Microsoft PowerPoint - U-6 北海道Ｇ発表資料-0525.pptx

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あつとししげまつ
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1 スマートデバイスと連動する近距離無線通信サービスの可能性 ibeacon と PUSH 情報で読み解く利者動 2014 年度研究活動北海道グループ株式会社パソナ中瑛北海道電株式会社前陽樹

2 アウトライン 1. はじめに 2. テーマ選定 3. 要件定義 4. アプリ開発 5. 実地検証分析 6. 展望まとめ 2

3 アウトライン 1. はじめに 2. テーマ選定 3. 要件定義 4. アプリ開発 5. 実地検証分析 6. 展望まとめ 3

4 1. はじめに発表内容テーマスマートデバイスと連動する近距離無線通信サービス活動内容 ibeacon の活用スマートフォンとの連動成果情報提供行動分析アプリ開発動物園で実地検証 ibeacon による近距離無線通信サービスの実例提示 ibeacon の課題と今後の可能性 4

5 1. はじめに北海道グループメンバー氏名会社名役割前田陽樹北海道電力株式会社リーダー兼サブプレゼンター嶋航祐ほくでん情報テクノロジー株式会社サブリーダー沼田円恵ほくでん情報テクノロジー株式会社検証現場総監督村上隆次ほくでん情報テクノロジー株式会社報告書防衛長官中村靖史株式会社パソナヒアリング責任者田中瑛一株式会社パソナメインプレゼンター金村健司株式会社テクノラボ製造取締役市村慎太郎株式会社テクノラボ設計大臣縄野記章 USOL 北海道株式会社アドバイザー 5

6 1. はじめに活動スケジュール 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月テーマ選定要件定義アプリ開発実地検証分析報告書作成チーム分担グループウェアの有効活用そして熱心な取組姿勢で短期間ながら要件定義開発から検証分析まで実施 6

7 アウトライン 1. はじめに 2. テーマ選定 3. 要件定義 4. アプリ開発 5. 実地検証分析 6. 展望まとめ 7

8 2. テーマ選定研究目標の設定地域に貢献できる活動にしたい!! 新技術に挑戦し技術革新に貢献したい!! 8

9 2. テーマ選定研究テーマスマートデバイス近距離無線通信技術 ibeacon PUSH 情報提供連動サービス化近距離無線通信サービスとして地域施設へ提供地域への貢献新技術発展への貢献 9

10 2. テーマ選定 ibeacon とは? ios 上で Bluetooth Low Energy (BLE) 利用した近距離無線通信規格 2013 年 6 月に Apple 社が ios7 リリースと同時に発表した新技術!! を特徴 1 Beacon 端末とスマートデバイスが連動して通信 2 省電力 3 通信距離 50m 程度 Beacon 端末スマートデバイス 10

11 2. テーマ選定 PUSH 情報とは? ユーザが能動的にリクエストしなくても自動的に端末へ配信される情報メリットユーザ目線 : 情報へアクセスする手間が省ける提供者目線 : 情報を確実に通知できる ( 気付かないを防げる) PUSH!! リアルタイムな情報の配信に有効 11

12 2. テーマ選定研究アプローチ ibeaconを利用して PUSH 情報を提供した時のユーザ行動を分析し分析結果を有効活用できないか? 右に行こうかな? それなら左に行こうかな興味ないからやっぱり右に行こう左方面でイベントを開催中! 12

13 アウトライン 1. はじめに 2. テーマ選定 3. 要件定義 4. アプリ開発 5. 実地検証分析 6. 展望まとめ 13

14 3. 要件定義研究対象施設の選定札幌市円山動物園を選定選定理由 1 地域住民に愛される施設平成 25 年度の年間入園者数は約 96 万人 2 観覧方法が様々なため行動分析が有用敷地面積も 22 万m2と広い ( 東京ドーム約 5 個分 ) 3 過去研究の課題への挑戦 GPS を用いた過去研究にて屋内での行動分析が課題 14

15 3. 要件定義課題要件の明確化 1 仮説 2 現地調査 3 ヒアリング課題要件の仮説立案仮説の検証新課題の発見課題要件の聞き取り認識合わせ確認された課題来園者満足度の向上イベント情報の周知不足などなどルート案内情報イベント情報 ibeacon でどのように実現できるか? 15

16 ibeacon の機能 1 端末識別 3. 要件定義受信した電波から送信元端末を識別する Beacon1 Beacon2 Beacon1 から送信 Beacon2 から送信 16

