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かげたつはらしない
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1 養蜂をめぐる情勢蜜蜂の飼育動向 1 蜂蜜の需給 2 蜂蜜の流通 3 蜂蜜の種類等 4 蜜蜂産品の生産額等 5 転飼について 6 蜜蜂の転飼状況 7 施設園芸等における花粉交配用蜜蜂の利用状況 8 ( 参考 ) 養蜂振興法の一部改正について 9 平成 26 年 9 月農林水産省生産局畜産部

2 蜜蜂の飼育動向蜜蜂の飼育戸数及び蜂群数は平成 22 年以降増加で推移 ( 平成 25 年以降届出義務を趣味養蜂にも拡大 ) 平成 26 年の蜜蜂の飼育戸数は 9,306 戸蜂群数 ( ) は千群 ( 蜂群数は 1 月 1 日時点の調査で夏期には増殖等で 2 倍以上になる ) 蜜源植物の植裁面積は減少傾向で推移平成 25 年は 148 千ヘクタール蜜蜂飼育戸数蜂群数の推移 ( 単位 : 戸千群群 / 戸 %) 区分 S60 年 H2 年 H7 年 H12 年 H17 年 H22 年 H23 年 H24 年 H25 年 H26 年飼育戸数 9,499 8,281 7,235 5,342 4,790 5,353 5,790 5,934 8,312 9,306 蜂群数平均蜂群数資料 : 畜産振興課べ H25 年以降は改正後の養蜂振興法に基づく届出数各年とも 1 月 1 日現在蜜蜂飼育戸数等の上位 10 県 (H26 年 ) ( 単位 : 戸千群 %) 区分 1 位 2 位 3 位 4 位 5 位 6 位 7 位 8 位 9 位 10 位飼育戸数長野静岡神奈川和歌山愛媛岐阜愛知福島岡山鹿児島戸 % 蜂群数長野和歌山熊本鹿児島沖縄福岡福島北海道岐阜埼玉千群 % 資料 : 畜産振興課調べ平成 26 年 1 月 1 日現在の調査蜜源植物の植栽面積の推移 ( 単位 : 千ヘクタール %) 区分 S60 年 H2 年 H7 年 H12 年 H17 年 H22 年 H23 年 H24 年 H25 年みかんれんげアカシアりんごその他合計 ( 対前年比 ) 資料 : 畜産振興課調べ各年とも1 月から12 月に蜜源として利用した植栽面積注 : 表中の数値は各都道府県で把握しているものを集計なお一部県の調査中止や調査再開もあり数字の連続性はない 1

3 蜂蜜の需給蜂蜜の生産量は蜜源植物の減少やアルファルファタコゾウムシによる食害等により減少傾向で推移してきたが近年は横ばい輸入量は平成 2 年頃の蜂蜜入り飲料需要により急激に増加したもののその後は減少傾向で推移し近年大幅な増減は見られないなお輸入相手国としては中国が 30,006 トンで全輸入量の約 77% この結果平成 25 年の国内消費量は 41,664 トン ( 対前年比 105.3%) 自給率は 6.8% 蜂蜜の生産量輸入量及び消費量の推移 ( 単位 : トン %) 区分 S60 年 H2 年 H7 年 H12 年 H17 年 H22 年 H23 年 H24 年 H25 年生産量 7,225 4,854 3,362 3,024 2,892 2,639 2,684 2,778 2,841 輸入量 28,047 69,435 39,200 40,077 43,162 39,950 40,584 36,823 39,030 うち中国 18,143 59,651 35,138 36,754 39,023 32,386 31,520 28,763 30,006 % 輸出量消費量 35,272 74,276 42,485 43,091 45,919 42,556 43,053 39,583 41,664 自給率資料 : 貿易統計 ( 輸入量輸出量 ) 畜産振興課調べ蜂蜜生産量の上位 10 県 ( 平成 25 年 ) ( 単位 : トン %) 区分 1 位 2 位 3 位 4 位 5 位 6 位 7 位 8 位 9 位 10 位北海道秋田熊本長野青森岐阜和歌山愛知静岡鹿児島生産量 % 資料 : 畜産振興課調べ 2

