平成 29 年度石油精製等に係る保安対策調査等事業 ( 石油鉱山等の保安対策における鉱山保安 マネジメントシステム導入状況等調査 ) 調査報告書 平成 30 年 3 月

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1 平成 9 年度石油精製等に係る保安対策調査等事業 ( 石油鉱山等の保安対策における鉱山保安 マネジメントシステム導入状況等調査 ) 調査報告書 平成 0 年 月

2 ( 空白ページ )

3 目次 1 はじめに 調査目的 調査内容 実施体制... 4 鉱山保安マネジメントシステム概要 平成 8 年度において挙げられた課題及び本調 査方針 鉱山保安マネジメントシステム概要 鉱山保安法上の規定 鉱山保安マネジメントシステム 現状と課題 年度調査において挙げられた課題 本調査方針... 1 国内の石油系鉱物 非石油系鉱物の鉱山における鉱山保安 MSの導入状況等調査 概要 調査対象鉱山の選定 鉱山保安マネジメントシステムの導入状況等調査 新チェックリスト を用いた自己評価結果の回答 ヒアリング調査の実施 新チェックリスト の内容に関する検討委員会における意見 新チェックリスト の修正案 鉱山保安 MSの再構築や制度設計などの事業背景を考慮した様式 新チェックリスト の運用に関する検討委員会における意見 新チェックリスト の運用で検討するべき課題と運用案 その他収集した情報等 国内の石油系鉱物 非石油系鉱物の鉱山における鉱山保安 MSの導入状況等調査 のまとめ 優良な取組事例の詳細調査 概要 入構者教育 ( 国際石油開発帝石株式会社 ) INPEX 安全 7 原則 ( 国際石油開発帝石株式会社 ) ライフセービングルール ( 石油資源開発株式会社 ) 危険 要注意の場所の 見える化 ( 吉澤石灰工業株式会社 ) ワンポイントKY 及び チェックシート ( 国際石油開発帝石株式会社 ) ヒヤリノートによる情報の共有 (AGC 旭硝子 ) 経営トップによる安全ポスターによる啓蒙 (AGC 旭硝子 ) i-

4 4.9 優良な取組事例の詳細調査のまとめ 類似の他産業におけるリスクマネジメントの実施状況との比較 分析 概要 鉱山における作業現場の特徴 調査対象の類似産業の選定 リスクマネジメントの導入状況等調査 調査結果 新チェックリスト を用いた自己評価結果の回答 リスクマネジメントや制度設計などの事業背景を考慮した様式 新チェックリスト について その他の意見 検討委員会における意見 類似の他産業におけるリスクマネジメントの実施状況との比較 分析のまとめ 11 6 ワークショップの開催 概要 栃木 開催概要 栃木県鉱山保安研究会について 開催結果 アンケートの回収 集計 新潟 開催概要 新潟地区天然ガス懇話会について 開催結果 アンケートの回収 集計 千葉 開催概要 京葉天然ガス協議会について 開催結果 アンケートの回収 集計 ワークショップの開催のまとめ まとめ 今後の課題 図目次 図 1..1 本調査の概要... -ii-

5 図 1..1 本調査の実施体制... 4 図.1.1 鉱山保安マネジメントシステム... 9 図.1. 鉱山保安 MSの導入状況別の度数率の推移 図.1. 罹災者数の推移... 1 図..1 新 現チェックリスト結果一覧 図 4..1 安全確保の作業中断に関する掲示 図 ライフセービングルール 図 4.4. ライフセービングルールの重要項目の一つ 1. 入槽作業時の許可 図 4.4. 事務所入口に掲示されている作業現場地図とシンボルマークの貼付 図 災害発生場所 の明示 図 4.5. 工場内の開口部の色分け 図 ワンポイントKY 及び チェックシート... 9 図 ヒヤリノート... 9 図 経営トップによる安全啓蒙ポスター 図 5..1 鉱山における休業 週間以上の事故の型 ( 全 00 件中 ) 図 6..1 ワークショップ ( 栃木県 ) の様子 図 6.. 新チェックリスト を用いた自己評価について( 栃木 ) 図 6.. プログラムの満足度 ( 栃木 ) 図 6..4 プログラムの理解度 ( 栃木 ) 図 6..1 ワークショップ ( 新潟県 ) の様子 図 6.. 新チェックリスト を用いた自己評価について( 新潟 )... 1 図 6.. プログラムの満足度 ( 新潟 )... 1 図 6..4 プログラムの理解度 ( 新潟 )... 1 図 ワークショップ ( 千葉県 ) の様子 図 6.4. 新チェックリスト を用いた自己評価について( 千葉 ) 図 6.4. プログラムの満足度 ( 千葉 ) 図 プログラムの理解度 ( 千葉 ) 表目次 表 1..1 平成 9 年度検討委員会 委員等名簿 ( 順不同 敬称略 )... 5 表.1.1 鉱山保安 MSの導入状況 ( 単位 : 鉱山数 ) 表.1. 鉱山保安 MSの導入と災害発生状況の状況 ( 平成 5~8 年度 ) 表..1 調査対象鉱山 ( 石油系 非石油系鉱山 ) 表..1 新 現チェックリスト結果一覧 表.. 新 現チェックリスト結果詳細 (1/) 表.. 新チェックリストの各設問の回答 回答結果 ( チェックの有無 ) に関するヒアリング結果等一覧 (1/8)... -iii-

6 表..1 表.. 表 表..4 ヒヤリハット発生時の手順の例 表..5 鉱山保安 MSの再構築や制度設計などの事業背景を考慮した様式の結果一覧 (1/4) 表..6 ヒアリング調査であげられた意見 ( 新チェックリストや鉱山保安 MSの制度に関するもの以外 ) 表 新チェックリスト結果一覧 ( 石灰石鉱山及び類似産業 ) 表 5.5. 類似産業による新チェックリストの各設問の回答 (1/10) 表 5.5. リスクマネジメントや制度設計などの事業背景を考慮した様式の結果一覧 (1/) 表 類似の他産業におけるリスクマネジメントに関するヒアリング調査結果 111 表 6..1 ワークショップ開催概要 ( 栃木 ) 表 6..1 ワークショップ開催概要 ( 新潟 ) 表 ワークショップ開催概要 ( 千葉 ) iv-

7 1 はじめに 1.1 調査目的鉱山保安法は 平成 16 年の改正において国の関与 ( 規制 ) を最小限のものとし 保安確保に当たって民間の自主性を主体とするとの考え方から リスクマネジメントの手法を法体系の中に導入した 具体的には 鉱業権者に対し 保安上の危険の把握 ( 現況調査の実施 ) とその結果に応じた対策措置の立案 実施 見直し ( 保安規程への反映 ) を義務付け 現場の実態にあったPDCAサイクルが定着し 鉱山において 鉱山保安マネジメントシステム ( 以下 鉱山保安 MS という ) として機能することを目指してきた 現在では 第 1 次鉱業労働災害防止計画 ( 平成 5~9 年度 ) において 鉱山保安 MSの構築とその有効化 を目標の一つとして掲げ 引き続き導入促進に努めており 石油 天然ガス及び水溶性天然ガス鉱山において発生する災害は減少傾向が続いているが 件数は少ないながらも依然として重篤な災害が発生している 平成 0 年度からは 新たに第 1 次鉱業労働災害防止計画に基づく鉱山保安対策を進めて行く予定であるが 当該計画において 鉱山における災害の対策を更に推進するためには 鉱山保安 MSの導入状況等を把握するとともに 今後 どのような取組を行うべきか 検討を行う必要がある このため 国内の石油 天然ガス及び水溶性天然ガス鉱山における鉱山保安 MSの実施状況や課題を明らかにし 第 1 次鉱業労働災害防止計画の企画 立案に資する情報を収集することを目的として 所要の調査を実施する 1. 調査内容 (1) 国内の石油系鉱物 非石油系鉱物の鉱山における鉱山保安 MSの導入状況等調査 国内の石油 天然ガス及び水溶性天然ガス鉱山 ( 以下 特に断りのない限り 石油系鉱物の鉱山 という ) 及び国内の非石油系鉱物 ( 例 : 石灰石 ) の鉱山における鉱山保安 MSの導入状況について ヒアリング アンケート等を通じた調査及び現地調査を行い 導入推進と定着のための課題の分析を行った この際 以下の点を踏まえた 調査対象鉱山は石油系鉱物の鉱山について 地域 非石油系鉱物の鉱山について 1 地域 合計 8 鉱山を選定した 平成 8 年度鉱山保安マネジメントシステムの構築 有効化に関する調査研究事業 1 ( 以下 8 年度調査 という ) で提案された 新チェックリスト について 実際に鉱山で使用した場合の問題点や有効性等を調査 分析した 鉱山の規模 鉱山開発の段階 ( 坑井掘削中又は生産中 ) 作業区分( 定常作業 非定常作業 直轄作業 請負作業 ) を考慮した形での分析を行った () 優良な取組事例の詳細調査 (1) の調査において 鉱山保安 MS の導入や定着に関して優良な取組事例があれば 1~ 事 1 1

8 例について詳細に調査を行った () 類似の他産業におけるリスクマネジメントの実施状況との比較 分析 類似の作業現場を有する産業 ( 例 : 土木 建築業 ) におけるリスクマネジメントの実施状況との比較 分析を行った その際 (1) と同様に当該鉱山についても 8 年度調査で提案された 新チェックリスト を活用し 実際に使用した場合の問題点や有効性等の調査 分析を実施するとともに 必要に応じて現地調査も行った ( 現地調査は 国内の鉱山と類似の作業現場 1 箇所 ) (4) ワークショップの開催 (1) () 及び () の結果について 調査対象となった鉱山等が参加するワークショップ (0 名程度 ) を対象鉱山近隣の会議室等 箇所において各 1 回程度開催し 鉱山におけるリスクマネジメントに係る課題について関係者間で議論を行った ワークショップの参加者は 鉱山でのリスクマネジメントの責任者に限らず 今後 責任者になる可能性のある者や現場責任者も参加させた (5) 委員会の設置 本調査及び取りまとめにあたっては 本調査分野に関して高度な知見を有する学識経験者 関係団体 ( 又は関係企業 ) から成る委員会 ( 委員 7 名 ) を設置 運営し ( 開催回数 回 ) 委員会による審議等を踏まえて実施した 図 1..1 に本調査の概要を示す

9 鉱山保安法 昭和 4 年施行以来 保安確保対策の積極的な推進 関係者の努力 災害発生件数の減少や発生要因の変容等 平成 17 年改正 国の関与 ( 規制 ) を最小限 保安確保にあたって民間の自主性を主体 リスクマネジメントの手法を導入 鉱業権者に対し 保安上の危険の把握 ( 現況調査の実施 ) とその結果に応じた対策措置の立案 実施 見直し ( 保安規程への反映 ) を義務付け 現場の実態にあった PDCA サイクルが定着 鉱山保安マネジメントシステム ( 鉱山保安 MS) として機能することを目指す 背景 第 1 次鉱業労働災害防止計画 目標の一つ 鉱山保安 MS の構築とその有効化 鉱山保安 MS が各鉱山の規模や操業状況等に即した最適な形で構築され その有効化を図ることが可能となるよう 具体的な実施方法や優良事例の情報提供等を推進する 鉱業権者及び鉱山労働者を始めとする関係者は自山の実状に即した最適なシステムの構築とその有効化に努める 国内の石油系鉱山労働災害 石油 天然ガス及び水溶性天然ガス鉱山において 発生する災害は減少傾向が続いている 件数は少ないながらも依然として重篤な災害が発生している 目標 鉱山における災害対策の更なる推進 鉱山保安 MS の導入の更なる促進 鉱業労働災害の減少 第 1 次鉱業労働災害防止計画 ( 平成 0 年度 ~) の企画 立案に資する情報の収集 本事業 計画 平成 8 年度鉱山保安マネジメントシステムの構築 有効化に関する調査研究事業 の調査結果 挙げられた課題 鉱山保安 MS の導入状況等調査優良な取組事例の詳細調査 新チェックリスト の問題点や有効性等の調査 分析類似の他産業との比較 分析ワークショップの開催 報告 審議 委員会の設置 事業目的 目的 成果 1 国内の石油 天然ガス及び水溶性天然ガス鉱山における鉱山保安 MS の実施状況や課題の把握 国内鉱山で 新チェックリスト を実際に使用した場合の問題点や有効性等の把握 今後行うべき取組 図 1..1 本調査の概要

10 1. 実施体制本調査及び取りまとめにあたっては 本調査分野に関して高度な知見を有する学識経験者 関係団体 ( 又は関係企業 ) から成る 平成 9 年度検討委員会 を設置 運営し ( 委員 7 名 ) 当該調査等については 委員会による審議等を踏まえて実施した また 委員会は 計 回開催した 本業務における実施体制を図 1..1 に示す 委員等名簿を表 1..1 に示す 経済産業省 産業保安グループ鉱山 火薬類監理官付 みずほ情報総研株式会社 平成 9 年度検討委員会 図 1..1 本調査の実施体制 4

11 委員長 委員 表 1..1 平成 9 年度検討委員会 委員等名簿 ( 順不同 敬称略 ) 山冨二郎東京大学名誉教授太田真治 SOMPO リスケアマネジメント株式会社リスクエンジニアリング事業部労災 物流グループ上級コンサルタント川村和広国際石油開発帝石株式会社国内 E&P 事業本部 HSE ユニットシニアコーディネーター木村健関東天然瓦斯開発株式会社常務取締役生産供給本部長東瀬朗新潟大学大学院技術経営研究科特任准教授中西美和慶應義塾大学理工学部管理工学科准教授 東晋吾太平洋セメント株式会社鉱業部長 5

12 鉱山保安マネジメントシステム概要 平成 8 年度において挙げられた課題及び本調査方針.1 鉱山保安マネジメントシステム概要.1.1 鉱山保安法上の規定平成 16 年 6 月に改正され 平成 17 年 4 月から施行された鉱山保安法の第 18 条 ~ 第 1 条では 鉱業権者に対し以下のようなリスクマネジメントについて規定している ( 鉱業権者による鉱山の現況調査等 ) 第十八条鉱業権者は 鉱業を開始しようとするときその他経済産業省令で定めるときは 鉱山の現況について 経済産業省令で定める事項を調査し 経済産業省令の定めるところにより その結果を記録し これを保存しなければならない 鉱業権者は 鉱山における保安について第四十一条第一項の規定に基づく報告をしたときは 当該報告に係る災害の原因その他の経済産業省令で定める事項を調査し 経済産業省令の定めるところにより その結果を記録し これを保存しなければならない 経済産業大臣は 鉱山における保安のため必要があると認める場合には 鉱業権者に対し 保安に関する事項を調査し 経済産業省令の定めるところにより その結果を記録し これを保存することを命ずることができる 4 前三項に定めるもののほか 鉱業権者は 鉱業の実施に際し 必要に応じ 鉱山における保安に関する事項を調査するよう努めなければならない ( 保安規程 ) 第十九条鉱業権者は 鉱山における保安を確保するため 鉱山の現況に応じて講ずべき保安上必要な措置について 経済産業省令の定めるところにより 保安規程を定め 遅滞なく これを経済産業大臣に届け出なければならない 鉱業権者は 保安規程を変更したときは 遅滞なく 変更した事項を経済産業大臣に届け出なければならない 鉱業権者は 保安規程を定め 又は変更するに当たつては 前条の規定による調査の結果を踏まえて行わなければならない 4 鉱業権者が保安規程を定め 又は変更するには 第二十八条の規定による保安委員会の議に付さなければならない 第二十条経済産業大臣は 第十八条の規定による調査の結果に照らして保安規程の内容が保安のため適当でないと認めるときその他保安のため必要があると認めるときは 鉱業権者に対し 保安規程の変更を命ずることができる 第二十一条鉱業権者及び鉱山労働者は 保安規程を守らなければならない 赤字はみずほ情報総研が着色 6

13 ここで 鉱山保安法上 保安規程は 鉱山の現況に応じて講ずべき保安上必要な措置 を規定したものであり 鉱業権者は 1 鉱山の現況の調査結果を踏まえ保安規程を立案 (Plan): 第 18 条 第 19 条 保安規程の実施 (Do): 第 1 条 鉱山の現況や災害の発生原因の調査結果を踏まえ保安規程を評価 (Check): 第 18 条 第 0 条 4 保安規程の変更 (Act): 第 19 条 第 0 条のPDCAを実施することで保安を確保するレベルを向上させるリスクマネジメントを実施することが義務付けられている.1. 鉱山保安マネジメントシステム (1) 第 11 1 次鉱業労働災害防止計画における位置づけ平成 16 年の鉱山保安法の改正を受け 第 11 次鉱業労働災害防止計画 ( 平成 0~4 年度 ) では 鉱山災害を撲滅させることを目標 とし より高い次元での保安を確保し鉱山災害を撲滅させるためには リスクマネジメントシステムの構築が重要 とされた 最終年度に行われた評価 では 中小零細鉱山を含めた全鉱山が 自らの実情に応じた鉱山保安に係るマネジメントシステムを構築し その有効性を向上できるような仕組みを作ることが必要 とされた 第 1 次鉱業労働災害防止計画 4( 平成 5~9 年度 ) においては 各鉱山の実情に即した保安に係るマネジメントシステム を 鉱山保安マネジメントシステム ( 鉱山保安 MS 図.1.1) と呼び 以下のとおり 鉱山保安 MSの構築とその有効化 を目標の一つとして掲げ 引き続き導入促進に努めている 鉱山保安 MSの構築とその有効化 では つの取組 リスクアセスメントの充実等 マネジメントシステムの構築等 が推進されている 鉱山災害防止のための主要な対策事項鉱山災害の根絶という最終目標を達成するためには 鉱業権者 鉱山労働者を始めとする関係者及び国が一体となり 保安水準の向上に向けた取組を継続的に実施していくことが必要である このため 国は 鉱山災害防止について本計画を長期的視点に立って策定し 自ら講ずるべき施策を明らかにするとともに 鉱山災害防止の実施主体である鉱業権者 鉱山労働者を始めとする関係者において取り組むことが求められる事項を 以下に主要な対策事項として示す 鉱業権者及び鉱山労働者を始めとする関係者においては 本計画の内容を理解し 自ら積極的に保安水準の向上に努めることが求められる 平成 0 年経済産業省告示第 47 号 (008..6) 経済産業省商務流通保安グループ鉱山 火薬類監理官付 : 第 11 次鉱業労働災害防止計画 の評価 (01) 4 平成 5 年経済産業省告示第 68 号 (01..8) 7

14 一鉱山保安マネジメントシステムの構築とその有効化鉱山災害を撲滅させるためには より高い次元で保安を確保する必要があり これを実現するために 鉱業権者 鉱山労働者を始めとする関係者及び国は それぞれの役割を踏まえ 次の二つの取組を一体となって推進するものとする これらの取組を実施するに当たり 国は 鉱山保安マネジメントシステムが各鉱山の規模や操業状況等に即した最適な形で構築され その有効化を図ることが可能となるよう 具体的な実施方法や優良事例の情報提供等を推進するとともに 鉱業権者及び鉱山労働者を始めとする関係者は自山の実情に即した最適なシステムの構築とその有効化に努めるものとする また これらの取組の進捗状況について 国及び鉱業権者は毎年度評価を行い 必要と認めた場合に追加の対策を講ずるものとする イリスクアセスメントの充実等リスクアセスメントの充実とその結果に応じた措置の実施 評価 見直しを行うことが重要である このため 鉱業権者は 次の事項の実施に努めること (1) 潜在的な保安を害する要因を特定するための調査を十分に行い これらによりもたらされるリスクを分析すること () それぞれのリスクを評価し リスク低減のための措置を検討し実施すること () リスク分析 評価の過程を関係者で共有するとともに 措置を講じた後の残留リスクについても適正な評価 管理を行うこと ロマネジメントシステムの構築等マネジメントシステムの構築 すなわちPDCAサイクルの循環により継続的な保安水準の向上につながる仕組みを構築すること 及びその有効化を図ることが重要である このため 鉱業権者は 次の事項の実施に努めること (1) 経営者は 保安の確保を経営と一体のものとして捉え 保安方針を表明すること () 保安目標について 達成に至る手段を具体的に立案可能で 達成度合いを客観的に評価可能なものとして設定すること () 保安目標達成のための具体的な実施事項とスケジュール等を年間の保安計画として策定すること (4) 保安目標の達成状況及び保安計画の実施状況について評価を行い 問題がある場合は原因を調査し改善等を実施すること 赤字はみずほ情報総研が着色 8

15 図.1.1 鉱山保安マネジメントシステム 5 () 具体的な実施内容の例 : チェックリスト国は 鉱山保安 MSの具体的な実施方法について情報提供を行っている 例えば 手引書 5 の中で 鉱山保安 MSの構築状況と有効性について自己点検の事項 0 項目から成るチェックリスト ( 以下 現チェックリスト という ) として取りまとめており 鉱業権者による自己評価支援を目的に Microsoft Excel で作成されたチェックリストを経済産業省のホームページ 6 からダウンロードすることができる 現チェックリストは 1. リスクアセスメント等に係る点検評価 [ チェックリストⅠ]( 項目数 :9). マネジメントシステムに係る点検評価 [ チェックリストⅡ]( 項目数 :11) で構成され チェックリストⅠで 十分なリスクアセスメントと保安確保措置の実施 評価 見直し チェックリストⅡで PDCAを回す仕組みの構築と有効化 に関するチェック 5 経済産業省商務流通保安グループ鉱山 火薬類監理官付 : 鉱山保安マネジメントシステム の構築と有効性向上に向けた手引書 (01.) 6 経済産業省 : 鉱山保安マネジメントシステムに関する自己評価支援システム m.xlsx ( 閲覧 ) 9

16 を行うことができる 自己点検の事項 0 項目をそれぞれ 4 段階の点数 (: 適切に実施 : 一部改善の余地あり 1: 全面的に改善が必要 0: 未実施 ) で評価し チェックリストⅠ(7 点満点 ) 及びチェックリストⅡ( 点満点 ) の点数の合計により 以下の 段階で評価される (i) 本格導入鉱山 Ⅰが 5 点以上かつⅡが 0 点以上 (Ⅰ 及びⅡが満点の 9 割超 ) (ii) 導入推進鉱山 Ⅰが 17 点以上かつⅡが 0 点以上 (Ⅰ 及びⅡが満点の 6 割超 どちらかが 9 割以下 ) (iii) 導入準備鉱山 Ⅰが 16 点以下またはⅡが 19 点以下 (ⅠまたはⅡが満点の 6 割以下 ) このほか 中小零細規模鉱山向け鉱山保安 MS ガイドブック 7 やリスクアセスメント事例 集 50 選 8 を活用した鉱山保安 MS の構築とその有効化に向けた指導 鉱山保安 MS の構築 とその有効化に関といった取組を行っている.1. 現状と課題 (1) 現状中央鉱山保安協議会では 鉱山保安 MSの構築とその有効化に関して 以下のような導入状況と効果について報告されている 9 鉱山保安 MSを本格導入する鉱山は第 1 次鉱業労働災害防止計画中も増加 ( 表.1.1) 鉱山保安 MSを本格導入している鉱山ほど 災害の度数率 強度率 は低くなっており MSの導入効果が見られている ( 表.1.) 度数率の推移では 本格導入鉱山が低い値で推移しているものの 直近では 導入推進鉱山でも低下が見られる ( 図.1.) 度数率 : 稼働延 100 万時間あたり罹災者数 強度率 : 稼働延 1,000 時間あたり労働損失日数 7 経済産業省 : 鉱山保安マネジメントシステムの構築とその有効化のためのガイドブック~ 構築のためのヒント ( 中小零細規模鉱山向け )~ 8 経済産業省 : リスクアセスメント事例集 50 選 ~ 全国鉱山災害事例データベースより~ 9 経済産業省産業保安グループ鉱山 火薬類監理官付 : 第 1 次鉱業労働災害防止計画の評価について ( 案 ) 中央鉱山保安協議会資料 ( ) 10

17 表.1.1 鉱山保安 MSの導入状況 ( 単位 : 鉱山数 ) 9 H5 H6 H7 H8 本格導入鉱山 導入推進鉱山 導入準備鉱山 表.1. 鉱山保安 MSの導入と災害発生状況の状況 ( 平成 5~8 年度 ) 9 度数率 強度率 本格導入鉱山 導入推進鉱山 導入準備鉱山 図.1. 鉱山保安 MS の導入状況別の度数率の推移 9 11

18 また 第 1 次鉱業労働災害防止計画中の重篤罹災者数は 第 11 次鉱業労働災害防止計 画期間中に比べて減少している 他方で 死亡者数は毎年 0~ 名ながら撲滅には至ってい ない 9 図.1. 罹災者数の推移 9 () 課題 中央鉱山保安協議会では 第 1 次鉱業災害防止計画に向けた 鉱山保安 MS に関する課 題として以下を挙げている 10,11 導入と災害防止の因果関係を検証 導入推進鉱山が導入準備鉱山より災害が多い理由を検証 鉱山労働者が小規模な鉱山に対し どのように導入を進めて行くべきか 導入を一層推進していくとともに 質の維持 向上についても留意していくことが重要ではないか また 中小零細鉱山における導入の遅れが見られているが これらの規模の鉱山においても 鉱山保安 MSの導入が円滑に図られるような工夫が必要ではないか 更に重篤災害の発生割合が多い状況を踏まえ 重篤災害を未然防止するためのリスクアセスメントを徹底化する工夫が必要ではないか 10 経済産業省商務流通保安グループ鉱山 火薬類監理官付 : 第 1 次鉱業労働災害防止計画の実施状況について中央鉱山保安協議会資料 (017..7) 11 経済産業省産業保安グループ鉱山 火薬類監理官付 : 第 1 次鉱業労働災害防止計画の策定の方向性について ( 案 ) 中央鉱山保安協議会資料 ( ) 1

19 . 8 年度調査において挙げられた課題 8 年度調査では 6 鉱山 ( 硅石 石灰石 ろう石 石炭 ) を対象に 鉱山保安 MS 実施状況に関する調査を行い 現チェックリストや鉱山保安 MSに対する要望を聴取した その結果から 新チェックリスト 案を検討した 新チェックリスト について 以下の課題が挙げられている (1) 新チェックリスト案の判定チェック項目や解説の内容や運用方法 ( 判定基準など ) については実際に運用する立場の人からの意見を聴取していないため 改善すべき点が潜在していることが予想される 例えば今後鉱山保安 MSサークルのモデル事業が実施される場合には そのような機会を利用し 鉱山から新チェックリスト案の内容や運用上の要望や意見を聴取し 本運用まで出来る限り改善対応を図ることが望まれる () 災害が多いにも関わらず鉱山保安 MSの評価結果がレベルⅰとなっている鉱山は 行政の窓口をしている鉱山の幹部が一人でチェックしていることが原因で 災害実態と評価結果に齟齬が生じていることも考えられる 新チェックリスト案には 鉱山保安 MSを構築し運用する立場の人がチェックするとともに チェック担当者はチェックした結果を保安委員会等の場で鉱山労働者などと共有し 再評価することについてコメントした 今後この考え方は様々な場で継続的に周知し災害実態と評価結果との齟齬を縮めていくことが望まれる () 各チェック項目での判定チェック項目による判定結果は 目標点と評価点の管理表 で各鉱山が独自に目標管理を行うこととした 各年の取組前に目標点を設定し その年の取組後の評価結果を評価点に記載する案や 目標点は 5 年分を一度に設定する方法が考えられるが 具体的な方法は確定していない 今後は例えば鉱山保安 MSサークルのモデル事業のような機会に鉱山の意見を聴取し 最適な目標管理の方法を検討することが望まれる なお 目標管理のあり方の中には 経営トップが目標管理に関与する ( 目標と現実のギャップを認識してもらう ) ことについても今後継続的に周知することが望まれる なお 目標管理のあり方の中には 経営トップが目標管理に関与する ( 目標と現実のギャップを認識してもらう ) ことについても今後継続的に周知することが望まれる 赤字はみずほ情報総研が着色. 本調査方針本調査の目的は 1.1 調査目的 で示したように第 1 次鉱業労働災害防止計画の企画 立案に資する情報を収集することにある そのために 経済産業省が昨年度に実施した8 年度調査の成果を踏まえ 同調査報告書 1

