目 次 1. 保育所等の現状と課題 1 (1) 定員及び入所児童数 ( 推移 ) 2 (2) 公立保育所の設置状況と施設状況 3 2. 就学前児童の将来人口と保育ニーズ推計 4 (1) 就学前児童の将来人口 5 (2) 保育ニーズ推計 6 (3) 将来人口と保育ニーズの推計 7 3. 保育所等の役割

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1 旭市公立保育所在り方検討委員会報告書 ( 委員の意見取りまとめ ) 旭市立いいおか保育所 平成 29 年 8 月 9 日 ( 水 ) 旭市公立保育所在り方検討委員会

2 目 次 1. 保育所等の現状と課題 1 (1) 定員及び入所児童数 ( 推移 ) 2 (2) 公立保育所の設置状況と施設状況 3 2. 就学前児童の将来人口と保育ニーズ推計 4 (1) 就学前児童の将来人口 5 (2) 保育ニーズ推計 6 (3) 将来人口と保育ニーズの推計 7 3. 保育所等の役割 8 (1) 保育所の概要 8 (2) 幼稚園の概要 8 (3) 認定こども園の概要 8 4. 今後の公立保育所の在り方 9 (1) 検討にあたっての基本的な考え方 9 (2) 子育て支援事業等の充実 ( 時間外保育 一時預かり等 ) 9 5. 公立保育所の規模 配置 11 適正規模 ( 機能水準 ) 11 適正配置 ( 機能配置 ) 個別計画に向けての提言 12 (1) 短期計画 ( 海上保育所 古城保育所 干潟保育所 ) 12 (2) 中期計画 14 (3) 長期計画 14 (4) 施設の耐用年数と今後の方針 ( 案 ) 15 添付資料 旭市公立保育所在り方検討委員会設置要綱 16 旭市公立保育所在り方検討委員会開催経過 18 旭市公立保育所在り方検討委員会委員名簿 19

3 1. 保育所等の現状と課題平成 29 年 4 月 1 日現在 市内には 18 か所の保育所があり このうち公立保育所が 13 か所 私立保育所が 5 か所となっています 公立保育所の干潟保育所は 平成 20 年度から指定管理者制度を導入し 公設民営で運営しています また 私立幼稚園が 1 か所 幼保一体化をした私立幼稚園型認定こども園が 3 か所あり 市内の就学前児童を対象とした保育 教育施設は合計で 22 施設が運営しています 核家族化の進行や女性の社会進出の増加 さらには家庭及び地域社会の相互扶助機能の低下などに伴い 現在の子育てを取り巻く環境は 以前とは大きく変化してきています そのため 多様化する保育 教育ニーズを的確に捉えたサービスの提供を図るとともに 安心 安全な保育所等の姿はどうあるべきかを 様々な視点から検討することが課題となっています (1) 定員及び入所児童数 ( 推移 ) 1 公立保育所 ( 公設公営 ) ( 単位 : 人 ) 施設名定員 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 増減 H28-H18 ゆたか保育所 日の出保育所 とみうら保育所 共和保育所 中央第一保育所 池の端保育所 中央第二保育所 中央第三保育所 海上保育所 いいおか保育所 まんざい保育所 古城保育所 公立保育所 ( 公設民営 ) 干潟保育所 私立保育所 ( 民設民営 ) サンライス ヘ ヒ ーホーム おうめい保育園 鶴巻保育園 ひかり保育園 干潟町中央保育園

