(Microsoft PowerPoint -

Size: px
Start display at page:

Download "(Microsoft PowerPoint -"

Transcription

1 医療事故調査制度と関連諸制度について 九州大学病院医療安全管理部 ( 公財 ) 日本医療機能評価機構 後 信

2 医療事故の原因分析 再発防止を担う制度 事業 2004~ 医療事故情報収集等事業 ~2015 診療行為に関連した死亡の調査分析モデル事業 2009~ 産科医療補償制度 2015~ 医療事故調査制度

3 医療事故の原因分析 再発防止を担う制度 事業 日本医療安全調査機構 2015~ 医療事故調査制度 日本医療機能評価機構 2004~ 医療事故情報収集等事業 2009~ 産科医療補償制度

4 広島県主催医療安全研修会 医療事故情報収集等事業 医療機関 ( 公財 ) 日本医療機能評価機構 医療事故情報収集等事業 医療事故 Web 報告 1 報告義務 1 選択項目 運営委員会 大学病院ナショナルセンター国立病院機構の病院など 2 任意参加 2 記述項目 医療行為の目的事故の内容背景 要因改善策 目的事故の発生予防 再発防止 ( 責任を追及しない ) 報告書医療安全年報情報 総合評価部会 分析班会議 ( 専門家 メーカー ) 事例データベース 事務局研修会 (RCA 演習 ) 国民医療機関関係学会 団体行政機関 ヒヤリ ハット ( 発生件数情報事例情報 ) など 1 任意参加 文書 訪問調査 ( 任意 )

5 産科医療の無過失補償制度 (2009~) 広島県主催医療安全研修会 分娩時の医療事故では 過失の有無の判断が困難な場合が多く 裁判で争われる傾向があり このような紛争が多いことが産科医不足の理由の一つ 産科医療における無過失補償制度の枠組みについて 自民党医療紛争処理のあり方検討会 ( 平成 18 年 11 月 29 日 ) より抜粋 無過失補償 原因 再発防止 補償申請 書類審査 審査委員会 補償金支払い 過失の有無を問わない 分娩機関 1 診療録 助産録 検査データ等 2 診療体制等の追加資料 家族疑問 質問 報告書 ページ 紛争の防止 早期解決 産科医療の質の向上

6 医療事故調査制度創設の進捗 平成 25 年 5 月 医療事故に係る調査の仕組み等のあり方に関する検討部会 とりまとめ 平成 26 年 6 月 地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律 成立 ( 平成 27 年 10 月 1 日施行 ) 平成 27 年 3 月 医療事故調査制度の施行に関する検討会 終了 平成 27 年 5 月 医療法施行規則の一部改正 ( 事故調部分 ) 公布

7 医療事故調査制度対象施設 施設数平成 25 年 (2013) 総数 177,769 病院 8,540 精神科病院 1,066 結核療養所 一般病院 7,474 ( 再掲 ) 療養病床を有する病院 3,873 一般診療所 100,528 有床 9,249 ( 再掲 ) 療養病床を有する一般診療所 1,231 無床 91,279 歯科診療所 68,701 有床 37 無床 68,664 助産所 :442 施設 (2015 年 7 月 3 日 産科医療補償制度調べ )

8 医療事故調査制度 ( 平成 27 年 10 月 ~) 医療機関 ( 病院 診療所 助産所 ) 2 院内調査 助言等 必要な支援 3 報告 ( 調査結果 ) 3 説明 5 依頼 全医療機関共通の調査の流れ 支援団体 5 依頼 7 報告 ( 調査結果 ) 7 報告 ( 調査結果 ) 第三者機関調査の流れ 1 報告 4 収集した情報の整理 分析 日本医療安全調査機構 ( 医療事故調査 支援センター ) 6 調査 再発の防止に関する普及啓発 等 ( 注 1) 支援団体については 実務上厚生労働省に登録し 院内調査の支援を行うとともに 委託を受けて第三者機関の業務の一部を行う ( 注 2) 第三者機関への調査の依頼は 院内調査の結果が得られる前に行われる場合もある

9 広島県主催医療安全研修会 再発の防止に関する普及啓発等 医療機関及びへの結果報告遺族 業務受委託等 収集した情報の整理及び分析 医療事故に係る調査の流れ 2 センターへ結果報告 遺族等への説明 ( 制度の外で一般的に行う説明 ) 遺族へ結果説明 院内調査 ( 原因を明らかにするための調査 ) 支援 必要な支援の求め 医療事故調査開始 2 センターへ報告 1 遺族へ説明 医療事故判断 死亡事例発生 医療機関 支援団体 医療機関又は遺族から依頼があった場合 センター調査 結果報告受理 日本医療安全調査機構 ( 医療事故調査 支援センター ) 1 医療事故調査 支援センター又は支援団体に相談が可能 2 センター : 医療事故調査 支援センター

10 医療事故調査制度 ( 平成 27 年 10 月 ~) 医療機関 ( 病院 診療所 助産所 ) 2 院内調査 助言等 必要な支援 3 報告 ( 調査結果 ) 3 説明 5 依頼 全医療機関共通の調査の流れ 支援団体 5 依頼 7 報告 ( 調査結果 ) 7 報告 ( 調査結果 第三者機関調査の流れ 1 報告 4 収集した情報の整理 分析 日本医療安全調査機構 ( 医療事故調査 支援センター ) 6 調査 再発の防止に関する普及啓発 等 ( 注 1) 支援団体については 実務上厚生労働省に登録し 院内調査の支援を行うとともに 委託を受けて第三者機関の業務の一部を行う ( 注 2) 第三者機関への調査の依頼は 院内調査の結果が得られる前に行われる場合もある

11 支援団体 平成27年 8月 6日告示 平成27年10月 1日適用 職能団体 病院団体等 病院事業者 学術団体 九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007

12 支援団体に求められる役割 a) 医療事故調査制度全般に関する相談 b) 医療事故の判断に関する相談 c) 調査に関する支援等 ( 助言 ) 1 調査手法に関すること 2 報告書作成に関すること ( 医療事故に関する情報の収集 整理 報告書の記載方法など ) 3 院内事故調査委員会の設置 運営に関すること ( 委員会の開催など ) ( 技術的支援 ) 4 解剖に関する支援 ( 施設 設備等の提供を含む ) 5 死亡時画像診断の支援 ( 施設 設備等の提供を含む ) 6 院内調査に関わる専門家の派遣 ( 厚生労働省事務連絡 医療事故調査制度における 支援団体 の申出について より )

13 医療事故調査制度の流れ ( 医療事故の発生 ~ 調査 )

14 医療事故調査制度 ( 平成 27 年 10 月 ~) 医療機関 ( 病院 診療所 助産所 ) 2 院内調査 助言等 必要な支援 3 報告 ( 調査結果 ) 3 説明 5 依頼 全医療機関共通の調査の流れ 支援団体 5 依頼 7 報告 ( 調査結果 ) 7 報告 ( 調査結果 ) 第三者機関調査の流れ 1 報告 4 収集した情報の整理 分析 日本医療安全調査機構 ( 医療事故調査 支援センター ) 6 調査 再発の防止に関する普及啓発 等 ( 注 1) 支援団体については 実務上厚生労働省に登録し 院内調査の支援を行うとともに 委託を受けて第三者機関の業務の一部を行う ( 注 2) 第三者機関への調査の依頼は 院内調査の結果が得られる前に行われる場合もある

15 医療事故調査 支援センターに届出義務のある 医療事故 法第 6 条の10 当該病院等に勤務する医療従事者が提供した医療に起因し 又は起因すると疑われる死亡又は死産であって 当該管理者が当該死亡又は死産を予期しなかつたものとして厚生労働省令で定めるものをいう

16 医療事故調査 支援センターに届出義務のある 医療事故 法第 6 条の10 当該病院等に勤務する医療従事者が提供した医療に起因し 又は起因すると疑われる死亡又は死産であって 当該管理者が当該死亡又は死産を予期しなかつたものとして厚生労働省令で定めるものをいう

17 医療事故調査 支援センターに届出義務のある 医療事故 医療に起因する ( 疑いを含む ) 管理者が予期しなかった

18 医療事故の範囲 提供した医療に起因 ( 含疑い ) かつ 予期しなかった 予期した 提供した医療に起因 ( 含疑い ) 以外 提供した医療に起因 ( 含疑い )& 予期しなかった ( 重なりの部分 ) 予期した 予期しなかった 提供した医療に起因 ( 含疑い ) 提供した医療に起因 ( 含疑い ) 以外

19 医療に起因する ( 疑いを含む ) の範囲

20 医療に起因する ( 疑いを含む ) 死亡又は死産の考え方 厚生労働省検討会資料

21 医療に起因する ( 疑いを含む ) 死亡又は死産の考え方 施設管理に関連するもの 火災等に関連するもの 地震や落雷等 天災によるもの その他 併発症 ( 提供した医療に関連のない 偶発的に生じた疾患) 原病の進行 自殺 ( 本人の意図によるもの ) その他 院内で発生した殺人 傷害致死 等 厚生労働省検討会資料

22 予期しなかった 事例

23 予期しなかった を説明する省令 医療法施行規則 第一条 第一条の十の二 ( 略 ) 死亡又は死産は 次の各号のいずれにも該当しないと管理者が認めたものとする 一病院等の管理者が 当該医療が提供される前に当該医療従事者等が当該医療を受ける者又はその家族に対して当該死亡又は死産が予期されることを説明していたと認めたもの 二病院等の管理者が 当該医療が提供される前に当該医療従事者等が当該死亡又は死産が予期されることを医療を受ける者に係る診療録その他の文書等に記録していたと認めたもの 三病院等の管理者が 当該医療を提供した医療従事者等からの事情の聴取及び 第一条の十一第一項第二号の委員会からの意見の聴取 ( 当該委員会を開催している場合に限る ) を行った上で 当該医療が提供される前に 当該医療従事者等が当該死亡又は死産を予期していたと認めたもの

24 予期しなかった を説明する省令 医療法施行規則 第一条 第一条の十の二 ( 略 ) 死亡又は死産は 次の各号のいずれにも該当しないと管理者が認めたものとする 一病院等の管理者が 当該医療が提供される前に当該医療従事者等が当該医療を受ける者又はその家族に対して当該死亡又は死産が予期されることを説明していたと認めたもの 二病院等の管理者が 当該医療が提供される前に当該医療従事者等が当該死亡又は死産が予期されることを医療を受ける者に係る診療録その他の文書等に記録していたと認めたもの 三病院等の管理者が 当該医療を提供した医療従事者等からの事情の聴取及び 第一条の十一第一項第二号の委員会からの意見の聴取 ( 当該委員会を開催している場合に限る ) を行った上で 当該医療が提供される前に 当該医療従事者等が当該死亡又は死産を予期していたと認めたもの

25 予期しなかった を説明する省令 主語 術語 いずれにも該当しないと管理者が認めたもの 主語 1 主語 2 術語 2 術語 1 一管理者が 医療従事者等が説明していたと認めたもの 管理者が 医療従事者の説明を判断

26 予期しなかった を説明する省令 主語 術語 いずれにも該当しないと管理者が認めたもの 二 主語 1 管理者が 主語 2 術語 2 医療従事者等が診療録その他の文書等に記録していた 術語 1 と認めたもの 管理者が 医療従事者の記録を判断

27 予期しなかった を説明する省令 いずれにも該当しないと管理者が認めたもの 主語 1 主語 術語 三管理者が 事情の聴取 意見の聴取を行った上で 主語 2 術語 2 医療従事者等が予期していた 術語 1 と認めたもの 管理者が 医療従事者の予期を判断

28 医療事故の報告のうち 予期しなかった を説明する通知 別添 省令第一号及び第二号に該当するものは 手技等に伴う有害事象の一般的な発生確率やそれによる死亡の可能性についての説明や記録ではなく 当該患者個人の臨床経過等を踏まえて 当該死亡又は死産が起こることについての説明及び記録であることに留意すること 患者等に対し当該死亡又は死産が予期されていることを説明する際は 医療法第一条の四第二項の規定に基づき 適切な説明を行い 医療を受ける者の理解を得るよう努めること 参考 ) 医療法第一条の四第二項医師 歯科医師 薬剤師 看護師その他の医療の担い手は 医療を提供するに当たり 適切な説明を行い 医療を受ける者の理解を得るよう努めなければならない

29 留意点 : 死亡の 個別的発生確率 通知 別添 省令に該当するものは 手技等に伴う有害事象の一般的な発生確率やそれによる死亡の可能性についての説明や記録ではなく 当該患者個人の臨床経過等を踏まえた説明及び記録であることに留意 個人のリスクファクター ( 高齢であること 循環器系 呼吸器系 代謝系などの疾患を有すること など ) を踏まえた死亡リスク ( が高まること ) の説明が必要と思われるが 通常の説明でもすでに行われていることも多いと考えられる

30 留意点 : 死亡の 個別的発生確率 ( 厚労省作成 Q&A) Q4. 死亡する可能性がある ということのみ説明されていた場合でも 予期していたことになるのでしょうか? A4. 医療法施行規則第 1 条の 10 の 2 第 1 項第 1 号の患者又はその家族への説明や同項第 2 号の記録については 当該患者個人の臨床経過を踏まえ 当該患者に関して死亡又は死産が予期されることを説明していただくことになります したがって 個人の病状等を踏まえない 高齢のため何が起こるかわかりません 一定の確率で死産は発生しています といった一般的な死亡可能性についてのみの説明又は記録は該当しません ( 厚生労働省 医療事故調査制度に関する Q&A より )

31 今後九大病院で整備する体制 ( 予定 ) 1. 医療事故調査制度で報告 調査すべき事例を確実に把握するための体制 全ての死亡事例を把握する仕組み ( 医療情報システム 死亡診断書による確認 ) 2. 医療事故 を迅速に判断するための体制 患者さん個人の病状に応じた死亡 その他のリスクの説明と記録 電子カルテのIC 画面に説明内容 患者 家族からの質問と回答 患者 家族の反応などを記載することを改めて周知

32 今後九大病院で整備する体制 ( 予定 ) 2. 医療事故 を迅速に判断するための体制 ( 続き ) 医療事故 の判断をするための会議の創設 既存の会議の中心メンバーで機動的に対応できる会議を創設 必要な規定の整備 3. 医療事故 を調査するための体制 医療事故調査委員会 ( 随時設置 ) の設置 外部委員の参加を可能にする規定の整備 ( 済み )

