判例研究 ( 大野 ) X1 X2 X3 M1 M 事案の概要 ⑴ 当事者等 M1 M2 M1 M1 M2 M 1 T&A master

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1 判例研究二国間租税条約に基づく情報交換要請の取消請求等が認められなかった事案 東京地裁平成 29 年 2 月 17 日判決 ( 平成 25 年 ( 行ウ ) 第 618 号 租税協定に基づく情報交換要請取消等請求事件 平成 27 年 ( 行ウ ) 第 172 号 租税条約に基づく情報交換要請取消等請求事件 ) 裁判所ウェブサイト 1. はじめに 1. はじめに 2. 事案の概要 3. 主な争点 4. 主な争点に関する当事者の主張の要旨 5. 第一審の判断 6. 控訴審の判断 7. 検討 8. おわりに 政策論としての論点 大野雅人 M1 M2 M1 M2 X1 X2 X3 X1 X2 X

2 判例研究 ( 大野 ) X1 X2 X3 M1 M 事案の概要 ⑴ 当事者等 M1 M2 M1 M1 M2 M 1 T&A master

3 二国間租税条約に基づく情報交換要請の取消請求等が認められなかった事案 取引の概要図 (M 夫婦 ) M1 M2 7X1 が B 株式譲渡 X1 点線 ( ) は会社等の設立を示す 実線 ( ) はその他の取引を示す M1 は甲社などからなる企業グループの創業者で 同グループの持株会社である乙社の代表取締役 M2 は M1 の妻 X1 と M3( 本図では記載省略 ) は M 夫婦の子 1X3 社の設立 2A 財団の設立 3X3 株式を預託 4X3 株式預託証書交付 日本 シンガポール 8X3 株式預託証書譲渡 オランダ 10X3 株式譲渡 5X2 社設立 A 財団 (M1) X3 社 (M1) ( 乙社の持株会社 ) 6B 社設立 X2 社 (X1) G 銀行 B 社 B 社は D ファンド を管理 M1 X1 X2 X3 9B 社解散 B D ファンドの 各口座あり M 夫婦がオランダに X3 社を設立 M1 がオランダに A 財団を設立 M 夫婦が A 財団に X3 株式を預託 M 夫婦が A 財団から X3 株式預託証書の交付を受ける X1 が X2 社を設立 X1 が B 社を設立 B 社は X2 がケイマン諸島の C を通じて運用してい た D ファンドの管理に携わる X1 が B 社株式の全部を M1 に譲渡 M 夫婦が X3 株式預託証書を X2 に譲渡 B 社が解散 X3 株式の全部が A 財団に譲渡される 135

4 判例研究 ( 大野 ) M X1 M3 2 M X1 X3 M M1 M M A X3 X3 X2 X X B B X2 C D D X B M1 B B M X3 X2 X A A X3 ⑵ M 夫婦に対する税務調査 24 9 M M X1 M3 M E E F

5 二国間租税条約に基づく情報交換要請の取消請求等が認められなかった事案 M X3 A A A M ⑶ 本件各租税条約に基づく情報要請 シンガポールに対する情報交換要請 IRAS 9 X X

6 判例研究 ( 大野 ) M1 X3 X2 X2 X1 M1 X1 X2 X3 B C D G 8 M1 X1 X2 X3 B 1 D 3 M X2 M1 M1 X3 X2 X2 X2 X2 X1 M1 X1 X2 X1 i ii 138

7 二国間租税条約に基づく情報交換要請の取消請求等が認められなかった事案 オランダ税務当局に対する情報交換要請 X3 A A A M E F X3 A X3 G M X3 A A M X3 X3 X3 A i ii

8 判例研究 ( 大野 ) ⑷ 本件各租税条約に基づく情報要請の帰すう シンガポール X2 X2 X1 X1 X2 X3 B C G M1 M1 M

9 二国間租税条約に基づく情報交換要請の取消請求等が認められなかった事案 オランダ X3 X3 A ⑸ M 夫婦に対する所得税調査 M 25 4 M M M M ⑹ 原告による出訴 平成 25 年事件 ( シンガポール関係 原告は X1 及び X2) X1 X2 141

10 判例研究 ( 大野 ) X1 X2 X1 X 平成 27 年事件 ( オランダ関係 原告は X3) X3 X3 X 主な争点 ⑴ 本件各訴え部分の適否 ( 争点 1) ( 争点 2) ⑵ 本件各情報要請の適否 ( 争点 3) 142

11 二国間租税条約に基づく情報交換要請の取消請求等が認められなかった事案 ( 争点 4) ( 争点 4 1) ( 争点 4 2) ( 争点 4 3) ( 争点 5) ⑶ 本件各情報要請を原因とする原告らの国家賠償請求権の有無 ( 争点 6) 4. 主な争点に関する当事者の主張の要旨 ⑴ 本件各取消請求に係る本件各情報要請の処分性の有無 ( 争点 1) 被告の主張 3 2 原告の主張 143

12 判例研究 ( 大野 ) ⑵ 本件確認請求に係る確認の利益の有無 ( 争点 2) 被告の主張 原告の主張 X2 X3 ⑶ 本件各情報要請が非関連情報を要請するものとして違法か否か ( 争点 3) 原告の主張 X2 M M X2 M 144

13 二国間租税条約に基づく情報交換要請の取消請求等が認められなかった事案 5 被告の主張 ⑷ 本件シンガポール各口座に関する本件シンガポール情報要請が国内入手不可能情報を要請するものとして違法か否か ( 争点 4 1) 原告の主張 105J 26 3 b 被告の主張 26 3 IRAS

