58 プール学院大学研究紀要第 53 号 て設定された学習項目として クロス カリキュラム のテーマがある このテーマは 全人教育 (Growth as a person) 文化的アイデンティティと国際性(Cultural identity and internationalism) メディア スキ

Size: px
Start display at page:

Download "58 プール学院大学研究紀要第 53 号 て設定された学習項目として クロス カリキュラム のテーマがある このテーマは 全人教育 (Growth as a person) 文化的アイデンティティと国際性(Cultural identity and internationalism) メディア スキ"

Transcription

1 プール学院大学研究紀要第 53 号 2012 年,57 71 フィンランドに学ぶ音楽科教育法 田原昌子 はじめに 著者は ピアノ音楽や音楽教育の実践及び研究を通して フィンランドとの交流を持ち 2004 年以来 フィンランドの幼稚園 小学校 中学校の教育現場の視察を重ねている 今やフィンランドは教育大国として知られ フィンランド メソッド として その教育方法や 教師の教育力の高さが 日本でも広く紹介されている では 小学校音楽科教育において子どもたちは何を学び 特筆すべき学習内容や教育方法は何であろうか これらを探るべく 2 件の先行研究 1) では フィンランドの小学校音楽科教科書分析から学習内容と The National Core Curriculum for Basic Education ( ナショナル コア カリキュラム ) 2) の内容を分析し フィンランドの小学校音楽科教育の特徴を明らかにした 本稿では これらの分析を基に両国の小学校音楽教育の目標 指導内容の再考察を行い フィンランドの音楽科教育法の中から我が国が学ぶ音楽科教育方法を探り 小学校低学年音楽科教育に いかに実践的にアプローチできるかを考察する Ⅰ. フィンランドと日本の小学校音楽科教育の目標と指導内容の比較 両国の小学校音楽科教育の基軸となる The National Core Curriculum for Basic Education と 小学校学習指導要領 3) の小学校 1-4 学年の音楽科の目標 指導内容の共通点 相違点を明らかに し 考察を行う 1-1 The National Core Curriculum for Basic Education (2004) フィンランドでは 国家教育委員会 (National Board of Education) が 指導目標や指導内容をある程度の基準を定めたナショナル コア カリキュラムをもとに 地方自治体が各教科の独自の教科カリキュラムを編成する この独自の教科カリキュラムを さらに各学校で 各教師がカリキュラムを自由に編成して指導を行っている 現行のナショナル コア カリキュラムには 2004 年に公示され すべての教科をまたがっ

2 58 プール学院大学研究紀要第 53 号 て設定された学習項目として クロス カリキュラム のテーマがある このテーマは 全人教育 (Growth as a person) 文化的アイデンティティと国際性(Cultural identity and internationalism) メディア スキルとコミュニケーション(Media skills and communication) 市民としての参加意識と起業家精神 (Participatory citizenship and entrepreneurship) 環境 福祉 持続可能な未来に対する責任 (Responsibility of the environment, well-being, and a sustainable future) 安全と交通(Safety and traffic) 技術と個人(Technology and the individual) の7 項目から成立している 1-2 音楽科教育の目標 の比較 考察 ナショナル コア カリキュラムでは 先の 7 項目が 音楽科指導を通して獲得されることを目標 に 基礎教育 9 年間の音楽指導の責務について前文で書かれている この前文は 小学校 学習指導 要領 と中学校 学習指導要領 4) の音楽 教科の目標 に相当するといえる < ナショナル コア カリキュラム音楽前文 > 音楽指導の責務は 音楽領域から関心の対象をみつけること 音楽活動に関わることを促すこと 音楽を通して自己表現の手段を与えること 及び人間形成の一助となることである さらに 音楽が時代と状況に密接に関連していることを理解できるように導くことである 音楽は 時代 文化 社会によって異なり 対象とする人によって異なる意味を持つ 自分自身 あるいは小さなグループの中で音楽を奏で 音楽を聴くことを通して有意義な経験を得ることが 音楽を理解し 概念化するベースとなることを勘案し 指導しなければいけない 音楽指導は 児童 生徒一人一人の音楽性 (musical identities) 形成の過程のなかで その目的は様々な音楽を鑑賞し 様々な音楽に好奇心を抱く姿勢であるが 開発するツールを提供する 音楽のスキル ( 技術 ) は 反復による かつ長期的な練習により開発される 児童 生徒が共に音楽を 自分自身 あるいは小さなグループの中で奏でることは 責任感 建設的な批判をする姿勢 多様な文化やスキルを受容 理解するソーシャルスキルを開発する 音楽以外の指導科目との関連を探すことによって 児童 生徒の全人的な表現力の開発に当たらなければならない 音楽指導のなかで テクノロジーやメディアが提供する可能性が有用化される < 小学校学習指導要領 中学校学習指導要領音楽教科の目標 > 小学校学習指導要領 表現及び鑑賞の活動を通して 音楽を愛好する心情と音楽に対する感性を育てるとともに 音楽活動の基礎的な能力を培い 豊かな情操を養う 中学校学習指導要領 表現及び鑑賞の幅広い活動を通して 音楽愛好する心情を育てるとともに 音楽に対する感性を豊かにし 音楽活動の基礎的な能力を伸ばし 音楽文化についての理解を深め 豊かな情操を養う 両国の音楽科の目標を整理すると次のようになる [ 共通点 ] 音楽を通しての人間形成を目指している [ 相違点 ] 前文には 日本の小学校 中学校の教科の目標に加え 平成 19 年 6 月に改正された 学校教育法 5) 第 2 章第 21 条に規定されている 義務教育の目標の内容が付加されている フィンランドでは 音楽から自分の関心の対象を発見し音楽活動に関わるのに対し 日本では 表現 と 鑑賞 の二つの領域での経験を通して 音楽を愛する気持ちと感受性を育て 音楽的

3 59 能力を養い 情感豊かな心を持った人間の形成を目標としている [ 考察 ] 両国の音楽科教育の目標の共通である 音楽を通しての人間形成 は どの教科においても 共通の目標と考えることができる 音楽科において 音楽 そのものを学ぶことではなく 音楽 で教育するという目標は 全世界共通の音楽科の教育目標といえる しかしながら フィンランドでは 音楽科教育は 子どもたち自身が音楽を通して自分の関心の対象を発見し 音楽活動に関わり 音楽を通しての自己表現や人間形成の一助になることが音楽指導の果たすべき務めであるのに対し 日本では 表現 と 鑑賞 の二つの領域での経験を通して 音楽を愛する気持ちと感受性を育て 音楽的能力を養い 情感豊かな心を持った人間の形成を目標としている この点で 両国の音楽科教育は 育てようとする 人間像 が異なるといえるのではないだろうか さらに この音楽科教育の目標には 一人ひとりの関心や表現力を大切にして目標に到達しようとする 言い換えれば 積極的な心構えや感情といった個々の心 内 から自己表現 外 へ 個人から集団へというフィンランドと 与えられる経験 外 からを通して情感豊かな心 内 を育む 集団から個人へという日本と 音楽科教育によって育てようとする人間像へのアプローチの方向の相違が現れているといえる 1-3 小学校 1-4 学年の指導目標 指導内容の比較ナショナル コア カリキュラムでは 日本の義務教育 9 年間の各学年の指導目標 主たる指導内容が 第 1-4 学年と第 5-9 学年に2 分割して示されている ここでは 小学校第 1-4 学年指導の目標 主たる指導内容の全文を次のページに示し 日本の学習指導要領第 1-4 学年の指導の目標との比較 考察をまとめる < 指導の目標 > [ 共通点 ] 第 1-2 学年の子どもたちの発達特性に合わせ 楽しく 基礎的な表現の能力を育てるということ が 両国の共通する指導目標として挙げられる [ 相違点 ] ナショナル コア カリキュラムでは 指導の目標として 子どもたちが多様な音楽経験をし 自己表現や自己の考えを実体化するように促すことが記述されている 歌唱 器楽 鑑賞の活動で子どもたちが何を学ぶか また 作曲を通して音楽を構成する要素を実際に使うことや 音楽の世界の多様性を学ぶこと さらに音楽を創ること あるいは聴く一員として行動することが目標として書かれ より具体的な子どもを主体とした目標となっている 学習指導要領では 表現や鑑賞の能力を育み 豊かな情操を養う態度と習慣を育てるという一般的な目標のみが書かれている

4 60 プール学院大学研究紀要第 53 号 < ナショナル コア カリキュラム音楽小学校 1-4 学年指導の目標 主たる指導内容 > < 小学校第 1 学年 第 4 学年 > 楽しく 総合的な音楽活動 (integrating activity) を展開することにより 音楽表現力を開発することが中心となる 様々な音の世界と音楽を経験させ 自己表現を促し 自分自身の考えを実体化するように促す 指導の目標 * 自分達の声を無理なく活用し 個人及び集団での歌唱 器楽演奏及び身体反応により 表現することを学ぶ * 音環境と音楽を集中し かつ 積極的に聴き 観察する (observe) ことを学ぶ * 作曲の要素として 様々な音楽を形づくっている要素を使うことを学ぶ * 音楽の世界の多様性を理解することを学ぶ * 音楽を作るグループの一員として 音楽の聴き手として 責任を持って行動することを学ぶ 主たる指導内容 * 児童の発達段階に応じた (age-appropriate) 歌唱ゲーム : 発話 言葉遊び (taking nonsense) 及び歌唱による練習 * 歌唱曲 : 声部に分かれて歌唱できるような練習 * 器楽演奏曲及びその練習 : 身体を使った楽器 リズム楽器 旋律楽器 及び和声的な楽器 (harmonic instruments) 及び 一緒に演奏できるようになるための準備をする 練習では まず 基本的なリズム感を開発すること * 一人ひとりが経験や発想を説明するなど 様々な活性化の手段を用いて 色々な音楽を聴くこと * 音の反復 小規模な作曲 (sound composition) 及び即興による作曲活動 * 自分自身 あるいは小さなグループの中で音楽を奏で 聴く 身体反応する 及び作曲することに関連して 音楽を形づくっている要素 リズム 主旋律 和声 強弱 音色や形式 に関する基本的な概念 * 異なった時代や音楽のジャンルを網羅する フィンランドの音楽及びその他の国々 文化の音楽を紹介する 歌唱 器楽による楽曲 聴く楽曲 [ 考察 ] ナショナル コア カリキュラムには ティーチング 教師が何を教えるかという指導の内容ではなく 記述されている目標に向かって ラーニング 子どもたちが何を学び取るかという目標が より明確に示されている すなわち 子どもたちの ラーニング が指導の目標となるフィンランドの音楽科の目標に対し 学習指導要領は教師が何を教えるかという ティーチング が目標となっている この差異は 先の 音楽科教育の目標 の比較 考察の項で述べた事と同様に 子どもたちが自ら学ぶという個人の自主性を大切にするフィンランドの教育と 子どもたちが進んで音楽に関われるように教師が指導するという日本の教育と 両国の教育に対する根本的な考え方の相違といえるのではないだろうか < 主たる指導内容 > 両国の指導内容を 表現領域 鑑賞領域 共通する指導内容の3つ分に分け さらに表現領域は歌唱 器楽 作曲 ( 音づくり ) の3つの活動に分けてまとめ 表 1 6) に示した 両国の指導内容の比較 考察は 次のようにまとめることができる [ 共通点 ] 表現領域の3つの活動を通して 自分の思いや意図をもって自分自身を音で表現し 音楽を形づくっている要素について感じ理解する 表現活動において即興的な表現を挙げている [ 相違点 ] ナショナル コア カリキュラムの表現領域に関する項目で 次の4 点が 学習指導要領に書かれている内容よりも重視されている

5 61 ナショナル コア カリキュラム 発話や言葉遊びを含む歌唱ゲームを通した歌唱指導や声部に分かれて歌唱できる歌唱曲の指導 身体を使った楽器 リズム楽器 旋律楽器 和声的な楽器の演奏の指導と 器楽指導を通してリズム感を育成すること 音の反復に着眼し 小規模な作曲や即興演奏による作曲活動の指導と 作曲を通してリズム 主旋律 和声 強弱 音色や形式に関する基礎的な意味内容の指導 表 学年の主たる指導内容の比較 表現領域歌唱 表現領域器楽 学習指導要領 範唱を聴いたり ハ長調の楽譜を見たりし 歌詞の内容や曲想を工夫して思いや意図を持って 自然で無理のない歌い方で 互いの声や伴奏を聴いて歌う指導 * 歌唱教材は 共通教材を含む 斉唱や簡単な合唱曲を取り扱う 範奏を聴いたり ハ長調の楽譜を見たりし 思い意図を持って音色に気をつけて旋律楽器や打楽器を演奏し 互いの楽器の音を聴きながら音を合わせて演奏する指導 * 既習の歌唱教材を含めた簡単な重奏や合奏曲を取り扱う 表現領域作曲 ( 音づくり ) 鑑賞領域 音の響きやその組み合わせを楽しみ 様々な発想で即興的に表現し 音づくりをする過程を大切にしながら音楽の仕組みを生かして 思いや意図を持って表現する指導 受け身で聴く鑑賞ではなく 一人ひとりが自分の経験や思い曲想とその変化を感じ取り 音楽を形づくっている要素や楽や考えを説明できるといった 積極的な姿勢で音楽を聴き 曲に気を付け 楽曲の特徴や演奏のよさに気が付くように指また 多種多様な文化の音楽や自国の音楽を聴くことや 聴導 * 鑑賞教材にはわが国や諸外国の民謡 劇音楽や人々にく活動を通して リズム 主旋律 和声 強弱 音色や形式親しまれている音楽などをとりあげる 音楽を形づくっていに関する基礎的な意味内容の指導 る要素を感じ取りやすく 聴きやすい楽曲や いろいろな演奏形態の楽曲を取り扱う 多種多様な文化の音楽や自国の音楽に親しみ 自分自身や小さなグループでの演奏や聴くこと 身体反応すること 作曲を通して 主旋律 和声 強弱 音色や形式といった音楽を形づくっている要素に関する基礎的な意味内容の指導 2 つの領域に共通する事項 音楽を形づくっている要素については 音色 リズム 速度 旋律 強弱 音の重なり 音階や調 拍の流れやフレーズを 音楽の仕組みについては 反復 問いと答え 変化などを聞き取り それらの働きが生み出す面白さや美しさを感じる指導 音符や休符や記号に関わる用語を 音楽活動を通して理解する指導 1 音の響きやその組み合わせだけではなく 和声に関する記述がある点 2 器楽演奏においてリズム感の開発を挙げている点 作曲 ( 音づくり ) において音楽の反復を扱っている点 3 自己の発想や経験を説明するという自己表現を意見として求める点 4 鑑賞領域だけではなく 歌唱 器楽で 異なる文化や時代 ジャンルを網羅する楽曲を扱う点 学習指導要領では 特に第 3-4 学年において 1 歌唱 器楽でハ長調という特定の調性の楽曲を取り上げている点 2 楽譜を読み 旋律を演奏し 音づくりをすることを楽しむことが指導内容に書かれている点 学習指導要領の表現領域には ナショナル コア カリキュラムにはない 各学年で表現教材として扱う具体的な曲の< 共通教材 >の記述があり 何を教えるのか ティーチング のための教材が明記されている [ 考察 ] 指導内容の記述からも フィンランドでは個々の子どもの個性を大切にし また 第 1-4 学年の子どもたちが 自分 というものを様々な音楽活動を通して表現し より子どもたちの 自己確立 自己表現 が 音楽科教育の学習で求められている この点は 日本の音楽科教育 特に小学校低