33 センターへの報告期限 通知 別添 個別の事案や事情等により 医療事故の判断に要する時間が異なることから具体的な期限は設けず 遅滞なく 報告とする なお 遅滞なく とは 正当な理由無く漫然と遅延することは認められないという趣旨であり 当該事例ごとにできる限りすみやかに報告することが求められるもの 参考 ( 診療行為に関連した調査の手法に関する研究 ( 西澤班 ) 報告書 ) 一律には決められないものの 概ね 7 日間程度が妥当な目安ではないかと考えられた

34 診療行為に係る死亡事故症例の年間発生件数試算 ( 厚生労働省 ) 試算件数 : 1,300~2,000 件 / 年 基礎データ : 1 医療事故情報収集等事故情報収集等事業事業からの試算 2 厚生労働科学研究での試算 診療行為に関連した死亡の届出様式及び医療事故の情報処理システムの開発に関する研究 医療事故情報収集等事業参加医療機関に対するアンケート調査

35 適切な報告の周知徹底 マニュアル本体 ポケットマニュアル 医療事故調査制度の趣旨や目的 院内手続きの内容を盛り込んで見直し

36 医療事故調査制度 ( 平成 27 年 10 月 ~) 医療機関 ( 病院 診療所 助産所 ) 2 院内調査 助言等 必要な支援 3 報告 ( 調査結果 ) 3 説明 5 依頼 全医療機関共通の調査の流れ 支援団体 5 依頼 7 報告 ( 調査結果 ) 7 報告 ( 調査結果 ) 第三者機関調査の流れ 1 報告 4 収集した情報の整理 分析 日本医療安全調査機構 ( 医療事故調査 支援センター ) 6 調査 再発の防止に関する普及啓発 等 ( 注 1) 支援団体については 実務上厚生労働省に登録し 院内調査の支援を行うとともに 委託を受けて第三者機関の業務の一部を行う ( 注 2) 第三者機関への調査の依頼は 院内調査の結果が得られる前に行われる場合もある

37 院内事故調査 法第 6 条の 11 病院等の管理者は 医療事故が発生した場合には 厚生労働省令で定めるところにより 速やかにその原因を明らかにするために必要な調査を行わなければならない

38 院内事故調査の方法 ( 省令 ) 省令第一条十の四 ( 医療事故調査の手法 ) 必要な範囲内で選択し 当該医療事故の原因を明らかにするために 情報の収集及び整理を行うものとする 一二三四五六七 診療録その他の診療に関する記録の確認 当該医療事故に係る医療を提供した医療従事者からの事情の聴取 前号に規定する者以外の関係者からの事情の聴取 当該医療事故に係る死亡した者又は死産した胎児の解剖 当該医療事故に係る死亡した者又は死産した胎児の死亡時画像診断 当該医療事故に係る医療の提供に使用された医薬品 医療機器 設備その他の物の確認 当該医療事故に係る死亡した者又は死産した胎児に関する血液又は尿その他の物についての検査

39 院内事故調査の方法 ( 通知 別添 ) 通知別添 本制度の目的は医療安全の確保であり 個人の責任を追及するためのものではないこと 調査の対象者については当該医療従事者を除外しないこと 調査項目については 以下の中から必要な範囲内で選択し それらの事項に関し 情報の収集 整理を行うものとする 調査の過程において可能な限り匿名性の確保に配慮すること 診療録その他の診療に関する記録の確認 例 ) カルテ 画像 検査結果等 当該医療従事者のヒアリング ヒアリング結果は内部資料として取り扱い 開示しないこと ( 法的強制力がある場合を除く ) とし その旨をヒアリング対象者に伝える その他の関係者からのヒアリング 遺族からのヒアリングが必要な場合があることも考慮する

40 院内事故調査の方法 ( 通知 別添 続き ) 通知別添 ( 続き ) 医薬品 医療機器 設備等の確認 解剖又は死亡時画像診断 (Ai) については解剖又は死亡時画像診断 (Ai) の実施前にどの程度死亡の原因を医学的に判断できているか 遺族の同意の有無 解剖又は死亡時画像診断 (Ai) の実施により得られると見込まれる情報の重要性などを考慮して実施の有無を判断する 血液 尿等の検体の分析 保存の必要性を考慮

41 院内事故調査の方法 ( 通知 別添 続き ) 通知別添 ( 続き ) 医療事故調査は医療事故の原因を明らかにするために行うものであること 原因も結果も明確な 誤薬等の単純な事例であっても 調査項目を省略せずに丁寧な調査を行うことが重要であること 調査の結果 必ずしも原因が明らかになるとは限らないことに留意すること 再発防止は可能な限り調査の中で検討することが望ましいが 必ずしも再発防止策が得られるとは限らないことに留意すること

42 医療事故調査報告書の具体イメージ 2004~ 医療事故情報収集等事業 ~2015 診療行為に関連した死亡の調査分析モデル事業 2009~ 産科医療補償制度 2015~ 医療事故調査制度

43 産科医療の無過失補償制度 (2009~) 広島県主催医療安全研修会 分娩時の医療事故では 過失の有無の判断が困難な場合が多く 裁判で争われる傾向があり このような紛争が多いことが産科医不足の理由の一つ 産科医療における無過失補償制度の枠組みについて 自民党医療紛争処理のあり方検討会 ( 平成 18 年 11 月 29 日 ) より抜粋 無過失補償 原因 再発防止 補償申請 書類審査 審査委員会 補償金支払い 過失の有無を問わない 分娩機関 1 診療録 助産録 検査データ等 2 診療体制等の追加資料 家族疑問 質問 報告書 ページ 紛争の防止 早期解決 産科医療の質の向上

44 広島県主催医療安全研修会 産科医療補償制度の原因分析報告書 1. はじめに 2. 事例の概要 1) 妊産婦等に関する基本情報 2) 今回の妊娠経過 3) 分娩のための入院時の状況 4) 分娩経過 5) 新生児期の経過 6) 産褥期の経過 7) 診療体制等に関する情報 8) 児 家族からの情報 3. 脳性麻痺発症の原因 4. 臨床経過に関する医学的評価 5. 今後の産科医療向上のために検討すべき事項 6. 関連資料

45 原因分析報告書概要版 * 事例の概要 部分 ( 抜粋 ) 事例番号 : * 全文版 は全 ページ

46 原因分析報告書概要版 * 脳性麻痺の原因 部分 事例番号 : * 全文版 は全 ページ

47 原因分析報告書概要版 * 診療経過に関する医学的評価 部分 事例番号 : * 全文版 は全 ページ

48 原因分析報告書概要版 * 今後の産科医療の向上のために検討すべき事項 部分 ( 抜粋 ) 事例番号 : * 全文版 は全 ページ

49 広島県主催医療安全研修会 原因分析の考え方 ( 産科医療補償制度原因分析委員会原因分析マニュアルより抜粋 ) 1. 原因分析は 責任追及を目的とするのではなく なぜ起こったか などの原因を明らかにするとともに 同じような事例の再発防止を提言するためのものである 2. 医学的評価にあたっては 検討すべき事象の発 生時に視点を置き その時点で行う妥当な分娩 管理等は何かという観点で 事例を分析する ( プロスペクティブな分析 )

50 広島県主催医療安全研修会 原因分析の考え方 ( 産科医療補償制度原因分析委員会原因分析マニュアルより抜粋 ) 4. 原因分析報告書は 産科医療の質の向上に資するものであることが求められており 既知の結果から振り返る事後的検討も行って 再発防止に向けて改善につながると考えられる課題が見つかれば それを指摘する ( レトロスペクティブな分析 )

51 広島県主催医療安全研修会 前方視的評価のイメージ 経過 医療行為の選択の幅 選択肢選択肢 選択肢 重度脳性麻痺 前方視的評価

52 広島県主催医療安全研修会 後方視的評価のイメージ 経過 選択肢 医療行為の選択の幅 選択肢 選択肢 重度脳性麻痺 重度脳性麻痺にならないようにするにはどうすればよかったか? 軽症脳性麻痺 ~ 健常児 ( 仮定 ) 後方視的評価

53 広島県主催医療安全研修会 後方視的評価のイメージ ( 続き ) 経過 医療行為の選択の幅 選択肢選択肢 選択肢 経過 3でが選択される必要があり そのためには経過 2でが選択される必要があった 軽症脳性麻痺 ~ 健常児 ( 仮定 ) 後方視的評価

54 広島県主催医療安全研修会 後方視的評価のイメージ ( 続き ) 経過 医療行為の選択の幅 選択肢 選択肢 選択肢 経過 1ではを選択せざるをえないとすると 経過 2で高確率にを選択できるためにはどうすればよいか? 研究? 検査 診断機器の開発? ガイドライン? 今後の課題を設定する 後方視的評価 軽症脳性麻痺 ~ 健常児 ( 仮定 )

55 外部委員の参加 ( 厚労省作成 Q&A) Q13. 院内調査を行うに当たり 自院で十分調査が行える場合であっても外部からの委員は必ず入れるのですか? A13. 本制度では 医療機関が院内調査を行う際は 公平性 中立性を確保する観点からも 専門家の派遣等の医療事故調査等支援団体の支援を求めることとされています 医療機関の管理者においては 法の趣旨を踏まえ 医療事故調査に当たり 外部からの委員を参画させ 公平 中立な調査に努めていただくようお願いします < 参考 : 医療法の規定 > 第六条の十一 ( 略 ) 2 病院等の管理者は 医学医術に関する学術団体その他の厚生労働大臣が定める団体 ( 法人でない団体にあっては 代表者又は管理人の定めのあるものに限る 次項及び第六条の二十二において 医療事故調査等支援団体 という ) に対し 医療事故調査を行うために必要な支援を求めるものとする

56 外部委員の参加 ( 厚労省作成 Q&A) 参議院厚生労働委員会附帯決議 (2 医療事故調査制度について ) イ院内事故調査及び医療事故調査 支援センターの調査に大きな役割を果たす医療事故調査等支援団体については 地域間における事故調査の内容及び質の格差が生じないようにする観点からも 中立性 専門性が確保される仕組みの検討を行うこと また 事故調査が中立性 透明性及び公正性を確保しつつ 迅速かつ適正に行われるよう努めること

57 医療事故調査制度 ( 平成 27 年 10 月 ~) 医療機関 ( 病院 診療所 助産所 ) 2 院内調査 助言等 必要な支援 3 報告 ( 調査結果 ) 3 説明 5 依頼 全医療機関共通の調査の流れ 支援団体 5 依頼 7 報告 ( 調査結果 ) 7 報告 ( 調査結果 ) 第三者機関調査の流れ 1 報告 4 収集した情報の整理 分析 日本医療安全調査機構 ( 医療事故調査 支援センター ) 6 調査 再発の防止に関する普及啓発 等 ( 注 1) 支援団体については 実務上厚生労働省に登録し 院内調査の支援を行うとともに 委託を受けて第三者機関の業務の一部を行う ( 注 2) 第三者機関への調査の依頼は 院内調査の結果が得られる前に行われる場合もある

58 支援団体 第 6 条の 11 2 病院等の管理者は 医学医術に関する学術団体その他の厚生労働大臣が定める団体 ( 法人でない団体にあつては 代表者又は管理人の定めのあるものに限る 次項及び第 6 条の 22 において 医療事故調査等支援団体 という ) に対し 医療事故調査を行うために必要な支援を求めるものとする 3 医療事故調査等支援団体は 前項の規定により支援を求められたときは 医療事故調査に必要な支援を行うものとする

59 医療事故調査制度の流れ ( 遺族説明 ~ 再発防止 )

60 医療事故調査制度 ( 平成 27 年 10 月 ~) 医療機関 ( 病院 診療所 助産所 ) 2 院内調査 助言等 必要な支援 3 報告 ( 調査結果 ) 3 説明 5 依頼 全医療機関共通の調査の流れ 支援団体 5 依頼 7 報告 ( 調査結果 ) 7 報告 ( 調査結果 ) 第三者機関調査の流れ 1 報告 4 収集した情報の整理 分析 日本医療安全調査機構 ( 医療事故調査 支援センター ) 6 調査 再発の防止に関する普及啓発 等 ( 注 1) 支援団体については 実務上厚生労働省に登録し 院内調査の支援を行うとともに 委託を受けて第三者機関の業務の一部を行う ( 注 2) 第三者機関への調査の依頼は 院内調査の結果が得られる前に行われる場合もある

61 遺族に対する説明 法第 6 条の11 第 5 項病院等の管理者は 前項の規定による報告をするに当たっては あらかじめ 遺族に対し 厚生労働省令で定める事項を説明しなければならない ( 以下略 )

62 遺族に対する説明方法 通知別添 遺族への説明については 口頭 ( 説明内容をカルテに記載 ) 又は書面 ( 報告書又は説明用の資料 ) 若しくはその双方の適切な方法により行う 調査の目的 結果について 遺族が希望する方法で説明するよう努めなければならない

63 医療事故調査と責任追及 ( 厚労省作成 Q&A) Q19. 医療事故調査を行うことで 現場の医師の責任が追及されることになりませんか? A19. 本制度の目的は医療の安全を確保するために 医療事故の再発防止を行うことであり 責任追及を目的としたものではありません 施行通知においても その旨を院内調査報告書の冒頭に記載することとしています 医療法では 医療機関が自ら調査を行うことと 医療機関や遺族から申請があった場合に 医療事故調査 支援センターが調査することができることと規定されています これは 今後の医療の安全を確保するため医療事故の再発防止を行うものであり すでに起きた事案の責任を追及するために行うものではありません

64 医療事故調査と責任追及 ( 厚労省作成 Q&A)( 続き ) Q19. 医療事故調査を行うことで 現場の医師の責任が追及されることになりませんか? A19. ( 続き ) 報告書を訴訟に使用することについて 刑事訴訟法 民事訴訟法上の規定を制限することはできませんが 各医療機関が行う医療事故調査や 医療事故調査 支援センターが行う調査の実施に当たっては 本制度の目的を踏まえ 医療事故の原因を個人の医療従事者に帰するのではなく 医療事故が発生した構造的な原因に着目した調査を行い 報告書を作成していただきたいと考えています

65 広島県主催医療安全研修会 脳性麻痺事例の損害賠償件数 産科医療補償制度開始 ( 産科医療補償制度見直しに係る報告書 ( 平成 25 年 11 月 27 日 ) より )

