信託の会計処理①
|
|
|
- えりか さんきち
- 8 years ago
- Views:
Transcription
1 ~ 制度調査部情報 ~ 信託の会計処理 年 10 月 31 日全 12 頁 制度調査部鈴木利光 信託の会計処理 新信託法の成立による整理へ 要約 企業会計基準委員会は 2007 年 8 月 2 日付にて実務対応報告第 23 号 信託の会計処理に関する実務上の取扱い を公表した 実務対応報告は これまでの信託の基本的な会計処理を整理するとともに 2006 年 12 月 15 日に公布された新信託法にて導入された新たな制度に対応する会計処理を定めることをその目的としている 実務対応報告により 事業信託 自己信託等 新信託法にて導入された新たな制度に対応する会計処理が定められるとともに これまで十分に議論されていなかった信託の連結財務諸表上の扱いが定められることとなった 信託の連結財務諸表上の扱いについては 具体的には 信託は財産管理の機能を有することから通常は連結対象に含まれないが 一定の要件を満たす場合には連結対象に含まれることが明らかにされた 目次 Ⅰ. はじめに (P2) Ⅱ. 概念整理 (P2) 1. 信託とは 2. 従来の信託の会計基準等 3. 従来の信託の会計基準等における受益者の会計処理の取扱い Ⅲ. 新信託法の概要 (P4) 1. 改正の背景 2. 改正の要旨 Ⅳ. 実務対応報告の規定事項 (P5) Ⅴ. 委託者及び受益者の会計処理 ( これまでの信託の一般的な分類による ) (P6) 1. Q1 委託者兼当初受益者が単数である金銭の信託( 合同運用を除く ) 2. Q2 委託者兼当初受益者が複数である金銭の信託( 合同運用を含む ) 3. Q3 委託者兼当初受益者が単数である金銭以外の信託( 合同運用を除く ) 4. Q4 委託者兼当初受益者が複数である金銭以外の信託( 合同運用を含む ) ( 以上 本レポート ) このレポートは 投資の参考となる情報提供を目的としたもので 投資勧誘を意図するものではありません 投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます 記載された意見や予測等は作成時点のものであり 正確性 完全性を保証するものではなく 今後予告なく変更されることがあります 内容に関する一切の権利は大和総研にあります 事前の了承なく複製または転送等を行わないようお願いします
2 (2/12) Ⅵ. 委託者及び受益者の会計処理 ( 新信託法による新たな類型の信託等 ) 1. Q5 事業の信託 2. Q6 受益者の定めのない信託( いわゆる目的信託 ) 3. Q7 自己信託 Ⅶ. Q8 受託者の会計処理 Ⅷ. 適用時期等 ( 以上 信託の会計処理 2 ) Ⅰ. はじめに 企業会計基準委員会 ( 以下 ASBJ という) は 2007 年 8 月 2 日付にて実務対応報告第 23 号 信託の会計処理に関する実務上の取扱い ( 以下 本実務対応報告 という ) を公表した 本実務対応報告は これまでの信託の基本的な会計処理を整理するとともに 2006 年 12 月 15 日に公布された新信託法にて導入された新たな制度に対応する会計処理を定めることをその目的としている 本実務対応報告は 新信託法の施行日 (2007 年 9 月 30 日 ) 1 以後にその効力が生じた信託及びそれより前に効力が生じた信託であって信託の変更により新信託法の規定の適用を受ける信託 ( 信託法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律 第 3 条 ) について適用される 本稿では 新信託法の概要を整理した後 本実務対応報告のうち これまでの信託の基本的な会計処理を整理した部分を解説するものとする ( 新信託法にて導入された新たな制度に対応する会計処理を定めた部分については 信託の会計処理 2 にて解説するものとする) Ⅱ. 概念整理 1. 信託とは 信託 とは 法が認める一定の方法( 1) に基づく信託行為により 特定の者が一定の目的 ( 専らその者の利益を図る目的を除く ) に従い 特定財産の管理又は処分及びその他の当該目的の達成のために必要な行為をすべきものとすることをいう ( 新信託法第 2 条第 1 項参照 ) ( 1)1 信託契約 2 遺言 3 信託宣言 ( 自己信託 ) をいう ( 新信託法第 2 条第 1 項 第 2 項 同法第 3 条参照 ) 従来からの 信託 の一般的なイメージ ( それ自体は新信託法においても基本的に変わるところはない ) は 下図のとおりである 1 ただし 後述する 自己信託 については 新信託法の施行日 (2007 年 9 月 30 日 ) より 1 年間は適用されない ( 新信託法付則第 2 項 )
3 (3/12) 信託の仕組み 2 受益者 信託の目的 信託利益の 交付 分別管理義務 信託財産 忠実義務 善管注意義務など 信託行為 委託者 受託者 財産権の移転 管理運用の指示 ( 出所 ) 社団法人信託協会ホームページ資料 ( を参考に大和総研制度調査部作成 2. 従来の信託の会計基準等 これまで信託に関する包括的な会計基準等はなかったが その会計処理は 必要に応じて商品ごとに定められていた ( 下表参照 ) 信託の形態 金融資産の信託 関連する会計基準等 企業会計基準第 10 号 金融商品に関する会計基準 ( 金融商品会計基準 ) 日本公認会計士協会会計制度委員会報告第 14 号 金融商品会計に関する実務指針 ( 金融商品会計実務指針 ) 不動産の信託 日本公認会計士協会会計制度委員会報告第 15 号 特別目的会社を活用した不動産の 流動化に係る譲渡人の会計処理に関する実務指針 ( 不動産流動化実務指針 ) ( 出所 ) 企業会計 2007 ( 中央経済社 ) Vol.59 No.10 P 従来の信託の会計基準等における受益者の会計処理の取扱い 従来の信託の会計基準等における受益者の会計処理の取扱いは 以下のとおりである 3 1 信託を導管とみる いわゆる 信託導管論 ( 2) 2 個別財務諸表上 受益者が自らの会計処理をするにあたって 受益者が多数の場合は事業体とみて 受益権を評価する 4 3 連結財務諸表上 企業の連結対象になるかという意味での 事業体 にあたるか否かについ 2 このように委託者と受益者が別人の信託を 他益信託 という 3 ASBJ 議事要旨参照 4 金融商品会計実務指針第 100 項参照
