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1 授業 授業群法律実務基礎必修 選択の別必修開講年次 学期 2 年次 後期 履修条件 特になし 学習の目標 民事訴訟手続全体の流れを理解して貰い そのなかで要件事実の果たす役割を理解して貰う そして 実務でよく現れる基本的な類型について 簡単な事案を通じて勉強し 当事者の攻撃防御のなかから要件事実の理解を深めて貰う 授業の計画 第 1 回 本講座の目的 民事訴訟手続きの概観について 第 2 回 訴状の役割と構成請求の趣旨 請求の原因について 第 3 回 答弁書 準備書面 否認 抗弁 再抗弁等 第 4 回 売買契約に基づく代金支払請求 第 5 回 貸金返還請求 第 6 回 所有権に基づく不動産明渡請求訴訟 第 7 回 不動産登記手続請求訴訟 第 8 回 賃貸借に契約終了に基づく不動産明渡請求 第 9 回 動産引渡請求訴訟 第 10 回 譲受債権請求訴訟 第 11 回 請負契約関係訴訟 第 12 回 債権者取消権 第 13 回 債権者代位訴訟 第 14 回 瑕疵担保責任 第 15 回 要件事実の再確認 注授業進行に応じてテーマ等を変更することがある 教科書 主な参考文献 1 司法研修所監修 4 訂民事訴訟手続第一審解説 2 司法研修所編 紛争類型別の要件事実 法曹会 3 司法研修所編 改訂問題研究要件事実 1 加藤新太郎 細野敦 要件事実の考え方と実務第 2 版 民事法研究会 2 要件事実 30 講第 2 版 法曹会 3 完全講義民事裁判実務の基礎大島眞一著 民事法研究会 試験 成績評価の方法 平常点又は課題 ( 予習 復習テスト レポート等 )30 ハ ーセント最終試験 70 ハ ーセント

2 第 1 回全 15 回 要件事実の概念 詳細は別途配布する 1 甲と乙は 平成 22 年 4 月 1 日甲所有の A 車両について賃貸借契約を締結し 甲は乙に A 車両を引き渡した 乙は 4 月分は賃料を支払ったが 5 月分以降の賃料を支払わない 1 甲は乙に対し A 車両の返還を求めて提訴したい どのような主張をすればいいか 2 乙は A 車両を丙に引渡し 丙が A 車両を使用している 乙 丙間の契約関係は不明である 甲は乙に対し A 車両の返還を求めることができるか できるとすれば どのような主張をすればよいか 3 乙は丙との間で A 車両について賃貸借契約を締結し 丙に引き渡していることが判明した 甲は丙に対し引渡を求めたい どのような主張をすればよいか 2 応用問題別途配布する 要件事実の基本的な概念について理解をする 1 訴訟物とは何か 2 要件事実とは 3 訴訟物との関係で 要件事実を考える 4 認否について 5 否認 抗弁 再抗弁 関係条文民訴 159 条 民訴 179 条 訴訟物 否認不知自白抗弁再抗弁以下 1 教材が揃っていない可能性もありますが 実体法上は難しい問題ではないので レジュメ解説を読んで自分なりに考えておくこと 1 紛争類型別の要件事実 法曹会 2 改訂問題研究要件事実 法曹会 3 要件事実 30 講第 2 版 弘文堂 4 民事裁判実務の基礎 民事法研究会

3 第 2 回 第 3 回全 15 回 民事訴訟の基本構造 民事訴訟第一審手続の解説 ( 法曹会 ) 事案にそって 訴訟手続のなかで 民事訴訟の基本構造を理解する 1 訴訟物レベル訴状の記載請求の趣旨 請求の原因について 2 主張レベル 1 請求原因 2 請求原因に対する認否 3 認否と抗弁 3 立証レベル 1 立証責任について 1 消費貸借の要件事実 2 代理の要件事実 3 準消費貸借の要件事実 4 弁済の要件事実 5 訴えの変更 6 争点整理の意義 7 書証の成立 二段の推定 関係条文民法 587 条 588 条 99 条民訴 261 条 2 項形式的証拠力訴えの変更訴の取下 1 4 訂民事訴訟第一審手続の解説 1 紛争類型別の要件事実 法曹会 2 改訂問題研究要件事実 法曹会 3 要件事実 30 講 弘文堂 4 要件事実の考え方と実務第 2 版 加藤新太郎他 民事法研究会 5 完全民事裁判実務の基礎 大島眞一著 民事法研究会

4 第 4 回全 15 回 売買契約に基づく代金支払請求及び 目的物引渡請求訴訟 問題研究要件事実第 1 問から第 3 問の事例問題や 紛争類型別の要件事実第 1 章に記載されている内容を基本に売買買代金支払請求及び目的物引渡請求訴訟に関連する主張についての要件事実を勉強する 1 売買代金及び附帯請求の要件事実 2 消滅時効の抗弁 3 履行期限の抗弁 ( 条件期限等 付款について主張 立証責任をどう考えるか ) 4 一部請求と要件事実 5 法定解除 6 同時履行 ( 権利抗弁 ) 関係条文 民 555 条 166 条 99 条 否認 抗弁 付款 1 問題研究要件事実第 1 問から第 3 問部分 2 紛争類型別の要件事実第 1 章部分 1 要件事実 30 講 弘文堂 2 要件事実の考え方と実務 民事法研究会 3 完全民事裁判の基礎 民事法研究会

