ここからはじめる、Oracle データベース入門・アーキテクチャー編

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1 <Insert Picture Here> 夜な夜な! なにわオラクル塾 Presented By アシスト #43 ここからはじめる Oracle データベース入門 アーキテクチャー編

2 Agenda 1. RDBMSとは 2. Oracleの基本動作 3. Oracleのファイル群 4. Oracleのプロセス群とメモリ領域 5. データベース内部動作 6. Oracleの運用管理 <Insert Picture Here> Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 2

3 データベースとは 特定のテーマに沿ったデータを集めて管理し 容易に検索 抽出などの再利用をできるようにしたもの ウィキペディア ( より引用 レシピ おいしいカレーを作りたい 登録 参照 レシピ 登録 レシピ集 参照 おいしいスープを作りたい データ データベース Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 3

4 データへの容易なアクセス レシピ集での例 紙 ( データ ) を綴じて本 ( レシピ集 ) にする データを一箇所にまとめる 索引をつくる 本の特定のページをすぐに参照できる おいしいカレーを作りたい 多数の本 ( レシピ集 ) の分類 目的のレシピ集がどこにあるかわかるように 和食 中華料理 etc. Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 4

5 データの更新をおこなうには レシピ集での例 多数の本 ( レシピ集 ) のうち 記述を変更したい本を選択 新 更新方法 その 1) 本をまるごと差し替える 古 更新方法 その 2) 該当の記述を特定 変更 索引を利用できると すばやく記述を特定できる Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 5

6 データをみんなで利用するには レシピ集での例 同時に複数人が利用できる? レシピ集を占有する? 占有する範囲は? レシピ集 レシピ単位 材料や手順の単位 更新 参照 参照 データを更新するときのルールは? レシピ集の保管は? 同一データを変更できるのは ひとりだけ変更途中のデータでなければ 誰でもデータを変更できる変更を確定する前であれば いつでも変更を取り消すことができるデータの変更中も 他の人は変更前のデータを参照できる許可が無いひとは データを見たり変更したりすることができない多数の本の管理は 専門の管理者にまかせ 利用者は気にしない 排他制御同時実行 データの粒度トランザクション読取一貫性セキュリティ管理性 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 6

7 データベースの種類 階層型データベース ネットワーク型データベース リレーショナル型データベース 現在主流 階層型ネットワーク型リレーショナル型 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 7

8 RDB( リレーショナル データベース ) の特徴 1 データを 2 次元の表で管理する 表は列と行から構成されている 社員表 列 ( カラム ) フィールド 社員番号社員名給与部門番号 1 大久保 行 ( レコード ) 2 近藤 伊藤 西嶋 河和 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 8

9 RDB( リレーショナル データベース ) の特徴 2 複数の表を関連付けすることができる 関連付けするために主キー : 行データを一意に決める背番号的なキー列外部キー : マスター表のキー列を参照するキー列 社員表 ( ディテール ) 外部キー リレーション 部門表 ( マスター ) 社員番号社員名給与部門番号 部門番号 部門名 1 大久保 近藤 伊藤 西嶋 河和 OU 20 営業部 30 技術部 主キー 主キー Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 9

10 RDB( リレーショナル データベース ) の特徴 3 データを簡単に取り出したり 加工したりできる SQL(Structured Query Language) という操作言語が用意されている SQL 結果 SQL は米国規格協会 (ANSI) 国際標準化機構 (ISO) により RDB 用標準言語として認定されている Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 10

11 データベース マネジメント システムとは 特にコンピュータ上で効率的にデータを管理する仕組みをデータベース マネジメント システム (DBMS) と呼ぶ RDBMS: 管理対象が リレーショナル データベース 一般に データベース と呼ぶときに 管理対象のデータの総体だけではなく DBMS をさしていることもある Oracle Database も RDBMS のひとつ Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 11

12 データを管理する上でできるべきこと DBMS の 3 大機能 トランザクション処理の実現 トランザクション特性 (ACID) を極力満たすこと A: Atomicity ( 原子性 ) C: Consistency ( 一貫性 ) I : Isolation ( 分離性 ) D: Durability ( 永続性 ) A さん 指定の口座にお金を振り込みたい 処理 1.A さんの口座から減額 処理 2. 指定の口座へ増額 問合せ処理 データ利用者は格納されている 物理的 なデータ構造を意識することなく利用可能であること SQL を利用することで RDBMS は適切にデータを処理 メタデータ管理 多数のユーザが利用する為の名前空間 (= スキーマ ) を管理 DBMS 自身およびユーザにメタデータとして管理している情報を提供 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 12

13 トランザクションの実現 RDB はデータアクセスの最小単位を構成するトランザクションを実現 トランザクションを利用することで整合性をも確保 ACID : トランザクションが兼ね備えるべき基本的な性質 A: Atomicity ( 原子性 ) トランザクションを構成する一連の処理は 全部なされるか いっさいなされないか のどちらかの状態を取ること C: Consistency ( 一貫性 ) 多数のトランザクションが並列に実行されてもシステム全体のデータの一貫性が失われないこと I: Isolation ( 分離性 ) 並行して実行される他のトランザクションの影響を受けないこと データをロックする機能を持つこと D: Durability ( 永続性 ) 処理内容をいったん確定 (commit) させた後 確定した内容は失われないこと Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 13