4 4 私立幼稚園及び認定こども園 ( 民設民営 ) 施設名定員 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 増減 H28-H18 旭幼稚園 あさひこひつじ幼稚園 うなかみ幼稚園 いいおか幼稚園 いいおか保育所は平成 26 年度統合 平成 25 年度までは三川保育所 飯岡中央保育所 塙保育所の合算 保育所は各年 10 月 1 日 幼稚園等は各年 5 月 1 日現在の入所児童数 ( 市外からの入所含 ) 施設名 定員は H の現状 旭幼稚園は 認可定員 それ以外は 利用定員 を記載 あさひこひつじ幼稚園及びうなかみ幼稚園は H28.4.1~ いいおか幼稚園は H29.4.1~ 幼稚園から幼稚園型認定こども園へと移行 (2) 公立保育所の設置状況と施設状況 施設名 旭地域 認可年月日 建築年月建築面積構造 耐用年数 耐用期限 特記事項 ゆたか保育所 S S m2 鉄筋コンクリート造二階建て 2024 (H36) 日の出保育所 S H 元 m2 鉄筋コンクリート造平屋建て 2036 (H48) とみうら保育所 S S m2 鉄筋コンクリート造二階建て 2025 () 共和保育所 S S m2 鉄筋コンクリート造平屋建て 2029 (H41) 中央第一保育所 S S m2 鉄筋コンクリート造二階建て 2028 (H40) 池の端保育所 S H m2 鉄筋コンクリート造平屋建て 2041 (H53) 中央第二保育所 S S m2 鉄筋コンクリート造平屋建て 2023 (H35) 中央第三保育所 S S m2 鉄筋コンクリート造二階建て 2026 (H38) 干潟保育所 S H m2 海上地域 鉄骨造平屋建て 34 年 2038 (H50) 平成 20 年度より指定管理 海上保育所 S S m2 飯岡地域 鉄骨造平屋建て 34 年 2006 (H18) 園舎耐震なし いいおか保育所 H H m2 干潟地域 まんざい保育所 S S m2 鉄筋コンクリート造二階建て 鉄筋コンクリート造二階建て 2061 (H73) 2027 (H39) 古城保育所 S S m2 鉄筋コンクリート造二階建て 2034 (H46) 土砂災害警戒区域 (H25 年度千葉県設定 ) 建築面積は 外部倉庫等の面積も含む 2

5 ひかり保育園 公立保育所 私立保育園 認定こども園 幼稚園 いいおか幼稚園 干潟地区海上地区海上地区 干潟地域 海上地域 干潟町中央保育園 まんざい保育所 古城小学校 萬歳小学校 滝郷小学校 古城保育所 中和小学校 海上保育所 共和保育所干潟小学校干潟保育所あさひこひつじ幼稚園豊畑小学校 3 共和小学校 琴田小学校 嚶鳴小学校おうめい保育園池の端保育所うなかみ幼稚園中央第三保育所旭幼稚園中央小学校サンライス ヘ ヒ ーホーム 鶴巻小学校 鶴巻保育園 小学校 ゆたか保育所 中央第二保育所 中央第一保育所 いいおか保育所 富浦小学校 とみうら保育所 矢指小学校 日の出保育所 三川小学校 飯岡小学校 旭地域区飯岡地区飯岡地区 飯岡地域

6 2. 就学前児童の将来人口と保育ニーズ推計 (1) 就学前児童の将来人口 1 旭市総合戦略 ( 平成 28 年 2 月 ) 中 第 3 将来人口の推計と行政経営に与える影響 の 1 将来人口の推計 (2) 年齢 3 区分別人口の将来比較 より抜粋した将来人口 旭市総合戦略による目標値として採用 ( シミュレーション 6) 国立社会保障 人口問題研究所による推計 ( パターン 1) 2 上記の旭市総合戦略のデータにはなかった就学前児童 (0 歳 ~5 歳 ) の年齢別人口数について パターン 1 ( 社会保障人口研究所の推計 ) パターン 6 ( 旭市総合戦略による目標値 ) 及びこれらの 中間値である人口推計 を独自に算出した 中間値推計 ( 社人研推計値と総合戦略目標値の中間値 ) 10,000 9,000 8,000 10~14 歳 5~9 歳 0~4 歳 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 3,193 2,993 2,934 2,654 2,612 2,417 2,381 2,115 2,084 1,893 1,921 1,816 1,788 1,708 1,000 2,707 2,457 2,148 1,951 1,844 1,733 1,581 0 H22 (2010) 国勢調査 H27(2015) 就学前児童 (0~5 歳 ) 人口の推計 3,500 3,000 2,500 2,000 3,094 3,083 3,133 2,856 2,722 2,676 2,617 2,361 2,218 3,068 2,577 2,085 2,945 2,429 1,913 旭市総合戦略による目標値 旭市総合戦略による目標と社人研推計の中間値 国立社会保障 人口問題研究所による推計 1,500 1,

