目次 1. サポート環境 ライセンスタイプ 旧バージョンからのバージョンアップ プログラムのインストール ライセンス更新 DIANA9.6 のデータファイル (dat,dcf ファイル ) の変換

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1 DIANA10.1 インストールマニュアル (Linux 版 ) 2017 年 1 月 JIP テクノサイエンス株式会社

2 目次 1. サポート環境 ライセンスタイプ 旧バージョンからのバージョンアップ プログラムのインストール ライセンス更新 DIANA9.6 のデータファイル (dat,dcf ファイル ) の変換 プログラムのインストール プログラムの入手方法 HASP ドライバのインストール (Windows) DIANA10.1 のインストール (Linux) ライセンス更新 概要 SL/SL-Net のライセンス更新方法 ライセンスとプログラム動作の確認方法 localhost 上からのライセンス確認方法 コマンドボックス上からのライセンス確認方法 SL/SL-Net 使用マシンの環境設定 SL-Net のアクセス許可 (SL-Net のみ ) ライセンス認証マシンの変更方法 (SL および SL-Net) ライセンスの分離方法 (SL-Net のみ ) マニュアル閲覧方法 ユーザサブルーチンの利用環境 FAQ インストール関連 ライセンス更新関連 プログラム動作関連 お問い合わせ先... 57

3 1. サポート環境 DIANA10.1 は 表 1-1 に示す環境でサポートされています ただし サポートされているプラットフォームは x86-64(64 ビット OS) のみとなっています 表 1-1 DIANA10.1 でサポートされる環境 (* ) オペレーティングシステム プラットフォーム コンパイラ ( ユーザサブルーチン利用時に必要となります ) Red Hat Enterprise Linux 7.3 CentOS 7.3 x86-64 Intel Parallel Studio XE 2017 update 1 ( ) (*) 並列直接スパースソルバーは サポートされているすべての環境下で利用可能です また グラフィックボードに関しては NVIDIA Quadro 系列のものが推奨されています 詳細は開発元 (DIANA FEA 社 ) の HP をご参照ください URL

4 2. ライセンスタイプ DIANA10 のライセンスタイプは以下の 2 種類となっています 本章では各ライセンスタイプの特徴について説明していますので ライセンスの更新や設定等に関する詳細については本マニュアルの5~7 章をご覧ください SL(Soft Lock) スタンドアロン型のライセンスタイプです ライセンスを認証したマシンでのみ DIANA は使用可能です なお ライセンスを認証するマシンは手動で変更することが可能です SL-Net(Soft Lock-Net) ネットワーク型のライセンスタイプです ライセンスを認証したマシンがライセンスサーバとなり ライセンスサーバと同一 LAN 内にあるマシン ( ライセンスサーバ自体を含む ) でのみ DIANA は使用可能です なお ライセンスサーバは手動で変更することが可能です マシン認証による管理 SL SL-Net 同一 LAN 環境 マシン認証 マシン認証 ライセンスサーバ クライアント 図 2-1 DIANA10.1 のライセンスタイプ - 2 -

5 3. 旧バージョンからのバージョンアップ 3.1 プログラムのインストール DIANA10.1 は DIANA の旧バージョン (DIANA9.6 以前 ) と同一のマシンに共存させることが可能ですので 4.3 節の手順に従ってインストールしてください なお DIANA の旧バージョンが不要である場合はアンインストールしてください 3.2 ライセンス更新 DIANA の旧バージョン (DIANA9.6 以前 ) からバージョンアップされる場合は DIANA10.1 を使用するためにライセンスの更新が必要になります 4 章の手順に従って各プログラムをインストールした後に 下記に示すライセンスタイプごとの手順に従ってライセンス発行のための手続きを行ってください SL または SL-Net タイプ 本インストールマニュアルの5 章 ライセンス更新 をご覧ください HL タイプ 別資料 HL タイプのライセンス更新について をご覧ください なお 別資料は下記 URL の弊社解析ソフトウエア Q&A サポートサイトのホーム画面からダウンロード可能です 解析ソフトウエア Q&A サポートサイト URL: 3.3 DIANA9.6 のデータファイル (dat,dcf ファイル ) の変換 DIANA9.6 でご利用されたデータファイル (dat,dcf ファイル ) は データ変換することにより DIANA10.1 でご利用可能です DIANA10.1 へのデータ変換手順については 本インストールマニュアルの10 章 FAQ の 項をご覧ください - 3 -

6 4. プログラムのインストール 4.1 プログラムの入手方法 (1)Windows 用 HASP ドライバ以下のどちらかの方法で HASP ドライバのインストーラを入手します 開発元ホームページからダウンロードする方法 図 4-1 に示すように 開発元のホームページにアクセスし HASP Driver をクリックして HASP ドライバのインストーラをダウンロードします 開発元のホームページ URL: クリックしてダウンロード 図 4-1 プログラムのダウンロードページ インストールメディアから保存する方法 インストールメディアをお持ちの場合 インストールメディア内にある HASP ドライバのインストーラ haspdinst.exe をアクセス許可のある場所( 任意のフォルダ ) に保存してください - 4 -

7 (2)Linux 用 HASP ドライバ以下のどちらかの方法で HASP ドライバのインストーラを入手します 開発元ホームページからダウンロードする方法 図 4-2 に示すように 開発元のホームページにアクセスし HASP Driver for linux をクリックして Linux 用の HASP ドライバのインストーラをダウンロードします 開発元のホームページ URL: クリックしてダウンロード 図 4-2 プログラムのダウンロードページ インストールメディアから保存する方法 インストールメディアをお持ちの場合 インストールメディア内にある Linux 用の HASP ドライバのインストーラ aksusbd i386.tar をアクセス許可のある場所 ( 任意のフォルダ ) に保存してください - 5 -

8 (3)Linux 用 DIANA10.1 以下のどちらかの方法で DIANA10.1 のインストーラを入手します 開発元ホームページからダウンロードする方法 図 4-3 に示すように 開発元のホームページにアクセスし DIANA 10.1 for RedHat Enterprise Linux をクリックして Linux 用の DIANA10.1 のインストーラをダウンロードします 開発元のホームページ URL: クリックしてダウンロード 図 4-3 プログラムのダウンロードページ インストールメディアから保存する方法 インストールメディアをお持ちの場合 インストールメディア内にある DIANA10.1 のプログラムファイル dianalinux.tar.gz をアクセス許可のある場所( 任意のフォルダ ) に保存してください - 6 -

