平 成 23 年 度 秋 の 企 画 展 西 山 コレクション 奥 津 軽 の 至 宝 は 小 泊 在 住 西 山 徹 氏 所 蔵 のコレクションを 一 堂 に 紹 介 したものです 西 山 家 は 開 祖 以 来 代 々 浄 土 真 宗 西 願 寺 の 住 職 を 務 める 傍 ら 教 育 者 あ

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2 平 成 23 年 度 秋 の 企 画 展 西 山 コレクション 奥 津 軽 の 至 宝 は 小 泊 在 住 西 山 徹 氏 所 蔵 のコレクションを 一 堂 に 紹 介 したものです 西 山 家 は 開 祖 以 来 代 々 浄 土 真 宗 西 願 寺 の 住 職 を 務 める 傍 ら 教 育 者 あるいは 郷 土 研 究 家 として 熱 心 に 地 域 の 文 化 財 保 護 に 取 り 組 んでこられました 長 年 にわたって 収 集 された 西 山 コレクションは 町 有 形 文 化 財 に 指 定 され ている 阿 弥 陀 如 来 像 貞 伝 金 仏 寺 請 証 文 蓑 虫 山 人 屏 風 画 打 敷 蝦 夷 錦 西 願 寺 青 玉 をはじめ 考 古 歴 史 民 俗 美 術 など 多 岐 にわたります 奥 津 軽 の 歴 史 を 物 語 る 秘 蔵 のコレクションをご 高 覧 いただければ 幸 いに 存 じます 最 後 に 本 企 画 展 開 催 に 御 快 諾 いただいた 西 山 徹 氏 に 衷 心 より 感 謝 申 し 上 げ あいさつに 代 えさせていただきます 平 成 24 年 2 月 中 泊 町 博 物 館

3 西 山 コレクション 奥 津 軽 の 至 宝 五 月 女 萢 遺 跡 ( 五 所 川 原 市 十 三 地 区 ) 出 土 資 料 そ と め やち 五 月 女 萢 遺 跡 は 十 三 湖 北 岸 の 砂 丘 上 に 立 地 する 遺 跡 昭 和 56 年 (1981) 市 浦 村 教 育 委 員 会 によって 発 掘 調 査 が おおぼら じゅうこつ せいえん 行 われ 縄 文 晩 期 の 大 洞 B~A 式 の 土 器 石 器 石 製 装 身 具 獣 骨 等 が 出 土 し 晩 期 の 製 塩 士 器 も 確 認 された また 平 成 17 年 (2005) 平 成 19 年 (2007)~ 現 在 五 所 川 原 市 教 育 委 員 会 による 調 査 が 継 続 しており 縄 文 時 ほうがんそう ぞくじょうもんどき は じ き 代 後 期 末 葉 より 晩 期 後 葉 に 至 る 遺 物 包 含 層 ほか 弥 生 時 代 後 期 の 続 縄 文 土 器 や 奈 良 時 代 の 土 師 器 が 確 認 されている また 五 月 女 萢 遺 跡 出 土 と 伝 えられる 本 資 料 群 は 縄 文 時 代 晩 期 を 主 体 としながらも 縄 文 時 代 前 期 中 葉 ころから 弥 生 前 期 に 至 るまでの 資 料 が 含 まれる 日 本 海 岩 木 川 水 運 の 要 衝 に 位 置 する 五 月 女 萢 遺 跡 は 各 時 期 を 通 じて 本 州 文 化 と 北 海 道 文 化 の 交 流 拠 点 としての 役 割 を 果 たしていたと 考 えら れる 縄 文 時 代 晩 期 以 前 の 土 器 001 深 鉢 形 土 器 縄 文 前 期 中 葉 口 径 18.7cm 器 高 26.0cm 002 深 鉢 形 土 器 縄 文 前 期 後 葉 口 径 16.5cm 器 高 40.4cm 003 深 鉢 形 土 器 縄 文 前 期 後 葉 口 径 19.8cm 器 高 46.5cm 004 深 鉢 形 土 器 縄 文 中 期 中 葉 口 径 28.3cm 器 高 29.3cm 005 深 鉢 形 土 器 縄 文 後 期 中 葉 口 径 22.8cm 器 高 29.3cm 006 深 鉢 形 土 器 縄 文 後 期 後 葉 口 径 34.7cm 器 高 32.0cm 1

4 平 成 23 年 度 秋 の 企 画 展 007 注 口 土 器 縄 文 後 期 後 葉 口 径 8.8cm 器 高 10.4cm 008 袖 珍 土 器 縄 文 後 期 口 径 3.4cm 器 高 6.2cm 009 鉢 形 土 器 縄 文 後 期 口 径 12.0cm 器 高 9.0cm 縄 文 時 代 晩 期 の 土 器 晩 期 前 葉 の 土 器 深 鉢 鉢 台 付 鉢 浅 鉢 皿 壷 注 口 土 器 香 炉 形 土 器 から 構 成 さ れ 各 器 種 の 器 形 やサイズは 変 化 に 富 む 文 様 は 上 半 部 に 施 文 されるもの いりくみさんさもん しだじょうもん が 多 く 入 組 三 叉 文 や 羊 歯 状 文 が 多 用 される 晩 期 中 葉 の 土 器 深 鉢 鉢 台 付 鉢 浅 鉢 皿 壷 注 口 土 器 などから 構 成 される が 各 器 種 のバリエーションは 少 すりけしじょうもん なくなる 文 様 は 磨 消 縄 文 が 発 達 だいたいこつもん くもがたもん して 大 腿 骨 文 雲 形 文 などが 描 か とっき きざ め れる 装 飾 的 な 突 起 や 刻 み 目 が 発 達 する 晩 期 前 葉 の 土 器 壷 浅 鉢 台 付 浅 鉢 深 鉢 で 構 成 され 香 炉 形 注 口 は 消 滅 もし くは 激 減 する すりけしじょうもん こうじもん 磨 消 縄 文 がなくなり 工 字 文 や 三 角 形 や 波 状 などのモチーフから へんけいこうじもん なる 変 形 工 字 文 が 主 体 となる 入 組 三 叉 文 大 腿 骨 文 工 字 文 羊 歯 状 文 Z 字 状 文 変 形 工 字 文 ふかばち 深 はち にたき ふかばち はち 深 鉢 鉢 形 土 器 ちょぞう 鉢 鉢 形 土 器 は 煮 炊 用 貯 蔵 用 容 器 として 縄 文 時 代 草 創 期 から 晩 期 に 至 るまで 中 心 的 な 役 割 を 果 たした 晩 期 の 深 鉢 形 鉢 形 土 器 は 口 径 20cm 前 後 の 小 形 品 が 中 心 であり 口 径 30 ~ 40cm に 達 する 大 形 品 は 少 ない また 煮 炊 用 の 土 器 は 縄 文 が 施 文 されただけの 実 用 的 なつくりのものが 多 い そうそう 010 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 011 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 012 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 013 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 6.5cm 器 高 6.2cm 口 径 9.6cm 器 高 8.8cm 口 径 11.7cm 器 高 9.6cm 口 径 12.1cm 器 高 8.1cm 2

