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Transcription:

Session Code: TH-306.NET to.net マイグレーション ~ 移行計画立案と実践 ~.NET センター.NET 技術検証室豊田裕之 / 猪股健太郎 2

Agenda 本セッションの背景本セッションの概要日本ユニシスの Windows/.NET への取り組み移行計画立案のための前提知識移行計画立案 Windows 基盤移行の注意点 3

本セッションの背景 Microsoft.NET Framework 1.1/3.5 移行ホワイトペーパー ( 近日公開予定 ).NET Framework プログラム移行関連 T2-202 202.NET to.net マイグレーション ~.NET Framework 1.x から最新環境への移行のために ~ TH-306.NET to.net マイグレーション ~ 移行計画立案と実践 ~ ( 本セッション ) それ以外 + α

本セッションの背景.NET Framework の移行において アプリケーションの移行だけを考えれば システムの移行ができますか? No! 5 新機能追加 品質保証 ( テスト戦略 ) Windows サーバー クライアント ネットワーク機器などの更改 移行 など 移行計画立案段階で決めておかなければならないことは多々ある!

セッション概要 想定受講者.NET to.net 移行プロジェクトの計画立案者.NET to.net 移行プロジェクトのアーキテクト 内容.NET to.net 移行プロジェクトの計画立案にあたり知っておくべきこと.NET Framework 上のアプリケーション移行のプログラマー向けの内容は深く言及しない 関連する Windows 基盤技術については言及する 6

日本ユニシスの Windows/.NET への取り組み お問い合わせ.NET センター http://www.unisys.co.jp/dotnet/ Mailto:dotnet-box@unisys.co.jp 2000 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 Windows Server 2008 移行ユーザー向けにシステム構築サービスを提供開始 百五銀行 日本ユニシス マイクロソフト世界初 Windows Server SQL Server を基盤としたフルバンキングシステムが百五銀行で稼働開始 SharePoint Server 2007 Exchange Server 2007 の構築サービス提供開始開発方法 LUCINA for.net をマイクロソフトの最新の開発ツール (Visual Studio Team System Visual Studio Team Foundation Server) ) に対応日本スポーツ振興センターの Windows 大規模システム toto システムが稼動開始.NET 対応のミッションクリティカル構築 運用支援ミドルウェア MIDMOST for.net 販売開始 セブン銀行の勘定系システムを Windows ベースで刷新 ( 国内初の取り組み ) アサヒビールグループの戦略的 DWH 構築 (64bit( Windows + SQL Server 2000) 日本ユニシス 百五銀行の次期基幹系システムを Windows ベースのオープンシステムで共同開発.NET ベースのアプリケーション構築支援開発方法 LUCINA for.net を提供開始.NET ビジネス専任組織.NET ビジネスディベロプメント を新設 日本ユニシスとマイクロソフト 新世代データセンターシステム分野で包括提携最大 32CPU 搭載可能な Unisys e-@ction e Enterprise Server ES7000 を販売開始 7

移行計画立案のための前提知識 8

.NET Framework バージョンの 関係.NET Framework 3.5 ASP.NET AJAX LINQ etc.net Framework 3.0 Windows Presentation Foundation (WPF) Windows Workflow Foundation (WF) Windows Communication Foundation (WCF) Windows CardSpace.NET Framework 2.0 基本クラスライブラリ ASP.NET ADO.NET Windows Form.NET 3.x は.NET 2.0 上で動作する 9

Visual Studio と.NET Framework の関係 Visual Studio 生成するソースコード Visual Studio.NET(2002).NET Framework 1.0 Visual Studio.NET 2003.NET Framework 1.1 Visual Studio 2005.NET Framework 2.0 ( VS 2005 用 ) Visual Studio 2008.NET Framework 2.0 ( VS 2008 用 ).NET Framework 3.0.NET Framework 3.5 Visual Studio 2008 でターゲットを.NET Framework 2.0 にしても Visual Studio 2005 でもビルド可能なソース コードを生成しないことに注意 10 チーム開発において Visual Studio 2005/2008 はいずれかに統一

