VMware ESXi 5.0 導入ガイド

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1 VMware ESXi 5.0 導入ガイド

2 お願い ここに記載されている情報とそれに対応する製品をご使用になる前に 当ガイドをご利用する前に の事項を必ずご確認ください 2

3 当ガイドをご利用になる前に 当内容は お客様 販売店様 その他関係者が System x, Flex System などを活用することを目的として作成しました 詳細につきましては URL( の利用条件をご参照ください 当技術資料に含まれるレノボ エンタープライズ ソリューションズ株式会社および Lenovo Enterprise Solutions ( 以下総称して LES) 以外の製品に関する情報は 各提供ベンダーより提供されたものであり LES はその正確性または完全性についてはいかなる責任も負いません 当技術資料の個々の項目は LES にて検証されていますが お客様の環境において全く同一または同様な結果が得られる保証はありません お客様の環境 その他の要因によって異なる場合があります お客様自身の環境にこれらの技術を適用される場合は お客様自身の責任と費用において行なってくださいますようお願いいたします Copyright 2015 レノボ エンタープライズ ソリューションズ株式会社 3

4 INDEX VMware ESXi 5.0 導入ガイド... 1 要約 5 1. はじめに VMware vsphere について VMware vsphere5 コンポーネントについて ライセンスについて 環境概要 導入のポイント 9 2. VMware ESXi 5.0 導入前の準備 各種 BIOS Firmware レベル等の確認および最新レベルの適用について VMware ESXi 5.0 の導入 VMware ESXi 5.0 の導入 vcenter Server 5.0 の導入 vsphere Client の導入 VMware ESXi ホストの追加 VMware ESXi に接続するストレージ装置の追加 仮想マシンの作成およびゲスト OS の導入 仮想マシンの作成 ゲスト OS の導入 VMware Tools の導入 VMware Tools の導入 (Windows Server 2008 R2) VMware Tools の導入 (Redhat Enterprise Linux 6.1) 50 4

5 要約 VMware ESXi とは Windows /Linux などの複数の仮想マシンを 1 台のサーバーで同時に稼働できるサーバー仮 想化ソフトウェアです 分散された複数のサーバーを統合するために最適なソリューションです 技術革新の激しい IA サーバーには CPU パワーを限界まで使い切るアプリケーションはほとんどありません VMware ESXi で複数の OS を同時に稼働させることにより サーバーリソースの有効活用が可能になり サーバー増設などの導入管理作業やバックアップ等の運用も大幅に軽減することができます また 従来の OS やアプリケーションのテスト 開発環境では OS 環境ごとにサーバーを必要とし しかもテスト環境のバージョン管理が困難でしたが VMware ESXi 使用することで 複数のテスト環境を 1 台のサーバーで構成し さまざまなバージョンのイメージを容易に管理 切り替えて テスト効率や開発効率を高めることができます 当ガイドは System x3650 M3(7945) に VMware ESXi 5.0 を導入して 外部の管理サーバーである Windows サーバー上に vcenter Server および vsphere Client を導入して仮想マシンを管理 構成する際の手順が記載されております 環境の違いなどにより動作が異なる場合がありますので参考として御利用ください 以下の内容が記載されております VMware ESXi 5.0 導入手順 vcenter Server 5.0 導入手順 vsphere Client 5..0 導入手順 仮想マシン作成およびゲスト OS 導入手順 VMware Tools の導入手順 活用局面 : 提案時 構築時 運用時情報 : Marketing Technical シリーズ : 単発 定期発行対象サーバモデル : 全機種 特定機種 5

