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CLUSTERPRO MC ProcessSaver 1.0 for Windows はじめての ProcessSaver 第 1 版 2012 年 9 月 日本電気株式会社 日頃より弊社製品をご愛顧いただきありがとうございます このたび お客様にご利用いただく ProcessSaver でのプロセス監視手順について説明させていただきます

改版履歴 版数改版内容 1.0 2012.09 新規作成 Page 1

はしがき (1) マニュアルについて 本マニュアルでは CLUSTERPRO MC ProcessSaver 1.0 for Windows ( 以後 ProcessSaver と記載します ) の監視手順について説明します (2) 商標および著作権について Microsoft Windows Windows Server は 米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標または登録商標です Windows Server 2003 の正式名称は Microsoft Windows Server 2003 Operating Systemです Windows Server 2008 の正式名称は Microsoft Windows Server 2008 です その他 本書に登場する会社名および商品名は各社の商標または登録商標です なお 本書ではR TMマークを明記しておりません Page 2

目次 1. はじめに 2. プロセス監視の流れ 2.1. プロセス監視の仕組み 3. インストール 3.1. 事前準備 3.2. Microsoft.NET Framework 3.5 のインストール 3.3. ProcessSaver のインストール 4. 監視の設定 4.1. 再起動スクリプトの作成 4.2. 設定ファイルの作成 4.3. プロセス監視の開始 5. 監視の確認 5.1. 監視状態の確認 5.2. 監視対象プロセスの消滅検知および再起動の確認 5.3. RetryOver の確認 5.4. プロセス監視の復旧 5.5. プロセス監視の終了 6. 自動起動設定について 6.1. PcheckRunList の設定 6.2. 自動起動設定の確認 7. おわりに Page 3

1. はじめに CLUSTERPRO MC ProcessSaver 1.0 for Windows はじめての ProcessSaver は Windows Server 2003(32bit) の ProcessSaver によるプロセス監視の基本的な設定および監視方法について説明します プロセス監視の設定および監視手順を一連の流れでご確認いただくことで ProcessSaver の動作を理解することができます 本書での表記規則について 下記のように定義します 記号表記使用方法例 画面名の前後 Create Pfile は Pfile を作成する画面です 参照するマニュアル名の前後参照する章および章のタイトル名の前後 CLUSTERPRO MC ProcessSaver 1.0 for Windows インストールガイド を参照してください 4.1 再起動スクリプトの作成 を参照してください ファイル名およびフォルダ名の前後 インストールフォルダ HA ProcessSaver pfile Pfile 名 [ ] 項目名の前後 タブ名の前後 [ ProcessSaver Console ] を選択してください [ Create Pfile ] タブを選択してください 太字機能名 MsgCheckInterval を設定してください 斜体 太字 ボタン名 チェックボックス名 OK を押してください LocalUser にチェックしてください 本書では下記のような監視の設定方法を記述します ProcessSaver で iexplore.exe(internet Explorer プロセス ) の消滅監視および消滅時の自動再開 Page 4

2. プロセス監視の流れ プロセス監視設定およびプロセス監視確認について プロセス監視設定 事前準備 3.1. 事前準備 Microsoft.NET Framework 3.5 インストール 3.2. Microsoft.NET Framework 3.5 のインストール ProcessSaver インストール 3.3. ProcessSaver のインストール 再起動スクリプト作成 4.1. 再起動スクリプトの作成 Pfile 作成 4.2. 設定ファイルの作成 プロセス監視実行 4.3. プロセス監視の開始 Page 5

2. ( 続き ) プロセス監視設定 監視状態確認 5.1. 監視状態の確認 消滅検知および再起動 5.2. プロセスの消滅検知および再起動の確認 RetryOver 5.3. RetryOver の確認 プロセス復旧 5.4. プロセス監視の復旧 プロセス監視終了 5.5. プロセス監視の終了 Page 6

