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MySQL インストールの推奨方法 - 開発用途の Linux の場合 tar.gz を利用 メリット 全てのファイルが一つのディレクトリ内に配置される 複数のMySQLのインストールが簡単 シンボリックリンクの切り替えでアップグレードが簡単 起動方法を選択可能 (rpm 版の場合はサービス登録される ) インストール作業をスクリプト化しやすい 5

インストール作業例 > groupadd mysql > useradd -r -g mysql mysql > cd /usr/local > tar zxvf /home/mysql/ MySQL-5.5.55.linux3.0.x86_64.tar > ln -s /home/mysql/mysql-5.5.55.linux3.0.x86_64 mysql > cd mysql > chown -R mysql. > chgrp -R mysql. > scripts/mysql_install_db --user=mysql > chown -R root. > chown -R mysql data tar.gz を展開したディレクトリの INSTALL-BINARY を参照 http://dev.mysql.com/doc/refman/5.5/en/binary-installation.html http://dev.mysql.com/doc/refman/5.1/ja/binary-installation.html 6

MySQL サーバーの設定 デフォルトの MySQL の設定ファイル -- my.cnf 配置先 ( 上記から順に検索 ) /etc/my.cnf /etc/mysql/my.cnf SYSCONFDIR/my.cnf *SYSCONFDIR コンパイル時に決定 $MYSQL_HOME/my.cnf defaults-extra-file * サーバー起動オプションでの指定 ~/.my.cnf * サーバー起動ユーザーのホームディレクトリに配置 設定ファイルをサーバー起動時に明示的に指定する場合 --defaults-file=/path/to/file オプションを利用 http://dev.mysql.com/doc/refman/5.5/en/option-files.html http://dev.mysql.com/doc/refman/5.1/ja/option-files.html 7

インスタンスの設定.tar.gzを利用するとデフォルトでは my.cnfが無い サンプルは $MYSQL_HOME/support-files my-small.cnf my-medium.cnf my-large.cnf my-huge.cnf my-innodb-heavy-4g.cnf 8

my.cnf のベストプラクティス 特に複数のインスタンスを共存させる場合 インスタンス毎に MYSQL_HOME を定義 $MYSQL_HOME/my.cnf を利用 /etc/my.cnf などが無いことを確認 他の設定ファイルもサーバーが読み込んでしまうため 目的 1 サーバー上に複数のインスタンスを起動するため より簡単なアップグレードのため 9

主なディレクトリ配置 ( my.cnf 設定オプション ( コマンドラインまたは basedir ( MYSQL_HOME $ (i.e. e.g. /opt/mysql-5.5.22-linux-i686-glib23 datadir tmpdir innodb_data_file_path innodb_data_home_dir innodb_log_group_home_dir ( MYSQL_HOME/data $ ( デフォルトは ( デフォルトは /tmp) 10

ログファイル エラーログ log-error バイナリログ log-bin ( デフォルトは $MYSQL_HOME/data/hostname( bin.nnnnn ( MYSQL_HOME/data/hostname.err $ ( デフォルトは スロークエリログ ( MYSQL_HOME/data/hostname-slow.log $ log-slow-queries ( デフォルトは log-queries-not-using-indexes long_query_time 一般ログ log 変更の際は 再起動が必要 ( MYSQL_HOME/data/hostname.log $ ( デフォルトは 11

ログファイル (SQL 文関連 ( general_log, slow_log 5.1 からはテーブルにログ出力可能に SQL でログの取得開始 / 停止を制御可能に #my.cnf log-output=file,table mysql> SET GLOBAL GENERAL_LOG=1; mysql> SELECT user FROM mysql.user; mysql> SELECT * FROM mysql.general_log; 12

ディレクトリ配置のベストプラクティス datadir を basedir とは別の場所に エラーログ スローログ 一般ログは 一般ユーザーがアクセスできないディレクトリに バイナリログは datadir とは別ディスクに メリット : パフォーマンスの改善ディスク障害発生からの復旧可能性の向上 デメリット : バックアップの際に注意が必要 InnoDB の REDO ログはバイナリログと同じディレクトリでも可 tmpdir は必要な容量のあるディレクトリへ エラーログを定義 (syslog へも出力可能 ) Best Practice 13