9 4.2 HASP ドライバのインストール (Windows) HASP ドライバのインストールに関してエラー等が生じる場合は 10 章 FAQ をご参照ください インストール対象は以下のマシンとなります SL : DIANA を使用するマシン SL-Net : DIANA を使用するマシンおよびライセンスサーバとなるマシン (1) インストーラの保存 4.1 節の方法により HASP ドライバのインストーラ haspdinst.exe をアクセス許可のある場所 ( 任意のフォルダ ) に保存してください ここでは例として C ドライブの直下に保存してあるものとします (2)HASP ドライバのインストール [ スタート ]-[ すべてのプログラム ]-[ アクセサリ ] にある [ コマンドプロンプト ] 上で右クリックし 管理者として実行 を選択します すると Windows のコマンドプロンプトが起動するので 図 4-4 に示すように HASP ドライバのインストーラを保存したフォルダに移動し以下の実行コマンドを入力します 実行コマンド : haspdinst.exe i 図 4-4 インストーラの実行 コマンドを実行すると図 4-5 のウィンドウがしばらく表示された後 図 4-6 に示すウィンドウが表示されますので [OK] をクリックして閉じてください 続けて コマンドプロンプトの右上にある [ ] をクリックしてウィンドウを閉じてください 図 4-5 インストール実行中 図 4-6 インストール完了 - 7 -

10 4.3 DIANA10.1 のインストール (Linux) インストールディレクトリは任意の場所に指定可能であり そこに DIANA の実行ファイルや設定ファイル一式がインストールされます なお インストール時にはライセンスが設定されていなくても構いません (1) ログインアカウントスーパーユーザ (root) として DIANA10.1 をインストールするマシンにログインします (2) インストールディレクトリの作成 DIANA10.1 をインストールするディレクトリを作成します このディレクトリには DIANA10.1 を使用する全てのアカウントに対して読み取りと実行のパーミッション ( 権限 ) を与える設定を行ってください なお 設定方法等の詳細はシステム管理者の方にご確認ください また 必要となるディスク領域は約 1.9GB です 例インストールディレクトリはアプリケーション用のディレクトリ以下に作成し アプリケーションは別途管理していただくことを推奨致します DVD-ROM を用いる場合は以下の手順によりマウントしてください ダウンロードによりプログラムを入手する場合は 本手順は不要です (4) に進んでください (3)DVD-ROM のマウント DIANA10.1 のインストール DVD-ROM を挿入します 自動的にマウントされない場合は 次の手順により DVD-ROM のマウントを行ってください なお DVD-ROM の自動マウント方法につきましては システム管理者の方にご確認ください 1DVD-ROM をマウントするためのディレクトリを作成してください 下記は一例です また 既に専用のディレクトリが存在する場合は不要です machine% mkdir /media/dvd 2DVD-ROM をマウントします machine% /bin/mount -r dvdrom_device /media/dvd デバイス名 (dvdrom_device) が不明の場合は システム管理者の方にご確認ください - 8 -

11 (4) プログラムファイルおよび HASP ドライバの保存 4.1 節でダウンロードした Linux 用 HASP ドライバと DIANA10.1 のプログラムファイルを (2) で作成したディレクトリに保存してください 次に下記コマンドにより 保存したプログラムを解凍します プログラムファイル : dianalinux.tar.gz HASP ドライバ : aksusbd i386.tar 解凍コマンド ( プログラムファイル ) : tar zxf dianalinux.tar.gz 解凍コマンド (HASP ドライバ ) : tar xf aksusbd i386.tar (5) パッケージのインストール以下のパッケージをインストールします 実行コマンド : sudo yum install libgcc.i686 glibc.i686 mesa-libgl mesa-libglu libpng libicu (6) 環境設定ファイルの起動解凍したファイルの中に環境設定ファイル (configurediana) がありますので 下記コマンドにより起動します 起動コマンド :./configurediana (6)DIANA10.1 の環境設定 DIANA10.1 を使用する際には 下記コマンドにより DIANA10.1 の環境設定を実行して (DIANA10.1 のパスを通して ) ください ここではインストールディレクトリ名を /app/diana101 としています なお 本設定は端末( ターミナル ) を起動する度に実行する必要があります ただし ログイン時の自動設定を行っている場合は不要です 実行コマンド (B シェルの場合 ) :. /app/diana101/.dialogin 実行コマンド (C シェルの場合 ) : source /app/diana101/.dialogin.csh - 9 -

12 (7)HASP ドライバのインストール (4) で解凍した HASP ドライバのディレクトリ aksusbd i386 に移動し 下記コマンドにより HASP ドライバをインストールしてください 実行コマンド : sudo./dinst もし 以下のメッセージが表示された場合は 32 ビットとの互換パッケージをインストールしてください <メッセージ> The 32bit support is missing. Please install the x86 compatibility packages required by your distribution and retry the installation. See the installation guide for more details. < 互換パッケージのインストール> 実行コマンド : yum install libgcc.i686 glibc.i

13 5. ライセンス更新 5.1 概要 DIANA の保守更新時にはライセンスを更新していただく必要があります ライセンス更新の流れを図 5-1 に示します ( 図中の1~3) ご購入されているライセンスタイプそれぞれについて更新が必要となりますが いずれのライセンスタイプでも基本的には同様の流れとなります なお 初めて DIANA の旧バージョン (DIANA9.6 以前 ) から DIANA10.1 にバージョンアップする場合にもライセンスの更新が必要となります 1c2v ファイル ( ライセンス情報ファイル ) の作成とアップロード ユーザ様 3v2c ファイル ( ライセンス更新用ファイル ) のダウンロードと適用 SL SL-Net SL SL-Net c2v c2v v2c v2c c2v ファイルアップロード v2c ファイルダウンロード JIP テクノサイエンス解析ソフトウエア Q&A サポートサイト 2c2v ファイル受領後 v2c ファイル ( ライセンス更新用ファイル ) をアップロード v2c ファイル発行までには一週間程度のお時間が必要となります 図 5-1 ライセンス更新の流れ