6 62 プール学院大学研究紀要第 53 号 学年での教育には打ち出されていない目標 指導内容といえる その背景には 小さな北欧の一国が世界の中で生き残るために 国民一人ひとりがアイデンティティを持ち 世界に目を向ける姿勢を育む必要があることが 音楽科教育の目標や内容においても表れていると考えられる Ⅱ. フィンランドと日本の小学校低学年音楽科教育法比較 日本の音楽科教育は 教科書検定 7) を合格した教科書を主に実践の場では使用し 授業が展開される 一方 フィンランドには教科書検定制度は存在せず 教科書は単なる教材の一つに過ぎない しかしながら 実践の場では 子どもたちの心身や音楽的能力の発達を踏まえ フィンランドの歴史や環境 文化に適応した良い教材であるとされ 教科書は採択されている ここでは 小学校音楽科教科書として代表的なフィンランドの MUSIIKIN mestarit 1-2 OTAVA 社 (2008) と 日本の 小学生のおんがく 1 小学生の音楽 2 教育芸術社 (2010) を取り上げ その学習内容を比較し 考察する 2 1 フィンランド 日本の音楽科学習内容の比較結果と考察学習内容を 表現 と 音楽を形づくっている要素 の2 項目で比較を行い 表 2 8) の結果を得た この結果から 両国の第 1-2 学年の音楽学習内容を次の 2 項目について共通点 相違点を検討し 考察を行なった < 表現の内容について> [ 共通点 ] 歌唱では 拍子や言葉のリズムを大切にしながら 拍にのって歌うこと 器楽では 身の回りの楽器や いろいろな楽器の音に親しむこと 音楽づくりでは 一人ひとりの子どもたちが 4 分音符や 4 分休符 8 分休符を用いて自分のリズムを創作し そのリズムに音をつけて音楽づくりをすること [ 相違点 ] 図 1 伝統楽器カンテレ 歌唱では フィンランドは声の流れやフレーズを感じ さらに伝統楽器カンテレ ( 図 1) の伴奏に合わせて調性や和音の響きを感じて歌う学習であるのに対し 日本は音の高さを意識し 歌詞を大切にして歌う点である 器楽では 活動の中心となる楽器が フィンランドはカンテレであり その楽器を通して和音の響きを感じることと 管 弦 打楽器がどのような音がするかを調べる学習である それに対し 日

7 63 表現の内容 音楽を形づくっている要素 音色 歌唱 器楽 音楽づくり リズムや拍 旋律やフレーズ 強弱 和音や音の重なり 音楽の形式 音楽のジャンル 表 2 フィンランド 日本の 1-2 学年の音楽科学習内容比較 フィンランド MUSIKIN mestarit 1-2 日本 小学生のおんがく 1 小学生の音楽 2 自分の声を意識し 発声を工夫することによって生まれる音楽の流れを感じる 動物の鳴き声から 声には色々な高さがあることを学ぶ 言葉のリズムを大切にし 拍に乗って歌う カンテレの伴奏に合わせて 長調 短調の音楽の雰囲気を感じながら歌う フィンランドの伝統楽器カンテレの演奏や伴奏を通して 和音の響きを感じる 弦楽器 木管楽器 金管楽器 打楽器にどのような楽器があるか また その音にはどんな特徴があるのか 実際に音を出して調べる 姿勢をよくし 音の高さを階名と手の位置で確かめ 様子を思い浮かべ歌詞を大切にしながら歌う 拍子を感じながら また 身振りをつけながら みんなの声を聴きながら歌う 物語から登場人物の気持ちを感じ取って歌い方の工夫をする 歌声や楽器の互いの音を聴きあって演奏する 鍵盤ハーモニカのポジション移動 指かえの奏法を学び リズムに乗って 拍子を感じながら演奏する ター(4 分音符 ) ティ(8 分音符 ) タウコ(4 タン(4 分音符 ) タ(8 分音符 ) ウン(4 分休分休符 ) の組み合わせで自分のリズムを創作し 符 ) ウ(8 分休符 ) の組み合わせで自分のリズムその自分のリズムに c1e1g1 の音をつけ さらにづくりをする 歌詞をつけ 音楽づくりをする c1 から g1 までの 5 音の中から音を選び 2 小 カノンやロンド形式といった音楽の形式を学ぶ節 8 拍分の旋律をつくり 歌ったり鍵盤ハーモニ方法として 自分の創作したリズムを反復したり カを弾いたりする 変奏として用いたりして みんなで一つの音楽づくりをする 絵からどんな特徴のある音色かを考えて言葉で表現したり 多種多様な楽器のを実際に音に出し それぞれの音色を感じ取る 脈拍やフィンランド語の音節といった身近な拍や 名前 子どもたちの遊び歌 日本語の音節に合わリズムを知ることから ロックのリズムに合わせせ身近な拍やリズムを知る て踊ったり ラップのように言葉のリズムに合わせて歌ったりしながらさまざまなリズムに触れる 2/4 拍子 3/4 拍子を手拍子や合奏を通して感 ティティやターを組み合わせた色々なリズムをつじ 拍のまとまりや リズムの組み合わせをつくり くり 2/4 拍子 3/4 拍子 4/4 拍子とリズムの拍子と拍との関係を知る 関係を知る 発声を工夫することによって生まれるフレーズを 曲の旋律の動きに対応させて感じる 音の強弱を天気の様子と関連付けて感じ カノンの表現のに音の強さの変化を加えて その表現に変化をつける やまびこあそびや掛け声の受け応えによって音の強弱を意識する 様子を思い浮かべ その様子にあった強弱を考えて演奏する カンテレの弦を抑えてつま弾くだけで生じるⅠ 自分の好きな音を身の回りから探し リズムに合 Ⅳ Ⅴの和音の響きを感じ取る わせて音を加え 音の重なる面白さを感じる Ⅰ Ⅳ Ⅴの和音通して 長調と短調の響きを感じ取る 輪唱でお互いの声を聴きあいながら歌う CDEFG の 5 音をカノンで音を重ねることから生まれる和音の響きを感じ取る カノンや AB 形式 ABC 形式 ロンド形式をリ 輪唱によるカノン形式を意識する ズムづくりや音楽づくりを通して理解する フィンランドの民謡やサーメのヨイクなどの自分の国の歌や音楽に触れる 世界の民謡や 有名な作曲家の曲に親しむ 子どもたちを含む フィンランド人の作詞 作曲の音楽に親しみ表現する 音符 休符 記 音符の各部の名称や 5 線と加線を理解する 号や音楽に関わる用語 c1e1g1 の音の五線上の位置を確認する 強弱記号の意味を理解する 4 分音符 8 分音符 4 分休符をリズムの学習で学ぶ 日本のわらべ歌や文部省唱歌に親しむ 諸外国の民謡に日本の歌詞をつけた歌 諸外国の遊び歌に親しむ 邦人の作詞 作曲の音楽に親しむ表現する 鍵盤ハーモニカの演奏に出てくる c1 から d2 までの音を階名で読む 4 分音符 8 分音符 4 分休符 8 分休符をリズム学習で 2 分音符を学ぶ 本は鍵盤ハーモニカ カスタネット タンブリン トライアングルの奏法を知り 演奏することが 主活動になっている

8 64 プール学院大学研究紀要第 53 号 音づくりでは フィンランドは 一人ひとりの子どもたちが創作したリズムにド ミ ソの 3 音を用いて付けたり 歌詞を付けたりし その音楽を反復や変奏して音楽の形式を学び 日本は 創作した自分のリズムに ド レ ミ ファ ソの 5 音を用いて旋律づくりをし それを演奏することを学ぶ [ 考察 ] 歌唱では 歌を歌う第一段階の発声において 日本は 姿勢を良くし音の高さを確かめることが学習内容となっているが フィンランドは 声によって生まれる音の流れを感じることになっている また 日本は歌詞を大切にして情景を感じて歌うことが挙げられているが フィンランドでは 人の声だけでなく動物の鳴き声にも高さや流れがあることを知り カンテレの伴奏に合わせて短調 長調の調性を感じて歌うことが学習として挙げられている この 音の流れを感じる 色々な音の響きに注目するという学習こそが 音を 聴く という原点になるのではないだろうか 自分の声や周囲の音を聴くという 音楽学習以前の 聴く ということを踏まえ より音楽的な耳で 聴く ことを目指しているといえる 日本の歌唱表現では 拍子を感じて身振りをつけ さらには音程を正しく様子を思い歌詞を大切に歌うこと すなわち演奏することに重点を置き過ぎ 自分の声を 聴く ということがなおざりにされていないだろうか 聴く ということを徹底してこそ 自分の声やみんなの声を聴くことができると考える 同様のことが 器楽活動にもいえる フィンランドでは カンテレの伴奏による和音や音の響きを感じ また様々な楽器の音を出してみる学習である カンテレは 5 弦のうちのいくつかの弦を左手で押さえ 右手の人差し指の腹で爪弾くだけで容易に和音伴奏を得ることができる楽器で 特別な読譜能力も 演奏技術も必要ではない 一方 日本では 鍵盤ハーモニカという カンテレより奏法がかなり複雑である楽器の学習が取り上げられている 息を吹きながら指を独立させ 鍵盤を押さえて音を出し また 旋律を演奏するには 複雑な手のポジション移動や指かえが必要であり さらに 楽譜を読むための読譜力も必要となる学習である このように 器楽の活動の主として取り上げる楽器の違い 奏法の違いが 子どもたちの音楽に対するモティベーションの高さの違いに結びつくのではないだろうか 奏法や読譜を難しく感じる日本の小学校低学年の子どもたちにとって 鍵盤ハーモニカの学習は 音楽は嫌い を生み出す懸念がある さらに音楽づくりの学習では 両国で 子どもたちが音符や休符を組み合わせたリズム創作を取り上げることは 身体を動かすことが楽しいこの年齢の子どもたちの特性であることから 理にかなっている しかしながら 日本はそのリズムに旋律をつけ 鍵盤ハーモニカで演奏する総合的な音楽学習へと発展させ 小学校低学年で音楽演奏表現を学ぶのである

9 65 一方 フィンランドでは 音楽づくりでリズムや音のくり返し ( ロンド形式 ) や追いかけること ( カノン ) を通して 音やリズムの重なりや響きに耳を傾けながら 音楽の形式を学ぶのである 音楽形式という高度な内容であるにも関わらず そのアプローチの仕方が子どもたちにとって平易で 特別な読譜力や演奏技術を必要としない点は 日本の到達目標と異なる 小学校低学年で 聴く ことを通して表現を学ぶフィンランドでは 自己表現の実現を目指すという 音楽科教育の目標を具現化しているといえる < 音楽を形づくっている要素の学習について> [ 共通点 ] リズムや拍の学習は 音楽を特徴づけている要素の学習の始めに取り上げられ 他の要素の学習内容や 歌唱 音楽づくりの分野と関連が深く 第 1-2 学年での音楽科学習の中心的な位置を占めている 音楽のジャンルにおいて 自国の音楽を中心に諸外国の音楽を採り上げている カノンを通して 和音や音の重なり 音楽の形式を学習する 音符 休符 記号や音楽に関わる用語については 4 分音符 4 分休符 8 分休符を取り上げ 音高を五線譜に対応させて学習する [ 相違点 ] 学習指導要領の共通事項に挙げられている音色 旋律やフレーズの学習について 日本の教科書には 直接的な表現で扱われていないが フィンランドの教科書では絵を用い 子どもたちにわかりやすく解説されている フィンランドにおけるリズムや拍子の学習は 自分のリズムづくりの学習から友だちのリズムを加えていくことでできる 様々な音楽形式を学ぶ学習に発展させているが 日本では 音の重なる面白さを感じる学習に発展させている 和声や音の重なりの学習で 日本では主に中学年以上で学ぶ音の重なりや調性 高学年で扱う和声の響きが フィンランドではカンテレの学習に対応させ 低学年からの学習内容として扱われている 音楽形式において 輪唱やカノン形式を意識して演奏する日本に対し フィンランドでは リズムや音楽づくりを通して その形式を理解することを目標としている [ 考察 ] 第 1-2 学年の年齢の子どもたちは 音楽を聴いたり歌ったりすると自然に身体が動き リズムに興味を示して楽しむことができる このような心身や音楽的能力の発達の特性から リズムや拍子の学習は 第 1-2 学年に適した内容であり フィンランド 日本の双方が同じ見解に基づいて重点を置いているのは 当然の結果であると考えられる 音楽を形づくっている要素の学習から読み取れる 音楽形式の理解を大切にし 音色や音の重な

10 66 プール学院大学研究紀要第 53 号 りや和音を含めた 響き や 音の流れである フレーズ を感じ 表現するという点に フィン ランドの音楽科の根底にある教育目標が表れており それが 日本との最大の違いといえるのでは ないだろうか 2-2 フィンランドに学ぶ音楽科教育とはフィンランドと日本の音楽科教育との比較から 次の 3 点を日本の音楽科教育法を再考する上で有効な点として挙げる まず第 1 点目として 聴く ことが フィンランドに学ぶ最も重要な音楽教育の要素であると考える 音色や音の重なりや和音を含めた 響き に注目し さらに音の流れである フレーズ を感じ表現することがフィンランドの音楽科教育の根底にあり 具体的な学習内容において 聴く ということの取得が より高度な 表現活動 となるのである なぜ フィンランドでは 聴く ことが音楽科教育の根底にあるのだろうか 寒さの厳しい長い冬 短い夏の自然の中で生きていくには 五感を働かせることが 自らの命を守ることに直結しているということを 否が応でも学習させられる 日本では 同じような状況を体験することは ごく限られた環境の下に限られる 聴く という意味がフィンランドの場合と異なり 日本では積極的に 聴く ではなく 自然に 聞く 聞こえてくる 環境の下で人々は生活している 日本の子どもたちが音を 聴く ということを知るということは 自分の声や楽器の音だけでなく 自然の音や子どもたちを取り囲む生活の音を 耳をすまして 聴く ことに結びつくであろう 音楽活動においては 互いの歌声や楽器の音を 聴いて 音を合わせて演奏し 音楽を楽しみ 豊かな情操を育むことに繋がる したがって この 聴く こととは 音楽を形づくっているすべての要素を学ぶ根底となり 学習内容のすべての領域で活用できると考える 第 2 点目として 子どもたちにできる限り平等な音楽への機会を作るということである 器楽の取扱いについて 特に低学年で鍵盤ハーモニカを取り上げる場合 ピアノ等の鍵盤楽器のおけいこ事の経験により 個々の子どもたちの演奏技術に大きな差が生じる可能性があるので慎重にする必要がある 経験の有無に関わらず できる限り子どもたちが平等に器楽の学習に取り組むことができる教材研究や 指導法の研究が必要である 第 3 点目として ラーニングとティーチングという 意識 である 教師が 教える のではなく 子どもたちが自ら 学ぶ には 教材として何が適切で どのような指導法で授業展開を行うか 高い教師力が必要とされる 教師は自ら音楽や指導法を研究し 自分の考えで音楽科教育法を開発することも必要といえるのではないだろうか 次章では 実践的な音楽科教育法の事例として 声や音の流れを感じる指導 鍵盤ハーモニカ指導 を通して 聴く ことの指導の可能性を挙げる