66 産婦人科の訴訟 ( 既済 ) 件数 広島県主催医療安全研修会 全診療科目合計 産婦人科 全診療科目合計 ( 件 ) 全診療科 ( 棒グラフ ) 161 産科医療補償制度開始 産婦人科 ( 件 ) 産婦人科の件数 ( 折れ線グラフ ) 平成 16 年平成 17 年平成 18 年平成 19 年平成 20 年平成 21 年平成 22 年平成 23 年平成 24 年平成 25 年平成 26 年 0 平成 26 年は速報値 最高裁判所医事関係訴訟委員会 医事関係訴訟事件の診療科目別既済件数

67 医療事故調査制度 ( 平成 27 年 10 月 ~) 医療機関 ( 病院 診療所 助産所 ) 2 院内調査 助言等 必要な支援 3 報告 ( 調査結果 ) 3 説明 5 依頼 全医療機関共通の調査の流れ 支援団体 5 依頼 7 報告 ( 調査結果 ) 7 報告 ( 調査結果 ) 第三者機関調査の流れ 1 報告 4 収集した情報の整理 分析 日本医療安全調査機構 ( 医療事故調査 支援センター ) 6 調査 再発の防止に関する普及啓発 等 ( 注 1) 支援団体については 実務上厚生労働省に登録し 院内調査の支援を行うとともに 委託を受けて第三者機関の業務の一部を行う ( 注 2) 第三者機関への調査の依頼は 院内調査の結果が得られる前に行われる場合もある

68 院内調査結果の 報告 法第 6 条の11 第 4 項病院等の管理者は 医療事故調査を終了したときは 厚生労働省令で定めるところにより 遅滞なく その結果を第 6 条の15 第 1 項の医療事故調査 支援センターに報告しなければならない

69 医療事故調査制度 ( 平成 27 年 10 月 ~) 医療機関 ( 病院 診療所 助産所 ) 2 院内調査 助言等 必要な支援 3 報告 ( 調査結果 ) 3 説明 5 依頼 全医療機関共通の調査の流れ 支援団体 5 依頼 7 報告 ( 調査結果 ) 7 報告 ( 調査結果 ) 第三者機関調査の流れ 1 報告 4 収集した情報の整理 分析 日本医療安全調査機構 ( 医療事故調査 支援センター ) 6 調査 再発の防止に関する普及啓発 等 ( 注 1) 支援団体については 実務上厚生労働省に登録し 院内調査の支援を行うとともに 委託を受けて第三者機関の業務の一部を行う ( 注 2) 第三者機関への調査の依頼は 院内調査の結果が得られる前に行われる場合もある

70 センターが行う 院内事故調査の整理分析とその結果の医療機関への報告 通知別添 報告された事例の匿名化 一般化を行い データベース化 類型化するなどして類似事例を集積し 共通点 類似点を調べ 傾向や優先順位を勘案する 個別事例についての報告ではなく 集積した情報に対する分析に基づき 一般化 普遍化した報告をすること 医療機関の体制 規模等に配慮した再発防止策の検討を行うこと

71 医療事故情報収集等事業 (2004-) 広島県主催医療安全研修会 医療機関 ( 公財 ) 日本医療機能評価機構 医療事故情報収集等事業 医療事故 Web 報告 1 報告義務 1 選択項目 運営委員会 大学病院ナショナルセンター国立病院機構の病院など 2 任意参加 2 記述項目 医療行為の目的事故の内容背景 要因改善策 目的事故の発生予防 再発防止 ( 責任を追及しない ) 報告書 医療安全 年報 情報 総合評価部会 分析班会議 ( 専門家 メーカー ) 事例データベース 事務局 研修会 (RCA 演習 ) 国民医療機関関係学会 団体行政機関 ヒヤリ ハット ( 発生件数情報事例情報 ) など 1 任意参加 文書 訪問調査 ( 任意 )

72 広島県主催医療安全研修会 医療事故情報収集等事業 平成 26 年度の分析テーマ 職種経験 1 年未満の看護師 准看護師に関連した医療事故カリウム製剤の急速静注に関連した事例放射線治療の照射部位の間違いに関連した事例口頭による情報の解釈の誤りに関連した事例皮膚反応によるアレルギーテストの実施時の試薬に関する事例内視鏡の洗浄 消毒に関する事例後発医薬品に関する誤認から適切な薬物療法がなされなかった事例無線式心電図モニタの送受信機に関連した事例調乳および授乳の管理に関連した事例気管切開チューブが皮下や縦隔へ迷入した事例事務職員の業務における医療安全や情報管理に関する事例

73 広島県主催医療安全研修会 カリウム製剤の急速静注に関連した事例 発生状況 事故の程度 治療の程度

74 広島県主催医療安全研修会 事例の概要 (1) 血清カリウム値が低く 主治医から指示が出た CV 内頸側管 1 K.C.L 点滴液 15%( 40mEq/20mL) 生理食塩液 (20mL)1 日 3 回 ( 主治医は シリンジポンプで投与 するつもりだったが 指 示されていない ) 投与速度 投与方法の記載なし 指示受けをする A 看護師は指示内容がおかしいと思い 手術室にいる主治医に電話をかけた 手術室看護師が主治医に オーダどおりに投与していいか と尋ねると いいです と返答があり その返事を手術室看護師から聞いたリーダー看護師は指示受けした

75 広島県主催医療安全研修会 事例の概要 (2) 受持ち看護師が KCL 注射薬を準備する際 アンプルに添付してある 点滴で薄めて静注 という表記を見て 点滴に薄めなくてよいのか とリーダー看護師に相談した リーダー看護師が手術室の主治医に再度電話し オーダどおりでいいですか と尋ねると 手術室看護師が主治医の返答を代弁し はい と返答した リーダー看護師は それでも KCL の静注なので 受け持ち看護師にゆっくりとモニタを見ながら施行するように伝えた 受け持ち看護師は KCL20mL+ 生理食塩液 20mL の静注をゆっくり開始した 2 分後モニタの SpO2 低下でアラームが鳴った

76 広島県主催医療安全研修会 カリウム製剤の急速静注に関連した表示の改善

77 広島県主催医療安全研修会 類似事例の集積 カリウム製剤の急速静注に関する事例 ( 類似事例 ) 医療行為の目的 ( 事実の把握 ) 事故の内容 ( 事実を把握した結果 ) 背景 要因 ( 調査 分析の結果 ) 改善策 ( 対策立案の内容 ) 医療行為の目的 ( 事実の把握 ) 事故の内容 ( 事実を把握した結果 ) 背景 要因 ( 調査 分析の結果 ) 改善策 ( 対策立案の内容 ) 医療行為の目的 ( 事実の把握 ) 事故の内容 ( 事実を把握した結果 ) 背景 要因 ( 調査 分析の結果 ) 改善策 ( 対策立案の内容 ) 医療行為の目的 ( 事実の把握 ) 事故の内容 ( 事実を把握した結果 ) 事例 1 事例 2 背景 要因 ( 調査 分析の結果 ) 改善策 ( 対策立案の内容 ) 医療行為の目的 ( 事実の把握 ) 事故の内容 ( 事実を把握した結果 ) 事例 3 事例 4 背景 要因 ( 調査 分析の結果 ) 改善策 ( 対策立案の内容 ) 医療行為の目的 ( 事実の把握 ) 事故の内容 ( 事実を把握した結果 ) 事例 5 事例 6 背景 要因 ( 調査 分析の結果 ) 改善策 ( 対策立案の内容 ) 類似事例の背景 要因 改善策が集積 背景 要因事例 1 事例 2 事例 3 改善策事例 1 事例 2 事例 3

78 広島県主催医療安全研修会 改善策の例 (1) 1 誤って急速静注しにくいモノの採用 KCL 製剤をアンプルからキット製品に変更する プレフィルドシリンジ製剤に変更した 2 ルールの改定 ICU では KCL もダブルチェックを行う薬剤にした ICU では カリウム値の補正のために KCL を原液で使用していたが 5% ブドウ糖で 2 倍に希釈して 1 時間以上かけて投与することにした また その内容をマニュアルに記載し ワンショットはいかなる場合でも禁止 と追記した プレフィルド製剤の端数指示の場合には 薬液をそのまま廃棄する ( シリンジに吸い取らない ) 電解質補正液の投与時には指差し呼称に加え 必ずダブルチェックを行うこととし 投与時確認 マニュアルを作成する 病棟内のルール等の引継ぎ事項は文書化する KCL 使用について院内で投与方法等のルールを作成し 周知した

79 広島県主催医療安全研修会 改善策の例 (2) 3 システムの改善 薬剤部では KCL の表示を KCL 点滴注 から 禁静注 KC L 点滴注 に変更した KCL の払い出しの際 静注 ワンショット禁止 と注意事項を記載した紙を入れたチャック付ビニール袋に 1 本毎に封入して払い出すことにした KCL を ショット薬 から 一般時間注 のマスタ項目に変更した また ショット薬 という言葉を その他 に変更する予定である 処方システムを修正し 一般時間注 から KCL の処方が出されると 希釈液 (5% ブドウ糖注 ) も一緒に処方されるようにした 病棟での定数配置をやめて薬剤部で一括管理 払い出し時にはカード表示をつける 注射伝票にハイリスク薬についての注意喚起表示を行う 循環器科急性期患者が 当該病棟へ入院できる病床管理体制を作る

80 広島県主催医療安全研修会 改善策の例 (3) 3 教育 病棟等で他者にも伝わるように口に出して疑問に思うことや発生したできごとなど情報交換 情報共有をする 指示確認の方法 コメント確認方法について周知する 指示確認の仕方 ( いつ 誰の どのような内容の指示かを明確に伝える 復唱する ) を院内ニューズレターで広報 学習する 指示の出され方に疑問がある場合は 自分で判断せず医師等に確認する 薬剤に関する基礎的知識および教育を強化する 確認方法を再教育する (6R) 電子カルテを使用しての情報収集の方法 運用再確認と周知を行う 危険な薬剤についての知識を持つ KCL キット製品導入時に説明会を開催する カリウム製剤を含めたハイリスク薬についての定期的な教育を行う

81 カリウム製剤の投与方法間違い 広島県主催医療安全研修会

82 広島県主催医療安全研修会 報告書 年報の作成 報告書 41 回 年報 10 回 構成 事業概要 集計分析 テーマ分析 再発 類似事例の発生状況

83 広島県主催医療安全研修会 分析テーマのホームページへの掲載 カリウム製剤の急速静注に関連した事例 など約 170 テーマ

84 SNS を活用した情報提供

85 学会誌を通じた成果の周知 医療の質 安全学会誌 広島県主催医療安全研修会

86 医療事故調査制度 ( 平成 27 年 10 月 ~) 医療機関 ( 病院 診療所 助産所 ) 2 院内調査 助言等 必要な支援 3 報告 ( 調査結果 ) 3 説明 5 依頼 全医療機関共通の調査の流れ 支援団体 5 依頼 7 報告 ( 調査結果 ) 7 報告 ( 調査結果 ) 第三者機関調査の流れ 1 報告 4 収集した情報の整理 分析 日本医療安全調査機構 ( 医療事故調査 支援センター ) 6 調査 再発の防止に関する普及啓発 等 ( 注 1) 支援団体については 実務上厚生労働省に登録し 院内調査の支援を行うとともに 委託を受けて第三者機関の業務の一部を行う ( 注 2) 第三者機関への調査の依頼は 院内調査の結果が得られる前に行われる場合もある

87 センターが行う調査 ( 厚労省 Q&A) Q16. 医療事故調査 支援センターの調査は どのような場合にどのような方法で行うものですか? A16. 医療機関が 医療事故 として医療事故調査 支援センターに報告した事案について 遺族又は医療機関が医療事故調査 支援センターに調査を依頼した場合には 医療事故調査 支援センターが調査を行うことができます 院内事故調査終了後に医療事故調査 支援センターが調査する場合は 院内事故調査により記録の検証や ( 必要な場合の ) 解剖は終了していることが多いと考えられるため 新たな事実を調査するというより 院内事故調査結果の医学的検証を行いつつ 現場当事者への事実確認のヒアリングや 再発防止に向けた知見の整理を主に行うことが考えられます 一方で 院内事故調査の終了前に医療事故調査 支援センターが調査する場合は 院内調査の進捗状況等を確認し 院内事故調査を行う医療機関と連携し 必要な事実確認を行うことが考えられます また 早期に ( 約 3 ヶ月以内程度 ) 院内事故調査の結果が得られることが見込まれる場合には 院内事故調査の結果を受けてその検証を行うこととなります なお 調査終了後 医療事故調査 支援センターはその結果を医療機関と遺族に調査結果報告書を交付します ( 厚生労働省 医療事故調査制度に関する Q&A より )

88 医療事故調査制度の見直し

89 附則第二条 ( 検討 ) 第二条略 2 政府は 第四条の規定 ( 前条第五号に掲げる改正規定に限る ) による改正後の医療法 ( 以下 第五号新医療法 という ) 第六条の十一第一項に規定する医療事故調査 ( 以下この項において 医療事故調査 という ) の実施状況等を勘案し 医師法 ( 昭和二十三年法律第二百一号 ) 第二十一条の規定による届出及び第五号新医療法第六条の十五第一項の医療事故調査 支援センター ( 以下この項において 医療事故調査 支援センター という ) への第五号新医療法第六条の十第一項の規定による医療事故の報告 医療事故調査及び医療事故調査 支援センターの在り方を見直すこと等について検討を加え その結果に基づき この法律の公布後二年以内に法制上の措置その他の必要な措置を講ずるものとする

90 附則第二条 公布後二年以内に法制上の措置その他の必要な措置を講ずるものとする 施行から 8 か月以内 医療事故調査の実施状況等を勘案し 医師法第二十一条の規定による届出の在り方 医療事故調査 支援センターへの医療事故の報告在り方 医療事故調査 医療事故調査 支援センターの在り方

91 まとめ 医療事故調査制度は 10 月開始を前に 準備の実務が急務 調査について どのような手法で 年間何件を取り扱うのか など いまだに見通しが立てられていない重要事項があり 課題は多い さらに 報告件数の確保 調査の質の確保 再発防止活動の実績を上げること 医療事故情報収集等事業との関係 なども課題である

