本文書は株式会社マイクロネットの所有物です 許可無く複製 利用することはできません プラットフォーム適合評価レポート 被評価機 : Intel Crown Beach board for Menlow Platform 本評価を行う前にプラットフォームにおける以下のカスタマイズを行いました : 1. BIOS 設定から CPU Configuration の C-State 機能を無効 及び Intel SpeedStep 機能を無効とする 2. Windows 電源管理設定 - 常に ON とする 詳細は補足情報をご覧ください 評価年月日 : 2008/05/08 プラットフォームベンダ名 Intel プラットフォーム Crown Beach for Menlow 314-0135 茨城県神栖市掘割 Windows Version Windows Xp Professional Sp2 3-8-11 http://www.mnc.co.jp/ HAL ACPI マルチプロセッサ PC INtime Version 3.05SDK 評価者名大久保篤志 動作モード共有モードページ数 17
1 プラットフォームの基本スペック 1.1 本体外観 1.2 スペック詳細 カテゴリアイテム情報 Windows バージョン Windows XP Professional SP2 [5.1.26 Build 2600] HAL の種類 ACPI マルチプロセッサ PC CPU 名前 Genuine Intel @1.60GHz(Slilverthorne mobile processor 512K L2) クロック周波数 800MHz-1600MHz 2 次キャッシュ 512KB CPU 個数 1 CPU 機能 MMX SSE SSE2 SSE3 SSSE3 XD VT Intel 64 メモリ 512MB ディスク 80GB( 評価用 ) BIOS BIOS ベンダ American Megatrends Inc. BIOS 名 BIOS Date: 01/18/08 18:55:47 Ver: 08.00.14 BIOS バージョン 011808 20080118 チップセット チップセット名 Intel SCH ノースブリッジサウスブリッジ ビデオチップ ATI Mobility Radeon X1300 内蔵ネットワーク (LAN) Intel 82572EI Gigabit Ethernet Controller ( 拡張ボード : 評価用 ) 拡張スロット PCI(33MHz) - PCI-X - PCI Express X1=2 Connectors(Revision 1.0a compliant) ISA - 標準インターフェース USB2.0 8 外形寸法 (W D H) 質量 消費電力 備考欄 Crown Beach Customer Enabling Board for Menlow Platform User Guide February 2008 Revision 1.5 を 参照 2/2
2 評価結果サマリ 2.1 機能適合性評価結果 INtime ソフトウェアの基本動作判定と INtime からの内蔵ハードウェア機能の利用可否判定結果は以下のとおりでした 評価項目 判定 詳細 インストール 可能 起動可能 1 INtime の基本動作可停止可能 再起動 可能 INtime Jitter 可能 INtime Explorer 可能 INscope 可能 2 INtime 付属ユーティリティの動作可 RT Application Loader 可能 Spin Doctor 可能 Exception Handler 可能 3 内蔵 USB コントローラの使用 可 コントローラ適合適合テ ハ イス IRQ 確保可能 コントローラ適合 4 内蔵シリアルコントローラの使用テ ハ イス IRQ 確保 - シリアルト ライハ 動作 シリアルト ライハ テスト コントローラ適合 適合 テ ハ イス IRQ 確保可能 1 5 内蔵ネットワークコントローラの使用可ハ ケットト ライハ 動作可能 基本ネットワークテスト (PING) 可能 6 各 PCI スロットの IRQ 確保 1 SLOT No. 2 1 2 3 4 - 備考欄 1 IRQ の競合するデバイスを無効にする必要があります 2 PCI(33MHz) スロットを実装していません 3/3
