FUJITSU Server PRIMERGY / FUJITSU Storage ETERNUS NR1000 F2240とSophos Anti-Virus for NetAppの連携におけるウイルス検知の動作検証

Similar documents
JustSystems

PRIMERGY RX200 S8/RX350 S7とETERNUS LT40でのAcronis Backup & Recovery 11.5 Advanced Serverによるイメージバックアップ動作検証

Windows2000/XPインストール手順

KSforWindowsServerのご紹介

Windows2000/XPインストール手順

PRIMERGY RX300S6 におけるクラスタ製品「DB/Control」と「DBC/APKeeper」の動作検証報告

Microsoft Word - nvsi_080177jp_trendmicro_bakbone.doc

SAMBA Stunnel(Windows) 編 1. インストール 1 セキュア SAMBA の URL にアクセスし ログインを行います xxx 部分は会社様によって異なります xxxxx 2 Windows 版ダウンロード ボ

PC にソフトをインストールすることによって OpenVPN でセキュア SAMBA へ接続することができます 注意 OpenVPN 接続は仮想 IP を使用します ローカル環境にて IP 設定が被らない事をご確認下さい 万が一仮想 IP とローカル環境 IP が被るとローカル環境内接続が行えなくな

Corp ENT 3C PPT Template Title

Microsoft Word - nvsi_100207jp_quantumi40.doc

SAMBA Stunnel(Mac) 編 1. インストール 1 セキュア SAMBA の URL にアクセスし ログインを行います xxxxx 部分は会社様によって異なります xxxxx 2 Mac OS 版ダウンロー

インストールマニュアル

sanboot-whitepaper.pdf

目次 専用アプリケーションをインストールする 1 アカウントを設定する 5 Windows クライアントから利用できる機能の紹介 7 1ファイル フォルダのアップロードとダウンロード 8 2ファイル更新履歴の管理 10 3 操作履歴の確認 12 4アクセスチケットの生成 ( フォルダ / ファイルの

JP1 Version 12

業務サーバパック for 奉行シリーズスタートアップガイド

目次 1. HLA Fusion 3.0 がインストール可能な環境 HLA Fusion 3.0 のインストール HLA Fusion 3.4 のインストール 初期設定用データベース接続 ( 初めての方のみ ) 既存データベースのUpg

電子化シートマニュアル(インストール編)_ver106

目次 第 1 章はじめに 本ソフトの概要... 2 第 2 章インストール編 ソフトの動作環境を確認しましょう ソフトをコンピュータにセットアップしましょう 動作を確認しましょう コンピュータからアンインストー

1. はじめに (1) 本書の位置づけ 本書ではベジフルネット Ver4 の導入に関連した次の事項について記載する ベジフルネット Ver4 で改善された機能について 新機能の操作に関する概要説明 ベジフルネット Ver4 プログラムのインストールについて Ver4 のインストール手順についての説明

YKK013

PrintBarrierV3L50(V ) アップデート手順書 第 1.01 版 株式会社富士通アドバンストエンジニアリング 平成 25 年 3 月 7 日 1

目次 第 1 章はじめに 本ソフトの概要... 2 第 2 章インストール編 ソフトの動作環境を確認しましょう ソフトをコンピュータにセットアップしましょう 動作を確認しましょう コンピュータからアンインストー

Microsoft Word - MyWebPortalOffice_Levelup.doc

SetupVerup_dl_M

SAMBA Remote(Mac) 編 PC にソフトをインストールすることによって OpenVPN でセキュア SAMBA へ接続することができます 注意 OpenVPN 接続は仮想 IP を使用します ローカル環境にて IP 設定が被らない事をご確認下さい 万が一仮想 IP とローカル環境 IP

Microsoft Word - nvsi_090203_r1_sanboot_vaultdr.doc

Sophos Anti-Virus for NetApp Storage Systems ユーザーガイド

目次 本書の概要... 3 QNAP で AD 環境を構築するネットワーク環境... 3 Active Directory ドメインコントローラ構築... 5 AD ユーザ作成 AD ユーザ単独作成 AD ユーザ複数作成 共有フォルダアクセス許可追加

