研究経過報告

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1 応答スペクトル 擬似速度応答スペクトル (cm/s) 相対変位応答スペクトル (cm) 擬似速度応答スペクトル (cm/s) 日本建築学会近畿支部大阪北部地震被害調査速報会 18 年 6 月 18 日大阪北部地震 免震建物の調査 大阪北部地震 発生日時:18 年 6 月 18 日午前 7 時 58 分 震源地: 大阪府北部 ( 北緯 3.8 度 東経 度 ) 震源深さ: 約 13km 地震の規模( マグニチュード ):6.1 K-NET 高槻 震源地 大阪大学宮本裕司 震源位置 1 K-NET 高槻の地震波とスペクトル (a) 18 年 6 月 18 日 _K-NET 高槻 EW K-NET 高槻の応答スペクトル 告示スペクトル ( 極稀 ) (b) 16 年 月 1 日 _ 熊本地震 _KiK-net 益城 EW (c) 16 年 月 16 日 _ 熊本地震 _KiK-net 益城 EW (d) 1995 年 1 月 17 日 _ 兵庫県南部地震 _JMA 神戸 NS 16 年 月 1 日 _ 熊本地震 _KiK-net 益城 EW 18 年 6 月 18 日 _K-NET 高槻 EW 16 年 月 16 日 _ 熊本地震 _KiK-net 益城 EW 1995 年 1 月 17 日 _ 兵庫県南部地震 _JMA 神戸 NS 擬似速度応答スペクトル (a) 応答スペクトル ( 減衰 5%) (b) ( 減衰 5%) EW 5 NS 告示スペクトル ( 稀 ) 擬似速度応答スペクトルの比較 (K-NET 高槻 減衰 5%) 1 EW (h=1%) 8 6 NS (h=1%) EW (h=%) NS (h=%) 相対変位応答スペクトル (K-NET 高槻 減衰 1% と%) 1

2 現地調査日 : 18 年 6 月 日 ( 金 ) 調査内容 : 震度 6 弱を計測した高槻市 茨木市 枚方市に建つ免震建物の外観 建物内 免震装置 聞き取り調査を実施 調査者 : 大阪大学宮本研究室宮本裕司 川辺秀憲 中野尊治 佐藤綾香建築都市耐震研究所田村和夫 ( 元千葉工大 ) * 本調査は 日本免震構造協会との共同で行われたものである 速報版 : 宮本裕司 ( 大阪大 ) ほか : 平成 3 年 6 月 18 日大阪府北部の地震での免震建物の地震後調査 ( 速報 ) ( 高槻市 茨木市 枚方市地域 ) 免震建物の分類 震度 6 弱地域 建物用途 高槻市 (3) 枚方市 (1) 茨木市 (13) 大阪北区 高槻市 枚方市 茨木市 箕面市 : 約 6 棟 共同住宅 事務所又は店舗 病院 消防署 物流倉庫等 大阪北区 (33) 免震建物の地域別棟数 消防署 電算センター物流倉庫 ( 各 ) 病院 () 事務所又は店舗 (15) その他 () 共同住宅 (3) 免震建物の用途 調査概要 大阪北区の免震建物 調査内容 調査対象 6 月 日 ( 金 ) の現地調査と調査情報の収集 震度 6 弱を計測した高槻市 茨木市 枚方市に建つ免震建物 7 か所 1 棟 * 現在 調査結果を収集中 ( 特に 共同住宅 ) K-NET 高槻 高槻市 茨木市 震源地 枚方市駅周辺 計 33 棟 調査範囲

