<4D F736F F F696E74202D E9197BF A89BA908593B98E968BC682CC8CBB8FF32E >

Size: px

Start display at page:

Download "<4D F736F F F696E74202D E9197BF A89BA908593B98E968BC682CC8CBB8FF32E >"

あきとしわにべ
5 years ago
Views:

1 資料 3 下水道事業の現状 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

2 下水道の役割高度経済成長期の水質汚濁の顕在化に伴い昭和 45 年に公共用水域の水質保全を目的に下水道法が改正され流域別下水道整備総合計画制度が創設された現在までに下水道建設及び高度処理等による水環境の保全が推進されている水環境の保全に関する下水道の取組み水環境の状況下水道の取組み関連する制度等土地の清潔の保持都市の健全な発達昭和 42 年 : 公害対策基本法河川や海等の水質の悪化公共用水域の水質保全下水道資源等の有効利用昭和 42 年 ~45 年 : 公害対策基本法下水道法改正等昭和 45 年 : 水質汚濁防止法水質環境基準の設定水質環境基準の設定水質総量削減計画の創設流域別下水道整備総合計画制度の創設下水道法改正( 公害国会 ) 流域別下水道整備総合計画制度の創設流入汚濁負荷量の削減への関心の高まり望ましい水循環水環境の創出下水道の推進高度処理の推進進まない閉鎖性水域の水質改善都市浸水対策の強化広域的な雨水排除流域単位での高度処理の推進健全な水循環資源循環を創出する循環のみち下水道への転換昭和 57 年 : 全窒素全リンの環境基準の設定 ( 湖沼 ) 昭和 53 年 : 水質総量削減制度の創設昭和 59 年 : 湖沼水質保全特別措置法の制定平成昭和 3 年 57 : 年特定水域高度処理基本計画策定事業の創設 : 全窒素全リンの環境基準の設定 ( 湖沼 ) 平成昭和 6 年 59 : 年市街地排水浄化対策モデル事業の創設 : 湖沼水質保全特別措置法の制定平成 9 年 3 年 : 全窒素全リンの環境基準の設定 : 特定水域高度処理基本計画策定事業の創設 ( 海域 ) 平成 145 年 : 合流式下水道緊急改善事業の創設 : 全窒素全リンの環境基準の設定 ( 海域 ) 平成平成 146 年 : 水道水源地域下水道緊急整備事業の創設 : 市街地排水浄化対策モデル事業の創設平成 15 年 : 計画放流水質の設定平成 14 年 : 合流式下水道緊急改善事業の創設平成 17 年 : 高度処理共同負担制度の創設平成 14 年 : 水道水源地域下水道緊急整備事業の創設平成 15 年 : 計画放流水質の設定平成 17 年 : 高度処理共同負担制度の創設 1

3 下水道のしくみ汚水 ( 生活排水や事業排水 ) と雨水をあわせて下水汚水と雨水を一本の管渠で集めるものを合流式下水道別々の管渠で集めるものを分流式下水道という < 下水道の収集システム > 分流式下水道 < 下水処理場 > 汚泥処理施設合流式下水道最終沈殿池沈砂池最初沈殿池反応タンク消毒設備 2

4 下水道の種類公共下水道終末処理場を有するもの ( 単独公共下水道 ) 又は流域下水道に接続するもの ( 流域関連公共下水道 ) があり設置及び管理は原則として市町村が行っている流域下水道二以上の市町村の区域にわたり下水道を一体的に整備することが効率的経済的な場合に実施するものであり設置及び管理は原則として都道府県が行っている流域下水道単独公共下水道 D 市 B 市 A 町 C 市流域下水道流域関連公共下水道単独公共下水道管渠管渠管渠終末処理場終末処理場 3

5 下水道以外の汚水処理施設農業集落排水施設等 ( 農林水産省所管 ) 農業集落等における汚水や汚泥を処理する施設で終末処理場を有するもの農業集落排水事業のイメージ浄化槽 ( 環境省所管 ) し尿及び雑排水 ( 工場廃水雨水その他の特殊な排水を除く以下同じ ) を発生源ごとに処理するもの公共下水道以外に放流するための設備又は施設であってし尿処理施設以外のものをいう消毒槽流入放流沈澱槽接触膜ろ過膜嫌気濾床槽 ( 第一室 ) 接触ばっ気槽散気管嫌気濾床槽 ( 第二室 ) 4