アーカイブ機能インストールマニュアル

目次はじめに... 2 Office365ProPlus のインストール 複数の Office 製品の共存インストールについて ソフトウェア使用許諾契約の確認 Office365 ProPlus のダウンロードとインストール

『テクノス』V2プログラムインストール説明書

PowerPoint プレゼンテーション

(Microsoft Word - WhitePaper_EvaluationAvanceNVBU__rev2_\203t\203H\201[\203\200\211\374\222\371\224\305_.doc)

Windows Server 2016 Hyper-V ストレージQoS機能の強化

Microsoft Word - ACA_SetupCard.doc

f-secure 2006 インストールガイド

ENI ファーマシー受信プログラム ユーザーズマニュアル Chapter1 受信プログラムのインストール方法 P.1-1 受信プログラムのシステム動作環境 P.1-2 受信プログラムをインストールする P.1-9 受信プログラムを起動してログインする P.1-11 ログインパスワードを変更する

intra-mart QuickBinder Ver.5.0 リリース ノート 第 4 版 2016/7/15 1. バージョンアップ内容以下にこのバージョンで変更になった点を列挙します なお 各機能の詳細に関してはマニュアルを参照して下さい また 各機能の設定方法に関しては 操作説明書またはセット

Microsoft Word - nvsi_090200jp_r1_nvbsvr_mscs.doc

Microsoft Word - nvsi_100208jp_bmr_for_nvbu_ibm.doc

マカフィー R セキュリティサービス (Mac 版 ) インストール 基本操作 アンインストールマニュアル McAfee と McAfee のロゴは 米国およびその他の国における McAfee LLC の商標です 中部ケーブルネットワーク株式会社 第 1.5 版 2018/11/5

BitLocker 構成手順書 ( 既存インストール TPM 無 ドメイン参加無 ) 目的 Microsoft Windows Vista Enterprise もしくは Ultimate をインストールしているシステ ムフォルダを BitLocker に構成し暗号化するための手順書である 対象 O

Maser - User Operation Manual

1. はじめに 1.1. Office365 ProPlus ライセンスについて 九州産業大学に在籍中の学生 教職員の方は Office365 ProPlus のライセンスを 1 つ保持しています 1 つの Office365 ライセンスで Office365 ProPlus( 最新版の Offic

Stepguide15_shisa_guard.indd

顧客名

Windows ログオンサービス インストールマニュアル 2018/12/21 1

r10s4-fn03.pdf

Trend Micro Safe Lock 2.0 Patch1 管理コンソールのシステム要件 OS Windows XP (SP2/SP3) [Professional] Windows 7 (SP なし /SP1) [Professional / Enterprise / Ultimate] W

Windowsクライアントユーザーマニュアル_version+1_0_1_

目次はじめに 必要システム環境 インストール手順 インストール前の注意点 インストールの準備 (.NET Framework3.5 SP1 のインストール ) ライセンスの登録 初期設定情報の入力... 8

雇用均等 技術体系

1 目次 本書の構成 2 体験版申請用総合ソフトの機能 3 申請用総合ソフトとの相違点 体験版申請用総合ソフト ver.3.0 は, 本番用の申請用総合ソフト (3.0A) の機能に擬似データを加えたものです

PitStop マル秘テク

目次 1 はじめに 2 2 動作環境 動作環境 注意事項 データベースの共有 データベース共有とは データベース共有によるメリット データベース共有によるデメリット システム利用開始後にデー

GHS混合物分類判定システムインストールマニュアル

シヤチハタ デジタルネーム 操作マニュアル

Microsoft Word - ssVPN MacOS クライアントマニュアル_120版.doc

Microsoft Word - PSM51 and ontap83_config_831jp.doc

富士通PCサーバ「PRIMERGY TX1320 M3/RX1330 M3」における「NetStor」シリーズ動作検証

システム要件 Trend Micro Safe Lock 2.0 SP1 Trend Micro Safe Lock 2.0 SP1 エージェントのシステム要件 OS Client OS Server OS Windows 2000 (SP4) [Professional] (32bit) Wind

RDP 接続不具合パッチ適用手順 第 1.11 版更新日 :2016/8/30 NTT コミュニケーションズ株式会社

Sophos Anti-Virus for NetApp Storage Systems スタートアップガイド

日本赤十字社神奈川県支部内LAN仕様書

t20s3-fn09.pdf

カルテダウンロード 操作マニュアル

INFINI DATA STATION R Client Edition インストール手順書 INFINI TRAVEL INFORMATION, INC.