14 5.2 SL/SL-Net のライセンス更新方法 SL/SL-Net のライセンス更新に関してエラー等が生じる場合は 10 章 FAQ をご参照ください (1) ライセンスを設定するマシンの選定 SL および SL-Net はマシン認証のライセンスとなりますので 実際にライセンスを設定するマシンを選定し そのマシン上で (2) 以降の操作を行ってください (2)RUS( ライセンス更新用ツール ) の起動以下のどちらかの方法で RUS( ライセンス更新用ツール ) を起動します 開発元ホームページからダウンロードし起動する方法 図 5-2 に示すように 開発元のホームページにアクセスし DIANA HASP RUS Utility をクリックします アクセス許可のある場所 ( 任意のフォルダ ) に保存した後 dianahasprus.exe を起動します 開発元のホームページ URL: クリックしてダウンロード 図 5-2 プログラムのダウンロードページ インストールメディアから保存し起動する方法 インストールメディアをお持ちの場合 インストールメディア内にある dianahasprus.exe をアクセス許可のある場所( 任意のフォルダ ) に保存し起動します

15 (3)c2v ファイル ( ライセンス情報ファイル ) の作成図 5-3 に示すウィンドウが起動しますので [Collect Status Information] タブを選択します ライセンス未設定のマシンに SL/SL-Net ライセンスを設定する場合は [Installation of new protection key]( 下側 ) にチェックを入れ [Collect Information] をクリックしてください ライセンス設定済みのマシンの SL/SL-Net ライセンスを更新する場合は [Update of existing protection key]( 上側 ) にチェックを入れ [Collect Information] をクリックしてください ライセンス未設定のマシンにライセンスを設定する場合 ライセンス設定済みのマシンのライセンスを更新する場合 図 5-3 c2v ファイルの作成

16 続けて図 5-4 に示すような c2v ファイルの保存画面が表示されますので ファイル名としてライセンスタイプ (SL/SL-Net) を入力し保存してください ファイルを保存したら RUS を閉じてください なお 一台のマシンに複数のライセンスが認識されている場合は [Collect Information] をクリックした後に図 5-5 に示すようなライセンスを選択するウィンドウが表示されます 該当のライセンス (SL-Net または SL) を選択し OK をクリックしてください その後 図 5-4 の画面が表示されます 例 )SL-Net.c2v ファイル名は半角英数字をご使用ください 図 5-4 c2v ファイルの保存 SL-Net または SL を選択 ライセンスを選択した後 OK をクリック 図 5-5 更新するライセンスの選択

17 (4)c2v ファイルのアップロード保存した c2v ファイルを 下記 URL の解析ソフトウエア Q&A サポートサイトにアクセスおよびログインし 図 5-6 に示すように c2v ファイル ( ライセンス情報ファイル ) のアップロード からファイルアップロードしてください アップロード先 : 1 更新手続きには数日 ( 通常 1 週間程度 ) 必要となりますのでお早めにファイルをアップロードしてください 2 ログイン時に必要な会員情報がご不明な場合は fem_sales@cm.jip-ts.co.jp 宛にお問い合わせください 1 ファイルを追加 ボタンをクリックして保存した c2v ファイルを選択します c2v ファイルを 3 つ以上選択する場合は +アップロード数を増やす ボタンをクリックしてください 2c2v ファイル選択後 アップロードする ボタンをクリックし アップロードします 3アップロード完了後に アップロードしたファイル名が表示されているかご確認ください また 合わせて本サイトにご登録されているメールアドレス宛に DIANA c2v ファイル受領 の件名で自動通知メールが届きます 図 5-6 c2v ファイルのアップロード

18 (5)v2c ファイル ( ライセンス更新用ファイル ) の保存 c2v ファイルをアップロードいただいてから数日 ( 通常 1 週間程度 ) で 弊社から v2c ファイル ( ライセンス更新用のファイル ) のアップロード完了通知を ご登録されているメールアドレス宛てにお送りさせていただきます 通知メールが届きましたら 図 5-7 に示す解析ソフトウエア Q&A サポートサイトの v2c ファイル ( ライセンス更新ファイル ) のダウンロード から v2c ファイルをダウンロードし 任意の場所に保存してください 1v2c ファイル名をクリックしてダウンロードし 任意の場所に保存してください 図 5-7 v2c ファイルのダウンロード

19 (6)v2c ファイルの適用 (2) と同様の手順で RUS を起動します 続けて 図 5-8 のように [Apply License File] タブを選択し 保存した v2c ファイルを選択します その後 [Apply update] をクリックします ライセンスの更新が成功した場合は図 5-8 に示すメッセージが表示されますので メッセージを確認後 RUS を閉じてください 保存した v2c ファイルを選択 図 5-8 v2c ファイルの適用 [Apply update] をクリック後 図 5-9 に示すような c2v ファイルの保存画面が表示される場合がありますが c2v ファイルを保存していただく必要はありません キャンセルをクリックしそのままウィンドウを閉じてください また 図 5-8 において Update applied, but acknowledgement not saved! というメッセージが表示される場合がありますが ライセンスの更新は成功していますのでそのまま RUS を閉じてください 図 5-9 c2v ファイルの再保存画面 以上で SL/SL-Net タイプのライセンス更新は完了です

20 6. ライセンスとプログラム動作の確認方法本章では ライセンスとプログラム動作の確認方法について記載しています 本方法により 例えば使用可能なモジュールやライセンスの有効期限等と DIANA10.1 の動作の確認が可能です 6.1 localhost 上からのライセンス確認方法 (1) 認識されているライセンスの一覧下記 URL(localhost) にアクセスすると 図 6-1 に示すように認識されているライセンスの一覧画面が表示されます URL : Sentinel Keys 図 6-1 認識されているライセンスの一覧 Location Vendor Key Type Actions : ライセンスが設定されているマシン名 Local は現在操作しているマシンとなります : ソフトウェアの判別 DIANA は 3659 となります : ライセンスタイプ : Features または Net Features をクリックすると ライセンスの詳細を確認できます なお 図 6-1 の画面が表示されない場合は 下記 URL にアクセスした後に左側のメニューから [Sentinel Keys] または [Features] を選択してください URL : -