5 西 山 コレクション 奥 津 軽 の 至 宝 018 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 9.6cm 器 高 8.0cm 019 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 9.5cm 器 高 7.5cm 014 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 7.2cm 器 高 4.8cm 020 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 021 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 10.9cm 器 高 9.6cm 口 径 9.8cm 器 高 10.0cm 022 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 023 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 015 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 10.5cm 器 高 7.2cm 口 径 11.2cm 器 高 9.7cm 口 径 10.0cm 器 高 7.2cm 024 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 025 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 11.2cm 器 高 8.3cm 口 径 15.0cm 器 高 10.6cm 016 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 12.8cm 器 高 8.9cm 026 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 027 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 8.5cm 器 高 7.0cm 口 径 9.9cm 器 高 6.7cm 028 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 029 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 017 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 13.1cm 器 高 8.1cm 口 径 11.2cm 器 高 8.1cm 口 径 19.0cm 器 高 14.7cm 3

6 平 成 23 年 度 秋 の 企 画 展 030 小 形 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 7.7cm 器 高 6.6cm 031 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 12.1cm 器 高 8.6cm 032 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 9.6cm 器 高 7.0cm 033 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 11.5cm 器 高 7.1cm 034 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 10.4cm 器 高 8.4cm 035 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 10.1cm 器 高 8.7cm 036 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 16.0cm 器 高 10.0cm 037 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 15.6cm 器 高 10.7cm 038 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 16.5cm 器 高 12.3cm 039 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 14.5cm 器 高 9.0cm 040 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 16.3cm 器 高 8.1cm 4

7 西 山 コレクション 奥 津 軽 の 至 宝 041 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 16.8cm 器 高 10.6cm 042 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 16.5cm 器 高 9.6cm 043 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 14.4cm 器 高 8.4cm 044 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 21.8cm 器 高 12.9cm 045 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 24.2cm 器 高 12.8cm 5

8 平 成 23 年 度 秋 の 企 画 展 046 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 21.0cm 器 高 12.1cm 047 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 19.6cm 器 高 10.2cm 6

9 西 山 コレクション 奥 津 軽 の 至 宝 048 深 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 前 葉 口 径 14.5cm 器 高 14.8cm 049 深 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 9.4cm 器 高 11.2cm 050 深 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 7.9cm 器 高 8.4cm 051 深 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 12.0cm 器 高 10.4cm 052 深 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 16.0cm 器 高 13.8cm 053 深 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 16.4cm 器 高 16.7cm 055 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 10.4cm 器 高 9.5cm 056 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 12.4cm 器 高 11.8cm 057 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 21.5cm 器 高 14.5cm 054 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 13.5cm 器 高 12.9cm 058 深 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 19.0cm 器 高 20.5cm 059 深 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 21.7cm 器 高 33.8cm 060 深 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 26.5cm 器 高 36.8cm 7

10 平 成 23 年 度 秋 の 企 画 展 061 台 付 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 前 葉 口 径 8.6cm 器 高 10.4cm 062 台 付 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 前 葉 口 径 13.8cm 器 高 10.5cm 063 台 付 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 前 葉 口 径 14.5cm 器 高 13.3cm 064 台 付 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 7.7cm 器 高 7.1cm 065 台 付 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 10.7cm 器 高 8.7cm 066 台 付 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 15.1cm 器 高 13.2cm 067 台 付 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 12.1cm 器 高 9.7cm 068 台 付 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 9.1cm 器 高 7.5cm 069 台 付 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 17.3cm 器 高 10.0cm 070 台 付 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 12.0cm 器 高 8.6cm 071 台 付 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 11.4cm 器 高 7.4cm 072 台 付 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 12.5cm 器 高 10.7cm 8

11 西 山 コレクション 奥 津 軽 の 至 宝 073 台 付 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 9.5cm 器 高 9.8cm 074 台 付 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 13.2cm 器 高 9.6cm 075 台 付 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 11.8cm 器 高 10.6cm 076 台 付 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 16.5cm 器 高 14.8cm 077 台 付 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 18.0cm 器 高 14.9cm 078 台 付 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 14.1cm 器 高 11.6cm 079 台 付 深 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 23.0cm 器 高 26.8cm 080 台 付 深 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 22.8cm 器 高 28.3cm 9

12 平 成 23 年 度 秋 の 企 画 展 あさばち 皿 形 浅 鉢 形 土 器 も つ さら あさばち 盛 り 付 けに 用 いられたと 考 えられる 皿 形 浅 鉢 形 土 器 は 口 径 15 ~ 20cm ものが 多 い こうえん ひらえん とっき す ぼ 口 縁 は 平 縁 が 一 般 的 であるが 突 起 や 透 かし 彫 りなどの 装 飾 がみられるものもある 外 面 に すりけし ちんせん けんま あかうるし くろうるし は 磨 消 縄 文 や 沈 線 などの 文 様 が 施 されるが 文 様 がなく 黒 色 に 研 磨 あるいは 赤 漆 や 黒 漆 が 塗 られたものも 認 められる 083 皿 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 20.0cm 器 高 6.8cm 081 皿 形 土 器 縄 文 晩 期 前 葉 口 径 13.3cm 器 高 3.5cm 082 皿 形 土 器 縄 文 晩 期 前 葉 口 径 9.8cm 器 高 4.7cm 084 皿 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 18.5cm 器 高 6.5cm 085 皿 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 17.8cm 器 高 6.4cm 10