6 1. はじめに 1.1 VMware vsphere について VMware vsphere は 基盤となる複雑なインフラストラクチャからアプリケーションとデータを抽象化し 社内ク ラウドインフラストラクチャを構築します そのため IT 組織はビジネス活動に対するサポートに集中して取組 むことができます VMware vsphere のメリットには次のものがあります コスト削減と IT 効率性の最大化 : VMware vsphere を使用することで 余分な IT 投資を排除し インフラストラクチャの維持管理にかかるコストと複雑性の低減を可能にします 結果的に 組織は効率的な IT サービスを展開できるようになります VMware vsphere を使用する組織は 管理の自動化や シームレスに連携する社内クラウドおよび外部クラウドのリソースをアプリケーションへ動的に割り当てることにより 高い統合率を実現できます これにより 最も効率的なビジネスサービスの提供を実現します サービスレベルの自動化による IT 制御の向上 : 企業は IT サービスへさらに依存するようになっており 効率的にアプリケーションを提供できるかどうかが 企業の成長と衰退 成功と失敗の鍵となります 企業は アプリケーションデリバリのサービス品質の維持および管理を IT 部門に委ねています VMware vsphere は データセンターの管理概念をインフラストラクチャからサービスデリバリに進化させ 可用性 セキュリティ およびスケーラビリティについて定めた SLA( サービスレベルアグリーメント ) に基づいたサービスデリバリを可能にします 新しいビジネスサービスを展開する必要があるアプリケーションの所有者は 複雑なサーバ ストレージ およびネットワークインフラストラクチャを意識する必要がないため ビジネスバリューの提供に集中して取り組むことができます つまり 迅速に回復可能で 複雑さや運用に関するオーバーヘッドなしで変化する要件に対応できる 自動化および管理された環境が実現します 自由な選択で IT 部門を強化 : VMware vsphere の先進的な IT 環境では 必要に応じてビジネスサービスを提供しながら ビジネス要件の変化に対して適切な業界標準のハードウェア アプリケーションアーキテクチャ オペレーティングシステム および社内外のインフラストラクチャを自由に選択できます VMware vsphere を使用すると ハードウェア オペレーティングシステム アプリケーションスタック およびサービスプロバイダに依存せずに 柔軟な選択が可能です つまり 既存のアプリケーションをサポートし 将来のアプリケーションにも対応できます また 社内クラウドおよび外部クラウドインフラストラクチャ内で アプリケーションを柔軟に展開することが可能です 6

7 1.2 VMware vsphere5 コンポーネントについて VMware は多くのコンポーネントが用意されています その中から 主要なコンポーネントをいくつか記述いたします VMware ESXi 仮想化環境を提供する仮想化レイヤーになります 当ガイドにて 導入方法を記載いたします VMware vcenter Server 仮想化環境のリソースを一元管理し クラスタ機能などの vsphere のあらゆる高度な機能を提供します 当ガイドにて 導入方法を記載いたします vsphere Client および Web Access vsphere を一元管理するための管理コンソール GUI になります 当ガイドにて 導入方法を記載いたします VMware Data Recovery ゲスト OS の種類に依存しない仮想マシンの統合バックアップ / リストアモジュールになります vsphere HA (High Availability) クラスタリングソリューションにおけるコストや複雑さを削減しながら 仮想 IT 環境全体に高可用性を提供します vsphere vmotion エンドユーザーに影響を与えずに 実行中の仮想マシンを他のハイパーバイザーへ移動させ IT 環境を稼動させたまま柔軟性と可用性を提供します 7

8 1.3. ライセンスについて vcenter Server および VMware ESXi 5.0 は 直接ライセンスキーを VMware ESXi ホストに設定する方法と vcenter Server にてライセンスキーを管理する方法の 2 つのライセンス管理方法があります 構築する環境に応じて どちらかを選択する必要があります vcenter Server にてライセンスキーを管理する方法は 接続された複数の VMware ESXi ホストのライセンスキーを vcenter Server にまとめて登録を行い それぞれの VMware ESXi ホストに割り当てます VMotion や DRS,HA などの vcenter Server の機能を使用する場合は こちらを選択する必要があります VMware vsphere を購入すると あらかじめ登録した アドレスに新しい activation code が送付されます その後 WEB ブラウザで VMware 社 license activation ポータルサイトにアクセスして テキストにて表示された固有のライセンスを保管します ライセンスに関しましての詳細な内容は 以下の VMware 社の資料をご確認ください VMware 製品ライセンス 当ガイドでは vcenter Server を構築し 単一の VMware ESXi 5.0 の構築の手順を紹介します 8

