Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server管理ガイド, リリース2(9.0.2)

Size: px
Start display at page:

Download "Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server管理ガイド, リリース2(9.0.2)"

Transcription

1 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド リリース 2(9.0.2) 2002 年 9 月 部品番号 :J

2 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド, リリース 2(9.0.2) 部品番号 :J 原本名 :Oracle HTTP Server Administration Guide, Release 2 (9.0.2) 原本部品番号 :A 原本著者 :Priya Darshane, Julia Pond 原本協力者 :Warren Briese, Ling Cheng, Gary Hallmark, Bob Hanckel, John Janosik, Sharon Lee, Dan Mullen, Chuck Murray, Mark Nelson, Zhiyin Pan, Udayini Pendyala, Mike Rubino, Shirley Ann Stern, Liz Trojan, Huiping Wang, Kevin Wang Copyright 2002 Oracle Corporation. All rights reserved. Printed in Japan. 制限付権利の説明プログラム ( ソフトウェアおよびドキュメントを含む ) の使用 複製または開示は オラクル社との契約に記された制約条件に従うものとします 著作権 特許権およびその他の知的財産権に関する法律により保護されています 当プログラムのリバース エンジニアリング等は禁止されております このドキュメントの情報は 予告なしに変更されることがあります オラクル社は本ドキュメントの無謬性を保証しません * オラクル社とは Oracle Corporation( 米国オラクル ) または日本オラクル株式会社 ( 日本オラクル ) を指します 危険な用途への使用についてオラクル社製品は 原子力 航空産業 大量輸送 医療あるいはその他の危険が伴うアプリケーションを用途として開発されておりません オラクル社製品を上述のようなアプリケーションに使用することについての安全確保は 顧客各位の責任と費用により行ってください 万一かかる用途での使用によりクレームや損害が発生いたしましても 日本オラクル株式会社と開発元である Oracle Corporation( 米国オラクル ) およびその関連会社は一切責任を負いかねます 当プログラムを米国国防総省の米国政府機関に提供する際には Restricted Rights と共に提供してください この場合次の Notice が適用されます Restricted Rights Notice Programs delivered subject to the DOD FAR Supplement are "commercial computer software" and use, duplication, and disclosure of the Programs, including documentation, shall be subject to the licensing restrictions set forth in the applicable Oracle license agreement. Otherwise, Programs delivered subject to the Federal Acquisition Regulations are "restricted computer software" and use, duplication, and disclosure of the Programs shall be subject to the restrictions in FAR , Commercial Computer Software - Restricted Rights (June, 1987). Oracle Corporation, 500 Oracle Parkway, Redwood City, CA このドキュメントに記載されているその他の会社名および製品名は あくまでその製品および会社を識別する目的にのみ使用されており それぞれの所有者の商標または登録商標です

3 目次 はじめに はじめに... vii 1 概要 Oracle HTTP Server の機能 Oracle HTTP Server のサポート Oracle HTTP Server のモジュール Oracle HTTP Server の起動 停止および再起動 Oracle HTTP Server の起動 Oracle HTTP Server の停止 Oracle HTTP Server の再起動 サーバーとファイル位置の指定 構成ファイルへのアクセス httpd.conf サーバー機能と管理者機能の設定 ServerName UseCanonicalName ServerAdmin ServerSignature ServerTokens ServerAlias ファイル位置の指定 CoreDumpDirectory DocumentRoot ErrorLog LockFile i

4 PidFile ScoreBoardFile ServerRoot サーバー プロセスの管理 Oracle HTTP Server の処理モデル ServerType Group User プロセス数と接続数の制限 StartServers ThreadsPerChild MaxClients MaxRequestsPerChild MaxSpareServers MinSpareServers プロセス情報の取得 ネットワーク接続の管理 リスナー ポートおよびアドレスの指定 BindAddress Port Listen サーバーとネットワーク間の相互作用の管理 ListenBackLog SendBufferSize TimeOut 接続の永続性の管理 KeepAlive KeepAliveTimeout MaxKeepAliveRequests サーバー ログの構成と使用 ログの書式指定 ログ ファイルと位置の指定 アクセス ログ ii

5 エラー ログ JServ ログ PID ファイル リライト ログ スクリプト ログ SSL ログ 送信ログ Oracle HTTP Server のモジュール mod_access mod_actions mod_alias mod_asis mod_auth mod_auth_anon mod_auth_db mod_auth_dbm mod_auth_digest mod_autoindex mod_cern_meta mod_cgi mod_define mod_digest mod_dir mod_dms mod_env mod_example mod_expires mod_fastcgi mod_headers mod_imap mod_include mod_info mod_isapi mod_jserv JServ の mod_oprocmgr との使用 JServ の自動モードでの使用 iii

6 JServ の手動モードでの使用 JServ および OC4J の同時使用 mod_jserv を使用した異なる JVM 上にある複数の JSP アプリケーションの構成 mod_log_agent mod_log_config mod_log_referer mod_mime mod_mime_magic mod_mmap_static mod_negotiation mod_oc4j mod_oc4j のセキュリティ上の考慮事項 mod_oc4j の構成 mod_oc4j のサンプル構成 mod_oprocmgr JServ にプロセス管理とロード バランシングを提供するための mod_oprocmgr の構成 mod_oprocmgr と mod_jserv の動作 mod_oprocmgr と mod_jserv を使用するメリット プロセス管理用の mod_jserv の構成 mod_oradav mod_ossl mod_osso Basic 認証 URL の mod_osso への公開 mod_perl データベース使用上の注意 mod_plsql mod_plsql の構成ファイル DAD のパラメータ サンプル DAD WebDB 2.x 用の mod_plsql の構成 mod_proxy mod_rewrite mod_setenvif mod_so mod_speling mod_status mod_unique_id iv

7 mod_userdir mod_usertrack mod_vhost_alias mod_oradav の構成と使用 概要 WebDAV mod_dav mod_oradav OraDAV アーキテクチャ OraDAV ユーザー 使用方法モデル OraDAV の構成パラメータ ORAAllowIndexDetails ORACacheDirectory ORACacheMaxResourceSize ORACachePrunePercent ORACacheTotalSize ORAConnect ORAGetSource ORALockExpirationPad ORAPackageName ORAPassword ORAService ORAUser その他の注意事項 WebDAV セキュリティに関する考慮事項 OraDAV のパフォーマンスに関する考慮事項 ディスク キャッシュと OraDAV の併用 WebDAV アクティビティ用の Web Cache のバイパス ブラウズ アクティビティ用の Web Cache の使用 使用上の注意 ルート ロケーションにあるコンテナのマッピング OraDAV でのグローバリゼーション サポートに関する考慮事項 DAV パラメータ情報 PROPFIND のセキュリティ v

8 8 よくある質問 A Oracle9iAS プロキシ プラグインの使用 概要... A-2 プラグインのインストール... A-3 UNIX システムへのプラグインのインストール... A-3 Windows システムへのプラグインのインストール... A-3 プラグインの構成... A-4 プロキシ プラグインを使用するための iplanet リスナーの構成... A-8 プロキシ プラグインを使用するための IIS リスナーの構成... A-9 プラグインとシングル サインオンの併用... A-10 Single Sign-On プラグインの構成... A-10 Single Sign-On 用の iplanet リスナーの構成... A-13 Single Sign-On 用の IIS リスナーの構成... A-14 不明瞭な Single Sign-On Server 構成ファイルの取得... A-15 プロキシ プラグインの使用上の注意... A-17 トラブルシューティング... A-19 B サード パーティのライセンス 索引 Apache HTTP Server... B-2 Apache ソフトウェア ライセンス... B-2 Apache JServ... B-3 Apache JServ 公開ライセンス... B-4 Perl... B-5 Perl Kit の Readme... B-5 Perl 改変ライセンス... B-6 mod_dav... B-8 FastCGI... B-9 FastCGI Developer's Kit ライセンス... B-9 モジュール mod_fastcgi ライセンス... B-10 vi

9 はじめに このマニュアルでは Oracle HTTP Server を管理する方法について説明します この章の内容は 次のとおりです 対象読者 このマニュアルの構成 関連文書 表記規則 vii

10 対象読者 このマニュアルは アプリケーション サーバーの管理者 セキュリティ マネージャおよびアプリケーション サーバーで使用するデータベースのマネージャを対象としています このマニュアルの構成 このマニュアルは次の章で構成されています 第 1 章 概要 この章では Oracle HTTP Server の概要 Oracle 製品とオープン ソースの Apache 製品の違い サーバーを起動 停止 再起動する方法および Oracle HTTP Server のデフォルト ページにアクセスする方法について説明します 第 2 章 サーバーとファイル位置の指定 この章では サーバーおよびサーバー管理者オプションの設定方法と 各種ファイル位置の指定方法について説明します 第 3 章 サーバー プロセスの管理 この章では Oracle HTTP Server プロセスの概要と 各プロセスを制御し モニターする方法について説明します 第 4 章 ネットワーク接続の管理 この章では IP アドレスとポートを指定する方法と サーバーの相互作用とネットワーク接続の永続性を管理する方法について説明します 第 5 章 サーバー ログの構成と使用 この章では Oracle HTTP Server のログの書式 各種ログ ファイルおよびその位置について説明します 第 6 章 Oracle HTTP Server のモジュール この章では Oracle HTTP Server に組み込まれているモジュール (mod) について説明します 第 7 章 mod_oradav の構成と使用 この章では OraDAV を使用して Web ブラウザや WebDAV クライアントから Oracle データベースの内容にアクセスできるように mod_oradav を構成して使用する方法について説明します viii

11 第 8 章 よくある質問 この章では 特化された便利な機能を実行するために Oracle HTTP Server を構成する方法に関連して よくある質問とそれに対する回答について説明します 第 A 章 Oracle9iAS プロキシ プラグインの使用 この付録では Oracle9iAS プロキシ プラグインにより Oracle9iAS コンポーネントをサード パーティのリスナーと併用する方法について説明します 第 B 章 サード パーティのライセンス この付録には Oracle9i Application Server に付属するすべてのサード パーティ製品のサード パーティ ライセンスが記載されています 関連文書 詳細は 次の Oracle リソースを参照してください Oracle9i Application Server マニュアル ライブラリ Oracle9i Application Server ディスク 1 にある Oracle9i Application Server のプラットフォーム固有のマニュアル リリース ノート インストレーション マニュアル ホワイト ペーパーまたはその他の関連文書は OTN-J(Oracle Technology Network Japan) に接続すれば 無償でダウンロードできます OTN-J を使用するには オンラインでの登録が必要です 次の URL で登録できます OTN-J のユーザー名とパスワードを取得済の場合は 次の OTN-J Web サイトの文書セクションに直接接続できます ix

12 表記規則 このマニュアル セットの本文とコード例に使用されている表記規則について説明します 本文の表記規則 コード例の表記規則 Windows オペレーティング システムの表記規則 本文の表記規則本文中には 特別な用語が一目でわかるように様々な表記規則が使用されています 次の表は 本文の表記規則と使用例を示しています 規則太字 意味 太字は 本文中に定義されている用語または用語集に含まれている用語 あるいはその両方を示します 例この句を指定する場合は 索引構成表索引構成表を作成します 固定幅フォントの大文字 固定幅フォントの小文字 固定幅フォントの大文字は システムにより指定される要素を示します この要素には パラメータ 権限 データ型 Recovery Manager キーワード SQL キーワード SQL*Plus またはユーティリティ コマンド パッケージとメソッドの他 システム指定の列名 データベース オブジェクトと構造体 ユーザー名 およびロールがあります 固定幅フォントの小文字は 実行可能ファイル ファイル名 ディレクトリ名およびサンプルのユーザー指定要素を示します この要素には コンピュータ名とデータベース名 ネット サービス名 接続識別子の他 ユーザー指定のデータベース オブジェクトと構造体 列名 パッケージとクラス ユーザー名とロール プログラム ユニット およびパラメータ値があります 注意 : 一部のプログラム要素には 大文字と小文字の両方が使用されます この場合は 記載されているとおりに入力してください この句は NUMBER 列に対してのみ指定できます BACKUP コマンドを使用すると データベースのバックアップを作成できます USER_TABLES データ ディクショナリ ビューの TABLE_NAME 列を問い合せます DBMS_STATS.GENERATE_STATS プロシージャを使用します sqlplus と入力して SQL*Plus をオープンします パスワードは orapwd ファイルに指定されています データ ファイルと制御ファイルのバックアップを /disk1/oracle/dbs ディレクトリに作成します department_id department_name および location_id の各列は hr.departments 表にあります 初期化パラメータ QUERY_REWRITE_ENABLED を true に設定します oe ユーザーで接続します これらのメソッドは JRepUtil クラスに実装されます x

13 規則 固定幅フォントの小文字のイタリック 意味 固定幅フォントの小文字のイタリックは プレースホルダまたは変数を示します 例 parallel_clause を指定できます Uold_release.SQL を実行します old_ release は アップグレード前にインストールしたリリースです コード例の表記規則コード例は SQL PL/SQL SQL*Plus またはその他のコマンドラインを示します 次のように 固定幅フォントで 通常の本文とは区別して記載されています SELECT username FROM dba_users WHERE username = 'MIGRATE'; 次の表は コード例の記載上の表記規則と使用例を示しています 規則 意味 例 [ ] 大カッコで囲まれている項目は 1 つ以上のオプション項目を示します 大カッコ自体は入力しないでください { } 中カッコで囲まれている項目は そのうちの 1 つのみが必要であることを示します 中カッコ自体は入力しないでください 縦線は 大カッコまたは中カッコ内の複数の選択肢を区切るために使用します オプションのうち 1 つを入力します 縦線自体は入力しないでください DECIMAL (digits [, precision ]) {ENABLE DISABLE} {ENABLE DISABLE} [COMPRESS NOCOMPRESS]... 水平の省略記号は 次のどちらかを示します 例に直接関係のないコード部分が省略されていること CREATE TABLE...AS subquery; コードの一部が繰返し可能であること SELECT col1, col2,...,coln FROM employees;... その他の表記 垂直の省略記号は 例に直接関係のない数行のコードが省略されていることを示します 大カッコ 中カッコ 縦線および省略記号以外の記号は 示されているとおりに入力してください acctbal NUMBER(11,2); acct CONSTANT NUMBER(4) := 3; xi

14 規則イタリック大文字小文字 意味 イタリックの文字は 特定の値を指定する必要のあるプレースホルダまたは変数を示します 大文字は システムにより指定される要素を示します これらの用語は ユーザー定義用語と区別するために大文字で記載されています 大カッコで囲まれている場合を除き 記載されているとおりの順序とスペルで入力してください ただし この種の用語は大 / 小文字区別がないため 小文字でも入力できます 小文字は ユーザー指定のプログラム要素を示します たとえば 表名 列名またはファイル名を示します 注意 : 一部のプログラム要素には 大文字と小文字の両方が使用されます この場合は 記載されているとおりに入力してください 例 CONNECT SYSTEM/system_password DB_NAME = database_name SELECT last_name, employee_id FROM employees; SELECT * FROM USER_TABLES; DROP TABLE hr.employees; SELECT last_name, employee_id FROM employees; sqlplus hr/hr CREATE USER mjones IDENTIFIED BY ty3mu9; Windows オペレーティング システムの表記規則次の表は Windows オペレーティング システムの表記規則と使用例を示しています 規則 スタート > を選択 ファイル名とディレクトリ名 意味 プログラムの起動方法を表します ファイル名とディレクトリ名には 大 / 小文字区別はありません 特殊文字のうち 左山カッコ (<) 右山カッコ (>) コロン (:) 二重引用符 (") スラッシュ (/) パイプ ( ) およびハイフン (-) は使用できません 特殊文字である円記号 ( ) は 二重引用符で囲まれている場合も要素セパレータとして扱われます で始まるファイル名は Windows では汎用命名規則を使用するものとみなされます 例 Oracle Database Configuration Assistant を起動するには スタート > プログラム > Oracle - HOME_NAME > Configuration and Migration Tools > Database Configuration Assistant を選択します c: winnt" "system32 は C: WINNT SYSTEM32 と同じです xii

15 規則 C: > HOME_NAME 意味 現行のハード ディスク ドライブの C: oracle oradata> Windows コマンド プロンプトを表します コマンド プロンプトのエスケープ文字はカレット (^) です プロンプトには 作業中のサブディレクトリが反映されます このマニュアルでは コマンド プロンプトと呼ばれます Windows コマンド プロンプトでは 二重引用符 (") のエスケープ文字として円記号 ( ) が必要な場合があります 丸カッコと一重引用符 (') には エスケープ文字は不要です エスケープ文字と特殊文字の詳細は Windows オペレーティング システムのマニュアルを参照してください Oracle ホーム名を表します ホーム名は 英数字で 16 文字以内です ホーム名に使用できる特殊文字は アンダースコアのみです 例 C: >exp scott/tiger TABLES=emp QUERY= "WHERE job='salesman' and sal<1600 " C: >imp SYSTEM/password FROMUSER=scott TABLES=(emp, dept) C: > net start OracleHOME_ NAMETNSListener xiii

16 規則 ORACLE_HOME と ORACLE_BASE 意味 Oracle8リリース 8.0 以前では Oracle コンポーネントをインストールすると すべてのサブディレクトリはトップレベルの ORACLE_HOME ディレクトリの下にあります ORACLE_HOME ディレクトリの名前は デフォルトでは次のとおりです Windows NT の場合は C: orant Windows 98 の場合は C: orawin98 このリリースは Optimal Flexible Architecture(OFA) のガイドラインに準拠しています すべてのサブディレクトリがトップレベルの ORACLE_HOME ディレクトリの下にあるわけではありません デフォルトで C: oracle という名前のトップレベル ディレクトリ ORACLE_BASE があります 他の Oracle ソフトウェアがインストールされていないコンピュータに Oracle9i リリース 1(9.0.1) をインストールすると 最初の Oracle ホーム ディレクトリのデフォルト設定は C: oracle ora90 となります この Oracle ホーム ディレクトリは ORACLE_BASE の直下のディレクトリです このマニュアルに記載されているディレクトリ パスの例は すべて OFA の表記規則に準拠しています 例 %ORACLE_HOME% rdbms admin ディレクトリにアクセスします xiv

17 1 概要 この章では Oracle HTTP Server について Oracle 製品とその基礎となるオープン ソースの Apache 製品の違いを重点的に説明します また サーバーの起動 Oracle HTTP Server メイン ページへのアクセスおよびサーバーの停止と再起動の方法についても説明します 注意 : Oracle HTTP Server の管理には Oracle Enterprise Manager を使用できます Oracle Enterprise Manager には Web ベースのツールが用意されており このマニュアルで説明する管理タスクの一部を実行できます 詳細は Oracle9i Application Server 管理者ガイド を参照してください この章の内容は 次のとおりです Oracle HTTP Server の機能 Oracle HTTP Server のサポート Oracle HTTP Server の起動 停止および再起動 Oracle HTTP Server の起動 Oracle HTTP Server の停止 Oracle HTTP Server の再起動 概要 1-1

18 Oracle HTTP Server の機能 Oracle HTTP Server の機能 Oracle HTTP Server には 堅牢で信頼性の高い Web サーバー (Apache HTTP Server バージョン に準拠 ) が用意されており 次のように事前に構成されています Oracle9iAS Containers for J2EE(OC4J) への Servlet 2.3 コンテナの提供 OC4J および Oracle HTTP Server プロセスのプロセス管理 障害検出およびフェイルオーバー用の高可用性インフラストラクチャである Oracle Process Management and Notification(OPMN) の提供 シングル サインオン機能の提供 関連項目 : Oracle9i Application Server セキュリティ ガイド Secure Sockets Layer(SSL) テクノロジを使用したトランザクションのセキュリティの有効化 関連項目 : Oracle9i Application Server セキュリティ ガイド Oracle HTTP Server と同じプロセスでの Perl スクリプトの実行 PL/SQL エンジンを使用したデータベース ストアド プロシージャへのアクセス 関連項目 : Oracle9i Application Server mod_plsql ユーザーズ ガイド PL/SQL コードを使用した HTML ページのスクリプト処理の有効化 Business Components for Java(BC4J) のインフラストラクチャの提供 JavaServer Pages(JSP) 仕様 V1.1 のサポート プロセス管理および障害検出モジュール (mod_oprocmgr) など Apache JServ の従来の使用のサポート 1-2 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

