リリース情報

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ようたらぶり
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1 FUJITSU Software NetCOBOL JEF オプション V7.1L10 リリース情報 Windows B1WD Z0(00) 2015 年 6 月

2 まえがき本書は NetCOBOL JEF オプションのリリース情報について説明します NetCOBOL シリーズについて NetCOBOL シリーズの最新情報については富士通のサイトをご覧ください商標について Microsoft Windows Windows Server またはその他のマイクロソフト製品の名称および製品名は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標ですその他の会社名および製品名はそれぞれ各社の商標または登録商標です略語表記について本書では各製品を以下のように略記していますあらかじめご了承ください正式名称 Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 R2 Datacenter Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 R2 Standard Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 R2 Essentials Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 R2 Foundation Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Datacenter Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Standard Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Essentials Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Foundation Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Foundation Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Datacenter Windows(R) 8.1 Windows(R) 8.1 Pro Windows(R) 8.1 Enterprise Windows(R) 8 Windows(R) 8 Pro Windows(R) 8 Enterprise Windows(R) 7 Home Premium Windows(R) 7 Professional Windows(R) 7 Enterprise Windows(R) 7 Ultimate NetCOBOL JEFオプション略称 Windows Server 2012 R2 Windows Server 2012 Windows Server 2008 R2 Windows 8.1 Windows 8 Windows 7 JEFオプション以下をすべて指す場合は Windows と表記します - Windows Server 2012 R2 - i -

3 - Windows Server Windows Server 2008 R2 - Windows Windows 8 - Windows 7 Windows システムで動作し 32 ビット COBOL アプリケーションを開発運用するシステムを Windows 32bit 版 NetCOBOL または NetCOBOL と表記します Windows 32bit 版 NetCOBOL の COBOL 文法書を COBOL 文法書と表記します Windows 32bit 版 NetCOBOL の NetCOBOL ユーザーズガイドを NetCOBOL ユーザーズガイドと表記します本書の目的本書は NetCOBOL JEFオプションの追加機能の概要互換に関する情報およびプログラム修正一覧を説明しています本書の対象読者本書は NetCOBOL JEFオプションをバージョンアップされた方バージョンアップを検討されている方を対象としています前提知識本書を読むにあたって特別な知識は必要ありません関連マニュアルこの製品のマニュアルには本書のほかに以下のマニュアルがあります NetCOBOL JEFオプションユーザーズガイド Windows 32bit 版 NetCOBOLで提供されるマニュアルのうち本製品に関連するマニュアルは以下ですリリース情報 COBOL 文法書ユーザーズガイドユーザーズガイド (OSIV 分散開発編 / プロジェクトマネージャ編 ) ユーザーズガイド (OSIV 分散開発編 /NetCOBOL Studio 編 ) NetCOBOL Studioユーザーズガイド入門ガイドメッセージ集輸出管理について本ドキュメントを輸出または第三者へ提供する場合はお客様が居住する国および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認のうえ必要な手続きをおとりください 2015 年 6 月 Copyright FUJITSU LIMITED - ii -

4 目次第 1 章追加機能の概要 NetCOBOL JEF オプション V7.1 の追加機能概要 NetCOBOL JEF オプション V7.0 の追加機能概要... 4 第 2 章互換に関する情報リンカの変更について障害修正に関する互換情報について... 7 第 3 章プログラム修正一覧 NetCOBOL JEF オプション開発環境 NetCOBOL JEF オプション運用環境 iii -

