業務内容福祉系及び住基税系のバッチ処理 ( 一括処理 ) システムについて, 運用保守も含めた設計, 開発, テスト, プログラム及びデータの移行等の業務を行う契約日平成 28 年 1 月 15 日契約期間平成 28 年 1 月 16 日 ~ 平成 30 年 3 月 31 日なお, この期間中に

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おさむありの
5 years ago
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1 総務消防委員会資料平成 29 年 10 月総合企画局大型汎用コンピュータオープン化事業における一括処理システム開発等に係る契約の解除及びこれに伴う株式会社システムズへの損害賠償等の請求について本市では, 国民健康保険, 介護保険, 税, 住民基本台帳等の基幹業務システムを一般に広く利用されている最新技術により刷新する, 大型汎用コンピュータのオープン化事業 ( 以下オープン化事業という ) に平成 26 年度から取り組んでおりますオープン化事業の一部である一括処理システム開発等に関しては, 平成 28 年 10 月に, 開発等を受託した株式会社システムズ ( 本社所在地 : 東京都品川区西五反田 ) ( 以下事業者という ) から, 福祉系システムの開発が稼動予定日 ( 本年 1 月 4 日 ) に間に合わない旨の申出を受けました当該申出以後も, オープン化後の新システムの早期稼働に向け, 事業者とは原契約に基づく開発作業を継続しつつ協議を行ってまいりましたが, 本市と事業者との間には, 一括処理システム開発等に係る遅延の原因や今後の開発の進め方について見解の相違があったことから, 本年 2 月には第三者の専門家で構成する京都市大型汎用コンピュータオープン化事業検討委員会 ( 以下検討委員会という ) を設置し, 遅延原因の究明や今後の最良の方策の検討を行うこととしました本年 6 月には, 同委員会から調査報告書を受領し, その内容も踏まえ, オープン化事業の実現に向け, 事業者との協議を継続して行ってまいりましたしかしながら, 事業者との遅延の原因に関する見解の開きは大きく, 協議解決は困難であると判断せざるを得ないこと, 本市としては完成の担保もなく, 契約内容の履行もされないことから, 本年 10 月 10 日の経過をもって事業者との契約を解除いたしましたまた, これに伴い, 既に支払済みの開発費用の返還及び損害賠償の請求を行いましたので御報告いたしますなお, 現行の大型汎用コンピュータのシステムは問題なく稼働しており, 証明書の発行等市民の皆様への行政サービスの提供に影響はございません Ⅰ 契約の解除について 1 一括処理システム開発に係る契約の内容 ⑴ 件名, 契約期間, 契約金額等件名大型汎用コンピュータのオープン化に係る業務システム ( バッチ処理 ) 設計開発等業務委託 1

2 業務内容福祉系及び住基税系のバッチ処理 ( 一括処理 ) システムについて, 運用保守も含めた設計, 開発, テスト, プログラム及びデータの移行等の業務を行う契約日平成 28 年 1 月 15 日契約期間平成 28 年 1 月 16 日 ~ 平成 30 年 3 月 31 日なお, この期間中において, 福祉系システムは平成 28 年 12 月末本番切替え ( 平成 29 年 1 月稼働 ), 住基税系システムは平成 2 9 年 10 月末切替え ( 同年 11 月稼働 ) の予定とした契約金額 1,103,760 千円 ( 税込 ) ( 予定価格は,1,397,196 千円 ( 税込 )) 選定方法一般競争入札 ( 低価格方式 ) 応札事業者は3 社入札前に入札説明書及び仕様書に対する質問を受付 ⑵ 契約の相手方会社名株式会社システムズ ( 代表取締役小河原弘三 ) 本社所在地東京都品川区西五反田設立昭和 44 年 (1969 年 ) 資本金 1 億円社員数 281 名 ( 平成 29 年 4 月 1 日現在 ) 2 契約締結から契約解除までの経過 ⑴ 概要平成 28 年 1 月入札の結果, 事業者と契約を締結 10 月事業者から, 福祉系システムの開発が稼動予定日 ( 平成 29 年 1 月 4 日 ) に間に合わない旨の申出平成 29 年 2 月事業者との間に, 遅延の原因に対する見解に相違があること等から, 第三者の専門家による検討委員会を設置し, 遅延原因の究明と今後の最良の方策を諮問 6 月検討委員会が市長に調査報告書を提出 7 月事業者に対し, 一定の条件を前提とする開発継続の協議に応じられるかの意向確認及び開発作業停止の申入れに係る通知書を送付 8 月事業者から, 上記通知書の条件をそのまま受け入れることは困難とする回答書を受領 29 日に, 円満な解決の可能性を探るため, 事業者と対面協議 2