医療事故調査・支援センター~センターの役割と手引~

医療事故調査・支援センター~センターの役割と手引~ 医療事故調査 支援センター センターの役割と手続き 日本医療安全調査機構 医療事故調査 支援センター 木村壯介 medsafe.or.jp 医療事故調査 支援センターの役割 医療法第 6 条 16( 抜粋 ) 日本医療安全調査機構医療事故調査 支援センター 1 病院等が行った医療事故調査結果の報告により収集した情報の整理及び分析を行う 2 報告をした病院等の管理者に対し 情報の整理及び分析結果の報告を行う

More information

我が国の医療安全施策の動向

我が国の医療安全施策の動向 医療事故調査制度について 医療事故調査制度説明会 厚生労働省医政局総務課医療安全推進室室長大坪寛子 医療事故調査制度の目的について 医療事故調査制度は 改正医療法の 医療の安全の確保 の章に位置づけられ 医療事故の再発防止により医療の安全を確保することを目的とした制度です 1 平成 25 年 5 月 12 月 医療事故に係る調査の仕組み等あり方検討会 とりまとめ 社会保障審議会医療部会 平成 26

More information

医療事故調査制度についてのこれまでの検討経緯 平成 24 年 平成 25 年 平成 24 年 2 月医療事故に係る調査の仕組み等のあり方に関する検討部会設置 以降 13 回開催 平成 25 年 5 月 医療事故に係る調査の仕組み等の基本的なあり方 について のとりまとめ 調査の目的 : 原因究明及び

医療事故調査制度についてのこれまでの検討経緯 平成 24 年 平成 25 年 平成 24 年 2 月医療事故に係る調査の仕組み等のあり方に関する検討部会設置 以降 13 回開催 平成 25 年 5 月 医療事故に係る調査の仕組み等の基本的なあり方 について のとりまとめ 調査の目的 : 原因究明及び 第 1 回医療事故調査制度の施行に係る検討会 平成 26 年 11 月 14 日 資料 1 医療事故調査制度について 厚生労働省医政局総務課 医療安全推進室 医療事故調査制度についてのこれまでの検討経緯 平成 24 年 平成 25 年 平成 24 年 2 月医療事故に係る調査の仕組み等のあり方に関する検討部会設置 以降 13 回開催 平成 25 年 5 月 医療事故に係る調査の仕組み等の基本的なあり方

More information

Microsoft Word  医療事故調査制度QA改定(確定)

Microsoft Word  医療事故調査制度QA改定(確定) 医療事故調査制度に関する Q&A Q1. 制度の目的は何ですか? Q2. 本制度の対象となる医療事故はどのようなものですか? Q3. 複数の医療機関にまたがって医療を提供した結果の死亡であった場合 どの医療機関の管理者が報告するのでしょうか? Q4. 死亡する可能性がある ということのみ説明や記録がされていた場合は 予期したことになるのでしょうか? Q5. 合併症の可能性 についてのみ説明や記録がされていた場合は予期していたことになるのでしょうか?

More information

はじめに 1 医療事故調査制度の創設 2014 年 6 月に医療法が改正され, 医療機関の管理者が法の定める 医療事故 に該当すると判断したときは, 第三者機関 ( 医療事故調査 支援センター ) に報告するとともに院内において調査を行うことを中心とする医療事故調査制度 ( 以下 本制度 といいます ) が創設されました 2015 年 10 月 1 日から本制度が施行されています 2 本制度の創設に至る経緯

More information

<4D F736F F F696E74202D F88E397C38E968CCC92B28DB890A CC916E90DD82C98CFC82AF82C45F91E592D88AB08E71>

<4D F736F F F696E74202D F88E397C38E968CCC92B28DB890A CC916E90DD82C98CFC82AF82C45F91E592D88AB08E71> 医療事故調査制度の創設に向けて 平成 27 年 6 月 25 日平成 27 年度国公私立大学附属病院医療安全セミナー 厚生労働省医政局総務課医療安全推進室室長大坪寛子 平成 25 年 5 月 12 月 医療事故に係る調査の仕組み等あり方検討会 とりまとめ社会保障審議会医療部会 平成 26 年 6 月 7 月 11 月 医療事故調査制度を含む医療法改正法案成立 厚生労働科学研究費補助金事業 医療事故調査制度の施行に係る検討会

More information

医療事故に係る調査の仕組み等におけるこれまでの経緯①

医療事故に係る調査の仕組み等におけるこれまでの経緯① 医療事故調査制度の概要について 厚生労働省医政局総務課医療安全推進室 1999 年頃に起こった主な医療過誤 1999 年 ( 平成 11 年 )1 月 : 横浜市立大学附属病院心臓手術予定患者と肺手術予定患者を間違えて手術室へ移送し 本来の部位と異なる部位の手術が施行された 1999 年 ( 平成 11 年 )2 月 : 都立広尾病院術後の患者血管内に血液凝固阻止剤と消毒薬を間違えて点滴し 患者が死亡した

More information

3 医療安全管理委員会病院長のもと 国府台病院における医療事故防止対策 発生した医療事故について速やかに適切な対応を図るための審議は 医療安全管理委員会において行うものとする リスクの把握 分析 改善 評価にあたっては 個人ではなく システムの問題としてとらえ 医療安全管理委員会を中心として 国府台

3 医療安全管理委員会病院長のもと 国府台病院における医療事故防止対策 発生した医療事故について速やかに適切な対応を図るための審議は 医療安全管理委員会において行うものとする リスクの把握 分析 改善 評価にあたっては 個人ではなく システムの問題としてとらえ 医療安全管理委員会を中心として 国府台 医療に係る安全管理のための指針 1. 趣旨本指針は 医療法第 6 条の 10 の規定に基づく医療法施行規則第 1 条の 11 の規定を踏まえ 国立研究開発法人国立国際医療研究センター国府台病院 ( 以下 国府台病院 という ) における医療事故防止について組織的に検討し 患者の立場に立ち 患者が安心して医療を受けられる環境を整えるための基本姿勢を示すものである 2. 医療に係る安全管理のための基本的考え方

More information

平成27年度事業計画書

平成27年度事業計画書 平成 27 年度事業計画書 一般社団法人日本医療安全調査機構 ( 以下 当機構 という ) は 医療法 ( 昭和 23 年法律第 205 号 ) 第 6 条の 19 の規定に基づき 同法第 6 条の 18 に掲げる医療事故調査 支援センターが行うこととされている調査等業務 ( 以下 センター業務 という ) について 事業計画を次のとおり定める 平成 27 年 9 月 17 日 一般社団法人日本医療安全調査機構

More information

150508通知(都道府県向け)

150508通知(都道府県向け) 医政発 0508 第 1 号 平成 2 7 年 5 月 8 日 各都道府県知事殿 厚生労働省医政局長 ( 公印省略 ) 地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律 の整備等に関する法律の一部の施行 ( 医療事故調査制度 ) について 平成 26 年 6 月 25 日付けで公布された 地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律 ( 平成 26

More information

医療事故調査ガイドライン.indd

医療事故調査ガイドライン.indd 医療事故調査制度 医療機関における 初期対応マニュアル < 第 1 版 > 2016 年 2 月 一般社団法人京都府医師会 目 次 Ⅰ. 医療事故調査制度の概要と目的 1 Ⅱ. 医療機関 ( 管理者 ) の対応 2 Ⅲ. 医療事故の判断 1) 対象となる医療事故 4 2) 医療に起因または起因すると疑われる死亡 死産 5 3) 当該死亡 死産を予期しなかったもの 6 4) 医療事故の判断プロセス

More information

国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院医療に係る安全管理のための指針 第 1 趣旨本指針は 医療法第 6 条の10の規定に基づく医療法施行規則第 1 条の11 の規定を踏まえ 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院 ( 以下 センター病院 という ) における医療事故防止について組織的に

国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院医療に係る安全管理のための指針 第 1 趣旨本指針は 医療法第 6 条の10の規定に基づく医療法施行規則第 1 条の11 の規定を踏まえ 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院 ( 以下 センター病院 という ) における医療事故防止について組織的に 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院 医療に係る安全管理のための指針 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院医療に係る安全管理のための指針 第 1 趣旨本指針は 医療法第 6 条の10の規定に基づく医療法施行規則第 1 条の11 の規定を踏まえ 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院 ( 以下 センター病院 という ) における医療事故防止について組織的に検討し 患者の立場に立ち

More information

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条 アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条 第十五条 ) 第二節アレルギー疾患医療の均てん化の促進等 ( 第十六条 第十七条 ) 第三節アレルギー疾患を有する者の生活の質の維持向上

More information

薬事法における病院及び医師に対する主な規制について 特定生物由来製品に係る説明 ( 法第 68 条の 7 平成 14 年改正 ) 特定生物由来製品の特性を踏まえ 製剤のリスクとベネフィットについて患者に説明を行い 理解を得るように努めることを これを取り扱う医師等の医療関係者に義務づけたもの ( 特

薬事法における病院及び医師に対する主な規制について 特定生物由来製品に係る説明 ( 法第 68 条の 7 平成 14 年改正 ) 特定生物由来製品の特性を踏まえ 製剤のリスクとベネフィットについて患者に説明を行い 理解を得るように努めることを これを取り扱う医師等の医療関係者に義務づけたもの ( 特 薬事法における病院及び医師に対する主な規制について 情報の提供等 ( 法第 77 条の 3 第 2 項及び第 3 項 第 2 項 : 昭和 54 年改正 第 3 項 : 平成 6 年改正 ) 医薬品の製造販売業者等が行う医薬品又は医療機器の適正な使用のために必要な情報の収集に協力するよう努めることを また 医薬品及び医療機器の適正な使用を確保するため 医薬品の製造販売業者等から提供される情報の活用その他必要な情報の収集

More information

Microsoft Word - 退院後生活環境相談員

Microsoft Word - 退院後生活環境相談員 作成 : 退院後生活環境相談員 ( 改正法 ) と 退院支援相談員 ( 診療報酬 ) の比較 退院後生活環境相談員 退院支援相談員 選任 2014 年 4 月 1 日以降に精神療養病棟へ入院と 2014 年 4 月 1 日現在のすべての医療保護入院者 なった入院患者 1 人につき1 人以上指定し 当 に選任 ( 4 月 1 日以降の医保入院者は法定の医保 該保険医療機関内に配置 入院者退院支援委員会の対象

More information

医療事故調査制度の施行に係る検討について(平成27年3月20日)

医療事故調査制度の施行に係る検討について(平成27年3月20日) 医療事故調査制度の施行に係る 検討について 平成 27 年 3 月 20 日 医療事故調査制度の施行に係る検討会 目 1. 医療事故の定義について-------------------------------------------------2 基本的な考え方 医療に起因し 又は起因すると疑われるもの 当該死亡又は死産を予期しなかったもの ( 省令事項 ) 死産 医療事故の判断プロセス 2. 医療機関からセンターへの事故の報告について---------------------8

More information

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱 第一総則 子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱 一目的 けいりこの法律は 子宮頸がんの罹患が女性の生活の質に多大な影響を与えるものであり 近年の子宮頸が んの罹患の若年化の進行が当該影響を一層深刻なものとしている状況及びその罹患による死亡率が高い 状況にあること並びに大部分の子宮頸がんにヒトパピローマウイルスが関与しており 予防ワクチンの 接種及び子宮頸部の前がん病変 ( 子宮頸がんに係る子宮頸部の異形成その他の子宮頸がんの発症前にお

More information

社団法人日本医師会の組織図

社団法人日本医師会の組織図 平成 28 年 11 月 18 日 ( 金 ) いのちをまもるパートナーズ 医療安全全国フォーラム 2016 第 2 部シンポジウム 医療事故調査制度施行 1 年 ~ 改めて医療者と患者 市民のコミュニケーションを問う ~ 日本医師会 常任理事松本吉郎 医療安全をめぐる約 20 年間の主なできごと 平成 9 年 7 月日本医師会医療安全対策委員会発足 10 年 3 月同報告書 医療におけるリスク マネジメントについて

More information

医療事故防止対策に関するワーキング・グループにおいて、下記の点につき協議検討する

医療事故防止対策に関するワーキング・グループにおいて、下記の点につき協議検討する 大阪府立病院機構医療事故公表基準 1 公表の目的この基準は 府立 5 病院における医療事故の公表に関する取り扱いについて必要な事項を定めるものとする 病院職員は 次に掲げる公表の意義を正しく認識し 医療事故防止に努めるものとする (1) 病院職員が事故原因の分析や再発防止への取組みなどの情報を共有化し 医療における安全管理の徹底を図るため 自発的に医療事故を公表していくことが求められていること (2)

More information

医療事故調査制度ガイドライン目次 第 1 章死亡事故発生から医療事故調査 支援センターへの報告まで 1. 死亡事故発生時の判断大原則 2. 死亡事故発生時の判断骨子 1 1 第 2 章医療事故調査委員会設置から医療事故調査 支援センターへの結果報告まで 1. 医療事故調査並びに医療事故調査委員会の設

医療事故調査制度ガイドライン目次 第 1 章死亡事故発生から医療事故調査 支援センターへの報告まで 1. 死亡事故発生時の判断大原則 2. 死亡事故発生時の判断骨子 1 1 第 2 章医療事故調査委員会設置から医療事故調査 支援センターへの結果報告まで 1. 医療事故調査並びに医療事故調査委員会の設 医療事故調査制度ガイドライン 平成 27 年 11 月 20 日 一般社団法人全国医学部長病院長会議 医療事故調査制度ガイドライン目次 第 1 章死亡事故発生から医療事故調査 支援センターへの報告まで 1. 死亡事故発生時の判断大原則 2. 死亡事故発生時の判断骨子 1 1 第 2 章医療事故調査委員会設置から医療事故調査 支援センターへの結果報告まで 1. 医療事故調査並びに医療事故調査委員会の設置

More information

Microsoft Word WT報告書最終版 (医療部会)

Microsoft Word WT報告書最終版 (医療部会) 平成 28 年 6 月 9 日 第 46 回社会保障審議会医療部会参考資料 2-1 医療事故調査制度等に関する見直しについて 平成 28 年 6 月 9 日自由民主党政務調査会社会保障制度に関する特命委員会医療に関するプロジェクトチーム医療事故調査制度の見直し等に関するワーキングチーム 1. はじめに医療安全の確保を図る上で 医療事故の原因を究明し再発防止を図ることが重要な課題であるが 一方で 診療行為とは人体に対する侵襲を前提とし一定の危険が伴うものであり

