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1 目次 本書について --1 本書の目的 関連マニュアルおよびファイル PowerNet MIB の構造 --2 トラップ OID Manage Agent および Management Card--5 OID の配置 PowerNet Agent の監視 ハードウェアデバイスの SNMP エージェントの管理 PowerNet MIB トラップ --10 索引 --12 概要 I

2 本書について 本書の目的 本書は SNMP(Simple Network Management Protocol) を使用して監視および設定可能な製品の管理に役立ちます 関連マニュアルおよびファイル 本書に記載されているのは PowerNet MIB に関する使用方法のみです 製品の管理に使用可能なほかのインターフェイスの詳細については 対象の製品に付属の ユーザーズガイド およびその他のマニュアルを参照してください NMS(Network Management System) の詳細については NMS に付属のマニュアルを参照してください 製品固有の OID の詳細については 標準的な MIB ブラウザを使用して MIB で該当する記載を参照してください トラップの詳細については.mib ファイル自体を開いてファイル末尾の連番のトラップを参照してください 本製品またはその他の製品について詳しくは APC ワールドワイドカスタマサポートにお問い合わせください 1

3 PowerNet MIB の構造 トラップ OID 特定のイベントが発生したときに Management Card デバイス およびエージェントは NMS(Network Management System) にトラップを送信することができます 個々の Management Card デバイス またはエージェントが使用するトラップレシーバの定義で トラップを受信できる NMS を決定します MIB はそれぞれのトラップの意味を定義します PowerNet MIB トラップを参照してください OID を使用可能な製品 PowerNet MIB OID によって NMS で SNMP ブラウザを使用して以下の項目を管理できます : ネットワークインターフェイスとして外付けタイプ プレインストールタイプ または内蔵 ( ビルトイン ) タイプの Management Card を使用する製品 および NMS での SNMP アクセスが可能になるように SNMP アクセス制御を設定した製品 PowerNet Agent および PowerNet Agent が管理するデバイス PowerNet Agent は UPS に対し限定的に制御し SNMP アクセス制御は使用できません 2

4 SNMP アクセス制御 Management Card の Web インターフェイスや Control Console または Management Card を内蔵したデバイスを使用して 最大 4 つの SNMP コミュニティ (SNMPv1) 4 つのユーザプロファイル (SNMPv3) またはその両方の SNMP アクセス制御を定義することができます SNMP アクセスを無効にすると あらゆる NMS(SNMPv1 および SNMPv3) からのアクセスを防ぐことができます NMS IP アドレスを SNMP コミュニティ名 (SNMPv1) またはユーザプロファイル (SNMPv3) に関連付けると アクセスを定義した NMS のみに制限できます SNMP コミュニティへの NMS のアクセスを書き込みアクセス 読み取りアクセス またはアクセスなし (SNMPv1) として設定します SNMP アクセス制御の詳細については ご使用の Management Card またはネットワーク対応デバイスの ユーザーズガイド を参照してください SNMP ブラウザの OID 階層の構造 PowerNet MIB は ご使用の SNMP ブラウザのカテゴリの階層構造に順応します たとえば Windows 用 SNMP ブラウザの HP OpenView の場合 最上位階層の OID カテゴリから PowerNet MIB OID の最上位カテゴリへは以下のような構造になります : [iso]( 国際標準化機構用 ) [org]( 組織 団体用 ) [dod]( 米国国防総省用 ) [internet] [private] [enterprises] [apc](apc 用 ) PowerNet MIB における OID 階層構造 PowerNet MIB の階層構造では OID の [apc] カテゴリが最上位であり 特定の OID カテゴリまたは特定の OID テーブルの中に個別の OID があります 3