7 総合戦略目標値 歳児 年度 0 歳 歳 歳児 2 歳児 2 歳 歳児 4 歳児 3 歳 歳児 4 歳 歳 計 3,094 3,083 3,133 3,068 2,945 年齢別人口は 5 歳段階人口から過去の構成比を元に算出したもので 参考としてください 社人研推計値 550 年度 歳 歳児 1 歳児 2 歳児 3 歳児 4 歳児 5 歳児 1 歳 歳 歳 歳 歳 計 2,617 2,361 2,218 2,085 1,913 年齢別人口は 5 歳段階人口から過去の構成比を元に算出したもので 参考としてください 社人研推計値と総合戦略目標値の中間値 550 年度 歳児 1 歳児 2 歳児 3 歳児 4 歳児 0 歳 歳 歳 歳 歳児 4 歳 歳 計 2,856 2,722 2,676 2,577 2,429 年齢別人口は 5 歳段階人口から過去の構成比を元に算出したもので 参考としてください 2 5

8 (2) 保育ニーズ推計 1 旭市総合戦略 ( 平成 28 年 2 月 ) 中 第 3 将来人口の推計と行政経営に与える影響 の 1 将来人口の推計 (2) 年齢 3 区分別人口の将来比較 より抜粋した将来人口 総合戦略目標値 歳児 1 歳児 2 歳児 0 歳児 歳児 歳児 歳児 4 歳児 5 歳児 3 歳児 歳児 歳児 計 1,791 1,865 1,981 2,035 1,974 社人研推計値 歳児 1 歳児 2 歳児 0 歳児 歳児 歳児 歳児 4 歳児 5 歳児 3 歳児 歳児 歳児 計 1,524 1,434 1,407 1,385 1,284 社人研推計値と総合戦略目標値の中間値 歳児 1 歳児 2 歳児 3 歳児 4 歳児 0 歳児 歳児 歳児 歳児 歳児 4 歳児 歳児 計 1,656 1,649 1,694 1,709 1,

9 (3) 将来人口と保育ニーズの推計 平成 度 (2035 年 ) 保育ニーズの目安 社人研推計と総合戦略目標値の中間値と保育所利用率の推計から保育ニーズを算出し 私立保育所の利用定数が変わらないとした場合のおおよそ 20 年後の保育の必要数 保育ニーズ( 公立保育所 ) 児童年齢 H28 年度 ( 現在 ) 年度 (20 年後 ) 増減 (-H28) ( 単位 : 人 ) 0 歳児 歳 ~2 歳児 歳以上児 合計 1,275 1, 保育ニーズ ( 私立保育所 ) 児童年齢 H28 年度 ( 現在 ) 年度 (20 年後 ) 増減 (-H28) 0 歳児 歳 ~2 歳児 歳以上児 ( 単位 : 人 ) 合計 保育ニーズ ( 私立認定こども園 ) 児童年齢 H28 年度 ( 現在 ) 0 歳児 歳 ~2 歳児 歳以上児 合計 年度 (20 年後 ) 増減 (-H28) ( 単位 : 人 ) 保育ニーズ ( 合計 / 公立保育所 + 私立保育所 + 私立認定こども園 ) ( 単位 : 人 ) 児童年齢 H28 年度 ( 現在 ) 年度 (20 年後 ) 増減 (-H28) 0 歳児 歳 ~2 歳児 歳以上児 1,252 1, 合計 1,906 1, H28 年度 ( 現在 ) : 平成 28 年 4 月 1 日現在の保育確保量 ( 利用定員数 ) 年度 (20 年後 ):20 年後に必要と推計した保育確保量 ( 利用定員数 ) 私立保育施設にあっては 今後利用定員数の増減がないと仮定した保育確保量 ( 利用定員数 ) 今後 私立幼稚園の認定こども園化が進むと 上記推計より私立保育施設の保育確保量は増える 7

