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1 議案第 1 号 平成 26 年度事業報告 我が国の景気状況は アベノミクス効果による円安 株価上昇などにより緩やかな景気回復傾向にあると言われておりますが 消費税増税後の消費の落ち込みもあり 地方においてはその実感が少ない状況です 当センターは 従来から適正就業の実施や健全財政確立への取り組みを通じ 順調なシルバー人材センター事業が進められるよう条件の整備を図ってきたところです 平成 26 年 4 月の消費税増税については 増税分の上乗せをお客様におねがいし ご理解を頂いて事業を進めてまいりました お陰さまで本年度 4 月以降の就業実績は順調に推移し 通年で前年度比 7% の増となりました 中でも一般家庭からの受注は 会員の一人一開拓運動の成果もあり14% と大きく伸びました また 民間事業所関係も消費税率引き上げに伴う駆け込み需要や雇用情勢の改善などもあり 9% に伸びました これにより 経営状況は明るい方向となっており 会員の皆様のご理解とご協力の賜物と心からお礼を申し上げます 地域活動では 本年度より地区班を自治会単位に再編し 班長を中心に初めて班会を開催していただき 地域でのシルバー活動の起点を目指していただきました 班会の実施結果は概ね好評であり 会員どうしの仲間意識の向上や意見交換が行われ 就業開拓 会員拡大を目標とした地区班のこれからの活動につながるものです シルバー事業の一である派遣事業は全国的に事業量が少ない状況であり 国では来年度から派遣事業を強力に推進する方針となりました このため 請負事業で実施してきた運転業務の派遣事業への切り替えをお客様に提案しました 安全就業に係る課題では 傷害事故 物損事故による事故件数は合計 36 件と前年度を9 件上回りました 特に9 月には交通事故による就業中の会員の死亡事故が発生し 緊急警告 パトロール 安全ステッカーの全会員配付などの対策を行いました 安全は全てに優先しており これまでの安全就業に対する取り組みについて 広範囲の見直しや対策の確実な実行が迫られており 会員の安全意識の啓発をはじめとする抜本的な対応が必要となっております 最後に 急速に進む人口減少と少子高齢化社会の中で シルバー人材センターに終始ご理解とご支援をいただきました国や関係市町村 関係機関 団体 及び地域住民の皆様に厚くお礼を申し上げる次第でございます

2 1 項目別状況 (1) 総務委員会 1 消費税が平成 26 年 4 月 1 日から 5% から8% に増税となり 増税分についてはお客様に上乗せをおねがいし4 月 1 日から実施いたしました 2 班会は 本年度より101の全班において開催していただき 結果は概ね好評でありました 班長が地区班のリーダーとなり 地域での活動の起点となるよう活動を支援しました 3 上田市から受託の指定管理者事業については 塩田の郷マレットゴルフ場 天下山マレットゴルフ場は 若干入場者数が減となりましたが ほぼ順調な運営ができました 西内コミュニティセンターも確実な運営が実現でき 平成 27 年度から31 年度の指定管理の再委託を受けることができました 4 平成 24 年度から28 年度の中期基本計画の目標数値は継続することとしたほか 総合福祉センター建設に関する陳情を上田市長と上田市議会議長に行い 12 月市議会において採択を受けました 5 理事 班長を対象とした研修会を行い地域活動の強化に努めたほか 今後の事業推進を図るため各委員会でも先進地の視察研修を行いました (2) 就業促進委員会平成 26 年度から 就業促進 安全適正推進委員会 を 就業促進委員会 と 安全適正就業委員会 に分離してより丁寧な活動を行うことができました 会員の一人一開拓運動は昨年より提出件数 提出人員も増え 一般家庭の実績を上げる事に貢献できました 会員拡大については 会員の一人一会員拡大運動を展開しましたが なかなか成果があがらず 更なる活動の強化が必要です 就業開拓アドバイザーについては 上田地区においては 各ブロックに1 名を目安に増員を図り 事務局 委員 アドバイザーの連携により 企業へのあいさつ回りを実施し 民間事業所の契約高アップに結び付きました 1 就業実績契約高実績は 前年度比 % ( 内訳公共 99.4% 民間 109.1% 一般家庭 114.1%) 契約高実績の構成比率は 民間 56% 公共 27% 一般家庭 17% と公共の割合が少なくなり その分一般家庭 民間企業の割合が増えました 2 就業拡大への取り組み 3 年目を迎えた取り組みであり 民間企業には就業開拓アドバイザーが 一般家庭には会員が一人一開拓運動を推進し 一開拓では171 人の会員