11 67 Ⅲ. フィンランドから学ぶ小学校低学年の音楽科教育法 本章では具体的に 小学校低学年における 声や音の流れを感じる 指導と 器楽指導における 聴 く 指導の展開を挙げる 3-1 聴く ことを始点とした 声や音の流れを感じる 指導次の図 2 図 3 は フィンランドの教科書から 発声や音の流れについて説明されている部分を提示したものである 図 4 は 筆者が 2010 年にフィンランドのケラヴァ小学校を視察した時に行われていた 小学校第 2 学年の歌唱の授業風景である 図 2 線で表された声の流れ図 3 線で表された動物の鳴き声図 4 ケラヴァ小学校授業風景 MUSIIKIN mestarit 1-2 p22-23 MUSIIKIN mestarit 1-2 p78-79 パートナーと音の流れを感じよう図 4 は 子どもたちがパートナーと手を合わせ 目を閉じて音の流れに合わせてゆっくりと または素早く 内に外にと動かし 声と音の流れを身体で感じている様子である 教師が出す または子どもたちの中の一人が図 2 で示したような流れの声や音を 他の子どもたちは手や身体で 聴き 表現しているのである 声や音を 聴く ことを 単に耳で聴くだけでなく身体表現を伴って聴くことで 音の流れ方やフレーズが実際に体験でき また日本の教科書にある歌う時の姿勢や 音高を正しく声を出す学習の前に 聴く耳 を育てることができる その声や音を聴くことは 図 3の線で表された動物の鳴き声でも表されるように 子どもたちの興味を惹く身近な動物をも事例に出して 声を出すにも色々な声の出し方があることを学ぶことができる このように 聴く ことは表現の素地になるのである 日本の第 2 学年では 歌う時の姿勢について 次のように教科書に書かれている うたうときは せなかをのばしたまま かたを上げ かただけをさっと下して ほほえむかんじでうたいま しょう 自分のこえに気をつけながら のところをとおくによびかけるようにうたい ましょう 9) では 自分の声の何に気をつけるのか 遠くに呼びかけるように歌うにはどのように声を出せば

12 68 プール学院大学研究紀要第 53 号 よいのだろうか 自分の声を聴き呼びかけるように歌うには どのように声を飛ばしていくか 声 を出す方向をいろいろと自分の耳で聴いて確かめ 工夫して歌うことによって 歌う時の姿勢につ いて書かれた内容を自ら学ぶ すなわちラーニングができると考える 3-2 聴く ことから器楽指導への展開日本の学習指導要領では 各学年で取り上げる楽器について 第 1 学年及び第 2 学年で取り上げる身近な楽器は 様々な打楽器 オルガン ハーモニカなどの中から学校や児童の実態を考慮して選択すること 10) と書かれている 筆者は 毎年 フィンランドの小学校の実践教育現場視察を行っているが その時に持参する日本の小学校音楽科教科書を見て フィンランドの教師たちは この楽器は何? どのように演奏するのか? と 鍵盤ハーモニカに興味を示すのである また 鍵盤ハーモニカは ピアノやオルガンを学校以外で習っていない子どもたちには 指かえやポジション移動をさせ 息を吹きながら旋律を演奏する楽器としては 子どもたちにとって習得するのが難しい楽器ではないか 日本の小学校低学年の子どもたちは全員 楽譜が読めるのか という質問も フィンランドの教師から受ける 鍵盤ハーモニカの演奏は 息を使う奏法によって歌唱活動と結びついたり 中学年で取り上げるリコーダーの指導に繋がったり さらには読譜の学習をしたりするには有効である しかし その演奏技術の習得には 子どもたちだけでなく 教師たちにも多くの時間と努力が必要である フィンランドの小学校低学年では 旋律を演奏する楽器が 教科書で具体的に取り上げられてはいない リズムを刻む打楽器類のほかには フィンランドの民族楽器である 5 弦のカンテレが取り上げられている そのカンテレは 奏法は比較的容易で 透明で澄んだ音色の楽器であり 低学年では伴奏楽器として取り上げ 子どもたちが自国の伝統に触れながら カンテレの響きに耳を傾け その音を聴きながら歌い 時には森に持ち出して 皆で歌ったり踊ったりするときの伴奏として用いられている 日本の鍵盤ハーモニカも 音を 聴く という活動に使用する楽器としての取扱いが 授業のなかで多くあってよいのではないだろうか 特に第 1 学年での取り上げは 教科書でも導入扱われているように ドの音を出すグループ ソの音を出すグループというように分けて演奏することにとどめ もし 旋律を演奏する楽器として扱うのであれば 高学年での扱いが考えられるのではないだろうか 中学年で扱うリコーダーで息の使い方を学び さらにリコーダーの運指を学び 指先の細かい動きを習得した後に ポジションの移動や指かえの必要な鍵盤ハーモニカの演奏を導入してはどうだろうか 器楽の演奏技術習得に時間を割き 音楽を難しく感じて 音楽嫌いになる子どもたちが出るような取り組みではなく 単音を重ね 音の響きや和音の響きを感じる すなわち 聴く 学習の楽器

13 69 としての鍵盤ハーモニカの扱いや指導を取り入れることが 子どもたちの 耳を育てる 聴く と いう音楽学習に繋がり 音を楽しむ 学習を展開することができると考える 終わりに 本研究では 先行研究で 和声や音の重なりの響きを大切にすること が フィンランドの音楽教育として大きな特徴として明らかになった点を 音を聴く という広義の音楽科教育法の根源と捉え 日本の音楽科教育法にいかに有効にその教育を活かすことができるかを探った 自分の出した音 また 周りの音を 聴く そしてフィードバックし さらに 美しい音 を求めて工夫するための 耳 を育むことが 小学校低学年という音楽科教育のスタートにおける中心的な教育であり その指導の展開の可能性を考察し 有効性を示唆することができた しかしながら歌唱指導や器楽指導 音づくりの指導という表現の指導において 具体的にどのような教材を用い どのような指導法で さらにはどのような評価をするのか 聴く 活動から子どもたちが 快 と感じることのできる 音 とはどんな 音 であるかを知るための具体的な指導法については 各教師に負うところが大きい その各教師が 自分自身の音を そして子どもたちの出す音を 聴く ことができなければ 質の高い 聴く 教育はできないであろう 教師自身も ラーニング で 自分自身を磨くことが必要となる 今後 さらに 聴く ことを根源とした 様々な音楽科教育法について研究を深めていきたい < 注 > 1) フィンランドの音楽教育 Ⅱ- 小学校音楽科教材に関する考察 1- 田原昌子プール学院大学研究紀要 第 51 号 2011 フィンランドの音楽教育 Ⅱ- 小学校音楽科教材に関する考察 2 - 田原昌子 プール学院大学研究紀要 第 52 号 ) The National Core Curriculum for Basic Education Part IV: Chapter 7.15 Music の部分 3) 小学校学習指導要領第 2 章第 6 節音楽 文部科学省 ) 中学校学習指導要領第 2 章第 5 節音楽 文部科学省 )1947 年に公布された学校教育に関する総合的な法律 現行のものは 2007 年に改正された 6) フィンランドの音楽教育 Ⅱ- 小学校音楽科教材に関する考察 2 - 田原昌子プール学院大学研究紀要第 52 号 2012 p151 表 2 を引用 7) 日本では 学校教育法の下 教科書検定審議会の検定審査に合格した教科書を使用し授業実践がされている 8) フィンランドの音楽教育 Ⅱ- 小学校音楽科教材に関する考察 1 - 田原昌子プール学院大学研究紀要第 51 号 2011 p178 表 15 を引用 9) 小学生の音楽 2 教育芸術社 2010 小原光一他 12 名著 p17

14 70 プール学院大学研究紀要第 53 号 10) 小学校学習指導要領第 2 章第 6 節音楽第 3 指導計画の作成と内容の取扱い 2(4) イ 文部科学省 2008 引用 参考文献 Liisa Kaisto, Sari Muhonen, Salla Peltola 著 MUSIIKIN mestarit 1-2 OTAVA 社 2008 Juha Haapaniemi, Elina Kivelä, Mika Mali, Virve Romppanen 著 MUSIIKIN mestarit 3-4 OTAVA 社 2009 The Finnish National Board of Education The National Core Curriculum for Basic Education 2004 坪能克裕 坪能由紀子 高須一 熊木眞見子 中島寿 高倉弘光 駒久美子 味府美香 音楽づくりの授業アイディア集音楽をつくる 音楽を聴く 音楽之友社 2012 山崎正彦 見つけよう 音楽の聴き方聞かせ方 新学習指導要領を活かした音楽鑑賞法 株式会社スタイル ノート 2012 金本正武 坪能由紀子 小学校新学習指導要領ポイントと授業づくり 東洋館出版社 2009 柴田礼子 子どものためのたのしい音遊び伝え合い 表現する力を育む 音楽之友社 2009 高倉弘光 音楽 C シリーズ 音楽 からだで感じる授業づくり 豊かな感性が支える確かな力 株式会社東 洋館出版社 2007 福田誠治 こうすれば日本も学力日本一フィンランドから本物の教育を考える 朝日新聞出版 2011 波田野亘 フィンランド語日本語辞典 2010 佐藤学 澤野由紀子 北村友人 未来への学力と日本の教育揺れる世界の学力マップ 明石書店 2010 福田誠治 フィンランドは教師の育て方がすごい 亜紀書房 2009 鈴木誠他 5 名 フィンランドの理科教育高度な学びと教員養成 明石書店 2008 庄井義信中嶋博 未来への学力と日本の教育フィンランドに学ぶ教育と学力 明石書店 2005 小学生のおんがく1 小学生の音楽 2 教育芸術社 2010 文部科学省 小学校学習指導要領解説音楽編 教育芸術社 2008 文部科学省 中学校学習指導要領解説音楽編 教育芸術社 2008 文部科学省 中学校学習指導要領解説音楽編 教育芸術社 2008

15 71 (ABSTRACT) Japanese Music Education methods I Learning from Finnish music education methods TAHARA Masako By analysing 1st to 4th grade elementary school music textbooks and the contents of the National Core Curriculum for Basic Education, two characteristics of Finnish music education have become clear. The characteristics are value the harmony and atmosphere that sound creates, and feel the flow of the voice and sound. By recognizing these characteristics as a basis for music education methods, this study shows specific examples of teaching musical instruments (mouth organ) to feel the atmosphere of the sound and harmony and singing to feel the flow of the voice and sound, and considers practical approaches to positively affect Japanese music education in the lower grades of elementary school.

< 実用例 >2 3 年下 年間授業時数 35 時間 ユッニット A 題材名 教材 参考教材 オリエンテーションまたは < 追加教材 > オリエンテーション : ガイダンス及び 2 年生の復習校歌他 歌詞の内容や曲想の変化を味わって 花 p.4 荒城の月 p.14 荒城の月 ( 山田耕筰補作編曲 )

< 実用例 >2 3 年下 年間授業時数 35 時間 ユッニット A 題材名 教材 参考教材 オリエンテーションまたは < 追加教材 > オリエンテーション : ガイダンス及び 2 年生の復習校歌他 歌詞の内容や曲想の変化を味わって 花 p.4 荒城の月 p.14 荒城の月 ( 山田耕筰補作編曲 ) ユッニット A オリエンテーションまたは < 追加教材 > オリエンテーション : ガイダンス及び 2 年生の復習校歌他 歌詞の内容や曲想の変化を味わって 花 p.4 荒城の月 p.14 荒城の月 ( 山田耕筰補作編曲 ) p.75 Let's Try! 指揮をしてみよう p.16 器楽 : 箏 p.6~7 奏法 ( 押し手 ) < 荒城の月 p.6> < 平調子の響きを生かして 荒城の月 の前奏をつくってみよう

More information

5 年 p. 16~19 題材名 ( 扱い時数 扱い月のめやす ) 題材のねらい 題材の評価規準例 アンサンブルのみりょく (7 時間扱い 6~7 月 ) 声の種類を知り, 様々な形態による合唱の響きの特徴を感じ取って聴く 歌詞の内容や曲想を生かした表現を工夫して, 合唱を楽しむ 楽器の音色をとらえ

5 年 p. 16~19 題材名 ( 扱い時数 扱い月のめやす ) 題材のねらい 題材の評価規準例 アンサンブルのみりょく (7 時間扱い 6~7 月 ) 声の種類を知り, 様々な形態による合唱の響きの特徴を感じ取って聴く 歌詞の内容や曲想を生かした表現を工夫して, 合唱を楽しむ 楽器の音色をとらえ 5 年 p. 12~15 題材名 ( 扱い時数 扱い月のめやす ) 題材のねらい 題材の評価規準例 音の重なりとひびき (4 時間扱い 4~5 月 ) 主旋律と低音がつくる音の重なりを聴き取り, その効果を感じ取って表現する 和音がつくる音の響きを聴き取り, そのよさなどを感じ取って表現する 音の重なり合う美しさを求め, 友達と協力しながら演奏する学習に主体的に取り組もうとしている 声や楽器の音のかかわり合いによって生み出される様々な響きを感じ取ったり,

More information

<4D F736F F D208BB388E78EC08F4B E7793B188C B98A CA48B86816A8DC58F498D652E646F6378>

<4D F736F F D208BB388E78EC08F4B E7793B188C B98A CA48B86816A8DC58F498D652E646F6378> 音楽科学習指導案 日時平成 22 年 10 月 28 日第 3 校時第 5 年 3 組 39 名指導者 宇都宮漂流記 運営者 1 題材名音楽で日本の旅 2 題材の目標 (1) 日本の伝統的な音楽に関心を持ち 独特の旋律や響きを味わって 意欲的に表現したり鑑賞したりしようとする ( 音楽への関心 意欲 態度 ) (2) 曲に合った打楽器を選択し 曲想を生かした強さや速さを工夫して演奏することができる

More information

第 1 学年音楽科 1 音楽を学ぶ意義 目的 何のために学ぶのか 表現及び鑑賞の幅広い活動を通して, 音楽を愛好するとともに, 音楽活動の基礎的な能力を伸ばし, 音楽文化についての理解を深め, 広く音楽に親しむ 2 学習到達目標 この 1 年間を通して どのような力をつけていくのか 音楽活動の楽しさ