9 1.4 環境概要 導入のポイント < 当ガイドにおけるシステム構成図 > System x3650 M3 (7945-M2J) CPU 2.93GHz x 2 Memory 4096MB HDD SAS 73GB x 2 uefi/bios 1.30 当ガイドでは x3650 M3 上に VMware ESXi 5.0 を導入し 構成されたストレージ製品の VMFS 領域にゲスト OS を 配置します VMware ESXi の設定を行うため 別途 vsphere Client を用意する必要があります vsphere Client 経由で VMware ESXi へアクセスして ゲスト OS の作成 導入などを行います 当ガイドでは x3250 M3 に vcenter Server および vsphere Client を導入します 当ガイドでは RAID 構成についての記述を行いません RAID 構成を行う場合には 各機種の導入ガイドなどをご 参照の上 事前に設定を行ってください 各機種の導入ガイドに関しましては 以下の WEB サイトをご参照ください System x FAQ 9

10 IBM 製品における VMware ESXi の最新サポート状況については 以下の WEB サイトをご参照ください System x VMware ESXi サポート情報 VMware ESXi 5.0 および VMware vcenter Server 当ガイドに記載されている以外の考慮事項に関しては 以下の VMware 社各種マニュアルをご参照ください 導入のポイント VMware ESXi 5.0x を導入する機種によって OS 導入時にネットワーク アダプターが検出されず インストールに失敗するという現象が発生します VMware ESXi 5.0.x のインストールイメージには 特定のネットワーク アダプターのデバイス ドライバーが含まれております しかし インストールイメージ内にデバイス ドライバーが含まれていないネットワーク アダプターのみでサーバーが構成されている場合 VMware ESXi 5.0.x のインストーラーが インストール中にネットワーク アダプターを検出することができず 上記の現象が発生してインストールが停止します これは VMware ESXi 5.0.x のインストールイメージの仕様となります 本事象は 標準で Emulex 社製のネットワーク アダプターがオンボードに搭載されている以下の製品で発生する可能性があります なお Broadcom 社製の拡張ネットワーク アダプター等 VMware ESXi 5.0.x のインストールイメージにデバイス ドライバーが含まれているネットワーク アダプターがサーバーに搭載されている場合 本事象は発生しません 適用される製品 ( 現在 ) BladeCenter HS23 System x3750 M4 Flex System x240 詳細および回避策につきましては 以下の情報を参考にしてください VMware ESXi 5.0.x のインストール時にネットワーク アダプターが検出されず インストールに失敗する 10

11 2. VMware ESXi 5.0 導入前の準備 VMware ESXi 5.0 を導入する前に 事前に導入環境を整える必要がある場合があります 2.1. 各種 BIOS Firmware レベル等の確認および最新レベルの適用について 各システムの電源を投入し システム uefi/bios や各種 Firmware 類のレベルを確認してください BIOS や Firmware のバージョンが低い場合は バージョンを上げることを推奨します IBM の WEB サイト ( から最新版をダウンロードして適用する必要があります 各バージョンには相互依存性がある場合もありますので 必ず各コンポーネントの URL や README を確認の上 事前に適用ください また Storage 製品や SAN Switch を使用して ゲスト OS のために VMFS 領域を配置する場合には 事前に SAN Switch における ZONING と Storage 製品における LUN の作成および LUN マッピングを行う必要があります SAN Switch における ZONING および Storage 製品における LUN の作成および LUN マッピングに関しては 各ご 使用になられている Storage 製品のガイドを参照ください 基本的な機器のドライバに関しましては OS 標準搭載のドライバが適用されますが 以下の ServeRAID をご 使用の場合には ファームウェアのバージョンによりドライバの適用が必要になります ServeRAID M1015 : ファームウェアバージョン 以上 ServeRAID M50xx : ファームウェアバージョン 以上 (xx: 任意の数字が入ります ) 上記の RAID コントローラーを使用されており ファームウェアのバージョンが該当する場合には バージョン 4.32 以降の LSI megaraid_sas ドライバを適用してください 入手先は 以下の VMware 社のサイトからダウンロードしてください VMware vsphere 11