13 西 山 コレクション 奥 津 軽 の 至 宝 087 皿 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 20.7cm 器 高 3.3cm 086 皿 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 26.0cm 器 高 6.0cm 088 皿 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 16.2cm 器 高 5.9cm 089 皿 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 13.6cm 器 高 4.8cm 090 皿 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 14.0cm 器 高 5.4cm 11

14 平 成 23 年 度 秋 の 企 画 展 092 皿 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 13.2cm 器 高 4.3cm 093 皿 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 11.9cm 器 高 2.7cm 091 皿 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 17.4cm 器 高 3.2cm 094 皿 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 12.6cm 器 高 5.1cm 096 皿 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 13.3cm 器 高 4.1cm 095 皿 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 13.2cm 器 高 4.7cm 097 皿 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 16.0cm 器 高 5.0cm 098 皿 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 12.5cm 器 高 3.5cm 099 皿 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 17.8cm 器 高 5.5cm 100 皿 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 17.6cm 器 高 5.6cm 12

15 西 山 コレクション 奥 津 軽 の 至 宝 101 皿 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 19.0cm 器 高 6.4cm 102 皿 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 22.2cm 器 高 6.2cm 103 皿 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 10.3cm 器 高 4.9cm 104 皿 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 12.6cm 器 高 7.2cm 105 皿 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 17.1cm 器 高 6.6cm 13

16 平 成 23 年 度 秋 の 企 画 展 106 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 11.8cm 器 高 6.1cm 107 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 9.9cm 器 高 5.2cm 108 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 19.0cm 器 高 9.3cm 109 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 19.0cm 器 高 6.3cm 110 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 15.2cm 器 高 6.0cm 111 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 11.5cm 器 高 5.2cm 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 13.8cm 器 高 5.4cm 113 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 10.4cm 器 高 7.4cm

17 西 山 コレクション 奥 津 軽 の 至 宝 114 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 115 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 116 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 117 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 10.7cm 器 高 4.9cm 口 径 18.8cm 器 高 7.9cm 口 径 16.3cm 器 高 6.5cm 口 径 11.0cm 器 高 6.8cm 119 台 付 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 11.0cm 器 高 6.0cm 118 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 31.0cm 器 高 12.5cm 120 台 付 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 前 葉 口 径 18.2cm 器 高 7.7cm 121 台 付 鉢 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 14.0cm 器 高 11.0cm 122 台 付 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 11.9cm 器 高 8.5cm 123 台 付 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 14.0cm 器 高 8.8cm 124 台 付 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 13.5cm 器 高 8.4cm 15

18 平 成 23 年 度 秋 の 企 画 展 125 台 付 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 27.6cm 器 高 14.5cm 126 台 付 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 14.8cm 器 高 9.1cm 127 台 付 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 19.7cm 器 高 10.8cm 台 付 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 15.6cm 器 高 10.0cm 129 台 付 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 16.0cm 器 高 8.0cm

19 西 山 コレクション 奥 津 軽 の 至 宝 130 台 付 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 27.6cm 器 高 14.5cm 131 台 付 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 18.8cm 器 高 9.0cm 132 台 付 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 17.6cm 器 高 8.5cm 133 台 付 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 15.5cm 器 高 8.3cm 134 台 付 浅 鉢 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 19.1cm 器 高 8.8cm 17

20 平 成 23 年 度 秋 の 企 画 展 つぼ 壺 形 土 器 つぼ 口 がすぼまった 壺 形 土 器 は 果 実 酒 油 薬 樹 液 ほかの 液 体 を 貯 蔵 したと 考 えられる せいち 精 けんま あかうるし 緻 な 文 様 が 施 されたもの あるいは 研 磨 されたもの 外 面 全 体 に 赤 漆 の 塗 られたも 多 く 認 さいし められることから 一 部 の 土 器 は 祭 祀 などに 用 いられたものものと 考 えられる 135 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 136 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 137 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 5.7cm 器 高 9.2cm 口 径 5.9cm 器 高 9.0cm 口 径 4.9cm 器 高 8.1cm 138 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 139 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 140 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 6.5cm 器 高 9.1cm 口 径 6.2cm 器 高 10.4cm 口 径 6.5cm 器 高 10.4cm 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 8.4cm 器 高 11.8cm 142 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 6.9cm 器 高 10.0cm 143 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 7.0cm 器 高 13.8cm

21 西 山 コレクション 奥 津 軽 の 至 宝 144 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 145 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 146 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 147 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 器 高 7.4cm 器 高 7.4cm 口 径 5.2cm 器 高 7.8cm 口 径 8.0cm 器 高 10.2cm 148 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 149 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 150 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 151 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 8.0cm 器 高 13.0cm 口 径 7.7cm 器 高 14.5cm 口 径 7.6cm 器 高 17.5cm 口 径 5.1cm 器 高 11.2cm 152 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 6.5cm 器 高 14.0cm 153 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 8.5cm 器 高 17.4cm 154 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 7.6cm 器 高 15.0cm 155 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 6.7cm 器 高 16.0cm 156 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 10.0cm 器 高 20.7cm 157 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 6.9cm 器 高 15.2cm 19

22 平 成 23 年 度 秋 の 企 画 展 159 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 器 高 10.8cm 160 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 7.2cm 器 高 13.0cm 162 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 器 高 19.8cm 158 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 6.5cm 器 高 19.5cm 161 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 器 口 径 5.8cm 器 高 8.8cm 163 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 164 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 165 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 166 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 6.2cm 器 高 12.8cm 口 径 5.0cm 器 高 13.4cm 口 径 8.3cm 器 高 14.8cm 口 径 8.5cm 器 高 15.0cm 167 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 168 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 169 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 10.1cm 器 高 24.5cm 口 径 9.4cm 器 高 27.7cm 口 径 12.4cm 器 高 35.5cm 20

23 西 山 コレクション 奥 津 軽 の 至 宝 170 漆 塗 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 14.5cm 器 高 52.0cm 21

24 平 成 23 年 度 秋 の 企 画 展 171 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 5.8cm 器 高 10.4cm 172 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 7.5cm 器 高 14.7cm 173 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 7.7cm 器 高 13.2cm 174 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 8.2cm 器 高 12.8cm 175 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 6.6cm 器 高 11.6cm 176 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 4.9cm 器 高 11.8cm 22

25 西 山 コレクション 奥 津 軽 の 至 宝 177 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 10.2cm 器 高 16.0cm 178 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 9.0cm 器 高 12.0cm 23

