Microsoft Word - F8764E_1目次（承認H18.4.7）.doc

Transcription

1 防衛庁規格 NDS F 8764E 艦 船 用 水 密 電 線 制定昭和 改正平成 目 次 1. 適用範囲 1 2. 引用規格 1 3. 種類 記号 1 4. 性能 4 5. 構造 導体 絶縁体 セパレータ層 テープ層 識別 対より 3 個よリ より合せ 遮へい編組 シース 補強層 あじろがい装 塗装 8 6. 材料 導体 水密コンパウンド 絶縁体 テープ 綿糸 麻糸 合成繊維 シース 亜鉛めっき鋼線 ペイント 9 7. 試験方法 構造試験 導体抵抗試験 耐電圧試験 9 ( i )

2 7.4 絶縁抵抗試験 屈曲試験 低温屈曲試験 難燃試験 耐炎試験 水密試験 滴下試験 耐水圧試験 静電容量試験 熱起電力試験 漏話減衰量試験 材料試験 呼び方 表示 10 付表 11 解説 27 ( ii )

3 防 衛 庁 規 格 NDS 艦 船 用 水 密 電 線 制定昭和 改正平成 適用範囲この規格は, 潜水艦に使用する水密電線 ( 以下, 電線という ) について規定する 2. 引用規格次に掲げる規格は, この規格に引用されることによって, この規格の規定の一部を構成する これらの引用規格は, その最新版を適用する JIS C 3005 ゴム プラスチック絶縁電線試験方法 JIS C 3410 船用電線 JIS C 3521 通信ケーブル用難燃シース燃焼性試験方法 NDS F 8701 艦船用電線 3. 種類 記号種類及び記号は, 表 1のとおりとする 表 1 種類 記号種類記号備考 1100 V 水密単心 EP ゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースあじ WHSPC 付表 1 ろがい装ケーブル 660 V 水密単心 EP ゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースあじろ WSPC 付表 2 がい装ケーブル 660 V 水密 2 心 EP ゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースあじろ WDPC 付表 3 がい装ケーブル 660 V 水密 3 心 EP ゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースあじろ WTPC 付表 4 がい装ケーブル 660 V 水密艦内通信用 EP ゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシース WICPC 付表 5 あじろがい装ケーブル 水密 19 心消磁用 EP ゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースあじろ WDGPC 付表 6 がい装ケーブル 250 V 水密電子機器用 EP ゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシース WTTPC 付表 7 あじろがい装ケーブル 250 V 水密電子機器用 EP ゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシース WTTPC-S 付表 8 あじろがい装ケーブル ( 各対遮へい付 ) 600 V 水密 3 個より多心ポリエチレン絶縁ポリオレフィンシースあじ WM3EOC-S 付表 9 ろがい装ケーブル ( 各 3 個より遮へい付 ) 水密補償導線 ( 耐熱用 ) WCSIC 付表 10

4 2 表 1 種類 記号 ( 続き ) 種頬 記号 備考 660 V 水密艦内通信用 EPゴム絶縁クロロプレンゴムシースケーブル WICPN 付表 11 水密 9 心消磁用 EPゴム絶縁クロロプレンゴムシースケーブル WDGPN 付表 V 水密電子機器用 EPゴム絶縁クロロプレンゴムシースケーブル WTTPN 付表 V 水密耐油性艦内通信用 EPゴム絶縁ふっ素ゴムシースケーブル WICPF 付表 14 水密耐油性 9 心消磁用 EPゴム絶縁ふっ素ゴムシースケーブル WDG9PF 付表 15 水密耐油性 12 心消磁用 EP ゴム絶縁ふっ素ゴムシースケーブル 水密耐油性 19 心消磁用 EP ゴム絶縁ふっ素ゴムシースケーブル 250 V 水密電子機器用ポリメチルペンテン絶縁ポリオレフィンエラ WDG12PF WDG19PF WTTXCS 付表 16 ストマーシースあじろがい装ケーブル ( 一括遮へい付 ) 備考 1.EP は, エチレンプロピレンを表す 2. 表 1 の記号に使用した文字の分類 分類名は, 表 2 のとおりである

5 3 表 2 分類 分類名 分類 分類名 記号 電圧 DC 1100 V 用 H 線心数又は主な用途 単心 ( 電灯用, 動力用 ) S 2 心 ( 電灯用, 動力用 ) D 3 心 ( 電灯用, 動力用 ) T 水密用艦内通信用消磁用耐油性 9 心消磁用耐油性 12 心消磁用耐油性 19 心消磁用電子機器用 W IC DG DG9 DG12 DG19 TT 3 個より多心 M3 熱電対補償用 C 材料絶縁体 EP ゴム絶縁 P ポリエチレン絶縁 難燃けい素ゴム絶縁 ポリメチルペンテン絶縁 E SI X シースポリオレフィンエラストマーシース ポリオレフィンシース クロロプレンゴムシース ふっ素ゴムシース O N F がい装あじろがい装 C その他 各対又は各 3 個より遮へい 一括遮へい付 -S S

6 4 4. 性能性能は, 表 3 のとおりとする 表 3 性能 項目 性能 試験方法適用箇条番号 導体抵抗 付表 1~ 付表 16の値以下 7.2 耐電圧 付表 1~ 付表 16の試験電圧に規定時間耐えなければならない 7.3 絶縁抵抗 付表 1~ 付表 16の値以上 7.4 屈曲性 導体素線の断線及びシースにき裂を生じないで耐電圧試験に耐 えなければならない 7.5 低温屈曲性シースにき裂が生じてはならない 7.6 難燃性燃焼が電線最上端まで達してはならない 7.7 耐炎性 炎を取り去ったとき, 自然に炎が消え, かつ燃焼が止った試験 片表面をぬぐったとき, 燃えた部分が試験片の先端に達しては ならない 7.8 水密性記号導体の公称断面積 (mm 2 ), 線心 数 ( 心 ), 対数 ( 対 ) 又は 3 個より線 心数 漏水量 (ml) 7.9 WHSPC WSPC WDPC WTPC 1.25 ~ 以下 5.5 ~ 以下 30 ~ 以下 60 ~ 以下 200 ~ 以下 WICPC WICPL WICPN 2 ~ 5 15 以下 7 ~ 以下 23 ~ 以下 WICPF 37 ~ 以下 WDGPC 8 ~ 以下 WDGPN WDG9PF WDG12PF WDG19PF WTTPC WTTPC-S 1 ~ 以下 12 ~ 以下 WTTPN WTTXCS

7 5 表 3 性能 ( 続き ) 項目性能試験方法 適用箇条番号 水密性記号導体の公称断面積 (mm 2 ), 線心 数 ( 心 ), 対数 ( 対 ) 又は 3 個より線 心数 漏水量 (ml) 7.9 WM3EOC-S 3 ~ 7 60 以下 以下 WCSIC 1 15 以下 耐滴下性 滴下してはならない 7.10 耐水圧性 漏水してはならない 7.11 静電容量 付表 9の値に適合しなければならない 7.12 熱起電力 4.10±0.125 mv 7.13 漏話減衰量 70 db/50 m 以上 構造構造は, 付表 1~ 付表 16 に示す寸法及び構成によるほか, 次のとおりとする 5.1 導体導体は,6.1の素線又はこれをより合わせたものとするほか, 次のとおりとする より合せの方法より合せの方法は,JIS C 3410による なお, より合せのすき間には,6.2の水密コンパウンドを充てんする より線の接続より線の接続は,JIS C 3410による 5.2 絶縁体絶縁体は, 次のとおりとし, 絶縁体厚さの許容差は, 表 4のとおりとする 表 4 絶縁体厚さの許容差番号絶縁体厚さの許容差該当電線の記号 1 絶縁体の平均厚さは, 付表 1~ 付表 8 及び付表 10~ 付表 15の値以上とし, 最小厚さは付表 1~ 付表 8 及び付表 10~ 付表 15の値の90 % から 0.1 mm 減じた値以上とする 2 絶縁体の厚さは, 付表 9 及び付表 16の値を標準とする WHSPC,WSPC,WDPC,WTPC, WICPC,WDGPC,WTTPC,WTTPC-S, WCSIC,WICPN,WDGPN,WTTPN,WICPF, WDG9PF,WDG12PF,WDG19PF WM3EOC-S,WTTXCS EPゴム絶縁体 EPゴム絶縁体は,6.3.1のEPゴムを導体と同心状に被覆する ポリエチレン絶縁体ポリエチレン絶縁体は,6.3.2のポリエチレンを導体と同心状に被覆する 難燃けい素ゴム絶縁体難燃けい素ゴム絶縁体は,6.3.3の難燃けい素ゴムを導体と同心状に被覆する