10 3. 保育所等の役割 子どもと子育て家庭を対象に それぞれの保育及び教育ニーズに対応し 子どもの健全な成長と子育てを支える重要な役割を担っている施設 (1) 保育所の概要 1 目的 内容 日々保護者の委託を受けて 保育に欠けるその乳児 (1 歳未満 ) 又は幼児 ( 満 1 歳から小学校就学の始期まで ) を保育 ( 養護と教育 ) する 2 対象児 (0 歳から就学前 ) 保育の必要性がある児童 保護者の就労等による入所要件あり 3 機能 保護者の就労等により保育に欠ける乳児または幼児 その他の児童を保 育する児童福祉施設 ( 保育所保育指針に基づく保育 ) 1 日 8 時間保育 11 時間開所を原則 ( 延長保育 一時保育あり ) (2) 幼稚園の概要 1 目的 内容 義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとして 幼児を保育し 幼児の健やかな成長のために適切な環境を与えて その心身の発達を助長する 2 対象児 ( 満 3 歳から就学前 ) 入園要件なし 3 機能 満 3 歳から小学校就学の始期に達するまでの幼児を対象に教育を行う 学校 ( 幼稚園教育要領に基づく教育 ) 1 日 4 時間を標準 年間 39 週以上開園 ( 預かり保育あり ) (3) 認定こども園の概要 1 目的 内容 幼稚園及び保育所等における小学校就学前の子どもに対する教育及び保育並びに保護者に対する子育て支援を総合的に提供する 2 対象児 (0 歳から就学前 ) 保育の必要性がある児童 (3 歳に達する年度から小学校就学前 ) 入園要件なし 3 機能 保育に欠ける子も欠けない子も受け入れて 教育保育を一体的に行う施設 全ての子育て家庭を対象に 子育て不安に対応した相談等を提供する施設 ( 保育所保育指針に基づく保育 幼稚園教育要領に基づく教育 ) 幼稚園 保育所利用の両方に対応可能 8

11 4. 今後の公立保育所の在り方 (1) 検討にあたっての基本的な考え方 1 子どもたちにとっての安心 安全な保育実現を目指すこと 子どもの健康と安全を守ることは保育所の基本的かつ重大な責任であり 施設などの物的環境にも配慮する必要があります そこで 老朽化の著しい施設などの統廃合を含めた環境整備を推進し 安心 安全を確保していきます 2 子どもたちにとって健やかな成長や発達を促すための保育実現を目指すこと 保育 教育施設は子どもたちが家庭を離れ初めて集団生活を経験し 子どもたちの生涯にわたる人間形成の基礎を培う大切な場所です 保護者や児童のニーズに応じた地域性や特色を生かした保育所運営を目指し 児童の健全育成を推進します 3 民間活力の活用を図ること 民間保育園のもつ柔軟性や効率性を活かして 保育の質を確保しつつ多様な保育ニーズに迅速に対応していきます 公立保育所と民間保育所がそれぞれ特徴を活かし 保育サービス全体の充実を図るため一部の公立保育所について民営化を進めます また 施設の更新にあたっては 良質な施設環境の整備を図るため 民間活力を活用した施設整備を検討します 効率化により得られる財源は 子育て支援策の更なる充実に充てます (2) 子育て支援事業等の充実 ( 時間外保育 一時預かり等 ) 土曜日保育の在り方 ( 現状 ) 公立では 全保育所で7:15~13:00まで実施している 民間の保育所においては 開所時間は一定ではないが 施設毎に13:00から19:00の間で実施している ( 今後 ) 保育士の適正人員が確保された場合 保育ニーズに応じて開所時間等を検討する 9

12 延長保育事業の在り方 ( 現状 ) 公立では 中央第一保育所及び干潟保育所が 19:15まで実施している 民間では6か所において19:00 又は19:30まで実施している ( 今後 ) 保育士の適正人員が確保された場合 保育ニーズに応じて延長時間及び実施保育所の増を検討する 一時預かり事業の在り方 ( 現状 ) 公立は全保育所で実施しているが 中央第三保育所といいおか保育所においては 人員及びスペースを確保している 民間では3か所において実施している ( 今後 ) 公立保育所の人的及び施設的整備がされた場合 保育ニーズに応じて実施保育所の増を検討する 病児保育における役割 ( 内容 ) 児童が急病や病気回復期であり 集団保育が難しく自宅での育児を余儀なくされる場合 専用スペースで看護師等が保育する事業である ( 現状 ) 指定管理の干潟保育所のほか 民間の2か所が実施している ( 今後 ) 保育ニーズに応じて実施保育所の開設を検討する 障害児保育における役割 ( 現状 ) 公立及び民間の全保育所で受入れをしている ( 児童発達支援事業と併用して利用している ) ( 今後 ) 引き続き 受入れをしていくと共に施設整備及び職員体制の充実を図る また 一人ひとりに合った個別指導内容により保育強化を図る 小規模保育事業の導入 ( 内容 ) 0 歳から3 歳未満児を対象とした 定員が6 人以上 19 人以下の少人数で行う保育で 小規模認可保育所 として国の認可事業と位置づけされる ( 現状 ) 実施施設なし ( 今後 ) 空いている公共施設の活用を図り 保育ニーズに柔軟に対応する 10