5 テーブル OID を参照してください [apc] の下には 2 つのカテゴリがあります : [products] 特定の製品を管理する OID 用 [apcmgmt] ハードウェアベースの SNMP エージェントの操作に影響を与える OID( たとえば Management Card および MasterSwitch ユニット ) [products] の下には 3 つのカテゴリがあります : [hardware] PowerNet MIB OID による管理が可能なハードウェア製品の各タイプのサブカテゴリを含みます [software] PowerNet エージェントのソフトウェアのみ監視する リードオンリー OID のサブカテゴリ [powernetsubagent] を含みます [system] ほかの OID が参照できる一意の番号によって UPS およびその他のデバイスの型式を認識するリードオンリー OID を含みます たとえば PowerNet MIB のほかの OID カテゴリ内のシステム OID は [system] OID 番号を MIB-II の [sysobjectid] 値に使用します テーブル OID Manage Agent および Management Card を参照してください Manage Agent および Management Card を参照してください SNMP ブラウザにリストされるいずれの PowerNet MIB OID カテゴリでも そのカテゴリのすべての OID および階層でその下に位置付けられるすべてのサブカテゴリの OID で現在値のリストにアクセスできます テーブルにグループ化されている OID は例外です OID テーブルで OID の現在値にアクセスするには SNMP ブラウザで OID テーブル ( 常に {} 括弧で囲まれている ) を選択します たとえば SNMP でデバイスに設定可能なトラップレシーバ 4 つすべてを定義する OID にアクセスするには SNMP ブラウザで {mconfigtrapreceivertable} を選択します 4

6 Manage Agent および Management Card OID の配置 OID を検出して PowerNet Agent の監視に記載されている作業を実行するには MIB ブラウザで以下の OID カテゴリを順番に選択します : [apc] [products] [software] [powernetsubagent] [powernetsoftwaresystem] または [powernetsoftwareconfig] OID を検出してハードウェアデバイスの SNMP エージェントの管理に記載されている作業を実行するには MIB ブラウザで以下の OID カテゴリを順番に選択します : [apc] [apcmgmt] 次のうちいずれかを選択します : [mcontrol] [mconfig] [mtrapargs] [mfiletransfer] PowerNet Agent の監視 [powernetsubagent] OID を使用して PowerNet Agent に関する情報を表示します これらの OID は 2 つのサブカテゴリ [powernetsoftwaresystem] および [powernetsoftwareconfig] にあります 5

7 エージェントに関する情報の表示 [powernetsoftwaresystem] OID を使用して バージョン番号 PowerNet MIB の実行に使用したテクノロジ ネットワーク上での連続実行時間の長さなど エージェントに関する情報を表示します powernetsoftwaresystemdescription powernetsoftwareoid powernetsoftwaresystemuptime エージェントのソフトウェアモジュールに関する情報を表示 [powernetsoftwareconfig] テーブル OID を使用して エージェントのソフトウェアモジュールのバージョン番号 名前 およびインストールの日付 (mm( 月 )- dd( 日 )-yy( 年 ) の形式 ) を表示します powernetsoftwaretablesize {powernetsoftwaretable} [powernetsoftwareentry] modulenumber modulename moduleversion moduledate ハードウェアデバイスの SNMP エージェントの管理 [apcmgmt] OID を使用して UPS またはその他のデバイスの Network Management Card( 取り付け済み プレインストール または内蔵 ) などのハードウェアデバイスの SNMP エージェントを管理します [apcmgmt] OIDは4つのサブカテゴリにあります これは [mconfig] [mcontrol] [mtrapargs] および [mfiletransfer] の 4 つです BOOTP 値の表示 トラップレシーバ 日付 および時刻の設定 [mconfig] OID では以下の作業を実行できます : BOOTP が有効 (BOOTP がデバイスの IP 設定可能 ) か または無効 ( デバイスは保存済み IP 設定を使用 ) かを識別 6

