4B 電通の部長らとともにタレントの所属事務所に絵コンテを持参し 撮影内容を説明した上で タレントのCM 出演の了解を獲得 5B 電通のミーティング( プリ プロダクション ミーティング ) に参加 当該ミーティングにおいて制作予算及びCM 制作の進行予定が確定 ( この会議にも原告は参加せず )

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1 テレビCM 原版が映画の著作物であると認めた上で 原告が映画製作者であることを否 定して著作権を有しないとされた事例 東京地裁平成 23 年 12 月 14 日判決 ケーズデンキ ブルボンCM 原版事件 平成 21 年 ( ワ ) 第 4753 号損害賠償請求事件 ( 第 1 事件 ) 平成 21 年 ( ワ ) 第 号損害賠償請求事件 ( 第 2 事件 ) 控訴 担当 : 弁護士中川隆太郎 第 1 事案の概要 1 当事者等 原告 株式会社カーニバル ( 原告 ) 著作物の企画製作並びに出版 映像物並びに演劇の企画製作 配給及び興行 広告代理業を業とする株式会社 被告 株式会社アドック ( 被告アドック ) 各種広告企画 制作及びその販売 広告代理業を業とする株式会社 被告 A( 被告 A ) 原告の元従業員 平成 17 年 9 月 原告の取締役に就任したが 平成 20 年 3 月 原告を退職するとともに原告の取締役を退任 関係者 B 電通に入社後 広告制作の企画 制作全般を統括指揮する業務に従事 平成 15 年 6 月 電通を早期退職し フリーのクリエイティブ ディレクターとして独立 平成 17 年 1 月 被告アドックの監査役に就任 2 事実経過 ケーズデンキ関係 ( 判決文 19 頁 ) 1B 平成 18 年頃 ケーズデンキが制作を希望するCMの内容を電通に伝えるためのオリエンテーション ( ) に参加し このオリエンテーションに基づいてC Mのコンセプトを定め 出演タレントとしてドリフターズの起用を決定 ( 原告は上記オリエンテーションに参加せず ) 2B 当時原告の取締役であった被告 Aに対し ケーズデンキに対するプレゼンテーションのために 絵コンテ作業を指示するとともに 制作予算を作成 3B 絵コンテ作業を指揮して絵コンテを完成させた後 ケーズデンキ本社において電通の部長らとともにプレゼンテーションを行い 電通がケーズデンキのCM 制作を受注 広告主が広告会社に対して広告商品 広告目標 訴求対象などの説明を行い それに対する提案を依頼することである 金井 龍村編 エンターテインメント法 399 頁 西谷則昭 - 1 -

2 4B 電通の部長らとともにタレントの所属事務所に絵コンテを持参し 撮影内容を説明した上で タレントのCM 出演の了解を獲得 5B 電通のミーティング( プリ プロダクション ミーティング ) に参加 当該ミーティングにおいて制作予算及びCM 制作の進行予定が確定 ( この会議にも原告は参加せず ) 6B CMの撮影に際し 現場において撮影作業を指揮するとともに CMの編集に終始立ち会い 編集作業を指揮し 最終編集に立ち会った広告主 電通の部長らに対して最終編集の説明 この間 被告 Aは 原告のプロデューサーとして 撮影 編集等について 予算管理 スケジュール管理 スタッフの選択 手配等に携わる 7 平成 18 年 6 月頃 ケーズデンキの新店舗告知のテレビCM 原版 ( 新店舗名部分が空白の原版 )( 本件ケーズCM 原版 ) が完成 8 原告は 本件ケーズCM 原版の撮影作業について 予算管理 スケジュール管理 スタッフの選択手配等の役割を担っていたため 平成 18 年 7 月 Bの指示により 電通に対し 制作費名目で 2,877 万円を請求して支払を受け その中からBに対してクリエイティブ ディレクター費を支払ったほか 企画費 制作準備費 スタッフ費 撮影機材費 美術費 スタジオ費 編集費等を支払った 他方で 被告アドックは 電通に対し カンプ コンテ費名目で 126 万円を請求して支払を受けた 9 被告アドック 平成 18 年 10 月から平成 20 年 1 月までの間 本件ケーズCM 原版を使用し 新たに店舗名を挿入してテレビCM 原版 ( 本件ケーズ旧 CM 原版 ) を制作すると共に そのプリント (CM 原版のコピー ) を合計 285 本作成 10 被告アドック 平成 20 年 2 月から 6 月までの間 本件ケーズCM 原版を使用し 本件ケーズ旧 CM 原版戸は別に 新たに店舗名を挿入してテレビCM 原版 ( 本件ケーズ新 CM 原版 ) を制作すると共に そのプリント (CM 原版のコピー ) を合計 42 本作成 ブルボン関係 ( 判決文 21 頁 ) 1B 平成 17 年 11 月以降 ブルボンのテレビCMについて 撮影 編集等を担当する制作会社に原告を選定 2 原告 Bの指示により 電通に対し 制作費名目で請求して支払を受け 他方で 被告アドックも 電通に対し 制作費又はカンプ コンテ費名目で請求して支払を受けていたが 平成 19 年 2 月以降 被告アドックが電通に対して制作費名目で請求して支払を受け 原告が被告アドックに対して制作費名目で請求して支払を受けるようになった - 2 -