MS 製品のサポートについて 2 種類のサポート期間メインストリーム サポート (5 年 ) 修正パッチ セキュリティ パッチがリリースされる延長サポート (5 年 ) セキュリティ パッチだけがリリースされる修正パッチは出ない! サポートライフサイクルポリシー http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=fh; [ln];lifecycle 要求される品質レベル 改修頻度により 延長サポートでも良いか決定 11

サイドバイサイド実行 (1).NET Framework は 1 システム内で複数のランタイムが互いに影響を与えずに動作可能アセンブリはビルドされた時の.NET Framework バージョンと同じランタイムで動作 アセンブリ A (.NET Framework 1.1 で作成 ) アセンブリ B (.NET Framework 2.0 で作成 ) バージョン決定 バージョン決定 12.NET Framework 1.1 ランタイム 分離.NET Framework 2.0 ランタイム

サイドバイサイド実行 (2).NET Framework 1.1 アセンブリを.NET Framework 2.0 ランタイムの下位互換機能で動作させたり バージョンの異なるアセンブリを連携させることが必要になることもある アセンブリ A (.NET Framework 1.1 で作成 ).NET Framework 1.1 ランタイム 連携の互換性? 後方互換性? アセンブリ B (.NET Framework 2.0 で作成 ).NET Framework 2.0 ランタイム 13 サイドバイサイド実行については Microsoft.NET Framework 1.1/3.5 移行ホワイトペーパー に注意点を解説

移行計画立案 14

事前調査 移行対象システムに仕様変更点に該当するか機能があるか調査.NET Framework 2.0 での重大な変更点 http://www.microsoft.com/japan/msdn/netframework/p rogramming/breakingchanges/default.aspx WSE(Web Services Enhancements) や 3 rd. パーティー製部品を利用している場合 同様に調査 一般的な業務システムでは.NET Framework 1.1/2.0 の仕様変更点に該当する項目は少ないと考えられる 15

事前検証 (1) 16 移行対象システムのソリューションファイル一式の入手ビルド試行環境の構築 Visual Studio 2008 および 3rd. パーティー製部品などソリューション変換作業 (Visual Studio の移行ウィザードを利用 ) ( 事前調査で該当した ).NET Framework の仕様変更点に対するコード修正 ソリューション変換作業については Microsoft.NET Framework 1.1/3.5 移行ホワイトペーパー に注意点を解説

事前検証 (2) 一括リビルドテストビルドエラーおよび警告に対するコード修正実行試行環境の構築 アセンブリの配置ランタイムエラーテスト残タスクのリストアッププロジェクト変換エラー ビルドエラー ランタイムエラー発生箇所に対する修正 ( 弊社事例では ) ソリューション変換 ~ リビルドの工数は非常に少ない 17

移行計画立案 (1) 移行目的 制約事項と優先度の明確化新機能追加による新たなビジネス価値の付加? システムのライフサイクル システム資産の調査 維持 保守計画の立案システム全体のライフサイクルに応じて ハードウェア更改 OS やミドルウェアのバージョンアップも検討する 単純な移行では システムのビジネス価値は向上しない 18 アプリケーション移行だけでなく システムのライフサイクルを検討 アプリケーションと基盤の移行を同時に行うことで 大きなコストを占めるテスト工数の 2 重払い をしないことが可能か検討

移行計画立案 (2) 移行方式検討アーキテクチャ変更の検討ソリューション変換ウィザードでは.NET Framework の新アーキテクチャへの変換は行われない たとえば DataAdapter から TableAdapter に変換されることはない 一括移行 / 段階的移行新機能開発分 機能改修部分のみ新バージョンを用いる場合 サイドバイサイド実行の利用 サイドバイサイド実行には 制限事項があるので注意 また 実行ランタイムバージョン決定の仕組みの理解が必須 19

移行計画立案 (3) 達成すべき品質レベルから テスト密度と網羅性の検討全機能の再テストはコスト負担が大きい 工数見積もり事前調査 事前検証作業により アプリケーション移行作業の工数には比較的高い精度で見積もりが可能 テスト工数最大は 開発 ~ 改修のテスト工数合計 システム移行においてテスト工数の占める割合は大きい システム価値向上とリスクを考え 投資対効果を極大化する 20

