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あつとししばもと
5 years ago
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2 Power Systems ファミリー AIX IBM i Linux を同時搭載できる汎用モデル群オープンな開発コミュニティによる Linux 専用機 3 月に POWER9 搭載新モデル (9xx 型 ) 出荷開始 Power E870C Power E880C Power S824 Power S924 Power E850C Power S822 Power S922 Power S812 Power S922 Power S814 Power S914 Power S812L Power L922 Power S822L Power L922 Power S812LC Power S824L Power S821LC Power S822LC Power AC922 POWER9 + NVIDIA V 年 12 月出荷開始 (Minsky) Linux 専用モデル 324 の開発コミュニティー (2018/4/16 時点 ) 2

3 Google がデータセンターに POWER9 搭載サーバーを展開 3 月 19 日開催の OpenPOWER Summit 2018 において Google 社は POWER9 搭載サーバーを導入済みである事を確認通称 Zaius ( ザイアス ) プラットフォーム POWER9 の優れている点として以下を指摘より多くのコアとスレッドを検索用に利用できることより優れたバンド幅を機械学習用に活かせること高速でオープンなインターフェース (OpenCAPI) 経由で高速の NAND フラッシュメモリを利用できること 2018/3/19 付け Forbes より Google データセンター 3

POWER プロセッサロードマップデータ入出力バンド幅強化 (NVLink 2.0 CAPI 2.0 OpenCAPI 3.

高性能コンピューティング AI POWER5/5+ 130/90 nm POWER6/6+ 65/65 nm POWER7/7+

トランザクショナルメモリー PCIe アクセラレーション FPGA サポート 2004 2007 2010 2014 3,000

4 POWER プロセッサロードマップデータ入出力バンド幅強化 (NVLink 2.0 CAPI 2.0 OpenCAPI 3.0) などプロセッサ単体能力に加えてアプリケーションを意識した性能向上へディープラーニング高性能アナリティクス高性能コンピューティング AI POWER5/5+ 130/90 nm POWER6/6+ 65/65 nm POWER7/7+ 45/32 nm 初代 Watson インフラに採用 2,400 億円の投資 POWER8 22 nm 12 コア SMT 8 / コアトランザクショナルメモリー PCIe アクセラレーション FPGA サポート ,000 億円の投資 POWER9 14 nm POWER10 アナリティクス向け強化ビッグデータ向け強化オンチップアクセラレータ米エネルギー省スパコンに採用

AS/400 から IBM i 搭載 Power Systems へアプリケーション資産を継承しながら成長 2005 年イノベーション宣言 2001 年 POWER4 2008 年 IBM i 宣言 2004 年 POWER5 2007 年

新ブランド登場 2018 年 POWER9 搭載モデル 1995 年 48 ビット CISC から 64 ビット RISC へ 1997 年 AS/400e シリーズインターネットをサポート 1994 年 AS/400 アドバンスト

5 AS/400 から IBM i 搭載 Power Systems へアプリケーション資産を継承しながら成長 2005 年イノベーション宣言 2001 年 POWER 年 IBM i 宣言 2004 年 POWER 年 POWER 年 POWER 年 POWER 年 eserver i5 仮想化エンジン搭載 2017 年 POWER 年 Watson との連携 2008 年 Power Systems 新ブランド登場 2018 年 POWER9 搭載モデル 1995 年 48 ビット CISC から 64 ビット RISC へ 1997 年 AS/400e シリーズインターネットをサポート 1994 年 AS/400 アドバンストシリーズクライアントサーバー機 1988 年 AS/400 オフコンとして登場アーキテクチャーは S/38 (1979 年 ) から TIMI による仮想マシンの実現単一レベル記憶によるディスクパフォーマンスの最適化と管理の手間削減オブジェクト指向によるセキュリティー 5

6 長寿命の基幹系システム全体建築土木素材製造機械器具製造商社流通金融重要インフラサービス全業種基幹システム平均寿命 : 14.6 年稼動開始時期 11~20 年前 : 18.1% 21 年以上前 : 7.5% 現在までの利用期間今後の想定利用期間重要インフラとは運輸通信電気ガス水道放送新聞出版など (2012/5/29 掲載 ) より 6