12 3. VMware ESXi 5.0 の導入 3.1. VMware ESXi 5.0 の導入 ESXi ホストサーバーの内蔵ディスクに VMware ESXi 5.0 を導入します 1. ESXi ホストサーバーの電源を投入し 直ちに VMware ESXi 5.0 のインストール CD を挿入して VMware ESXi CD からブートします 2. CD よりブートすると 以下の画面が表示されますので Enter を押します 3. [End User License Agreement] の画面が表示されます 内容を確認の上 F11 を押します 内容に同意できない場合は導入を続けることはできません 12

13 4. [Select a Disk to Install or Upgrade] の画面が表示されます インストールするストレージデバイスを選択し Enter を押します 5. [Please select a keyboard layout] の画面が表示されます Japanese を選択し Enter を押します 6. [Please enter a root password] の画面が表示されます root パスワードを 2 回入力し Enter を押します 13

14 7. [Confirm Install] の画面が表示されます F11 を押します インストールが開始されます 8. 正常にインストールが完了し [Installation Complete] の画面が表示されます Enter を押し 再起動します 9. 再起動後 トップ画面が表示されます このあと詳細な設定を行います F2 を押し Login Name と Password を入力します 14

15 10. [System Customization] の画面が表示されます まず サービスコンソールで使用するイーサネットポートのネットワーク構成を行います [Configure Management Network] から [IP Configuration] を選択し Enter を押します 11. [IP Configuration] の画面が表示されます 任意の設定を行い Enter を押します 12. [Configure Management Network : Confirm] の画面が表示されます Y を押します 13. その他 環境に応じて DNS や Hostname などの設定を行います 以上の操作で VMware ESXi 5.0 の導入は完了です 15

16 3.2. vcenter Server 5.0 の導入 vcenter Server は リモートで VMware ESXi ホストおよび仮想マシンを管理 構成することができる統合管理ツールになります vcenter Server は Windows OS 上で稼動するソフトウェアです 本章では 管理用サーバーである x3250 M3 に導入する手順を記載いたします 1. VMware vcenter Server 5.0 and modules DVD メディアを管理用サーバーに挿入し vcenter インストーラーを起動します 起動しましたら VMware 製品インストーラの項目から vcenter Server を選択し [ インストール ] を押します 2. 言語選択の画面が表示されます 日本語が選択されているのを確認し OK を押します 16

17 3. [VMware vcenter Server のインストールウィザードへようこそ ] の画面が表示されます 次へ を押します 4. [ エンドユーザー使用許諾契約書 ] の画面が表示されます 内容を確認し 次へ を押します 17

18 5. [ 使用許諾契約書 ] の画面が表示されます [ 使用許諾契約書に同意します ] にチェックし 次へ を押します 6. [ ユーザー情報 ] の画面が表示されます 任意の情報を入力し 次へ を押します 18

19 7. [ データベースオプション ] の画面が表示されます 使用されるデータベースを選択して 次へ を押します 8. [vcenter Server サービス ] の画面が表示されます 使用するアカウントおよびドメイン名の情報を入力して 次へ を押します ( 完全修飾ドメイン名を入力する必要があります 確認を行い入力してください ) 9. 完全修飾ドメインについて確認メッセージが表示されます OK を押します 19

20 10. [ ターゲットフォルダ ] の画面が表示されます 変更がない場合には 次へ を押します 11. [vcenter Server リンクモードオプション ] の画面が表示されます 当環境ではスタンドアロンモードでインストールを行います 次へ を押します 20

21 12. [ ポートの構成 ] の画面が表示されます 使用するポートを確認し 次へ を押します 13. [Inventory Service のポートの構成 ] の画面が表示されます 使用するポートを確認し 次へ を押します 21

22 14. [vcenter Server JVM メモリ ] の画面が表示されます ご使用になられる環境に応じて適切な項目を選択し 次へ を押します 15. [ プログラムのインストール準備 ] の画面が表示されます チェック項目を確認し インストール を押します インストールが開始されます 22