5 第 1 章追加機能の概要ここでは本バージョンレベルで追加された機能の概要と内容を説明しますここに記載する情報は以下の製品に適用されます NetCOBOL JEFオプション (32bit) NetCOBOL JEFオプション運用パッケージ (32bit) 1.1 NetCOBOL JEF オプション V7.1 の追加機能概要表 1.1 NetCOBOL JEF オプション V7.1 の追加機能概要項番 V/L 機能名内容マニュアルの記載場所 1 V7.1L10 NetCOBOL StudioでのJEF オプションサポート 2 V7.1L10 印刷情報ファイルの用紙サイズ指定サポート 3 V7.1L10 用紙サイズ / 印刷形式の省略値指定 4 V7.1L10 翻訳オプション MAIN(MAIN) サポート開発環境としてプロジェクトマネージャに加え NetCOBOL Studio も利用できるようになりました印刷情報ファイルに PAPERSIZE を記述することにより用紙サイズを指定できるようになりました印刷情報ファイルに用紙サイズ / 印刷形式を指定できるようになりました DISPLAY 文および実行時エラーメッセージの出力先としてシステムのコンソール ( コマンドプロンプトウィンドウ ) を使用できるようになりました 5 V7.1L10 ファイルサイズの拡張順索引ファイルのサイズ制限 ( 順ファイルは1GB 索引ファイルは1.7GB) を解除しシステムの制限まで作成できるようになりました 6 V7.1L10 ファイルの高速処理の一括指定サポート 7 V7.1L10 DISPLAY 文のイベントログ出力サポートレコード順ファイルに有効となるファイルの高速処理 (BSAM) 機能を一括して指定できるようになりました DISPLAY 文の出力先としてイベントログを指定できるようになりました NetCOBOL JEF オプションユーザーズガイド文字コードの切換え方法印刷情報ファイル印刷情報ファイル A.3.29 MAIN( 主プログラム / 副プログラムの指定 ) 7.9 他のファイルシステムの使用方法 COBOL ファイルのサイズを拡張する指定 ) ファイルの高速処理 11.1 小入出力機能 E_EVENTLOG_LEVEL(DIS PLAY UPON CONSOLE のイベントログ出力時のイベント種類指定 ) E_EVENTLOG_SRCNAME( - 1 -

6 項番 V/L 機能名内容マニュアルの記載場所 DISPLAY UPON CONSOLE のイベントログ出力時のイベントソース名指定 ) E_OUTPUT(DISPLAY UPON CONSOLE のイベントログ出力指定 ) EVENTLOG_LEVEL(DISPL AY UPON SYSERR のイベントログ出力時のイベント種類指定 ) EVENTLOG_SRCNAME(DI SPLAY UPON SYSERR のイベントログ出力時のイベントソース名指定 ) OUTPUT(DISPLAY UPON SYSERRのイベントログ出力指定 ) _EVENTLOG_LEVEL ( DISPLAY UPON SYSOUT のイベントログ出力時のイベント種類指定 ) _EVENTLOG_SRCNAME ( DISPLAY UPON SYSOUT のイベントログ出力時のイベントソース名指定 ) _OUTPUT(DISPLAY UPON SYSOUT のイベントログ出力指定 ) 8 V7.1L10 CHECK 機能抑止の実行時オプションサポート CHECK 機能を抑止する下記の実行時オプションをサポートしました nocb :CHECK(BOUND) noci :CHECK(ICONF) nocl :CHECK(LINKAGE) nocn : CHECK(NUMERIC) 5.8 実行時オプション - 2 -

7 項番 V/L 機能名内容マニュアルの記載場所 9 V7.1L10 TRACE 機能抑止の実行時オプションサポート 10 V7.1L10 トレース情報ファイルのマルチプロセスサポート 11 V7.1L10 診断機能によるアプリケーションエラーメッセージ出力サポート nocp :CHECK(PRM) TRACE 機能を抑止する実行時オプション "nor" をサポートしましたトレース情報ファイルをプロセス毎に出力できるようになりましたアプリケーションエラーの発生によって診断機能が起動した場合 JMW0099I-U のメッセージを出力するようになりましたこれによりアプリケーションエラーの発生を容易に認知できるようになりました 12 V7.1L10 診断機能強化アプリケーションエラーまたはU レベルの実行時メッセージが出力された場合に診断レポートと共にダンプを出力できるようになりました 13 V7.1L10 DISPLAY 文の機能名 SYSERR 抑止サポート DISPLAY 文の機能名 SYSERR に対応付けた呼び名に対して出力を抑止できるようになりました 14 V7.1L10 IPv6サポート以下の機能において IPv6 形式のIPアドレスをサポートしました簡易アプリ間通信 15 V7.1L10 サブルーチンの追加動的にメモリを割り当てる / 解放するサブルーチンならびにプロセスを強制的に終了させるサブルーチンを提供します 5.8 実行時オプショントレース情報メッセージ集 (*1) 5 章診断機能のメッセージ 22.1 診断機能実行時メッセージおよび SYSERR の出力抑止指定表 16.2 簡易アプリ間通信機能の IPv6 対応 I.2.1 COB_ALLOC_MEMORY( メモリ割当てサブルーチン ) I.2.4 COB_FREE_MEMORY( メモリ解放サブルーチン ) I.2.3 COB_EXIT_PROCESS( プロセス終了サブルーチン ) 16 V7.1L10 ファイル機能強化以下の機能をサポートしますダミーファイルダミーファイル H.4.35 ファイルの機能 17 V7.1L10 COUNT 情報ファイルの追加書き COUNT 情報を既存のファイルに追加出力できます 18 V7.1L10 任意日付取得機能 COBOLアプリケーションで取得する日付に任意の日付を指定できるようになりました C.2.87 SYSCOUNT(COUNT 情報の出力ファイルの指定 ) 任意の日付を取得 ) - 3 -