21 もし 上記 URL でアクセス出来ない場合 HASP ドライバがインストールされていない可能性がございますので 4.2 節をご覧いただきインストール後に再度お試しください (2) ライセンスの詳細ライセンス内容を確認したいライセンスの Features または Net Features をクリックすると 図 6-2 に示すように使用可能なモジュールやライセンス数の上限 ライセンスの有効期限等が表示されます SL-Net の例 Features 図 6-2 localhost でのライセンス内容の確認 Product Feature Limit Restrictions : ライセンスタイプ : モジュール名 : 使用可能なライセンス数の上限 : ライセンスの有効期限

22 6.2 コマンドボックス上からのライセンス確認方法 (1)DIANA10.1 コマンドボックスの起動 (Windows のみ ) ご利用のマシンのスタートメニューから スタート - すべてのプログラム - DIANA Command Box を選択し DIANA10.1 のコマンドボックスを起動します すべてのプログラムに DIANA10.1 のコマンドボックスが表示されない場合は 項をご覧ください (2) ライセンスの確認コマンドボックス上で図 6-3 のようにコマンドを入力してください 本例の場合は C ドライブの直下の work というフォルダをコマンドボックスの作業フォルダとしています すると コマンドボックス上に下記に示す情報が表示されます < 入力コマンド> C:\work> ver C:\work> diadate C:\work> diafck OS の環境 DIANA のバージョンライセンス期限及びモジュール等 図 6-3 Command Box でのライセンス内容の確認

23 7.SL/SL-Net 使用マシンの環境設定 SL/SL-Net 使用マシンの環境設定に関してエラー等が生じる場合は 10 章 FAQ をご参照ください 本章では マシン認証によるライセンス (SL/SL-Net) が設定されているマシンの環境設定について記述しています SL および SL-Net のライセンス更新が完了した後に 必要に応じてご一読ください なお ライセンスが設定されているマシンをライセンスサーバ DIANA10.1 を使用するマシンをクライアントと称します 7.1 SL-Net のアクセス許可 (SL-Net のみ ) ライセンスサーバおよびクライアントのアクセス許可に関する設定内容を確認します 基本的には図 7-1~ 図 7-2 に示すように ライセンスサーバおよびクライアントともデフォルトの設定のままで構いません < ライセンスサーバの設定 > ライセンスサーバ上で下記 URL にアクセスし 図 7-1 に示すようにクライアントからのアクセス許可に関する設定を確認します URL : チェックを入れる allow=all と指定する Configuration クリックすると修正内容を確定 図 7-1 ライセンスサーバの環境設定 ( デフォルト )

24 < クライアントの設定 > クライアント上で下記 URL にアクセスし 図 7-2 に示すようにライセンスサーバへのアクセス許可に関する設定を確認します もし クライアントがライセンス (SL-Net) を認識しない場合は図 7-3 に示すように ライセンスサーバの IP アドレスまたはマシン名を直接指定してください その後 6 章の内容に従ってライセンスが正しく認識されているか確認してください ( ライセンスを認識するまでに数分 要する場合があります ) URL : チェックを入れる 空欄のままとする Configuration クリックすると修正内容を確定 図 7-2 クライアントの環境設定 ( デフォルト ) チェックを入れるチェックを外す ライセンスサーバの IP アドレス またはマシン名を指定する 入力値はサンプルです Configuration クリックすると修正内容を確定 図 7-3 クライアントの環境設定 ( 変更後 )

25 7.2 ライセンス認証マシンの変更方法 (SL および SL-Net) マシン認証によるライセンス (SL および SL-Net) は ユーザ様の方で任意のマシンに変更していただくことが可能です 図 7-4 に変更前後のイメージ図を示します 変更前 変更後 SL SL-Net ライセンス認証マシン ライセンス認証マシン変更 ライセンス認証マシン ライセンス認証マシン ( ライセンスサーバ ) ライセンス認証マシン ( ライセンスサーバ ) クライアント クライアント 図 7-4 認証マシン変更のイメージ ここで 現在ライセンスが設定されているマシンを変更前のマシン これから新しくライセンスを設定するマシンを変更後のマシンと称します 手順 (1)~(3) は変更後のマシンで実施してください (1)HASP ドライバのインストール変更後のマシンに HASP ドライバをインストールします 手順は4.2 節をご参照ください (2)RUS( ライセンス更新用ツール ) の起動 RUS( ライセンス更新用ツール ) を起動します 手順は5.2 節 (2) をご参照ください

26 (3)ID ファイルの保存図 7-5 に示すように [Transfer License] タブの [Save recipient information to] を選択すると ID ファイル保存ウィンドウが表示されますので任意のファイル名を入力し [ 保存 ] をクリックします なお ファイル名はすべて半角英数字としてください 保存場所指定 クリック 例 )new_machine.id 図 7-5 ID ファイルの作成 続けて [Collect and Save Information] をクリックすると 確認のウィンドウが表示されますので [OK] をクリックします この時点で ID ファイルが保存されます クリック 図 7-5 で指定した場所に ID ファイルが保存されます 図 7-6 ID ファイルの保存

27 (4)ID ファイルのコピー保存した ID ファイルを変更前のマシンにコピーします 手順 (5)~(6) は変更前のマシンで実施してください (5)RUS( ライセンス更新用ツール ) の起動 RUS( ライセンス更新用ツール ) を起動します 手順は5.2 節 (2) をご参照ください (6)h2h ファイルの保存まず 図 7-7 に示すように [Transfer License] タブの [Generate the license transfer file] に記載されている <Key Type> <Key ID> <Products> にライセンス情報が表示されていることを確認してください 続けて [Read the recipient information file from] を選択し コピーした ID ファイルを選択します ライセンス情報 ID ファイルを選択 クリック 図 7-7 ID ファイルの読み込み

28 次に [Generate the license transfer file to] を選択すると h2h ファイル保存ウィドウが表示されますので任意のファイル名を入力し [ 保存 ] をクリックします なお ファイル名はすべて半角英数字としてください 保存場所指定 例 )transfer_file.h2h クリック 図 7-8 h2h ファイルの作成 最後に [Generate License Transfer File] をクリックすると確認のウィンドウが表示されますので [Yes] [OK] とクリックします この時点で h2h ファイルが保存されます クリック 図 7-8 で指定した場所に h2h ファイルが保存されます 図 7-9 h2h ファイルの保存