23 16. [ インストール完了 ] の画面が表示されます 終了 を押します 以上の操作で vcenter Server の導入は完了です 23

24 3.3. vsphere Client の導入 vsphere Client は リモートで VMware ESXi ホストおよび仮想マシンを管理 構成することができる Windows OS 上で稼動する管理ソフトウェアです vsphere Client は Windows OS 上で稼動するソフトウェアです 本章では 管理用サーバーに導入する手順を記載します 1. VMware vsphere Client 5.0 and modules DVD メディアを管理用サーバーに挿入し vcenter インストーラーを起動します 起動しましたら VMware 製品インストーラの項目から vsphere Client を選択し [ インストール ] を押します 2. [VMware vsphere Client 5.0 のインストールウィザードへようこそ ] の画面が表示されます 次へ を押します 24

25 3. [ エンドユーザー使用許諾契約書 ] の画面が表示されます 次へ を押します 4. [ 使用許諾契約書 ] の画面が表示されます [ 使用許諾契約書に同意します ] にチェックし 次へ を押します 25

26 5. [ ユーザー情報 ] の画面が表示されます 任意の情報を入力し 次へ を押します 6. [ ターゲットフォルダ ] の画面が表示されます 変更がない場合には 次へ を押します 26

27 7. [ プログラムのインストール準備 ] の画面が表示されます インストール を押します 8. [ インストール完了 ] の画面が表示されます 終了 を押します 以上の操作で vsphere Client の導入は完了です 27

28 3.4. VMware ESXi ホストの追加 続いては 先ほどインストールを行った vcenter Server に vsphere Client からアクセスを行い 管理する ESXi サーバーを追加します 1. [ スタート ]-[ すべてのプログラム ]-[VMware] から VMware vsphere Client を起動します 2. 接続先の IP アドレス ユーザー名 パスワードを入力し ログイン を押します 3. vsphere Client から接続されている vcenter Server を選択した状態で 右クリックし 新規データセンター を押します 4. データセンターグループの名前を入力します 28

29 5. 次に 作成したデータセンターグループを選択した状態で 右クリックし ホストの追加 を押します 6. [ ホストの追加ウィザード ] が起動し [ 接続設定の指定 ] の画面が表示されます ESXi のホスト名 (IP アドレス ) ユーザー名およびパスワードを入力し 次へ を押します 7. [ セキュリティアラート ] の画面が表示されます 内容を確認し はい を押します 29

30 8. [ ホスト情報 ] の画面が表示されます 内容を確認し 次へ を押します 9. [ ライセンスの割り当て ] の画面が表示されます 新規でライセンスキーを入力する場合には このホストに新規のライセンスキーを割り当てる にチェックをつけ キーを入力 を押してライセンスキーを入力します 次へ を押します 30

31 10. [ ロックダウンモードの構成 ] の画面が表示されます ロックダウンモードを有効にする場合には チェックをつけ 次へ を押します 11. [ 仮想マシンの場所 ] の画面が表示されます 内容を確認し 次へ を押します 31

32 12. [ 終了準備の完了 ] の画面が表示されます 内容を確認し 終了 を押します 13. 正常にデータセンターグループ内に追加されたことを確認します 以上の操作で VMware ESXi ホストの追加は完了です 32

33 3.5. VMware ESXi に接続するストレージ装置の追加 続いては 先ほど追加を行った VMware ESXi ホストに対して接続されている共有ストレージ機器を追加します 共有ストレージ機器など追加するストレージ機器を接続されていない場合は 次章へ進んでください 1. VMware vsphere Client からストレージを追加する VMware ESXi ホストを選択し 構成 タブをクリックします 2. ハードウェア から ストレージアダプタ をクリックし 対象のストレージ領域が認識されていることを確認します ( ここでディスクが見えない場合には 正常にマッピング等がされていない場合があります 構成状況をご確認ください ) 3. 認識されていることを確認しましたら ハードウェア から ストレージ をクリックし ストレージの追加 をクリックします 33

