA のインストールに必要です iscsi イニシエーター (Windows Server 2008 以後ではコントロールパネルの管理ツール内にあります ) その他 詳しい条件は本資料末の参考資料をご確認ください 8

StoreVirtual VSA for VMware vsphere StoreVirtual VSA を VMware vsphere で使用するには 次の条件を満たしていることが必要です StoreVirtual VSA を vcenter サーバーで接続する前に適切なライセンスが取得されていること インストーラーを実行するマシン上に.NET Framework 3.5 がインストールされている事 (StoreVirtual VSA のインストールに必要です ) vcenter 上で仮想 iscsi Switch, iscsi SW Initiator を設定しておくこと StoreVirtual VSA をインストールする仮想ディスクを 独立した永続ディスクとして構成し VM スナップショットの影響を受けないようにすること その他 詳しい条件は本資料末の参考資料をご確認ください 9

HP StoreVirtual VSA のダウンロード 以下のサイトにアクセスし [Try VSA now] をクリックします www.hp.com/go/unlockvsa [Receive for Free] を クリックします 登録情報を入力し License terms のチェックを入れて [Next] をクリックするとダウンロードページに進みます (Survey は必須ではありません ) 10

HP StoreVirtual VSA のダウンロード [HP StoreVirtual VSA 2014 Software Evaluation for Microsoft Hyper-V] または [HP StoreVirtual VSA 2014 Software Evaluation for VMware vsphere] のいずれかを選択します [HP Download Manager] か [Download] をクリックしてソフトウェアのダウンロードを開始します 11

HP StoreVirtual VSA のインストール (Microsoft Hyper-V の場合 )

HP StoreVirtual VSA for Hyper-V インストールの準備 StoreVirtual VSA をインストールする前に以下の情報を確認しておきます 項目 説明 仮想マシン 仮想ディスクを置いておく Windows 上のパス ( ディレクトリ ) VSAのIPアドレスは静的 IPアドレスにするか DHCPから確保するか? 通常はデフォルトのままで問題ありません VSA 仮想マシンの名前 静的 IPアドレス静的アドレスにする場合はサブネットマスクやゲートウェイサーバーのIPアドレスも設定します 不明な場合はネットワーク管理者に尋ねてください 動的 IPアドレス (DHCPから確保する場合もDHCPサーバー上でIPアドレスを予約することをお勧めします ) VSA の IP アドレスを静的 IP にするか DHCP から取得するか 静的 IPアドレスにする場合は その取得をしておきます またサブネットマスデフォルトのままでも問題ありませんが 管理しやすくするために変更することも可能ですク ゲートウェイサーバーのIPアドレスも設定します ホスト名 インストールパスおよび仮想マシ ( 他の仮想マシンと重複する場合は変更する必要があります ) ン名 提供するストレージを仮想ハードドライブにするか物理ハードドライブにするか 仮想ハードドライブでは Windows 上に vhd の拡張子のファイルとしてディスク領域を確保します 物理ハードドライブはドライブ設定要件 Smartアレイ上で論理ドライブを作成し それを割り当て 最小 :5GB ~ 最大 :2TBまたは64TB(1TB 以上の構成には追加ライセンスが必要 ) 最大 7 個までます (Windowsのディスクの管理ではオフラインにしておく) 提供するストレージは仮想ドライブか物理ドライブか? 組み合わせて使用できます 仮想ハードディスクドライブ :Windows 上に vhd ファイルで確保した領域を使います 物理ハードディスクドライブ :Smart アレイ上の論理ドライブをストレージとして提供します (Windows 上のディスク管理ではオフラインにしておきます ) 外部ストレージを VSA で提供する場合も仮想ボリュームを作成することにより可能です 13