6 (建設費維持管理費効率的な汚水処理施設整備事業主体である地方公共団体自らが各汚水処理施設の特性経済性等を勘案して地域の実情に地域の実情に応じた最適な整備手法を都道府県構想としてとりまとめ経済比較は耐用年数を考慮した建設費と維持管理費のトータルコストで行うことが基本役割分担を明確にした上で計画的に各種事業を推進する枠組みが確立されている都道府県構想図の例コスト比較の概念図一+人当たり均衡点コスト比較では建設費と維持管理費のトータルで考えることが必要の個別処理コスト)集合処理人家のまばらな区域は個別処理人口が密集した区域は集合処理が経済的 5

7 汚水処理人口普及率 H23 年度末の汚水処理人口普及率 ( 下水道農業集落排水等合併処理浄化槽等の合計普及率 ) は 87.6% ( 注 : 岩手県福島県の2 県においては東日本大震災の影響により調査不能な市町村があるため公表対象外としている ) 浄 :0.4% 99.4% 100 農 :0.6% 農 :1.0% 下 :98.9% 91.8% 90.9% % 浄 :5.8% 浄 :7.1% 農 :2.7% 80 下 :85.2% 下 :82.7% 浄 :9.2% 普 70 下 :74.6% 60 及率 30 汚水処理施設 ( 全体 ) 80.2% 農 :4.6% 浄 :14.7% 下 :60.5% ( 平成 23 年度末 ) 汚水処理人口普及率全国平均 :87.6% コ :0.5% 73.9% 農 :8.0% 浄 :17.5% 下 :48.0% 下水道農集排等浄化槽コミプラ計 9,355 万人 (75.8%) 350 万人 ( 2.8%) 1,079 万人 ( 8.8%) 26 万人 ( 0.2%) 10,811 万人 (87.6%) 20 (%) 10 0 人口規模総人口 ( 万人 ) 処理人口 ( 万人 ) 市町村数 100 万人以上 50~ 100 万人 30~50 万人 10~30 万人 5~10 万人 5 万人未満合計 2,796 1,105 1,669 2,985 1,842 1,936 12,335 2,780 1,015 1,518 2,588 1,478 1,431 10, ,107 1,628 ( 注 ) 1. 総市町村数 1,628 の内訳は市 762 町 702 村 164( 東京都区部は市数に 1 市として含む ) 2. 総人口処理人口は 1 万人未満を四捨五入した 3. 都市規模別の各汚水処理施設の普及率が 0.5% 未満の数値は表記していないため合計値と内訳が一致しないことがある 4. 平成 23 年度末は岩手県福島県の 2 県において東日本大震災の影響により調査不能な市町村があるため公表対象外としている 6

8 下水道処理人口普及率 H23 年度末の下水道処理人口普及率は 75.8% ( 注 : 岩手県福島県の 2 県においては東日本大震災の影響により調査不能な市町村があるため公表対象外としている ) 下水道処理人口普及率の推移 80 (75 ) (76 ) 下水道処理人口普及率( %) S40 S45 S50 S55 S60 H2 H7 H12 H17 H22 H23 年度末全国 ( 参考値 ) 北海道青森県岩手県宮城県秋田県山形県福島県茨城県栃木県群馬県埼玉県千葉県東京都神奈川県新潟県富山県石川県福井県山梨県長野県岐阜県静岡県愛知県三重県滋賀県京都府大阪府兵庫県奈良県和歌山県鳥取県島根県岡山県広島県山口県徳島県香川県愛媛県高知県福岡県佐賀県長崎県熊本県大分県宮崎県鹿児島県沖縄県 15.5% 都道府県別下水道処理人口普及率 ( 平成 23 年度末 ) 21.8% 34.5% 39.8% 42.8% 42.4% 47.4% 50.0% 49.0% 55.5% 59.6% 57.9% 61.5% 61.8% 59.6% 61.8% 60.8% 65.1% 52.8% 58.6% 63.5% 46.4% 54.2% 70.0% 68.9% 67.1% 73.2% 75.8% 73.5% 71.2% 69.9% 72.9% 77.7% 77.4% 75.4% 80.6% 79.8% 80.2% 77.4% 89.7% 86.4% 91.7% 93.8% 91.7% 99.3% 95.9% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0% 7

