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お願い 本書に記載されている情報とそれに対応する製品をご使用になる前に 本書をご利用になる前に の事項 を必ずご確認ください 3

本書をご利用になる前に 当内容は お客様 販売店様 その他関係者が System x, Flex System などを活用することを目的として作 成しました 詳細につきましては URL( http://www.lenovo.com/legal/jp/ja/ ) の利用条件をご参照ください 当技術資料に含まれるレノボ エンタープライズ ソリューションズ株式会社およびLenovo Enterprise Solutions ( 以下総称して LES) 以外の製品に関する情報は 各提供ベンダーより提供されたものであり LES はその正確性または完全性についてはいかなる責任も負いません 当技術資料の個々の項目は LESにて検証されていますが お客様の環境において全く同一または同様な結果が得られる保証はありません お客様の環境 その他の要因によって異なる場合があります お客様自身の環境にこれらの技術を適用される場合は お客様自身の責任と費用において行なってくださいますようお願いいたします Copyright 2015 レノボ エンタープライズ ソリューションズ株式会社 4

目次 お願い... 3 本書をご利用になる前に... 4 目次... 5 要約... 6 1. ブータブル メディアの作成... 8 2. ファームウェアのアップデート... 23 5

要約 本書では Windows 7 環境にて Tools Center Bootable Media Creator( 以下 Bootable Media Creator) を使用してブータブル メディアを作成して System x Server 製品に適用する方法を記載致します 環境の 違いにより 動作が異なる場合が御座いますので 参考資料としてご利用下さい 本書では Bootable Media Creator 2.10 を使用して その内容を記述しております Bootable Media Creator のバージョンによっては 画面が異なる場合がございます 予めご了承下さい Bootable Media Creator について Bootable Media Creator とは System x 及び BladeCenter に各種 Firmware をアップデートするブータブル メディアを作成するツールになります 本ソフトウェアを使用して ブータブル メディアを作成することにより OS を導入する前であっても BIOS や uefi ServeRAID などの各種 Firmware を一括に最新に適用することが可能になります ダウンロード サイト以下のサイトより 機種ごとのドライバやファームウェアなどをダウンロードすることが可能です 今回使用す Tools Center Bootable Media Creator や UpdateXpress System Packs (UXSP s) をダウンロードすることが可能です Fix Central http://www.ibm.com/support/fixcentral/ 注意 ServeRAID C100 コントローラーを搭載するシステム装置において Software RAID モードが有効になっている場合 Bootable Media Creator を使うことができません これは Bootable Media Creator v10.0 の README に記載されている制約事項です ServeRAID C100 コントローラーが搭載されているシステム装置におかれましては 下記の手順で Software RAID モードを無効化いただく必要があります 1. uefi の設定画面を呼び出し [System Settings] を開きます 2. [Device and I/O Ports] を開きます 6

3. Configure the onboard SATA ports as のパラメーターが [IDE] になっていることを確認しま す 異なる値が設定されている場合にはこの値に変更します 4. uefi の設定画面トップへ戻り 設定を保存したのち 再起動を行います 5. Bootable Media Creator によるファームウェアのアップデートを行います 6. アップデートが完了したのち 再び上記項番 4 の値を変更前の値に戻します 活用局面 : 提案時 構築時 運用時情報 : Marketing Technical シリーズ : 単発 定期発行 対象機種 : 全機種 特定機種 7

1. ブータブル メディアの作成 1. ダウンロード サイトより Bootable Media Creator をダウンロードします (Windows 7 環境にてブー タブル メディアを作成する為に ここでは Windows 版をダウンロードしています ブータブル メデ ィアを適用する対象機器の OS には依存しません ) 2. ダウンロードをした Bootable Media Creator ファイルを実行します Windows 7 でご利用の場合は 管理者で実行する必要があります 3. Welcome to the Bootable Media Creator のページが表示されます Next を押します 8

4. Media Purpose のページが表示されます 必要な項目にチェックして Next を押します Update ファームウェアをアップデートします Diagnostics Dynamic System Analysis (DSA) をブータブル メディアに導入します Deployment 最新のドライバーを含めたServerGuideが作成できます ( この項目を選択した場合は 当ガイドの手順とは異なります 選択される場合には 画面の表示に従い進めてください Enable Task AutoRun 自動的にブータブル メディアから起動します Create media to use a text-based (non-graphical) user interface テキストのユーザー インターフェースで起動します 9