14 判例研究 ( 大野 ) ⑸ 本件要望期限後における本件オランダ情報要請の継続が国内入手不能情報を要請するものとして違法か否か ( 争点 4 2) 原告の主張 被告の主張 ⑹ 更正決定等をしない旨の通知後における本件各情報要請の継続が国内入手不能情報を要請するものとして違法か否か ( 争点 4 3) 原告の主張 被告の主張 M 146

15 二国間租税条約に基づく情報交換要請の取消請求等が認められなかった事案 ⑺ 本件各情報要請が情報入手手段を尽くさずに行われ又は既に我が国で得た情報を要請するものとして違法か否か ( 争点 5) 原告の主張 被告の主張 ⑻ 本件各情報要請を原因とする原告らの国家賠償請求権の有無 ( 争点 6) 原告の主張 X2 M 147

16 判例研究 ( 大野 ) X1 X2 X3 X2 X3 被告の主張 第一審の判断 ⑴ 争点 1( 本件各取消請求に係る本件各情報要請の処分性の有無 ) について 148

17 二国間租税条約に基づく情報交換要請の取消請求等が認められなかった事案 ⑵ 争点 2( 本件各確認請求に係る確認の利益の有無 ) について M M M 149

18 判例研究 ( 大野 ) ⑶ 議論の前提としての上記 3 の⑻の被告の主張について

19 二国間租税条約に基づく情報交換要請の取消請求等が認められなかった事案 ⑷ 争点 3( 本件各情報要請が非関連情報を要請するものとして違法か否か ) について A 24 M A ⑸ 争点 4( 本件各情報要請が国内入手不可能情報を要請するものとして違法か否か ) について 本件シンガポール各口座に関する情報 ( 争点 4 1) について 本件要望期限後における本件オランダ情報要請継続の適否 ( 争点 4 2) について 151

20 判例研究 ( 大野 ) 更正決定等をしない旨の通知後における本件各情報要請継続の適否 ( 争点 4 3) について M ⑹ 争点 5( 本件各情報要請が情報入手手段を尽くさずに行われ又は既に我が国で得た情報を要請するものとして違法か否か ) について 152

21 二国間租税条約に基づく情報交換要請の取消請求等が認められなかった事案 M ⑺ 争点 6( 本件各情報要請を原因とする原告らの国家賠償請求権の有無 ) について 6. 控訴審の判断

22 判例研究 ( 大野 ) OECD 検討 ⑴ 本件判決の意義等 154

23 二国間租税条約に基づく情報交換要請の取消請求等が認められなかった事案 ⑵ 争点 1( 本件各取消請求に係る本件各情報要請の処分性の有無 ) について

24 判例研究 ( 大野 ) 8 ⑶ 争点 2( 本件各確認請求に係る確認の利益の有無 ) について M

25 二国間租税条約に基づく情報交換要請の取消請求等が認められなかった事案 13 ⑷ 損害賠償請求の前提としての 情報要請国の税務当局の職務上の法的義務について 5 6 ⑸ 争点 3( 本件各情報要請が非関連情報を要請するものとして違法か否か ) について such information as is foreseeably relevant

26 判例研究 ( 大野 ) OECD OECD 26 5 foreseeable relevance 15 fishing expedition 16 M X2 M X2 X OECD OECD

27 二国間租税条約に基づく情報交換要請の取消請求等が認められなかった事案 M M ⑹ 争点 4( 本件各情報要請が国内入手不可能情報を要請するものとして違法か否か ) について 本件シンガポール各口座について関する情報 ( 争点 4 1) について OECD OECD

28 判例研究 ( 大野 ) 本件要望期限後におけるオランダ情報交換要請の適否 ( 争点 4 2) について X3 M X3 更正決定をしない旨の通知後における本件各情報要請継続の適否 ( 争点 4 3) について

29 二国間租税条約に基づく情報交換要請の取消請求等が認められなかった事案

30 判例研究 ( 大野 ) ⑺ 争点 5( 本件各情報要請が情報入手手段を尽くさずに行われ又は既に我が国で得た情報を要請するものとして違法か否か ) について OECD

31 二国間租税条約に基づく情報交換要請の取消請求等が認められなかった事案 1 5 ⑻ 争点 6( 本件各情報要請を原因とする原告らの国家賠償請求権の有無 ) について 8. おわりに 政策論としての論点 ⑴ 外国における議論の概観 CJEU Sabou 18 Berlioz 19 IFA Ji í Sabou v. the Czech Republic, Case C 276/12, 22 Oct Berlioz Investment Fund SA v. Directeur de l Administration des Contributions Directes, Case C 682/15, 16 May IFA 2015 IFA, The practical protection of taxpayers fundamental rights Cahiers de droit fiscal international, Volume 100B,

32 判例研究 ( 大野 ) ⑵ 他国への情報要請の限界 , Torsten Fensby, Berlioz: Does the Global Forum Information Exchange Standard Violate Human Rights? Tax Notes Int l, October 23, 2017, at 379, joho_kokan.pdf 164

33 二国間租税条約に基づく情報交換要請の取消請求等が認められなかった事案 MDR 165

123 ( 17 120 18 ) ( - 1 - - 2 - ⑴ ⑵ - 3 - - 4 - ⑴ - 5 - ⑵ - 6 - ⑶ - 7 - ⑴ ⑵ ⑶ - 8 - - 9 - - 10 - - 11 - ⑴ ⑵ ⑶ - 12 - ⑴ - 13 - ⑵ 12-14 - - 15 - - 16 - - 17 - - 18 - ⑴ ⑵ - 19 - ⑴ ⑵ ⑶ - 20 - ⑷ ⑸ ⑹ - 21 -

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