4 (4/12) ては これまで十分に議論されていなかった ( 2) 受益者が当該信託財産を直接保有するものとみなして会計処理する考え方 ( 特別目的会社を活用した 不動産の流動化に係る譲渡人の会計処理に関する実務指針 第 44 項 ) をいう Ⅲ. 新信託法の概要 1. 改正の背景 旧信託法は大正 11 年に制定された信託に関する私法的な法律関係を規律する基本法であるが これまで 80 年以上にわたり 実質的な改正がなされてこなかった しかし 社会 経済活動の多様化に伴う信託活用の機会の増加と活用方法の多様化に伴い 信託法全般を抜本的に見直す必要が生じていた 2. 改正の要旨 (1) 受託者の義務 受益者の権利等に関する規定の整備柔軟性を向上させる観点から 当事者の私的自治を尊重し 過度に規制的であった旧信託法のルールを見直した ( 受託者の利益相反行為の禁止の例外 受託者の自己執行義務に関する規定の柔軟化等 ) (2) 多様な信託の利用形態に対応するための制度の整備 1 信託方法従来の信託契約による設定 遺言による設定の他 信託宣言による設定 ( いわゆる 自己信託 受託者が自ら受益者となる信託 ) 5 が導入された 2 新たな信託の類型 6 1) 受益証券発行信託 2) 限定責任信託 ( いわゆる ノンリコースの信託 ) 7 3) 受益者の定めのない信託 ( いわゆる 目的信託 ) 8 (3) 信託財産の範囲の拡大 新信託法では 信託行為の定めがあり 信託前に生じた委託者に対する債券に係る債務の引受けがされたときには その債務が信託財産責任負担債務 9 に含まれることが明示され ( 新信託法第 21 条第 1 項第 3 号 ) 負債も信託することができるようになった 5 新信託法第 3 条第 3 号 ( 必要な行為を自らすべき旨の意思表示を公正証書その他の書面 によってする方法 ) 6 新信託法第 185 条乃至第 215 条参照 受益権を有価証券化することは 特別法による投資信託や貸付信託に限定される必要はないことをもって 特例 とされる 7 新信託法第 216 条乃至第 247 条参照 信託財産に属する財産のみをもって 受託者の債務を履行する責任を負う 8 新信託法第 258 条乃至第 261 条参照 旧信託法では公益信託を除いて認められていなかったが 公益信託以外にも受益者の定めのない信託を許容することにより 厳密な意味での公益目的とはいえない社会活動の受け皿として利用可能とすることを目的として導入されている 9 受託者が信託財産に属する財産をもって履行する財産をもって履行する責任を負う債務 をいう( 新信託法第 2 条第 9 項 )
5 (5/12) そこで いわゆる 事業信託 ( 積極財産と消極財産を一体化した事業自体の信託 ) 10 が可能となった 11 (4)2 人以上の受益者による意思決定の方法の特例 原則として 受益者が 2 人以上ある信託における受益者の意思決定は すべての受益者の一致によってこれを決定する ただし 信託行為に別段の定めのある場合や 受益者集会 12 において多数決による旨の定めがある場合には その定めによる Ⅳ. 実務対応報告の規定事項 本実務対応報告の規定事項は 以下のとおりである 13 委託者及び受益者の会計処理 ( これまでの信託の一般的な分類による ) 信託行為によって 14 信託財産とする財産の種類 17 金銭の信託 15 委託者兼当初受益者 単数 ( 合同運用 16 を除く ) 複数 ( 合同運用を含む ) 金銭以外の信託 Q3 Q4 ( 出所 ) 企業会計基準委員会 実務対応報告第 23 号 信託の会計処理に関する実務上の取扱い の公表 P2( 脚注は筆者 ) Q1 Q2 Q1 委託者兼当初受益者が単数である金銭の信託 Q2 委託者兼当初受益者が複数である金銭の信託 Q3 委託者兼当初受益者が単数である金銭以外の信託 Q4 委託者兼当初受益者が複数である金銭以外の信託 委託者及び受益者の会計処理 ( 新信託法による新たな類型の信託等 ) Q5 事業の信託 Q6 受益者の定めのない信託( いわゆる目的信託 ) Q7 自己信託 10 新信託法第 21 条第 1 項第 3 号 第 2 条第 9 項参照 11 新信託法第 105 条第 1 項 第 2 項 12 新信託法第 106 条乃至第 122 条参照 13 企業会計基準委員会実務対応報告第 23 号 信託の会計処理に関する実務上の取扱い の公表 参照 14 当初の信託財産が金銭か金銭以外のものかはあくまで信託設定時のことである 従って 運用財産の形状はこれに影響を与えない ( 企業会計 2007 ( 中央経済社 ) Vol.59 No.10 P32 参照 ) 15 委託者が当初の受益者になる信託を 自益信託 という 本実務対応報告では (Q6 のいわゆる目的信託は格別 ) この自益信託を前提としている 16 共同しない多数の委託者の信託財産を合同して運用することをいう ( 法人税法第 2 条第 26 号 貸付信託法第 2 条第 1 項 ) 17 金銭信託のうち 委託者が運用につき具体的に指示するものを 特定金銭信託 といい 信託契約の範囲内で受託者が運用するものを 指定金銭信託 という
6 (6/12) Q8 受託者の会計処理 適用時期等 Ⅴ. 委託者及び受益者の会計処理 ( これまでの信託の一般的な分類による ) 1. Q1 委託者兼当初受益者が単数である金銭の信託( 合同運用を除く ) (1) 信託設定時 委託者兼当初受益者は 信託財産となる金銭を金銭の信託であることを示す適切な科目に振り替える ( 仕訳例 ) 借方科目金額貸方科目金額受益権 ( 信託 ) 現金 (2) 期末時 一般に運用目的と考えられている ( 金融商品会計基準第 87 項 金融商品会計実務指針第 97 項 ) 従って 委託者兼当初受益者は 付すべき時価評価額を合計した額をもって貸借対照表額とし その評価差額は当期の損益として処理する ( 金融商品会計基準第 24 項 金融商品会計実務指針第 98 項 ) ( 仕訳例 ) 借方科目金額貸方科目金額受益権 ( 信託 ) ( 信託 ) 評価益 借方科目金額貸方科目金額 ( 信託 ) 評価損 受益権 ( 信託 ) 2. Q2 委託者兼当初受益者が複数である金銭の信託( 合同運用を含む ) (1) 信託設定時 委託者兼当初受益者は 信託財産となる金銭を有価証券 ( 投資信託や商品ファンド )( 3) 又は合同運用の金銭の信託であることを示す適切な科目に振り替える ( 3) 投資信託 ( 受益権が有価証券として取り扱われている この点については金融商品会計基準第 58 項 第 62 項を参照のこと ) は 委託者が単数である他益信託として設定されるが 当初から受益権を分割して複数の者に取得させることを目的とするものであるため 本実務対応報告では 委託者兼当初受益者 に含めるという取扱いをしている また 商品ファンド ( 合同運用指定金銭信託として設定される ) については 有価証券として会計処理をすることとされている ( 金融商品会計実務指針第 134 項 )
