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かずひろなみこし
5 years ago
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1 Ansible を使ったネットワーク運用 ENOG 45 Meeting ( 株 )NS コンピュータサービス江部仁士

2 話の流れ構成管理ツールの選定 Ansible の概要 Ansible インストール ~ 設定 ~ 実の流れ検証

3 構成管理ツールの選定

4 構成管理ツールの選定構成管理ツールとはサーバの管理や設定を動化してくれるツール 1 手順書の作成 2 構成管理ツールへインプット / 実 3 対象サーバへ実指サーバ管理者手順書構成管理ツールターゲットサーバ構成管理ツールで出来ることアプリケーションのインストール設定の変更サービスの起動停止パッチ適用 / アップデートの実 etc

5 構成管理ツールの選定なぜ構成管理ツールを使うのか? 構築面のメリット作業工数の削減複数の機器を括で変更可能品質の保証複数の機器に対して同じ設定が投されるため漏れがなくなる誰が実施しても同じ結果 ( 品質 ) となる運用面のメリット人為的な操作ミスの削減操作内容をコード化するため事前にレビューできる作業忘れや作業漏れをなくせる

6 構成管理ツールの選定有名な構成管理ツールツール名使用言語手順書の形式エージェント Ansible Python YAML 不要 (SSH) Chef Ruby Ruby 必要 Puppet Ruby 独自必要 Itamae Ruby Ruby 不要 (SSH)

7 構成管理ツールの選定最近のトレンドは Ansible?

8 Ansible の概要

9 Ansible の概要 Ansible について Python ベースの構成管理ツール 2015 年 RedHat が Ansible を買収最新バージョンは v2.3

10 Ansible の概要 Ansible の特徴エージェントレス管理対象の機器に対してエージェントソフトのインストールが不要 SSHでターゲットを管理手順書 (PlayBook) は YAML 形式の記述読みやすい書きやすいわかりやすい冪等性を考慮したモジュール同じ処理を何回実しても同じ結果になる多数の製品に対応しているすぐに利用できるモジュールが充実している

11 Ansible の概要 Ansible で操作可能な NW ベンダーなど

12 Ansible の概要 Ansible ラインナップ Ansible Core 動化を提供する基盤オープンソース Ansible Tower Ansible Coreを管理するためのWeb UIツールダッシュボード ( 可視化 ) ユーザーの権限管理ジョブコントロール管理対象 10ノードまでならフリーライセンスが提供されている

13 Ansible の概要 Ansible Core ユーザー Ansible Core インベントリ (hosts) API サーバー PlayBook ネットワークモジュールプラグイン Cloud クラウド

14 Ansible の概要 Ansible Tower

15 Ansible の概要 Ansible Tower Web UI ダッシュボード管理ジョブ間の連携

16 Ansible の概要 Ansible Tower ライセンス価格 License Standard Premium 100 ノードライセンス 130 万円 / 年 182 万円 / 年ライセンスの違いはサポート内容 Standard サポート時間 : 8 x 5 support Premium サポート時間 : 24 x 7 support Premiumの方がサポート時の対応時間が優遇されている機能面に違いはない

17 Ansible インストール ~ 設定 ~ 実の流れ

18 Ansible インストール ~ 設定 ~ 実の流れ Ansible 実までの流れターゲット側の設定 (IP アドレス設定 / SSH 設定等 ) Ansible インストール (CentOS) インベントリファイル (hosts) / PlayBook の記述 PlayBook の実実結果の確認

19 Ansible インストール ~ 設定 ~ 実の流れ Ansible 実までの流れターゲット側の設定 (IP アドレス /SSH 設定等 ) Ansible インストールインベントリファイル (hosts) / PlayBook の記述 PlayBook の実実結果の確認

20 Ansible インストール ~ 設定 ~ 実の流れ Cisco IOS の SSH 設定 Step1: ユーザー認証の設定 (config)# username ユーザー名 password パスワード Step2: line vty にローカル認証の設定 (config)# line vty 0 4 (config-line)# login local Step3: ホスト名ドメイン名の設定 (SSH 暗号鍵生成のため ) (config)# hostname ホスト名 (config)# ip domain-name ドメイン名