14 Oracle Database におけるトランザクション 機能の実現 ( 原子性 ) Atomicity ( 原子性 ) トランザクションを構成する一連の処理は 全部なされるか いっさいなされないか のどちらかの状態を取ること Oracle Database では DML 文や DDL 文が最初に実行された時からトランザクションが開始される ( 宣言は不要 ) 実行中の処理が利用しているトランザクションとは別のトランザクションを利用することもできる 自律型トランザクション :PL/SQL ブロックを利用 実行中の処理でエラーが発生した場合に 実行中の処理はロールバックしたいが エラー情報をエラーテーブルに書き込む場合 等 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 14

15 Oracle Database におけるトランザクション 機能の実現 ( 一貫性 分離性 ) Consistency ( 一貫性 ) 多数のトランザクションが並列に実行されてもシステム全体のデータの一貫性が失われないこと Isolation ( 分離性 ) 並行して実行される他のトランザクションの影響を受けないこと データをロックする機能を持つこと Oracle Database はマルチユーザ環境下でデータの同時実行性と整合性を確保します 行レベルロック 行 = 一番細かいデータの単位 読取一貫性の提供 他ユーザが更新中のデータも更新前の確定データを参照 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 15

16 Oracle Database におけるトランザクション 機能の実現 ( 永続性 ) Durability ( 永続性 ) 処理内容をいったん確定 (commit) させた後 確定した内容は失われないこと データをディスク装置に記録することで コンピュータシステムが停止してもデータが失われないようにする Oracle Database では REDO ログを利用することで 永続性 を実現 突然の電源断でもデータや確立したトランザクションの喪失を防止 トランザクションの処理性能向上を両立 ログへの書き込み完了を確認してから データベース本体を収めるディスクへの書き込みをおこなう Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 16

17 Oracle Database における問合せ処理 RDB では問合せ言語 (SQL) を利用し 非手続き的に問合せを実施する ユーザは 何が (WHAT) 欲しいのか だけを記述するだけで良い どのように (HOW) データを取得する は気にしなくても良い Oracle Database では コスト ベース オプティマイザ (CBO) による最適な問合せ処理がなされる 収集した統計情報を使用 表の件数 ( レコード数 ) 表のカラムのカーディナリティ ( 値のバリエーション ) 索引の有無 等 表を結合する時の 処理順序および結合アルゴリズムを適切に選択 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 17

18 Oracle Database におけるメタデータ管理 DBMS では表や表のカラム属性などのメタデータ ( データのデータ ) の管理をおこない ユーザや DBMS 自身に提供する Oracle Database では データ ディクショナリ としてメタデータを管理し 提供する スキーマ (Oracle Database ではユーザと等しい ) 表 索引 制約 オブジェクトの所有者 アクセス権限 収集した統計情報など Oracle Database 自身が SQL 文を解析する際にも利用する Oracle Database では基本的にビューの形式で提供される為 SELECT 文で情報を取得する 静的ディクショナリ ビュー 動的パフォーマンス ビュー Oracle Database の稼動中の内部ディスク構造およびメモリー構造などを表示 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 18

19 Agenda 1. RDBMSとは 2. Oracleの基本動作 3. Oracleのファイル群 4. Oracleのプロセス群とメモリ領域 5. データベース内部動作 6. Oracleの運用管理 <Insert Picture Here> Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 19

20 Oracle データベースとは Oracle Database は高性能な商用 RDBMS クライアント データベースサーバ Select * from emp; プログラム SQL 文 Database エンジン RDBMS:Relational DataBase Management System 二次元の表形式 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 20

21 データベースアクセスの概要 クライアント ユーザ プロセス サーバ プロセス データベースサーバー ユーザ プロセス SQL 文 サーバ プロセス ユーザ プロセス サーバ プロセス アプリケーションサーバー Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 21

22 データベースアクセスの概要 ユーザ プロセス サーバ プロセス メモリ上のデータを検索する Oracle 専用の メモリ領域 データベースサーバー Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 22

23 データベースアクセスの概要 ユーザ プロセス サーバ プロセス メモリ上のデータを検索する Oracle 専用のメモリ領域 データベースサーバー 常駐プロセス ディスク上のデータを 読み込む メモリ上の更新データをディスクに書き込む Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 23

24 参考 専用サーバーモードと共有サーバーモード 専用サーバーモード 一つのクライアント プロセスに対して 一つのサーバー プロセスを割り当てるモード 現在の主流 ユーザ プロセス サーバ プロセス 共有サーバーモード 複数のクライアント プロセスに対して 一つのサーバープロセスを割り当てるモード ディスパッチャというプロセスが生成される 現在ではほとんど使われない ユーザ プロセス ユーザ プロセス ディスパッチャ サーバ プロセス ユーザ プロセス Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 24

25 Agenda 1. RDBMSとは 2. Oracleの基本動作 3. Oracleのファイル群 4. Oracleのプロセス群とメモリ領域 5. データベース内部動作 6. Oracleの運用管理 <Insert Picture Here> Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 25

26 Oracle のファイル群 Oracle Database は様々なファイルにより構成される 表データを格納するファイル以外にも Oracle Database 自身が使用するデータを格納するファイルが存在する データファイル REDO ログファイル アーカイブ REDO ログファイル パラメータファイル 制御ファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 26