ESMPRO/ServerManager Ver. 6 変更履歴

V-Client for Mac ユーザーズガイド

基本設計書

SELECT Server XM (ver

PRIMERGY TX1330 M3 未サポートOS動作検証確認情報

UNIVERGE SG3000 から SG3600 Ver.6.2(2012 年モデル ) への 移行手順 All Rights Reserved, Copyright(C) NEC Corporation 2017 年 11 月 4 版

目次 1. はじめに WEB インタフェース... 4 アクセス方法... 4 操作方法 FTP クライアント FFFTP(WINDOWS) インストール方法 アクセス方法 操作方法 CYBERD

クラウドファイルサーバーデスクトップ版 インストールマニュアル 利用者機能 第 1.2 版 2019/04/01 富士通株式会社

CompuSec SW 強制削除手順

Kaspersky Anti-Ransomware Tool for Business V2 簡単インストールガイド 2017/07/07 株式会社カスペルスキーコーポレートビジネス本部セールスエンジニアリング部 Ver

BMR for NVBU NIC bnx2.ko SVR/CLNT 上での SCSI megaraid_sas.ko 自動認識デバイス Partition 構成 (RHEL6.0 uefi/lvm 構成の場合 ) Partition1 /boot/efi EFI 200MB Partition2 /

富士通PRIMERGYサーバ/ETERNUSストレージとXsigo VP560/VP780の接続検証

インストールの前に

システム要件 Trend Micro Safe Lock Trend Micro Safe Lock 2.0 エージェントのシステム要件 OS Client OS Server OS Windows 2000 (SP4) [Professional] (32bit) Windows XP (SP1/

Arcserve Unified Data Protection サーバ構成とスペック見積もり方法 2016 年 06 月 Arcserve Japan Ver

31_TRENDCOREセットアップ(新規)

PRIMERGY RX300 S6 SAS コントローラカード <RAID 5> フリーOS 動作確認情報

ごあいさつ このたびは ESMPRO/AC Advance マルチサーバオプション Ver3.6(1 ライセンス ) をお買い上げ頂き 誠にありがとうございます 本書は お買い上げ頂きましたセットの内容確認 セットアップの内容 注意事項を中心に構成されています ESMPRO/AC Advance マ

Arcserve Unified Data Protection サーバ構成とスペック見積もり方法 2018 年 10 月 Arcserve Japan Ver

KDDI Smart Mobile Safety Manager Windows キッティングマニュアル 最終更新日 2018 年 12 月 13 日 Document ver1.0 (Web サイト ver.9.5.0)

改版履歴 版数 改版日付 改版内容 /03/14 新規作成 2013/03まで製品サイトで公開していた WebSAM DeploymentManager Ver6.1 SQL Server 2012 製品版のデータベース構築手順書 ( 第 1 版 ) を本 書に統合しました 2

Microsoft Word - WatchUsbManager for Web リソースモニター結果.docx

MMO ゲームパッド JC-DUX60BK ドライバー設定ガイド このドライバー設定ガイドは JC-DUX60BK に付属のドライバーを使った 各ボタンやスティックへの機能割り当てや連射の設定などの操作について説明しています ドライバーのインストール方法については JC-DUX60BK に付属のユー

Microsoft PowerPoint ï½žéł»å�’å–¥æœ�ㇷㇹㅃㅀ㇤ㅳㇹㅋㅼㅫ曉逃.ppt [äº™æ‘łã…¢ã…¼ã…›]