More information

( 様式第 6) 病院の管理及び運営に関する諸記録の閲覧方法に関する書類 病院の管理及び運営に関する諸記録の閲覧方法 計画 現状の別 1. 計画 2. 現状 閲 覧 責 任 者 氏 名 閲 覧 担 当 者 氏 名 閲覧の求めに応じる場所 閲覧の手続の概要 ( 注 ) 既に医療法施行規則第 9 条の

( 様式第 6) 病院の管理及び運営に関する諸記録の閲覧方法に関する書類 病院の管理及び運営に関する諸記録の閲覧方法 計画 現状の別 1. 計画 2. 現状 閲 覧 責 任 者 氏 名 閲 覧 担 当 者 氏 名 閲覧の求めに応じる場所 閲覧の手続の概要 ( 注 ) 既に医療法施行規則第 9 条の ( 様式第 6) 病院の管理及び運営に関する諸記録の閲覧方法に関する書類 病院の管理及び運営に関する諸記録の閲覧方法 計画 現状の別 1. 計画 2. 現状 閲 覧 責 任 者 氏 名 閲 覧 担 当 者 氏 名 閲覧の求めに応じる場所 閲覧の手続の概要 ( 注 ) 既に医療法施行規則第 9 条の 20 第 5 号の規定に合致する方法により記録を閲覧させている病院は現状について その他の病院は計画について記載することとし

More information

事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討 資料 2 匿名加工情報に関する委員会規則等の方向性について 1. 委員会規則の趣旨匿名加工情報は 個人情報を加工して 特定の個人を識別することができず かつ 作成の元となった個人情報を復元することができないようにすることで 個人情報の取扱いにおいて目的外利用 ( 第 16 条 ) や第三者提供 ( 第 23 条第 1 項 ) を行うに際して求められる本人の同意を不要とするなど その取扱いについて個人情報の取扱いに関する義務よりも緩やかな一定の規律が設けられるものである

More information

<4D F736F F D2088E397C38E968CCC92B28DB890A AEE C C82E782DB816082E98C668DDA97702E646F63>

<4D F736F F D2088E397C38E968CCC92B28DB890A AEE C C82E782DB816082E98C668DDA97702E646F63> 精神科医療関連制度基礎テキスト 医療事故調査制度 1. 医療事故調査制度の背景 医療事故調査制度施行までの経緯 2004 年 9 月 2005 年 9 月 2007 年 4 月 2008 年 日本医学会加盟 19 学会の共同声明診療行為に関連した患者死亡の届出について ~ 中立的専門機関の創設に向けて~ 診療行為に関連した死亡の調査分析モデル事業 2010 年 4 月より一般社団法人日本医療安全調査機構が実施

More information

スライド 1

スライド 1 医療事故調査制度に対する 東京都医師会の取組み 平成 27 年 10 月 15 日 公益社団法人 東京都医師会 医療事故調査制度 ( 平成 27 年 10 月 1 日施行 ) について 医療事故調査制度の概要 制度の成立 施行開始 平成 26 年 6 月 18 日 地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律 が成立 ( 公布日は同年 6 月 25 日 ) 同法において医療法の改正が規定され

More information

4 研修について考慮する事項 1. 研修の対象者 a. 職種横断的な研修か 限定した職種への研修か b. 部署 部門を横断する研修か 部署及び部門別か c. 職種別の研修か 2. 研修内容とプログラム a. 研修の企画においては 対象者や研修内容に応じて開催時刻を考慮する b. 全員への周知が必要な

4 研修について考慮する事項 1. 研修の対象者 a. 職種横断的な研修か 限定した職種への研修か b. 部署 部門を横断する研修か 部署及び部門別か c. 職種別の研修か 2. 研修内容とプログラム a. 研修の企画においては 対象者や研修内容に応じて開催時刻を考慮する b. 全員への周知が必要な 新井病院 医療安全管理者の業務指針 新井病院医療安全管理者業務指針 1. はじめに医療機関の管理者は 自ら安全管理体制を確保するとともに 医療安全管理者を配置するにあたっては 必要な権限を委譲し また 必要な資源を付与して その活動を推進することで医療機関内の安全管理につとめなければならない 2. 医療安全管理者の位置づけ医療安全管理者とは 病院管理者 ( 病院長 ) の任命を受け 安全管理のために必要な権限の委譲と

More information

医療安全管理指針

医療安全管理指針 医療安全管理指針 第 8.0 版 医療法人社団協友会 吉川中央総合病院 1 /7 1. 総則 1-1 趣旨本指針は ( 以下 当院 という) における医療安全管理体制の確立 医療安全管理のための具体的方策及び医療事故発生時の対応方法等について 指針を示すことにより 適切な医療安全管理を推進し 安全な医療の提供に資することを目的とする 1-2 医療安全管理に関する基本的考え方医療安全は 医療の質に関わる重要な課題である

More information

Microsoft Word - Q&A(訪問リハ).doc

Microsoft Word - Q&A(訪問リハ).doc Q&A( 訪問リハビリテーション 介護予防訪問リハビリテーション ) ( 目次 ) 運営基準 1 別の医療機関の医師からの情報提供に基づく実施 2 老健施設が行う訪問リハ 3 リハビリテーション実施計画書 報酬 1 医療保険の訪問看護との関係 2 入院患者の外泊中のサービス提供 3 短期集中リハビリテーション実施加算 4 短期集中リハビリテーション実施加算 5 短期集中リハビリテーション実施加算 6

More information

医療事故に係る調査の仕組み等について これまでの経緯 平成 19 年 医療事故に係る調査の仕組みについて 自民党 医療紛争処理のあり方検討会 ( 座長 : 大村秀章議員 ) の取りまとめ ( 平成 19 年 12 月 ) において 新制度の骨格や政府における留意事項を提示 平成 20 年 厚生労働省

医療事故に係る調査の仕組み等について これまでの経緯 平成 19 年 医療事故に係る調査の仕組みについて 自民党 医療紛争処理のあり方検討会 ( 座長 : 大村秀章議員 ) の取りまとめ ( 平成 19 年 12 月 ) において 新制度の骨格や政府における留意事項を提示 平成 20 年 厚生労働省 第 35 回社会保障審議会医療部会 平成 2 5 年 1 1 月 8 日 資料 3 医療事故に係る調査の仕組み等について 1 1 医療事故に係る調査の仕組み等について これまでの経緯 平成 19 年 医療事故に係る調査の仕組みについて 自民党 医療紛争処理のあり方検討会 ( 座長 : 大村秀章議員 ) の取りまとめ ( 平成 19 年 12 月 ) において 新制度の骨格や政府における留意事項を提示

More information

の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院 都道府県 各保健所設置市衛生主管部 ( 局 ) 御中 特別区 事務連絡 平成 30 年 7 月 27 日 厚生労働省医政局総務課 介護保険施設と併設する病院における医師等の員数の算定について 病院や介護保険施設における医師及び薬剤師 ( 以下 医師等 という ) の員数の算定については 病院又は診療所と介護保険施設等との併設等について ( 平成 30 年 3 月 27 日付医政発第 31 号 老発第

More information

150117内保連合宿討議

150117内保連合宿討議 神戸大学医学部附属病院 医療の質 安全講座 新しい医療事故調査制度 : 立法化の経緯と新制度の要点 神戸大学大学院法学研究科丸山英二 これまでの経緯 これまでの経緯 1999.1. 横浜市立大学病院患者取違え事件 1999.2. 東京都立広尾病院事件 2000.3. 医療安全対策連絡会議開催 (~2006.6. 関係団体で構成 ) 2001.4. 医政局総務課に医療安全推進室を設置 2001.5.

More information

< F2D CFA90B6984A93AD8FC897DF91E632368D868169>

< F2D CFA90B6984A93AD8FC897DF91E632368D868169> 厚生労働省令第二十六号薬事法(昭和三十五年法律第百四十五号)第十二条の二第二号並びに第十四条の四第四項及び第十四条の六第四項(これらの規定を同法第十九条の四において準用する場合を含む )の規定に基づき 医薬品 医薬部外品 化粧品及び医療機器の製造販売後安全管理の基準に関する省令及び医薬品の製造販売後の調査及び試験の実施の基準に関する省令の一部を改正する省令を次のように定める 平成二十五年三月十一日厚生労働大臣田村憲久医薬品

More information

平成19年度 病院立入検査結果について

平成19年度 病院立入検査結果について 平成 22 年度病院への立ち入り検査結果について 立ち入り検査とは? 横浜市では 法令で病院に義務付けられている 安心 安全な医療を提供するための体制が整っているかどうか 毎年市内の全病院 ( 平成 22 年度は 134 施設 ) を訪問し 幅広い項目について検査を行っています 基準を満たしていなければ 改善するよう適正に指導を行っています 今回 その中でも 重点的に検査した下記の項目について結果をまとめました

More information

)各 職場復帰前 受入方針の検討 () 主治医等による 職場復帰可能 との判断 主治医又はにより 職員の職場復帰が可能となる時期が近いとの判断がなされる ( 職員本人に職場復帰医師があることが前提 ) 職員は健康管理に対して 主治医からの診断書を提出する 健康管理は 職員の職場復帰の時期 勤務内容

)各 職場復帰前 受入方針の検討 () 主治医等による 職場復帰可能 との判断 主治医又はにより 職員の職場復帰が可能となる時期が近いとの判断がなされる ( 職員本人に職場復帰医師があることが前提 ) 職員は健康管理に対して 主治医からの診断書を提出する 健康管理は 職員の職場復帰の時期 勤務内容 職場復帰支援の流れ図 職員(家族)(保主健治師医)等 )各 療養期間中 () 職員からの診断書の提出 職員本人から主治医に対して 診断書に長期療養を必要とする旨のほか 必要な療養期間 ( 見込み ) を明記するよう依頼する 主治医から職員本人に対して 診断書が発行される 職員から健康管理に対して 診断書を提出する () 受入方針検討前までの情報収集, 健康管理は 職員の同意のもとに主治医と連携をとり

More information

2. 各検討課題に関する論点 (1) 費用対効果評価の活用方法 費用対効果評価の活用方法について これまでの保険給付の考え方等の観点も含め どう考 えるか (2) 対象品目の選定基準 1 費用対効果評価の対象とする品目の範囲 選択基準 医療保険財政への影響度等の観点から 対象となる品目の要件をどう設

2. 各検討課題に関する論点 (1) 費用対効果評価の活用方法 費用対効果評価の活用方法について これまでの保険給付の考え方等の観点も含め どう考 えるか (2) 対象品目の選定基準 1 費用対効果評価の対象とする品目の範囲 選択基準 医療保険財政への影響度等の観点から 対象となる品目の要件をどう設 中医協費薬材 - 3 3 0. 1 2. 5 費用対効果評価に関する検討状況について ( 報告 ) 1. 概要 費用対効果評価については これまで以下の課題につき 中医協において協議及び論点の整 理を行ってきたところ 今後 関係業界からのヒアリングを行い とりまとめを行う予定 (1) 費用対効果評価の活用方法 (2) 対象品目の選択基準 1 費用対効果評価の対象とする品目の範囲 選択基準 3 品目選定のタイミング

More information

Microsoft Word - 2-① 補償ガイドライン平成27年版(本文)Ver3.1.1.do

Microsoft Word - 2-① 補償ガイドライン平成27年版(本文)Ver3.1.1.do 1. 総則 被験者の健康被害補償に関するガイドライン Ver. 3 Ver. 3. 1 Ver. 3. 1.1 : 2 0 1 5 ( 平成 2 7 ) 年 8 月 1 8 日 : 2 0 1 5 ( 平成 2 7 ) 年 1 2 月 2 1 日 : 2 0 1 6 ( 平成 2 8 ) 年 1 2 月 2 0 日 1-1 本ガイドラインは 医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令 ( 平成 9 年厚生省令第

More information

●子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案

●子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案 第一七四回 参第一二号 目次 子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案 第一章総則 ( 第一条 第二条 ) 第二章子宮頸がん予防方針等 ( 第三条 - 第六条 ) 第三章子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する具体的な施策 附則 第一節子宮頸がん及び子宮頸がんの予防に関する正しい知識の普及等 ( 第七条 第 八条 ) 第二節子宮頸がん予防ワクチン接種の実施の推進 ( 第九条 - 第十四条 ) 第三節子宮頸がん予防検診の実施の推進

More information

< F2D816994D48D FA957493FC816A >

< F2D816994D48D FA957493FC816A > -1- 厚生労働省 告示第二号農林水産省カネミ油症患者に関する施策の総合的な推進に関する法律(平成二十四年法律第八十二号)第八条第一項の規定に基づき カネミ油症患者に関する施策の推進に関する基本的な指針を次のように策定したので 同条第四項の規定により告示する 平成二十四年十一月三十日厚生労働大臣三井辨雄農林水産大臣郡司彰カネミ油症患者に関する施策の推進に関する基本的な指針カネミ油症(カネミ油症患者に関する施策の総合的な推進に関する法律(平成二十四年法律第八十二号

More information

医師等の確保対策に関する行政評価・監視結果報告書 第4-1

医師等の確保対策に関する行政評価・監視結果報告書 第4-1 4 医師等の勤務環境の整備 (1) 医師事務作業補助者及び看護補助者の配置状況等調査の結果医師事務作業補助体制加算は 地域の急性期医療を担う保険医療機関 ( 特定機能病院 ( 注 ) を除く ) において 病院勤務医の負担の軽減及び処遇の改善に資する体制を確保することを目的として 医師 医療関係職員 事務職員等との間での業務の役割分担を推進し 医師の事務作業を補助する専従者 ( 以下 医師事務作業補助者

More information

平成 26 年 3 月 6 日千葉医療センター 地域医療連携ネットワーク運用管理規定 (Ver.8) 千葉医療センター地域医療連携ネットワーク運用管理規定 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この運用管理規定は 千葉医療センター地域医療連携ネットワーク ( 以下 千葉医療ネットワーク ) に参加

平成 26 年 3 月 6 日千葉医療センター 地域医療連携ネットワーク運用管理規定 (Ver.8) 千葉医療センター地域医療連携ネットワーク運用管理規定 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この運用管理規定は 千葉医療センター地域医療連携ネットワーク ( 以下 千葉医療ネットワーク ) に参加 千葉医療センター地域医療連携ネットワーク運用管理規定 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この運用管理規定は 千葉医療センター地域医療連携ネットワーク ( 以下 千葉医療ネットワーク ) に参加する医療機関等 ( 以下 参加施設 ) を結んだネットワークシステム これに接続される機器及び周辺装置の運用及び管理に関し必要な事項を定め システムの効率的な運用及び適正な管理を図り 併せてデータの漏洩