7 (7/12) ( 仕訳例 ) 借方科目金額貸方科目金額有価証券 ( 又は 信託受益権 ) 現金 (2) 受益権の売却時及び期末時 受益者 ( 当初受益者のみならず 他から受益権を譲り受けた受益者も含む ) は 有価証券として又は有価証券に準じて 保有目的に応じた会計処理をする ( 4) ( 4) ただし 当該信託において 委託者兼受益者が形式的には複数であっても 他の委託者兼受益者が金融商品会計基準第 24 項 ( 運用目的の金銭の信託は時価をもって貸借対照表価額とし 評価差額を当期の損益として計上する旨を定めている ) の適用を回避するための名目的な存在に過ぎない場合には Q1 によるものとしている 不当な財産隠し又は損失隠蔽の防止がその理由であると考える ( 仕訳例 / 売却時 ) 借方科目 金額 貸方科目 金額 現金 有価証券 ( 又は 信託受益権 ) 有価証券 ( 又は 信託受益権 ) 売却益 借方科目金額貸方科目金額現金 有価証券 ( 又は 信託受益権 ) 有価証券 ( 又は 信託受益権 ) 売却損 ただし 預金と同様の性格を有する投資信託及び合同運用の金銭の信託は 取得原価をもって貸借対照表価額とする ( 金融商品会計実務指針第 64 項 ) (3) 受益者が複数である金銭の信託と 子会社 及び 関連会社 の範囲 前述したように (P3 参照 ) 信託が連結財務諸表上 誰かの連結になるかという意味での 事業体 にあたるか否かについては これまで十分に議論されていなかった 信託は財産管理の制度としての特徴を有しているため 通常は 連結財務諸表制度における子会社及び関連会社の範囲の見直しに係る具体的な取扱い 一 1. にいう 会社 組合その他これらに準ずる事業体 には該当しない しかし 適切な会計処理という観点 ( 不当な連結外しの防止 であると考える) から 委託者兼当初受益者が 2 人以上ある金銭の信託における次の受益者 ( 当初受益者のみならず 他から受益権を譲り受けた受益者も含む ) は 連結財務諸表原則 及び 連結財務諸表制度における子会社及び関連会社の範囲の見直しに係る具体的な取扱い に従い 原則として 当該信託を 子会社 として取り扱うものとする ( 5)
8 (8/12) A すべての受益者の一致によって受益者の意思決定がされる信託 ( 新信託法第 105 条第 1 項 ) 以下の要件をすべて満たす受益者 1) 自己以外のすべての受益者が緊密な者又は同意している者であり かつ 2) 連結財務諸表制度における子会社及び関連会社の範囲の見直しに係る具体的な取扱い 一 3.(2) の 2 乃至 5 ( 下記記載 ) のいずれかの要件に該当する者 < 連結財務諸表制度における子会社及び関連会社の範囲の見直しに係る具体的な取扱い 一 3.(2)> 2 役員若しくは使用人である者 又はこれらであった者で自己が他の会社等 ( 6) の財務及び営業又は事業の方針の決定に関して影響を与えることができる者が 当該他の会社等の取締役会その他これに準ずる機関の構成員の過半数を占めていること 3 他の会社等の重要な財務及び営業又は事業の方針決定を支配する契約等が存在すること 4 他の会社等の資金調達額 ( 貸借対照表の負債に計上されているもの ) の総額の過半について融資 ( 債務の保証及び担保の提供を含む ) を行っていること ( 自己と出資 人事 資金 技術 取引等において緊密な関係のある者が行う融資を合わせて資金調達額の過半となる場合を含む ) 5 その他他の会社等の意思決定機関を支配していることが推測される事実が存在すること B 信託行為に受益者集会における多数決による旨の定めがある信託 ( 新信託法第 105 条第 2 項 ) 他の会社等の議決権 ( 連結財務諸表制度における子会社及び関連会社の範囲の見直しに係る具体的な取扱い 一 3.) を 信託における受益者の議決権 と読み替えて 会社 ( 連結財務諸表制度における子会社及び関連会社の範囲の見直しに係る具体的な取扱い 一 3.) に該当することとなる受益者 C 信託行為に別段の定めがあり その定めるところによって受益者の意思決定が行われる信託 ( 新信託法第 105 条 第 1 項ただし書き ) 以下のいずれかの受益者 1) その定めにより受益者の意思決定を行うことができることとなる受益者 2) 自己だけでは受益者の意思決定を行うことができないが 緊密な者又は同意している者とを合わせれば受益者の意思決定を行うことができる場合には 連結財務諸表制度における子会社及び関連会社の範囲の見直しに係る具体的な取扱い 一 3.(2) の2 乃至 5(A2) 参照 ) のいずれかの要件に該当する受益者 ( 5) ただし 当該信託の受益権が売買目的であって 金融商品会計基準や特別の法令の定めに適切に従った結果 時価をもって貸借対照表価額とし 評価差額を当期の損益として処理することとなる場合には 事業投資である子会社や関連会社への投資には該当しない この場合には 不当な連結外しの防止 をする必要がないからであると考える
9 (9/12) ( 6) ここで 他の会社等 とは 会社 組合その他これらに準ずる事業体 ( 外国の法令に準拠して設立されたも のを含む ただし 更正会社 破産会社その他これらに準ずる会社等であって かつ 有効な支配従属関係 が存在しないと認められる会社等を除く ) をいう また 委託者兼当初受益者が 2 人以上ある金銭の信託における次の受益者 ( 当初受益者のみならず 他から受益権を譲り受けた受益者も含む ) は 連結財務諸表原則 及び 連結財務諸表制度における子会社及び関連会社の範囲の見直しに係る具体的な取扱い に従い 原則として 当該信託を 関連会社 として取り扱うものとする 連結財務諸表制度における子会社及び関連会社の範囲の見直しに係る具体的な取扱い 二 2. で示す 他の会社等の 議決権 を 信託における受益者の議決権 と読み替えて 会社 ( 連結財務諸表制度における子会社及び関 連会社の範囲の見直しに係る具体的な取扱い 二 2.) に該当することとなる受益者 