8 ポリメチルペンテン絶縁体ポリメチルペンテン絶縁体は,6.3.4のポリメチルペンテンを導体と同心状に被覆する 5.3 セパレータ層 テープ層セパレータ層及びテープ層は, 付表 1~ 付表 16によるほか, 次のとおりとする セパレータ層セパレータ層は, 導体と絶縁体の間に6.4のテープを施す テープ層テープ層は, 絶縁体の上, 遮へい編組の上又はより合せの上に6.4のテープを施す 5.4 識別 線心の識別線心の識別は, 次のとおりとする a) 色別による識別色別による識別は, 絶縁体の色, テープの色又はその他の適切な方法によって行い, その色は次による 単心 黒 2 心 黒, 白 3 心 黒, 白, 赤 b) ナンバリングによる識別ナンバリングによる識別は, 絶縁体上又は絶縁体上のテープあるいは 遮へい編組上のテープのアラビア数字によって行う なお, ナンバリングの色は, 判別しやすい色とし, テープを用いる場合は, ナンバリング面を 外にする 対の識別 a) 色別による識別色別による識別は, 絶縁体の色によって行い表 5のとおりとする 表 5 色別による識別 対番号 第 1 線心 第 2 線心 対番号 第 1 線心 第 2 線心 1 黒 白 9 白 黄 2 黒 赤 10 白 茶 3 黒 緑 11 白 青 4 黒 黄 12 赤 緑 5 黒 茶 13 赤 黄 6 黒 青 14 赤 茶 7 白 赤 15 赤 青 8 白 緑 16 緑 黄 b) ナンバリングによる識別ナンバリングによる識別は, 通常対の1 線心だけをナンバリングによって行う 個よりの識別 3 個よりの識別は, 通常絶縁体の色を黒, 白 ( 自然色でもよい ) 及び赤とし, 各 3 個よりの識別は, 遮へい編組上テープのナンバリングによって行う 補償導線の識別補償導線の識別は, 絶縁体の色によって行い, その色は正導体 ( すずめっき

9 7 軟銅線 ) は赤とし, 負導体 ( 銅ニッケル合金線 ) は白とする 5.5 対より 3 個よリ 対より対よりは, 絶縁を施した線心 2 条をより合わせる なお, より合せのすき間には,6.2の水密コンパウンドを充てんする 個より 3 個よりは, 絶縁を施した線心 3 条をより合わせる なお, より合せのすき間には,6.2の水密コンパウンドを充てんする 5.6 より合せより合せは, 絶縁を施した線心, 対より又は3 個よりを通常同心よりにより合わせる なお, より合せのすき間には,6.2の水密コンパウンドを充てんし, より合せ上には, 必要によって 6.4のテープで押さえ巻きする 5.7 遮へい編組遮へい編組は,6.1.1のすずめっき軟銅線を用い,5.10の b) によって行う ただし, 編組密度は70 % 以上とする 5.8 シースシースは, 次のとおりとし, シース厚さの許容差は, 表 6のとおりとする 表 6 シース厚さの許容差番号シース厚さの許容差該当電線の記号 1 シースの平均厚さは. 付表 1~ 付表 8 及び付表 10~ 付表 16の値以上とし, 最小厚さは, 付表 1~ 付表 8 及び付表 10~ 付表 16の値の85 % から単心電線の場合は0.1 mm, 多心電線の場合は 0.3 mm 減じた値以上とする 2 シースの平均厚さは. 付表 9の値以上とし, 最 WHSPC,WSPC,WDPC,WTPC, WICPC,WDGPC,WTTPC, WTTPC-S,WCSIC,WICPN,WDGPN, WTTPN,WICPF,WDG9PF,WDG12PF, WDG19PF,WTTXCS WM3EOC-S 小厚さは, 付表 9 の値の 85% から 0.1 mm 減じた 値以上とする ポリオレフィンエラストマーシースポリオレフィンエラストマーシースは,6.6.1の黒のポリオレフィンエラストマーをケーブル心と同心状に被覆する ポリオレフィンシースポリオレフィンシースは,6.6.2の黒のポリオレフィンをケーブル心と同心状に被覆する クロロプレンゴムシースクロロプレンゴムシースは,6.6.3の黒のクロロプレンゴムをケーブル心と同心状に被覆する ふっ素ゴムシースふっ素ゴムシースは,6.6.4の黒のふっ素ゴムをケーブル心と同心状に被覆する 5.9 補強層補強層は, ふっ素ゴムシースの中間に6.5の綿糸, 麻糸又は合成織維のより糸による編組を施す この場合補強層は, 上下シースと接着させなければならない 5.10 あじろがい装あじろがい装は, 次のとおりとし, その編組は均一で表面に傷がないものとする a) 素線は,6.7の亜鉛めっき鋼線とする

10 機械的特性引張強さ残率 % 最小値 80 熱可塑的巻付前の冷却時間 h 4 特性8 b) 編組方法は,JIS C 3410による 5.11 塗装塗装は, あじろがい装の上に 6.8 の白ペイントをはがれることのないように均一に塗布する 6. 材料 6.1 導体 すずめっき軟銅線すずめっき軟銅線は,JIS C 3410の素線による 銅ニッケル合金線銅ニッケル合金線は, 銅及びニッケルを主とした合金線とする 6.2 水密コンパウンド水密コンパウンドは, 絶縁体などの電線構成材料に悪い影響を与えず, 導体許容温度では, 電線から流出しないものとする ただし, 燃焼したとき, ハロゲン化水素ガスを発生しない材料 ( 以下, ノンハロゲン材料という ) とする WICPN,WDGPN,WTTPN,WICPF,WDG9PF,WDG12PF 及びWDG19PFの場合は, ノンハロゲン材料でなくてもよい 6.3 絶縁体 EPゴム EPゴムは,NDS F 8701による ポリエチレンポリエチレンは,NDS F 8701による 難燃けい素ゴム難燃けい素ゴムは,NDS F 8701による ポリメチルペンテン絶縁体ポリメチルペンテン絶縁体は, 表 7を満足しなければならない 表 7 ポリメチルペンテン絶縁体の材料特性項目特性試験方法適用箇条番号導体許容温度 75 引張強さ Mpa 最小値 伸び % 最小値 300 耐空加熱温度 90 気老加熱時間 h 96 化特性耐低温巻付性伸び残率 % 最小値 65 巻付前の冷却温度 -10 巻付後の結果き裂を生じてはならない ハロゲン化水素ガス発生量 検出されてはならない 銅鏡腐食 % 最大値 5 発煙性煙濃度 (D) m -1 最大値 1.5

11 9 6.4 テープテープは,NDS F 8701による ただし,WICPN,WDGPN,WTTPN,WICPF,WDG9PF,WDG12PF 及びWDG19PFの場合は, ノンハロゲン材料でなくてもよい 6.5 綿糸 麻糸 合成繊維綿糸, 麻糸及び合成繊維は, 絶縁体などの電線構成材料に悪い影響を与えないものとする 6.6 シース ポリオレフィンエラストマーポリオレフィンエラストマーは,NDS F 8701による ポリオレフィンポリオレフィンは,NDS F 8701による クロロプレンゴムクロロプレンゴムは,NDS F 8701による ふっ素ゴムふっ素ゴムは,NDS F 8701による 6.7 亜鉛めっき鋼線亜鉛めっき鋼線は,NDS F 8701による 6.8 ペイントペイントは,NDS F 8701 による ただし, ノンハロゲン材料とする 7. 試験方法 7.1 構造試験構造試験は,JIS C 3005による 7.2 導体抵抗試験導体抵抗試験は,JIS C 3005による ただし, 水密補償導線 ( 耐熱用 ) の場合の換算は, 条長 1 mの往復当たりとし, 銅ニッケル合金線の導体抵抗温度換算係数 (αt) は, 測定温度 0 ~35 では1とする 7.3 耐電圧試験耐電圧試験は,NDS F 8701による 7.4 絶縁抵抗試験絶縁抵抗試験は,7.3の耐電圧試験終了後,JIS C 3005の常温絶縁抵抗による ただし, 測定電圧は300 V 以上の直流電圧とする 7.5 屈曲試験屈曲試験は,NDS F 8701の屈曲試験 ( 一般 ) による 7.6 低温屈曲試験低温屈曲試験は,NDS F 8701による 7.7 難燃試験難燃試験は,JIS C 3521による 7.8 耐炎試験耐炎試験は,JIS C 3410による 7.9 水密試験水密試験は,NDS F 8701による ただし, 水圧は使用最大圧力とする 7.10 滴下試験滴下試験は,NDS F 8701による ただし, 試験温度は, 表 8とする 表 8 試験温度番号試験温度該当電線の記号 1 85±1 WHSPC,WSPC,WDPC,WTPC,WDGPC,WTTPC-S, WDGPN,WDG9PF,WDG12PF,WDG19PF 2 75±1 WM3EOC-S 7.11 耐水圧試験耐水圧試験は, 適切な長さの電線の両端又は片端 ( 片端の場合は槽内の端を密封 する ) を槽外に出し,1.2 m 以上が槽内にあるように水圧槽に入れて行う この状態で使用最大圧力の 1.5 倍の水圧を連続 1 時間加えたときに漏水のないことを確認する ただし, あじろがい装は除去して

