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Transcription:

広域分散アプリケーション特論 2005 前期月曜 3 時限場所 : 情報基盤センター 3F 多目的講義室 5 月 30 日 ( 月 ) 担当青柳睦 aoyagi@cc.kyushu-u.ac.jp 講義の内容, 成績評価方針 (server-500.cc.kyu ) サイエンス Grid NAREGI Globus, Unicore の現状 Globus 共通基盤層 ( 続 ):MDS, GRAM Unicore 基本層 : イントロダクション

講義の内容 グリッドの概要 Grid コンピューティングとは サイエンス分野での利用 ビジネス分野での利用 計算科学の概論 主要なシミュレーション手法 サイエンス Grid NAREGI Globus, Unicore の現状 NAREGI ミドルウエア概要 連成計算とその類型化 テーマ考え中 GT4の動向に依存 講義資料は Web で公開 server-500.cc.kyushu-u.ac.jp

資源情報管理 (MDS の概要 ) MDS (Monitoring and Discovery Service) Grid の運用やアプリケーションの構成には システムの情報が必要不可欠 どのリソースが利用可能か? Grid の 状態 は? リソースの利用をいかに最適化するか これらの疑問に答えるためには汎用の情報インフラが必要 スケーラビリティ 汎用性

管理情報の例 計算リソースの特徴 IP アドレス 使用可能なソフトウェア システム管理者 接続しているネットワーク OS バージョン 負荷状態 ネットワークの特徴 バンド幅, レイテンシ プロトコル 論理的なトポロジ Globus インフラストラクチャの特徴 ホスト リソースマネージャ

MDS のアーキテクチャ カスタマイズされた集合ディレクトリ GIIS A A 問い合わせ 登録 GRIS プロトコル R R R R 各サーバで稼動するリソースサービス

2 階層の MDS サーバ Grid Resource Information Service (GRIS) 特定のリソースに関する情報を提供 複数の情報プロバイダをサポートするように設定可能 問い合わせには LDAP プロトコルを用いる Grid Index Information Service (GIIS) 複数の GRIS サーバで集めた情報を提供 複数のGRISサーバに分散した情報を効率的に問い合わせることを支援 問い合わせにはLDAP プロトコルを用いる

MDS の論理的な配置 Grads GIIS Gusto GIIS ISI GIIS GIIS GIIS GRISes 1 つの GRIS が複数の GIIS を指すこともできる GRIS を複数段積み重ねることも可能

LDAP Lightweight Directory Access Protocol IETF 標準 X.500 DAP プロトコルを軽量化したもの 分散ストレージへの分散アクセスをサポート ( リフェラル ) 認証とアクセス制御をサポート LDAP は以下を定義する : ディレクトリの内容へアクセスするネットワークプロトコル 情報の形を与える情報モデル 情報の参照 構造化に用いる名前空間

Example: CPU 負荷値の検索 計算資源の CPU 負荷のフィールドを取得 % grid-info-search "(ObjectClass=MdsCpuFree)" dn Mds-Cpu-Free-1minX100 # processors, brain-n.a02.aist.go.jp, local, local, grid grid dn: dn: Mds-Device-Group-name=processors, Mds-Host-hn=brainn.a02.aist.go.jp,Mds-Vo-name=local,o=grid Mds-Cpu-Free-1minX100: 078 078

資源情報管理のまとめ MDS = GIIS + GRIS 階層化することで比較的スケーラブルに プロトコルは LDAP 条件を指定して絞込みをすることができる

リモートホスト上でのプログラムの起動 GRAM (Grid Resource Allocation Manager) リモートサーバ上でプログラムを安全に実行 GSI を用いた認証 マップファイルを用いた認可 シングルサインオン Unix アカウントと連動した認可 GASS と連動したプログラムの転送と入出力のリダイレクト 実行ファイルや引数ファイルを自動的にステージング

GRAM の構成 Gatekeeper: 計算機に常駐し クライアントからのジョブ要求を待つ Job manager: キューイングシステムにジョブを投入 管理 キューイングシステム : プロセスの実際の起動をつかさどる デフォルトでは単純なfork Job request gatekeeper Job-manager プロセス キューイングシステム

Gatekeeper の役割 リクエストを受け付ける GSI を用いた認証 マップファイルに基づく認可 ユーザの権限で Job Manager を起動 Job Manager が実際にプロセスを起動 Gatekeeper 自体は inetd, xinetd などから起動されるようにするのが一般的