3. Q3 委託者兼当初受益者が単数である金銭以外の信託( 合同運用を除く ) (1) 信託設定時 受益者は信託財産 ( 有価証券含む金融資産や 不動産 ) を直接保有する場合と同様の会計処理をする ( 信託導管論 (P3 参照 ) 金融商品会計実務指針第 78 項 第 100 項 (1) 特別目的会社を活用した不動産の流動化に係る譲渡人の会計処理に関する実務指針 ( 以下 不動産流動化実務指針 という ) 第 44 項 ) 従って 信託設定時に損益は計上されない (2) 受益権の売却時 ( 委託者兼当初受益者の会計処理 ) 信託導管論により 受益者は信託財産を直接保有していたものとみて消滅の認識 ( 又は売却処理 )( 金融商品会計基準第 9 項 不動産流動化実務指針第 19 項乃至第 21 項 金融商品会計実務指針第 291 項 ) の要否を判断する ( 仕訳例 / 売却処理 ) 借方科目 金額 貸方科目 金額 現金 信託財産 信託財産売却益 借方科目金額貸方科目金額現金 信託財産 信託財産売却損 (3) 期末時 ( 委託者兼当初受益者の会計処理 ) 原則として 信託導管論により 信託財産のうち持分割合に相当する部分を貸借対照表における
10 (10/12) 資産及び負債として計上し 損益計算書についても同様に持分割合に応じて処理をする ( 以下 かかる方法を 総額法 という ) ただし 委託者兼当初受益者が単数である金銭以外の信託であっても 次のような場合には 信託導管論によることは困難であることから 個別財務諸表上 受益権を当該信託における有価証券の保有とみなして評価する 1) 受益権が優先劣後等のように質的に異なるものに分割されており かつ 譲渡等により受益者が複数となる場 合 ( 金融商品会計実務指針第 100 項 (2)) 2) 受益権の譲渡により受益者が多数となる場合 ( 金融商品会計実務指針第 100 項 (1) ただし書き ) また 上記 1)2) の場合 連結財務諸表上当該信託を 子会社 又は 関連会社 として取り扱うかどうかについては Ⅴ.2.(3)(P7 参照 ) に準ずるものとしている これに関連して 当該信託が 連結財務諸表制度における子会社及び関連会社の範囲の見直しに係る具体的な取扱い 三の 特別目的会社 にあたることから 子会社 には該当しないものと推定されている場合には 企業会計基準適用指針第 15 号 一定の特別目的会社に係る開示に関する適用指針 に基づき 開示対象特別目的会社 の開示が必要となる (4) 他から受益権を譲り受けた受益者の会計処理 原則として 信託導管論により 各フェーズにて以下の処理をする 1) 受益権の取得時 信託財産を直接取得したものとして会計処理をする 2) 受益権の売却時 信託財産を直接保有していたものとみて消滅の認識 ( 又は売却処理 )( 金融商品会計基準第 9 項 不動産流動 化実務指針第 19 項 第 20 項 ) の要否を判断する 3) 期末時 個別財務諸表上 総額法による会計処理をする ただし 次のような場合には 信託導管論によることは困難であることから 受益権を当該信託に対する有価証券とみなして処理をする ( 当該受益権を取得したときは有価証券の取得とみなして処理をし 受益権を売却したときは有価証券の売却とみなして売却処理を行うかどうかを判断し 期末時においては受益権を当該信託に対する有価証券の保有とみなして処理をする ) 1) 当該信託に係る受益権が質的に異なるものに分割されている場合
11 (11/12) 2) 受益者が多数となる場合 また 上記 1)2) の場合 連結財務諸表上当該信託を 子会社 又は 関連会社 として取り扱うかどうかについては Ⅴ.2.(3)(P7 参照 ) に準ずるものとしている 4. Q4 委託者兼当初受益者が複数である金銭以外の信託 ( 合同運用を含む )( 7) ( 7) ここでいう金銭以外の信託財産は 事業 すなわち 企業活動を行うために組織化され 有機的一体とて機能する経営資源 ( 企業会計基準第 7 号 事業分離等に関する会計基準 ( 以下 事業分離等会計基準 という ) 第 3 項 ) とはならない資産をいう 事業の信託については 筆者著 信託の会計処理 2 Ⅵ.1. を参照のこと (1) 信託設定時 各委託者兼当初受益者は受託者に対してそれぞれの財産を移転し 受益権を受け取る そのため 信託設定時に損益は計上されない ただし 当該委託者兼当初受益者が当該信託について支配することも重要な影響を及ぼすこともない場合には その個別財務諸表上 ( 原則として ) 移転損益を認識することが適当とされている ( この場合 受益者が受け取った受益権の取得原価は 信託財産に係る時価又は当該受益権の時価のうち より高い信頼性をもって測定可能な時価に基づき算定される ) 当該信託の設定は 共同で現物出資により会社を設立することに類似することから 現物出資による会社の設立における移転元の企業の会計処理 ( 事業分離等会計基準第 31 項 ) に準じて処理することが適当とされるからである (2) 受益権の売却時及び期末時 ケースごとに 以下の処理をする A 受益権が各委託者兼当初受益者からの財産に対応する経済的効果を実質的に反映し かつ 売却後の受益者が多数とならない場合 1) 売却時掲題のような場合 ( 例えば 各委託者兼当初受益者が共有していた財産を信託し その財産に対応する受益権を受け取る場合 ) 受益者が直接保有していたものとみて消滅の認識( 又は売却処理 )( 金融商品会計基準第 9 項 不動産流動化実務指針第 20 項 ) の要否を判断する ( 信託導管論 ) このような場合には 信託財産から生ずる経済的効果を受益者に直接的に帰属させるように会計処理することが可能とされるからである 2) 期末時
12 (12/12) 個別財務諸表上 総額法による会計処理をする ( 8) B A 以外の場合 1) 売却時有価証券の売却とみなして売却処理の要否を判断する この場合には信託導管論によることは困難とされるからである 2) 期末時 個別財務諸表上 受益権を信託に対する有価証券の保有とみなして評価する また 上記 B) の場合 連結財務諸表上当該信託を 子会社 又は 関連会社 として取り扱うかどうかについては Ⅴ.2.(3)(P7 参照 ) に準ずるものとしている ( 8) ただし 当該信託の重要性が乏しい場合には 貸借対照表及び損益計算書の双方について持分相当額を純額 で取り込む方法 ( 純額法 ) によることも可能とされている 以上 ( 信託の会計処理 2 に続く )
