<Dual-In-Line Package Intelligent Power Module > 小型 DIPIPM Ver.4 シリーズアプリケーションノート PS21765/PS21767/PS21767-V DIPIPM アプリケーションノート目次第 1 章製品の概要 用途.

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1 <Dual-In-Line Package Intelligent Power Module > PS21765/PS21767/PS21767-V DIPIPM アプリケーションノート目次第 1 章製品の概要 用途 製品ラインナップ 機能 特長... 2 第 2 章小型 DIPIPM Ver.4 のスペック 小型 DIPIPM Ver.4 のスペック 最大定格 電気的特性熱抵抗 電気的特性静特性およびスイッチング特性 電気的特性制御 ( 保護 ) 部の特性 推奨使用条件 機械的定格および特性 小型 DIPIPM Ver.4 の保護機能とシーケンス 短絡保護 制御電源電圧低下保護 小型 DIPIPM Ver.4 のパッケージ 外形図 マーキング 端子配列と名称 小型 DIPIPM Ver.4 の取り付け方法 小型 DIPIPM Ver.4 の絶縁距離 小型 DIPIPM Ver.4 の取り付け方法と注意点 はんだ付け条件...16 第 3 章小型 DIPIPM Ver.4 の使用方法 小型 DIPIPM Ver.4 の使用方法と応用 システム接続例 インターフェイス回路例 ( 直接接続 N 側エミッタ共通 ) インターフェイス回路例 ( フォトカプラ駆動 ) N 側エミッタ分割仕様の場合の外部 SC 保護回路例 DIPIPM の信号入力端子と Fo 端子 スナバコンデンサの接続 外部シャント抵抗周辺回路の接続 PCB 設計時の注意点について DIPIPM の並列動作について DIPIPM の SOA( スイッチング時 短絡時 ) 短絡 SOA データ 動作寿命について パワー ロスと放熱設計 損失計算方法 ( 例 ) 温度上昇の考え方と計算例 ノイズ耐量について 測定回路 対策と注意事項 静電気耐量について...33 第 4 章小型 DIPIPM Ver.4 の外部定数設定方法 短絡保護用外部シャント抵抗の設定方法 ブートストラップ回路動作 ブートストラップ回路動作 ブートストラップ電源回路電流 ブートストラップ回路定数設定時の注意点...36 第 5 章小型 DIPIPM Ver.4 の I/F 基板例 I/F 基板について I/F 基板の配線パターン例 ( 両面基板 ) 回路図と部品図 第 6 章その他 梱包仕様 取り扱いの注意

2 第 1 章製品の概要 1.1 用途エアコン, 給湯機器用コンプレッサ等のモータ駆動小容量産業用モータ駆動 1.2 製品ラインナップ表 1-1: 小型 DIPIPM Ver.4 製品ラインナップ 2) 注 1) 形名注定格モータ定格絶縁耐電圧 Viso PS A/600V 1.5kW/220VAC AC2500Vrms ( 正弦波 60Hz,1min PS21767/-V 30A/600V 2.2kW/220VAC 全端子共通 - 放熱ヒートシンク間 ) 注 1) モータ定格は 以下の条件時の計算結果によるものです 実際にはご使用条件により適用可能なモータ容量は異なります ( 条件 :V AC =220V,V D =V DB =15V,Tc=100,Tj=125,fc=5kHz,P.F=0.8,motor efficiency=0.75,current ripple ratio=1.05,motor over load 150% 1min.) 注 2) PS21767-V は 高速 SW オフ仕様です 1.3 機能 特長小型 DIPIPM Ver.4 は AC100V~200V 系の小容量モータ制御用インバータのパワー素子 および駆動 保護回路を 量産性に優れたトランスファーモールド方式により 1 パッケージに集積した 小型インテリジェントパワーモジュール (IPM) です 図 1-1 に外観写真 図 1-2 に内部構造断面図を示します 小型 DIPIPM Ver.4 は 高放熱の絶縁放熱シート構造を用いることで 小型化を図りながら放熱性の向上も実現しています また 絶縁耐圧 2500Vrms を確保していますので 産業用途の小容量モータの制御に最適です Cu フレーム Al ワイヤ FWDi IGBT IC モールド樹脂 絶縁放熱シート ( 銅箔 + 絶縁樹脂 ) Au ワイヤ 図 1-1 外観写真 図 1-2 内部断面構造図 2

3 内蔵機能 P 側 IGBT 用 : 駆動回路 高圧レベルシフト回路 制御電源電圧低下 (UV) 保護回路 ( エラー出力無し ) N 側 IGBT 用 : 駆動回路 短絡保護回路 制御電源電圧低下 (UV) 保護回路 ( 短絡保護は DIPIPM 外部の電流検出抵抗で過電流に対する電圧を検出し DIPIPM へフィードバックして行う ) エラー出力 : N 側 IGBT 短絡保護時 N 側制御電源電圧低下時出力 IGBT 駆動電源 : DC15V 単一電源 入力インターフェイス : 3V,5V 対応 ハイアクティブ駆動 UL 認証済み : UL1557 File E80276 V UFB V UFS V P1 U P V VFB V VFS V P1 V P V WFB V WFS V P1 V P HVIC1 V CC V B IN COM HVIC2 HVIC3 HO V S V CC V B IN COM HO V S V CC V B IN COM LVIC HO V S U OUT IGBT1 IGBT2 IGBT3 IGBT4 Di1 Di2 Di3 Di4 DIPIPM P U V W V N1 Fo V CC Fo V OUT IGBT5 Di5 NU U N U N NV V N V N IGBT6 Di6 W N W N W OUT NW V NC GND V NO CIN V NO CIN CFO CFO 図 1-3 内部回路図 3

4 第 2 章小型 DIPIPM Ver.4 のスペック 2.1 小型 DIPIPM Ver.4 のスペックスペック例について代表例 PS21767(30A/600V) で説明します 最大定格 PS21767(30A/600V) の最大定格を 表 2-1 に示します 表 2-1 PS21767(30A/600V) の最大定格 インバータ部 項目 記号 条件 定格値 単位 電源電圧 V CC P-NU,NV,NW 端子間 450 V 電源電圧 ( サージ ) V CC(surge) P-NU,NV,NW 端子間 500 V コレクタ エミッタ間電圧 V CES 600 V コレクタ電流 ±I C Tc=25 C 30 A コレクタ電流 ( ピーク ) ±I CP Tc=25 C,1ms 以下 60 A コレクタ損失 Pc Tc=25 C,1 素子当り 90.9 W 接合温度 Tj 20~+150 C 制御 ( 保護 ) 部項目 記号 条件 定格値 単位 制御電源電圧 V D V P1 -V NC,V N1 -V NC 端子間 20 V V 制御電源電圧 V UFB -V UFS,V VFB -V VFS, DB V WFB -V WFS 端子間 20 V 入力電圧 V IN U P,V P,W P,U N,V N,W N -V NC 端子間 0.5~V D +0.5 V エラー出力印加電圧 V FO Fo-V NC 端子間 0.5~V D +0.5 V エラー出力電流 I FO Fo 端子のシンク電流値 1 ma 電流検出入力電圧 V SC CIN-V NC 端子間 0.5~V D +0.5 V 全システム項目 記号 条件 定格値 単位 電源電圧自己保護範囲 ( 短絡 ) V CC(PROT) Tj=125 Cスタート,2µs 以内 400 V V D =13.5~16.5V, インバータ部 非繰り返し 動作モジュール温度 Tc ( 注 1) 20~+100 C 保存温度 Tstg 40~+125 C 絶縁耐圧 Viso 正弦波 60Hz,1 分間全端子共通 - 放熱フィン間 2500 Vrms ( 注 1) Tcの測定点 ( イメージ ) 制御端子 (1) (2) (3) (4) (5) (6) 18mm 18mm 溝 (7) IGBT チップ FWDi チップ パワー端子 Tc 点 放熱面 各項目の説明 (1) V CC 内蔵 IGBT がスイッチングしていない状態で P-N 端子間に印加できる最大直流電源電圧 この電圧を超えるような場合は ブレーキ回路等による制限をかける必要があります (2) V CC(surge) 内蔵 IGBT がスイッチングしている状態で P-N 端子間に現れるサージ電圧の最大値 この電圧を超えないように 母線のインダクタンスを低減したり スナバ回路を接続する必要があります (3) V CES 内蔵 IGBT の C-E 間に印加できる最大電圧定格 (4) ±I C Tc=25 時に 連続通電可能な DC 電流値 温度が高くなると通電可能な電流値は下がります (5) Tj 最大瞬時接合温度は150 ですが 安全動作させるための平均動作接合温度はTj 125 C (Tc=100 ) 以内を推奨します (6) V CC(PROT) 内蔵の IGBT が短絡や過電流状態になった場合に IPM の保護機能によって IGBT を安全に遮断できる最大電源電圧 この条件を超えると保護できず 素子破壊に至る可能性が高くなります (7) Tc 測定点 小型 DIPIPM Ver.4 は UN 相 IGBT チップの直下を Tc 測定点と定義しています ヒートシンクを加工し チップ直下に熱電対が位置するようにします P 側と N 側で制御方法が異なる場合などには 最も Tc が高くなる点が上記とは異なる可能性があります そのような場合には 測定点を変更して最も損失が大きくなるパワーチップの直下で Tc を測定する必要があります 4

5 2.1.2 電気的特性熱抵抗 PS21767(30A/600V) の熱抵抗規格を 表 2-2 に示します 表 2-2 PS21767(30A/600V) の熱抵抗規格熱抵抗項目記号条件最小値標準値最大値単位接合 ケース間熱抵抗 R th(j-c)q インバータIGBT(1/6モジュール ) 1.1 /W ( 注 2) R th(j-c)f インバータFWD(1/6モジュール ) 2.8 ( 注 2) DIPIPM と放熱フィンとの接触面には, 熱伝導のよいグリースを 100~200μm 程度, 均一になるように塗布の上, 規定の締め付けトルクにて締め付けることを規定します ( またグリースは使用動作温度範囲内で変質せず, 経年変化のないものとします ) ただし 製品放熱面 - フィン間の熱抵抗は 締め付けた状態におけるグリースの厚さ グリースの熱伝導率等により異なります 目安として グリース厚 20μm グリースの熱伝導率 1.0W/m K の場合の製品放熱面 - フィン間熱抵抗値 (1/6 モシ ュール ) は 0.3 /W となります 規格表のデータは 接合 - ケース間の定常時の熱抵抗を示しています 小型 DIPIPM Ver.4 の熱抵抗は およそ 10 秒で飽和し定常状態になります 10 秒以下での熱抵抗 ( 過渡熱抵抗 ) は図 2-1 の通りです 図 2-1 の過渡熱抵抗 Zth(j-c) の 1 が 規格表の熱抵抗値に相当します PS21767 の IGBT 部の 0.2s における過渡熱抵抗値は 1.1( /W) 0.8=0.88( /W) となります 過渡熱抵抗は 定常的に流れるのではなく短時間 (ms オーダ ) の電流が流れる場合 ( 例えばモータ起動時や短時間のロック時など ) の温度上昇を検討する場合に使用します 1.0 過渡熱抵抗 Zth(j-c)( 正規値 ) FWD IGBT 電気的特性静特性およびスイッチング特性 時間 (sec) 図 2-1: 小型 DIPIPM Ver.4 の IGBT/FWD 過渡熱抵抗特性 ( 代表例 ) PS21767(30A/600V) の静特性およびスイッチング特性の規格を 表 2-3 に示します 表 2-3 PS21767(30A/600V) の静特性およびスイッチング特性規格 インバータ部項目 記号 条件 最小値 標準値 最大値 単位 コレクタ エミッタ間 V CE(sat) V D =V DB =15V Ic=30A,Tj=25 C 飽和電圧 V IN =5V Ic=30A,Tj=125 C V FWD 順電圧降下 V EC Tj=25 C,-Ic=30A,V IN =0V V スイッチング時間 t on Vcc=300V,V t D =V DB =15V rr 0.30 Ic=30A,Tj=125 C t C(on) 誘導負荷 ( 上 - 下アーム ) t off V IN =0 5V t C(off) μs コレクタ エミッタ間 I CES V CE =V CES Tj=25 C 1 遮断電流 Tj=125 C 10 ma スイッチング時間の定義 および測定方法については 図 2-2 図 2-3 に示します スイッチングは L 負荷 ( 誘導負荷 ) ハーフブリッジ回路で測定しています 5