HP StoreVirtual VSA のインストール ダウンロードした StoreVirtual VSA evaluation 用 Zip ファイルを展開し Virtual_SAN_Appliance\vsatrial\Setup.exe を実行します Winzip の自己解凍画面が表示されるので [Unzip] をクリックします Unzip successful の画面で [OK] をクリックすると しばらくして HP StoreVirtual Installer の画面が表示されます [ 次へ ] ボタンを押して 画面に従って各パラメータの設定を行います 14

HP StoreVirtual VSA インストールウィザード 通常 仮想ストレージアプライアンスを選択します Multiple tiers of storage は本バンドルライセンスではサポートされません (10T または 50T ライセンスが必要です ) Failover Manager は 2 ノード構成でフォールトトレラント性能を維持する場合に使用します 15

HP StoreVirtual VSA インストールウィザード VSA 仮想マシンを置くための Windows 上のパスを設定します ここでは仮想マシンに関係するパラメータを指定します DHCP による IP アドレスの管理を利用する場合も VSA に使用する IP アドレスは DHCP サーバーで予約しておくべきです ネットワークインターフェイスは Hyper-V の役割設定時に指定したインターフェイスがドロップダウンリストに表示されます VSA のホスト名を指定します 静的 IP アドレスを使用するか DHCP で取得するかを指定します静的 IP アドレスの場合はサブネットマスク ゲートウェイサーバー IP アドレスも指定します ネットワークインターフェイスを選択 (Hyper-V 設定時に指定したインターフェイスから選択できます ) 16

HP StoreVirtual VSA インストールウィザード 提供用ストレージとして仮想ハードディスクドライブを選択 VM 名 提供用ストレージを仮想ドライブにするか物理ドライブにするか VSA インストール後 自動的に電源を入れるかを指定します Windows 上の vhd ファイルとして提供用ストレージ領域を確保します ( 最大 7 個まで ) 提供用ストレージとして物理ハードディスクドライブを選択 提供用ストレージに仮想ハードディスクドライブを使用するか 物理ハードディスクドライブを使用するかで 次の画面表示は異なります どちらを使用しても最大 7 個のドライブをストレージとして使用することができます Smart アレイで作成した論理ドライブを提供用ストレージとして利用します ( 最大 7 個まで ) 17

HP StoreVirtual VSA インストールウィザード 各パラメータが確定されると 仮想マシンの設定の概要画面でサマリーが表示されます 変更が必要な場合は [ 戻る ] で修正ができます 問題なければ [ 次へ ] をクリックすることによりインストールが始まります インストールが正常に完了しました というメッセージが表示されたら [ 閉じる ] をクリックします 18

HP StoreVirtual VSA のインストール (VMware vshpere の場合 )

HP StoreVirtual VSA for vsphere インストールの準備 StoreVirtual VSA をインストールする前に以下の情報を確認しておきます 項目説明 仮想マシン 仮想ディスクを置いておく Windows 上のパス ( ディレクトリ ) Host server 名またはIPアドレスおよびLogin 情報 通常はデフォルトのままで問題ありません VSA 仮想マシンの名前 Data store VSAをホストするESX ServerまたはvCenter ServerのIPアドレスまたはホスト名とLogin 情報 VSAをインストールするデータストア ( サーバー上で利用可能なデータストアが表示されるので その中から選択します 最低 35GBの空きが必要です ) VSA の IP アドレスを静的 IP にするか DHCP から取得するか 静的 IPアドレスにする場合は その取得をしておきます またサブネットマスク ゲートウェイサーバーのIPアドレスも設定します Network Setting VSAのDNS 名 使用するNIC(eth0/eth1), Static IP addressを使用するか Dynamic IP addressを使用するか ( Staticの場合はIP address, Subnet, Gatewayの情報 ), Dynamic (HDCP) を使用する場合もIP addressをdhcpで予約しておきます 提供するストレージを仮想ハードドライブにするか物理ハードドライブにするか 仮想ハードドライブではWindows 上にvhdの拡張子のファイルとしてディスク領域を確保します ESX ServerまたはvCenter Server 内での仮想マシン名 Virtual Machine 物理ハードドライブはSmartアレイ上で論理ドライブを作成し それを割り当てます (Windowsのディスクの管理ではオフラインにしておく VSAで提供するストレージプールにVMDKを使用するか) Raw diskを使用するか VMDK/Raw disk および使用する disk の情報 20