More information

<4D F736F F D E C4817A8D4C93878CA78FE18A51959F8E B FEE95F18CF6955C90A793788EC08E7B97768D802

<4D F736F F D E C4817A8D4C93878CA78FE18A51959F8E B FEE95F18CF6955C90A793788EC08E7B97768D802 令和元年度広島県障害福祉サービス等情報公表制度実施要項 第 1 目的障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律 ( 平成 17 年法律第 123 号 以下 障害者総合支援法 という ) 第 76 条の3 及び児童福祉法 ( 昭和 22 年法律第 164 号 ) 第 33 条の 18に基づく障害福祉サービス等情報の公表について, 必要な事項を定める 第 2 趣旨障害者総合支援法第 76

More information

の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院 の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院の医療提供の内容を超えないと考えられる そのため 適切な医療を提供する観点から それぞれの施設が全体で一体性を確保していると認められる場合であって

More information

厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律

厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律 厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律平成 21 年 5 月 1 日法律第 37 号 厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律等の一部を改正する法律平成 22 年 4 月 28 日法律第 28 号 改正前 ( 保険給付遅延特別加算金の支給 ) 第二条社会保険庁長官は 厚生年金保険法による保険給付を受ける権利を有する者又は当該権利を有していた者

More information

Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320 老高発 0330 第 4 号 平成 30 年 3 月 30 日 都道府県 各指定都市民生主管部 ( 局 ) 長殿 中核市 厚生労働省老健局高齢者支援課長 ( 公印省略 ) 有料老人ホーム情報提供制度実施要領について 地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律 ( 平成 29 年法律第 52 号 ) による改正後の老人福祉法 ( 昭和 38 年法律第 133 号 ) 第 29

More information

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF322D31208D9182CC88E397C388C091538E7B8DF482CC93AE82AB2E >

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF322D31208D9182CC88E397C388C091538E7B8DF482CC93AE82AB2E > 第 1 回医療の質の向上に資する無過失補償制度等のあり方に関する検討会 平成 2 3 年 8 2 6 資料 2-1 国の医療安全政策のこれまでの動き 医療安全 のきっかけとなった主な医療事故 1999 年 ( 平成 11 年 1 月 ) 横浜市立大学附属病院において患者を取り違え 入院目的と異なる手術が施行される事故が発生 社会問題化 1999 年 ( 平成 11 年 2 月 ) 都立広尾病院で血管内に消毒薬を誤注入

More information

社会福祉法人春栄会個人情報保護規程 ( 目的 ) 第 1 条社会福祉法人春栄会 ( 以下 本会 という ) は 基本理念のもと 個人情報の適正な取り扱いに関して 個人情報の保護に関する法律 及びその他の関連法令等を遵守し 個人情報保護に努める ( 利用目的の特定 ) 第 2 条本会が個人情報を取り扱

社会福祉法人春栄会個人情報保護規程 ( 目的 ) 第 1 条社会福祉法人春栄会 ( 以下 本会 という ) は 基本理念のもと 個人情報の適正な取り扱いに関して 個人情報の保護に関する法律 及びその他の関連法令等を遵守し 個人情報保護に努める ( 利用目的の特定 ) 第 2 条本会が個人情報を取り扱 社会福祉法人春栄会個人情報保護規程 ( 目的 ) 第 1 条社会福祉法人春栄会 ( 以下 本会 という ) は 基本理念のもと 個人情報の適正な取り扱いに関して 個人情報の保護に関する法律 及びその他の関連法令等を遵守し 個人情報保護に努める ( 利用目的の特定 ) 第 2 条本会が個人情報を取り扱う際は その利用目的をできる限り特定する 2 本会が取得した個人情報の利用目的を変更する場合には 変更前の利用目的と変更後の利用目的とが相当の関連性を有する合理的な範囲内になければならない

More information

Microsoft PowerPoint 医療安全全般講演資料 (HP掲載用)

Microsoft PowerPoint 医療安全全般講演資料 (HP掲載用) 医療安全施策の動向について 平成 2 8 年 1 月 厚生労働省医政局総務課医療安全推進室 1999 年頃に起こった主な医療過誤 1999 年 ( 平成 11 年 )1 月 : 横浜市立大学附属病院心臓手術予定患者と肺手術予定患者を間違えて手術室へ移送し 本来の部位と異なる部位の手術が施行された 1999 年 ( 平成 11 年 )2 月 : 都立広尾病院術後の患者血管内に血液凝固阻止剤と消毒薬を間違えて点滴し

More information

スライド 1

スライド 1 薬生審査発 0328 第 1 号薬生安発 0328 第 2 号平成 28 年 3 月 28 日 都道府県各保健所設置市衛生主管部 ( 局 ) 長殿特別区 厚生労働省医薬 生活衛生局審査管理課長 ( 公印省略 ) 厚生労働省医薬 生活衛生局安全対策課長 ( 公印省略 ) ビガバトリン製剤の使用に当たっての留意事項について ビガバトリン製剤 ( 販売名 : サブリル散分包 500mg 以下 本剤 という

More information

<4D F736F F D208CC2906C8FEE95F182C98AD682B782E98AEE967B95FB906A93992E646F63>

<4D F736F F D208CC2906C8FEE95F182C98AD682B782E98AEE967B95FB906A93992E646F63> 個人情報に関する基本情報 社会福祉法人東京雄心会 ( 以下 法人 という ) は 利用者等の個人情報を適切に取り扱うことは 介護サービスに携わるものの重大な責務と考えます 法人が保有する利用者等の個人情報に関し適性かつ適切な取り扱いに努力するとともに 広く社会からの信頼を得るために 自主的なルールおよび体制を確立し 個人情報に関連する法令その他関係法令及び厚生労働省のガイドラインを遵守し 個人情報の保護を図ることを目的とします

More information

関する基本的考え方 2 医療安全管理委員会 ( 委員会を設ける場合について対象とする ) その他の当該病院等の組織に関する基本的事項 3 従業者に対する医療に係る安全管理のための研修に関する基本方針 4 ( 略 ) 5 医療事故等発生時の対応に関する基本方針 ( 医療安全管理委員会 ( 患者を入院さ

関する基本的考え方 2 医療安全管理委員会 ( 委員会を設ける場合について対象とする ) その他の当該病院等の組織に関する基本的事項 3 従業者に対する医療に係る安全管理のための研修に関する基本方針 4 ( 略 ) 5 医療事故等発生時の対応に関する基本方針 ( 医療安全管理委員会 ( 患者を入院さ 別紙 3 良質な医療を提供する体制の確立を図るための医療法等の一部を改正する法律の一部の 施行について ( 平成 19 年 3 月 30 日医政発第 0330010 号厚生労働省医政局長通知 ( 抄 )) 新旧対照表 ( 下線部分は改正 新設部分 ) 改正後第 2 医療の安全に関する事項 1 医療の安全を確保するための措置について病院等の管理者は 法第 6 条の 12 及び医療法施行規則の一部を改正する省令

More information

法律第三十三号(平二一・五・一)

法律第三十三号(平二一・五・一) 法律第三十三号 ( 平二一 五 一 ) 構造改革特別区域法及び競争の導入による公共サービスの改革に関する法律の一部を改正する法律 ( 構造改革特別区域法の一部改正 ) 第一条構造改革特別区域法 ( 平成十四年法律第百八十九号 ) の一部を次のように改正する 第十一条の前の見出しを削り 同条を次のように改める 第十一条削除第十一条の二を削る 第十八条第一項中 から医療法 の下に ( 昭和二十三年法律第二百五号

More information

【資料1】結核対策について

【資料1】結核対策について 資料 結核対策について 平成 6 年 7 月厚生労働省健康局結核感染症課 結核対策について 経緯 今般 厚生科学審議会感染症部会において 感染症法の関連法令について 医学医療の進歩の推移 国際交流の進展等を勘案しつつ感染症の範囲及びその類型の見直し等所要の事項に関して見直しの検討がなされ 感染症対策の見直しについて がとりまとめられたところ 結核対策についても 所要の事項に関して 同様に見直しの検討を行う必要がある

More information

<4D F736F F D2088E397C388C091538AC7979D8B4B92F E81698F4390B3816A2E646F6378>

<4D F736F F D2088E397C388C091538AC7979D8B4B92F E81698F4390B3816A2E646F6378> 医療安全管理規程目的第 1 条この規程は 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立呼吸器 アレルギー医療センター ( 以下当センターという ) における医療安全管理に関して必要な事項を定め 適切な医療安全管理を推進し 安全な医療の提供に資することを目的とする 医療安全管理のための基本的な考え方第 2 条医療安全管理は 医療の質に関わる重要な課題である また 安全な医療の提供は医療の基本となるものであり

More information

ないようにすることばかり求めて, 院内調査並びにセンターでの調査及び業務に対し制限を加えることを求め続けた結果, 真摯に院内調査に取り組もうとする医療機関にとって指針となるガイドラインは何ら策定されず, できあがった医療法施行規則も通知も本制度の施行のために適切なものというには程遠いものとなったこと

ないようにすることばかり求めて, 院内調査並びにセンターでの調査及び業務に対し制限を加えることを求め続けた結果, 真摯に院内調査に取り組もうとする医療機関にとって指針となるガイドラインは何ら策定されず, できあがった医療法施行規則も通知も本制度の施行のために適切なものというには程遠いものとなったこと 平成 27 年 5 月 8 日医政発 0508 第 1 号 地域における医療及び 介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法 律の一部の施行 ( 医療事故調査制度 ) について に対する意見書 平成 27(2015) 年 8 月 4 日 厚生労働大臣塩崎恭久殿 厚生労働省医政局長二川一男殿 医療問題弁護団代表弁護士鈴木利廣 ( 事務局 ) 東京都葛飾区西新小岩 1-7-9 西新小岩ハイツ506

More information

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進 京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進 ( 第 16 条 - 第 18 条 ) 第 4 章 雑則 ( 第 19 条 第 20 条 ) 附則 第

More information

年管管発 0928 第 6 号平成 27 年 9 月 28 日 日本年金機構年金給付業務部門担当理事殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 障害年金の初診日を明らかにすることができる書類を添えることができない場合の取扱いについて 厚生年金保険法施行規則等の一部を改正する省令 ( 平成 2

年管管発 0928 第 6 号平成 27 年 9 月 28 日 日本年金機構年金給付業務部門担当理事殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 障害年金の初診日を明らかにすることができる書類を添えることができない場合の取扱いについて 厚生年金保険法施行規則等の一部を改正する省令 ( 平成 2 年管管発 0928 第 6 号平成 27 年 9 月 28 日 日本年金機構年金給付業務部門担当理事殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 障害年金の初診日を明らかにすることができる書類を添えることができない場合の取扱いについて 厚生年金保険法施行規則等の一部を改正する省令 ( 平成 27 年厚生労働省令第 144 号 ) が 平成 27 年 9 月 24 日に公布され 平成 27 年

More information

厚生労働省による 平成 30 年度介護報酬改定に関する Q&A(Vol.1) に対する 八王子介護支援専門員連絡協議会からの質問内容と八王子市からの回答 Q1 訪問看護ステーションによるリハビリのみの提供の場合の考え方について厚労省 Q&A(Vol.1) での該当項目問 21 問 22 問 23 A

厚生労働省による 平成 30 年度介護報酬改定に関する Q&A(Vol.1) に対する 八王子介護支援専門員連絡協議会からの質問内容と八王子市からの回答 Q1 訪問看護ステーションによるリハビリのみの提供の場合の考え方について厚労省 Q&A(Vol.1) での該当項目問 21 問 22 問 23 A 厚生労働省による 平成 30 年度介護報酬改定に関する &A(Vol.1) に対する 八王子介護支援専門員連絡協議会からの質問内容と八王子市からの回答 1 訪問看護ステーションによるリハビリのみの提供の場合の考え方について厚労省 &A(Vol.1) での該当項目問 21 問 22 問 23 A1 訪問看護ステーションの理学療法士等がリハビリを提供しているケースについては 訪問看護計画作成にあたり 訪問看護サービスの利用開始時及び利用者の状態の変化等に合わせ

More information

北里大学病院モニタリング 監査 調査の受け入れ標準業務手順 ( 製造販売後臨床試験 ) 第 1 条 ( 目的 ) 本手順書は 北里大学病院において製造販売後臨床試験 ( 以下 試験とする ) 依頼者 ( 試験依頼者が業務を委託した者を含む 以下同じ ) が実施する直接閲覧を伴うモニタリング ( 以下

北里大学病院モニタリング 監査 調査の受け入れ標準業務手順 ( 製造販売後臨床試験 ) 第 1 条 ( 目的 ) 本手順書は 北里大学病院において製造販売後臨床試験 ( 以下 試験とする ) 依頼者 ( 試験依頼者が業務を委託した者を含む 以下同じ ) が実施する直接閲覧を伴うモニタリング ( 以下 北里大学病院モニタリング 監査 調査の受け入れ標準業務手順 ( 製造販売後臨床試験 ) 第 1 条 ( 目的 ) 本手順書は 北里大学病院において製造販売後臨床試験 ( 以下 試験とする ) 依頼者 ( 試験依頼者が業務を委託した者を含む 以下同じ ) が実施する直接閲覧を伴うモニタリング ( 以下 モニタリング という ) 監査の受け入れ 並びに試験審査委員会( 治験審査委員会が兼ねる 以下 治験審査委員会

More information

雇用管理分野における個人情報のうち健康情報を取り扱うに当たっての留意事項 第 1 趣旨 この留意事項は 雇用管理分野における労働安全衛生法 ( 昭和 47 年法律第 57 号 以下 安衛法 という ) 等に基づき実施した健康診断の結果等の健康情報の取扱いについて 個人情報の保護に関する法律についての

雇用管理分野における個人情報のうち健康情報を取り扱うに当たっての留意事項 第 1 趣旨 この留意事項は 雇用管理分野における労働安全衛生法 ( 昭和 47 年法律第 57 号 以下 安衛法 という ) 等に基づき実施した健康診断の結果等の健康情報の取扱いについて 個人情報の保護に関する法律についての 雇用管理分野における個人情報のうち健康情報を取り扱うに当たっての留意事項 第 1 趣旨 この留意事項は 雇用管理分野における労働安全衛生法 ( 昭和 47 年法律第 57 号 以下 安衛法 という ) 等に基づき実施した健康診断の結果等の健康情報の取扱いについて 個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン ( 通則編 )( 平成 28 年 11 月個人情報保護委員会 以下 ガイドライン という