3 3B 平成 19 年 6 月から平成 20 年 3 月までの間 本件ブルボンCM 原版について その企画 制作を指揮 4 被告 A 原告のプロデューサーとして 撮影 編集等について 予算管理 スケジュール管理 スタッフの選択 手配等に携わる 5 本件ブルボンCM 原版については 被告アドックが電通に対して制作費名目で請求して支払を受け 原告が被告アドックに対して制作費名目で請求して支払を受けた この中から 原告は 企画費 制作準備費 スタッフ費 撮影機材費 美術費 スタジオ費 編集費等を支払った 6この間 被告アドックは本件ブルボンCM 原版につき 合計 182 本のプリントを作成し 電通から 182 本分の代金支払を受けた 他方で 原告も本件ブルボンC M 原版につき合計 128 本のプリントを作成し 被告アドックを通じ 電通からプリント 128 本分の代金支払を受けた 3 請求の概要 (1) 第 1 事件 ( 原告 被告アドック ) 著作権侵害 ( 複製権侵害 ) に基づく損害賠償請求 1: ケーズデンキの新店舗告知のテレビCM 原版の複製 2: ブルボンの商品告知のテレビCM 原版の複製 (2) 第 2 事件 ( 原告 被告 A) 不法行為又は債務不履行 ( 取締役としての善管注意義務 忠実義務違反 ) に基づく損害賠償請求 ( 上記 (1) の著作権侵害を被告アドックと共同して行ったなどと主張 ) 第 2 争点 1 各 CM 原版の著作権の帰属 2 被告らの損害賠償責任の成否 ( 原告の同意の有無等を含む ) (1) 被告アドックの不法行為に基づく損害賠償責任の成否 (2) 被告 Aの不法行為又は債務不履行 ( 取締役としての善管注意義務 忠実義務違反 ) に基づく損害賠償責任の成否 3 損害額 争点 1 に関する判断において 各 CM 原版の著作権が原告に帰属しないとの判断が示されたた め 争点 2 についても被告らの損害賠償責任が簡単に否定され 争点 3 については判断されて いない そこで 以下では争点 1 に関する部分のみ取り上げる - 3 -

4 第 3 当事者の主張 ( 争点 1について ) 1 原告の主張 ( 判決文 5 頁 ) (1) 共同著作物本件各 CM 原版はテレビCMであるから 著作権法の映画の著作物に関する規定とは別に著作者 著作権者を決定すべき 本件各 CM 原版は原告 広告代理店 ( 電通 ) 広告主( ケーズデンキ又はブルボン ) の共同著作物である (2) 職務著作仮に本件各 CM 原版が映画の著作物であるとしても 本件各 CM 原版は職務著作であり 法 16 条ただし書きにより原告が著作者 著作権者となる ( 映画の著作物の著作者 ) 第十六条映画の著作物の著作者は その映画の著作物において翻案され 又は複製された小説 脚本 音楽その他の著作物の著作者を除き 制作 監督 演出 撮影 美術等を担当してその映画の著作物の全体的形成に創作的に寄与した者とする ただし 前条の規定 注 : 職務著作 の適用がある場合は この限りでない (3) 映画の著作物の著作権の帰属仮に本件各 CM 原版が映画の著作物であり かつ職務著作ではないとしても その映画製作者は原告であり 原告が著作権者となる ( 定義 ) 第二条この法律において 次の各号に掲げる用語の意義は 当該各号に定めるところによる 中略 十映画製作者映画の著作物の製作に発意と責任を有する者をいう 2 被告アドックの主張 ( 判決文 7 頁 ) (1) 共同著作物本件各 CM 原版の著作権の帰属は著作権法の映画の著作物についての規定が適用されるとみるべきであるが 仮にそうでないとした場合には 被告アドックが広告代理店 ( 電通 ) 広告主( ケーズデンキ又はブルボン ) と共に共同著作権者となる (2) 職務著作本件各 CM 原版は映画の著作物であり かつ 職務著作ではないから 法 16 条ただし書きは適用されない ( 原告は本件各 CM 原版の創作に当たり 発意 者ではない また 原告は 本件各 CM 原版の監督等の映画の著作物の全体的形成に創作的に寄与した者とは指揮命令関係のない請負関係に立っており 彼らは 原告の業務に従事する者 として 職務上 本件各 CM 原版を作成したものではない ) - 4 -

