本書は 情報提供のみを目的に執筆されており 誤字脱字や技術上の誤りには責任を負いません 本書の内容は執筆時現在のものであり 明示的 暗示的を問わず いかなる内容も保証いたしません 2011 Dell Inc デル株式会社 All rights reserved.( 版権所有 ) デルとそ

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Transcription:

このデルテクニカルホワイトペーパーは OpenManage Essentials のインストール方法を説明します エンタープライズ製品グループ Pavan Kumar

本書は 情報提供のみを目的に執筆されており 誤字脱字や技術上の誤りには責任を負いません 本書の内容は執筆時現在のものであり 明示的 暗示的を問わず いかなる内容も保証いたしません 2011 Dell Inc. 2011 デル株式会社 All rights reserved.( 版権所有 ) デルとその関連会社は 誤字 脱字 誤植や 図 写真の誤りや不備について一切の責任を負いません Dell DELL のロゴマーク OpenManage PowerEdge は 米国 Dell Inc. の商標です Intel インテル Xeon は アメリカ合衆国およびその他の国におけるインテルコーポレーションおよび子会社の登録商標または商標です Microsoft Windows Windows Server Internet Explorer Silverlight Visual Studio は 米国やその他の国々における Microsoft Corporation の登録商標または商標です 本書では マークや名前を届け出た実在のもの もしくは その製品のいずれかを参照するため その他の商標 商号を使用している可能性があります デルは その他のマークや名称について 商標上の利権に対する要求に一切に応じません 2011 年 11 月 Rev 1.0 ii

目次 要旨... 4 OpenManage Essentials とは?... 4 インストールの最小要件... 4 インストール手順... 6 Installing Dell OpenManage のインストール... 7 前提条件となる必須コンポーネント... 8 前提条件となる必須コンポーネントの自動インストール... 9 標準インストール... 9 カスタムインストール... 10 リモートデータベースのインストール... 11 トラブルシューティングツール... 12 プログラムのメンテナンス... 13 まとめ... 13 表 表 1. ソフトウェアとネットワークの最小要件... 4 表 2. システムの最小要件... 5 図 図 1. OpenManage Essentials (OME) のインストールフローチャート... 6 図 2. OpenManage のインストールオプション画面... 7 図 3. OpenManage Essentials の前提条件画面... 8 図 4. [Setup Type] ( セットアップの種類 ) 画面に表示された確認メッセージ... 10 図 5. データベースサーバ... 11 図 6. リモートデータベースの参照... 12 図 7. プログラムのメンテナンス...13 iii

要旨 本書は 以下の内容を含む OpenManage Essentials のインストール方法について説明します 1. ハードウェアとソフトウェアの最小要件 2. 前提条件となる必須コンポーネントの 1 クリックインストール 3. リモートデータベースのインストール 4. プログラムのメンテナンス OpenManage Essentials とは? OpenManage Essentials は Web 形式の軽量なシステム管理ソリューションです エンタープライズネットワーク内のデルシステム デバイス コンポーネントを対象に 包括的な一対多数管理が行えます インストールの最小要件 OpenManage Essentials のインストールには 表 1 と表 2 に示すとおり 最小限のソフトウェア ネットワーク システムしか必要としません インストールを実行するには システム管理者特権が必要です 表 1. ソフトウェアとネットワークの最小要件 項目 オペレーティングシステム 最小要件 Microsoft Windows 2008 Standard もしくは Enterprise (32 ビットと 64 ビット ) または Windows 2008 R2 Web サーバ IIS 7.0 ネットワーク 100 Mbps Web ブラウザ Microsoft Internet Explorer 8 または 9 ユーザインタフェース Microsoft Silverlight バージョン 4.0 フレームワーク.NET 4.0 4

表 2. システムの最小要件 最小要件大規模導入中規模導入小規模導入 デバイス数 2000 500 300 100 仮想マシン / 物理マシン両方両方両方両方 RAM 8 GB 6 GB 6 GB 6 GB プロセッサー合計 8 コア合計 4 コア合計 4 コア合計 2 コア データベース SQL Server Enterprise SQL Server Enterprise SQL Server Express SQL Server Express データベースの場所リモートローカルローカルローカル ハードドライブ 10 GB 6 GB 6 GB 6 GB 5

インストール手順 OpenManage Essentials のインストールの流れは 図 1 のようになります 図 1. OpenManage Essentials (OME) のインストールフローチャート 6

Installing Dell OpenManage のインストール 1. OpenManage Essentials パッケージをドライバのサイトからダウンロードし ファイルをローカルドライブ上に解凍します 2. OpenManage Essentials の実行可能形式ファイルをダブルクリックします OpenManage インストールオプションのダイアログボックスが表示されます 図 2. OpenManage のインストールオプション画面 3. [Dell OpenManage Essentials] を選択し [Install] ( インストール ) をクリックすると [OpenManage Essentials Prerequisites] (OpenManage Essentials の前提条件 ) 画面が現れます 7

図 3. OpenManage Essentials の前提条件画面 前提条件となる必須コンポーネント OpenManage Essentials のインストールに必要なコンポーネントが揃っていない場合 または バージョンが古い場合 [Dell OpenManage Essentials Prerequisites] ( 前提条件 ) 画面にその必須コンポーネントが表示されます ( 図 3) 前提条件として必要不可欠なコンポーネントには 以下があります : SNMP サービス IIS 7 Microsoft.NET 3.5 SP1 ASP.NET 4 Microsoft Silverlight 4.0 Microsoft Visual Studio Runtime IPMI ユーティリティ (BMU ツール ) DRAC ツール 8