12 10 もよい 7.12 静電容量試験静電容量試験は, 交流ブリッジ法によって1 khzにおける遮へい線心の導体相互間の静電容量を測定し, 各遮へい線心内の最大及び最小静電容量とその線心内の平均値との偏差を平均値で割り百分率で表した静電容量不平衡を求める ただし, 遮へい編組は接地する 7.13 熱起電力試験熱起電力試験は,NDS F 8701による 7.14 漏話減衰量試験漏話減衰量試験は, 電線について, 周波数 1 khzにおける漏話減衰量を測定する 7.15 材料試験材料試験は,NDS F 8701 による 8. 呼び方呼び方は, 電線の種類又は記号に対して付表に示す導体公称断面積, 線心数若しくは対数を付し, 次のとおりとする a) 水密補償導線 ( 耐熱用 ) 以外の電線の場合は, 記号にハイフンを付けた後に導体の公称断面積, 線心数を付記する ただし, 対より及び3 個より線心の場合は, 対より線心又は3 個より線心数とする 例 V 水密 2 心 EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースあじろがい装ケーブル 50 mm 2 又はWDPC-50 例 V 水密艦内通信用 EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースあじろがい装ケーブル 12 心又はWICPC-12 例 V 水密 3 個より多心ポリエチレン絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル ( 各 3 個より遮へい付 )7 心又はWM3EOC-7S 例 V 水密電子機器用 EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースあじろがい装ケーブル 7 対又はWTTPC-7 例 V 水密電子機器用 EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースあじろがい装ケーブル ( 各対遮へい付 )3 対又はWTTPC-3S 例 6. 水密耐油性 19 心消磁用 EPゴム絶縁ふっ素ゴムシースケーブル14mm 2 又はWDG19PF-14 例 V 水密電子機器用ポリメチルペンテン絶縁ポリオレフィンエラストマーシースあじろがい装ケーブル ( 一括遮へい付 )7 対又はWTTXCS-7 b) 水密補償導線 ( 耐熱用 ) の場合は, 種類又は記号だけとする 例補償導線 ( 耐熱用 ) 又は WCSIC 9. 表示電線の表示は, あらかじめ承認を得た色糸を適切な場所に添えるか又はその他適切な方法 で製造者名又はその略号を連続的に表示するものとする

13 記号 線心数 公称断面積 付表 V 水密単心 EP ゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースあじろがい装ケーブル (WHSPC) 導体素線数 / 素線径 外径 絶縁体厚さ シース厚さ シース外径 あじろがい装線径 仕上外径 シース及び仕上外径許容差 導体抵抗 試験電圧 (5 分 ) 絶縁抵抗 概算質量 許容電流直流 mm 2 mm mm mm mm mm mm mm mm Ω/km V MΩkm kg / km m WHSPC / ± / ± / ± / 構成 適用箇条番号 2. 試験項目 箇条番号 ( 参考 ) 備考 a) すずめっき軟銅より線 (5.1) a) 構造 (7.1) a) 公称電圧 許容電流の値は, 空中 1 条の場合のもの ( 水密コンパウンド充てん ) b) 導体抵抗 (7.2) DC:1100V で,4 条布設を行う場合, 布設方法によ ( 導体上に適切なセパレータを用いてもよい ) c) 耐電圧 (7.3) b) 導体許容温度 :85 り下記の低減率を採用のこと b)ep ゴム絶縁体 ( 識別 ) [5.2.1 及び a)]d) 絶縁抵抗 (7.4) 横水平布設 0.73 ( 絶縁体上にテープを施してもよい ) e) 屈曲 (7.5) 縦水平布設 0.70 c) ポリオレフィンエラストマーシース (5.8.1) f) 難燃 (7.7) 垂直布設 0.72 d) あじろがい装 (5.10) g) 水密 (7.9) e) ペイント (5.11) h) 滴下 (7.10) i) 耐水圧 (7.11) j) 材料 (7.15) 標準条長 11

14 記号 線心数 公称断面積 付表 V 水密単心 EP ゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースあじろがい装ケーブル (WSPC) 導体素線数 / 素線径 外径 絶縁体厚さ シース厚さ シース外径 あじろがい装線径 仕上外径 シース及び仕上外径許容差 導体抵抗 試験電圧 (5 分 ) 絶縁抵抗 概算質量 許容電流直流 mm 2 mm mm mm mm mm mm mm mm Ω/km V MΩkm kg / km m WSPC / ± / / / / / ± / / ± / / ± / / ± / ± / / ± / ± / ± / ± 標準条長 構成 適用箇条番号 2. 試験項目 箇条番号 ( 参考 ) 備考 a) すずめっき軟銅より線 (5.1) a) 構造 (7.1) a) 公称電圧 許容電流の値は,6 条以下を並列に並べ ( 水密コンパウンド充てん ) b) 導体抵抗 (7.2) C: 660V たもので,7 条以上の場合は上記の値の ( 導体上に適切なセパレータを用いてもよい ) c) 耐電圧 (7.3) DC:1000V 85% とする b)ep ゴム絶縁体 ( 識別 ) [5.2.1 及び a)]d) 絶縁抵抗 (7.4) b) 導体許容温度 :85 ( 絶縁体上にテープを施してもよい ) e) 屈曲 (7.5) c) ポリオレフィンエラストマーシース (5.8.1) f) 難燃 (7.7) d) あじろがい装 (5.10) g) 水密 (7.9) e) ペイント (5.11) h) 滴下 (7.10) i) 耐水圧 (7.11) j) 材料 (7.15)

15 記号 線心数 公称断面積 付表 V 水密 2 心 EP ゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースあじろがい装ケーブル (WDPC) 導体素線数 / 素線径 外径 絶縁体厚さ シース厚さ シース外径 あじろがい装線径 仕上外径 シース及び仕上外径許容差 導体抵抗 試験電圧 (5 分 ) 絶縁抵抗 概算質量 許容電流交流 60Hz, 直流周囲温度 mm 2 mm mm mm mm mm mm mm mm Ω/km V MΩkm kg / km m WDPC / ± / / ± / / ± / ± / ± / / ± / ± / ± / ± / ± / ± / ± / ± 構成 適用箇条番号 2. 試験項目 箇条番号 ( 参考 ) 備考 a) すずめっき軟銅より線 (5.1) a) 構造 (7.1) a) 公称電圧 許容電流の値は,6 条以下を並列に並べ ( 水密コンパウンド充てん ) b) 導体抵抗 (7.2) C: 660V たもので,7 条以上の場合は上記の値の ( 導体上に適切なセパレータを用いてもよい ) c) 耐電圧 (7.3) DC:1000V 85% とする b)ep ゴム絶縁体 ( 識別 ) [5.2.1 及び a)]d) 絶縁抵抗 (7.4) b) 導体許容温度 :85 ( 絶縁体上にテープを施して識別してもよい ) e) 屈曲 (7.5) c) より合せ (5.6) f) 難燃 (7.7) ( 介在物水密コンパウンド ) g) 水密 (7.9) ( より合せ上にテープを施してもよい ) h) 滴下 (7.10) e) ポリオレフィンエラストマーシース (5.8.1) i) 耐水圧 (7.11) f) あじろがい装 (5.10) j) 材料 (7.15) g) ペイント (5.11) 標準条長 13

16 記号 線心数 公称断面積 導体素線数 / 素線径 付表 4 660V 水密 3 心 EP ゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースあじろがい装ケーブル (WTPC) 外径 絶縁体厚さ シース厚さ シース外径 あじろがい装線径 仕上外径 シース及び仕上外径許容差 導体抵抗 試験電圧 (5 分 ) 絶縁抵抗 概算質量 許容電流交流 60Hz, 直流周囲温度 mm 2 mm mm mm mm mm mm mm mm Ω/km V MΩkm kg / km m WTPC / ± / ± / / ± / ± / ± / ± / ± / ± / ± / ± / ± / ± / ± / ± / ± 標準条長 構成 適用箇条番号 2. 試験項目 箇条番号 ( 参考 ) 備考 a) すずめっき軟銅より線 (5.1) a) 構造 (7.1) a) 公称電圧 許容電流の値は,6 条以下を並列に並べ ( 水密コンパウンド充てん ) b) 導体抵抗 (7.2) C: 660V たもので,7 条以上の場合は上記の値の ( 導体上に適切なセパレータを用いてもよい ) c) 耐電圧 (7.3) DC:1000V 85% とする b)ep ゴム絶縁体 ( 識別 ) [5.2.1 及び a)]d) 絶縁抵抗 (7.4) b) 導体許容温度 :85 ( 絶縁体上にテープを施して識別してもよい ) e) 屈曲 (7.5) c) より合せ (5.6) f) 難燃 (7.7) ( 介在物水密コンパウンド ) g) 水密 (7.9) ( より合せ上にテープを施してもよい ) h) 滴下 (7.10) d) ポリオレフィンエラストマーシース (5.8.1) i) 耐水圧 (7.11) e) あじろがい装 (5.10) j) 材料 (7.15) f) ペイント (5.11)