第 1 学年音楽科 1 音楽を学ぶ意義 目的 何のために学ぶのか 表現及び鑑賞の幅広い活動を通して, 音楽を愛好するとともに, 音楽活動の基礎的な能力を伸ばし, 音楽文化についての理解を深め, 広く音楽に親しむ 2 学習到達目標 この 1 年間を通して どのような力をつけていくのか 音楽活動の楽しさ 第 1 学年音楽科 1 音楽を学ぶ意義 目的 何のために学ぶのか 表現及び鑑賞の幅広い活動を通して, 音楽を愛好するとともに, 音楽活動の基礎的な能力を伸ばし, 音楽文化についての理解を深め, 広く音楽に親しむ 2 学習到達目標 この 1 年間を通して どのような力をつけていくのか 音楽活動の楽しさを体験することを通して 音楽科への興味関心をやしない 音楽によって生活を明るく豊かなものにする 多様な音楽表現の豊かさや美しさを感じ取り

More information

3 題材の目標 (1) 拍子やリズムの特徴を感じ取りながら 拍を感じて歌ったりリズム唱したりして 拍やリズムについて理解する 知識及び技能 (2) なかなかほい でリズムを感じて歌い遊ぶことを通して 音楽の構造を理解し 反復や変化などの音楽の仕組みを生かして まとまりのあるリズムをつくる 思考力 判

3 題材の目標 (1) 拍子やリズムの特徴を感じ取りながら 拍を感じて歌ったりリズム唱したりして 拍やリズムについて理解する 知識及び技能 (2) なかなかほい でリズムを感じて歌い遊ぶことを通して 音楽の構造を理解し 反復や変化などの音楽の仕組みを生かして まとまりのあるリズムをつくる 思考力 判 第 3 学年 音楽科学習指導案 平成 30 年 9 月 18 日 ( 火 ) 第 5 校時 1 題材名拍のながれにのってリズムをかんじとろう 2 題材について (1) 題材にかかわる児童の実態本学級の児童は 音楽の授業が好きで 意欲をもって取り組んでいる児童が多い 1 学期から 常時活動としてわらべうたを取り入れている 教師が歌うわらべうたを聴いて歌を覚え 友達とかかわり合いながら体全体で音楽を感じて歌い遊ぶ活動を

More information

田原2.indd

田原2.indd プール学院大学研究紀要第 53 号 2012 年,73 87 我が国の音楽科教育法に関する研究 Ⅱ 聴く耳 を育む音楽科教育法 田原昌子 はじめに 我が国の小学校音楽科教育において 聴く ということは 主に鑑賞活動で取り扱われ 他には 表現活動で お互いの声や楽器の音や伴奏を聴いて合わせて演奏することが 学習指導の内容とし て小学校学習指導要領 1) に挙げられている この鑑賞と表現を通して 音楽を形づくっている要素のうち

More information

Taro-12事例08.jtd

Taro-12事例08.jtd < 創作を柱にした指導 > 中学校第 1 学年 ( 事例 8) 1 題材名 リズムを楽しもう 2 題材について本題材は 簡単な音符を基にリズムの創作を通して 音楽の基礎的な能力を高めていく事例である 読譜の能力が身に付くと 聴唱による歌唱活動よりも より主体的な表現活動が展開できるとともに より音楽活動の楽しさや喜びが味わえるのではないかと考える 生徒達の創造性や個性を伸ばすためにも基本的な読譜の能力を高め

More information

(Microsoft Word - \211\271\212y\211\310\201i\340_\226{\224\362\222\271\202Q\201j.docx)

(Microsoft Word - \211\271\212y\211\310\201i\340_\226{\224\362\222\271\202Q\201j.docx) 音楽科学習指導案 東広島市立平岩小学校 教諭弓場紫奈子 1 日時平成 27 年 6 月 22 日 ( 月 )~ 平成 27 年 7 月 10 日 ( 金 ) 2 学年第 5 学年 3 題材名いろいろな音のひびきを味わおう教材曲 アイネクライネナハトムジーク第 1 楽章 双頭のわしの旗の下に 小さな約束 リボンのおどり ( ラバンバ ) 4 題材について 題材観本題材は, 小学校学習指導要領音楽 (

More information

3 題材の目標 記号は本校の資質 能力表による (1) 拍の流れにのって歌ったり, リズム表現をしたり, リズムをつくったりする学習に進んで取り組もうとする a-3 (2) リズムの反復や, 問いと答えが生み出すおもしろさを感じ取りながら, 自分の思いを表すリズムを工夫してつくることができる A-3

3 題材の目標 記号は本校の資質 能力表による (1) 拍の流れにのって歌ったり, リズム表現をしたり, リズムをつくったりする学習に進んで取り組もうとする a-3 (2) リズムの反復や, 問いと答えが生み出すおもしろさを感じ取りながら, 自分の思いを表すリズムを工夫してつくることができる A-3 第 2 学年 B 組音楽科学習指導案 授業者研究協力者 1 題材名あつまれ! リズム 小林葉子吉澤恭子 2 子どもと題材 (1) 子どもについて歌ったり, 音楽に合わせて身体表現をしたり, 鍵盤ハーモニカを演奏したりすることが好きな子どもたちである リズムに関しては, これまでに,4 分音符 ( タン ),8 分音符 ( タタ ), 4 分休符 ( ウン ) を組み合わせて 4 拍のリズムをつくったり,

More information

3 研究課題と研究の手だて (1) 研究課題 音楽から感じ取ったことや表現したい思いを伝え合う活動の充実 研究主題 児童一人ひとりが生き生きと学ぶ授業の創造 ~ 主体的な言語活動の工夫 ~に基づき 児童一人ひとりが楽曲を聴いて 感じ取ったことや表現したい思いを伝え合うことにより 音楽に対する自分の思

3 研究課題と研究の手だて (1) 研究課題 音楽から感じ取ったことや表現したい思いを伝え合う活動の充実 研究主題 児童一人ひとりが生き生きと学ぶ授業の創造 ~ 主体的な言語活動の工夫 ~に基づき 児童一人ひとりが楽曲を聴いて 感じ取ったことや表現したい思いを伝え合うことにより 音楽に対する自分の思 第 6 学年 1 組音楽科学習指導案 平成 25 年 1 月 25 日 ( 金 ) 第 5 校時授業者教諭小沼直子場所第 1 音楽室 1 題材名音楽に思いをこめて 2 題材設定の意図本題材では これまでの学びを生かして自分の考えをもち 自分の言葉で表現し思いをこめて音楽表現に生かすことがねらいである 活動にあたっては 卒業を間近とした児童の気持ちを大切にし 音楽表現を通してこれまで友達と過ごしてきた思い出を振り返るとともに

More information

小学校学習指導要領解説 音楽編

小学校学習指導要領解説 音楽編 小学校学習指導要領解説 音楽編 平成 20 年 6 月 文部科学省 目 次 第 1 章 総 説 1 1 改訂の経緯 1 2 音楽科改訂の趣旨 4 3 音楽科改訂の要点 7 第 2 章 第 1 節 音楽科の目標及び内容 9 音楽科の目標 9 1 教科の目標 9 2 学年の目標 14 第 2 節 音楽科の内容 16 1 内容の構成 16 2 各領域及び 共通事項 の内容 18 第 3 章 第 1 節 各学年の目標及び内容

More information

7 題材の評価規準ア音楽への関心 意欲 態度 イ音楽的な感受や表現の工夫 ウ表現の技能 エ鑑賞の能力 題 材 の 評 価 規 準 日本の伝統的な音楽や和楽器に興味 関心をもち, 聴いたり表現したりする学習に, 主体的に取り組もうとしている 日本の旋律の特徴や歌詞の情景を感じとり, それらを生かした表

7 題材の評価規準ア音楽への関心 意欲 態度 イ音楽的な感受や表現の工夫 ウ表現の技能 エ鑑賞の能力 題 材 の 評 価 規 準 日本の伝統的な音楽や和楽器に興味 関心をもち, 聴いたり表現したりする学習に, 主体的に取り組もうとしている 日本の旋律の特徴や歌詞の情景を感じとり, それらを生かした表 音楽科学習導案 広島市立 小学校教諭 1 日平成 23 年 11 月 日 ( ) 2 学年 6 学年 組 3 題材日本の音楽を味わおう 4 題材の目標 楽曲を聴いて感じとったことを 共通事項 を手掛かりとして整理し, 旋律の特徴や箏や尺八の演奏のよさを理解することができる 5 教材 春の海 ( 宮城道雄作曲 ) 6 題材について 本題材は, 新学習導要領の 2 内容 B 鑑賞 (1) アイウ, 及び

More information

実践 報告書テンプレート

実践 報告書テンプレート 研究課題 副題 音楽科におけるタブレット PC やデジタル教科書等を活用した 授業事例集 の開発 ~ 日常的な ICT 活用による授業の改善 ~ キーワード 学校名 所在地 ホームページアドレス 指導者用デジタル教科書, 音楽科,ICT 活用 氷見市立宮田小学校 935-0034 富山県氷見市島尾 258 番地 http://www.city.himi.toyama.jp/~60080/ 1. 研究の背景本校は,

More information

4 題材の目標 (1) 歌詞の内容や曲想に関心をもち 音楽表現を工夫して歌う学習に主体的に取り組む ( 音楽への関心 意欲 態度 ) (2) 声部の役割や全体の響きを感じ取って音楽表現を工夫し どのように合わせて歌うかについて思いや意図をもっている ( 音楽表現の創意工夫 ) (3) 歌詞の内容や曲

4 題材の目標 (1) 歌詞の内容や曲想に関心をもち 音楽表現を工夫して歌う学習に主体的に取り組む ( 音楽への関心 意欲 態度 ) (2) 声部の役割や全体の響きを感じ取って音楽表現を工夫し どのように合わせて歌うかについて思いや意図をもっている ( 音楽表現の創意工夫 ) (3) 歌詞の内容や曲 第 1 学年 3 組音楽科学習指導案 日時平成 28 年 10 月 13 日 ( 木 ) 第 2 校時在籍数男子 15 名女子 19 名計 34 名指導者教諭井上麻未 1 題材名 表情豊かに表現を工夫し 合唱しよう 2 題材について (1) 教材観本題材は学習指導要領との関連 A 表現 (1) 歌唱ア ウに即して進めていく 特に 歌詞の内容や曲想 作詞 作曲者の思いを感じ取らせ それらをもとに表現を工夫していく学習を中心に展開していく

More information

4-a

4-a 授業の実際 1/9 (1) 指導目標 星の世界 の各声部の歌声や全体の響きを聴きながら 自分の声を友達の声と調和させて歌う学習に主体的に取り組むことができるようにする 過程学習活動教師の指導 ( ) 支援 ( ) 発問 ( ) 評価規準と評価方法 導 児童の主な反応 ( ) 0 音楽遊びをする 和音当てクイズをして 楽しく学習が始め られるようにした 入 1 めあてをつかむ 修学旅行で見た星空の写真を提示し

More information

<4D F736F F D E7793B188C481408FAC8A778D5A814589B98A7989C82E646F63>

<4D F736F F D E7793B188C481408FAC8A778D5A814589B98A7989C82E646F63> 音楽科学習指導案 北広島町立本地小学校教諭重森栄理 1 日時平成 22 年 6 月 16 日 ( 水 ) 第 5 校時 13 時 50 分 ~14 時 35 分 2 学年第 6 学年 21 名 3 題材名重なり合う音の美しさを味わおう 4 題材の目標 歌詞の内容, 曲想を生かした表現を工夫し, 思いや意図を持って歌ったり演奏したりする 楽曲全体にわたる音の重なりが生み出す響きの美しさやその変化を感じ取って聴く

More information

<4D F736F F D E7793B188C B98A79817A BA8BB397402E646F6378>

<4D F736F F D E7793B188C B98A79817A BA8BB397402E646F6378> 音楽科学習指導案 熊野町立熊野第三小学校 教諭 中村亜沙子 1 日時平成 26 年 6 月 25 日 ( 水 )~ 平成 26 年 7 月 8 日 ( 火 ) 2 学年 学級 5 年 1 組男子 19 名女子 18 名計 37 名 3 題材曲想を感じ取って演奏しよう 4 題材について 題材観本題材は, 小学校学習指導要領音楽 ( 平成 20 年 ) の第 5 学年及び第 6 学年 B 鑑賞 (1)

More information

4 分の3 拍子 ) ア(123) 終わりの部分 ( コーダ ) という三部形式である アの3つの旋律は, ホルンが中心となって奏でられており, 全体的に華やかな印象である また, イでは, 弦楽器が中心となって, 主な旋律が繰り返し演奏されており, 繰り返されながら楽器が増えていくことで, 重厚で

4 分の3 拍子 ) ア(123) 終わりの部分 ( コーダ ) という三部形式である アの3つの旋律は, ホルンが中心となって奏でられており, 全体的に華やかな印象である また, イでは, 弦楽器が中心となって, 主な旋律が繰り返し演奏されており, 繰り返されながら楽器が増えていくことで, 重厚で 1 題材名いろいろな音のひびきを味わおう 第 6 学年音楽科学習指導案 場所 児童 指導者 3 階音楽室 6 年 3 組 32 名 木村純子 2 題材のねらい本題材は, 学習指導要領の内容 A 表現 (2) イ 楽曲の気分を感じ取り, 思いをもって演奏すること, ウ 身近な楽器に親しみ, 音色に気を付けて簡単なリズムや旋律を演奏すること, エ 互いの楽器の音や伴奏を聴いて, 音をあわせて演奏すること,(3)

More information

Microsoft Word - h27e-hyouka2new.docx

Microsoft Word - h27e-hyouka2new.docx 指導計画案 2 年 P. 1 平成 27 年度用小学校音楽 指導計画案 株式会社教育芸術社 本資料について インターネット上で公開されている本資料は, 弊社発行の平成 27 年度用小学校音楽教科書 小学生の音楽 に基づいて作成されております 本資料の扱い方について 扱い時数は目安を示したものです 行事などで授業時数に変更が生じてしまう場合には, 巻末教材に配当された時数を活用したり, 教材の選択や学習活動に軽重を付けたりするなどの調整を適宜行ってください

More information

音楽科学習指導案題材名 いろいろな音色を感じ取ろう 学年 : 第 4 学年 13 名 ( 男子 8 名 女子 5 名 ) 日時 : 平成 26 年 10 月 15 日 ( 水 ) 第 5 校時指導者 : 安芸高田市立根野小学校大野裕子 1 題材について 題材の目標 いろいろな音の特徴や音色の違いを感