26 平 成 23 年 度 秋 の 企 画 展 179 小 形 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 5.0cm 器 高 8.2cm 180 小 形 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 6.3cm 器 高 10.3cm 181 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 9.0cm 器 高 14.5cm 182 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 18.2cm 器 高 25.5cm 183 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 2.1cm 器 高 8.4cm 184 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 3.4cm 器 高 13.2cmcm 185 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 2.9cm 器 高 10.0cm 24

27 西 山 コレクション 奥 津 軽 の 至 宝 187 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 器 高 8.0cm 188 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 7.5cm 器 高 9.0cm 186 小 形 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 前 葉 口 径 2.1cm 器 高 11.1cm 189 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 器 高 10.0cm 190 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 器 高 10.5cm 191 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 192 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 193 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 194 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 5.1cm 器 高 9.3cm 口 径 5.8cm 器 高 7.9cm 口 径 6.7cm 器 高 9.8cm 口 径 4.9cm 器 高 8.8cm 195 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 196 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 197 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 198 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 5.5cm 器 高 11.4cm 口 径 7.3cm 器 高 10.5cm 口 径 5.1cm 器 高 10.8cm 口 径 8.2cm 器 高 12.0cm 25

28 平 成 23 年 度 秋 の 企 画 展 199 小 形 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 5.8cm 器 高 8.5cm 200 小 形 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 3.6cm 器 高 8.5cm 201 小 形 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 5.9cm 器 高 9.2cm 202 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 203 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 204 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 205 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 9.1cm 器 高 15.9cm 口 径 8.5cm 器 高 14.5cm 口 径 5.0cm 器 高 13.8cm 口 径 3.1cm 器 高 12.6cm 206 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 207 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 6.8cm 器 高 14.0cm 口 径 6.8cm 器 高 15.1cm 210 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 6.7cm 器 高 29.2cm 208 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 8.1cm 器 高 16.4cm 209 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 器 高 15.1cm 26

29 西 山 コレクション 奥 津 軽 の 至 宝 211 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 前 葉 口 径 12.2cm 器 高 10.4cm 212 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 12.6cm 器 高 10.5cm 213 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 4.5cm 器 高 15.5cm 214 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 器 高 18.2cm 215 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 5.3cm 器 高 12.5cm 216 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 5.1cm 器 高 16.2cm 27

30 平 成 23 年 度 秋 の 企 画 展 217 小 形 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 口 径 3.3cm 器 高 8.3cm 218 小 形 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 4.6cm 器 高 9.7cm 219 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 16.4cm 器 高 29.7cm 220 壺 形 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 9.2cm 器 高 26.5cm 28

31 西 山 コレクション 奥 津 軽 の 至 宝 つぼ 壺 ちゅうこう 注 口 土 器 きゅうす そそ 形 あるいは 急 須 形 に 注 ぎ 口 がつけられたもの 晩 期 前 葉 のものは 器 高 が 高 く 後 葉 になるにしたがって 低 くなり 出 土 量 も 少 なくなる こうえん す ぼ とっき さいし 口 縁 に 透 かし 彫 りや 突 起 で 装 飾 したものもみられ 酒 などの 液 体 を 入 れて 祭 祀 に 用 いられたと 考 えられる 221 注 口 土 器 縄 文 晩 期 前 葉 口 径 10.0cm 器 高 15.7cm 222 注 口 土 器 縄 文 晩 期 前 葉 口 径 11.7cm 器 高 12.5cm 223 注 口 土 器 縄 文 晩 期 前 葉 口 径 9.1cm 器 高 12.7cm 224 注 口 土 器 縄 文 晩 期 前 葉 口 径 7.5cm 器 高 11.1cm 225 注 口 土 器 縄 文 晩 期 前 葉 口 径 7.6cm 器 高 9.8cm 226 注 口 土 器 縄 文 晩 期 前 葉 口 径 5.3cm 器 高 6.0cm 29

32 平 成 23 年 度 秋 の 企 画 展 227 注 口 土 器 縄 文 晩 期 前 葉 口 径 11.0cm 器 高 14.0cm 228 注 口 土 器 縄 文 晩 期 前 葉 口 径 10.2cm 器 高 14.4cm 229 注 口 土 器 縄 文 晩 期 前 葉 口 径 7.0cm 器 高 11.3cm 230 注 口 土 器 縄 文 晩 期 前 葉 口 径 4.6cm 器 高 7.0cm 231 注 口 土 器 縄 文 晩 期 前 葉 口 径 6.7cm 器 高 9.8cm 232 注 口 土 器 縄 文 晩 期 前 葉 口 径 6.9cm 器 高 10.4cm 233 注 口 土 器 縄 文 晩 期 前 葉 口 径 5.8cm 器 高 7.3cm 234 注 口 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 5.7cm 器 高 7.8cm 235 注 口 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 6.8cm 器 高 6.5cm 30

33 西 山 コレクション 奥 津 軽 の 至 宝 しゅうちん 小 形 土 器 ミニチュア 土 器 袖 珍 土 器 せいこう も がんぐ さいし 単 純 なつくりのものから 大 形 品 を 精 巧 に 模 したものまで 多 種 多 様 である 玩 具 あるいは 祭 祀 用 具 と 考 えられて いるが 詳 細 は 不 明 である 236 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 前 葉 口 径 5.6cm 器 高 8.0cm 237 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 4.8cm 器 高 6.5cm 238 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 2.0cm 器 高 5.0cm 239 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 中 葉 口 径 6.7cm 器 高 5.2cm 240 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 3.3cm 器 高 5.5cm 241 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 7.8cm 器 高 4.3cm 242 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 4.6cm 器 高 3.2cm 243 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 後 葉 口 径 8.6cm 器 高 4.8cm 31

34 平 成 23 年 度 秋 の 企 画 展 244 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 245 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 246 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 247 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 口 径 4.5cm 器 高 4.6cm 口 径 3.5cm 器 高 8.3cm 口 径 3.5cm 器 高 7.0cm 口 径 2.5cm 器 高 5.3cm 248 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 249 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 250 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 251 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 口 径 2.7cm 器 高 4.0cm 口 径 4.3cm 器 高 6.0cm 口 径 2.1cm 器 高 3.7cm 口 径 2.5cm 器 高 3.9cm 252 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 253 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 254 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 255 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 口 径 1.9cm 器 高 4.4cm 口 径 2.1cm 器 高 4.0cm 口 径 3.0cm 器 高 2.7cm 口 径 5.0cm 器 高 2.0cm 256 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 257 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 258 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 259 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 口 径 4.0cm 器 高 1.1cm 口 径 6.9cm 器 高 1.4cm 口 径 5.4cm 器 高 2.3cm 口 径 5.9cm 器 高 1.1cm 260 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 261 袖 珍 土 器 縄 文 晩 期 口 径 2.2cm 器 高 1.8cm 口 径 4.0cm 器 高 1.5cm 32