45% が業務加工用仕向け ( 製菓製パン化粧品等 ) 蜂蜜の一般的な流通国内流通量約 42 千トン約 7% 国産蜂蜜生産量 : 約

8 千トン輸出香港など国産 11% 家庭用中国 (77%) アルゼンチン (8%) カナダ (6%) 約 93% 輸入蜂蜜約 39 千トン

4 蜂蜜の流通蜂蜜の国内流通量は約 42 千トンでうち国産が約 2.8 千トン輸入が約 39 千トン輸入はちみつの 77% は中国産国産蜂蜜のほぼ全てが家庭用仕向け輸入蜂蜜は約 55% が家庭用約 45% が業務加工用仕向け ( 製菓製パン化粧品等 ) 蜂蜜の一般的な流通国内流通量約 42 千トン約 7% 国産蜂蜜生産量 : 約 2.8 千トン (H25) 飼養者数 :9,306 戸 (H26) 約 1% 約 99% 38 トン約 2.8 千トン輸出香港など国産 11% 家庭用中国 (77%) アルゼンチン (8%) カナダ (6%) 約 93% 輸入蜂蜜約 39 千トン (H25) 約 55% 約 21 千トン輸入 89% 業務加工用ミャンマー (3%) など輸入商社約 45% 約 18 千トン製菓製パン業者惣菜製造業者飲料製造業者化粧品製造業者など資料 : 財務省貿易統計畜産振興課調べ業界聞き取り 3

蜂蜜の種類色価格蜂蜜の種類は蜜源の花により分類されアカシアの花の蜜からはアカシア蜜レンゲの花の蜜からはレンゲ蜜が取れる

東南アジア産蜂蜜と国産には相当程度の価格差が存在種類色価格国産蜂蜜卸売価格 1,000 円 /kg~2,300 円 /kg

課税後 ( 円 /kg) 合計 39,030 11,340,810 291 365 トチの花レンゲの花アカシアの花中華人民共和国

1,188,984 494 620 ミャンマー 1,177 210,403 179 224 ハンガリー 740 507,798

5 蜂蜜の種類色価格蜂蜜の種類は蜜源の花により分類されアカシアの花の蜜からはアカシア蜜レンゲの花の蜜からはレンゲ蜜が取れる蜂蜜の色は蜜源の花の種類によって淡黄色から黒褐色まで様々価格については国産輸入では生産コストの違いにより中国東南アジア産蜂蜜と国産には相当程度の価格差が存在種類色価格国産蜂蜜卸売価格 1,000 円 /kg~2,300 円 /kg 外国産蜂蜜価格一般社団法人日本養蜂協会聞き取り平成 25 年数量 (t) 価額 ( 千円 ) CIF 価格 ( 円 /kg) 課税後 ( 円 /kg) 合計 39,030 11,340, トチの花レンゲの花アカシアの花中華人民共和国 30,006 6,624, アルゼンチン 3,044 1,100, カナダ 2,407 1,188, ミャンマー 1, , ハンガリー , ニュージーランド ,769 1,816 2,279 出典 : 財務省貿易統計天然蜂蜜の関税率は 25.5% 4