8 項番 V/L 機能名内容マニュアルの記載場所任意の日付を入力 H.1.4 組込み関数の便利な使い方 19 V7.1L10 ファイル連結 / 追加書き機能アプリケーションプログラムを起動する前に手動で操作していたファイルの連結や追加書き処理をサポートしました 20 V7.1L10 実行時メッセージの改善 COBOLプログラムの行番号を実行時メッセージで出力することによりエラーの検出箇所がわかりやすくなりましたまた実行時メッセージの重大度の指定が可能になり運用環境に合わせたメッセージの出力ができるようになりましたファイル追加書きファイルの連結 SOLE( 実行時メッセージの重大度指定 ) NTLOG( 実行時メッセージの重大度指定 ) メッセージ集 (*1) 21 V7.1L10 BSAM 指定ファイルの定量制限 ( 最大サイズ ) を拡大 BSAM オプション指定時のファイルの定量制限を 4 ギガバイトから制限なし (NTFS の場合の 32 ビット Windows システムの限界まで ) に拡大しました 22 V7.1L10 GS 分散開発強化 GS 分散開発強化 OSIV 系の COBOL85の固有仕様や旧仕様に合わせて解釈する翻訳オプションを実装しましたこれによりオープン系固有の COBOL 言語仕様をチェックアウトし GS 分散開発時のコーディングを効率よく行えるようになりました 7.9 他のファイルシステムの使用法 A.3.18 FLAGSW (COBOL 文法の言語要素に対しての指摘メッセージ表示の可否 ) *1 : Windows 32bit 版 NetCOBOL V11 に含まれるドキュメントです 1.2 NetCOBOL JEF オプション V7.0 の追加機能概要表 1.2 NetCOBOL JEF オプション V7.0 の追加機能概要項番 V/L 機能名内容マニュアルの記載場所 1 V7.0L30 新 OSサポート Windows 8 Windows 8.1 Windows Server 2012および Windows Server 2012 R2での動作をサポートしました 2 V7.0L30 富士通共通ツール富士通ミドルウェアのアンインストールと管理に対応しましたソフトウェア説明書インストール / アンインストール本体製品パッケージのインストールガイド - 4 -

9 項番 V/L 機能名内容マニュアルの記載場所 3 V7.0L20 新 OSサポート Windows 7およびWindows Server 2008での動作をサポートしました 4 V7.0L20 Windows Vistaサポート Windows Vista での動作をサポートしました