27 データ ファイルと表領域 データ ファイル データを物理的に格納したファイル 表領域 データの論理的な管理単位 1 つ以上のデータファイルで構成される データファイルはサイズや数を増やすことができる 表領域 emp 表 dept 表 表領域 emp 表 sales 表 データファイル1 データファイル2 人事系 データファイル3 会計系 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 27

28 Oracle Database の論理構造 表領域 セグメントを格納する単位 表領域 セグメント エクステントの集合体 表 索引などが該当 エクステント 複数データブロックの集合体 セグメントにはエクステント単位で割り当てが行われる データ ブロック Oracle Database の最小構成単位 セグメント エクステント データ ブロック Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 28

29 表領域の種類 ユーザ データ用表領域 各ユーザ用の表や索引を格納 内部的に使う特別な表領域 SYSTEM 表領域 データディクショナリ ( システム全体の情報 ) を格納 SYSAUX 表領域 (Oracle Database 10g~) 特定の機能やオプション (OLAP など ) のスキーマ オブジェクトを格納 一時表領域 (TEMP 表領域 ) ソート処理時にメモリ領域が足りない場合に一時的に使用する領域 UNDO 表領域 ( ロールバック情報専用表領域 ) トランザクション管理 (Commit/Rollback) や読み取り一貫性に必要な UNDO( 元に戻す ) 情報を格納 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 29

30 トランザクション管理 一つのトランザクション 10 万円の銀行振込を行う場合 自分の口座の金額確認 自分の口座を減額 (-10 万円 ) 振り込み先口座を増額 (+10 万円 ) データ更新確定 ( コミット ) 更新処理を全て元に戻す ( ロールバック ) 障害発生 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 30

31 UNDO 情報 2 変更前情報を生成 4 ロールバック時に元に戻す 表 ( テーブル ) UNDO ( ロールバック ) セグメント ~UNDO 情報格納用のオブジェクト ~ 3 新しいデータで表を更新 用途 ) トランザクションのロールバック 読み取り一貫性 1 トランザクションの更新 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 31

32 UNDO 表領域 ( ロールバック情報専用表領域 ) UNDO( ロールバック ) セグメントを格納する専用の表領域 通常 UNDO セグメントの数 大きさを Oracle が自動管理 UNDO 表領域 UNDO セグメント データファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 32

33 読み取り一貫性 従業員 1 115:00の情報を検索 15:00 時点での売上表に対して読込みを開始 読込みには 10 分かかる 日付製品... 売上表 個数売上金 11/30 製品 A ,000 11/30 製品 B ,000 11/30 製品 C ,000 11/30 製品 D 49 1,470,000 12/01 製品 A ,000 12/01 製品 B ,000 12/01 製品 C ,000 12/01 製品 D 53 1,590, Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 33

34 読み取り一貫性 従業員 1 115:00の情報を検索 15:00 時点での売上表に対して読込みを開始 読込みには 10 分かかる 日付製品... 売上表 個数売上金 11/30 製品 A ,000 11/30 製品 B ,000 11/30 製品 C ,000 11/30 製品 D 49 1,470,000 12/01 製品 A ,000 12/01 製品 B ,000 12/01 製品 C ,000 12/01 製品 C , ,000 12/01 製品 D 53 1,590, 従業員 2(15:05) 売上表を更新 15:09 データを確定 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 34

35 読み取り一貫性 従業員 2 による変更作業は 従業員 1 の 1 の検索作業へは影響を与えない 従業員 1 115:00の情報を検索 15:00 時点での売上表に対して読込みを開始 読込みには 10 分かかる 日付製品... 個数売上金 11/30 製品 A ,000 11/30 製品 B ,000 11/30 製品 C ,000 11/30 製品 D 49 1,470,000 12/01 製品 A ,000 12/01 製品 B ,000 12/01 製品 C ,000 従業員 2(15:05) 15:10 12/01 製品 C , ,000 12/01 製品 D 53 1,590, 売上表 売上表を更新 15:09 データを確定 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 35

36 読み取り一貫性 15:00 時点での売上表に対して読込みを開始 読込みには 10 分かかる 日付製品... 個数売上金 11/30 製品 A ,000 11/30 製品 B ,000 11/30 製品 C ,000 11/30 製品 D 49 1,470,000 12/01 製品 A ,000 12/01 製品 B ,000 12/01 製品 C ,000 12/01 製品 C , ,000 従業員 2 による変更作業は 従業員 1 の 1 の検索作業へは影響を与えない 従業員 1 115:00の情報を検索 15:10 12/01 製品 D 53 1,590, 売上表 従業員 3 215:10の情報を検索 従業員 2(15:05) 売上表を更新 15:09 データを確定 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 36

37 読み取り一貫性がなぜ必要か データの一貫性の確保 更新中にデータを読み取ることができなければ 同時実行性が欠如してしまう 更新中 ( 未確定 ) のデータを読み込んでしまうことをダーティーリードと呼ぶ もしダーティーリードが発生してしまうと User1 User2 1.update 4.update 2.select 1. User1 がデータを更新 ( 未コミット ) 10 万円 110 万円 2. User2 がデータを検索 110 万円 3. User1 がトランザクションをロールバック 110 万円 10 万円 4. User2がデータ更新 3.rollback 110 万円 60 万円 データの一貫性の欠如 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 37