17 ibeacon の機能 2 領域観測 3. 要件定義電波領域への入域在域退域を観測 Beacon 退域在域入域 17

18 ibeacon の機能 3 距離観測 3. 要件定義端末からの距離を観測する遠い近い極めて近い Beacon 18

19 3. 要件定義要件の整理と選定優先度と実現性から要件を絞り込み課題要件優先度実現性今後のイベント予定情報を通知動物の生態系情報を提供園内地図や現在地を提供利用不可施設の情報を提供利用者の回遊履歴を取得リピーター数増加顧客満足度向上イベント周知不足新規来園者の増加イベント開催時間を通知参加数制限の情報を提供近隣施設と連携して広告展開大大中大大大中小 19

20 アウトライン 1. はじめに 2. テーマ選定 3. 要件定義 4. アプリ開発 5. 実地検証分析 6. 展望まとめ 20

21 4. アプリ開発円山動物園 ibeaconアプリ園内情報提供サービス受信!! どっちに行こうかな Beacon 端末 B2 Beacon 領域 1 B1 4 2 行動履歴ログ 1: B1,10:30, 入域 2: B1,10:35, 画面 1 表示 3: B1,10:40, 退域 4: 5: B2,10:50, B3,10:50, 入域 3 ユーザ行動履歴回遊ルート把握ツール 5 B3 21

22 4. アプリ開発開発したアプリ 1 受信通知と情報提供 Beacon 電波を受信メインメニューで現在地を選択場所や時間に合った情報を提供 22

23 4. アプリ開発開発したアプリ 2 行動履歴ログ出力 10:37 1 の Beacon の情報を表示 10:55 2 の Beacon 領域に入域 23

24 4. アプリ開発 PUSH 情報の目的各種情報の提供により期待 ( 分析 ) する行動は? 情報種別イベント情報観覧制限情報動物生態情報画面例主な内容場所開始時刻等観覧制限中の情報生態に関する情報期待する行動イベントへの誘導観覧制限施設の回避動物への興味喚起 24

25 実演 25

26 アウトライン 1. はじめにサブリーダー ( 上 ) 2. テーマ選定 3. 要件定義 4. アプリ開発 5. 実地検証分析 6. 展望まとめリーダー ( 下 ) 26

27 5.実地検証分析実地検証検証目的 ①ログから行動履歴を収集 ②アンケートにて行動理由を収集来園者行動への影響を分析端末の配置電波受信範囲情報提供タイミングが重要動物用特殊ガラスによる電波の減衰人混みによる電波の吸収園内10箇所に配置 27

28 5. 実地検証分析行動分析の方針行動履歴のマッピング取得したログから行動履歴を地図上に可視化するツールを Excel マクロで作成 PUSH 情報の行動への影響分析 PUSH 情報が来園者行動に影響を与えたかについてログマッピングアンケートから分析 28

29 5. 実地検証分析行動履歴マッピング回遊ルートの生成入域したBeaconを時刻の順番に矢印でつなぐ滞在時間の生成 14:25 OUT! 14:10 IN! 13:50 IN! 各 Beaconの在域時間を半径として円を表示来園者の行動履歴をマップ上で確認できるようになった! 29

30 5. 実地検証分析作成したマクロ ( 回遊ルート ) ibeacon で取得したログマップ上に自動生成マッピングボタンを押下 30

31 5. 実地検証分析イベント情報受信時の行動分析 1 分析の手順 1. 行動履歴から行動パターンを推察 2. 推察がアンケート回答と合致するかを確認来園者の行動パターン把握に活用できる行動パターンに基づくアンケート選択肢アンケート選択肢 1 まっすぐイベント会場に向かった 2 他の動物等を観覧しながらイベント会場に向かった 3 イベント会場を避けて観覧することにした上記以外に 8 つの選択肢を用意 31

32 5. 実地検証分析イベント情報受信時の行動分析 2 10:42 IN! イベント開催 10:30 途中の滞在時間が短い推察開始時刻まで時間がないためまっすぐイベント会場へ向かった合致 10:23 イベント情報表示アンケート回答 1 まっすぐイベント会場に向かった 32

33 5. 実地検証分析イベント情報受信時の行動分析 3 高山館の滞在時間が長い 14:25 イベント情報表示推察近隣施設を観覧しながらイベント会場へ向かった 14:43 IN! アンケート回答合致イベント開催 14:30 2 他の動物等を観覧しながらイベント会場に向かった行動履歴から来園者行動パターンの推察が可能 33