1995 2008 48 ビット CISC プロセッサ 64 ビット RISC プロセッサ V6R1 バイナリフォーマット変更 ( 独自 ) PowerPC

7 IBM i におけるアプリケーション資産継承性将来においても継承されるアプリケーション TIMI に対して記述される上位互換を維持する IBM i 独自の仮想マシン TIMI : Technology Independent Machine Interface テクノロジーの差異を吸収する SLIC ビット CISC プロセッサ 64 ビット RISC プロセッサ V6R1 バイナリフォーマット変更 ( 独自 ) PowerPC AS POWER6 POWER4 POWER5 POWER7 POWER8 AS/400 パワーシステム最先端のテクノロジーを実装しながら進歩するハードウェア POWER9 7

8 アプリケーションの進化 :SoR から SoR を前提とする SoE へトランザクション処理両方必要処理データ分析 ( アナリティクス ) モバイル IoT* などサブルーチン判断処理処理判断サブルーチン処理 SoR Systems of Record 基幹業務守りのシステム長期利用処理 SoE Systems of Engagement 連携業務攻めのシステム短期利用 IoT : Internet of Things IT は SoR に始まり SoE を網羅するべく進化している (2011 年 Geoffrey Moore) 8

9 SoR に特化した AS/400 から SoE もカバーする IBM i へ IBM i 搭載 Power Systems (SoR+SoE) AS/400(SoR) 究極の基幹業務サーバーを目指すアプリケーション資産継承パフォーマンス向上セキュリティオールインワン連携業務機能を追加実装 AI クラウドブラウザモバイル対応アナリティクス IoT など 9

10 アプリケーション開発環境 : SoR と SoE を同時サポート基幹業務を支える言語と環境互換性を維持しながら機能強化を継続連携業務を支える言語と環境 IT トレンドを取り入れメニュー拡充 RPG COBOL 統合 DB2 Perl SW 資産保護される (TIMI の上にある ) SW 資産保護されない (TIMI の上にはない ) 10

11 モダナイゼーションの典型例旧来のアプリ Web モバイル対応化または新しい言語と組み合わせ RPG COBOL RPG COBOL JAVA RPG PHP COBOL+ Ruby Python Node.js Perl 11

12 RPG とは Report Program Generator! 12

13 他言語との対比例他の言語と共通の構文を採用 dcl-proc main; フリーフォーム RPG Sub Proc() Visual BASIC dcl-s Count_i int(10); dcl-s Message_text char(50) inz(*blank); Dim Count_i As Integer Dim Message_text As String Count_i = 0; dow Count_i < 10; Count_i = Count_i + 1; if Count_i = 5; Message_text = 'Counted ' + %char(count_i) + ' times.'; endif; enddo; Message_text =%TRIM(Message_text) + ' Then, Counted ' + %char(count_i) + ' times.'; dsply Message_text; return; END-PROC; Count_i = 0 RPG プログラマーの増加を目指す未経験者でも違和感なく学べる他言語と構文が共通化されている Do While Count_i < 10 Count_i = Count_i + 1 If Count_i = 5 Then Message_text = "Counted " + Format(Count_i) + " times." End If Loop Message_text = Message_text + " Then, counted " + Format(Count_i) + " times." MsgBox (Message_text) End Sub 13

js 活用により Web 化 Eclipse による開発 dcl-f custfile usage(*update); dcl-ds custds

dow not %eof; if duedate > %date(); // overdue?

14 フリーフォーム RPG と Node.js 自習環境をクラウド上に用意 Eclipse (Rational Developer for i) 上で Web アプリ開発を 60 日間無償で体験できる申し込みはから設定ガイドと自習書付き ctl-opt bnddir('accrcv'); Node.js 活用により Web 化 Eclipse による開発 dcl-f custfile usage(*update); dcl-ds custds likerec(custrec); dcl-f report printer; フリーフォーム RPG read custfile custds; dow not %eof; if duedate > %date(); // overdue? sendoverduenotice(); write reportfmt; exec sql insert :name, :duedate into mylib/myfile; endif; read custfile custds; enddo; *inlr = '1'; Rational Developer for i は無償トライアル版をご提供フリーフォーム RPG と Node.js はサーバー上に導入構成済みです 14