More information

3 電子情報処理組織の使用による請求又は光ディスク等を用いた請求により療養の給付費等の請求を行うこと ( 以下 レセプト電子請求 という ) が義務付けられた保険医療機関 ( 正当な理由を有する400 床未満の病院及び診療所を除く なお 400 床未満の病院にあっては 平成 27 年度末までに限る

3 電子情報処理組織の使用による請求又は光ディスク等を用いた請求により療養の給付費等の請求を行うこと ( 以下 レセプト電子請求 という ) が義務付けられた保険医療機関 ( 正当な理由を有する400 床未満の病院及び診療所を除く なお 400 床未満の病院にあっては 平成 27 年度末までに限る 保発 0305 第 2 号平成 26 年 3 月 5 日 地方厚生 ( 支 ) 局長 都道府県知事 殿 厚生労働省保険局長 ( 公印省略 ) 医療費の内容の分かる領収証及び個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書の交付について 標記については 保険医療機関及び保険医療養担当規則等の一部を改正する省令 ( 平成 26 年厚生労働省令第 17 号 ) 及び高齢者の医療の確保に関する法律の規定による療養の給付等の取扱い及び担当に関する基準及び高齢者の医療の確保に関する法律の規定による療養の給付等の取扱い及び担当に関する基準の一部を改正する件の一部を改正する告示

More information

責任者 医療安全管理者等をもって構成する (3) 委員会では 医療事故防止対策の検討 医療事故防止のために行う提言 職員に対する指示 啓発 教育 広報などの協議を行い 月 1 回開催するものとする 3 医療安全管理部門の設置 (1) 委員会で決定された方針に基づき 組織横断的に当院内の安全管理を担う

責任者 医療安全管理者等をもって構成する (3) 委員会では 医療事故防止対策の検討 医療事故防止のために行う提言 職員に対する指示 啓発 教育 広報などの協議を行い 月 1 回開催するものとする 3 医療安全管理部門の設置 (1) 委員会で決定された方針に基づき 組織横断的に当院内の安全管理を担う 医療安全管理指針 第 1. 医療安全管理に関する基本的な考え方当院は 患者が安心して安全な医療を受けられることを最優先に考え 病院理念でもある患者の立場に立った医療を実践するために 職員一人一人が 医療人としての職業倫理を持ち 患者との信頼関係を構築することで患者にとってより安全性の高い より質の高い医療 看護を提供していく 医療安全は 医療の質に関わる重要な課題であり 患者の安全を最優先に考え その実現を目指す

More information

医療事故調査ガイドライン.indd

医療事故調査ガイドライン.indd 医療事故調査制度 医療機関における 初期対応マニュアル < 第 2 版 > 2017 年 3 月 一般社団法人京都府医師会 目 次 Ⅰ. 医療事故調査制度の概要と目的 1 Ⅱ. 医療機関 ( 管理者 ) の対応 2 Ⅲ. 医療事故の判断 1) 対象となる医療事故 4 2) 医療に起因または起因すると疑われる死亡 死産 5 3) 当該死亡 死産を予期しなかったもの 6 4) 医療事故の判断プロセス

More information

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件 資料 1-1 地域医療構想 ( 案 ) に対する意見について 1 市町村からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意件数 5 件 (4 市 ) (4) 意見の内容 主な意見と県の回答 1 医療提供体制について 日常の医療 緊急時の医療 在宅医療体制の整備 特に周産期

More information

る として 平成 20 年 12 月に公表された 規制改革推進のための第 3 次答申 において 医療機器開発の円滑化の観点から 薬事法の適用範囲の明確化を図るためのガイドラインを作成すべきであると提言したところである 今般 薬事法の適用に関する判断の透明性 予見可能性の向上を図るため 臨床研究におい

る として 平成 20 年 12 月に公表された 規制改革推進のための第 3 次答申 において 医療機器開発の円滑化の観点から 薬事法の適用範囲の明確化を図るためのガイドラインを作成すべきであると提言したところである 今般 薬事法の適用に関する判断の透明性 予見可能性の向上を図るため 臨床研究におい 都道府県知事 各保健所設置市長殿 特別区長 薬食発 0331 第 7 号 平成 22 年 3 月 31 日 厚生労働省医薬食品局長 臨床研究において用いられる未承認医療機器の提供等に係る 薬事法の適用について 薬事法 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) は 医療機器について品質 有効性及び安全性の確保がなされた製品のみが流通するよう種々の規制を設けているが 薬事法第 14 条第 1 項の承認を受けていない医療機器

More information

医療法等の一部を改正する法律(平成二十九年法律第五十七号)広告規制の見直し関係抜粋

医療法等の一部を改正する法律(平成二十九年法律第五十七号)広告規制の見直し関係抜粋 - 1 - 医療法等の一部を改正する法律(平成二十九年法律第五十七号)広告規制の見直し関係抜粋(傍線の部分は改正部分)改正案現行第六条の五何人も 医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療第六条の五医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関し所に関して 文書その他いかなる方法によるを問わず 広告そのては 文書その他いかなる方法によるを問わず 何人も次に掲げ他の医療を受ける者を誘引するための手段としての表示(以下こる事項を除くほか

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 資料 No.1 労働基準法施行規則及び労働安全衛生規則の一部を改正する省令案要綱 一頁労働基準法施行規則及び労働安全衛生規則の一部を改正する省令案要綱第一労働基準法施行規則の一部改正一決議の届出働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律(以下 改正法 という )第一条の規定による改正後の労働基準法(以下 新労基法 という )第四十一条の二第一項の規定による届出は 様式第十四号の二により

More information

<4D F736F F D E63188C4816A8D4C93878CA78BC696B18AC7979D91CC90A78A6D94468C9F8DB88EC08E7B97768D6A816989FC90B38CE3816A2E646F63>

<4D F736F F D E63188C4816A8D4C93878CA78BC696B18AC7979D91CC90A78A6D94468C9F8DB88EC08E7B97768D6A816989FC90B38CE3816A2E646F63> 広島県介護サービス事業者業務管理体制確認検査実施要綱 第 1 目的この要綱は, 広島県知事 ( 以下 知事 という ) が介護保険法 ( 平成 9 年法律第 123 号 以下 法 という ) 第 115 条の33, 第 115 条の34の規定及び介護サービス事業者業務管理体制確認検査指針 ( 平成 21 年 3 月 30 日付老発第 0330077 老健局長通知 以下 検査指針 という ) に基づき,

More information

1

1 1 2 < 調査実施項目 > Ⅰ 院内がん登録の組織体制 Ⅱ 院内がん登録の実施体制 Ⅲがん登録の方法 Ⅳ 集計 解析 報告書 Ⅴ 院内がん登録システムのソフト Ⅵ 院内がん登録の研修教育 3 1. 院内がん登録の組織 (1) 院内がん登録委員会について (2) 院内がん登録委員会の定期開催 施設数 16 14 3 施設数 16 14 12 12 2 10 なし 10 していない 8 8 6 13

More information

一公職の候補者となる労働者の雇用の継続の確保のための立候補休暇に関する法律案目次第一章総則 ( 第一条 第二条 ) 第二章立候補休暇 ( 第三条 第六条 ) 第三章雑則 ( 第七条 第九条 ) 附則第一章総則 ( 目的 ) 第一条この法律は 立候補休暇の制度を設けることにより 公職の候補者となる労働

一公職の候補者となる労働者の雇用の継続の確保のための立候補休暇に関する法律案目次第一章総則 ( 第一条 第二条 ) 第二章立候補休暇 ( 第三条 第六条 ) 第三章雑則 ( 第七条 第九条 ) 附則第一章総則 ( 目的 ) 第一条この法律は 立候補休暇の制度を設けることにより 公職の候補者となる労働 一公職の候補者となる労働者の雇用の継続の確保のための立候補休暇に関する法律案目次第一章総則 第一条 第二条 第二章立候補休暇 第三条 第六条 第三章雑則 第七条 第九条 附則第一章総則 目的 第一条この法律は 立候補休暇の制度を設けることにより 公職の候補者となる労働者の雇用の継続を確保し もって国民の政治への参画の機会の増大に寄与することを目的とする 定義 第二条この法律において 立候補休暇 とは

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 平成 30 年介護保険制度改定に関する 基本報酬と加算の解説 対象サービス : 居宅介護支援 日時 :2018 年 2 月 21 日 ( 水 )10:00~11:00 場所 : 江戸川区総合文化センター会議室 日時 :2018 年 2 月 26 日 ( 月 )10:00~11:00 場所 : 神戸産業振興センター会議室 :901 1 平成 30 年介護保険制度改定に関する 基本報酬と加算の解説 ~

More information

平成 28 年度第 3 回弘前市ケアマネジャー研修会 1. ケアプランの軽微な変更の内容について ( ケアプランの作成 ) 最新情報 vol.155 p.3 参照 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について( 平成 11 年 7 月 29 日老企 22 号厚生省老人保健福祉局企画課長

平成 28 年度第 3 回弘前市ケアマネジャー研修会 1. ケアプランの軽微な変更の内容について ( ケアプランの作成 ) 最新情報 vol.155 p.3 参照 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について( 平成 11 年 7 月 29 日老企 22 号厚生省老人保健福祉局企画課長 1. ケアプランの軽微な変更の内容について ( ケアプランの作成 ) 最新情報 vol.155 p.3 参照 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について( 平成 11 年 7 月 29 日老企 22 号厚生省老人保健福祉局企画課長通知 ) ( 以下 基準の解釈通知 という ) の 第 Ⅱ 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準 の 3 運営に関する基準 の (7) 指定居宅介護支援の基本取扱方針及び具体的取扱方針

More information

<4D F736F F D20926E C5E B8FC797E192E88B CC8DC489FC92E88E9696B D2E646F63>

<4D F736F F D20926E C5E B8FC797E192E88B CC8DC489FC92E88E9696B D2E646F63> 都道府県医師会感染症危機管理担当理事殿 ( 地 Ⅲ53F) 平成 21 年 5 月 25 日 日本医師会感染症危機管理対策室長飯沼雅朗 新型インフルエンザに係る症例定義及び届出様式の再改定に係る事務連絡の送信について 標記の件につきましては 5 月 22 日付 ( 地 Ⅲ50F) をもってご連絡申し上げたところですが 本件に関連して 厚生労働省健康局結核感染症課から各都道府県 政令市 特別区の新型インフルエンザ担当部局に対し

More information

●アレルギー疾患対策基本法案

●アレルギー疾患対策基本法案 第一七七回衆第三二号アレルギー疾患対策基本法案目次第一章総則 ( 第一条 - 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策推進基本計画等 ( 第十一条 - 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条 第十五条 ) 第二節アレルギー疾患医療の均てん化の促進等 ( 第十六条 第十七条 ) 第三節アレルギー疾患を有する者の生活の質の維持向上 ( 第十八条 ) 第四節研究の推進等

More information

Ⅰ バイタルリンク 利用申込書 ( 様式 1-1)( 様式 ) の手続 バイタルリンク を利用する者 ( 以下 システム利用者 という ) は 小松島市医師会長宛に あらかじ め次の手順による手続きが必要になります 新規登録手続の手順 1 <システム利用者 ( 医療 介護事業者 )>

Ⅰ バイタルリンク 利用申込書 ( 様式 1-1)( 様式 ) の手続 バイタルリンク を利用する者 ( 以下 システム利用者 という ) は 小松島市医師会長宛に あらかじ め次の手順による手続きが必要になります 新規登録手続の手順 1 <システム利用者 ( 医療 介護事業者 )> 医療介護連携情報ネットワーク バイタルリンク 利用における 個人情報の適切な取扱いの手引き 平成 29 年月日版 一般社団法人小松島市医師会 Ⅰ バイタルリンク 利用申込書 ( 様式 1-1)( 様式 2-1 2-2) の手続 バイタルリンク を利用する者 ( 以下 システム利用者 という ) は 小松島市医師会長宛に あらかじ め次の手順による手続きが必要になります 新規登録手続の手順 1

More information

<4D F736F F D2089EE8CEC95DB8CAF964082C98AEE82C382AD8E7792E88B8F91EE89EE8CEC8E E968BC68ED282CC8E7792E882CC905C90BF8ED282C98AD

<4D F736F F D2089EE8CEC95DB8CAF964082C98AEE82C382AD8E7792E88B8F91EE89EE8CEC8E E968BC68ED282CC8E7792E882CC905C90BF8ED282C98AD 介護保険法に基づく指定居宅介護支援事業者の指定の申請者に関する事項並びに指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例平成二十六年三月二十六日条例第五号改正平成二七年三月一六日条例第一六号平成二八年三月二二日条例第二二号介護保険法に基づく指定居宅介護支援事業者の指定の申請者に関する事項並びに指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例をここに公布する 介護保険法に基づく指定居宅介護支援事業者の指定の申請者に関する事項並びに指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例

More information

等により明示するように努めるものとする ( 就業規則の作成の手続 ) 第 7 条事業主は 短時間労働者に係る事項について就業規則を作成し 又は変更しようとするときは 当該事業所において雇用する短時間労働者の過半数を代表すると認められるものの意見を聴くように努めるものとする ( 短時間労働者の待遇の原

等により明示するように努めるものとする ( 就業規則の作成の手続 ) 第 7 条事業主は 短時間労働者に係る事項について就業規則を作成し 又は変更しようとするときは 当該事業所において雇用する短時間労働者の過半数を代表すると認められるものの意見を聴くように努めるものとする ( 短時間労働者の待遇の原 パートタイム労働法について パートタイム労働法 ( 正式な名称は 短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律 ) は 短時間労働者に対する労働条件差別や均衡のとれた処遇を実現するために さまざまな事業主の義務や国の援助などについて定めた法律です この法律は 平成 5 年の制定以降 順次内容が拡充されてきましたが 平成 26 年 4 月に 正社員との差別的取扱いが禁止されるパートタイム労働者の範囲の拡大や

More information

Microsoft PowerPoint - 参考資料

Microsoft PowerPoint - 参考資料 参考資料 1 精神疾患を有する総患者数の推移 ( 単位 : 万人 ) 400 392.4 350 300 258.4 302.8 323.3 320.1 250 200 150 100 204.1 170 223.9 267.5 290 287.8 361.1 外来患者数 入院患者数 50 0 34.1 34.5 35.3 33.3 32.3 31.3 H11 H14 H17 H20 H23 H26