10 第 2 章互換に関する情報ここでは以前のバージョンレベルから変更された互換に関する情報を記載します 2.1 リンカの変更について V7.1L10 より使用する Microsoft 社製リンカのバージョンを変更します留意すべきリンカの仕様変更は以下のとおりです外部シンボルのコード系の変更 ( シフト JIS から Unicode) V7.0L30 以前で使用するリンカ ( 以降では旧リンカと呼びます ) は外部シンボルの文字コードをシフト JIS として処理していましたが V7.1L10 以降で使用するリンカ ( 以降では新リンカと呼びます ) は外部シンボルの文字コードを Unicode として処理します C ランタイムライブラリの変更 (LIBC.LIB から MSVCRT.LIB) 旧リンカは C ランタイムライブラリとして LIBC.LIB を指定していましたが新リンカは MSVCRT.LIB を指定しますリンクオプション /DYNAMICBASE の追加新リンカは旧リンカのオプションに無かった /DYNAMICBASE ( アドレス空間ランダム化以降では ASLR と呼びます ) が既定で有効となります /DYNAMICBASE を有効にしてリンクした場合実行時に COBOL プログラムが異常終了することがありますリンクオプション /DEBUGTYPE の削除新リンカでは指定可能なオプションから /DEBUGTYPE が削除されましたこれによりデバッグ時 /DEBUGTYPE と排他関係にあった /INCREMENTAL( インクリメンタルリンク ) が有効になりますインクリメンタルリンクした場合実行時に COBOL プログラムが異常終了することがありますワーニングの強化 ASCII 範囲外のファイル名に対して以下のようなワーニングメッセージ (LNK4232) が出力されるようになります LINK : warning LNK4232: 名前あいうえお.dll に ASCII 文字以外の文字が含まれています 932 以外の ANSI コードページを使用すると DLL をシステムに読み込めない可能性があります実行時コード系がシフト JIS の DLL をシフト JIS 以外の環境で動作させた場合 DLL 名に ASCII 範囲外の文字が含まれていると正しく呼び出せない可能性があります動作環境がシフト JIS 以外でかつ実行時コード系がシフト JIS の DLL を作成する場合 COBOL ソースファイル名を ASCII 範囲の文字で構成するかまたはリンクオプション /OUT を指定し出力ファイル名を ASCII 範囲内の文字で構成してください変更点リンカの仕様変更に伴い本体製品の NetCOBOL では以下の対処をします開発環境 (*1) の既定値を変更 - C ランタイムライブラリ NetCOBOL V 以前では C ランタイムライブラリとして LIBC.LIB を指定していましたが V 以降では MSVCRT.LIB を指定します - 既定のリンクオプションを追加 NetCOBOL V 以降の開発環境では既定で ASLR を無効 (/DYNAMICBASE:NO) とします *1:NetCOBOL Studio プロジェクトマネージャ NetCOBOL コマンドプロンプトの提供 MAKE ファイルおよびバッチファイルを使用して COBOL プログラムを翻訳リンクする場合 V 以前ではシステムのコマンドプロンプトを使用していましたが V 以降では新たに提供する NetCOBOL コマンドプロンプトを使用します NetCOBOL コマンドプロンプトでは既定で以下のリンクオプションを設定します - /DYNAMICBASE:NO - /INCREMENTAL:NO - 6 -

11 影響および対処方法以下の条件に該当する場合対処をお願いします ASCII 範囲外の文字を含む外部名 (*2) を持つプログラムは新リンカでリンクできません [ 対処方法 ] ASCII 範囲外の文字を含む外部名を持つプログラムおよびこれを呼び出すプログラムは外部名および外部名を参照する箇所を ASCII 範囲内の文字で構成するよう修正してください ASCII 範囲外の文字を含む外部名を持つプログラムが不明な場合はチェックツール (ASCIICHK.exe) を使用してください *2: プログラム名クラス名メソッド名プロパティ名二次入口点名 MAKE ファイルおよびバッチファイルを使用する場合 V7.1L10 以降では以下の記述がある MAKE ファイルとバッチファイルは使用できません - C ランタイムライブラリとして LIBC.LIB を指定 - リンクオプションに /DEBUGTYPE を指定 [ 対処方法 ] MAKE ファイルバッチファイルを以下のように修正してください - LIBC.LIB と記述した箇所を MSVCRT.LIB に修正 - リンクオプションから /DEBUGTYPE を削除ビルドされたアプリケーションに 100 個程度以上の DLL が含まれる場合 V7.1L10 以降でビルドされたアプリケーションに 100 個程度以上の DLL が存在する場合 FLS の枯渇が発生し DLL のロードに失敗する場合があります [ 対処方法 ] - DLL が COBOL だけで作成されている場合リンク時 MSVCRT.LIB の指定をやめリンクオプション /NOENTRY を指定して DLL を作成してください - DLL が COBOL と C で作成されている場合 - 同一の DLL にする場合リンク時 MSVCRT.LIB を指定して DLL を作成してください C プログラムを翻訳オプション /MT で翻訳している場合 /MD を指定して再翻訳してください - 別々の DLL にする場合 COBOL の DLL 作成時 MSVCRT.LIB を指定せずリンクオプション /NOENTRY を指定して DLL を作成してください C の DLL 作成時翻訳オプション /MD を指定して翻訳し DLL を作成してください NetCOBOL 以外の開発環境を使用する場合 NetCOBOL V で提供する開発環境 (NetCOBOL Studio プロジェクトマネージャ, NetCOBOL コマンドプロンプト ) 以外の開発環境を使用する場合以下のリンクオプションが有効となり実行時に COBOL プログラムが異常終了する場合があります - /DYNAMICBASE - /INCREMENTAL [ 対処方法 ] リンクオプション /DYNAMICBASE:NO /INCREMENTAL:NO を指定してくださいまたは NetCOBOL 開発環境を使ってリンクしてください 2.2 障害修正に関する互換情報についてここでは NetCOBOL JEF オプション V7.0L20 以降で修正された障害により動作が変わるものを以下の表で説明します - 7 -