前提条件となる必須コンポーネントの自動インストール すべての必須コンポーネントを自動インストールするには [Dell OpenManage Essentials Prerequisites] 画面から [Install All Critical Prerequisites] ( 前提条件の全必須項目をインストール ) を選択します システム構成によってはリブートが必要になることもありますが システムの再起動後 自動的に必須コンポーネントのインストールが再開されます インストールの自動的な再開を妨げないようにするため システムのユーザアクセスコントロールはオフにしてください インストール時間は 最長で 35 分ほどです SQL Server には 次のような要件があります : ローカルデータベース : OpenManage Essentials をローカルベース上にセットアップするには SQL Server 2008 をインストールする必要がありますが 前提条件では Critical ( 必須 ) ではなく 単に Warning ( 警告 ) として表示されます リモートサーバ : リモートサーバ上にデータベースを配置する場合 ローカルシステム上に SQL Server をインストールする必要はありません バージョン : ローカルシステムに SQL Server 2005 がインストールされている場合 最新のサービスパックでアップグレードするか SQL Server 2008 をインストールするようお勧めします 標準インストール Typical ( 標準 ) インストールを選択すると すべてデフォルト設定のままで OpenManage Essentials がインストールされます この場合 [Setup Type] ( セットアップの種類 ) 画面で [Typical] ( 標準 ) を選択し 次に [Ready to Install the Program] ( プログラムのインストール準備完了 ) 画面で [Install] ( インストール ) をクリックします 標準インストールでは : デフォルトの認証方法として [SQL Server Authentication] (SQL Server 認証 ) が選択されます データベースサーバに デフォルトの SQL インスタンスが選択されます デフォルトの SQL インスタンスがなく 複数の名前付き SQL インスタンスが存在する場合 最初にインストールされた名前付きインスタンスがデータベースサーバとして選択されます 前提条件で SQL は警告のみの表示となるため ユーザがインストールし忘れる可能性がありますが その場合でも [Setup Type] ( セットアップの種類 ) 画面には到達します ただし OpenManage Essentials インストーラが ユーザに SQL のインストールを尋ねるダイアログボックスを表示します ( 図 4) 9

図 4. [Setup Type] ( セットアップの種類 ) 画面に表示された確認メッセージ カスタムインストール [Custom] ( カスタム ) インストールは リモートデータベースをインストールするとき または Windows 認証を使ってインストールしたいとき または デフォルト以外の場所 / ポートを指定したいときに利用します OpenManage Essentials をローカルデータベース上にセットアップする場合 複数の SQL Server インスタンスがある環境では [Database Server] ( データベースサーバ ) リストから目的のサーバを選択してください ( 図 5) 10

図 5. データベースサーバ リモートデータベースのインストール OpenManage Essentials は リモートシステム上の SQL サーバインスタンスを使って構成することもできます リモートシステム上で OpenManage Essentials データベースをセットアップする前に 必ず 次の前提条件を満たしてください OpenManage Essentials システムとリモートデータベースシステム間のネットワーク通信が適切に機能していること SQL Server ユーザに然るべきアクセス権があり データベースをバックアップ 作成 構成できること SQL Server 認証を使ってリモートデータベースをインストールするシステムでは SQL Server 認証モードが有効になっていること データベースの接続問題を避けるため リモートシステム上で TCP/IP が有効になっていること リモートシステム上で OpenManage Essentials データベースをセットアップするには [Database Server] ( データベースサーバ ) 画面上で [Browse] ( 参照 ) をクリックし 該当するリモートシステムを選択するか または [Database Server] フィールドにホスト名とデータベースインスタンスを入力します ( 図 6) 11

インストールは 次の認証方法のうち いずれか 1 つを使って実行できます Windows 認証 : リモート SQL Server の接続には Windows ログイン認証が利用されます リモートシステムとインストールシステムで同一の Windows ログイン情報を使用しているときは この認証方法を使用します SQL Server 認証 : この認証方法は インストールシステムとリモートデータベースシステムで Windows ログイン認証情報が異なるときに使用します リモートシステム上に OpenManage Essentials データベースを一旦セットアップしたら それ以降 データベースを移動しないでください 移動してしまうと OpenManage Essentials が稼働を停止し データが失われます 図 6. リモートデータベースの参照 トラブルシューティングツール OpenManage Essentials をインストールすると トラブルシューティングツールも自動インストールされます このツールは サポートするデバイスの検出 / 接続関連エラーをトラブルシューティングするときに有用です 12

プログラムのメンテナンス Open Manage Essentials は [Program Maintenance] ( プログラムのメンテナンス ) 画面から削除することができます ( 図 7) 1. OpenManage Essentials が既にインストールされているシステム上で OpenManage Installer (OpenManage インストーラ ) を起動し [Program Maintenance] ( プログラムのメンテナンス ) 画面に移動します 2. [Remove] ( 削除 ) を選択し [Next] ( 次へ ) をクリックすると [Remove the Program] ( プログラムの削除 ) 画面が表示されます 3. [Remove] ( 削除 ) をクリックすると OpenManage Essentials がアンインストールされます 図 7. プログラムのメンテナンス 同様に ファイルを誤って消去してしまったときや インストールが破損したときは この [Program Maintenance] 画面から [Repair] ( 修正 ) オプションを選択すれば OpenManage Essentials を修正することができます まとめ OpenManage Essentials は 容易にインストールできる一対多数の管理コンソールです 前提条件となる必須コンポーネントをわずか 1 クリックでインストールできるなど システム管理をシンプルにする機能が含まれるほか リモートデータベースのインストールにも対応できます 13