20 1 において提案された 新チェックリスト の実効性等の調査 分析 鉱山保安 MSの導入状況に係る調査 類似の他産業におけるリスクマネジメントの実施状況との比較 分析等の所要の調査を行う ( 1. 調査内容 の項目 (1)~()) また 調査結果を基に 鉱山におけるリスクマネジメントに係る課題について関係者間で議論を行うためのワークショップを開催する ( 前章の項目 (4)) 本調査及び取りまとめにあたっては 委員会を設置 運営し 委員会による審議等を踏まえる ( 前章の項目 (5)) 各調査及びワークショップにおける議論 ( 前章の項目 (1)~(4)) は 8 年度調査及び中央鉱山保安協議会で挙げられた課題の解決に資することを念頭に置く 14

21 国内の石油系鉱物 非石油系鉱物の鉱山における鉱山保安 MSの導入状況等調査.1 概要国内の石油 天然ガス及び水溶性天然ガス鉱山及び非石油系鉱物の鉱山における鉱山保安 MSの導入状況の把握と導入推進と定着のための課題の分析 並びに 新チェックリスト を実際に使用した場合の問題点や有効性等の調査 分析を実施する. 調査対象鉱山の選定 8 年度調査で挙げられている 災害実態と評価結果の齟齬 や中小零細鉱山でのリスクアセスメントの形骸化 放棄の実態や 中央鉱山保安協議会で挙げられている 小規模な鉱山に対する鉱山保安 MSの導入 あるいは 中小零細鉱山の無災害継続の状況と大規模鉱山の災害発生状況について リスクアセスメント実施と災害発生状況との相反が見られる傾向が挙げられている 以上を踏まえ今年度は 大規模鉱山と中小規模鉱山の鉱山保安 MSの導入についての比較を行う必要があると考えられる 調査対象の鉱山は 経済産業省鉱山 火薬類監理官付及び産業保安監督部との協議により 鉱山保安 MSについて現チェックリスト及び新チェックリストの両方の評価が可能と考えられる石油 天然ガス会社を想定し 石油 天然ガス及び水溶性天然ガスの各鉱種から 6 鉱山を選定し 非石油系鉱山から石灰石鉱山を 鉱山 合計 8 鉱山を調査対象とした 表..1 に調査対象の石油系 非石油系鉱山を示す 表..1 調査対象鉱山 ( 石油系 非石油系鉱山 ) 地域鉱山鉱種鉱業権者 の規模 規模 新潟 A 石油 天然ガス 1,000 人以上 大規模 B 石油 天然ガス 1,000 人以上 中小規模 C 石油 天然ガス 1,000 人以上 中小規模 D 石油 天然ガス 1,000 人以上 中小規模 千葉 E 水溶性天然ガス 100~500 人 大規模 F 水溶性天然ガス 1,000 人以上 中小規模 栃木 G 石灰石 100~500 人 大規模 H 石灰石 100 人未満 中小規模 A 及び B C 及び D の鉱業権者はそれぞれ同一 鉱山の規模は 大規模 :50 人以上 中小規模 :50 人未満とした 15

22 . 鉱山保安マネジメントシステムの導入状況等調査 8 年度調査で未実施であった石油系鉱山における現行鉱山保安 MSの導入状況 及び新チェックリストを適用したPDCAサイクルの実施可能性 目標管理の方法の具体化を主眼とした調査を行った 調査においては 8 年度調査の課題として指摘された 実際に鉱山保安 MSを構築し運用する立場の人からの意見の聴取を必須とした 具体的には 本事業は8 年度調査の継続と位置付け 石油系鉱山及び非石油系鉱山を対象に 8 年度調査にて提案された 新チェックリスト を提示し 新チェックリスト の内容や運用上の要望や意見を聴取し 有効性について検討した 調査では 実際に鉱山保安 MSを構築し運用する立場の人を回答者とし 以下の 種類のアンケート調査を実施した 1 新チェックリスト を用いた自己評価結果の回答 アンケート項目は 新チェックリスト と同様とし 回答欄は回答しやすいよう選 択肢や記述式の欄を設けた 鉱山保安 MSの再構築や制度設計など事業背景を考慮した様式アンケート項目は 8 年度調査を参考に設定した 回答欄は 回答しやすいよう選択肢や記述式の欄を設けた アンケート項目は 新チェックリスト に係る意見を聴取できるよう設定する 具体的には 内容 分量の適切性 実際に用いた場合に想定される事象についての回答を得ると同時に 内容 分量 使用方法等についての改善内容も提言も促した また PDCAサイクルにおける目標管理の方法について 調査対象鉱山において実施しているあるいは実施が想定される目標管理方法について回答してもらった..1 新チェックリスト を用いた自己評価結果の回答表..1 及び図..1 に 新チェックリスト を用いた自己評価結果の回答 の結果を現チェックリスト ( 今年度回収済みの鉱山のみ ) の結果と合わせて示す 表.. に 新チェックリスト を用いた自己評価結果の回答 の結果の詳細を現チェックリスト ( 今年度回収済みの鉱山のみ ) の結果と合わせて示す 新現チェックリストの結果で大きな差がない鉱山 (A B D) と 新チェックリストを用いることによって結果に変化が現れた (C E F G) に分かれている これは 現チェックリストでは 各設問に対し評価点 0~ を付けるのに対し 新チェックリストでは各設問で 5 つのチェックを行い 5 つのマーク数によって評価点 0~ が付けられる 自己評価から あらかじめ設定された基準による客観評価に変化したためと考えられる また A 及び B C 及び D でそれぞれ同一の鉱業権者で 鉱山ごとに取組の違いがない 16

23 評価点 と考えられる鉱山間で 評価点に差が表れている 特に C 及び D の評価点はそれぞれ 44 点及び 55 点と差が大きい これは 各設問に設けられた 5 つのチェック項目の解釈が鉱山 ごとに異なるためと考え 後述するヒアリングによる確認の対象とした 表..1 新 現チェックリスト結果一覧 鉱山 A B C D E F G H Ⅰリスクアセスメントに関する質問 新 ( 設問数 9 満点 7 点 ) 現 Ⅱ 鉱山保安 MSに関する質問 新 ( 設問数 11 満点 点 ) 現 1 1 合計 新 ( 設問数 0 満点 60 点 ) 現 A 及び B C 及び D の鉱業権者はそれぞれ同一 60 A B C D E F G H Ⅱ 鉱山保安マネジメントシステムに関する質問 0 新現新現新現新現新現新現新現新現 Ⅰ リスクアセスメントに関する質問 図..1 新 現チェックリスト結果一覧 17

24 Q 上段 : 新チェックリスト 下段 : 現チェックリスト Ⅰリスクアセスメントに関する質問経営トップは 鉱山労働者に対し自らの意思としてリスクアセスメントの重要性を表明し これを推進するための経営資源 ( 組織 予算等 ) を整備しているか Q1 経営トップは 鉱山労働者に対し自らの意思としてリスクアセスメントの重要性等を表明し これを推進するための体制等 ( 組織 予算等 ) を整備しているか 法令で定めた施業案変更のとき以外にも リスクアセスメントを実施しているか? Q 法令で定めた施業案変更のとき以外にも 事業を取り巻く環境の変化に応じて リスクアセスメントを行っているか リスクアセスメントを実施するに当たり 対象作業 作業場所に関する情報を入手しているか? Q リスクアセスメントを実施するに当たり 対象作業 作業場所に関し十分な情報を入手しているか 入手した情報から保安を害する要因 ( リスク ) について鉱山労働者を交えて特定しているか? 保安を害する要因 ( リスク ) の大きさを見積もる前 Q4 に 対象作業 作業場所に関し 危険性又は有害性 ( ハザード : リスクの潜在的な源のこと ) を十分に特定しているか この過程に 関係する鉱山労働者が参画しているか 特定したリスクの大きさについて鉱山労働者を交えて見積もっているか? 特定したすべての危険性又は有害性によって生ず Q5 るおそれのある危害や鉱害について リスクの大きさを客観的に見積もっているか この過程に 関係する鉱山労働者が参画しているか 見積られたリスクに対して 優先度を設定するとともに リスク低減措置を検討しているか? Q6 それぞれ見積られたリスクに基づいて リスク低減の優先度を設定するとともに具体的かつ適正なリスク低減措置を検討しているか リスク低減措置を設定した優先度に従い実施し その実施状況を確認しているか? Q7 リスク低減措置を設定した優先度に従い適切に実施しているか その状況について確認を行っているか 実施したリスク低減措置による効果を評価しているか? Q8 実施したリスク低減措置が保安確保のために予定した効果を発現しているか その内容について評価を行っているか 実施したリスク低減措置の評価結果に基づき 見直しを行っているか? Q9 実施したリスク低減措置の評価結果等に基づき 適切な見直しを行っているか 表.. 新 現チェックリスト結果詳細 (1/) 鉱山 A 鉱山 B 鉱山 C 鉱山 D 鉱山 E 鉱山 F 鉱山 G 青い網掛け ( 評価点減 ) 及び緑の網掛け ( 評価点増 ) は 現チェックリストと新チェックリストで評価点に変化が現れた部分 鉱山 H 18

25 表.. 新 現チェックリスト結果詳細 (/) Q 上段 : 新チェックリスト 下段 : 現チェックリスト Ⅱ 鉱山保安マネジメントシステムに関する質問 鉱山 A 鉱山 B 鉱山 C 鉱山 D 鉱山 E 鉱山 F 鉱山 G 鉱山 H 経営トップは 保安方針を表明しているか? Q10 経営トップは保安方針を定め これを表明しているか 保安方針について 鉱山労働者に浸透するよう取り組んでいるか? 1 Q11 保安方針について 鉱山労働者に浸透するような仕 組みになっているか又はそのための取組を行っているか Q1 Q1 保安目標を設定しているか? 保安目標を達成するために十分な環境整備が行われているか? 保安目標設定を適切に設定しているか 保安目標を達成するために十分な環境整備が行われているか 経営トップは 保安目標の達成が自らの責務であることを認識しているか? Q14 経営トップは 保安目標の達成が自らの責務である ことを認識しているか また このことを鉱山労働者にも認識させているか Q15 Q16 Q17 Q18 Q19 保安目標を達成するために 保安計画 ( 年間計画 ) を策定していますか? 保安計画の各取組に対して目標 ( 期待される効果等 ) を検討しているか? 保安計画が現場の鉱山労働者まで浸透し 一丸となって実行されるような仕組みになっているか? 保安計画は その取組が予定どおり実施されているかチェックできるようになっていますか? 保安計画を実行し その進捗状況を定期的に確認し その結果を反映しているか? 1 1 保安目標を達成するために 保安計画 ( 年間計画 ) を策定しているか 保安計画の取組について 計画段階でその取組によって期待される効果を検討しているか 保安計画が現場の鉱山労働者まで浸透し 一丸となって実行されるような仕組みになっているか 保安計画は その取組が予定どおり実施されているかチェックできるようなものになっているか 保安計画を実行し その進捗状況を定期的に確認し その結果を反映しているか 保安目標 ( 保安計画 ) について振り返り ( 評価 改善 ) を行っているか? 保安目標 ( 保安計画 ) の達成 ( 実施 ) 状況について Q0 適切に評価を行い 達成 ( 実施 ) できなかった場合 原因を調査し改善等を実施しているか また その ための仕組みがあるか 青い網掛け ( 評価点減 ) 及び緑の網掛け ( 評価点増 ) は 現チェックリストと新チェックリストで評価点に変化が現れた部分 19

26 .. ヒアリング調査の実施さらに アンケート調査や提供を受けた資料では回答や内容の正確な把握が困難と思われる項目については ヒアリング調査を実施した 今回現地調査の対象である鉱山は全て 全て現チェックリストによる評価点が 9 割以上であり 鉱山保安 MSの本格導入鉱山に位置付けられている 一方 新チェックリストによる回答結果 ( 評価点 ) では 表.. に示すとおり いくつかの設問において評価点が下がる結果となっている この点 新チェックリストの改善に繋がる要素となり得るため 回答結果の確認と改善に関する議論もヒアリング調査に含めた 設問に対してチェックが付けられなかった ( 設問内容に該当しないと回答者が判断した ) 背景として 主に以下の 点に大別できる 1 設問の表現がやや限定的に思えるため 受け取り方によっては必ずしも取組内容が合致しない ヒアリングで聴取した意見の例 : 概ね鉱山労働者全員が説明できる 鉱山労働者に 保安計画等の理解を確認し 入構者に教育等 日々の活動を通じ周知や 理解に関する署名を行う取り組みを行っているが 説明できる かは確認していない 概ね の程度が不明である ~ときに 概ねリスクアセスメントを行っている リスクアセスメントは定期的あるいはヒヤリハット事例が発生した場合に実施しており 機械設備等の経年劣化や鉱山労働者の入れ替わりの時期には実施しない リスクアセスメントの結果の例が記載されている資料( 例 : リスクアセスメント50 選等 ) からの情報を入手 リスクアセスメント50 選 は参照していない 災害情報を活用し 自社の鉱山にあてはめリスクアセスメントを実施しているが 他鉱山のリスクアセスメントについては参考にしていない リスク低減措置を実施し 実施した直後に状況確認している 全て~している 等 許容できるリスクあるいはリスクが低く優先順位が低い低減措置については 低減措置を講じないあるいは直後に効果を確認しない 問われている取組 ( 目標 ( 値 ) の設定や文書の保存等 ) を実施していない場合がある 全てではない可能性がある 保安目標を達成するため 十分な人材及び資金の確保に努めている 0

27 十分かどうかの判断基準が不明瞭 経営トップ はどのような立場の者を指すか ヒアリングで聴取した意見の例 : 比較的企業が大きい場合 ( 今回は 1000 人以上鉱山が 6 鉱山 ) 代表者 社長 が実際に現場社員に口頭で表明することは難しい 実際は社長がすべきこと 次長本部長や保安統括者が実施すべきこと 鉱場長やライントップがすべきことが明確となっており 経営トップが という設問に対して チェックの対象とならない場合がある 経営トップ の定義が必要である 設問の表現がやや不明確に思えるため 取組が該当するか判断できない ヒアリングで聴取した意見の例 : 保安計画に関する設問で 保安措置の計画内容を説明できる 説明できる立場が誰かが示されていない 全員が集まる機会に 短時間でも保安方針を伝えている ~ 交代制の場合に 全員が集まる機会がない その他 以下のような意見が挙げられた 新チェックリストの特徴について 現チェックリストの 設問 に加え 判定チェック項目 が追記されたことにより 自社で できているところ と できていないところ が明確になると考える できている/ できていない 形式の設問は 悩まずに回答することができ 設問数が多くても回答時間は短くなると考える 高いレベルの要求があるという印象を持った 新チェックリストの改善点について 両括弧書きで説明するのは良くない 調べるのに時間を要する 判定チェック項目に該当するかどうかのレベルが分かりづらい 教育に関する設問があっても良いと思う 教育に関するものがあれば 来年の教育計画を立てる際に 役立つと思う 構成について リスクアセスメントとマネジメントシステムを分けて質問する必要性が不明である 中規模以下の鉱山では アンケート内容を理解し 各設問に答えるのは困難であ 1

28 ると思う これまでのアンケートが妥当なのではないか 内部監査について設問があったが 10 人 0 人程度の小規模 零細鉱山では 内部監査までは手が回らないと思う 表.. に 新チェックリストの各設問の回答 回答結果 ( チェックの有無 ) に関するヒ アリング結果等を示す

29 表.. 新チェックリストの各設問の回答 回答結果 ( チェックの有無 ) に関するヒアリング結果等一覧 (1/8) 質問 判定チェック項目 ヒアリングにおけるコメント A 鉱山 B 鉱山 C 鉱山 D 鉱山 E 鉱山 F 鉱山 G 鉱山 H 鉱山 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 Ⅰ リスクアセスメントに関する質問 1. リスクアセスメントの重要性を口頭で表明している. リスクアセスメントの重要性を文書 ( 例 : 紙又は電子媒体 ) で表明している ( 議事録 メモ等でも可 )< ガイドブック P1 をご覧ください >. リスクアセスメントの重要性に加え これを推進するための経営資源 ( 組織 予算等 ) についても表明し整備している 4. リスクアセスメントの実施方法等必要な教育を実施している ( 教育内容の記録必須 ) <A> ( 経営トップについて ) 経営トップを誰にとらえるかで答えが変わる 捉え方によって回答が変わる 実態は 点であるがチェックリストをやったら 点になることもある 統括する者 などに言い方を変えたほうがいい または解説に誰のことなのかを記載してほしい (No.5 について ) 内部監査で現場の全員にヒアリングを行っている 保安管理者から全員に周知させており どのくらい理解しているかを確認している 全員がすらすらと説明ができるわけではないが理解をしているという意味でチェックをつけた <B> (No5 について ) 年度初めに周知を全従業員に対して行う 朝のミーティング時に全体の 6 割くらいに説明し 残りの 4 割に対してはこちらから出向いて説明をしている ポケットカードに HSE 重点目標などを記載してあり 全員が答えられるようにカードを配布している A 鉱山と同じように班ごとに順番に確認を行っている ( 経営トップについて ) 社長に代わって説明しているというイメージで回答した 社長が全工場を環待っているとなれば違う 経営トップ を 保安統括者 等の表現に変えると答えやすくなり 問題も明確になるのではないか <C> とはすらすら言えるということなのか疑問である 作業前に許可書を記載し作業をしているため 理解できていると受け止めている 理解できているであればチェックをつけることができる と感じている 伝わっているか直接確認することはない <D> Q1 経営トップは 鉱山労働者に対し自らの意思としてリスクアセスメントの重要性を表明し これを推進するための経営資源 ( 組織 予算等 ) を整備しているか する等 周知していることから チェックした ただし 全員がそれを見ずに説明できるかは 確認していない として リスクアセスメントの重要性について説明を行っているのが 事業所所長である保安統括者になるので 経営トップが表明しているというのは 当社の感覚としては異なる <E> (No5 について )1 年間の振り返りは行っている 社内のなかで自由に見えるようにしている また 全員に説明するようにはしている 欠席者のフォローもあり全員に伝えるような仕組みはある 様々な場面で発信は行っているが一人一人に説明ができるかどうかの確認は行っていない 受け取り手が理解しているかはわからないためチェックをつけていない <F> 1 い等から チェックを入れていない 5. 経営トップの表明内容を概ね鉱山労働者全員が説明できる 営トップの位置づけがあいまいであると考える <G> (No について ) 表明 の表現が引っかかった 何を聞きたいのか 整備していることを聞きたいのか 表明していることを聞きたいのか どこまでやっていたらチェックがつくのかわからない 安全のためにいくら用意するとか決まっている訳ではない 投入している であればチェックがつく (No5 について ) 趣旨はわかっているという感覚がある 急に聞かれた際にすぐ答えることができるや その通りに答えないといけないとなるとそうではない どこに貼られているか等はわかっている <H> ジでいいのか リスクの洗い出しは行っている 常に口頭ではしていない RA という言い方ではないが 対策については繰り返し口頭で言っていた 最近は当たり前のことになっている ない 員ではない テストをした結果 判断した Q 法令で定めた施業案変更のとき以外にも リスクアセスメントを実施しているか? 1. リスクレベルが高いと思われる事象について定期的に話し合いを実施し 記録 ( 例 : 紙又は電子媒体 ) し 保存している ( 議事録 メモ等でも可 ). 解説 に記載されている機会にリスクアセスメントを実施することを概ね規定している < ガイドブック P をご覧ください >. 解説 に記載されている 操業条件山労働者の入れ替わり時期では 入構者教育等の教育は実施しているが 新たなリスクアセスメントは実施していない 等に変化が生じるとき に概ねリスクアセスメントを行っている 4. 解説 に記載されている 保安確保措置等に不具合が生じ 又は生ずるおそれのあるとき に概ねリスクアセスメントを行っている <A> (No.5 について ) ヒヤリハットがあった際と 新しい設備がきた際には行っている また四半期に 1 回 残存リスクの確認をしている また新たなヒヤリハットが発生していないかの確認も行っている 一定期間後に実施しているのでチェックしたが 機器の経年劣化時 労働者の入れ替わり時には特に実施していない <B> (No5 について ) 非定常作業 新規工事 ヒヤリハットなどの事象が発生した場合に行っている 新規工事 変更工事がなければ環境が変わる要素がない その都度でやればできているという概念になっている <C> 的にはやっていない 一定の期間を定めている訳ではないためチェックがつかなかった <D> <E> (No5 について ) 一定の期間の解釈の問題 老朽設備等は故障解析でやっている 老朽設備を網羅的に全てやっているわけではない <F> 劣化等に関する RA の手順は確立していない このため 本設問にはチェックを入れていない 経年劣化等による設備更新は RA 実施の理由となるが 経年劣化は RA 実施の直接の理由にはならないのではないかと考える <H> 毎日変わるため 時間がなく現況調査止まり 5. 解説 に記載されている その他 前回の調査等から一定の期間が経過書類を作っている間に事故があるかもしれない 知識がある管理者が書類を作成している際に現場はどうなのかというところ RAまでできないといし 機械設備等の経年劣化 鉱山労うのが現状である 働者の入れ替わり等に伴う保安上の知識経験の変化 新たな鉱山保安に係る知見の集積等があったとき に 概ねリスクアセスメントを行っている ( 本チェック項目 5 については 近年 年程度の期間で振り返るのが望ましい )

30 表.. 新チェックリストの各設問の回答 回答結果 ( チェックの有無 ) に関するヒアリング結果等一覧 (/8) 質問 判定チェック項目 ヒアリングにおけるコメント A 鉱山 B 鉱山 C 鉱山 D 鉱山 E 鉱山 F 鉱山 G 鉱山 H 鉱山 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 Ⅰ リスクアセスメントに関する質問 Q 1. 鉱山労働者から情報を入手している. リスクアセスメントの結果の例が記載されている資料 ( 例 : リスクアセスメント 50 選等 ) から情報を入手している < ガイドブック P4 をご覧ください >< リスクアセスメント 50 選 P15~ (P8 の Q4 Q5) をご覧ください > リスクアセスメントを実施するに当たり 対象作業 作業場所に関する情報を. 日頃の安全活動 ( 例 : ヒヤリハットや入手しているか? 危険予知活動の事例 安全パトロール等 ) から情報を入手している <A> (No. について ) 監督部のほうから何か事故が起こるとお知らせが届くようになっている 業種で起こりうる可能性があるものに関しては取り組んでいる リスクアセスメントの結果の例 という表現が良くない 事例を先行して周知するようにしている <B> (No について ) 現場に来た段階ではリスクアセスメント 50 選からピックアップしたものか不明である リスクアセスメントではなく災害事例を参考にし 自分たちに置き換えて対策を考えるようにしている <C> クがつかなかった <D> 災害事例を自由に閲覧できるようにしている <H> 社内で保管している情報 ( 例 : 作業手順書 地質図 柱状図 類似災害情報 保安規程等 ) から情報を入手している 5. 非定常作業についても 危険情報が抜け落ちないように留意している - Q4 入手した情報から保安を害する要因 ( リスク ) について鉱山労働者を交えて特定しているか? 1. 特定に当たっては 作業内容を詳しく把握している鉱山労働者が参画している < リスクアセスメント 50 選 P7 の Q をご覧ください >. 危険性又は有害性 ( ハザード : リスクの潜在的な源のこと ) の特定は 概ね 解説 に記載されているような手順で行っている < ガイドブック P1~ 14 POINT をご覧ください >. 特定した危険性又は有害性を記録し 保存している 4. 特定に当たっては 鉱山労働者の疲労等 ( 例えば 単調作業の連続による集中力の欠如や深夜労働による居眠り 高年齢労働者の身体機能低下など ) により 災害が発生する可能性や罹災の重篤度が高まることを考慮している <A> (No.4 について ) 健康管理 就業管理ともにマニュアルがあり 健康管理を十分に行い 疲労の状況を把握しており 該当しない そもそも単調作業などはない 設問の意図が分かりづらい 例えば 深夜作業についても 危険な作業は必要最小限にしている 深夜にやらなくてもいいような作業は昼間にやっている <B> (No4 について ) 労働時間について総務がチェックしている やっていないというよりは当てはまらない 健康管理の推進 がプログラムの中に入っていて 毎月チェックするようになっている <C> <E> (No5 について ) 些細なことでも該当すると考えた 経験があるリスクは特定している 非常時作業は基本やっているが緊急はやっていない 概ね特定しているであればチェックがつく <F> 連続勤務時間の上限等は定めており 本設問の要求に該当するならば チェックを入れることができる いずれにしても 問う同社の疲労等 の意味が不明瞭と考える <G> (No4 について ) 一つ一つの作業に対して 細かく考えたりはしない またここでいう単調作業はない 体調面などは朝礼で確認をすることになっている 非定常作業のリスクについても特定している - - <C> 1. リスクの大きさの見積もりにあたっては 作業内容を詳しく把握している鉱体で決めているためチェックをつけることができない 山労働者を交えてリスクの大きさを話 <E> し合っている <リスクアセスメント50 (No5について) 些細なことでも該当すると考えた 経験があるリスクは特定している 非常時作業は基本やっているが緊急はやっていない 概選 P10~11 のQ7~9 をご覧ください ね特定しているであればチェックがつく > <H>. リスク見積もりの結果を記録し 保存している うことが分かれば良いのかなと思う それぞれチェックの点に差はあるかもしれないが 危険ということが分かれば良い している 意思決定がしにくい場合 に引っかかった Q5. 見積基準を作成しリスクの大きさを特定したリスクの大きさに見積もっている ついて鉱山労働者を交えて見積もっているか? 4. 見積りした値がばらついた時は 見積り基準を再確認するとともに 鉱山労働者の意見を聞いて合意した意見となるよう調整している < ガイドブック P15 をご覧ください > - 5. 見積基準を評価し 対策すべきリスクの優先順位の意思決定がしにくい場合には 見直している