構成例 システム名 : 単独サーバ業務システムユーザ数 : 1 ユーザ マルチコア CPU のサーバ 1 台で開発 運用します ソート機能を使用します COBOL SE Developer COBOL SE Server Runtime SORTKIT/Enterprise for Windows

もくじ 2 はじめに... 3 概要... 4 動作環境... 4 利用制限モードについて... 4 本マニュアルの見かた... 4 HOME アプリマネージャの基本操作... 5 HOME アプリマネージャをインストールする... 6 HOME アプリマネージャを起動する... 8 HOME アプ

MIRACLE System Savior による Red Hat Storage 2.1 on HP ProLiant SL4540 Gen8 バックアップ / リストア検証報告書 ミラクル リナックス株式会社 作成者 : エンタープライズビジネス本部 青山雄一

Microsoft Word - クライアントのインストールと接続設定

Windows XP から Windows 7 へのアップグレード

11_Evoセットアップ(新規)

CommonMP Ver1.5 インストール手順書 目 次 1. 概要 目的 必要動作環境 ハードウェア構成 ソフトウェア構成 CommonMP のインストール手順 利用フロー

Transcription:

ソフォス株式会社 2013 年 10 月 04 日 FUJITSU Server PRIMERGY / FUJITSU Storage ETERNUS NR1000 F2240 と Sophos Anti-Virus for NetApp の連携におけるウイルス検知の動作検証報告 本レポートは 2013 年 9 月 11 日 ~13 日に貴社トラステッド クラウド スクエアで実施 した ETERNUS NR1000 F2240 上の CIFS サーバと連携した Sophos Anti-Virus for NetApp におけるウイルス検知の動作検証の方法および結果をまとめた書です 1. はじめに当社製品 Sophos Anti-Virus for NetApp は Network Appliance 社 Data ONTAP 7 および 8.x 7-MODE の CIFS 共有に対するウイルス検知機能に対応しております 今回は Network Appliance 社の OEM 製品である ETERNUS NR1000 F2240 と Sophos Anti-Virus for NetApp を連携し ウイルス検知の動作検証を行った結果を報告いたします 2. 検証概要次の操作を WORKGROUP 環境と Active Directory 環境で行い 機能の動作状況を確認します (NR1000F サーバ (Data ONTAP) と AV サーバ (Anti-Virus サーバ ) 間の CIFS アクセスでは WORKGROUP 環境と Active Directory 環境で ユーザ認証 ( ローカルユーザ ドメインユーザ等 ) および設定方法が異なるため 各々の環境で検証を実施します ) インストール AV-Server のプライマリ / セカンダリ設定 AV-Server の再起動 MS Office ファイルのファイル操作 複数ファイルのコピー操作 擬似ウイルスファイルの検知 AV-Server のプライマリ / セカンダリ切り替え 1

3. 検証環境 ( ア ) 検証環境 1(WORKGROUP 環境 ) 1 ETERNUS NR1000F HW: 2240 OS: Data ONTAP 8.1.27-Mode (CIFS) MEM: 12GB HDD: 600GB(10Krpm) 24 本 2 プライマリ AV-Server HW: PRIMERGY RX300 S6 (F250) CPU: Xeon X5690 3.46GHz/6 コア /12MB コア 2 SW: Sophos Anti-Virus for Windows Ver10.2 Sophos Anti-Virus for NetApp Ver1.01 3 セカンダリ AV-Server HW: PRIMERGY RX300 S7(F240) CPU: Xeon E5-2603 1.8GHz/4 コア /10MB 2 SW: Sophos Anti-Virus for Windows Ver10.2 Sophos Anti-Virus for NetApp Ver1.01 4 Sophos 管理 Server HW: PRIMERGY RX300 S6 (F250) CPU: Xeon X5690 3.46GHz/6 コア /12MB コア 2 SW: Sophos Enterprise Console 5.2 NetApp SystemManager 2

