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ときひらみね
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3 The Journal of The Toyaku CONTENTS Vol.29 No.4 April 2007 k

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36 くすり図３漢方薬に使われる植物ミヤマキケマン八王子市図４エゾエンゴサク旭川図５北海道無料写真素材集 DO PHOTOの好意ジロボウエンゴサク八王子市によるえんこれは中国の名前に由来します中国に延キケマン属の分類ごさく胡索図２という植物がありその塊茎をエンゴサクはケシ科 Papaveraceaeのキケ乾した生薬も延胡索と言いますその昔生マン属 Corydalis の植物ですキケマン属は薬の延胡索や延胡索の書かれた本草書が渡来北半球に400種以上が分布し特に中国に多し日本の学者が日本にも生えているこの仲く288種が生育しています日本には約17種間をエンゴサクと呼んだのが始まりですそが分布していますれがいつ頃なのかは私の持っている資料からキケマン属のうち子葉が２枚で塊茎がなは分かりませんなお中国産の延胡索の生く花が紅紫色または黄色のものをケマン品は享保年間に小石川薬園に導入し栽培さ図３子葉が１枚で塊茎あり花が日本のれましたものでは帯青紫色のものをエンゴサクと言い漢字の延胡索の語源について中国の本草書ますエンゴサク類は植物体が軟らかく葉の説明ではもとは玄胡索と言った玄は黒は通常１３回三出複葉で花は横向きで細または赤黒色を意味し胡は産地を意味し長く４個の花弁からなっていますこのう索は紐が交わったような草状を意味していち上側の１個が大きく基部から後方に袋状るしかし玄は宋の三代皇帝の真宗の諱の距を持っていてここには蜜が溜まっていいみなであったのでこの字を避けて延にます下側の花弁も大型でこの２枚の花弁変えたとありますしかしこの植物はで花の形を作っています内側の２枚の花弁種子以外はどこにも黒っぽいところはなくは小さく雄ずい雌ずいを包んでいます産地も西域の胡とは考えられずまた真宗の在位は年で延胡索の載る本草日本のエンゴサク拾遺 739 開宝本草より遅く日本に自生するエンゴサクはエゾエンゴサ矛盾だらけで結局のところは意味不明ですクC. fumarifolia subsp. azurea オトメエン 34 都薬雑誌 Vol 29 No

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38 くすり漢方薬に使われる植物葉になりさらに１２年で３小葉の葉が２枚になるというように徐々に大きくなります毎年の生育期間は３ヶ月もありませんので生長は遅く種子から開花するまでに数年を要すると思われます前年光合成で作られた塊茎は春になると生長のために消費されて古い塊茎のすぐ上に来年用の新しい塊茎が形成されこれで越年しますエンゴサクは多年草ですが親株が毎年完全に消えて子株に入れ替わりますこのような植物を擬図７生薬延胡索似一年草と言いますトリカブトやヤマノイモも同じことをやっていますこうして毎年基原再生することによってこの株は永遠に生育が延胡索 Colydalis turtschaninovii Besser 可能なのかいずれは寿命が来るのかは分か forma yanhusuo Y. H. Chou et C. C. Hsu っていません C. yanhusuo W. T. Wang ケシ科 Papave raceae の塊茎薬としてのエンゴサクかつて日本では日本産の各種エンゴサク類も用いられたようですが現在は日本も中国も中国産の下記の植物中国名産地中国浙江江蘇湖北湖南延胡索図６のみを薬用にしています性状偏球形または多角形で径１２cm 外延胡索エンゴサク Corydalis Tuber 日面は灰黄色または灰褐色で質は堅く断面本薬局方図７は黄色または灰黄緑色です味は苦いです延胡索 Yanhusuo Rhizoma Corydalis 選品中華人民共和国薬典大粒で質が充実し鮮やかな黄褐色で苦味の強いものが良品です成分アルカロイド dehydrocorydaline 硝酸塩として以上 c o r y d a l i n e tetrahydrocolumbamine tetrahydrocoptisine ± tetrahydro palmatine copticine protopine 図６中国産延胡索 36 都薬雑誌 Vol 29 No 東京都薬用植物園

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68 都薬雑誌発行 2007年４月１日発行通巻475号 VOL.29 発行人社団法人東京都薬剤師会会長伊賀光政 NO.4 昭和54年11月28日第３種郵便物認可発行所社東京都薬剤師会東京都千代田区神田錦町1 21 TEL東京印刷日本印刷株式会社定価300円送料別