15 RPG の歴史 1960 s RPG 1969 RPGⅡ System/3 ~ 1984 RPGⅢ System/38 System/38 用の RPGⅢ が RPG/400 に発展し AS/400 と共に登場 ILE (Integrated Language Environment) に対して OPM (Original Program Model) と呼ばれる Dynamic Link( 動的リンク ) 方式 : プログラム実行中に他のモジュールにリンクするパフォーマンス上のオーバーヘッドがある 1988 RPG/400 (RPGⅢ) 1994 ILE RPG 初期版 (RPGⅣ) 2013 ILE RPG 機能強化 (RPGⅣ / FF RPG) Static Link( 静的リンク ) 方式 : プログラム実行前に他のモジュールをリンクさせておくソースプログラムサイズは小さく実行プログラムサイズは大きくなるがパフォーマンスは向上するプログラムのモジュール化が進む他言語と構文が共通化されたフリーフォーム版に進化個々のプログラムサイズを適正なレベルに抑えることで保守性が高まりコンパイル時間が短縮される多種プログラム言語の組み合わせが可能になる 15

16 対応するツールとコンパイラ RPG/400(RPGⅢ) ILE RPG(RPGⅣ) 初期版フリーフォーム版 ADTS エミュレータ開発ツール RDi Eclipse OSS コンパイラ RPG/400 ILE RPG ILE へのソースコード変換機能あり 7.2 以降 Orion ( エディター ) と Git ( ソースコードの変更管理 ) を利用可能 16

17 IBM の製品番号開発ツール ADTS: 5250 エミュレータ前提 - サーバー上で稼働 WDS Application Development Toolset フィーチャー RDi: Eclipse テクノロジー -PC 上で稼働 RDW Rational Developer for i ( 以下のどれでも可 ) RPG and COBOL Tools (3 オプション中最安値 ) EGL Edition RPG and COBOL Tools + Modernization Java Edition RPG and COBOL Tools + Modernization コンパイラ RPG/400 (RPGⅢ) - サーバー上で稼働 WDS Heritage Compilers フィーチャー ILE RPG (RPGⅣ) - サーバー上で稼働 WDS ILE Compilers フィーチャー初期版 : バージョンを問わないフリーフォーム版 : IBM i 7.2 以降 17

18 ソースコード変換 RPG/400(RPGⅢ) ILE RPG(RPGⅣ) 初期版フリーフォーム版 ILE RPG コンパイラの無償オプションとしてソースコードのコンバータが含まれる ARCAD Observer と Converter (Transformer) を利用する事でフリーフォーム版へと変換できる RPG/400 からの二段階の変換も可能 18

19 フリーフォーム RPG を推進するための製品 ARCAD Observer for IBM i (5733-AO1) - 既存 IBM i アプリケーションを可視化 - ユーザー単位新規 SWMA 1 年間付き標準料金 : 税別 40 万円 - SWMA 1 年間標準料金 : 税別 8 万円 - 製品情報 ARCAD RPG Converter for IBM i (5733-AC1) - 旧 RPG ソースコードをフリーフォーム型に変換 - プログラム 500 本新規 SWMA 1 年間付き標準料金 : 税別 26.5 万円 - SWMA 1 年間標準料金 : 税別 5.3 万円 - 製品情報 ( 三和コムテック社では Transformer) 入手方法 - IBM 製品 (5733-AO1/AC1) として econfig 経由で発注可能 - 三和コムテック株式会社よりフリーフォーム変換サービスまたは上記二製品の日本語化モジュールを提供 19

20 保守性を高めるための RPG プログラム可視化ツール目的によって使い分けるプログラム解析機能フリーフォーム型への変換機能 ARCAD Observer 〇 Fresche View/Advisor (X-Analysis) ARCAD Observer : Converter と組み合わせてフリーフォーム型への変換を行うプログラム保守要員の世代交代若年齢化をサポート懸念事項が無ければ無理にフリーフォーム化を行う必要はない Fresche View/Advisor : テクノロジー世代の更新を想定しないスパゲティ化した RPG プログラムを改修し保守性を高める 20

21 何故可視化ツールなのかプログラム保守における作業項目毎の消費時間割合既存プログラム理解の効率化が必要既存コードの理解 50% その他 10% テスト 20% コーディング 20% より抜粋編集 21