9 汚水処理施設整備による生活環境の改善下水道は水質汚濁の主因のひとつである家庭排水に間接的に水質汚濁防止法を適用し規制する非常水質汚濁の主因のひとつである家庭排水にに公共性の高いインフラ明治 ~ 工場工場水質保全法により規制放流し尿処理場くみ取りトイレ風呂台所放流工場排水法により規制水質汚濁防止法により規制または下水道に接続放流バキュームカー未処理でたれ流し下水道の整備水洗トイレ風呂台所トイレの水洗化を先行 ( 主に高度成長期 ~) 下水処理場個人管理のため十分な維持管理がなされず排水の水質が悪い場合が多い戸別単独浄化槽放流水洗トイレ風呂台所未処理でたれ流し放流水質汚濁防止法及び下水道法により規制 8

10 下水道整備による公共用水域の水質保全下水道の整備が進み水環境の改善に大きな役割を果たしたその結果環境基準達成率は河川水環境の改善に大きな役割を果たした環境基準達成率は河川 BOD92.5% 湖沼 COD53.2% 海域 COD78.3% 海域( 全窒素全リン ) :81.6% 湖沼( 全窒素全リン ): 50.4% まで向上してきた環境基準の達成率の向上各年公共用水域水質測定結果 ( 環境省 ) に基づき国土交通省下水道部作成 9

11 売平関東地備局調多摩川の整査調布下水道整備による公共用水域の水質保全公共用水域の水質改善に伴い多摩川におけるアユの推定遡上数は過去最多となった諏訪湖では水質が改善し水泳大会も開催された読水の風物詩の復活諏訪湖の水質と下水道整備多摩川の水質と下水道整備聞新100 % COD T-N 供用開始成60 24 年普及率 T-P 月26 日普及率 37.3 下水道 S53 S54 S55 S56 S57 S58 S59 S60 S61 S62 S63 H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 方( 出典 : 東京都下水道局 HP) T-N 水質は 10 倍で表示 T-P 水質は 100 倍で表示長野県提供資料諏訪湖の環境基準値と達成状況 COD 3mg/L (H22 年度 6.7mg/L) T-N 0.6 mg/l (H22 年度 0.84 mg/l) T-P 0.05 mg/l (H22 年度 mg/l) 取水堰諏訪湖アオコの発生 (S48.8) 諏訪湖の水泳大会 (H17.7) 地点長野県提供資料

12 流域別下水道整備総合計画 ( 流総計画 ) に基づく下水道整備流総計画は水質の汚濁が 2 以上の市町村の区域からの汚水によるものであり主として下水道によって水水道水質環境基準を達成すべき公共用水域を対象に水質環境基準を達成維持するために必要な下水道の整備を最も効率的に実施するため個別の下水道計画の上位計画として都道府県が定めるものである ( 昭和 45 年制度創設 ) 流総計画に基づいて下水道整備を行うことにより広域的な公共用水域の水質保全に貢献している勘案する事項 C 町 B 県より BOD 負荷 t/ 日 B 県地形降水量河川流量その他自然的条件土地利用の見通し水の利用の見通し A 県汚水の量及び水質の見通し D 市 T 下水の放流先の状況下水道の整備に関する費用効果分析 E 市川計画に定める事項 T 目標水質 BOD mg/l 下水道整備に関する基本方針下水を排除し処理すべき区域下水道の根幹的施設の配置構造及び能力目標水質 COD mg/l T-N mg/l T-P mg/l 水域陸域下水道整備事業の実施順位窒素含有量又は燐含有量についての終末処理場ごとの削減目標量及び削減方法 11