35 西 山 コレクション 奥 津 軽 の 至 宝 どぐう どばん せきぼう せきとう 土 偶 土 版 石 棒 石 刀 玉 類 じゅじゅつ 縄 文 社 会 では 超 自 然 的 神 秘 的 な 力 をかりて 種 々の 現 象 を 起 こそうとする 信 仰 体 系 ( 呪 術 )とそのための 道 具 じゅぐ ( 呪 具 )が 多 く 認 められる しゃこう きどぐう とくに 晩 期 には 遮 光 器 土 偶 といった 晩 期 特 有 の 土 偶 をはじめ 石 棒 石 刀 といった 石 製 の 呪 具 が 発 展 した せきぼう せきとう 263 遮 光 器 土 偶 縄 文 晩 期 中 葉 高 さ 9.7cm 262 遮 光 器 土 偶 縄 文 晩 期 前 葉 高 さ 27.0cm 264 中 空 土 偶 縄 文 晩 期 後 葉 22.5cm 15.5cm 265 土 偶 頭 部 縄 文 晩 期 6.3cm 266 土 偶 頭 部 縄 文 晩 期 6.2cm 267 土 偶 頭 部 縄 文 晩 期 4.9cm 33

36 平 成 23 年 度 秋 の 企 画 展 268 土 偶 頭 部 縄 文 晩 期 3.2cm 269 土 偶 縄 文 晩 期 6.3cm 270 土 偶 縄 文 晩 期 6.2cm 271 土 偶 縄 文 晩 期 6.0cm 272 土 偶 縄 文 晩 期 4.9cm 273 土 偶 縄 文 晩 期 4.2cm 274 土 偶 縄 文 晩 期 5.0cm 277 土 偶 縄 文 晩 期 5.0cm 275 土 偶 縄 文 晩 期 4.3cm 276 土 偶 縄 文 晩 期 4.2cm 278 土 偶 縄 文 晩 期 4.4cm 279 土 偶 縄 文 晩 期 4.6cm 280 土 偶 縄 文 晩 期 3.6cm 281 土 偶 縄 文 晩 期 9.5cm 282 土 偶 283 土 偶 284 土 偶 285 土 偶 286 土 偶 縄 文 晩 期 3.5cm 縄 文 晩 期 3.2cm 縄 文 晩 期 5.3cm 縄 文 晩 期 2.2cm 縄 文 晩 期 8.4cm 34

37 西 山 コレクション 奥 津 軽 の 至 宝 289 土 偶 縄 文 晩 期 4.5cm 287 琴 形 土 版 縄 文 晩 期 12.5cm 11.0cm 288 土 偶 縄 文 晩 期 8.2cm 290 石 版 縄 文 晩 期 6.5cm 291 土 製 耳 飾 縄 文 晩 期 292 石 製 勾 玉 縄 文 晩 期 293 土 製 勾 玉 縄 文 晩 期 294 土 製 玉 縄 文 晩 期 295 石 製 玉 縄 文 晩 期 35

38 平 成 23 年 度 秋 の 企 画 展 296 石 刀 縄 文 晩 期 26.1cm 297 石 棒 縄 文 晩 期 43.5cm 298 石 刀 縄 文 晩 期 37.4cm 299 石 刀 縄 文 晩 期 14.0cm 300 石 刀 縄 文 晩 期 10.7cm 301 石 棒 縄 文 晩 期 11.4cm 302 石 刀 縄 文 晩 期 36

39 西 山 コレクション 奥 津 軽 の 至 宝 石 器 303 磨 製 石 斧 縄 文 晩 期 ほか 304 石 鏃 縄 文 晩 期 ほか 305 石 鏃 縄 文 晩 期 ほか 306 石 鏃 縄 文 晩 期 ほか 307 石 鏃 縄 文 晩 期 ほか 308 石 鏃 縄 文 晩 期 ほか 309 石 鏃 縄 文 晩 期 ほか 310 槍 先 形 尖 頭 器 ほか 縄 文 晩 期 ほか 37

40 平 成 23 年 度 秋 の 企 画 展 311 石 箆 縄 文 晩 期 ほか 312 石 匙 縄 文 晩 期 ほか 313 石 匙 縄 文 晩 期 ほか 314 石 匙 縄 文 晩 期 ほか 315 石 匙 縄 文 晩 期 ほか 316 玉 砥 石 縄 文 晩 期 10.2cm 6.6cm 317 磨 石 縄 文 晩 期 16.6cm 7.8cm 磨 石 縄 文 晩 期 16.0cm 319 凹 み 石 縄 文 晩 期 24.0cm 12.0cm

41 西 山 コレクション 奥 津 軽 の 至 宝 320 石 皿 縄 文 晩 期 47.0cm 36.5cm 321 石 皿 縄 文 晩 期 45.0cm 40.0cm 322 石 皿 縄 文 晩 期 44.0cm 34.0cm 323 石 皿 縄 文 晩 期 27.0cm 16.5cm 出 土 地 不 明 資 料 324 壺 形 土 器 続 縄 文 前 半 期 ( 弥 生 ) 口 径 7.2cm 器 高 15.8cm 39