38 Oracle Database の排他制御 A さん ロック ロック解除 + 5 万円 B さんの口座 10 万円 15 万円 B さんは変更できない B さん A さん A さんは変更できない 15 万円 12 万円 ロックを検知した際に 待つ か エラーを受け取る かは選択可能 - 3 万円 ロック ロック解除 B さん Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 38

39 行レベル ロックとは あるユーザーが更新中のデータに対して 別のユーザーの更新を防ぐための排他制御が ロック です 一般的なロックのレベル ( 単位 ) 表 ページ 行 ロックの単位が大きくなると 他のデータにも不要なロックがかかってしまい ロック解除待ちが多発するため 処理効率が大幅に低下します 同時実行性との密接な結び付き データを変更するときにデータを占有するために鍵をかけるようなもの Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 39

40 Oracle Database 完全な行レベル ロック Oracle データベースは常に行レベル ロックをしている Oracle の行レベル ロッキングは ロックの行数に制限がなくロックエスカレーションが発生しない きめ細かい行レベル ロッキングにより ロックの競合が大幅に軽減される Locked Locked Locked Locked Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 40

41 参考 その他の RDBMS のロック機構 ロックする行数がある一定の値を越えると ロック エスカレーションが発生し ページ レベル 表 レベルへ移行する アプリケーションの同時実行性の低下 Oracle Database では発生しない Locked Locked Locked Locked ページへ 表へ Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 41

42 Oracle Database のファイル群 データファイル REDO ログファイル アーカイブ REDO ログファイル パラメータファイル 制御ファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 42

43 REDO ログ ファイル データベースへの変更情報を記録するファイル変更履歴 :insert / update / delete 障害時の復旧に使用 COMMIT 発生時に書き込み アーカイブ REDO ログ ファイルは REDO ログファイルのバックアップ ( 後述 ) REDO ログ ファイル 更新 1 旧データ 新データ 更新 2 旧データ 新データ Commit REDO ログ エントリ データベースに加えられた変更をすべて記録 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 43

44 制御ファイル データベースの物理的な構造に関する情報を格納 非常に重要なファイルの為 データベース作成時に自動でミラー化される ( デフォルトでは 3 つ ) 制御ファイル データベース情報 : DB 名称 バージョン データ ファイル情報 : データ ファイル名 現在の状態 REDO ログ ファイル情報 : 最新の REDO ログ ファイルの情報 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 44

45 パラメータ ファイル 各種パラメータが書かれた設定ファイル データベースの起動時に読み込まれる 制御ファイルの名前 Oracle 専用のメモリ領域サイズ etc 2 種類のパラメータ ファイル テキスト形式の初期化パラメータ ファイル (Pfile) バイナリ形式のサーバー パラメータファイル (SPfile) Pfile と Spfile の違い 再起動時には再変更しなければならない Pfile コマンドや Web ブラウザから変更を加える 再起動時には変更した値で起動する SPfile Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 45

46 Oracle Database のファイル群 ~ まとめ データファイル 表や索引のデータが格納されています REDO ログファイル アーカイブ REDO ログファイル 障害時の復旧に使用する変更履歴が格納されています アーカイブ REDO ログファイルは REDO ログファイルのバックアップです 制御ファイル パラメータ ファイル Oracle Database が稼働するための情報が格納されています Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 46

47 Agenda 1. RDBMSとは 2. Oracleの基本動作 3. Oracleのファイル群 4. Oracleのプロセス群とメモリ領域 5. データベース内部動作 6. Oracleの運用管理 <Insert Picture Here> Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 47

48 データベースアクセスの概要 クライアント ユーザ プロセス サーバ プロセス データベースサーバ ユーザ プロセス SQL 文 サーバ プロセス Oracle 専用の ユーザ プロセス サーバ プロセス メモリ領域 アプリケーション サーバ Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 48

49 データベースアクセスの概要 ユーザ プロセス サーバ プロセス メモリ上のデータを検索する Oracle 専用のメモリ領域 常駐プロセス ディスク上のデータを 読み込む メモリ上の更新データをディスクに書き込む データファイル REDOログファイルアーカイブ REDOログファイル制御ファイルパラメータファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 49

50 データベースアクセスの概要 ユーザ プロセス サーバ プロセス メモリ上のデータを検索する インスタンス SGA Oracle 専用の メモリ領域 バックグラウンド プロセス常駐プロセス ディスク上のデータを 読み込む メモリ上の更新データをディスクに書き込む データファイル REDO ログファイルアーカイブ REDO ログファイル制御ファイルパラメータファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 50

51 システム グローバル領域 (SGA) 処理を高速にするための共有メモリー領域 データベース バッファ キャッシュ REDO ログ バッファ 共有プール 表データ 更新履歴情報 SQL 文の情報 索引データ UNDO 情報 を一時的に格納する DBの管理情報 結果キャッシュ 11g New! などを一時的に格納する などを格納する Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 51

52 バックグラウンド プロセス PMON SMON サーバ プロセス ユーザ プロセス SGA リスナー DBWR CKPT LGWR SMON インスタンス回復を実施 PMON ユーザプロセスの回復を実施 DBWR (DBライター) データの書き込み CKPT チェックポイントの処理実施 LGWR ( ログライター ) ログの書き込み ARCH アーカイブREDOログファイルを生成 制御ファイル ARCH データ ファイル REDO ログファイル アーカイブ REDO ログファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 52