2,400 中野区 3,000 弥生町幹線本郷通り過去の浸水被害地域号線2,400

13 下水道整備による浸水被害の軽減雨水管の整備に加え都市部においては雨水貯留施設の整備等のハード整備を実施ハード整備を着実に推進するとともにソフト対策自助を組み合わせた総合的な対策を実施し都市の浸水被害を大幅に軽減総合的な対策の推進各戸貯留浸透施設降雨レーダーによる情報提供システム雨水浸透ます内水ハサートマッフ貯留管貯留浸透施設逆流防止施設浸水対策として整備した調整池の雨水貯留水をせせらぎ水路の水源として活用止水板貯留施設河川雨水管雨水排除データ情報提供システム地下鉄ハード整備ソフト対策自助 ( ハード整備 ) 対策事例整備効果東京都和田弥生幹線 ( 貯留管 ) ( 浸水家屋棟数 ) ,135 平成 9 年一部暫定貯留開始後弥生ポンプ施設六青梅街道中杉並区環六和田弥生幹線 ( 東京都 ) 状800 1,350 神田川善福寺川杉並区和田弥生幹線 8,500 り3,500 方南通り環状七号線南台幹線 2,000 2,400 3,000 野通中野本町幹線和田ポンプ施設 3,500 2,400 中野区 3,000 弥生町幹線本郷通り過去の浸水被害地域号線2,400 内径 8.5m 長さ約 2.2km 貯留量約 12 万 m 同一規模程度の降雨で浸水被害を激減 H 台風 18 号 H H 台風 11 号台風 22 号 H H 台風 23 号集中豪雨時間最大雨量 ( mm /hr) H 集中豪雨 94 12

下水道施設の維持管理の状況下水道施設の維持管理は下水道維持管理指針水道維持管 ( 日本下水道協会 )

管路の維持管理に関する規定はない ) 管路の点検調査としては以下の内容を数年に 1 回程度の頻度で実施

管渠内部をTVカメラ等により調査下水道管路延長約 44 万 kmのうち 50 年経過延長は約 1 万 km

平成 22 年度 ) 点検調査の周期の例 ( 下水道維持管理指針 ) 点検の周期の例 (

1 年に1 回管路施設の維持管理マンホール管内調査の周期の例項目実施場所供用開始経過年実施周期

回潜行目視調査内径 800mm 以上 0~30 年 10 年に 1 回 30 年以上 7 年に1 回

14 下水道施設の維持管理の状況下水道施設の維持管理は下水道維持管理指針水道維持管 ( 日本下水道協会 ) を参考にしながら地方自治体において実施 ( 下水道法には処理場の維持管理に関する規定はあるが管路の維持管理に関する規定はない ) 管路の点検調査としては以下の内容を数年に 1 回程度の頻度で実施マンホールふたを開け地上から確認できる範囲で点検点検結果を踏まえ管渠の劣化状況を詳細に把握するため管渠内部をTVカメラ等により調査下水道管路延長約 44 万 kmのうち 50 年経過延長は約 1 万 km 30 年経過延長は約 10 万 km 一方年間の点検延長は約 8,000km 調査延長は約 4,000km( 平成 22 年度 ) 点検調査の周期の例 ( 下水道維持管理指針 ) 点検の周期の例 ( 地上から目視等を行うもの ) マンホール管渠巡視 0~30 年経過 3 年に1 回点検 30 年以上経過 1 年に1 回管路施設の維持管理マンホール管内調査の周期の例項目実施場所供用開始経過年実施周期マンホール内マンホール内 0~30 年 5 年に1 回目視調査及び上下流管渠 30 年以上 3 年に1 回潜行目視調査内径 800mm 以上 0~30 年 10 年に 1 回 30 年以上 7 年に1 回テレビカメラ調査内径 800mm 未満 0~30 年 10 年に1 回 30 年以上 7 年に1 回点検清掃潜行目視調査 TV カメラ調査 13

