Microsoft Word - SPECTRE日本語訳.doc

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1 SPECTRE Sample Program Extended Content Transmission Remote Editor Waldorf SPECTRE 日本語マニュアル

2 1. イントロダクション SPECTRE はサンプルコンテンツを製作し License SL をインストールした Blofeld Desktop と Blofeld Keyboard にそれらを転送するツールです 両機ともサンプルをプレイバックするための付加機能を備えたシンセサイザーです もしあなたが上記のどの楽器をお持ちでなくともぜひ SPECTRE を体験して もしそれら楽器を持っていたらどんなふうだろう と想像してみて下さい

3 2. インストール 2.1. Windows PC ダウンロードしたインストーラー ( Spectre-091-WIN 等の名称のファイル ) を実行し スクリーンのインストラクションに従うだけです 2.2. Apple Mac Spectre(.app) を自分のアプリケーションフォルダへドラッグするだけです 2.3. 追加機能 Factoryコンテンツファイル "factory-01.wpc" をWaldorfサイトからダウンロードしたいという方もいるかもしれません このファイルは あなたがご自身のサンプルプログラムとミックスしてみたいと思われる可能性のあるすべてのファクトリープログラムを含みます 2.4. SPECTRE 起動インストールが終了したら モノクロのスクリーンが現れてSPECTREをスタートする事が出来るはずです いったん使用を始めたらもっとカラフルになっていきますので心配しないで下さい

4 3. SPECTRE コントロール SPECTRE ユーザーインターフェースは以下の通りです すべてメインスクリーン上で見ることが出来ます 1. The Programs List 読み込み済みのProgramが表示されているリストです Programを読み込むには 隣にある <Load> ボタンを押すかもしくは簡単にファイルをリストへドラッグ & ドロップするだけです 以下のフォーマットが現在サポートされています : XML: Blofeld Sample Set XML フォーマット サンプルセットを保存するためにも使われます KMP: KORG フォーマットのサンプルプログラム WPC: Waldorf プリセットコンテンツ Waldolf のプリセットコンテンツなので編集できません TXT: コマンドラインバージョンの SPECTRE に使用するテキストフォーマット 読み込み済みのプログラムを表示したプログラムリストが読み込まれたら クリックして選択し Sample リストでサンプルを見てみましょう プログラムを消去するには選択してコンピューターのキーボードの <delete> もしくは <backspace> を押すだけです ここでは一度に複数のプログラムを選択することができます プログラムの名前を変更するには ダブルクリックし 新しい名前を入力してください プログラムの順番を変更するには 選択したプログラムを任意の位置にドラッグして下さい プリセットのプログラムは黒で それ以外は赤で表示されます 2. Load ( 読み込み ) プログラムを読み込むために使用します サポートされるファイルフォーマットについては前項を参照して下さい 3. Save ( 保存 ) 現在のセットをXMLフォーマットで保存します 4. Export ( エクスポート ) 現在の選択をXMLフォーマットで保存します これは リストから複数のプログラムを保存したい時に便利です 5. New ( 新規作成 ) 新しいプログラムを作成します 新規プログラムは "- new -" と表示されますので 任意の名前に変更したりサンプルを追加したりして下さい

5 6. Audio/MIDI ここでは Audio/MIDI 設定ができます Blofeld Keyboardもしくは他のMIDIキーボードを選択しSPECTRE 上でノートをトリガーすることが出来ます もし Blofeldにサンプルコンテンツを転送したい場合はMIDI Output 欄でBlofeldが選択されていることを確認して下さい 7. Save MIDI File (MIDI ファイル保存 ) 現在の内容がBlofeldへ転送するためのMIDIファイルとして保存されます これはサンプルコンテンツをシェアしたい場合や SPECTREの内蔵 MIDI 転送機能をあまり信頼できない場合に便利です 8. Transmit( 転送 ) サンプルコンテンツを接続されたBlofeldへUSB MIDIを介して転送します 残念ながらこの処理には少々時間がかかります <Esc> を押して転送をキャンセルすることも出来ますが Blofeldのサンプルコンテンツがいくつか不定義になり 演奏できない状態になってしまいます 9. The Sample List( サンプルリスト ) 選択されたプログラムで使用されているサンプルを見ることができます もしも複数のプログラムが選択されている場合 最初のプログラムのサンプルのみ表示されます サンプルをクリックして選択すると キーボード上に選択されたサンプルのレンジがハイライトされて表示されます コンピューターの <Shift> キーを押しながらノートを演奏するとそのレンジのサンプルが選択されます サンプルを聞くには サンプルリスト内でダブルクリックするか 適したレンジでキーボードをプレイします プログラムにサンプルを読み込むには 隣にある <Load> ボタンを押すか 単純にリストへドラッグ & ドロップするだけです 現在 WAVファイルのみサポートされています これらの中にループ情報が存在する場合はその情報は生かされます ステレオファイルはモノラルに変換されます ドラッグ & ドロップでも ファイル選択でも複数のサンプルを選択可能です 空っぽのプログラムにサンプルを読み込む時 ルートキーとハイライトキーは自動的に検出されたサンプルのピッチに基づいてセットされます この処理は最終的にほんの少しの調整を必要とするだけですので お気に入りのサンプルプログラム作成方法になるでしょう サンプルをリストから消去するには クリックしてからコンピューターの <delete> か <backspace> キーを押すだけです 注意するのは 消去されるのはリファレンスからのみということで サンプルファイル自体はコンピュータの中に残っています Sample Set はサンプルのリファレンスであり サンプル自体ではありません ですから Set を保存した後にハードドライブから以前のサンプルを消去してしまわないようにして下さい Set はそれだけでは演奏することは出来ず サンプルファイル本体が必要です! 10. Load for Samples( サンプルの読み込み ) サンプルを読み込みます 前項を参照して下さい