19 Oracle HTTP Server のサポート Oracle HTTP Server のサポート オラクル社は 次の Oracle HTTP Server 機能と条件についてテクニカル サポートを提供しています Oracle HTTP Server のモジュール の表に示すモジュール以外の Oracle 製品に含まれるモジュール Apache Software Foundation などの他のソースからのモジュールは Oracle ではサポートされません サポート対象の Oracle Apache モジュールのみで構成されている Apache 構成内で再現できる問題 Perl インタプリタの使用 ( サポート対象の Apache 構成に含まれている場合のみ ) Oracle HTTP Server のモジュール 次の表に Oracle HTTP Server に付属するモジュールを示します このリストは Apache オープン ソースの配布版 (Oracle モジュールが組み込まれている場合 ) とは異なり Oracle でサポートされないモジュールもあるため注意してください 表 1-1 Oracle HTTP Server のモジュール モジュール mod_access mod_actions mod_alias mod_asis mod_auth mod_auth_anon mod_auth_db mod_auth_dbm mod_auth_digest mod_autoindex mod_cern_meta mod_cgi mod_define Oracle のサポート あり あり あり なし あり あり なし なし なし あり なし あり あり 注意 UNIX システムのみ 無効化されています Oracle には付属していません 無効化されています 試験的な MD5 認証です Oracle には付属していません UNIX システムのみ 概要 1-3

20 Oracle HTTP Server のサポート 表 1-1 Oracle HTTP Server のモジュール ( 続き ) モジュール mod_digest mod_dir mod_dms mod_env mod_example mod_expires mod_fastcgi mod_headers mod_imap mod_include mod_info mod_isapi mod_jserv mod_log_agent mod_log_config mod_log_referer mod_mime mod_mime_magic mod_mmap_static mod_negotiation mod_oc4j mod_oprocmgr mod_oradav mod_ossl mod_osso Oracle のサポート あり あり あり あり なし あり あり あり なし あり あり なし あり なし あり あり あり あり なし あり あり あり あり あり あり 注意 Oracle モジュール デフォルトでは Oracle 構成で無効化されています 使用不可 使用不可 Oracle には付属していません Oracle モジュール 推奨サーブレット コンテナです Oracle 構成ではデフォルトで有効化されています Oracle モジュール Oracle モジュール Oracle モジュール Oracle モジュール 1-4 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

21 Oracle HTTP Server のサポート 表 1-1 Oracle HTTP Server のモジュール ( 続き ) Oracle の モジュール サポート 注意 mod_perl あり サード パーティ モジュール mod_plsql あり Oracle モジュール mod_proxy あり mod_rewrite あり mod_setenvif あり mod_so あり mod_speling あり mod_status あり mod_unique_id あり UNIX システムのみ mod_userdir あり mod_usertrack あり mod_vhost_alias あり 概要 1-5

22 Oracle HTTP Server の起動 停止および再起動 Oracle HTTP Server の起動 停止および再起動 Oracle HTTP Server の管理には Distributed Configuration Management(DCM) を使用します DCM にアクセスするには Oracle Enterprise Manager のグラフィカル ユーザー インタフェースを使用する方法と $ORACLE_HOME/dcm/bin(UNIX の場合 ) または %ORACLE_HOME% dcm bin(windows の場合 ) に格納されているコマンドライン ユーティリティ dcmctl を使用する方法があります 関連項目 : Oracle9i Application Server 管理者ガイド Oracle HTTP Server を起動 停止および再起動するには 常に DCM を使用する必要があります DCM を使用しない場合 構成管理インフラストラクチャで Oracle HTTP Server プロセスの検出や Oracle HTTP Server との通信ができず 問題が発生する可能性があります Oracle HTTP Server の管理には apachectl ユーティリティを使用しないでください Oracle HTTP Server の状態を判断するには 次のように getstate コマンドで verbose オプションを指定します dcmctl getstate -v 各プロセスとともに その現行の状態 (Up Down など ) が表示されます 表 1-2 に dcmctl コマンドを示します 表 1-2 dcmctl コマンドコマンド dcmctl start -ct ohs dcmctl restart -ct ohs dcmctl stop -ct ohs 結果 Oracle HTTP Server プロセスがローカル インスタンス内で起動します Oracle HTTP Server プロセスがローカル インスタンス内で再起動します ( 正常な再起動 ) Oracle HTTP Server プロセスがローカル インスタンス内で停止します クラスタ化環境で Oracle HTTP Server プロセスを起動 停止および再起動するには コマンドでクラスタまたはインスタンス あるいはその両方のオプションを使用して ターゲット OHS プロセスを指定する必要があります 次に例を示します dcmctl start -cl mycluster -i myinstance -ct ohs 関連項目 : クラスタ化環境および DCM の詳細は Oracle9i Application Server 管理者ガイド を参照してください 1-6 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

23 Oracle HTTP Server の再起動 Oracle HTTP Server の起動 Oracle HTTP Server を起動するには start コマンドを使用します $ORACLE_HOME/dcm/binORACLE_HOME/dcm/bin>dcmctl start -ct ohs (UNIX の場合 ) %ORACLE_HOME% dcm bin>dcmctl start -ct ohs(windows の場合 ) Oracle HTTP Server の停止 Oracle HTTP Server を停止するには stop コマンドを使用します $ORACLE_HOME/dcm/bin>dcmctl stop -ct ohs(unix の場合 ) %ORACLE_HOME% dcm bin>dcmctl stop -ct ohs(windows の場合 ) このコマンドを実行すると 親プロセスに TERM シグナルが送信され すべての子プロセスが終了します ( この処理には数秒かかることがあります ) すべての子プロセスの終了後に 親プロセスが終了します 進行中のクライアント リクエストは終了し 他のリクエストはサーバーを再起動するまで処理されません Oracle HTTP Server の再起動 Oracle HTTP Server を正常に再起動すると 再起動したことがクライアントには表示されません 正常な再起動の場合は USR1 シグナルが送信されます プロセスは このシグナルを受信すると 現行のリクエストを処理してから終了するように子プロセスに対して指示します ( リクエストの処理中でない子プロセスは即時に終了します ) 親プロセスは構成ファイルを再読み込みし ログ ファイルを再オープンし 構成ファイルの再読み込み時に検出された設定に従って子プロセスを新規の子プロセスに置換します この場合 常に指定のプロセス作成設定 (MaxClients MaxSpareServers MinSpareServers) が監視され 現行サーバーの負荷が考慮されます Oracle HTTP Server を再起動するには restart コマンドを使用します $ORACLE_HOME/dcm/bin>dcmctl restart -ct ohs(unix の場合 ) %ORACLE_HOME% dcm bin>dcmctl restart -ct ohs(windows の場合 ) 概要 1-7

24 Oracle HTTP Server の再起動 1-8 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

25 2 サーバーとファイル位置の指定 この章では Oracle HTTP Server の構成ファイルの概要 Oracle HTTP Server およびサーバー管理者オプションの設定方法 ファイル位置の指定方法について説明します この章の内容は 次のとおりです 構成ファイルへのアクセス サーバー機能と管理者機能の設定 ファイル位置の指定 サーバーとファイル位置の指定 2-1

26 構成ファイルへのアクセス 構成ファイルへのアクセス Oracle HTTP Server は ディレクティブをテキスト形式の構成ファイルに挿入することにより構成されています ディレクティブとは 基本的には命令です 構成ファイルは UNIX の場合は $ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf Windows の場合は %ORACLE_ HOME% Apache Apache conf にあります 構成ファイルには サーバーの起動時または再ロード時に一度だけ読み込まれるものと 関連ファイルまたはディレクトリが要求されるたびに読み込まれるものがあります 一度だけ読み込まれる構成ファイルは サーバー単位の構成ファイルと呼ばれます httpd.conf これはサーバー構成ファイルであり 通常は 使用するユーザー ID とグループ ID 他のファイルの位置など サーバーの実行方法に影響するディレクティブが含まれています サーバー構成ファイルは サーバーの起動に使用されるメイン ファイルであるため Oracle HTTP Server にはその位置を指定するディレクティブは含まれていません 位置は サーバーの起動時にコマンドラインで渡されます サーバー機能と管理者機能の設定 次のディレクティブを使用して 基本的な Oracle HTTP Server 機能と管理者機能を設定できます ServerName UseCanonicalName ServerAdmin ServerSignature ServerTokens ServerAlias 2-2 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

27 サーバー機能と管理者機能の設定 ServerName このディレクティブを使用すると サーバーでリダイレクション URL の作成に使用するホスト名を設定できます 末尾に / を付けなくても このホスト名でディレクトリにアクセスできます Oracle HTTP Server 以外のマシン上の Oracle9iAS Web Cache この項では Oracle9iAS Web Cache が Oracle HTTP Server とは異なるマシンにある場合の配置用に ServerName ディレクティブを変更する方法について説明します Oracle HTTP Server のインストール時には Oracle9iAS Web Cache に影響する次のディレクティブを使用して httpd.conf ファイルが設定されます Port=web_cache_port では Oracle9iAS Web Cache のリスニング ポートを指定します Listen=Oracle_HTTP_Server_port では Oracle HTTP Server により取得される HTTP ポートと HTTPS ポートを指定します ServerName では Oracle HTTP Server のホスト名を指定します UseCanonicalName On では Oracle HTTP Server に対して URL のリダイレクト時に ServerName および Port ディレクティブで設定したホスト名とポートの値を使用するように指示します 次に例を示します ## ## httpd.conf -- Apache HTTP Server configuration file ##... Port 7777 Listen ServerName http_server.company.com... UseCanonicalName On... Oracle9iAS Web Cache が Oracle HTTP Server とは異なるマシンに配置されている場合 Oracle HTTP Server 管理者は Oracle9iAS Web Cache によりホスティングされるサイトごとに httpd.conf 内の ServerName ディレクティブを変更する必要があります この変更により Oracle HTTP Server では URL を Oracle9iAS Web Cache にリダイレクトできます 次の例に と へのリクエストをリスニング ポート 7777 の Oracle9iAS Web Cache に設定するように変更された httpd.conf を示します Port 7777 Listen 7778 サーバーとファイル位置の指定 2-3

28 サーバー機能と管理者機能の設定... ServerName ServerName UseCanonicalName On... 関連項目 : Apache Server マニュアルの ServerName ディレクティブ UseCanonicalName このディレクティブでは URL を同じサーバーにリダイレクトするときに使用するホスト名とポートを指定します on: これはデフォルト設定です この設定の場合 サーバーでは ServerName と Port で設定したホスト名とポートの値が使用されます off: この設定の場合 サーバーではユーザーがリクエストで指定したホスト名とポートが使用されます 関連項目 : ティブ Apache Server マニュアルの UseCanonicalName ディレク ServerAdmin このディレクティブでは クライアント側で発生するすべてのエラー メッセージに含まれる電子メール アドレスを作成します このディレクティブは 特定のサーバー用に別個の電子メール アドレスを作成する場合に役立ちます 関連項目 : Apache Server マニュアルの ServerAdmin ディレクティブ ServerSignature このディレクティブを使用すると サーバーでは各種プロキシの中から エラー メッセージなどの戻されたレスポンスを作成したサーバーを認識できます on: これはデフォルトです この設定では 戻されるドキュメントに ServerName やサーバーのバージョン番号などの情報を含むフッターが作成されます この設定では ドキュメントの ServerAdmin への mailto: 参照も作成されます off: この設定では フッターも mailto: 参照も作成されません 関連項目 : ブ Apache Server マニュアルの ServerSignature ディレクティ 2-4 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

29 ファイル位置の指定 ServerTokens このディレクティブでは エラー メッセージなどでクライアントに戻されるサーバー情報を制御します この情報には サーバーの一般的な OS タイプの説明と コンパイルされているモジュールの情報が含まれます min(imal): この設定では サーバーはサーバー名とバージョンなどの情報を提供します OS: この設定では サーバーはサーバー名 バージョンおよびオペレーティング システムなどの情報を提供します full: この設定では サーバーはサーバー名 バージョン オペレーティング システムおよびコンパイル済みモジュールなどの情報を提供します 関連項目 : Apache Server マニュアルの ServerTokens ディレクティブ ServerAlias このディレクティブでは 現行の仮想ホストの代替名を設定します 関連項目 : Apache Server マニュアルの ServerAlias ディレクティブ ファイル位置の指定 次のディレクティブを使用して 各種サーバー ファイルの位置を制御できます CoreDumpDirectory DocumentRoot ErrorLog LockFile PidFile ScoreBoardFile ServerRoot サーバーとファイル位置の指定 2-5

30 ファイル位置の指定 CoreDumpDirectory このディレクティブでは サーバーによるコア ダンプ ディレクトリを指定します デフォルトは ServerRoot ディレクトリです このディレクティブは UNIX にのみ適用されます 関連項目 : ティブ Apache Server マニュアルの CoreDumpDirectory ディレク DocumentRoot このディレクティブでは httpd によってファイルが処理されるディレクトリを設定します Alias などのディレクティブと一致しないかぎり サーバーではリクエストされた URL からのパスがドキュメント ルートに追加され ドキュメントへのパスが形成されます 関連項目 : ブ Apache Server マニュアルの DocumentRoot ディレクティ ErrorLog このディレクティブでは 発生したエラーがサーバーによって記録されるファイルの名前を設定します このファイル名の先頭にスラッシュがない場合は ServerRoot への相対ファイル名とみなされます このファイル名の先頭にパイプ ( ) がある場合は エラー ログ処理用に起動されるコマンドとみなされます 関連項目 : Apache Server マニュアルの ErrorLog ディレクティブ LockFile このディレクティブでは USE_FCNTL_SERIALIZED_ACCEPT または USE_FLOCK_ SERIALIZED_ACCEPT で Oracle HTTP Server をコンパイルするときに使用するロック ファイルへのパスを設定します デフォルト値を使用することをお薦めします 設定を変更するのは 主に logs ディレクトリに NFS がマウントされている場合で これはロック ファイルをローカル ディスクに格納する必要があるためです 関連項目 : Apache Server マニュアルの LockFile ディレクティブ PidFile このディレクティブを使用すると サーバーによってプロセス識別番号が記録される PID ファイルの位置を設定および変更できます このファイル名の先頭にスラッシュ (/) がない場合は ServerRoot への相対ファイル名とみなされます 関連項目 : Apache Server マニュアルの PidFile ディレクティブ 2-6 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

31 ファイル位置の指定 ScoreBoardFile このディレクティブは 一部のアーキテクチャで必須です このディレクティブを使用して 親プロセスと子プロセス間の通信にサーバーで使用されるファイルを設定します アーキテクチャにスコアボード ファイルが必要かどうかを確認するには Oracle HTTP Server を実行し このディレクティブで指定したファイルが作成されるかどうかを調べます アーキテクチャにスコアボード ファイルが必要な場合は このファイルが同時に複数のサーバー起動に使用されないことを確認する必要があります 関連項目 : ブ Apache Server マニュアルの ScoreBoardFile ディレクティ ServerRoot このディレクティブでは conf および logs サブディレクトリを含むディレクトリを指定します -f オプションを指定してサーバーを起動する場合は ServerRoot を指定する必要があります 関連項目 : Apache Server マニュアルの ServerRoot ディレクティブ サーバーとファイル位置の指定 2-7

32 ファイル位置の指定 2-8 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

33 3 サーバー プロセスの管理 この章では Oracle HTTP Server プロセスの概要と 各プロセスを制御し モニターする方法について説明します この章の内容は 次のとおりです Oracle HTTP Server の処理モデル プロセス数と接続数の制限 プロセス情報の取得 サーバー プロセスの管理 3-1

34 Oracle HTTP Server の処理モデル Oracle HTTP Server の処理モデル Oracle HTTP Server を起動すると システムで http または https リクエストをリスニングしてレスポンスを返す準備ができたことになります リクエスト処理モデルは Windows と UNIX で異なります UNIX の場合は Oracle HTTP Server を起動すると 単一の親プロセスにより クライアント リクエストをリスニングしてただちにレスポンスを返す複数の子プロセスが起動されます インストール時に root.sh スクリプトを実行した場合 あるいはユーザーが root でログインした場合 メインの httpd 親プロセスは引き続きルート ユーザーで実行されます ただし 子プロセスは ルートよりも少ない権限を持つユーザーで実行されます 子プロセスに対する権限を設定するには User および Group ディレクティブを使用します 子プロセスには 処理されるすべての内容を読み込む権限が必要です Windows の場合は Oracle HTTP Server により親プロセスと子プロセスが 1 つずつ起動されます 子プロセスでは クライアント リクエストをリスニングしてレスポンスを返す複数のスレッドが作成されます プロセスの処理用に Oracle HTTP Server の設定方法を決定する必要があります ServerType このディレクティブには 次の 2 つのオプションが用意されています inetd: このディレクティブは リクエストを受け取るたびに新規の子プロセスを起動します リクエストの処理が完了すると プログラムが終了します この設定では 複数の子プロセスを待機させるオプションは指定できません 低速で高コストになる場合がありますが 安全性は高まります このディレクティブは UNIX にのみ適用されます standalone: この設定では 複数の子プロセスを待機させることができ サーバーの起動は一度で済みます これはビジーな Web サイト向けのデフォルトの推奨設定です このディレクティブは UNIX にのみ適用されます 関連項目 : Apache Server マニュアルの ServerType ディレクティブ サーバーでリクエストへのレスポンスに使用する Group と User を指定する必要があります このディレクティブは UNIX にのみ適用されます 3-2 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

35 プロセス数と接続数の制限 Group このディレクティブでは サーバーでリクエストへのレスポンスに使用するグループを指定します このディレクティブを使用するには 最初にスタンドアロン サーバーをルートで実行する必要があります サーバーの実行用に新規グループを作成することをお薦めします 関連項目 : Apache Server マニュアルの Group ディレクティブ User このディレクティブでは サーバーでリクエストへのレスポンスに使用するユーザー ID を指定します このディレクティブを使用するには 最初にスタンドアロン サーバーをルートで実行する必要があります ユーザーには 任意のユーザーが使用できるファイルへのアクセス権限が必要ですが httpd リクエスト用以外のコードは実行できないようにする必要があります サーバーの実行用に新規ユーザーを設定することをお薦めします 関連項目 : Apache Server マニュアルの User ディレクティブ プロセス数と接続数の制限 次のディレクティブを使用して 子プロセス数または同時リクエスト数を制御し 制限します StartServers ThreadsPerChild MaxClients MaxRequestsPerChild MaxSpareServers MinSpareServers StartServers このディレクティブでは Oracle HTTP Server の起動時に作成される子サーバー プロセスの数を設定します デフォルトでは 5 に設定されます このディレクティブは UNIX にのみ適用されます 関連項目 : Apache Server マニュアルの StartServers ディレクティブ サーバー プロセスの管理 3-3

