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Transcription:

System x3200 M3 (7328) および x3250 M3 (4252) - Microsoft Windows Server 2008 R2 導入ガイド 目次 : 1. 導入前の作業 1.1 必要となるコンポーネント 1.2 メモリの増設 1.3 RAIDの構成 2. Windows Server 2008 R2 の導入 1. 導入前の作業 当ガイドは ServerGuide を使用しないで Windows Server 2008 R2 をフルインストールオプションを選択 して導入する手順を記述しています RAID 構成機能を持たないモデルおよび SATA/SAS ドーター カードを搭 載したモデルを前提に導入手順をご説明致します System x3250 M3(4252) は 標準ではオプティカル ドライブを搭載しておらず オプション製品のドラ イブを搭載している必要があります 当ガイドではドライブ搭載を前提としています 電源投入の前にお読みください システム装置前面にあるパワーオンLEDが高速で点滅 (1 秒間に4 回 ) している場合 電源制御ボタンは使用不可の状態です システム装置がAC 電源にはじめて接続した場合 内部の初期化のために約 2 分間必要な場合があります この場合 低速で点滅 (1 秒間に1 回 ) する状態になるまで しばらくお待ちください 次回以降の起動では システム装置へのAC 電源供給が途絶えない限り この初期化は不要です 1.1 必要となるコンポーネント 導入には次のメディアが必要になります Windows Server 2008 R2 DVD 基本的なドライバは OS インストール時に標準で導入されるため 当ガイドで使用するデバイスドライバは特 にありませんが 以下サイトより最新版のドライバを検索し 最新のドライバが公開されている場合には ダウ ンロードして適用してください 日本 IBMのサイト下記サイトの ダウンロード ファイル のリンクをクリックしてください System x 各機種に関連するデバイスのドライバやファームウェアの最新版等をダウンロード出来ます http://www.ibm.com/jp/servers/eserver/xseries/tech/ 米国 IBM のサイト 下記サイトの Products of IBM の項目から category で System x(x Series) を選択して検索してくださ い Lenovo Enterprise Solutions - 1 ページ

http://www.ibm.com/products/finder/us/finders?pg=ddfinder 米国サイトからダウンロードする場合にはtransfer protocol: を選択する画面が表示されますので FTP HTTP IBM Download Director のいずれかを選択し I agree をクリックします 次に このファイルを実行しますか保存しますか という画面が表示されますので 保存 ボタンを押しファイルをダウンロードします ダウンロードしたファイルは自己解凍 exe( またはZIPされた ) ファイルになっておりますのでファイルをダブルクリックし展開してください CDイメージであるiso image( 拡張子 iso) は お手持ちのPCについているCD-Rドライブに対応し かつiso imageを書き込み可能なライティングソフトにてcdを作成してください 詳細についてはライティングソフトの供給元までお問い合わせください 1.2 メモリの増設 System x3200 M3(7328) System x3250 M3(4252) では モデルによって異なりますが ソケット 1 に 1 個もしくはソケット 1 と 4 に最小で 1 個の DIMM が取り付けられています 詳細に関しては 最新のシステムガイド マニュアルをご参照ください 1.3 RAID の構成 OS のインストールを行う前に RAID 構成を行う必要があります RAID 構成機能を持たないモデルの場合 RAID 構成の必要はありませんので 2. Windows Server 2008 R2 の導入 へお進みください System x3200 M3(7328) System x3250 M3(4252) には 標準でSATA/SAS ドーター カードが搭載されております ( 一部 モデルにより異なる場合があります 搭載されているRAIDコントローラをご確認の上 各 RAIDカードに沿った構成を行ってください ) RAIDコントローラの搭載されておらず RAIDの構成ができないモデルもあります SATA/SAS ドーター カード搭載モデルでは OS のインストールを行う前に RAID の構成を行う必要がありま す OS の導入前の RAID の構成は OS に依存しないコントローラー BIOS 上の設定ツールを起動して行う必要が あります 1. 電源 ON 後 IBM System x のロゴが表示されます しばらくして画面下に <F1> Setup と表示された ら <F1> キーを押して Setup Utility を起動します Lenovo Enterprise Solutions - 2 ページ