6 trr VCE 90% Irr Ic 90% V CIN( P) V P1 IN VB O UT V DB P - Side IGBT L P - Side Input Signal COM VS A 10% 10% 10% 10% B V CC VCIN tc(on) tc(off) td(on) tr td(off) tf ( ton=td(on)+tr ) ( toff=td(off)+tf ) V CIN(N) N - Side Input Signal V D V N1 OUT V NO IN V CIN NC N - Side IGBT L 図 2-2: スイッチング時間の定義 図 2-3:L 負荷ハーフブリッジ測定回路 *:P 側スイッチング時は B を接続 N 側スイッチング時は A を接続 Ic:10A/div Ic:10A/div V CE :100V/div V CE :100V/div t:200ns/div a) ターンオン時スイッチング波形 b) ターンオフ時スイッチング波形図 2-4: 小型 DIPIPM Ver.4 PS21767(30A/600V) スイッチング波形 ( 代表例 ) 測定条件 :V CC =300V,V D =V DB =15V,Tj=125,L 負荷ハーフブリッジ,Ic=30A 電気的特性制御 ( 保護 ) 部の特性 PS21767(30A/600V) の制御 ( 保護 ) 部の規格を 表 2-4 に示します 表 2-4 PS21767(30A/600V) の制御 ( 保護 ) 部規格制御 ( 保護 ) 部 項目 記号 条件 最小値 標準値 最大値 単位 V D =V DB =15V V P1 -V NC,V N1 -V NC の総和 回路電流 I D V IN =5V V UFB -V UFS,V VFB -V VFS,V WFB -V WFS V D =V DB =15V V P1 -V NC,V N1 -V NC の総和 ma V IN =0V V UFB -V UFS,V VFB -V VFS,V WFB -V WFS エラー出力電圧 V FOH V SC =0V,Fo=10kΩ 5V プルアップ V V FOL V SC =1V,I FO =1mA V 短絡保護トリップレベル V SC(ref) Tj=25 C,V D =15V ( 注 3) V 入力電流 I IN V IN =5V ma UV DBt トリップレベル V 制御電源電圧 UV DBr リセットレベル V Tj 125 C 低下保護 UV Dt トリップレベル V UV Dr リセットレベル V エラー出力パルス幅 t FO C FO =22nF ( 注 4) ms 入力オンしきい電圧 Vth(on) V U P,V P,W P -V NC,U N,V N,W N -V NC 端子間入力オフしきい電圧 Vth(off) V 入力しきい値ヒステリシス電圧 Vth(hys) V ( 注 3) 短絡保護は下アームのみ動作します また,SCは定格の2.0 倍以下になるように外部抵抗を選定してください ( 注 4) エラー出力は, 短絡保護 V D 制御電源電圧保護のとき下アームのみ出力します t FO の計算式を示します C FO = t FO [F] t:200ns/div 6

7 2.1.5 推奨使用条件 PS21767(30A/600V) の推奨使用条件を 表 2-5 に示します 推奨使用条件は必須使用条件ではありませんが DIPIPM を安全に使用するためには極力 推奨使用条件範囲内で使用されるようお願いいたします 表 2-5 PS21767(30A/600V) の推奨使用条件推奨使用条件 項目 記号 条件 推奨値最小標準最大 単位 電源電圧 V CC P-NU,NV,NW 端子間 V 制御電源電圧 V D V P1 -V NC,V N1 -V NC 端子間 V 制御電源電圧 V DB V UFB -V UFS,V VFB -V VFS,V WFB -V WFS 端子間 V 制御電源電圧変動率 ΔV D,ΔV DB 1 1 V/μs 上下アーム休止時間 t dead 各アーム段入力に対応,Tc 100 C 2.0 μs PWM 制御入力信号 f PWM Tc 100 C,Tj 125 C khz V CC =300V,V D =V DB =15V, 許容実効電流 Io P.F=0.8, 正弦波出力, f PWM =5kHz Tc 100 C,Tj 125 C Arms ( 注 7) f PWM =15kHz 許容最小入力パルス幅 PWIN(on) ( 注 8) PWIN(off) 200 V CC 350V, 13.5 V D 16.5V, 13.0 V DB 18.5V, -20 Tc 100, N ライン配線インダクタンス 10nH 以下 ( 注 9) 定格電流以下 定格電流 ~ 定格電流の1.7 倍 定格電流の 1.7 倍 ~ 定格電流の 2.0 倍 V NC 端子変動 V NC V NC -NU,NV,NW 端子間の電位差, サージ電圧含む V 接合温度 Tj ( 注 7) 許容実効電流に関しては, 使用条件によって変わります ( 注 8) PWIN(on) 以下のパルス幅の入力オン信号には出力が応答しないことがあります ( 注 9) PWIN(off) 以下のパルス幅の入力オフ信号には出力が応答しない またはP 側のみターンオン時間が大きくなる場合があります (2μs 程度以下 ) ただし この場合においても入力オンの状態にて出力オフの状態を維持し続けることはありません 詳細は下図のタイミング図を参照ください また Nライン配線インダクタンスについては 後述の外付けシャント抵抗周辺配線応用例を参照ください 許容最小入力パルス幅 PWIN(off) 以下の信号を印加した場合の出力動作 (P 側のみ ) P 側制御入力 μs 内部 IGBT ゲート 出力電流 Ic t2 t1 実線 オフパルス幅 >PWIN(off) の場合破線 オフパルス幅 <PWIN(off) の場合 (t1= 通常のターンオン時間 ) 制御電源電圧変動率について制御 IC の電源ラインに高周波の急峻なノイズが重畳されると IC の誤動作が起きて Fo を出力し 更には出力を停止 ( ゲート遮断 ) することがあります この誤動作を回避するために ノイズの変動成分が ±1V/μs より穏やかになるよう また そのリップル電圧も 2Vp-p より小さくなるように 電源回路を設計してください ( 規定 :dv/dt 1V/μs, Vripple 2Vp-p) 7

8 2.1.6 機械的定格および特性 PS21767(30A/600V) の機械的定格および特性規格を 表 2-6 に示します 小型 DIPIPM Ver.4 の取り付け方法については 2.4 項を参照ください 表 2-6 PS21767(30A/600V) の機械的定格および特性機械的定格及び特性項目条件準拠規格最小値標準値最大値単位 締め付けトルク強度取り付けネジ M3( 注 5) 推奨値 0.78 N m N m 端子引張り強度荷重 9.8N 端子曲げ強度 荷重 4.9N にて 90 度曲げ EIAJ- ED-4701 EIAJ- ED s 2 回 質量 21 g 放熱面平面度 ( 注 6) μm ( 注 5) 取り付けネジには平座金 ( 推奨 ;JIS B1256) を使用して下さい ( 注 6) 放熱面平面度測定位置 + - 測定位置 12.78mm 13.5mm 4.65mm 放熱ヒートシンク側 23mm - + 放熱ヒートシンク側 2.2 小型 DIPIPM Ver.4 の保護機能とシーケンス小型 DIPIPM Ver.4 には 短絡保護 制御電源電圧低下保護があります 各保護機能の動作シーケンスを示します 短絡保護 DIPIPM は 内部に電流検出手段を内蔵していませんので 外部にシャント抵抗 ( 電流検出用抵抗 ) を接続する必要があります このシャント抵抗に電流が流れることによって発生する電圧を DIPIPM の CIN 端子にフィードバックさせることで DIPIPM の短絡保護が可能になります CIN 端子はコンパレータに接続されています しきい値 V SC =0.48V(typ) で保護動作します 保護動作に入ると N 側の IGBT3 相分のゲートを遮断し Fo 信号を出力します スイッチング時のリカバリー電流や ノイズによる保護回路への影響を取り除くため CIN 端子のラインに RC フィルタ ( 時定数 1.5~2μs 程度 ) を設置してください また シャント抵抗部の配線は可能な限り短くすることが必要です P 駆動回路 保護回路外部部品 P-side IGBTs N-side IGBTs U V W コレクタ電流 Ic 短絡保護レベル シャント抵抗 N N1 C R VNC CIN 駆動回路 Collector current 短絡保護回路 DIPIPM 0 2 入力パルス幅 tw (μs) 図 2-5: 短絡保護回路 ( 外部シャント周辺回路例 ) 図 2-6: フィルタ設定 8

9 短絡保護動作シーケンス (N 側のみ ) 外付けシャント抵抗,RC 時定数回路による保護 a1. 正常動作 =IGBT オン = 出力電流あり a2. 過電流検出 (SC トリガ ) RC 時定数回路で最適遮断時間を設定 (1.5~2.0μs) a3. IGBT ゲートをハード遮断 a4. IGBT をオフ a5. Fo 出力 最小 Fo 出力時間は 外付けコンデンサ C FO で設定 a6. 入力 L = オフ a7. 入力 H = オンただし IGBT は Fo 出力の間 オフを継続 a8. Fo 出力終了後 L H の入力で IGBT オン N 側制御入力 a6 a7 保護回路状態 SET RESET 内部 IGBT ゲート a3 出力電流 Ic a1 a2 SC a4 a8 SC 基準電圧 シャント抵抗間センス電圧 RC 時定数回路による DELAY エラー出力 Fo a 制御電源電圧低下保護 図 2-7: 小型 DIPIPM Ver.4 の短絡保護動作シーケンス 制御電源電圧が低下すると IGBT のゲート電圧が下がることによる弊害が生じます 推奨電源電圧内でご使用ください 制御電源電圧時には IGBT を保護するため 制御電源電圧低下保護 (UV) が動作します P 側 N 側の両方に UV 回路はありますが N 側回路で UV が動作したときのみ Fo 信号を出力します Fo 信号は 制御電源電圧が低下している期間出力します P 側は 該当の相の IGBT のゲート遮断のみで Fo 信号は出力しません また この保護回路には ノイズ等による瞬間的な電圧低下での誤動作防止のため 約 10μs(typ 値 ) のフィルタを内蔵しておりますので制御電源電圧がトリップ電圧 (UV DBt, UV Dt ) まで低下した場合でも 約 10μs 以内であれば保護は働きません 表 2-7: 各制御電源電圧範囲での DIPIPM の状態制御電源電圧範囲 (V D, V DB ) 状態電源を入れない状態と同じです 電源電圧低下保護 (UV) が動作せず Fo も出力しません 0-4.0V(P 側,N 側 ) IGBT のしきい電圧以下であり 基本的にオンしませんが 外来ノイズ等により誤オンする可能性がありますので制御電源より先に DC-LINK 電圧を立ち上げないでください 制御電源電圧低下保護 (UV) 動作範囲内 4.0-UV Dt (N 側 ), UV DBt (P 側 ) 制御入力信号を加えても スイッチング動作を停止しています 電源電圧低下保護 (UV) が動作し N 側のみ Fo を出力します スイッチング動作します 但し推奨範囲外ですので DIPIPM の仕様書で UV Dt (N 側 )-13.5V 規定している V UV DBt (P 側 )-13.0V CE(sat) スイッチング時間共に規格値を外れてコレクタ損失が増加し 接合温度が上昇する可能性があります 13.5~16.5V(N 側 ) 推奨電源電圧範囲内 13.0~18.5V(P 側 ) 正常動作します 16.5~20.0V(N 側 ) 18.5~20.0V(P 側 ) スイッチング動作します 但し 推奨範囲外ですので スイッチング時間が高速になりすぎて 短絡時にはチップの短絡耐量が不足し 破壊することがあります 20.0~ IPM の制御回路が破壊する可能性があります リップルノイズの規定制御 IC の電源ラインに高周波の急峻なノイズが重畳されると IC の誤動作が起きて Fo を出力し 更には出力を停止 ( ゲート遮断 ) する可能性があります この誤動作を回避するために ノイズの変動成分が ±1V/μ 以下 リップル電圧は 2Vp-p 以下となるように 電源回路を設計してください ( 規定 :dv/dt 1V/μs, Vripple 2Vp-p) 9