12 表 2.1 障害修正に関する互換情報項番 VL( 注 ) P 番号変更内容 1 V20L10 ~ V7.0L30 PG73222 以下の条件の場合 COBOL プログラムの実行時に以下のメッセージを出力して異常終了する場合がある問題を修正しました JMP0086I-U 文字コードの変換に失敗しました CODE=0x459 [ 環境 ] V7.0L30 以前の JEF オプションのコンパイラを使用して翻訳した COBOL プログラムと V 以降の NetCOBOL ランタイムを組み合わせて動作させている場合 [ 条件 ] 1. JEF オプションのコンパイラで翻訳しているかつ 2. EXTERNAL 句指定のファイルを使用しているかつのファイル名に日本語を使用している場合 [ 対処 ] 条件に該当するすべての COBOL プログラムを V7.1L10 以降の JEF オプションのコンパイラで再翻訳再リンクしてください補足条件に該当するプログラムでも正常に動作する場合があります正常に動作するしないにかかわらず条件に該当するプログラムは再翻訳再リンクしてください V7.0L30 以前のコンパイラで生成した目的プログラムと V7.1L10 以降のコンパイラで生成した目的プログラムを混在させて実行した場合外部ファイルの解決処理が正しく行われないため COBOL プログラムの実行時に以下のメッセージを出力して異常終了するようになります JMP0330I-U '******' ファイルの '******' 文で, 実行順序の誤りが発生しました. 'NOT-OPENED'. PGM=*****. LINE=**** 2 V7.0L20 P 以下の条件の場合実行時に領域破壊をおこす問題を修正しました 1. 内部ブールの転記において受取り側と送出し側のビット列長が 4 ビットであるかつ 2. 受取り側と送出し側のバイト内相対ビット位置が次のような場合 - p1: 受取り側バイト内相対ビット位置 = 4 - p2: 送出し側バイト内相対ビット位置 = 0 の領域が正しくない値となる場合があります 3 V7.0L20 PG24836 以下の算術文の場合受取り側項目 ( 符号なしデータ項目 ) に符号付きのデータが格納されてしまう問題を修正しました 1. 次の形式の COMPUTE 文または ADD 文が存在するかつ - 8 -