2. System Settings を選択して <Enter> キーを押します 3. Adapters and UEFI Drivers を選択して <Enter> キーを押します Please press ENTER to refresh this page と表示された場合は <Enter> キーを押してください 4. LSI Logic Fusion MPT SAS Driver の項より PciRoot(0x0)/Pci(0x1C,0x0)/Pci(0x0,0x0) を選択し て <Enter> キーを押してください ハードウェア構成によって 表記が異なる場合がございます 5. LSI Logic MPT Setup Utility という画面が表示されます Adapter List から SAS1064E を選択 して <Enter> キーを押してください Firmware のバージョンにより 以下 Config Utility の一部表記等異な る場合がございます 6. Adapter Properties -- SAS1064E の画面で RAID Properties を選択し <Enter> キーを押します Lenovo Enterprise Solutions - 3 ページ

7. Create IM Volume Create IME Volume Create IS Volume のいずれかを選択し <Enter> キーを押します ここではハードディスク 2 個で RAID1 の構成とするために Create IM Volume を選択し ます 8. Create New Array -- SAS1064E の画面から RAID 構成をしたいハードディスクに対して RAID Disk の列の No を選択し <Space> キー <+> キー もしくは <-> キーを押してください ここでは Slot Num 0, Slot Num 1 の 2 つのハードディスクに対して RAID1 を構成します 9. ハードディスクにデータが残っていた場合には 確認の画面が出てきます 画面に表示されているメッセージに従い <D> キーを押して ハードディスクに残っているデータを上書きしてください その際 WARNING! Data was found on the selected disk, this data will be lost when the array is created! Choose Discard configuration or Cancel Exit on the next screen to abort. とメッセージが表示されることがありますが <Esc> キーを押して画面を抜けてください Lenovo Enterprise Solutions - 4 ページ

10. Slot Num 0 が Yes に変わったことを確認し Slot Num 1 に対しても No を選択し <Space> キー <+> キー もしくは <-> キーを押します 11. Slot Num 0 も Slot Num 1 も RAID Disk が Yes になっていることを確認して <C> キーを押します 12. Save changes then exit this menu を選択し <Enter> キーを押します 13. 再度表示される Adapter Properties の画面から RAID Properties を選択し <Enter> キーを押します Slot Num 0 と Slot Num 1 のハードディスクでRAID1が構成されていることを確認したら <Esc> キーを 3 回押し 各設定画面から抜けます ( 搭載しているディスクの本数に応じてメニュー画面の表示の仕方が異なります ) Lenovo Enterprise Solutions - 5 ページ

14. Are you sure you want to exit? という終了の確認画面が表示されます Exit the Configuration Utility and Restart を選択し <Enter> キーを押し LSI Logic MPT Setup Utility を終了します 以上の手順で RAID の構成は完了しました 2. Windows Server 2008 R2 の導入 1. サーバー本体の電源を投入し 直ちに Windows Server 2008 R2 の DVD をドライブに挿入します サー バーは DVD からブートします 2. Windows のインストール ウィンドウが表示されるまでお待ちください 表示されたら 言語とその他の 項目を選択して 次へ ボタンを押します ここでは 初期設定のまま導入を行います インストールする言語 : 日本語 時刻と通貨の形式 : 日本語 ( 日本 ) キーボードまたは入力方式 : Microsoft IME キーボードの種類 : 日本語キーボード (106/109 キー ) Lenovo Enterprise Solutions - 6 ページ

3. 今すぐインストール のメッセージが表示されます 矢印マークを押します 4. インストールするオペレーティングシステムを選択してください 画面が表示されます 購入した Windows のエディションを選択します 5. ライセンス条項をお読みください 画面が表示されます マイクロソフトソフトウェアライセンス条項 が表示されますので 内容を確認の上 同意します にチェックを入れて 次へ ボタンを押します プロダクトキーの入力は OS の導入完了後 Windows のライセンス認証時に行います 6. インストールの種類 画面が表示されますので 新規インストール ( カスタム ) を押します Lenovo Enterprise Solutions - 7 ページ

7. Windows のインストール場所を選択してください 画面が表示されます ここではまだインストール可能なパーティションを作成していないので ディスク 0 未割り当て領域 を選 択して ドライブオプション を押し インストール可能なパーティションの作成を行います 8. ディスク 0 未割り当て領域 を選択して ドライブオプション を押し インストール可能なパーティ ションの作成を行います 9. ディスク 0 未割り当て領域 が選択されている状態で 新規 を押します Lenovo Enterprise Solutions - 8 ページ