More information

個人情報保護規定

個人情報保護規定 個人情報保護規程 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 公益社団法人日本医療社会福祉協会 ( 以下 当協会 という ) が有する会員の個人情報につき 適正な保護を実現することを目的とする基本規程である ( 定義 ) 第 2 条本規程における用語の定義は 次の各号に定めるところによる ( 1 ) 個人情報生存する会員個人に関する情報であって 当該情報に含まれる氏名 住所その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの

More information

<4D F736F F F696E74202D D30335F8DE C8D6293EC A8D F91E590BC E712

<4D F736F F F696E74202D D30335F8DE C8D6293EC A8D F91E590BC E712 財団法人甲南病院六甲アイランド病院 大西アイ子 ( 医療安全対策室看護師長 ) 佐藤元秀 ( 薬剤部次長 ) 西脇正美 ( 診療部長 ) 井上智夫 ( 副院長 医療安全対策室長 ) 院内統一の患者確認方法の作成と その評価 はじめに 患者誤認 取り違えインシテ ント件数平成 21 年度 4 3 2 1 0 患者誤認レヘ ル 0 患者誤認レヘ ル 1 患者誤認レヘ ル 2 患者取り違えレヘ ル 0 患者取り違えレヘ

More information

150117内保連合宿討議

150117内保連合宿討議 医療事故 紛争対応研究会 第 9 回年次カンファレンス 診療関連死の院内事故調査に関する法改正と新制度 : 医療機関に対して何が求められるようになったか 神戸大学大学院法学研究科丸山英二 これまでの経緯 これまでの経緯 1999.1. 横浜市立大学病院患者取違え事件 1999.2. 東京都立広尾病院事件 2000.3. 医療安全対策連絡会議開催 (~2006.6 関係団体で構成) 2001.4. 医政局総務課に医療安全推進室を設置

More information

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1 薬生発 07 31 第 4 号 平成 29 年 7 月 31 日 各都道府県知事殿 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則の一部を改正する省令 医薬品 医薬部外品 化粧品 医療機器及び再生医療等製品の製造販売後安全管理の基準に関する省令の一部を改正する省令 及び 医療機器の製造販売後の調査及び試験の実施の基準に関する省令の一部を改正する省令

More information

個人情報保護方針

個人情報保護方針 秋田県厚生農業協同組合連合会個人情報保護方針秋田県厚生農業協同組合連合会平成 17 年 3 月 11 日制定平成 27 年 12 月 1 日改正平成 29 年 8 月 21 日改正 秋田県厚生農業協同組合連合会 ( 以下 当会 といいます ) は 患者 利用者等 の皆様の個人情報を正しく取扱うことが当会の事業活動の基本であり社会的責務で あることを認識し 以下の方針を遵守することを誓約します 1.

More information

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を 公益通報者保護法を踏まえた国の行政機関の通報対応に関するガイドライン ( 内部の職員等からの通報 ) 平成 17 年 7 月 19 日関係省庁申合せ平成 26 年 6 月 23 日一部改正平成 29 年 3 月 21 日一部改正 1. 本ガイドラインの意義及び目的公益通報者保護法 ( 平成 16 年法律第 122 号 以下 法 という ) を踏まえ 国の行政機関が内部の職員等からの通報に対応する仕組みを整備し

More information

医師主導治験取扱要覧

医師主導治験取扱要覧 15. 監査の実施に関する手順書 1. 目的と適用範囲本手順書は 当該治験において 及び監査担当者が 監査を適切に実施するための手順その他必要な事項を定めるものである なお が 本手順に係る業務を 治験調整委員会への業務委嘱に関する手順書 によって治験調整委員会に委嘱する場合 当該業務については 本手順書中の を 治験調整委員会 と読み替える 2. 実施体制及び責務 2.1. の責務 (1) は 当該治験の品質保証のため

More information

はじめてのマイナンバーガイドライン(事業者編)

はじめてのマイナンバーガイドライン(事業者編) はじめてのマイナンバーガイドライン ( 事業者編 ) ~ マイナンバーガイドラインを読む前に ~ 特定個人情報保護委員会事務局 ( 留意事項 ) 本資料は 特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン ( 事業者編 ) の概要をご理解いただくために まとめたものです 特定個人情報の適正な取扱いを確保するための具体的な事務に当たっては 特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン ( 事業者編 )

More information

じ ) その他の処方せん医薬品又は高度管理医療機器の製造販売に係る業務の責任者との密接な連携を図らせること ( 安全確保業務に係る組織及び職員 ) 第四条第一種製造販売業者は 次に掲げる要件を満たす安全確保業務の統括に係る部門 ( 以下この章において 安全管理統括部門 という ) を置かなければなら

じ ) その他の処方せん医薬品又は高度管理医療機器の製造販売に係る業務の責任者との密接な連携を図らせること ( 安全確保業務に係る組織及び職員 ) 第四条第一種製造販売業者は 次に掲げる要件を満たす安全確保業務の統括に係る部門 ( 以下この章において 安全管理統括部門 という ) を置かなければなら 厚生労働省令第百三十五号薬事法 ( 昭和三十五年法律第百四十五号 ) 第十二条の二第二号の規定に基づき 医薬品 医薬部外品 化粧品及び医療機器の製造販売後安全管理の基準に関する省令を次のように定める 平成十六年九月二十二日厚生労働大臣坂口力 医薬品 医薬部外品 化粧品及び医療機器の製造販売後安全管理の基準に関する省令目次第一章総則 ( 第一条第二条 ) 第一種製造販売業者の製造販売後安全管理の基準

More information

個人情報の保護に関する規程(案)

個人情報の保護に関する規程(案) 公益財団法人いきいき埼玉個人情報保護規程 ( 趣旨 ) 第 1 条この規程は 埼玉県個人情報保護条例 ( 平成 16 年埼玉県条例第 65 号 ) 第 59 条の規定に基づき 公益財団法人いきいき埼玉 ( 以下 財団 という ) による個人情報の適正な取扱いを確保するために必要な事項を定めるものとする ( 定義 ) 第 2 条この規程において 個人情報 個人情報取扱事業者 個人データ 保有個人データ

More information

上越地域医療センター病院 医療安全管理指針

上越地域医療センター病院 医療安全管理指針 上越地域医療センター病院医療安全管理指針 1 医療安全管理に関する基本的な考え方医療現場では 医療従事者のちょっとした不注意等が 医療上予期しない状況や 望ましくない事態を引き起こし 患者の健康や生命を損なう結果を招くことがある 病院および病院職員には 患者の安全を確保するための不断の努力が求められており 日々検討を積み重ねる中で 患者に実害を及ぼすことのないような仕組みを院内に構築していくことが必要である

More information

日本内科学会雑誌第105巻第12号

日本内科学会雑誌第105巻第12号 トピックス Ⅷ. 医療事故調査制度の現状 医療事故調査制度の現状 要旨 医療事故調査制度 は制度開始から約 1 年が経過し, 責任追及ではなく, 医療の質 安全を目的とし, 事故 の判断, 調査を当該医療機関が主体的に行う, 信頼を基盤とした制度である.1 年で約 400 件の事故発生の報告があった. 紛争という観点で対応し, 報告内容にもそれが表れたものもあるが, 事故を報告 共有し, 外部委員を入れた調査による原因究明から再発防止という目標を理解した対応も多い.

More information

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大 愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺の重大な社会問題を生じさせる危険性が高く その対策は極めて重要な課題である 平成 26 年 6 月に施行されたアルコール健康障害対策基本法において

More information

130306異議申立て対応のHP上の分かりやすいQA (いったん掲載後「早く申請してください」を削除)

130306異議申立て対応のHP上の分かりやすいQA (いったん掲載後「早く申請してください」を削除) 救済措置に関する Q&A 水俣病被害者の救済措置に申請をされ 対象者に当たらないとの関係県の判定を受けた方のうち それに対する異議申立てを出されている方がいらっしゃいます これについて 水俣病被害者救済特措法 ( 以下 特措法 ) を所管する環境省としては 救済措置の判定は行政処分ではなく 行政不服審査法に基づく異議申立ての対象には当たらないと法律の解釈をしております 詳細について以下をご参照ください

More information

に 正当な理由がない限り無償で交付しなければならないものであるとともに 交付が義務付けられている領収証は 指定訪問看護の費用額算定表における訪問看護基本療養費 訪問看護管理療養費 訪問看護情報提供療養費及び訪問看護ターミナルケア療養費の別に金額の内訳の分かるものとし 別紙様式 4を標準とするものであ

に 正当な理由がない限り無償で交付しなければならないものであるとともに 交付が義務付けられている領収証は 指定訪問看護の費用額算定表における訪問看護基本療養費 訪問看護管理療養費 訪問看護情報提供療養費及び訪問看護ターミナルケア療養費の別に金額の内訳の分かるものとし 別紙様式 4を標準とするものであ 保発 0 3 0 5 第 2 号 平成 3 0 年 3 月 5 日 地方厚生 ( 支 ) 局長 都道府県知事 殿 厚生労働省保険局長 ( 公印省略 ) 医療費の内容の分かる領収証及び個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書の交付について 標記については 電子情報処理組織の使用による請求又は光ディスク等を用いた請求により療養の給付費等の請求を行うこと ( 以下 レセプト電子請求 という ) が義務付けられた保険医療機関及び保険薬局において

More information

本院における「医療にかかる安全管理のための指針」(以後指針と記載する)を周知していただくために下記の質問への回答をお願い致します

本院における「医療にかかる安全管理のための指針」(以後指針と記載する)を周知していただくために下記の質問への回答をお願い致します 琉球大学医学部附属病院における 医療に係る安全管理のための指針 ア. 本院における安全管理に関する基本的な考え方 本院での医療事故の発生件数 0( ゼロ ) を最終目標とすると共に, より質の高い医療 を提供する医療環境を整える 人は 誤り を起こすものである という認識に立ち, 発生した 誤り が医療事故につながらない医療環境, 手順, 体制, 組織を整える 事例に学ぶ という姿勢を堅持し, 発生した

More information

日商協規程集

日商協規程集 苦情処理規 ( 目的 ) 第 1 条この規は 定款第 58 条第 3 項に基づき 会員及び会員を所属商品先物取引業者とする商品先物取引仲介業者 ( 以下 会員等 という ) の行う商品先物取引業務 ( 定款第 3 条第 1 項第 5 号に定める業務をいう 以下この規において同じ ) に関して顧客からの苦情の処理につき必要な事項を定め その疑義を解明し迅速 かつ 円滑な解決を図ることを目的とする (

More information

<4D F736F F D208B8F91EE89EE8CEC93998C5F96F18F912E646F63>

<4D F736F F D208B8F91EE89EE8CEC93998C5F96F18F912E646F63> 障害福祉サービス ( 居宅介護等 ) 契約書 ( 以下 利用者 といいます ) と ( 以下 事業者 といいます ) は 事業者が利用者に対して行う居宅介護 重度訪問介護 行動援護又は移動 ( 外出 ) 支援 ( 以下 居宅介護等 といいます ) について 次のとおり契約します 第 1 条 ( 契約の目的 ) 事業者は 利用者に対し 障害者自立支援法令の趣旨にしたがって 利用者が可能な限りその居宅において

More information

中央教育審議会(第119回)配付資料

中央教育審議会(第119回)配付資料 第 18 回 (10 月 15 日開催 ) 学校における働き方改革特別部会資料 一年単位の変形労働時間制について ( 労働基準法第 32 条の 4) 資料 2-3 休日の増加による労働者のゆとりの創造 時間外 休日労働の減少による総労働時間の短縮を実現するため 1 箇月を超え1 年以内の期間を平均して1 週間当たりの労働時間が40 時間を超えないことを条件として 業務の繁閑に応じ労働時間を配分することを認める制度

More information

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品 薬食機参発 0918 第 4 号薬食安発 0918 第 1 号 ( 別記 ) 殿 テムセル HS 注については 本日 造血幹細胞移植後の急性移植片対宿主病 を効能 効果又は性能として承認したところですが 本品については 治験症例が限られていること 重篤な不具合が発現するリスクがあることから その 使用に当たっての留意事項について 御了知いただくとともに 貴会会員への周知方よろしくお願いします なお

More information

特定個人情報の取扱いの対応について

特定個人情報の取扱いの対応について 特定個人情報の取扱いの対応について 平成 27 年 5 月 19 日平成 28 年 2 月 12 日一部改正 一般財団法人日本情報経済社会推進協会 (JIPDEC) プライバシーマーク推進センター 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律 ( 以下 番号法 という ) が成立し ( 平成 25 年 5 月 31 日公布 ) 社会保障 税番号制度が導入され 平成 27 年 10

More information

資料 4 医療等に関する個人情報 の範囲について 検討事項 医療等分野において情報の利活用と保護を推進する観点から 医療等に関する個人情報 の範囲をどのように定めるべきか 個別法の対象となる個人情報としては まずは 医療機関などにおいて取り扱われる個人情報が考えられるが そのほかに 介護関係 保健関

資料 4 医療等に関する個人情報 の範囲について 検討事項 医療等分野において情報の利活用と保護を推進する観点から 医療等に関する個人情報 の範囲をどのように定めるべきか 個別法の対象となる個人情報としては まずは 医療機関などにおいて取り扱われる個人情報が考えられるが そのほかに 介護関係 保健関 資料 4 医療等に関する個人情報 の範囲について 検討事項 医療等分野において情報の利活用と保護を推進する観点から 医療等に関する個人情報 の範囲をどのように定めるべきか 個別法の対象となる個人情報としては まずは 医療機関などにおいて取り扱われる個人情報が考えられるが そのほかに 介護関係 保健関係や福祉関係の事業者などにおいて取り扱われる生命 身体及び健康に関する個人情報を対象とするかどうか検討してはどうか

More information

「医療事故調査・支援センターの現況報告」

「医療事故調査・支援センターの現況報告」 第 179 回 ( 定例 ) 代議員会 医療事故調査制度について 医療事故調査 支援センターの現況報告および再発防止に向けた提言第 1 号中心静脈穿刺合併症に係る死亡の分析 第 1 報 含む 公益社団法人愛知県医師会 理事 森孝生 Ⅰ 医療事故調査制度の概要 Ⅰ 医療事故調査制度の概要 医療法の一部改正に伴い 平成 27 年 10 月 1 日より 無床診療所を含むすべての医療機関に対して 1 医療事故

More information