10 制御電源電圧低下保護動作シーケンス (N 側,UV D ) b1. 制御電源電圧立上り UVDr にて次のオン信号 (L H) 入力より動作開始 b2. 正常動作 =IGBT オン = 出力電流有り b3. 制御電源電圧低下 (UVDt) b4. N 側全相の IGBT オフ 制御入力の状態に関らずオフ b5. Fo 動作開始 (CFO にて設定された Fo パルス幅以上, 制御電源電圧が復帰するまでの間 Fo 出力 ) b6. 制御電源電圧復帰 (UVDr) b7. 正常動作 =IGBT オン = 出力電流有り ( 各相への入力で相ごとに通常状態に復帰します ) 制御入力 保護回路状態 RESET SET RESET 制御電源電圧 V D UV Dr b1 UV Dt b3 b6 b2 b4 b7 出力電流 I C エラー出力 F O b5 図 2-8: 小型 DIPIPM Ver.4 の制御電源電圧低下保護 (N 側 ) 動作シーケンス 制御電源電圧低下保護動作シーケンス (P 側,UV DB ) c1. 制御電源電圧立上り UV DBr にて動作開始 c2. 正常動作 =IGBT オン = 出力電流あり c3. 制御電源電圧低下 (UV DBt ) c4. 該当相の IGBT のみオフ 制御入力に関らずオフ,Fo 出力はなし c5. 制御電源電圧復帰 (UV DBr ) c6. 正常動作 =IGBT オン = 出力電流あり 制御入力 保護回路状態 RESET SET RESET 制御電源電圧 V DB UV DBr c1 UV DBt c3 c5 c2 c4 c6 出力電流 I C エラー出力 F O ハイレベル出力 (Fo 出力なし ) 図 2-9: 小型 DIPIPM Ver.4 の制御電源電圧低下保護 (P 側 ) 動作シーケンス 10

11 2.3 小型 DIPIPM Ver.4 のパッケージ 外形図 図 2-10: 小型 DIPIPM Ver.4 の外形図 11

12 2.3.2 マーキング 図 2-11 に小型 DIPIPM Ver.4 のレーザーマーキング範囲を示します 三菱マーク 形名 ( 図中 A) ロット番号 ( 図中 B) は モジュール上部 ( 放熱面の反対側 ) にマーキングされます 図 2-11: 小型 DIPIPM Ver.4 のマーキング図 ロット番号は 製造年 月 ランニング番号を示します 詳細は以下のとおりです (1) 日本生産品 ( 例 ) 1 2 AA1 (2) 中国生産品 ( 例 ) H 1 2 AA1 ランニング番号生産月 ( ただし O: 10 月 N: 11 月 D: 12 月 ) 生産年の末桁 ( 例 年の場合 1) ランニング番号生産月 ( ただし O: 10 月 N: 11 月 D: 12 月 ) 生産年の末桁 ( 例 年の場合 1) 中国生産品を示す記号 1 中国生産品には JAPAN のマーキングはありません 2 QR コードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です 12

13 2.3.3 端子配列と名称 表 2-8: 小型 DIPIPM Ver.4 端子説明 端子 小型 DIPIPM Ver.4 No. 端子名 端子説明 1 V UFS UP 相駆動電源 GND 端子 2 UPG ダミーピン 3 V UFB UP 相駆動電源端子 4 V P1 UP 相制御電源端子 (+) 5 COM ダミーピン 6 U P UP 相制御入力信号端子 7 V VFS VP 相駆動電源 GND 端子 8 VPG ダミーピン 9 V VFB VP 相駆動電源端子 10 V P1 VP 相制御電源端子 (+) 11 COM ダミーピン 12 V P VP 相制御入力信号端子 13 V WFS WP 相駆動電源 GND 端子 14 WPG ダミーピン 15 V WFB WP 相駆動電源端子 16 V P1 WP 相制御電源端子 (+) 17 COM ダミーピン 18 W P WP 相制御入力信号端子 19 UNG ダミーピン 20 VNO N 側駆動側 GND 端子 21 U N UN 相制御入力信号端子 22 V N VN 相制御入力信号端子 23 W N WN 相制御入力信号端子 24 F O エラー出力端子 25 CFO エラー出力パルス幅設定端子 26 CIN 短絡トリップ電圧検出端子 27 V NC N 側制御電源 GND 端子 28 V N1 N 側制御電源端子 (+) 29 WNG ダミーピン 30 VNG ダミーピン 31 NW W 相出力 GND( エミッタ ) 端子 32 NV V 相出力 GND( エミッタ ) 端子 33 NU U 相出力 GND( エミッタ ) 端子 34 W W 相出力端子 35 V V 相出力端子 36 U U 相出力端子 37 P インバータ電源端子 38 NC NC(No Connect) 注 1) ダミーピンは 内部ゲートなどの電位をもっていますので パターンや他の端子等と接続しないでください 13

14 表 2-9: 小型 DIPIPM Ver.4 の入出力端子構造 項目 記号 内容 P 側駆動電源端子 P 側駆動電源 GND 端子 V UFB - V UFS V VFB - V VFS V WFB - V WFS P 側 IGBT 駆動用電源端子です ブートストラップ回路を外付けすることにより外部電源は不要となります ブートストラップコンデンサは V D から N 側 IGBT のスイッチングループによって充電されます V DB が安定していないと誤動作の原因となります ブートストラップコンデンサと並列に 周波数及び温度特性の良いパスコン (~2μF 程度 ) の接続を推奨します 制御電源へのサ-ジ電圧吸収用にツェナダイオ-ド ( ツェナ電圧 24V 電力損失 1W 程度 ) を端子近傍に接続することをお奨めします P 側制御電源端子 N 側制御電源端子 V P1 V N1 内蔵 IC の制御側電源端子です (LVIC と HVIC) V P1,V N1 は外部基板上で接続してください ノイズと電源リプルによる誤動作を抑えるために周波数特性の良い平滑コンデンサを制御端子近傍に接続ください また 周波数及び温度特性の良いパスコン (~2μF 程度 ) の接続を推奨します 電圧リプルは規格内にはいるように設計ください 制御電源へのサ - ジ電圧吸収用にツェナダイオ - ド ( ツェナ電圧 24V 電力損失 1W 程度 ) を端子近傍に接続することをお奨めします 制御電源 GND 端子 V NC 内蔵 IC の制御側グランド端子です (LVIC と HVIC) 入力 Fo 出力など制御の基準電位となるのでノイズの影響を避けるため 制御 GND 配線に母線電流が流れないようにしてください ( パワー GND と共通インピーダンスを持たないように分けて配線する ) VNO 端子 V NO 内蔵 IC のパワー側 ( 駆動側 ) のグランド端子です N 側 IGBT の駆動回路の GND となります 制御入力端子 短絡トリップ電圧検出端子 U P,V P,W P U N,V N,W N CIN スイッチング制御する入力端子です 内部で min 2.5kΩ でプルダウンされています 電圧駆動タイプです 内部はCMOS 構成のシュミットトリガ回路に接続しています ノイズに敏感ですので パターンは最短とし かつ配線に注意してください ノイズなどが重畳している場合は RC フィルタを接続してください RC フィルタを追加する場合 内部のプルダウン抵抗との分圧になりますのでご注意ください 短絡時に電流検出用シャント抵抗で発生した電位を RC フィルタを通して この端子に入力し短絡保護を行います CIN 端子の入力インピーダンスは 600kΩ 程度です RC フィルタ時定数は 2μs 以下を推奨します エラー出力端子 F O DIPIPM の異常状態 (N 側の SC,UV 保護動作時 ) を示す出力です オープンドレイン出力です Fo 出力時ののシンク電流を 1mA 以下にする必要があり ます 外部で 5V 系電源に 5kΩ 以上 ( 推奨 10kΩ) の抵抗でプルアップしてください エラー出力パルス幅設定端子 ( コンデンサ接続 ) インバータ電源端子 CFo インバータ GND 端子 NU,NV,NW P エラー出力パルス幅を設定する端子です この端子と V NC 間にコンデンサを挿入し エラー出力時間幅を設定します コンデンサ容量 22nFであればエラー出力時間幅 typ 値 1.8ms となります 必要なFOパルス幅に対するコンデンサ容量値の計算式は以下のとおりです C FO = t FO インバータの電源端子です P 側 IGBT のコレクタに接続されています パターンのインダクタンス成分によるサージ電圧を抑制するため 平滑コンデンサを P,N 両端子の直近に配置してください また 周波数特性に優れたフィルムコンデンサ ( スナバ ) の追加も効果的です インバータのグランドです NU に U 相 NV に V 相 NW に W 相の N 側 IGBT のエミッタが接続されています インバータ出力端子 U,V,W インバータ出力用の端子です モーターなどの負荷を接続します 内部はハーフブリッジで構成された出力 IGBT の 中点に接続されています スイッチング動作時の DIPIPM 制御電源端子 P-N 間電圧のサージ電圧や 入力端子のノイズをオシロスコープなどで確認してください その際 オシロスコープの時間軸は 1μs/div 以下での確認が必要です 定格を超えるサージや入力しきい値を越えるようなノイズが重畳しているようであれば 対策 ( 配線見直し コンデンサの位置 容量の見直し ツェナ Di の搭載 フィルタの強化など ) をご検討ください 14