5 (3) 映画の著作物の著作権の帰属本件各 CM 原版は映画の著作物であり その著作権者は法 29 条 1 項により広告主であるか ( 主位的主張 ) 又は 本件各 CM 原版の著作者である被告アドック ( 予備的主張 ) であり 原告に著作権が帰属することはない 第二十九条映画の著作物 ( 第十五条第一項 次項又は第三項の規定の適用を受けるものを除く ) の著作権は その著作者が映画製作者に対し当該映画の著作物の製作に参加することを約束しているときは 当該映画製作者に帰属する 2 項以下省略 第 4 裁判所の判断 ( 争点 1 について ) 1 本件ケーズ CM 原版 (1) 本件ケーズ CM 原版が映画の著作物か ( 判決文 23 頁 ) まず裁判所は 本件ケーズCM 原版につき映画の著作物であることを認めた その上で テレビCMについては映画の著作物についての著作権法の規定とは別個に著作者及び著作権者が決定されるべきであり 本件 CM 原版は原告 広告主 広告代理店の共同著作物である との原告の主張について 上記のとおり映画の著作物と認められる本件ケーズCM 原版については 映画の著作物に関する規定に基づいて著作者 著作権者を認定するのが相当であって 原告の主張は採用することができない と判断した (2) 本件ケーズ CM 原版の著作者 ( 判決文 24 頁 ) 次に 本件ケーズCM 原版の著作者について Bは 本件ケーズCM 原版において その全制作過程に関与し CMのコンセプトを定め 出演タレントを決定するとともに CM 全体の予算を策定し 撮影 編集作業の指示を行っていたのであるから ( 前記 2(2) ア及びイ ) 映画の著作物の全体的形成に創作的に寄与した者 ( 著作権法 16 条本文 ) として 本件ケーズCM 原版の著作者と認めるのが相当である として 本件ケーズCM 原版の著作者がBであるとの判断を示した上で 本件ケーズ CM 原版は原告の職務著作であるとの原告の主張について - 5 -

6 原告は 本件ケーズCM 原版の制作は 職務著作 ( 著作権法 15 条 ) であって 著作権法 16 条ただし書により原告が著作者となると主張するが Bが原告の業務に従事する者とは認められないから 原告の主張を採用することはできない また 本件ケーズCM 原版は テレビCMとして放映されることによって公表されたものであると推認されるところ ( 公表については著作権法 4 条 1 項参照 ) テレビCMの放映では広告主の商号等が示されることがあっても広告代理店や制作会社の商号等が示されることはないのが通常であることに照らすと 本件各 CM 原版が原告名義の下に公表されたものであったとは認められないから この点においても上記主張は理由がない として原告の主張を排斥した そして これに加えて 本件ケーズCM 原版が被告アドックの職務著作となる可能性についても言及し なお Bは 被告アドックの監査役である ( 前記 2(1) イ ) ものの 被告アドックの業務に従事する従業員等であるとは認められないから 被告アドックが職務著作により本件ケーズCM 原版の著作者であるということもできない との判断を示した (3) 本件ケーズ CM 原版の著作権の帰属 ( 判決文 25 頁 ) そして 本件ケーズCM 原版の著作権の帰属を検討する上で まず映画製作者 ( 法 2 条 1 項 10 号 ) の解釈について 著作権法 29 条 1 項は 映画の著作物の著作権 ( 著作者人格権を除く ) は その著作者が映画製作者に対し当該映画の著作物の製作に参加することを約束しているときは 当該映画製作者に帰属すると定めている そして 映画製作者の定義である 映画の著作物の製作に発意と責任を有する者 ( 著作権法 2 条 1 項 10 号 ) とは その文言と著作権法 29 条 1 項の立法趣旨からみて 映画の著作物を製作する意思を有し 当該著作物の製作に関する法律上の権利 義務が帰属する主体であって そのことの反映として当該著作物の製作に関する経済的な収入 支出の主体ともなる者であると解するのが相当である との見解を示した - 6 -