HP StoreVirtual VSA のインストール Host server にアクセスできる Windows マシン (vcenter server/client) 上でダウンロードした StoreVirtual VSA evaluation 用 Zip ファイルを展開し Virtual_SAN_Appliance\vsatrial\Setup.exe を実行します Winzipの自己解凍画面が表示されるので解凍するフォルダを指定して [Unzip] をクリックします ( この後インストールするCMCも このフォルダの配下に解凍されます ) Unzip successful の画面で [OK] をクリックすると コマンドラインウィンドウが表示されます [1] を入力してインストーラーの CLI を実行するか [2] を入力してインストーラーの GUI を実行します どちらでも同じ情報が必要で また同じ内容のインストールを実行します 以後は 2 を選択した場合の説明を行います 21

HP StoreVirtual VSA インストールウィザード Welcome 画面で [Next] をクリックし License 情報を確認します 問題が無ければ [I accept the terms of the License Agreement] を選択し [Next] をクリックします 22

HP StoreVirtual VSA インストールウィザード vsphere host(esx server) のアドレスを指定する場合は ESX server のログイン情報を vcenter server を指定する場合は vcenter server の Windows ログイン情報を指定します ドロップダウンリストで選択されたホストの情報が下に表示されるので 選択を確認して [Next] をクリックします Host Setup の画面では vsphere host あるいは vcenter server の IP アドレスか DNS 名 および Login 情報を入力します 検出されたホストがリストアップされるので 接続するホストをドロップダウンリストから 選択します 23

HP StoreVirtual VSA インストールウィザード 通常 HP StoreVirtual VSA を選択します Multiple tiers of storage は本バンドルライセンスではサポートされません (10T または 50T ライセンスが必要です ) FOM(Failover Manager) は 2 ノード構成でフォールトトレラント性能を維持する場合に使用します インストールする仮想アプライアンスの タイプを選択した後 それを置くデータ 領域を選択します 24

HP StoreVirtual VSA インストールウィザード 仮想アプライアンス DNS 名を指定します VSA for vsphere では Network を 2 つまでサポートします ドロップダウンから設定する Network device を選択し各パラメータを設定します 最後に prefered SAN/iQ interface( 管理情報等をやり取りする Interface) をどちらにするか選択します 仮想アプライアンス DNS 名を指定した後 ネットワークの設定を行います VSA for vsphere では最大 2 つの NIC をサポートします static IP address を使う場合はサブネットマスク ゲートウェイも指定します dynamic IP address(dhcp) の場合も使用する IP を DHCP server で予約することを推奨します Network interface は事前に ESX server で VSA 用に構築したインターフェイスを選択します 25

HP StoreVirtual VSA インストールウィザード Virtual Machine Disk Format(VMDK) にするか Raw Device Mapping(RDM) にするかを選択します 最低 5GB~ 最大 2TB まで 7 個のディスクを指定できます ( 但し VSA で 1TB を越えるストレージプールを利用するには追加ライセンスが必要です ) 仮想アプライアンス名を入力した後 接続するディスクを Virtual Machine Disk Format(VMDK) か Raw Device Mapping(RDM) に するかを選択します どちらを選んでも最大 7 個のドライブを利用できます Rawディスクを使用する場合は ドライブにはパーティションやボリュームを設定してない状態にしておきます ( 設定されているとインストーラーにドライブが表示されません ) 別のVSAをインストールする場合は次の画面で選択することができます ( 可用性を高めるためにはVSAは それぞれ別のホストにインストールすることをお勧めします ) 連続して VSA をインストールしない場合は [No, I am done] を選択して [Next] をクリックします 26