その他資本剰余金の処分による配当を受けた株主の
企業会計基準適用指針第 3 号その他資本剰余金の処分による配当を受けた株主の会計処理 目次 平成 14 年 2 月 21 日改正平成 17 年 12 月 27 日企業会計基準委員会 目的 1 適用指針 2 範囲 2 会計処理 3 適用時期 7 議決 8 結論の背景 9 検討の経緯 9 会計処理 10 項 - 1 - 目的 1. 本適用指針は その他資本剰余金の処分による配当を受けた株主の会計処理を定めるものである
平成30年公認会計士試験
第 3 問答案用紙 問題 1 1 新株予約権 2 75,000 3 75,000 4 0 5 3,000 6 70,000 7 7,000 8 42,000 金額がマイナスの場合には, その金額の前に を付すこと 9 2,074,000 会計基準の新設及び改正並びに商法の改正により, 以前よりも純資産の部に直接計上される 項目や純資産の部の変動要因が増加している そこで, ディスクロージャーの透明性の確保
「恒久的施設」(PE)から除外する独立代理人の要件
Legal and Tax Report 2008 年 8 月 28 日全 6 頁 恒久的施設 (PE) から除外する独立代理人 制度調査部の要件鈴木利光金融庁 恒久的施設 (PE) から除外する独立代理人の要件等の公表へ [ 要約 ] 金融庁は 2008 年 6 月 27 日付にて 恒久的施設 (PE) に係る 参考事例集 Q&A の公表について を公表した 2008 年度税制改正において 非居住者又は外国法人に対する課税について
有償ストック・オプションの会計処理が確定
企業会計最前線 2018 年 1 月 30 日全 6 頁 有償ストック オプションの会計処理が確定 原則費用計上が必要だが ( 費用計上しない ) 従来の会計処理の継続も可能 金融調査部主任研究員金本悠希 [ 要約 ] 2018 年 1 月 12 日 企業会計基準委員会が実務対応報告を公表し いわゆる 有償ストック オプション の会計処理を明らかにした 有償ストック オプションは 近年多くの企業で導入されているが
【問】適格現物分配に係る会計処理と税務処理の相違
現物配当に係る会計上 税法上の取扱い Profession Journal No.11(2013 年 3 月 21 日 ) に掲載 日本税制研究所研究員朝長明日香 平成 22 年度税制改正において適格現物分配が組織再編成の一形態として位置づけられたことにより 完全支配関係のある法人間で現物分配を行った場合には その現物分配に係る資産の譲渡損益の計上を繰り延べることとされました 従来 商法において現物配当の可否についての明確な規定は設けられていませんでしたが
有価証券管理規程 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 株式会社 ( 以下 会社 という ) の有価証券の運用および管理を適正に行うため 会社の保有する有価証券に関する管理基準および管理手続を定めるとともに 余裕資金の有効運用ならびに経営効率の向上を図ることを目的とする ( 有価証券の
有価証券管理規程 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 社 ( 以下 会社 という ) の有価証券の運用および管理を適正に行うため 会社の保有する有価証券に関する管理基準および管理手続を定めるとともに 余裕資金の有効運用ならびに経営効率の向上を図ることを目的とする ( 有価証券の種類 ) 第 2 条この規程において 有価証券とは金融商品取引法第 2 条に定められている有価証券をいう 1
03-08_会計監査(収益認識に関するインダストリー別③)小売業-ポイント制度、商品券
会計 監査 収益認識に関する会計基準等 インダストリー別解説シリーズ (3) 第 3 回小売業 - ポイント制度 商品券 公認会計士 いしかわ 石川 よし慶 はじめに 2018 年 3 月 30 日に企業会計基準第 29 号 収益認識に 関する会計基準 ( 以下 収益認識会計基準 という ) 企業会計基準適用指針第 30 号 収益認識に関する会計 基準の適用指針 ( 以下 収益認識適用指針 といい
日本基準基礎講座 資本会計
日本基準基礎講座 資本会計 のモジュールを始めます 資本会計のモジュールでは 貸借対照表における純資産の主な内容についてパートに分けて解説します パート1では 純資産及び株主資本について解説します パート2では 株主資本以外について また 新株予約権及び非支配株主持分について解説します パート3では 包括利益について解説します 純資産とは 資産にも負債にも該当しないものです 貸借対照表は 資産の部
Microsoft Word - 公開草案「中小企業の会計に関する指針」新旧対照表
公開草案平成 30 年 10 月 30 日 ( 意見募集期限平成 30 年 11 月 30 日 ) 中小企業の会計に関する指針 新旧対照表 平成 30 年 10 月 30 日 中小企業の会計に関する指針 ( 最終改正平成 30 年 3 月 12 日 ) を次のように一部改正する 公開草案 ( 平成 30 年 10 月 30 日 ) 現行 ( 平成 30 年 3 月 12 日 ) 中小企業の会計に関する指針
第 298 回企業会計基準委員会 資料番号 日付 審議事項 (2)-4 DT 年 10 月 23 日 プロジェクト 項目 税効果会計 今後の検討の進め方 本資料の目的 1. 本資料は 繰延税金資産の回収可能性に関わるグループ 2 の検討状況を踏まえ 今 後の検討の進め方につ
第 298 回企業会計基準委員会 資料番号 日付 2014 年 10 月 23 日 プロジェクト 項目 税効果会計 今後の検討の進め方 本資料の目的 1. 本資料は 繰延税金資産の回収可能性に関わるグループ 2 の検討状況を踏まえ 今 後の検討の進め方について審議することを目的とする 背景 2. 第 1 回税効果会計専門委員会 ( 以下 専門委員会 という ) において 検討の範 囲及び進め方が審議され
IFRS基礎講座 IFRS第1号 初度適用
IFRS 基礎講座 IFRS 第 1 号 初度適用 のモジュールを始めます パート 1 では 初度適用の概要について解説します パート 2 では 初度適用における遡及適用の原則と例外を中心に解説します パート 3 では 初度適用における表示および開示について解説します 初度適用とは IFRS で作成された財務諸表を初めて表示することをいいます 企業が最初の IFRS 財務諸表を表示する場合 その企業を