15 2.4 小型 DIPIPM Ver.4 の取り付け方法小型 DIPIPM Ver.4 の絶縁距離および小型 DIPIPM Ver.4 を実装する場合の注意点を示します 小型 DIPIPM Ver.4 の絶縁距離小型 DIPIPM Ver.4 の各空間 沿面距離を表 2-10 に示します 表 2-10: 小型 DIPIPM Ver.4 絶縁距離 ( 最小値 ) 空間距離 (mm) 沿面距離 (mm) パワー端子間 4.0 パワー端子間 4.0 制御端子間 2.5 制御端子間 6.0 対アース間 ( 端子 - 放熱ヒートシンク間 ) 3.0 対アース間 ( 端子 - 放熱ヒートシンク間 ) 小型 DIPIPM Ver.4 の取り付け方法と注意点モジュールを放熱ヒートシンクなどに取り付ける場合 極端な片締めを行いますと モジュール内シリコンチップに応力が加わり素子の破壊または劣化を招くことにもなります 締め付け順序例を図 2-12 に示します 締め付け時にはトルクドライバーを使用し 所定のトルクで締めつけてください また DIPIPM の放熱面とヒートシンク表面の間に 異物が混入しないようにしてください (2) (1) 仮締め (1) (2) 本締め (1) (2) Note: 仮締めの締め付けトルクは 推奨トルクの最大値の 20~30% を目安に設定してください また 交互に締め付けるのであれば順序はどちらが先でも問題ありません ((2) (1) の順序でも可です ) 図 2-12:DIPIPM 締め付け順序例 表 2-11: 締付トルク強度とヒートシンク平面度の規格 項目 条件 最小値 標準値 最大値 単位 締付トルク強度 推奨値 0.78N m, 取付けネジ :M3* N m 放熱面平面度 図 2-13 を参照 μm *) 取り付けねじには平座金 ( 推奨 :JIS B1256) を使用してください ヒートシンク平面度の測定位置 - + 外付けヒートシンク 図 2-13: ヒートシンク / 放熱ヒートシンクの平面度測定点 + - ヒートシンク平面度の測定位置 放熱効果を最大限得るためには その接触面積をできるだけ大きくし接触熱抵抗を最小にする必要があります 外付けヒートシンクの平面度 ( 反り / 凹凸 ) は DIPIPM 取り付け面において 図 2-13 の通りとしてください または表面仕上げ Rz12 以内を推奨します また DIPIPM の放熱面とヒートシンクとの接触面には熱伝導性の良いグリースを 100μm~ 200μm 程度 均一になるように塗布してください ヒートシンクとの接触面にグリースを塗布しますと接触部の腐食防止にも役立ちます ただし 塗布するグリースは 使用動作温度範囲内で変質せず 経年変化のないものをご使用ください 接触熱抵抗は 締め付けた状態におけるグリースの厚さ グリースの熱伝導率等により異なります 目安として グリース厚 20μm グリースの熱伝導率 1.0W/m K 時の製品放熱面 - ヒートシンク間熱抵抗値 (1/6 モジュール ) は 0.3 /W となります グリース塗布 ヒートシンク取り付け時には 空気を巻き込まないように十分なじませてください ( 接触熱抵抗の増加 締め付けの緩みにつながる可能性があります ) 15

16 2.4.3 はんだ付け条件 DIPIPM 基板実装時のはんだ付け条件を下記します ( リフローはんだ付けはできません ) (1) フローはんだ条件 フローはんだの条件につきましては はんだ槽温度 260 ±5 以下 浸漬時間 10±1 秒以内であれば 当社信頼性試験条件 ( 表 2-12) 以下であり問題ないものと考えます また 予備加熱につきましては DIPIPM の保存温度定格の 125 以下での実施を推奨します フローはんだ付けでは はんだ噴流の状態 コンベア速度 基板のランド スルーホール形状などによって条件が変化いたします 最終的には実際の基板を使用し 現品で問題ないことをご確認願います 表 2-12 信頼性試験条件 信頼性項目 試験条件 はんだ耐熱性 はんだ温度 260 ±5 10±1 秒 (2) 手はんだ条件 はんだごてなどによる手はんだ付け条件につきましては はんだごての種類 ( ワット数含む ) や基板上の配線パターンにより変わりますので 一般的な推奨条件は提示しておりません はんだごてによるはんだ付け時の温度は DIPIPM のトランスファーモールド樹脂の Tg( ガラス転位温度 ) やチップ耐熱温度を考慮して リード端子根元部で 150 以下にすることを推奨しています はんだ付け条件を設定する場合には ご使用のはんだごて 基板にて DIPIPM の端子根元温度 はんだぬれ性などを十分ご確認のうえ 設定願います ( はんだ付け時間は極力短時間としてください ) また はんだごて使用時の一般的な注意点として 半導体用のはんだごて (12~24V の低電圧仕様 ) を用いて こて先はアースして使用願います 温度管理のために 温度調整機能付きのはんだごてが有効です 以下に端子根元の温度上昇のご参考データとして 50W はんだごてにより模擬評価した結果を図 2-15 に示します [ 評価方法 ] (1) 評価サンプル : 小型 DIPIPM Ver.4 (2) 評価手順 熱容量的に小さい制御側外部リード端子先端 ( 先端から 1mm) の箇所にはんだごて (50W) をあて リード端子根元の温度上昇を測定する ( 図 2-14) 温度測定は リード端子根元に熱電対 (C C 線 ) を取り付けて測定 はんだごての温度設定は 400 にて実施 熱電対 はんだごて 1mm DIPIPM Temp. of terminal root ( C) Heating time (s) 図 2-14 評価状態図 2-15 端子にはんだごてをあてたときの端子根元温度推移 ( 代表例 ) 16

17 第 3 章小型 DIPIPM Ver.4 の使用方法 3.1 小型 DIPIPM Ver.4 の使用方法と応用この章では 小型 DIPIPM Ver.4 の使用方法 周辺回路例について説明します システム接続例 C1: 温度 周波数特性に優れた電解コンデンサ注 ) 容量値は PWM 制御入力方式によって変わります C2: バイパスコンデンサ 0.22~2μF ノイズ除去用の温度 周波数 DC バイアス特性に優れたセラミックコンデンサ (B R 特性など ) C3: スナバコンデンサ 0.1~0.22μF 程度 ( フィルムコンデンサなど ) D1: ブートストラップダイオード耐圧 =600V (=V CES) 以上 trr=100ns 以下の高速品 D2: サージ保護用ツェナダイオード 24V/1W Input signal conditioning Level shift UV lockout circuit Drive circuit P-side input Input signal conditioning Level shift UV lockout circuit Drive circuit Input signal conditioning Level shift UV lockout circuit Drive circuit C1 D2 C2 D1 Bootstrap 回路 Inrush limiting circuit P P-side IGBTs DIPIPM AC line input Noise filter U C3 V W M Varistor C AC output GDT N1 N N-side IGBTs VNC CIN VNO C : AC filter( セラミックコンデンサ 2.2n~6.5nF) ( コモンモードノイズフィルタ ) Input signal conditioning Fo Logic Drive circuit Protection circuit (SC) UV lockout circuit N-side input Fo CFO Fo output VNC (15V line) C2 D2 C1 VD 図 3-1: 小型 DIPIPM Ver.4 システム接続例 17

18 3.1.2 インターフェイス回路例 ( 直接接続 N 側エミッタ共通 ) マイコン (MCU) や DSP などと DIPIPM を直接接続し 1 シャントで使用する場合のインターフェイス回路例を示します + D2 C1 D1 C2 C2 V UFB(3) V UFS(1) V P1(4) U P(6) HVIC IGBT1 Di1 P(37) U(36) + D2 C1 D1 C2 C2 V VFB(9) V VFS(7) V P1(10) V P(12) HVIC IGBT2 Di2 V(35) M MCU + D2 C1 D1 C2 C2 V WFB(15) V WFS(13) V P1(16) W P(18) U N(21) HVIC IGBT3 IGBT4 Di3 Di4 W(34) C3 + V N(22) NU (33) W N(23) IGBT5 Di5 5V R2 Fo(24) CFO(25) LVIC IGBT6 Di6 NV (32) 15V VD C1 + D1 C2 V N1(28) V NC(27) V NO(20) NW(31) C CIN(26) B C4 R1 Shunt resistor D A N1 制御 GND 配線パワー GND 配線 図 3-2:DIPIPM Ver.4 インターフェイス回路例 ( 直接接続 1 シャント ) (1) 制御側電源 GND とパワー側 GND の配線を共通のベタ配線で配線すると大電流が流れるパワー GND の変動の影響を受け誤動作の可能性 がありますので 制御側電源 GND とパワー側 GND の配線は分けて配線し N1 点 (NU,NV,NW を接続した点 ) にて一点接続としてください (2) サージ電圧による耐圧破壊を防止するために 平滑コンデンサと P N1 端子間の配線はできるだけ短くしてください また P-N1 端子間に 0.1μ 0.22μF 程度のスナバコンデンサ C3 を挿入してください (3) 短絡保護の誤動作防止用 RC フィルタ (R1C4) の時定数は 短絡時に 2μs 以下で遮断するように設定してください (1.5~2μs 以下推奨 ) また R1 C4 は温度補償用などバラツキの小さいものを推奨します 遮断時間は 配線パターンによって変わりますので十分評価してください (4) 各コンデンサは DIPIPM の端子近傍に設置してください C1 は 温度特性 周波数特性の優れた電解コンデンサ C2 は 0.22μ-2μF でノイズ 除去用の温度 周波数 DC バイアス特性に優れたセラミックコンデンサ (B R 特性などを推奨 ) (5) 制御電源へのサージ電圧吸収用にツェナダイオード D1( ツェナ電圧 24V 許容損失 1W 程度 ) を制御電源端子間近傍への接続を推奨します (6) CIN 端子への配線は 短絡保護の誤動作防止のため シャント抵抗端子部直近の D 点で分岐してください (7) シャント抵抗には温度特性含めばらつき ±1% 以内で表面実装型など低インダクタンスの物を推奨します (8) DIPIPM の動作に大きな影響 ( 誤動作やサージ印加など ) をもたらすため A B C の配線はできるだけ短く配線してください (9) Fo 端子はオープンドレインです 制御電源 (5V 15V) に IFo=1mA 以下となるような抵抗 R2 でプルアップしてご使用ください (5V にプルアップする場合 5.1kΩ 以上 10kΩ を推奨します ) (10) Fo 出力のパルス幅は CFO 端子に接続するコンデンサで設定可能です C FO= t F O (11) ブートストラップダイオード D2 には耐圧 600V 以上の高速リカバリ品 (trr=100ns 以下 ) を推奨します (12) 入力信号はハイアクティブです IC 内部で 2.5kΩ(min) の抵抗でプルダウンしています 誤動作防止のため 入力信号配線はできるだけ短く配線してください 誤動作防止のため RC フィルタを挿入する場合は 入力のしきい値電圧を満足するように設定してください 専用 HVIC を採用しているため MCU に直接接続することができます (13) 制御 IC の電源ラインに高周波の急峻なノイズが重畳されると IC の誤動作が起きて Fo を出力し 停止することがあります 制御電源ラインの 18

19 ノイズは dv/dt 1V/μs, Vripple 2Vp-p となるように電源回路を設計してください インターフェイス回路例 ( フォトカプラ駆動 ) フォトカプラを使用した場合の応用回路例を示します 5V + D2 C1 D1 C2 C2 V UFB(3) V UFS(1) V P1(4) U P(6) HVIC IGBT1 Di1 P(37) U(36) + D2 C1 D1 C2 C2 V VFB(9) V VFS(7) V P1(10) V P(12) HVIC IGBT2 Di2 V(35) M MCU + D2 C1 D1 C2 C2 V WFB(15) V WFS(13) V P1(16) W P(18) U N(21) HVIC IGBT3 IGBT4 Di3 Di4 W(34) C3 + V N(22) NU (33) W N(23) IGBT5 Di5 Fo(24) CFO(25) LVIC IGBT6 Di6 NV (32) 15V VD C1 + D1 C2 V N1(28) V NC(27) V NO(20) NW(31) C CIN(26) B C4 R1 Shunt resistor D A N1 図 3-3: 小型 DIPIPM Ver.4 インターフェイス回路例 ( フォトカプラ駆動 ) (1) 高速フォトカプラ ( 高 CMR) の使用を推奨します (2) Fo シンク電流 I FO は max. 1mA です フォトカプラを駆動するためにはバッファが必要です 19