29 ここまでの手順に沿って h2h ファイルを保存した時点で SL/SL-Net のライセンスはいずれのマシンにも設定されていない状態となり 一時的に DIANA10.1 を使用することができません そのため 以下の手順 (7)~(9) が完了するまでは h2h ファイルを紛失または削除しないように十分注意してください (7)h2h ファイルのコピー保存した h2h ファイルを変更後のマシンにコピーします 手順 (8)~(9) は変更後のマシンで実施してください (8)RUS( ライセンス更新用ツール ) の起動手順 (1) で保存した dianahasprus.exe をダブルクリックし RUS を起動します (9)h2h ファイルの読み込み図 7-10 に示すように [Apply License File] タブの [Update File] を選択し コピーした h2h ファイルを選択します h2h ファイルを選択 クリック 図 7-10 h2h ファイルの読み込み

30 すると 図 7-11 に示すように変更前後のマシン名が表示されますのでメッセージを確認後 [Apply Update] をクリックしてください マシン変更成功のメッセージを確認後 RUS を閉じてください source_host : 変更前のマシン名 recipient_host : 変更後のマシン名 クリック 図 7-11 h2h ファイルの適用

31 7.3 ライセンスの分離方法 (SL-Net のみ ) SL-Net では ご購入いただいたライセンス数の内 任意の本数を任意の期間だけライセンスサーバから一時的に分離させることが可能です 本節ではこの分離手順について記述しています 本機能により 例えば外出時に DIANA10.1 のライセンスを一時的に持ち出したりすることが可能となります ここで 本節では分離したライセンスを設定する ( 外出時等に持ち出す ) マシンをクライアントと称します 図 7-12 にライセンス分離のイメージ図を示します SL-Net 1 ライセンス分離 ( 有効期間 14 日間設定 ) ライセンスサーバ クライアント ( ライセンス保有数 =2 1) ( ライセンス保有数 =0 1) 14 日後 自動的にライセンスが戻る ライセンスサーバ クライアント ( ライセンス保有数 =1 2) ( ライセンス保有数 =1 0) 図 7-12 SL-Net ライセンス分離のイメージ

32 手順 (1) はクライアントで実施してください (1)ID ファイルの保存まず クライアントから下記 URL にアクセスしてください URL : 図 7-13 に示すような画面が表示されますので 左側のメニューから [Diagnostics] を選択してください 2 行目にクライアントのマシン名が表示されますので 確認後に画面右上の [Create ID File] をクリックして ID ファイルを任意のフォルダに保存してください なお ファイル名はすべて半角英数字としてください クライアント名 Diagnostics 図 7-13 ID ファイルの保存 (2)ID ファイルのコピー (1) で保存した ID ファイルをライセンスサーバにコピーします

33 手順 (3)~(5) はライセンスサーバで実施してください (3)ID ファイルの登録ライセンスサーバから下記 URL にアクセスしてください URL : 図 7-14 に示すようなライセンス管理画面が表示されますので 左側のメニューから [Update/Attach] を選択してください 次に [ 参照 ] をクリックして先ほどコピーした ID ファイルを選択します 最後に [Apply File] をクリックして図 7-15 に示す Your update was applied successfully のメッセージが表示されることを確認してください ライセンスサーバ名 Update/Attach 図 7-14 ID ファイルの登録 ファイル登録成功のメッセージ 図 7-15 ID ファイルの登録成功

34 (4) ライセンスの分離分離するライセンスの本数および期間を設定します ライセンスサーバから下記 URL にアクセスしてください URL : 図 7-16 に示すようなライセンス管理画面が表示されますので 左側のメニューから [Configuration] を選択してください 続けて [Detachable Licenses] タブに切り替えて [Enable Detaching of Licenses] にチェックを入れ [Submit] をクリックしてください 最後に [Per-Product Settings] をクリックしてください ライセンスサーバ名 Configuration 図 7-16 ライセンスの分離設定

35 図 7-17 に示すような画面が表示されますので [Edit] をクリックしてください 次に 図 7-18 に示すような分離するライセンスの設定画面が表示されますので 任意の設定を行った後 [Submit] をクリックしてください ライセンスサーバ名 図 7-17 ライセンスの分離設定 ライセンスサーバ名 Available : ライセンスサーバのライセンス数 ( 分離可能なライセンス数 ) Detached : 現在分離されているライセンス数 Reserved : ライセンスサーバに残すライセンス数 Res. % : ライセンスサーバに残すライセンス割合 Max. Days : 分離するライセンスの最大有効期間 ( 本設定を行った日からカウント ) Reserved と Res. % はどちらか一方の設定で可 図 7-18 ライセンスの分離設定 ( 詳細 ) 図 7-17 および図 7-18 の例では 現在ライセンスサーバに設定されているライセンス数は 2 分離されているライセンス数はゼロ(-) 最大有効期間 14 日となっています 例えば <Reserved> を 1 とすると ライセンスサーバに 1 ライセンスが残される設定となります ( 必然的に分離するライセンス数は 1 となります )

36 (5)h2r ファイルの保存ライセンスサーバから下記 URL にアクセスしてください 図 7-19 に示すようなライセンス管理画面が表示されますので 左側のメニューから [Products] を選択し [Detach] をクリックしてください URL : ライセンスサーバ名 Products 図 7-19 ライセンスの分離実行 図 7-20 に示す画面が表示されますので Detach Method の[Offline] にチェックが入っていることを確認し Select Recipient Machine から(3) で登録したクライアントマシン名を選択してください 続けて Specify Expiration Date for Detached License から分離するライセンスの有効期限を設定してください ただし 図 7-18 で設定した最大有効期間を超えた日時は設定できません 最後に Detach をクリックしてください 図 7-18 で設定した最大有効期間 および 図 7-20 で設定する有効期限はいずれも設定日を含めた日数となります ( 例 )2016 年 12 月 1 日に 最大有効期間を 3 日 (Max. Days 3) として設定した場合 図 7-20 の Specify Expiration Date for Detached License では最大 2016 年 12 月 3 日まで設定可能です