2.1. プロセス監視の仕組み 一般的なプロセス監視の仕組みについて ProcessSaver の一般的なプロセス監視の仕組みは下記の図のようになります Pfile ProcessSaver OS 起動時の初期起動 ProcessSaver サービス 読み込み 読み込み 消滅監視 PcheckRunList 消滅検知時に自動実行 再起動スクリプト 対象プロセスの再開 対象サービスの再開 Target プロセス Target サービス iexplore.exe etc Spooler EventLog etc Page 7

2.1. ( 続き ) 本書で記述する iexplore.exe(internet Explorer プロセス ) の監視は下記のような流れになります 1 プロセス監視を実行する Pcheck.exe を起動します 2 監視対象プロセスの存在を一定間隔でチェックし プロセスの消滅を検知します 3~5 指定された再起動スクリプトにより 監視対象プロセスを再起動します 1 対象プロセス監視 Pcheck.exe iexplore.exe プロセス正常動作中 iexplore.exe の監視を開始 5 再起動スクリプト実行完了 2 消滅検知 iexplore.exe iexplore.exe 異常終了 3 再起動スクリプト実行開始 iexplore.exe 消滅 再起動スクリプト 4 消滅プロセスの再起動 iexplore.exe iexplore.exe 再開 サービス監視についても同様の流れになります Page 8

3. インストール インストールについて インストールおよび各種設定 / 操作方法の詳細については CLUSTERPRO MC ProcessSaver 1.0 for Windows インストールガイド CLUSTERPRO MC ProcessSaver 1.0 for Windows ユーザーズガイド ( 機能編 ) CLUSTERPRO MC ProcessSaver 1.0 for Windows ユーザーズガイド ( コンソール編 ) CLUSTERPRO MC ProcessSaver 1.0 for Windows ユーザーズガイド ( コマンド編 ) CLUSTERPRO MC ProcessSaver 1.0 for Windows リリースメモ CLUSTERPRO MC ProcessSaver 1.0 for Windows クイックリファレンス CLUSTERPRO MC ProcessSaver 1.0 for Windows 導入ガイド を参照してください すでに本製品をインストール済みの場合は 次のステップ 4. 監視の設定 へお進みください Page 9

3.1. 事前準備 ProcessSaver 導入の事前準備について (1) 本製品が含まれるインストール媒体を用意します (2) IA32 および x86_64 対応 CPU 搭載サーバであることを確認します (3) OS のバージョンを確認します Microsoft Windows Server 2003 R2 Enterprise Edition Service Pack 2 Microsoft Windows Server 2003 R2 Standard Edition Service Pack 2 Windows Server 2008 Enterprise (Service Pack 2 を含む ) Windows Server 2008 Standard ( Service Pack 2 を含む ) Windows Server 2008 R2 Enterprise ( Service Pack 1 を含む ) Windows Server 2008 R2 Standard ( Service Pack 1 を含む ) 本書では Microsoft Windows Server 2003 R2 Enterprise Edition Service Pack 2 での設定および確認方法を記述します (4) C ドライブに 50MB 以上のディスクの空き容量があることを確認します Page 10

3.2. Microsoft.NET Framework 3.5 のインストール Microsoft.NET Framework 3.5 のインストールについて Microsoft.NET Framework 3.5 Service Pack 1 - dotnetfx35.exe Microsoft.NET Framework 3.5 SP1 日本語 Language Pack - 32bit : dotnetfx35langpack_x86ja.exe 注意 Microsoft.NET Framework のバージョンは 必ず 3.5 を使用してください それ以外のバージョンは 現在サポートしておりません Microsoft.NET Framework 3.5 をインストールしていなければ ProcessSaver はインストールできません Microsoft.NET Framework 3.5 SP1 日本語 Language Pack につきましては 32bitOS 用と 64bitOS 用の 2 種類を同梱しておりますのでそれぞれの環境に合わせてインストールを実施してください 環境により Microsoft.NET Framework 3.5 Service Pack 1 をインストールすると 自動で Microsoft.NET Framework 3.5 SP1 日本語 Language Pack がインストールされる場合があります Page 11