13 5. 公立保育所の規模 配置老朽化した施設の効率的な維持管理をしていくため 将来の児童数を見据えた施設の統廃合と 地域性や保育ニーズに合わせた施設環境の整備をしていく必要があります 社会情勢や施設の安全性に配慮した 適正規模 配置を検討しなければなりません 適正規模 ( 機能水準 ) 子ども達が 将来 円滑な社会生活を送るうえで重要となる自主性と協調性を養うためには 幼児期における同世代の児童による適切な規模での集団の生活や遊びの場が必要です しかし 少子化等により定員に満たない保育所が増えてきており そういう能力が身につくのかどうか懸念されます 国では保育施設の設置基準を60 名以上と定めています 地域の実情 ( 地域性 ) を鑑みた適正な定員による保育事業を実施することが望ましいと思われます また 施設の老朽化に伴い 衛生面や安全性の低下は避けられませんので 計画的な対応が求められます 適正配置 ( 機能配置 ) 近年 保育所は育児休業明けの保護者のニーズが高まってきております また 単なる保育施設ではなく児童と地域をつなぐ交流の場としての役割も担っております 保育所は小中学校と違い 学区 ( 通園区域 ) が無いので保護者の送迎等が可能であれば 何処の保育所でも希望 利用することができますが 現状は送迎や小学校入学後のことを考慮し 小学校区内の保育所を利用している児童が大半を占めております 以上のことを踏まえ 次の点に留意し地域性を考慮した規模 配置が必要と考えます 1 就学前児童数の減少に伴う公立保育所の集約化 2 老朽化し時代のニーズに合わなくなった施設環境への対応 3 入所児童の低年齢化等による保育室の確保 4 保護者にとって通園しやすい距離や地域性のバランス 11

14 6. 個別計画に向けての提言今後 適正規模と適正配置を調整したうえで 平成 度までの各公立保育所の個別計画を策定すべきと考えます 本計画は 耐用年数 ( 期限 )5 年以内を 短期 6 年から15 年を 中期 16 年から20 年を 長期 として統廃合も視野に入れた施設整備及び環境整備の個別計画にしたいと考えております (1) 短期計画既存の保育所の中には 児童等の安心 安全の確保ができていない保育所や完全民営化へ移行することにより より一層の充実した保育サービスを提供できる保育所があります ゆえに 次の3 保育所 ( 海上保育所 古城保育所 干潟保育所 ) については 直近の計画により対応するべきと判断いたしました 海上保育所本保育所は 施設の耐用年数が過ぎており ( 平成 18 年 ) 耐震基準も満たしていないことから児童等の安心 安全が確保できません また 水害による危険性もあります したがって 早急に対応策が必要です 海上保育所利用児童も少人数 ( 入所率 75%) のことから建て直しをせず 他の公共施設への移転や小規模保育事業への移行 民間保育所の分園等が意見として掲げられました また 廃止については 市民感情があるので難しいであろうとの意見がありました 案 1 海上保健センターの一部へ移転現在 施設内の西側を こども発達センター として児童発達支援事業を実施していますので 東側を保育所として活用することにより 療育と保育の複合施設として充実したサービスが提供できます そのためには 保育所の設備の基準 に適応できる改修工事が必要となります 12

15 案 2 民間保育所の分園( 民営化 ) 完全民営化が条件となり 移行後 大規模改修工事が必要となります その場合 施設整備において国庫補助金等の活用も考えられます なお 民営化にあたり施設及び土地の譲渡 貸借等の検討課題があります 案 3 廃止 ( 民間保育所等への入園を促す ) 今後 児童の増加が見込まれないので 民間保育所等への入園を促しながら 廃止とします 古城保育所本保育所は 施設の耐用年数は平成 46 年まであるが 土砂災害警戒区域に指定されており 災害時には警戒避難体制が取れているものの 安心 安全の確保に懸念が生じています そのような場所では 保育運営に支障をきたす恐れがあります そこで 統廃合を含み 他の公共施設への移転が考えられます 古城保育所 まんざい保育所 案 1 まんざい保育所と統廃合し 干潟支所の一部またはふれあいセンターへ移転利用児童が少数の2か所を統合し 干潟支所の一部またはふれあいセンターへ移転することにより 一定の児童数 ( 集団 ) による効率的な保育サービスが提供できます 案 2 廃止 ( 民間保育所等への入園を促す ) 今後 他の公立保育所または民間保育所等への入園を促しながら 廃止とし ます 13