36 プロセス数と接続数の制限 ThreadsPerChild このディレクティブでは リクエストを処理する子スレッドの最大数を制御します このディレクティブは Windows にのみ適用されます 関連項目 : ブ Apache Server マニュアルの ThreadsPerChild ディレクティ MaxClients このディレクティブでは 一度に処理できるリクエスト数を制限します デフォルト値と推奨値は 150 です このディレクティブは UNIX にのみ適用されます 関連項目 : Apache Server マニュアルの MaxClients ディレクティブ MaxRequestsPerChild このディレクティブでは 子プロセスで終了前に処理されるリクエスト数を制御します マシンをリブートした場合は この値を再指定する必要があります 値をデフォルトの 0 に設定すると プロセスは終了しません このディレクティブは UNIX にのみ適用されます 関連項目 : クティブ Apache Server マニュアルの MaxRequestsPerChild ディレ MaxSpareServers このディレクティブでは アイドル状態の子サーバー プロセスの最大数を設定します アイドル プロセスは 稼動中であってもリクエストを処理していないプロセスです 親プロセスは このディレクティブの設定値を超えるアイドル状態の子プロセスを中断します デフォルトでは 10 に設定されます このディレクティブは UNIX にのみ適用されます 関連項目 : ブ Apache Server マニュアルの MaxSpareServers ディレクティ MinSpareServers このディレクティブでは アイドル状態の子サーバー プロセスの最小数を設定します アイドル プロセスは 稼動中であってもリクエストを処理していないプロセスです アイドル状態のプロセス数が減少すると 親プロセスにより毎秒最大 1 プロセスの割合で新規の子プロセスが作成されます デフォルトでは 5 に設定されます このディレクティブは UNIX にのみ適用されます 関連項目 : ブ Apache Server マニュアルの MinSpareServers ディレクティ 3-4 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

37 プロセス情報の取得 プロセス情報の取得 Oracle HTTP Server プロセスをモニターするには Windows の場合はパフォーマンス モニターを UNIX の場合は ps ユーティリティを使用します 関連項目 : 詳細は Oracle9i Application Server パフォーマンス ガイド およびオペレーティング システムのマニュアルを参照してください また Oracle Enterprise Manager の Oracle9iAS Home Page を使用して Oracle HTTP Server プロセスをモニターすることもできます 関連項目 : Oracle9i Application Server 管理者ガイド アプリケーション サーバーとデータベース間で ルーターやファイアウォールなどのデバイスにネットワーク エラーが発生すると JDBC 接続がレスポンスを停止する場合があります この場合は Oracle HTTP Server プロセスと JServ プロセスを手動で停止する必要があり プロセスの停止に遅延が生じることがあります サーバー プロセスの管理 3-5

38 プロセス情報の取得 3-6 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

39 4 ネットワーク接続の管理 この章では IP アドレスとポートを指定する方法と サーバーの相互作用とネットワーク接続の永続性を管理する方法について説明します この章の内容は 次のとおりです リスナー ポートおよびアドレスの指定 サーバーとネットワーク間の相互作用の管理 接続の永続性の管理 ネットワーク接続の管理 4-1

40 リスナー ポートおよびアドレスの指定 リスナー ポートおよびアドレスの指定 Oracle HTTP Server を起動すると デフォルトでポート 7777( 非 SSL の場合 ) または 4443 (SSL の場合 ) でリクエストがリスニングされます SSL を使用しない場合 Oracle HTTP Server では ポート 7777 が使用されていると 7777 ~ 7877 の範囲内で次に使用可能なポート番号でリスニングされます したがって ポート 7777 がビジーの場合は ポート 7778 などでリスニングされます 同様に SSL の場合は ポート 4443 が使用されていると 4443 ~ 4543 の範囲内で次に使用可能なポート番号でリスニングされます したがって ポート 4443 がビジーの場合は ポート 4444 などでリスニングされます ファイル setupinfo.txt が $ORACLE_HOME/Apache/Apache に自動的に生成されます このファイルには Oracle HTTP Server でリスニングされているポートの情報が含まれています このファイルはインストール時に生成され その後は更新されません Oracle HTTP Server の運用後には setupinfo.txt 内の情報は利用されません サーバーで複数のポート 選択したアドレスまたはその組合せをリスニングするように指定できます 次のディレクティブを使用して リスナーのポートとアドレスを指定します BindAddress および Port ディレクティブを使用できるのは一度のみであることに注意してください Apache グループは かわりに Listen ディレクティブを使用するように推奨しています BindAddress Listen Port BindAddress このディレクティブでは サーバーでのリスニング対象を単一の IP アドレスに制限します このディレクティブの引数として * を指定すると すべての IP アドレスがリスニングされます 関連項目 : Apache Server マニュアルの BindAddress ディレクティブ Port Listen ディレクティブも BindAddress ディレクティブも指定しない場合は このディレクティブでリスナーのポートを指定します Listen ディレクティブを指定すると Port の値は Oracle HTTP Server で URL または他の自己参照を作成するときに使用されるデフォルトのポート値となります 通常は Oracle HTTP Server に対してキャッシュまたはプロキシ サーバーを指定しないかぎり Port と Listen には同じ値を指定する必要があります この場合 Port をフロントエンド サーバーで使用されるポートに Listen を Oracle HTTP Server で実際にリスニングされるポートに設定できます このように設定すると Oracle HTTP Server によって生成されるリダイレクトまたは他の URL は Oracle HTTP Server を直接指すのではなくフロントエンド サーバーを指すことになります 4-2 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

41 サーバーとネットワーク間の相互作用の管理 関連項目 : Apache Server マニュアルの Port ディレクティブ Listen このディレクティブでは Oracle HTTP Server でリスニングする必要がある IP ポートを指定します 複数の Listen ディレクティブを使用して 複数のポートでリスニングできます このディレクティブを指定すると その値で Port の値が上書きされます したがって Port の値が 7777 で Listen の値が 7778 の場合 Oracle HTTP Server ではポート 7778 のみでリスニングされます 関連項目 : Apache Server マニュアルの Listen ディレクティブ サーバーとネットワーク間の相互作用の管理 次のディレクティブを使用して サーバーとネットワークの相互作用を指定します ListenBackLog SendBufferSize TimeOut ListenBackLog このディレクティブでは ペンディング接続のキューの最大長を指定します このディレクティブが役立つのは サーバーで TCP SYN オーバーロードが発生し 多数の新規接続がオープンされてもタスクが完了しない場合です 関連項目 : ブ Apache Server マニュアルの ListenBackLog ディレクティ SendBufferSize このディレクティブでは TCP バッファのサイズを指定のバイト数まで増やしてパフォーマンスを改善します 関連項目 : ブ Apache Server マニュアルの SendBufferSize ディレクティ ネットワーク接続の管理 4-3

42 接続の永続性の管理 TimeOut このディレクティブでは サーバーによる次の最大待機時間を秒単位で設定します 1 つの GET リクエストの受信にかかる合計秒数 POST または PUT リクエストで TCP パケットを受信する間隔 レスポンスの TCP パケットが送信されるときの ACK の間隔 デフォルトでは 300 秒に設定されます 関連項目 : Apache Server マニュアルの TimeOut ディレクティブ 接続の永続性の管理 次のディレクティブを使用して サーバーによる永続的な接続の処理方法を構成します KeepAlive KeepAliveTimeout MaxKeepAliveRequests KeepAlive このディレクティブを使用すると 接続を長時間オープンにして 同じ TCP 接続で複数のリクエストを送信できます デフォルトでは ON に設定されます 関連項目 : Apache Server マニュアルの KeepAlive ディレクティブ KeepAliveTimeout このディレクティブでは サーバーが接続をクローズする前に後続のリクエストを待機する秒数を設定します リクエストが受信されると TimeOut ディレクティブで指定したタイムアウト値が適用されます デフォルトでは 15 秒に設定されます 関連項目 : ティブ Apache Server マニュアルの KeepAliveTimeout ディレク 4-4 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

43 接続の永続性の管理 MaxKeepAliveRequests このディレクティブでは KeepAlive が ON になっているときの 接続ごとの許容リクエスト数を制限します 0 に設定すると 許容リクエスト数は無制限となります デフォルトでは 100 に設定されます 関連項目 : Apache Server マニュアルの MaxKeepAliveRequests ディレクティブ ネットワーク接続の管理 4-5

44 接続の永続性の管理 4-6 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

45 5 サーバー ログの構成と使用 この章では ログの書式 各種ログ ファイルおよびその位置について説明します この章の内容は 次のとおりです ログの書式指定 ログ ファイルと位置の指定 サーバー ログの構成と使用 5-1

46 ログの書式指定 ログの書式指定 LogFormat を使用して ログ ファイルに含める情報と書込み方法を指定します デフォルトの書式は Common Log Format です CLF 書式は host ident authuser date request status bytes です host: クライアントのドメイン名または IP アドレス ident: IdentityCheck が有効化されており クライアント マシンで identd が実行されている場合のクライアント識別情報 authuser: パスワード保護付きサイトのユーザー ID date: <day/month/year:hour:minute:second> 書式のリクエスト日時 request: 二重引用符で囲まれたクライアントからのリクエスト行 status: クライアントに戻される 3 桁の HTTP ステータス コード bytes: ヘッダーを除いた クライアントに戻されるバイト数 ログ ファイルと位置の指定 アクセス ログ この項では ログ ファイルの機能と位置について説明します サーバーのアクセス ログには サーバーによって処理されたすべてのリクエストが記録されます アクセス ログの位置と内容は CustomLog ディレクティブで制御します LogFormat ディレクティブを使用すると ログの内容を簡単に選択できます 注意 : Oracle9iAS Clickstream Collector Agent を使用すると Oracle9iAS Web Cache のアクセス ログを Oracle9iAS Clickstream Intelligence に統合できます 詳細は Oracle9iAS Clickstream Intelligence 管理者ガイド を参照してください 関連項目 : Apache Server マニュアルの CustomLog ディレクティブ 5-2 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

47 ログ ファイルと位置の指定 エラー ログ サーバーでは エラー メッセージがログ ファイルに記録されます デフォルトでは このファイルは UNIX の場合は $ORACLE_HOME/Apache/Apache/logs/error_log Windows の場合は %ORACLE_HOME% Apache Apache logs error_log にあります ファイル名は ErrorLog ディレクティブを使用して設定できます 関連項目 : Apache Server マニュアルの ErrorLog ディレクティブ JServ ログ JServ ログでは サーブレットや JSP などの JServ アプリケーションから実行されたアクションと 生成された例外が追跡されます このファイルは UNIX の場合は $ORACLE_ HOME/Apache/Jserv/logs/jserv.log Windows の場合は %ORACLE_ HOME% Apache Jserv logs jserv.log にあります PID ファイル サーバーを起動すると 親 httpd プロセスのプロセス ID が PID ファイルに記録されます このファイルは デフォルトでは $ORACLE_HOME/Apache/Apache/logs/httpd.pid にあります このファイル名は PidFile ディレクティブを使用して変更できます 管理者は プロセス ID をデーモンの再起動と終了に使用します プロセスが異常終了 ( または中断 ) した場合は 子 httpd プロセスを中断する必要があります 関連項目 : Apache Server マニュアルの PidFile ディレクティブ リライト ログ リライト ログは mod_rewrite を使用する場合のデバッグに必要です このログ ファイルでは リライト エンジンによるリクエストの変換方法の詳細分析が生成されます 詳細レベルは RewriteLogLevel ディレクティブを使用して制御します 関連項目 : Apache Server マニュアルの RewriteLog ディレクティブ スクリプト ログ スクリプト ログを使用すると CGI スクリプトからの入出力を記録できます このファイルはテストにのみ使用し 稼働中のサーバーには使用しないでください 関連項目 : Apache Server マニュアルの ScriptLog ディレクティブ サーバー ログの構成と使用 5-3

48 ログ ファイルと位置の指定 SSL ログ Oracle HTTP Server を SSL モードで起動すると ssl_engine_log および ssl_ requrest_log が作成されます 作成される場所は UNIX の場合は $ORACLE_ HOME/Apache/Apache/logs Windows の場合は %ORACLE_ HOME% Apache Apache logs です ssl_engine_log では SSL とプロトコルの問題が追跡され ssl_request_log にはユーザー アクティビティが記録されます 出力の制御には SSLLogFile ディレクティブを使用します 注意 : Windows では Oracle HTTP Server はデフォルトにより SSL モードで起動します 送信ログ 送信ログでは サイトへのアクセス ログが格納されているファイルが指定されます 送信ログを conf ファイルに明示的に含めないと ログは生成されません 通常 サーバーでは 各リクエストが送信ファイルに記録されます このファイルは UNIX の場合はデフォルトで $ORACLE_HOME/Apache/Apache/logs/access_log Windows の場合は %ORACLE_ HOME% Apache Apache logs access_log にあります ファイル名は CustomLog ディレクティブを使用して設定できます 5-4 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

49 6 Oracle HTTP Server のモジュール この章では Oracle HTTP Server に組み込まれているモジュール (mod) について説明します 該当する場合は Apache Software Foundation のマニュアルを参照しています Oracle HTTP Server のモジュール 6-1

50 mod_access mod_access このモジュールでは ホスト名や IP アドレスなど リクエストの特性に基づいてサーバーへのアクセスが制御されます 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_access このモジュールは UNIX システムにのみ使用可能です mod_actions このモジュールにより ファイル タイプやリクエスト方法に基づいて CGI スクリプトを実行できます 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_actions mod_alias このモジュールにより リクエストの処理中に URL を操作できます このモジュールには URL とファイル システムのパスとのマッピングおよび URL リダイレクション機能があります 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_alias mod_asis mod_auth このモジュールにより 固有の HTTP ヘッダーを含むファイルを送信できます このモジュールは Oracle ではサポートされていません このモジュールにより テキスト ファイルによるユーザー認証ができます mod_auth_anon 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_auth このモジュールにより 保護付き領域への匿名ユーザー アクセスができます ( 電子メール アドレスをロギングできる匿名 FTP と同様です ) 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_auth_anon 6-2 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

51 mod_cgi mod_auth_db mod_auth_dbm mod_auth_digest mod_autoindex mod_cern_meta このモジュールでは Berkeley DB ファイルを使用してユーザー認証を提供します このモジュールは Oracle HTTP Server では無効化されており Oracle ではサポートされていません このモジュールでは DBM ファイルを使用してユーザー認証を提供します このモジュールは Oracle ではサポートされていません このモジュールでは MD5 Digest 認証を使用してユーザー認証を提供します このモジュールは Oracle ではサポートされていません このモジュールでは ディレクトリ索引が自動的に生成されます 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_autoindex このモジュールにより CERN(Conseil Europeen pour le Recherche Nucleaire)HTTPD メタファイルのセマンティクスがエミュレートされます メタファイルは サーバーがアクセスするファイルごとに通常のセットに加えて生成できる HTTP ヘッダーです このモジュールは Oracle ではサポートされていません mod_cgi このモジュールにより サーバーで CGI スクリプトを実行できます 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_cgi CGI 機能のデモは Oracle9iAS Welcome ページから入手できます Demonstrations タブをクリックし 次に J2EE and Web Cache リンクをクリックしてください Oracle HTTP Server のモジュール 6-3

52 mod_define mod_define mod_digest このモジュールにより Define ディレクティブを実行できます このディレクティブでは どの構成行でも拡張できる変数を定義します Define ディレクティブには デフォルトでサーバーにコンパイルされないことを意味するステータス Extension があります このモジュールには拡張 API(EAPI) が必要です このモジュールは UNIX システムにのみ使用可能です このモジュールでは mod_auth_digest で使用されている MD5 Digest 認証の仕様より古いバージョンを使用して ユーザー認証を提供します mod_digest は 旧バージョンのブラウザ以外では動作しない可能性があります 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_digest mod_dir このモジュールにより サーバーで後続のスラッシュのリダイレクトを実行できます ディレクトリ指定には後続のスラッシュを含める必要があります 後続のスラッシュがない URL リクエストを受信すると mod_dir は後続のスラッシュが付いている同一の URL にリダイレクトします 次に例を示します この URL は 次の URL にリダイレクトされます 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_dir mod_dms このモジュールにより Oracle の Dynamic Monitoring Service を使用してサイト コンポーネントのパフォーマンスをモニターできます 関連項目 : Oracle9i Application Server パフォーマンス ガイド 6-4 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

53 mod_fastcgi mod_env このモジュールにより 環境変数を渡し 設定および設定解除して CGI スクリプトとサーバー側インクルード (SSI: Server Side Includes) ページの環境を制御できます mod_example mod_expires mod_fastcgi 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_env このモジュールにより Apache API を使用したモジュールの作成方法を示す例と参考情報が提供されます 実装時に サーバーによってトリガーされるモジュール コールバックのデモンストレーションが実行されます このモジュールは Oracle ではサポートされていません このモジュールにより サーバーで Expires HTTP ヘッダーを生成できます このヘッダーは ドキュメントの妥当性情報をクライアントに提供します キャッシュされたコピーが期限切れになると 期限切れ条件に基づいてドキュメントが情報源より再取得されます 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_expires このサード パーティ モジュールでは fastcgi プロトコルがサポートされます このプロトコルにより CGI アプリケーション用に実行中のサーバーのプールをメンテナンスできます これにより起動と初期化のオーバーヘッドがなくなります FastCGI 機能のデモは Oracle9iAS Welcome ページから入手できます Demonstrations タブをクリックし 次に J2EE and Web Cache リンクをクリックしてください 注意 : Oracle9iAS のインストール後は FastCGI のエラー メッセージが Oracle HTTP Server のエラー ログ ($ORACLE_ HOME/Apache/Apache/logs) に表示される場合があります メッセージではサーバー アクセス障害が示され グループによる読取りは許可されません これらのメッセージは FastCGI の操作に影響を与えません これは インストール中に httpd.conf 内のディレクティブを再び順序付けることによって起こります メッセージを削除するには User ディレクティブと Group ディレクティブを ファイルの一番最後から FastCGI サーバーのディレクティブの前の位置に移動します Oracle HTTP Server のモジュール 6-5

54 mod_headers 警告 : Oracle9iAS に付属しているこのモジュールのデモ スクリプトは 本番環境では無効にする必要があります このスクリプトは インストールの成功を確認するためにのみ付属しています mod_headers 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_fastcgi このモジュールにより HTTP レスポンス ヘッダーをマージ 置換または削除できます 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_headers mod_imap このモジュールにより サーバー側のイメージ マップ処理ができます このモジュールは Oracle ではサポートされていません mod_include このモジュールには SSI(Server Side Includes) ディレクティブ用のドキュメントを処理するフィルタが用意されています 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_include mod_info このモジュールでは すべてのインストール済モジュールとディレクティブの設定など サーバー構成全体のサマリーが生成されます 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_info mod_isapi このモジュールを使用できるのは Windows プラットフォームのみです このモジュールにより インターネット サーバー拡張機能 (.dll モジュールなど ) の処理が有効化されます このモジュールは Oracle ではサポートされていません 6-6 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

55 mod_jserv mod_jserv このモジュールは Oracle HTTP Server を JServ サーブレット エンジンに接続します また HTTP リクエストをサーブレット リクエストに変換し クライアントに HTTP レスポンスを返します Oracle HTTP Server 製品では mod_jserv はデフォルトで無効化されています 前バージョンのサポート用に利用可能です 手動で有効化する必要があります 次の手順は mod_ oprocmgr を使用して 手動モードあるいは自動モードで有効にする方法を説明しています 用途に合ったモードの手順を使用してください JServ および Oracle HTTP Server のディレクティブに関する知識があることが前提になっています JServ の mod_oprocmgr との使用 この項では JServ 用の Oracle のデフォルト モードを使用可能にする方法を説明します このモードは プロセス管理機能およびロード バランシング機能を複数の JVM に対して実行できるようにする場合に使用します ApJServManual ディレクティブには新規モード 'auto' があり このモードを使うと JServ を Oracle モジュール mod_oprocmgr とともに使用できます jserv.conf ファイルには mod_jserv および mod_oprocmgr 用の LoadModule ディレクティブが格納されています JServ を mod_oprocmgr とともに使用可能にするには 次のステップを実行します 1. 次の場所にある jserv.conf ファイルの Include ディレクティブのコメントを解除します $ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/httpd.conf(UNIX の場合 ) #include "/ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/jserv.conf" %ORACLE_HOME% Apache Apache conf httpd.conf(windows の場合 ) #include "C: ORACLE_HOME Apache Jserv conf jserv.conf" 2. 必要に応じて ファイル内にディレクティブを構成します $ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/jserv.conf(UNIX の場合 ) %ORACLE_HOME% Apache Jserv conf jserv.conf(windows の場合 ) 3. 必要に応じて ファイル内にディレクティブを構成します $ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/jserv.properties(UNIX の場合 ) %ORACLE_HOME% Apache Jserv conf jserv.properties(windows の場合 ) 4. 必要に応じて ファイル内にディレクティブを構成します $ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/zone.properties(UNIX の場合 ) %ORACLE_HOME% Apache Jserv conf zone.properties(windows の場合 ) Oracle HTTP Server のモジュール 6-7