HP StoreVirtual VSA インストールウィザード 構成サマリーを確認してインストールを終了し [ 配備 (Deploy)] をクリックします インストーラーが終了すると HP StoreVirtual VSA を vsphere で起動できるようになります 27

CMC( 集中管理コンソール ) のインストール

StoreVirtual CMC のネットワーク接続 CMC( 集中管理コンソール ) は各 VSA をアクセスできる iscsi ネットワーク上の物理 PC/ サーバーまたは ハイパーバイザー上に構築された (Windows または Linux) 仮想マシン上にインストールし StoreVirtual ストレージの管理をまとめて行います また CMC は StoreVirtual のソフトウェアアップデートをダウンロードしシステムを最新にする機能 ( ソフトウェア自動アップデート ) の為にインターネットに接続されている必要もあります 従って CMC をインストールするマシンは iscsi ネットワークとインターネットの両方にアクセスできる必要があります CMC( 物理 PC/ サーバー ) CMC( 仮想環境上に構築 ) 外部インターネット CMC (hp 社 ftp サイト ) 仮想 OS 外部インターネット iscsi ネットワーク OR iscsi ネットワーク (hp 社 ftp サイト ) App 仮想 OS HP VSA 仮想 OS HP VSA 仮想 OS HP VSA Storage Storage Storage App 仮想 OS HP VSA 仮想 OS HP VSA 仮想 OS HP VSA Storage Storage Storage 29

StoreVirtual VSA の運用 StoreVirtual ストレージはクラスターおよび管理グループという 2 つのグループ化機能により管理されます 管理グループはストレージプールを利用目的ごとに分けて運用することにより 該当用途の管理者以外からアクセスされることを防ぎ またストレージ資源を明確に分離することにより誤ってアクセスされることを防ぎます CMC 管理グループ ( アクセス管理 ) クラスター クラスターは 1 台以上の StoreVirtual ストレージを Network RAID によりひとつのストレージプールとしてまとめて運用します HP VSA HP VSA HP VSA ストレージプール ボリューム 1 ボリューム 2 ボリューム 実際のクラスターの状況管理は各ノード (VSA) 上のマネージャーというプロセスが相互監視することで行っています ( お互いの判断が異なる場合は過半数以上となる意見を採用します 従ってマネージャーの総数を奇数にする必要があります ) 実際のストレージの利用はストレージプールから個別のボリュームを作成し このボリューム単位で利用するサーバーに割り当てたり スナップショットや複製を行います 30

CMC( 集中管理コンソール ) のインストール CMC インストーラー (Windows 用 ) はダウンロードした VSA インストール用 zip ファイルに含まれてます Microsoft Hyper-V 用 :Virtual_SAN_Appliance_Trial\Centralized_Management_Console VMware vsphere 用 :Winzip で解凍したディレクトリの下の CMC_Installer ( デフォルトのまま unzip した場合は C:\users\<user 名 >\AppData\Local\TEMP\CMC_Installer) Linux 用は以下の URL からダウンロードしてください < ダウンロード URL> Microsoft Windows への CMC のインストール 1. CMC インストーラーを起動します 2. インストールウィザードの指示に従いインストールを進めます 3. インストール終了後 選択したオプションに従ってデスクトップのショートカットの作成 インストール後の CMC の起動が行われます Linux への CMC のインストール CMC をインストールするには X Windows システムが稼働している必要があります 1. CMC インストーラーを起動します 2. インストールウィザードの指示に従いインストールを進めます 3. インストール終了後 選択したオプションに従ってデスクトップのショートカットの作成 インストール後の CMC の起動が行われます 詳しくは HP StoreVirtual Storage ユーザーガイドをご覧ください 31

CMC( 集中管理コンソール ) のインストールウィザード CMC_11.0.00.xxxx.x_Installer.exe または CMC_11.0.00.xxxx.x_Installer_Linux.bin を 実行すると左上の画面が表示されます インストール言語を選んで [OK] をクリックすると インストーラーの開始画面が表示されます [ 次へ ] をクリックするとライセンス契約が表示されます 問題なければ [ 使用許諾契約の条項に同意する ] を選び [ 次へ ] をクリックします 32