42 平 成 23 年 度 秋 の 企 画 展 西 願 寺 所 蔵 資 料 蓑 虫 山 人 画 放 浪 の 画 人 として 知 られる 蓑 虫 山 人 は 天 保 7 年 (1836) 美 濃 国 ( 岐 阜 県 ) 安 八 郡 結 村 に 生 まれた 本 名 は 土 岐 源 吾 ほかに 蓑 虫 ( 蟲 ) 仙 人 三 府 七 十 二 縣 庵 主 ( 人 ) 六 十 六 庵 主 ( 人 ) とも 号 した 嘉 永 2 年 (1849)14 歳 のときに 郷 里 を 出 て 以 来 48 年 間 にわたって 諸 国 を 放 浪 し その 足 跡 は 全 国 各 地 に 残 されている 生 活 用 具 一 式 を 背 負 い 時 には 折 りたたみ 自 在 の 寝 幌 に 一 夜 を 過 ごす 山 人 の 旅 は 九 州 地 方 を 手 はじめに 中 国 近 畿 東 海 関 東 を 経 て 明 治 10 年 (1877) 北 奥 羽 地 方 へ 及 んだ 山 人 にとって 北 奥 羽 の 風 土 は 居 心 地 の 良 いものであったらしく 放 浪 の 旅 を 終 える 明 治 29 年 (1896)まで 毎 年 のように 来 遊 し 佐 藤 蔀 広 沢 安 任 ほか 多 くの 地 元 人 々と 交 流 を 結 んだ 山 人 は 青 森 県 をはじめとする 北 奥 羽 各 地 へ 長 期 にわたって 逗 留 する 傍 ら 名 勝 や 文 化 財 あるいは 寄 留 先 の 様 子 などを 詳 細 に 記 録 に 残 した 近 代 の 北 奥 羽 地 方 の 雰 囲 気 を 如 実 に 伝 えるそれらの 資 料 群 は 民 俗 学 研 究 の 一 級 資 料 として 評 価 されている また 考 古 学 に 対 してはとくに 深 い 関 心 を 抱 き 多 くの 遺 物 を 収 集 しつつ 明 治 20 年 (1887)には 木 造 町 亀 ヶ 岡 遺 跡 の 発 掘 調 査 を 手 がけている この 調 査 の 模 様 を 記 す 書 簡 は 人 類 学 雑 誌 に 掲 載 され 同 遺 跡 の 名 を 全 国 に 広 げ る 役 割 を 果 たした 諸 国 歴 遊 の 旅 を 終 えた 後 は 名 古 屋 市 長 母 寺 に 寄 寓 する 傍 ら 自 らが 収 集 した 資 料 を 展 示 する 六 十 六 庵 建 設 を 構 想 したが 果 たせないまま 明 治 33 年 (1900)65 年 の 生 涯 を 終 えた 325 大 日 本 富 士 山 之 図 明 治 12 年 128.5cm 49.5cm [ 中 泊 町 指 定 文 化 財 ] 326 大 仙 山 之 図 明 治 12 年 124cm 51cm [ 中 泊 町 指 定 文 化 財 ] 327 人 物 図 明 治 16 年 128.5cm 49.5cm [ 中 泊 町 指 定 文 化 財 ] 40

43 西 山 コレクション 奥 津 軽 の 至 宝 仏 教 関 連 資 料 貞 伝 仏 貞 伝 仏 は 青 森 県 東 津 軽 郡 今 別 町 に 所 在 する 浄 土 宗 本 覚 寺 第 五 世 住 職 貞 伝 上 人 (1690 ~ 1731)が 晩 年 に 製 作 した 鋳 銅 仏 であり 万 体 仏 等 の 名 称 でも 知 られる 享 保 元 年 (1716) 本 覚 寺 住 職 に 就 任 した 貞 伝 は 多 聞 天 堂 の 建 立 本 堂 の 再 建 撞 鐘 鋳 造 など 同 寺 の 振 興 に 努 める 傍 ら 蝦 夷 地 布 教 彫 刻 仏 像 等 の 制 作 漁 法 指 導 など 多 方 面 にわたって 活 躍 し 現 在 でも 外 ヶ 浜 地 域 では 崇 敬 の 対 象 となっている 貞 伝 の 彫 刻 貞 伝 は 万 体 仏 以 外 にも 多 数 の 仏 像 彫 刻 を 手 がけたとされる 本 覚 寺 には 青 銅 塔 婆 ( 青 森 県 重 宝 ) 本 堂 欄 間 多 聞 天 像 石 佛 ( 今 別 町 指 定 文 化 財 )ほかの 貞 伝 作 資 料 が 残 さ れている 中 泊 町 上 高 根 地 区 にある 西 光 庵 ( 深 郷 田 浄 土 宗 善 導 寺 末 庵 天 明 3 年 (1783) 善 導 寺 住 職 廊 道 が 開 基 建 立 したとされる)の 本 尊 石 造 阿 弥 陀 如 来 坐 像 も 貞 伝 の 作 と 伝 えられて いる また 北 海 道 伊 達 市 に 所 在 する 浄 土 宗 有 珠 善 光 寺 の 本 尊 鋳 造 阿 弥 陀 如 来 像 松 前 藩 菩 提 寺 曹 洞 宗 宗 圓 寺 ( 小 樽 市 * 元 来 は 松 前 にあったとされる)の 本 尊 木 造 丈 六 釈 迦 如 来 坐 像 ならびに 五 百 羅 漢 像 ( 北 海 道 指 定 有 形 文 化 財 )は 貞 伝 の 造 仏 とされている 貞 伝 作 と 伝 えられる 西 光 庵 本 尊 万 体 仏 制 作 の 経 緯 貞 伝 上 人 の 事 績 を 記 した 貞 伝 上 人 東 域 念 仏 利 益 伝 によれば 享 保 12 年 (1727) 貞 伝 は 古 金 物 など 700 貫 を 募 り 青 銅 塔 婆 ( 県 重 宝 ) を 建 立 した さらに 余 った 地 金 で 享 保 15 年 (1730) 長 さ 一 寸 二 分 の 阿 弥 陀 像 一 万 体 を 鋳 造 し 弘 前 市 誓 願 寺 本 堂 復 興 のた め 浄 財 とひきかえに 信 者 に 与 えたとされる 青 銅 塔 婆 ( 本 覚 寺 ) 万 体 仏 の 遺 存 状 況 享 保 15 年 (1730) 誓 願 寺 において 配 られた 万 体 仏 は 津 軽 地 方 を 中 心 に 南 は 新 潟 県 から 北 は 北 海 道 まで 広 範 囲 にわたって 遺 存 が 確 認 されている 西 北 五 地 方 では 小 泊 7 体 中 里 3 体 五 所 川 原 市 1 体 板 柳 町 1 体 の 計 8 体 このほか 弘 前 市 12 体 今 別 町 2 体 平 川 市 2 体 ほかが 知 られている 県 外 では 北 海 道 福 島 町 に 7 体 隣 接 する 松 前 町 内 にも 多 数 残 されている 石 狩 場 所 請 負 人 であった 石 狩 市 阿 部 屋 村 山 家 に 1 体 伝 世 するほか 十 勝 地 方 広 尾 町 に 所 在 する 禅 林 寺 にも 1 体 保 存 されている さらに 新 潟 県 糸 魚 川 市 にも 一 体 確 認 されており 漁 民 船 乗 り 達 の 信 仰 によっ て 日 本 海 を 通 じて 拡 散 している 様 子 が 見 て 取 れる 詳 細 は 不 明 で あるが 現 時 点 では 津 軽 海 峡 を 挟 んだ 小 泊 ならびに 松 前 地 方 に 分 布 の 中 心 が 存 在 するようである 貞 伝 仏 遺 存 分 布 松 前 町 福 島 町 7 今 別 町 2 中 泊 町 ( 小 泊 )7 中 泊 町 ( 中 里 )3 五 所 川 原 市 1 板 柳 町 1 弘 前 市 12 平 川 市 2 万 体 仏 にまつわる 信 仰 万 体 仏 は 一 般 にお 守 り 用 の 携 帯 仏 として 使 用 されたほか 副 葬 か 単 独 埋 納 かは 不 明 であるが 海 満 寺 五 所 川 原 市 資 料 のように 土 中 から 発 見 された 資 料 も 認 められる また 北 海 道 福 島 町 では 幸 運 をもたらす 仏 像 として 松 前 町 では 海 上 安 全 豊 漁 の 仏 様 として 信 仰 されているという 石 狩 市 阿 部 屋 村 山 家 伝 世 品 も 海 難 よけのお 守 りとして 船 乗 りや 漁 業 者 の 信 仰 を 集 めていたとされる 万 体 仏 信 仰 の 一 端 に 漁 民 や 船 乗 りたちが 介 在 することは 明 らかであり 津 軽 海 峡 を 挟 んだ 地 域 に 万 体 仏 が 多 く 分 布 する 理 由 も それらの 信 仰 の 一 環 と 理 解 される 41