31 表.. 新チェックリストの各設問の回答 回答結果 ( チェックの有無 ) に関するヒアリング結果等一覧 (/8) 質問 判定チェック項目 ヒアリングにおけるコメント A 鉱山 B 鉱山 C 鉱山 D 鉱山 E 鉱山 F 鉱山 G 鉱山 H 鉱山 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 Ⅰ リスクアセスメントに関する質問 1. 見積もられたリスクから話し合いで <C> 優先度の設定 リスク低減措置を検討している <ガイドブックP16,1 をご覧 <E> ください ><リスクアセスメント50 選 (No4について) 不十分であると感じた 評価シートに関しても 自分たちに甘い評価を行っている そういうものについては書式の中で誘導が必 P11~1 のQ9~11 をご覧ください 要と考えている 各部門から上がってきたものはすべてチェックしている 他部門を含め必要なものはやっている 形としてはできているかもしれな > いが不十分と感じたためチェックをつけていない. 優先度の設定 リスク低減措置の検討結果を記録し 保存している Q6. リスク低減措置の検討にあたっては 作業内容を詳しく把握している鉱見積られたリスクに対し山労働者が参画している て 優先度を設定するとと もに リスク低減措置を検討しているか? 4. 常に以下の優先順位を踏まえて措置内容を検討している ( 優先順位 )1 本質的対策 工学的対策 管理的対策 4 個人用保護具の使用 < ガイドブック P1 をご覧ください > - 5. 経営トップがリスク低減措置に対して十分に合理的な判断 ( 例 : 高コストの措置承認もしくはリスク保有など ) をしている - Q7 リスク低減措置を設定した優先度に従い実施し その実施状況を確認しているか? 1. リスク低減措置を優先度に従い実施している. リスク低減措置を優先度に従い実施し記録し 保存している < ガイドブック P7 をご覧ください >< リスクアセスメント 50 選 P1 の Q1 をご覧ください >. 計画表などを作成し 実施時期を決めてリスク低減措置を実施し 実施した直後に状況確認している <C> テムが社内にある <E> <G> (No5 について ) 対策をした後に確認しそのあと 一定期間たったあとに確認することはない <H> 果はすぐ出てくるので一定期間は置かない 不具合があればその際に対策している 確認担当者 ( 例 : 保安管理者 保安統括者 ) を決めて実施状況を確認している 5. 上記 に加え リスク低減措置の実施から一定期間経過後 ( 例 : 四半期に 1 回 ) にも状況確認している

32 表.. 新チェックリストの各設問の回答 回答結果 ( チェックの有無 ) に関するヒアリング結果等一覧 (4/8) 質問 判定チェック項目 ヒアリングにおけるコメント A 鉱山 B 鉱山 C 鉱山 D 鉱山 E 鉱山 F 鉱山 G 鉱山 H 鉱山 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 Ⅰ リスクアセスメントに関する質問 Q8 実施したリスク低減措置による効果を評価しているか? 1. リスク低減措置の実施後に話し合いで効果を評価している. リスク低減措置の評価結果を記録し 保存している < ガイドブック P7 をご覧ください >< リスクアセスメント 50 選 P1 の Q1 をご覧ください >. 評価の実施時期を事前に決めて評価している <A> (No.について) 進捗状況の確認はする 評価の時期は決めていない ルールとして決めていないためチェックを入れていない 設問が答えづらい 事前に という表現が引っかかる <B> (Noについて) 評価はしている リスクがあるものは記録している 全て記録取っているかとなるとそれは違う また ガイドブックを参照すると弊社での取り組みと異なった取り組みになっていることから チェックしなかった <C> る また話し合いというのはどこまでを指すのか 一声かけるといったように 時間をかけていなくても話し合いになるのか 参加できる人はするようにしている <E> 発現されるのは これをやったからと言ってすぐにはわからない 効果があったのかないのかは何かあった時に分かるもの 評価を行う担当者を事前に決めて評価している しては残っていない <G> 5. リスク低減措置を実施しても 残留 (Noについて) 対策をした日に評価はしている 事故が起こった際は対策をし評価を必ずしている 事前に を勘違いしてしまうのではないか するもしくは新たに発生するリスクにつ (No5について) リスクが残ってしまうものは確認をし 周知している 残留リスクとして発破などが存在する 新たに発生するリスク に引っかいて評価している <ガイドブックかってしまった P7 6> <C> 1. 評価結果から リスク低減措置が適切であったか さらなる改善が必要かどうか話し合っている <E> 後評価を行っていないものもある 全てについて話し合ってはいないことから チェックしなかった Q9. リスク低減措置の見直し結果を記録し 保存している < ガイドブック P7 をご覧ください >< リスクアセスメント 50 選 P1 の Q1 をご覧ください > 実施したリスク低減措置. 残留リスクがより小さくなるような見の評価結果に基づき 見直し ( 例 : 管理的対策から工学的対策直しを行っているか? への見直し ) 又は リスクを保有する判断を行っている <ガイドブックP7 をご覧ください > <F> 場長 を想定して回答した 経営トップ という用語は 設問ごとに内容に応じて変更した方がよいと考える <G> (Q8 9 に対して ) つの質問はセットのような質問に感じる (No について ) リスクが減ったか残っているかという判断はしている より小さくなるような見直し に引っかかった 残留リスクや保有したリスクを鉱山労働者に周知し 必要な保安教育を行う等の暫定措置を実施した上で リスクを継続的に監視している 5. 経営トップがリスク低減措置の見直し結果を確認するとともに その結果を踏まえ 必要に応じて保安規程や作業手順書等に反映している - - 6

33 表.. 新チェックリストの各設問の回答 回答結果 ( チェックの有無 ) に関するヒアリング結果等一覧 (5/8) 質問 判定チェック項目 ヒアリングにおけるコメント A 鉱山 B 鉱山 C 鉱山 D 鉱山 E 鉱山 F 鉱山 G 鉱山 H 鉱山 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 Ⅱ 鉱山保安マネジメントシステムに関する質問 Q10 経営トップは 保安方針を表明しているか? 1. 保安方針を口頭で表明している < ガイドブック P1 をご覧ください >. 保安方針を文書 ( 例 : 紙又は電子媒体 ) で表明している. 保安方針の表明内容を概ね鉱山労働者全員が説明できる 4. 表明した保安方針には 経営資源を投入することが含まれている 5. 表明した保安方針には 概ね 次の事項の内容が含まれている 危害及び鉱害の防止を図ること 鉱山労働者の協力のもと 保安活動を実施すること 法又はこれに基づく命令 保安規程等を遵守すること 鉱山保安マネジメントシステムに従って行う措置を適切に実施すること <A> (No.1 について ) 当社の社長は 全鉱山労働者へ年に 1 回メールでの表明の配信は行っているが 必ずしも口頭で説明している訳ではない 経営トップ を 保安管理者 などに言い変えたほうが良いのではないか 経営トップをどこまでで認識したら良いのわからない (No.5 について ) 概ね をどこまでを言うのかわからない <E> (No.4 について ) 保安に対して経営資源を投入しているが 表明した保安方針には明記していない <F> る <G> (No4 について )Q1 の No もであるが どのような答えであればチェックがつくのか不明である <H> とで検証したら違った 自分たちの状況を見て方針を作っていて それとは違う Q11 1. 全員が集まる機会に 短時間でも保安方針を伝えている < ガイドブック P1 をご覧ください >. 休憩所や玄関等 全員が目につく場所に保安方針を掲示している 保安方針について 鉱山労働者に浸透するよう取り組んでいるか?. 保安方針の策定背景を説明するなど工夫して周知している <E> 分けて実施している 回機会を設けているが 参加できないものもいる その場合は 別途上司が説明することとしている - (No4について) ポケットカードのようなものは 用意していない <G> (Noについて) 会社の目標があり それを基に部署ごとの目標を作成している どちらも掲示はしている 保安方針の背景を改めて説明はしていない 質問で何が聞きたいのか不明である (No4について) ポケットカードはないが ヘルメットに 原則を書いている これでチェックができるのか確認したい ( ポケットカードについて ) 作成してもあまり意味がないように感じる 持っていろと言われたため持っているとなりそうである 重要なものを重要な所に貼れば良いのではないか <H> 表明した保安方針を記載した 安全に関する手帳 や ポケットカード などを鉱山労働者が所持している 保安方針を実現させるための取組を議論する社内体制がある 1. 保安目標を文書 ( 例 : 紙又は電子媒体 ) で設定している < ガイドブック P19 をご覧ください > <C> 見を諮っているというようにとらえた <D>. 保安目標は 達成の度合いを客観 <E> 的に評価できるよう 可能な限り定量的なものとなっている ( 車両系鉱山調査結果を踏まえた保安目標ではない 機械の墜落災害ゼロ など ) <F> Q1 保安目標を設定しているか?. 前年等過去の保安目標の達成状況を踏まえて 保安目標を設定している め 従業員の意見を反映している であれば チェックが入る 設問に 保安委員会 等の固有名詞が含まれていることに違和感を覚える <G> (No4 について ) リスクアセスメントに限定はしていない あくまでも全社のものは変えずに部内の目標を変えている 4. リスクアセスメントの調査結果を踏まえて 保安目標を設定している 保安目標の設定に当たり 保安委員会又は鉱山労働者代表の意見を反映している - - 7

34 表.. 新チェックリストの各設問の回答 回答結果 ( チェックの有無 ) に関するヒアリング結果等一覧 (6/8) 質問 判定チェック項目 ヒアリングにおけるコメント A 鉱山 B 鉱山 C 鉱山 D 鉱山 E 鉱山 F 鉱山 G 鉱山 H 鉱山 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 Ⅱ 鉱山保安マネジメントシステムに関する質問 Q1 保安目標を達成するために十分な環境整備が行われているか? 1. 保安目標を達成するため 十分な人材及び資金の確保に努めている < ガイドブック P をご覧ください >. 保安目標を達成するための組織 役割及び責任が明確になっている. 鉱山労働者への必要な保安教育が行われている <C> <D> <E> (No1 について ) 保安計画措置はあるが 説明できるというのが引っかかる また誰が説明できればよいのか <G> (No1 について ) 十分な の度合いが不明であるためチェックがつかなかった - 4. 鉱山マネジメントシステムを運用するに当たって保安委員会又は 鉱山労働者代表等の意見を活用している - 5. 実施した保安教育等は記録し 保存している Q14 1. 経営トップは 定期的に現場を巡視している. 経営トップは 現場の鉱山労働者とコミュニケーションを積極的に行っている. 経営トップは 現場を重視し鉱山労働者の意見をくみ上げ 保安目標の達成に努めている 経営トップは 保安目標の達成が自らの責務であることを認識しているか? 4. 経営トップは 保安目標を口頭 文書 ( 例 : 紙又は電子媒体 ) により直接鉱山労働者に周知している <ガイドブックP4 をご覧ください > <C> のではないか <E> (No1について) 保安計画を振り返った箇所は触れているが 記録が必要なのか それを整理した文章がない 文章化まで求めているのか <G> (Noについて) 全部に直接やるというのは難しい 保安パトロールというものがある そのレベルでいいのか 積極的な の度合いが不明である どのくらいやっていればチェックがつくのか (Noについて) 鉱山労働者の意見から即対策をしたということがある 要望をいちいち経営トップまで報告せずにマネージャーなどで対応すること もある そなため労働者の意見の意見のくみ上げは行っている こういうことでもよいのか 表現が抽象的であるように感じる <H> 保安目標は ポスターなどの掲示若しくは備付又は事業者内コンピュータネットワークで掲示する等いつでも閲覧可能な状態であることを経営トップが確認している - <C> 1. 当該年度に行う予定の保安措置の計画内容を説明できる <E> -. 保安計画は 目標を達成するため 1 リスクアセスメントの結果 過去における保安計画の実施状況 保 安目標の達成状況等に基づき 1 年等の期間を限り 保安計画 ( 文書によるものに限る 以下同じ ) を作成している < ガイドブック P17 1~ 8~ 41 をご覧ください > <G> (No5 について ) 保安計画には記載していない <H> 計画通りにはいかない 現場の状況を見ながらやっている 大がかりな通しは事前に計画してやる 確保している であればチェックがつく 作成者の意図は取れない Q15 保安目標を達成するために 保安計画 ( 年間計画 ). 保安計画の作成には 保安委員会を策定していますか? 又は鉱山労働者代表の意見を反映している - 4. 保安計画には 保安目標を達成するための重点事項 ( 重点事項を定めた場合 ) 及び 具体的な実施事項 日程 担当部署 ( 担当者 ) について定めている < ガイドブック P8~9 をご覧ください > 5. 保安計画には計画を実行するために必要な予算を含めている < ガイドブック P P40~41 経営資源の欄をご覧ください > - - 8

35 表.. 新チェックリストの各設問の回答 回答結果 ( チェックの有無 ) に関するヒアリング結果等一覧 (7/8) 質問 判定チェック項目 ヒアリングにおけるコメント A 鉱山 B 鉱山 C 鉱山 D 鉱山 E 鉱山 F 鉱山 G 鉱山 H 鉱山 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 Ⅱ 鉱山保安マネジメントシステムに関する質問 Q16 保安計画の各取組に対して目標 ( 期待される効果等 ) を検討しているか? 1. 保安計画には 取組を行うことが目 <A> 的化しないよう1 取組 ( 手段 ) と 期待 (No.について)PDCAで確認を行っている 設問が答えづらい 効果も見えるものと見えないものがある 効果を確認しているか なら答えられされる効果 ( 例 : 危険軽視による墜落る 転落の防止 ( 保安教育の場合 )) を検 (No.4について) 設問の目的がわかりずらい 解釈によって異なるかなと 討している <ガイドブックP1 8~ <C> 9 の 期待する効果 をご覧ください > <D>. 保安計画の各取組に対して 目標 ( 値 )( 実施回数や実施人数等 ) がすべて検討されている <ガイドブック P8~9 の 目標 ( 値 ) をご覧くださ い >. 保安計画の各取組に対して 期待される効果がすべて検討されている 4. 保安計画の各取組に対する期待される効果及び目標 ( 値 ) が文書 ( 例 : 紙又は電子媒体 ) として存在している <E> (No1 について ) すべての取り組みに対して効果が明確化しているわけではない (No について ) 回数や人数が決まっていない取組もある 人数が急きょ変動することもある <F> されているので 効果 = 目的 としてとらえたが 計画の中に目的を記載する欄がないため チェックを入れていない <G> (No5 について ) 会社の目標や方針は変わらない その下にある実施計画が部署ごとで議論し決定している 保安計画の各取組に対する目標は保安委員会又は鉱山労働者代表の意見を反映している - - <C> 1. 保安計画が現場の鉱山労働者まで浸透するためミーティングでの進捗状 <D> 況報告や掲示 又は表彰するなどの工夫をしている <ガイドブックP4 計 <E> 画の実施に関する工夫 留意点. 工 (No5について) マニュアルにはしていない 夫を浸透させる工夫をご覧ください > <F> - Q17 保安計画が現場の鉱山労働者まで浸透し 一丸となって実行されるような仕組みになっているか?. 保安計画に基づく活動等を実施するに当たっての具体的内容の決定方法 経費の執行方法等保安計画を適切かつ継続的に実施する手順 ( 口頭による取り決めでも良い ) を定めている < ガイドブック P1~>. 上記. の手順 ( 口頭による取り決めでも良い ) を鉱山労働者に周知する手順 ( 口頭による取り決めでも良い ) を定め 鉱山労働者に周知している こと等からチェックを入れていない 計画の位置づけの問題と考える <G> (No4 について ) 設問がわかりずらく 保安計画の実施にあたり が気になった 全体は保安委員会で行っているがそのあとはブレイクダウンしている 実施しているのは部署ごとである 保安計画の実施に当たり 保安委員会又は鉱山労働者代表の意見を反映している 保安委員会又は鉱山労働者代表の意見を反映する手順 ( 方法 マニュアル ) を定めている Q18 保安計画は その取組が予定どおり実施されているかチェックできるようになっていますか? 1. 取組の実施状況について誰がチェックするか明らかになっている. 保安計画に定めた実施内容が計画通り実施されているか チェックできる様式になっている ( 例 : 計画と実績に分けて毎月進捗状況を確認できる様式 )< ガイドブック P~ 7 8~ 9 の D( 年間スケジュール ) の欄をご覧ください >. 保安計画に定めた実施内容 ( 例 : 誰が いつまでに 何をどの程度 ) をチェックできる様式になっている < ガイドブック P8~9 の C( 評価 ) の欄をご覧ください > <E> (No.4 について ) 保安計画の取組状況は 議題に挙がっているが 審議事項ではない また この議論については 議事録で全員確認することが可能である ( 審議事項という表現が 意思決定を意味していると認識してとらえられている ) <F> <G> (No5 について ) 内部監査はなく パトロールはある 内部監査とはどのような取り組みのことを指すのか <H> いる それを保安委員会と称している 保安についての取組は毎月 1 日の朝礼時に振り返りを行っている 改まって保安会議という形式上のものはやっていない 人数的に問題もある 小規模の仕組みになっている 4. 保安計画の取組状況について 保安委員会等の会議の審議事項に入れ チェックできるようにしている 内部監査やそれに準ずる取組で計画状況をチェックできるようにしている - - 9

36 表.. 新チェックリストの各設問の回答 回答結果 ( チェックの有無 ) に関するヒアリング結果等一覧 (8/8) 質問 判定チェック項目 ヒアリングにおけるコメント A 鉱山 B 鉱山 C 鉱山 D 鉱山 E 鉱山 F 鉱山 G 鉱山 H 鉱山 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 Ⅱ 鉱山保安マネジメントシステムに関する質問 1. 取組の実施状況について決められた担当者が確認し反映している <E> には疑問であり チェックしなかった Q19 保安計画を実行し その進捗状況を定期的に確認し その結果を反映しているか?. 保安計画に定めた実施内容 ( 例 : 誰 <F> が いつまでに 何をどの程度 ) が計画どおり実施されているか確認し 反映している ( 例 : 計画と実績に分けて毎 <G> 月進捗状況を確認 )<ガイドブックP (No5について) 内部監査はなく パトロールはある 内部監査とはどのような取り組みのことを指すのか (Q18と同様) ~ 7 8~9 のD( 年間スケ <H> ジュール ) の欄をご覧ください >. 保安計画の実施状況等の点検及び改善を実施する手順が定められこの手順により実施している 保安計画の取組状況について 保安委員会等の会議の審議事項に入れ 確認し反映している 内部監査やそれに準ずる取組で計画状況を確認し反映している 1. 保安目標や保安計画について話し合いで 1 年を振り返り ( 評価 改善 ) を行っている <E> 報告を行っている それに基づいて議論している <F> - - Q0 保安目標 ( 保安計画 ) について振り返り ( 評価 改善 ) を行っているか?. 振り返り ( 評価 改善 ) を行い その結果を記録 ( 例 : 紙又は電子媒体 ) し 保存している. 保安計画の各取組の振り返り ( 評価 改善 ) が行われている ( パフォーマンス評価 )< ガイドブック P6~7 8~9 をご覧ください > 4. 鉱山保安 MS の仕組みについて保安委員会等の会議の審議事項に入れて振り返り ( 評価 改善 ) を行っている ( 有効性評価 )< ガイドブック P8 をご覧ください > <G> (No5 について ) 内部監査はなく パトロールはある 内部監査とはどのような取り組みのことを指すのか (Q18 と同様 ) <H> 内部監査やそれに準ずる取組を 事前に定めた間隔で実施し その結果を踏まえたマネジメントレビューによる振り返り ( 評価 改善 ) が行われている - - 0

37 .. 新チェックリスト の内容に関する検討委員会における意見 新チェックリスト の内容に関して 検討委員会で以下のような意見があった チェックリストは 大規模鉱山から中小零細規模鉱山に至るまで 同一の手法で運用すること自体に無理があると考えられる ヒアリング調査で寄せられた意見へは 解説 の内容を補筆することで対応が可能ではないか チェック項目の内容を具体的に書く あるいは例示を行うとそれ以外は該当しないと解釈されるのではないか 具体的な内容や例示と同等の取り組み内容でも該当することを 評価を行う前に説明する必要がある..4 新チェックリスト の修正案次ページ以降に 新チェックリストの各設問の回答 回答結果 ( チェックの有無 ) に関するヒアリング調査結果 検討委員会における意見を踏まえた 新チェックリスト の修正案を示す 1

38 はじめに ( チェックリスト活用の際の留意点 ) このチェックリストは 鉱山保安マネジメントシステムの構築状況を自己点検するためのものです 鉱山保安マネジメントシステムにおいて 第一段階の 十分なリスクアセスメントと保安確保措置の実施 評価 見直し と 第二段階の マネジメントシステム (PDCAを回す仕組み) の構築と有効化 の つのPDCAが 現在 どの程度回っているかを自己点検する際に活用してください 利用に当たっては 担当者の主観が入らないよう 鉱山全体の実態を客観的に捉え チェックするように努めることが重要です 例えば 担当者がチェックした後に そのチェックが適切かどうか 保安委員会や保安会議など 鉱山労働者等が多く集まる場で結果を説明し 意見を聞きながら確かめる方法などが考えられます 一方 自身の鉱山における取組内容が 判定チェック項目に該当するかどうか判断に迷う場合や 判定チェック項目には無いが Q の内容に関連した積極的な取組として評価されるべきものである場合もあります チェックリストは法令違反を摘発するためのものではなく 各鉱山が鉱山保安マネジメントシステムの構築状況を自己点検し 保安の確保に向けた更なる取組に活かすためのものですから 解説なども参考にしながら Qの趣旨を理解していただき チェック項目に該当するか否かある程度柔軟に判断していただきたいと思います また 実施内容の記入欄 も設けていますので 自由に記載していただき 鉱山内での確認や 国 ( 産業保安監督部 ) 担当者と相談する際に積極的に活用してください 用語の解説 経営トップリスクアセスメント保安方針 鉱山における方針および目標に関する最終的な責任を負う者であり 予算 人事権に関し権限を有する者を指します 本資料では潜在的な保安を害する要因を特定し 災害等が発生した場合の重大性と発生可能性の度合等によってリスクを見積もり それぞれのリスクに優先度を設定しリスク低減のための措置内容を検討することと定義付けています 改正鉱山保安法において 鉱業権者に対して義務として課された 現況調査 と同義です 経営トップが表明するものであり 自らの理念 哲学等に基づき保安に関する基本的な考え方を表明するものです また 表明した保安方針については 社内への掲示 文書の配布等により 鉱山労働者へ浸透させることが重要です

39 保安目標 保安計画 自らが達成すべきものとして定めた1 年後の到達点です ( 軽傷以上の災害ゼロ等 ) 保安目標を1 年後に達成するために 取組 ( 手段 ) の具体的内容を計画として定めたものです 鉱山の規模や操業形態等 各鉱山の実情に合わせて策定します

40 Ⅰ リスクアセスメント等に係る点検評価 [ チェックリスト Ⅰ] 1. リスクアセスメントに対する経営トップの責任表明 Q1: 経営トップは 鉱山労働者に対し自らの意思としてリスクアセスメントの重要性を 表明し これを推進するための経営資源 ( 組織 予算等 ) を整備しているか 判定チェック項目 該当する項目に を入れ その数に応じて判定してください 1. リスクアセスメントが重要であることを口頭で表明している. リスクアセスメントが重要であることを文書で表明している <ガイドブック P1 が参考になります >. リスクアセスメントの重要性の表明に加え これを推進するための経営資源についても整備している ( 経営資源とは 組織の編成 人員や予算の割り当てを指す ) 4. リスクアセスメントの実施方法等必要な教育を実施し 教育内容を記録している 5. 経営トップの表明内容を鉱山労働者が理解している 実施内容の記入欄 上記の項目に該当する可能性があるがチェックできるかどうか不明な取組内容や Qに関連して上記の項目以外に積極的に取り組んでいる事項等があれば自由に記載してください 判定 点適切に実施している ( 全て (5つ) の場合) 点実施しているが一部改善の余地あり (~4つ の場合) 1 点実施しているが大幅な改善が必要 (1~つ の場合) 0 点未実施 ( なしの場合) 4

41 上記判定結果を以下の管理表の 評価点 欄に記入してください 目標点と評価点の管理表 目標点評価点 解説 リスクアセスメントは 鉱山保安法令において 現況調査 が義務付けられたから行うのではなく 経営トップが自らの意志で保安向上のためにこれを実施することが有意義であると判断したものであることを 鉱山労働者に対し周知することが重要です リスクアセスメントの実施体制の整備にあたっては以下の点に注意することが望まれます 保安統括者又は保安管理者に実施を管理させること 保安委員会の活用等を通じ 鉱山労働者を参画させること 作業内容を詳しく把握している作業監督者等をリスクの特定 リスクの評価 リスク低減措置の検討に参画させること リスクアセスメントに必要な教育を実施することリスクアセスメントを実施する理由 ( メリット ) としては以下が考えられ 経営トップは これらのメリットを理解するとともに 鉱山労働者にも理解を促すことが望まれます 職場のリスクが明確になり 参加者の 危険 感受性も高まる 鉱山内にある複数リスクの中で何の対策を優先的に対応するかの意思決定がしやすい ( 保安計画の充実 経営資源の最適配分も図りやすい ) 残留リスクに対して なぜこの管理的対策をしなければならないのか の理由が明確になる ケガを負うのは鉱山労働者であり そもそも損害を被るのが誰なのかについても再認識しやすい 5

42 . リスクアセスメントの実施時期 Q: 法令で定めた施業案変更等のとき以外にも リスクアセスメントを実施している か? 判定チェック項目 該当する項目に を入れ その数に応じて判定してください 1. リスクレベルが高いと思われる事象について定期的に話し合いを実施し 議事録 メモ等の文書とし 保存している. 解説 に記載されているような機会にリスクアセスメントを実施することを概ね規定している <ガイドブック P が参考になります >. 解説 に記載されている 操業条件等に変化が生じるとき に概ねリスクアセスメントを行っている 4. 解説 に記載されている 保安確保措置等に不具合が生じ 又は生ずるおそれのあるとき に概ねリスクアセスメントを行っている 5. 解説 に記載されている その他 前回の調査等から一定の期間が経過したときや 明らかな機械設備等の経年劣化 大幅な鉱山労働者の入れ替わり等に伴う保安上の知識経験の変化 新たな鉱山保安に係る知見の集積等があったとき に 概ねリスクアセスメントを行っている あるいはリスクとして認識し対策を行っている ( 本チェック項目 5 については 近年 年程度の期間で振り返るのが望ましい ) 実施内容の記入欄 上記の項目に該当する可能性があるがチェックできるかどうか不明な取組内容や Qに関連して上記の項目以外に積極的に取り組んでいる事項等があれば自由に記載してください 判定 点適切に実施している ( 全て (5つ) の場合) 点実施しているが一部改善の余地あり (~4つ の場合) 1 点実施しているが大幅な改善が必要 (1~つ の場合) 0 点未実施 ( なしの場合) 6

43 上記判定結果を以下の管理表の 評価点 欄に記入してください 目標点と評価点の管理表 目標点評価点 解説 リスクアセスメントの実施に慣れていない初期の段階では 先ずは リスクアセスメントをやってみよう ということで 危ないと思われる作業 作業場所を対象として絞り込み できるところから評価を始めてみることをお勧めします 軌道に乗ってきたら 次のような機会にも行うようにしましょう 1 操業条件等に変化が生じるとき 採掘作業の進行により採掘切羽や鉱山道路等の変更が生じるとき 建設物 工作物その他の施設を設置し 移転し 変更し 又は解体するとき 機械 器具又は工作物を新たに採用し 又は変更するとき 材料 動力又は火気の取扱いを新たに採用し 又は変更するとき 使用方法又は作業方法若しくは作業手順を新たに採用し 又は変更するとき その他操業等に不具合が生じ 操業方法等の変更の必要性が生じたとき等 保安確保措置等に不具合が生じ 又は生ずるおそれのあるとき 巡視 点検 保安推進活動( ヒヤリハット 危険予知活動等 ) の結果から保安確保措置等に見直しの必要性が生じたとき 他鉱山における災害事例等から 自鉱山においても類似の事象が想定されるとき 鉱山保安関係法令の要求事項に対する不適合が認められたとき 又は法令の改正により規制が追加 変更されたとき 鉱業権者が講じるとした措置が適切に実施されているか確認し 講じた措置内容が有効か評価した結果 見直しの必要が生じたとき等 その他 その他 前回の調査等から一定の期間が経過したときや 明らかな機械設備等の経年劣化 大幅な鉱山労働者の入れ替わり等に伴う保安上の知識経験の変化 新たな鉱山保安に係る知見の集積等があったとき 7