( イ ) 検証環境 2(Active Directory 環境 ) 1 ETERNAUS NR1000F HW: 2240 OS: Data ONTAP 8.1.27-Mode (CIFS) MEM: 12GB HDD: 600GB(10Krpm) 24 本 2 プライマリ AV-Server HW: PRIMERGY RX300 S6 (F250) CPU: Xeon X5690 3.46GHz/6 コア /12MB コア 2 SW: Sophos Anti-Virus for Windows Ver10.2 Sophos Anti-Virus for NetApp Ver1.01 3 セカンダリ AV-Server HW: PRIMERGY RX300 S7(F240) CPU: Xeon E5-2603 1.8GHz/4 コア /10MB 2 SW: Sophos Anti-Virus for Windows Ver10.2 Sophos Anti-Virus for NetApp Ver1.01 4 Sophos 管理 Server & AD Server HW: PRIMERGY RX300 S6 (F250) CPU: Xeon X5690 3.46GHz/6 コア /12MB コア 2 SW: Sophos Enterprise Console 5.2 NetApp SystemManager Active Directory 3

4. 検証結果 検索項目数設定数実施数 結果 検証環境 1(WORKGROUP 環境 ) 7 7 検証環境 2(Active Directory 環境 ) 7 7 5. 検証詳細 ( ア ) 検証環境 1(WORKGROUP 環境 ) 検証項目検証内容確認方法結果 1 インストール インストール後の AV-Server と ETERNUS NR1000F 間の通信確立を確認する 2 AV-Server のプライ 2 台の AV-Server でプライマリ / セ マリ / セカンダリ設 カンダリ構成後 AV-Server と 定 ETERNUS NR1000F 間の通信確 立を確認する 3 AV-Server の再起動 プライマリ / セカンダリ AV-Server の再起動後 AV-Server と ETERN US NR1000F と通信確立を確認す る 4 MS Office ファイル MS Word の 新規文書作成 上 のファイル操作 書き保存 別ファイル名保存 の の各々の操作を行った時に ウイル ス検索が実行されていることを確認 する 本検証は ETERNUS NR1000F の 共有フォルダ上で MS Word の操作 により確認する ETERNUS NR1000F に CIFS の共有領域及び CIFS の共有領域にアクセスするためのローカルユーザを作成する 2 台の AV-Server に Sophos Anti-Virus for Windows と Sophos Anti-Virus for NetApp をインストールする ( ローカルユーザにて接続するように設定 ) ETERNUS NR1000F にて vscan コマンドを実行し プライマリ / セカンダリ AV-Server の 2 台が表示されたことを確認する プライマリ/ セカンダリ AV-Server の管理画面を表示し 信号機アイコンが緑色になっていることにより通信確立を確認する ETERNUS NR1000F にて vscan scanners secondary_scanners コマンドを実行する 2 台の AV-Server の内 セカンダリ AV-Server の P/S 項目が Sec と表示されることを vs can コマンドを実行して確認する プライマリ/ セカンダリ AV-Server の管理画面を表示し 信号機アイコンが緑色になっていることにより通信確立を確認する ETERNUS NR1000F にて vscan コマンドを実行し プライマリ / セカンダリ AV-Server の 2 台が表示されたことを確認する プライマリ/ セカンダリ AV-Server の管理画面を表示し 信号機アイコンが緑色になっていることにより通信確立を確認する AV-Server の管理画面にて Ctrl + Alt + D キーを押し デバッグモードに変更する 操作端末にローカルユーザでログインし ETE RNUS NR1000F の共有フォルダを開く ETERNUS NR1000F の共有フォルダに MS Word にて新規文書を作成後 ウイルス検索されたことをログファイルで確認する MS Word で作成したファイルを編集後 上書き保存後 ウイルス検索されたことをログファイルで確認する 4