21 Ansible インストール ~ 設定 ~ 実の流れ Cisco IOS の SSH 設定 Step4: RSA 暗号鍵の生成 (config)# crypto key generate rsa 鍵は 1024bit で設定してます Step5: SSH バージョンの設定 (config)# ip ssh version 2 Step6: SSH 接続の許可設定 (config)# line vty 0 4 (config-line)# transport input ssh

22 Ansible インストール ~ 設定 ~ 実の流れ Ansible 実までの流れターゲット側の設定 (IP アドレス設定 / SSH 設定 ) Ansible インストールインベントリファイル (hosts) / PlayBook の記述 PlayBook の実実結果の確認

23 Ansible インストール ~ 設定 ~ 実の流れ Ansible インストール (CentOS7) Python 2.6 以降が必要 Step1: EPELリポジトリを追加 # yum install epel-release Step2: Ansible をインストール # yum install ansible Step3: インストール後のバージョン確認 # ansible --version ansible config file = /etc/ansible/ansible.cfg ~~ python version = ~~

24 Ansible インストール ~ 設定 ~ 実の流れ Ansible 実までの流れターゲット側の設定 (IP アドレス設定 / SSH 設定 ) Ansible インストールインベントリファイル / PlayBook の記述 PlayBook の実実結果の確認

25 Ansible インストール ~ 設定 ~ 実の流れインベントリファイルについてインベントリファイルとは管理対象のホストやホストグループを定義するファイル各種変数の定義も可能インベントリファイルの場所 ansible.cfg 内でインベントリファイルを指定している Hostfile = [ インベントリファイルのパス ] デフォルト : /etc/ansible/hosts コマンド実時に指定 # ansible-playbook i [ インベントリファイルパス ] [ プレイブックパス ]

26 Ansible インストール ~ 設定 ~ 実の流れインベントリファイルの記述インベントリファイルの記述 /etc/ansible/hosts [webserver] [] でホストグループを定義 web1.nscs.jp ホストグループに属させる個別ホストを定義 web2.nscs.jp [webserver:vars] key1= value1 key2= value2 [ ホストグループ名 :vars] で変数の存在を定義変数 = 値の形式で定義

27 Ansible インストール ~ 設定 ~ 実の流れインベントリファイルの記述例数字連番の省略記法 [webserver] web1.nscs.jp web[1:3].nscs.jp に省略可 web2.nscs.jp web3.nscs.jp 英字連番の省略記法 [webserver] weba.nscs.jp web[a:c].nscs.jpに省略可 webb.nscs.jp webc.nscs.jp

28 Ansible インストール ~ 設定 ~ 実の流れ PlayBook について PlayBook とは手順書のようなもの YAML 形式のテキストファイル PlayBook の場所 PlayBookの実時にパスを指定する # ansible-playbook [ プレイブックパス ] ベストプラクティス

29 Ansible インストール ~ 設定 ~ 実の流れ PlayBook の記述 PlayBook の記述 /etc/ansible/test.yml - hosts: 管理対象ホスト / ホストグループ名 / all tasks: 管理対象への指内容 - name: タスク名モジュール : 操作で使用するモジュールを指定 - 属性モジュールに渡す属性を指定インデントは半角スペースで! モジュールと属性を指定することで管理対象を特定の状態へ推移させる

30 Ansible インストール ~ 設定 ~ 実の流れインベントリファイル /PlayBook の記述 PlayBook の Cisco IOS 記述例 /etc/ansible/test.yml - hosts: cisco-router tasks: - name: set hostname ios_config: authorize: yes username: "{{ ssh_user }}" password: "{{ ssh_pass }}" auth_pass: "{{ enable_pass }}" lines: - hostname nscs-r1

31 Ansible インストール ~ 設定 ~ 実の流れ Cisco IOS モジュール ios_command 特権モードでコマンドを実するためのモジュール ios_config 設定するときに使用するモジュール Version2.2で有能なオプションが多数追加されている Backup: 変更前にrunning-configのバックアップが実される Defaults: 設定前に show running-config all が実される ios_tamplate テンプレートファイルを別に用意しておきそれを流し込むためのモジュール