音楽科学習指導案題材名 いろいろな音色を感じ取ろう 学年 : 第 4 学年 13 名 ( 男子 8 名 女子 5 名 ) 日時 : 平成 26 年 10 月 15 日 ( 水 ) 第 5 校時指導者 : 安芸高田市立根野小学校大野裕子 1 題材について 題材の目標 いろいろな音の特徴や音色の違いを感 音楽科学習指導案題材名 いろいろな音色を感じ取ろう 学年 : 4 学年 3 名 ( 男子 8 名 女子 5 名 ) 日 : 平成 26 年 0 月 5 日 ( 水 ) 5 校指導者 : 安芸高田市立根野小学校大野裕子 題材について 題材の目標 いろいろな音の特徴や音色の違いを感じ取りながら, 想像豊かに聴いたり思いや意図をもって表現したりすることができるようにする 音の特徴や音色の違いを生かして,

More information

(3) 本題材における指導本題材は 音を出す素材を発見したり音の出し方を工夫したりする自由な音づくりから 自分たちの思いや意図に合った音づくりや音の組合わせを工夫していく さらに 音の特徴や音色の違いを感じ取って 想像豊かに聴いたり表現したりすることができるようにすることをねらいとしている 音楽を構

(3) 本題材における指導本題材は 音を出す素材を発見したり音の出し方を工夫したりする自由な音づくりから 自分たちの思いや意図に合った音づくりや音の組合わせを工夫していく さらに 音の特徴や音色の違いを感じ取って 想像豊かに聴いたり表現したりすることができるようにすることをねらいとしている 音楽を構 平成 2 4 年度小学校 10 年経験者研修 ( 会場校研修 ) 第 4 学年 3 組音楽科学習指導案 平成 24 年 10 月 26 日 ( 金 ) 第 2 校時三郷市立戸ヶ崎小学校萩原加奈子 1 題材名いろいろな音色を感じ取ろう 2 題材について (1) 学習指導要領との関係本題材は 学習指導要領 A 表現歌唱ア エ 器楽イ ウ エ 音楽づくりア及び B 鑑賞ア イ ウに関連させて指導していく

More information

< F2D89B98A798E7793B188C E2E E6A7464>

< F2D89B98A798E7793B188C E2E E6A7464> 第 5 学年 音楽科学習指導案 1 題材名表現の工夫をしよう < 主教材 > この星に生まれて ( 二部合唱 ) 杉本竜一作詞杉本竜一作曲富澤裕編曲 ハ長調 4 / 4 拍子 美しいピアノ伴奏にのって 希望をテーマにした歌詞がうまく重なっている 2 題材について ( 1 ) 設定の理由子どもたち一人ひとりが身体全身を使って心から歌うこと その歌声が重なり合って合唱になった時の気持ちよさ 楽しさはすばらしい

More information

< F2D8CC295CA8CA48E7793B188C482512E6A7464>

< F2D8CC295CA8CA48E7793B188C482512E6A7464> 1 題材 思いや意図をもって合唱しよう 第 6 学年音楽科学習指導案 2 教材 この星に生まれて ( 作詞 作曲杉本竜一編曲鹿谷美緒子 ) 3 題材設定の趣旨 本題材 思いや意図をもって合唱しよう は, 音楽を形づくっている要素を聴き取り, それらの働きが生み出すよさや面白さなどを感じ取りながら, 音楽表現 ( 以下, 表現とする ) に生かし, 思いや意図をもって歌うことができるようにすることをねらいとしている

More information

Microsoft PowerPoint - H28小学校音楽 [互換モード]

Microsoft PowerPoint - H28小学校音楽 [互換モード] 平成 28 年度小学校音楽教育課程研究集会 平成 28 年 8 月 4 日 次期学習指導要領について 小学校音楽科 小学校は平成 32 年度から完全実施予定 徳島県総合教育センター 育成すべき資質 能力の三つの柱中央審議会企画特別部会論点整理 H27 年 8 月 ⅰ) 何を知っているか, 何ができるか ( 個別の知識 技能 ) 育成すべき資質 能力の三つの柱 ( 案 ) 学びに向かう力人間性等 どのように社会と関わりよりよい人生を送るか

More information

24 京都教育大学教育実践研究紀要 第17号 内容 発達段階に応じてどのように充実を図るかが重要であるとされ CAN-DOの形で指標形式が示されてい る そこでは ヨーロッパ言語共通参照枠 CEFR の日本版であるCEFR-Jを参考に 系統だった指導と学習 評価 筆記テストのみならず スピーチ イン

24 京都教育大学教育実践研究紀要 第17号 内容 発達段階に応じてどのように充実を図るかが重要であるとされ CAN-DOの形で指標形式が示されてい る そこでは ヨーロッパ言語共通参照枠 CEFR の日本版であるCEFR-Jを参考に 系統だった指導と学習 評価 筆記テストのみならず スピーチ イン 京都教育大学教育実践研究紀要 第17号 2017 23 小学校英語における児童の方略的能力育成を目指した指導 泉 惠美子 京都教育大学 Developing students strategic competence in elementary school English classes Emiko IZUMI 2016年11月30日受理 抄録 小学校外国語活動においては 体験的な活動を通してコミュニケーション能力の素地を育成すること

More information

P001-P012-日比野.indd

P001-P012-日比野.indd 一方 縦線の 正答率は1 強 終止線の 正答率は 18 弱で 共に非常に低かった このことは これら 3 和音記号4問 Ⅳ Ⅰ Ⅴ Ⅰ 5線と加線 および反復記号は 記号で示され の記号の名称を知らなくても 実際の演奏にはほとん ど影響しないからであると考える ていなかったために 出題しなかった 合計は 5点であった さらに裏面には 小学校学習指導要領 音楽科で歌 唱共通教材として指定されている24曲の曲名と冒頭の

More information

. 歌唱 パフ 朝の風に きっと歌える 赤とんぼ ( 山田耕筰 ) カリブ夢の旅 等 2. 器楽 虹の彼方に われは海の子 カノン 2 きらきら星 威風堂々 木かげの思い出 ふるさと 春 等 混声 2 部合唱を通して ハーモニーを工夫する 音名と階名 ト音ヘ音譜表を学習する 変声期について学習し 無

. 歌唱 パフ 朝の風に きっと歌える 赤とんぼ ( 山田耕筰 ) カリブ夢の旅 等 2. 器楽 虹の彼方に われは海の子 カノン 2 きらきら星 威風堂々 木かげの思い出 ふるさと 春 等 混声 2 部合唱を通して ハーモニーを工夫する 音名と階名 ト音ヘ音譜表を学習する 変声期について学習し 無 中学校音楽科年間シラバス 3 年間のねらい学習目標表現 ( 歌唱 器楽 ) 及び鑑賞の幅広い活動を通して 音楽を愛好する心情を育てるとともに 音楽に対する感性を豊かにし 音楽活動の基礎的な能力を伸ばし 音楽文化についての理解を深め 豊かな情操を養う ( 中学校学習指導要領 より ) 第 教科書 中学生の音楽 中学生の器楽( 教育芸術社 ) 学習到達目標表現 ( 歌唱と器楽 ) と鑑賞の能力を育てる

More information

歌詞の表す様子や気持ちを想像して, 歌い方を工夫することができるようにする 本題材で位置付ける 共通事項 共通事項 本題材における学習内容 ( ア ) 曲の構成鑑賞曲 人形のゆめとめざめ から感じる場面や様子の変化は, 曲の構成や拍子の変化によることを知る 強弱速度歌唱曲 海とおひさま の歌詞は,

歌詞の表す様子や気持ちを想像して, 歌い方を工夫することができるようにする 本題材で位置付ける 共通事項 共通事項 本題材における学習内容 ( ア ) 曲の構成鑑賞曲 人形のゆめとめざめ から感じる場面や様子の変化は, 曲の構成や拍子の変化によることを知る 強弱速度歌唱曲 海とおひさま の歌詞は, V 音楽科における実践例 -1 第 2 学年音楽科実践例 ようすをおもいうかべよう ~ かしをたいせつにしてうたいましょう ~ 保坂直行 1 題材について この題材は学習指導要領の第 1 学年の学年目標 (1) 及び (2) ならびに A 表現イ 歌詞の表す情景や気持ちを想像したり, 楽曲の気分を感じ取ったりし, 思いをもって歌うこと を実現するためのものである 本学級の子どもたちは, リズム打ちを楽しんだり,

More information

< 児童のアンケートより > 音楽の学習について 好きな領域 鑑賞器楽歌唱 好きな領域 (3) 指導観本題材の流れのように 楽曲に出会う 楽曲を理解する 自分なりに感じる めあてに向かって鑑賞 表現するという一連の活動は 自分の思いと友達の感じ方や思いを共感したり 比較したりすること

< 児童のアンケートより > 音楽の学習について 好きな領域 鑑賞器楽歌唱 好きな領域 (3) 指導観本題材の流れのように 楽曲に出会う 楽曲を理解する 自分なりに感じる めあてに向かって鑑賞 表現するという一連の活動は 自分の思いと友達の感じ方や思いを共感したり 比較したりすること 第 学年音楽科学習指導案 平成 27 年 2 月 17 日 ( 火 ) 第 校時 場所音楽室 1 題材名詩と音楽を味わおう 2 題材について (1) 題材観本題材は 主となる内容として 学習指導要領の B 鑑賞 (1) に関連している また 副次的に関連する内容として 学習指導要領 A 表現 (1) に関連し 歌詞と旋律が一体となって生みだされる日本歌曲の美しさを味わったり 歌詞や曲想を生かした表現を工夫したりしながら

More information

ジャンルの音楽やそのしくみに関心を持つこと, そして, 音楽を形づくっている要素である リズム 旋律 構成 の理解を深める学習を目指したい (3) 学びの自覚化について本校音楽科では, 感性を豊かにし, 主体的に表現 鑑賞する生徒の育成 を研究主題としている 音楽科の目標に示されている 音楽に対する

ジャンルの音楽やそのしくみに関心を持つこと, そして, 音楽を形づくっている要素である リズム 旋律 構成 の理解を深める学習を目指したい (3) 学びの自覚化について本校音楽科では, 感性を豊かにし, 主体的に表現 鑑賞する生徒の育成 を研究主題としている 音楽科の目標に示されている 音楽に対する 音楽学習指導案 日時学級会場授業者 平成 25 年 5 月 31 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ 岩手大学教育学部附属中学校 2 年 B 組 40 名音楽室赤坂裕子 1 題材名 創作にチャレンジ!! ~ipad を使用した創作表現 ~ 2 題材について (1) 生徒観これまで, 合唱や鑑賞, 器楽 ( アルトリコーダー 箏 尺八 ) を中心に音楽の授業を行ってきた 合唱では斉唱から始まり, 初めての混声

More information

ICTを軸にした小中連携

ICTを軸にした小中連携 北海道教育大学附属函館小学校教育研究大会研究説明平成 29 年 7 月 27 日 主体的 対話的で深い学び を保障する授業の具現化 ~ 学びの文脈 に基づいた各教科等の単元のデザイン ~ 研究説明 1. 本校における アクティブ ラーニング (AL) について 2. 本校の研究と小学校学習指導要領のつながり 3. 授業づくりに必要な視点 AL 手段 手法授業改善の視点 本校の研究 PDCA サイクル

More information

本時では, 鑑賞する際に着目する [ 共通事項 ] を4つ示し, 強弱 を必ず手がかりとすることに加え, 音色 リズム 旋律 のいずれかを生徒自らが選択し着目することとした そうすることで, 個々の生徒のレベルに応じた学習となり, 努力を要する 状況と判断した生徒にも無理のない学習活動となると考える

本時では, 鑑賞する際に着目する [ 共通事項 ] を4つ示し, 強弱 を必ず手がかりとすることに加え, 音色 リズム 旋律 のいずれかを生徒自らが選択し着目することとした そうすることで, 個々の生徒のレベルに応じた学習となり, 努力を要する 状況と判断した生徒にも無理のない学習活動となると考える 音楽科学習指導案 安芸高田市立向原中学校 教諭 山口 彩 1 日 時 平成 26 年 9 月 25 日 木 5 校時 13:35~14:25 2 学年 学級 1 年 A 組 B 組 C 組 男子 11 名女子 14 名合計 25 名 3 場 所 向原中学校音楽教室 4 題材名 詩の内容と音楽が一体となった歌曲のよさを味わおう 5 教材名 魔王 シューベルト作曲 6 題材について 1 題材観本題材は,

More information

学習意欲の向上 学習習慣の確立 改訂の趣旨 今回の学習指導要領改訂に当たって 基本的な考え方の一つに学習 意欲の向上 学習習慣の確立が明示された これは 教育基本法第 6 条第 2 項 あるいは学校教育法第 30 条第 2 項の条文にある 自ら進んで学習する意欲の重視にかかわる文言を受けるものである

学習意欲の向上 学習習慣の確立 改訂の趣旨 今回の学習指導要領改訂に当たって 基本的な考え方の一つに学習 意欲の向上 学習習慣の確立が明示された これは 教育基本法第 6 条第 2 項 あるいは学校教育法第 30 条第 2 項の条文にある 自ら進んで学習する意欲の重視にかかわる文言を受けるものである 改訂を踏まえたカリキュラム マネジメント 1 カリキュラム マネジメントの勧めカリキュラム マネジメントとは 学校の教育目標の実現に向けて 子どもや地域の実態を踏まえ 教育課程 ( カリキュラム ) を編成 実施 評価し 改善を図る一連のサイクルを計画的 組織的に推進していくことであり また そのための条件づくり 整備である それは 学校経営の営みにおいて中核に位置付くものである 教育目標を設定し

More information

Microsoft Word - 平成28年度 第2回模範授業指導案(金田 指導案)

Microsoft Word - 平成28年度 第2回模範授業指導案(金田 指導案) 第 5 学年音楽科学習指導案平成 28 年 12 月 15 日 ( 木 ) 第 6 校時文京区立駕籠町小学校第 5 学年 2 組 24 名学級担任荒木悠介指導者金田美奈子 1 題材名 インターロッキングの音楽をつくろう 2 題材の目標リズムのかみ合わさりを感じ取りながら 音楽を聴いたり音楽づくりをしたりする 指導事項 < 学習指導要領の第 5 学年及び第 6 学年の内容より> A 表現 (3) イ音を音楽に構成する過程を大切にしながら

More information

Taro-平成21年度 音楽科 第3学

Taro-平成21年度 音楽科 第3学 第 3 学年 音楽科学習指導案 は組 男子 19 名女子 19 名計 38 名 指導者本田康幸 1 題 材 ふしのかんじを生かしてⅠ 教材 茶つみ 文部省唱歌 ふじ山 文部省唱歌 巌谷小波 作詞 まつり花 中国民謡 花岡恵 日本語詞 ( 本時主教材 ) 組曲 動物の謝肉祭 より 白鳥 サン=サーンス作曲 2 題材について (1) 題材の位置とねらいこれまでに子どもたちは, 第 2 学年題材 うたってあそんでⅡ

More information

教育と法Ⅰ(学習指導要領と教育課程の編成)

教育と法Ⅰ(学習指導要領と教育課程の編成) 教育と法 Ⅰ ( 学習指導要領と教育課程の編成 ) 明星大学教授 樋口修資 1 教育課程の基準の設定について 学校は 公の性質 を有する ( 教育基本法第 6 条 ) ものであり 国は 全国的な観点から 教育の機会均等と教育水準の維持向上のため 学校が編成する教育課程についての全国的な基準 ( ナショナル ミニマム ) の設定権を有する ( 昭和 51 年 5 月 21 日永山中学校事件最高裁判決