3.3. ProcessSaver のインストール ProcessSaver のインストールについて (1) ProcessSaver をインストールします 1 本製品が含まれるインストール媒体を CD/DVD ドライブに挿入してください 2 インストール媒体の Setup.exe を実行してください 左記画面が表示されますので 次へ (N) を押してください 図 1 インストーラ準備画面 Page 12

3.3. ( 続き ) 3 インストール先のフォルダを指定します デフォルトのまま 次へ (N) を押してください OS により インストールフォルダのデフォルトは変更されます 32bit OS : C: Program Files 64bit OS : C: Program Files(x86) 図 2 インストール先のフォルダ表示画面 Page 13

3.3. ( 続き ) 4 インストール (I) を押してインストールを開始してください 図 3 インストール開始画面 Page 14

3.3. ( 続き ) 5 ProcessSaver のインストールが完了すると 左記画面が表示されます 完了 (F) を押して画面を終了してください 以上で ProcessSaver のインストールは終了です 図 4 インストール完了画面 Page 15

3.3. ( 続き ) ProcessSaver のインストール後の確認 (2) ProcessSaver インストール後の確認をします プログラムと機能 で 本製品がインストールされていることを確認してください スタートメニューから [ コントロールパネル ] [ プログラムと機能 ] を選択すると左記画面が表示されます 一覧に [ MC ProcessSaver ] が登録されていることを確認してください 図 5 プログラムと機能 Page 16

4. 監視の設定 監視の設定について 再起動スクリプトの作成 設定ファイルの作成 プロセス監視の開始の説明を行います Page 17

4.1. 再起動スクリプトの作成 再起動スクリプトの作成について 再起動スクリプトを作成します 再起動スクリプトは Pfile 内に指定され 監視対象プロセスの消滅を検知した場合に実行されます 再起動スクリプトは 実行可能ファイル (batch.exe ファイルなど ) を指定することができます 本書では 再起動スクリプトを batch ファイルにて作成する方法を記述します テキストエディタを起動します 本書では メモ帳を使用します スタートメニューから [ すべてのプログラム (P) ] [ アクセサリ ] [ メモ帳 ] を選択してください Page 18

4.1. ( 続き ) テキストエディタの編集 (1) テキストエディタにて下記のように編集します iexplore.exe(internet Explorer プロセス ) の再起動スクリプト @echo off 1 explorer http://localhost 2 :end exit 3 1 標準出力を停止させます ( 標準出力停止のための定型文 @echo off を記述します ) 2 プロセスを起動します ( コマンド実行時にスクリプトを停止させないように注意してください その他のプロセスを起動する場合は Start コマンドを使用すると良いでしょう ) 3 exit を記述します ( 再起動スクリプトは バックグラウンドで実行されます 無用なプロセスが残らないよう exit で終了させてください ) (2) 作成した再起動スクリプトを保存します下記のとおりファイルを保存してください 保存フォルダ : C: Program Files HA ProcessSaver scriptfile ファイル名 : Restart_Iexplore_Process.bat ファイルの種類 : すべてのファイル 文字コード : ANSI Page 19

4.2. 設定ファイルの作成 設定ファイルの作成について ProcessSaver で使用する設定ファイルを作成します (1) ProcessSaver コンソールを起動します スタートメニューから [ すべてのプログラム (P) ] [ HA ] [ ProcessSaver ] [ ProcessSaver Console ] を選択してください 左記画面が表示されます 図 6 Watch Page 20

4.2. ( 続き ) (2) Create Pfile に移動します 共通情報部 (Param) [ Create Pfile ] タブを選択してください 個別情報部 (Pent) 図 7 Create Pfile Page 21

4.2. ( 続き ) 共通情報部 (Param) の設定 (1) 共通情報部 (Param) を設定します 1 MsgCheckInterval を設定してください ここではデフォルト値を使用するため変更は不要です 図 8 Create Pfile Param 部 Page 22

4.2. ( 続き ) 2 MonitorInterval を設定してください ここではデフォルト値を使用するため変更は不要です 図 9 Create Pfile Param 部 Page 23