56 mod_jserv 5. Enterprise Manager Web Site を使用して JServ を構成します a. Enterprise Manager Web Site のインスタンス ホームページにナビゲートします 管理 セクションまでスクロールします b. コンポーネントの構成 を選択します コンポーネントの構成 ページが開きます c. コンポーネント ドロップダウン メニューで JServ を選択し ias_admin パスワードを入力して OK をクリックします 6. Oracle HTTP Server を再起動します JServ の自動モードでの使用 この項では JServ を自動モードで使用可能にする方法を説明します このモードは JVM を 1 つしか必要としない場合に使用します このモードでは ApJServManual ディレクティブが 'off' に設定され mod_jserv モジュールが起動して JVM を監視します Oracle HTTP Server を再起動または停止すると mod_jserv によって JVM が再起動または停止されます JServ を自動モードで使用可能にするには 次のステップを実行します 1. 次の場所にある jserv.conf ファイルの Include ディレクティブのコメントを解除します $ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/httpd.conf(UNIX の場合 ) #include "/ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/jserv.conf" %ORACLE_HOME% Apache Apache conf httpd.conf(windows の場合 ) #include "C: ORACLE_HOME Apache Jserv conf jserv.conf" 2. 必要に応じて ファイル内に ApJServManual ディレクティブを構成します $ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/jserv.conf(UNIX の場合 ) %ORACLE_HOME% Apache Jserv conf jserv.conf(windows の場合 ) ApJServManual off 3. 必要に応じて jserv.conf 内に他のディレクティブを構成します 4. ファイル内にポート ディレクティブを設定します $ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/jserv.properties(UNIX の場合 ) %ORACLE_HOME% Apache Jserv conf jserv.properties(windows の場合 ) ApJServDefaultPort ディレクティブで指定されている値と同じ値に設定します 6-8 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

57 mod_jserv 5. 必要に応じて ファイル内にディレクティブを構成します $ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/zone.properties(UNIX の場合 ) %ORACLE_HOME% Apache Jserv conf zone.properties(windows の場合 ) 6. Enterprise Manager Web Site を使用して JServ を構成します a. Enterprise Manager Web Site のインスタンス ホームページにナビゲートします 管理 セクションまでスクロールします b. コンポーネントの構成 を選択します コンポーネントの構成 ページが開きます c. コンポーネント ドロップダウン メニューで JServ を選択し ias_admin パスワードを入力して OK をクリックします 7. Oracle HTTP Server を再起動します JServ の手動モードでの使用 この項では JServ を手動モードで使用可能にする方法を説明します このモードは 複数の JVM を実行する必要がある場合に使用します このモードでは ApJServManual ディレクティブが 'on' に設定され JVM を手動で停止および起動する必要があります JVM を監視するには 外部監視機能を使用する必要があります JServ を手動モードで使用可能にするには 次のステップを実行します 1. 次のファイル内にある jserv.conf ファイルの Include ディレクティブのコメントを解除します $ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/httpd.conf(UNIX の場合 ) #include "/ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/jserv.conf" %ORACLE_HOME% Apache Apache conf httpd.conf(windows の場合 ) #include "C: ORACLE_HOME Apache Jserv conf jserv.conf" 2. ファイル内に ApJServManual ディレクティブを構成します $ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/jserv.conf(UNIX の場合 ) %ORACLE_HOME% Apache Jserv conf jserv.conf(windows の場合 ) ApJServManual on 3. 必要に応じて jserv.conf 内に他のディレクティブを構成します Oracle HTTP Server のモジュール 6-9

58 mod_jserv 4. ファイル内にディレクティブを構成します $ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/jserv.properties(UNIX の場合 ) %ORACLE_HOME% Apache Jserv conf jserv.properties(windows の場合 ) 5. ファイル内にディレクティブを構成します $ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/zone.properties(UNIX の場合 ) %ORACLE_HOME% Apache Jserv conf zone.properties(windows の場合 ) 6. JVM の起動前または起動中に Java インタプリタに渡す引数および JVM に渡すクラスパスを設定します (jserv.properties ファイル内で wrapper.bin.parameters および wrapper.classpath によって指定されたもの ) 注意 : スクリプトは JServ を起動および停止するために $ORACLE_ HOME/Apache/Apache/bin ディレクトリ内に提供されています その中には 引数およびクラスパスを設定するコマンドも含まれています 7. Enterprise Manager Web Site を使用して JServ を構成します a. Enterprise Manager Web Site のインスタンス ホームページにナビゲートします 管理 セクションまでスクロールします b. コンポーネントの構成 を選択します コンポーネントの構成 ページが開きます c. コンポーネント ドロップダウン メニューで JServ を選択し ias_admin パスワードを入力して OK をクリックします 8. Oracle HTTP Server を再起動します JServ および OC4J の同時使用 この項では mod_rewrite を使用して いくつかのアプリケーションを JServ 上で その他のアプリケーションを OC4J 上で実行できるようにする方法を説明します JServ および Oracle9iAS Containers for J2EE(OC4J) を共存できるようにするには 次の構成ステップを実行します インストール タイプが Portal および Wireless の場合 このステップは重要です Portal は OC4J に依存するからです 1. アプリケーションを実行するエンジンを指定します 次のような URL があると仮定します /application1/file1.jsp(jserv 上で実行 ) および /application2/file2.jsp(oc4j 上で実行 ) アプリケーション 1 用に URL をリライトする必要があります 6-10 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

59 mod_jserv a. 次のファイルを編集します $ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/httpd.conf(UNIX の場合 ) %ORACLE_HOME% Apache Apache conf httpd.conf(windows の場合 ) 次のディレクティブが存在してアクティブであること ( コメントを解除されていること ) を確認してください LoadModule rewrite_module libexec/mod_rewrite.so AddModule mod_rewrite.c RewriteEngine on b. 次のファイルを編集します $ORACLE_HOME/Apache/jsp/conf/ojsp.conf(UNIX の場合 ) %ORACLE_HOME% Apache jsp conf ojsp.conf(windows の場合 ) 次のディレクティブを追加してください RewriteRule /application1/(.*)/(.*)žjsp$ /application1/$1/$2.jsp1 ApJServAction.jsp1 /servlets/oracle.jsp.jspservlet c. 次のディレクティブを削除します ApJServAction.jsp /servlets/oracle.jsp.jspservlet d. 次のファイルを編集します $ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/jserv.conf(UNIX の場合 ) %ORACLE_HOME% Apache Jserv conf jserv.conf(windows の場合 ) JSP リクエストを処理する JVM にサーブレットをマウントします ApJServMount ディレクティブまたは ApJServGroupMount ディレクティブを使用します ( 使用するディレクティブは JServ プロセルの起動方法によって異なります ) 2. Enterprise Manager Web Site を使用して JServ を構成します a. Enterprise Manager Web Site のインスタンス ホームページにナビゲートします 管理 セクションまでスクロールします b. コンポーネントの構成 を選択します コンポーネントの構成 ページが開きます c. コンポーネント ドロップダウン メニューで JServ を選択し ias_admin パスワードを入力して OK をクリックします 3. Oracle HTTP Server を再起動します 関連項目 : Apache Server マニュアルの JServ Oracle HTTP Server のモジュール 6-11

60 mod_log_agent mod_jserv を使用した異なる JVM 上にある複数の JSP アプリケーションの構成 mod_jserv による JSP アプリケーション用のマッピングでは 次のようなアプリケーション パスは指定できません ApJServAction /path/.jsp... ただし mod_jserv では 様々な JSP アプリケーションを異なる JVM で実行するように構成できます 次の構成手順では mod_rewrite を使用して リクエスト時に JSP アプリケーションに関連した JSP ページの拡張子を変更する方法について説明します (*.jsp1 ファイルは application1 に属し *.jsp2 ファイルは application2 に属します ) 各.jsp 拡張子には固有の ApJServAction ハンドラがあるため 複数の JVM を使用して様々な JSP アプリケーションを実行できます 次の手順に従い システムに合せてアプリケーション名 ディレクトリ ページ拡張子およびホスト名を置き換えてください 1. httpd.conf に次の行を追加して mod_rewrite を有効化します LoadModule rewrite_module libexec/mod_rewrite.so AddModule mod_rewrite.c RewriteEngine on 2. ojsp.conf でアプリケーションを次のようにセットアップします RewriteRule /app1/(.*)/(.*).jsp$ /app1/$1/$2.jsp1 RewriteRule /app2/(.*)/(.*).jsp$ /app2/$1/$2.jsp2 ApJServAction.jsp1 /servlets1/oracle.jsp.jspservlet ApJServAction.jsp2 /servlets2/oracle.jsp.jspservlet 3. jserv.conf 内で /servlets1 と /servlets2 を異なる JVM にマウントします ApJServMount /servlets1 ajpv12://hostname:8008/root ApJServMount /servlets2 ajpv12://hostname:8009/root mod_log_agent このモジュールにより クライアントのユーザー エージェントをロギングできます 現在 mod_log_agent は使用されません かわりに mod_log_config を使用する必要があります このモジュールは Oracle ではサポートされていません 6-12 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

61 mod_mmap_static mod_log_config mod_log_referer このモジュールにより サーバー アクティビティについて構成およびカスタマイズ可能なロギング機能が提供されます ログの書式を選択し ロギング対象となる個々のリクエストをその特性に基づいて選択または除外できます 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_log_config このモジュールにより サーバー上のドキュメントを参照するドキュメントのロギングが有効化されます 現在 mod_log_referer は使用されていません かわりに mod_log_config を使用する必要があります 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_log_referer mod_mime このモジュールにより サーバーではファイル名からファイル タイプを判断し 処理用のハンドラに関連付けできます mod_mime_magic mod_mmap_static 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_mime このモジュールにより サーバーではファイルの内容のうち数バイトを検査して ファイルの MIME タイプを判断できます このモジュールは mod_mime でファイル タイプを判断できない場合に使用されます 最初に mod_mime によってファイルが処理されるように mod_mime が構成ファイル内で mod_mime_magic より前にあることを確認してください 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_mime_magic このモジュールでは ファイルのリストがメモリーにマップされます これは 頻繁にリクエストされるがあまり変更されないファイルに役立ちます このモジュールは Oracle ではサポートされていません Oracle HTTP Server のモジュール 6-13

62 mod_negotiation mod_negotiation このモジュールにより サーバーによるコンテンツのネゴシエーション ( クライアントの機能に基づくドキュメントの選択 ) が有効化されます 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_negotiation mod_oc4j この Oracle モジュールにはサーブレット コンテナとの通信用に ajp13 プロトコルが用意されており Oracle HTTP Server から Oracle9iAS Containers for J2EE(OC4J) にリクエストがルーティングされます 関連項目 : Oracle9iAS Containers for J2EE ユーザーズ ガイド mod_oc4j は デフォルトで有効化されています インストール時に OC4J インスタンスに配置されたアプリケーション用に oc4j_deploy_tool.jar によって mod_oc4j.conf にマウント ポイントが追加されます mod_oc4j の特定のマウント ポイントに対するリクエストは そのマウント ポイント用の OC4J インスタンスにルーティングされます OC4J インスタンスは Oracle Process Management and Notification(OPMN) により起動され 管理されます OPMN の概要は 第 1 章 概要 の Oracle HTTP Server の起動 停止および再起動 を参照してください OPMN の詳細は Oracle9i Application Server 管理者ガイド を参照してください mod_oc4j のセキュリティ上の考慮事項 mod_oc4j を使用する場合は 次のセキュリティ上の考慮事項に注意してください mod_oc4j は SSL に対応していない ajp13 プロトコルを使用して OC4J と通信します このため Oracle HTTP Server および OC4J のプロセスはファイアウォール内で実行する必要があります Oracle HTTP Server と OC4J プロセスの間にファイアウォールがある場合は OC4J の ajp13 リスナーによってバインドされているポートをオープンする必要があります mod_oc4j が構成されている場合は mod_ossl と mod_osso によって設定された一部のセキュリティ環境パラメータ (6-19 ページの Oc4jExtractSSL および Oc4jEnvVar を参照 ) が リクエスト時に OC4J に渡されます 6-14 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

63 mod_oc4j mod_oc4j の構成 この項では httpd.conf と mod_oc4j.conf 内のすべての関連ディレクティブについて説明します また サンプル構成も示します mod_oc4j の構成ファイル mod_oc4j のディレクティブは 固有のファイル mod_oc4j.conf 内でメンテナンスされます mod_oc4j.conf ファイルは 次のディレクティブを使用して デフォルトで httpd.conf ファイルにインクルードされます include "$ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/mod_oc4j.conf" ORACLE_HOME は Oracle HTTP Server が常駐する Oracle ホームへのパスです mod_oc4j のディレクティブ この項では mod_oc4j の構成に使用するディレクティブについて説明します LoadModule このディレクティブでは mod_oc4j モジュールをロードします 構文 : 必須かどうか : LoadModule oc4j_module mod_oc4j shared library file 必須 デフォルト : なし (UNIX の場合 ) LoadModule oc4j_module modules/apachemoduleoc4j.dll (Windows の場合 ) 例 : LoadModule oc4j_module mod_oc4j.so (UNIX の場合 ) LoadModule oc4j_module modules/apachemoduleoc4j.dll (Windows の場合 ) Oracle HTTP Server のモジュール 6-15

64 mod_oc4j Oc4jMount このディレクティブでは mod_oc4j に対して 特定のパスを含むリクエストを宛先にルーティングするように指示します 宛先には 単一の OC4J プロセスまたは OC4J インスタンスのセットを指定できます 構文 : 必須かどうか : デフォルト : 例 : Oc4jMount path [destination] path はコンテキストのルートです path パラメータには OC4J 構成ファイル xxx-web-site.xml で指定されているものと同じアプリケーション コンテキストのルートを指定する必要があります 次の <web-site> 要素の例では アプリケーション コンテキストのルートは太字で示されています <default-web-app application="default" name="defaultwebapp" root="/j2ee /> 宛先のタイプは 次のいずれかです ajp13_dest cluster_dest( デフォルトの宛先タイプ ) instance_dest 宛先を指定しない場合は デフォルトの OC4J インスタンス名 home が使用されます 次に例を示します Oc4jMount /myapp/* このディレクティブの結果は 次のディレクティブと同じになります Oc4jMount /myapp/* cluster://local_ias_cluster_name:home 必須ではない なし Oc4jMount /app01/* ajp13://my-sun:8888 Oc4jMount /app02/* Oc4jMount /app03/* home Oc4jMount /app04/* ias_cluster_1:home Oc4jMount /app05/* cluster://ias_cluster_1:home,ias_cluster_2:home Oc4jMount /app06/* instance://ias_instance_1:home Oc4jMount /app07/* instance://ias_instance_1:home_1,ias_instance_2:home_2 Oc4jMount /app08/* instance://my-sun:ias_instance_1:home 6-16 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

65 mod_oc4j 使用方法 : ルーティングの宛先ごとに例を示します ajp13_dest Oc4jMount path ajp13://my-sun:8888 path に指定したパターンを持つリクエストが ajp13 プロトコルを使用して my-sun ポート 8888 でリスニング中の OC4J プロセスにルーティングされます (my-sun とポート 8888 は OC4J 構成ファイル xxx-web-site.xml で指定されている ajp13 プロトコルのホストとポートです ) cluster_dest Oc4jMount path cluster://ias Cluster Name:OC4J Instance Name, ias Cluster Name:OC4J Instance Name... path に指定したパターンを持つリクエストが 指定した 1 つ以上の OC4J インスタンスにロード バランスされます ( インスタンスはカンマで区切ってください ) ias Cluster Name はオプションです ias Cluster Name を指定する場合 宛先の OC4J インスタンスは指定したクラスタ内にある必要があります ias Cluster Name を指定しない場合 宛先の OC4J インスタンスはローカルの ias クラスタ内にある必要があります instance_dest Oc4jMount path instance://host:ias Instance Name:OC4J Instance Name, host:ias Instance Name:OC4J Instance Name... path に指定したパターンを持つリクエストが 指定した 1 つ以上の OC4J インスタンスにロード バランスされます ( インスタンスはカンマで区切ってください ) ホスト名はオプションです ホスト名を指定する場合 宛先の OC4J インスタンスはそのホストに常駐する ias インスタンス内にある必要があります ホスト名を指定しない場合 宛先の OC4J インスタンスはどのホストにあってもかまいません Oracle HTTP Server のモジュール 6-17

66 mod_oc4j Oc4jMountCopy このディレクティブでは ベース サーバーからマウント ポイントをコピーします 構文 : 必須かどうか : デフォルト : 例 : 使用方法 : Oc4jMountCopy on off 必須ではない on Oc4jMountCopy off このディレクティブでは mod_oc4j に対して このディレクティブを指定した仮想ホストにベース サーバーから Oc4jMount ポイントをコピーするように指示します 値が on の場合は ベース サーバー内で構成されたすべての Oc4jMount ポイントが仮想ホストにコピーされます 値が off の場合は 仮想ホストの有効範囲内で構成された Oc4jMount ポイントのみが使用されます Oc4jCacheSize このディレクティブでは OC4J 接続キャッシュのサイズを指定します 構文 : 必須かどうか : Oc4jCacheSize size of connection cache 必須ではない デフォルト : UNIX の場合 : 1 Windows の場合 : 32 例 : Oc4jCacheSize 64 使用方法 : このディレクティブでは 1 回の httpd プロセスでキャッシュできる OC4J 同時接続の数を指定します 1 台のコンピューター上で実行中であり OC4J インスタンスにアクセスしている Oracle HTTP Server プロセスの数が 1024 よりも多い場合は このディレクティブを 0 に設定する必要があります これによって mod_oc4j と OC4J インスタンスとの間の永続的な接続が無効になるので パフォーマンスが向上します 6-18 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

67 mod_oc4j Oc4jExtractSSL このディレクティブでは SSL 環境変数の受渡しを制御します 構文 : 必須かどうか : デフォルト : 例 : 使用方法 : Oc4jExtractSSL On Off 必須ではない Off Oc4jExtractSSL On このディレクティブでは mod_oc4j に対して 3 つの SSL 環境変数 SSL_ CLIENT_CERT SSL_CIPHER および SSL_SESSION_ID を OC4J に渡すかどうかを指示します SSL 環境変数を OC4J にコピーする操作にはパフォーマンス コストが関連するため 環境変数を OC4J で使用可能にする必要がある場合にのみ On に設定してください Oc4jEnvVar このディレクティブでは mod_oc4j に対して 一部の環境変数を Oracle HTTP Server から OC4J に渡すように指示します 構文 : 必須かどうか : デフォルト : 例 : 使用方法 : Oc4jEnvVar environment variable name [environment variable default value] 必須ではない なし Oc4jEnvVar MY_ENV1 Oc4jEnvVar MY_ENV2 myenv_value OC4jEnvVar エントリごとに Oracle HTTP Server ディレクティブ PassEnv も環境変数を使用して構成する必要があります 構成しない場合 mod_oc4j は値の取得と受渡しができません 複数のエントリを指定できます 環境変数のデフォルト値を 2 番目のパラメータとして指定する方法と 何も指定しない方法があります 環境変数の値が Oracle HTTP Server 環境で見つかると その値が OC4J に渡されます 環境変数の値が見つからない場合でも デフォルト値が設定されていれば その値が渡されます この環境変数の値が Oracle HTTP Server 環境で見つからず デフォルト値が設定されていない場合 OC4J には何も渡されません mod_oc4j で一部の構成済み環境変数を各リクエストで OC4J に渡すと パフォーマンスが低下します Oracle HTTP Server のモジュール 6-19