44 . 情報の入手 Q: リスクアセスメントを実施するに当たり 対象作業 作業場所に関する情報を入手 しているか? 判定チェック項目 該当する項目に を入れ その数に応じて判定してください 1. 鉱山労働者から情報を入手している. リスクアセスメントの結果の例等が記載されている資料から情報を入手している ( 資料としては 例えば 自社及び他社でのリスクアセスメント事例やリスクアセスメント50 選 産業保安監督部から水平展開している事故情報等が挙げられます ) <ガイドブック P4 が参考になります > <リスクアセスメント 50 選 P15~ (P8 の Q4 Q5) が参考になります >. 日頃の安全活動を行い その中から情報を入手している ( 日頃の安全活動としては 例えば ヒヤリハットや危険予知活動や 安全パトロール等が挙げられます ) 4. 社内で保管している情報から情報を入手している ( 社内で保管している情報としては 例えば 作業手順書 地質図 柱状図 類似災害情報 保安規程等が挙げられます ) 5. 非定常作業についても 危険情報が抜け落ちないように留意している 実施内容の記入欄 上記の項目に該当する可能性があるがチェックできるかどうか不明な取組内容や Qに関連して上記の項目以外に積極的に取り組んでいる事項等があれば自由に記載してください 判定 点適切に実施している ( 全て (5つ) の場合) 点実施しているが一部改善の余地あり (~4つ の場合) 1 点実施しているが大幅な改善が必要 (1~つ の場合) 0 点未実施 ( なしの場合) 8

45 上記判定結果を以下の管理表の 評価点 欄に記入してください 目標点と評価点の管理表 目標点評価点 解説 大きなリスクから優先的に改善を行うために 作業現場や会社全体における危険性又は有害性に関する次のような具体的な資料をできるだけ多く収集する必要があります 入手すべき情報としては ヒヤリハットや危険予知活動の事例 安全パトロールの結果 類似災害情報等があり これらのうち必要な情報を鉱山労働者から報告させる仕組みが必要です その他 作業標準 作業手順書 作業環境測定結果 機械設備の仕様書やレイアウト 操作 ( 取扱 ) 説明書 各種マニュアル等 地質図や柱状図等の調査データ 等の情報も必要に応じて活用すると良いでしょう 作業標準等が定められていない機械設備等の保守点検作業や補修作業等の非定常作業についても 危険情報が抜け落ちることのないよう 留意する必要があります 9

46 4. リスクの特定と鉱山労働者の参画 Q4: 入手した情報から保安を害する要因 ( リスク ) について鉱山労働者を交えて特定し ているか? 判定チェック項目 該当する項目に を入れ その数に応じて判定してください 1. 危険性又は有害性の特定に当たっては 作業内容を詳しく把握している鉱山労働者が参画している <リスクアセスメント 50 選 P7 の Q が参考になります >. 危険性又は有害性の特定は 概ね 解説 に記載されているような手順で行っている <ガイドブック P1~14 POINT が参考になります >. 特定した危険性又は有害性を記録し 保存している 4. 特定に当たっては 鉱山労働者の健康や疲労等を考慮し 災害が発生する可能性や罹災の重篤度が高まることを考慮している ( 疲労の要因としては 単調作業の連続による集中力の欠如や深夜労働による居眠り 高年齢労働者の身体機能低下などが想定されます ) 5. 非定常作業についてもリスクの特定を行っている 実施内容の記入欄 上記の項目に該当する可能性があるがチェックできるかどうか不明な取組内容や Qに関連して上記の項目以外に積極的に取り組んでいる事項等があれば自由に記載してください 判定 点適切に実施している ( 全て (5つ) の場合) 点実施しているが一部改善の余地あり (~4つ の場合) 1 点実施しているが大幅な改善が必要 (1~つ の場合) 0 点未実施 ( なしの場合) 40

47 上記判定結果を以下の管理表の 評価点 欄に記入してください 目標点と評価点の管理表 目標点評価点 解説 危険性又は有害性 ( ハザード : リスクの潜在的な源のこと ) は それ自体の存在が害をもたらす訳ではありません それがヒトや周辺環境等に影響を与えることで危害や鉱害が発生します リスクアセスメントの重要なポイントの第一は 作業や作業場所に潜在するこの 危険性又は有害性 を十分に特定することです 以下の手順で実施することが推奨されます 1 対象作業について 作業手順書や機器の取扱いマニュアルを用意する ( それらがない場合は作業の概要を書き出す ) 対象作業をわかりやすい単位で区分する 日常の仕事とは違う目 すなわちどこかに危険性又は有害性があるのではないかという目で 現場を観察してみる ( 災害は そんなことが起きるわけがないと思われるような場所で発生しています ) 4 機械や設備は故障する 人はミスを犯す ということを前提に作業現場を観察してみる 危険性又は有害性の特定に当たっては リスクの見積もりや低減対策を適切に行うため 危害や鉱害に至る流れ ~なので ~して ~になる を想定して行うことが重要です その際 原因と結果を同時に検討しようとすると パターンが膨大になり リスクの洗い出しが難しくなる場合があるので 例えば 足を踏み外して 歩廊から人が墜落する というリスクの洗い出しを行う際には 人が墜落する場所を全て書き出してから 人が墜落する原因を羅列します このように 原因と結果を分けて記載し組み合わせることにより リスクの洗い出しにおいて漏れが防ぎやすくなります 特定をする際には なぜ 災害が発生するかについて よく検討することが望まれます 例えば挟まれる事象について なぜ挟まれるのかということをしっかり考慮したリスク特定が望まれます 危険軽視が要因なら危険体感教育 不注意が要因なら指差呼称などリスク低減措置を具体的に検討しやすくなります ( 参考 : 過去 10 年で発生した鉱山災害の分析結果によれば 多くの災害では危険軽視や不注意が主要因となっています ) 41

48 5. リスクの見積もりと鉱山労働者の参画 Q5: 特定したリスクの大きさについて鉱山労働者を交えて見積もっているか? 判定チェック項目 該当する項目に を入れ その数に応じて判定してください 1. リスクの大きさの見積もりにあたっては 作業内容を詳しく把握している鉱山労働者を交えてリスクの大きさを話し合っている <リスクアセスメント 50 選 P10~11 の Q7~9 が参考になります >. リスク見積もりの結果を記録し 保存している. 見積基準を作成しリスクの大きさを見積もっている 4. 見積りした値がばらついた時は 見積基準を再確認するとともに 鉱山労働者の意見を聞いて合意した意見となるよう調整している <ガイドブック P15 が参考になります > 5. 見積基準を評価し 対策すべきリスクの優先順位を決定している また意思決定がしにくい場合には 見積基準を見直している 実施内容の記入欄 上記の項目に該当する可能性があるがチェックできるかどうか不明な取組内容や Qに関連して上記の項目以外に積極的に取り組んでいる事項等があれば自由に記載してください 判定 点適切に実施している ( 全て (5つ) の場合) 点実施しているが一部改善の余地あり (~4つ の場合) 1 点実施しているが大幅な改善が必要 (1~つ の場合) 0 点未実施 ( なしの場合) 上記判定結果を以下の管理表の 評価点 欄に記入してください 目標点と評価点の管理表 目標点評価点 4

49 解説 リスクの大きさは 危険性又は有害性による危害や鉱害の発生可能性の度合とそれが発生したときの結果の重大性の度合等に基づき見積ります リスクアセスメントの重要なポイントの第二は リスクの大きさを客観的に見積もることにより 複数のリスクに優先順位を付け 合理的な対策を講じることとした点です リスク見積りに当たり 留意すべき事項は次のとおりです リスクの見積りは極力複数の人で実施しましょう 多様な視点で見た方がより適切な見積りができるからです リスク見積りのメンバーのリーダーは 作業内容をよく知っている人がなりましょう 必ずしも上位職の者が適任とは限りません リーダーは意見の調整役に徹するように努めましょう 現在行っている安全対策を考慮してリスクの見積りを行いましょう リスクの見積りに当たっては 罹災の程度や基準値に対する超過具合等 危害や鉱害の具体的影響を想定しましょう 見積りした値がばらついた時は よく意見を聞いて調整しましょう メンバーの経験 知識 年齢等が異なれば バラつくのは当然です 見積りの値は 平均や多数決で決めるのではなく グループで話し合い 合意したものとしましょう 見積りの値は なぜそのような値になったのか説明できるものでなければなりません 過去に発生した災害だけで重大性を判断せず 想定し得る最悪のケースで見積もりましょう 見積りの値は グループの中で最もリスクを高く見積もった人からよく意見を聴き メンバーの納得のもとに採用しましょう これらの点に留意し グループで意見を出し合い 話し合いによって意見の違いを調整し グループの総意として集約します これらの過程により 関係する鉱山労働者間で情報や認識が共有化されることが重要です 現場で実際に作業を行っている鉱山労働者が評価に加わらないと適正なリスクの見積もりができない可能性があります 鉱山の状況により やむを得ず管理者がリスクの見積もりをした場合でも 最終的には鉱山労働者から意見を聴くことが望まれます 4

50 6. リスクの優先度設定と低減措置の検討 Q6: 見積られたリスクに対して 対策の優先度を設定するとともに リスク低減措置を 検討しているか? 判定チェック項目 該当する項目に を入れ その数に応じて判定してください 1. 見積もられたリスクから話し合いで優先度の設定 リスク低減措置を検討している <ガイドブックP16,1 が参考になります > <リスクアセスメント 50 選 P11~1 の Q9~11 が参考になります >. 優先度の設定 リスク低減措置の検討結果を記録し 保存している. リスク低減措置の検討にあたっては 作業内容を詳しく把握している鉱山労働者が参画している 4. 常に以下の優先順位を踏まえて措置内容を検討している ( 優先順位 ) 1 本質的対策 工学的対策 管理的対策 4 個人用保護具の使用 <ガイドブックP1 が参考になります > 5. 経営トップがリスク低減措置に対して合理的な判断をしている ( 例 : 高コストの措置承認もしくはリスク保有など ) 実施内容の記入欄 上記の項目に該当する可能性があるがチェックできるかどうか不明な取組内容や Qに関連して上記の項目以外に積極的に取り組んでいる事項等があれば自由に記載してください 判定 点適切に実施している ( 全て (5つ) の場合) 点実施しているが一部改善の余地あり (~4つ の場合) 1 点実施しているが大幅な改善が必要 (1~つ の場合) 0 点未実施 ( なしの場合) 44

51 上記判定結果を以下の管理表の 評価点 欄に記入してください 目標点と評価点の管理表 目標点評価点 解説 リスクの見積り結果から 例えば 直ちに解決すべき又は重大なリスクがある (Ⅲ) 速やかに低減措置を講ずべきリスクがある(Ⅱ) 必要に応じて低減措置を講ずべきリスクがある (Ⅰ) 等の優先度を設定します 優先度に応じて 経営資源 ( 費用と労力 ) の投入や措置を講じるまでの作業停止を検討します なお 優先度が同ランク ( リスク見積もりの結果が同じ評価 ) であっても 発生可能性の度合と重大性の度合には大きな差異が認められる場合がありますので いずれを優先させるのか留意が必要です 発生可能性の度合と重大性の度合をマトリックス上で表し どのリスクを重視するかについて経営トップと一緒に検討しましょう また 技術上の理由等によって リスクの保有 という選択をする場合もあり得ますので この場合の取扱いにも留意しましょう ( 次項の 解説 参照 ) リスク低減措置については 法令で義務付けられた事項がある場合には それを必ず実施するとともに 優先度の高いものから検討を行うことになります 検討に当たっては 以下の基本的考え方 ( 措置内容の優先順位 ) を踏まえつつ 合理的なものとします 1 危険な作業の廃止 変更等の本質的対策 非常用停止スイッチの設置等の設備的対策 ( 工学的対策 ) マニュアルの整備等の管理的対策 4 個人用保護具の使用 できるだけ具体的な措置を検討し 場合によっては保安計画に反映させることが重 要です 45

52 7. リスク低減措置の実施と効果の評価 見直し Q7: リスク低減措置を設定した優先度に従い実施し その実施状況を確認している か? 判定チェック項目 該当する項目に を入れ その数に応じて判定してください 1. リスク低減措置を優先度に従い実施している. 優先度に従い実施したリスク低減措置を記録し 保存している <ガイドブック P7 が参考になります > <リスクアセスメント 50 選 P1 の Q1 が参考になります >. 計画表などを作成し 実施時期を決めてリスク低減措置を実施し 実施した直後に状況確認している 4. 確認担当者 ( 例 : 保安管理者 保安統括者 ) を決めて実施状況を確認している 5. 上記 に加え リスク低減措置の実施から一定期間経過後にもその効果を確認している 実施内容の記入欄 上記の項目に該当する可能性があるがチェックできるかどうか不明な取組内容や Qに関連して上記の項目以外に積極的に取り組んでいる事項等があれば自由に記載してください 判定 点適切に実施している ( 全て (5つ) の場合) 点実施しているが一部改善の余地あり (~4つ の場合) 1 点実施しているが大幅な改善が必要 (1~つ の場合) 0 点未実施 ( なしの場合) 上記判定結果を以下の管理表の 評価点 欄に記入してください 目標点と評価点の管理表 目標点評価点 46

53 解説 リスク低減措置の実施に当たっては 計画表を作成することが望ましいと考えます また リスク低減実施後の状況確認は 実施の頻度と確認する担当者を決めておくことが強く望まれます 通常 リスク低減措置を実施した直後に状況確認を行うことはよく聞かれます しかし 本当に効果が発揮されているか 一定期間経過後 例えば四半期内に1 回程度 リスクが低減されていることの確認をすることも重要です 47

54 Q8: 実施したリスク低減措置による効果を評価しているか? 判定チェック項目 該当する項目に を入れ その数に応じて判定してください 1. リスク低減措置の実施後に話し合いで効果を評価している. リスク低減措置による効果の評価結果を記録し 保存している <ガイドブック P7 をが参考になります > <リスクアセスメント 50 選 P1 の Q1 が参考になります >. 評価の実施時期を事前に決めて評価している 4. 評価を行う担当者を事前に決めて評価している 5. リスク低減措置を実施しても残留するもしくは新たに発生するリスクについて評価している <ガイドブック P7 6 が参考になります > 実施内容の記入欄 上記の項目に該当する可能性があるがチェックできるかどうか不明な取組内容や Qに関連して上記の項目以外に積極的に取り組んでいる事項等があれば自由に記載してください 判定 点適切に実施している ( 全て (5つ) の場合) 点実施しているが一部改善の余地あり (~4つ の場合) 1 点実施しているが大幅な改善が必要 (1~つ の場合) 0 点未実施 ( なしの場合 上記判定結果を以下の管理表の 評価点 欄に記入してください 目標点と評価点の管理表 目標点評価点 解説 リスク低減措置による効果の評価にあたっては いつ だれが ( 複数人が望ましい ) どのように評価するか 記録方法 などを検討することが望まれます 特に どのように評価するか では リスクレベルを下げすぎないよう 評価基 48

55 準の再確認等について十分検討することが望まれます 例えば 管理的対策のみで大きくリスクレベルを下げた評価を行った結果 残留リスクがあるにも関わらず リスクとして認識されなくなっている例が見られます 適切に 残留リスクを確認したりリスクの保有の選択を判断したりするためにも 評価基準を読み合わせするなど 適切な評価を行うための方法について検討することも重要です 安全活動の効果を評価する際には鉱山労働者からアンケートを取り評価することも有効です 保安確保のために予定した効果が現れていないと思われる場合には 次の見直し項目でよく検討することが望まれます 49

56 Q9: 実施したリスク低減措置による効果の評価結果に基づき 措置の見直しを行って いるか? 判定チェック項目 該当する項目に を入れ その数に応じて判定してください 1. 評価結果から リスク低減措置が適切であったか さらなる改善が必要かどうか話し合っている. リスク低減措置の見直し結果を記録し 保存している <ガイドブック P7 が参考になります > <リスクアセスメント 50 選 P1 の Q1 が参考になります >. 残留リスクがある場合又はリスクを保有している場合 それらをさらに小さくするような見直しを行っている ( 残留リスクをさらに小さくなるような見直しの例としては 管理的な対策から工学的対策への見直しなどが考えられます ) <ガイドブック P7 が参考になります > 4. 残留リスクや保有したリスクを鉱山労働者に周知し 必要な保安教育を行う等の暫定措置を実施した上で リスクを継続的に監視している 5. 経営トップがリスク低減措置の見直し結果を確認するとともに その結果を踏まえ 必要に応じて保安規程や作業手順書等に反映している 実施内容の記入欄 上記の項目に該当する可能性があるがチェックできるかどうか不明な取組内容や Qに関連して上記の項目以外に積極的に取り組んでいる事項等があれば自由に記載してください 判定 点適切に実施している ( 全て (5つ) の場合) 点実施しているが一部改善の余地あり (~4つ の場合) 1 点実施しているが大幅な改善が必要 (1~つ の場合) 0 点未実施 ( なしの場合) 50

57 上記判定結果を以下の管理表の 評価点 欄に記入してください 目標点と評価点の管理表 目標点評価点 解説 リスクアセスメントの重要なポイントの第三は リスク低減措置実施後の検証 です 初期の目的どおりリスクを低減できているか 措置を講じたことにより新たなリスクが発生していないか等 分析評価を行い 不十分な場合には追加の措置を実施し 再度リスクアセスメントをすることが必要です また 技術上の制約等により 残留リスク となった場合や リスクの保有 という選択をした場合には 鉱山労働者に対してこれを周知し 必要な保安教育を行う等の 暫定措置 を実施した上で適切に管理することが求められます 残留リスクや保有したリスクについて 技術上の制約等を理由に 措置を実施済み などの取扱いにしてしまうことはやめましょう その後 制約等が解消された時点で設備的対策等の恒久措置を検討し 遅滞なく保安計画等に反映させて 計画的に解決を図ることが大切です 鉱山保安マネジメントシステムは 法令で義務化されたPDCA と 自主取組によるPDCA で構成されるもので 経営と一体になって自主的に運用される体系的かつ継続的に保安レベルを向上させるための仕組みです つのPDCAは別々に回すのではなく 法令で義務化されたPDCA は 自主取組によるPDC A の運用によりこれに含めて考えた方が合理的です なお 措置の実施状況の確認 措置の評価 及び 措置の見直し については PDCAを回す上で重要なところであり 鉱山保安法令の解説においても次のように記載されています その意味するところを十分に理解してPDCAを回しましょう ( 実施状況の確認 ) 1 鉱業権者が保安規程に規定した措置が 現場において適切に実施されているか つまり 自ら規定した措置を鉱山労働者が遵守しているかを確認するものであり 鉱山の実態に合わせて定期的に継続して確認することが重要です ( 評価 ) 鉱業権者が保安規程に規定した措置が 保安を確保するため適切な内容となっているか つまり 自ら規定した措置が現状に合っており 十分に安全が確保される内容となっているかを評価することが重要です ( 見直し ) 51

58 評価の結果 措置が有効に機能していない場合は その措置の内容が適切であるかを確認した上で 措置が適切な場合は 鉱山労働者に対して再度 保安教育を行い 措置を遵守させることが必要です また 措置の内容に問題があるため有効に機能していない場合 及び措置の内容が不適切であるとの結果が出た場合は 再度 現況調査を行った上で 措置の内容を見直す つまり 保安規程や作業手順書等の内容を変更することが必要です リスクが下がりきらない場合には Q6に戻って検討する指示を出したり もしくは保有したりする判断が望まれます 5

59 Ⅱ マネジメントシステムに係る点検評価 [ チェックリスト Ⅱ] 8. 保安方針 Q10: 経営トップは 保安方針を表明しているか? 判定チェック項目 該当する項目に を入れ その数に応じて判定してください 1. 保安方針を口頭で表明している <ガイドブック P1 が参考になります >. 保安方針を文書で表明している. 保安方針の表明内容を鉱山労働者が理解している 4. 表明した保安方針の実現のための活動に 経営資源を投入している 5. 表明した保安方針には 概ね 次の事項の内容が含まれている 危害及び鉱害の防止を図ること 鉱山労働者の協力のもと 保安活動を実施すること 法又はこれに基づく命令 保安規程等を遵守すること 鉱山保安マネジメントシステムに従って行う措置を適切に実施すること 実施内容の記入欄 上記の項目に該当する可能性があるがチェックできるかどうか不明な取組内容や Qに関連して上記の項目以外に積極的に取り組んでいる事項等があれば自由に記載してください 判定 点適切に実施している ( 全て (5つ) の場合) 点実施しているが一部改善の余地あり (~4つ の場合) 1 点実施しているが大幅な改善が必要 (1~つ の場合) 0 点未実施 ( なしの場合) 5

60 上記判定結果を以下の管理表の 評価点 欄に記入してください 目標点と評価点の管理表 目標点評価点 解説 保安方針は 保安の確保を経営システムの一環として捉え 経営トップの理念 哲学等の保安に関する基本的な考え方に基づき定めることが重要です 組織の状況をよく把握しながら 事業環境の変化などを踏まえながら策定してください 経営トップは 災害により損害を被るのは鉱山労働者であり 何よりも安全を最優先させるべきであることを再認識することが重要です 54

61 Q11: 保安方針について 鉱山労働者に浸透するよう取り組んでいるか? 判定チェック項目 該当する項目に を入れ その数に応じて判定してください 1. 全鉱山労働者に対して 短時間でも保安方針を伝えている <ガイドブック P1 が参考になります >. 保安方針を 休憩所や玄関 社内掲示板等 鉱山労働者等の目につく場所に掲示している. 保安方針の策定背景を説明するなど工夫して周知している 4. 表明した保安方針を記載した 安全に関する手帳 や ポケットカード などを鉱山労働者が所持している 5. 保安方針を実現させるための取組を議論する場が社内にある 実施内容の記入欄 上記の項目に該当する可能性があるがチェックできるかどうか不明な取組内容や Qに関連して上記の項目以外に積極的に取り組んでいる事項等があれば自由に記載してください 判定 点適切に実施している ( 全て (5つ) の場合) 点実施しているが一部改善の余地あり (~4つ の場合) 1 点実施しているが大幅な改善が必要 (1~つ の場合) 0 点未実施 ( なしの場合) 上記判定結果を以下の管理表の 評価点 欄に記入してください 目標点と評価点の管理表 目標点評価点 解説 経営トップによる保安方針の表明については その考え方が鉱山労働者に浸透することも重要です そのために必要な仕組みや取組を検討する必要があります 仕組みを作る際には 人の役割 権限付きの任命 場合によっては時間や予算を考慮に入れ 55

62 る必要があります 56

63 9. 保安目標 Q1: 保安目標を設定しているか? 判定チェック項目 該当する項目に を入れ その数に応じて判定してください 1. 保安目標を文書で設定している <ガイドブック P19 が参考になります >. 保安目標は 達成の度合いを客観的に評価できるよう 可能な限り定量的なものとなっている 例えば 車両系鉱山機械の墜落災害ゼロ のように 具体的な事象と目標値の組み合わせが想定されます. 前年等過去の保安目標の達成状況を踏まえて 保安目標を設定している 4. 保安目標の設定に当たり リスクアセスメントの調査結果を踏まえている 5. 保安目標の設定に当たり 保安委員会又は鉱山労働者代表の意見を反映している 実施内容の記入欄 上記の項目に該当する可能性があるがチェックできるかどうか不明な取組内容や Qに関連して上記の項目以外に積極的に取り組んでいる事項等があれば自由に記載してください 判定 点適切に実施している ( 全て (5つ) の場合) 点実施しているが一部改善の余地あり (~4つ の場合) 1 点実施しているが大幅な改善が必要 (1~つ の場合) 0 点未実施 ( なしの場合) 上記判定結果を以下の管理表の 評価点 欄に記入してください 目標点と評価点の管理表 目標点評価点 解説 57

64 保安目標は達成すべきものとして定めた1 年後の到達点です その難易度については 組織が目指すレベルによって異なるものであり 関係者の努力により達成可能なものであること ( 達成するための手段を具体的に立案可能なもの 1 年後に達成度合いを客観的に評価可能なものとすること ) が重要です また 保安目標の設定に当たっては 過去の目標達成状況及びリスクアセスメントの結果等を踏まえることが必要です これに加え 山を取り巻く内部 ( 鉱山労働者の安全に関する意識 保安教育の状況等 ) 及び外部 ( 他鉱山との比較 社会の意識等 ) の環境変化を把握し 保安目標が社会的に受け入れられるか 事業を継続できるものであるか等の検討も重要です マネジメントシステムは 毎年 PDCAを回すことにより継続して保安のレベルを維持 向上していこうとするものですから 翌年 翌々年と達成状況を踏まえながら目標水準を上げていくことが重要です 保安目標として保安教育を活性化する等のケースが見られますが 保安教育は安全を確保するための手段であって 目標としては望ましくありません 保安目標には手段ではなく 目的となるものを掲げましょう リスクアセスメントの結果を十分に参考にし 保安計画策定段階で保安目標を具体的に検討しましょう ( ガイドブックP19 の説明が参考になります ) ゼロ災 という漠然とした保安目標ではなく 重傷以上ゼロ災 軽傷以上ゼロ災 重傷以上挟まれ災害ゼロにするよう取り組む など できるだけ具体的に設定してみましょう このような具体的な保安目標を設定することにより保安計画で実際に取り組む対策内容も具体的に検討できるようになります また 後で評価改善も行いやすくなり 結果としてPDCAサイクルが回り 鉱山保安 MSが形骸化しないことにつながります 保安目標設定は非常に重要なポイントです 58

65 Q1: 保安目標を達成するために十分な環境整備が行われているか? 判定チェック項目 該当する項目に を入れ その数に応じて判定してください 1. 保安目標を達成するため 十分な人材及び資金の確保に努めている <ガイドブック P が参考になります >. 保安目標を達成するための組織 役割及び責任が明確になっている. 鉱山労働者への必要な保安教育が行われている 4. 鉱山保安マネジメントシステムを運用するに当たって保安委員会又は鉱山労働者代表等の意見を活用している 5. 実施した保安教育等は記録し 保存している 実施内容の記入欄 上記の項目に該当する可能性があるがチェックできるかどうか不明な取組内容や Qに関連して上記の項目以外に積極的に取り組んでいる事項等があれば自由に記載してください 判定 点適切に実施している ( 全て (5つ) の場合) 点実施しているが一部改善の余地あり (~4つ の場合) 1 点実施しているが大幅な改善が必要 (1~つ の場合) 0 点未実施 ( なしの場合) 上記判定結果を以下の管理表の 評価点 欄に記入してください 目標点と評価点の管理表 目標点評価点 解説 経営トップには 保安目標を達成するための環境整備として 十分な人員及び予算の投入並びに教育面の充実等を行う責務があります 経営トップ自らが適切な資源配分を判断できない場合には それに替わる仕組みについて検討する必要があります 組織において 役職 ( 役割 ) に応じた一定の権限を付与することも重要です なお 59

66 十分な環境整備ができない場合には 保安目標を一旦下げることを検討する必要があるでしょう さらには 事業計画レベルで保安目標に対する経営資源の投入量を検討することが望まれます 60