4.2. ( 続き ) 3 DumpFileName を設定してください DumpFileName に Pfile_Iexplore_Process.dmp を入力してください 図 10 Create Pfile Param 部 Page 24

4.2. ( 続き ) 4 CollectiveLogMessage を設定してください ここではデフォルト値を使用するため変更は不要です 図 11 Create Pfile Param 部 Page 25

4.2. ( 続き ) 個別情報部 (Pent) の設定 (2) 個別情報部 (Pent) を設定します Add Pent を押して Pent を表示してください 図 12 Create Pfile Page 26

4.2. ( 続き ) GetActive ボタン Script ボタン Add Pent を押すと左記画面が表示されます 図 13 Pent Page 27

4.2. ( 続き ) 1 CheckType を設定してください CheckType のプルダウンリストから Process を選択してください 図 14 Pent Page 28

4.2. ( 続き ) 2 Process/ServiceName を設定してください GetActive を押して ProcessActiveList の iexplore.exe を選択し OK を押してください 図 15 Pent 図 16 ProcessActiveList Page 29

4.2. ( 続き ) - 補足 - Process/ServiceName に直接プロセス名 (iexplore.exe) を入力することも可能です 図 17 Pent Page 30

4.2. ( 続き ) 3 ScriptName を設定してください Script を押して 4.1. 再起動スクリプトの作成 で作成した再起動スクリプト Restart_Iexplore_Process.bat を選択してください 図 18 Pent 図 19 ファイルを開く Page 31

4.2. ( 続き ) 4 Grace を設定してください ここではデフォルト値を使用するため変更は不要です 5 RetryCountMax を設定してください ここではデフォルト値を使用するため変更は不要です 6 RetryOverAction を設定してください ここではデフォルト値を使用するため変更は不要です 左記のとおり設定内容を確認し OK を押してください 図 20 Pent Page 32

4.2. ( 続き ) Pfile の保存 (3) Pfile を保存します 1 Create Pfile で設定した内容を確認し Write を押して 名前を付けて保存 を表示してください 図 21 Create Pfile Page 33

4.2. ( 続き ) 2 [ ファイル名 ] に Pfile_Iexplore_Process を入力し 保存 (S) を押して Pfile を保存してください 図 22 名前を付けて保存 Page 34

4.3. プロセス監視の開始 監視の開始について ProcessSaver で監視を開始します Pfile 選択ボタン Watch に移動します [ Watch ] タブを選択してください 図 23 Watch Page 35

4.3. ( 続き ) (1) Internet Explorer を 1 つだけ起動します スタートメニューから [ すべてのプログラム (P) ] [ Internet Explorer ] を選択してください 複数起動している場合は 1 つだけ起動させた状態にし 残りはすべて終了してください (2) 監視を開始する Pfile を選択します Pfile 選択を押して 4.2. 設定ファイルの作成 で作成した Pfile Pfile_Iexplore_Process を選択してください 図 24 Watch Page 36

4.3. ( 続き ) (3) Pcheck を起動します 選択した Pfile の監視を開始します RunOption の LocalUser にチェックを入れ Pcheck Run を押してください 図 25 Watch Page 37

4.3. ( 続き ) 下記画面が表示されますので OK を押してプロセスの監視を開始してください 図 26 PcheckRun 確認画面 Page 38

5. 監視の確認 監視の確認について 監視状態 消滅検知と再起動 プロセス再起動 RetryOver の状態 プロセス監視の再開と確認に ついて説明を行います Page 39

5.1. 監視状態の確認 監視状態の確認について ProcessSaver の監視状態を確認します Watch に移動してください 図 27 Watch Page 40

5.1. ( 続き ) Pcheck の起動確認 (1) Pcheck の起動を確認します PcheckList の内容を確認し C: Program Files HA ProcessSaver pfile Pfile_Iexplore_Process が表示されていることを確認してください 図 28 Watch Page 41

5.1. ( 続き ) 監視情報の詳細確認 (2) 監視情報の詳細を確認します 1 PcheckList の C: Program Files HA ProcessSaver pfile Pfile_Iexplore_Process にチェックを入れてください 2 Show を押してください 図 29 Watch Page 42