grid-mapfile Global Id から local account へのマッピング "/C=US/O=Globus/O=Electrotechnical "/C=US/O=Globus/O=Electrotechnical Laboratory/CN=Yoshio Laboratory/CN=Yoshio Tanaka" Tanaka" yoshio yoshio "/C=JP/O=AIST "/C=JP/O=AIST GTRC/CN=Sugree GTRC/CN=Sugree Phatanapherom/Email=g4465027@ku.ac.th" Phatanapherom/Email=g4465027@ku.ac.th" sugree sugree "/O=Grid/O=Globus/OU=apgrid/CN=Hidemoto "/O=Grid/O=Globus/OU=apgrid/CN=Hidemoto Nakada" Nakada" nakada nakada "/O=Grid/O=Globus/OU=apgrid.org/CN=Osamu "/O=Grid/O=Globus/OU=apgrid.org/CN=Osamu Tatebe Tatebe tatebe tatebe "/O=Grid/O=Globus/OU=a02.aist.go.jp/CN=Ninf "/O=Grid/O=Globus/OU=a02.aist.go.jp/CN=Ninf Demonstrator" Demonstrator" ninfdemo ninfdemo "/O=Grid/O=Globus/OU=itbrain.co.jp/CN=Hirofumi "/O=Grid/O=Globus/OU=itbrain.co.jp/CN=Hirofumi Miyamoto" Miyamoto" gcomp gcomp このファイルにかかれていなければ GRAM 経由でプロセスを起動することはできない

Job Manager の役割 プロセスの状態を監視 管理 クライアントからのリクエストで状態を報告 API 上は 自動的にコールバック関数が呼ばれる キューに入っている アクティブ 失敗 終了 プロセスの制御 強制終了 キューイングシステムを抽象化 同じインターフェイスでさまざまなキューイングシステムが使用できる Fork, PBS, Condor,.

GRAM のまとめ Job request Job 制御 状態通知 エラー通知 gatekeeper Job-manager Job-manager キューイングシステム プロセス プロセス

SSH との相違 GSI によるシングルサインオン さらに別のサーバに接続することが可能 proxy ホストとユーザ名の対応をユーザが管理する必要がない サーバ側でローカルなスケジューラの使用が可能 リモートジョブの詳細な管理 状態の検出 ジョブの破棄など クライアントとの間にストリームができるわけではない Globus-IO などでクライアントにコールバック接続する必要がある ファイアウォールとの親和性が低い原因のひとつ

ホスト間のデータ転送 要請 セキュリティ シングルサインオン 高レイテンシ 高スループット環境下での効率的な転送 GridFTP GSI+FTP GGF で標準化 ストライピングによる高速転送 第 3 者転送をサポート GASS GSI+HTTP ベースの古いモジュール GRAM との連動以外ではあまり使用されなくなりつつある

GridFTP: 基本的なアプローチ FTP プロトコルの標準は 幾つかの IETF の RFC によって規定されている もっとも良く用いられているサブセットからはじめる get/put など, サードパーティ転送 標準だがあまり用いられていない機能を実装 GSS バインディング, 拡張ディレクトリのリスト, 簡単な ( シンプル ) リスタート 既存のサーバとの相互運用性を保ちつつ 様様な方向性に拡張 ストライピング / 並列データチャンネル 部分ファイルアクセス 自動 / 手動 TCP バッファの調整 転送状態のモニタリング 拡張リスタート

GridFTP プロトコル仕様 既存の標準 RFC 949: File Transfer Protocol RFC 2228: FTP Security Extensions ( セキュリティ拡張 ) RFC 2389: Feature Negotiation for the File Transfer Protocol Draft: FTP Extensions 新しいドラフト GridFTP: グリッド向けのFTPのプロトコル拡張 グローバルグリッドフォーラム (Global Grid Forum) の Data Working Groupにて議論 標準化

GridFTP のツール群 既存の FTP プログラムコードへのパッチ群 既存の FTP クライアントやサーバに対する GSI 化するためのパッチ 特に 高品質のプロダクションコードが必要な場合のため GridFTP の一部のプロトコルのサポートのみ 新たに開発したライブラリ群 フルセットの GridFTP プロトコルの実装 高性能でカスタム化されたアプリケーションをターゲット 新たに開発したツール群 新たな機能を持ち高性能な GridFTP サーバやクライアント

GASS (Globus Access to Secondary Storage ) ファイル転送コンポーネントのひとつ GRAMとうまく協調動作 ファイルや実行のステージングやI/Oのリダイレクションをサポート GSI 化されたHTTPプロトコルを使用 必要に応じてデータ転送を行うキャッシングのアルゴリズムを実装している globus_gass, globus_gass_transfer, globus_gass_cache などのAPIがある

Globus で実装した システムの実態 CA GIIS プロキシ証明書 2 GRIS 資源情報の問い合わせ gatekeeper 計算機 A@NII プロセス ユーザ証明書 grid-proxy-init プロキシ証明書 1 プロセスの起動 データ転送 GRIS プロキシ証明書 3 クライアント @ 九大 結果の返送 gatekeeper GRIS GridFTP サーバ データサーバ @ つくば 計算機 B@ 愛知

次週 (6/6) だけ工学部防音講義室 201 にて講義を行います.6/13 日以降はまたここ. 基盤センター 3F 次週は Unicore 基本層の概要 NAREGIミドルウェアの概要 Globus,Unicore の実演を予定しています. レポート課題 2 (2005.5.23 出題 ) の〆切は 6 月 6 日 ( 月 ) ですので忘れないように.