37 ライセンスサーバ名 クライアントの選択 有効期限の設定 図 7-20 有効期限の選択 ライセンスの分離が成功すると図 7-21 に示す画面が表示されますので 内容を確認した後 [Save As] をクリックし h2r ファイルを任意のフォルダに保存してください ライセンスサーバ名 クライアント名 図 7-21 h2r ファイルの保存

38 h2r ファイル保存後は 図 7-22 に示すように [Products] メニューの Detached で分離したライセンス数を確認することが可能です ライセンスサーバ名 図 7-22 分離したライセンス数の確認 (6)h2r ファイルのコピー (5) で保存した h2r ファイルをクライアントにコピーします ここまでの手順に沿って h2r ファイルを保存した場合 分離されたライセンスはいずれのマシンにも設定されていない状態となります そのため 以下の手順 (7) が完了するまでは h2r ファイルを紛失または削除しないように十分注意してください

39 手順 (7) はクライアントで実施してください (7)h2r ファイルの読み込みクライアントから下記 URL にアクセスしてください URL : 図 7-23 に示すようなライセンス管理画面が表示されますので 左側のメニューから [Update/Attach] を選択してください 続けて [ 参照 ] をクリックし保存した h2r ファイルを選択します 最後に [Apply File] をクリックして図 7-24 に示す Your update was applied successfully のメッセージが表示されることを確認してください クライアント名 Update/Attach 図 7-23 h2r ファイルの読み込み ライセンス分離成功のメッセージ 図 7-24 ライセンスの分離成功

40 分離したライセンスをキャンセルする場合通常 分離したライセンスは設定した有効期限を過ぎると自動的に失効し 同時にライセンスサーバのライセンス数が元 ( 分離前 ) の状態に戻ります しかし もし何らかの理由により一度分離したライセンスを有効期限前にキャンセルする ( ライセンスサーバのライセンス数を分離前の状態に戻す ) 必要が生じた場合は ユーザ様の方で任意に行うことが可能です まず クライアントから下記 URL にアクセスしてください URL : 図 7-25 に示すようなライセンス管理画面が表示されますので 左側のメニューから [Products] を選択してください 続けて クライアントマシンに設定されているライセンスが [Local] となっていることを確認して [Cancel License] をクリックしてください クライアント名 Products 図 7-25 ライセンスの分離キャンセル

41 次に 図 7-26 に示す画面が表示されますので [Cancel License] をクリックして分離したライセンスをキャンセルしてください キャンセル後は図 7-27 のような画面が表示されますので [Save As] をクリックして r2h ファイルを任意のフォルダに保存した後 ライセンスサーバに保存してください クライアント名 ライセンスサーバ名 図 7-26 ライセンスの分離キャンセル実行 クライアント名 図 7-27 r2h ファイルの保存

42 次に ライセンスサーバから下記 URL にアクセスしてください URL : 図 7-28 に示す [ 参照 ] をクリックして 先ほどコピーした r2h ファイルを選択します 続けて [Apply File] をクリックすると図 7-29 に示すような成功画面となることを確認してください 以上で分離ライセンスのキャンセルに関する操作は完了です ライセンスサーバ名 Update/Attach 図 7-28 r2h ファイルの適用 ライセンス分離キャンセル成功のメッセージ 図 7-29 ライセンスの分離キャンセル成功

43 8. マニュアル閲覧方法 DIANA10.1 のマニュアルは 以下のように QHC フォーマットおよび PDF の 2 種類のフォーマットで提供されています 本マニュアル中には DIANA9.6 からの変更点等が記述されておりますリリースノート (DIANA User's Manual Release Notes Release 10.1) が含まれていますので DIANA10.1 をご使用いただく前にご一読ください なお これらのマニュアルは適宜アップデートされます <QHC フォーマット > DianaIE の上部メニューから [ ヘルプ ]-[ ヘルプ ] を起動することで閲覧可能です もしくは idiana の上部メニューから [Help]-[All idiana Manuals] を起動することでも閲覧可能です 図 8-1 QHC フォーマットのマニュアル

44 <PDF> PDF マニュアルは 以下のどちらかの方法で入手および閲覧可能です マニュアルの種類によってファイルが分かれており それぞれ Acrobat Reader から表示および印刷することが可能です 開発元ホームページからダウンロードする方法 図 8-2 に示すように 開発元のホームページにアクセスし DIANA10.1 Manuals をクリックして DIANA10.1 のマニュアルをダウンロードします 開発元のホームページ URL: クリックしてダウンロード 図 8-2 プログラムのダウンロードページ インストールメディアから保存する方法 インストールメディア内にある PDF フォルダに格納されています 各 PDF ファイル名は下記の各マニュアルに対応しています Analys.pdf :Analysis Procedures ConcMas.pdf :Concrete and Masonry Analysis ElmLib.pdf :Element Library Examples.pdf :Analysis Examples FXpDia.pdf :FX+ for DIANA GeoTech.pdf :Geotechnical Analysis GetStart.pdf :Getting Started Index.pdf :Cumulative Index MatLib.pdf :Material Library PrePost.pdf :idiana RelNot.pdf :Release Notes Theory.pdf :Theory Verify.pdf :Verification Report

45 9. ユーザサブルーチンの利用環境 DIANA10.1 では ユーザ定義の非線形モデルをプログラムに組み込む機能を実装しています (DIANA ユーザサブルーチン機能 以下 USS と表記します ) ここでは DIANA10.1 が持つ USS をご利用いただく際の注意点についてご説明致します <USS のサポート環境 > USS 機能を利用するためには Fortran プログラムからビルドされた外部ライブラリ (DLL) が必要となります このため Intel Parallel Studio XE 2017 update 1 ( ) 以上をあらかじめインストールしておく必要があります USS のサポート環境に関する詳細は1 章の表 1-1 をご参照ください < インストール手順 > ご利用のマシンに DIANA10.1 Intel Parallel Studio XE 2017 update 1 ( ) をインストールします なお Intel Parallel Studio XE 2017 update 1 のインストールについては ソフトウェアのインストールマニュアルをご参照ください 環境設定に関する詳細は DIANA10.1 の Analysis Procedure マニュアルをご参照ください ( マニュアルの閲覧方法については8 章に記載しています ) Analysis Procedure マニュアル参照箇所 Analysis Procedures Part XIV Appendix A. Using User-supplied Subroutines