<4D F736F F D2081A F838D815B836F838B8F5A94CC81408C768E5A8F9197DE8B7982D1958D91AE96BE8DD78F F
貸借対照表 ( 平成 28 年 6 月 30 日現在 ) 資産の部負債の部 ( 単位 : 千円 ) 流動資産 1,849,964 流動負債 460,780 現金及び預金 1,118,009 短期借入金 2,400 売掛金 95,652 1 年内返済予定の 6,240 長期借入金販売用不動産 13,645 未払金 41,252 貯蔵品 1,154 未払法人税等 159,371 前払費用 47,335
IFRS基礎講座 IAS第11号/18号 収益
IFRS 基礎講座 収益 のモジュールを始めます このモジュールには IAS 第 18 号 収益 および IAS 第 11 号 工事契約 に関する解説が含まれます これらの基準書は IFRS 第 15 号 顧客との契約による収益 の適用開始により 廃止されます パート 1 では 収益に関連する取引の識別を中心に解説します パート 2 では 収益の認識規準を中心に解説します パート 3 では 工事契約について解説します
スライド 1
IFRS 基礎講座 IAS 第 16 号 有形固定資産 のモジュールを始めます Part 1 では有形固定資産の認識及び当初測定を中心に解説します Part 2 では減価償却など 事後測定を中心に解説します 有形固定資産の 定義 と 認識規準 を満たす項目は IAS 第 16 号に従い有形固定資産として会計処理を行います 有形固定資産の定義として 保有目的と使用期間の検討を行います 保有目的が 財またはサービスの生産や提供のための使用
平成26年度 第138回 日商簿記検定 1級 会計学 解説
平成 26 年度第 138 回日商簿記検定試験 1 級 - 会計学 - 解 説 第 1 問 1 ヘッジ会計とは ヘッジ取引のうち一定の要件を満たすものについて ヘッジ対象に係る損益とヘッジ手段に係る損益を同一の会計期間に認識し ヘッジの効果を会計に反映させる特殊な会計処理のことをいう ( 金融商品に関する会計基準 29 参照 ) ヘッジ会計の会計処理には 繰延ヘッジと時価ヘッジの 2 種類の会計処理がある
営業活動によるキャッシュ フロー の区分には 税引前当期純利益 減価償却費などの非資金損益項目 有価証券売却損益などの投資活動や財務活動の区分に含まれる損益項目 営業活動に係る資産 負債の増減 利息および配当金の受取額等が表示されます この中で 小計欄 ( 1) の上と下で性質が異なる取引が表示され
設例で解説 キャッシュ フロー計算書 第 1 回 : 営業活動によるキャッシュ フロー (1) 2015.11.18 新日本有限責任監査法人公認会計士山岸正典 新日本有限責任監査法人公認会計士七海健太郎 1. はじめにこれから 4 回にわたり キャッシュ フロー計算書について設例を使って解説していきます キャッシュ フロー計算書は そのキャッシュ フローを生み出した企業活動の性格によって 営業活動によるキャッシュ
IFRS基礎講座 IAS第21号 外貨換算
IFRS 基礎講座 IAS 第 21 号 外貨換算 のモジュールを始めます パート 1 では 外貨建取引の会計処理を中心に解説します パート 2 では 外貨建財務諸表の換算を中心に解説します 企業は 取引を行うにあたって通常 様々な種類の通貨を使用します これらのうち 企業が営業活動を行う主たる経済環境の通貨を機能通貨といいます 例えば 日本企業の場合 営業活動を行う主たる経済環境の通貨は 通常
日本基準基礎講座 収益
日本基準基礎講座 収益 のモジュールを始めます パート 1 では 収益の定義や収益認識の考え方を中心に解説します パート 2 では ソフトウェア取引および工事契約に係る収益認識について解説します 日本基準上 収益 という用語は特に定義されていませんが 一般に 純利益または非支配持分に帰属する損益を増加させる項目であり 原則として 資産の増加や負債の減少を伴って生じるものと考えられます 収益の例としては
<4D F736F F D20834F838D815B836F838B8F5A94CC81408C768E5A8F9197DE E718CF68D90817A E36>
貸借対照表 ( 平成 24 年 6 月 30 日現在 ) 資産の部負債の部 ( 単位 : 千円 ) 流動資産 1,467,088 流動負債 803,958 現金及び預金 788,789 短期借入金 14,000 売掛金 138,029 1 年内返済予定の 47,952 長期借入金貯蔵品 857 未払金 90,238 前払費用 27,516 未収収益 12,626 未払法人税等 247,756 未払消費税等
Microsoft Word - M&A会計 日本基準とIFRS 第5回.doc
図解でわかる! M&A 会計日本基準と IFRS 第 5 回企業結合と 無形資産 あらた監査法人公認会計士 清水 毅 公認会計士 山田 雅治 はじめに金融庁 企業会計審議会は 2009 年 6 月に 我が国における国際会計基準の取扱いに関する意見書 ( 中間報告 ) を公表しました 国際財務報告基準 ( 以下 IFRS ) の適用については 2010 年 3 月期から国際的な財務 事業活動を行っている上場企業の連結財務諸表に
( 資産の部 ) ( 負債の部 ) Ⅰ 特定資産の部 1. 流動負債 366,211,036 1 年内返済予定 1. 流動資産 580,621,275 特定社債 302,000,000 信託預金 580,621,275 事業未払金 2,363, 固定資産 6,029,788,716 未払
( 資産の部 ) ( 負債の部 ) Ⅰ 特定資産の部 1. 流動負債 366,211,036 1 年内返済予定 1. 流動資産 580,621,275 特定社債 302,000,000 信託預金 580,621,275 事業未払金 2,363,743 2. 固定資産 6,029,788,716 未払法人税等 791,600 信託建物 3,518,326,394 未払金 22,336,042 信託建物附属設備
NPO法人会計基準の改正に関するポイント解説