10. 作成するパーティションサイズを入力し 適用 ボタンを押します Windows のすべての機能が正常 に動作するように システムファイル用に追加のパーティションが作成されることがあります 画面が表示 された場合 OK ボタンを押します Lenovo Enterprise Solutions - 9 ページ

11. 作成された ディスク 0 パーティション 2 を選択して 次へ ボタンを押すと インストールが開始 されます インストール中に数回 自動的に再起動されます インストールが完了するまでしばらくお待ちください Lenovo Enterprise Solutions - 10 ページ

12. インストール完了後 最初にログオンする前にパスワードを変更する必要があります ユーザーは最初にログオンする前にパスワードを変更しなければなりません のメッセージが表示された ら OK ボタンを押します 13. Administrator の新しいパスワードを入力して 矢印のボタンを押してください 正しく変更されると パスワードは変更されました と表示されるので OK ボタンを押してください なお パスワードの文字種類は 英大文字 英小文字 数字 アルファベット以外の文字 の4つの種類のうち 3つの種類が必要になります この設定は 管理者権限でログインして 管理ツールにある [ ローカルセキュリティポリシー ] [ アカウントポリシー ] [ パスワードのポリシー ] で変更することが可能です 14. ログオン後に 初期構成タスク ウィンドウが表示されます コンピューター名やネットワークの設定な どは 自動的に行われています これらの変更が必要であれば ここで行うことができます 以上の手順で Windows Server 2008 R2 のセットアップが正しく完了しました Lenovo Enterprise Solutions - 11 ページ

以上の手順で Windows Server 2008 もしくはWindows Server 2008 R2 のセットアップが正しく完了しました < スタート > - < すべてのプログラム > - < アクセサリ > - < システムツール > - < システム情報 > で OS 名が Microsoft Windows Server 2008 R2 Standard と表示されることで正しく導入されたことを確認できます 引き続き 必要に応じてアクティベーションを行ってください 注意 QoSパケットスケジューラの設定について Windows Server 2008 R2では IBM USB Remote NDIS Remote Device のドライバーが標準で導入されますが システムのパフォーマンスが低下する場合があります この現象は IBM USB Remote NDIS Network Device に対して QoSパケットスケジューラが設定されている場合に発生しうる可能性があります そのため IBM USB Remote NDIS Network Device のプロパティから QoSパケットスケジューラの設定を外します 手順については以下をご参照ください <QoS パケットスケジューラ確認手順 > 1. スタート 管理ツール より サーバーマネージャ を起動して " ネットワーク接続の表示 " を選択 します 2. "IBM USB Remote NDIS Network Device" と表示されている ローカルエリア接続 を右クリックしてく ださい 下図では ローカルエリア接続 3 になります Lenovo Enterprise Solutions - 12 ページ

3. ローカルエリア接続のプロパティ ウィンドウが表示されますので ネットワーク タブを表示させま す 4. " この接続は次の項目を使用します " の項に表示される一覧のうち "QoS パケットスケジューラ " のチェック をはずして OK ボタンを押してください QoS パケットスケジューラの項目自体が無い場合は この手 順は必要ございません 以上 変更履歴 : 2010/02/02 v1.0 初版公開 2015/04/10 文書の PDF 化を実施 ( 内容に変更なし ) 免責 : 当内容は お客様 販売店様 その他関係者が System x, Flex Systemなどを活用することを目的として作成しました 詳細につきましては URL( http://www.lenovo.com/legal/jp/ja/ ) の利用条件をご参照ください 当技術資料に含まれるレノボ エンタープライズ ソリューションズ株式会社およびLenovo Enterprise Solutions ( 以下総称して LES) 以外の製品に関する情報は 各提供ベンダーより提供されたものであり LES はその正確性または完全性についてはいかなる責任も負いません 当技術資料の個々の項目は LESにて検証されていますが お客様の環境において全く同一または同様な結果が得られる保証はありません お客様の環境 その他の要因によって異なる場合があります お客様自身の環境に Lenovo Enterprise Solutions - 13 ページ

これらの技術を適用される場合は お客様自身の責任と費用において行なってくださいますようお願いいたしま す Copyright 2015 レノボ エンタープライズ ソリューションズ株式会社 Lenovo Enterprise Solutions - 14 ページ