ANSIBLE ご紹介 AUTOMATION FOR EVERYONE レッドハット株式会社

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1 ANSIBLE ご紹介 AUTOMATION FOR EVERYONE レッドハット株式会社

2 Agenda 1. Ansibe 2. Ansibe Tower 3. 活 シーンと事例 4. Ansibe と Red Hat 製品 2

3 Ansibe のラインナップ OSS で提供されている Ansibe (Core) Red Hat の製品としての提供はされていません Red Hat がサブスクリプション ( サポート ) を提供する製品 OSS の Ansibe (Core) を包含し 多くの便利な機能が 追加されています 2015 年 10 に買収 2016 年 6 より 本でも取扱開始 3

4 1. ANSIBLE

5 Ansibe とは クラウド サーバ いわゆる構成管理ツール あらゆる作業をシンプルに 動化 サーバ構成やネットワーク構成 各サーバ内のソフトウェアの構成 外部サービスとの連携等 メリット 順書管理の 動オペレーションを 動化 安全かつ効率的にシステム構成を管理 / 維持 ネットワーク 5

6 Ansibe によるオートメーション ブートストラップ IaaS の操作 API や各種コマンドを叩いて OS 環境やネットワーク設定 設定管理 OS の設定 ユーザ グループの作成など 各種ミドルウェアのセットアップ 各種サービス デーモンの起動管理 アプリケーションのデプロイメント ソースコード / ビルド成果物の配置 設定ファイルの展開 オーケストレーション 複数の構成をまとめて つのシステムとして協調動作させる 負荷状況に応じてマシン数をスケールさせる サービスの新規追加やダウンを検知する 6

7 構成管理ツール導 のメリット 1. 安全性が上がる 実 時にミスしない 作業者に依存しない ( 属 性の排除 ) ファイルに書くことで変更履歴を管理できる : 誰が いつ 何を? 順書と実環境の乖離が発 しない 2. 作業効率が上がる 何台でも同じ環境を構築できる 並列実 もできる 時間作業や深夜帯の 員配置が不要になる リリース作業が素早くなる 3. 他ツールと連携して更なる 動化 効率化が実現できる バージョン管理ツール (git, svn ) による 順 / 設定の管理 動テストツールによる環境テスト (serverspec 等 ) 各種 CI ツールとの 動連携 (jenkins 等 ) 監視システムと連携した障害対応 動化 (zabbix, nagios 等 ) Sack 等と連携してチャットベースでの運 作業実 7

8 Ansibe の利点 8 1. エージェントレス 対象ホストに何もインストールする必要がない (ssh で ok) 2. シンプル YAML 形式で読みやすく書きやすい インデントで構造化され XML のようなタグもなく JSON のように閉じカッコ忘れもない 実 順序が明確 : 上から順に書いた順番に実 される プログラマである管理者や運 担当者も理解しやすい 定の制約に従った作りとなるため属 化しにくい 3. パワフル 多数の製品 機器に対応 800 以上のモジュール 更に急増 たった つの書式で扱える 多数の対象ホストに同時実 ブートストラップから設定変更までをワンストップに実 IaaS 上に複数 VM ち上げ NW 設定をし 各 VM 内の設定変更を う等 活発なコミュニティ : 今後新しいものにどれだけ追随していけるか

9 Ansibe の動作 クラウド インベントリ API ユーザー paybook サーバ モジュール ネットワーク 9

10 Ansibe の設定ファイル $ansibe-paybook -i <inventory ファイル > <paybook ファイル > クラウド ユーザー paybook インベントリ Inventory ファイル 対象となるサーバ群を記述する API サーバ Paybook (YAML 形式のファイル ) なにをするか手順 (task) を記述する モジュール ネットワーク 10

11 Inventory ファイル 管理対象サーバを記述 ホスト名 IPアドレス sshのユーザ名 グループ化できる [db] db-1.exampe.com db-2.exampe.com db-3.exampe.com [app] app-1.exampe.com app-2.exampe.com グループ ansibe-paybook コマンドの i オプションで指定する 11