5.1. ( 続き ) 監視状況の詳細が表示されます 詳細が下記のようになっていることを確認してください Pid/Status : xxx( 実際に割り振られている Pid が表示されます ) ProcStatus : Avail MonitorStatus : ON 図 30 Pcheck Show 3 Exit を押して Pcheck Show を閉じてください Page 43

5.2. 監視対象プロセスの消滅検知および再起動の確認 消滅検知と再起動の確認について ProcessSaver による消滅検知と再起動を確認します 監視対象プロセスを停止させ 停止を検知して再開されることを確認します (1) プロセスを終了 ( 消滅 ) させます 1 スタートメニューから [ すべてのプログラム (P) ] [ アクセサリ ] [ コマンドプロンプト ] を選択してください 左記画面が表示されます 図 31 コマンドプロンプト Page 44

5.2. ( 続き ) 2 tasklist コマンドを実行し 監視対象プロセスの起動確認と Pid の確認を行います tasklist /FI "IMAGENAME eq iexplore.exe" - 例 - C: > tasklist /FI "IMAGENAME eq iexplore.exe" イメージ名 PID セッション名セッション # メモリ使用量 ======================= ====== ============= ========= ============ iexplore.exe 1904 Console 0 45,824 K C: > Page 45

5.2. ( 続き ) 3 taskkill コマンドを実行し 監視対象プロセスを強制終了させます taskkill /F /PID XXX (XXX は 2 で確認した Pid を入力してください ) - 出力例 - C: > taskkill /F /PID 1904 成功 : PID 1904 のプロセスは強制終了されました C: > Page 46

5.2. ( 続き ) プロセス再起動の確認 (2) プロセスの再起動を確認します 約 10 秒後 ( ) iexplore.exe が再開されていることを確認します tasklist /FI "IMAGENAME eq iexplore.exe" - 出力例 - C: > tasklist /FI "IMAGENAME eq iexplore.exe" イメージ名 PID セッション名セッション # メモリ使用量 ======================= ====== ============= ========= ============ iexplore.exe 6833 Console 0 45,824 K C: > ProcessSaver は Pfile の Param に設定されている MonitorInterval 間隔でチェックしています 今回の設定では 10 秒ごとにプロセスの存在をチェックしているため 前回のチェック時から 10 秒後にプロセスの消滅を検知することになります Page 47

5.2. ( 続き ) (3) イベントログにて監視対象プロセスの消滅検知と再起動が正常に行われたことを確認します スタートメニューから [ コントロールパネル ] [ 管理ツール ] [ イベントビューア ] を選択してください イベントビューア の [ アプリケーション ] を選択してください 次ページの 1 2 のメッセージ内容を確認します 2 1 図 32 イベントビューア Page 48

5.2. ( 続き ) 1 iexplore.exe の再起動スクリプトが実行したメッセージ - 出力例 - ソース : Pcheck 種類 : エラー説明 : PS07E006 : 再起動スクリプトを実行します ("C: Program Files HA ProcessSaver scriptfile Restart_Iexplore_ Process.bat")(Pid:428) 図 33 イベントのプロパティ 説明に記述されている (Pid:428) は Pcheck.exe( 監視プログラム ) の Pid です Page 49

5.2. ( 続き ) 2 iexplore.exe の再開を確認し開始したメッセージ - 出力例 - ソース : Pcheck 種類 : 情報説明 : 監視対象プロセス (iexplore.exe, Pid:3512) は稼動状態です (Pid:428) 図 34 イベントのプロパティ 説明に記述されている (Pid:428) は Pcheck.exe( 監視プログラム ) の Pid です Page 50

5.3. RetryOver の確認 RetryOver の状態確認について システムの状況によっては 監視対象プロセス消滅 / 停止を検知した後 再起動 / 再開することが できない場合があります RetryOver の状態を確認します (1) プロセスの消滅と再起動を繰り返し RetryOver を発生させます 1 スタートメニューから [ すべてのプログラム (P) ] [ アクセサリ ] [ コマンドプロンプト ] を選択してください 左記画面が表示されます 図 35 コマンドプロンプト Page 51