7 その上で 本件ケーズ CM 原版については 本件ケーズCM 原版について その製作する意思を有する ( 発意 ) 主体としては 広告代理店である電通か 広告主であるケーズデンキであると考えられる とした上で 本件ケーズCM 原版について CM 制作に必要なコンテ 企画案 監督 撮影 照明 美術 編集等のスタッフや企業と契約しているのは原告であり その製作に関する経済的な収入及び支出の主体となっているのも原告であり 原告は著作権法 29 条 1 項の映画製作者である との原告の主張については 確かに 前記 2(2) ウのとおり 原告は 電通から 被告アドックよりも多額の支払を受けており 制作作業を担当する者を手配し その支払を電通から受ける窓口となっていたことが認められる したがって 被告アドックとの対比でみる限り 原告が中心的役割を担っていたようにも見える しかし その支払内容の明細を見ると 原告の支払の大半を占めるのは 撮影 編集関係の費用である ( 甲 17 22) 前記 CM 原版制作の特徴 報告者注 : 次頁参照 に照らせば CM 原版制作に当たっては 広告主の意向を反映して企画案を練り 出演するタレントを確保し 最終的に広告会社から確定した企画の了承を得て 制作費を確定させるまでの作業が重要な意味を持ち そこまでの作業に比較すれば その後の 撮影 編集の具体的作業が寄与する程度は 相対的に低いものといわざるを得ない そうすると 原告は 本件ケーズCM 原版制作の全体についてこれを請け負って作業をしていたと認められず その製作過程の部分的な関与にとどまるのであって 原告が本件ケーズCM 原版作成について 相対的に比重の低い撮影 編集作業について 電通からの支払の窓口となっていたからといって 本件ケーズCM 原版の映画製作者であるということはできない と判断し これを退けた - 7 -

8 なお 裁判所の判断の冒頭 ( 判決文 18 頁 ) では 本件各 CM 原版制作の特徴について 以下のとおり述べている 本件各 CM 原版という著作物を制作するに当たっては 特に 広告主の意向が重視され その意向を基に原版制作作業が進められているから 広告主の意向を把握した上で 原版制作作業を指揮できる立場にある者の役割が重要であり また CM の成否に影響を与えるタレントの手配 広告代理店への説明によりCM 制作費の決定を得る手続を行う者の役割も重要であった したがって このような役割を一貫して担う者があれば その者がCM 原版の制作 その内容決定に当たっても主導的な役割を果たすものとして作業が進められていった 2 本件ブルボンCM 原版続けて 裁判所は本件ブルボンCMについても 事実関係こそ異なるものの 実質的に上記 1と同様の判断を示した 第 5 検討 テレビCM 原版の製作において 誰が映画製作者 ( 法 2 条 1 項 10 号 ) となるか ( 広告主 / 広告会社 ( 広告代理店 )/ 制作会社 1 )( 参考 )ACCルール 本判決は 広告代理店又は広告主が映画製作の発意者であり 原告は映画製作者ではない と判断したに留まる 映画の著作物の全体的形成に創作的に寄与した者 の解釈 1 監督など 映画の制作過程全般に参画した者に限る見解 本判決の判例時報コメント 東京地判平成 14 年 3 月 25 日 ( 宇宙戦艦ヤマト事件 ) 東京地判平成 15 年 1 月 20 日 ( 超時空要塞マクロス事件 ) 東京地判平成 17 年 3 月 15 日 ( グッドバイ キャロル事件 ) など 2 撮影担当や美術担当など 制作過程全般に参画していなくとも 全体的形成に創作的に寄与した者も含まれるとする見解 田村善之教授 2 上野達弘教授 3 横山久芳教授 4 作花文雄教授 5 など以上 1 前掲金井 龍村 407 頁以下によれば 三者は CM の著作権者は広告主 ( 広告主企業によって組織される日本アドバタイザーズ協会 ) CM の著作権は制作会社にある (CM 制作会社の団体である日本アド コンテンツ制作社連盟 ) 現状では著作権者は判然としていないが 当面さし迫った課題を解決するために帰属問題は棚上げにして協調的 積極的な努力をすることが必要 ( 広告会社の業界団体である日本広告業協会 ) と それぞれ認識を異にするようである 2 田村善之 著作権法概説 ( 第 2 版 ) 391 頁 3 上野達弘ほか 著作権法入門 81 頁 4 横山久芳 判批 判例時報 1846 号 190 頁 5 作花文雄 詳解著作権法 ( 第 4 版 ) 202 頁 - 8 -

求めるなどしている事案である 2 原審の確定した事実関係の概要等は, 次のとおりである (1) 上告人は, 不動産賃貸業等を目的とする株式会社であり, 被上告会社は, 総合コンサルティング業等を目的とする会社である 被上告人 Y 3 は, 平成 19 年当時, パソコンの解体業務の受託等を目的とする

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