下水道資源のエネルギー利用下水汚泥の約 8 割は有機物でありバイオガス化固形燃料化等により

下水汚泥のエネルギー利用ガス発電都市ガス自動車燃料化メタン発酵バイオガス下水汚泥 (

発電所下水熱利用事務所ビル病院事務所ビル商業施設規制緩和下水熱の利用を目的として

) 都市の低炭素化の促進に関する法律 ( 平成 24 年 8 月 ) ホテル先駆的な技術開発

高効率なバイオガス回収利用技術等 H24 年度 : 廃熱を利用した低コストの固形燃料化技術等

下水汚泥発生量約 220 万トン / 年 ( 乾燥ベース ) 賦存量利用状況発電可能量 :36

約 1500 1,500 万世帯の年間冷暖房熱源に相当発電可能量 :4,300 万 kwh/

15 下水道資源のエネルギー利用下水汚泥の約 8 割は有機物でありバイオガス化固形燃料化等によりエネルギー利用が可能下水熱は都市内に安定的かつ豊富に存在し地域の冷暖房等に利用可能下水汚泥のエネルギー利用ガス発電都市ガス自動車燃料化メタン発酵バイオガス下水汚泥 ( バイオマス ) 燃料化下水汚泥固形燃料固形燃料利用バイオガスステーション CNG 車燃料発電所下水熱利用事務所ビル病院事務所ビル商業施設規制緩和下水熱の利用を目的として下水管等から下水を取水することを可能に都市再生特別措置法の改正 ( 平成 23 年 4 月 ) 都市の低炭素化の促進に関する法律 ( 平成 24 年 8 月 ) ホテル先駆的な技術開発普及 ~ 下水道革新的技術実証事業 (B-DASH プロジェクト )~ H23 年度 : 高効率なバイオガス回収利用技術等 H24 年度 : 廃熱を利用した低コストの固形燃料化技術等 H25 年度 : 下水汚泥を利用した高効率なバイオマス発電等ポテンシャルの区分下水汚泥下水汚泥発生量約 220 万トン / 年 ( 乾燥ベース ) 賦存量利用状況発電可能量 :36 億 kwh/ 年約 100 万世帯の年間電力消費量に相当下水汚泥のエネルギー利用割合約 1 割ヒートホンフ施設等取水管等下水管路下水熱小水力下水処理量 : 約 140 億 m 3 / 年発電可能処理場数 : 約 920 箇所利用可能熱量 :7,800 Gcal/h 約 ,500 万世帯の年間冷暖房熱源に相当発電可能量 :4,300 万 kwh/ 年約 1.2 万世帯の年間電力消費量に相当下水熱利用の地域熱供給 3 箇所小水力発電実施箇所 6 箇所 14

16 下水道資源の有効利用の事例バイオガスの有効利用バイオガスは発電都市ガス原料天然ガス自動車等に利用されているバイオガス発電天然ガス自動車への供給都市ガス原料としての利用東京都横浜市等全国約 30 箇所で実施神戸市上田市で実施金沢市長岡市で実施固形燃料利用愛知県黒部市広島市福岡県等全国 6 箇所で実施固形燃料を石炭の代わりに発電所等で利用下水処理場発電所等需要家燃料化施設脱水汚泥固形燃料電力 15

17 国土交通省の下水道分野の二国間協力と個別支援プロジェクトブルガリア下道分野の政策対話 (H23.5 ) < 主な援案件 > アセットマネジメント構想調査中国清華大学に准教授を派遣研究テーマ : 中国南部の都市水再利用におけるリスク評価京都大学 - 清華大学環境技術共同研究教育センターでの協同研究 < 主な援案件 > 連湾下処理場 ( 側 ) 建設事ベトナム下道分野の協覚書の締結 (H22.12) JICA 期専家の派遣 ( 下道政策アドバイザー等 ) 下道政策 ( 浸対策 PPP 法導等 ) に関する国間会議本企業セミナーの開催 (H23.2 ) < 主な援案件 > ハノイ市下処理場建設運営案件フーコック島上下道整備案件ダナン市環境インフラ整備調査ホーチミン市浸対策ハイフォン市下処理場建設運営援業務ホーチミン市都市開発関連上下道プロジェクト構想調査サウジアラビア下道分野の政策対話本企業セミナーの開催 (H23.2 ) 上下道分野の協覚書の締結 (H23.9) < 主な援案件 > アセットマネジメント構想調査マレーシア下道分野の政策対話 (H23.10 ) ワークショップならびに政府間協議の開催 (H24.7) < 主な援案件 > クアラルンプールランガット地区下道整備調査ジョホールバル地区下整備案件カタール下道分野の政策対話本企業セミナーの開催 (H24.1 ) インド都市開発に関する協覚書 (H19.7) 下道分野の政策対話本企業セミナーの開催 (H19.7 ) JICA 期専家の派遣 ( 下道政策アドバイザー等 ) インドネシア JICA 期専家の派遣( 下道政策アドバイザー等 ) 下再利の促進策に関する国間会議 (H24.2 ) バリ州下再利調査 < 主な援案件 > 南アフリカ下道分野の政策対話本企業セミナーの開催 (H23.10 ) ( アセットマネジメントの導を提案中 ) < 主な援案件 > バンガロール州下道整備構想調査ジャカルタ下道整備調査 16