5. Acquire Location のページが表示されます ここでは Web サイトに接続し 最新のファームウェアのダウンロードを行うので Check the IBM web site - Latest available individual updates を選択します ( 注 : インターネットに接続できない環境などの場合は Look in a local directory を選択し 事前にダウンロードしたファームウェアを使用して アップデート用メディアを作成することも可能です Look in a local directory を選択した場合は 前もってダウンロードしたアップデートしたいデバイスの該当ファームウェアを 適当なlocal directory に配置します この手順については この後のステップ 14. から記述してあります この手順を使用する場合は ステップ 14. 以降を参照してください ) Check the IBM web site IBM の Web サイトよりファームウェアをダウンロードして適用する場合には こちらを選択します UpdateXpress SystemPacks (UXSP s) 対象機器のファームウェアがパッケージ化された UXSP をダウンロードします Latest available indivisual updates 各種最新のファームウェアを個々にダウンロードします Look in a local directory すでに各ファームウェアをダウンロード済みの場合には こちらを選択して ファイルのあるフォルダを 指定します 10

6. HTTP Proxy のページが表示されます ご使用になられている環境に応じて設定を行い Next を押 します 7. Targeted Systems のページが表示されます 対象となる機器にチェックして Next を押します 11

8. Target Directory のページが表示されます 各種ダウンロードしたファイルの保存先を指定して Next を押します 9. Media Format のページが表示されます 作成されるデバイスを選択して Next を押します デバイスに USB を選択した場合には 指定されたドライブレターの USB デバイスをフォーマットして 直接ブータブル メディアとして書き込みます USB 用のイメージを作成することは出来ません 12

10. Unattended Mode Configuration のページが表示されます ご使用になられている環境に応じて設 定を行い Next を押します 11. Confirm Choices のページが表示されます 設定内容を確認して Next を押します 13

12. Creation Progress のページが表示されます 選択した項目に基づき各種ファイルのダウンロードお よびファイルの作成が開始されますので 完了するまでお待ち下さい 完了しましたら Next を押しま す bomc.exe が 80 ポートで また septool300.exe が 443 ポートで インターネット アクセスします ファイアーウォール ソフト等にて制限されている場合は アクセスを許可して下さい 14

13. Finish のページが表示されましたら Finish を押します 以上でブータブル メディアの作成は 完了です CD や DVD のイメージを作成された場合には 指定されたフォルダに ISO ファイルが生成され ておりますので 各種ライティングソフトなどで書き込みを行います 以上 15

ここからステップ 20. までは 前のステップ 5. で Look in a local directory を選択した場合の手順 です 14. あらかじめアップデート対象のデバイスの該当ファームウェアをダウンロードし 適当なローカル ディレクトリーに配置します ここでは x3650m4のimm2 uefi DSAのみをアップデートする DVDメディアを作成する手順を紹介しますが アップデートを行うファームウェアを 一つ一つダウンロードする代わりに 対象機器のファームウェアをパッケージでダウンロードすることも可能です 対象機器のファームウェアをパッケージでダウンロードする場合は FixCentralで SLES 10 用のUpdateXpress System Packをダウンロードしてください x3650 M4のIMM2 uefi DSAのみをアップデートする DVDメディアを作成する場合は x3650m4 の IMM2 uefi DSA のファームウェアを, あらかじめFixCentralからダウンロードし 適当なローカル ディレクトリーに配置します ファームウェア毎に アップデート用のファイルとして txtファイル chgファイル uxzファイル ( または bin ファイル ) xmlファイルが用意されていますが ブータブル メディアの作成には バイナリファイル (uxz ファイルまたは bin ファイル ) と xml ファイルが必要です ( 注 : 使用するWeb Browserとしては Firefoxをお使いください Internet Explorerを使用した場合は uxz ファイルの拡張子がzipで bin ファイルの拡張子がexeでダウンロードされてしまう場合があります ) 16

例 : ibm_fw_dsa_dsytc4m-9.41_anyos_32-64.uxz ibm_fw_dsa_dsytc4m-9.41_anyos_32-64.xml ibm_fw_imm2_1aoo52q-3.70_anyos_noarch.uxz ibm_fw_imm2_1aoo52q-3.70_anyos_noarch.xml ibm_fw_uefi_vve136a-1.60_anyos_32-64.uxz ibm_fw_uefi_vve136a-1.60_anyos_32-64.xml 更に Bootable DVD メディアを作成するのに必要な下記ファイル フォルダを同じディレクトリーに配置しておく必要があります ( 注 : 下記ファイルおよびuxspiディレクトリーは bootable.iso ファイルの作成時に IBM Web サイトに接続 を選択してファームウェアをダウンロードした場合に 自動的にダウンロードされます それらを使用します ) 例 : ibm_utl_boot_tools-141_anyos_x86-64-mid.xml ibm_utl_boot_tools-141_anyos_x86-64-mid.zip ( この拡張子のみ zipです ) 17

uxspi\ibm_utl_uxspi_9.51_anyos_noarch.chg uxspi\ibm_utl_uxspi_9.51_anyos_noarch.txt uxspi\ibm_utl_uxspi_9.51_anyos_noarch.bin uxspi\ibm_utl_uxspi_9.51_anyos_noarch.xml 15. ファームウェアを配置したディレクトリーを指定します Next を押します 18