2017 年 12 月 12 日 NPO 法人会計基準の一部改正 に関するポイント解説 NPO 法人会計基準協議会 1. 改正内容 改正項目 1: 受取寄付金の認識 従来 : 実際に入金した時に収益に計上する 改正 : 確実に入金されることが明らかになった場合に収益に計上する 新たにQ&Aを8つ新設 改正項目 2: 役員報酬と関連当事者間取引の明確化 役員に支払った報酬は 役員報酬 という科目で表示するが
Taro-class3(for.st).jtd
第 3 章 有価証券 有形固定資産 有価証券や有形固定資産については 購入時 及び売却時の仕訳を行える必要があります また 有形固定資産については 建物や機械のように減価償却を行う償却資産と土地のように償却計算を行わない非償却資産とがあります 本章では 減価償却の手続きについても学習します 1. 有価証券の種類有価証券は 一定の権利を表章する証券 で 購入に要した価額で貸借対照表の資産の部に計上されます
<4D F736F F D2095BD90AC E31328C8E8AFA8C888E5A925A904D C8E86816A2E646F63>
アンジェス MG (4563) 平成 19 年 12 月期決算短信ファイル名 :060_9390600652003.doc 更新日時 :2/6/2008 1:40 PM 印刷日時 :2008/02/0716:48 5. 連結財務諸表等 連結財務諸表 1 連結貸借対照表 区分 注記番号 前連結会計年度 ( 平成 18 年 12 月 31 日 ) 構成比金額 ( 千円 ) 当連結会計年度 ( 平成 19
『学校法人会計の目的と企業会計との違い』
学校法人会計の目的と企業会計との違い ( 平成 27 年度以降 ) 平成 27 年度より 学校法人会計基準が一部改正されました 社会 経済状況の大きな変化 会計のグローバル化等を踏まえた様々な企業会計基準の改正等を受け 学校法人の経営状態を社会に分かりやすく説明する仕組みが求められていることが背景にあります これにより 主に以下の変更がありました (1) 資金収支計算書に加えて 新たに活動区分ごとの資金の流れがわかる
計算書類等
招集ご通知株主総会参考書類事業報告計算書類等監査報告書ご参考計算書類等 連結財政状態計算書 (2019 年 3 月 31 日現在 ) 流動資産 科目金額科目金額 現金及び現金同等物 資産の部 営業債権及び契約資産 その他の金融資産 棚卸資産 その他の流動資産 非流動資産 持分法で会計処理されている投資 その他の金融資産 有形固定資産 のれん及び無形資産 その他の非流動資産 3,274,093 772,264
自己株式の消却の会計 税務処理 1. 会社法上の取り扱い取得した自己株式を消却するには 取締役会設置会社の場合は取締役会決議が必要となります ( 会 178) 取締役会決議では 消却する自己株式数を 種類株式発行会社では自己株式の種類及び種類ごとの数を決定する必要があります 自己株式を消却しても 会
平成 22 年 4 月 1 日現在の法令等に準拠 UP!Consulting Up Newsletter 自己株式の消却の会計 税務処理 自己株式の処分の会計 税務処理 http://www.up-firm.com 1 自己株式の消却の会計 税務処理 1. 会社法上の取り扱い取得した自己株式を消却するには 取締役会設置会社の場合は取締役会決議が必要となります ( 会 178) 取締役会決議では 消却する自己株式数を
< 本制度の仕組みの概要 > 5 ポイント付与 委託者 当社 3 自己株式の処分 1 役員株式交付規程の 制定 2 信託 < 他益信託 > を設定 ( 金銭を信託 ) 3 払込 受託者 ( 予定 ) 三井住友信託銀行 ( 再信託受託者 : 日本トラスティ サービス信託銀行 当社株式 株式交付信託 信
各 位 会社名 平成 29 年 6 月 14 日 ハイアス アンド カンパニー株式会社 代表者名代表取締役社長 問合せ先 濵村聖一 ( コード番号 :6192 東証マザーズ ) 取締役執行役員経営管理本部長 西野敦雄 (TEL.03-5747-9800) 当社取締役及び監査役に対する新たな株式報酬制度の導入に関するお知らせ 当社は 本日開催の取締役会において 当社取締役及び監査役 ( 社外取締役及び社外監査役を含みます
Microsoft Word - 247_資本連結実務指針等の改正
日本基準トピックス 会計制度委員会報告第 7 号 連結財務諸表における資本連結手続に関する実務指針 等の改正について 2014 年 3 月 3 日第 247 号 主旨 2014 年 2 月 24 日 日本公認会計士協会 (JICPA) は 会計制度委員会報告第 7 号 連結財務諸表における資本連結手続に関する実務指針 等の改正を公表しました 本改正は 企業会計基準委員会 (ASBJ) により 2013
<4D F736F F D20335F395F31392E31312E323895BD8BCF925089BF82C982E682E98EE688F88EC08E7B82CC82BD82DF82CC8BC696B191CC90A CC90AE94F
平均単価による取引実施のための業務体制等の整備について 平成 15 年 12 月 17 日理事会決議平成 16 年 3 月 24 日一部改正平成 18 年 10 月 25 日一部改正平成 19 年 11 月 28 日一部改正 投資一任契約に係る業務を行う会員が平均単価による約定 決済を行う取引 ( 約定日 受渡日が同一の取引につき 銘柄毎 売買別に 単価の異なる複数の約定を合算し 平均単価を単価として取引報告及び決済を行う取引をいう
10 第 1 章 1 株式会社の設立 会社法 445 条 1 項 [ 株式会社の資本金の額 ] 株式会社の資本金の額は この法律 [ 会社法 ] に別段の定めがある場合を除き ( memo. ) 設立又は株式の発行に際して株主となる者が当該株式会社に対して払込み又は給付をした財産の額とする 株式会社
第 1 章 1 株式会社の設立 9 款で定めなければならず ( 会社 1082 六 ) その場合には 1と2の合計数は発行可能株式総数を超えることもあり得る ( 会社法入門 115 頁 ) Q7 設立時資本金の額 株式会社設立時の資本金の額に制限はあるか (1) 資本金の額株式会社設立時の資本金の額は 設立に際して株主となる者が当該株式会社に対して払込み ( 金銭出資の場合 ) または給付 ( 現物出資の場合