44 平 成 23 年 度 秋 の 企 画 展 寂 導 仏 黒 石 市 黒 森 山 浄 仙 寺 ( 浄 土 宗 ) 第 二 世 住 職 寂 導 (1812 ~ 1904)が 制 作 した 仏 像 寂 導 は 文 政 8 年 (1825)13 歳 で 浄 仙 寺 を 開 山 した 是 空 の 弟 子 となり 修 行 と 造 仏 に 取 り 組 んだ 一 刀 彫 を 特 徴 とする 寂 導 仏 は 浄 仙 寺 を はじめ 津 軽 一 円 に 多 数 残 されている 意 全 仏 青 森 市 無 量 山 正 覚 寺 ( 浄 土 宗 ) 第 二 十 三 世 住 職 意 全 によって 19 世 紀 前 半 ころ 制 作 された 仏 像 意 全 は 弘 前 市 西 光 寺 を 皮 切 りに 五 所 川 原 市 十 三 湊 迎 寺 を 経 て 青 森 市 正 覚 寺 に 就 任 した 意 全 仏 は 貞 伝 仏 よりやや 大 きく 背 面 に 意 全 作 との 刻 書 が 認 められ 北 海 道 開 拓 記 念 館 ほか 長 万 部 町 利 尻 町 青 森 県 では 旧 市 浦 村 等 で 確 認 されている 普 文 仏 五 所 川 原 市 十 三 湊 栄 山 願 竜 寺 ( 浄 土 真 宗 ) 住 職 普 文 が 制 作 した 仏 像 328 寂 導 仏 高 さ 7.5cm 329 貞 伝 仏 [ 中 泊 町 指 定 文 化 財 ] 江 戸 中 期 高 さ 4.4cm 330 貞 伝 仏 [ 中 泊 町 指 定 文 化 財 ] 江 戸 中 期 高 さ 4.6cm 331 意 全 仏 江 戸 後 期 高 さ 5.1cm 332 普 文 仏 高 さ 7.5cm 寺 請 証 文 西 願 寺 が 門 徒 に 発 行 した 身 分 証 明 書 キリシタンではな いことを 寺 が 証 明 するものであり 旅 先 などで 提 示 した 小 泊 の 久 左 衛 門 ( 加 藤 久 六 家 )が 所 有 したものである 旅 先 で 病 死 した 際 は 真 言 の 作 法 による 埋 葬 をしてください などの 内 容 が 記 されている 333 寺 受 証 文 [ 中 泊 町 指 定 文 化 財 ] 慶 応 元 年 (1865) 蝦 夷 錦 打 敷 天 明 2 年 (1782) 越 後 屋 権 駒 屋 孫 右 衛 門 両 人 が 西 願 寺 に 寄 進 した 牡 丹 文 の 赤 地 絹 織 物 元 来 蝦 夷 錦 は 清 朝 が 周 辺 民 族 に 下 賜 した 絹 織 物 の 官 服 反 物 であり 山 丹 交 易 ( 山 丹 人 と 樺 太 アイヌとの 交 易 の ち 和 人 の 厳 重 な 管 轄 下 におかれるようになった)によって 当 時 の 蝦 夷 地 や 本 州 にもたらされたものと 考 えられている また 蝦 夷 錦 打 敷 には 天 明 弐 壬 寅 年 十 一 月 西 願 寺 重 物 志 主 越 後 屋 権 駒 屋 孫 右 衛 門 大 小 二 ノ 内 智 教 代 四 十 二 才 ニテ 死 との 裏 書 墨 書 がある 年 代 がわかるものとしては 青 森 県 内 最 古 の 資 料 である 42