CMC( 集中管理コンソール ) のインストールウィザード インストールセットを選択し [ 次へ ] をクリックして インストール場所を指定します デスクトップにショートカットアイコンを作成する 場合は [ デスクトップ ] にチェックを付けます 33

CMC( 集中管理コンソール ) のインストールウィザード インストール後 すぐに CMC を起動する場合は [ はい ] を選びます 設定情報を確認して問題なければ [ インストール ] をクリックします 34

CMC の開始 CMC は実行しているシステムが接続されているサブネット上のすべての StoreVirtual VSA および物理ストレージシステムを検索できるように構成されています CMC に表示される StoreVirtual Storage システムを限定するには以下のとおり設定します 1. CMC を起動します 2. [ ローンチパッドの起動 ] で [ システムの検索 ] をクリックします [ システムの検索 ] ウィンドウで次の機能を使用して検出されるシステムを限定します [ ブロードキャストによる自動検出 ] をオフにする IP アドレスの追加で特定のストレージシステムの IP アドレスを追加します 35

VSA 仮想マシンのコンソールからの確認 ( オプション ) インストールした VSA が CMC から検出できない等の問題が発生した場合 VSA 仮想マシンのコンソールから動作を確認することができます 起動メッセージの最後に Type in start and hit enter at the login prompt. のメッセージが表示され login: の入力待ちになるので start [enter] を入力する Microsoft Hyper-V マネージャーまたは vcenter Client から VSA 仮想マシンコンソールを開きます VSA が起動し login: が表示された状態で start と入力することにより StoreVirtual の Configuration Interface のログイン画面が表示されます ログインすると ( 管理アカウント / パスワードの初期値は admin/admin)general Settings や Network TCP/IP Settings, Network TCP Status などが確認または変更できます 36

VSA ストレージシステムの動作状況の確認 ストレージシステムが検出されると 左側のナビゲーションウィンドウに [ 利用可能なシステム ] が表示されます ストレージやネットワークのサブツリーを選択して設定に問題がないことを確認します 37

CMC による VSA の設定 ボリュームの作成 提供など

VSA の管理グループ クラスターへの登録 StoreVirtual ストレージでは VSA や物理ストレージシステムをクラスタ化して使用し 管理をクラスターを登録した管理グループごとに行われます (StoreVirtual で使用する用語の説明については StoreVirtual ユーザーガイド巻末の用語集をご覧ください ) 従って まず始めにインストールした VSA を新規管理グループ 新規クラスタに登録する必要があります 最初の StoreVirtual の管理グループ クラスターとボリュームの作成 [ 管理グループ クラスターとボリューム ] ウィザードを使用して 管理グループおよびクラスターを作成しストレージプールを作成します 39

VSA の管理グループの登録 最初は管理グループが存在しないので 新規管理グループを作成します すでに運用している StoreVirtual 管理グループがある場合は既存の管理グループに含めることができます インストールした StoreVirtual VSA が管理グループのメンバーとして表示されます 新規管理グループを選択し [ 次へ ] をクリックします 管理グループ名を入力し グループに含める StoreVirtual VSA が下に表示されていることを確認して [ 次へ ] をクリックします 40

VSA の管理ユーザーの登録 NTP サーバーの登録 このグループの最初の管理ユーザーを登録します 管理グループの管理ユーザーを追加します このユーザーはグループのストレージ管理を行う際 ログインに使用するユーザーとなります 後から別のユーザーを登録することも可能です 管理グループの時刻の設定を NTP サーバーで行うか手動で行かを選択して [ 次へ ] をクリックします 選択に応じて NTP サーバーの登録ダイアログ または手動による時刻設定のダイアログが表示されます 41