32 Ansible インストール ~ 設定 ~ 実の流れ Cisco IOS モジュール ios_banner (v2.2) バナーを設定するためのモジュール ios_vrf (v2.3) VRF 定義管理するためのモジュール ios_facts (v2.2) システム情報やインターフェース情報を収集するモジュール ios_system (v2.3) Manage the system attributes on Cisco IOS devices

33 Ansible インストール ~ 設定 ~ 実の流れ Cisco IOS 以外のモジュール Cisco IOS-XR iosxr_command -Run commands on remote devices running Cisco IOS XR Iosxr_config - Manage Cisco IOS XR configuration sections Iosxr_fact - Collect facts from remote devices running IOS XR iosxr_system - Manage the system attributes on Cisco IOS XR devices Iosxr_tamplate - Manage Cisco IOS XR device configurations over SSH Cisco ASA asa_acl - Manage access-lists on a Cisco ASA asa_command - Run arbitrary commands on Cisco ASA devices asa_config - Manage configuration sections on Cisco ASA devices

34 Ansible インストール ~ 設定 ~ 実の流れ Ansible 実までの流れターゲット側の設定 (IP アドレス設定 / SSH 設定 ) Ansible インストールインベントリファイル / PlayBook の記述 PlayBook の実実結果の確認

35 Ansible インストール ~ 設定 ~ 実の流れ PlayBook の実実コマンドオプション # ansible-playbook PlayBook パス --syntax-check PlayBookの文法チェック -C, --check 変更はわないが条件の確認などは実 --start-at-task=start_at 指定のタスクから実する

36 Ansible インストール ~ 設定 ~ 実の流れ Ansible 実までの流れターゲット側の設定 (IP アドレス設定 / SSH 設定 ) Ansible インストールインベントリファイル / PlayBook の記述 PlayBook の実実結果の確認

37 Ansible インストール ~ 設定 ~ 実の流れ実結果の確認 # ansible-playbook show_bgp_summary.yml -u cisco -k SSH password: PLAY [bgp] ********************************************************************* TASK [show ip bgp summary] ***************************************************** ok: [ ] PLAY RECAP ********************************************************************* : ok=1 changed=0 unreachable=0 failed=0 状態に変化があれば change が上がる

38 Ansible 検証

39 Ansible 検証検証環境の準備設定変更 Ansible GNS3 VM CentOS7.3 Virtual Box Windows 7 必要なものは 1 台のノート PC に集約すべてのノードが同じネットワーク環境 Lenovo X230

40 Ansible 検証検証環境の準備 AS / AS /24 PlayBook.11 router bgp neighbor shutdown

41 Ansible 検証インベントリ (hosts) の中身 # cat hosts [bgp] ルーターの IP アドレス [bgp:vars] ssh_user=cisco ssh_pass=cisco0 ena_pass=cisco1 SSH 認証情報の定義

42 Ansible 検証 PlayBook の中身 # cat bgp_as65001_shut.yml - hosts: bgp gather_facts: no connection: local ターゲット情報の収集を無効化 tasks: - name: NSCS R1 AS65001 BGP Shutdown ios_config: authorize: yes username: "{{ ssh_user }}" password: "{{ ssh_pass }}" auth_pass: "{{ ena_pass }}" lines: neighbor shutdown 実したいコマンド parents: router bgp コマンドを実する階層を指定

43 Ansible 検証 PlayBook の実前の状態

44 Ansible 検証 PlayBook の実

45 Ansible 検証 PlayBook の実結果確認

46 まとめ簡単に導することができるのは間違いない! Ansible Core だけで自動化を楽しめる! ドキュメントがしっかり整備されている実運用環境への投はテストとレビューを怠るな! 検証時に BGP ネイバーを飛ばしているピアをアップさせる際に no neighbor を実していた

47 Fin ご清聴いただきありがとうございました

Ansible

Ansible Ansible 2014 8 2014 8 1 1 3 1.1 Ansible..................................... 4 1.2 Ansible................................... 7 1.3 Chef Puppet... 7 1.4 Ansible Better Shell Script.............................