MySQL のプロセス MySQL サーバー関連プログラム mysqld mysqld_safe MySQLデーモン起動スクリプト MySQL クライアント関連プログラム mysql mysqldump mysqladmin MySQLクライアントエクスポートツール管理用コマンド 14

MySQL 通信モデル 複数の通信手段 TCP/IP Socket 共有メモリ 名前付きパイプ mysqld MySQL Server process TCP/IP mysql Client process socket PHP Client process TCP/IP TCP/IP Win Unix ODBC PHP TCP/IP Unix socket Shared memory NT pipes Windows local X X X Unix/Linux local X X Remote X 15

<Insert Picture Here> 主な設定項目 16

パラメタ設定 Top 20 接続 / スレッド / テーブル / ファイル メモリ セッション単位 その他各種 17

主なパラメタ ( 推奨値接続 / スレッド / テーブル / ファイル関連 ( max_connections ( 50-150 ) データベースへの最大接続数 thread_cache_size ( 16 ) 新規接続用にプールするスレッド数 table_cache オープンするテーブル用のファイル ディスクリプタのプール (256) innodb_thread_concurrency ( 4-8 )[ 同時実行可能なコネクション数 [InnoDB ストレージエンジン用 open_files_limit ( 2048 ) オープン可能な最大ファイル数 18

主なパラメタ メモリ関連 key_buffer_size MyISAM のインデックスのバッファ (up to 4GB) innodb_buffer_pool_size ( RAM InnoDB のデータとインデックスのバッファ (70%-80% of query_cache_size, query_cache_limit SQL 文と実行結果のキャッシュ 同じ SQL 文を繰り替えしパース / 実行せずに迅速なレスポンスを返すため (32M, 1M) tmp_table_size, max_heap_table_size 中間テーブルおよびオンメモリ テーブルのサイズの上限 ( 64M tmp_table_size max_heap_table_size ) とすること ) (32M - 19

主なパラメタ セッション ( コネクション ) 単位のバッファ関連 sort_buffer_size ( 2-8M ) ORDER BY や GROUP BY によるソート処理で利用 join_buffer_size ( 2-8M ) インデックスを使用しない JOIN 処理で利用 read_buffer_size ( 2-8M ) テーブルフルスキャンの処理で利用 read_rnd_buffer_size ( 2-8M ) テーブル フルスキャン時にソート処理後のデータ読みだしで利用 20

主なパラメタ その他各種パラメタ log-slow-queries, slow_query_time ( 2 ) ) 秒単位 スロークエリログに記録する秒数 slow_query_time ( innodb_log_file_size InnoDB の REDO ログサイズ - サイズが大きいとチェックポイントを減らせるが リカバリにかかる時間が長くなる (innodb_buffer_pool_size / 2 / ( innodb_log_files_in_group wait_timeout / interactive_timeout コネクションを強制的に切断するまでの wait 時間 tx_isolation トランザクション分離レベル (READ UNCOMMITTED, READ COMMITTED, ( SERIALIZABLE REPEATABLE READ (default), 21

Web 上の参考情報 MySQL の全てのパラメタ一覧 http://dev.mysql.com/doc/refman/5.5/en/server-system-variables.html http://dev.mysql.com/doc/refman/5.1/ja/server-system-variables.html 動的に変更可能なパラメタ一覧 (SET [GLOBAL SESSION]... =...; コマンドにて ) http://dev.mysql.com/doc/refman/5.5/en/dynamic-system-variables.html http://dev.mysql.com/doc/refman/5.1/ja/dynamic-system-variables.html InnoDB 固有のパラメタ一覧 http://dev.mysql.com/doc/refman/5.5/en/innodb-parameters.html http://dev.mysql.com/doc/refman/5.1/ja/innodb-parameters.html オプションや変数の一覧 http://dev.mysql.com/doc/refman/5.5/en/mysqld-option-tables.html http://dev.mysql.com/doc/refman/5.1/ja/mysqld-option-tables.html 22