3 が407 件の成果を上げました 3 派遣事業への取り組み請負事業で実施してきた運転業務については 13 件を派遣事業に転換した他 新規の派遣業務を1 件受注することができました 全シ協及び県連合会の方針を受けて派遣事業への取り組みの検討を行いました 4 会員加入の促進会員加入数は 前年度比 105.3% 15 人増の295 人でした 5 シニアワークプログラムは次の5 技能講習会を実施し 更にフォローアップの講習会を実施しました シニアワークプログラム講習会名庭木 庭園警備業務フォークリフト観光ガイドライフサポート開催日 6/5~ 6/19 7/25~8/7 9/3~9/16 10/20~11/14 11/20~12/16 受講者数 受講者合計 92 人 6 PR 活動パンフレットを新規に作成して 10 月の普及啓発月間に全戸配布し住民の皆様に普及啓発を行いました また カレンダーを作成し 顧客や関係者の皆様及び各自治会へ配付したほか 各ブロック 各地区でのイベントを活用したシルバー人材センター事業のチラシを配るなどしてPRに努めました (3) 安全 適正就業委員会事故発生件数ゼロを目指しましたが 平成 26 年度の事故件数は36 件と前年度より9 件増え 最近では24 年度に次ぐ悪い結果となりました 内訳は 傷害事故が18 件と前年度より倍増し 物損事故は前年度より1 件減り18 件でした なお 事故の内容では 就業中の交通事故により会員が死亡する重篤事故が 9 月に発生した他 就業途上での自動車事故も発生し 10 月には全会員に緊急警告を発令しました また 注意不足や事前確認の不足など 防げる事故は依然多く発生しており会員の安全に対する意識改革が急務となっています 1 安全講習会 交通安全講習会草刈講習会安全講習会 7 月 ~8 月各地区計 6カ所で開催統一の内容で実施出席者数 941 人出席率 45.3% 草刈り講習会 ( 実習 ) 4 月 ~5 月 3 地区参加者 91 名草刈り安全講習会 月 2 地区で実施参加者 85 名危険予知訓練 (KYT) 2 3 月上田地区初めて実施参加者 104 名 2 安全パトロールの実施状況

4 7 月の強化月間は 各地区で2 回実施 死亡事故を受け8 月 ~11 月まで月 2 回実施しました 3 緊急連絡等死亡事故発生により全会員に緊急警告を発令し 安全ステッカーを配布しました 4 安全就業基準 罰則の見直し実効性ある見直しを図るため 安全就業基準および罰則規定の一部改正を7 月に行い 10 月から施行しました 5 交通事故防止対策として 任意保険加入確認任意保険加入確認 免許証更新の確認の方法について 来年度の実施に向けて 個人情報の保護も踏まえた検討を行いました 6 安全器具の整備 器具の貸出 斡旋 シルバー会員とわかる身支度ヘルメット 飛び石防止ネット等の安全用具は斡旋を実施 その他は今後検討してまいります 7 安全標語の募集 21 人で40 点の応募があり 優秀作品 6 作品を選出し シルバーだよりに掲載しました また 柳沢勝人さんの作品 まあいいや! その気持ちが事故を呼ぶ が県連合会の佳作に選ばれました 年度別事故の状況 ( 件 ) 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 傷害事故 物損事故 合 計 (4) 広報委員会 1 会員への情報提供や会員同士の交流を目指して シルバーだより を年 7 回 お知らせ版 を毎月出したほか 新コーナー ささえる を設けて親しめる広報 細やかな情報提供に努めました 2 各種イベントや催しの際に シルバー人材センターの宣伝 PRと合わせて啓発活動を行いました 3 センターの事業内容や活動を中心としてホームページからの情報発信を充実するため 内容の随時更新を行いました 4 会員への情報伝達及び就業会員募集のため 携帯メールを活用したシステムを運用し 成果が出てきています 今後 携帯メール登録会員のさらなる拡大が必要となっています

5 (5) 子育て支援サービス事業推進委員会 1 企画提案型事業である 子ども体験教室 を夏休み 春休みの間延べ9 日間実施し 農業体験を中心に楽しく学ぶ教室となりました 2 地域の子供たちとジャガイモの種まきと収穫 味噌づくり 工場見学 昔遊びなどを実施し 参加児童は167 名に及びました (6) 地区班の活動推進本年度より 各地区の地域班を自治会単位に約 20 人規模の地域班へ再編し 84 班から101 班に再編しました 各地域班では班長を中心に班会を2 回開催し 会員どうしの意見交換や交流 親睦を深める活動が行なわれました (7) 女性班の自立活動推進女性班の名称を きずな として3 年目となり 女性会員は全員が女性班に加入することを自覚し 料理やフラワーアレンジメント等の各種講習会やボランティア活動を積極的に行いました 年度末の3 月 18 日には 全体集会と講演会を開催し 女性の就業開拓と会員拡大に努めました (8) 各種講習会の開催シニアワークプログラム事業で平成 26 年度は 庭木庭園管理 警備業務 フォークリフト運転業務 観光ガイド ライフサポートの5 技能講習会を実施し 92 名の皆さんが修了証を授与されました また レベルアップを図るため独自に剪定講習 高齢者が元気になる料理講習会等の5 講習を行い 84 名が受講して技能の向上を目指しました (9) 氷見市シルバー人材センターとの交流 12 月 4 日に 氷見市シルバー人材センター設立 30 周年記念式典に参加し 式典の実施状況と双方の事業内容等を研修しました また 互助会どうしの交流も深められました

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