68 mod_oc4j mod_oc4j のサンプル構成 この項では mod_oc4j のサンプル構成について説明します レベル 1 の構成 レベル 1 は 最も単純な構成です 次にレベル 1 の構成例を 4 つ示します 例 A この構成では URI /servlet/ で始まるすべてのリクエストが OC4J プロセスのデフォルト インスタンスにマウントされます OC4J プロセスのインスタンスは OPMN によって処理され デフォルト インスタンスは OPMN のデフォルトの OC4J インスタンスと同じである必要があるため この構成では mod_oc4j を OPMN とともに使用する必要があります 1. httpd.conf ファイルに次のように入力します Oc4jMount /servlet/* 例 B この構成では Oc4jMount ディレクティブのかわりに Location コンテナを使用して 例 A の構成と同じ操作を実行します 1. httpd.conf ファイルに次のように入力します <Location /servlet> SetHandler oc4j-handler </Location> 例 C この構成では URI /servlet/ または /j2ee/ で始まるすべてのリクエスト およびすべての JSP ページが OC4J プロセスのデフォルトの OC4J インスタンスにマウントされます この構成では mod_oc4j を OPMN とともに使用する必要があります 1. oc4j.conf ファイルに次のように入力します Oc4JMount /servlet/* Oc4JMount /*.jsp Oc4JMount /j2ee/* 6-20 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

69 mod_oprocmgr 例 D この構成では 次のようにマウントが行われます URI /applicationa/ で始まるすべてのリクエストおよびすべての JSP ページが oc4j_ instance_a にマウントされます このインスタンスでは すべての OC4J プロセスが OPMN によって管理されます この構成では mod_oc4j を OPMN とともに使用する必要があります URI /applicationb/ で始まるすべてのリクエストが oc4j_instance_b にマウントされます このインスタンスでは すべての OC4J プロセスが OPMN によって管理されます この構成では mod_oc4j を OPMN とともに使用する必要があります 1. oc4j.conf ファイルに次のように入力します Oc4JMount /applicationa/* oc4j_instance_a Oc4JMount /applicationb/* oc4j_instance_b Oc4JMount /j2ee/* Oc4JMount /*.jsp oc4j_instance_a mod_oprocmgr この Oracle モジュールでは プロセス管理およびロード バランシング サービスが JServ プロセスに提供されます このモジュールは JServ の従来型ユーザー用です JServ は Oracle HTTP Server 構成ではデフォルトで無効化されています OC4J と mod_oc4j( デフォルトで有効化 ) を使用することをお薦めします JServ にプロセス管理とロード バランシングを提供するための mod_ oprocmgr の構成 この項では mod_oprocmgr の構成方法を説明します この項でモジュールと機能の説明に使用する用語の定義は 次のとおりです mod_oprocmgr mod_oprocmgr は プロセスの起動 停止および障害検出 ( 新規プロセスの起動による置換 ) を行って プロセスにロード バランシング サービスを提供します また JServ からの HTTP リクエストを通じてトポロジ管理情報を取得し この情報に基づいてジョブを実行します Group リクエストの通信量が分散される JServ プロセスのセット サーブレット コンテナ プロセス JServ などのサーブレット コンテナを実行する JVM インスタンス Oracle HTTP Server のモジュール 6-21

70 mod_oprocmgr mod_oprocmgr と mod_jserv の動作 mod_oprocmgr は プロセスの自動起動 障害検出 再起動およびロード バランシングなどのインフラストラクチャ機能を提供します これらの機能は ApJServManual ディレクティブのモード auto によって有効化されます mod_jserv から提供される構成情報に基づいて mod_oprocmgr は指定された数の JServ プロセスを起動し Oracle HTTP Server の存続期間中に JServ プロセスを管理します mod_oprocmgr と mod_jserv を使用するメリット mod_oprocmgr により JServ の機能と管理がいくつかの点で拡張されます プロセス管理 ApJServManual ディレクティブのモードが off の場合 自動的に起動して管理できる JServ プロセスは 1 つのみです 2 番目以降の JServ プロセスは手動で起動 モニターおよび停止する必要があります ApJServManual ディレクティブのモードが auto の場合は 任意の数の JServ プロセスを自動的に起動できます これらのプロセスの状態は mod_oprocmgr により絶えずモニターされ 必要に応じて中断されて再起動されます 必要な場合は JServ プロセスを手動で起動することもできます 構成 ApJServManual ディレクティブの on または off モードを使用して複数の JServ プロセスを構成する操作は複雑で エラーが発生しやすくなります たとえば 10 個のプロセスのバランス構成には 32 個のディレクティブと 10 個の jserv.properties ファイルが必要です 新規の auto モードで複数の JServ プロセスを構成する作業の方が簡潔です たとえば 10 個のプロセスのバランス構成には 3 つのディレクティブを使用するのみで済みます プロセス管理用の mod_jserv の構成 すでに mod_jserv の構成ディレクティブをよく理解している場合 mod_oprocmgr の構成プロセスは簡単です 構成ファイルを次に示します httpd.conf の変更 mod_oprocmgr を使用するには 次のディレクティブがファイルに含まれていることを確認してください $ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/httpd.conf(UNIX の場合 ) %ORACLE_HOME% Apache Apache conf httpd.conf(windows の場合 ) <IfModule mod_oprocmgr.c> 6-22 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

71 mod_oprocmgr ProcNode my-sun.us.oracle.com 7777 <IfDefine SSL> ProcNode my-sun.us.oracle.com 80 </IfDefine> <Location /oprocmgr-service> SetHandler oprocmgr-service </Location> </IfModule> また 1 つ以上の非 SSL ポートを指定する必要があります セキュアな ( つまり SSL 接続のみを受け入れる )Web サイトの場合は 追加の非 SSL ポートを提供する必要があります そのためには 次のディレクティブを追加します ポートとアドレスは実際の値に置き換えてください Listen <port> <VirtualHost _default_:port> SSLEngine Off <Location /> order deny, allow deny from all allow from <IP address 1 of local node> allow from <IP address 2 of local node> allow from <IP address 3 of local node> </Location> </VirtualHost> LoadModule セクションで mod_oprocmgr が mod_osso の後にロードされることを確認します check usrid ステージの mod_oprocmgr のコールバック ファンクションは mod_osso のコールバック ファンクションの前に起動する必要があります jserv.properties の変更 JServ がバインドされるポートを 次のファイル内で指定します $ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/jserv.properties(UNIX の場合 ) %ORACLE_HOME% Apache Jserv conf jserv.properties(windows の場合 ) 例を次に示します port=8007 ポートを指定しない場合 JServ プロセスではそのプロセスのポートが自動的に選択されます JServ プロセスにポートを自動的に選択させる場合は 次のように port ディレクティブを設定します このディレクティブ全体を省略すると エラーが発生します port= Oracle HTTP Server のモジュール 6-23

72 mod_oprocmgr 次の例のように 値をカンマで区切って複数のポートを指定できます ポートの範囲 ( ) が有効な値であることに注意してください port=8007, ,8010 jserv.conf の変更 mod_oprocmgr と mod_jserv を使用するには JServ 構成ファイル内でディレクティブを次のように変更する必要があります このファイルは次の場所にあります $ORACLE_HOME/Apache/Jserv/etc/jserv.conf(UNIX の場合 ) %ORACLE_HOME% Apache Jserv conf jserv.conf(windows の場合 ) ApJServManual このディレクティブは インフラストラクチャ機能を起動するモード auto を受け入れます ( このモードでは mod_oprocmgr によってプロセスが管理されます ) 構文は 次のとおりです ApJServManual auto モードを on または off に設定して 標準の JServ 機能も使用できます ApJServGroup このディレクティブでは mod_jserv を管理するプロセス管理のグループを定義します mod_jserv を使用した場合 このディレクティブによって ApJServBalance ApJServHost ApJServRoute および ApJServShmFile ディレクティブが置き換えられます 管理対象となるすべての JServ プロセスは 1 つのグループに属す必要があり グループごとに固有の ApJServGroup ディレクティブがあります JServ プロセスが 1 つしかない場合は そのプロセスのみを含むグループを定義する必要があります グループ内の各プロセスの相違点はリスニング ポートのみであるため そのグループにダイレクトされたリクエストはプロセス間で均等に分散されます ApJServGroup ディレクティブは グループ名 プロセス数 ノードの重みおよびプロパティ ファイルという 4 つの引数を取ります 次の例では グループ名は mygroup プロセス数は 1 ノードの重みは 1 で JServ プロセスの起動に使用されるプロパティ ファイルのフルパスは次のとおりです $ORACLE_HOME/Apache/JServ/etc/jserv.properties ApJServGroup mygroup 1 1 /private2/up_1022/apache/jserv/etc/jserv.properties 6-24 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

73 mod_oprocmgr ApJServGroupMount このディレクティブでは マウント ポイントを定義してプロセス グループとゾーンにマップします 次の例では マウント ポイントは /servlets グループは mygroup ゾーンは root です 標準的な JServ 構成の場合と同様に ルーティングにはバランス プロトコルが使用されていることに注意してください ApJServGroupMount /servlets balance://mygroup/root このディレクティブを 構成ファイル内で ApJServGroup ディレクティブの後に置きます ApJServGroupSecretKey このディレクティブでは JServ でクライアントの認証に必要な秘密鍵を指定します このディレクティブは 次のようにすると無効化できます ApJServGroupSecretKey disabled アクティブにすると このディレクティブは 1 つまたは 2 つの引数を取ります 次の例では グループ引数とファイル名引数を指定しており グループ mygroup にファイル名 mysecretkey が適用されます ApJServGroupSecretKey mygroup /usr/local/apache/jserv/mysecretkey 指定できるファイル名引数は 次のように 1 つのみです グループが指定されていないため 秘密鍵のファイル名はすべてのグループに適用されます ApJServGroupSecretKey /usr/local/apache/jserv/mysecretkey 引数が 1 つの構文を使用するディレクティブと 引数が 2 つの構文を使用するディレクティブは 併用できません 引数が 2 つの構文を使用する場合 固有の秘密鍵を持たないグループのデフォルトは disabled です このディレクティブを 構成ファイル内で ApJServGroup ディレクティブの後に置きます 警告 : ApJServSecretKey に指定する秘密鍵ファイル内の鍵値は jserv.properties ファイル内の security.secretkey ディレクティブで指定したものと同じにする必要があります 鍵値が異なる場合 障害検出メカニズムは すべてのサーブレット コンテナ プロセスが障害を起こしたと判断してそれらを排除し 新規プロセスを起動してすべてのプロセスを置き換えます ( このサイクルが無限に繰り返されます ) Oracle HTTP Server のモジュール 6-25

74 mod_oradav mod_oradav mod_oradav は mod_dav の拡張版の実装であり Oracle HTTP Server と統合された Oracle モジュール (C 言語で記述された OCI アプリケーション ) です このモジュールでは ローカル ファイルまたは Oracle データベースからの読取りと書込みができます Oracle データベースには mod_oradav が WebDAV アクティビティをデータベース アクティビティにマップするためにコールする OraDAV ドライバ ( ストアド プロシージャ パッケージ ) が必要です 実際には WebDAV クライアントは mod_oradav により Oracle データベースに接続し 内容の読取りと書込みを行い 各種スキーマ内のドキュメントを問い合せてロックできます 標準の Oracle HTTP Server ディレクティブを使用し mod_oradav を Oracle データベースに対して構成できます mod_oradav では コンテンツ管理タスクを実行するために 他のモジュール コード (mime_magic など ) をすばやく活用できます ほとんどの OraDAV 処理アクティビティでは コンテンツ プロバイダとの間でコンテンツをストリーム化する必要があり mod_oradav では Oracle HTTP Server 内で OCI ストリーム ロジックが直接使用されます mod_oradav を構成するには httpd.conf 内の Location ディレクティブにパラメータを入力します Location ディレクティブでは DAV が使用可能な URL を指定します DAV キーワードの後に 単一の値 On を指定します この値は mod_dav がコンテンツにローカル ファイル システムを使用することを示します 次の例では Web サーバーのドキュメント ディレクトリ ( デフォルトでは htdocs) のサブディレクトリ myfiles と階層内の myfiles のすべてのサブディレクトリを DAV が使用可能なディレクトリとして指定します (myfiles またはサブディレクトリには シンボリック リンクを定義しないように注意してください ) <Location /myfiles> DAV On </Location> 関連項目 : 第 7 章 mod_oradav の構成と使用 関連項目 : Oracle9iAS Portal 構成ガイド mod_oradav を使用してデータベース スキーマにアクセスし サード パーティ ツール (Adobe GoLive や Macromedia Dreamweaver など ) と Oracle intermedia からのアクセスを可能にする方法については 次の Oracle Technology Network の URL で OraDAV 情報を参照してください Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

75 mod_osso mod_ossl この Oracle モジュールにより Oracle HTTP Server 用の厳密な暗号化が使用可能になります 関連項目 : Oracle9i Application Server セキュリティ ガイド mod_osso この Oracle モジュールにより Oracle HTTP Server 用のシングル サインオンが有効化されます mod_osso では 受信したリクエストが検査され リクエストされたリソースが保護されているかどうかが判断され 保護されている場合はユーザー用の Cookie が取得されます Basic 認証 URL の mod_osso への公開 関連項目 : Oracle9i Application Server セキュリティ ガイド SSO サーバーを SSL モードで操作するには 次のパラメータのどちらかまたは両方を mod_ osso.conf ファイル内で指定する必要があります nonssl_sso_port=port nonssl_sso_host=alternative sso server name ポート パラメータは Oracle HTTP Server と SSL を有効にした SSO サーバーとの間の内部通信を容易にするために必要です インストール時には SSORegistrar ツールによって nonssl_sso_port パラメータが次のように設定されます nonssl_sso_port=5000 httpd.conf ファイルに次のように追加して Basic 認証 URL を mod_osso に公開します #Use the following configuration to protect SSO Server URLs: # SSO Server Login URL <IfDefine SSL> <Location /pls/orasso/orasso.wwsso_app_admin.ls_login> SSLRequireSSL </Location> </IfDefine> Oracle HTTP Server のモジュール 6-27

76 mod_perl # Change password URL <IfDefine SSL> <Location /pls/orasso/orasso.wwsso_app_user.mgr.change_password> SSLRequireSSL </Location> </IfDefine> # External Application Login URL <IfDefine SSL> <Location /pls/orasso/orasso.wwsso_app_user.mgr.change_password> SSLRequireSSL </Location> mod_perl このモジュールでは Oracle HTTP Server に Perl インタプリタが埋め込まれます これにより 起動時のオーバーヘッドが排除され モジュールを Perl で記述できます Perl 機能のデモは Oracle9iAS Welcome ページから入手できます Demonstrations タブをクリックし 次に J2EE and Web Cache リンクをクリックしてください 警告 : Oracle9iAS に付属しているこのモジュールのデモ スクリプトは 本番環境では無効にする必要があります このスクリプトは インストールの成功を確認するためにのみ付属しています データベース使用上の注意 この項では データベースを使用する mod_perl ユーザー向けに ローカル データベース接続をテストし 文字構成を設定する方法について説明します データベース接続のテスト ローカル シード データベースのデータベース接続をテストする Perl スクリプトの例を次に示します このスクリプトを使用して別のデータベース接続をテストするには scott/tiger をターゲット データベースのユーザー名とパスワードに置き換える必要があります ##### Perl script start ###### use DBI; print "Content-type: text/plain\n\n"; $dbh = DBI->connect("dbi:Oracle:", "scott/tiger", "") die $DBI::errstr; $stmt = $dbh->prepare("select * from emp order by empno") die $DBI::errstr; $rc = $stmt->execute() die $DBI::errstr; while (($empno, $name) = $stmt->fetchrow()) { print "$empno $name\n"; } warn $DBI::errstr if $DBI::err; 6-28 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

77 mod_perl die "fetch error: ". $DBI::errstr if $DBI::err; $stmt->finish() die "can't close cursor"; $dbh->disconnect() die "cant't log off Oracle"; ##### Perl script End ###### SQL NCHAR データ型の使用 SQL NCHAR データ型は Oracle9i で特殊化され 現在は信頼性の高い Unicode データ型と呼ばれています NCHAR NVARCHAR2 および NCLOB などの SQL NCHAR データ型を使用すると あらゆる Unicode 文字をデータベースのキャラクタ セットに関係なく格納できます これらのデータ型のキャラクタ セットは 各国語キャラクタ セット つまり AL16UTF-16 または UTF8 で指定します SQL NCHAR データ型の詳細は Oracle9i のマニュアルを参照してください このリリースの DBD::Oracle は SQL NCHAR データ型をサポートしており データ バインド用の文字構成を指定できるようにドライバ拡張機能が用意されています 次のスクリプトに SQL NCHAR データへのアクセス例を示します # declare to use the constants for character forms use DBD::Oracle qw(:ora_forms); # connect to the database and get the database handle $dbh = DBI->connect(... ); # prepare the statement and get the statement handle $sth = $dbh->prepare( 'SELECT * FROM TABLE_N WHERE NCOL1 = :nchar1' ); # bind the parameter of a NCHAR type $sth->bind_param( ':nchar1', $param_1 ); # set the character form to NCHAR $sth->func( { ':nchar1' => ORA_NCHAR }, 'set_form' ); $sth->execute; 例に示したように set_form ファンクションはプライベート ファンクションとして用意されており 標準の DBI func() メソッドで起動できます このファンクションは どのプレースホルダをどの文字構成に関連付けるかを指定する匿名ハッシュを取ります 文字構成の有効値は ORA_IMPLICIT または ORA_NCHAR です 文字構成を ORA_IMPLICIT に設定すると アプリケーションのバインド データはデータベースのキャラクタ セットに変換され ORA_NCHAR に設定すると各国語キャラクタ セットに変換されます デフォルト構成は ORA_IMPLICIT です デフォルトのキャラクタ セット構成を指定できるように 次のようにもう 1 つのファンクションも用意されています # specify the default form to be NCHAR $dbh->func( ORA_NCHAR, 'set_default_form' ); このコールの後は set_form のコールで特に指定しないかぎり すべてのパラメータの構成は ORA_NCHAR になります set_form ファンクションとは異なり これはデータベース ハンドルのファンクションであるため 指定したデフォルト構成を持つデータベース ハンドルからの各文は デフォルトで選択した構成を持つことに注意してください Oracle HTTP Server のモジュール 6-29