複数のサーバーを起動する場合 以下のパラメタをサーバー毎に異なる値にする --datadir --port --socket --pid-file --log-bin --log-error --server-id # 設定することを推奨 23

サーバーの監視 エラーログ $MSQL_HOME/hostname.err またはサーバー起動オプションで設定 --log-error /var/log/messages (5.1 以降では設定可能 ) エラーコード内容の確認 $ perror [options] errorcode... 24

ドキュメント 複数バージョンを用意 3.23/4.0/4.1 5.0 5.1 5.5 5.6 日本語版は 5.1 用をご参照ください http://dev.mysql.com/doc 25

インストール手順まとめ.tar.gzを利用 $MYSQL_HOME/my.cnfを使用 可能ならデータとログをサーバーとは別ディスクに mysql_secure_installationを実行 26

<Insert Picture Here> セキュリティ設定の基本 27

ファイルシステム 実行バイナリの所有者は root データディレクトリの所有者は一般ユーザー ( 例 mysql) 他のユーザーが OS 上でこのディレクトリにアクセスできないように設定すること ( mysql ログディレクトリの所有者は一般ユーザー ( 例 一般ユーザー ( 例 mysql) はログイン不可にしておく ソケットファイルにアクセス可能であること ( 全てのユーザーから参照可能に ) 28

ファイルシステム $ groupadd mysql $ useradd -g mysql mysql $ chown -R root:mysql $MYSQL_HOME $ chmod 750 $MYSQL_HOME $ chown -R mysql:mysql $MYSQL_HOME/data $ chmod 700 $MYSQL_HOME/data NOTE: デフォルトのログ出力先は $MYSQL_HOME/data 29

データベース MySQL サーバーは root ユーザー以外で起動 デフォルトでは root ユーザーでの起動不可 mysql ユーザーとして起動する場合 : --user=mysql MySQL サーバーの起動ユーザーは OS 上で必要以上の権限やファイル システムのアクセス許可を与えないこと ファイル システム上のファイル操作には FILE 権限が必要 デフォルトでは全ネットワーク インターフェースを使用 特定のインターフェースを使用する場合 : --bind-address TCP/IP 経由でのアクセスを無効にする場合 : --skip-networking 30

mysql_secure_installation MySQL インストール後のデフォルト状態からセキュリティを向上させるスクリプト root アカウントのパスワードを設定 localhost 以外から root アカウントでのアクセスを無効化 アノニマス ユーザー アカウントを削除 デフォルトでアノニマス ユーザーがアクセス可能な test データベースを削除 $ mysql_secure_installation 31

権限関連のシステムテーブル ( メタデータ ) mysql データベース db host user tables_priv columns_priv procs_priv http://dev.mysql.com/doc/refman/5.5/en/grant-table-structure.html http://dev.mysql.com/doc/refman/5.1/ja/grant-table-structure.html 32

ユーザー CREATE USER コマンド 接続許可はユーザーとパスワードだけでなく クライアントのホストを含む ホストの指定はホスト名または IP アドレス およびワイルドカードを使用する方法がある mysql> CREATE USER 'oper@localhost' IDENTIFIED BY 'sakila'; mysql> CREATE USER 'oper@10.1.1.32' IDENTIFIED BY 'sakila'; 33

ホスト ホストの指定はホスト名または IP アドレス およびワイルドカードを使用する方法がある ワイルドカード使用例 '10.0.%' '%.domain.com' 推奨 (DNS のルックアップを回避 ) --skip-name-resolve IP アドレスを使用 Best Practice 34

ユーザー 以前のバージョンでのユーザー追加方法 (5.0 未満 ) [ 現在は推奨されていない方法 ] mysql> INSERT INTO mysql.user(...) VALUES (...); mysql> FLUSH PRIVILEGES; mysql.users テーブルの直接操作は推奨されていない 35