67 Q14: 経営トップは保安目標の達成が自らの責務であることを認識しているか? 判定チェック項目 該当する項目に を入れ その数に応じて判定してください 1. 経営トップは 定期的に現場に赴き 状況を把握している. 経営トップは 現場の鉱山労働者とコミュニケーションを積極的に行っている. 経営トップは 現場を重視し鉱山労働者の意見をくみ上げ 保安目標の達成に努めている 4. 経営トップは 保安目標を口頭又は文書により鉱山労働者に周知している <ガイドブック P4 が参考になります > 5. 保安目標は ポスターなどの掲示若しくは備付又は事業者内コンピュータネットワークで掲示する等いつでも鉱山労働者が閲覧可能な状態であることを経営トップが確認している 実施内容の記入欄 上記の項目に該当する可能性があるがチェックできるかどうか不明な取組内容や Qに関連して上記の項目以外に積極的に取り組んでいる事項等があれば自由に記載してください 判定 点適切に実施している ( 全て (5つ) の場合) 点実施しているが一部改善の余地あり (~4つ の場合) 1 点実施しているが大幅な改善が必要 (1~つ の場合) 0 点未実施 ( なしの場合) 上記判定結果を以下の管理表の 評価点 欄に記入してください 目標点と評価点の管理表 目標点評価点 解説 保安は現場の問題として捉えられる傾向がありますが 保安目標の達成は経営トッ プの責務であり そのことを会社全体で共有することが重要です 一般的に利益目標 61

68 を達成できない場合には経営トップの責任が問われますが 保安目標についても同様の考え方です 利益目標と保安目標の取扱いに差異があれば それが評価を行う上で参考になるでしょう 経営トップは定期的に作業している現場に赴き 鉱山労働者とのコミュニケーションを積極的にとり 現場を正しく認識 保安意識の向上や適正人員の配置 老朽化した設備の計画的改善等について判断する必要があります 職責が上に行けば行くほど現場から離れがちになりますが 現場を重視し 社員一人一人の意見をくみ上げ実行することが大切です 6

69 10. 保安計画の策定 Q15: 保安目標を達成するために 保安計画 ( 年間計画 ) を策定しているか? 判定チェック項目 該当する項目に を入れ その数に応じて判定してください 1. 保安管理者等は当該年度に行う予定の保安措置の計画内容を説明できる. 保安計画は 目標を達成するため 1リスクアセスメントの結果 過去における保安計画の実施状況 保安目標の達成状況等に基づき 1 年等の期間を区切り作成している <ガイドブック P17 1~ 8~41 が参考になります >. 保安計画の作成には 保安委員会又は鉱山労働者代表の意見を反映している 4. 保安計画には 保安目標を達成するための具体的な実施事項 日程及び担当部署 担当者について定めている <ガイドブック P8~9 が参考になります > 5. 保安計画を実行するために必要な予算を確保している <ガイドブック P P40~41 経営資源の欄が参考になります > 実施内容の記入欄 上記の項目に該当する可能性があるがチェックできるかどうか不明な取組内容や Qに関連して上記の項目以外に積極的に取り組んでいる事項等があれば自由に記載してください 判定 点適切に実施している ( 全て (5つ) の場合) 点実施しているが一部改善の余地あり (~4つ の場合) 1 点実施しているが大幅な改善が必要 (1~つ の場合) 0 点未実施 ( なしの場合) 上記判定結果を以下の管理表の 評価点 欄に記入してください 目標点と評価点の管理表 目標点評価点 6

70 解説 保安計画は 保安目標を達成するための手段を計画として作成するものです 目標の達成を可能にするものであることが 根拠をもって説明できるようにしましょう 一度に全てのリスクを洗い出し その対策を保安計画に定めることができれば最善ですが 実際には それは不可能です このため 保安目標設定により 対象となるリスクについて絞り込み 当該リスクに対する対策を確実に行い 毎年 少しずつ保安レベルを上げていくことが効果的です したがって 保安計画には 保安目標の達成を阻害するものがリスクであるという視点で 当該リスクに対する対策を中心に記載しましょう 保安計画で 鉱山保安マネジメントシステム リスクアセスメントの保安教育の内容を検討する際は 依頼できる機関が減っていることから 十分に情報収集等行うことが望まれます 64

71 Q16: 保安計画の各取組に対して目標 ( 期待される効果等 ) を検討しているか? 判定チェック項目 該当する項目に を入れ その数に応じて判定してください 1. 保安計画には 取組を行うことが目的化しないよう1 取組や手段と 期待される効果を検討している <ガイドブック P1 8~9 の 期待する効果 が参考になります >. 保安計画の各取組に対して 目標 ( 値 )( 実施回数や実施人数等 ) が検討されている <ガイドブック P8~9 の 目標 ( 値 ) が参考になります >. 保安計画の各取組に対して 期待される効果が検討されている 4. 保安計画の各取組に対する期待される効果及び目標 ( 値 ) を文書にしている 5. 保安計画の各取組に対する目標は保安委員会又は鉱山労働者代表の意見を反映している 実施内容の記入欄 上記の項目に該当する可能性があるがチェックできるかどうか不明な取組内容や Qに関連して上記の項目以外に積極的に取り組んでいる事項等があれば自由に記載してください 判定 点適切に実施している ( 全て (5つ) の場合) 点実施しているが一部改善の余地あり (~4つ の場合) 1 点実施しているが大幅な改善が必要 (1~つ の場合) 0 点未実施 ( なしの場合) 上記判定結果を以下の管理表の 評価点 欄に記入してください 目標点と評価点の管理表 目標点評価点 解説 保安計画には 取組を行うことが目的化しないよう 取組 ( 手段 ) と期待される効 65

72 果 ( 目的 ) の両方を記載しましょう 計画段階において期待される効果を定量的に検討することにより 適切な評価を行いやすくなります 目標設定にあたっては 実施内容の評価 改善を行いやすくするため できるだけ以下を意識してください 1 測定可能な数値目標を検討する ( 実施回数や安全措置の数量などを明確に定める ) 期待する効果 を具体的に検討する ( 例 :KY 教育 : 回転体に対する危険軽視を是正等 ) 無理のない目標とする ( 利用可能な経営資源ヒト モノ カネで達成が可能である ) 4 保安目標や事業目標と合致させる ( 例 : 重大災害が十分に抑えられるレベルの目標であるかなど ) 期待する効果 はガイドブックP1 の説明を参考にしてください 具体的な 期待する効果 の検討で保安計画の取組内容も具体的に検討できるようになります また 後で評価改善も行いやすくなり 結果としてPDCAサイクルが回り 取組内容が形骸化しないことにつながります 実施回数だけでなく 期待する効果 を具体的に設定することは非常に重要なポイントです 66

73 11. 保安計画の鉱山労働者への浸透 Q17: 保安計画が現場の鉱山労働者まで浸透し 一丸となって実行されるような仕組みに なっているか? 判定チェック項目 該当する項目に を入れ その数に応じて判定してください 1. 保安計画が現場の鉱山労働者まで浸透するようにするため 日々のミーティングなどでの進捗状況報告や掲示 又は表彰するなどの工夫をしている <ガイドブック P4 計画の実施に関する工夫 留意点. 計画を浸透させる工夫が参考になります >. 保安計画に基づく活動等を実施するに当たっての具体的内容の決定方法 経費の執行方法等保安計画を適切かつ継続的に実施する手順を定めている ( 手順については 文書のほか 口頭による取り決めも含む 下記. 及び 5. についても同様 ) <ガイドブック P1~ が参考になります >. 上記. の手順を鉱山労働者に周知している 4. 保安計画の実施に当たり 保安委員会又は鉱山労働者代表の意見を反映している 5. 保安委員会又は鉱山労働者代表の意見を反映する手順を定めている 実施内容の記入欄 上記の項目に該当する可能性があるがチェックできるかどうか不明な取組内容や Qに関連して上記の項目以外に積極的に取り組んでいる事項等があれば自由に記載してください 判定 点適切に実施している ( 全て (5つ) の場合) 点実施しているが一部改善の余地あり (~4つ の場合) 1 点実施しているが大幅な改善が必要 (1~つ の場合) 0 点未実施 ( なしの場合) 67

74 上記判定結果を以下の管理表の 評価点 欄に記入してください 目標点と評価点の管理表 目標点評価点 解説 保安目標の達成及びそれを実現するための保安計画の実行について 関係者が一丸となって取り組むことが重要です これらを部署や個人の業績評価に導入し 方向性を統一している事例もあります 68

75 1. 保安計画の実施状況のチェック Q18: 保安計画は その取組が予定どおり実施されているかチェックできるようになって いるか? 判定チェック項目 該当する項目に を入れ その数に応じて判定してください 1. 取組の実施状況について誰がチェックするか明らかになっている. 保安計画に定めた実施内容が計画通り実施されているか チェックできる様式になっている ( 例えば 計画と実績に分けて毎月進捗状況を確認できる様式などが考えられる ) <ガイドブック P~ 7 8~9 が参考になります >. 保安計画の取組状況について 保安委員会等の会議の議題に入れ チェックできるようになっている 4. 内部監査やそれに準ずる取組で計画状況をチェックできるようになっている 実施内容の記入欄 上記の項目に該当する可能性があるがチェックできるかどうか不明な取組内容や Qに関連して上記の項目以外に積極的に取り組んでいる事項等があれば自由に記載してください 判定 点適切に実施 ( 全て (4つ) の場合) 点実施しているが一部改善の余地あり (~つ の場合) 1 点実施しているが大幅な改善が必要 (1つ の場合) 0 点未実施 ( なしの場合) 上記判定結果を以下の管理表の 評価点 欄に記入してください 目標点と評価点の管理表 目標点評価点 解説 69

76 様々な事情によって安計画の取組が計画どおり実行されない可能性があります こうした状況を適切に確認できるよう どのような保安計画を作成する必要があるか検討する必要があります 例えば 誰がいつまでに何を実施するかを明示する等の工夫が必要です 大規模な鉱山においては 部署毎等の保安計画も作成されることがあり どこまで詳細に記載するかはそれぞれの保安計画において確認すべき範囲によって異なります 内部監査は MSの仕組み 保安計画の実施内容などに対する改善の方向性を保安管理者などが取りまとめることです 別の言い方をすれば 保安方針を定め それを実現する鉱山保安 MSの仕組みが出来上がり その通りに行われたかを確認することとも言えます 4について内部監査では客観的にチェックできる ( 誰が実施しても同じチェック結果となる ) 仕組みが重要です 内部監査等は 保安管理者が実施することも可能ですが できれば直接鉱山保安 M Sに関与していないメンバーで構成することが望まれます それに準ずる取組 には 例えば 上記のような内部監査を行うまでもなく 経営トップが現場対策やその対策の検討の仕組み等を頻繁かつ直接確認している場合や 直接でなくても保安管理者などと普段から十分にディスカッションする習慣がある状態などが考えられます また ガイドブック P8 のしくみ評価も 内部監査に準じる方法 などと考えられます 70

77 1. 保安計画の実行 確認 結果の反映 Q19: 保安計画を実行し その進捗状況を定期的に確認し その結果を保安計画の評価改 善内容の検討につなげているか? 判定チェック項目 該当する項目に を入れ その数に応じて判定してください 1. 保安計画の各取組の実施状況について決められた担当者が確認し 結果を評価改善内容の検討につなげている. 保安計画に定めた実施内容が計画どおり実施されているか確認し 結果を評価改善内容の検討につなげしている ( 例えば 計画と実績に分けて毎月進捗状況を確認できる様式を使うことによって行うことが考えられる ) <ガイドブック P~ 7 8~9 が参考になります >. 保安計画の実施状況等の点検及び改善を実施する手順を定め この手順により実施している 4. 保安計画の取組状況について 保安委員会等の会議の議題に入れ 確認し 結果を評価改善内容の検討につなげている 5. 内部監査やそれに準ずる取組で保安計画の実施状況を確認し 結果を評価改善内容の検討につなげしている 実施内容の記入欄 上記の項目に該当する可能性があるがチェックできるかどうか不明な取組内容や Qに関連して上記の項目以外に積極的に取り組んでいる事項等があれば自由に記載してください 判定 点適切に実施している ( 全て (5つ) の場合) 点実施しているが一部改善の余地あり (~4つ の場合) 1 点実施しているが大幅な改善が必要 (1~つ の場合) 0 点未実施 ( なしの場合) 71

78 上記判定結果を以下の管理表の 評価点 欄に記入してください 目標点と評価点の管理表 目標点評価点 解説 保安計画どおり実施することも重要ですが 保安計画と乖離が生じた際に 見直し の結果を保安計画に反映することも同様に重要です 7

79 14. 保安目標 保安計画及びマネジメントシステムの振り返り Q0: 保安目標 ( 保安計画 ) について振り返り ( 評価 改善 ) を行っているか? 判定チェック項目 該当する項目に を入れ その数に応じて判定してください 1. 保安目標や保安計画について1 年の活動を振り返り 評価や必要に応じた改善策について検討している. 振り返りの結果を文書として記録し 保存している. 保安計画の各取組毎に振り返りが行われている <ガイドブック P6~7 8~9 が参考になります > 4. 鉱山保安 MS の実施方法について保安委員会等の会議の議題に入れて 振り返りを行っている <ガイドブック P8 が参考になります > 5. 内部監査やそれに準ずる取組を 事前に定めた間隔で実施し その結果を踏まえたマネジメントレビューによる振り返りが行われている 実施内容の記入欄 上記の項目に該当する可能性があるがチェックできるかどうか不明な取組内容や Qに関連して上記の項目以外に積極的に取り組んでいる事項等があれば自由に記載してください 判定 点適切に実施している ( 全て (5つ) の場合) 点実施しているが一部改善の余地あり (~4つ の場合) 1 点実施しているが大幅な改善が必要 (1~つ の場合) 0 点未実施 ( なしの場合) 上記判定結果を以下の管理表の 評価点 欄に記入してください 目標点と評価点の管理表 目標点評価点 7

80 解説 保安目標 ( 保安計画 ) を達成 ( 実施 ) することが重要であることはもちろんですが 保安目標 ( 保安計画 ) を達成 ( 実施 ) できなかった場合にどう対応するかも同様に重要です 達成できなかった原因を追求し 対策についてはいつまでに実施するのかを明確にすることが必要です また 評価は パフォーマンス評価 と 有効性評価 の両方を実施することが重要です パフォーマンス評価 は 措置の実施状況に関する評価 実施結果の効果に対する評価 と 有効性評価 は PDCA を回す仕組みそのものの評価 全体として合理的に保安向上に繋がっているかに対する評価 ということができます パフォーマンス評価を行っている鉱山は多く見られますが 有効性評価についても行い 継続的改善につながっているかを具体的に評価し 次の取組につなげていくことが重要です マネジメントレビューを簡単に説明すると以下の取組になります ぜひやってみましょう マネジメントレビュー : 経営トップが内部監査等の結果を把握し 保安に対する経営資源投入について検討します 74

81 ..5 鉱山保安 MS の再構築や制度設計などの事業背景を考慮した様式 表..5 に 鉱山保安 MS の再構築や制度設計などの事業背景を考慮した様式 によるア ンケート調査の結果を示す (1) 保安上の課題 熟練労働者 将来の作業監督者の不足 人材の確保 設備の老朽化 及び 教育の効果と検証 災害が発生した原因に 設備の老朽化 及び ヒューマンエラー 確認不足 慣れ が挙げられた () 鉱山保安 MSの実施状況に対する内部監査の実施 5 鉱山が 十分に実施 1 鉱山が ある程度実施 1 鉱山が 実施できていない という結果であった 鉱山 A~D 及び F といった 複数の鉱場や事業所を有する鉱業権者は 全社として内部監査を行う仕組みが確立している一方 鉱山 E G 及び H といった 主に鉱業のみに従事する鉱業権者は実施が不十分という傾向にあった 実施していない鉱山については 今後も検討する予定はなく 保安衛生パトロール 巡視で代替しており またヒアリングでは ISO9001 の内部監査では あら探しをする傾向にあり 社内の雰囲気がすさんでしまった経験があり 実施には躊躇するとの意見があった () 請負作業のリスク 5 鉱山で 十分に特定 鉱山で ある程度特定 という結果であり 特定していない と回答する鉱山はなかった 一方 請負選定の手順がある鉱山は A 及び B 鉱山 ( 同一の鉱業権者 ) であり 鉱業権者が確立している HSE の評価を踏まえた手順となっている また 請負へのリスク伝達手段については アンケートではないと回答がある鉱山もあったが そのような鉱山では入構者教育にて伝達を行う取組みを行っており 実質的にリスク伝達手段を確立していることも分った (4) 労働安全衛生 MSの認証調査を行った 8 鉱山全て取得を行っていなかった 一方 4 鉱山では 自社 HSEMSが導入 運用されており 今後の取得に関しても 検討しない あるいは 今後検討するかもしれない といった意見であった 鉱山保安 MSの認証については 制度ができた場合は 鉱山で 利用したい それ以外は 利用する予定なし あるいは回答なしであり 利用したい と回答した 鉱山は 保険料率引き下げ 保安手続の簡素化 対外的なイメージアップ効果 取組の公表 といったインセンティブを期待する意見があげられた 75

82 (5) リスクアセスメントの際の鉱害の観点での特定の有無 6 鉱山で 十分に特定 鉱山で ある程度特定 という回答結果で リスクアセスメン トは保安のみならず 鉱害の観点でも実施していることが分かった (6) 経済産業省公開のツールの利用状況 鉱山が ツール 4 鉱山が 1 ツール 1 鉱山は全く活用していないという結果であり 利用するツールは ( 災害事例の ) 水平展開 ( 詳報 ) が 5 鉱山と最も多く 他の鉱山における災害事例に関する情報が有用と考えている傾向があった また B 及び D 鉱山は アンケート結果は ( 災害事例の ) 水平展開 ( 詳報 ) を活用していないという回答であったが ヒアリング調査によって同ツールを参照していることが分かった ヒアリング調査で 概ね災害が発生した際に情報提供される災害情報は活用され 自社の場合での発生の可能性の検討 さらに発生する可能性がある場合については リスクアセスメントが行われていることが分かった 一方 全ての鉱山で 新たな支援ツールは必要ないと回答されている ただし この傾向は 調査対象の鉱山が 全て鉱山保安 MSの取組みが十分な鉱山であることに起因する可能性がある 全て鉱山保安 MSの取組みが十分であることは 鉱山保安 MSの目標管理について 8 鉱山全てで 目標管理を行っている という回答であったことからも推定ができる (7) ヒヤリハットの活用状況 8 鉱山全てで活用を行っており 7 鉱山でデータベース化を実施 6 鉱山でヒヤリハット時にリスクアセスメント及び対策の検討を行っている 報告の方法として 5 鉱山はヒヤリハットの記載フォーマットがあり 1 鉱山はフォーマットのない自由記載かつノートの利用を行っている 周知の方法として 8 鉱山全てにおいて ミーティングで全員に周知している また ある鉱山では 毎日当日の作業に近い作業に関連しそうなヒヤリハット事例を検索し 作業班内で周知徹底を行っている 一方 定期的にヒヤリハット情報の収集は 1 鉱山 ヒヤリハット情報に対してリスクアセスメントを実施している鉱山は 鉱山であった その他 ヒヤリハット等の報告に応じて ポイントを付与する取組を行い ヒヤリハットの報告のモチベーション向上の工夫を行っている鉱山もあった 表..4 に ある鉱山で実施しているヒヤリハット発生時の手順の例を示す 76

83 表..1 表.. 表.. 表..4 ヒヤリハット発生時の手順の例 現場班長管理職事務局 ヒヤリハット発生 作業後ミーティングで報告 ヒヤリハット提出 直接的な原因 リスクの評価 内容把握 重要ヒヤリは管理職に報告 周知 情報共有 朝ミーティングで報告 現場に周知が必要なもの リスクレベル Ⅲ 以上 ( 同類ヒヤリの起きそうなもの等 ) 原因 対策の検討を指示 重要ヒヤリを抽出 データベース登録 コード リスクの確認 メール配信 周知. 原因 対策の検討 ヒヤリハット検討会に参加 リスクの特定 リスクの原因検討 リスクの低減対策. 対策の決定 評価 - ヒヤリハット検討会の実施 取りまとめ 検討シート作成 提出 リスクアセス委員会 検討シートの評価 リスクレベルの再評価 検討状況の把握 進捗確認 内容確認 助言 協力 最終対策決定 過去対策の再評価 4. 進捗の確認職場保安懇談会リスクアセス報告 (HSE かわら版 ) 5. 対策実施 対策の実施 対策実施の指揮 リスクアセス結果の説明 対策実施の指示 実施状況の把握 実施結果の報告 対策実施状況の管理 対策実施の指示 実施状況の把握 完了確認 データベース更新 対策完了情報の更新 メール配信 周知 77

84 Q1 表..5 鉱山保安 MS の再構築や制度設計などの事業背景を考慮した様式の結果一覧 (1/4) 質問 No 質問内容 A B C D E F G H 鉱山現場作業で気になっている保安上の課題はありますか? 特になし ( 不安全行動 風安全な設備 不安全な環境 教育不足 等に関して ) Q Q Q4 過去 10 年で 鉱山保安法上報告が義務付けられている災害 ( もしくは鉱害 ) が 件以上発生している鉱山に伺います 災害 ( 鉱害 ) の発生原因の共通点があるとお考えでしたら具体的に記載欄にご記入ください 鉱山保安マネジメントシステム ( 以下 MS) の実施状況に関して内部監査を実施していますか?( 実施者は社内 社外を問いません ) 内部監査とは : 経営トップが保安方針を定め それを実現する鉱山保安 MSの仕組みが出来上がり その通りに行われたかを確認することです (Qで : 実施していない を選択した鉱山に伺います ) 今後実施することを検討していますか? - - ご記入ください 今以上の保安意識の向上 保安に対する取り組みの活性化が望まれる 5S 運動が停滞している ご記入ください 作業監督者選任資格の取得が芳しくない 将来的な作業監督者不足が懸念される ご記入ください 1 古い鉱山施設 ( 設計思想や基準化されていなかった時代 ) の安全対策 教育の効果と検証 1 熟練労働者の不足 人材確保 ( 有資格者 若手 ) 鉱山施設の老朽化 ご記入ください 不安全行動に関して - - ご記入ください ご記入ください ご記入ください 該当なし 1ヒューマンエラー 基 ご記入ください 該当な 該当しない 該当なし 経年劣化する設備に対する評価と対策が不十分であった 本作業の確認不足 慣し れによる作業のマンネリ化 1: 十分に実施 1: 十分に実施 1: 十分に実施 1: 十分に実施 : ある程度実施 1: 十分に実施 : 実施できていない : ある程度実施 : 検討できない - Q5 Q6 (Q4 で : 検討できない を選択した鉱山に伺います ) 検討できない理由についてお聞かせいただけますか? 計画したリスク低減措置の内容 ( とくに設備対策のための資金の捻出など ) を事業計画に反映させていますか? 保安衛生パトロールを年 4 回実施しており 指摘事項については その都度対応結果を確認してい - 1: 十分に検討し反映 1: 十分に検討し反映 1: 十分に検討し反映 1: 十分に検討し反映 1: 十分に検討し反映 1: 十分に検討し反映 : 反映できていない : 反映できていない Q7 Q8 請負が実施している作業内容について教えて下さい ( 具体的な作業内容のほか 掘削段階 or 生産段階 定常 or 非定常などの作業区分 ) 請負に関してのリスクを特定していますか?( 例 : プラントメンテナンスの際 コミュニケーション不足で請負業者との上下作業となり 飛来落下災害発生等 ) ご記入ください 掘削作業 坑井改修 点検作業 坑水処理施設維持管理作業 砂揚げ作業 パイプラインのドレン抜き作業 沈砂槽の砂あげ作業 ( 共に 生産段階 定常作業 ) 定常作業 :1 鉱石 表土 ご記入ください 類の積み込み運搬作業 場内清掃 散水作業 製品袋詰め 積み込み作業非定常作業 : 鉱山設備の保守管理 1: 十分に特定している 1: 十分に特定している 1: 十分に特定している : ある程度特定している : ある程度特定している : ある程度特定している 1: 十分に特定している 1: 十分に特定している Q9 請負の選定手順はありますか? 1: ある 1: ある : ない : ない : ない : ない : ない : ない Q10 請負へのリスク伝達手順はありますか? 1: ある 1: ある 1: ある : ない : ない 1: ある 1: ある 1: ある Q11 労働安全衛生 MS の認証を取得していますか (OHSAS 中小事業場労働安全衛生評価事業 ( 中央労働災害防止協会 ) 等 ) : 取得していない : 取得していない : 取得していない : 取得していない : 取得していない : 取得していない : 取得していない : 取得していない Q1 (Q10 で : 取得していない を選択した鉱山に伺います ) 今後取得することを検討しますか? - : 検討しない : 今後検討するかもしれ ない : 検討しない : 今後検討するかもしれない : 検討しない : 検討しない : 今後検討するかもしれ ない 78

85 Q1 表..5 鉱山保安 MS の再構築や制度設計などの事業背景を考慮した様式の結果一覧 (/4) 質問 No 質問内容 A B C D E F G H (Q11で : 検討しない を選択した鉱山に伺います ) その理由をお聞かせください ( 負担が大きすぎる等 ) Q14 鉱山保安 MS の認証制度ができた場合 その制度を利用し 対外的なアピールに活用したいと思いますか ご記入ください 自社独自の HSEMS は定着している : 制度を利用するつもりはない ご記入ください 全社的に HSE マネジメントシステムを平成 8 年より導入しており OHSAS の内容は取り込まれており より高度なマネジメントとなっているため (HSE は労働安全衛生のみならず 環境 施設保全も含まれており プロセスセーフティ セーフティケースなども導入され 国際規格をベースとして独自マネジメントを行っているため ) : 制度を利用するつもりはない ご記入ください 当社独自の HSE-MS が構築され 運用している 1: 制度を利用したい : 制度を利用するつもりはない OHSMS のシステム導入はしているが 認証取得はしないという社内方針 限られた要員で作業しており 現場への負担が大きい 品質 ISO 活動 環境 ISO 活動共に経験しているが 書類作成が主となりがちで 効果が期待できない - 1: 制度を利用したい : 制度を利用するつもり はない 1: 制度を利用したい Q15 今後鉱山保安 MSの認証結果に応じたどのようなインセンティブ制度を要望しますか?( 例 : 労働保険料率の低減インターネットでの取り組み度合いの公表制度 保安手続きの簡素化等 ) - - ご記入ください 鉱山保安 MSの認証が対外的にどのような効力となるか不明であるが あるとすれば保険料率引き下げ 対外的なイメージアップ効果を期待する ご記入ください 当鉱山ではなく 会社全体での取り組みと考えることから 回答出来ない - 保安手続きの簡素化 特に期待するものはな い ご記入ください インターネットでの取組を公表 Q16 リスクアセスメントを実施する際 人に対する危害の他 鉱害の観点でもリスクを十分に特定していますか ( 地域住民に対する粉じんの影響等 ) 近年経済産業省から公表されている以下のツールの内 よく活用しているツールを以下から選択してください ( インターネット接続されている場合には 以下ツール名をクリックすると内容を参照できます ) 1: 十分に特定している 1: 十分に特定している 1: 十分に特定している 1: 十分に特定している : ある程度特定している 1: 十分に特定している 1: 十分に特定している : ある程度特定している 全国鉱山災害事例データベース よく活用するツールを以下プルダウンで を選択してください 鉱山災害防止のためのガイドブック ( 災害事例の ) 水平展開 ( 詳報 ) Q17 鉱山保安マネジメントシステムの構築と有効化のためのガイドブック リスクアセスメント事例集 50 選 鉱山災害を防止するためのハードとソフトの優良事例集 粉じんに関する作業環境改善事例集 その他 ( ) B 及び D 鉱山は アンケート結果は ( 災害事例の ) 水平展開 ( 詳報 ) を活用していないという回答であったが ヒアリング調査によって同ツールを参照していることが分かった 79