5.3. ( 続き ) 2 tasklist コマンドを実行し 監視対象プロセスの Pid を確認します tasklist /FI "IMAGENAME eq iexplore.exe" - 例 - C: > tasklist /FI "IMAGENAME eq iexplore.exe" イメージ名 PID セッション名セッション # メモリ使用量 ======================= ====== ============= ========= ============ iexplore.exe 5960 Console 0 45,824 K C: > Page 52

5.3. ( 続き ) 3 taskkill コマンドを実行し 監視対象プロセスを強制終了させます taskkill /F /PID XXX (XXX は 2 で確認した Pid を入力してください ) - 出力例 - C: > taskkill /F /PID 5960 成功 : PID 5960 のプロセスは強制終了されました C: > Page 53

5.3. ( 続き ) 4 10 秒程度待ち合わせる Grace 値に指定された時間内に Pfile に設定した RetryCount(3 回 ) を超えた場合に RetryOver となり 監視は終了します 次回リトライまでに Grace 値を超えた場合 RetryCount はクリアされます 5 手順 2 ~ 4 を 4 回繰り返します Page 54

5.3. ( 続き ) (2) tasklist コマンドを実行し iexplore.exe が起動されていないことを確認します tasklist /FI "IMAGENAME eq iexplore.exe" - 出力例 - C: > tasklist /FI "IMAGENAME eq iexplore.exe" 情報 : 指定された条件に一致するタスクは実行されていません C: > Page 55

5.3. ( 続き ) (3) 監視対象プロセスが RetryOver となったことを ProcessSaver コンソールで確認します 1 Watch に移動してください PcheckList の C: Program Files HA ProcessSaver pfile Pfile_Iexplore_Process にチェックを入れてください 図 36 Watch 2 Show を押してください Page 56

5.3. ( 続き ) 3 Pcheck Show が表示されます ProcStatus が [ RetryOver ] になっていることを確認してください 監視対象プロセスが RetryOver になったため 対象の行が赤く表示されています 図 37 Pcheck Show 4 Exit を押して Pcheck Show を閉じてください Page 57

5.3. ( 続き ) (4) イベントログにて監視対象プロセスが RetryOver になったことを確認します スタートメニューから [ コントロールパネル ] [ 管理ツール ] [ イベントビューア ] を選択してください イベントビューア の [ アプリケーション ] を選択してください 下記画面の のメッセージ内容を確認します 図 38 イベントビューア Page 58

5.3. ( 続き ) iexplore.exe の監視が RetryOver したメッセージ - 出力例 - ソース : Pcheck 種類 : エラー 説明 : PS07E002 : (iexplore.exe)retryover:continue.(pid:428) RetryOver となった場合の処理は RetryOverAction の指定によって異なります 今回の場合は Continue を指定しているため監視を終了しますが Pcheck.exe 自体は終了しません RetryOverAction には下記を指定することができます Continue : RetryCountMax に達したプロセスを監視対象からはずします Exit : クラスタ環境の設定により サーバ切り替えにつながる終了処理を行います Shutdown : Pcheck.exe を終了します 図 39 イベントのプロパティ Page 59

5.4. プロセス監視の復旧 プロセス監視の再開について 5.3. RetryOver の確認 で RetryOver となった場合 プロセス監視は終了します 再度監視を始めるには下記の手順を行います (1) iexplore.exe プロセスの起動と確認をします 1 スタートメニューから [ すべてのプログラム (P) ] [ アクセサリ ] [ コマンドプロンプト ] を選択してください 左記画面が表示されます 図 40 コマンドプロンプト Page 60

5.4. ( 続き ) 2 下記のコマンドを実行し iexplore.exe を起動指定してください Internet Explorer の画面が表示されます C: > explorer http://localhost Page 61