53 バックグラウンド プロセス PMON SMON サーバ プロセス ユーザ プロセス SGA リスナー DBWR CKPT LGWR SMON インスタンス回復を実施 PMON ユーザプロセスの回復を実施 DBWR (DBライター) データの書き込み CKPT チェックポイントの処理実施 LGWR ( ログライター ) ログの書き込み ARCH アーカイブREDOログファイルを生成 制御ファイル ARCH データ ファイル REDO ログファイル アーカイブ REDO ログファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 53

54 バックグラウンド プロセス PMON SMON サーバ プロセス ユーザ プロセス SGA リスナー DBWR CKPT LGWR SMON インスタンス回復を実施 PMON ユーザプロセスの回復を実施 DBWR (DBライター) データの書き込み CKPT チェックポイントの処理実施 LGWR ( ログライター ) ログの書き込み ARCH アーカイブREDOログファイルを生成 制御ファイル ARCH データ ファイル REDO ログファイル アーカイブ REDO ログファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 54

55 バックグラウンド プロセス PMON SMON サーバ プロセス ユーザ プロセス SGA リスナー DBWR CKPT LGWR SMON インスタンス回復を実施 PMON ユーザプロセスの回復を実施 DBWR (DBライター) データの書き込み CKPT チェックポイントの処理実施 LGWR ( ログライター ) ログの書き込み ARCH アーカイブREDOログファイルを生成 制御ファイル ARCH データ ファイル REDO ログファイル アーカイブ REDO ログファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 55

56 インスタンス Oracle Database の処理の中心部分 メモリ領域とバックグラウンド プロセスから構成される インスタンス システム グローバル領域 (SGA) PMON SMON DBWR CKPT LGWR ARCH Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 56

57 データベース サーバ上のメモリ領域 プログラム グローバル領域 (PGA) ユーザ プロセス サーバ プロセス データベースサーバ プロセス毎のメモリ領域 (Program Global Area) Oracle 専用の Oracle 専用のメモリ領域 メモリ領域 セッションメモリー セッション ( ログイン ) 情報 プライベート SQL 領域 バインド変数値 問合せ実行状況 問合せ実行作業領域テーブルスキャンの進行状況メモリー内ソートの作業域ハッシュ結合時の作業域ビットマップ演算の作業域 バックグラウンド プロセス データファイル REDO ログファイルアーカイブ REDO ログファイル制御ファイルパラメータファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 57

58 データベース サーバ上のメモリ領域 プログラム グローバル領域 (PGA) ユーザ プロセス サーバ プロセス データベースサーバ ユーザ プロセス 同時接続数 (n) 分 プロセス毎のメモリ領域 (Program Global Area) サーバ プロセス プロセス毎のメモリ領域 (Program Global Area) Oracle 専用の Oracle 専用のメモリ領域 メモリ領域 バックグラウンド プロセス Oracle が必要とするメモリ総量 = (PGA n ) + SGA Oracle が利用可能なメモリ量上限を指定 11g New! データファイル REDO ログファイルアーカイブ REDO ログファイル制御ファイルパラメータファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 58

59 自動メモリー管理 (Oracle Database 11g) OS Memory OS Memory OS Memory OS メモリー SGA SGA SGA MEMORY_TARGET MEMORY_MAX_TARGET PGA PGA PGA 自動チューニング ALTER SYSTEM SET MEMORY_TARGET=... Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 59

60 参考 インスタンスとデータベースの関係 基本は 1 インスタンス =1 データベース Oracle Database の最小単位 データベース ( インスタンス ) は互いに独立 インスタンス ファイル群 インスタンス ファイル群 データベース 1 データベース 2 複数インスタンス =1 データベースという構成も可能 Oracle Real Application Clusters (RAC) という技術を使用 高い拡張性と可用性を実現 インスタンス ファイル群 データベース 1 インスタンス Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 60

61 参考 マルチテナント構成 12cR1 からマルチテナント構成の採用が可能 Oracle Multitenant Enterprise Edition Memory Memory Memory Memory Memory Process Process Process Process Process Non-CDB 構成従来型のデータベース構成 シングルテナント構成 CDB 内に PDB を 1 つだけ有する構成 マルチテナント構成 CDB 内に PDB を 1 つ以上有する構成 CDB = コンテナ データベース PDB = プラガブル データベース Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 61

62 参考 マルチテナント構成の特徴 従来のデータベースと基本的な構造は同じ CDB では複数の PDB の作成が可能 同一あるいは異なる CDB 間で容易に PDB の取り付けや取り外しが可能 アプリケーションの変更は不要 Oracle インスタンス システム グローバル領域 プロセス群 データベース制御ファイル アーカイブ REDO ログファイル データファイル REDO ログファイル データファイル PDB : ERP データファイル PDB : CRM データファイル PDB : DWH Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 62

63 Agenda 1. RDBMSとは 2. Oracleの基本動作 3. Oracleのファイル群 4. Oracleのプロセス群とメモリ領域 5. データベース内部動作 6. Oracleの運用管理 <Insert Picture Here> Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 63