20 3.1.4 N 側エミッタ分割仕様の場合の外部 SC 保護回路例 N 側エミッタ分割仕様 (3 シャント ) では そのまま 3 相のシャント抵抗の電圧を CIN 端子に入力できませんので図 3-4 のような外部回路が必要となります DIPIPM Drive circuit P P-side IGBTs U V W N-side IGBTs 外部保護回路 VNC Drive circuit Protection circuit CIN A NW NV NU D C Shunt resistors N1 Rf Cf Rf Rf Cf Cf B Vref Vref コンパレータ ( オープンコレクタ出力タイプ ) Vref - 5V OR 出力 図 3-4: 外部保護回路例注 : (1) 短絡保護の誤動作防止用 RCフィルタ (RfCf) の時定数は 短絡時に2μs 以下で遮断できるように設定してください (1.5~2μs 推奨 ) 遮断時間は 配線パターン コンパレータの反応速度などにも依存します (2) しきい値電圧 Vrefは DIPIPMの短絡トリップ電圧 Vsc(ref) の規格値と同じにすることを推奨します (typ.0.48v) (3) シャント抵抗値は 短絡保護トリップ電流値が規定の値 ( 定格の2.0 倍 ) 以下となるように設定してください (4) 誤動作防止のため A B Cの配線は 可能な限り短くしてください (5) コンパレータへの入力の配線は シャント抵抗の端子部直近 (D 点 ) で分岐してください (6) OR 出力の High レベル ( 保護時出力 ) は CIN 端子の短絡トリップ電圧の最大値である 0.53V 以上となるように設定してください DIPIPM の信号入力端子と Fo 端子 (1) 制御入力端子構造と接続例について入力端子はハイアクティブ動作です プルダウン抵抗 (2.5kΩmin.) を内蔵しており 外付けのプルダウン抵抗は不要です 図 3-5 に入力部ブロック図 表 3-1 に入力しきい値電圧規格を示します U P V P W P U N V N W N 1kΩ 2.5kΩ(min) 1kΩ DIPIPM Level Shift 回路 Gate Drive 回路 Gate Drive 回路 2.5kΩ(min) 図 3-5: 入力部ブロック図 表 3-1: 入力しきい値の規格 (VD=15V, Tj=25 ) 項目 記号 条件 最小値 標準値 最大値 単位 1. 入力オンしきい値電圧 Vth(on) 入力オフしきい値電圧 Vth(off) U P,V P,W P -V NC V 3. 入力しきい値 Vth(hys) U N,V N,W N -V NC 端子間 ヒステリシス電圧 信号配線は極力短く配線する必要がありますが 配線が長くノイズが重畳する場合は 図 3-6 の回路例のような対 20

21 策を検討してください また DIPIPM には 表 3-2 のように許容最小入力パルス幅の規定があります この規定パルス幅より長いパルスを入力するようにしてください 5V 系 10kΩ DIPIPM MCU U P,V P,W P,U N,V N,W N Fo V NC(Logic) 注 ) 入力の RC カップリングは 応用システムに使われる PWM 制御入力方式 入力配線パターンにより変わります DIPIPM 入力信号部は IC 内部で 2.5kΩ(min) の抵抗プルダウンを行っています 入力信号ラインに抵抗を挿入される場合は DIPIPM の入力しきい値を満足する設定としてください 図 3-6: 入力端子接続例 表 3-2: 許容最小入力パルス幅 条件 形名 最小 標準 最大 単位 PS PWIN(on) - - PS 許容最小入力パルス幅 PWIN(off) 200 VCC 350V 13.5 VD 16.5V 13.0 VDB 18.5V -20 Tc 100 N ライン配線インダクタンス 10nH 以下 定格電流以下 定格電流 ~ 定格電流 1.7 定格電流 1.7~ 定格電流 2.0 PS PS PS PS PS PS PWIN(on) 以下のパルス幅の入力オン信号には出力が応答しないことがあります PWIN(off) 以下のパルス幅の入力オフ信号には出力が応答しない または P 側のみターンオン時間が大きくなる場合があります (2μs 程度以下 ) ただし この場合においても入力オンの状態にて出力オフの状態を維持し続けることはありません 詳細は下記のタイミング図を参照ください μs P 側制御入力 内部 IGBT ゲート 出力電流 Ic t2 t1 実線 オフパルス幅 >PWIN(off) の場合破線 オフパルス幅 <PWIN(off) の場合 図 3-7: 許容最小入力パルス幅 PWIN(off) 以下の信号を印加した場合の出力動作 (P 側のみ ) 21

22 (2)Fo 端子構造と接続例について Fo 端子はオープンドレインです 外部 I/F 系の電源または 5V 系電源のプラス側へプルアップしてください ( 図 3-6) 図 3-8 に Fo 端子の V-I 特性 ( 代表例 ) を示します Fo 信号のシンク電流の最大値は 1mA です フォトカプラ接続される場合は フォトカプラの特性に応じて バッファ等の接続をご検討ください 表 3-3:Fo 信号電気的特性項目記号条件最小値標準値最大値単位 V エラー出力電圧 FOH V SC =0V, Fo=10kΩ 5V プルアップ V V FOL V SC =1V, I FO =1mA V VFo(V) IFo(mA) 図 3-8:Fo 端子の V-I 特性 (V D =15V,Tj=25, 代表例 ) 22

23 3.1.6 スナバコンデンサの接続 サージ電圧による耐電圧破壊を防止するために, 平滑コンデンサと DIPIPM の端子間の配線はできるだけ短くしてください また μF 程度の C スナバを DIPIPM の直近に設置してください 図 3-9 の様に スナバコンデンサの挿入位置として 1 と 2 が考えられます サージ電圧を最大限に除去するためには スナバコンデンサを 2 の位置に設置する必要がありますが シャント抵抗にはスナバコンデンサを通して充放電電流 ( 配線インダクタンスとスナバコンデンサの共振電流 ) が流れます 配線インダクタンスが大きい場合 この充放電電流で短絡保護回路が動作する場合がありますので注意が必要です シャント抵抗の外にスナバコンデンサを設置する場合は サージ電圧を最大限に除去するために A の配線を短くし 3 のように設置することを御検討ください + 配線インダクタンス P A N シャント抵抗 図 3-9: スナバ接続回路 DIPIPM 外部シャント抵抗周辺回路の接続 DIPIPM の短絡保護機能を利用するためには DIPIPM の外部に電流検出用のシャント抵抗が必要です DIPIPM とシャント抵抗の配線が長くなりますと 配線パターンのインダクタンスによって 電圧サージが発生し DIPIPM 内部の IC を破壊することがあります DIPIPM とシャント抵抗間の配線パターンは 配線インダクタンスが最小となるよう 極力短く配線してください また シャント抵抗は 寄生インダクタンスの小さいリードのない面実装タイプなどを推奨いたします (a)1 シャントで使用する場合 DIPIPM 配線インダクタンス 10nH 以下としてください V NO NU シャント抵抗 幅 3mm 長さ 17mm の銅パターンを目安としてください NV V NC NW VNO V NC からの GND 配線はシャント抵抗直近に接続ください (b)3 シャントで使用する場合 DIPIPM 配線インダクタンス 10nH 以下としてください V NO NU シャント抵抗 幅 3mm 長さ 17mm の銅パターンを目安としてください NV V NC NW V NO V NC からの GND 配線はシャント抵抗直近に接続ください 図 3-10: シャント抵抗周辺配線 23

24 外部シャント抵抗周辺の配線は その配線インダクタンスによって下記のように DIPIPM の動作にさまざまな影響を与えます 極力短く設計し 配線インダクタンスを抑える様にしてください 駆動回路 DIPIPM P P-side IGBTs N-side IGBTs U V W 外部保護回路部品 配線 母線電流経路 駆動回路 短絡保護回路 NW NV NU CIN V NC A 部配線 C 部配線 C1 D 部配線 R2 B 部配線 N1 外部シャント抵抗 図 3-11: シャント抵抗周辺配線と配線の影響 (1) A 部配線パターンの影響 N 側 IGBT ゲートは V NC 基準で動作します 図 3-11 中の A 部配線パターンが長いと IGBT のスイッチング時に A 部配線インダクタンスによる電圧変動が発生し IGBT のエミッタ電位を変動させ異常動作する要因となります 外部シャント抵抗は 配線インダクタンスが 10nH 以下となるように極力 N 端子近傍に設置してください (2) B 部配線パターンの影響 B 部配線は短絡保護レベルに影響を与えます 短絡保護は CIN-V NC 間に発生する電圧 (typ. 0.48V) で動作します B 部配線が長いと この配線インダクタンスにより発生するサージ電圧により 短絡保護レベルが低下します CIN, V NC は B 部配線を含まないように外部シャント抵抗の両端に接続してください (3) C 部配線パターンの影響外部シャント抵抗に発生するノイズを除去するために R2C1 フィルタ回路を接続しますが C 部配線が長いと フィルタ効果が小さくなり 誘導ノイズをうけやすくなります R2C1 フィルタは CIN, V NC 端子近傍に設置してください (4)D 部配線パターンの影響 (1)~(3) までの項目すべてに影響があります GND 配線は極力短く配線する必要があります 24

25 3.1.8 PCB 設計時の注意点について DIPIPM シリーズ用の PCB パターンを設計される上でパターン上の主な注意点を図 3-12 に示します 詳細は 前述のインターフェイス回路例を参照ください 4 これらの配線は SW 時に VCC GND 電位で振れるため 近接した配線が有るとノイズが乗り誤動作の要因となります 複層基板などを使用する場合は これら配線と制御入力信号線などの制御配線をパターン上でできるだけ近接及び交差させないでください コンデンサ ツェナダイオードは端子に近接して配置 3 DIPIPM V UFS V UFS V WFS P 出力モータへ ブートストラップダイオード 制御入力 +15V V UFB V UFB V WFB UP VP WP UN VN WN V N1 V P1 U V W スナバコンデンサ パワー電源 制御 GND 配線 CIN フィルタのコンデンサは端子直近にて制御 GND と接続 V NC CFO CIN NU NV NW 2 N1 1 P-N1 間に配置 パワー GND 配線 CIN へのの配線は 極力短く NU,NV,NW の配線は端子直近で互いに接続する 図 3-12: PCB パターン設計時の注意点 パワー部 GND と制御側 GND は 一点接続する ( パワー GND 配線と制御 GND 配線を共通のベタパターンで形成しない ) PCB パターンにおけるトラブル事例 パターン事例パワー GND と制御 GND がオーバーラップして配線 GND 配線にループあり N 端子 -N1 間配線が長い コンデンサ ツェナダイオードが無し 或いは位置が端子から離れている P 側駆動電源配線と入力配線が近接 平行に配線 トラブル発生事例パワー GND に流れる不連続な大電流による di/dt と配線の寄生インダクタンスによって生じるサージが 制御 GND に伝搬して制御 GND レベルが変動し 同 GND を基準としている入力端子に誤信号が入力され IGBT が誤オンしてアーム短絡発生 GND ループに迷走電流が流れることで GND 電位変動が発生し 入力端子に誤信号が入力され IGBT が誤オンしてアーム短絡発生 配線が長いことにより寄生インダクタンスが大きくなり スイッチングによって発生する di/dt によりサージが発生し 以下のようなトラブルが発生 VS 電位 ( 出力端子電位 ) の低下による HVIC 誤動作の発生 LVIC の過電圧破壊の発生制御 IC の過電圧破壊や誤動作の発生 P 側駆動用電源配線と DIP への制御入力配線間の浮遊容量を通してクロストークノイズが伝搬し 入力端子に誤信号がはいり IGBT が誤オンしてアーム短絡が発生 25