[2] のれんの発生原因 企業 ( または事業 ) を合併 買収する場合のは 買収される企業 ( または買収される事業 ) のおよびを 時価で評価することが前提となります またやに計上されていない特許権などの法律上の権利や顧客口座などの無形についても その金額が合理的に算定できる場合は 当該無形に配
営 ViewPoint 相 談のれんの会計と税務 勝木幹雄部東京室花野稔部大阪室 大企業間だけではなく 中小企業間でも M&A が積極的に進められるようになりました M&A では 対象となる企業 ( または事業 ) の純価格と実際の売買価格とが異なるケースがあり その差額は その企業 ( または事業 ) の超過収益力 すなわち のれん を評価したものと説明されることがあります のれん は買収や合併の際に発生する特有の勘定科目です
法人による完全支配関係下の寄附金 1.100% グループ内の法人間の寄附 ( 法法 372) 現行税制上では 寄附金は支出法人では損金計上限度額を超える部分が損金不算入 受領法人では益金算入です 平成 22 年度税制改正により 100% グループ内での支出法人では寄附金全額を損金不算入とし 受領法人
平成 23 年 4 月 1 日現在の法令等に準拠 UP!Consulting Up Newsletter 法人による完全支配関係下の寄附金 http://www.up-firm.com 1 法人による完全支配関係下の寄附金 1.100% グループ内の法人間の寄附 ( 法法 372) 現行税制上では 寄附金は支出法人では損金計上限度額を超える部分が損金不算入 受領法人では益金算入です 平成 22 年度税制改正により
特定個人情報の取扱いの対応について
特定個人情報の取扱いの対応について 平成 27 年 5 月 19 日平成 28 年 2 月 12 日一部改正 一般財団法人日本情報経済社会推進協会 (JIPDEC) プライバシーマーク推進センター 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律 ( 以下 番号法 という ) が成立し ( 平成 25 年 5 月 31 日公布 ) 社会保障 税番号制度が導入され 平成 27 年 10
また 関係省庁等においては 今般の措置も踏まえ 本スキームを前提とした以下のような制度を構築する予定である - 政府系金融機関による 災害対応型劣後ローン の供給 ( 三次補正 ) 政府系金融機関が 旧債務の負担等により新規融資を受けることが困難な被災中小企業に対して 資本性借入金 の条件に合致した
資本性借入金 の積極活用について( 平成 23 年 11 月 23 日金融庁 ) 2012 年 4 月掲載 金融庁においては 平成 23 年 11 月 22 日 資本性借入金 の積極的な活用を促進することにより 東日本大震災の影響や今般の急激な円高の進行等から資本不足に直面している企業のバランスシートの改善を図り 経営改善につながるよう 今般 金融検査マニュアルの運用の明確化を行うこととしました 詳細は以下のとおりです
国家公務員共済組合連合会 民間企業仮定貸借対照表 旧令長期経理 平成 26 年 3 月 31 日現在 ( 単位 : 円 ) 科目 金額 ( 資産の部 ) Ⅰ 流動資産 現金 預金 311,585,825 未収金 8,790,209 貸倒引当金 7,091,757 1,698,452 流動資産合計 3
国家公務員共済組合連合会 民間企業仮定貸借対照表 平成 26 年 3 月 31 日現在 ( 単位 : 円 ) 科目 金額 ( 資産の部 ) Ⅰ 流動資産 現金 預金 311,585,825 未収金 8,790,209 貸倒引当金 7,091,757 1,698,452 流動資産合計 313,284,277 Ⅱ 固定資産 1 有形固定資産 器具備品 19,857,353 減価償却累計額 18,563,441
平成25年度 第134回 日商簿記検定 1級 商業簿記 解説
平成 25 年度第 134 回日商簿記検定試験 1 級 - 商業簿記 - 解 説 ( 注 ) 金額の単位はすべて千円である 1.20X4 年度末の連結決算 ⑴ S 社の資本の流れ 20X1 20X3 20X4 資本金 30,000 30,000 30,000 +3,000 +1,000( 利益 ) 利益剰余金 5,000 8,000 8,600 400( 配当 ) +700 +100 評価 換算差額等
個人情報保護方針 ( プライバシー ポリシー ) ゴールドマン サックス ジャパン リミテッド ジェイ エル キュー エルエルシー ゴールドマン サックス クレディット パートナーズ合同会社 合同会社ジュピター インベストメント
個人情報保護方針 ( プライバシー ポリシー ) ゴールドマン サックス ジャパン リミテッド ジェイ エル キュー エルエルシー ゴールドマン サックス クレディット パートナーズ合同会社 合同会社ジュピター インベストメント 個人情報保護方針 ( プライバシー ポリシー ) ゴールドマン サックス ジャパン リミテッド 個人情報保護関連法令の遵守 当社は 取得した個人情報を 個人情報 ( 特定個人情報を含む
版 知る前契約 計画 に関する FAQ 集 2015 年 9 月 16 日 有価証券の取引等の規制に関する内閣府令が改正され いわゆる 知る前契約 計画 に係るインサイダー取引規制の適用除外の範囲が拡大されています 日本取引所自主規制法人に寄せられる 知る前契約 計画 に関する主な
2016.2.4 版 知る前契約 計画 に関する FAQ 集 2015 年 9 月 16 日 有価証券の取引等の規制に関する内閣府令が改正され いわゆる 知る前契約 計画 に係るインサイダー取引規制の適用除外の範囲が拡大されています 日本取引所自主規制法人に寄せられる 知る前契約 計画 に関する主な質問及びそれに対する回答をとりまとめました なお 掲載している質問に対する回答は 知る前契約 計画 に関する考え方のポイントを一般論として示したものであり
野村アセットマネジメント株式会社 平成30年3月期 個別財務諸表の概要 (PDF)
野村アセットマネジメント株式会社 平成 30 年 3 月期 個別財務諸表の概要 ( 未監査 ) 貸借対照表 科 目 ( 資産の部 ) 前期 当期 前期比 (29.3.31) (30.3.31) 増減 流動資産現金 預金 127 919 792 金銭の信託 52,247 47,936 4,311 有価証券 15,700 22,600 6,900 未収委託者報酬 16,287 24,059 7,772