17 記号 線心数 公称断面積 付表 5 660V 水密艦内通信用 EP ゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースあじろがい装ケーブル (WICPC) 導体素線数 / 素線径 外径 絶縁体厚さ シース厚さ シース外径 あじろがい装線径 仕上外径 シース及び仕上外径許容差 導体抵抗 試験電圧 (5 分 ) 絶縁抵抗 概算質量 許容電流交流 (60Hz, 400Hz), 直流 mm 2 mm mm mm mm mm mm mm mm Ω/km V MΩkm kg / km m WICPC 2 2 1/ ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± 標準条長 1. 構成 適用箇条番号 2. 試験項目 箇条番号 ( 参考 ) 備考 a) すずめっき軟銅線 (5.1) a) 構造 (7.1) a) 公称電圧 許容電流の値は,6 条以下を並列に並べ b)ep ゴム絶縁体 ( 識別 ) [5.2.1 及び b)]b) 導体抵抗 (7.2) C: 660V たもので,7 条以上の場合は上記の値の ( 絶縁体上にテープを施して識別してもよい ) c) 耐電圧 (7.3) DC:1000V 85% とする c) より合せ (5.6) d) 絶縁抵抗 (7.4) b) 導体許容温度 :85 ( 介在物水密コンパウンド ) e) 屈曲 (7.5) ( より合せ上にテープを施してもよい ) f) 難燃 (7.7) d) ポリオレフィンエラストマーシース (5.8.1) g) 水密 (7.9) e) あじろがい装 (5.10) h) 耐水圧 (7.11) f) ペイント (5.11) i) 材料 (7.15) 15

18 記号 線心数 公称断面積 付表 6 水密 19 心消磁用 EP ゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースあじろがい装ケーブル (WDGPC) 導体素線数 / 素線径 外径 絶縁体厚さ シース厚さ シース外径 あじろがい装線径 仕上外径 シース及び仕上外径許容差 導体抵抗 試験電圧 (5 分 ) 絶縁抵抗 概算質量 許容電流直流 mm 2 mm mm mm mm mm mm mm mm Ω/km V MΩkm kg / km m WDGPC / ± / ± 標準条長 構成 適用箇条番号 2. 試験項目 箇条番号 ( 参考 ) 備考 a) すずめっき軟銅より線 (5.1) a) 構造 (7.1) a) 公称電圧 許容電流の値は, 空中 1 条の場合のもの ( 水密コンパウンド充てん ) b) 導体抵抗 (7.2) DC:450V で,2 条以上の場合, 電流低減率は次の ( 導体上に適切なセパレータを用いてもよい ) c) 耐電圧 (7.3) b) 導体許容温度 :85 とおりとする b)ep ゴム絶縁体 ( 識別 ) [5.2.1 及び b)]d) 絶縁抵抗 (7.4) ( 絶縁体上にテープを施して識別してもよい ) e) 屈曲 (7.5) 条数 低減率 c) より合せ (5.6) f) 難燃 (7.7) ( 介在物水密コンパウンド ) g) 水密 (7.9) ( より合せ上にテープを施して識別してもよい ) h) 滴下 (7.10) d) ポリオレフィンエラストマーシース (5.8.1) i) 耐水圧 (7.11) e) あじろがい装 (5.10) j) 材料 (7.15) f) ペイント (5.11)

19 記号 対数 線心数 公称断面積 付表 7 250V 水密電子機器用 EP ゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースあじろがい装ケーブル (WTTPC) 導体素線数 / 素線径 外径 絶縁体厚さ シース厚さ シース外径 あじろがい装線径 仕上外径 シース及び仕上外径許容差 導体抵抗 試験電圧 (5 分 ) 絶縁抵抗 概算質量 許容電流交流 (60Hz, 400Hz), 直流 mm 2 mm mm mm mm mm mm mm mm Ω/km V MΩkm kg / km m WTTPC / ± ± 標準条長 1. 構成 適用箇条番号 2. 試験項目 箇条番号 ( 参考 ) 備考 a) すずめっき軟銅線 (5.1) a) 構造 (7.1) a) 公称電圧 許容電流の値は,6 条以下を並列に並べ b)ep ゴム絶縁体 ( 識別 ) [5.2.1 及び b)]b) 導体抵抗 (7.2) C:250V たもので,7 条以上の場合は上記の値の ( 絶縁体上にテープを施して識別してもよい ) c) 耐電圧 (7.3) DC:450V 85% とする c) 対より (5.5.1) d) 絶縁抵抗 (7.4) b) 導体許容温度 :85 ( 介在物水密コンパウンド ) e) 屈曲 (7.5) ( 対より上にテープを施してもよい ) f) 難燃 (7.7) d) より合せ (5.6) g) 水密 (7.9) ( 介在物水密コンパウンド ) h) 耐水圧 (7.11) ( より合せ上にテープを施してもよい ) i) 漏話減衰量 (7.14) e) ポリオレフィンエラストマーシース (5.8.1) j) 材料 (7.15) f) あじろがい装 (5.10) g) ペイント (5.11) 17

20 付表 8 250V 水密電子機器用 EP ゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースあじろがい装ケーブル ( 各対遮へい付 )(WTTPC-S) 18 記号 対数 線心数 公称断面積 導体素線数 / 素線径 外径 絶縁体厚さ 遮へい編組線径 シース厚さ シース外径 あじろがい装線径 仕上外径 シース及び仕上外径許容差 導体抵抗 試験電圧 (5 分 ) 絶縁抵抗 概算質量 許容電流交流 (60Hz, 400Hz), 直流 mm 2 mm mm mm mm mm mm mm mm mm Ω/km V MΩkm kg / km m WTTPC-S / ± ± ± ± ± 標準条長 1. 構成 適用箇条番号 2. 試験項目 箇条番号 ( 参考 ) 備考 a) すずめっき軟銅より線 (5.1) a) 構造 (7.1) a) 公称電圧 許容電流の値は,6 条以下を並列に並べ ( 水密コンパウンド充てん ) b) 導体抵抗 (7.2) C:250V たもので,7 条以上の場合は上記の値の ( 導体上に適切なセパレータを用いてもよい ) c) 耐電圧 (7.3) DC:450V 85% とする b)ep ゴム絶縁体 ( 識別 ) [5.2.1 及び b)]d) 絶縁抵抗 (7.4) b) 導体許容温度 :85 ( 絶縁体上にテープを施して識別してもよい ) e) 屈曲 (7.5) c) 対より f) 難燃 (7.7) ( 介在物水密コンパウンド ) (5.5.1) g) 水密 (7.9) d) 遮へい編組 (5.7) h) 滴下 (7.10) e) より合せ (5.6) i) 耐水圧 (7.11) ( 介在物水密コンパウンド ) j) 漏話減衰量 (7.14) ( より合せ上にテープを施してもよい ) k) 材料 (7.15) f) ポリオレフィンエラストマーシース (5.8.1) g) あじろがい装 (5.10) h) ペイント (5.11)

21 記号 3 個より線心 公称断面積 付表 9 600V 水密 3 個より多心ポリエチレン絶縁ポリオレフィンシースあじろがい装ケーブル ( 各 3 個より遮へい付 )(WM3EOC-S) 導体 絶縁 遮へ シー シー あじ 仕上 シー 導体 試験電圧 (5 分 ) 絶縁 最大 静電 概算 許容電流 素線数外径体厚 い編 ス厚 ス外 ろが 外径 抵抗 導体 導体一遮へ 抵抗 静電 容量 質量 交流 (60Hz, / さ 組線 さ 径 い装 間 遮へいい間 ( 室温 ) 容量 不平 400Hz), 直流 素線径 径 線径 間 衡 ス及び仕上外径許容差 数 mm 2 mm mm mm mm mm mm mm mm mm Ω/km V V V MΩkm nf/ km % kg / km m WM3EOC-S / ± ± ± ± 標準条長 1. 構成 適用箇条番号 2. 試験項目 箇条番号 ( 参考 ) a) すずめっき軟銅線 (5.1) a) 構造 (7.1) a) 公称電圧 b) ポリエチレン絶縁体 ( 識別 )(5.2.2 及び5.4.3)b) 導体抵抗 (7.2) C:600V c) 3 個より (5.5.2) c) 耐電圧 (7.3) b) 導体許容温度 :75 ( 水密コンパウンド充てん ) d) 絶縁抵抗 (7.4) d) 遮へい編組 (5.7) e) 屈曲 (7.5) e) テープ ( 識別 ) (5.3.2 及び5.4.3)f) 難燃 (7.7) f) より合せ (5.6) g) 水密 (7.9) ( 介在物水密コンパウンド ) h) 滴下 (7.10) g) テープ (5.3.2) i) 耐水圧 (7.11) h) ポリオレフィンシース (5.8.2) j) 静電容量 (7.12) i) あじろがい装 (5.10) k) 材料 (7.15) j) ペイント (5.11) 19