26 3.1.9 DIPIPM の並列動作について 図 3-13 に DIPIPM を 2 台並列接続した場合の回路例を示します DIPIPM の下アーム IGBT のゲートチャージは DIPIPM 1 では 1 の経路 DIPIPM 2 では 2 の経路で行われます この経路が長くなりますと 配線インダクタンスも大きくなりますのでスイッチング動作に影響を与える可能性があります ( ブートストラップコンデンサの充電にも影響を与える可能性があります ) また ノイズの影響を受け易く誤動作の要因となります 並列数が多ければ多いほど この GND パターンは長くなりますので GND 電位の変動による他の回路への影響 ( 電源 保護回路動作等 ) も考えられますので推奨いたしません 電気的には 動作可能と考えますが 上記項目に注意し評価検討の上 ご判断願います DIPIPM 1 DC15V V P1 V P1 P V P1 U,V,W M V N1 V NC N シャント抵抗 AC100/200V DIPIPM 2 1 V P1 P V P1 V P1 U,V,W M V N1 V NC N シャント抵抗 2 図 3-13 並列動作 また 同一パッケージ内の素子の並列使用 ( 例 :U 相と V 相の IGBT を並列接続で使用 ) につきましても 素子特性のバラツキによる SW 時間 飽和電圧の差異などにより 片側の IGBT への電流集中の可能性もありますので推奨いたしません DIPIPM の SOA( スイッチング時 短絡時 ) DIPIPM の SOA について下記に示します ( 規定はしておりません ) V CES :DIPIPM 内部 IGBT のコレクタ-エミッタ間電圧の最大定格 V CC :P-NU,NV,NW 間電源電圧 V CC(surge) :V CC に P-N 電源間につながる電解コンデンサと IPM の P-N 間の配線インダクタンスにより発生するサージ電圧を加えた電圧を表します VCC(PROT): 自己保護可能な P-N 間電源電圧を表します Collector current Ic VCES(surge) VCC Short-circuit current VCES(surge) VCC(PROT) VCE=0,IC=0 VCE=0,IC=0 図 3-14: スイッチング 短絡時の SOA スイッチングターンオフ時 V CES は DIPIPM に搭載される IGBT の耐圧 600V を示しています この値より DIPIPM 内の配線インダクタンスで発生するサージ電圧 ( マージン等考慮し 100V 以下 ) を引いたものが V CC(surge) =500V となります さらに P-N 電源間につながれる電解コンデンサと IPM の P-N 間の配線インダクタンスにより発生するサージ電圧 (50V 以下 ) を引いたものが V CC =450V となります 短絡時 V CES は DIPIPM に搭載される IGBT の耐圧 600V を示しています この値より DIPIPM 内の配線インダクタンスで発生するサージ電圧 ( マージン等考慮し 100V 以下 ) を引いたものが V CC(surge) =500V となります さらに P-N 電源間につながれる電解コンデンサと IPM の間の配線インダクタンスにより発生するサージ電圧 (100V 以下 ) を引いたものが V CC =400V となります 2μs 26

27 短絡 SOA データ 図 3-15,16 に PS21765,PS21767 の短絡 SOA カーブ ( 代表例 ) を示します 条件 :V CC =400V Tj=125 スタ - ト 非繰り返し V CES 600V V CC(surge) =500V( サ - ジ電圧含む ) 負荷短絡 (2m 負荷 ) 図 3-15 は 内蔵 CSTBT の ON しきい値電圧の min. 品 ( 飽和電流が大となるもの ) の場合の代表例で 図に示した条件時に定格の約 9 倍のコレクタ電流が流れ この時の IGBT の ON 期間が 4.5μs 以下であれば タ - ンオフできる実力があることを示しています 制御電源電圧 V D 主回路電圧 (VCC) によって IGBT の短絡動作範囲は変わりますので Cin 端子入力部の RC フィルタの設定は SOA にマージンを持って設定してください V D =18.5V V D =16.5V 200 Ic(peak) [A] 150 Max. Saturation Current D =16.5V V D =15V 100 CSTBT SC operation area Input pulse width [μs] 図 3-15 PS21765 の短絡 SOA カーブ ( 代表例 ) 400 V D =18.5V 350 V D =16.5V 300 Ic(peak) [A] Max. Saturation Current D =16.5V CSTBT SC operation area V D =15V Input pulse width [μs] 図 3-16 PS21767 の短絡 SOA カーブ ( 代表例 ) 27

28 動作寿命について DIPIPM の動作時は IGBT の温度変化 (ΔTj) が繰り返し起きます この温度変化 ΔTj と温度変化のサイクル数は デバイスの寿命に影響を及ぼします 図 3-17 に IGBT の ΔTj とサイクル数の寿命カーブを示します (ΔTj=46, 88, 98K の 3 ポイントで実施したデータであり それぞれの故障率 0.1, 1, 10% の点を回帰直線で表したものです ) % 10% % サイクル数 接合温度変化 Tj(K) 図 3-17:DIPIPM の断続通電寿命と接合温度変化 ΔTj との関係 28

29 3.2 パワー ロスと放熱設計 損失計算方法 ( 例 ) 平均電力損失簡易計算式について 適用範囲 VVVF インバータへの応用に際してパワー素子を選定 ( 比較 ) するための 通常動作時の総合損失の算出が可能です 装置の熱設計 ( 限界設計 ) には適用できません 仮定条件 1 正弦波電流出力 PWM 制御 VVVF インバータ 2 正弦波 三角波比較による PWM 信号発生 1 D 1+ ~ D (% / PWM 信号のデューティー振幅は ) で変化 D: 変調率 4 出力電流にはリプルがなく I CP sinx が流れる 5 出力電流に対する負荷力率は cosθ スイッチングに対する負荷は純インダクタンス 式の算出 PWM 信号のデューティー変化は 位相 x に対して 1+ D sin x 2 となり これが出力電圧変化に相当しますから 出力電流と電圧の関係を示す力率 cosθ により 出力電流の任意の位相 x での出力電流と PWM デューティーは Output current = Icp sin x PWM 従って 位相 x での V CE(sat) と V EC は 1+ D sin( x +θ ) Duty = 2 Vce ( sat) = Vce( sat)(@ Icp sin x) Vec = ( 1) Vec(@ Iecp( = Icp) sin x) 以上から トランジスタの静損失は 1 π 1+ Dsin( x + θ ) ( Icp sin x) Vce( sat)(@ Icp sin x) dx 2π 0 2 同様にフリーホイールダイオードの静損失は 1 2π 2π π 1+ Dsin( x + θ ) (( 1) Icp sin x)(( 1) Vec(@ Icp sin x) dx 2 一方 トランジスタの動損失は PWM デューティーに依りませんので 1 π ( Psw ( on)(@ Icp sin x) + Psw( off )(@ Icp sin x)) fc dx 2π 0 29

30 またフリーホイールダイオードの動損失は 図 3-18 のように理想化すると I EC trr V EC t Irr Vcc 図 3-18: FWDi の動損失 Psw = Irr Vcc trr 4 リカバリーが発生するのは 出力電流周期の半分ですので 動損失は = 8 2π π Irr(@ Icp sin x) Vcc trr(@ Icp sin x) fc dx 4 2π ρ Irr(@ Icp sin x) Vcc trr(@ Icp sin x) fc dx インバータへの応用の際の一般的な注意点 出力電流 1 周期分を多数分割し 各点における実際の PWM デューティー 出力電流 その電流における V CE(sat), V EC, Psw に基づいて計算し加算する必要があります PWM デューティーは信号の発生方法に依存します 出力電流波形や出力電流と PWM デューティーの関係は信号の発生方法 負荷 その他の種々の要因に依存しますので 実波形を基にします V CE(sat) は Tj=125 の値を使用します Psw は Tj=125 ハーフブリッジ動作時の値を使用します 30

31 3.2.2 温度上昇の考え方と計算例 DIPIPM の代表特性を基に損失計算を行った結果を 実効電流 Io とキャリア周波数特性 ( 代表例 ) として図 3-19 に示します 条件 :V CC =300V, V D =V DB =15V, P.F=0.8,V CE(sat) =Typ., スイッチングロス =Typ. 値, Tj=125, Tf=100 Rth(j-c)= 規格 max., Rth(c-f)=0.3 /W(1/6 モジュール ), シミュレーションモデル 3 相変調正弦波出力 60Hz Io(Arms) PS21767 PS fc(khz) 図 3-19:DIPIPM キャリア周波数 - 許容実効電流特性 図 3-19 の特性 ( 計算値代表例 ) は フィン温度 Tf=100 でインバータ動作した場合に IGBT のジャンクション温度 Tj が 安全動作させるための平均動作接合温度 125 まで上昇する時に流し得ることのできる許容実効電流 Io を表しています この特性は 制御方式 モーター種等で変わります 又 定格以上の電流は 連続して流さないようにしてください 許容電流は 三菱半導体ホームページ (URL で公開の損失計算ソフトを使用して計算することができます 31

32 3.3 ノイズ耐量について 測定回路 DIPIPM でのノイズ試験に関しては 図 3-20 の測定回路 条件で ±2.0kV 以上の耐量を確認しています ノイズ耐量は ノイズ試験の環境 制御基板配線パターン 部品配置等に大きく依存しますのでシステムでの確認を行ってください 測定回路 C AC 入力 ブレ - カ - 可変変圧器 R S T DIPIPM U V W Fo I/F M 制御電源 (15V 単電源 ) ヒ-トシンクインバ-タノイズ発生器 図 3-20: ノイズ試験回路 DC 電源 絶縁トランス AC100V 15V 単電源方式 モータは IM で実施 マイコンからの PWM 信号はフォトカプラ入力 C1: AC ラインコモンモードフィルター 4700pF 測定条件 V CC =300V, V D =15V, Ta=25, 無負荷ノイズ印加方法 :AC ライン (R, S, T) より印加周期 T=16ms, 時間幅 tw=0.05~1μs, Random 入力 対策と注意事項 DIPIPM は 設計時に内部配線の最適化による低インダクタンス化 絶縁構造の最適化による漏れ電流の低減を行うことで 部品を削減しノイズ耐量を確保していますが 回路パターンなどによって制御部にノイズが回り込み短絡や短絡保護の誤動作が発生する場合があります その場合には 図 3-21 のような対策をご検討ください P 制御電源部パスコン C2 の強化 C2 + C2 C2 + C2 V UFB V UFS V P1 U P V VFB V VFS V P1 V P HVIC C HVIC U V M 入力部フィルタの挿入 MCU C2 + C2 V WFB V WFS V P1 W P U N HVIC W C3 + V N NU W N CIN 端子部 RC フィルタのコンデンサ C4 容量の増加 ( ただし 抵抗値 R1 を下げて時定数は同一にする ) また コンデンサを端子直近に設置 V D + C2 Fo CFo V N1 V NC V NO LVIC CIN NV NW C4 R1 図 3-21: ノイズ誤動作時対策案 N1 32