64 データベースアクセス ユーザ プロセス サーバ プロセス メモリ上のデータを検索する インスタンス Oracle SGA 専用のメモリ領域 バックグラウンド プロセス ディスク上のデータを 読み込む メモリ上の更新データをディスクに書き込む データファイル REDO ログファイルアーカイブ REDO ログファイル制御ファイルパラメータファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 64

65 データ検索時の動作 (SQL 文解析 ) 検索 4 データベース バッファ キャッシュ SGA REDO ログ バッファ 共有プール ユーザ プロセス 1 検索要求 サーバ プロセス Select * from ~; 2 SQL 文を解析して実行計画をメモリ上に保持 4 データ ファイル REDO ログ ファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 65

66 SQL 文の解析とは 発行された SQL 文 SELECT d.dname,e.empno,e.ename,e.job from emp e,dept d where e.deptno=d.deptno; 1. SQL 文をチェック 2. 実行計画を作成 3. 共有 SQL 領域に格納 1 2 SQL 文のチェック実行計画の作成 同じSQLが今までにあったか 指定されている表や列が本当にあるのか ( 妥当性 ) アクセス権限は正しいか などをチェック! データをどのように持ってくるのか 作成された実行計画 0 SELECT STATEMENT Optimizer=CHOOSE (Cost=5 Card=14 Bytes=392) 1 0 HASH JOIN (Cost=5 Card=14 Bytes=392) 2 1 TABLE ACCESS (FULL) OF 'DEPT' (Cost=2 Card=4 Bytes=44) 3 1 TABLE ACCESS (FULL) OF 'EMP' (Cost=2 Card=14 Bytes=238) 3 共有 SQL 領域に格納 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 66

67 実行計画の格納 共有プール ライブラリ キャッシュ データ ディクショナリ キャッシュ 結果キャッシュ 11g New! データベース バッファ キャッシュ REDO ログ バッファ SELECT name FROM emp SELECT name FROM emp SELECT name FROM EMP SELECT name FROM dept 各ユーザが同一の SQL を実行した場合 同じ共有 SQL 領域を利用 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 67

68 データ検索時の動作 (SQL 文解析 ) 検索 4 データベース バッファ キャッシュ SGA REDO ログ バッファ 共有プール ユーザ プロセス 1 検索要求 サーバ プロセス Select * from ~; 2 SQL 文を解析して実行計画をメモリ上に保持 4 データ ファイル REDO ログ ファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 68

69 データ検索時の動作 ( メモリ検索 ) 検索 4 データベース バッファ キャッシュ SGA REDO ログ バッファ 共有プール ユーザ プロセス サーバ プロセス 3 キャッシュ上でデータ検索 4 データ ファイル REDO ログ ファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 69

70 データ検索時の動作 ( ディスク読込み ) 検索 4 データベース バッファ キャッシュ SGA REDO ログ バッファ 共有プール ユーザ プロセス サーバ プロセス 4 4 データをキャッシュに展開 4 データ ファイル REDO ログ ファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 70

71 データ検索時の動作 ( 結果を返す ) 検索 4 データベース バッファ キャッシュ SGA REDO ログ バッファ 共有プール ユーザ プロセス サーバ プロセス 4 5 検索結果を返す データ ファイル REDO ログ ファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 71

72 データ検索時の動作 ( 結果キャッシュ利用 ) 検索 4 データベース バッファ キャッシュ SGA REDO ログ バッファ 11g New! EE 機能 共有プール ユーザ プロセス 1 検索要求 サーバ プロセス 4 Select * from ~; SQL 文は解析済み 既に同様の問合せ結果もキャッシュ上に存在する データ ファイル REDO ログ ファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 72

73 データ検索時の動作 ( 結果キャッシュ利用 ) 検索 4 データベース バッファ キャッシュ SGA REDO ログ バッファ 11g New! EE 機能 共有プール ユーザ プロセス 検索結果を返す サーバ プロセス 2 結果キャッシュの内容をそのまま返す 4 データ ファイル REDO ログ ファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 73

74 Serverside Results Cache 結果のみをキャッシュしてメモリ効率を最適化 データ ブロックではなく 検索結果をキャッシュ キャッシュするデータ量を大幅に削除 キャッシュはデータベース内で共有 ヒント文で設定可能 : /*+ result_cache +*/ データの一貫性を確保 Inventory Orders Line Items Inventory Orders Line Items 従来のキャッシュ Back Orders Pick Lists 読み込みブロック全体をキャッシュ Server Results Cache Back Orders Pick Lists 検索結果のみキャッシュ Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 74

75 データ更新時の動作 (SQL 文解析 ) 更新 4 8 データベース バッファ キャッシュ SGA REDO ログ バッファ 共有プール ユーザ プロセス 1 更新要求 サーバ プロセス Update ~; 2 SQL 文を解析して実行計画をメモリ上に保持 4 データ ファイル REDO ログ ファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 75

76 データ更新時の動作 ( メモリ検索 ) 更新 4 8 データベース バッファ キャッシュ SGA REDO ログ バッファ 共有プール ユーザ プロセス サーバ プロセス 3 キャッシュ上でデータ検索 4 データ ファイル REDO ログ ファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 76

77 データ更新時の動作 ( ディスク読込み ) 更新 4 8 データベース バッファ キャッシュ SGA REDO ログ バッファ 共有プール ユーザ プロセス サーバ プロセス 4 4 データをキャッシュに展開 4 データ ファイル REDO ログ ファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 77