86 表..5 鉱山保安 MS の再構築や制度設計などの事業背景を考慮した様式の結果一覧 (/4) 質問 No 質問内容 A B C D E F G H 現在鉱山保安 MSのチェックリスト0 項目を活用して自己評価を実施していただいていますが 使いにくい ( 理解しにくい ) とお感じの点があればご意見をお聞かせください ご記入ください 重複した質問が多いように感じます 解説にある内容のうち どの程度できていると判定チェック項目に該当すると判断して良いのか分かりづらい ( 全て該当し 特になし 何をどこまで実施していれば 該当する としてよいかが わからない - Q18 た場合に該当と判断する のか 全て該当しなくても ある程度でもできていて ば該当すると判断して良 いのかその程度が分から Q19 鉱山保安 MS( リスクアセスメント含む ) について 今後どのような支援ツールがあれば良いとお考えですか? また 今リリースされているツールの改善要望があれば併せてお聞かせください - - ご記入ください 主に社内ツールを使用していることからよくわからない ご記入ください 特にありません ない ) - 特になし 支援ツール を使うとい う発想自体が 現場の実 態と乖離していると思い ます 他鉱山災害事例は 大変参考になりますが 速報版と詳報を見比べた 時 あまりプラスになる情 報が加味されていないよ うに感じます - Q0 鉱山保安 MS の目標管理について 現在目標管理を実施していますか 1: 目標管理を行っている 1: 目標管理を行っている 1: 目標管理を行っている 1: 目標管理を行っている : 目標管理を行っていない 1: 目標管理を行っている 1: 目標管理を行っている 1: 目標管理を行っている Q1 Q Q (Q0 で 1: 目標管理を行っている を選択した鉱山に伺います ) 管理方法の概要をお聞かせください ご記入ください HSE プログラムの策定 毎月の職場保安懇談会で実施状況の確認とレビュー さらには保安委員会で報告し改善すべき事項があればフィードバック ご記入ください 保安目 ご記入ください 標に対して実行計画書で 四半期ごとにPDCAサイあるHSEプログラムを策クルで展開している 定し 進捗は鉱山労働者が毎月確認し職場保安懇談会で報告している プログラムの進捗レビューを半期ごとにHSE 活性化委員会で総括ししている ご記入ください - HSE-MSが構築され 運用している 工場統合 MS に含めて目標管理をしている 鉱山全体の保安活動計画を毎年定め 全体計画に基づき 各部門でブレイクダウンし 部門別活動計画を策定 各部の活動状況については 保安員会の場で定期的に進捗報告を実施 年間活動結果報告を保安統括者へ提出 ご記入ください 保安管理者が年間保安計画に基づいて鉱山労働者に周知及び実施をおこなっている ヒヤリハット情報の活用を行っていますか 1: 活用を行っている 1: 活用を行っている 1: 活用を行っている 1: 活用を行っている 1: 活用を行っている 1: 活用を行っている 1: 活用を行っている 1: 活用を行っている (Q で 1: 活用を行っている を選択した鉱山に伺います ) ヒヤリハット情報の活用方法の概要をお聞かせください ご記入ください 社内イントラを活用したデータベース化 HI リスクヒヤリハットや参考となるヒヤリハットを関係者へメール配信する データベース化により 作業着手前の TBM で過去にヒヤリハット発生状況の検索 確認及び危険ポイントの周知等に活用 ご記入ください 提出された全ヒヤリハットをデータベース化して 作業前ミーティング時に当日作業に関連したヒヤリハットを検索し その内容 原因 対策を周知し 類似ヒヤリをおこさないように周知を行っている ご記入ください ご記入ください 社内ヒヤリハットシステムを活用し 朝ミーティング時等において鉱場員に水平展開および周知を行うことにより 再発防止に努めている 社内ネットワークを活用し 他事業所のヒヤリハット情報を確認可能なシステムが構築されている また 月次 HSE 担当者による他所ヒヤリ事例の紹介を実施している ご記入ください ヒヤリ ハット体験者が様式に書き込み 所属長がコメントまたは対策の検討から実施まで行う 所属員には朝礼やミーティング等で周知する 事例によりリスクアセスメント評価とする ヒヤリハット情報をヒヤリノートに記載し 情報共有する 優先度の高いものは 別リストにて進捗管理を行う 1 部門内完結型の様式 ( 報告ー内容検討ー対策ー効果確認 ) とし 保安委員会へ報告 各部門へ書面およびデータベースで情報を発信 ヒヤリハットレヘ ルをランク付けし 高レベルのリスクについては 詳細を報告させている ご記入ください ヒヤリハットが鉱山労働者から上げられた内容について 鉱山労働者に全員に周知すると共にリスク低減処置をおこなっています ( 必要に応じて鉱山労働者全員でリスクアセスメントを実施 ) 他に類似時点が有るか否か調査するためにも使用しています また 月間別にヒヤリハットをまとめてその月特有なヒヤリハットで有るか否か検証し そうで有る場合は 来年の同時期に昨年のヒヤリハットを管理者が説明し注意 喚起をしている 80

87 Q4 表..5 鉱山保安 MS の再構築や制度設計などの事業背景を考慮した様式の結果一覧 (4/4) 質問 No 質問内容 A B C D E F G H 今回ご回答いただいたアンケートシート1を活用して自己評価を実施していただく ご記入ください ご記入ください 特になし 場合 分量や内容あるいは使いにくい ( 理解しにくい ) とお感じの点があればご意 質問の意図が分かりに Q18に同じ 見をお聞かせください くいものもあった ご記入ください 小規模鉱山が対象と考えられる設問が多く 自社に当てはめて回答する場合に苦慮する場合があった ( 経営トップ表現等 ) ご記入ください 当鉱山は全社からすると小規模鉱山であり 保安活動の専任要員も少ないため この規模のアンケートの記載は時間的にも厳しい 返答までの時間的猶予の延長と 実施時期も考慮願いたい ( 年度末は HSE プログラムの最終レビュー等があり余裕がない ) ご記入ください 質問の大項目は 従来と大きな変わりはなく 違和感はない また 質問 の他に 判定チェック項目 が追記されたことにより 分かり易くなったと感じている 類似項目が多いように感じている Q14 記載の 経営トップ は 保安統括者もしくは保安管理者とした方が理解し易い 設問が多く 内容が細かすぎることに加え 判断基準がないため非常に回答しにくい 労働安全衛生 MS の認証取得が前提となっているためか 現状とのギャップが大きい ご記入ください 今回アンケート ➀ を実施に当たり満足が時間が取れないのがが現状でした その中でアンケート ➀ の回答中に感じました率直にな私考です 質問文の中に () 書きや <> 書きが混載されていると 質問文の内容がを理解するまでに時間がかかると思いました 時間がないことに焦りがでて 本文と説明文が区別が付かなくなる時がありました また 本文の前後の内容を忘れてしまい読み返すことがありました ガイドブックを等を参照しながらアンケートシート ➀ を実施するのに時間がかかりました 質問文と一緒にガイドブックの内容も照らし合わせてできたらなと感じました また タブレット等の媒体で見た時にアンケート ➀ ができたらなと思いました Q5 今回ご回答いただいたアンケートシート 1 の改善提案を含め チェックリスト を用いた鉱山保安 MS の構築とその有効化に対するご提案があればお聞かせください ご記入ください 特になし ご記入ください 当鉱山 ご記入ください ご記入ください のMSにおいては まだ発 現地確認の際に議論し 特にありません 展の余地はあると思うが 構築システムはほぼ完成しているものと自負している 発展 改善の たい ( 監督部がどの様に構築したいのか不明 ) 既に社内のMSが構築されている 提案は上位部署から常 に提案されており 常に PDCAが機能するような 運用も行っている - 特になし 正直なところ 中規模以下の石灰石鉱山では アンケート内容を理解し 各設問に適切に回答することは困難かと思います これまで 監督部が実施してきたアンケートレベルが適切ではないでしょうか? ご記入ください アンケート ➀ の質問文の中のにある質問文と () 書きの説明文を分けて記載した方が見やすいと感じました ( 質問文後に () 書きの説明文を記載するなど ) < ガイドブックをご覧ください > 等内容についても質問分の解説として添付して頂きたいと思いました 81

88 ..6 新チェックリスト の運用に関する検討委員会における意見 新チェックリスト の運用あるいはチェックリストの活用を含めた鉱山保安 MS の導入と有 効化に関して 検討委員会で以下のような意見があった 鉱山保安 MSといったシステムを構築しても 経営トップあるいは事業現場のトップが無効化してしまうところがある また 中小零細規模鉱山では 1 人作業のリスクアセスメントの困難さ システム の導入自体を嫌忌する傾向 といった問題がある 鉱山保安 MSは 大規模鉱山から中小零細規模鉱山に至るまで 同一の手法で運用すること自体に無理があると考えられる チェックリスト回答の現場の負担を考えると チェックリストについての事前説明会の開催と十分な説明が有効と考えられる..7 新チェックリスト の運用で検討するべき課題と運用案 鉱山保安 MSの再構築や制度設計などの事業背景を考慮した様式 によるアンケート調査の結果及びヒアリング調査結果 検討委員会における意見から 新チェックリスト の運用で検討するべき課題として以下が挙げられる 中小零細鉱山のみではなく 本格導入鉱山におかれても 新チェックリスト で 9 割以上の点数とならないことも想定され 場合によっては 6 割程度になる可能性もあると考えられる 新チェックリスト の活用を含め 保安力のレベルに応じたチェックリストの策定や 中小零細鉱山向けの鉱山保安 MSのあり方について 検討する必要がある 同様に 新チェックリスト の運用案として以下が考えられる 平成 9 年度の中央鉱山保安協議会 ( 第 1 回 : 平成 9 年 11 月 9 日 第 回 : 平成 0 年 月 1 日 ) の審議において 第 1 次鉱業労働災害防止計画 ( 平成 4~9 年度 ) が評価され 鉱山保安マネジメントシステムの有効性が確認された また 全国の鉱山において 産業保安監督部の保安指導等により 鉱山保安マネジメントシステム の構築と有効性向上に向けた手引書 ( 平成 5 年 月 ) 5 及びチェックリストの導入は図られてきたところである 一方 新チェックリスト の導入可能性について事例調査等により検証を進めてきたところ 導入初期に認められる鉱山側の理解形成上の課題 ( 新チェックリストの質問項目の意味がわかりにくい 解説不足など ) も認められた このことから 新チェックリスト の導入に当たっては 1) 産業保安監督部から鉱山への 新チェックリスト の導入説明 ) 地方鉱業団体等を通じた鉱山保安懇談会などによる新チェックリストの理解形成 ) 産業保安監督部と鉱山の仲介となる鉱業団体等によるフォローアップ 等を実施すると共に 新チェックリスト の運用に当たって 8

89 は 1) 産業保安監督部の保安検査と併せて行われる鉱山保安マネジメントシステム監査において監督官と鉱山側の保安担当者とのコミュニケーションツールとして ) 鉱山における鉱山保安マネジメントシステムのPDCA 確認 改善のための利用ツールとして ) 産業保安監督部が鉱山に対して取り組みの報告を受ける評価ツールとして 行うことが考えられる 8

90 ..8 その他収集した情報等 その他ヒアリング調査で 新チェックリストや鉱山保安 MS の制度に関するもの以外で 以下 のような意見があげられた 表..6 ヒアリング調査であげられた意見 ( 新チェックリストや鉱山保安 MSの制度に関するもの以外 ) 項目内容鉱山保安 MS H 経営トップによる強力な推進が必要 SEMSの導入に 保安活動に時間をかけることも仕事の1つとして割り切りが必要あたってどのようである に推進したか 健康面も含め 保安活動のポイント制を行っており ポイントが高い労働者に対しては表彰を行う 自主保安開始後 まずヒヤリハットとは何かから始まり リスクアセスメントが先に導入された そのため 鉱山保安 MSの導入には大きな抵抗がなかった しかし やらされている感があったのは事実である ものによっては時間をかける必要がある 中小零細鉱山に 基本的に経営トップの発想を変える必要がある 鉱山保安 MSを導 経営トップが天気の悪い日等に現場に出て 危険を察知することが入させる方策につ重要 いて まずは 保安教育に始まり ヒヤリハットやリスクアセスメントを導入する その後 鉱山保安 MSの導入に着手させる 一度に鉱山保安 MSの導入は困難 各鉱山の導入状況に応じて 使うチェックリストを変える必要がある 特にこれまで導入していない鉱山に対しては 文字数の少ないチェックリストを活用し 徐々に始める等 ただし 形として鉱山保安 MS までもっていくことは重要である また 導入状況については 簡単なフロー図等を活用することも可能 保安教育の周知度 ある鉱山では 内部監査として 班別で か月に 1 回の頻度で 保の把握について安方針等の理解度の把握を行っている 上記の周知は 内部監査と称しているが 教育やコミュニケーションの場として活用し あくまで理解が足りない部分を埋める活動の一環であり 重要である ヒューマンエラー 基本的に 何度も同じことを 声を出して説明することが重要 対策 日本ヒューマンファクター研究所の講習を受講している 自社にヒューマンエラー専門の研修担当者がおり 社内の教育を行っている 回数が多いヒヤリハット事例については 本人の出演によるビデオ作成を行い 社内講習で活用している 84

91 .4 国内の石油系鉱物 非石油系鉱物の鉱山における鉱山保安 MSの導入状況等調査のまとめ国内の石油系鉱山及び非石油系鉱山を対象に 8 年度調査にて提案された 新チェックリスト を提示し 新チェックリスト の内容や運用上の要望や意見を聴取し 有効性について検討した 現チェックリストの 設問 に加え 判定チェック項目 が追記されたことにより 設問に対する回答の基準が明確になった 悩まず回答できるため回答時間は短縮されることが期待される 高いレベルの保安を求められているという印象を受ける といった意見があった 一方 両括弧書きを付記することによる説明への不満 判定チェック項目に該当するかどうかのレベルが不明確 教育に関する設問の提案があった また 中規模以下の鉱山では アンケート内容を理解し 各設問に答えるのは困難ではないかという意見もあった 調査の過程で 新チェックリスト 案を用いた鉱山保安 MS の構築と有効化について 以下 の課題が明らかになったことから 今後の国内における鉱山保安 MS の構築と有効化に向けた取 組みのあり方の検討に当たって これらの課題を考慮することが望まれる 鉱山保安マネジメントシステムの構築と有効化について 今回調査の課題を加味した上で 新チェックリストの導入 運用を進めつつ 鉱山側から得られる回答 評価結果を踏まえ引き続き検証を進めていくことが望まれる 新チェックリストの本格普及に当たっては 本報告書の提案等を元に鉱山との丁寧な対話を実施し 必要な修正 サポートツール 資料類 ( 例えば 中小零細向け鉱山保安 MSガイドブック リスクアセスメント事例集 5 0 選 など ) の準備と活用 教育 普及のための取り組み方法等の整備を行うことが必要である また 鉱山の規模 特性に合わせた取り組みを並行して行うことが望まれる そのためには例えば以下のような検討を行う必要がある 小規模及び零細規模の鉱山に対しては ゴールデンルール ( 基本行動原則 ) の策定 実施の委員意見に基づき 新チェックリストを試行し ゴールデンルールの策定のための検討材料とする 中規模以上の鉱山に対しては 規模や保安レベルに応じた 設問やチェック項目の数や内容の設定について検討を行う必要がある そのために 中規模以上の鉱山に対し更に 新チェックリスト を試行し 設問やチェック項目の数や内容設定のための検討材料とする 6 ワークショップの開催 で後述する鉱山保安懇談会が実施される場合には そのような機会を利用し 鉱山から 新チェックリスト の運用上の要望や意見を聴取し 改善対応を図ることが望ましい 新チェックリストは鉱山と産業保安監督部とのコミュニケーションツールであり 鉱山における鉱山保安のPDCA 確認 改善ツールとなりうるものであることから 双方が新チェックリストの取り扱い方を高めれば更に有益なツールとなり得る そのためには 鉱山 産業保安監督部のみならず 業界団体等も含む 鉱山保安地域連携モデル を形成し 相 85

92 互コミュニケーションの機会を如何にして増やしていくか 引き続き検討が必要である 86

93 4 優良な取組事例の詳細調査 4.1 概要 国内の石油系鉱物 非石油系鉱物の鉱山における鉱山保安 MSの導入状況等調査 において把握した 個別の取組事例において 優良な取組事例と考えられる数事例を対象に調査を行う 事例の選定においては 手引書 5 に記載されている 鉱山保安マネジメントシステムに関する優良事例集 における 効果 の項目 ( マンネリ防止 継続性向上 保安意識向上 会議の活性化 災害事例の有効活用 統率力の向上 効率化 活動の起点 保安教育 作業手順書の有効化 ) に加え 本事業において鉱山保安 MSの効果を高める評価項目を設定する 具体的には 8 年度調査で把握された鉱山保安 MSにおける課題から 見える化 目標管理の明確化 等が挙げられる 4. 入構者教育 ( 国際石油開発帝石株式会社 ) 国際石油開発帝石株式会社では 入構者に対して以下の確認を行っている 入構教育の際に 非接触型の体温計を用いた体温測定を行いインフルエンザ感染の確認を実施している 服用している薬物についても聴取を行っている 薬物について聴取を行うのは 風邪薬 鼻炎薬等の副作用により睡魔を催すことによる危険作業従事の可否を確認するためである 請負業者 見学者も含めた入構者全員に 危険を察知した場合には 安全確保の作業中断を実施するよう指示している また 作業を中断したこと させたことに対して 一切の非難しない旨を表明している ( 図 4..1) 請負業者には入構証を毎日発行している これらの取り組みは当然ながら 保安意識の向上 の効果がある また 入構証については毎 日発行することで 請負業者とのコミュニケーション機会を創出する マンネリ防止 の効果が 期待できる 図 4..1 安全確保の作業中断に関する掲示 87

94 4. INPEX 安全 7 原則 ( 国際石油開発帝石株式会社 ) 国際石油開発帝石株式会社では 安全に作業するために最低限守らなければならないルールと して以下の INPEX 安全 7 原則 を規定している 1 作業許可書 車両運転 リフティング作業 4 高所作業 (INPEX の場合 地上 1.8m 以上の作業としている) 5 閉所作業 6 防護 遮断措置 7 違法薬物とアルコール 内容を明記したカードを全職員に配布するほか 鉱内の該当する作業場に貼付し 注意喚起を 実施している これらの取り組みは 見える化 による 保安意識の向上 の効果が期待できる 4.4 ライフセービングルール ( 石油資源開発株式会社 ) 国際石油 天然ガス生産者協会は 世界の石油 天然ガス産業が体験した事故の原因分析に基づき 事故削減に最も効果的な注意喚起を作業項目ごとに整理し 重要項目を 18 種に分類し ライフセービングルール として公表した( 図 4.4.1) 88

95 図 ライフセービングルール 89

96 図 4.4. ライフセービングルールの重要項目の一つ 1. 入槽作業時の許可 ライフセービングルール の 18 種の重要項目のシンボルマークを作成 整理し 事務所入口 の作業現場地図上に 作業当日に該当する作業の有無を貼付し 注意喚起を行っている これらの取り組みは 見える化 による 保安意識の向上 の効果が期待できる 図 4.4. 事務所入口に掲示されている作業現場地図とシンボルマークの貼付 90

97 4.5 危険 要注意の場所の 見える化 ( 吉澤石灰工業株式会社 ) 吉澤石灰工業株式会社では 過去に災害 事故が生じた場所を 災害発生場所 として明示し 注意喚起を行っている ( 図 4.5.1) 図 災害発生場所 の明示 また 工場内の開口部に 色分けを実施し 空けて作業しても問題ない箇所 空ける際に注意 を促す箇所 空けるためには鍵が必要な箇所を分けている ( 図 4.5.) 図 4.5. 工場内の開口部の色分け 91

98 これらの取り組みは まず 災害事例の有効活用 であり 危険 要注意の場所を 見える 化 することによる 保安意識向上 の効果が期待できる 4.6 ワンポイントKY 及び チェックシート ( 国際石油開発帝石株式会社 ) 国際石油開発帝石株式会社では 班別の作業において 事務所で作業開始前 分 作業現場で作業着手前 分 作業終了後 分の打ち合わせを実施している 特に 作業開始前の打ち合わせにおいて 当日の作業に類似する過去のヒヤリハット事例をデータベースより検索し 班全員で確認作業を行う 同時にチェックシートを用いて記録している ( 図 4.6.1) これらの取り組みは 活動の起点 であり 過去のヒヤリハット事例の確認及び共有という 災害事例の有効活用 である ワンポイント KY 及び... チェックシート 平成年月日 ( ) 天候 監督者 指揮者 班 作業員 : 作業内容 作業時間 時分 ~ 時分作業場所 ヒヤリハット 危険予知 RA( 作業 設備 ) 対策 ワンホ イント KY 安全基準書 指示書 確認書 HSE マニュアル 作業ヒヤリマップ 交通ヒヤリマップ ヒヤリハットシート番号 ヒヤリハットシート番号 ( 安全チェックカート 参照 ) 1 体調 健康状態は良いか? 睡眠時間は十分か? 7 必要保護具は何か? 準備はしたか? 作業開始前打ち合わせ アルコール 薬物は摂取していないか? 8 倒れコール ガス検知器を持ったか? 作業監督 指揮 合図者は定めたか? 共同作業者を確認したか? 9 必要資格 教育を確認したか? 4 社内外の申請許可書を準備したか? 10 火気 危険作業の許可を得たか? 許可内容を確認したか? 5 作業内容 指示事項を十分理解した上で 作業手順を ( マニュアル SOP 手順書) 全員で確認したか? 11 必用工具 資材の準備はしたか? 6 危険予知を行ったか? 類似ヒヤリを確認したか? 1 関係部署へ連絡したか? ( 安全チェックカート 参照 ) 作業着手前 現地打ち合わせ 1 作業手順を十分理解したか? 7 作業監督 指揮 合図者の表示の明示はしたか? 8 ガス検知を行ったか?( 可燃性ガス HS O) 9 4 電源の開放 ( 遮断 ) は良いか? 10 INPEX 安全 7 原則と社内外の申請許可書を掲示したか? 工具 器具 保護具の点検をしたか? 作業準備 作業許可条件はクリアされているか? ワンポイント KYを全員参加で行ったか? 5 残圧 残液の確認はしたか? 6 ラインアップはしたか? 作業変更 作業内容変更 作業者交代時は 再度... チェックを行うこと ( 安全チェックカート 参照 ) 作業終了時の打ち合わせ 1 指示された作業は終了したか? 6 Sを行ったか? 関係部署へ連絡したか? 7 全員異常は無いか? 体調 気分が悪い等 現状復帰はよいか? 8 作業前 KYの内容は適正だったか? 4 紛失部品 工具はないか? 9 申し送りシステムに作業内容を記入したか? 5 ヒヤリハットはなかったか? 10 マニュアル SOP 手順書などの修正点はないか? 使用機器 工具 保護具 摘要 図 ワンポイント KY 及び チェックシート 9

99 4.7 ヒヤリノートによる情報の共有 (AGC 旭硝子 ) AGC 旭硝子大網白里鉱業所では ヒヤリハット事例や気付き事例等を 手書きやプリントした写真の貼付等により自由に記載可能なノートを作業グループごとに作成 使用している ノートの利用には以下のような利点がある 1 いつでも自由に記載可能であるため件数が多くなる PC 等を苦手としている現場の作業員がおり ノートの方が利用しやすい 組織の中で回覧されており 管理者のコメントが現場の作業員に伝達される この中の重要な事例は 主任が抽出してデータ化し 各グループへの横展開を実施している 図 ヒヤリノート 1 この取り組みは ノートというアクセス性の良い道具を使用し 記載に特別な制約を設けない ことによる 継続性向上 の効果が期待できる また 特別な機器 設備を必要としないことか ら 零細規模鉱山でも容易に導入できることが考えられる 4.8 経営トップによる安全ポスターによる啓蒙 (AGC 旭硝子 ) AGC 旭硝子では 経営トップによる安全啓蒙ポスターを 平成 1 年より 国内外の拠点に配布 各拠点において掲示し 経営トップの保安に関するメッセージを浸透させている ( 図 4.8.1) 1 平成 0 年 月 日大網白里鉱業所会議室にて撮影 9

100 この取り組みは 経営トップによる直接作業現場への直のメッセージ発信及び浸透の試みであ り 作業者全体の 保安意識向上 の効果が期待できる 平成 年度版 1 最新版 1 図 経営トップによる安全啓蒙ポスター 4.9 優良な取組事例の詳細調査のまとめ国内の石油系鉱山及び非石油系鉱山を対象に現地調査を実施し 個別の取組事例において 優良な取組事例と考えられる数事例を対象に調査を行った 結果として 過去の災害事例を有効活用し 実際に災害が発生した現場や類似作業が発生する現場で 見える化 や作業時に班で確認をを行う例 入構者教育の事例 アクセス性の良い道具であるノートを用いたヒヤリハット事例や気付き事例の共有 経営トップによる安全ポスターを用いたメッセージ浸透の事例等を 優良な取組事例として取り上げた これらは 鉱山の規模 特性等に応じて他の鉱山にも導入が可能な事例と考えられ 普及が推奨されるが より効果の高い普及の方法等について検討が必要である 1 高岡弘幸 : 安全なくして生産なし -AGC グループの機械安全と海外展開 - 日本機械工業連合会シンポジ ウム (01 年 5 月 5 日 ) 94

101 5 類似の他産業におけるリスクマネジメントの実施状況との比較 分析 5.1 概要鉱山と類似の作業現場を有する産業におけるリスクマネジメントの実施状況を調査し 国内の鉱山との比較分析を行う 5. 鉱山における作業現場の特徴 鉱山と類似の作業現場を有する産業 ( 以下 類似産業 という ) を選定する上で まず鉱山 における作業現場の特徴について考察する 鉱山保安法では 鉱山とは 鉱業を行う事業場 と定義されている ただし 鉱物の掘採と緊密な関連を有しない附属施設 当該鉱物の掘採に係る事業を主たる事業としない附属施設及び鉱物の掘採場から遠隔の地にある附属施設を除く としている すなわち 鉱山とは鉱物の採掘を実際に行う場所と言うことができる 鉱物は人工的に製造可能な物質ではなく 自然に存在する物質であるため 採掘する場所は当然ながら 山岳 原野 岩場といった自然地形を有する場所で 高所や悪い足場を有する場所となることが多い 採掘では 大規模な回転体を有する機械 ( コンベア ポンプ コンプレッサ等 ) が用いられ 石灰石 硅石 ろう石といった非石油系鉱山では 発破が用いられる 石油 天然ガス 水溶性天然ガスといった石油系鉱山では 掘削リグ 坑井や輸送のための配管や 水分や土砂を分離するセパレータのような高圧を用いる設備 炭酸ガス除去設備のような化学物質を用いる設備 冷凍機といった設備も用いられる 005~01 年度の統計では 休業 週間以上の災害 ( 全 00 件 ) のうち 発生の件数が多い災害は 墜落 転落 はさまれ 巻き込まれ 飛来 落下 転倒 であり これらで全体の 70% 強を占めている ( 図 5..1) 図 5..1 鉱山における休業 週間以上の事故の型 ( 全 00 件中 ) 経済産業省中部近畿産業保安監督部 : 鉱山災害防止のためのガイドブック~ 発生頻度の高い災害防止のための 95