34 5. 実地検証分析生態情報受信時の行動分析 1 分析の手順 1. アンケート回答から興味喚起への影響有無を分類 2. 影響有無それぞれの滞在時間を比較興味喚起と滞在時間の相関性を分析行動パターンに基づくアンケート選択肢アンケート選択肢影響 1 興味が沸き更に注意深く観察した有 2 興味は沸かず特に気にせず観覧した無 3 興味が沸き施設内掲示などを更に調べた有上記以外に 3 つの選択肢を用意 34

35 5. 実地検証分析生態情報受信時の行動分析 2 レッサーパンダアムールトラリスザル影響無影響有 ( 秒 ) 興味が沸いたと回答した来園者は相対的に滞在時間が長くなる傾向興味喚起により滞在時間に影響を与える一因になり得る 35

36 5. 実地検証分析生態情報受信時の行動分析 3 設置位置による問題影響無の滞在時間が長いニホンザル影響無影響有オオカミ ( 秒 ) 滞在時間がどちらも短い ( 秒 ) 一組の滞在時間が突出近隣の飲食店が観測領域内飲食店での滞在を観測屋外観覧スペースに端末設置屋内観覧スペースは観測対象外屋内で観覧? 観覧範囲と Beacon 観測領域とが適合するように設置位置を検討する必要がある 36

37 5. 実地検証分析 PUSH 情報の評価と影響場所タイミング内容の各項目ごとに 5 段階で評価情報種別場所タイミング内容総合動物体験イベント開催中イベント今後のイベント観覧制限施設情報 PUSH 情報の質の改善で情報提供の効果が向上低評価特定の時間帯に同じ情報が複数個所で表示され煩わしさに繋がった高評価目玉の動物の観覧制限が入園時に判明しルートの事前検討に役立った 37

38 5. 実地検証分析検証結果の評価動物園からの講評 1 イベント情報を入園してすぐ提供できたので親切 2 イベント混雑状況の提供などで活用したい 3 回遊ルートはバリアフリー化の検討材料になる 4 滞在時間が短い施設について課題提起に繋がる円山動物園における課題提起課題解決に繋がった!! 38

39 5. 実地検証分析今後の課題サンプル数の不足検証対象者を拡大しサンプル数を増加アンケート無しでユーザ行動パターンを抽出分類可能となる行動パターン A 群サンプル増行動パターン B 群 39

40 アウトライン 1. はじめに 2. テーマ選定 3. 要件定義 4. アプリ開発 5. 実地検証分析 6. 展望まとめ 40

41 6. 展望まとめ ibeacon の展望通信技術としての優位性省電力設置増設の容易さ業務利用への展開 ex) 動物園でのエサやり確認エサやり未完やっておこう担当者 A エサやり確認!! 担当者 B セキュリティ面での課題端末の設定情報を傍受可能端末の偽装 41

42 6. 展望まとめ ibeacon の展望通信技術としての優位性省電力設置増設の容易さ ibeacon 業務利用への展開は更なる ex) 動物園でのエサやり確認可能性を秘めている!! エサやり未完やっておこう担当者 A エサやり確認!! 担当者 B セキュリティ面での課題端末の設定情報を傍受可能端末の偽装 42

43 6. 展望まとめまとめスマートデバイス近距離無線通信技術 ibeacon PUSH 情報提供 ibeacon アプリ開発連動サービス化近距離無線通信サービスとして地域施設へ提供円山動物園での検証実施分析結果提供地域への貢献新技術発展への貢献 43

44 ご清聴ありがとうございました 44

45 添付使用する技術の決定いくつかの無線通信技術を調査屋内使用通信距離新規性設置しやすさ GPS - NFC ~0.1m Wi-Fi ~100 m ibeacon ~50 m 距離や設置のしやすさから総合的に判断 45

46 添付 3. アプリ開発アジャイル手法反復 ( イテレーション ) と呼ばれる短い開発期間単位を採用することでリスクを最小化しようとする開発手法の一つイテレーション1 電波の受信受信通知イテレーション 2 PUSH 情報通知受信通知イテレーション 3 不具合改修追加要件反映 46

47 添付参考来園者の声日頃お目にかかれない情報 ( 夜行性動物の夜の行動など ) が動画で配信されればその動物の今と対比でき面白さが伝わると思う (53 歳男性 ) 最新情報は手書きの物もあったため今回のアプリ提供が効果的園内アナウンスも聞こえにいため速報配信にも有効 (64 歳男性 ) 飲食店の混雑状況が欲しい (44 歳男性 ) 通知が来るとおっと思うので楽しい会話が弾む (30 歳男性 ) 47

48 添付今後の課題 +α タイムリーな情報提供サーバなどの中央制御端末による提供情報の更新その時々に応じたタイムリーな情報提供を実現イベントが中止!? サーバ!? 来園者来園者 48

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