78 mod_plsql set_form このファンクションでは パラメータの文字構成を設定します 有効な構成は ORA_ IMPLICIT( デフォルト ) または ORA_NCHAR です DBD::Oracle 内では : ora_forms として定数を使用できます 次に例を示します # a declaration example for the constants ORA_IMPLICIT and ORA_NCHAR use DBD::Oracle qw(:ora_forms); # set the character form for the placeholder :nchar1 to NCHAR $sth->func( { ':nchar1' => ORA_NCHAR }, 'set_form' ); # set the character form using the positional index $sth->func( { 2 => ORA_NCHAR }, 'set_form' ); # set the character form for multiple placeholders at once $sth->func( { 1 => ORA_NCHAR, 2 => ORA_NCHAR }, 'set_form' ); set_default_form このファンクションでは データベース ハンドルのデフォルトの文字構成を設定します 次に例を示します $dbh->func( ORA_NCHAR, 'set_default_form' ); mod_plsql この Oracle モジュールにより Oracle HTTP Server が mod_plsql に接続され Oracle ストアド プロシージャを使用して Web アプリケーションを作成できます この項の内容は 次のとおりです mod_plsql の構成ファイル DAD のパラメータ サンプル DAD WebDB 2.x 用の mod_plsql の構成 6-30 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

79 mod_plsql mod_plsql の構成ファイル mod_plsql の構成ファイルは構成ツリー形式で関連付けられており 次のように実装されます Oracle HTTP Server のプライマリ構成ファイルは 次のとおりです $ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/httpd.conf プライマリ構成ファイルには 次の構成ファイルのインクルード ディレクティブが含まれています $ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/oracle_apache.conf oracle_apache.conf には 次の構成ファイルのインクルード ディレクティブが含まれています $ORACLE_HOME/Apache/modplsql/conf/plsql.conf plsql.conf には 次の構成ファイルのインクルード ディレクティブが含まれています $ORACLE_HOME/Apache/modplsql/conf/dads.conf $ORACLE_HOME/Apache/modplsql/conf/cache.conf plsql.conf このファイルには mod_plsql を Oracle HTTP Server にロードするための LoadModule ディレクティブ mod_plsql のグローバル設定および dads.conf と cache.conf のインクルード ディレクティブが含まれています 次に例を示します ############################################################################### # mod_plsql Configuration File # ############################################################################### # #In a default install, this file gets included as per the following tree # httpd.conf (under $ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf) # # --> oracle_apache.conf (under $ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf) # # # --> plsql.conf (under $ORACLE_HOME/Apache/modplsql/conf) # # -----> dads.conf (under $ORACLE_HOME/Apache/modplsql/conf) # -----> cache.conf (under $ORACLE_HOME/Apache/modplsql/conf) # # Tell Apache to load the Modplsql module LoadModule plsql_module %ORACLE_HOME%/Apache/modplsql/bin/modplsql.%SO_EXT% Oracle HTTP Server のモジュール 6-31

80 mod_plsql # Load in the setting only if plsql_module is loaded <IfModule mod_plsql.c> # Global Settings Section # This section contains modplsql directives that applies to all DADs. # Log mode of modplsql. # To view more details about the internal processing of modplsql, please set # this directive to 'On'. This will cause modplsql to start logging for every # request that is processed. The log files will be generated specified by # the PlsqlLogDirectory directive (defined below). # # Logging is meant to be used for debugging purposes only. When logging is # enabled, there will be a lot of log files generated under # $ORACLE_HOME/Apache/modplsql/logs (or as configured by the directive # PlsqlLogDirectory). This parameter should be set to 'Off' unless recommended # by Oracle support to debug problems with mod_plsql. # # Syntax: PlsqlLogEnable [Off/On] # Default: Off PlsqlLogEnable Off # Log directory of modplsql. # Set the directory name of the place where log files should be generated when # logging is enabled. To avoid possible confusion about the location of this # directory, an absolute path is recommended # # On Unix, this directory must have write permissions by the owner of the # child httpd processes. In other words, if Apache is running as user nobody, # then this directory must have its permissions set so that user nobody can # write to it. # # Syntax: PlsqlLogDirectory [directory] # Default: [none] PlsqlLogDirectory %ORACLE_HOME%/Apache/modplsql/logs # DMS logging of modplsql. # This turns on/off the DMS logging for modplsql. Usually, this is turned on # in order to monitor modplsql. # # If you do not plan to monitor the performance of your site using the OEM # Tool, then turning this parameter off will give you a small benefit in # performance. # # Syntax: PlsqlDMSEnable [On/Off] # Default: On 6-32 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

81 mod_plsql # PlsqlDMSEnable On # Cache Settings Section # Load in the cache settings by including it here include %ORACLE_HOME%/Apache/modplsql/conf/cache.conf # Data Access Descriptors Settings Section # Load in the DADs settings by including it here include %ORACLE_HOME%/Apache/modplsql/conf/dads.conf </IfModule> dads.conf このファイルには PL/SQL のデータベース アクセス記述子 (Database Access Descriptor: DAD) の構成パラメータが含まれています DAD は mod_plsql でデータベース サーバーに接続して HTTP リクエストを実行する方法を指定する値のセットです DAD には 接続詳細のみでなく データベースでの様々な操作や mod_plsql 全般に重要な構成パラメータが含まれています PL/SQL Web Toolkit を使用する Web 対応の PL/SQL アプリケーションでは そのアプリケーションを起動する DAD を作成する必要があります 次のような典型的な PL/SQL アプリケーションには DAD が必要です Oracle9iAS Portal Single Sign-On Server OAS PL/SQL Cartridge アプリケーション DAD の書式 DAD の書式は 次のとおりです Oracle HTTP Server の <Location> コンテナ ディレクティブを使用して 仮想パスを特定の DAD にマウントします <Location /pls/orasso> SetHandler pls_handler Order deny,allow... </Location> <Location> コンテナでは Oracle HTTP Server の仮想パス (DAD パス 前述の例では /pls/orasso) を指定します コンテナ内のディレクティブでは その位置にルーティングされるリクエストの処理方法を指定します これは DAD の必須パラメータです ほとんどの PL/SQL アプリケーションの場合 DAD パスには任意の文字列を使用できます Oracle HTTP Server のモジュール 6-33

82 mod_plsql 次に例を示します /myapp /plsqlapp /cartx/owa Oracle9iAS Portal の場合は すべての DAD に接頭辞 /pls を付ける必要があります 次に例を示します /pls/portal /pls/portal309 /pls/portal306 SetHandler ディレクティブでは Oracle HTTP Server に対して リクエストを mod_plsql に転送して処理するように指示します これは DAD の必須パラメータです 次の例に 典型的な PL/SQL アプリケーションの DAD を示します <Location /pls/plsqlapp> SetHandler pls_handler Order deny,allow AllowOverride None PlsqlDatabaseUsername PlsqlDatabasePassword PlsqlDatabaseConnectString PlsqlDefaultPage PlsqlDocumentTablename PlsqlDocumentPath PlsqlDocumentProcedure PlsqlAuthenticationMode </Location> scott tiger host:port:sid scott.home scott.wwdoc_document docs scott.wwdoc_process.process_download Basic DAD のパラメータ この項では dads.conf ファイルに指定できるすべてのデータベース アクセス記述子 (DAD) のレベル パラメータについて説明します Oracle HTTP Server では 次のディレクティブがサポートされています 次のように <Location> コンテナで通常使用されるディレクティブであれば どれでも使用できます Order deny,allow AllowOverride None 6-34 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

83 mod_plsql PlsqlDatabaseUserName データベースへのログインに使用するユーザー名を指定します 構文 : PlsqlDatabaseUsername string デフォルト : なし 例 : PlsqlDatabaseUsername scott 注意 : PlsqlAuthenticationMode を Basic に設定して動的認証を使用する DAD の場合を除き これは必須パラメータです Single Sign-On 認証を使用する DAD の場合 このパラメータはスキーマの所有者名です WebDB 2.x を使用する DAD の場合は このパラメータを省略する必要があります Oracle9iAS リリース 1 では この構成パラメータは username と呼ばれていました PlsqlDatabasePassword データベースへのログインに使用するパスワードを指定します 構文 : PlsqlDatabasePassword string デフォルト : なし 例 : PlsqlDatabasePassword tiger 注意 : PlsqlAuthenticationMode を Basic に設定して動的認証を使用する DAD の場合を除き これは必須パラメータです Single Sign-On 認証を使用する DAD の場合 このパラメータはスキーマの所有者名です WebDB 2.x を使用する DAD の場合は このパラメータを省略する必要があります セキュリティ上の理由で このパラメータの構成には Oracle Enterprise Manager コンソールを使用することをお薦めします Oracle9iAS リリース 1 では この構成パラメータは password と呼ばれていました Oracle HTTP Server のモジュール 6-35

84 mod_plsql PlsqlDatabaseConnectString リモート データベースへの接続を指定します 構文 : PlsqlDatabaseConnectString string string には 次のいずれかを指定できます 有効な TNS 別名 HOST:PORT:SID 形式 HOST はデータベースを実行するホスト名 PORT は TNS リスナーがリスニングするポート番号 SID はデータベース インスタンスの Oracle SID 名 デフォルト : なし 例 : PlsqlDatabaseConnectString orcl.us.oracle.com または PlsqlDatabaseConnectString myhost.us.oracle.com:1521:orcl # 注意 : データベースが同じ Oracle ホームで稼働している場合 あるいは環境変数 TWO_TASK (Windows NT では LOCAL) が設定されている場合 このパラメータは不要です データベースが別々の Oracle ホームで稼働している場合 このパラメータは必須です データベースに接続できない場合は 次のことを確認します DAD のユーザー名およびパスワード情報を確認します 次のコマンドを実行できるかどうかを確認します sqlplus DADUsername/DADPassword@string TNS_ADMIN が適切に構成されているかどうかを確認します HOST:PORT:SID 形式で接続できるかどうかを確認します TNS リスナーとデータベースが動作しているかどうかを確認します 別のマシンからホストを ping できるかどうかを確認します Oracle9iAS リリース 1 では この構成パラメータは connect_string と呼ばれていました 6-36 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

85 mod_plsql PlsqlAuthenticationMode この DAD 経由でアクセスできるように 使用する認証モードを指定します 構文 : PlsqlAuthenticationMode Basic/SingleSignOn/GlobalOwa/CustomOwa/PerPackageOwa デフォルト :Basic 例 : PlsqlAuthenticationMode Basic 注意 : Oracle9iAS Portal の場合は このパラメータを SingleSignOn に設定する必要があります WebDB 2.x アプリケーションの場合は このパラメータを Basic に設定する必要があります 旧リリースの Oracle アプリケーションでは GlobalOwa モードを使用します カスタム認証モード (GlobalOwa CustomOwa PerPackageOwa) を使用する PL/SQL アプリケーションは ごく少数です DAD で Basic 認証を使用しない場合は DAD 構成に有効なユーザー名とパスワードを含める必要があります Basic モードで動的認証を実行する場合は このパラメータを省略できます Oracle9iAS リリース 1 では この構成パラメータは enablesso と custom_auth の組合せから導出されていました enablesso = Yes は PlsqlAuthenticationMode SingleSignOn に変換されます custom_auth = Global は PlsqlAuthenticationMode GlobalOwa に変換されます custom_auth = Custom は PlsqlAuthenticationMode CustomOwa に変換されます custom_auth = PerPackage は PlsqlAuthenticationMode PerPackageOwa に変換されます 他の組合せはすべて Basic に変換されます Oracle HTTP Server のモジュール 6-37

86 mod_plsql PlsqlSessionCookieName Oracle9iAS Portal セッション用の Cookie 名を指定します 構文 : PlsqlSessionCookieName string デフォルト : DAD 名 例 : PlsqlSessionCookieName portal 注意 : DAD で Single Sign-On 認証を使用しない場合は このパラメータを省略できます 他のほとんどの場合は セッションの Cookie 名を省略する必要があります ( また このパラメータはデフォルトで自動的に DAD 名に設定されます ) セッションの Cookie 名を指定する必要があるのは 分散 Oracle9iAS Portal 環境に参加する必要のある Oracle9iAS Portal インスタンスの場合のみです これらの Oracle9iAS Portal ノードで 連携したクラスタとしてシームレスに参加する必要がある場合は すべての参加ノードのセッション Cookie 名が同じであるかどうかを確認してください 独立した Oracle9iAS Portal ノードでは 個別のセッション Cookie 名を使用する必要があります Oracle9iAS リリース 1 では この構成パラメータは sncookiename と呼ばれていました PlsqlSessionStateManagement 各 mod_plsql リクエストの終了時に パッケージとセッションの状態をクリーン アップする方法を指定します このパラメータを StatelessWithResetPackageState に設定すると mod_plsql は各 mod_plsql リクエストの終了時に dbms_session.reset_package_state をコールします このパラメータを StatelessWithPreservePackageState に設定すると mod_plsql は各 mod_plsql リクエストの終了時に htp.init をコールします これにより PL/SQL Web ToolKit 内でセッション変数の状態がクリーン アップされます PL/SQL アプリケーションは そのアプリケーション固有のセッション状態のクリーン アップを行います クリーン アップに失敗するとエラー動作が発生し リクエストは以前のリクエストで変更された状態を認識して操作を開始します このパラメータを StatelessWithFastResetPackageState に設定すると mod_plsql は各 mod_plsql リクエストの終了時に dbms_session.modify_package_state(dbms_ session.reinitialize) をコールします この API は 6-38 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

87 mod_plsql StatelessWithResetPackageState モードよりはるかに高速であり 一部のラッチ競合問題は回避されますが この API が存在するのはリリース 以上のデータベースのみです このモードでは メモリー使用量がデフォルト モードよりやや多くなります 構文 : PlsqlSessionStateManagement StatelessWithResetPackageState/StatelessWithFastResetPackageState/StatelessWithPrese rvepackagestate デフォルト :StatelessWithResetPackageState 例 : PlsqlSessionStateManagement StatelessWithResetPackageState 注意 : StatelessWithPreservePackageState モードを使用するのは Oracle9iAS Portal が使用されない旧リリースの Oracle アプリケーションの場合のみです Oracle9iAS リリース 1 では この構成パラメータは stateful と呼ばれていました 旧リリースの値 stateful=no または stateful=stateless_reset は PlsqlSessionStateManagement StatelessWithResetPackageState に対応しています 旧リリースの値 stateful=stateless_fast_reset は PlsqlSessionStateManagement StatelessWithFastResetPackageState に対応しています 旧リリースの値 stateful=stateless_preserve は PlsqlSessionStateManagement StatelessWithPreservePackageState に対応しています mod_plsql では ステートフル モードの操作はサポートされません PL/SQL アプリケーションにステートフル動作を実装するには 状態を Cookie またはデータベース あるいはその両方に保存します PlsqlMaxRequestsPerSession プーリングされたデータベース接続がクローズされて再オープンされる前に処理する必要のある最大リクエスト数を指定します 構文 : PlsqlMaxRequestsPerSession number デフォルト : 1000 例 : Oracle HTTP Server のモジュール 6-39

88 mod_plsql PlsqlMaxRequestsPerSession 1000 注意 : このパラメータを使用すると PL/SQL アプリケーションで使用される長いセッション中に発生するメモリーとリソースの問題を軽減できます このパラメータは変更しないでください ほとんどの場合は デフォルトで十分です このパラメータを小さい値に設定すると パフォーマンスが低下することがあります 使用頻度が低くパフォーマンスが問題にならない DAD や リクエスト数が限られている DAD の場合は 小さい値に設定するとメリットが得られることがあります このパラメータをアクセス頻度の高い DAD について極端に小さい値 (1 など ) に設定すべきではありません Oracle9iAS リリース 1 では このパラメータは reuse に相当します 新しいパラメータでは Yes または No の値を使用する場合に比べて mod_plsql での接続プールの再利用を厳密に制御できます PlsqlDefaultPage URL に何も指定されていない場合にコールするデフォルトのプロシージャを指定します 構文 : PlsqlDefaultPage string デフォルト : なし例 : PlsqlDefaultPage myschema.mypackage.home 注意 : Oracle9iAS リリース 1 では このパラメータは default_page と呼ばれていました PlsqlDocumentTablename すべてのドキュメントのアップロード先となるデータベース内の表を指定します 構文 : PlsqlDocumentTablename string デフォルト : なし 例 : PlsqlDocumentTablename myschema.document_table 6-40 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

89 mod_plsql Portal の場合 : PlsqlDocumentTablename portal.wwdoc_document WebDB の場合 : PlsqlDocumentTablename webdb.wwv_document 注意 : ドキュメントをアップロードまたはダウンロードしないアプリケーションの場合は このパラメータを省略できます アップロードおよびダウンロード プロセスと ドキュメント表の形式に適用される制限の詳細は Oracle9i Application Server mod_plsql ユーザーズ ガイド を参照してください Oracle9iAS リリース 1 では このパラメータは document_table と呼ばれていました PlsqlDocumentPath ドキュメントをダウンロードするためのアクセス パスを指定します これは ドキュメント表からのドキュメントのダウンロードを開始する仮想パスです たとえば このパラメータを docs に設定すると 次の URL によってこの形式の URL でドキュメントのダウンロード プロセスが開始されます /pls/dad/docs /pls/plsqlapp/docs 構文 : PlsqlDocumentPath string デフォルト : docs 例 : PlsqlDocumentPath docs 注意 : ドキュメントをアップロードまたはダウンロードしないアプリケーションの場合は このパラメータを省略できます アップロードおよびダウンロード プロセスと ドキュメント表の形式に適用される制限の詳細は Oracle9i Application Server mod_plsql ユーザーズ ガイド を参照してください Oracle9iAS リリース 1 では このパラメータは document_path と呼ばれていました Oracle HTTP Server のモジュール 6-41

90 mod_plsql PlsqlDocumentProcedure ドキュメントのダウンロード開始時にコールするプロシージャを指定します このプロシージャは ダウンロード処理用にコールされます 構文 : PlsqlDocumentProcedure string デフォルト : なし 例 : PlsqlDocumentProcedure portal.wwdoc_process.process_download 注意 : ドキュメントをアップロードまたはダウンロードしないアプリケーションの場合は このパラメータを省略できます アップロードおよびダウンロード プロセスと ドキュメント表の形式に適用される制限の詳細は Oracle9i Application Server mod_plsql ユーザーズ ガイド を参照してください Oracle9iAS リリース 1 では このパラメータは document_proc と呼ばれていました PlsqlUploadAsLongRaw LONGRAW データ型として ( デフォルトの BLOB データ型を使用せずに ) アップロードする拡張子を指定します フィールドのファイル拡張子に複数行からなるディレクティブを指定すると デフォルトを上書きできます このフィールドに値 * を指定すると すべてのドキュメントが LONGRAW 型としてアップロードされます 構文 : PlsqlUploadAsLongRaw string multiline デフォルト : なし 例 : PlsqlUploadAsLongRaw jpg PlsqlUploadAsLongRaw gif WebDB の場合 : PlsqlUploadAsLongRaw * 6-42 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

91 mod_plsql 注意 : ドキュメントをアップロードまたはダウンロードしないアプリケーションの場合は このパラメータを省略できます アップロードおよびダウンロード プロセスと ドキュメント表の形式に適用される制限の詳細は Oracle9i Application Server mod_plsql ユーザーズ ガイド を参照してください Oracle9iAS リリース 1 では このパラメータは upload_as_log_raw と呼ばれていました PlsqlPathAlias プロシージャ コールにマップする仮想パスの別名を指定します これはアプリケーション固有です たとえば Oracle9iAS Portal では url に設定します この値は /pls/myapp/url/* 型のすべての URL が特殊な URL として処理され PlsqlPathAliasProcedure で構成された特定のプロシージャにダイレクトされることを意味します 構文 : PlsqlPathAlias string デフォルト : なし 例 : PlsqlPathAlias url 注意 : パスのエイリアシングを使用しないアプリケーションの場合は このパラメータを省略できます パスのエイリアシング機能の詳細は Oracle9i Application Server mod_ plsql ユーザーズ ガイド を参照してください Oracle9iAS リリース 1 では このパラメータは pathalias と呼ばれていました PlsqlPathAliasProcedure URL の仮想パスが PlsqlPathAlias で構成されたパス別名と一致した場合にコールするプロシージャを指定します 構文 : PlsqlPathAliasProcedure string デフォルト : なし Oracle HTTP Server のモジュール 6-43

