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1 北海道大学アドミッションセンター副センター長喜多村曻

2 総合入試を導入した 3 つの理由 未成熟な学部 学科選択によるミスマッチの解消 学問分野の細分化 融合化への対応 初年次教育における共通教育の充実 2

3 北海道大学の募集単位の概念図 AO 入試 前期日程 後期日程 文系学部 部工部水 総 学部別入試 総合入試 1,027 合選抜群入文数学育学済学理学物試部教学部学重重重重部経部法点物点生点点化 文学部教育学済学学学学部農部獣学健医学学部学学部学部経部法科歯部保部水部薬部理部工 AO 入試の医学部のうち 医学科 及び保健学科の看護学専攻と作業療法学専攻のみ実施します 後期日程の医学部保健学科のうち 放射線技術科学専攻 検査技術科学専攻及び理学療法学専攻のみ実施します 医 医理系学部 学部別入試 学部歯医産部水学学部部獣

4 総合入試の試験科目と配点 大学入試センター試験科目 5(6) 教科 8 科目 (300 点 ) 国語 (60 点 ) 地理歴史 公民 (80 点 ) 数学 2 科目 (60 点 ) 理科 2 科目 (40 点 ) 外国語 (60 点 ) 5 教科 7 科目 (300 点 ) 国語 (80 点 ) 地理歴史又は公民 (40 点 ) 数学 2 科目 (60 点 ) 理科 2 科目 (60 点 ) 外国語 (60 点 ) 合計 450 点 国語 (150 点 ) 地理歴史又は数学 (150 点 ) 外国語 (150 点 ) 合計 450 点 選抜群 教科 科目 本学個別学力検査等 系数学主要理科その他の理科外国語理(2 科目 )100 点 (50 点 50 点 ) 系文(2 科目 )150 点 (75 点 75 点 ) 4 数学重点 200 点 150 点 物理重点 150 点物理 100 点 50 点 150 点 化学重点 150 点化学 100 点 50 点 150 点 生物重点 150 点生物 100 点 50 点 150 点 総合科学 150 点 150 点

5 総合教育部について 文系 試学学部別入試理系 試合入試総AO 入試 総合入部別入入学入学入学入学入学 担任副担任担任副担任1 年次総合教育部 2 年次以降各学部等 文系 理系 1 クラス約 50 人 1 クラス約 50 人 入試の区分にかかわらず 文系 理系 2 種類を基本とするカリキュラム 進級ラ績移行ーのニ評ン価グ等サによポりー移移行ト行)文充実した進路支援体制室(進級 進級 系学部本人の志望と1年次の成40 系学部文学部 教育学部 法学部 経済学部 30 理学部医学部歯学部理薬学部 工学部 農学部 獣医学部 水産学部 学部ごとのカリキュラム 1 人数は 総合入試入学者の移行人数のみ掲載しています ( 一部の学部を除き 変動する場合があります ) 2 学部別入試及び AO 入試による入学者は 2 年次進級時に学部を変更することはできません 5

6 教養科目充実した教養教育 基礎教育 総合教育部に所属する 1 年次は 全学教育科目を履修 一般教育演習 ( フレッシュマンセミナー ) 総合科目 主題別科目 外国語科目外国語演習 共通科目 基礎科目 少人数のゼミナール式 牧場 練習船等を利用した合宿形式の演習も含む 複数の学問分野を融合した統合講義 1 テーマにつき複数の教員が講義を行うことも 最良の専門家による最良の教養教育 哲学 歴史 芸術 文学 法学 科学 技術等 英語を基本とし 初習外国語を履修 演習では第三 第四外国語の履修も可能 体育学 情報学 統計学インターンシップ ( キャリアに関連した就業体験 ) 専門教育の基礎となる科目 主に理系基礎科目と文系基礎科目 実験も行われる 約 150 科目約 60 科目約 160 科目約 340 科目約 40 科目約 40 科目 6

7 ラーニングサポート部門長(スタッフ(特定専門職員)統括責任者 兼務教員)高等教育推進機構長充実した進路支援体制 ラーニングサポート室 (LSO) の構成 アカデミック アドバイザー ( 兼務教員 ) 進路相談 ( 学部選択等の総合的なアドバイス ) 目的 目的 目的 学部 学問へのミスマッチの解消各種学生支援機関との連携学生支援の充実 学生の相談等に対応 ( 他の相談先との連携 ) アカデミック マップ作成等 学力 学習意欲の向上教員へのフィードバック授業内容の改善 基礎科目等に対する学習支援 総合入試制度の検証 スタディ スキルセミナー開催等 学習成果 学部等選択に関する調査分析 各種アンケートの実施 調査 大学院生チューター 制度の改善入試広報へ活用 事務補助員 学部相談員 ( 兼務教員 各学部 1 名以上 ) 学部についての相談 7