移行計画立案 (4) まとめ事前調査 事前検証段階移行のコスト 実現可能性 残タスクの把握移行計画立案段階移行目的 制限事項明確化システム全体のライフサイクル 保守計画検討移行方式決定アーキテクチャ変更 一括 / 段階移行品質目標定義テスト密度 網羅性から投下コストとリスク勘案コスト スケジュール 体制 リスク管理などの決定 21

Windows 基盤移行の注意点 22

移行における基盤の注意点 Windows 基盤の移行に伴い 強要 される移行 IIS 6.0 to IIS 7.0 (Windows Server 2008) ユーザーアカウント制御 (UAC) の考慮 新機能のメリットを享受するために行う移行ノータッチデプロイメント ClickOnce 23

Windows Server 2008 移行 IIS 6.0 から IIS 7.0 の移行 24

IIS 7.0 への移行検討 Windows OS と IIS のバージョン対応 OS IIS mode.net Framework 3.0 以上搭載可能 Windows 2000 IIS 5.0 Windows XP IIS 5.1 Windows Server 2003 IIS 6.0 プロセス分離モード IIS 5 の分離モード Windows Vista Windows Sever 2008 IIS 7.0 クラシックモード統合モード IIS の後方互換性は完璧ではない.NET Framework のバージョン移行と同時に IIS のバージョン移行も検証する必要がある 25

IIS 7.0 への移行検討.NET Framework と IIS 移行前 Windows Server 2003 IIS 6.0 プロセス分離モード (or IIS 5 の分離モード ) 移行後 F/W 1.x F/W 2.x F/W 3.x Windows Server 2008 IIS 7.0 クラシックモード IIS 7.0 統合モード F/W 2.x F/W 3.x F/W 2.x F/W 3.x 複数の移行パターン IIS 7.0 はモードによって内部動作が大きく異なるまずは.NET Framework のバージョンを上げ アプリケーションの動作確認後に IIS の移行検証を行うとよいプロセス分離モードで動作できることが大前提 26

IIS 7.0 クラシックと統合モード パイプラインアーキテクチャの違い クラシックモード IIS パイプライン 認証許可制御決定ハンドラ ログ ISAPI CGI Static ASP.NET パイプライン 認証許可制御ログ Form Windows 統合モード 認証 認証 許可制御 許可制御 決定ハンドラ ログ ログ パイプラインが一本に統合 Form Windows ISAPI CGI Static 27

IIS 7.0 クラシックと統合モード IIS 6.0 から IIS 7.0 への互換性 クラシックモードではほとんどの ASP.NET 2.0 アプリケーションは動作する統合モードでは検証 修正が必要 説明 クラシック パスポート認証移行不可移行不可 リクエスト URL に符号化されない + 等の文字列を含む要修正要修正 クエリストリングが 2KB を超えるようなリクエストが発生する要修正要修正 統合 Windows 認証とフォーム認証の同時使用移行可大改修 Application_Start イベントで Context オブジェクトから Request を操作移行可移行不可 DefaultHttpHandler または派生したカスタム HTTP ハンドラを使用移行可移行不可 カスタムモジュール及びハンドラを実装移行可要修正 フォーム認証利用移行可構成を確認 クライアント偽装の実装移行可構成を確認 統合 (http://learn.iis.net/page.aspx/381/aspnet-20-breaking-changes-on-iis-70/ より ) 28

IIS 7.0 Key Point IIS 7.0 の新機能 運用 管理 applicationhost.config による構成情報の一元管理 appcmd / WMI / マネージド API 等の豊富な管理ツール失敗した要求トレース / ETW との統合機能のモジュール化に伴うセキュリティの向上 クラシック / 統合モードに関係なく利用可能 アプリケーションの拡張性マネージモジュールを IIS のパイプラインに組み込むことが可能フォーム認証結果を拡張子の異なる静的ファイルに対して適用可能 統合モードでのみ利用可能 29

IIS 7.0 Key Point IIS 7.0 の新機能の注意点 運用 管理 applicationhost.config による構成情報の一元管理 appcmd / WMI / マネージド API 等の豊富な管理ツール Caution! それぞれのツールで設定できるものとできないものがある 機能の委任設定を的確に指定する必要がある IIS マネージャの挙動によって構成ファイルが壊れる可能性がある applicationhost.config のバックアップを適宜とる 30 アプリケーションの拡張性 マネージモジュールを IIS のパイプラインに組み込むことが可能 Caution! Context 情報は IIS と ASP.NET パイプラインで統合されていないため モジュールの組み合わせによって認証結果を共有できない 統合されたパイプライン処理について熟知する必要がある