2.2 リアルタイム性能評価結果 INtime ソフトウェアがこのプラットフォームで実現できるリアルタイム応答時間について測定した結果は以下のとおりでした 2 INtimeJitter 計測 ( 目標 500us) 評価項目判定計測値 無負荷状態時 グラフィック負荷時 ディスク負荷時 メモリ負荷時 総合負荷状態時 ( グラフィック + ディスク + メモリ ) 良 良 良 良 良 最大 532.22 us 最小 471.92 us 平均 499.81 us 誤差 +: 32.22 us -: 28.08 us 不偏分散値 1.2887 標準偏差値 1.1352 最大 534.05 us 最小 476.30 us 平均 500.00 us 誤差 +: 34.05 us -: 23.30 us 不偏分散値 10.9966 標準偏差値 3.31611 最大 553.54 us 最小 453.66 us 平均 500.02 us 誤差 +: 53.54 us -: 46.34 us 不偏分散値 25.9622 標準偏差値 5.09531 最大 536.12 us 最小 461.13 us 平均 499.81 us 誤差 +: 36.12 us -: 38.87 us 不偏分散値 9.4802 標準偏差値 3.0790 最大 541.52 us 最小 460.95 us 平均 499.99 us 誤差 +: 41.52 us -: 39.05 us 不偏分散値 23.9414 標準偏差値 4.8929 4/4
3 評価項目判定計測値 RT スレッド切替性能 ( 低 -> 高プライオリティ切替 ) 良 4 割り込みハンドラ応答性能 - 備考欄 最大 7144.1 ns 最小 7008.7 ns 平均 7013.3 ns 最頻値 7016.3 ns 標準偏差値 5.2286 最大 最小 平均 最頻値 標準偏差値 ns ns ns ns 5/5
3 ハードウェアの構成情報 3.1 内蔵 PCI デバイスのリスト 内蔵されている PCI デバイスリストを掲載します : BUS DEV FN デバイス名 IRQ 1 0 0 0 標準ホスト CPU ブリッジ - 2 0 2 0 ビデオコントローラ (VGA 互換 ) 10 3 0 27 0 PCI Device 10 4 0 28 0 PCI 標準 PCI-to-PCI ブリッジ 16 5 0 29 0 標準ユニバーサル PCI to USB ホストコントローラ 16 6 0 29 1 標準ユニバーサル PCI to USB ホストコントローラ 17 7 0 29 2 標準ユニバーサル PCI to USB ホストコントローラ 18 8 0 29 7 標準エンハンス PCI to USB ホストコントローラ 19 9 0 30 0 SDA 標準準拠 SD カードホストコントローラ 16 10 0 30 1 SDA 標準準拠 SD カードホストコントローラ 17 11 0 30 2 SDA 標準準拠 SD カードホストコントローラ 18 12 0 31 0 PCI 標準 ISA ブリッジ - 13 0 31 1 標準デュアルチャネル PCI IDE コントローラ - 14 1 0 0 Intel(R) PRO/1000 PT Desktop Adapter 16 15 16 17 18 19 20 21 6/6
3.2 内蔵 USB コントローラの適合性詳細 内蔵されている USB コントローラのリストと INtime への適合判定結果を掲載します : BUS DEV FN USB コントローラ名 判定 1 0 29 0 標準ユニバーサル PCI to USB ホストコントローラ 可 1 2 0 29 1 標準ユニバーサル PCI to USB ホストコントローラ 可 2 3 0 29 2 標準ユニバーサル PCI to USB ホストコントローラ 可 3 4 0 29 7 標準エンハンス PCI to USB ホストコントローラ 可 5 備考欄 1 PCI 標準 PCI to PCI ブリッジおよび SDA 標準 SD カードホストコントローラと競合します 2 SDA 標準 SD カードホストコントローラと競合します 3 SDA 標準 SD カードホストコントローラと競合します 上記競合デバイスを Windows デバイスマネージャ上で無効とすることで使用可能となります 3.3 内蔵ネットワークコントローラの適合性詳細 内蔵されているネットワークコントローラのリストと INtime への適合判定結果を掲載します : BUS DEV FN ネットワークコントローラ名 判定 1 1 0 0 Intel(R) PRO/1000 PT Desktop Adapter 可 1 2 備考欄 1 本プラットフォームに挿入されるデバイス Intel(R) PRO/1000 PT Desktop Adapter は PCI Express デバイスであり PCI 標準 PCI to PCI ブリッジ (Windows デバイス ) と競合します この PCI 標準 PCI to PCI ブリッジデバイスは一般的に PCI Express Root Port デバイスと思われ 競合するこのデバイスを無効とすると 同時にこのデバイスもデバイスリストから外れてしまいます このデバイスを使用するためには : 1. 競合する USB コントローラ (IRQ16) を Windows デバイスマネージャ上で無効とする 2. 競合する SDA 標準 SD カードホストコントローラ (IRQ16) を Windows デバイスマネージャ上で無効とする 3. Intel(R) PRO/1000 PT Desktop Adapter を INtime にパスする上記手順により PCI 標準 PCI to PCI ブリッジデバイスとの競合は表示されますが この競合を無視することで INtime ネットワークスタックの動作確認ができました 7/7