92 mod_plsql 例 : PlsqlPathAliasProcedure portal.wwpth_api_alias.process_download 注意 : パスのエイリアシングを使用しないアプリケーションの場合は このパラメータを省略できます パスのエイリアシング機能の詳細は Oracle9i Application Server mod_ plsql ユーザーズ ガイド を参照してください Oracle9iAS リリース 1 では このパラメータは pathaliasproc と呼ばれていました PlsqlExclusionList 特定のプロシージャ パッケージまたはスキーマ名を ブラウザから直接実行されないように除外するためのパターンを指定します これは複数行からなるディレクティブで 各パターンを 1 行に指定します パターンには大 / 小文字区別がなく *? および [a-z] などの単純なワイルドカードを使用できます ダイレクト URL アクセスから除外されるデフォルトのパターンは sys.* dbms_* utl_* owa_* owa.* htp.* htf.* です このディレクティブを #NONE# に設定すると すべての保護が無効化されます 稼働中のサイトにはこの設定をお薦めしませんが デバッグに使用する場合があります このパラメータが上書きされると デフォルトは無効になります その場合は 除外されるパターンのリストにデフォルトのリストを明示的に追加する必要があります 構文 : PlsqlExclusionList string multiline/#none# デフォルト : sys.* dbms_* utl_* owa_* owa.* htp.* htf.* 例 : PlsqlExclusionList sys.* PlsqlExclusionList dbms_* PlsqlExclusionList utl_* PlsqlExclusionList owa_* PlsqlExclusionList owa.* PlsqlExclusionList htp.* PlsqlExclusionList htf.* PlsqlExclusionList myschema.private.* 6-44 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

93 mod_plsql この例では sys.* dbms_* utl_* owa_* owa.* htp.* htf.* myschema.private.* を含む URL へのアクセスが除外されます ただし 次のように指定した場合は異なります PlsqlExclusionList myschema.private.* この例では myschema.private.* を含む URL へのアクセスのみが除外されます システムのデフォルトは保護されなくなります ( 通常 この設定は下位互換性を保つためにのみ使用します ) 注意 : mod_plsql では このパラメータで指定した URL パターンのみでなく タブ 改行 一重引用符またはバックスラッシュなどの特殊文字を含む URL も除外されます これは変更できません デフォルトにパターンを追加するには 追加したパターン ( 前述の例 ) を含むデフォルト リストを指定する必要があります Oracle9iAS リリース 1 では このパラメータは exclusion_list と呼ばれていました PlsqlCGIEnvrionmentList PL/SQL プロシージャに渡される環境変数のデフォルト セットに CGI 環境変数をオーバーライドまたは追加 あるいはその両方の操作を実行するように指定します これは 追加 オーバーライドまたは削除する名前 / 値ペアの複数行からなるディレクティブです 変数名を指定して Oracle HTTP Server 環境から CGI 環境変数を追加できます CGI 環境変数を削除するには 何も設定しません 固有の名前 / 値ペアを追加するには 構文 myname=myvalue を使用します 構文 : PlsqlCGIEnvironmentList string multiline デフォルト : なし 例 : 追加またはオーバーライド あるいはその両方の操作を実行するには 次のように設定します PlsqlCGIEnvironmentList MYENVAR1=myvalue 削除するには 次のように設定します PlsqlCGIEnvironmentList MYENVAR2= Oracle HTTP Server のモジュール 6-45

94 mod_plsql Oracle HTTP Server 環境から追加またはオーバーライド あるいはその両方の操作を実行するには 次のように設定します PlsqlCGIEnvironmentList DOCUMENT_ROOT 注意 : ここで追加した環境変数は ファンクション owa_util.get_cgi_env を介して PL/SQL アプリケーションで使用できます Oracle9iAS リリース 1 では このパラメータは cgi_env_list と呼ばれていました PlsqlCompatibilityMode 実行中の mod_plsql の互換モードを指定します リリース より前の mod_plsql に対して mod_plsql を実行している場合は この値を 1 に設定する必要があります 構文 : PlsqlCompatibilityMode BitFlag デフォルト : 0 例 : PlsqlCompatibilityMode 1 注意 : このパラメータにより ドキュメントのダウンロード時に mod_plsql でプラス記号 (+) がスペース文字に正しく変換されないという 旧バージョンでのバグが有効になります このフラグの最初のビットを有効化すると 名前にプラス記号 (+) を含むドキュメントをダウンロードできなくなります PlsqlNLSLanguage この DAD の NLS_LANG 変数を指定します このパラメータにより NLS_LANG 環境変数がオーバーライドされます このパラメータを設定すると PL/SQL Gateway は指定の NLS_LANG を使用してデータベースに接続します 接続後は 指定の言語と地域に切り替えるために alter session コマンドが発行されます Syntax: PlsqlNLSLanguage string デフォルト : なし 例 : PlsqlNLSLanguage America_American.UTF Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

95 mod_plsql 注意 : ほとんどのアプリケーションでは PlsqlTransferMode が CHAR に設定されています これは PlsqlNLSLanguage 内のキャラクタ セットをデータベースのキャラクタ セットと一致させる必要があることを意味します 特殊な例として データベースと mod_plsql のキャラクタ セットが両方とも固定サイズで 幅が一致していれば キャラクタ セットが一致していなくてもかまわない場合があります レスポンスのキャラクタ セットは 常に mod_plsql のキャラクタ セットです PlsqlTransferMode が RAW に設定されている場合は このパラメータを無視できます Oracle9iAS リリース 1 では このパラメータは nls_lang と呼ばれていました PlsqlFetchBufferSize データベースから (owa_util.get_page または owa_util.get_page_raw を使用して ) フェッチする内容のトリップごとの行数を指定します 生成されるページが大きい場合は このパラメータを大きい値に設定し 内容を取得するためのデータベースへのトリップ回数を減らすことができます ただし mod_plsql によるメモリー使用量は増加します 日本語 中国語またはマルチバイト キャラクタ セット言語の場合は このパラメータを 256 に設定するとパフォーマンスが改善されます 構文 : PlsqlFetchBufferSize number デフォルト : 128 例 : PlsqlFetchBufferSize 256 注意 : このパラメータは パフォーマンスに問題がある場合にのみ変更してください このパラメータの最小値は 28 ですが それより小さくなることはほとんどありません このパラメータは 次の場合にのみ変更してください 平均的なレスポンス ページが大きく レスポンスをフェッチするための mod_ plsql によるデータベースへのラウンドトリップ回数を減らす必要がある場合 使用中のキャラクタ セットがマルチバイトで get_page または get_page_raw で 1 行ごとにフェッチされるバイト数が少ないという問題に対処する必要がある場合 (PL/SQL Web ToolKit での計算はキャラクタ ベースであり マルチバイト キャラクタの場合 OWA パッケージではキャラクタの最小のバイト サイズが想定されるため 各行のサイズが最大値まで変更されることはありません ) Oracle HTTP Server のモジュール 6-47

96 mod_plsql Oracle9iAS リリース 1 では このパラメータは response_array_size と呼ばれていました PlsqlErrorStyle mod_plsql エラーのエラー レポート モードを指定します このパラメータには 次の値を指定できます ApacheStyle: これはデフォルト モードです このモードでは mod_plsql は発生した HTTP エラーを Oracle HTTP Server に示します Oracle HTTP Server でエラー ページが生成されます これを Oracle HTTP Server の ErrorDocument ディレクティブとともに使用すると カスタマイズされたエラー メッセージを生成できます ModplsqlStyle: mod_plsql でエラー ページが生成されます 通常 これは 発生した PL/SQL エラーと PL/SQL 例外スタック ( 存在する場合 ) を示す短いメッセージです 次に例を示します scott.foo PROCEDURE NOT FOUND DebugStyle: このモードでは ModplsqlStyle を指定した場合よりも詳細な情報が得られます mod_plsql によって URL の詳細とパラメータが表示され サーバー構成情報が生成されます このモードはデバッグ専用です 内部サーバー変数を表示するとセキュリティ上のリスクを伴うため 本番システムではこのモードを使用しないでください Syntax: PlsqlErrorStyle ApacheStyle/ModplsqlStyle/DebugStyle デフォルト : ApacheStyle 例 : PlsqlErrorStyle ModplsqlStyle 注意 : Oracle9iAS リリース 1 では このパラメータは error_style と呼ばれていました PlsqlTransferMode データベースからのデータを mod_plsql に移送するためのモードを指定します ほとんどのアプリケーションでは デフォルト値 CHAR を使用します 構文 : PlsqlTransferMode CHAR/RAW デフォルト : CHAR 例 : PlsqlTransferMode CHAR 6-48 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

97 mod_plsql 注意 : このパラメータを変更する必要があるのは 同一の DAD からのレスポンスを異なるキャラクタ セットで返送できるようにする場合のみです このようなケースでは レスポンス データが常にデータベースのキャラクタ セットから mod_plsql キャラクタ セットに変換されてしまう CHAR モードを使用できません Oracle9iAS リリース 1 では RAW 移送モードはサポートされていませんでした PlsqlBeforeProcedure リクエストされたプロシージャのコール前に起動するプロシージャを指定します これにより リクエストされたプロシージャがコールされる前にフック ポイントを置くことができます これは リクエストされたプロシージャ内の問題のデバッグ中に SQL トレース / SQL プロファイルを実行する場合に役立ちます また 各プロシージャの実行前に特定のコールを確実に行う必要がある場合にも役立ちます これは内部パラメータであり 削除しても問題はありません 構文 : PlsqlBeforeProcedure string デフォルト : なし 例 : PlsqlBeforeProcedure portal.mypkg.mybeforeproc 注意 : デバッグ時を除き このパラメータは省略する必要があります このパラメータを使用すると SQL トレース / SQL プロファイルを起動できます Oracle9iAS リリース 1 では このパラメータは before_proc と呼ばれていました PlsqlAfterProcedure リクエストされたプロシージャのコール後に起動するプロシージャを指定します これにより リクエストされたプロシージャがコールされた後にフック ポイントを置くことができます これは リクエストされたプロシージャ内の問題のデバッグ中に SQL トレース / SQL プロファイルを実行する場合に役立ちます また 各プロシージャの実行後に特定のコールを確実に行う必要がある場合にも役立ちます これは内部パラメータであり 削除しても問題はありません 構文 : PlsqlAfterProcedure string デフォルト : なし Oracle HTTP Server のモジュール 6-49

98 mod_plsql 例 : PlsqlAfterProcedure portal.mypkg.myafterproc 注意 : デバッグ時を除き このパラメータは省略する必要があります このパラメータを使用すると SQL トレース / SQL プロファイルを停止できます Oracle9iAS リリース 1 では このパラメータは after_proc と呼ばれていました PlsqlBindBucketLengths コレクション バインド内の要素数のバインド中に使用する丸めサイズを指定します PL/SQL 文の実行中は Oracle データベースにより共有 SQL 領域内で PL/SQL 文のキャッシュがメンテナンスされ 同じ文が再び実行される場合はキャッシュされた文が再利用されます Oracle の一致条件では 文のテキストが同一で バインド変数のデータ型が一致する必要があります 文字列の型が一致するには正確なバイト サイズを指定する必要があり コレクション バインドの場合もコレクション内の要素数が重要になります mod_plsql では文が動的にバインドされるため 共有キャッシュのヒット率は低く ほぼ重複する値でいっぱいになって 共有領域でラッチの競合が発生する傾向があります このパラメータでは バインド長を最も近いレベルにバケット化して このような影響を軽減します すべての数値は昇順で指定する必要があります 最後に指定したサイズに続くバケット サイズは 最後のサイズの 2 倍とみなされます 構文 : PlsqlBindBucketLengths number multiline デフォルト : 4,20,100,400 例 : PlsqlBindBucketLengths 4 PlsqlBindBucketLengths 25 PlsqlBindBucketLengths 125 注意 : このパラメータが関連するのは 配列パラメータを伴うプロシージャを使用し 可変個のパラメータをプロシージャに渡す場合のみです ほとんどの PL/SQL アプリケーションの場合は デフォルトで十分です このパラメータの変更が必要かどうかを調べるには SQL 領域内で SQL 文のバージョン番号をチェックします 問題を軽減するために パラメータの受渡しを柔軟にすることを考慮してください 6-50 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

99 mod_plsql Oracle9iAS リリース 1 では このパラメータは bind_bucket_lengths と呼ばれていました PlsqlBindBucketWidths コレクション バインド内の要素数のバインド中に使用する丸めサイズを指定します PL/SQL 文の実行中は Oracle データベースにより共有 SQL 領域内で PL/SQL 文のキャッシュがメンテナンスされ 同じ文が再び実行される場合はキャッシュされた文が再利用されます Oracle の一致条件では 文のテキストが同一で バインド変数のデータ型が一致する必要があります 文字列の型が一致するには正確なバイト サイズを指定する必要があり コレクション バインドの場合もコレクション内の要素数が重要になります mod_plsql では文が動的にバインドされるため 共有キャッシュのヒット率は低く ほぼ重複する値でいっぱいになって 共有領域でラッチの競合が発生する傾向があります このパラメータでは バインド幅を最も近いレベルにバケット化して このような影響を軽減します すべての数値は昇順で指定する必要があります 最後に指定したサイズに続くバケット サイズは 最後のサイズの 2 倍とみなされます 最後のバケット幅は 4000 以下にする必要があります これは 配列のバインド幅を 4000 以下にするという OCI の制限によるものです 構文 : PlsqlBindBucketWidths number multiline デフォルト : 32,128,1450,2048,4000 例 : PlsqlBindBucketWidths 40 PlsqlBindBucketWidths 400 PlsqlBindBucketWidths 2000 注意 : このパラメータが関連するのは 配列パラメータを伴うプロシージャを使用し 可変個のパラメータをプロシージャに渡す場合のみです ほとんどの PL/SQL アプリケーションの場合は デフォルトで十分です このパラメータの変更が必要かどうかを調べるには SQL 領域内で SQL 文のバージョン番号をチェックします 問題を軽減するために パラメータの受渡しを柔軟にすることを考慮してください Oracle9iAS リリース 1 では このパラメータは bind_bucket_widths と呼ばれていました Oracle HTTP Server のモジュール 6-51

100 mod_plsql PlsqlAlwaysDescribeProcedure mod_plsql でプロシージャを実行前に記述する必要があるかどうかを指定します このディレクティブを On に設定すると mod_plsql では常にプロシージャが起動前に記述されます それ以外の場合は 内部的な経験則によりパラメータの型が不正に解析された場合にのみ プロシージャが記述されます 構文 : PlsqlAlwaysDescribeProcedure On/Off デフォルト : Off 例 : PlsqlAlwaysDescribeProcedure Off 注意 : パフォーマンス上の理由で デバッグ時以外は このパラメータを Off に設定する必要があります Oracle9iAS リリース 1 では このパラメータは always_desc と呼ばれていました PlsqlIdleSessionCleanupInterval アイドル セッションがクローズされてクリーン アップされてからの期間を指定します このディレクティブは mod_plsql 内でデータベース接続とセッションの接続プーリングとともに使用されます セッションが指定の期間使用されないと そのセッションはクローズされて解放されます これは 使用されていないセッションをクリーン アップし データベース側でメモリーを解放できるようにするためです 構文 : PlsqlIdleSessionCleanupInterval number デフォルト : 15 分 例 : PlsqlIdleSessionCleanupInterval 10 注意 : ほとんどのインストールでは デフォルト値で十分です このパラメータを小さい値に設定すると 使用されていないデータベース セッションのクリーン アップが高速になります ただし 極端に小さい値に設定すると mod_ plsql 内の接続プーリングに悪影響を及ぼすことがあります 6-52 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

101 mod_plsql オープン データベース セッション数が重要でない場合は 最大のパフォーマンスが得られるように このパラメータの値を大きくできます その場合 アクセス頻度が高く セッションがクリーン アップ間隔に指定した期間だけアイドル状態になることがないサイトについては プーリングされたデータベース セッションが定期的にリサイクルされるように PlsqlMaxRequestsPerSession パラメータを調整できます サンプル DAD この項では Oracle9iAS アプリケーションで使用されている DAD の例を示します Portal DAD <Location /pls/portal> SetHandler pls_handler Order deny,allow AllowOverride None PlsqlDatabaseUsername PlsqlDatabasePassword PlsqlDatabaseConnectString PlsqlDefaultPage PlsqlDocumentTablename PlsqlDocumentPath PlsqlDocumentProcedure PlsqlAuthenticationMode PlsqlPathAlias PlsqlPathAliasProcedure PlsqlSessionCookieName </Location> portal portal host:port:sid portal.home portal.wwdoc_document docs portal.wwdoc_process.process_download SingleSignOn url portal.wwpth_api_alias.process_download portal Single Sign-On Server インスタンスの DAD <Location /pls/orasso> SetHandler pls_handler Order deny,allow AllowOverride None PlsqlDatabaseUsername PlsqlDatabasePassword PlsqlDatabaseConnectString PlsqlDefaultPage PlsqlDocumentTablename PlsqlDocumentPath PlsqlDocumentProcedure PlsqlAuthenticationMode PlsqlPathAlias PlsqlPathAliasProcedure PlsqlSessionCookieName </Location> orasso orasso host:port:sid orasso.home orasso.wwdoc_document docs orasso.wwdoc_process.process_download SingleSignOn url orasso.wwpth_api_alias.process_download orasso Oracle HTTP Server のモジュール 6-53

102 mod_plsql Portal 3.0.x DAD <Location /pls/portal30> SetHandler pls_handler Order deny,allow AllowOverride None PlsqlDatabaseUsername portal30 PlsqlDatabasePassword portal30 PlsqlDatabaseConnectString host:port:sid PlsqlDefaultPage portal30.home PlsqlDocumentTablename portal30.wwdoc_document PlsqlDocumentPath docs PlsqlDocumentProcedure portal30.wwdoc_process.process_download PlsqlAuthenticationMode SingleSignOn PlsqlPathAlias url PlsqlPathAliasProcedure portal30.wwpth_api_alias.process_download PlsqlSessionCookieName portal30 PlsqlCompatibilityMode 1 </Location> WebDB DAD <Location /pls/webdb> SetHandler pls_handler Order deny,allow AllowOverride None PlsqlDatabaseConnectString host:port:sid PlsqlDefaultPage webdb.home PlsqlDocumentTablename webdb.wwv_document PlsqlDocumentPath docs PlsqlUploadAsLongRaw * PlsqlDocumentProcedure webdb.wwv_document.process_download </Location> cache.conf このファイルには mod_plsql 用のキャッシュ設定が含まれています 次に例を示します ############################################################################### # Modplsql Caching Configuration File # ############################################################################### # Note: this file should be appended or included into your plsql.conf # This file specifies the charateristics of the modplsql caching system. There # are two types of caching being used : # - PLSQL Cache # PLSQL Caching is used to cache dynamically generated contents that don't 6-54 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