8 最大 4 つの NMS をトラップレシーバとして設定 ( トラップレシーバの定義方法を参照 ) Management Card またはその他のデバイスの日付および時刻を設定 mconfigbootpenabled mconfignumtrapreceivers {mconfigtrapreceivertable} [mconfigtrapreceiverentry] trapindex receiveraddr communitystring severity ( 使用されていません 常に 0 を返します ) acceptthisreceiver receivetraptype ( 使用されていません 常に 1 を返します ) mconfigclock mconfigclockdate mconfigclocktime エージェントの再起動の制御 1 つの [mcontrol] OID を使用して Network Management Card またはネットワーク対応のデバイスが再起動するタイミングや 基本的なネットワーク設定またはエージェントコードを変更するかどうかを制御します ユーザが Management Card またはデバイスにログオンしている場合は 再起動は起こりません mcontrolrestartagent MIB ファイルに記述されている使用可能な値で 以下の作業を実行できます : Management Card またはデバイスをすぐに再起動する 可能な場合 新規のエージェントコードをダウンロードして Management Card またはデバイスを再起動する Management Card またはデバイスの基本的な TCP/IP 設定をデフォルト設定にリセットして ( ブートモードを DHCP および BOOTP にリセットすることも選択可能 ) 再起動を実行する 7

9 注意 値 3 は現在 Network Management Card およびほかのネットワーク対応デバイスに適用されます MIB ファイルの記述の値 3 で言及している 3 つの PowerNet アダプタは では販売しておりません 値 4 は現在使用されておりません トラップを有効にして特定の引数タイプを使用 [mtrapargs] OID でトラップを有効にして APC MIB の一部としては定義されない特定のタイプの引数 ( 整数 IP アドレス オクテット文字列 Gauge または TimeTicks) を使用します mtrapsapargsinteger mtrapsapargsipaddress mtrapsapargsstring mtrapsapargsgauge mtrapsapargstimeticks Management Card でサポートするすべてのファイルの転送を有効化 [mfiletransfer] OID を使用して Management Card で認識可能なすべてのタイプのファイルを転送できるようにします [mfiletransfer] OID は 3 つのサブカテゴリにあります これは [mfiletransferstatus] [mfiletransferconfig] および [mfiletransfercontrol] の 3 つです 最新のファイル転送の結果を表示 [mfiletransferstatus] カテゴリの OID を使用して 最新のファイル転送が成功したか失敗したかと 失敗した場合はエラー原因を確認します 8

10 ファイルの転送に必要なパラメータを供給 [mfiletransferconfig] 下の 3 つのサブカテゴリにある OID を使用して ファイルの転送に必要な以下のパラメータを供給します : ファイル名およびパス リモート TFTP サーバの IP アドレス ( 転送に TFTP を使用している場合 ) IP アドレス ユーザ名 およびリモート FTP サーバのパスワード ( ファイル転送に FTP を使用している場合 ) [mfiletransferconfigsettings] サブカテゴリには 1 つの OID があります : mfiletransferconfigsettingsfilename [mfiletransferconfigtftp] サブカテゴリには 1 つの OID があります : mfiletransferconfigtftpserveraddress [mfiletransferconfigftp] サブカテゴリにはこれらの OID があります : mfiletransferconfigftpserveraddress mfiletransferconfigftpserveruser mfiletransferconfigftpserverpassword ファイル転送の実行 [mfiletransfercontrol] カテゴリの OID を使用して TFTP サーバまたは FTP サーバからファイルをダウンロードします mfiletransfercontrolinitiatefiletransfer 9

11 PowerNet MIB トラップ 概要 本章では PowerNet MIB トラップを受信可能な NMS を定義する方法について説明します トラップレシーバの定義方法を参照してください 4 つのトラップレシーバ定義のうち少なくとも 1 つがデバイスに存在しなければ デバイスはすべてのトラップを生成できず NMS はトラップを受信できません デフォルトでは すべてのデバイス Management Card およびエージェントにはトラップレシーバは定義されていません トラップレシーバの定義方法 以下の方法でトラップレシーバを定義できます : 1 つの Management Card またはその他のハードウェアデバイスは 最大 6 つのトラップレシーバにトラップを送信できますが PowerNet MIB を介して定義できるのは 4 つのみです 残りの 2 つは Management Card またはデバイスのユーザインターフェイスを介して定義できます 1 つの PowerNet Agent では 最大 4 つのトラップレシーバにトラップを送信できます APC PowerNet MIB を介して定義できるのは SNMPv1 トラップレシーバのみです SNMPv3 トラップレシーバを定義するには トラップを送信する Management Card またはデバイス (SNMPv3 対応の場合 ) のインターフェイスを使用します 10