More information

Taro-s10音楽 「浜辺の歌 音楽

Taro-s10音楽  「浜辺の歌 音楽 社会生活にいきる読解力向上推進事業指導案 ( 音楽 10) Ⅰ 単元, 題材について 1. 単元名, 題材名 鑑賞音楽のよさや美しさを味わう 2. 実施時期 1 学期後半 ~2 学期前半 3. 単元, 題材の目標及び指導内容 ( 学習指導要領の指導事項等 ) 強弱の変化を聴き取って, 浜辺の歌 の表現の工夫をする 新 A 表現 (1) ア歌詞の内容や曲想を味わい, 曲にふさわしい表現を工夫して歌うこと

More information

<4D F736F F D F89B95F8CE08E7397A78D4C93EC92862E646F63>

<4D F736F F D F89B95F8CE08E7397A78D4C93EC92862E646F63> 音楽科学習指導案指導者呉市立広南中学校教諭牛尾麻衣子 1 日時平成 25 年 11 月 22 日 ( 金 ) 第 4 校時 (11:45~12:35) 2 学年第 1 学年 A 組 ( 男子 13 名女子 9 名計 22 名 ) 3 場所広南中学校音楽室 4 題材名詩や曲の雰囲気に合った声で, 言葉を大切にして歌おう ( 教材名 : 赤とんぼ 三木露風作詞山田耕筰作曲 ) 5 研究主題主体的に学び,

More information

少ない生徒たちに, 本題材を通して, 尺八の音色に親しみ, 様々な奏法による音色の変化を感じ取り, 尺八の魅力を味わわせたい 一方, 尺八の表現活動においては, 塩ビ尺八 を使用し, 実際に尺八の音出しの難しさを体験させ, 練習を重ね音が出た時の喜びと, 夕焼け小焼け 等の簡単な旋律が吹けるようにな

少ない生徒たちに, 本題材を通して, 尺八の音色に親しみ, 様々な奏法による音色の変化を感じ取り, 尺八の魅力を味わわせたい 一方, 尺八の表現活動においては, 塩ビ尺八 を使用し, 実際に尺八の音出しの難しさを体験させ, 練習を重ね音が出た時の喜びと, 夕焼け小焼け 等の簡単な旋律が吹けるようにな 音楽第 1 学年呉市立広南中学校指導者荒木真由子 題材名 日本の伝統音楽 楽器に親しもう ~ 挑戦問題 尺八に挑戦しよう ~ 校内指導教員福田眞二 本題材で育成する資質 能力 情報収集力, 思考力 表現力, 責任感 使命感 習得 鑑賞 楽器の構造や奏法を知り, その楽器固有の音色や響きを知覚 感受することができる 器楽 楽器の特徴に関心をもち, 基礎的な奏法 ( 楽器の初歩的な演奏 ) を身に付けている

More information

たんとうんでリズムをつくろう たんとうんでリズムをつくろう 分音符と 分休符から成るリズムをつくり, 手拍子や楽器で呼びかっけっこをして, 簡単な音楽をつくる 拍の流れを体で感じながらリズム打ちを工夫し, どのようなリズムをつくるかについて自分の考えや願いをもっている 創 リズムづくりの様子観察 記

たんとうんでリズムをつくろう たんとうんでリズムをつくろう 分音符と 分休符から成るリズムをつくり, 手拍子や楽器で呼びかっけっこをして, 簡単な音楽をつくる 拍の流れを体で感じながらリズム打ちを工夫し, どのようなリズムをつくるかについて自分の考えや願いをもっている 創 リズムづくりの様子観察 記 音楽科指導計画 評価計画 ( 第 1 学年 ) ( 導入 ) 拍の流れや曲の気分を感じ取り, 体を動かしながら楽しく歌う 新しい友達と一緒に表現する楽しさを味わう ( あつまれ! おんがくなかま ) しっているうたをみつけてみんなでうたおう さんぽ さんぽ の拍の流れや曲の気分を感じ取り, 体を動かしながら楽しく歌う ちょうちょうほか 絵を見ながら知っている歌を見つけ 友達と楽しく歌う 範唱を聴いて

More information

第2学年音楽科学習指導案

第2学年音楽科学習指導案 主体的に学ぶ学習活動の工夫を取り入れた音楽科学習指導案 日時学級授業者 平成 21 年 10 月 29 日 ( 木 )5 校時 3 年 5 組男子 16 名女子 18 名計 34 名藤澤愛 1 題材名 バレエ音楽の魅力 2 題材について (1) 教材について教材曲チャイコフスキー作曲バレエ音楽 くるみ割り人形 より 1 トレパーク ( ロシアの踊り ) 2 コーヒー ( アラビアの踊り ) 出典 :C

More information

Taro-⑪JS5シンガーソングライタ

Taro-⑪JS5シンガーソングライタ 15. 曲作りを体験しよう シンガーソングライター J では 五線譜に音符を並べていくだけでなく 鼻歌から曲作りを体験することができます いろいろな楽器の音色で演奏することもできるので 表現力の高い創作活動が行えます 曲の演奏や 鼻歌を入力するには パソコンにマイク スピーカーがセットされている必要があります 15-1. シンガーソングライター J を起動して画面を確認しよう シンガーソングライター

More information

< F2D8FAC89B E528FAC E056292E6A746463>

< F2D8FAC89B E528FAC E056292E6A746463> 小学校音楽科 1( 平成 22 年度 ) 第 1 学年 音楽科指導案 本時の主張 子どもは, 楽曲を聴いて音楽の要素 ( 音色, リズム, 旋律など ) と音楽が表している様子とを結び付けた経験が少ない このような子どもに, 鑑賞曲 かみなりといなずま を聴かせ, 次のような働き掛けを行う 1 かみなり と いなずま の様子を表わす音色に着目させるために, 聴き取った音色を言葉で表現させる 2 着目した音色が聞こえる間隔をとらえさせるために

More information

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために 3 30/ /31 3 3 体の動かし方やコツがわかる授業 体育の授業で体の動かし方やうまくなるためのコツが わかった と回答した小学生は 男子46.0 女子38.0 であり 保健体育の授業で わかった と回答した中学生は男子 30.5 女子20.7 と 中学生に比べ小学生が 体の動かし方やコツに関する理解を得てい ることが分かった 一方で 体の動かし方やコツを理解できていない児童生徒も存在して いた

More information

びや手遊び歌など遊びの中にある音楽に親しんだりしながら, 音楽の楽しさを味わってきた またその中で, 友だちと声をそろえて歌う喜びや一緒に体を動かしたり演奏したりする楽しさを感じながら活動できるようになってきている しかし, うまく歌えないときや上手に演奏できないときに楽しくないと感じている子どもも

びや手遊び歌など遊びの中にある音楽に親しんだりしながら, 音楽の楽しさを味わってきた またその中で, 友だちと声をそろえて歌う喜びや一緒に体を動かしたり演奏したりする楽しさを感じながら活動できるようになってきている しかし, うまく歌えないときや上手に演奏できないときに楽しくないと感じている子どもも 第 2 学年 1 組 音楽科学習指導案 指導者 学習者 千野小夜子 第 2 学年 1 組児童 27 名 1. 題材名 リズムにのってえんそうしよう ( 全 5 時間 ) 2. 題材について 本題材は, 学習指導要領の第 1 学年及び第 2 学年の目標 (2) リズムに重点を置いた活動 を通して, 基礎的な表現の能力を育て, 音楽表現の楽しさに気付くようにする を受け, 主に 学習指導要領の A 表現

More information

イ歌詞の表す情景や気持ちを想像したり, 楽曲の気分を感じ取ったりし, 思いをもっ て歌うこと ウ自分の歌声及び発音に気を付けて歌うこと エ互いの歌声や伴奏を聴いて, 声を合わせて歌うこと 音楽づくり ア声や身の回りの音の面白さに気付いて音遊びをすること イ音を音楽にしていくことを楽しみながら, 音楽

イ歌詞の表す情景や気持ちを想像したり, 楽曲の気分を感じ取ったりし, 思いをもっ て歌うこと ウ自分の歌声及び発音に気を付けて歌うこと エ互いの歌声や伴奏を聴いて, 声を合わせて歌うこと 音楽づくり ア声や身の回りの音の面白さに気付いて音遊びをすること イ音を音楽にしていくことを楽しみながら, 音楽 小学校音楽科 ( 平成 24 年度 )7 第 1 学年音楽科学習指導案 1 題材名 ( 教材名 ) いろいろなおとにしたしもう~ 星語に合う音をつくって表現しよう~( 全 4 時間 ) ( 教材名 ) きらきらぼし ( 歌唱 ) おとあそび ( 音楽づくり ) 2 題材の目標 楽器の音色や音の出し方を工夫して, 表したい星の様子に合う音をつくって表現することができる 歌詞の表す情景を想像しながら,

More information

Taro-自立活動とは

Taro-自立活動とは e-learning: 特別支援教育自立活動とは障害のある児童生徒が自立し社会参加するためには 知識や技能を習得していく各 教科等の指導の他に 学習上又は生活上の困難さに対応する力を獲得することができ るようにする自立活動の指導が必要です ここでは 自立活動とは何か どうして自立活動が必要なのか 自立活動をどのよ うに教育課程に位置づければよいのかについて解説します 1 はじめに特別支援教育対象者の増加

More information

毎回の授業の導入では, 拍の流れやリズムを意識させるために, 必ずリズム遊びや言葉遊びを行う 拍がうまくとれない児童がいるので, もとになる拍を打ったり, リズムボックスで拍をとったりして, 自信をもって活動できるようにしたい こぶたぬきつねこ や もりのくまさん では, 教師も一緒に拍にのって体を

毎回の授業の導入では, 拍の流れやリズムを意識させるために, 必ずリズム遊びや言葉遊びを行う 拍がうまくとれない児童がいるので, もとになる拍を打ったり, リズムボックスで拍をとったりして, 自信をもって活動できるようにしたい こぶたぬきつねこ や もりのくまさん では, 教師も一緒に拍にのって体を 第 1 学年 2 組音楽科学習指導案 1 題材名拍にのってあそぼう 6 時間扱い教材名 こぶたぬきつねこ 山本直純作詞 作曲 ( 歌唱 ) フルーツケーキ 日向有作詞 西澤健治作曲 ( 歌唱 ) アイアイ 相田裕美作詞 宇野誠一郎作曲 ( 歌唱 ) もりのくまさん 馬場祥弘訳詞 ( 歌唱 ) 2 題材について (1) 題材観学習指導要領とのかかわり第 1 学年 A 表現 (1) イ (2) ア 共通事項

More information

Microsoft PowerPoint - H29小学校理科

Microsoft PowerPoint - H29小学校理科 教育課程研究集会資料 平成 29 年 8 月 改訂の経緯 社会の変化 生産年齢人口の減少 社会構造の変化 AI の飛躍的な進化など 新しい学習指導要領における小学校理科教育 徳島県教育委員会 子供たちが様々な変化に積極的に向き合い, 他者と協働して課題を解決していくこと 学校教育に求められていること 様々な情報を見極め知識の概念的な理解を実現し情報を再構築するなどして新たな価値につなげていくこと 複雑な状況変化の中で目的を再構築したりすることができるようにすること

More information

1 2 3 ー ー ー ー ー ー 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 ー ー ー ー ー ー 35 36 B3 をべ クラスで にぶもっとしくりたい B3 をべ する でけたべるするをかす B2 なをむ のをのにかすにぶエレベーターのことをもっとりたい B2 なをむ

More information

Microsoft Word - h27e-hyouka1new.docx

Microsoft Word - h27e-hyouka1new.docx 指導計画案 1 年 P. 1 平成 27 年度用小学校音楽 指導計画案 株式会社教育芸術社 本資料について インターネット上で公開されている本資料は, 弊社発行の平成 27 年度用小学校音楽教科書 小学生の音楽 に基づいて作成されております 本資料の扱い方について 扱い時数は目安を示したものです 行事などで授業時数に変更が生じてしまう場合には, 巻末教材に配当された時数を活用したり, 教材の選択や学習活動に軽重を付けたりするなどの調整を適宜行ってください

More information

010国語の観点

010国語の観点 視覚障害者を教育する特別支援学校普通学級用 国語, 社会, 算数 ( 数学 ), 理科, 外国語, その他 種 文部科学省著作の視覚障害者を教育する特別支援 別 ( 一般文字使用者用 ) 学校用教科書 ( 点字使用者用 ) 点字版教科書 拡大教科書 各教科目標やに則して, 適切にまとめられている にもとづいて点訳したものである にもとづいて点訳したものである にもとづいて拡大したものである 点字使用の児童生徒の

More information

「標準的な研修プログラム《

「標準的な研修プログラム《 初等中等教育向け GIS 研修プログラム (3) オリエンテーション ティーチングノート 初等中等教育における GIS 活用の意義と位置付けの紹介 (1) オリエンテーション ティーチングノート 1) 研修テーマ 初等中等教育における GIS 活用の意義と位置付けの紹介 2) 研修目標 GIS の特性と学習活動での活用の意義について理解する あわせて 社会変化を踏まえた学習指導要領上の GIS の位置付けの変化を学び

More information

Taro-05 過外 美里②

Taro-05 過外 美里② 常時活動 の具体的な活動例を 指導の手引き 音楽づくりハンドブック で提示しました 常時活動 名前ゲーム リレー 音楽づくりハンドブック から抜粋 活用すると予想される 共通事項 領域 対象学年 低 中 音色 速度 旋律 強弱 拍子 反復 問いと答え 〇 音の重なり 活動名活動の内容 リレー 〇パターンカードから を選んで手拍子や楽器 唱で表現する 数人の子どもでリレーのようにつなげてもよい 〇最初は

More information

Water Sunshine

Water Sunshine 全国英語教育学会 2016 年 8 月 20 日 ( 土 ) 第 42 回埼玉大会 獨協大学 中高生の英語学習に関する実態調査 2014 学習実態と学習への意識の関係性などを探る 工藤洋路 ( 玉川大学 ) 大規模調査 調査の背景 2008 年 中学校英語に関する基本調査 ( 教員調査 ) 2009 年 中学校英語に関する基本調査 ( 生徒調査 ) ヒアリング調査 2013 年 中高生に対する聞き取り調査

More information

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて 主体的 対話的で深い学び の 実現に向けて 國學院大學教授田村学 学習指導要領改訂の方向性 新しい時代に必要となる資質 能力の育成と 学習評価の充実 学びを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力 人間性の涵養 生きて働く知識 技能の習得 未知の状況にも対応できる思考力 判断力 表現力等の育成 何ができるようになるか よりよい学校教育を通じてよりよい社会を創るという目標を共有し 社会と連携 協働しながら