3 9 月事業者と再度の対面協議 (6 日 ) 22 日には, 事業者に対し, 期日を定めて債務の履行を促すとともに, 期日までに履行されなければ契約の解除を行うこととした催告兼解除の通知書を送付 10 月事業者との契約を解除 ⑵ 7 月 21 日付本市通知書ア次の条件を前提とし, 本市との協議に応じる意向の有無を確認した 1 現在の契約金額の範囲内で完成させること ( 追加費用は支払わない ) 2 遅延による本市の損害を賠償していただくこと ( 金額については協議 ) 3 貴社の負担において, 本市の承認しうるプロジェクト管理業者の選任と開発体制の構築をしていただくことイ調査報告書の内容も踏まえ, 少なくとも当面の間は開発体制が未定の状態となるため, 損害拡大防止の観点から, 開発作業の停止を申し入れ (7 月 24 日から停止 ) ⑶ 8 月 4 日付事業者回答書本市との協議解決を望むとするものの, 本市から示された条件をそのまま受け入れることは困難であること, さらに調査報告書の内容が不当であるとの趣旨の回答であった ⑷ 事業者との協議円満な解決の可能性を探るため, 本市から提案し,8 月 29 日及び9 月 6 日に対面協議を実施したが, 遅延の原因に関する見解に大きな開きがあり,7 月 21 日付通知書で本市が示した条件を前提とした協議に応じられる意向を確認することはできなかった ⑸ 催告兼解除の通知書ア通知書の内容上記 ⑶ 及び⑷の状況からは, 事業者と協議を継続することで本件を解決することは困難であると判断せざるを得なかったこのため,9 月 22 日に通知書を送付し, 同書到達後 2 週間以内での債務の履行を促し, 期間内での履行がなければ, 契約の解除を行うこととしたイ契約の解除債務の履行が確認できないため, 通知書到達後 2 週間となる10 月 10 日の経過をもって契約を解除した 3

4 Ⅱ 損害賠償等の請求について 1 概要事業者との間の契約を解除したことに伴い, 既に支払った開発等の費用 ( 以下既払金という ) の返還を求めるとともに, 開発の遅延により本市が被った損害に係る賠償を求めるものであるなお, この度の請求は,10 月 12 日付で行っている 2 今回の請求内容 ⑴ 考え方ア既払金全額の返還及びこれに係る利息の支払を求めるイ損害賠償開発の遅延により生じた現行システムの改修運用費等の費用のうち, 遅延と相当の因果関係があるものについて, 当初請求分として, 現時点で損害額の確認ができたものを請求するこれ以降も確認できた損害額について, 適宜, 段階的に請求を追加する ⑵ 請求額金 750,244,003 円 ( 内訳 ) 1 既払金返還等の請求額 529,812,307 円うち, 既払金 506,625,000 円利息 23,187,307 円 2 損害賠償請求額 220,431,696 円うち, システムの改修に要した費用 187,101,453 円システムの運用に要した費用 33,330,243 円 ⑶ 納入期限平成 29 年 10 月 27 日 ( 金 ) 4

5 Ⅲ 今後の対応等 1 新システムの開発オープン化事業の実現に向け, 早期に, 新たな開発事業者と契約を締結し, 開発に着手することができるよう, 早急に検討精査を進める ⑴ スケジュール精査中であるが, 今後の制度改正等の要素を除いても, 開発の着手から2 年以上を要すると見込んでいる ⑵ 現行システムの改修オープン化後の新システムが稼働するまでの当分の間は, 引き続き現行システムの運用を継続し, 制度改正等により必要となる改修も現行システムに行う 2 新システム完成の確保に向けた取組 ⑴ 調達手法の検討検討委員会から, 遅延の原因に鑑みてシステムインテグレータ 1 的業務の受託実績や, 自治体との取引経験などを加味した選定を行うことも考慮に値するとの調査報告を受けたことを踏まえ, より確実な開発事業者選定に資する調達手法を検討する 1 一般的に, 顧客の業務内容を分析し, 問題に合わせた情報システムの企画, 構築, 運用などの業務を一括して請け負う業者のこととされる 2 なお, 調査報告書では, 事業者の選定が低価格方式による一般競争入札で行われたことは直接的に本件プロジェクトの遅延の原因となったとはいえず, 妥当性を欠くものではないとされている ⑵ 事業の監理体制の強化オープン化事業の早期かつ確実な実現を図るため, 総合企画局長の下に, 関係局部長級職員で構成する, 局横断的な京都市大型汎用コンピュータオープン化事業監理会議を 10 月 6 日付で設置した本会議において事業の方向性及び進捗状況, 更にはこれらに係る専門家の知見等も共有し, 庁内意見を集約して事業監理を図っていく 5

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-2 - -1 - -2 - ⑴ ⑵ -3 - ⑶ -4 - ⑴ ⑵ ⑶ -5 - ⑷ 6,268 16 23,256,247.299 39.48 8,385. 34 35 2 2,117. 34 4 3,936 8 16,544,761.1 28.8 5,625. 927 35 14 1,689. 927 6 872 6 7,765,329.122 13.18 3,83. 554 17 7 2,211. 554