45 西 山 コレクション 奥 津 軽 の 至 宝 334 蝦 夷 錦 打 敷 [ 中 泊 町 指 定 文 化 財 ] 江 戸 青 玉 青 玉 とは 青 玉 は アイヌ 民 族 が 好 んで 着 用 したガラス 製 のいわゆる アイヌ 玉 であ り 虫 巣 玉 山 丹 玉 とも 称 された アイヌの 人 びとの 装 身 具 の 中 でも ガ ラス 玉 だけで 作 った 首 飾 りを タマサイ(tama-say) 金 属 製 の 装 飾 板 を 伴 っ たものを シトキ(sitoki) と 呼 ぶが( 日 本 民 具 学 会 編 1999 日 本 民 具 事 典 ) 青 玉 はいずれにも 用 いられる 西 願 寺 青 玉 は 小 泊 地 区 旧 家 より 浄 土 真 宗 西 願 寺 にもたらされたものを 先 代 住 職 が 2 連 の 数 珠 に 改 装 したものであるが 本 来 は 鰺 ヶ 沢 町 来 生 寺 所 蔵 の 数 珠 も 加 えて 一 繋 がりであったとされる アイヌ 玉 を 装 着 するアイヌ 女 性 蝦 夷 島 奇 観 ( 北 海 道 開 拓 記 念 館 蔵 ) 青 森 県 内 所 在 の 青 玉 青 森 県 内 所 在 の 青 玉 については 遺 跡 出 土 資 料 を 除 くと 西 願 寺 のほかに 鯵 ヶ 沢 町 来 生 寺 と 深 浦 町 円 覚 寺 に 所 在 する( 青 森 県 立 郷 土 館 2004 蝦 夷 錦 と 北 方 交 易 ) うち 来 生 寺 蔵 の 資 料 は 西 願 寺 より 分 割 されたものであることか ら 県 内 には 少 なくとも 西 願 寺 蔵 ならびに 円 覚 寺 蔵 の 2 種 類 の 青 玉 群 が 存 在 し たことになる なお 両 寺 ともに 蝦 夷 錦 が 確 認 されている 元 来 蝦 夷 錦 は 清 朝 が 周 辺 民 族 に 下 賜 した 絹 織 物 の 官 服 反 物 であり 山 丹 交 易 ( 山 丹 人 (ウィルタ ニブ フ 等 の 黒 龍 江 下 流 域 に 住 む 北 方 民 族 )と 樺 太 アイヌとの 交 易 のち 和 人 の 厳 重 な 管 轄 下 におかれるようになった )によって 当 時 の 蝦 夷 地 や 本 州 にもたらさ れたものと 考 えられている( 青 森 県 立 郷 土 館 2004 蝦 夷 錦 と 北 方 交 易 ) 中 村 和 之 氏 は それらの 交 易 ルートについて 北 京 からアムール 川 を 下 り タマサイ( 左 ) シトキ( 右 ) ( 市 立 函 館 博 物 館 蔵 ) 間 宮 海 峡 を 渡 ってサハリン そして 蝦 夷 地 を 経 て 本 州 に 至 る 5,000kmに 達 す る 長 大 なものを 想 定 し アイヌ 民 族 により 重 要 視 された 青 玉 もこれらのルートによってもたらされた 可 能 性 を 説 いて いる( 中 村 和 之 2004 蝦 夷 錦 青 玉 と 北 方 交 易 蝦 夷 錦 と 北 方 交 易 青 森 県 立 郷 土 館 ) 43

46 平 成 23 年 度 秋 の 企 画 展 西 願 寺 青 玉 の 性 格 2 連 の 西 願 寺 青 玉 と 元 々 同 一 個 体 であった 来 生 寺 青 玉 を 繋 げると 1 m 前 後 の 長 さになることから 原 型 はアイヌ 民 族 によって 珍 重 された タマサイ も しくは シトキ だったと 推 定 される また 西 願 寺 青 玉 は 81 個 の 青 玉 から 構 成 され それらの 長 径 平 均 値 は 約 7mm である アイヌ 墓 から 出 土 したタマサ イ ガラス 玉 を 中 心 に 考 古 学 的 な 検 討 を 加 えた 関 根 達 人 氏 は 玉 の 長 径 を 基 準 に 大 玉 (2cm 以 上 ) 中 玉 (1cm 以 上 2cm 未 満 ) 小 玉 (1cm 未 満 )に 分 類 したうえで 青 玉 ( 左 ; 鰺 ヶ 沢 町 来 生 寺 蔵 )/ 青 玉 次 のような 変 遷 過 程 をまとめた( 関 根 達 人 2007 タマサイ ガラス 玉 に 関 する ( 右 ; 深 浦 町 円 覚 寺 蔵 ) 型 式 学 的 検 討 アイヌ 文 化 の 成 立 と 変 容 交 易 と 交 流 を 中 心 として 法 政 大 学 国 際 日 本 学 研 究 所 ) 1 17 世 紀 以 前 のタマサイに 使 われているガラス 玉 の9 割 は 長 径 1cm 未 満 の 小 玉 で 占 められ 長 径 が 2cmを 超 すような 大 型 のガラス 玉 は 存 在 しない 世 紀 のタマサイは 青 玉 の 比 率 が 高 い 3 18 世 紀 のタマサイは ガラス 玉 がやや 大 きくなり 中 平 玉 が 増 えるとともに 青 玉 の 色 は 色 が 濃 く 透 明 性 の 高 い 青 から 透 明 性 に 欠 け 空 色 がかった 青 へと 変 化 する また 佐 々 木 利 和 氏 は 極 東 の 民 族 事 例 より 直 径 1cm 以 上 の 青 玉 については 江 戸 や 大 坂 でつくられた 日 本 製 のもの 1cm 以 下 のものは 大 陸 からもたらされた 可 能 性 が 高 いとしている( 佐 々 木 利 和 2001 アイヌ 文 化 誌 ノート 吉 川 弘 文 館 歴 史 文 化 ライブラリー 128) 西 願 寺 青 玉 が 長 径 1cm 未 満 の 小 玉 のみで 構 成 さ 青 玉 の 来 た 道 ( 青 森 県 立 郷 土 館 2004 れること 青 玉 の 比 率 が 高 いということからすれば 17 世 紀 以 前 に 製 作 された 蝦 夷 錦 と 北 方 交 易 に 加 筆 ) 大 陸 産 のものであり 山 丹 交 易 等 によってもたらされた 可 能 性 も 考 えられる 漁 場 経 営 や 交 易 を 通 じて 蝦 夷 地 と 関 わりが 深 かった 小 泊 地 区 の 歴 史 特 性 を 物 語 る 資 料 である 335 青 玉 [ 中 泊 町 指 定 文 化 財 ] 336 青 玉 [ 中 泊 町 指 定 文 化 財 ] 44

47 西 山 コレクション 奥 津 軽 の 至 宝 平 成 24 年 (2012)2 月 12 日 発 行 編 集 発 行 中 泊 町 博 物 館 青 森 県 中 泊 町 中 里 字 紅 葉 坂 210 TEL / FAX