16 干潟保育所現在 指定管理者制度による公設民営の運営をしていますが 近年中に完全民営化への移行を進めていくべきと考えます また 施設の耐用期限も平成 50 年まであり 管理状態は良好です 干潟保育所 (2) 中期計画 7 保育所 ( 中央第二保育所 ゆたか保育所 とみうら保育所 中央第三保育所 まんざい保育所 中央第一保育所 共和保育所 ) は 施設の耐用期限が平成 35 年 (6 年後 ) から平成 41 年 (12 年後 ) まであり 当面は現状維持のまま運営して 今後 機会を見て大規模改修または統廃合を検討するべきと考えます (3) 長期計画 3 保育所 ( 日の出保育所 池の端保育所 いいおか保育所 ) は 新築工事や耐震補強工事により 施設の耐震期限が平成 48 年 (19 年後 ) から平成 73 年 (4 4 年後 ) まであることから安心 安全の確保がされている 当面は 現状維持で運営して 将来的には 指定管理委託や民営化を検討するべきと考えます 14

17 (4) 施設の耐用年数と今後の方針 ( 案 ) 公立保育所利用児童数推計 1,275 1, 期 間 利用定員 保育所名 現状 1 ゆたか保育所 短期 中期 長期 20 年 耐用期間 今後の方針 ( 案 ) 現状維持大規模改修要 2 日の出保育所 とみうら保育所 現状維持又は 児童の利用状況によっては特色性を持たせる 現状維持大規模改修要 4 中央第一保育所 中央第二保育所 85 6 中央第三保育所 適正な保育ニーズを捉えて 2 箇所程度に統廃合 ( 大規模改修又は建替えが必要 また 特色を設けた施設整備を行う ) 7 池の端保育所 民営化 現状維持又は民営化を検討 8 共和保育所 現状維持大規模改修要 9 干潟保育所 指定管理民営化 完全民営化を目指す 10 海上保育所 いいおか保育所 指定管理民営化 他の公共施設を活用又は民間保育所等へ入所を促し廃止 指定管理者制度の導入後 完全民営化を目指す 12 まんざい保育所 古城保育所 90 1,275 1, 統廃合し他の公共施設を利用又は民間保育所等へ入所を促し古城保育所廃止を検討 課題 短期 :5 年以内 中期 :6 年 ~15 年 長期 :16 年 ~20 年 短期 10 海上保育所 耐用年数が過ぎており 耐震基準も満たしていない 13 古城保育所 土砂災害危険区域に建設されている 短期 中期 9 干潟保育所完全民営化を目指すための協議を進めていく 中期 5 中央第二保育所 1ゆたか保育所 3とみうら保育所 6 中央第三保育所 12まんざい保育所 4 中央第一保育所 8 共和保育所 平成 35 年度が耐用期限である平成 36 年度が耐用期限である平成 37 年度が耐用期限である平成 38 年度が耐用期限である平成 39 年度が耐用期限である平成 40 年度が耐用期限である平成 41 年度が耐用期限である 中期 長期 2 日の出保育所 7 池の端保育所 11 いいおか保育所 平成 48 年度まで耐用期限がある 平成 53 年度まで耐用期限がある 平成 73 年度まで耐用期限がある その他 ( 案 ) 中期 に耐用年数を超える施設について 利用児童数の少ない施設について 大規模改修後に民営化を推進していく 現状のまま民営化を募り 補助金を活用して施設改修を行う 私立保育所の分園として民営化を図る 15

18 旭市公立保育所在り方検討委員会設置要綱平成 27 年 12 月 14 日告示第 217 号 ( 設置 ) 第 1 条旭市の子育て環境の変化を踏まえ 公立保育所のあるべき姿について総合的に検討するため 旭市公立保育所在り方検討委員会 ( 以下 委員会 という ) を設置する ( 所掌事項 ) 第 2 条委員会は 次の各号に掲げる事項について検討し その結果を市長に報告するものとする (1) 今後の公立保育所の在り方に関すること (2) 公立保育所の統廃合に関すること (3) 公立保育所の民営化に関すること (4) その他必要な事項に関すること ( 組織 ) 第 3 条委員会は 委員 15 人以内をもって組織する 2 委員は次の各号に掲げる者のうちから 市長が委嘱又は任命する (1) 学識経験者 (2) 保育関係者 (3) 教育関係者 (4) 保護者 (5) 児童福祉関係者 (6) 公募による市民 (7) 市の職員 (8) その他市長が認める者 ( 任期 ) 第 4 条委員の任期は 委嘱又は任命の日から第 2 条に規定する事務が終了するまでの間とする ただし 委員が欠けた場合における補欠委員の任期は 前任者の残任期間とする ( 会長及び副会長 ) 第 5 条委員会に会長及び副会長を置き 委員の互選によりこれを定める 16