MS Word で作成したファイルを編集後 別の ファイル名で保存後 ウイルス検索されたことを ログファイルで確認する 5 複数ファイルのコピー操作 複数のファイルのコピーでの書込み / 読み込み動作時に ウイルス検索が実行されていることを確認する 本検証は検証用に用意した複数のファイルを使用し ETERNUS NR10 00F の共有フォルダにコピーすることで確認する AV-Server の管理画面にて Ctrl + Alt + D キーを押し デバッグモードに変更する 操作端末にローカルユーザでログインする 複数のファイルを操作端末より ETERNUS N R1000F の共有フォルダにコピー後 ウイルス検索されたことをログファイルで確認する 複数のファイルを操作端末より ETERNUS N R1000F の共有フォルダにコピー後 ウイルス検索されたことをログファイルで確認する 6 擬似ウイルスファイルの検知 ウイルスが検知 / クリーンアップ処理が行われることを 擬似ウイルスファイル (eicar) を使用して確認する 操作端末にローカルユーザでログインする 擬似ウイルスファイル(eicar) を操作端末より ETERNUS NR1000F の共有フォルダにコピーする ログファイルに ウイルス検知のメッセージが出力されたこと確認する ETERNUS NR1000F の共有フォルダよりファイルが削除されていること クリーンアップ設定したフォルダへの移動処理をログファイルで確認する 7 AV-Server のプライマリ / セカンダリ切り替え プライマリ AV-Server に障害 ( ハード ネットワーク アプリケーションなど ) が発生した時に セカンダリ AV-Server への切り替えが行われるかの確認 本検証では アプリケーション障害を想定し オンアクセス検索を停止させることで 擬似的にアプリケーション障害を発生させ ウイルス検知 / クリーンアップ処理がセカンダリ AV-Server で行われるかを確認する プライマリ AV-Server のオンアクセス検索を停止する 操作端末にローカルユーザでログインする 擬似ウイルスファイル(eicar) を操作端末より ETERNUS NR1000F の共有フォルダにコピーする セカンダリ AV-Server のログファイルに ウイルス検知のメッセージが出力されたこと確認する ETERNUS NR1000F の共有フォルダよりファイルが削除されていること クリーンアップ設定したフォルダへの移動処理をセカンダリ AV-S erver のログファイルで確認する 5

( イ ) 検証環境 2(Active Directory 環境 ) 検証項目検証内容確認方法結果 1 インストール インストール後の AV-Server と ETERNUS NR1000F 間の通信確立を確認する 2 AV-Server のプライ 2 台の AV-Server でプライマリ / マリ / セカンダリ設 セカンダリ構成後 AV-Server と 定 ETERNUS NR1000F 間の通信確 立を確認する 3 AV-Server の再起動 プライマリ / セカンダリ AV-Serv er の再起動後 AV-Server と ETE RNUS NR1000F と通信確立を確 認する 4 MS Office ファイル MS Word の 新規文書作成 上 のファイル操作 書き保存 別ファイル名保存 のの各々の操作を行った時に ウ イルス検索が実行されていること を確認する 本検証は ETERNUS NR1000F の共有フォルダ上で MS Word の 操作により確認する 5 複数ファイルのコピ 複数のファイルのコピーでの書込 ー操作 み / 読み込み動作時に ウイルス 検索が実行されていることを確認 する 本検証は検証用に用意した複数の ファイルを使用し ETERNUS N R1000F の共有フォルダにコピー することで確認する ETERNUS NR1000F に CIFS の共有領域にアクセスするためのドメインユーザを作成する 2 台の AV-Server に SAV for Windows/SAV for NetApp をインストールする ( ドメインユーザで接続するように設定 ) ETERNUS NR1000F にて vscan コマンドを実行し プライマリ / セカンダリ AV-Server の 2 台が表示されたことを確認する プライマリ/ セカンダリ AV-Server の管理画面を表示し 信号機アイコンが緑色になっていることにより通信確立を確認する ETERNUS NR1000F にて vscan scanners s econdary_scanners コマンドを実行する 2 台の AV-Server の内 セカンダリ AV-Server の P/S 項目が Sec と表示されることを vsca n コマンドを実行して確認する プライマリ/ セカンダリ AV-Server の管理画面を表示し 信号機アイコンが緑色になっていることにより通信確立を確認する ETERNUS NR1000F にて vscan コマンドを実行し プライマリ / セカンダリ AV-Server の 2 台が表示されたことを確認する プライマリ/ セカンダリ AV-Server の管理画面を表示し 信号機アイコンが緑色になっていることにより通信確立を確認する AV-Server の管理画面にて Ctrl + Alt + D キーを押し デバッグモードに変更する 操作端末にドメインユーザでログインする ETERNUS NR1000F の共有フォルダに MS Wo rd にて新規文書を作成後 ウイルス検索されたことをログファイルで確認する MS Word で作成したファイルを編集後 上書き保存後 ウイルス検索されたことをログファイルで確認する MS Word で作成したファイルを編集後 別のファイル名で保存後 ウイルス検索されたことをログファイルで確認する AV-Server の管理画面にて Ctrl + Alt + D キーを押し デバッグモードに変更する 操作端末にドメインユーザでログインする 複数のファイルを操作端末より ETERNUS NR 1000F の共有フォルダにコピー後 ウイルス検索されたことをログファイルで確認する 複数のファイルを操作端末より ETERNUS NR 1000F の共有フォルダにコピー後 ウイルス検索されたことをログファイルで確認する 6