33 3.3.3 静電気耐量について R=0Ω LVIC V N1 U N C=200pF V N W N V NC 図 3-22: 静電気耐量評価回路 (V N1 端子評価時 ) R=0Ω HVIC V P1 V UFB C=200pF U P V G V NC V UFS 図 3-23: 静電気耐量評価回路 (V P1 端子評価時 ) 図 3-22,23 の評価回路にて M M 法 (C=200pF,R=0Ω) にて DIPIPM 各端子 -V NC or N 端子間に正 負の電圧を 1 回印加し 印加前後の端子の V-I 特性を変化を確認しています 各端子とも ±200V 以上の耐量を確認しています 表 3-4: 静電気耐量 ( 代表例 ) 条件 : サ - ジ電圧を 1 回印加し耐圧劣化に至った電圧 (kv) 0.1kV 毎に装置の限界電圧 (±4.0kV) まで実施. 破壊有無は 静電気サージ印加端子の V-I 特性にて確認 [PS21765 / PS21767 制御部 ] ( 内部 ICの回路構造が同じため両製品の耐量は同じです ) 端子 +サ-ジ -サ-ジ UP,VP,WP-V NC 間 V P1 -V NC 間 V UFB -V UFS,V VFB -V VFS, V WFB -V WFS 間 UN,VN,WN-V NC 間 V N1 -V NC 間 CIN-V NC 間 Fo-V NC 間 CFO-V NC 間 V NO -V NC 間 [PS21765 パワー部 ] 端子 +サ-ジ -サ-ジ P-NU,NV,NW 間 4.0 以上 4.0 以上 U-NU,V-NV,W-NW 間 以上 [PS21767 パワー部 ] 端子 +サ-ジ -サ-ジ P-NU,NV,NW 間 4.0 以上 4.0 以上 U-NU,V-NV,W-NW 間 4.0 以上 4.0 以上 33

34 第 4 章小型 DIPIPM Ver.4 の外部定数設定方法 4.1 短絡保護用外部シャント抵抗の設定方法 (1) シャント抵抗値の設定 DIPIPM の短絡保護を行うためには 外部に電流検出用のシャント抵抗を接続する必要があります 外部シャント抵抗値は 短絡保護トリップ電圧 V SC(ref) と遮断すべき電流設定値 SC から次式で設定します 外部シャント抵抗値 R SC = V SC(ref) / SC SC レベルの max 値は シャント抵抗のばらつき 変動や Vsc(ref) のばらつきを考慮して DIPIPM の飽和電流最小値以下となるように設定する必要があります PS2176* シリーズの飽和電流最小値は定格電流の 2.0 倍ですので それ以下になるように外部シャント抵抗値を設定してください 例として PS21767 で SC レベルを 60A( 定格 30A の 2 倍 ) とした場合の設定を下記に示します DIPIPM の SC 基準電圧のバラツキを表 4-1 に示します 表 4-1:V SC(ref) の規格項目記号条件最小値標準値最大値単位短絡保護トリップレベル V SC(ref) Tj=25 C,V D =15V V シャント抵抗値 R Shunt 及び Vsc(ref) と SC 保護レベルの関係は ばらつきを考慮した場合 下記のようになります R Shunt min. 値 = V SC(ref) の max. 値 /SC の max. 値 (= 定格電流の 2 倍 ) R Shunt typ. 値 = R Shunt min. 値 / 0.95* よって SCtyp. 値 =VSC(ref)typ. 値 / R Shunt typ. 値 R Shunt max. 値 = R Shunt typ. 値 x 1.05* よって SCmin. 値 =VSC(ref)min. 値 / R Shunt max. 値 *) ここではシャント抵抗のばらつきを ±5% とする 以上より SC レベルの動作範囲は表 4-2 のようになります 表 4-2:SC の動作範囲 ( シャント抵抗値 min. 8.8mΩ, typ. 9.3mΩ, max. 9.8mΩ) min. typ. max. Tj=25 での SC 動作範囲 43.9 A 51.6 A 60.0 A ( 例 :8.8mΩ (R shunt min.)= 0.53V (=V SC(ref) max.) / 60A(=SCmax.) 外部配線の寄生インダクタンスや寄生容量に起因する共振波形により 設計値より低い電流で保護回路が動作することがあります 抵抗値の調整は最終的には実機で評価する必要があります (2)RC 時定数の設定 RC フィルタ回路は シャント抵抗に発生するノイズによる SC 保護回路の誤動作を防止と 過負荷時に十分な電流を流すことを目的としています ノイズの印加時間と素子の耐量から RC 時定数を設定します ( 推奨は 1.5~2.0μs) 外部シャント抵抗に SC レベルを超える電圧が発生した後 RC フィルタを介し CIN 端子に電圧が印加される時間 t1 は下記計算式により求められます 計算式 V SC = R shunt I (1 V t1 = τ ln(1 R c SC shunt t1 ε τ I c ) ) Vsc : 短絡保護トリップ電圧 V SC(ref) R shunt : シャント抵抗値 Ic : ピーク電流値 τ:rc 時定数 t1: 遮断時間 また CIN 端子に保護レベルを超える電圧が印加されてから 実際に IGBT のゲートが遮断されるまでには 下記表 4-3 に示すような IC 内部の遅れ時間 t2 がかかります 表 4-3:SC 回路遅れ時間 項目 min. typ. max. 単位 SC 遮断時間 μs 外部シャント抵抗に SC レベルを超える電圧が発生した後 IGBT のゲートを遮断するまでの時間 t TOTAL は 下記となります t TOTAL =t1+t2 34

35 4.2 ブートストラップ回路動作 ブートストラップ回路動作 DIPIPM では ブートストラップ回路を用いたフローティング電源により 通常のインバータ回路駆動時に必要な 4 つの独立電源 (P 側 IGBT 駆動用 3 相分 +N 側 IGBT 駆動用 ) を N 側駆動用制御電源 1 つで動作させることができます ブートストラップ回路は 図 4-1 に示すとおりブートストラップダイオード ( 以下 BSD) とブートストラップコンデンサ ( 以下 BSC) 電流制限抵抗で構成されます P 側 IGBT の駆動に BSC を電源として使用し P 側 IGBT オン時のゲートチャージ及び P 側 IGBT の駆動 IC 内ロジック回路へ回路電流を供給します ( 図 4-2 コンデンサが電源の代わりであるため その電流供給能力には制限があり ブートストラップ回路による P 側駆動は 比較的消費電流が小さい DIPIPM に適した方法です ) 回路駆動により消費された電荷は インバータ動作中に各相の出力端子 (U 端子など ) の電位が GND レベル付近まで下がることで N 側 15V 制御電源から制限抵抗 BSD を通して コンデンサに充電されます ただし P 側素子の SW シーケンス BSC の容量 制限抵抗値など使用条件によっては 必要な電荷量に対して十分な充電が行われず BSC の電位が電源電圧低下 (UV) 保護レベル以下に低下し P 側 IGBT の SW 停止やゲート電圧 ( コンデンサ電圧 ) の低下による P 側 IGBT の損失増加につながりますので コンデンサの容量など回路定数の設定時には十分な検討 評価が必要です ブートストラップ回路による駆動についての詳細は アプリケーションノートの DIPIPM ブートストラップ回路設計の手引き を参照ください 以下に 小型 DIPIPM Ver.4 シリーズの P 側 IGBT 駆動部時の消費電流特性を示します 電流制限抵抗 ブートストラップダイオード (BSD) ブートストラップコンデンサ (BSC) 15V BSD V D =15V V P1 V PC V N1 V NC HVIC Level Shift V FB V FS P-side IGBT High voltage area N-side IGBT LVIC + P(Vcc) P-side FWDi U,V,W N-side FWDi N(GND) V P1 V PC Low voltage area Level Shift Logic & UV protection Gate Drive V FB V FS P-side IGBT P(Vcc) U,V,W BSC 電位の基準となる V FS 部の電位は VCC GND レベルでスイング GND レベル時に BSC 電位が 15V より下がった場合 低圧側制御電源 15V からブートストラップコンデンサを充電 + BSC P-side FWDi 図 4-1: ブートストラップ回路 図 4-2: ブートストラップ回路消費電流 35

36 4.2.2 ブートストラップ電源回路電流 本製品の定常状態におけるブートストラップ電源の回路電流は 最大 0.55mA です しかし PWM 制御時などスイッチング時には IGBT 駆動のためゲートの充放電が繰り返されるため 回路電流はキャリア周波数に比例して増加し 0.55mA を超えます 参考データとして PS21765 PS21767 の P 側駆動電源 (V DB ) 回路電流 I DB が大きくなる高温時の I DB - キャリア周波数特性を図 4-3, 4 に示します 条件 : V D =V DB =15V Tj=125 IGBT ON Duty= % Circuit current (ma) Carrier frequency (khz) 図 4-3: PS21765 の I DB - キャリア周波数特性 ( 代表例 ) 10% 30% 50% 70% 90% Circuit current (ma) % 30% 50% 70% 90% Carrier frequency (khz) 図 4-4: PS21767 の I DB - キャリア周波数特性 ( 代表例 ) ブートストラップ回路定数設定時の注意点 ブートストラップ回路の各定数の検討時には 各素子の温度特性 寿命による変化 ばらつきなどを考慮した上で設計願います ブートストラップ回路の動作については アプリケーションノートの DIPIPM ブートストラップ回路設計の手引き も参照ください 各素子の選定において注意いただきたい点について以下に挙げます (1) ブートストラップコンデンサ BSC には 電解コンデンサが一般的に使用されていますが 近年 大容量のセラミックコンデンサも使用されつつあります しかし 電解コンデンサとは異なり セラミックコンデンサは DC バイアス特性 (DC 電圧印加時の容量特性 ) により容量が大きく低下するものがありますので注意が必要です 表 4-4 に電解コンデンサとセラミックコンデンサの一般的な特性例を示します 36

37 表 4-4: コンデンサ静電容量の各特性例電解コンデンサ温度特性アルミ電解コンデンサ : (Ta:-20~85 ) 低温 :-10% 高温 :+10% 程度導電性高分子アルミ固体タイプ : 低温 :- 5% 高温 :+10% 程度 DC バイアス特性定格電圧内であればほぼ変化無し (DC15V 印加時 ) 大容量セラミックコンデンサ B,X5R,X7R など温度特性ランクにより異なる 低温 :-5%~0% 程度高温 :-5%~-10% 程度 サイズ 温度特性 定格電圧により異なる -70%~-15% 程度低下 電解コンデンサについては DC バイアス特性は問題ありませんが 繰り返し充放電によるリップル耐量 寿命 ( 周囲温度による影響大 ) などに注意が必要です 上記 特性は WEB に掲載のコンデンサの特性の参考例です コンデンサの詳細特性につきましては 各コンデンサメーカにご確認ください (2) ブートストラップダイオード ブートストラップダイオードには DIPIPM の素子耐圧 (DIP が 600V 品であれば 600V) 以上のもので 高速品 ( リカバリー時間 trr=100ns 以下 ) を使用し 初期充電時の大電流を考慮して電流定格を選定してください ( 制限抵抗値との組み合わせて検討の必要が有ります ) また 耐圧などのバラツキ その他特性など品質が十分確認された製品を使用してください BSD が 過電圧などによりショート破壊した場合 DC-LINK 電圧が DIPIPM の制御 IC の低圧側に印加されて過電圧破壊し DIPIPM の各種機能 ( 保護, ゲート駆動など ) が失われ IGBT ゲート破壊などにつながり システムの破壊様相は 激しいものとなる可能性があります (3) 電流制限抵抗 電流制限抵抗選定時には 許容損失 サージ耐量 ( スイッチングオン オフ時にサージが印加される可能性があります ) などに注意が必要です 特に小型チップ抵抗などを使用する場合は 耐サージ設計されたタイプを推奨します 詳細につきましては 各抵抗器メーカにご確認ください 37