12 Paybook の例 ansibe-paybook コマンドの実 $ ansibe-paybook i inventory_fie paybook.ym TARGET セクション VARS セクション name: Apache #Paybook hosts: app #app remote_user: root # vars: # http_port: 80 max_cients: 200 実 順序 tasks: タスク # - name: httpd # yum: pkg=httpd state=atest - name: Apache config tempate: src=/srv/httpd.j2 dest=/etc/httpd.conf - name: httpd service: name=httpd state=running モジュール TASKS セクション 12

13 Paybook のその他の機能 繰り返し (with_item, with nested, unti ) 条件分岐 (when, register, ) 他の paybook の読み込み (incude, roe, ) 外部情報の参照 環境変数 ファイルなど (environment, ookup, vars_prompt, ) カスタムモジュールを書いて拡張も可能 13

14 参考 : その他便利なところ 過去資産を活 できる ( シェルスクリプト ) ローカル いまこの構築スクリプトを使ってるんですよ à script モジュールで既存スクリプトを送って実 できる à 複数のサーバで実 でき creates で 度実 を防げる app-1 app-1 app-1 - name: 秘伝のスクリプトを実 script: fies/hiden.sh creates=/tmp/done.txt ファイルやフォルダが既にあるならスキップされる 運 時などに使えるアドホックコマンド $ ansibe webservers -m service -a "name=httpd state=stoped" -m でモジュールを指定 サービスが停止していることを確認している 14

15 Ansibe モジュール Modue: 対象ホストで実 するライブラリ群 800 以上 の Modue が予め提供 Ansibe コミュニティから 々新しい Modue が公開 Amazon EC2 の設定 50 種類以上 Linux の各種設定 80 種類以上 CISCO スイッチの設定 15 種類以上 OpenStack の設定 40 種類以上 Azure の設定 18 種類以上 DevOps 関連の設定 10 種類以上 OSS DBMS の設定 7 種類以上 Ver@ca の設定 5 種類以上 VMWare の設定 20 種類以上 Big-IP の設定 19 種類以上 NetApp の設定 15 種類以上 ネットワークの設定 15 種類以上 Windows の設定 40 種類以上 Docker の設定 8 種類以上 その他多数 15 hqp://docs.ansibe.com/ansibe/ist_of_a_modues.htm 2017 年 1 月時点

16 16 モジュール 覧

17 代表的なモジュールの例 パッケージ管理 yum, apt 指定パッケージ ( およびその依存パッケージ ) のインストール サービス制御 service サービスの起動 / 停 など ファイル処理 fie, copy, fetch, tempate ファイルの配布 (copy, tempate) ファイルの収集 (fetch) など コマンド実 command, she 外部コマンドの実 と その出 結果のとりこみなど 17

18 Ansibe で管理できる管理対象例 OS Coud 製品等 Network 製品 18

19 モジュールサポートについて Ansibe は全てののモジュールがコアプロジェクトのコミッターによって維持されているわけではありません 各モジュールには 次のカテゴリに分けられています Core Ansibe Core チームによるメンテナンスされているモジュールであり 常に安全な状態で出荷されます Curated これらのモジュールは現在 Ansibe に同梱されていますが 将来は別途出荷される可能性があります 主にコミュニティによって管理されていますが コアコミッターは変更を監視したり 発 した問題を処理します Community これらのモジュールは現在 Ansibe に同梱されていますが 将来は別途出荷される可能性があります コミュニティによって維持されています 問題への対応はコミュニティに依存します 19

20 Ansibe を組織で使う上での課題 様々な Paybook を共有し 分担してして利 するようになると... 複数のユーザが Paybook を編集できてしまう Paybook の編集履歴が管理されていない 誰が いつ どのシステムを対象に どんな変更を加えたのか? 追跡したい 実行履歴やその他の操作履歴 障害時に原因や影響範囲を特定できないクラウド Paybookの履歴と実行履歴の紐付け インベントリ API ユーザー ユーザー paybook 人や組織によって閲覧できる情報を制限したい (Host 情報 ユーザー名 パスワードモジュール etc.) 実行可能なPaybookとインベントリを制限したい パッケージ導入など 実行にはroot 権限が必要 サーバ ネットワーク 20