5 第 5 回全 15 回 貸金返還請求訴訟 問題研究第 4 問から第 5 問の問題をつうじて賃貸型請求についての要件事実を勉強する 1 消費貸借契約の要件事実 ( 賃貸型契約について ) 2 保証債務履行請求権の要件事実 3 代理の要件事実 4 相殺の要件事実 関係条文民 587 条 消費貸借 保証 代理 相殺 ( 存在効果説 ) 1 問題研究要件事実第 4 問から第 5 問部分 2 紛争類型別の要件事実第 2 章部分

6 第 6 回全 15 回 所有権に基づく不動産明渡請求訴訟 問題研究第 6 問から第 9 問の問題を通じて 所有権に基づく明渡請求についての要件事実を勉強する 1 所有権に基づく不動産明渡請求 ( 物権的請求権 ) の要件事実 2 所有権喪失の抗弁 3 対抗要件の抗弁 4 対抗要件具備による所有権喪失の抗弁 5 占有権原の抗弁 関係条文 物権的請求権権利抗弁説 1 問題研究要件事実第 6 問から第 9 問 2 紛争類型別の要件事実第 3 章

7 第 7 回全 15 回 不動産登記手続請求訴訟 問題研究第 10 問から第 12 問の問題を通じて 不動産登記手続請求訴訟の要件事実を理解する 1 登記請求権 2 所有権に基づく所有権移転登記抹消登記手続請求の要件事実 3 所有権に基づく所有権移転登記手続請求の要件事実 4 短期取得時効の要件事実 5 所有権に基づく抵当権設定登記抹消登記手続請求の要件事実 6 登記保持権原とは 関係条文 民 162 条 登記保持権原 1 問題研究要件事実 第 10 問から第 12 問 2 紛争類型別の要件事実 第 4 章

8 第 8 回全 15 回 賃貸借契約の終了に基づく不動産請 求訴訟 問題研究第 13 問等を通じて 賃貸借契約終了に基づく不動産明渡請求の要件事実を勉強する 1 賃貸借契約終了原因と訴訟物との関係 2 賃貸借契約終了に基づく明け渡し請求の訴訟物について 3 建物所有目的の抗弁について 4 一時使用の再抗弁について 関係条文民 601 条借地借家法第 1 条 第 3 条 評価根拠事実評価傷害事実 1 問題研究要件事実第 13 問 2 紛争類型別の要件事実第 5 章

9 第 9 回全 15 回 動産引渡請求訴訟 問題研究要件事実第 14 問を通じて 動産引渡請求訴訟の要件事実を勉強する 1 動産引渡請求の要件事実 2 即時取得の要件事実 3 悪意の抗弁 4 過失の評価根拠事実の要件事実 5 代物弁済の要件事実 6 解除と第三者 関係条文民 192 条即時取得 代物弁済 解除と第三者 1 問題研究要件事実第 14 問 2 紛争類型別の要件事実第 6 章

10 第 10 回全 15 回 譲受債権請求訴訟 問題研究第 15 問 紛争類型別 7 章を勉強し 債権譲渡についての要件事実を勉強する 1 訴訟物は何か 2 譲り受け債権の発生原因事実 3 債権譲渡と原因行為 4 譲渡禁止特約 5 債務者対抗要件 6 第三者対抗要件 7 二重譲渡 関係条文 民 467 条 民 468 条 1 問題研究要件事実第 15 問 2 紛争類型別の要件事実第 7 章

11 第 11 回全 15 回 請負契約に基づく報酬支払請求権 請負契約を締結した場合の 請負代金支払請求について 請求原因やどのような抗弁が考えられるかについて勉強する 1 請求原因 2 解除の抗弁 3 同時履行の抗弁 4 相殺の抗弁 5 瑕疵修補請求 関係条文民 633 条以下の請負に関する条文 事前に判例を示す

12 第 12 回全 15 回 債権者取消権 詐害行為取消権の訴訟物 請求原因 考えられる抗弁について勉強する 中間テストを行うこうともあり そのときは次回に繰り越す 1 訴訟物 折衷説 ( 相対的取消説 ) 2 請求の趣旨 3 請求の原因 4 抗弁 受益者の善意 資力の回復 相当行為 関係条文民 424 条 事前に指示ないし配布する

13 第 13 回全 15 回 債権者代位権 債権者代位権について要件事実を勉強する 請求の趣旨請求の原因原告適格抗弁以下債務者の参加について 関係条文民 423 条原告適格 事前に指示ないし配布する

14 第 14 回全 15 回 瑕疵担保責任 事前に事例問題を配付し 瑕疵担保責任についての要件事実を勉強する 1 瑕疵担保責任と債務不履行責任との関係 2 錯誤無効との関係 3 瑕疵担保責任の立証責任 関係条文 民 570 条以下 事前に事例を配布し 判例等を指示する

15 第 15 回全 15 回 要件事実の再確認 14 回までの要件事実の授業で不足した分野 例えば 危険負担の問題等について要件事実の視点から勉強する 履行不能解除と危険負担の関係 関係条文 ケースブック要件事実 事実認定第 2 版有斐閣 217 頁以下ゼミナール要件事実 2 第一法規 167 頁以下

16 第 15 回全 15 回 関係条文

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