22 RDi に統合される Fresche 製品 ~ 解析と改修を一画面で Eclipse テクノロジー (RDi) を前提とする統合環境ソースコードとオブジェクトコードの両面から分析世界的にも定評ある分析ツールライセンス料金 ( 標準税抜 ) Fresche View : 160 万円 Fresche Advisor : 340 万円 ~ 22

23 RDi に統合される Fresche 製品 ~ 解析と改修を一画面でツリー構造で見えるオブジェクト一覧 RDi 標準機能 23

24 RDi に統合される Fresche 製品 ~ 解析と改修を一画面でデータモデルダイアグラム (ER 図 ) テーブル間の関連を図式化 Fresche View 機能 24

25 RDi に統合される Fresche 製品 ~ 解析と改修を一画面でソースコードを記述改修キーワードをハイライト RPG/400 からフリーフォーム RPG まで RDi 標準機能 25

26 RDi に統合される Fresche 製品 ~ 解析と改修を一画面で関連するプログラムを一覧化できる当該プログラムが呼ぶ子プログラム当該プログラムを呼ぶ親プログラム Fresche View 機能 26

27 RDi に統合される Fresche 製品 ~ 解析と改修を一画面で RDi 組込みのエミュレータ画面開発改修と同時にテストを実施 RDi 標準機能 27

28 RDi に統合される Fresche 製品 ~ 解析と改修を一画面でハイライトされたプログラム行を拡大表示 RDi 標準機能 28

29 Fresche 製品の優位性 ~ ソースコード比較改修中プログラムオリジナルプログラムオリジナルと改修中プログラムを同時に表示対比できるエミュレータ前提の SEU に比べて見通せる範囲が広い Fresche Advisor 機能 29

30 Fresche 製品の優位性 ~ フローチャート生成ソースコードの解析機能を活かして生成 Fresche Advisor 機能利用にあたって MS-Visio が必要になります 30

31 Fresche 製品の優位性 ~ データ参照プログラムの特定 1 データベースのフィールド定義 (DDS) データベースの特定のフィールドにアクセスしているプログラムを特定したい直接アクセスしている ( レベル 1) プログラム一覧を表示 Fresche View 機能 31

32 Fresche 製品の優位性 ~ データ参照プログラムの特定 2 レベル 2 に設定を変更しレベル 1 プログラムを経由してアクセスしているプログラム一覧を表示したい直接 ( レベル 1) および間接 ( レベル 2) プログラム一覧を表示 Fresche View 機能 32

33 5250 IBM i におけるアプリケーション開発テクノロジーへの投資動向画面 5250 GUI ILE RPG ILE COBOL 言語 RPG COBOL ILE RPG ILE COBOL Java OSS RPG / COBOL への継続投資言語開発利用環境のオープン化を推進 Java 開発ツール ADTS Eclipse 33

34 まとめ言語選択において考慮したい点基幹業務 (SoR) 用にはアプリケーションの資産継承性 : RPG / COBOL などその他業務 (SoE) 用にはオープン性 : Java, PHP, Python など RPG 言語新規プロジェクトはフリーフォーム型へ他言語との構文の共通性とモジュール構造による保守性保守要員の若年齢化世代交代に対応将来の保守体制に懸念ある場合は既存 RPG/400 から FF への移行を検討開発ツール RPG の世代を超えて対応できるのはオープンで Eclipse テクノロジーに基づく RDi (Rational Developer for i) プログラムの可視化ツール Fresche View / Advisor RDi との親和性とプログラム解析結果を直ちに改修テストに連携できる簡便性 34

早わかりセミナー PW-110 POWER7 サーバー・テクノロジーとPowerVM

早わかりセミナー PW-110 POWER7 サーバー・テクノロジーとPowerVM 進化を続ける IBM i の最新技術動向日本アイビーエム株式会社システムズハードウェアエバンジェリスト安井賢克 Power Systems ファミリー POWER8 プロセッサによるラインアップ完成 4 コア搭載 S814 から 192 コア搭載 E880 までオープンな開発コミュニティを背景に持つ Linux 専用モデル群 Power E870 Power E880 Power E850