13 項番 VL( 注 ) P 番号変更内容 ADD ITEM-1 TO ITEM-2. ADD ITEM-1 TO ITEM-2 GIVING ITEM-2. ADD ITEM-2 TO ITEM-1 GIVING ITEM-2. COMPUTE ITEM-2 = ITEM-2 + ITEM において ITEM-1 と ITEM-2 の属性が以下であるかつ - ITEM-1:2 進 5~7 桁 - ITEM-2: 内部 10 進 7 桁以下符号無し 3. 次が成立する - ITEM-1 の小数部 =ITEM-2 の小数部であるかつ - ITEM-2 の全桁数 ITEM-1 の全桁数であるかつ - TRUNC オプションが指定されていないかつ - ROUNDED 句の指定がないかつ - [NOT] ON SIZE ERROR の指定がない 4 V7.0L20 PG29813 以下の条件の場合内部ブール項目の比較が正しく行われない問題を修正しました 1. 翻訳オプション OPTIMIZE を指定しているかつ 2. IF 文や EVALUATE 文などで条件式を連続して記述しているまたは複合条件を記述しているかつの連続した条件式は以下の比較である - 内部ブール項目と定数の比較 - 内部ブール項目の条件名による比較かつのそれぞれの条件で使用されている内部ブール項目が同一バイト内に存在する場合 5 V7.0L20 PG49000 以下の条件の場合実行時にSQL 文の処理結果が意図しないものとなる問題を修正しました 1. COBOL のデータベース機能 (ODBC 接続 ) を使用しているかつ 2. 1 つの埋込み SQL 文を複数行に渡って記述しているかつの埋込み SQL 文中に文字列定数を記述しているかつ 4. 文字列定数の終端を表すシングルクォーテーションが B 領域の右端 ( 直後に改行 ) に位置しているかつ 5. 次行に以下のいずれかの条件に当てはまる SQL 文を記述している 1. 最終トークンが 4. と同条件の文字列定数ではない場合有効バイト数 (*1)123 バイトの SQL 文 2. 最終トークンが 4. と同条件の文字列定数である場合有効バイト数 (*1)124 バイトの SQL 文 *1: 連続した空白は 1 バイトとみなします注 :VL は障害が存在する範囲を示します NetCOBOL JEF オプションの VL を記載しています - 9 -

14 第 3 章プログラム修正一覧ここでは本バージョンレベルで修正された障害修正の情報を説明します 3.1 NetCOBOL JEF オプション開発環境ここに記載する情報は以下の製品に適用されます NetCOBOL JEF オプション (32bit) 表 3.1 NetCOBOL JEF オプションのプログラム修正一覧項番 VL( 注 ) P 番号現象 1 V30L10 ~ V7.0L30 PG64323 以下の条件の場合 COBOL プログラムの実行時にデータ項目への値の設定または参照が正しく行われないことがあります例えば以下の現象となります SET ADDRESS OF 一意名でアドレスを変更したレコードの値を設定または参照するとき変更前のアドレスでアクセスしてしまうプログラム呼び出しの復帰値が正しく受け取れない [ 環境 ] 特定の環境はありません Interstage のアプリケーションを COBOL で作成している場合発生条件である ADDRESS OF 一意名を記述している可能性があります [ 条件 ] 手続き部に ADDRESS OF 一意名を記述している場合 2 V20L10 ~ V7.0L30 PG73222 以下の条件の場合 COBOL プログラムの実行時に以下のメッセージを出力して異常終了する場合があります JMP0086I-U 文字コードの変換に失敗しました CODE=0x459 [ 環境 ] V7.0L30 以前の JEF オプションのコンパイラを使用して翻訳した COBOL プログラムと V 以降の NetCOBOL ランタイムを組み合わせて動作させている場合 [ 条件 ] 1. JEF オプションのコンパイラで翻訳しているかつ 2. EXTERNAL 句指定のファイルを使用しているかつのファイル名に日本語を使用している場合補足条件に該当するプログラムでも正常に動作する場合があります正常に動作するしないにかかわらず条件に該当するプログラムは再翻訳再リンクしてください V7.0L30 以前のコンパイラで生成した目的プログラムと V7.1L10 以降のコンパイラで生成した目的プログラムを混在させて実行した場合外部ファイルの解決処理が正しく行われないため COBOL プログラムの実行時に以下のメッセージを出力して異常終了するようになります JMP0330I-U '******' ファイルの '******' 文で, 実行順序の誤りが発生しました. 'NOT-OPENED'. PGM=*****. LINE=**** 注 :VL は障害が存在する範囲を示します

15 3.2 NetCOBOL JEF オプション運用環境 NetCOBOL JEF オプション運用環境のプログラム修正一覧は本体製品である Windows 32bit 版 NetCOBOL リリース情報の 3.2 NetCOBOL 運用環境を参照してください

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NetCOBOL JEF オプション V7.0L30 リリース情報 Windows B1WD-1131-02Z0(00) 2012 年 12 月まえがき本書は NetCOBOL JEF オプションのリリース情報について説明します NetCOBOL シリーズについて NetCOBOL シリーズの最新情報については富士通のサイトをご覧ください http://software.fujitsu.com/jp/cobol/