3 調査結果の一覧 免震建物 A B C D E F G 建設地 高槻市 枚方市 枚方市 茨木市 高槻市 茨木市 高槻市 用途 消防施設 1 消防施設 医療施設 1 事務所ビル 物流倉庫 集合住宅 医療施設 構造 RC RC RC S 一部 SRC 柱 RC 梁 S RC RC 罫書きの例 ( 高槻市 医療施設 ) 階数 地下 (6 棟 ) 9 建物状況 建物被害なし 建物被害なし 建物外観 内部とも目 建物被害なし 外観から建物被害は 外観から建物被害は 建物被害なし 天井エアコン周り 鋼材ダンパーの残留立った被害なし 建物外周エキスパンショ確認されず確認されず 別棟( 耐震 ) との渡の天井ボードに軽微変形は認められない 免震部と非免震部のエンのせり上りによる目違い 建物外周エキスパン 建物外周部のグレーり廊下部のエキスパンな破損キスパンションに僅かの 免震層下げ振りにより ション部の損傷なしチング周辺で損傷 ( コション部での止水ゴム 玄関入口部エキスずれ東方向に約 5mmの残留ずれンクリートの欠け 床が外れたパンションで目違い ダウンライトが落下タイルの浮き上がり ) があり 天井ボードに軽微な破損 免震建物入口と外 冷凍機( 屋上 ) の防音パ構の間で5mm 程度のネルの外れずれ ライフライン ライフライン(EV EVがすべて停止した 建物機能を維持 翌日より営業再開 ライフラインの機能 ライフラインの機能 (EV 水道 ガス 水道 ガス 電気 ) が ~3 時間後に復旧 ライフラインの機能維持 ( 当日は従業員が出勤維持維持電気 ) 建物機能と建物機能とも維持 地下 階から地上 階まできず休業状態 ) EVが停止したが 自インフラ状況も維持で断水 時間後に復旧 ライフラインの機能動復旧 ( 耐震の別棟は 断水のため放射線治療維持数時間止まったままの機器が一時停止だった ) 非免震車庫棟の外 古い木造 階建てア同左 周辺建物に目立った被害 周辺建物に大きな被装材に軽微な破損パートの壁に亀裂や なし害なし ただし ブ 周辺建物に目立っ周辺家屋の屋根瓦の破 木造家屋の瓦屋根が破損ルーシートを屋根にか近隣状況た被害はなし損やずれしていたけている家屋あり テナントビルの窓ガ 道路面に山谷ありラスの破損 上下方向に数回の 初めに下から突き上 あまり揺れておらず 上下方向の衝撃があった 倉庫内の物品が,3 落 上下方向の衝撃は 上下方向の衝撃はあ衝撃あり 水平方向げる動き その後東西ふわふわとした感じがしが 水平方向の揺れは小さ下した程度で 目立っあったが 家具の転倒り ( 大きな音が鳴っの揺れは大きくなに何往復か揺れた たかったた被害なしや備品の落下はなかった ) 水平はほとんどかった cmくらい変位したよた気にならなかった EVが緊急停止したうに体感 近隣の同規模の集合 家具の転倒はなかっが 閉じ込めは発生 机上のものは落下せ住宅 ( 非免震 ) は 外た ( 写真立てすら倒れ居住者 管理者せずず 荷物が数個ラック観上は目立った被害はなかった ) の話 屋内の消火器が転から落下したのみなかったが 室内では 隣接する耐震棟は 倒 1 階入口前の免震建背丈ほどの仏壇の転書棚などの家具の転倒 室内の本やパソコ物と通路のジョイント倒 食器棚の転倒 階などが多々あった. 免震ンの移動 落下はほ部に詰まっていたゴミ段室のひび割れ多数構造にして良かったぼゼロが出ていたのを確認 入院者からも特に不安の声もなかった 両振幅で東西方向約南西方向に一つのルー 片振幅で北西方向約 8cm 片振幅で.5cm, 両振幅 罫書き 5.3cm 南北方向約プで 両振幅で約 7cmの振幅 11cm 片振幅で約 7cm 南東方向約 cm の振幅 で 8.5cm 程度 の振幅 その他 敷地内の震度計で震度 5 強を計測 建物調査の総括 1. ほぼ全ての免震建物は 外観 内部とも目立った損傷はなく エキスパンションでのズレがみられる程度 一部の建物でライフライン エレベータが一時停止. 書棚 家具の転倒や 机上の IT 機器の落下はなく キャスタ 付き事務機器の移動などはあった 3. 消防施設 医療施設では ライフラインが地震後もほぼ健全で 救急医療 救援救助活動に当たることできた. 罫書き記録は 最大で両振幅 13cm 片振幅 8cm 程度 居住者の話し 1. 下からの突き上げによる衝撃を強く感じたが 横揺れはそれ程感じなかった. 共同住宅の居住者からは 揺れに対する恐怖をあまり感じることは無かった ニュースで震源地が直下であったことや地震の大きさを知った 3. 近隣の非免震の共同住宅では 壁のひび割れや 家具 書棚 食器棚の転倒があり 室内が散乱した * 改めて免震建物の効果を確認 3

4 調査結果 ( 消防署 1) 調査結果 ( 消防署 1) 地震時の状況 上下方向に数回の衝撃があったが 水平方向の揺れはほとんど感じなかった 免震棟 非免震棟 室内の本や PC の移動 落下はほぼなし ライフライン (EV 水道 ガス 電気 ) は無事 (RC 造 6 階 ) K-NET 高槻 JR 高槻駅 地震後 すぐに消防署としての機能を発揮 罫書き記録 両振幅で東西方向約 5.3cm 南北方向約 7cm エアコン周りの天井ボードの損傷 内壁パネルの損傷 消防署 1 免震層の残留変位 (5mm) 外壁タイルの損傷 調査結果 ( 病院 1) 調査結果 ( 病院 1) 免震棟 非免震棟 地震時の状況 あまり揺れた実感がなく ふわふわとした感じがした (RC 造 13 階地下 1 階 ) 免震部と非免震部のエキスパンションに僅かのずれ EV 水道 ( 地下 F から地上 F) が停止しかし 数時間後に復旧 パッキンの剥がれ 柱頭周りの天井材 病院 1 水を使う治療機器が一時使用停止したが すぐに病院としての機能を発揮 枚方市駅 花壇の亀裂 階段と壁の接合部 壁の亀裂