12 MIB ブラウザでこれらの OID カテゴリを順番に選択して トラップレシーバの定義に使用する PowerNet MIB OID にアクセスします [apc] [apcmgmt] [mconfig] OID 目的 mconfignumtrapreceivers トラップを受信する NMS の数 ( 常に 4) {mconfigtrapreceivertable} [mconfigtrapreceiverentry] trapindex receiveraddr communitystring severity acceptthisreceiver receivetraptype 各トラップレシーバのパラメータを定義するテーブル化 OID のグループ : トラップレシーバの番号( つまり トラップレシーバエントリへのリードオンリーインデックス ) NMS の IP アドレス デフォルト値 すべての NMS がトラップを受信できないようにします このトラップレシーバへのトラップ送信時にトラップが使用する必要があるパスワード ( コミュニティ名 ) この OID はすでに使用されておらず 常に 0 を返します この NMS へのトラップの送信を有効または無効にします yes (1): 有効 no (2): 無効 この NMS が受信するトラップのタイプ powernet (1) を使用する必要があります 11

13 索引 B BOOTP が使用可能かどうかを示す BOOTP 値 6 M MIB 構造 2 O OID OID を使用する製品 2 PowerNet MIB より上のカテゴリ 3 PowerNet MIB 内のカテゴリ 3 テーブル 4 メジャーカテゴリ [apcmgmt] 4 [hardware] 4 [products] 4 [software] 4 [system] 4 OID の配置 Management Card 5 エージェント 5 OID 階層における PowerNet MIB の位置 3 P PowerNet Agent の監視 5 PowerNet Agent 監視 5 S SNMPv1 および SNMPv3 NMS のアクセス制御 3 トラップレシーバの定義 10 え エージェント関する情報を表示 6 ハードウェアデバイスの 6 管理 5 再起動 7 エージェントのソフトウェアモジュール 6 エージェントのバージョン 6 エージェントの再起動 7 か 管理 Management Card 5 エージェント 5 ハードウェアデバイスのエージェント 6 し 時刻 カードまたはデバイスに設定 6 て テーブル OID 4 と トラップトラップレシーバの定義 10 引数タイプを有効にする 8 トラップレシーバ定義 10 設定 6 12

14 ひ 日付 カードまたはデバイスに設定 6 ふ ファイルの転送 8 ファイル 転送 8 13

15 APC ワールドワイドカスタマサポート APC 製品の無料カスタマサポートは次のように提供されています APC の Web サイトにアクセスすると APC Knowledge Base の資料を参照したり カスタマサポートへの要望を送信したりすることができます 本社 ) 特定の国の情報については ローカライズした APC Web サイトにアクセスしてください それぞれのページにカスタマサポート情報があります グローバルサポートには APC Knowledge Base 内の検索および e- support があります APC カスタマサポートには電話または E- mail でお問い合わせください 主要地域のコールセンタ Direct InfraStruXure (1)(877) カスタマサポートライン( フリーダイヤル ) APC 本社 ( 米国 ) カナダ (1)(800) ( フリーダイヤル ) ラテンアメリカ (1)(401) ( 米国 ) 欧州 中東 アフリカ (353)(91) ( アイルランド ) 日本 (0) オーストラリア ニュージーランド 南太平洋地域 (61) (2) ( オーストラリア ) 地域 国別のセンタ : お問い合わせ先については contact を参照してください お住まいの地域のカスタマサポートについては APC 製品をご購入いただいた際の APC 営業担当者 / 販売店までお問い合わせください 14

16 著作権 Entire contents copyright. 不許複製 禁無断転載 本文書の一部もしくは全体を無断で複製することは禁じられています APC ロゴ MasterSwitch および PowerNe の商標です その他の商標 製品名 社名はすべて所有者各位の所有物であり これらは情報提供の目的でのみ使用されています /