Grant/Revoke 権限は ON database.table で付与 権限は user @ host TO で付与 権限の剥奪は REVOKE 文を利用 mysql> GRANT SELECT ON db.* TO 'oper'@'10.1.%'; mysql> GRANT INSERT,UPDATE ON db.table TO 'oper'@'localhost'; mysql> REVOKE SELECT ON db.* FROM 'oper@'10.1.%'; メモ : 同一のユーザー名でもホスト毎に権限を変えることが可能 36

Grant/Revoke 権限が影響するタイミングは テーブルとカラム : データ参照 / 変更時 データベース :USE <dbname> 実行時 グローバル権限とパスワード : 接続時 http://dev.mysql.com/doc/refman/5.5/en/privilege-changes.html http://dev.mysql.com/doc/refman/5.1/ja/privilege-changes.html 37

グローバル権限 ( GLOBAL SUPER (CHANGE MASTER, KILL, PURGE MASTER LOGS, SET SHOW ENGINE INNODB STATUS の実行にも必要 5.0 ではトリガ関連コマンドにも必要 TRIGGER 権限が 5.1 で追加 SHUTDOWN RELOAD PROCESS FILE ALL WITH GRANT OPTION 38

付与されている権限の確認 ユーザーに付与されている権限の確認コマンド mysql> SHOW GRANTS [FOR user] http://dev.mysql.com/doc/refman/5.5/en/show-grants.html http://dev.mysql.com/doc/refman/5.1/ja/show-grants.html 39

利用するリソースの制限 MAX_QUERIES_PER_HOUR MAX_UPDATES_PER_HOUR MAX_CONNECTIONS_PER_HOUR MAX_USER_CONNECTIONS http://dev.mysql.com/doc/refman/5.5/en/user-resources.html http://dev.mysql.com/doc/refman/5.1/ja/user-resources.html http://dev.mysql.com/doc/refman/5.5/en/grant.html http://dev.mysql.com/doc/refman/5.1/ja/grant.html 40

パスワードの強制 - SQL_MODE デフォルトではパスワードの無いユーザーも作成可能 セキュリティ向上のために強制可能 mysql> SET GLOBAL sql_mode=no_auto_create_user; 41

ネットワークアクセスの制限 TCP/IP アクセスの無効化 (localhost のアクセスのみ ) --skip-networking 他のネットワークアクセスの変更方法 ポートをデフォルトの 3306 から変更 ポートをあけておく場合 root@localhost ユーザーのみに SUPER 権限を付与 42

SSL に関する権限 権限付与時にREQUIRE SSLを利用可能 REQUIRE NONE REQUIRE SSL REQUIRE X509 REQUIRE ISSUER 'issuer' REQUIRE SUBJECT 'subject' REQUIRE CIPHER 'cipher http://dev.mysql.com/doc/refman/5.5/en/secure-connections.html http://dev.mysql.com/doc/refman/5.1/ja/secure-connections.html 43

SSL に関する権限 GRANT ALL PRIVILEGES ON test.* TO 'root'@'localhost' IDENTIFIED BY 'goodsecret' REQUIRE SUBJECT '/C=EE/ST=Some-State/L=Tallinn/ O=MySQL demo client certificate/ CN=Tonu Samuel/Email=tonu@example.com' AND ISSUER '/C=FI/ST=Some-State/L=Helsinki/ O=MySQL Finland AB/CN=Tonu Samuel/Email=tonu@example.com' AND CIPHER 'EDH-RSA-DES-CBC3-SHA'; 44

パスワード SET PASSWORD [FOR user] = PASSWORD('some (' password NOTE: 4.1 にてパスワードのハッシュ化方式変更 --old-passwords 45

ベストプラクティス root ユーザーに必ずパスワードを設定すること SUPER 権限の付与は必要最小限にすること MySQL はクエリ毎に権限をチェック GRANT コマンドを多用しないこと ホスト名に % を使用しないこと 全データベースに対する権限の付与 (ON *.* 使用 ) は必要最小限にすること mysql データベースへのアクセス可能なユーザーは最小限にすること 46

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