6 擬似ウイルスファイルの検知 ウイルスが検知 / クリーンアップ処理が行われることを 擬似ウイルスファイル (eicar) を使用して確認する ドメインユーザでログインする 擬似ウイルスファイル(eicar) を操作端末より ETERNUS NR1000F の共有フォルダにコピーする ログファイルに ウイルス検知のメッセージが出力されたこと確認する ETERNUS NR1000F の共有フォルダよりファイルが削除されていること クリーンアップ設定したフォルダへの移動処理をログファイルで確認する 7 AV-Server のプライマリ / セカンダリ切り替え プライマリ AV-Server に障害 ( ハード ネットワーク アプリケーションなど ) が発生した時に セカンダリ AV-Server への切り替えが行われるかの確認 本検証では アプリケーション障害を想定し オンアクセス検索を停止させることで 擬似的にアプリケーション障害を発生させ ウイルス検知 / クリーンアップ処理がセカンダリ AV-Server で行われるかを確認する プライマリ AV-Server のオンアクセス検索を停止する 操作端末にドメインユーザでログインする 擬似ウイルスファイル(eicar) を操作端末より ETERNUS NR1000F の共有フォルダにコピーする セカンダリ AV-Server のログファイルに ウイルス検知のメッセージが出力されたこと確認する ETERNUS NR1000F の共有フォルダよりファイルが削除されていること クリーンアップ設定したフォルダへの移動処理をセカンダリ AV-Server のログファイルで確認する 6. システム構成について ( 参考 ) 最小のサーバ構成として 管理サーバ 1 台 AV サーバ 2 台の専用サーバを推奨します 本番の Active Directory 環境では 管理サーバと AD サーバは共存しない構成を推奨します 検証環境の AV サーバでは メモリ2GB ディスク40GB(OS 含む ) のリソースを使用していました ネットワーク構成として クライアント ETERNUS NR1000F ETERNUS NR1000F AV サーバの接続は別セグメントでの接続を推奨します ETERNUS NR1000F サーバへのアクセスが多い環境での AV サーバ構成の検討では 高性能な AV サーバを使用するより 通常スペックの AV サーバ台数を増やしたほうが効果的です ETERNUS NR1000F サーバ移行時に CIFS 領域をフルスキャンする場合 ディスク容量よりファイル数が多い構成の方が ウイルス検索時間が長くなる傾向があります ( ウイルス検索では ファイルタイプにより異なりますが ファイル内のウイルスに感染していると想定している部分のみを検索します ) 7

7. ウイルス検索の処理フロー ( 参考 ) クライアントから ETERNUS NR1000F にアクセスした時の ウイルス検索の簡単な 処理フローを記載します ETERNUS NR1000F(ONTAP) のウイルス検索 (vscan) では CIFS のみをサ ポートしています (ETERNUS NR1000F サーバへのデータ復旧で ONTAP のバッ クアップ / リストア機能を利用する場合 ウイルス検索は実行されません ) 8. まとめ 本検証のすべての項目において 結果はであり 問題となる事象は確認されませ んでした 9. 問い合わせ先ソフォス株式会社電話番号 :03-3568-7550( 代表 ) Email :salse@sophos.co.jp 8