VSA の DNS の構成 グループ内を DNS 名で管理する場合は DNS 情報を設定します DNS の設定 グループ内のマシンを DNS 名で管理するには DNS 情報を設定します DNS でなく IP アドレスで管理する場合は DNS 情報を入力せず [ 次へ ] をクリックすると DNS 設定が完了していませんというダイアログが表示されるので [ 未設定を受諾 ] ボタンをクリックします 42

VSA の電子メール通知のセットアップ システムで使用可能な SMTP サーバー ポート番号 送信者アドレス 受信者アドレスを登録します 電子メール通知のセットアップ システムの問題が発生した場合等に電子メールで通知されるようにするためには SMTP サーバーおよび送信者ルアドレスおよび受信者を設定します イベント通知に電子メールを使用しない場合は電子メール情報を入力せず [ 次へ ] をクリックすると電子メール設定が未完了または無効ですというダイアログが表示されるので [ 未確定を受諾 ] ボタンをクリックします 43

VSA のクラスターへの登録 仮想 IP の追加 作成した StoreVirtual VSA が選択されていることを確認して [ 次へ ] をクリックします クラスターの作成 仮想 IP アドレスの登録 標準クラスターを選択して [ 次へ ] をクリックすると クラスター名入力の画面が表示されます クラスター名を入力し 作成した StoreVirtual VSA がリストで選択されていることを確認して [ 次へ ] をクリックします 仮想 IP とサブネットの割り当ての画面で [ 追加 ] ボタンを押し クラスター用の仮想 IP アドレスとサブネットマスクを入力します [OK] ボタンを押して仮想 IP がリストに追加されたのを確認して [ 次へ ] をクリックします 44

VSA のディスクボリュームの作成 データ保護レベルはクラスターに登録されている StoreVirtual ノード数により自動的に変更されます Adaptive Optimization は SSD を装備した StoreVirtual アプライアンス (H/W) をクラスター内に追加された場合 自動階層化ストレージ管理を行うかを指定します ボリュームの作成 そのまま 提供するストレージボリュームを作成する場合は ボリューム名 レポートサイズ ( システムが確保している領域として報告する容量 ) プロビジョニングの種類 ( フルは設定した容量を最初から確保します シンは実際にデータが書き込まれていくごとに実使用量だけを確保していきます ) 等を設定します ボリュームの作成は後で行う場合は [ ボリュームの作成をスキップ ] のチェクを入れるとボリューム作成をスキップします [ 完了 ] ボタンをクリックすると 管理グループ クラスター ボリュームの作成が行われます 45

ディスクボリュームを提供するサーバーの登録 作成したディスクボリュームを提供するには 許可するマシンを管理グループに登録し ボリュームを割り当てる必要があります CMC のメニューから [ タスク ] [ サーバー ] [ 新規サーバー ] を選択するか CMC の左側のナビゲーションペインから 管理グループを展開し サーバーを選択して右ボタンメニューで [ 新規サーバー ] を選びます メニューから選んだ場合は管理グループを選択する必要があります 46

ディスクボリュームを提供するサーバーの登録 新規サーバーのダイアログが表示されるのでサーバーの名称 説明 IP アドレスを入力します iscsi セキュリティでイニシエーターノード名を入力し (Windows server の場合は iscsi イニシエーターの構成タブのイニシエーター名 ) 必要に合わせて負荷分散の有効化 CHAP の必要のあり / なしを設定して [OK] をクリックします Windows server の場合は iscsi イニシエーターのプロパティの [ 構成 ] タブにイニシエーターノード名が書かれている 47