22 付表 10 水密補償導線 ( 耐熱用 )(WCSIC) 記号 対 線 導体 絶縁体 あじろが 仕上外径仕上外径 導体抵抗 試験電圧 絶縁抵抗 概算質量 標準 数 心数 公称断面積 素線数 / 素線径 外径 厚さ い装線径 許容差 ( 往復 ) (5 分 ) 条長 mm 2 mm mm mm mm mm mm Ω/km V MΩkm kg / km m WCSIC / ± 構成 適用箇条番号 2. 試験項目 箇条番号 ( 参考 ) a) すずめっき軟銅線 ( 正導体 ) 及び a) 構造 (7.1) 最高 :180 銅ニッケル合金線 ( 負導体 ) (5.1) b) 導体抵抗 (7.2) b) 難燃けい素ゴム絶縁体 ( 識別 ) [5.2.3 及び5.4.4]c) 耐電圧 (7.3) c) より合せ (5.6) d) 絶縁抵抗 (7.4) ( 介在物水密コンパウンド ) e) 屈曲 (7.5) d) ガラステープ (5.3.2) f) 難燃 (7.7) e) あじろがい装 (5.10) g) 水密 (7.9) f) ペイント (5.11) h) 耐水圧 (7.11) i) 熱起電力 (7.13) j) 材料 (7.15)

23 記号 線心数 公称断面積 導体素線数 / 素線径 付表 V 水密艦内通信用 EP ゴム絶縁クロロプレンゴムシースケーブル (WICPN) 外径 絶縁体厚さ シース厚さ 仕上外径 仕上外径許容差 導体抵抗 試験電圧 (5 分 ) 絶縁抵抗 概算質量 許容電流交流 (60Hz, 400Hz), 直流 mm 2 mm mm mm mm mm mm Ω/km V MΩkm kg / km m WICPN 2 2 1/ ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± 標準条長 1. 構成 適用箇条番号 2. 試験項目 箇条番号 ( 参考 ) 備考 a) すずめっき軟銅線 (5.1) a) 構造 (7.1) a) 公称電圧 許容電流の値は,6 条以下を並列に並べ b)ep ゴム絶縁体 ( 識別 ) [5.2.1 及び b)]b) 導体抵抗 (7.2) C: 660V たもので,7 条以上の場合は上記の値の ( 絶縁体上にテープを施して識別してもよい ) c) 耐電圧 (7.3) DC:1000V 85% とする c) より合せ (5.6) d) 絶縁抵抗 (7.4) b) 導体許容温度 :85 ( 介在物水密コンパウンド ) e) 屈曲 (7.5) ( より合わせ上にテープを施してもよい ) f) 耐炎 (7.8) d) クロロプレンゴムシース (5.8.3) g) 水密 (7.9) h) 耐水圧 (7.11) i) 材料 (7.15) 21

24 記号 線心数 公称断面積 導体素線数 / 素線径 付表 12 水密 9 心消磁用 EP ゴム絶縁クロロプレンゴムシースケーブル (WDGPN) 外径 絶縁体厚さ シース厚さ 仕上外径 仕上外径許容差 導体抵抗 試験電圧 (5 分 ) 絶縁抵抗 概算質量 許容電流直流 mm 2 mm mm mm mm mm mm Ω/km V MΩkm kg / km m WDGPN / ± 標準条長 構成 適用箇条番号 2. 試験項目 箇条番号 ( 参考 ) 備考 a) すずめっき軟銅より線 (5.1) a) 構造 (7.1) a) 公称電圧 許容電流の値は, 空中 1 条の場合のもの ( 水密コンパウンド充てん ) b) 導体抵抗 (7.2) C: 450V で,2 条以上の場合, 電流低減率は次の ( 導体上に適切なセパレータを用いてもよい ) c) 耐電圧 (7.3) b) 導体許容温度 :85 とおりとする b)ep ゴム絶縁体 ( 識別 ) [5.2.1 及び b)]d) 絶縁抵抗 (7.4) ( 絶縁体上にテープを施して識別してもよい ) e) 屈曲 (7.5) 条数 低減率 c) より合せ (5.6) f) 耐炎 (7.8) ( 介在物水密コンパウンド ) g) 水密 (7.9) ( より合わせ上にテープを施してもよい ) h) 滴下 (7.10) d) クロロプレンゴムシース (5.8.3) i) 耐水圧 (7.11) j) 材料 (7.15)

25 記号 対線数心数 公称断面積 導体素線数 / 素線径 付表 V 水密電子機器用 EP ゴム絶縁クロロプレンゴムシースケーブル (WTTPN) 外径 絶縁体厚さ シース厚さ 仕上外径 仕上外径許容差 導体抵抗 試験電圧 (5 分 ) 絶縁抵抗 概算質量 許容電流交流 (60Hz, 400Hz), 直流 mm 2 mm mm mm mm mm mm Ω/km V MΩkm kg / km m WTTPN / ± ± ± ± 標準条長 1. 構成 適用箇条番号 2. 試験項目 箇条番号 ( 参考 ) 備考 a) すずめっき軟銅線 (5.1) a) 構造 (7.1) a) 公称電圧 許容電流の値は,6 条以下を並列に並べ b)ep ゴム絶縁体 ( 識別 ) [5.2.1 及び b)]b) 導体抵抗 (7.2) C:250V たもので,7 条以上の場合は上記の値の ( 絶縁体上にテープを施して識別してもよい ) c) 耐電圧 (7.3) DC:450V 85% とする c) 対より (5.5.1) d) 絶縁抵抗 (7.4) b) 導体許容温度 :85 ( 介在物水密コンパウンド ) e) 屈曲 (7.5) ( 対より上にテープを施してもよい ) f) 耐炎 (7.8) d) より合せ (5.6) g) 水密 (7.9) ( 介在物水密コンパウンド ) h) 耐水圧 (7.11) ( より合わせ上にテープを施してもよい ) i) 漏話減衰量 (7.14) e) クロロプレンゴムシース (5.8.3) j) 材料 (7.15) 23

26 記号 線心数 公称断面積 導体素線数 / 素線径 付表 V 水密耐油性艦内通信用 EP ゴム絶縁ふっ素ゴムシースケーブル (WICPF) 外径 絶縁体厚さ シース厚さ 仕上外径 仕上外径許容差 導体抵抗 試験電圧 (5 分 ) 絶縁抵抗 概算質量 許容電流交流 (60Hz, 400Hz), 直流 mm 2 mm mm mm mm mm mm Ω/km V MΩkm kg / km m WICPF 2 2 1/ ± ± 標準条長 構成 適用箇条番号 2. 試験項目 箇条番号 ( 参考 ) 備考 a) すずめっき軟銅線 (5.1) a) 構造 (7.1) a) 公称電圧 許容電流の値は,6 条以下を並列に並べ b)ep ゴム絶縁体 ( 識別 ) [5.2.1 及び b)]b) 導体抵抗 (7.2) C: 660V たもので,7 条以上の場合は上記の値の ( 絶縁体上にテープを施して識別してもよい ) c) 耐電圧 (7.3) DC:1000V 85% とする c) より合せ (5.6) d) 絶縁抵抗 (7.4) b) 導体許容温度 :85 ( 介在物水密コンパウンド ) e) 屈曲 (7.5) ( より合わせ上にテープを施してもよい ) f) 耐炎 (7.8) d) ふっ素ゴム内部シース (5.8.4) g) 水密 (7.9) e) 補強層 (5.9) h) 耐水圧 (7.11) f) ふっ素ゴム外部シース (5.8.4) i) 材料 (7.15)

27 記号 線心数 公称断面積 導体素線数 / 素線径 付表 15 水密耐油性 9 心消磁用 EP ゴム絶縁ふっ素ゴムシースケーブル (WDG9PF) 水密耐油性 12 心消磁用 EP ゴム絶縁ふっ素ゴムシースケーブル (WDG12PF) 水密耐油性 19 心消磁用 EP ゴム絶縁ふっ素ゴムシースケーブル (WDG19PF) 外径 絶縁体厚さ シース厚さ 仕上外径 仕上外径許容差 導体抵抗 試験電圧 (5 分 ) 絶縁抵抗 概算質量 許容電流直流 mm 2 mm mm mm mm mm mm Ω/km V MΩkm kg / km m WDG9PF / ± / ± WDG12PF / ± / ± WDG19PF / ± / ± 標準条長 1. 構成 適用箇条番号 2. 試験項目 箇条番号 ( 参考 ) 備考 a) すずめっき軟銅より線 (5.1) a) 構造 (7.1) a) 公称電圧 許容電流の値は, 空中 1 条の場合のもの ( 水密コンパウンド充てん ) b) 導体抵抗 (7.2) DC:450V で,2 条以上の場合, 電流低減率は次の ( 導体上に適切なセパレータを用いてもよい ) c) 耐電圧 (7.3) b) 導体許容温度 :85 とおりとする b)ep ゴム絶縁体 ( 識別 ) [5.2.1 及び b)]d) 絶縁抵抗 (7.4) ( 絶縁体上にテープを施して識別してもよい ) e) 屈曲 (7.5) 条数 低減率 c) より合せ (5.6) f) 難燃 (7.7) ( 介在物水密コンパウンド ) g) 水密 (7.9) ( より合わせ上にテープを施してもよい ) h) 滴下 (7.10) d) ふっ素ゴム内部シース (5.8.4) i) 耐水圧 (7.11) e) 補強層 (5.9) j) 材料 (7.15) f) ふっ素ゴム外部シース (5.8.4)