78 データ更新時の動作 ( 更新ログ生成 ) 更新 4 8 データベース バッファ キャッシュ SGA REDO ログ バッファ 共有プール ユーザ プロセス サーバ プロセス 更新履歴を記録 4 データ ファイル REDO ログ ファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 78

79 データ更新時の動作 (UNDO 生成 ) 更新 4 8 データベース バッファ キャッシュ SGA REDO ログ バッファ 共有プール ユーザ プロセス サーバ プロセス 48 UNDO 更新前イメージを UNDO 領域に格納し 行データを更新 4 データ ファイル REDO ログ ファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 79

80 データ更新時の動作 ( ログ書き込み ) 7 コミット要求 データベース バッファ キャッシュ SGA REDO ログ バッファ 共有プール ユーザ プロセス 9 コミット完了通知 サーバ 8 UNDO プロセス REDO ログ ファイルへの書き込み LGWR DISK 上のデータ ファイルには まだ更新データが反映されていない データ ファイル REDO ログ ファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 80

81 データ更新時の動作 ( データ書込み ) データベース バッファ キャッシュ SGA REDO ログ バッファ 共有プール ユーザ プロセス サーバ 8 UNDO プロセス DBWR データ ファイルへの書き込み コミットとは非同期! 84 データ ファイル REDO ログ ファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 81

82 更新中のインスタンス障害 ~ データ更新時の動作 ~ 7 コミット要求 データベース バッファ キャッシュ SGA REDO ログ バッファ 共有プール ユーザ プロセス 9 コミット完了通知 サーバ プロセス 8 UNDO インスタンス障害 メモリ内の更新データが無くなる LGWR DISK 上のデータ ファイルには更新データが反映されていない データ ファイル REDO ログ ファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 82

83 更新中のインスタンス障害 ~ データ更新時の動作 ~ データベース バッファ キャッシュ SGA REDO ログ バッファ 共有プール ユーザ プロセス サーバ プロセス インスタンス再起動時に自動的にリカバリを実行 インスタンス リカバリ 48 SMON データ ファイル 4 8 REDO ログ ファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 83

84 データ更新時の動作 ( ログ書き込み ) データベース バッファ キャッシュ SGA REDO ログ バッファ 共有プール ユーザ プロセス サーバ プロセス LGWR 1 つの REDO ログ ファイルがいっぱいになると次の REDO ログ ファイルに切り替わる ログ スイッチ REDO ログ ファイル Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 84

85 Agenda 1. RDBMSとは 2. Oracleの基本動作 3. Oracleのファイル群 4. Oracleのプロセス群とメモリ領域 5. データベース内部動作 6. Oracleの運用管理 <Insert Picture Here> Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 85

86 データベースの運用管理とは? データベースの運用管理には様々な作業が存在 管理作業は日々の業務なので 管理工数を削減することはシステム全体のコスト削減に直結する インストール 6% 作成とコンフィグレーション 12 % ソフトウェアメンテナンス 6% データローディング 6% 通常業務中のシステム管理 55% Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 86

87 通常のデータベース管理作業 データベースの管理と言っても さまざまな作業がある これらの作業を全てこなすには深い知識 経験が必要 パフォーマンス診断 OS の情報 V$ 表の検索 AWR リポート 実行計画 Top 5 Timed Events ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ % Total Event Waits Time (s) Ela Time db file sequential read 51,925 8, チューニング log file sync 29, db file parallel write CPU time パラメータ設定 SQL 書き換え log file parallel write 20, バックアップ & リカバリ OS コマンド バッチの作成 領域管理 データファイル追加 ストレージ管理 Volume manager 定期メンテナンス バッチスクリプトの作成 リソース管理 サーバ負荷確認 メモリサイズ調整 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 87

88 バックアップ / リカバリとは 9/1 時間 Database Backup Database を構成するファイルのコピーを保存しておく Backup アーカイブREDOログファイルデータファイル制御ファイル Restore/Recovery 障害時に Database を復旧する 9/2 1 リストア : バックアップファイルを定位置に戻す 2 リカバリ : バックアップ時点から後に行われた変更を反映 バックアップリカバリとは 障害時の復旧 ( リカバリ ) 作業と 復旧に必要なファイルを普段から保存 ( バックアップ ) しておく作業 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 88

89 データベース運用モード Oracle Database の運用方法は大きく 2 つ NOARCHIVELOGモード ARCHIVELOGモード REDO ログを上書きする際の動作が異なる ARCHIVELOG モード NOARCHIVELOG モード 循環して REDO ログを使用し 上書き前にアーカイブする 循環して REDO ログを使用 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 89

90 アーカイブ REDO ログ ファイル 循環書込みを行うため 更新履歴情報が上書きされる アーカイブ REDO ログ ファイル ログ順序番号 ARCH REDO ログ ファイル 更新履歴を残しておくために REDO ログ ファイルのコピーをとっておく Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 90

91 NOARCHIVELOG モード運用時の制限 全ての変更履歴情報がないため 障害発生時まで復旧できない バックアップ取得時までしか復旧できない DataFile1 REDO ログ ファイル 上書きされてしまった REDO ログファイル 2 リストア 1 週間前現在 3REDO ログの適用 DataFile1 [ 時間 ] 1 障害発生 DataFile2 データ ファイルのバックアップ DataFile2 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 91