6 蜜蜂産品の生産量生産額蜜ろうの生産量は減少傾向で推移してきたが近年は横ばい蜜ろうは蜜蜂の巣を構成する蝋で働き蜂の腹部にある蝋線から分泌されるろうそくワックス化粧品クレヨン等の原料として使用される蜂蜜以外の生産物の生産量の推移 ( 単位 :kg) S60 年 H2 年 H7 年 H12 年 H17 年 H22 年 H23 年 H24 年 H25 年蜜ろう 159,081 85,278 67,990 48,527 37,563 31,578 30,909 25,897 32,432 ローヤルゼリー 12,473 8,356 6,094 4,035 3,916 3,103 3,380 3,878 3,669 資料 : 畜産振興課調べローヤルゼリーの生産量は減少傾向で推移してきたが近年は横ばいローヤルゼリーは女王蜂や女王蜂となる幼虫のエサとして働き蜂が分泌する健康食品として利用される蜂蜜蜜蜂産品の生産額 ( 平成 25 年 ) 種類生産量単価生産額蜂蜜 2,841トン 2,000 円 /kg 5,682 百万円ローヤルゼリー 4トン 150,000 円 /kg 600 百万円蜜ろう 32トン 1,000 円 /kg 32 百万円花粉交配用蜜蜂 * 116 千群 18,000 円 / 群 2,088 百万円合計 8,402 百万円蜂蜜及び蜜蜂産品の生産額は推定 84 億円資料 : 畜産振興課調べ単価は一般社団法人日本養蜂協会から聞き取り * 花粉交配用蜜蜂の単価はいちごの花粉交配用 (3~4 枚の巣板を 1 群として使用 ) を参考とした注 : 表中の数値は各都道府県で把握しているものを集計 5

7 転飼について転飼とはレンゲアカシア等蜜源植物の開花期にあわせ蜜蜂を移動させて飼育し採蜜を行う養蜂を言う各都道府県では蜜源の利用に関して養蜂業者間で混乱を招かぬようあらかじめ場所や期間等を申請させ調整を実施している県外からの転飼県境をまたぐ移動の場合養蜂振興法第 4 条に基づき事前に移動先の都道府県知事の許可を得なければならない許可の申請は基本的に移動する 2 ヶ月前までに 1 住所及び氏名 2 蜂群数 3 転飼しようとする場所及び期間等を記載した申請書を移動先の都道府県知事に提出する県内における転飼都道府県内における転飼は都道府県が条例や指導基準等により調整するものである採蜜用及び 2 月からのメロンスイカ用は南九州で越冬へ 10~11 月全国のいちご産地へ 7~9 月北海道 ( 育成採蜜 ) 5~6 月本州 ( 育成採蜜 ) 10~4 月南九州 ( 冬ごもり育成 ) 6

8 蜜蜂の転飼状況蜜蜂の転飼は蜂群の減少等に伴い減少傾向で推移平成 23 年以降はやや増加平成 25 年は県外からの転飼申請 2,385 件 146,777 群に対して許可は 2,384 件 146,756 群県内における転飼の申請 3,648 件 124,080 群に対して許可は 3,642 件 123,970 群蜜蜂の転飼状況県外からの転飼県内における転飼区分申請許可申請許可件数群数件数群数件数群数件数群数 S60 年 4, ,188 4, ,768 6, ,799 6, ,889 H2 年 3, ,606 3, ,396 6, ,621 6, ,530 H7 年 3, ,744 3, ,526 5, ,365 5, ,276 H12 年 2, ,925 2, ,885 5, ,731 5, ,285 H17 年 2, ,817 2, ,712 5, ,042 5, ,819 H22 年 2, ,818 2, ,559 3, ,317 3, ,855 H23 年 2, ,321 2, ,233 3, ,424 3, ,295 H24 年 2, ,777 2, ,677 4, ,542 4, ,058 H25 年 2, ,777 2, ,756 3, ,080 3, ,970 資料 : 畜産振興課調べ注 1: 県外からの転飼とは養蜂振興法第 4 条第 1 項に規定された転飼注 2: 県内における転飼とは各都道府県内における転飼 7