6 11. root key ( ルートキー ) ここで選択したサンプルの ルートキー を調節します ルートキー とは転調無しのノーマルレートでプレイバックされる時のキーの事です ですから例えばピアノでC3のサンプルがあったとすると ルートきーは C に設定されなくてはいけません ルートキーを設定する方法はいくつかあります : "root key" ノブを動かす <Ctrl> キーを押しながらノートを演奏する テキストフィールドにノートを入力する例 "A3", "C-1" など テキストフィールドに数字を入力する 例 "60.3". テキストをクリアし数字を入れ 移調するために "up" や "down" をいれる 例. "12 up" "0.2 down". テキストをクリアし数字を入れ 全体のサンプルに影響させるために "up all" か "down all" と入力する ( 例 :"12 up all で すべてのサンプルをオクターブ上げる など ) 12. highest Key ( ハイエストキー ) これは選択されたサンプルが演奏する一番高いキーです サンプルリスト内のサンプルは自動的にこれによってソートされますので 選択したサンプルがこれを調節している間に動いてもパニックになる必要はありません ルートキーと同様に ハイエストキーを設定する方法はいくつかあります : "highest key" ノブを動かす <Alt> キーを押しながらノートを演奏する テキストフィールドにノートを入力する例 "A3", "C-1" など テキストフィールドに数字を入力する 例 "60". テキストをクリアし数字を入れ 移調するために "up" や "down" をいれる 例. "12 up" "1 down". テキストをクリアし数字を入れ 全体のサンプルに影響させるために "up all" か "down all" と入力する 例. "12 up all 13.reference ( リファレンス ) 外部もしくは内部キーボードで演奏時 サンプルのチューニングのためにシンプルなノコギリ波が鳴ります 14. normalize sample ( サンプルのノーマライズ ) サンプルのレベルをクリッピングを起こさずに最大レベルに設定します もしアクティブ (ON) にした場合 最終的なレベルは <level> ノブのテキストフィールドに示されます ただし ステレオサンプルが読み込まれている場合にはネガティブ (OFF) になります <shift> を押しながらクリックするとすべての現在のプログラムのすべてのサンプルに影響します

7 15. normalize program ( プログラムのノーマライズ ) 相互的なレベル比を決定しながらプログラム内のすべてのサンプルレベルをクリッピングを起こさずに最大レベルに設定します これは <normalize sample> がアクティブになっていないサンプルにのみ影響します 16. level (db) ここでは いずれのノーマライズオプションも設定されていない場合にサンプルのレベルを設定します <shift> を押しながら調節すると現在のプログラム上のすべてのサンプルに影響します 17. Fixed Pitch ( ピッチ固定化 ) サンプルのピッチを固定しながら再生します ( 現在 Blofeldではサポートされていません ) 18. information display ( インフォメーションディスプレイ ) ここでは現在のサンプルと選択されたプログラムに関する情報が表示されます Blofeld の 60MB メモリーの使用量パーセンテージも表示されます 100% 以上でも Sample set を編集 保存は出来ますが SPECTRE は MIDI ファイルでの保存 Blofeld への転送を拒みます 19. keyboard このキーボードは選択されたサンプルのルートキーとレンジを表します 選択されたプログラムはこのキーボード もしくは外付け MIDI キーボードから演奏可能です 以下がこのキーボードが出来る事のリストです : プログラム演奏のためにノートをクリックする 右クリックもしくは <Command-Note>(Mac のみ ) でノートを押すとラッチモードになります ノートは緑で表示され再度プレイすることによってアンラッチすることができます リファレンスとループサンプルはノートがラッチされている間発音し続けます <Shift-Note> でサンプル選択 ASCII MIDI Keyboard 用にレンジを選択します 小さなドットで示されます <Ctrl-Note> でルートキーを設定 <Alt-Note> でハイエストキーを設定アサインされていないノートは灰色で表示され 音が出ないのが普通ですが リファレンスボタンがオンの場合はノコギリ波が発音されます