38 第 5 章小型 DIPIPM Ver.4 の I/F 基板例 5.1 I/F 基板について小型 DIPIPM Ver.4 の搭載が可能なインターフェイスボード (I/F 基板 ) をご用意しています 小型 DIPIPM Ver.4 を使用する上で 基板パターン設計の参考や評価にご使用ください (1) I/F 基板の構成三菱小型 DIPIPM Ver.4 の I/F 基板には 周辺回路として スナバコンデンサ ブートストラップ回路を搭載しています Inrush Circuit C2 C1 P DIPIPM AC Supply ~ HVIC Motor LVIC Z C N CIN VNC VN1 Mini DIPIPM Ver.4 Interface circuit UP~WN Fo RC Filter GND VD (15V Line) 図 5-1: 小型 DIPIPM Ver.4 I/F 基板の構成 (2) I/F 基板の外観 基板サイズ : mm ( モジュール高さ含む ) 図 5-2: 小型 DIPIPM Ver.4 I/F 基板の外観 38

39 5.2 I/F 基板の配線パターン例 ( 両面基板 ) (1) 基板パターン図 基板部品面 基板裏面 (DIPIPM 側 ) 図 5-3: 小型 DIPIPM Ver.4 I/F 基板の配線パターン図 本パターンを参考にする場合は 貴社の設計基準を満たしているか確認願います 39

40 5.3 回路図と部品図 (1)I/F 基板回路図 T1 D1 C7 R1 C1 C4 VUFB VUFS VP1 P T3-1 P UP VP D2 C8 D3 C9 R2 C2 R3 C3 C5 C6 UP VVFB VVFS VP1 VP VWFB VWFS VP1 Mini DIPIPM U V T2-1 T2-2 U V WP UN C10 WP VN1 UN W T2-3 W VN WN FO +5V R4 ZD1 VN WN FO VNC VNO CFO CIN NU NV NW C14 +15V GND C11 C15 C12 R5 C13 R6 T3-2 N1 図 5-4: 小型 DIPIPM Ver.4 I/F 基板の回路図 上記 評価基板には P 側 3 相の駆動用制御電源部 (V UFB -V UFS,V VFB -V VFS,V WFB -V WFS ) にサージ保護用のツェナーダイ オードは搭載されていませんが 実際のシステムの基板には搭載することを推奨いたします 40

41 (2)I/F 基板部品リスト 本 I/F 基板に搭載する部材例を表 5-1 に掲載いたします 表 5-1: 部品リスト Symbol Type Name Description Note D1 10DRA60 1A 600V Diode Japan International D2 10DRA60 1A 600V Diode Japan International D3 10DRA60 1A 600V Diode Japan International ZD1 U1ZB24 24V 1W Zener Diode Toshiba C1 UPW1H220MDD 22μF50V Al electrolytic capacitor Nichicon C2 UPW1H220MDD 22μF50V Al electrolytic capacitor Nichicon C3 UPW1H220MDD 22μF50V Al electrolytic capacitor Nichicon C4 C1608X7R1H102K 1000pF50V ceramic capacitor TDK C5 C1608X7R1H102K 1000pF50V ceramic capacitor TDK C6 C1608X7R1H102K 1000pF50V ceramic capacitor TDK C7 C1608X7R1H102K 1000pF50V ceramic capacitor TDK C8 C1608X7R1H102K 1000pF50V ceramic capacitor TDK C9 C1608X7R1H102K 1000pF50V ceramic capacitor TDK C10 C1608X7R1H102K 1000pF50V ceramic capacitor TDK C11 UPW1H470MED 47μF50V Al electrolytic capacitor Nichicon C12 GRM39R223K μF50V ceramic capacitor Murata C13 C1608X7R1H102K 1000pF50V ceramic capacitor TDK C14 MDDSA0.22μF630V 0.22μF630V snubber capacitor Hitachi AIC R1 RK73H1JTD10F 1/16W 10ΩF Hokuriku Denko R2 RK73H1JTD10F 1/16W 10Ω F Hokuriku Denko R3 RK73H1JTD10F 1/16W 10Ω F Hokuriku Denko R4 RK73H1JTD10kF 1/16W 10kΩ F Hokuriku Denko R5 RK73H1JTD2kF 1/16W 2kΩ F Hokuriku Denko R6-1 SL2TBK33/47LOF PS21765: 47mΩ, ±1%, 2WX3 R6-2 SL2TBK33/47LOF PS21767: 33mΩ, ±1%, 2WX3 R6-3 SL2TBK33/47LOF KOA, Current detecting resistor T1 B10P-VH 10pin Socket JST T2-1 TP Faston* tab Kyoushin T2-2 TP Faston* tab Kyoushin T2-3 TP Faston* tab Kyoushin T3-1 TP Faston* tab Kyoushin T3-2 TP Faston* tab Kyoushin * Faston は Tyco Electronics Corporation の商標です 上記部材を評価基板に搭載することで DIPIPM の動作確認評価は可能ですが 最終的には 貴社の設計基準にて 寿命 信頼性などもご考慮の上 部材選定及び設計願います 41

42 第 6 章その他 6.1 梱包仕様 (55) プラスチックチューブ (19) 1 チューブ当たり DIPIPM 9 台 /1 チューブ DIPIPM (520) チューブ 4 列 チューブ 8 段 1 外装箱あたり ( 最大 ) 4 列 8 段 =32 本 ( チューブ ) 32 9=288 台 (DIPIPM) 注 ) 端数梱包時には 最上段のみ空チューブか段ボールスペーサを使用します (230) 質量約 21g /DIPIPM (175) 約 300g /1 チューブ約 11kg /1 外装箱 チューブ 梱包の質量はいずれも最大数量梱包した際の値 外装箱 (545) 箱の底及び最上段のチューブの上には 板状のスペーサが入ります また 上部に空間がある場合 エアキャップが入ります 図 6-1: 小型 DIPIPM Ver.4 の梱包仕様 42

43 6.2 取り扱いの注意 運送 運搬方法 保管方法! 注意 運送中は梱包箱を正しい向きに置いてください 逆さにしたり 立てかけたり不自然な力を加えると 電極端子が変形したり樹脂ケースが壊れる原因になります 投げたり 落したりすると素子が壊れる原因になります 水に濡れると使用時の故障原因になります 降雨 降雪時の運搬には濡らさないように注意してください 本製品を保管する場所の温度及び湿度は 5~35 45~75% の常温常湿範囲内が望ましく この温度 湿度から極度にかけ離れた環境では素子の性能や信頼性を低下させることがあります 長期保存 本製品を長期(1 年以上 ) に保管する場合は 除湿対策をしてください なお 長期保管後 ご使用の際は 外観に傷 汚れ 錆等がないことを確認してください 使用環境 水や有機溶剤が直接付着する場所 腐蝕性ガスを発生する場所 また 爆発性ガス 粉塵 塩分などのあるところでの使用は重大な事故につながる可能性がありますので避けてください 難燃性について ケース材料には UL 規格の 94V-0 認定品を使用していますが 不燃性ではありません 静電気対策 DIPIPM は MOS ゲート構造を有する専用 IC を使用しています 静電気による破壊を防止するために下記事項を守ってください (1) 静電気破壊に対する注意事項人体や梱包材料に帯電した静電気や各制御端子間に 規格値以上の過大な電圧 ( 最大定格入力端子電圧範囲を超える電圧 ) が印加されると 素子が破壊することがあります 静電気対策の基本は 静電気の発生をできるだけ押さえることと 帯電した電荷をすばやく逃がすことが大切です * 運搬 保存に静電気を帯びやすい容器は使用しないでください *DIPIPM は 使用する直前までチューブから出さないでください また素手で端子を絶対に触らないようにしてください * 組立時 使用機器や人体を接地して作業を行ってください また 作業台表面および作業台周囲の床は導電性マットを敷き 接地することを推奨します * 素子を実装したプリント基板上で各制御端子間がオープンになっていると プリント基板に帯電した静電気により破壊することがありますのでご注意ください * 半田ゴテを使用する場合は コテ先をアースしてください (2) 各制御端子間開放時の注意事項 * 各制御端子間がオープン状態で コレクタ エミッタ間に電圧を印加しないでください * 素子を取外す場合 各制御端子間を短絡してから取外してください 43

44 改訂履歴 Rev. 発行日改訂内容 /6/15 新規作成 /11/15 P.32 図 3-21 ノイズ誤動作時対策案 P 項ブートストラップ回路動作 44

45 安全設計に関するお願い 弊社は品質 信頼性の向上に努めておりますが 半導体製品は故障が発生したり 誤動作する場合があります 弊社の半導体製品の故障又は誤動作によって結果として 人身事故 火災事故 社会的損害などを生じさせないような安全性を考慮した冗長設計 延焼対策設計 誤動作防止設計などの安全設計に十分ご留意ください 本資料ご利用に際しての留意事項 本資料は お客様が用途に応じた適切な三菱半導体製品をご購入いただくための参考資料であり 本資料中に記載の技術情報について三菱電機が所有する知的財産権その他の権利の実施 使用を許諾するものではありません 本資料に記載の製品データ 図 表 プログラム アルゴリズムその他応用回路例の使用に起因する損害 第三者所有の権利に対する侵害に関し 三菱電機は責任を負いません 本資料に記載の製品データ 図 表 プログラム アルゴリズムその他全ての情報は本資料発行時点のものであり 三菱電機は 予告なしに 本資料に記載した製品または仕様を変更することがあります 三菱半導体製品のご購入に当たりましては 事前に三菱電機または特約店へ最新の情報をご確認頂きますとともに 三菱電機半導体情報ホームページ ( などを通じて公開される情報に常にご注意ください 本資料に記載した情報は 正確を期すため 慎重に制作したものですが万一本資料の記述誤りに起因する損害がお客様に生じた場合には 三菱電機はその責任を負いません 本資料に記載の製品データ 図 表に示す技術的な内容 プログラム及びアルゴリズムを流用する場合は 技術内容 プログラム アルゴリズム単位で評価するだけでなく システム全体で十分に評価し お客様の責任において適用可否を判断してください 三菱電機は 適用可否に対する責任は負いません 本資料に記載された製品は 人命にかかわるような状況の下で使用される機器あるいはシステムに用いられることを目的として設計 製造されたものではありません 本資料に記載の製品を運輸 移動体用 医療用 航空宇宙用 原子力制御用 海底中継用機器あるいはシステムなど 特殊用途へのご利用をご検討の際には 三菱電機または特約店へご照会ください 本資料の転載 複製については 文書による三菱電機の事前の承諾が必要です 本資料に関し詳細についてのお問い合わせ その他お気付きの点がございましたら三菱電機または特約店までご照会ください 2012 MITSUBISHI ELECTRIC CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED. DIPIPM,CSTBT は三菱電機株式会社の登録商標です 45

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