9 施設園芸等における花粉交配用蜜蜂の利用状況施設園芸や果樹等の農家において花粉交配用として蜜蜂を利用平成 21 年に問題となった花粉交配用蜜蜂不足は 1 前年 ( 平成 20 年 ) 夏に天候不順ダニ等の被害により働き蜂の増殖が不十分であったこと 2 前々年 ( 平成 19 年 ) から女王蜂の主要供給国である豪州からの輸入が見合わされていたこと ( ) が主な要因豪州の一部の州で蜜蜂の病気届出制度が変更され同国から蜜蜂を輸出する時に病気がないことを保証するための方法などに関する日本と豪州の間の取り決めの内容が見直されるまで豪州政府が自主的に女王蜂の輸出を見合わせていたものこれを受け平成 21 年に蜜蜂安定供給確保のため各都道府県と協力しつつ園芸農家と養蜂家の間の需給調整システムを立ち上げ不足県があった場合供給可能県の情報を提供し需給調整を図っており平成 22 年以降花粉交配用蜜蜂の不足問題は起こっていない花粉交配における蜜蜂の利用状況の推移 ( 単位 : 戸群 ) 区分 H21 年 H22 年 H23 年 H24 年 H25 年農家数群数農家数群数農家数群数農家数群数農家数群数施設園芸 23, ,928 26, ,747 23,889 99,179 23, ,263 15,581 80,710 ( うちいちご ) (14,582) (70,034) (14,472) (67,677) (13,132) (61,295) (12,394) (62,417) (10,728) (49,579) 施設園芸外果樹類 17,622 24,350 12,287 22,806 23,794 26,936 23,924 25,510 25,725 26,830 野菜 2,370 11,735 3,343 12,493 1,818 4,731 2,537 5,786 1,568 8,197 合計 43, ,013 41, ,046 49, ,846 49, ,559 42, ,737 資料 : 畜産振興課調べ注 : 表中の数値は各都道府県で把握しているものを集計 8

10 ( 参考 ) 養蜂振興法の一部改正について趣味養蜂の増加や蜜源の減少により蜂場をめぐるトラブルが増加する等の問題を踏まえ平成 24 年 6 月に議員立法により養蜂振興法を改正法改正では養蜂の届出義務を趣味養蜂にも拡大蜜蜂の適正管理のため都道府県による蜜蜂の管理に関する指針の策定指導国等による蜜源植物の保護増殖のための施策の実施等を追加 <1. 養蜂の届出義務の見直し> 改正後蜜蜂の飼育を行う者養蜂業者養蜂業者届出届出主な改正点届出を要しない者 1 農作物等の花粉受精の用に供するために蜜蜂を飼育する者 2 密閉された構造の設備で蜜蜂を飼育する者 3 反復利用可能な蜂房を用いずに蜜蜂を飼育する者 ( 都道府県知事が防疫等に支障がないことを認める場合 ) <3. 蜜源植物の保護及び増殖 > 国及び地方公共団体は蜜源植物の保護及び増殖に関し必要な施策を講ずる <4. 蜂群配置の適正等を図るための都道府県の措置 > 住所地の知事住所地の知事飼育場所が住所地と異なる都道府県にある場合飼育場所の知事通知都道府県は蜂群配置の適正及び防疫の迅速かつ的確な実施を図るため蜜蜂の飼育の状況及び蜜源の状態の把握蜂群配置に係る調整転飼の管理その他の必要な措置を講ずる <2. 蜜蜂の適正な管理 > 蜜蜂の飼育を行う者は衛生的な飼養管理を行う都道府県は蜜蜂の適切な管理が確保されるよう蜜蜂の管理に関する指針の策定及び周知施行期日 : 平成 25 年 1 月 1 日 <5. その他 > 養蜂業者に対する報告徴収及び立入検査罰金及び過料の引上げ等 9

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スライド 1 養蜂をめぐる情勢蜜蜂の飼育動向 1 蜂蜜の需給 2 蜂蜜の流通 3 蜂蜜の種類等 4 蜜蜂産品の生産額等 5 転飼について 6 蜜蜂の転飼状況 7 施設園芸等における花粉交配用蜜蜂の利用状況 8 ( 参考 ) 養蜂振興法の一部改正について 9 平成 27 年 10 月農林水産省生産局畜産部蜜蜂の飼育動向蜜蜂の飼育戸数及び蜂群数は平成 22 年以降増加傾向で推移 ( 平成 25 年以降届出義務を趣味養蜂にも拡大