More information

研究課題 副題 音楽科における ICT を活用した授業の効果に関する研究 ~ タブレット PC や電子黒板を利用した授業の展開の工夫 ~ 学校名 所在地 鹿児島音楽教育 ICT 研究グループ 鹿児島県鹿児島市上福元町 研究の背景音楽科教員は他教科に比べ,ICT

研究課題 副題 音楽科における ICT を活用した授業の効果に関する研究 ~ タブレット PC や電子黒板を利用した授業の展開の工夫 ~ 学校名 所在地 鹿児島音楽教育 ICT 研究グループ 鹿児島県鹿児島市上福元町 研究の背景音楽科教員は他教科に比べ,ICT 研究課題 副題 音楽科における ICT を活用した授業の効果に関する研究 ~ タブレット PC や電子黒板を利用した授業の展開の工夫 ~ 学校名 所在地 鹿児島音楽教育 ICT 研究グループ 891-0116 鹿児島県鹿児島市上福元町 6464-1 1. 研究の背景音楽科教員は他教科に比べ,ICT 活用に対して特に苦手意識が高く導入が進んでいない現状がある 平成 26 年 1 月に鹿児島市小学校音楽担当教員を対象とした

More information

3 題材の目標 歌詞と旋律が一体となって生み出す曲想を味わいながら聴いたり 思いや意図をもって歌ったりする 4 教材 思い出のメロディー ( 歌唱 ) 深田じゅんこ作詞 / 橋本祥路作曲 花 ( 鑑賞 ) 武島羽衣作詞 / 滝廉太郎作曲 箱根八里 ( 鑑賞 ) 鳥居枕作詞 / 滝廉太郎作曲 ふるさと

3 題材の目標 歌詞と旋律が一体となって生み出す曲想を味わいながら聴いたり 思いや意図をもって歌ったりする 4 教材 思い出のメロディー ( 歌唱 ) 深田じゅんこ作詞 / 橋本祥路作曲 花 ( 鑑賞 ) 武島羽衣作詞 / 滝廉太郎作曲 箱根八里 ( 鑑賞 ) 鳥居枕作詞 / 滝廉太郎作曲 ふるさと 第 6 学年音楽科学習指導案平成 27 年 11 月 25 日 ( 水 ) 第 5 校時場所音楽室 1 題材名詩と音楽を味わおう 2 題材について (1) 学習指導要領との関係本題材は 主に学習指導要領 A 表現では 歌唱イ 歌詞の内容 曲想を生かした表現を工 夫し 思いや意図をもって歌うこと ウ 呼吸及び発音の仕方を工夫して 自然で無理 のない 響きのある歌い方で歌うこと エ 各声部の歌声や全体の響き

More information

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値 平成 30 年度 大分県学力定着状況調査 全国学力 学習状況調査 別府市の結果 別府市教育委員会 1 調査結果公表の目的平成 30 年度 大分県学力定着状況調査 及び 全国学力 学習状況調査 の調査結果 及び別府市全体の課題と課題解決の方策を公表することにより 別府市児童生徒の学力向上に向けて 学校 家庭 地域がそれぞれの果たすべき役割を認識し 一体となって取組を推進する機運を高めることを目的としています

More information

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい 平成 30 年度全国学力 学習状況調査の結果から ( 平成 30 年 4 月 17 日実施 ) 小諸市教育委員会文部科学省では 次の目的で小学校第 6 学年 中学校第 3 学年 原則として全児童生徒を対象に 全国学力 学習状況調査 を毎年実施しています 義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図る そのような取組を通じて

More information

<4D F736F F D E937893FC8A778E8E8CB196E291E8>

<4D F736F F D E937893FC8A778E8E8CB196E291E8> 博士前期課程第 1 期入学試験問題 小論文 2017 年 1 月 21 日 ( 土 ) 実施 問題 A~L のうち 2 問を選択し 答えなさい 問題 A 現在の日本の学校教育で行われている教育活動の具体例を挙げ その成立背景 歴史的変遷を概観した上で 今日的な課題を論じなさい その際 各種の学校段階のいずれかを想定して論じること 問題 B 次期学習指導要領が目指す教育の方向性について 中央教育審議会の提言のキーワードを二つ以上挙げて論じなさい

More information

音楽科 1 年生年間学習計画 アルトリコーダーに親しもう 斉唱 校歌 校歌コンクール オリエンテーション 歌声を作ろう斉唱 二部合唱 アルトリコーダーに親しもう イメージをふくらませ聴こう映画音楽を楽しもう アルトリコーダーに親しもう 曲想を感じ取って歌おう キャリア単元学習内容教育月定期テスト 歌

音楽科 1 年生年間学習計画 アルトリコーダーに親しもう 斉唱 校歌 校歌コンクール オリエンテーション 歌声を作ろう斉唱 二部合唱 アルトリコーダーに親しもう イメージをふくらませ聴こう映画音楽を楽しもう アルトリコーダーに親しもう 曲想を感じ取って歌おう キャリア単元学習内容教育月定期テスト 歌 教科名音楽週時間数 1.3 学年 1 教科書中学生の音楽 1( 教育芸術社 ) 使用教科書および副教材等 中学生の器楽 ( 教育芸術社 ) 副教材 New Chorus Friends ( 教育芸術社 ) 関心 意欲 態度 表現やの活動を体験することに楽しさを感じ取り 生涯にわたって音楽を愛好する素地をつくる 音楽の学習でめざすこと 授業の進め方 音楽の感受や表現の工夫 授業について 家庭学習 定期テスト

More information

4 教材について (1) 学習指導要領との関連 B 鑑賞ア楽曲の気を感じ取って聴くことイ音楽を形づくっている要素のかかわり合いを感じ取って聴くことウ楽曲を聴いて想像したことや感じ取ったことを言葉で表すなどして 楽曲や演奏の楽しさに気付くこと 共通事項 音楽を形づくっている要素についての指導内容ア (

4 教材について (1) 学習指導要領との関連 B 鑑賞ア楽曲の気を感じ取って聴くことイ音楽を形づくっている要素のかかわり合いを感じ取って聴くことウ楽曲を聴いて想像したことや感じ取ったことを言葉で表すなどして 楽曲や演奏の楽しさに気付くこと 共通事項 音楽を形づくっている要素についての指導内容ア ( 第 1 学年音楽科学習指導案 日時平成 27 年 11 月 18 日 ( 水 )5 校時児童 1 年生 12 名指導者主浜みどり 1 題材名いろいろなおとをたのしもう 2 教材名シンコペーテッドクロック ( ルロイ=アンダソン作曲 ) 3 題材について (1) 題材の目標 身近な楽器の音色の特徴を感じ取り 演奏の仕方や楽器の音色に興味 関心を持って演奏したり音楽を作ったりする 楽器の特徴的な音色を感じ取り

More information

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的 1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的に学習に取り組む態度の育成, 課題を解決できる子ども, 友達と交流して考えを深められる子どもの育成を目指して研究を進めてきた

More information

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください 課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください 課題研究の進め方 Ⅰ 課題研究の進め方 1 課題研究 のねらい日頃の教育実践を通して研究すべき課題を設定し, その究明を図ることにより, 教員としての資質の向上を図る

More information

評価規準の作成,評価方法等の工夫改善のための参考資料|国立教育政策研究所 National Institute for Educational Policy Research

評価規準の作成,評価方法等の工夫改善のための参考資料|国立教育政策研究所 National Institute for Educational Policy Research 評価規準の作成, 評価方法等の工夫改善 のための参考資料 ( 中学校音楽 ) 平成 23 年 11 月 国立教育政策研究所 教育課程研究センター 評価規準の作成, 評価方法等の工夫改善のための参考資料 ( 中学校音楽 ) はじめに 平成 20 年 3 月に告示された中学校学習指導要領は, 平成 24 年度から全面実施されます 新しい学習指導要領の狙いを実現するためには, 各学校における生徒や地域の実態等に応じた適切な教育課程の編成

More information

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる 第 5 学年 国語科学習指導案 1 単元名 情報を集めて提案しよう教材 ゆるやかにつながるインターネット ( 光村図書 5 年 ) 2 単元目標 ( は重点目標) インターネットを通じた人と人とのつながりについて考えるために, 複数の本や文章を比べて 読み, 情報を多面的に収集しようとする ( 国語への関心 意欲 態度 ) 意見を述べた文章などに対する自分の考えをもつために, 事実と感想, 意見などとの関係を押

More information

音楽科学習指導案

音楽科学習指導案 音楽科学習指導案 指導者〇〇〇〇 1 対象第 5 学年〇組計〇〇名 2 日時平成〇年〇月〇日 ( 〇曜日 ) 第〇校時 ( 〇 : 〇〇 ~ 〇 : 〇〇 ) 3 場所音楽室 4 指導内容声の重なり 共通事項 音楽の縦と横の関係強弱 指導事項 声の重なり A 表現 (1)-ウ-( ウ ) 各声部の歌声や全体の響き, 伴奏を聴いて, 声を合わせて歌う技能 5 単元 教材名音楽の縦と横の関係を意識して

More information

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx 教育課程研究集会資料 平成 23 年 8 月 学習評価の方向性 学習評価の意義や現在の学習評価の在り方が小 中学校を中心に定着 新学習指導要領における学習評価について 次代を担う児童 生徒に 生きる力 をはぐくむ理念を引き継ぐ 今回の学習評価の改善に係る 3 つの基本的な考え方 現在行われている学習評価の在り方を基本的に維持しつつ, その深化を図る 新しい学習指導要領における改善事項を反映 教育は,

More information

<4D F736F F D B98A7989C88A778F4B8E7793B188C45F5F5F93818DAA E E646F63>

<4D F736F F D B98A7989C88A778F4B8E7793B188C45F5F5F93818DAA E E646F63> 音楽科学習指導案 指導者尾道市立向島中央向島中央小学校 1 学年 第 2 学年 28 名 2 題材名 中央っ子海のたんけんたい の音楽をつくろう ~ いい音を見つけて一年生に紹介しよう!~ 3 教材名 ゆかいな時計 ルロイ アンダソン作曲 森のたんけんたい 野木雄大作曲 東一陽作詞 4 題材の目標 身近な楽器に関心をもち, 表現したり鑑賞したりする学習に進んで取り組む 身の回りの音の様々な特徴を聴き取り,

More information

第 1 章総則第 1 教育課程編成の一般方針 1( 前略 ) 学校の教育活動を進めるに当たっては 各学校において 児童に生きる力をはぐくむことを目指し 創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で 基礎的 基本的な知識及び技能を確実に習得させ これらを活用して課題を解決するために必要な思考力 判

第 1 章総則第 1 教育課程編成の一般方針 1( 前略 ) 学校の教育活動を進めるに当たっては 各学校において 児童に生きる力をはぐくむことを目指し 創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で 基礎的 基本的な知識及び技能を確実に習得させ これらを活用して課題を解決するために必要な思考力 判 Ⅱ 肢体不自由のある児童生徒の教科指導における 表現する力 の育成に関する基本的な考え方 1. 国の施策としての言語活動の充実に向けての取組改正教育基本法 ( 平成 18 年 12 月 ) や学校教育法の一部改正 ( 平成 19 年 6 月 ) で示された教育の基本理念として 学校教育においては 生きる力 を支える 確かな学力 豊かな心 健やかな体 の調和を重視すると共に 学力の重要な要素は 1 基礎的

More information

新しい幼稚園教育要領について

新しい幼稚園教育要領について 新しい幼稚園教育要領について 文部科学省初等中等教育局幼児教育課幼児教育調査官 河合優子 目次 1 第 1 章総則の改訂 2 第 2 章ねらい及び内容の改訂 3 第 3 章教育課程に係る教育時間の終了後等に行う教育活動などの 留意事項の改訂 幼稚園教育において育みたい資質 能力の明確化第 1 章総則第 2 幼稚園教育において育みたい資質 能力及び 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿 1 幼稚園においては,

More information

第1学年2組 音楽科学習指導案

第1学年2組 音楽科学習指導案 第 2 学年音楽科学習指導案 平成 28 年 0 月 8 日 ( 火 ) 第 5 校時場所音楽室月 4 日 ( 水 ) 第 5 校時 5 校時 題材名歌詞の内容や曲想を味わい 曲にふさわしい表現を工夫しよう 2 生徒の実態と本題材の意図 () 生徒の実態生徒たちは 合唱の須賀 という伝統に自負を持ち 日々の授業 諸行事における合唱活動に大変意欲的に取り組んでいる ここに事前に行ったアンケートの結果を示す

More information

< F2D B90E096BE89EF817989F090E0817A >

< F2D B90E096BE89EF817989F090E0817A > 中学校学習指導要領解説 音楽編 平成 20 年 7 月 文部科学省 目 次 第 1 章 総 説 1 1 改訂の経緯 1 2 音楽科改訂の基本方針 4 3 音楽科改訂の要点 7 第 2 章 第 1 節 音楽科の目標及び内容 10 音楽科の目標 10 1 教科の目標 10 2 学年の目標 13 第 2 節 音楽科の内容 15 1 内容の構成 15 2 各領域及び 共通事項 の内容 17 第 3 章 第

More information

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか 必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいかに上手に賢く使っていくか, そのための判断力や心構えを身に付ける 情報社会の特性の一側面である影の部分を理解

More information

Microsoft Word - 博士論文概要.docx

Microsoft Word - 博士論文概要.docx [ 博士論文概要 ] 平成 25 年度 金多賢 筑波大学大学院人間総合科学研究科 感性認知脳科学専攻 1. 背景と目的映像メディアは, 情報伝達における効果的なメディアの一つでありながら, 容易に感情喚起が可能な媒体である. 誰でも簡単に映像を配信できるメディア社会への変化にともない, 見る人の状態が配慮されていない映像が氾濫することで見る人の不快な感情を生起させる問題が生じている. したがって,

More information

筝で社会に貢献しよう !