34 4. [ ストレージタイプの選択 ] 画面が表示されます ストレージタイプを選択し 次へ を押します 5. [ ディスクまたは LUN の選択 ] 画面が表示されます 追加するストレージを選択し 次へ を押します 34

35 6. [ ファイルシステムのバージョン ] 画面が表示されます ファイルシステムのバージョンを選択し 次へ を押します 7. [ 現在のディスクレイアウト ] 画面が表示されます ディスクレイアウトを確認し 次へ を押します 8. [ プロパティ ] の画面が表示されます データストア名を入力し 次へ を押します 35

36 9. [ ディスク /LUN- フォーマット化 ] の画面が表示されます 使用する容量を設定し 次へ を押します 10. [ 終了準備の完了 ] の画面が表示されます 内容を確認し 終了 を押します 11. ストレージ装置が追加されるまで多少時間がかかります 進捗状況は VMware vsphere Client の最近のタスクで確認することが可能です 36

37 12. データストアの欄にストレージが追加されていることを確認します 以上の操作で VMware ESXi ホストへのストレージ装置の追加は完了です 37

38 4. 仮想マシンの作成およびゲスト OS の導入 これまでの操作で VMware ESXi 5.0 の導入 vcenter Server および vsphere Client の導入の導入を行いました 次に 導入した VMware ESXi 5.0 へゲスト OS の導入を行います 本章では例として仮想マシンの作成を行い ゲスト OS として Windows Server 2008 R2 を導入します その他 Linux などの OS 製品に関しましても同様の手順にて導入を行うことが可能です 4.1 仮想マシンの作成 1. vsphere Client からインストール済みの VMware ESXi 5.0 ホストを選択した状態で 右クリックし 新規仮想マシン を押します 2. [ 構成 ] の画面が表示されます ここでは 標準 を選択して 次へ を押します 38

39 3. [ 名前と場所 ] の画面が表示されます 仮想マシンの名前を入力し 次へ を押します 4. [ ストレージ ] の画面が表示されます 仮想マシンが使用するデータストアを選択し 次へ を押します 39

40 5. [ ゲスト OS] の画面が表示されます 導入するゲスト OS を選択し 次へ を押します 6. [ ネットワーク接続の作成 ] の画面が表示されます 使用する NIC を割り当てて 次へ を押します 40

41 7. [ ディスクの作成 ] の画面が表示されます 仮想 OS に使用するディスクのサイズやディスクの可変設定を入力し 次へ を押します 8. [ 終了準備の完了 ] の画面が表示されます 設定内容を確認の上 終了 を押します 41

42 9. 設定した仮想マシンが作成されていることを確認します 以上の操作で 仮想マシンの作成は完了です 42

43 4.2 ゲスト OS の導入 これまでの操作で仮想マシンの作成を行うことができました ここからは作成した仮想マシンに対して Windows Server 2008 R2 Enterprise Edition を導入します その他 Linux などの OS 製品に関しましても同様の手順にて導入を行うことが可能です 作成された仮想マシン上で CD-ROM デバイスより Boot するデバイスを割り当てる場合 以下の 3 つの方法があります クライアントデバイス vsphere Client 上の CD-ROM デバイスを仮想マシン上の Virtual CD-ROM として割り当てる ホストデバイス VMware ESXi ホスト上の CD-ROM デバイスを仮想マシン上に割り当てる データストア ISO ファイル データストア上の ISO ファイル (CD-ROM イメージ ) を仮想マシン上の Virtual CD-ROM として割り当てる 当ガイドでは クライアントデバイスを使用して vsphere Client 上の CD-ROM デバイスを仮想マシン上の Virtual CD-ROM として割り当てることでゲスト OS の導入を行います 1. vsphere Client 上の CD-ROM デバイスに導入する OS の BOOT CD を挿入します 当ガイドでは Windows Server 2008 R2 Enterprise Edition CD-ROM を使用します 2. 作成した仮想マシンを右クリックして 電源 パワーオン を選択します 3. 作成した仮想マシンを右クリックして コンソールを開く を選択します 43