28 記号 WTTXCS 付表 V 水密電子機器用ポリメチルペンテン絶縁ポリオレフィンエラストマーシースあじろがい装ケーブル ( 一括遮へい付 )(WTTXCS) 対数 線心数 導体素線径 / 素線数 絶縁体厚さ 遮へい編組線径 シース厚さ シース外径 あじろがい装線径 仕上外径 シース及び仕上外径許容差 導体抵抗 試験電圧 (5 分 ) 絶縁抵抗 概算質量 許容電流 公称断面積 外径 交流 (60Hz, 400Hz), 直流 周囲 周囲 温度 温度 mm 2 mm mm mm mm mm mm mm mm mm Ω/km V MΩkm kg/km / ± 標準条長 m ± ± ± ± ± 構成 適用箇条番号 2. 試験項目 箇条番号 ( 参考 ) 備考 a) すずめっき軟銅線 (5.1) a) 構造 (7.1) (1) 公称電圧 許容電流の値は 6 条以下を並列に並べ b) ポリメチルペンテン絶縁体 ( 識別 ) [5.2.4 及び a)]b) 導体抵抗 (7.2) C:250V たもので 7 条以上の場合は上記の値の c) 対より ( 介在物水密コンパウンド ) (5.5.1) c) 耐電圧 (7.3) DC:450V 85% とする ( 対より上にテープを施してもよい ) d) 絶縁抵抗 (7.4) (2) 導体許容温度 :75 d) より合わせ e) 屈曲 (7.5) ( 介在物水密コンパウンド ) (5.6) f) 低温屈曲 (7.6) ( より合わせ上にテープを施してもよい ) g) 難燃 (7.7) e) 遮へい編組 (5.7) h) 水密 (7.9) f) ポリオレフィンエラストマーシース (5.8.1) i) 耐水圧 (7.11) g) あじろがい装 (5.10) j) 材料 (7.15) h) ペイント (5.11)

29 27 艦船用水密電線 解説 この解説は, 本件に規定 記載した事柄並びにこれらに関連した事柄を説明するもので, 規格の一 部ではない 1. 作成の経緯 1.1 改正の趣旨 NDS F 8764の改正は, 旧版制定以降の諸情勢の変化に対応し, 規格内容の見直し等の改正を行うことを趣旨とするものである 1.2 改正時の経緯等 初版制定の経緯等艦船建造合理化の一環として,NDS XXF 8701CがNDS F 8701Dに改正されたのに伴い, 規格使用上の便宜を図るとともに品質統一を目途として, 昭和 46 年に, 従来 6 種の規格として別個に規定されていたものを見直し統合して作成された この規格の制定により, 艦船用電線関係規格は, 数種の特殊ケーブルを除き, 次の3 種類に統合された NDS F 8701( 艦船用電線 ) NDS F 8763( 艦船用遮へい付き電線 ) NDS F 8764( 艦船用水密電線 ) 従来の規格とNDS F 8764との対照表を解説付表 1に示す B 版制定の経緯等 JIS C 3410の改正により, 電線の絶縁材料として陸上ケーブルに広く使われつつあったエチレンプロピレン ( 以下 EPという ) ゴムが従来の天然ゴム及びブチルゴムにかわって採用された そこで, 昭和 52 年にNDS F 8764も絶縁材料としてEPゴムを採用するとともに, 水密性の向上を織り込み,B 版を作成した NDS F 8764とNDS F 8764Bと対照表を解説付表 2に示す C 版制定の経緯等 NDS F 8764Bでは, 電線 1 本の燃焼試験である耐炎性には満足する しかし, 実際の電路に見られるような多条布設の場合は火災時の延焼性も高く, また, 燃焼時に多量の煙や塩化水素などの腐食性の強い有毒ガスが発生し, 艦内消化活動の妨げや配電盤などの金属物の腐食などの2 次災害ももたらす そこで, 平成元年に火災時の安全対策という点から, 多条布設においても難燃性を有し, 塩化水素に代表されるハロゲン系の有毒ガスの発生がなく, 煙の発生量も少ないノンハロゲン難燃電線に全面的に改め,C 版を作成した また, 今後の使用が見込まれるものについても, 同様の要求に応えるように検討し,C 版に採用した ただし,B 版に規定されていたWICPN,WTTPN 及び使用実績のあるWDGPNは, シース材料をクロロプレンからノンハロゲン材料のポリオレフィン又はポリオレフィンエラストマーに変更した場合, 内殻貫通電線として, 使用に耐えるかどうか未確認であるためそのまま残した NDS F 8764BとNDS F 8764Cとの対照表を解説付表 3に示す D 版制定の経緯等平成元年のC 版制定後もNDS F 8764 及び,NDS F 8764Bが艦船用水密電線の 解 1

30 28 規格として存続していた そこで, 艦船用水密電線の今後の使用見込みを調査し, 使用見込みのない電線は規格から除外し, これまで規格化されていないが使用実績のある電線及び, 今後の使用が見込まれる電線の新たな規格化の調査を行い, 現状及び今後の実情に合う規格を制定して, 前記 3 種の規格の統合を図ることにした そのため, 平成 5 年に社団法人日本電線工業会に作業を委託し, 工業会内に組織した 艦船用水密電線規格改正原案作成委員会 ( 委員長株式会社フジクラ ) で検討を行った その結果, 電線の技術的進歩を考慮した規格運用上の問題点の調査検討結果を織り込み,D 版を作成した D 版での主な改正は以下のとおりである 1) NDS F 8764に規定されている電線は, 今後の使用見込みがないため規格化対象から除外した 2) NDS F 8764Bに規定されている電線は,WICPN 及びWTTPNについては今後の使用が見込まれるので規格化対象とし, その他は今後の使用見込みがないため, 規格化対象から除外した 3) NDS F 8764Cに規定されている電線は, 全面的に今後の使用が見込まれるため規格化対象とした 4) 今後の使用が見込まれる新たな電線として, 水密耐油性の9 心及び19 心の消磁用電線をWDG9PF 及びWDG19PFとして規格対象とした 5) 従来から使用実績のある水密電子機器用各対遮へい付きケーブル (WTTPC-S) を導体単線からより線に変更し, 新たに規格化対象とした 6) 単位系をSI 単位系に統一した 上記 4) の成果については, 平成 2 年度に防衛庁技術研究本部が, 社団法人日本防衛装備工業会に委託した 潜水艦用耐油性水密消磁ケーブルの調査研究 の成果及び防衛庁技術研究本部技報を踏まえたものである NDS F 8764CとNDS F 8764Dとの対照表を解説付表 4に示す D 版制定時の主な項目の改正の要求, 補足説明など参考となる事項を解説表 1に示す 解説表 1 箇条番号項目説明 2 種類 記号 1)250 V 水密電子機器用 EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースあじろがい装ケーブル ( 各対遮へい付 )(WTTPC-S) を追加した 2)660 V 水密艦内通信用 EP 絶縁ふっ素ゴムシースケーブルに耐油性の旨を明記し,660 V 水密耐油性艦内通信用 EPゴム絶縁ふっ素ゴムシースケーブルとした ただし材料の変更は行っていないので従来の記号をそのまま採用した 3) 新たに水密耐油性 9 心消磁用 EPゴム絶縁ふっ素ゴムシースケーブル (WDG9PF) 及び, 水密耐油性 19 心消磁用 EPゴム絶縁ふっ素ゴムシースケーブル (WDG19PF) を追加した 3 性能新たに WTTPC-S,WDG9PF 及び WDG19PF を追加したことに伴い, これらの 水密性を追加した 解 2