8 平成 26 年度の利用状況 進路 修学相談個別学習相談 LSO セミナー スタッフ大学院生 利用人数 実施状況利用人数 実施状況実施状況 スタディ スキルセミナー 年間のべ 751 人が利用 学部紹介イベント時にも実施 利用者アンケートから スタッフと大学院生が個別対応例 ) 演習問題の解説, 実験レポートの書き方 年間のべ 3495 人が利用 一人では不安なことも相談でき利用者アンケートから指針が得られました 履修システムがよくわかりました 丁寧でわかりやすかったです! スタディ スキルセミナー ( レポートの書き方など ) 英会話など 利用者アンケートから いろいろな学習スキルの例が紹介されるので参考になりました 8

9 学部 学科への移行について 移行の方法 本人の志望 1 年次の成績 移行の大原則 移行先の決定においては成績上位者が優先され 同位の者は同等に扱います 9

10 総合入試入学者の学部 学科等別定員 学部 系 学科 ( 学科目等 ) 定員 学部 系 学科 ( 学科目等 ) 定員 文 学 部 30 応用理工系学科 - 教育学部 20 ( 応用物理工学コース ) 39 法 学 部 20 ( 応用化学コース ) 55 経済学部 30 ( 応用マテリアル工学コース ) 28 数 学 科 37 情報エレクトロニクス学科 - 物理学科 25 ( 情報理工学コース ) 40 化 学 科 52 ( 電気電子工学コース ) 31 生物科学科 - ( 生体情報コース ) 26 ( 生物学専修分野 ) 30 ( メディアネットワークコース ) 24 ( 高分子機能学専修分野 ) 35 工 学 部 ( 電気制御システムコース ) 21 地球惑星科学科 50 機械知能工学科 - 医学科 医 学 科 5 ( 機械情報コース ) 45 保健学科 9 ( 機械システムコース ) 45 ( 看護学専攻 ) (3) 環境社会工学科 - 保健学科 ( 放射線技術科学専攻 ) (2) ( 社会基盤学コース ) 30 ( 検査技術科学専攻 ) (2) ( 国土政策学コース ) 30 ( 理学療法学専攻 ) (1) ( 建築都市コース ) 34 ( 作業療法学専攻 ) (1) ( 環境工学コース ) 37 歯 学 科 10 ( 資源循環システムコース ) 26 薬科学科 35 生物資源科学科 27 薬 学 科 21 応用生命科学科 23 共同獣医学課程 5 生物機能化学科 26 海洋生物科学科 10 農 学 部 森林科学科 27 海洋資源科学科 10 畜産科学科 17 増殖生命科学科 10 生物環境工学科 23 資源機能化学科 10 農業経済学科 19 理学部 医学部 歯学部 薬学部 獣医学部 水産学部 保健学科は学科定員が 9 名であり 専攻別定員は目安である 10

11 移行点の算出方法 成績点数 A+ 4.3 A 4.0 A- 3.7 B+ 3.3 B 3.0 B- 2.7 Σ ( 科目の点数 科目の単位数 ) 規定の単位数 = 移 行 C+ 2.3 点 C 2.0 D 0 D- 0 文系と医学部保健学科は 32 単位医学部保健学科を除く理系は 38 単位 F 0 11

12 学部 学科移行の基本的な流れ 12 予備志望調査第1次志望登録第1次振り分け予備志望調査結果第1回志望調査第1回志望調査結果第2回志望調査第2回志望調査結果第2次志望登録第2次振り分け補充振り分け移行先決定9 月下旬 ~ 10 月上旬 3 月上旬 3 月中旬 3 月下旬

13 移行定員に関する注意事項 移行人数 ( 総数 ) は指定単位修得者数により変動することがある ただし 医学部医学科 歯学部歯学科 薬学部薬学科 獣医学部共同獣医学課程では移行人数は変動しない 第 1 次振り分けでは定員の 8 割を移行させる ( 医学部医学科 歯学部歯学科 薬学部薬学科 獣医学部共同獣医学課程を除く ) 他系 ( 文系 理系 ) への移行も可能だが人数制限がある 13