102 以上を踏まえ 鉱山と類似の作業場所として 以下の特徴を有することが必要となる 自然地形を有する 墜落 転落が発生する恐れがある 発破等により 岩石や砂粒等の飛来 落下が発生する恐れがある 悪い足場を有する はさまれ 巻き込まれが発生する恐れのある機械を使用する 高圧 化学品を用いる設備を使用する 5. 調査対象の類似産業の選定前節に示した鉱山における作業場所の特徴を有する類似産業として 作業現場や労働災害の観点では 土木工事 が考えられる 土木工事は 土石 木材 鉄材等を用いて行う道路 鉄道 河川 橋梁 港湾等の建設工事である 実施においては土地の改変が伴い 墜落 転落といった事故 悪い足場 コンベア等の回転体を有するはさまれ 巻き込まれが発生する恐れのある機械を使用する これらの作業現場の特徴が 特に石灰石 硅石 ろう石といった非石油系鉱山と類似する 以上の事由に加え 検討委員会で挙げられた意見も踏まえ 土木工事 を選定した 具体的な調査対象は 今回現地調査を行った鉱山労働者が 100 人未満の中小規模鉱山との比較を行うため 栃木県にある 土地造成 外構 造園等土木工事の設計施工を行うの従業員 50 人の土木会社 ( 以下 K 社 という ) とした 5.4 リスクマネジメントの導入状況等調査 8 年度調査及び今年度実施する国内の石油系 非石油系鉱物の鉱山における鉱山保安 MSの導入状況等調査結果との比較 分析を行う 具体的には 類似産業を行う企業を対象として 鉱山保安との比較 分析が容易に実施できるよう 実際にリスクマネジメントを構築し運用する立場の人を回答者とし 以下の 種類のアンケート調査を実施する 1 リスクマネジメントの実施状況アンケート項目は 新チェックリスト をベースとした国内の石油系鉱物 非石油系の鉱山における鉱山保安 MSの導入状況等調査で行うアンケート調査と同様の内容とする 回答欄は回答しやすいよう選択肢や記述式の欄を設けた 鉱山保安 MS に対する自由な提言 鉱山保安 MS の実施方法について簡潔な説明を行った上で 鉱山保安 MS や 新チェック リスト に対する提言を自由に行ってもらった ヒント ~ 96

103 5.5 調査結果 新チェックリスト を用いた自己評価結果の回答表 に 新チェックリスト を用いた自己評価結果の回答 の結果を 土木工事事業と類似する石灰石鉱山の鉱山 G 及び H の結果とともに示す 表 5.5. に K 社による新チェックリストの各設問の回答を 石灰石鉱山である鉱山 G 及び H の結果とともに示す K 社においては Ⅰリスクアセスメントに関する質問 Ⅱ 鉱山保安 MS リスクマネジメントに関する質問 いずれも G 及び H 鉱山と比較して評価点が低いという結果であった 設問ごとの傾向を見ると G 及び H 鉱山で評価点が低い設問は K 社も同様に低く G 及び H 鉱山で評価点が比較的高い設問においても K 社は低い という傾向がある 例えば Q7 リスク低減措置を設定した優先度に従い実施し その実施状況を確認しているか? は チェック数が G 及び H 鉱山よりも大幅に少なくなっている (G 及び H 鉱山 :4 K 社 :) チェック内容を見ると K 社ではリスク低減措置を実施した後に状況確認を行っていないものと考えられる Q1 保安目標を設定しているか? のチェック数や内容を見ると K 社では保安目標の設定では 前年等過去の保安目標の達成状況のみを踏まえ リスクアセスメントの調査結果や保安委員会または労働者代表の意見を特に踏まえていないものと考えられる 上記を含め 鉱山と比較して取り組みが十分でないと考えられる点について 後述するヒアリングによる確認の対象とした 表 新チェックリスト結果一覧 ( 石灰石鉱山及び類似産業 ) G 鉱山 H 鉱山 K 社 Ⅰリスクアセスメントに関する質問 ( 設問数 9 満点 7 点 ) 1 15 Ⅱ 鉱山保安 MS リスクマネジメントに関する質問 ( 設問数 11 満点 点 ) 6 17 合計 ( 設問数 0 満点 60 点 )

104 表 5.5. 類似産業による新チェックリストの各設問の回答 (1/10) 質問 Ⅰ リスクアセスメントに関する質問 判定チェック項目 G 鉱山 H 鉱山 K 社 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1. リスクアセスメントの重要性を口頭で表明している - - Q1 経営トップは 鉱山労働者に対し自らの意思としてリスクアセスメントの重要性を表明し これを推進するための経営資源 ( 組織 予算等 ) を整備しているか. リスクアセスメントの重要性を文書 ( 例 : 紙又は電子媒体 ) で表明している ( 議事録 メモ等でも可 )< ガイドブック P1 をご覧ください >. リスクアセスメントの重要性に加え これを推進するための経営資源 ( 組織 予算等 ) についても表明し整備している 4. リスクアセスメントの実施方法等必要な教育を実施している ( 教育内容の記録必須 ) 経営トップの表明内容を概ね鉱山労働者全員が説明できる リスクレベルが高いと思われる事象について定期的に話し合いを実施し 記録 ( 例 : 紙又は電子媒体 ) し 保存している ( 議事録 メモ等でも可 ) -. 解説 に記載されている機会にリスクアセスメントを実施することを概ね規定している < ガイドブック P をご覧ください > Q 法令で定めた施業案変更のとき以外にも リスクアセスメントを実施しているか?. 解説 に記載されている 操業条件等に変化が生じるとき に概ねリスクアセスメントを行っている 4. 解説 に記載されている 保安確保措置等に不具合が生じ 又は生ずるおそれのあるとき に概ねリスクアセスメントを行っている - 5. 解説 に記載されている その他 前回の調査等から一定の期間が経過し 機械設備等の経年劣化 鉱山労働者の入れ替わり等に伴う保安上の知識経験の変化 新たな鉱山保安に係る知見の集積等があったとき に 概ねリスクアセスメントを行っている ( 本チェック項目 5 については 近年 年程度の期間で振り返るのが望ましい )

105 表 5.5. 類似産業による新チェックリストの各設問の回答 (/10) 質問 Ⅰ リスクアセスメントに関する質問 判定チェック項目 1. 鉱山労働者から情報を入手している G 鉱山 H 鉱山 K 社 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 Q. リスクアセスメントの結果の例が記載されている資料 ( 例 : リスクアセスメント 50 選等 ) から情報を入手している < ガイドブック P4 をご覧ください >< リスクアセスメント 50 選 P15~ (P8 の Q4 Q5) をご覧ください > リスクアセスメントを実施するに当たり 対象作業 作業場所に関する情報を. 日頃の安全活動 ( 例 : ヒヤリハットや入手しているか? 危険予知活動の事例 安全パトロール等 ) から情報を入手している - 4. 社内で保管している情報 ( 例 : 作業手順書 地質図 柱状図 類似災害情報 保安規程等 ) から情報を入手している 5. 非定常作業についても 危険情報が抜け落ちないように留意している 特定に当たっては 作業内容を詳しく把握している鉱山労働者が参画している < リスクアセスメント 50 選 P7 の Q をご覧ください > - Q4 入手した情報から保安を害する要因 ( リスク ) について鉱山労働者を交えて特定しているか?. 危険性又は有害性 ( ハザード : リスクの潜在的な源のこと ) の特定は 概ね 解説 に記載されているような手順で行っている < ガイドブック P1~ 14 POINT をご覧ください >. 特定した危険性又は有害性を記録し 保存している 4. 特定に当たっては 鉱山労働者の疲労等 ( 例えば 単調作業の連続による集中力の欠如や深夜労働による居眠り 高年齢労働者の身体機能低下など ) により 災害が発生する可能性や罹災の重篤度が高まることを考慮している - 5. 非定常作業のリスクについても特定している - 99

106 表 5.5. 類似産業による新チェックリストの各設問の回答 (/10) 質問 Ⅰ リスクアセスメントに関する質問 判定チェック項目 G 鉱山 H 鉱山 K 社 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1. リスクの大きさの見積もりにあたっては 作業内容を詳しく把握している鉱山労働者を交えてリスクの大きさを話し合っている < リスクアセスメント 50 選 P10~11 の Q7~9 をご覧ください > -. リスク見積もりの結果を記録し 保存している Q5 特定したリスクの大きさについて鉱山労働者を交えて見積もっているか?. 見積基準を作成しリスクの大きさを見積もっている 4. 見積りした値がばらついた時は 見積り基準を再確認するとともに 鉱山労働者の意見を聞いて合意した意見となるよう調整している < ガイドブック P15 をご覧ください > 見積基準を評価し 対策すべきリスクの優先順位の意思決定がしにくい場合には 見直している - Q6 見積られたリスクに対して 優先度を設定するとともに リスク低減措置を検討しているか? 1. 見積もられたリスクから話し合いで優先度の設定 リスク低減措置を検討している < ガイドブック P16,1 をご覧ください >< リスクアセスメント 50 選 P11~1 の Q9~11 をご覧ください >. 優先度の設定 リスク低減措置の検討結果を記録し 保存している. リスク低減措置の検討にあたっては 作業内容を詳しく把握している鉱山労働者が参画している 4. 常に以下の優先順位を踏まえて措置内容を検討している ( 優先順位 )1 本質的対策 工学的対策 管理的対策 4 個人用保護具の使用 < ガイドブック P1 をご覧ください > - 5. 経営トップがリスク低減措置に対して十分に合理的な判断 ( 例 : 高コストの措置承認もしくはリスク保有など ) をしている - 100

107 表 5.5. 類似産業による新チェックリストの各設問の回答 (4/10) 質問 Ⅰ リスクアセスメントに関する質問 判定チェック項目 G 鉱山 H 鉱山 K 社 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1. リスク低減措置を優先度に従い実施している. リスク低減措置を優先度に従い実施し記録し 保存している < ガイドブック P7 をご覧ください >< リスクアセスメント 50 選 P1 の Q1 をご覧ください > Q7 リスク低減措置を設定した優先度に従い実施し その実施状況を確認しているか?. 計画表などを作成し 実施時期を決めてリスク低減措置を実施し 実施した直後に状況確認している 1-4. 確認担当者 ( 例 : 保安管理者 保安統括者 ) を決めて実施状況を確認している - 5. 上記 に加え リスク低減措置の実施から一定期間経過後 ( 例 : 四半期に 1 回 ) にも状況確認している リスク低減措置の実施後に話し合いで効果を評価している. リスク低減措置の評価結果を記録し 保存している < ガイドブック P7 をご覧ください >< リスクアセスメント 50 選 P1 の Q1 をご覧ください > Q8 実施したリスク低減措置による効果を評価しているか?. 評価の実施時期を事前に決めて評価している 評価を行う担当者を事前に決めて評価している - 5. リスク低減措置を実施しても 残留するもしくは新たに発生するリスクについて評価している < ガイドブック P7 6>

108 表 5.5. 類似産業による新チェックリストの各設問の回答 (5/10) 質問 Ⅰ リスクアセスメントに関する質問 判定チェック項目 G 鉱山 H 鉱山 K 社 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1. 評価結果から リスク低減措置が適切であったか さらなる改善が必要かどうか話し合っている -. リスク低減措置の見直し結果を記録し 保存している < ガイドブック P7 をご覧ください >< リスクアセスメント 50 選 P1 の Q1 をご覧ください > Q9 実施したリスク低減措置の評価結果に基づき 見直しを行っているか?. 残留リスクがより小さくなるような見直し ( 例 : 管理的対策から工学的対策への見直し ) 又は リスクを保有する判断を行っている <ガイドブックP7 をご覧ください > - 4. 残留リスクや保有したリスクを鉱山労働者に周知し 必要な保安教育を行う等の暫定措置を実施した上で リスクを継続的に監視している 5. 経営トップがリスク低減措置の見直し結果を確認するとともに その結果を踏まえ 必要に応じて保安規程や作業手順書等に反映している - 10

109 表 5.5. 類似産業による新チェックリストの各設問の回答 (6/10) 質問 Ⅱ 鉱山保安マネジメントシステムに関する質問 判定チェック項目 G 鉱山 H 鉱山 K 社 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1. 保安方針を口頭で表明している < ガイドブック P1 をご覧ください > -. 保安方針を文書 ( 例 : 紙又は電子媒体 ) で表明している. 保安方針の表明内容を概ね鉱山労働者全員が説明できる - Q10 経営トップは 保安方針を表明しているか? 4. 表明した保安方針には 経営資源を投入することが含まれている - 5. 表明した保安方針には 概ね 次の事項の内容が含まれている 危害及び鉱害の防止を図ること 鉱山労働者の協力のもと 保安活動を実施すること 法又はこれに基づく命令 保安規程等を遵守すること 鉱山保安マネジメントシステムに従って行う措置を適切に実施すること - 1. 全員が集まる機会に 短時間でも保安方針を伝えている < ガイドブック P1 をご覧ください > -. 休憩所や玄関等 全員が目につく場所に保安方針を掲示している - Q11 保安方針について 鉱山労働者に浸透するよう取り組んでいるか?. 保安方針の策定背景を説明するなど工夫して周知している 4. 表明した保安方針を記載した 安全に関する手帳 や ポケットカード などを鉱山労働者が所持している 保安方針を実現させるための取組を議論する社内体制がある 1. 保安目標を文書 ( 例 : 紙又は電子媒体 ) で設定している < ガイドブック P19 をご覧ください > Q1 保安目標を設定しているか?. 保安目標は 達成の度合いを客観的に評価できるよう 可能な限り定量的なものとなっている ( 車両系鉱山機械の墜落災害ゼロ など ). 前年等過去の保安目標の達成状況を踏まえて 保安目標を設定している 4. リスクアセスメントの調査結果を踏まえて 保安目標を設定している 保安目標の設定に当たり 保安委員会又は鉱山労働者代表の意見を反映している - 10

110 表 5.5. 類似産業による新チェックリストの各設問の回答 (7/10) 質問 Ⅱ 鉱山保安マネジメントシステムに関する質問 判定チェック項目 G 鉱山 H 鉱山 K 社 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 Q1 保安目標を達成するために十分な環境整備が行われているか? 1. 保安目標を達成するため 十分な人材及び資金の確保に努めている < ガイドブック P をご覧ください >. 保安目標を達成するための組織 役割及び責任が明確になっている. 鉱山労働者への必要な保安教育が行われている 4. 鉱山マネジメントシステムを運用するに当たって保安委員会又は 鉱山労働者代表等の意見を活用している 5. 実施した保安教育等は記録し 保存している 1. 経営トップは 定期的に現場を巡視している. 経営トップは 現場の鉱山労働者とコミュニケーションを積極的に行っている Q14. 経営トップは 現場を重視し鉱山労働者の意見をくみ上げ 保安目標の達成に努めている 経営トップは 保安目標の達成が自らの責務であ 4. 経営トップは 保安目標を口頭 文ることを認識しているか? 書 ( 例 : 紙又は電子媒体 ) により直接鉱山労働者に周知している <ガイドブックP4 をご覧ください > 保安目標は ポスターなどの掲示若しくは備付又は事業者内コンピュータネットワークで掲示する等いつでも閲覧可能な状態であることを経営トップが確認している 104

111 表 5.5. 類似産業による新チェックリストの各設問の回答 (8/10) 質問 Ⅱ 鉱山保安マネジメントシステムに関する質問 判定チェック項目 G 鉱山 H 鉱山 K 社 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 Q15 1. 当該年度に行う予定の保安措置の計画内容を説明できる. 保安計画は 目標を達成するため 1 リスクアセスメントの結果 過去における保安計画の実施状況 保安目標の達成状況等に基づき 1 年等の期間を限り 保安計画 ( 文書によるものに限る 以下同じ ) を作成している < ガイドブック P17 1~ 8~ 41 をご覧ください >. 保安計画の作成には 保安委員会保安目標を達成するため又は鉱山労働者代表の意見を反映しに 保安計画 ( 年間計画 ) ている を策定していますか? 4. 保安計画には 保安目標を達成するための重点事項 ( 重点事項を定めた場合 ) 及び 具体的な実施事項 日程 担当部署 ( 担当者 ) について定めている < ガイドブック P8~9 をご覧ください > 5. 保安計画には計画を実行するために必要な予算を含めている < ガイドブック P P40~41 経営資源の欄をご覧ください > Q16 保安計画の各取組に対して目標 ( 期待される効果等 ) を検討しているか? 1. 保安計画には 取組を行うことが目的化しないよう1 取組 ( 手段 ) と 期待される効果 ( 例 : 危険軽視による墜落転落の防止 ( 保安教育の場合 )) を検討している <ガイドブックP1 8~ 9 の 期待する効果 をご覧ください >. 保安計画の各取組に対して 目標 ( 値 )( 実施回数や実施人数等 ) がすべて検討されている <ガイドブック P8~9 の 目標 ( 値 ) をご覧ください >. 保安計画の各取組に対して 期待される効果がすべて検討されている 保安計画の各取組に対する期待される効果及び目標 ( 値 ) が文書 ( 例 : 紙又は電子媒体 ) として存在している - 5. 保安計画の各取組に対する目標は保安委員会又は鉱山労働者代表の意見を反映している - 105

112 表 5.5. 類似産業による新チェックリストの各設問の回答 (9/10) 質問 Ⅱ 鉱山保安マネジメントシステムに関する質問 判定チェック項目 G 鉱山 H 鉱山 K 社 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1. 保安計画が現場の鉱山労働者まで浸透するためミーティングでの進捗状況報告や掲示 又は表彰するなどの工夫をしている < ガイドブック P4 計画の実施に関する工夫 留意点. 工夫を浸透させる工夫をご覧ください > - Q17 保安計画が現場の鉱山労働者まで浸透し 一丸となって実行されるような仕組みになっているか?. 保安計画に基づく活動等を実施するに当たっての具体的内容の決定方法 経費の執行方法等保安計画を適切かつ継続的に実施する手順 ( 口頭による取り決めでも良い ) を定めている < ガイドブック P1~>. 上記. の手順 ( 口頭による取り決めでも良い ) を鉱山労働者に周知する手順 ( 口頭による取り決めでも良い ) を定め 鉱山労働者に周知している 保安計画の実施に当たり 保安委員会又は鉱山労働者代表の意見を反映している - 5. 保安委員会又は鉱山労働者代表の意見を反映する手順 ( 方法 マニュアル ) を定めている 取組の実施状況について誰がチェックするか明らかになっている. 保安計画に定めた実施内容が計画通り実施されているか チェックできる様式になっている ( 例 : 計画と実績に分けて毎月進捗状況を確認できる様式 )< ガイドブック P~ 7 8~ 9 の D( 年間スケジュール ) の欄をご覧ください > Q18 保安計画は その取組が予定どおり実施されているかチェックできるようになっていますか?. 保安計画に定めた実施内容 ( 例 : 誰が いつまでに 何をどの程度 ) をチェックできる様式になっている < ガイドブック P8~9 の C( 評価 ) の欄をご覧ください > 4. 保安計画の取組状況について 保安委員会等の会議の審議事項に入れ チェックできるようにしている - 5. 内部監査やそれに準ずる取組で計画状況をチェックできるようにしている

113 表 5.5. 類似産業による新チェックリストの各設問の回答 (10/10) 質問 Ⅱ 鉱山保安マネジメントシステムに関する質問 判定チェック項目 G 鉱山 H 鉱山 K 社 1 該当 判定 1 該当 判定 1 該当 判定 1. 取組の実施状況について決められた担当者が確認し反映している Q19 保安計画を実行し その進捗状況を定期的に確認し その結果を反映しているか?. 保安計画に定めた実施内容 ( 例 : 誰が いつまでに 何をどの程度 ) が計画どおり実施されているか確認し 反映している ( 例 : 計画と実績に分けて毎月進捗状況を確認 )< ガイドブック P ~ 7 8~9 の D( 年間スケジュール ) の欄をご覧ください >. 保安計画の実施状況等の点検及び改善を実施する手順が定められこの手順により実施している - 4. 保安計画の取組状況について 保安委員会等の会議の審議事項に入れ 確認し反映している - 5. 内部監査やそれに準ずる取組で計画状況を確認し反映している 保安目標や保安計画について話し合いで 1 年を振り返り ( 評価 改善 ) を行っている. 振り返り ( 評価 改善 ) を行い その結果を記録 ( 例 : 紙又は電子媒体 ) し 保存している Q0 保安目標 ( 保安計画 ) について振り返り ( 評価 改善 ) を行っているか?. 保安計画の各取組の振り返り ( 評価 改善 ) が行われている ( パフォーマンス評価 )< ガイドブック P6~7 8~9 をご覧ください > 4. 鉱山保安 MS の仕組みについて保安委員会等の会議の審議事項に入れて振り返り ( 評価 改善 ) を行っている ( 有効性評価 )< ガイドブック P8 をご覧ください > 内部監査やそれに準ずる取組を 事前に定めた間隔で実施し その結果を踏まえたマネジメントレビューによる振り返り ( 評価 改善 ) が行われている リスクマネジメントや制度設計などの事業背景を考慮した様式表 5.5. に 鉱山に対して実施した 鉱山保安 MSの再構築や制度設計などの事業背景を考慮した様式 と同様の様式によるアンケート調査の結果を 石灰石鉱山である鉱山 G 及び H の結果とともに示す 107

114 (1) 保安上の課題 ローターの製品積込み場が狭く 不安全な環境状況 プロベスタ で紛体吸引時 ゴーグ ルが曇り 視界が悪い 等 個別の課題が挙げられた () 労働安全衛生 MSの実施状況に対する内部監査の実施 K 社では 実施できていない という結果であった これは K 社は土木工事のみに従事している点において 鉱業のみに従事している鉱山 G 及び H と同様の傾向であった 今後も検討する予定はなく 保安衛生パトロール 巡視で代替しており 年に 回 約 4 人の班で回るものと 年に 1 回 合同で実施 約 40 人で回るとのことであった () 請負作業のリスク鉱山と同様 K 社でも 十分に特定 という結果であった リスクの伝達は行っていないものの 請負会社は同じ数社を選定しており 過去 10 年で労働安全衛生規則上報告が義務付けられている災害は発生していないとのことであった (4) 労働安全衛生 MS の認証 K 社でも鉱山と同様取得を行っていなかった (5) リスクアセスメントの際の環境の観点での特定の有無 K 社では ある程度特定 という回答結果で リスクアセスメントは保安のみならず 環境の 観点でも実施していることが分かった (6) 経済産業省公開のツールの利用状況 K 社では全く活用していないという結果であった (7) ヒヤリハットの活用状況 K 社では 安全衛生委員会で報告 対策の検討を行い 各部の職場会議で周知しており 過去 のヒヤリハットは紙媒体で保存している 108

115 表 5.5. リスクマネジメントや制度設計などの事業背景を考慮した様式の結果一覧 (1/) 質問 No 質問内容 G H K 鉱山現場作業で気になっている保安上の課題はありますか? 1 熟練労働者の不足 ご記入ください 不安全 ご記入ください ロー ( 不安全行動 風安全な設備 不安全な環境 教育不足 等に関して ) 人材確保 ( 有資格者 若行動に関して ダーの製品積込み場が手 ) 鉱山施設の老朽狭く 不安全な環境状 Q1 化況 プロベスターで粉体吸引時 ゴーグルが曇り視界が悪い Q Q Q4 過去 10 年で 鉱山保安法上報告が義務付けられている災害 ( もしくは鉱害 ) が 1ヒューマンエラー 基 ご記入ください 該当な - 件以上発生している鉱山に伺います 災害 ( 鉱害 ) の発生原因の共通点があると本作業の確認不足 慣し お考えでしたら具体的に記載欄にご記入ください れによる作業のマンネリ 化 鉱山保安マネジメントシステム ( 以下 MS) の実施状況に関して内部監査を実施し : 実施できていない : ある程度実施 : 実施できていない ていますか?( 実施者は社内 社外を問いません ) 内部監査とは : 経営トップが保安方針を定め それを実現する鉱山保安 MSの仕 組みが出来上がり その通りに行われたかを確認することです (Qで : 実施していない を選択した鉱山に伺います ) : 検討できない - : 検討するかもしれない 今後実施することを検討していますか? Q5 Q6 (Q4 で : 検討できない を選択した鉱山に伺います ) 検討できない理由についてお聞かせいただけますか? 計画したリスク低減措置の内容 ( とくに設備対策のための資金の捻出など ) を事業計画に反映させていますか? 保安衛生パトロールを年 4 回実施しており 指摘事項については その都度対応結果を確認してい - - : 反映できていない : 反映できていない : ある程度検討し反映 Q7 請負が実施している作業内容について教えて下さい ( 具体的な作業内容のほか 掘削段階 or 生産段階 定常 or 非定常などの作業区分 ) 定常作業 :1 鉱石 表土類の積み込み運搬作業 場内清掃 散水作業 製品袋詰め 積み込み作業非定常作業 : 鉱山設備の保守管理 ご記入ください ご記入ください 鉱山開発 ( 剥土 剥岩 運搬 ) ー定常工場内清掃 ( 汚泥処理 落鉱処理 草刈 道路清掃 )- 定常道路工事 ( 側溝工 舗装工 ) 下水工事 ( 土留 管埋設 ) 造成工事 ( 重機土工 ) 解体工事 ( コンクリート取壊し 建家取り壊し )- 非定常 Q8 請負に関してのリスクを特定していますか?( 例 : プラントメンテナンスの際 コミュニケーション不足で請負業者との上下作業となり 飛来落下災害発生等 ) 1: 十分に特定している 1: 十分に特定している 1: 十分に特定している Q9 請負の選定手順はありますか? : ない : ない 1: ある Q10 請負へのリスク伝達手順はありますか? 1: ある 1: ある : ない Q11 労働安全衛生 MS の認証を取得していますか (OHSAS 中小事業場労働安全衛生評価事業 ( 中央労働災害防止協会 ) 等 ) : 取得していない : 取得していない : 取得していない Q1 (Q10 で : 取得していない を選択した鉱山に伺います ) 今後取得することを検討しますか? : 検討しない : 今後検討するかもしれない : 今後検討するかもしれない Q1 (Q11 で : 検討しない を選択した鉱山に伺います ) その理由をお聞かせください ( 負担が大きすぎる等 ) 限られた要員で作業して - おり 現場への負担が大きい 品質 ISO 活動 環境 ISO 活動共に経験しているが 書類作成が主となりがちで 効果が期待できない - Q15 今後鉱山保安 MSの認証結果に応じたどのようなインセンティブ制度を要望します特に期待するものはなか?( 例 : 労働保険料率の低減インターネットでの取り組み度合いの公表制度 い 保安手続きの簡素化等 ) ご記入ください インターネットでの取組を公表 - 土木工事事業においては 労働安全衛生 MS の認証があるため Q14 鉱山保安 MS の認証制度がで きた場合 その制度を利用し 対外的なアピールに活用したいと思いますか は質問を行わなかっ た 109