31 29 解説表 1( 続き ) 箇条番号 項目 説明 4.2 絶縁体 絶縁体厚さの許容差を規定した表の該当電線の記号の欄をNDS F 8701の表現に合わせて訂正した 4.8 シース シース厚さの許容差を規定した表の該当電線の欄をNDS F 8701の表現に合わせて訂正した 5.2 水密コン パウンド 今回追加する WDG9PF,WDG19PF に使用する水密コンパウンドはノンハロゲ ン材料でなくてもよいこととした 5.4 テープ 今回追加するWDG9PF,WDG19PFに使用するテープはノンハロゲン材料でなくてもよいこととした 5.6 シース ふっ素ゴムシースの材料特性の表をJISの様式に合わせた 表中の引張り強さの単位をSI 単位系とした 従来単位への換算は次のとおりとする Kgf/mm 2 =MPa 1/ 滴下試験 今回追加したWTTPC-S,WDG9PF 及びWDG19PFの試験温度を (85±1) とした 7 呼び方 WICPF 及び今回追加したWTTPC-S,WDG9PF,WDG19PFについて表現をNDS F 8701に合わせた E 版制定の経緯等艦船用水密電線の今後の使用見込みを調査し, 使用見込みのない電線を規格から除外し, これまで規格化されていないが使用実績のある電線及び, 今後の使用が見込まれる電線の新たな規格化の調査を行った また,E 版制定の原案作成は, 平成 16 年度に防衛庁技術研究本部が社団法人日本電線工業会に作業を実施させた 工業会は, 三菱重工業 ( 株 ),( 株 ) 川崎造船,( 株 ) アイ エイチ アイマリンユナテッド, 寺崎電気産業 ( 株 ),( 株 ) 北澤電機製作所,( 株 ) フジクラ, 古河電気工業 ( 株 ), 日立電線 ( 株 ), 有職者, 防衛庁海上幕僚監部技術部第 1 課, 防衛庁海上幕僚監部装備部艦船課, 防衛庁技術研究本部技術開発官 ( 船舶担当 ) 付第 4 開発室, 防衛庁技術研究本部技術開発官 ( 船舶担当 ) 付第 5 設計室, 防衛庁技術研究本部第 1 研究所第 4 部艦艇機器研究室及び防衛庁技術研究本部技術部技術情報管理課による委員会 [ 委員長 :( 株 ) フジクラ ] を組織して改正規格原案調査を実施した 検討にあたって, 平成 13 年度に防衛庁技術本部が社団法人日本電線工業会に委託した 艦船用電線 (NDS F 8701G) 外 3 件の見直し調査作業 の報告書を参考にした 併せて,D 版制定以降の諸情勢の変化に対応し, 規格内容の見直し等を実施した E 版での主な改正は次のとおりである 1) NDS F 8764Dに規定されている品種のWICPLは, その代わりとしてWICPFが使用される 解 3

32 30 このため今後使用される見込みがないので, 廃止した 2) 今後の使用が見込まれる新たな電線として, 線心数を追加した3 品種の水密耐油性消磁用 EPゴム絶縁ふっ素ゴムシースケーブル12 心 (WDG12PF),250 V 水密電子機器用 EPゴム絶縁クロロプレンゴムシースケーブル5 対 (WTTPN-5) 及び660 V 水密耐油性艦内通信用 EPゴム絶縁ふっ素ゴムシースケーブル2 心 (WICPF-2) を規格対象とした なお, WICPF-2は, 従来より使用実績がある 3) 従来から使用実績のある250 V 水密電子機器用ポリエチルペンテン絶縁ポリオレフィンエラスマーシースあじろがい装ケーブル ( 一括遮へい付 )(WTTXCS) を規格対象とした 今回新しく規格化するケーブルであるが, 細径及び軽量化を目的として絶縁体にポリメチルペンテン材料を採用し, 絶縁体厚さを薄くしたものである ポリメチレンペンテン材料は, ノンハロゲン, 耐熱性, 電気特性等が優れているが, 今回規格化したポリメチルペンテン材料は更に低温特性を改良したものであり, -10 で 4 時間冷却した線心を線心外径 3 倍径円筒の巻きつける低温巻付性に合格し, 実使用に耐えるものである NDS F 8764DとNDS との対照表を解説付表 5に示す E 版制定時の主な項目の改正の要求, 補足説明など参考となる事項を解説表 2に示す 解説表 2 箇条番号項目説明 2 引用規格 1) JIS Z 8301の様式に合わせて引用規格を本項に移した 3. 表 1 種類 記号 1) 使用状況調査結果からWICPLを削除した 2) 使用状況調査結果からWDG12PF,WTTXCSを追加した 3) クロロプレンシースをクロロプレンゴムシースと正式名称とした 3. 表 2 分類 分類 名 1) WDG12PF の分類名及び文字を追加した 分類名 : 耐油性 12 心消磁用文字 :DG12 2) WTTXCSの分類名及び文字を追加した 分類名 : ポリメチルペンテン絶縁文字 :X 分類名 : 一括遮へい付文字 :S 4. 性能 1) WICPLを削除したので, 水密性よりWICPLを削除した 2) WTTXCSの追加により, 低温屈曲性を追加した 3) WDG12PFの追加により, 水密性にWDG12PFを追加した 4) WTTXCSの追加により, 水密性にWTTXCSを追加した 5.2 絶縁体 1) 表 4にWTTXCSを追加した 2) WTTXCSの追加により,5.2.4 ポリメチルペンテン絶縁体を追加した 解 4

33 31 解説表 2( 続き ) 箇条番号 項目 説明 5.4 識別 1) WTTXCSの識別としてa) 色別による識別を追加し,b) ナンバリングによる識別と分けた 5.8 シース 1) クロロプレンシースをクロロプレンゴムシースと正式名称とした 6.3 絶縁体 1) WTTXCSの追加によりポリメチルペンテンの材料特性を追加した 7. 試験方法 1) WTTXCSの追加により低温屈曲試験を追加した 付表 13 WTTPN-5を追加した 付表 14 WICPF-2を追加した 付表 15 WDG12PFを追加した 付表 16 WTTXCSを追加した 付表よりWICPLを削除した 解 5

34 解 6 解説付表 1 従来の規格とNDS F 8764との対照表 従来規格 NDS F 8764 規格番号 種類 記号 種類 記号 NDS XXF 8738C 水密単心ゴム絶縁水密 2 心ゴム絶縁水密 3 心ゴム絶縁 WSRNC WDRNC WTRNC 660 V 水密単心ゴム絶縁 660 V 水密 2 心ゴム絶縁 660 V 水密 3 心ゴム絶縁 WSRNC WDRNC WTRNC NDS F 8751B 水密単心ブチルゴム絶縁水密 2 心ブチルゴム絶縁水密 3 心ブチルゴム絶縁艦船用 660 V 水密艦内通信用ゴム絶縁 WSBNC WDBNC WTBNC WICNC 660 V 水密単心ブチルゴム絶縁 660 V 水密 2 心ブチルゴム絶縁 660 V 水密 3 心ブチルゴム絶縁 660 V 水密艦内通信用ゴム絶縁 NDS XXF 8740C 水密艦内通信用ゴム絶縁クロロプレンシースケーブル WLICN 250 V 水密艦内通信用コ ム絶縁クロロプレンシースケー WLICN ブル NDS XXF 8739C 250 V 水密艦内通信用ゴム絶縁クロロプレンシースあ WLICNC 250 V 水密艦内通信用ゴム絶縁クロロプレンシースあ WLICNC じろがい装ケーブル じろがい装ケーブル NDS XXF 8746B 10 対電子機器用クロロプレンシースケーブル WTTN V 水密電子機器用クロロプレンシースケーブル WTTN NDS XXF 8736C 単心消磁用ブチルゴム絶縁中心消磁用ブチルゴム絶縁鉛被ケーブル SDGNC SDGLY 水密単心消磁用ブチルゴム絶縁水密単心消磁用ブチルゴム絶縁鉛被ケーブル WSDGNC WSDGLY WSBNC WDBNC WTBNC WICNC 32

35 解 7 解説付表 2 NDS F 8764とNDS F 8764Bとの対照表 NDS F 8764B NDS F 8764 種類 記号 種類 記号 1100 V 水密単心 EPゴム絶縁 WHSPNC 660 V 水密単心 EPゴム絶縁 WSPNC 660 V 水密単心ゴム絶縁 WSRNC 660 V 水密単心ブチルゴム絶縁 WSBNC 660 V 水密 2 心 EPゴム絶縁 WDPNC 660 V 水密 2 心ゴム絶縁 WDRNC 660 V 水密 2 心ブチルゴム絶縁 WDBNC 660 V 水密 3 心 EPゴム絶縁 WTPNC 660 V 水密 3 心ゴム絶縁 WTRNC 660 V 水密 3 心ブチルゴム絶縁 WTBNC 660 V 水密艦内通信用 EPゴム絶縁 WICPNC 660 V 水密艦内通信用ゴム絶縁 WICNC 250 V 水密艦内通信用ゴム絶縁 WLICNC 660 V 水密艦内通信用 EPゴム絶縁 WICPN 250 V 水密艦内通信用ゴム絶縁 WLICN クロロプレンシースケーブル クロロプレンシースケーブル 600 V 水密遮へい付 3 個より多心ポリエチレン絶縁ビニルシー WM3EYCS スあじろがい装ケープル 250 V 水密電子機器用 EPゴム絶縁 WTTPN 250 V 水密電子機器用クロロプレンシースケーブル WTTN クロロプレンシースケーブル 水密 19 心消磁用 EPゴム絶縁 WDGPNC 水密単心消磁用ブチルゴム絶縁 WSDGNC 水密単心消磁用ブチルゴム絶縁 WSDGLY 鉛被ケーブル 水密補償等線 ( 耐熱用 ) WCSRC 33