31 IIS 7.0 移行時の設定 モードの選択ワーカープロセス単位で指定可能クラシックモードへの移行アプリケーションを配置するのみ統合モードへの移行 1 アプリケーションがカスタムモジュール ハンドラを含む場合 WebConfig の編集を行う <system.web> セクションの <httpmodules><httphandlers> 要素を <system.webserver> セクションの <modules><handlers> へ移行 appcmd を用いて統合モードに移行 2 アプリケーションが偽装を構成している場合 クラシックモードで実行する ( 統合モードを諦める ) 偽装構成を確認のうえ 警告の解除を行う <system.webserver> セクションで以下を指定 <validation validatedmodeconfiguration= false />

Windows Server 2008 / Vista 移行 ユーザーアカウント制御 (UAC) 32

セキュリティの大幅向上新機能と互換性の問題 容易にセキュリティレベルを向上可能 BitLocker, 強化された Firewall, IE7 の保護モードなど 非互換の発生が考えられるセキュリティ機能 UAC (User Account Control) Session 0 の分離 (Services Hardening) UIPI (User Interface Privilege Isolation) アプリケーションへの影響が大きい User Account Control にフォーカスしその対応方法を紹介する 33

User Account Control とは? 登場の背景 Windows XP, Windows Server 2003 のアカウント制御方式実行するタスクに応じてログオンのしなおしが必要結果 ユーザーは管理者ユーザーを常時利用 マルウェアにシステムを破壊されるリスク Windows Vista, Windows Server 2008 のアカウント制御方式 User Account Control によるアカウント制御ログオン時の トークンのフィルタ ダイアログによるシームレスな 権限の昇格 利便性を確保しつつセキュリティの向上を狙う 34

User Account Control とは? 動作イメージ 管理者権限 管理者のトークン システム領域 Program Files フォルダ HKLM レジストリ 管理者としてログオン トークントークンのフィルタのフィルタ 権限の昇格 標準権限 フィルタされたトークン ユーザー領域 Users フォルダ HKCU レジストリ 35 管理者権限で動作させることを前提としたアプリケーションに影響

User Account Control 非互換対応好ましくない対応方法 1 何もしない ( 互換性保持機能の利用 ) インストーラーの検知システム領域の仮想化 64bitOS, 次期 OS でサポートされない動作がわかりにくい 2UAC 無効化 & ビルトイン アドミニストレーターの利用 Windows Server 2008 ではビルトイン アドミニストレーターが既定で有効 Microsoft 非推奨マシン単位での設定となるため導入済 AP に影響も 36

User Account Control 非互換対応好ましい対応方法 3 管理者として実行 で昇格する 実行ファイルを 右クリック 管理者として実行 簡単ユーザー向けの対応方法 4 アプリケーション マニフェストを適用して昇格する requestedexecutionlevel に requiredadministrator を指定する昇格不要の場合でも asinvoker を指定する互換性保持機能を OFF にするため VS 2005 では mt.exe で, VS 2008 では既定で asinvoker が適用される 推奨開発者向けの対応方法 37

( 参考 ) UIPI / Session 0 の分離セキュリティ効果と互換性検証 UIPI (User Interface Privilege Isolation) 高権限で動くアプリケーションに対するウインドウメッセージ送信を禁止不正なウインドウメッセージによる権限上昇を防ぐ整合性レベルと呼ばれる仕組みに基づいて動作する ウインドウメッセージを利用してウインドウ間通信を行っているアプリケーションは検証が必要 Session 0 の分離 (Services Hardening) Windows サービスとユーザーセッションを Session 0 と Session 1-n に分離不正なウインドウメッセージによる権限上昇を防ぐ Windows サービスからデスクトップに UI を簡単に出せなくなった ウインドウメッセージもしくは UI を通じて Windows サービスと対話しているアプリケーションは検証が必要 38

技術移行 ノータッチデプロイメントから ClickOnce へ 39

配置の方法ノータッチデプロイメントと ClickOnce ノータッチデプロイメント.NET Framework 1.1 以上で利用可能 ClickOnce.NET Framework 2.0 以上で利用可能 ClickOnce に技術移行することで様々な機能を取捨選択可能となる 40