筝で社会に貢献しよう ! 筝で社会に貢献しよう! この作品は 2005 年に受講された 品川区立東海中学校谷山優司先生 ( 当時 ) の作品をベースに Intel Teach プログラム事務局が一部改編し作成いたしました 単元情報 学習実践タイプ 教科型 単元タイトル筝で社会に貢献しよう! 教科音楽学習テーマ伝統文化 交流 学年中学校 1 年総時間 20 時間 単元概要 学習目標 筝の演奏をまず体験し基本的な演奏ができるようにする

More information

(Microsoft Word - \217\254\202S\211\271\212y\201u\211\314\217\245\201v.docx)

(Microsoft Word - \217\254\202S\211\271\212y\201u\211\314\217\245\201v.docx) 4 学年音楽科学習指導案 1 題材名いろいろな歌の表現を楽しもう 2 教材 鑑賞教材 ミュージカル サウンドオブミュージック から サウンドオブミュージック ドレミの歌 エーデルワイス わたしのお気に入り ひとりぼっちのひつじかい 世界の音楽から ヨーデル 歌唱教材 ひとりぼっちのひつじかい ハマースタイン 2 世作詞ロジャーズ作曲ペギー葉山日本語詞 3 題材目標 いろいろな歌声やその表現を味わい,

More information

第2学年1組 音楽科学習指導案

第2学年1組 音楽科学習指導案 学年 組音楽科学習指導案 男子 0 名女子 名計 名指導者永田理絵 題材名いろいろな音にしたしもう教材曲 森のカーニバル 石桁冬樹作曲 かぼちゃ 桑原ほなみ作詞/ 黒澤吉徳作曲学習指導要領の内容 A 表現 器楽 () 器楽ウ B 鑑賞 () イ 共通事項 ( ア ) 音色 強弱 題材について 本題材では 鑑賞曲 森のカーニバル を 様子を想像したり楽器の音色に気を付けたりしながら聴くことから始める

More information

61.8%

61.8% 人権教育における部落問題学習の推進上の課題 人権教育における部落問題学習を進めるに当たって大切にしたいことこれまでの具体的な取組の中で常に大切にされてきたのは 目の前にいる子どもたちの姿をその生活背景まで含めて捉えるということでした そのことを通して 多くの教職員は よりよく生きたい 幸せに生きたい 勉強がわかるようになりたい といった子どもたちの思いや願いにふれ その願いが差別により妨げられていることを目の当たりにしてきました

More information

授業概要と課題 第 1 回 オリエンテェーション 授業内容の説明と予定 指定された幼児さんびか 聖書絵本について事後学習する 第 2 回 宗教教育について 宗教と教育の関係を考える 次回の授業内容を事前学習し 聖書劇で扱う絵本を選択する 第 3 回 キリスト教保育とは 1 キリスト教保育の理念と目的

授業概要と課題 第 1 回 オリエンテェーション 授業内容の説明と予定 指定された幼児さんびか 聖書絵本について事後学習する 第 2 回 宗教教育について 宗教と教育の関係を考える 次回の授業内容を事前学習し 聖書劇で扱う絵本を選択する 第 3 回 キリスト教保育とは 1 キリスト教保育の理念と目的 2018 年度和泉短期大学シラバス 授業科目名学年授業形態必修 選択テーマ キリスト教保育 教員氏名 片山知子 1 年 開講学期 後期 講義 単位数 2 単位 卒業必修 キリスト教保育における人間理解およびその保育実践を学ぶ 1. 保育 福祉に関する基礎的な学修を通して 幅広い教養を身に付け 多様な人々を支える社会の理念 仕組みについての原理を理解している ディプロマポリシー 2. 保育 福祉の専門的な知識

More information

鳥取市の学校教育における 貝殻節 の教育実践 に関するアンケート調査報告 The Results of Survey about Kaigarabushi at School Education in Tottori City 太田綾香, 大谷美佳, 宮脇可南子, 安田彩花, 鈴木慎一朗 OTA A

鳥取市の学校教育における 貝殻節 の教育実践 に関するアンケート調査報告 The Results of Survey about Kaigarabushi at School Education in Tottori City 太田綾香, 大谷美佳, 宮脇可南子, 安田彩花, 鈴木慎一朗 OTA A 鳥取市の学校教育における 貝殻節 の教育実践 に関するアンケート調査報告 The Results of Survey about Kaigarabushi at School Education in Tottori City 太田綾香, 大谷美佳, 宮脇可南子, 安田彩花, 鈴木慎一朗 OTA Ayaka, OTANI Mika, MIYAWAKI Kanako, YASUDA Ayaka, SUZUKI

More information

【音楽編】中学校学習指導要領(平成29年告示)解説

【音楽編】中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 まえがき 文部科学省では, 平成 29 年 3 月 31 日に学校教育法施行規則の一部改正と中学校学習指導要領の改訂を行った 新中学校学習指導要領等は平成 33 年度から全面的に実施することとし, 平成 30 年度から一部を移行措置として先行して実施することとしている 今回の改訂は, 平成 28 年 12 月の中央教育審議会答申を踏まえ, 1 教育基本法, 学校教育法などを踏まえ, これまでの我が国の学校教育の実績

More information

123

123 平成 20 年 3 月に告示された小 中学校の学習指導要領及び平成 21 年 3 月に告示された高等学校学習指導要領 ( 以下 学習指導要領 という ) においては, 理数教育を充実する観点から, 理科及び算数 数学の授業時数の増加, 観察 実験などの活動の充実をはじめとする指導内容の充実が図られました また, 小 中学校理科及び高等学校理科の基礎を付した科目については, エネルギー, 粒子, 生命,

More information

具体的な三つの手立てとして一つ目は 学習形態の工夫をする 同じ仲間の楽器は演奏が似ており 共に助け合って練習することができるので 学習形態は小グループを基本とする グループでの練習時間では主に個人練習となるが 分からないときに教師に聞くだけではなく グループの友達にも聞くよう指示する そこで 子ども

具体的な三つの手立てとして一つ目は 学習形態の工夫をする 同じ仲間の楽器は演奏が似ており 共に助け合って練習することができるので 学習形態は小グループを基本とする グループでの練習時間では主に個人練習となるが 分からないときに教師に聞くだけではなく グループの友達にも聞くよう指示する そこで 子ども 第 6 学年音楽科学習指導案 単元名 : 曲想を感じ取ろう ノンストップ クラシックメドレー 福岡市立 小学校 教諭 1. 指導観 本単元は曲想を味わって聴いたり 楽曲の気分を味わって演奏したりしながら 音楽を想像力豊かにとらえる感性や 表情豊かな表現を工夫していく能力を育てることをねらいとしている 子どもたちが 一度は聴いたことのある曲を短くメドレーにした この ノンストップ クラシックメドレー

More information

suzuki_shidouan_1kigaku

suzuki_shidouan_1kigaku 第 1 学年 2 組音楽科学習指導案 1 題材名音色や奏法を工夫してアルトリコーダーを演奏しよう 日時 : 平成 25 年 12 月 18 日 ( 水 )5 校時場所 : 松江市立第四中学校音楽室指導者 : 教諭鈴木仁美 2 題材の目標アルトリコーダーの音色に関心をもち 旋律を知覚し それらの働きが生み出す雰囲気を感受しながら 奏法による雰囲気の違いを生かした表現する活動を通して 曲想を生かした音楽表現をするために必要な能力を育てる

More information

愛媛県学力向上5か年計画

愛媛県学力向上5か年計画 愛媛県学力向上 5 か年計画 平成 25 年 3 月 愛媛県教育委員会 1 愛媛県学力向上 5 か年計画策定の基本方針 本県では 確かな学力定着向上のための共同研究推進委員会 ( 愛媛県検証改善委員会 ) が平成 20 年 3 月に策定した 6つの提言 ( 参考 ) を受け 確かな学力の定着向上に計画的に取り組んできました しかし 全ての教科の基礎となる読解力に課題があること 全国と比較すると 中学校に比べ

More information

平成 30 年度なごや小学校努力点推進計画 1 研究主題なかまとともに感性輝くなごやっ子 (1 年次 ) 2 研究主題について本校では 昨年度までの努力点研究において 道徳や特別活動の時間を中心に 子ども一人一人の成長と互いの認め合いをめざすことで 子ども自らが なごや小でよかった と感じられるよう

平成 30 年度なごや小学校努力点推進計画 1 研究主題なかまとともに感性輝くなごやっ子 (1 年次 ) 2 研究主題について本校では 昨年度までの努力点研究において 道徳や特別活動の時間を中心に 子ども一人一人の成長と互いの認め合いをめざすことで 子ども自らが なごや小でよかった と感じられるよう 平成 30 年度なごや小学校努力点推進計画 1 研究主題なかまとともに感性輝くなごやっ子 (1 年次 ) 2 研究主題について本校では 昨年度までの努力点研究において 道徳や特別活動の時間を中心に 子ども一人一人の成長と互いの認め合いをめざすことで 子ども自らが なごや小でよかった と感じられるような研究を進めていきた その中で 今までより友達が増えてよかった 友達のよいところをたくさん知れてよかった

More information

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があります これは 従前の学習指導要領が示した学力のとらえ方を一層深め 学力の質の向上を図ることをねらいとしています

More information

成績評価を「学習のための評価」に

成績評価を「学習のための評価」に 成績評価を 学習のための評価 に 群馬県立高崎高等学校 SSHの評価に関する情報交換会 2017 年 1 月 10 日 ( 火 )13:10~15:30 田中正弘 ( 筑波大学 ) 成績評価を 学習のための評価 に Page 2 学習のための評価 学習のための評価 とは, 評価に関する情報を, 生徒の学習成果を高める目的に用いることである 学習のための評価は, 形成的評価と呼ばれる 総括的評価は,

More information

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料 平成 23 年度全国学力 学習状況調査問題を活用した結果の分析 1 調査結果の概要 (1) 全体的な傾向 伊達市教育委員会 市内の小 中学校においては 全体として以下のような特徴がみられた 平成 23 年度全国学力 学習状況調査問題を活用した北海道における学力等調査は 札 幌市を除く178 市町村 及び特別支援学校小学部 特別支援学校中学部 中等教育学校 が実施をした 実施した学校数と児童生徒数については

More information

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校 平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校 1,048 校 40,277 人 9 校 295 人 中学校 608 校 41,236 人 4 校 252

More information

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相 年間授業計画 東京都立千早高等学校平成 29 年度教科国語科目国語総合年間授業計画 教科 : 国語科目 : 国語総合単位数 : 4 単位対象学年組 : HR11~HR16 ) 使用教科書 :( 精選国語総合 ( 東京書籍 ) ) 使用教材 :( 新版三訂カラー版新国語便覧 ( 第一学習社 ) しっかり書いて意味で覚える漢字トレーニング ( いいずな書店 ) 精選国語総合学習課題ノート ( 東京書籍

More information

のイ 音楽を形づくっている要素のかかわり合いを感じ取り 楽曲の構造に気をつけて聴くこと ウ 楽曲を聴いて想像したことや感じ取ったことを言葉で表すなどして 楽曲の特徴や演奏のよさに気づくこと に関るものである ここでは 声や楽器の音 身近に聴くことのできる様々な音に関心をもって耳を傾けるとともに 表現

のイ 音楽を形づくっている要素のかかわり合いを感じ取り 楽曲の構造に気をつけて聴くこと ウ 楽曲を聴いて想像したことや感じ取ったことを言葉で表すなどして 楽曲の特徴や演奏のよさに気づくこと に関るものである ここでは 声や楽器の音 身近に聴くことのできる様々な音に関心をもって耳を傾けるとともに 表現 学習指導案 仙台市立愛子小学校石井里枝 1. 教科 学年 : 音楽科第 4 学年 2. 題材名 : いろいろな音のちがいを感じ取ろう 3. 題材の目標 < 音楽科 > 音の特徴や音色の違いを感じ取って 想像豊かに聴いたり 表現したりすることができるようにする イメージに合った音を探して 表現の仕方を工夫することができるようにする 自分の思いや意図をもち 音楽の仕組みを生かした音楽づくりをする

More information

回数テーマ学習内容学びのポイント 2 過去に行われた自閉症児の教育 2 感覚統合法によるアプローチ 認知発達を重視したアプローチ 感覚統合法における指導段階について学ぶ 自閉症児に対する感覚統合法の実際を学ぶ 感覚統合法の問題点について学ぶ 言語 認知障害説について学ぶ 自閉症児における認知障害につ

回数テーマ学習内容学びのポイント 2 過去に行われた自閉症児の教育 2 感覚統合法によるアプローチ 認知発達を重視したアプローチ 感覚統合法における指導段階について学ぶ 自閉症児に対する感覚統合法の実際を学ぶ 感覚統合法の問題点について学ぶ 言語 認知障害説について学ぶ 自閉症児における認知障害につ 心理 生理 病理 科目の内容指導法自閉症教育総論 単位数履修方法配当年次 2 R or SR 3 年以上 科目コード EG4735 担当教員 青木真澄 わが国で, 自閉性障害のある児童生徒に学校教育が行われてから約 30 年の年月が経過している 彼らの 障害の程度に応じて, 通常の学級や通級指導教室, 特別支援学級, あるいは特別支援学校で多様な教育が 行われてきた しかし, 未だなお, 彼らに効果的であると実証された指導方法は確立されていない

More information

6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー

6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー 6 年 No.11 英語劇をしよう (1/7) 世界の様々な物語に興味をもつ 日本や世界のおとぎ話に出てくる語彙 表現 ( 既習のものが中心 ) あいさつをすアルファベットジングル A~Z までのアルファベットジングルをす (T2) ジングル絵カード ペンマンシップ いろいろな物語にふれよう Activity P.26 Let s Play テキストの紙面の絵を見て知っているものを答えさせ (T1)

More information

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指 俳句の鑑賞のポイントを理解し 俳句を味わう - プレ学習 & 展開学習 名句はどっち? めざせ! 一流俳句評論家 - - 発展学習 お気に入りの俳句を中学生に紹介しよう - 1 科目名 現代文 A 2 単元名 俳句 3 教材名 俳句 6 句 4 単元の内容 単元の目標と評価規準 評価方法 1 単元の目標ア俳句の鑑賞のポイントを理解し それに照らして俳句を積極的に味わおうとしている ( 意欲 関心 態度

More information

TTのテーマ

TTのテーマ 小学部第 1 2 学年音楽科学習指導案 日時平成 28 年 12 月 19 日 ( 月 )3 校時 10:35~11:20 場所音楽室 指導者 題材名 題材 設定の理由 T1: 堀田ソニヤ T2: T3: T: T5: T: T: T8: T9: T10: : たくさん鳴らそう, たくさん歌おう 小学部 1 2 年生は 1 年生 12 名,2 年生 10 名の計 22 名で構成されている 音楽に興味があり,

More information

<4D F736F F D2090AC89CA95A B382AD82E795CF91748BC881788A778F4B8E7793B188C481762E646F63>

<4D F736F F D2090AC89CA95A B382AD82E795CF91748BC881788A778F4B8E7793B188C481762E646F63> 音楽科学習指導案 1 日時平成年月日 ( )~ 月日 ( ) 全 5 時間 2 学年 組第学年組 ( 名 ) 3 場所年組教室 多目的室 4 題材 変そう を見つけよう! ことで音楽づくり 5 題材の目標 さくら変奏曲 の曲の構造に気を付けて聴き, それらや即興的な表現を生かし反復や変化のある音楽をつくる活動を通して, 楽曲の特徴や演奏のよさに気付く 6 本題材と学習指導要領のかかわり 指導事項 表現

More information

Microsoft Word - 上野中指導案(HP掲載用)

Microsoft Word - 上野中指導案(HP掲載用) 平成 23 年度へき地教育研究大会 公開授業指導案 授業改善の視点 音楽科学習指導案 平成 23 年 11 月 9 日 ( 水 ) 第 5 校時上野村立上野中学校第 2 学年指導者齋藤香理 旋律線の特徴から曲想を感じ取る際に 自分のパートの言葉の抑揚と旋律線を関連づけて表現を考え 一人ひとりが意見を持って伝え合う活動を取り入れたことは 歌詞を大切にして歌い より相手に伝わる合唱表現の工夫につながるであろう

More information