36 解 8 解説付表 3 NDS F 8764BとNDS F 8764Cとの対照表 NDS F 8764 B NDS F 8764 C 種類 記号 種類 記号 1100 V 水密単心 EPゴム絶縁 WHSPNC 1100 V 水密単心 EPゴム絶縁ポリオレフィン WHSPC エラストマーシースあじろがい装ケーブル 660 V 水密単心 EPゴム絶縁 WSPNC 660 V 水密単心 EPゴム絶縁ポリオレフィン WSPC エラストマーシースあじろがい装ケーブル 660 V 水密 2 心 EPゴム絶縁 WDPNC 660 V 水密 2 心 EPゴム絶縁ポリオレフィン WDPC エラストマーシースあじろがい装ケーブル 660 V 水密 3 心 EPゴム絶縁 WTPNC 660 V 水密 3 心 EPゴム絶縁ポリオレフィン WTPC エラストマーシースあじろがい装ケーブル 660 V 水密艦内通信用 EPゴム絶縁 WICPNC 660 V 水密艦内通信用 EPゴム絶緑ポリオレフィン WICPC エラストマーシースあじろがい装ケーブル 水密 19 心消磁用 EPゴム絶縁 WDGPNC 水密 19 心消磁用 EPゴム絶縁ポリオレフィン WDGPC エラストマーシースあじろがい装ケーブル 660 V 水密遮へい3 個より多心ポリエチレン WM3EYCS 660 V 水密 3 個より多心ポリエチレン絶縁ポリオレフィン WM3EOC-S 絶緑ビニルシースあじろがい装ケーブル シースあじろがい装ケーブル ( 各 3 個より遮へい付 ) 水密補償導線 ( 耐熱用 ) WCSRC 水密補償導線 ( 耐熱用 ) WCSIC 660 V 水密艦内通信用 EPゴム絶縁 WICPN 同左 ( 継続 ) WICPN クロロプレンシースケーブル 250 V 水密電子機器用 EPゴム絶縁 WTTPN 同左 ( 継続 ) WTTPN クロロプレンシースケーブル 660 V 水密艦内通信用 EPゴム絶縁 WICPNL 660 V 水密艦内通信用 EPゴム絶縁 WICPL クロロプレンシース鉛被ケーブル ポリオレフィンエラストマーシース鉛被ケーブル 250 V 水密電子機器用 EPゴム絶縁 WTTPNC 250 V 水密電子機器用 EPゴム絶縁ポリオレフィンエラス WTTPC トマーシースあじろがい装ケーブル 水密 9 心消磁用 EPゴム絶縁クロロプレンシースケーブル WDGPN 660 V 水密艦内通信用 EPゴム絶縁ふっ素ゴムシースケーブル WICPF 34

37 解 9 解説付表 4 NDS F 8764CとNDS F 8764Dとの対照表 NDS F 8764 C NDS F 8764 D 種類 記号 種類 記号 1100 V 水密単心 EPゴム絶緑ポリオレフィンエラストマ WHSPC 同左 ( 継続 ) WHSPC ーシースあじろがい装ケーブル 660 V 水密単心 EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマー WSPC 同左 ( 継続 ) WSPC シースあじろがい装ケーブル 660 V 水密 2 心 EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマー WDPC 同左 ( 継続 ) WDPC シースあじろがい装ケーブル 660 V 水密 3 心 EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマー WTPC 同左 ( 継続 ) WTPC シースあじろがい装ケーブル 660 V 水密艦内通信用 EPゴム絶縁ポリオレフィンエラス WICPC 同左 ( 継続 ) WICPC トマーシースあじろがい装ケーブル 660V 水密艦内通信用 EPゴム絶縁ポリオレフィンエラス WICPL 同左 ( 継続 ) WICPL トマーシース鉛被ケーブル 水密 19 心消磁用 EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマー WDGPC 同左 ( 継続 ) WDGPC シースあじろがい装ケーブル 250 V 水密電子機器用 EPゴム絶縁ポリオレフィンエラス WTTPC 同左 ( 継続 ) WTTPC トマーシースあじろがい装ケーブル 250 V 水密電子機器用 EPゴム絶縁ポリオレフィンエラス WTTPC-S トマーシースあじろがい装ケーブル ( 各対遮へい付 ) 600 V 水密 3 個より多心ポリエチレン絶縁ポリオレフィ WM3EOC-S 同左 ( 継続 ) WM3EOC-S ンシースあじろがい装ケーブル ( 各 3 個より遮へい付 ) 水密補償導線 ( 耐熱用 ) WCSIC 同左 ( 継続 ) WCSIC 660 V 水密艦内通信用 EPゴム絶縁 WICPN 同左 ( 継続 ) WICPN クロロプレンシースケーブル 水密 9 心消磁用 EPゴム絶縁 WDGPN 同左 ( 継続 ) WDGPN クロロプレンシースケーブル 250 V 水密電子機器用 EPゴム絶緑 WTTPN 同左 ( 継続 ) WTTPN クロロプレンシースケーブル 660 V 水密艦内通信用 EPゴム絶縁 WICPF 660 V 水密耐油性艦内通信用 EPゴム絶縁 WICPF ふっ素ゴムシースケーブル ふっ素ゴムシースケーブル 水密耐油性 9 心消磁用 EPゴム絶縁 WDG9PF ふっ素ゴムシースケーブル 水密耐油性 19 心消磁用 EPゴム絶縁ふっ素ゴムシースケーブル WDG19PF 35

38 解 10 解説付表 5 NDS F 8764DとNDS との対照表 NDS F 8764 D NDS F 8764 E 種類 記号 種類 記号 1100 V 水密単心 EPゴム絶緑ポリオレフィンエラストマ WHSPC 同左 ( 継続 ) WHSPC ーシースあじろがい装ケーブル 660 V 水密単心 EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマー WSPC 同左 ( 継続 ) WSPC シースあじろがい装ケーブル 660 V 水密 2 心 EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマー WDPC 同左 ( 継続 ) WDPC シースあじろがい装ケーブル 660 V 水密 3 心 EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマー WTPC 同左 ( 継続 ) WTPC シースあじろがい装ケーブル 660 V 水密艦内通信用 EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシースあじろがい装ケーブル WICPC 同左 ( 継続 ) WICPC 660V 水密艦内通信用 EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマーシース鉛被ケーブル WICPL - - 水密 19 心消磁用 EPゴム絶縁ポリオレフィンエラストマー WDGPC 同左 ( 継続 ) WDGPC シースあじろがい装ケーブル 250 V 水密電子機器用 EPゴム絶縁ポリオレフィンエラス WTTPC 同左 ( 継続 ) WTTPC トマーシースあじろがい装ケーブル V 水密電子機器用 EPゴム絶縁ポリオレフィンエラスト WTTPC-S マーシースあじろがい装ケーブル ( 各対遮へい付 ) 600 V 水密 3 個より多心ポリエチレン絶縁ポリオレフィ WM3EOC-S 同左 ( 継続 ) WM3EOC-S ンシースあじろがい装ケーブル ( 各 3 個より遮へい付 ) 水密補償導線 ( 耐熱用 ) WCSIC 同左 ( 継続 ) WCSIC 660 V 水密艦内通信用 EPゴム絶縁 WICPN 660 V 水密艦内通信用 EPゴム絶縁 WICPN クロロプレンシースケーブル クロロプレンゴムシースケーブル 水密 9 心消磁用 EPゴム絶縁 WDGPN 水密 9 心消磁用 EPゴム絶縁 WDGPN クロロプレンシースケーブル クロロプレンゴムシースケーブル 250 V 水密電子機器用 EPゴム絶緑 WTTPN 250 V 水密電子機器用 EPゴム絶緑 WTTPN クロロプレンシースケーブル クロロプレンゴムシースケーブル 660 V 水密艦内通信用 EPゴム絶縁 WICPF 660 V 水密耐油性艦内通信用 EPゴム絶縁 WICPF ふっ素ゴムシースケーブル ふっ素ゴムシースケーブル 水密耐油性 9 心消磁用 EPゴム絶縁 WDG9PF 同左 ( 継続 ) WDG9PF ふっ素ゴムシースケーブル 水密耐油性 12 心消磁用 EPゴム絶縁ふっ素ゴムシースケーブル WDG12PF 36

39 解説付表 5 NDS F 8764D と NDS との対照表 ( 続き ) NDS F 8764 D NDS F 8764 E 種類 記号 種類 記号 水密耐油性 19 心消磁用 EPゴム絶縁 WDG19PF 同左 ( 継続 ) WDG19PF ふっ素ゴムシースケーブル 250 V 水密電子機器用ポリメチルペンテン絶縁ポリオレフィンエラストマーシースあじろがい装ケーブル ( 一括遮へい付 ) WTTXCS 解