116 表 5.5. リスクマネジメントや制度設計などの事業背景を考慮した様式の結果一覧 (/) 質問 No 質問内容 G H K リスクアセスメントを実施する際 人に対する危害の他 鉱害の観点でもリスクを 1: 十分に特定している : ある程度特定している : ある程度特定している Q16 十分に特定していますか ( 地域住民に対する粉じんの影響等 ) Q17 Q19 近年経済産業省から公表されている以下のツールの内 よく活用しているツールを以下から選択してください ( インターネット接続されている場合には 以下ツール名をクリックすると内容を参照できます ) よく活用するツールを以下プルダウンで を選択してください 全国鉱山災害事例データベース 鉱山災害防止のためのガイドブック ( 災害事例の ) 水平展開 ( 詳報 ) - 鉱山保安マネジメントシステムの構築と有効化のためのガイドブック リスクアセスメント事例集 50 選 鉱山災害を防止するためのハードとソフトの優良事例集 - - 粉じんに関する作業環境改善事例集 その他 ( ) 鉱山保安 MS( リスクアセスメント含む ) について 今後どのような支援ツールがあれば良いとお考えですか? また 今リリースされているツールの改善要望があれば併せてお聞かせください 支援ツール を使うという発想自体が 現場の実態と乖離していると思います 他鉱山災害事例は大変参考になりますが 速報版と詳報を見比べた時 あまりプラスになる情報が加味されていないように感じます - よく活用するツールを以下プルダウンで を選択してください - Q0 鉱山保安 MS の目標管理について 現在目標管理を実施していますか 1: 目標管理を行っている 1: 目標管理を行っている : 目標管理を行っていない Q1 Q Q (Q0 で 1: 目標管理を行っている を選択した鉱山に伺います ) 管理方法の概要をお聞かせください 鉱山全体の保安活動計 ご記入ください 保安 - 画を毎年定め 全体計画管理者が年間保安計画に基づき 各部門でブレに基づいて鉱山労働者にイクダウンし 部門別活周知及び実施をおこなっ動計画を策定 各部の活ている 動状況については 保安員会の場で定期的に進捗報告を実施 年間活動結果報告を保安統括者へ提出 ヒヤリハット情報の活用を行っていますか 1: 活用を行っている 1: 活用を行っている 1: 活用を行っている (Q で 1: 活用を行っている を選択した鉱山に伺います ) ヒヤリハット情報の活用方法の概要をお聞かせください 1 部門内完結型の様式 ( 報告ー内容検討ー対策ー効果確認 ) とし 保安 委員会へ報告 各部門へ書面およびデータベースで情報を発信 ヒヤリハットレヘ ルをランク付けし 高レベルのリスクについては 詳細を報告させている ご記入ください ヒヤリハットが鉱山労働者から上げられた内容につい て 鉱山労働者に全員に周知すると共にリスク低減処置をおこなっています ( 必要に応じて鉱山労働者全員でリスクアセスメントを実施 ) 他に類似時点が有るか否か調査するためにも使用しています また 月間別にヒヤリハットをまとめてその月特有なヒヤリハットで有るか否か検証し そうで有る場合は 来年の同時期に昨年のヒヤリハットを管理者が説明し注意 喚起をしている ご記入ください 安全衛生委員会で報告対策等を検討し 各部の職場会議で周知する Q18 現在鉱山保安 MS のチェックリスト 0 項目を活用して自己評価を実施していただいて いますが 使いにくい ( 理解しにくい ) とお感じの点があればご意見をお聞かせください の質問内容は 土木工事事業に対しては適用することができないため 質問を行わなかった 110

117 表 5.5. リスクマネジメントや制度設計などの事業背景を考慮した様式の結果一覧 (/) 質問 No 質問内容 G H K 今回ご回答いただいたアンケートシート1を活用して自己評価を実施していただく設問が多く 内容が細か ご記入ください 今回 - 場合 分量や内容あるいは使いにくい ( 理解しにくい ) とお感じの点があればご意 すぎることに加え 判断 アンケート➀を実施に当 見をお聞かせください 基準がないため非常に回たり満足が時間が取れな 答しにくい 労働安全衛生 MSの認証取得が前提となっているためか 現 いのがが現状でした その中でアンケート➀の回答中に感じました率直に 状とのギャップが大きい な私考です 質問文の中 に () 書きや <> 書きが混載 されていると 質問文の 内容がを理解するまでに 時間がかかると思いまし た 時間がないことに焦り がでて 本文と説明文が 区別が付かなくなる時が Q4 ありました また 本文の前後の内容を忘れてしま い読み返すことがありまし た ガイドブックを等を参照しながらアンケートシート ➀ を実施するのに時間がかかりました 質問文と一緒にガイドブックの内容も照らし合わせてできたらなと感じました また タブレット等の媒体で見た時にアンケート ➀ ができたらなと思いました Q5 今回ご回答いただいたアンケートシート 1 の改善提案を含め チェックリスト を用いた鉱山保安 MS の構築とその有効化に対するご提案があればお聞かせください 正直なところ 中規模以下の石灰石鉱山では アンケート内容を理解し 各設問に適切に回答するこ とは困難かと思います これまで 監督部が実施してきたアンケートレベルが適切ではないでしょうか? ご記入ください アンケート➀の質問文の中のにある質問文と () 書きの説明文を分けて記載した 方が見やすいと感じました ( 質問文後に () 書きの説明文を記載するなど ) < ガイドブックをご覧ください > 等内容についても質問分の解説として添付して頂きたいと思いました 新チェックリスト について 新チェックリストについて 現場の方と作成者の方に差があるように思う もっとシンプルが 良い という感想が寄せられた その他の意見 その他ヒアリング調査結果を以下に示す 表 類似の他産業におけるリスクマネジメントに関するヒアリング調査結果項目内容土木の現場でのリ 際限なくリスクが出てくるためリスクアセスメントはやりきれないスクアセスメンと思われる 常に非定常作業に近い 鉱山であれば定常作業に相当すト 保安マネジメるが 土木は発注案件ごとに場所が違い また作業期間が短いため現ントの実施につい場単位ではリスクアセスメントを取り入れられていない て 危険予知 (KY) や作業手順策定は行っている 土木の現場で大きい工事であれば 安全の管理官はいるが 小さいところだと取り組むのは難しい 111

118 項目新人教育について事故 災害について 内容 事故災害を防ぐには 朝のミーティングが大切かと思われる 一連の決まった取り組みを実施し それだけで保安になるのではない リスクアセスメントを実施する人は現場作業員の意見を聞く必要があり 経験がないとうまく伝わらない 日常的にリスクについて考えている人でないと より安全にしたと言っても いくつ的が合っているかどうかわからない 普段からルールを守っている人でも注意力が足りなく事故を起こすことがある しつこく何回も教育が必要である その際に事故の事例を紹介し自分に置き換え 伝わるようにしないといけない 注意にとどまらず より踏み込んだ教育が必要である 注意ではなくどうすればよいか 具体的なことまでやらないといけない 危険をなくしてから作業をするようにしないといけない リスクアセスメントの問題というより 周囲の環境の問題が大きい 大きい会社ではしっかりと対策やっているが災害が起きている 経済的に余裕がない会社のほうが危ない 石灰会社は小さい会社ばかり 管理する人がいる / いないも 経済的問題が関係している 新しい人が事故を起こす また事故を起こす人は同じ人である 人手不足も関係しているかと 全体的に足りていない 事故を起こす会社の傾向として 会話が少ない会社は事故を起こしやすいように思う 大きい企業は事故を起こさないように徹底しているし 小さい企業は会話で注意している 中企業になると会話が取れなくなってしまうので事故が起こるのではないか 普段から会話 世間話ができるような関係がないといけない これらヒアリング調査結果から K 社を例にした土木工事事業の特性として 発注案件ごとに場所や作業期間が異なり 作業期間も短いため現場単位ではリスクアセスメントを取り入れる準備段階にある といったことがあげられる 一方 K 社は過去 10 年間で労働安全衛生規則上報告が義務付けられている災害 事故を発生させておらず 新チェックリスト 上の項目に該当しないものの 事業の特性に適した保安の取り組みを行っている と言える 5.6 検討委員会における意見 K 社では 現況調査に基づくリスクの特定や評価といったリスクアセスメントに該当することは実施できていない可能性はあるが 過去のヒヤリハット事例やミーティングを通じた周知 新人教育といった保安活動により 保安マネジメントが機能していると考えらえる といった意見が挙げられた 11

119 5.7 類似の他産業におけるリスクマネジメントの実施状況との比較 分析のまとめ鉱山と類似の作業現場を有する産業におけるリスクマネジメントの実施状況を調査し 国内の鉱山との比較分析を行った 具体的には 統計情報等に基づく考察及び検討委員会で挙げられた意見も踏まえ 土木工事 を選定し 鉱山労働者が 100 人未満の中小規模鉱山との比較を行うため 土地造成 外構 造園等土木工事の設計施工を行うの従業員 50 人の土木会社を調査対象とした 調査は 新チェックリスト をベースとした国内鉱山における鉱山保安 MSの導入状況等調査で行うアンケート調査と同様の内容を労働安全衛生 MSに置き換えた内容のアンケート調査によりリスクマネジメントの実施状況を調査し さらに鉱山保安 MSの実施方法について簡潔な説明を行った上で 鉱山保安 MSや 新チェックリスト に対する提言を自由に行ってもらった 新チェックリスト を用いた自己評価結果の回答では 土木工事と類似する石灰石鉱山の結果と比較したところ 評価点が下がる結果となった これは 発注案件ごとに場所や作業期間が異なるため作業期間も短いため現場単位ではリスクアセスメントを取り入れる準備段階にある といった土木工事事業の特性が背景にある 一方 調査対象の会社では過去 10 年間で労働安全衛生規則上報告が義務付けられている災害 事故を発生させていないことから 事業の特性に適した危険予知 (KY) 作業手順策定及び朝のミーティングの実施等の取り組みを行っているためと考えられる また 鉱山保安 MSや 新チェックリスト に対しては 簡素な内容の方が好ましい旨の意見が挙げられた 11

120 6 ワークショップの開催 6.1 概要 国内の石油系鉱物 非石油系鉱物の鉱山における鉱山保安 MSの導入状況等調査 4 優良な取組事例の詳細調査 及び 5 類似の他産業におけるリスクマネジメントの実施状況との比較 分析 の調査結果を基に 調査対象となった鉱山の関係者 作業員が参加するワークショップを開催する ワークショップは 本調査により得られた情報を広く国内鉱山において共有し 鉱山における災害の対策を推進することを目的とし 地域の鉱山関係者の参集の上 鉱山におけるリスクマネジメントに係る話題提供 他地域鉱山での保安に係る優良な取組事例の紹介 経済産業省の取組の紹介 関係者間の意見交換を行った 開催地域は 調査対象となった栃木 新潟 千葉とした プログラムは 本調査結果に基づく話題提供 外部有識者からの話題提供 開催地域事業者からの取組事例紹介 参加者との意見交換 経済産業省の取組みの紹介で構成された 本調査結果に基づく話題提供では 以下の説明を行った 8 年度調査で提案された 鉱山保安 MSサークル を来年度以降 鉱山保安地域連携モデル として展開し 経済産業省の支援の下 地域の鉱山が連携して保安力を高める取組みの紹介 新チェックリスト の解説と本調査で実施した試行と寄せられた意見の紹介 本調査で把握した優良な取組事例の紹介 6. 栃木 6..1 開催概要 表 6..1 に栃木県地域でのワークショップの開催概要を示す 項目イベント名日時場所プログラム ( 敬称略 ) 表 6..1 ワークショップ開催概要 ( 栃木 ) 内容栃木県地域鉱山保安懇談会平成 0 年 月 8 日 ( 火 )14 時 0 分 ~17 時 00 分栃木県石灰石工業会館内会議室 (1) 開会挨拶白井基晴経済産業省鉱山 火薬類監理官 () 話題提供小林敬幸みずほ情報総研株式会社サイエンスソリューション部次長テーマ : 鉱山保安マネジメントシステムの実施状況に関する調査報告 () 企業経営者による会談セッション :(1) リスクマネジメントについて () 参加者による意見交換メンバー ( 順不同 ): 中央労働災害防止協会 114

121 項目 内容 司会 山本晃経済産業省鉱山 火薬類監理官付課長補佐小林敬幸みずほ情報総研株式会社サイエンスソリューション部次長 (4) 経済産業省の取組みについて白井基晴経済産業省鉱山 火薬類監理官 (5) 閉会挨拶栃木県鉱山保安研究会 6.. 栃木県鉱山保安研究会について開催にあたっては 準備から開催当日まで 栃木県鉱山保安研究会の全面的な協力をいただいた 栃木県鉱山保安研究会は 昭和 4 年に鉱山保安法 昭和 6 年に新鉱業法が施行される中 新鉱業法施行の翌年の昭和 7 年に 啓蒙指導や監督官庁との連携による会員鉱山の保安確保 資質の向上を目的とし 葛生地区鉱山保安研究会 として発足した 現在 会員鉱山は 1 鉱山 (0 社 ) であり 鉱山労働者数は約 780 人である 主な活動として以下のようなものがあり 会員鉱山の保安確保 資質の向上に努めている 保安表彰 : 無災害鉱山 保安優良者 保安功労者を対象とした表彰 一般保安教育 : リスク低減対策と作業手順書作成 危険予知 (KYT) 災害事例( 会員鉱山の災害報告等 ) 等の研究会 講習会 見学会 : 会員鉱山の鉱山 工場を相互に見学する見学会 6.. 開催結果当日は 栃木県鉱山保安研究会から研究会長及び副会長を含む 11 社 1 人 経済産業省産業保安グループ鉱山 火薬類監理官付から 4 人 経済産業省関東東北産業保安監督部から 人 外部有識者として中労働災害防止協会から 1 人 事務局としてみずほ情報総研から 人 合計 1 人が参加した 図 6..1 ワークショップ ( 栃木県 ) の様子 115

122 当日 話題提供後の質疑応答 意見交換では 終始 立場にとらわれず自由闊達に意見が交わ された 以下に 当日寄せられた主な意見を示す 1 栃木県鉱山保安研究会の取り組みについて 来年度以降 第 1 次鉱業労働災害防止計画に基づく 鉱山保安地域連携モデル の先行事例として 栃木県鉱山保安研究会の取り組みが大いに参考になると考えられる その理由として 以下が考えられる 組織が長年にわたり継続して存在し 有益な活動を展開できていることから 地域に企業とっては参加することが当たり前となり定着している 専従の事務局組織が存在する 研究会内には 管理者 監督者ではない現場のメンバーの集まりも存在し 横のつながり 人脈づくりの場となっている 鉱山保安 MS チェックリストを使った評価について 自己評価では低い評価点で回答したが ヒアリングによって OK となった設問等があり 各設問の意図が不明瞭と感じることが多い 一方 分かりにくい設問の主旨や目的は 監督部の方がやってきて初めて明確になった 鉱山ごとに抱えている課題が異なるので チェックリストではベースとなる課題のみチェックすればいいのではないか 鉱山保安 MSを画一的に実施していくのは難しいのではないか それよりも チェックリストは教科書という位置付けとし 鉱山はチェックリストの回答結果ではなく鉱山の取り組みを監督部に報告し 監督部で評価してもらう方が実態に沿った評価が可能になるのではないか その上で 具体的なアドバイス等を受ける方がより良いと考える 今後 鉱山保安法をベースにした検査と鉱山保安 MSをベースにした監査のどちらを進めていきたいのかが不明確であると考える 鉱山保安 MS 導入の方向性を明確にしてほしい 鉱山保安 MSの目的は 労働災害を減らすことではずであるが マネジメントを実施することが目的化してしまう懸念がある 監督部からの災害事例の情報提供 災害通報あるいは研究会で即時に展開される災害情報が最も有益と現場は感じている 事例があると自鉱山でも同じ災害 事故が発生しないか 取り組みをしやすい 取組みやイベント等の名称に片仮名を使用すると馴染みにくいように思える このため今回 ワークショップ あるいは MSサークル ではなく 鉱山保安懇談会 という名称で実施した 保安教育について 初級者や中級者に対する浸透の方法が課題となる場合があるが 初級者は必ず成長していくので 低いレベルから底上げしていくことがよいと考える リスクマネジメントや保安活動に関する研修会では 講義よりグループ討論を主体として 116

123 実施した方がアンケート回答内容も良好で 効果が高いと考えられる 特に 鉱山労働者 は他社の人と話す機会がほとんどないため 横のつながりを持たせる場としても機能して いる 6..4 アンケートの回収 集計 ワークショップ終了時に参加者に記入いただいたアンケートでは 以下のような意見が寄せら れた 1 新チェックリストを使った評価について 自己評価そのものが不要ではないか? 第三者機関による公正な判断基準での評価が望ましいと思う 必ずしも当社で取り組んでいる方法とマッチしないところもあり 選択に迷う部分が多い また 重複しているように感じる問が多い 鉱山保安懇談会について 小規模鉱山は意見が出しにくい雰囲気がある 鉱山保安 MS について 各鉱山において 自分たちが行っている活動がどんな形で保安に役立っているかをもっと 自覚させる仕組みがあるとありがたい アンケートでは 新チェックリスト を用いた自己評価 プログラムの満足度 プログラムの理解度についてそれぞれ 5 段階評価で回答いただいた 結果を図 6..~ 図 6..4 に示す 新チェックリスト を使った自己評価では 中間の が最も多かったが 1 及び が 4 分の 1 以上を占めた 懇談会の満足度 理解度については概ね ~ 5 の回答が多かった 117

124 新チェックリスト を用いた自己評価について ( 栃木 ) 1% 6% 1% 5% 44% 非常に難しい 問題なくできる 図 6.. 新チェックリスト を用いた自己評価について ( 栃木 ) プログラムの満足度 ( 栃木 ) 0% 6% 7% 67% 大変不満 大変満足 図 6.. プログラムの満足度 ( 栃木 ) 118

125 プログラムの理解度 ( 栃木 ) 0% 0% 7% 7% 全く理解できず役に立たなかった よく理解し 役に立った 図 6..4 プログラムの理解度 ( 栃木 ) 6. 新潟 6..1 開催概要 表 6..1 に新潟県地域でのワークショップの開催概要を示す 項目イベント名日時場所プログラム ( 敬称略 ) 表 6..1 ワークショップ開催概要 ( 新潟 ) 内容新潟県地域鉱山保安懇談会平成 0 年 月 6 日 ( 火 )14 時 00 分 ~17 時 00 分新潟大学駅南キャンパス ときめいと 講義室 B (1) 開会挨拶山本晃経済産業省鉱山 火薬類監理官付課長補佐 () 経済産業省の取組みについて橋本晃誓経済産業省鉱山 火薬類監理官付課長補佐 () 話題提供小林敬幸みずほ情報総研株式会社サイエンスソリューション部次長テーマ : 鉱山保安マネジメントシステムの実施状況に関する調査報告 (4) 新潟県地域事業者と外部有識者による話題提供 参加者による意見交換セッション :(1) 取組事例について () 保安分野に関する話題提供 () 参加者による意見交換 119

126 項目 内容メンバー ( 順不同 ): 新潟大学大学院国際石油開発帝石株式会社石油資源開発株式会社三菱ガス化学株式会社 司会 山本晃経済産業省鉱山 火薬類監理官付課長補佐小林敬幸みずほ情報総研株式会社サイエンスソリューション部次長 (5) 閉会挨拶天然ガス鉱業会 6.. 新潟地区天然ガス懇話会について新潟地区天然ガス懇話会は新潟地区における天然ガス鉱業会の会員等で構成され 新潟地区における天然ガスの開発に関する情報交換並びに親睦融和を図ることを目的として 天然ガス鉱業会内に 6 企業により設置されている 開催結果当日は 新潟地区天然ガス懇話会から 6 社 人 天然ガス鉱業会から 人 経済産業省産業保安グループ鉱山 火薬類監理官付から 人 経済産業省関東東北産業保安監督部及び九州産業保安監督部からそれぞれ 人及び 1 人 外部有識者として新潟大学大学院から 1 人 事務局としてみずほ情報総研から 人 合計 6 人が参加した 図 6..1 ワークショップ ( 新潟県 ) の様子 当日 話題提供後の質疑応答 意見交換では 終始 立場にとらわれず自由闊達に意見が交わ された 以下に 当日寄せられた主な意見を示す 1 鉱山保安 MS チェックリストを使った評価について 同じ会社で同じ取組を行っているにもかかわらず 評価点が異なる場合がある これは 15 新潟地区天然ガス懇話会 ( 閲覧 ) 10

127 評価者によって考え方が異なるためであると思われるが このようなバラツキが生じるのはよくないと考える 文章での表現には限界があるのではないかと考える ヒアリングによって設問の意図を説明しつつ チェックリストに回答するといった ヒアリングとチェックリストへの回答をセットにしたらどうか 化学業界では 過去 5 年ぐらいチェックリストの検討を実施したが 誤解のない文章を策定することは困難であるとの結論に達した 正確な評価を行うことは重要ではあるが より大切なことは どのような項目について問題点があるかということである 同じ社内で異なる点数となる場合には 種類のパターンがある 一つ目のパターンは 評価者の正確に起因するものであり 10 点ぐらいの差が生じる場合が多い 二つ目のパターンは 会社のルールは共通だが 現場での運用が異なる場合である この場合には 社内での議論にならない運用方法にズレがある場合や 交代勤務の現場で各組ごとに運用が異なる場合等がある これらの原因が明確になるということは 点数のズレが実際に役に立つことになる 取組事例について HSE システムは 事業規模に対して仕組みとして重たいように見えるが グローバルな全社規模での取り組みである マニュアル類が多いという意見はあるが 仕組みとして重いとは考えていない 歴史の積み重ねで構築してきたシステムであり 現場の負荷にもなっていない 他社が同じような HSE に関する取組をすぐに実施することは困難であると考えるが 大切なことは現在実施している取り組みを継続することであり その取組を徐々にステップアップしていくことが重要である 鉱山保安懇談会について 積極的に発言したいが 保安がテーマであることもあり 軽々には発言しにくい 6..4 アンケートの回収 集計 ワークショップ終了時に参加者に記入いただいたアンケートでは 以下のような意見が寄せら れた 1 新チェックリストを使った評価について 自社でチェックリストシステムを実際に行っている中 さらに他のツールを導入すること は困難 鉱山保安懇談会について 他社の取組事例の紹介は役に立った 11

128 テーマをしぼった勉強会を開催してはどうか 外部有識者の話題提供で 気付きにくい危険 マネジメントシステムやその枠割について参考となった やや時間が短いように思った 鉱山保安 MS について 各鉱山において 自分たちが行っている活動がどんな形で保安に役立っているかをもっと 自覚させる仕組みがあるとありがたい アンケートでは 新チェックリスト を用いた自己評価 プログラムの満足度 プログラムの理解度についてそれぞれ 5 段階評価で回答いただいた 結果を図 6..~ 図 6..4 に示す 新チェックリスト を使った自己評価では 及び と 4 及び 5 の各合計がそれぞれ 50% 占めた 懇談会の満足度 理解度については ~ 5 の回答が多かった 新チェックリスト を用いた自己評価について ( 新潟 ) 6% 0% 1% 44% 8% 非常に難しい 問題なくできる 図 6.. 新チェックリスト を用いた自己評価について ( 新潟 ) 1

129 プログラムの満足度 新潟 0% 1% % 65% 大変不満 1 図 大変満足 プログラムの満足度 新潟 プログラムの理解度 新潟 0% 1% 18% 70% 全く理解できず 1 役に立たなかった 図 よく理解し 役に立った プログラムの理解度 新潟 6.4 千葉 開催概要 表 に千葉県地域でのワークショップの開催概要を示す 1

130 項目イベント名日時場所プログラム ( 敬称略 ) 表 ワークショップ開催概要 ( 千葉 ) 内容千葉県地域鉱山保安懇談会平成 0 年 月 1 日 ( 火 )14 時 00 分 ~17 時 00 分大多喜ガス株式会社ガスビル 5 階大会議室 (1) 開会挨拶白井基晴経済産業省鉱山 火薬類監理官 () 経済産業省の取組みについて宇佐美尚都経済産業省鉱山 火薬類監理官付監督係 () 鉱山保安懇談会の解説と事例紹介 1 小林敬幸みずほ情報総研株式会社サイエンスソリューション部次長テーマ : 鉱山保安懇談会解説 中央労働災害防止協会テーマ : リスクマネジメントについて 関東天然瓦斯開発株式会社テーマ : 事例紹介 4 旭硝子株式会社テーマ : 事例紹介 5 小林敬幸みずほ情報総研株式会社サイエンスソリューション部次長テーマ : 事例紹介 (4) 新チェックリスト解説 参加者による意見交換セッション :(1) 新チェックリスト解説 () 参加者による意見交換 司会 山本晃経済産業省鉱山 火薬類監理官付課長補佐小林敬幸みずほ情報総研株式会社サイエンスソリューション部次長 (5) 閉会挨拶天然ガス鉱業会 6.4. 京葉天然ガス協議会について京葉天然ガス協議会は 京葉地区 ( 東京都 千葉県 ) の水溶性天然ガスに関する諸問題に対処し 必要に応じての発表及び建議を行うとともに 天然ガス鉱業の健全な発展に寄与し 会員相互の親睦融和を図ることを目的として 天然ガス鉱業会内に 17 の公共団体 企業により設置されている 開催結果 当日は 京葉天然ガス協議会から 8 社 1 人 天然ガス鉱業会から 人 経済産業省産業保安 16 京葉天然ガス協議会 ( 閲覧 ) 14

131 グループ鉱山 火薬類監理官付から 4 人 経済産業省関東東北産業保安監督部から 人 外部 有識者として中央労働災害防止協会から 1 人 事務局としてみずほ情報総研から 人 合計 4 人 が参加した 図 ワークショップ ( 千葉県 ) の様子 当日 話題提供後の質疑応答 意見交換では 終始 立場にとらわれず自由闊達に意見が交わ された 以下に 当日寄せられた主な意見を示す 1 鉱山保安 MS チェックリストを使った評価について チェックリストが来ると 重く捉えて回答する傾向がある 本当にできていないと思わなければ チェックを付けない傾向がある 自己評価するツールと捉え 面談型にしてもらえれば良いのではないかと思う ただし 産業保安監督部が全ての現場に行くのは難しいので 関連団体などが協力できるようになることが望まれる 経営トップが資源を投入することは当たり前で表明までは通常行わない 経営トップが誰を指すか など現場の実情に沿わないあるいは内容が明確でない設問がいくつか見られる そういった意見は随時送っていただきたい 取組事例について ヒヤリノートはトップダウンで開始したが 取組みとして根付くまでに時間がかかった 最初は件数の目標等を設定して 報告が上がるようにしていた 保安方針を記したカードは所持していることだけではなく 鉱山労働者自身が何をしなければならないのか 自分で考えることが重要である 鉱山保安懇談会について 同じ鉱種の事業者で参集するのみならず 異なる鉱種を扱う事業者で参集し 取組み等について意見交換するのはどうか 本来は 円卓のような形で行う方が気兼ねなく発言しやすいと思うが 今回はロノ字の座 15

132 席レイアウトで主催者である経済産業省と参加者である事業者が対峙するような形となり やや空気が堅苦しくなってしまった アンケートの回収 集計 ワークショップ終了時に参加者に記入いただいたアンケートでは 以下のような意見が寄せら れた 1 新チェックリストを使った評価について チェックリストは気づきのツールであるため 自己評価するだけでなく 各項目に対して どのようなことを行っているか 対保安部や対同業他社で情報交換できれば良い 鉱山保安懇談会について 各社 新チェックリスト案に目を通してもらった後に開催した方が良かったのではないか 他社の取組事例の紹介は役に立った 鉱山保安 MS について 新チェックリストを保安確保のためのツールとして活用し 保安向上のスパイラルアップ につなげたい アンケートでは 新チェックリスト を用いた自己評価 プログラムの満足度 プログラムの理解度についてそれぞれ 5 段階評価で回答いただいた 結果を図 6..~ 図 6..4 に示す 新チェックリスト を使った自己評価では と 4 及び 5 の合計がそれぞれ 50% 占め 1 及び の回答はなかった 懇談会の満足度 理解度については ~ 5 の回答が多かった 16

133 新チェックリスト を用いた自己評価について ( 千葉 ) 0% 0% 50% 0% 非常に難しい 問題なくできる 図 6.4. 新チェックリスト を用いた自己評価について ( 千葉 ) プログラムの満足度 ( 千葉 ) 0% 0% 0% 60% 大変不満 大変満足 図 6.4. プログラムの満足度 ( 千葉 ) 17

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