5.4. ( 続き ) 3 tasklist コマンドを実行し iexplore.exe が起動していることを確認します tasklist /FI "IMAGENAME eq iexplore.exe" - 例 - C: > tasklist /FI "IMAGENAME eq iexplore.exe" イメージ名 PID セッション名セッション # メモリ使用量 ======================= ====== ============= ========= ============ iexplore.exe 760 Console 0 45,824 K C: > Page 62

5.4. ( 続き ) iexplore.exe プロセス監視の再開と確認 (2) iexplore.exe プロセス監視の再開と確認をします 1 Watch に移動してください PcheckList の C: Program Files HA ProcessSaver pfile Pfile_Iexplore_Process にチェックを入れてください 2 Reload を押してください 図 41 Watch Page 63

5.4. ( 続き ) 3 下記画面が表示されますので はい (Y) を押してプロセスの監視を再開してください 図 42 Reload 確認画面 Page 64

5.4. ( 続き ) 3 PcheckList の C: Program Files HA ProcessSaver pfile Pfile_Iexplore_Process にチェックを入れ Show を押してください ProcStatus が [ Avail ] になっていることを確認してください 図 43 Pcheck Show 4 Exit を押して Pcheck Show を閉じてください Page 65

5.5. プロセス監視の終了 プロセス監視の終了手順について ProcessSaver のプロセス監視の終了手順を確認します (1) Watch に移動します PcheckList に表示されている行にチェックを入れてください (2) Shutdown を押してください 図 44 Watch Page 66

5.5. ( 続き ) (3) 下記画面が表示されますので はい (Y) を押してプロセス監視を終了してください 図 45 Shutdown 確認画面 Page 67

6. 自動起動設定について 自動起動設定について OS 起動時に ProcessSaver による監視の自動起動の設定と確認について説明を行います Page 68

6.1. PcheckRunList の設定 PcheckRunList の設定について OS 起動時に監視を自動的に開始する設定ファイルを作成します (1) Create PcheckRunList に移動します 1 [ Create PcheckRunList ] タブを選択してください 2 Add を押して SelectPfile を表示させます 図 46 Create PcheckRunList Page 69

6.1. ( 続き ) (2) PcheckRunList に追加する Pfile を選択します Pfile 選択ボタン 1 Pfile 選択を押してください 図 47 SelectPfile Page 70

6.1. ( 続き ) 2 ファイルを開く が表示されます 4.2. 設定ファイルの作成 にて作成した Pfile_Iexplore_Process を選択し 開く (O) を押してください 図 48 ファイルを開く Page 71

6.1. ( 続き ) 3 SelectPfile が表示されます 内容を確認して OK を押してください 図 49 SelectPfile Page 72

6.1. ( 続き ) (3) PcheckRunList を保存します 入力した内容を確認し Write を押してください 図 50 Create PcheckRunList Page 73

6.1. ( 続き ) 下記画面が表示されますので はい (Y) を押して設定を保存してください 図 51 PcheckRunList 保存確認画面 Page 74

6.2. 自動起動設定の確認 自動起動設定の確認について (1) ProcessSaver コンソールを終了し HA ProcessSaver サービスを再起動します (2) HA ProcessSaver サービス再起動後 ProcessSaver コンソールを起動してください 注意 事前に監視対象 (iexplore.exe) を起動してください Page 75

6.2. ( 続き ) Pcheck の起動確認 (3) Pcheck の起動を確認します PcheckList の内容を確認し C: Program Files HA ProcessSaver pfile Pfile_Iexplore_Process が表示されていることを確認してください 注意 HA ProcessSaver サービスの再起動後 PcheckList に表示されるまで約 30 秒程度かかります 図 52 Watch Page 76

7. おわりに おわりに 以上 ProcessSaver の基本的な動作となります その他の監視対象プロセスについても 同様に設定 監視を実行してみましょう! また この他にも同一名プロセスの監視やクラスタ連携 グループ監視などシステムにあわせた多種多様な監視を行うことができます 高度な監視の方式については 各ユーザーズガイドをご覧ください Page 77

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