21 2. ANSIBLE TOWER

22 Ansibe Tower の強化ポイント 管理者 / ユーザーの権限分離 履歴管理 監査機能 管理用の機能強化 追加 22

23 Ansibe Tower の強化ポイント 管理者 / ユーザの権限分離 Job/Project/Inventory 単位など User/Team 毎に権限管理が できる (LDAP や AD も使える ) 履歴管理 監査機能 誰が いつ どのシステムを対象に 何をやったか ダッシュボード表 や変更通知 履歴管理ができる 管理 の機能強化 追加 Paybook の実 を Web ブラウザから数クリックで実 できる AWS や OpenStack のような Coud や IaaS とホスト情報を同期し GUI からの Inentory エディタを提供する オートスケールにも対応 Paybook の実 をスケジューリングできる GUI で操作できることは全て RESTfu API でも操作できる 23

24 Ansibe Tower アクセス制御 ロールベースの ACL LDAP との連携 監査ログ Ansibe ジョブの実 履歴 をドリルダウンで監視 権限管理 作業実 者の権限管理 カタログ管理 Paybook の種類や対象リソースをグラフィカルに管理 ワンクリック実 ジョブ実 をワンクリックで開始 API & CLI RESTfu API を提供しているため外部から API 連携可能 また Tower コマンドライン インタプリタを提供しているため 独 の スクリプトから実 指 が可能 スケジューリング 各種ジョブの スケジューリング や 動実 状態の 覧 24

25 Ansibe Tower の権限管理 権限管理 Ansibe Tower では Web UI で操作 ユーザの認証機能 ( ログイン UI ) ユーザの Team へ配置 ユーザ / Team 毎に権限設定が可能 利用可能な Inventory 利用可能な Credentias ( パスワード / SSH Pubic Key ) 利用可能な Job Tempate ( Paybook とパラメータのセット ) 指定可能な Project ( Git などの paybook レポジトリ ) 25

26 Ansibe Tower のジョブコントロール ジョブコントロール Job のスケジュール実行 ジョブの集中管理 / 一括実行 Ad-hoc Command の実行 Job Tempate としての抽象化 ( ユーザが Paybook を直接編集することはできません ) Scan Job と System Tracking 26

27 Ansibe Tower の可視化機能 可視化 ダッシュボード 全体の実行結果各 Job Tempate の実行結果一覧 各 Job の Task ごとの結果 ログ ( ログレベルの指定可 ) Job Tempate 毎の実行結果 Inventory / Host 毎の実行結果 監査機能 27

28 社内標準化での利 custer admin admin member Job custer admin admin Job Tempate paybook variabes custer admin Roe Roe Job Job Tempate variabes paybook Roe Job の実行 実行時選択変数の入力 28 Paybook の作成 管理 Job tempate の作成 管理 変数の設定 ロールの作成 管理

29 Ansibe Tower の構成 Job の実行 ユーザー クラウド Jobの実行ユーザー Jobの実行 / 管理管理者 ダッシュボード 権限管理 Pyabook の保存 / 更新 Job 管理 Database モジュール Pyabook の取得 API Git / Subversion などのバージョン管理システム サーバ ネットワーク 29

30 Ansibe Tower の構成 job tempate/inventory/user 毎等で過去に遡って履歴を表示 問題の原因や影響範囲を履歴から調査 Jobの実行 ユーザー クラウド ユーザー Jobの実行ダッシュボード ユーザごとの権限分離 Jobの実行 / 管理権限管理管理者 Pyabook の保存 / 更新 Job 管理モジュール API Database Inventory や履歴を DB 管理 Pyabookの取得 Git / Paybook Subversion の管理を外出しなどのバージョン管理システムユーザから隔離 サーバ ネットワーク 30

31 Ansibe Tower の便利な機能 1 Scan Job System Tracking Ac@vity Stream OS に対してのステータス収集を行う特殊 Job Package / Service / Status Scan Job の結果比較機能 Scan Job が同時実行された複数の Host 間 / 同一の Host の過去結果との比較 全操作 (User 追加や権限変更など含め ) に対する実行履歴の時系列表示機能 31

32 System Tracking の画 例 32

33 Ansibe Tower の便利な機能 2 Res]u API No@fica@on パスワード管理 外部から Restfu API 経由で Ansibe Tower の機能を実行 外部ツール連携やイベントをトリガーとした処理が可能 Job 実行 / paybook 更新などの通知機能 Emai / Sack / Twiio (SMS) / PagerDuty / HipChat / Webhook 一度登録すると暗号化され 編集時にも過去の登録内容は一切表示されません 33