46 10.FAQ 本章では プログラムのインストール時やライセンス更新時 プログラムの動作に関連する対応方法を記載しています 表 10-1 の該当の項目を確認の上 対応ページを参照してください なお 説明の簡易化のため Windows 版の画面を用いている箇所がありますが Linux 版でも同様の操作となりますのでお手数ですが読み替えていただければ幸いです 表 10-1 FAQ 一覧 項 状況 対応ページ 10.1 インストール関連 HASP ドライバ インストーラが起動しない インストールが途中で停止する インストールが途中で停止する ライセンス更新関連 v2c ファイル適用時にエラーが生じる プログラム動作関連 DIANA10.1 の動作を確認する DianaIE でモデルが正しく表示されない DIANA9.6 のデータファイル (dat,dcf ファイル ) を利用したい すべてのアプリ ( プログラム ) にコマンドボックスが表示されない

47 10.1 インストール関連 <HASP ドライバのインストール > インストーラが起動しない HASP ドライバのインストーラをファイルのアクセス許可のない場所に保存すると インストーラ実行時に図 に示すメッセージが表示される場合があります 対応方法としては インストーラの保存場所をファイルのアクセス許可のあるフォルダに変更してください 図 HASP ドライバ実行時のエラー インストールが途中で停止する 1 インストーラ実行時に図 に示すメッセージが表示されインストールが途中で停止する場合 HASP LM Server を一旦停止した後で HASP ドライバをインストールする必要があります そのため 図 に示すように Windows のコマンドプロンプトから HASP LM Server を停止するコマンドを実行した後に HASP ドライバをインストールしてください インストールが完了すると自動的に HASP LM Server が起動しますが 念のため図 に示すように手動で HASP LM Server の起動コマンドを実行してください 図 HASP LM Server に関するメッセージ

48 HASP LM Server 停止コマンド : net stop "HASP Loader" 図 HASP LM Server の停止 HASP LM Server 起動コマンド : net start "HASP Loader" 図 HASP LM Server の起動 インストールが途中で停止する 2 インストーラ実行時に図 に示すようなメッセージが表示されインストールが途中で停止する場合 セキュリティソフトが影響している可能性が考えられます 対応方法としてセキュリティソフトを一時的に無効にした状態にてインストールすることが考えられます 本対応方法は 一時的にセキュリティ上危険な状態となるため ネットワークを遮断した状態等にしてからのご対応をお願い致します なお 弊社ではセキュリティソフトを無効にしたことにより発生した問題については一切の責任を負いかねますので 何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます 図 HASP ドライバのインストールエラーメッセージ

49 10.2 ライセンス更新関連 v2c ファイル適用時にエラーが生じる v2c ファイルを適用した際に生じる主なエラーを以下に記載しています 該当するメッセージ内容をご確認の上 対応を行ってください エラーメッセージ 1 図 エラーメッセージ 1 左図のようなエラーが生じた場合 c2v ファイルを作成したマシンと v2c ファイルを適用するマシンの組み合わせが異なっていることが考えられます よって 正しい組み合わせで v2c ファイルを適用してください エラーメッセージ 2 図 エラーメッセージ 2 左図のようなエラーが生じた場合 ライセンスは既に更新済みであることが考えられます v2c ファイルの適用は マシンに対して一度行うだけで結構です なお 念のため DIANA10.1 の動作確認を行ってください 動作確認方法は 項をご覧ください エラーメッセージ 3 図 エラーメッセージ 3 左図のようなエラーが生じた場合 改めてライセンス更新に必要な v2c ファイルを発行する必要があります お手数ですが本マニュアルの5 章をご覧いただき 再度 c2v ファイルを作成してください なお 作成された c2v ファイルは 解析ソフトウエア Q&A サポートサイトの新規問い合わせから送付ください 解析ソフトウエア Q&A サポートサイトについては11 章をご覧ください

50 10.3 プログラム動作関連 DIANA10.1 の動作を確認するサンプルデータ ( スクリプトファイル ) を用いて DianaIE 上で動作確認を行います 動作確認には DIANA10.1 のインストール時にフォルダに作成される解析例題マニュアルの解析データ ( スクリプトファイル ) を使用します (1)DIANA10.1 DianaIE の起動 DIANA10.1 の環境設定を行った後に 以下のコマンドにより DIANA10.1 の DianaIE を起動します 実行コマンド : DianaIE (2) スクリプトファイルの実行スクリプトファイルを使用して モデル作成 ~ 解析実行 ~ 結果出力の一連の動作確認を行います 上部メニューから [ ファイル ]-[ 保存されたスクリプトを実行 ] をクリックします 図 DianaIE のスクリプトファイル実行画面

51 スクリプトの読み込みウィンドウで図 のように下記のフォルダにある解析例題 Pier.py を読み込みます 解析例題 (DIANA10.1 インストールディレクトリ )\share\examples\dianaie\pier 図 スクリプトファイルの選択 正しく動作すると 図 のようにコンター図が表示され Message ウィンドウに STOP と表示されます もし 図 のように表示されない場合は 11 章の解析ソフトウエア Q&A サポートサイトよりお問い合わせください 解析結果 線形解析の正常終了 図 解析正常終了

52 DianaIE でモデルが正しく表示されない DianaIE 使用時にモデルが正しく表示されない場合があります 原因として ご使用になっているマシンのグラフィックボードが考えられます 本マニュアルの1 章に開発元より推奨されているグラフィックボードの記載がありますのでご確認ください また 推奨のグラフィックボードをご使用の場合はグラフィックボードのドライバが最新であるかあわせてご確認ください 最新となっていない場合は ご使用のメーカのホームページ等から最新のドライバをダウンロードし インストールすることで解決する可能性があります