5 調査結果 ( 事務所ビル ) (S 造一部 SRC 7 階 ) JR 茨木駅事務所 地震時の状況 建物外周エキスパンションのせり上がりによる目違い 屋内のダウンライトが落下 天井ボードに軽微な破損 罫書き記録 罫書き : 北西約 8cm 南東 cm 両振幅 1cm 調査結果 ( 集合住宅 倉庫 ) 外構コンクリートの破損 共同住宅 (RC 造 6 棟 ) 9 1 階 物流倉庫 ( 柱 RC 梁 S 造 5 階 ) 免震建物の被害はほとんど無し 周辺の非免震住宅では家具の転倒 階段室の壁のひび割れ 倉庫は品物が幾つか落下した程度 当日の営業は従業員が出勤できず休業 免震レトロフィット 免震レトロフィット建物の位置 中央公会堂 ( 国指定重要文化財 ) 社員寮 ( 大東市 ) 通天閣 ( 国の登録有形文化財 ) 外観 震度 被害 記録 6 弱 ( 大阪市北区 ) 5 弱 ( 大東市 ) ( 浪速区 ) 外構ドライエリア出屋根の損傷程度 復元文化財の損傷なし EV 自動停止 罫書き ( 片振幅で北西 3mm 南東 mm) 社員寮最大値 (Gal) X(EW) Y(NS) ほとんど被害なし 罫書き( 西方向に片振幅 3mm) 地震観測データ Z(UD) 階 階 展望階の商品が 3 個落下した程度 EV 自動停止 罫書き記録 地震観測データ 通天閣最大値 (Gal) X(EW) Y(NS) Z(UD) 屋上階 地下階 中央公会堂 通天閣 社員寮 ( 大東市 ) 5

6 大阪市中央公会堂(年免震改修) 内部の状況 (鉛プラグ入りゴム 高減衰ゴム 鋼棒ダンパー) 中央公会堂 復元改修 した文化財の天井材 シャンデリア ステンド グラス等の損傷無し 罫書きの調査 7月9日実施 通天閣 商品2 3個 が落下した程度で 展示 品 備品の損傷無し S+レンガ造 3階 ドライエリア出屋根下接触部破損 小集会室天井漆喰一部剥落 エレベーター停止の告知 社員寮(16年免震改修):中間階免震(高減衰ゴム 滑り支承) 計 けがき式変位計 写真はHPから 通天閣(15年免震改修) (天然ゴム オイルダンパー) 階 58.1Gal NS S造 6階地下1階 高さ 18m 地震計 17.6Gal MAX: 17.63(cm/s²) 屋上階 NS 6 1階 163.5Gal 8 1階NS 階NS 6 1階EW 階EW 波形 NS方向 応答スペクトル(cm/s) 地下NS 屋上NS 地下EW 屋上EW 3 MAX: 178.9(cm/s²) 178.3Gal 地下階 EW MAX: 1.6(cm/s²) EW 1 周期(s) 3 応答スペクトルh=5% (1階 2階 MAX: 116.1(cm/s²) 1 UD 応答スペクトルh=5% (地下階 屋上階 1 3 周期(s) 波形 NS方向 1 5 MAX: 71.(cm/s²) UD s²) 応答スペクトル(cm/s) 5 RC+S造 3階 1 3 MAX: 5(cm/s²) 6

7 調査のまとめ 1. 先ず 今回の地震はレベル 1 相当の大きさの内陸直下地震で 地震の少ない大阪で発生 免震装置とダンパの正常な稼働と 免震効果を確認. 各種免震建物 ( 共同住宅 医療施設 消防施設 事務所 レトロフィット ) の機能維持と居住者への安心感を提供 3. ただし 建物として健全でも エレベータやライフラインの停止 交通網の寸断等で 機能を一時継続できない建物も有り 完全な 建物機能を維持 することの難しさ * 今回の地震経験を活かして レベル 越え大地震時での被害シナリオを考え 早急に備える必要有り 最後に 本調査に協力して頂いた関係者に御礼致します また 地震観測記録を提供して頂いた建物 大鉄工業みとせ寮 通天閣 防災科研 K-NET KiK-net 気象庁の観測記録を使用 記して謝意を表します 7

1. 地震情報発生日時 :2018 年 6 月 18 日午前 7 時 58 分震源地 : 大阪府北部 ( 北緯 34.8 度 東経 度 ) 震源深さ: 約 13km 地震の規模 ( マグニチュード ):6.1 震度 6 弱の地域 :* 印は気象庁以外の震度観測点についての情報 大阪府震度

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