機能比較表ノータッチデプロイメント vs. ClickOnce ノータッチデプロイメント ClickOnce 41 配置と更新 差分のみのダウンロード ダウンロードの分散 オフライン起動 権限の昇格 (*1) HTTP 圧縮 - 起動引数の指定 -(*2) ロールバック - 更新時ユーザーデータ引継ぎ - 〇 : 容易に可能 : 容易ではないが可能 : クライアントの設定変更が必要 -: 困難 *1 CAS の制限解除のこと *2 初期配置は可能だが更新時に問題が起こる

追加機能. NET Framework と ClickOnce の新機能.NET Framework 2.0 SP1 公開キートークンが異なる証明書を用いた更新が可能に.NET Framework 3.0 WPF アプリケーションの配布が可能に XBAP アプリケーションの配布が可能に.NET Framework 3.5 VSTO アプリケーション (Office 2007 用 ) の配布が可能に 開発環境では Visual Studio 2008 を利用することを推奨 42 Visual Studio 2008 で ClickOnce に機能強化があるクライアント PC には SP を適用することが望ましい (*1) *1 Visual Studio 2008 インストールにより F/W 2.0 SP1 および F/W 3.0 SP1 が適用されるため

移行方法ノータッチデプロイメントから ClickOnce へ ClickOnce への移行 Step 1 : まずは動作を変更せずに移行する.NET Framework 2.0 以上への移行証明書の調達権限を昇格させないオンラインモードを指定して発行 43

44 移行方法新たな価値の付与 ClickOnce への移行 Step 2 : ClickOnce の機能を享受するユーザー要求例 : 通信トラフィックを少なくしたい差分ダウンロードを意識した構成および運用手順を策定するダウンロードグループを用いて通信を分散する HTTP 圧縮を利用する CD-ROM や UNC 共有からの初回インストールを提供するユーザー要求例 : セットアップも ClickOnce で提供してほしい必須モジュールを構成するユーザー要求例 : ユーザーごとの設定変更に対応してほしいデータファイルを利用する (*1) User.config を利用するユーザー要求例 : アプリケーションの更新を強制したいオンラインモードを利用する 発行バージョンと必須バージョンを常に同期させる *1 Web サーバにデータファイルを配置すると 更新ごとに必ず通信トラフィックが発生する etc.

UAC への対応方針 ClickOnce と UAC 前提 ClickOnce に権限昇格のマニフェストは埋め込めない (*1) ClickOnce はセットアップモジュールを分離できるセットアップ時は UAC が無効となる 対応方針管理者権限が必要な処理はセットアップ時に解決するどうしても管理者権限が必要な処理では以下の対応をとる管理者権限を要求する処理を別の Exe で作成する作成した別の Exe にマニフェストを埋め込む ClickOnce アプリケーションから別プロセスとして呼び出す ClickOnce に限らず Vista 対応ではできる限り管理者権限を要求しないことが必要 45 *1 ClickOnce はユーザー単位でインストールして動作させる ユーザーには制限ユーザーも含まれるため 管理者権限が必要な動作を ClickOnce に含めることを意識して作られていない ( マイクロソフト社正式回答 )

Windows Server 移行 その他 46

MSCS 注意点 MSCS クラスター環境に.NET Framework を導入する場合 クラスター構築前に必ず.NET Framework を導入しておく 一見 関係のなさそうな KB 934238 英語版以外の Windows Server 2003 および Windows XP で.NET Framework 3.0 をインストールした後 [ 印刷 ] ダイアログボックスの一部の文字が予期せず英語で表示される http://support.microsoft.com/kb/934238/ja 47

MSCS 注意点 KB 934238 問題の箇所注 : Windows クラスタを使用しているシステムにこの更新プログラムをインストールすると 更新プログラムのインストール時にクラスタサービスが停止します MSCS 環境では.NET Framework の言語パックのインストール中にインストーラがエラーで終了する可能性がある.NET Framework はクラスター構築より先にインストールしておく 48

関連セッション T2-202 202.NET to.net マイグレーション ~.NET Framework 1.x から最新環境への移行のために ~

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