44 4. 仮想マシンのコンソールが別ウインドウで表示されます 表示されたウインドウの上部にある CD のアイコンを押して * に接続 (* は CD-ROM デバイス 当ガイドでは D:) を選択します そして 上部のタスクバーの 仮想マシン ゲスト Ctrl+Alt+Delete の送信 を選択します 5. vsphere Client 上の CD-ROM デバイスより OS のインストールが開始されます 通常のインストール方法に従い導入を行ってください 44

45 6. OS の導入完了後 仮想マシン上で Windows ログオンの画面が表示されます ここで ログオンするために Ctrl + Alt + Del を押すと vsphere Client 上のホストにおける Ctrl + Alt + Del と認識されてしまいます これを防止するためには Ctrl + Alt + Insert を押すことで 仮想マシンに対して Ctrl + Alt + Del と認識させることができます 以上の操作で 仮想マシン上への OS の導入は完了です 45

46 5. VMware Tools の導入 VMware Tools は 仮想マシン上のゲスト OS の性能を最適化し 仮想マシンの管理を向上させるために非常に重要なユーティリティです 以下の手順で仮想マシンのゲスト OS 上に VMware tools を導入することができます 当ガイドでは Windows Linux のそれぞれの仮想マシンに VMware Tools を導入します 5.1. VMware Tools の導入 (Windows Server 2008 R2) 1. vsphere Client からインストール済みの仮想マシンを右クリックして コンソールを開きます 仮想マシンが稼動状態 ( パワーオン ) であることを確認してください その後 VMware Tools を導入するコンソール上部にある 仮想マシン ゲスト VMware Tools のインストール / アップグレード を選択します 2. 以下のメッセージが表示されます ゲスト OS が稼動中であることを確認して OK を押します 46

47 3. [VMware Tools のインストールウィザード ] の画面が表示されます 次へ を押します 4. [ セットアップタイプ ] の画面が表示されます 当ガイドでは 標準 を選択します 次へ を押します 47

48 5. インストール を押して インストールを行います 6. [ インストールウィザード完了 ] の画面が表示されます 完了 を押します 48

49 7. 以下のメッセージが表示されます はい を押して再起動します 以上の操作で Windows 環境への VMware Tools の導入は完了です 49

50 5.2. VMware Tools の導入 (Redhat Enterprise Linux 6.1) ゲスト OS として Linux を導入した場合にも VMware Tools を導入することが可能であり その場合の手順を記載いたします VMware ESXi 5.0 環境におけるゲスト OS Linux 環境への VMware Tools の導入は テキストモードから行う必要があります 1. vsphere Client からインストール済みの仮想マシンを右クリックして コンソールを開きます 仮想マシンが稼動状態 ( パワーオン ) であることを確認してください Linux コンソール上から root 権限のある user でログインします 2. コンソールから 仮想マシン ゲスト VMware Tools のインストール / アップグレード を選択します 3. 以下のメッセージが表示されます ゲスト OS が稼動していることを確認して はい を押します 4. ゲスト OS のコンソール画面上から CD ドライブが自動マウントされます 自動でマウントされない場合にはコマンドにて VMware Tools(/dev/cdrom) をマウントしてください 任意のフォルダにフォルダごとコピーします その後 アンマウントします # cp r /media/vmware Tools/ /tmp # umount /media 5. VMware Tools 関連ファイルを tar コマンドにて展開します # cd /tmp/vmware Tools/ # tar zxvf VMwareTools tar.gz 50

51 6. 展開したファイルの中から vmware-tools-distrib フォルダに移動して vmware-install.pl を実行します この操作で VMware Tools インストーラーが起動します # cd vmware-tools-distrib/ #./vmware-install.pl 7. VMware Tools インストーラーが起動します テキストウイザード形式でインストール先のディレクトリを指定します 当導入ガイドではすべてデフォルト値を指定しました 8. 以下の画面が表示されれば VMware Tools のインストールが完了です 9. VMware Tools の構成が完了しました 一旦 ゲスト OS を再起動します 10. ゲスト OS の再起動後 正しく X window が表示されることを確認ください 以上の操作で Linux 環境への VMware Tools の導入は完了です 51