19 2 会長は会務を総理し 委員会を代表する 3 副会長は 会長を補佐し 会長に事故あるとき又は会長が欠けたときは その職務を代理する ( 会議 ) 第 6 条委員会の会議は 会長が招集し 会長が議長となる 2 会議は 委員の総数の半数以上の者が出席しなければ開くことができない 3 会議の議事は 出席委員の過半数で決し 可否同数のときは 議長の決するところによる 4 会長は 特に必要があると認めるときは 委員以外の者の出席を求め 意見等を聴取することができる ( 庶務 ) 第 7 条委員会の庶務は 子育て支援課において処理する ( その他 ) 第 8 条この要綱に定めるもののほか 委員会に関し必要な事項は 会長が委員会に諮って定める 附則この要綱は 公示の日から施行する 17

20 旭市公立保育所在り方検討委員会開催経過 第 1 回 日時 平成 28 年 2 月 10 日 ( 水 ) 午後 3 時 00 分 場所 旭市役所南分館 3 階会議室 内容 1 委嘱書の交付 2 検討委員会設置の経緯と今後のスケジュール 3 旭市における保育の現状について 第 2 回 日時 平成 28 年 5 月 30 日 ( 月 ) 午後 3 時 00 分 場所 旭市役所南分館 3 階会議室 内容 1 旭市における教育 保育の現状について 第 3 回 日時 平成 28 年 7 月 22 日 ( 金 ) 午後 3 時 00 分 場所 旭市役所南分館 3 階会議室 内容 1 旭市における教育 保育の現状について 2 就学前の教育 保育施設の役割について 第 4 回 日時 平成 28 年 11 月 11 日 ( 金 ) 午後 3 時 00 分 場所 旭市役所南分館 3 階会議室 内容 1 公立保育所の規模や配置について 委員からの意見( 第 1 回 ~ 第 3 回 ) 旭市立保育所の設置状況と施設状況について 第 5 回 日時 平成 29 年 2 月 13 日 ( 月 ) 午後 3 時 00 分 場所 旭市役所南分館 3 階会議室 内容 1 公立保育所の規模や配置について 2その他 第 6 回 日時 平成 29 年 5 月 26 日 ( 金 ) 午後 3 時 00 分 場所 旭市役所南分館 3 階会議室 内容 1 公立保育所の規模や配置について 2その他 第 7 回 日時 平成 29 年 7 月 31 日 ( 月 ) 午後 3 時 00 分 場所 旭市役所南分館 3 階会議室 内容 1 報告書 ( 案 ) の内容協議 2その他 18

21 旭市公立保育所在り方検討委員会委員名簿 役職氏名選出区分要職等 ( 平成 29 年 4 月 1 日現在 ) 髙根雅人学識経験者 税理士旭市行政改革推進委員 副会長林芳枝学識経験者旭市子ども 子育て会議委員 田邉房代保育関係者 民間教育 保育施設長 ( おうめい保育園園長 ) 旭市子ども 子育て会議委員 永井郁子保育関係者公立教育 保育施設長 ( いいおか保育所所長 ) 鈴木教義教育関係者 民間教育 保育施設長 ( あさひこひつじ幼稚園園長 ) 旭市子ども 子育て会議委員 伊藤文子保護者民間教育 保育施設保護者 ( サンライズベビーホーム ) 飯田理恵保護者公立教育 保育施設保護者 ( 海上保育所 ) 向後真衣子保護者民間教育 保育施設保護者 ( いいおか幼稚園 ) 髙山仁一保護者公立教育 保育施設保護者 ( まんざい保育所 ) 会長飯田登起夫児童福祉関係者旭市民生委員児童委員 神原美加児童福祉関係者主任児童委員 飯島茂市の職員総務課長 伊藤憲治市の職員財政課長 19

資料 2 第 3 回旭市公立保育所在り方検討委員会資料 ~ 旭市における教育 保育の現状について ~ ( 旭市立 13 保育所 ) 平成 28 年 7 月 22 日開催

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