16. Media Format のページが表示されます 作成されるデバイスを選択して Next を押します 17. Unattended Mode Configuration のページが表示されます ご使用になられている環境に応じて設 定を行い Next を押します 19

20

18. Confirm Choices のページが表示されます 設定内容を確認して Next を押します 19. Creation Progress のページが表示されます 配置したディレクトリーのファームウェア内容に基づ いた ISO ファイルの作成が開始されますので 完了するまでお待ち下さい 完了しましたら Next を 押します 21

20. Finish のページが表示されましたら Finish を押します 以上でブータブル メディアの作成は 完了です CD や DVD のイメージを作成された場合には 指定されたフォルダに ISO ファイルが生成され ておりますので 各種ライティングソフトなどで書き込みを行います 22

2. ファームウェアのアップデート 1. 作成したブータブル メディアを使用して対象機器をブートさせます 2. Welcom to ToolsCenter のページが表示されます 画面中央の Update をクリックします 23

3. Updates のページが表示されます 作成時に選択した機器名を確認して click here to start update をクリックします 4. ソフトウェアライセンス情報 のページが表示されます 内容を確認して 使用件の項に同意します をクリックします ( 同意しない場合には 導入は出来ません ) 24

5. Update Recommendation のページが表示されます ファームウェアを更新するデバイス一覧が表示されます 基本的に更新が必要になるデバイスには自動的にチェックされていますが 搭載されていないデバイスにもチェックがされている場合があります 対象機器に搭載されているデバイスを確認の上 Next を押して下さい また 60 秒経過しても自動的に更新が始まります 自動的に更新を行いたくない場合には click here to stop をクリックして下さい 一部対象機器に搭載されていないデバイスにもチェックされている場合があります そのまま進めていただいても問題はありませんが 更新終了後に One or more update did not succeed. と出力されます その場合搭載されているデバイスが正常に更新されているかをご確認いただき 対象デバイスに対して Statusが Successfully Installed と表示されていれば問題はありません 重要 (IMM 搭載マシン対象 ) uefi のファームウェアを最新に更新する際には IMM のファームウェアのバージョンが 1.07 以上である必要があります 上記の画面で Integrated Management Module の項目が 1.07 未満の状態で uefi のファームウェアを適用しますと 再起動時に正常に起動しない場合があります 上記画面の IBM uefi Flash Update の項目で 現在適用されているバージョン (Installed Version) を確認してください 該当するファームウェアのバージョン (1.06 以下 ) の場合は 上記の画面では IBM uefi Flash Update のチェックを外していただき uefi のファームウェア以外をアップデートしてください アップデート完了後 再度 Bootable Media Creator を起動して IBM uefi Flash Update のファームウェアのみを適用します これにより当現象は回避されます 25

6. ( 参考 ) 次の画面は ISO ファイルの作成過程で Look in a local directory を選択し ISO ファイルを作成し その DVD を使用した場合の画面です ローカル ディレクトリーに配置した該当ファームウェアのみが表示されます Next を押して下さい また 60 秒経過しても自動的に更新が始まります 自動的に更新を行いたくない場合には click here to stop をクリックして下さい 7. Running update.. のページが表示され 更新が開始されます しばらく お待ち下さい 26

8. Successfully applied all updatees もしくは One or more update did not succeed. と結果が表示されます 結果内容をご確認の上 Next を押します 9. Complete のページが表示されます Finish を押します 以上で Bootable Media Creator を使用しての各種 Firmware のアップデートは完了です 完了しましたら ToolsCenter の Update ページが表示されます Exit を入力して 終了させ て下さい 27

更新履歴 2013/12/19 Windows7 の注意事項を追記 インターネット アクセス時の使用ポートを追記 2014/04/14 あらかじめ Fix Central からダウンロードしたファームウェアを使用し ブータブルメディアを作成する方法を追記 2014/05/14 リンク切れの修正 2015/04/01 ServeRAID C100 コントローラー環境における注意事項を追記 28