34 Ansibe Tower のその他の機能 3 Ac@ve / Passive 冗長構成 画面のカスタマイズ SAML / RADIUS 認証 LDAP 対応 マルチテナント対応 ( 複数 Organiza@on の作成が可能 ) Surveys ( ユーザのJob 実行時に 特定変数の値を選択させるダイアログ作成機能 ) etc 34

35 3. 活 シーンと事例

36 Server 構築と監視設定の 動化 地味に工数がかかる 手動での監視設定によるヒューマンエラー Server 構築 ( Coud / 仮想化環境でのデプロイ or アプリケーションインストール ) を Ansibe から実行 監視ツールへの設定も Ansibe から同時に実行し 監視設定の抜け漏れがなく 工数も短縮 インストール paybook モジュール サーバ Appication 結果出力 36 監視サーバ

37 順書の置き換え テスト環境に構築 テスト後 手順書を作成してレビューの後 手順書を見ながら本番環境の構築 ヒューマンエラーが発生しやすく 人件費が嵩み 俊敏性に欠ける Ansibe の paybook を使えば 手順書を作成して繰り返すよりも再現性が高くなる ヒューマンエラーを除外でき 迅速なデプロイが可能 エラーが発生しても素早く再実行できる 手順書を paybook で代替でき 作業結果を Ansibe Tower のログ出力で代替できる paybook テスト環境 API 結果出力 モジュール 本番環境 37

38 Coud の Auto-Scae 機能との連携 Auto-Scae 機能で追加された Host に対して限定的な設定のみ Ansibe であっても Auto-Scae で追加されたノードの IP を Inventory に追加し 実行しないと管理 操作ができなかった Ansibe Tower を利用することで Auto-Scae でノードの作成完了を Caback にて認識し 自動で Inventory に追加 ほぼ全自動で Auto-Scae による拡張 縮小を行える 設定 Auto Scae モジュール Caback インベントリ API 38

39 Ansibe Tower の導 実績 世界で 既に 600 社を超える企業に導入されています 39

40 BinckBank 企業 BinckBank は オランダで最 のオンライン投資銀 で 76 万以上の 座を保有しています 課題 データセンターの複雑さが課題でした 動化とともに製品を使 するにあたってトレーニングが不要なシンプルさが必要でした 独 のスクリプトを駆使しており 作成やデバッグにかなりの時間を費やしていました 解決策 Linux / Unix Server に対して Ansibe Tower を使 しました 効果 Ansibe Tower で過去履歴が残ることで 正しく環境が構築できていることや問題が起きても影響範囲が せるようになりました これまで問題が発 するとインストールは正しく われたか 他の設定は間違っていないか等の疑念から 時間の確認作業を強いられていました Tower 導 後は 原因となった Paybook 設定 影響するサーバ等を追えるようになりました 500 台以上のサーバに対して 事前の設定なく ( エージェントのインストールが不要で ) すぐに設定を えるようになりました Ansibe Tower を導 したことで社内の 技術者も Ansibe を利 できるようになりました 40

41 4. ANSIBLE と RED HAT 製品

42 Ansibe から操作が可能な Red Hat 製品 モジュール 参考 : 42

43 まとめ 何の作業を 動化したいか? アイデアはあなた次第 THINK BIG 動化 / 効率化できる対象は様々 43 Open Stack Sateite Insight CoudForms

44 評価版について 評価版登録サイトにて 必要な情報を登録後の評価版 DL が可能となります 44

45 Ansibe Tower のよくある質問 ユーザの LDAP との連携は? 既存のインベントリファイルを Tower へ移 は? 45

46 教育について Automation with Ansibe コース (DO407:4 間 ) このコースでは 受講者はハンズオンラボを通じて Ansibe による管理対象ホスト上のシステム管理タスクの 動化 Ansibe Paybook の作成とタスク実 の標準化 Paybook の集中管理 そして Ansibe Tower を使 して Web インターフェイスの反復実 をスケジューリングする 法を学びます また受講者は Ansibe Vaut により Ansibe の暗号化を管理したり Ansibe Tower をデプロイしたり それを使 してシステムを管理したり Vagrant とともに DevOps 環境で Ansibe を使 する 法についても学びます 尚 Ansibe Tower の内容は全 13 章中 第 11 章で触れております 46

47 THANK YOU