18 下水道経営の現状下水道は非常に公共性の高いインフラであるため国費に加え起債償還の一定割合を地方公共団体の一般会計より負担しその負担分の7 割を国が交付税措置している公共下水道における経費回収率はここ数年段階的に上昇しており平成 22 年度は約 85% 指定都市等大都市は比較的良好である一方で中小都市においては依然として低水準の状況経営改善を図るためには中長期的な収支見通しに基づく中長期経営計画の策定のもと公営企業会計の適用等の取組を継続的に行うことが重要下水道の汚水分の起債償還財源使用料対象経費の使用料による回収状況 (H22) 処理区域内人口密度に応じて以下で配分公費 (A) 3~7 割私費 (B) 7~3 割 A B 公費負担私費負担税金により負担使用料金により回収 7 割は交付税の対象より回収 % 汚水処理原価全国平均円 /m 3 汚水処理費 ( 公費で負担すべき部分を除く ) を年間総有収水量で除して算出資本費 ( 起債元利償還費 ) 82.2 円 /m 3 維持管理費 82.6 円 /m 3 使用料単価円 /m 3 (H18:138.6 円 /m 3 ) 経費回収率 85.4% 経費回収率一般会計による対応特定環境保全公共下水道を除く下水道事業費のイメージ国費約 0.6 兆円総下水道事業費のイメ業費約 0.5 兆円事地方費地方単独費約 0.5 兆円都市規模別経費回収率(H22) 上下水道の平均使用料単価比較公営企業会計の適用率全国平均 85.4% 指定都市 93.8% 一般都市 (5 万人以上 ) 81.6% 一般都市 (5 万人未満 ) 65.3% % 11.2% 10.4% % 上水道 % 下水道 % 7.2% % 6.3% % 406 事業 377 事業事業 % 268 事業事業 % 受益者負担金約 500 億円起債対象範囲 0 ( 円 / m3 月 ) 日本 (H22 年度末 ) ニューヨークベルリン H14 年度調査による当時の平均為替レートで換算 0.0% H18 H19 H20 H21 H22 下水道事業債 :30 年償還 ( 但し 5 年間据置 )

19 約 0.6 兆円総事業費下水道経営の現状総事業費は約 1.6 兆円 ( 平成 22 年度 ) 経営規模は約 3.2 兆円 ( 平成 22 年度 ) 基準外繰出約 0.5 兆円 ( 平成 21 年度 ) 下水道債残高約 31 兆円総事業費ベース (H22) 平成 10 年度をピークに事業費は減少 H22 は約 1.6 兆円 ( うち補対事業費は約 1.1 兆円 ) 国費地方単独費約 0.5 兆円基準内操出雨水処理費用及び汚水処理費用の一定割合は公費負担下水道債の残高は約 31 兆円 ( 農業集落排水施設等を含む )(H22) 平成 19 年度より減少傾向地方公営企業債全体の約 58% 地方債全体の約 16% 下水道インフラのストックの増大老朽化が進んでいるが維持管理費は横ばい地方費約 0.5 兆円受益者負担金約 500 億円経営ベース (H22) < 支出 > 建設費地方債償還 ( 元利償還 ) 約 2.3 兆円維持管理費約 0.9 兆円 < 収入 > 一般会計繰出金約 1.8 兆円 H21 基準外繰出額約 0.5 兆円下水道使用料収入約 1.4 兆円基準外操出本来料金でまかなうべき汚水処理費用の不足分接続率は全体で約 93% 10 年未満は約 61% (H22) 予算概要 ( 国土交通省 ) 地方公営企業決算の概況 ( 総務省 ) 下水道統計 ( 日本下水道協会 ) をもとに作成地方債残高一般会計繰出金等は下水道事業全体 ( 農集等含む ) の数値である 18

下水道事業の現状

資料 4 下水道事業の現状 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 下水道処理人口普及率 H23 年度末の下水道処理人口普及率は 75.8% ( 注 : 岩手県福島県の 2 県においては東日本大震災の影響により調査不能な市町村があるため公表対象外としている ) 全国 ( 参考値 ) 北海道青森県岩手県宮城県秋田県山形県福島県茨城県栃木県群馬県埼玉県千葉県東京都神奈川県新潟県富山県石川県福井県山梨県長野県岐阜県静岡県愛知県三重県滋賀県京都府大阪府兵庫県奈良県和歌山県鳥取県島根県岡山県広島県山口県徳島県香川県愛媛県高知県福岡県佐賀県長崎県熊本県大分県宮崎県鹿児島県沖縄県