14 学部 学科移行のルール ( 他系への移行 ) 他系への移行は第 1 次振り分けでのみ認める 他系への移行は 移行対象者の人数に応じて比例配分された当該学部 学科等の移行定員数の 1 割まで認める 医学部医学科 歯学部 薬学部薬学科 獣医学部は 他系から移行した学生がいる場合も 原則として 総合入試による入学者定員 を超えないものとする 他系からの志望者は 当該学部 学科等と同じ系からの移行者の最終席次より上位でないときは 他系からの志望者の中での順位が学部 学科等の移行定員数の 1 割以内であっても 移行を認めない 14

15 平成 26 年度学部 学科移行結果 ( 概要 ) 進級可能者はほぼ全員が学部 学科等へ移行他系移行は文系から理系が 9 名 理系から文系が 5 名第 1 次振り分け移行決定者の第 1 志望割合 (81.4%) 総合入試入学者にかかる学部学科等移行者数 ( 平成 26 年度 ) 入試区分 在籍者数 ( 過年度学生含む ) 進級要件単位充足者数 第 1 次振り分け結果 第 2 次振り分け結果 補充振り分け 進級 移行決定者数 文系 [5] [5] 理系 1,095 1, [9] ,052 [9] 計 1,205 1, [14] ,158[14] 注 )[ ] 内は 他系からの移行者数で内数 15

16 平成 25 年度学部 学科移行結果 ( 概要 ) 進級可能者はほぼ全員が学部 学科等へ移行他系移行は文系から理系が 8 名 理系から文系が 8 名第 1 次振り分け移行決定者の第 1 志望割合 (79.7%) 総合入試入学者にかかる学部学科等移行者数 ( 平成 25 年度 ) 入試区分 在籍者数 ( 過年度学生含む ) 進級要件単位充足者数 第 1 次振り分け結果 第 2 次振り分け結果 補充振り分け 進級 移行決定者数 文系 [8] [8] 理系 1,114 1, [8] ,064 [8] 計 1,228 1, [16] ,175[16] 注 )[ ] 内は 他系からの移行者数で内数 16

17 移行についての Q&A(1) Q1 A1 入試での成績は学部 学科への移行に関係する? 移行する学部 学科の決定には関係しません 総合入試理系入試成績 人中 980 位 入試は入試! 総合教育部で勉強がんばるぞ! 移行点上位! 薬学部へ移行 17

18 移行についての Q&A(2) Q2 A2 特定の科目の単位を修得していないと 学部は選択できないといった制約はある? 制約はありません ただし 移行点に基づいて移行先が決定するので 算出基準単位表 ( 全学教育科目の各科目から何単位とればよいかの基準を示したもの ) に定められた科目は修得しましょう なお 学部 学科によっては 学部要望科目 を指定しています この科目を修得していないからといって当該学部を選択できない訳ではありません しかし 移行後に必要となる科目として履修が推奨されているものなので できる限り修得しておくようにしましょう 18

19 国際総合入試 ( 仮称 ) について (1) 平成 30 年度入試から導入 趣旨 目的グローバル人材の育成のため, 国や地域, 学問分野をこえたボーダーレスなグローバル社会を生き抜き, リードする意欲と資質を持った人材を人物本位で選抜する入試 求める学生像大学における学修に必要な基礎学力を有するとともに 自らの探究心に基づいて設定した課題を解決することを志向し 常に創造的に行動することのできる学生 育成方針入学直後から学生一人ごとにメンター ( 教員 ) を配置する等, きめ細かい支援を行う 希望者は入学時から新渡戸カレッジに所属して, 海外留学を含めて異文化学習 体験や様々なキャリアパス学修を行い, 国や地域, 学問分野をこえて活躍できる学生を育成 19

20 国際総合入試 ( 仮称 ) について (2) 募集人員 総合入試 ( 文系 ) 5 名 総合入試 ( 理系 ) 10 名 出願資格 国際バカロレア資格を有する者 高等学校の課程を修了した者で米国 SAT 又は ACT のオフィシャルスコアを提出できる者 選抜方法等 ( 人物, 学力, 語学力の 3 つの観点から選抜 ) 人物 自己推薦書の内容とその内容に関する面接等 学力 国際バカロレア又は米国の SAT 又は ACT 語学力 TOEFL 等, 国際的通用性が高い語学試験による 20

21 ご清聴ありがとうございました