4 評価過程で採集された情報 4.1 システム情報画面 Windows に標準搭載されている msinfo32.exe を使用して システムの概要を採取しました 8/8
4.2 デバイスマネージャ画面 Windows デバイスマネージャを用いて このプラットフォームが搭載しているデバイスの一覧を採取しました 9/9
4.3 IRQ の利用状況 Windows デフォルト状態での IRQ 割り当て状況について Windows デバイスマネージャより採取しました 10/10
4.4 INtime Graphical jitter ツールによるリアルタイム性測定 INtime において カーネルティックを司るタイマハードウェアからの割り込みのバラつきを測定します INtime に付属するプラットフォーム調査ツールのひとつ INtime Graphical Jitter ツールによりカーネルティックのバラつきを計測します 本データはプラットフォーム上で INtime 動作時に得られる制御精度を知るための参考データとなります カーネルティックの設定は 500us をベースとして計測します 4.4.1 CPU 共有モードにおけるジッタ計測画面 INtime Jitter 計測図 ( 無負荷時 ) Windows CPU 負荷率 0% 11/11
INtime Jitter 計測図 ( グラフィック負荷時 ) Windows CPU 負荷率約 50% INtime Jitter 計測図 ( ディスク負荷時 ) Windows CPU 負荷率約 20% 12/12
INtime Jitter 計測図 ( メモリ負荷時 ) Windows CPU 負荷率 100% INtime Jitter 計測図 ( 総合負荷グラフィック + ディスク + メモリ ) Windows CPU 負荷率 100% 13/13
4.4.2 各負荷状態における Jitter グラフ 10000000 1000000 100000 10000 1000 100 No Load Graphic Disk Memory All 10 1 <435 435-445 445-455 455-465 465-475 475-485 485-495 495-505 505-515 515-525 525-535 535-545 545-555 555-565 565> 備考欄 負荷の有無に関わらず全体的に 500us に集約した形状を描いているため リアルタイム使用は可能となります 14/14
5 補足情報 本プラットフォーム出荷時状態で使用した場合 要因により INtime のクロックが安定しませんでした 以下の図はデフォルトの状態において INtime をインストールし INtime Clock Jitter を計測した結果です : INtime のクロックに上記のような大きな乱れが検出される場合 要因として考慮すべき点として以下のようなものが挙げられます : 1. Intel(R) Speed Step Technology および電源管理に伴う CPU ステートの遷移 2. Windows デバイスドライバによる弊害 ( 割り込み禁止命令 ) 3. Windows デバイスによるバス占有 4. 旧 USB デバイスによる弊害 本評価レポートは これらの要因となる可能性のある項目を以下の手順にて設定した結果得られた構成により作成されました 15/15
5.1 BIOS 設定の変更 BIOS の設定では 電源管理機能による CPU のステート遷移に関連する項目の調査を行い 以下を変更しました : 1. BIOS セットアップ画面にて [Advanced] を選択します 2. [CPU Configuration] 設定画面にて - Intel SpeedStep [Disabled] - Intel C-STATE TECH [Disabled] 5.2 Windows 側電源管理設定の変更 電源オプションのプロパティから電源管理設定の変更 電源オプションプロパティ 1. 電源設定 - 常にオン 2. 常にオン の電源設定 電源に接続 バッテリ使用 モニタの電源を切る なし なし ハードディスクの電源を切る なし なし システムスタンバイ なし なし システム休止状態 なし なし 16/16
6 その他 6.1 LVDS Panel の使用 本ボードには LVDS 用ポートが実装されており カスタマ評価キットとして Samsung 4.8-inch Panel が接続可能な状態で提供さ れています Penmount ドライバのインストールは行っていません BIOS セットアップにてディスプレイ解像度の設定は行っていません 4.8-inch ディスプレイ上 INtime Explorer 画面 17/17