ボリュームのサーバーへの割り当て どちらのメニューを選んでもボリュームとスナップショットの割り当て / 割り当て解除のダイアログが表示されます 割り当てるサーバーの [ 適応 ] のチェックを入れ 必要に合わせてアクセス権を選択します CMC のナビゲーションウィンドウからサーバーを選択し右ボタンメニューの [ ボリュームとスナップショットの割り当てと割り当て解除 ] を選ぶか 逆に作成したボリュームを選択し右ボタンメニューの [ サーバーの割り当てと割り当て解除 ] を選んで ボリュームとスナップショットの割り当て / 割り当て解除のダイアログを表示させます 登録されているサーバーがリスト表示されるので 割り当てるサーバーのチェックを入れ [OK] をクリックします ( 必要に応じてアクセス制御を選択します ) 以上で CMC から StoreVirtual VSA のディスクボリュームをサーバーに提供するための操作が完了します 48 アプリケーションサーバー上での iscsi の設定やボリュームのアクセスの設定については 別資料 (HP BladeSystem + HP P4000 G2 接続設定手順 (iscsi SW Initiator Windows Server 2008R2 SP1 編 ) など ) をご覧ください

参考資料

使用可能なドキュメント StoreVritual VSA および CMC の詳細については 以下のリソースからダウンロードすることができます http://www.hp.com/support/storevirtualmanuals ( 日本語 ) HP StoreVirtual Storage VSAインストールおよび構成ガイド HP StoreVirtual Storage ユーザーガイド アプリケーションサーバーでの iscsi やボリュームのアクセス方法については 一般の各 OS での iscsi, ディスクボリュームの資料や 以下の HP Partner Portal 内の資料などをご覧ください https://h20375.www2.hp.com/portal/site/publicpartnerportal-ap/landing HP BladeSystem + HP P4000 G2 接続設定手順 (iscsi SW Initiator Windows Server 2008R2 SP1 編 ) 50

StoreVirtual VSA for Microsoft Hyper-V の要件 Microsoft Hyper-V で StoreVirtual VSA を構成するための要件 内蔵ディスクストレージ上の ディスクあたり 5GB~2TB の容量の仮想ディスク (Windows ファイルシステム上に vhd ファイルとして確保される領域 ) または物理ディスク (Smart アレイ上の論理ドライブ ) 1TB 以上のストレージを提供する場合には追加ライセンスが必要です また 大規模なストレージを構成する場合にはサーバー上のディスクでなく 外部ストレージを利用する必要がある場合もあります VSA for Hyper-V の仮想ディスクは固定である必要があります ダイナミックディスクにすることはできません インストーラークライアント上に Microsoft.NET 3.5 がインストールされていること StoreVirutal VSA の NTFS パーティションを 他の VM と共有しないこと Windows Server 2008 R2 では ホットフィックス KB979711, KB975530, KB981826 をインストールの開始前に適応すること ( 最新情報はリリースノートをご確認ください ) VSA for Hyper-V 用に物理ディスクを使用する場合は 以下の事項を確認してください VSA for Hyper-V インストーラーを実行する前に ディスクにパーティションやその他の残存物がなく 完全にクリーンであること ディスクを接続すること ( 但し インストーラー起動前の Windows のディスクの管理ではオフラインにする ) VSA for Hyper-V をどの仮想マシンよりも先に自動的に起動するように構成してください VSA for Hyper-V では iscsi トラフィック用に専用の仮想ネットワークを用意してください HP では バッテリバックップ式キャッシュが有効な RAID コントローラーを装備した冗長 RAID 構成上に Hyper-V サーバーをインストールすることをお勧めします RAID 0 は使用しないでください 詳しくは HP StoreVirtual Storage VSA インストールおよび構成ガイド 3 章 StoreVirtual VSA for Microsoft Hyper- V のインストール をご覧ください 51

StoreVirtual VSA for Microsoft Hyper-V の要件 StoreVirtual VSA for Microsoft Hyper-V でサポートされない構成 StoreVirtul VSA 自身を対象にした Microsoft Live Migration, Quick Migration, またはスナップショットの使用 Microsoft がサポートしていない Hyper-V Server 構成の使用 クラスター内の StoreVirtual VSA のデータ仮想ディスク (Hyper-V の 1 番目の SCSI コントローラー ) の拡張 代わりに追加のディスクを作成し ホットアドしてください StoreVirtual VSA と他の仮想マシンを同じ NTFS パーティションに共存させること 既存の StoreVirtual Storage 上で VSA for Hyper-V を実行することは推奨しません 詳しくは HP StoreVirtual Storage VSA インストールおよび構成ガイド 3 章 StoreVirtual VSA for Microsoft Hyper-V のインストール をご覧ください 52