92 ARCHIVELOG モード運用時 全ての変更履歴情報があるので 障害発生直前まで復旧可能 アーカイブ REDO ログ ファイル REDO ログ ファイル 上書きされてしまった REDO ログファイル 3 アーカイブ REDO ログの適用 4REDO ログの適用 1 週間前現在 DataFile1 2 リストア DataFile1 [ 時間 ] 1 障害発生 DataFile2 データ ファイルのバックアップ Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 92

93 バックアップ ファイルの管理 B のバックアップを取得したタイミングで過去のデータ ファイル及び ARCH1 から ARCH3 まで削除可能 全てのアーカイブ REDO ログファイルを保持する必要はない アーカイブ REDO ログ ファイル ARCH1 ARCH2 ARCH3 ARCH4 ARCH5 ARCH6 ARCH7 データ ファイル [ 時間 ] Data File データ ファイルのバックアップ A Data File データ ファイルのバックアップ B Data File データ ファイルのバックアップ C Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 93

94 バックアップの取得方法 Oracle Database のバックアップ取得方法 物理バックアップ Recovery Manager(RMAN) OS コマンド +SQL データベースのバックアップと言えば 通常はこちら 論理バックアップ Datapumpによるエクスポート 全ての物理バックアップが破損した場合にはこちらから復旧 データベースの移行にも使用可能 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 94

95 Recovery Manager(RMAN) とは Oracle Database のバックアップ リストアおよびリカバリを行うためのユーティリティツール 実行方法は 2 種類 OS プロンプトから RMAN を起動し コマンドラインで実行 Oracle Enterprise Manager(EM) の GUI を使用して実行 コマンドライン % rman target / RMAN> bacbakup database; Enterprise Manager(EM) RMAN> restore database; RMAN> recover database; Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 95

96 Enterprise Manager(EM とは ) Oracle Database 環境を一元的に管理 監視する GUI ツール 従来コマンドラインで行っていた管理作業を EM から指示 / 実行できます パフォーマンス診断チューニングアドバイス 自動チューニング バックアップ & リカバリ 領域管理 自動ストレージ管理 ジョブスケジューリング リソース管理 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 96

97 Enterprise Manager を利用したバックアップ Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 97

98 バックアップ操作概要 (1) Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 98

99 バックアップ操作概要 (2) Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 99

100 バックアップ操作概要 (3) Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 100

101 バックアップ操作概要 (4) Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 101

102 Oracle Database が出力するログ 万が一 障害が発生した場合には 何が起きたのかを把握する必要がある Oracle Database は様々なコンポーネントから構成されている コンポーネント毎にログが出力される場所が異なる 必要な情報を得るまでに時間を要す可能性がある 結果 障害復旧及び原因究明に時間がかかってしまう レスポンスタイムの低下 いつまでたっても処理が終わらない!! Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 102

103 ADR によるログの一元管理 Oracle Database 11g R1 から障害対応に必要な情報を 一か所に集約し 障害解析の迅速化を図るリポジトリとツールが導入 Automatic Diagnostic Repository(ADR) コマンドラインツール / EM からの管理が可能 11g New! Automatic Diagnostic Repository (ADR) rdbms tnslsnr client Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 103

104 サポート ワークベンチ Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 104

105 障害解析の自動化 障害発生時 障害解析に必要な情報を自動取得 ヘルス チェック EM Support Workbench ADR(Automatic Diagnostic Repository) 障害管理番号 Alert Log Traces, Dumps 稼動中の情報の取得 1 障害時のアラート トレースファイルに障害管理番号を紐付て ADR(Automatic Diagnostic Repository) に格納 2 エラー番号に応じてヘルスチェックが自動的に起動し メモリ データの稼動中の状態を調査し ADR に格納 3 システム管理者に通知され Enterprise Manager のサポートワークベンチ画面で確認 SQL 修復アドバイザ データ リカバリ アドバイザ SQL 文, データ破損の復旧方法をアドバイス SQL テスト ケース ビルダー IPS(Incident Packaging Service) テストケース Zip ファイル テストケース 診断情報の送付 サポートセンター連絡時 4SQL テストケース ビルダーが 障害の原因となる SQL 文 表作成 DDL 統計情報からテストケース作成 5IPS(Incident Packaging Service) が 障害管理番号に関連する情報を ADR 等から取得し zip 形式に圧縮 障害復旧作業 必要な情報を全てパッケージ化 障害の自己修復による早期復旧 6SQL 修復アドバイザ データ リカバリ アドバイザが 障害を解析し 障害復旧方法をアドバイス Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 105

106 まとめ ユーザ プロセス サーバ プロセス メモリ上のデータを検索する データベースサーバ Oracle SGA 専用のメモリ領域 バックグラウンド プロセス ディスク上のデータを 読み込む メモリ上の更新データをディスクに書き込む データファイル REDO ログファイルアーカイブ REDO ログファイル制御ファイルパラメータファイル RMAN によるバックアップ / リストア Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 106

107 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 107

108 ご清聴ありがとうございました 株式会社アシスト西日本支社 Copyright 2015, Oracle & K.K.Ashisuto All rights reserved. 108

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