53 DIANA9.6 のデータファイル (dat,dcf ファイル ) を利用したい DIANA9.6 でご利用されたデータファイル (dat,dcf ファイル ) は データ変換することにより DIANA10.1 でご利用可能です dat ファイル 以下の2つの方法による変換が可能です 1DianaIE による変換方法 2コマンドボックスによる変換方法 1DianaIE による変換方法 (1)DIANA10.1 DianaIE の起動 DIANA10.1 の環境設定を行った後に 以下のコマンドにより DIANA10.1 の DianaIE を起動します 実行コマンド : DianaIE (2)DIANA9.6 の dat ファイルのインポート DIANA9.6 の dat ファイルをインポートします 上部メニューから [ ファイル ]-[ インポート ] をクリックします 図 ファイルのインポート ファイルの種類 にて [DIANA9.6 メッシュデータファイル (*.dat)] に変更し dat ファイルを選択します ディレクトリおよびファイル名は半角英数字にしてください 図 dat ファイルの選択

54 インポートが正常に完了すると図 のようにメッシュ図が表示されます 図 解析モデルの表示 (3)DIANA10.1 の dat ファイルのエクスポート上部メニューから [ ファイル ]-[ エクスポート ] をクリックし dat ファイルを保存してください DIANA10.1 に変換された dat ファイルが書き出されます 図 DIANA10.1 の dat ファイルの保存 dat ファイルの内容によっては適切に変換されない可能性がございます その際は2 のコマンドボックスによる変換方法 または dat ファイルを直接修正する方法により ご対応いただければ幸いです

55 2コマンドボックスによる変換方法 (1)DIANA10.1 コマンドボックスの起動ご利用のマシンのスタートメニューから スタート - すべてのプログラム - DIANA Command Box を選択し DIANA10.1 のコマンドボックスを起動します すべてのプログラムに DIANA10.1 のコマンドボックスが表示されない場合は 項をご覧ください (2)DIANA9.6 の dat ファイルの変換図 の例のように 作業ディレクトリに移動します その後 下記のコマンドにより dat ファイルを変換します ディレクトリおよびファイル名は半角英数字にしてください コマンド実行後は同じフォルダ内に変換された DIANA10.1 の dat ファイルが書き出されます コマンド upddat < DIANA9.6 の dat ファイル名 > 変換後の dat ファイル名 作業ディレクトリに移動 DIANA9.6 の dat ファイル DIANA10.1 の dat ファイル 図 DIANA10.1 への dat ファイルの変換 dat ファイルの内容によっては適切に変換されない可能性がございます その際は1 の DianaIE による変換方法 または dat ファイルを直接修正する方法により ご対応いただければ幸いです

56 dcf ファイル コマンドボックスによる変換方法が可能です 1コマンドボックスからのユーティリティープログラムによる変換方法 (1)DIANA10.1 コマンドボックスの起動ご利用のマシンのスタートメニューから スタート - すべてのプログラム - DIANA Command Box を選択し DIANA10.1 のコマンドボックスを起動します すべてのプログラムに DIANA10.1 のコマンドボックスが表示されない場合は 項をご覧ください (2)DIANA9.6 の dcf ファイルの変換図 の例のように 作業ディレクトリに移動します その後 下記のコマンドにより dcf ファイルを変換します ディレクトリおよびファイル名は半角英数字にしてください コマンド実行後は同じフォルダ内に変換された DIANA10.1 の dcf ファイルが書き出されます コマンド upddcf < DIANA9.6 の dcf ファイル名 > 変換後の dcf ファイル名 作業ディレクトリに移動 DIANA9.6 の dcf ファイル DIANA10.1 の dcf ファイル 図 DIANA10.1 への dcf ファイルの変換 dcf ファイルの内容によっては適切に変換されない可能性がございます その際は dcf ファイルを直接修正する方法により ご対応いただければ幸いです

57 すべてのアプリ ( プログラム ) にコマンドボックスが表示されないご使用のマシンの OS が Windows 8 または Windows 10 の場合 すべてのアプリ ( プログラム ) に DIANA10.1 のコマンドボックスが表示されない可能性があります 以下の対応方法により手動でコマンドボックスのショートカットを作成してください Windows 8 の場合 図 のようにご利用のマシンのスタートメニューから スタート - すべてのアプリ - DIANA10.1 にある Diana を右クリックし [ ファイルの場所を開く ] を選択します Diana を右クリックし [ ファイルの場所を開く ] を選択 図 すべてのアプリから DIANA10.1 のプログラム (Windows 8) 図 のように DIANA10.1 のショートカットのファイル場所が表示されますので [Command Box] のショートカットを任意の場所 ( 例 : デスクトップなど ) にコピーしてご使用ください [Command Box] のショートカットを任意の場所にコピー 図 ショートカットのファイル場所

58 Windows 10 の場合 図 のようにご利用のマシンのスタートメニューから スタート - すべてのアプリ - DIANA10.1 にある Diana を右クリックし [ その他 ] の中にある [ ファイルの場所を開く ] を選択します Diana を右クリックし [ ファイルの場所を開く ] を選択 図 すべてのアプリから DIANA10.1 のプログラム (Windows 10) 図 のように DIANA10.1 のショートカットのファイル場所が表示されますので [Command Box] のショートカットを任意の場所 ( 例 : デスクトップなど ) にコピーしてご使用ください [Command Box] のショートカットを任意の場所にコピー 図 ショートカットのファイル場所

59 11. お問い合わせ先 DIANA10.1 のインストール方法や ライセンス更新 設定 プログラム動作等に関してご不明な点がございましたら 弊社解析ソフトウエア Q&A サポートサイトよりお問い合わせください 解析ソフトウエア Q&A サポートサイト URL: 図 11-1 解析ソフトウエア Q&A サポートサイト ( トップページ ) 東京都中央区日本橋茅場町 JIP テクノサイエンス株式会社解析ソリューション事業部東京技術営業部技術課 DIANA サポート係受付時間 : 平日 9:00~17:

60 商標 登録商標について Intel は米国 Intel Corporation の登録商標です Linux は Linus Torvalds の米国およびその他の国における登録商標です Microsoft Windows は 米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です Windows の正式名称は Microsoft(R) Windows(R) Operating System です Adobe Acrobat Acrobat Reader および PostScript は Adobe Systems Incorporated( アドビシステムズ社 ) の商標です DIANA は DIANA FEA B.V. の登録商標です FEMGV FEMGEN FEMVIEW は Femsys Ltd の商標です その他記載されている会社名 製品名は 各社の商標または登録商標です