StoreVirtual VSA for vsphere の要件 vsphere で StoreVirtual VSA を構成するための要件 VSA に使用する仮想ディスク独立した永続的ディスクとして構成し VM スナップショットの影響を受けないようにしてください StoreVirtual VSA の VMFS データストアを他の VM と共有することはできません インストーラークライアント上に Microsoft.NET 3.5 がインストールされている必要があります vcenter サーバーのライセンスは StoreVirtul VSA インストール前に取得されている必要があります 8TB を越えるデータストアを使用する VSA をインストールする場合は VMFS ヒープサイズを大きくしておく必要があります 1TB 以上のストレージを提供する場合には追加ライセンスが必要です また 大規模なストレージを構成する場合にはサーバー上のディスクでなく 外部ストレージを利用する必要がある場合もあります vsphere サーバー起動時に VSA for vsphere が最も先に起動するように構成してください iscsi トラフィックに使用する Vmkernel ネットワークと同じ仮想スイッチ上に VSA for vsphere を配置してください Vmotion に使用する Vmkernel ネットワークとは別の仮想スイッチ上に VSA for vsphere を配置してください これにより I/O トラフィックの相互干渉によるパフォーマンスへの影響を防ぐことができます HP では バッテリバックップ式キャッシュが有効な RAID コントローラーを装備した冗長 RAID 構成上に vsphere サーバーをインストールすることをお勧めします RAID 0 は使用しないでください 詳しくは HP StoreVirtual Storage VSA インストールおよび構成ガイド 2 章 HP StoreVirtual VSA for VMware vsphere のインストール をご覧ください 53

StoreVirtual VSA for vsphere の要件 StoreVirtual VSA for vsphere でサポートされない構成 VSA for vsphere 自身を対象にした Vmware スナップショット Vmotion High-Availability Fault Tolerance または Distributed Resource Scheduler(DRS) の使用 VMware がサポートしていない vsphere サーバー構成の使用 クラスター内の VSA for vsphere のデータ仮想ディスク (vsphere Server SCSI 1:x) の拡張 代わりに追加のディスクを作成し ホットアドしてください VSA for vsphere で使用する CPU およびメモリを予約せずに他の仮想マシンを同じ物理プラットフォームで共存させること VSA for vsphere と他の仮想マシンを同じ VMFS データストア上に共存させること 既存の StoreVirtual Storage 上で VSA for vsphere を実行することは推奨しません StoreVirtual VSA は 仮想ネットワークインターフェイスのボンディングはサポートしていません また仮想 NIC では フロー制御の設定の変更 および TCP オフロードはサポートされません ( ホストサーバーの物理 NIC 上でこれらの機能を構成できます ) 詳しくは HP StoreVirtual Storage VSA インストールおよび構成ガイド 2 章 HP StoreVirtual VSA for VMware vsphere のインストール をご覧ください 54

ご注意 本ドキュメントの内容については充分チェックをしておりますが その正確性を保証する物ではありません また 将来 予告なしに変更することがあります 本ドキュメントの使用で生じるいかなる結果も利用者の責任となります 日本ヒューレット パッカード株式会社は 本ドキュメントの内容に一切の責任を負いません 本ドキュメントの技術情報は ハードウェア構成 OS アプリケーションなど使用環境により大幅に数値が変化する場合がありますので 十分なテストを個別に実施されることを強くお薦め致します 本ドキュメント内で表示 記載されている会社名 サービス名 商品名等は各社の商標又は登録商標です 本ドキュメントで提供する資料は 日本の著作権法 条約及び他国の著作権法にいう著作権により保護されております 55