103 mod_plsql # change often. Applications using the OWA_CACHE package, such as Oracle # Portal, use this feature to improve performance and take some load off # the database. # # - Session Cookie Cache # Session Cookie Caching is used to cache the cookie value generated by a # Single Sign On server for a particular session. By enabling this feature, # a roundtrip to the database to obtain a user's credentials is avoided, # thereby, improving performance. Only applications that use the Single Sign # On will benefit from this feature. # Turn caching on or off. # For maximum performance, turn on caching. Please note that only applications # that support PLSQL caching, such as Oracle Portal, will benefit from this # feature. # # The only time caching should be turn off is during debugging and caching # is the suspect of the problem. Otherwise, in a production environment, it # should always be turned on. # # If you are absolutely sure that your application does not make use of # Oracle Portal or the Oracle Login Server and does not in any way make use of # the OWA_CACHE packages in the OWA ToolKit, then you could choose to disable # caching # # Syntax: PlsqlCacheEnable [On/Off] # Default: Off PlsqlCacheEnable On # Set directory to write the cache files. # This directive specifies where to put the cached contents. # # For PLSQL cache, all cache files will be created under a directory called # "plsql" relative to specified caching directory. # # For Session Cookie cache, all cache files will be created under a directory # called "session" relative to specified caching directory. # # This directory must exists or Apache will not start. # # On Unix, this directory must have write permissions by the owner of the # child httpd processes. In other words, if Apache is running as user nobody, # then this directory must have its permissions set so that user nobody can # write to it. # # Syntax: PlsqlCacheDirectory [directory] # Default: [none] Oracle HTTP Server のモジュール 6-55

104 mod_plsql PlsqlCacheDirectory %ORACLE_HOME%/Apache/modplsql/cache # Set the total size of the cache. # This setting limits the amount of space the cache is allowed to use. Both # PLSQL cache and Session Cookie cache shares this cache space. Please # note that this setting is not a hard limit. It might exceed the limit # temporarily during normal processing. This is normal behavior. # # This parameter takes bytes as the value. Therefore : # 1 Megabyte = bytes # 10 Megabyte = bytes # # Syntax: PlsqlCacheTotalSize [number] # Default: (20 Megabyte) PlsqlCacheTotalSize # Set the size of the space used by the cache after cleanup has been performed. # # Cleanup happens whenever cleanup starts and the total size of the cache is # exceeded. This directive allows you to specifies the total size of the # cache to maintain after the cleanup has been performed. This ensures that # a large of the cache is still around after cleanup. # # This directive is useful in fine tuning the cleanup algorithm. Since cleanup # takes quite some time to complete, this directive allows you to tune it to # your environment. If it is set to a high number, cleanup will finish faster # and takes less CPU cycles, but it will happen more frequently because it # didn't thoroughly clean the cache in each run. If it is set to a low number, # cleanup will run longer, but it will happen less frequently because it # did thoroughly clean the cache in each run. Therefore, depending on how a # system uses the cache system, this setting can be tweaked to best match it.\ # # In general, setting this directive to about 50-70% of the total cache size # will be sufficient. For example: # # PlsqlCacheTotalSize # PlsqlCacheCleanupSize # # This parameter takes bytes as the value. # # Syntax: PlsqlCacheCleanupSize [number] # Default: (10 Megabyte) PlsqlCacheCleanupSize # Set the amount of time (in minutes) in which the cleanup should start. # # This directive allows you to control when cleanup actually happens. This 6-56 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

105 mod_plsql # interval is amount of time passed after the previous cleanup session. In # general, if you are low on disk space, set this number to a small amount # of time will help free up used disk space. However, you have have lots of # disk space, setting this to a high number will ensure better cache hits. # # Syntax: PlsqlCacheCleanupInterval [number] # Default: 1440 (24 hours) PlsqlCacheCleanupInterval 720 # Set the maximum size a cache file can be. # # This directive is to prevent the case in which one file can fill up the # entire cache. In general, setting this directive to about 1-10% of the # total cache size will be sufficient. # # Syntax: PlsqlCacheMaxSize [number] # Default: (1 Megabyte) PlsqlCacheMaxSize WebDB 2.x 用の mod_plsql の構成 WebDB 2.x が Oracle9iAS リリース 2(9.0.2) で正常に動作することは保証されていませんが mod_plsql とともに使用する場合に妨げとなるような問題は判明していません mod_plsql を WebDB 2.x インスタンスで実行するように構成する手順は 次のとおりです 1. OWA_PUBLIC または OAS_PUBLIC から古い PL/SQL Web ToolKit を削除します 2. mod_plsql に同梱されている最新の PL/SQL Web ToolKit をインストールします 3. WebDB 2.x スキーマ用に dads.conf 内で次の DAD 構成を指定します PlsqlAuthenticationMode Basic PlsqlDocumentTablename schema.wwv_document PlsqlUploadAsLongRaw ** 4. データベースにサイト所有者として接続し $ORACLE_ HOME/Apache/modplsql/owa/wwvdocs.sql と $ORACLE_ HOME/Apache/modplsql/owa/wwvdocb.plb を実行します これにより WebDB ドキュメントのアップロードおよびダウンロード機能が WebDB 2.x の Web サイト用に有効化されます Oracle HTTP Server のモジュール 6-57

106 mod_proxy mod_proxy このモジュールにより FTP CONNECT(SSL 用 ) HTTP/0.9 および HTTP/1.0 用のプロキシ機能が提供されます mod_rewrite mod_setenvif 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_proxy このモジュールには URL リライト用のエンジンが用意されています 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_rewrite このモジュールにより リクエストの特性に基づいて環境変数を設定できます 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_setenvif mod_so このモジュールにより 実行可能コードとモジュールが起動時にサーバーにロードされます mod_speling mod_status 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_so このモジュールにより スペルに誤りがある URL や 誤って大文字で記述された URL が訂正されます 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_speling このモジュールにより サーバー アクティビティとパフォーマンスに関する HTML ページが表示されます 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_status 6-58 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

107 mod_vhost_alias mod_unique_id このモジュールにより リクエストごとに一意の ID が作成されます 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_unique_id このモジュールは UNIX システムにのみ使用可能です mod_userdir mod_usertrack mod_vhost_alias このモジュールにより リクエストがユーザー固有のディレクトリにマップされます 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_userdir このモジュールにより clickstream のログが作成され ユーザー アクティビティが追跡されます 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_usertrack このモジュールにより 動的に構成された大量の仮想ホスト設定が有効化されます 関連項目 : Apache Server マニュアルの Module mod_vhost_alias Oracle HTTP Server のモジュール 6-59

108 mod_vhost_alias 6-60 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

109 7 mod_oradav の構成と使用 この章では オーサリングとバージョニングの概念と mod_oradav を構成して使用する方法について説明します mod_oradav により OraDAV を使用して Web ブラウザや WebDAV クライアントから Oracle データベースの内容にアクセスできます この章の内容は 次のとおりです 概要 OraDAV ユーザー 使用方法モデル OraDAV の構成パラメータ WebDAV セキュリティに関する考慮事項 OraDAV のパフォーマンスに関する考慮事項 使用上の注意 mod_oradav の構成と使用 7-1

110 概要 概要 WebDAV mod_dav OraDAV という用語は mod_oradav モジュールを通じて使用可能な機能を指します mod_oradav は WebDAV 仕様の実装である mod_dav 実装の拡張版です この項では これらの概念について説明します WebDAV は 分散オーサリングおよびバージョニングをサポートする HTTP 1.1 のプロトコル拡張機能です WebDAV を使用すると インターネットは透過的な読取りおよび書込み標準となり その内容をチェックアウトおよび編集し URL アドレスにチェックインできます WebDAV により Web サイト作成者間でのコラボレーションが可能になります また WebDAV は 任意の (Web サイトに限定されない ) コンテンツ階層への汎用読取り / 書込みアクセス プロトコルとしても機能します WebDAV を使用すると コンテンツをインターネット サービス プロバイダ (Internet service provider: ISP) から提供された URL に保存できます コンテンツには各種デバイスからアクセスでき 必要に応じて変更可能です WebDAV は 最初は IETF 標準とされていました WebDAV の最初のフェーズは RFC 2518 で指定され 情報階層の管理と WebDAV ドキュメントのロック 読取り 書込みおよびプロパティの問合せの基本形を提供します WebDAV については現在も作業が進行中であり Web 経由のコンテンツ管理に関連する問題の解決に重点が置かれています これには WebDAV の認証と認可 ( アクセス制御 ) バージョニング バインディング 順序付けられたコレクションおよび問合せ (DAV 拡張検索およびロケーティング ) が含まれます Microsoft Web フォルダは Windows 2000 と Windows NT(Internet Explorer 5.0 を使用 ) の WebDAV クライアントです Windows 2000 アプリケーションと IIS サーバーでは WebDAV がサポートされています このため Microsoft Office アプリケーションを起動して URL を指定し コンテンツを編集して元の URL に保存できます また WebDAV には Java クライアント (DAV Explorer など ) オープン ソース ツール (Cadaver や Sitecopy など ) および Apple GUI ツール (Goliath) などもあります mod_dav は WebDAV 仕様の Apache Software Foundation 固有の実装です mod_dav はサード パーティの Apache モジュールでしたが Apache 2.0 からは mod_dav が組み込まれています 7-2 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

111 概要 mod_oradav OraDAV mod_oradav は mod_dav の実装の拡張版であり Oracle HTTP Server と統合された Oracle モジュール (C 言語で記述された OCI アプリケーション ) です このモジュールでは ローカル ファイルおよび Oracle データベースとの間の読取り / 書込みアクティビティが実行されます Oracle データベースには mod_oradav が WebDAV アクティビティをデータベース アクティビティにマップするためにコールする OraDAV ドライバ ( ストアド プロシージャ パッケージ ) が必要です 実際には mod_dav は mod_oradav により Oracle データベースに接続し 内容の読取りと書込みを行い 各種スキーマ内のドキュメントを問い合せてロックできます 標準の Oracle HTTP Server ディレクティブを使用し mod_oradav を Oracle データベースに対して構成できます mod_oradav では コンテンツ管理タスクを実行するために 他のモジュール コード (mime_magic など ) をすばやく活用できます ほとんどの WebDAV 処理アクティビティでは コンテンツ プロバイダとの間でコンテンツをストリーム化する必要があり mod_oradav では Oracle HTTP Server 内で OCI ストリーム ロジックが直接使用されます OraDAV は Oracle9iAS ユーザーが mod_oradav を通じて使用可能な機能セット全体を指します OraDAV には次の固有の用語があります Apache OraDAV: Apache HTTP サーバーのコード ファイルベースの DAV アクセスをサポートし Oracle をコールします OraDAV ドライバ API(OraDAV API): OraDAV ドライバで Oracle データベースの内容を管理するために使用されるストアド プロシージャ コールのセット インターネット経由でサポートされる WebDAV 機能には ドキュメントの読取り 書込み ロックおよびロック解除 情報階層の管理 ( 作成 移入 削除 ) ドキュメントに関連するプロパティの取得 プロパティと特定のドキュメントとの関連付けがあります OraDAV ドライバ : OraDAV ドライバ API のストアド プロシージャ実装 Oracle を実行してリポジトリを管理します OraDAV intermedia ドライバ : OraDAV ドライバの軽量のリファレンス実装 mod_oradav の構成と使用 7-3

112 概要 アーキテクチャ OraDAV が組み込まれたアーキテクチャでは Oracle HTTP Server 内の mod_oradav が 1 つ以上の Oracle データベース内の 1 つ以上のスキーマの内容へのアクセスを提供します 図 7-1 に 単純なアーキテクチャを示します 図 7-1 OraDAV のアーキテクチャ 図 7-1 は Microsoft Web フォルダなどの WebDAV クライアントが Oracle HTTP Server に HTTP リクエストを渡しているところを示しています リクエストが (Oracle データベースではなく ) ファイル システムに格納されているコンテンツに対するものである場合 mod_oradav でアクセスが処理されます リクエストが Oracle データベースに格納されているコンテンツに対するものである場合 OraDAV API でアクセスが処理されます OraDAV API には ファイル システムにおける mod_oradav の実行と同じ機能があります OraDAV API では 次の HTTP メソッドがサポートされます COPY DELETE MOVE MKCOL GET HEAD LOCK PROPFIND 7-4 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

113 使用方法モデル PROPPATCH PUT UNLOCK OraDAV API では 共有ロックと排他ロック 基本的な DAV プロパティの取得 サーバー定義のライブ プロパティまたはクライアント定義のデッド プロパティの定義と取得がサポートされます COPY MOVE DELETE など 集合ベースの演算全体を OraDAV ドライバの単一コールで実行できます OraDAV ユーザー OraDAV を直接使用する主なユーザーは Oracle HTTP Server 管理者と Oracle データベース管理者です エンド ユーザーは Web ブラウザまたは WebDAV クライアント ツールを通じて OraDAV と間接的に対話するのみです 通常 エンド ユーザーは WebDAV テクノロジを使用していることや サーバー上の WebDAV 実装の詳細を知ることはありません OraDAV の管理には Web 管理者およびデータベース管理者としてのタスクが含まれます Web 管理者は Oracle HTTP Server の作成 起動および停止方法と httpd.conf ファイルを編集して URL の通信量を OraDAV ドライバにダイレクトする方法を理解している必要があります データベース管理者は Oracle HTTP Server を実行中のシステムから Oracle データベースへのクライアント接続をセットアップする方法 OraDAV ドライバをインストールして管理する方法 物理的な記憶特性に基づいてドライバで管理されるコンテンツをチューニングする方法を理解している必要があります 使用方法モデル OraDAV の使用方法には 次のアクティビティを任意に組み合せることができます ブラウズ : WebDAV を使用して Oracle データベースの内容にアクセスする読取り専用アクティビティ その使用方法モデルは 典型的な読取り専用 Web サイトと同じです 再構築 : コンテンツの削除 移動およびコピー 通常 再構築が行われることはほとんどなく 実行するのは WebDAV のコンテンツへの書込みアクセス権を持つ限定されたユーザーです 再構築に伴う制限と複雑さは ファイル ディレクトリを再構築する場合と同じです このディレクトリ階層を所有し 管理するユーザーが 1 人の場合もあります ディレクトリが共有されている場合 再構築を実行するクライアントには WebDAV の排他ロックを通じて階層への単独アクセス権が付与されます 編集 : 階層内の単一のリソースまたは小規模なサブセットを変更する操作 適切に設計された WebDAV クライアントは リソースの共有ロックまたは排他ロックを使用して これらのアクティビティを調整します mod_oradav の構成と使用 7-5

114 OraDAV の構成パラメータ プロパティ管理 : プロパティと属性 ( 作成済など ) をドキュメントに関連付け 簡単に参照したり分類できるようにする操作 WebDAV クライアントは PROPPATCH メソッドを使用してドキュメントにプロパティを割り当て PROPFIND メソッドを使用してプロパティを取得します OraDAV の構成パラメータ OraDAV の構成には 主に 初期化中に Oracle HTTP Server インスタンスによって使用される httpd.conf ファイル内のパラメータを使用します 構成パラメータには すべての OraDAV ドライバに必須のものと ドライバ固有のものがあります Oracle9iAS をインストールすると OraDAV のすべての必須パラメータは Web ブラウザや WebDAV クライアントから Oracle データベースの内容にアクセスできるように設計された値に設定されます 必要な場合は 後で必須パラメータの値を変更し デフォルト値が要件を満たしていない場合はオプションのパラメータの値を指定できます httpd.conf で OraDAV 構成のサポートに使用されるパラメータは DAV と DAVParam で始まります これらのパラメータは <Location> ディレクティブで指定され 次の機能を提供します Oracle HTTP Server からデータベースへの接続方法を構成する手段 OraDAV 動作のおおまかな制御 DAV パラメータは URL の位置で DAV が使用可能であることを示します DAV キーワードの後に On(mod_oradav が コンテンツにローカル ファイル システムを使用することを示す値 ) または Oracle(mod_oradav が すべてのコンテンツに OraDAV を使用することを示す値 ) などの単一の値を指定します DAVParam パラメータは 名前 / 値ペアの指定に使用します 必須のペアは Oracle HTTP Server から Oracle データベースに接続できるようにするペアです これには 名前 OraService OraUser および OraPassword が含まれます 例 7-1 に ローカル システム上のファイルにアクセスするための構成を示します この例では Web サーバーのドキュメント ディレクトリ ( デフォルトでは htdocs) のサブディレクトリ myfiles を 階層内の myfiles のすべてのサブディレクトリとともに DAV が使用可能なディレクトリとして指定しています (myfiles またはサブディレクトリには シンボリック リンクを定義しないように注意してください ) 例 7-1 構成パラメータ : ファイル システムへのアクセス <Location /myfiles> DAV On </Location> 7-6 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

115 OraDAV の構成パラメータ 例 7-2 に Oracle9iAS Portal を通じてコンテンツにアクセスするための構成を示します Portal を Oracle9iAS にインストールした後で Portal スキーマを指す <Location> ディレクティブを使用して Oracle HTTP Server 構成ファイルを移入する必要があります この例では Location /portal を指定することで OraDAV が使用可能になり ( 適切な値が移入されると )Portal スキーマに接続されるため ユーザーは WebDAV クライアントを使用して Portal データにアクセスできます 例 7-2 構成パラメータ : Portal へのアクセス <Location /portal> DAV Oracle DAVParam ORACONNECT dbhost:dbport:dbsid DAVParam ORAUSER portal_schema DAVParam ORAPASSWORD portal_schema_password DAVParam ORAPACKAGENAME portal_schema.wwdav_api_driver </Location> 各 OraDAV ドライバでは DAVParam メカニズムを使用して ドライバ固有の設定を作成できます すべての DAVParam の名前 / 値ペアは OraDAV ドライバに渡されます OraDAV パラメータのみでなく DAVDepthInfinity など 特定の DAV パラメータを指定するかどうかも考慮する必要があります これらの DAV パラメータの詳細は 7-19 ページの DAV パラメータ情報 を参照してください 表 7-1 に 各 OraDAV パラメータ そのパラメータが必須であるかどうか およびそのデフォルト値を示します ORAGetSource パラメータはファイル システムへのアクセスにのみ適用され 他のパラメータは Portal ドライバやその他のシステム ( ファイル システム以外 ) へのアクセスにのみ適用されます 表 7-1 OraDAV のパラメータ 名前 必須 / オプション デフォルト値 ORAConnect 必須 1 ( なし ) ORAService 必須 1 ( なし ) ORAUser 必須 ( なし ) ORAPassword 必須 ( なし ) ORAPackageName オプション ORDSYS.DAV_API_DRIVER ORALockExpirationPad オプション 0( 秒 ) ORAAllowIndexDetails オプション FALSE ORAGetSource オプション ( なし ) ORACacheDirectory オプション ( なし ) mod_oradav の構成と使用 7-7

116 OraDAV の構成パラメータ 表 7-1 OraDAV のパラメータ ( 続き ) 名前 必須 / オプション デフォルト値 ORACacheMaxResourceSize オプション ( なし ) ORACachePrunePercent オプション 25 ORACacheTotalSize オプション 2 ( なし ) 1 2 ORAService または ORAConnect のどちらか一方を指定します 両方は指定できません ORACacheDirectory を使用する場合は ORACacheTotalSize が必須です それ以外の場合は このパラメータを指定しないでください ORAAllowIndexDetails 適用対象 : Portal ドライバとその他のシステム ( ファイル システム以外 ) へのアクセス必須 / オプション : オプション 値 : TRUE または FALSE デフォルト : FALSE OraDAV を使用できない Oracle HTTP Server 環境では mod_dav 自体は HTTP の GET リクエストにレスポンスを返しません かわりに GET リクエストには Oracle HTTP Server のメカニズムを使用してレスポンスが返されます ただし すべてのコンテンツが Oracle データベースにある場合 GET リクエストへのレスポンスには通常の Oracle HTTP Server メカニズムを使用できないため OraDAV が GET リクエストにレスポンスを返す必要があります ORAAllowIndexDetails パラメータでは DAV コレクションに対する GET リクエストが実行され そのコレクション ( ディレクトリ ) 内で index.html ファイルが見つからない場合に OraDAV がレスポンスを返す方法を制御します 典型的な Oracle HTTP Server 環境では 別のモジュールが制御を引き継ぎ そのコレクション内のリソース ( ファイル ) の索引を表すクライアント HTML を自動的に生成してレスポンスを返します OraDAV が使用可能な Oracle HTTP Server では コレクションに対する GET リクエストにレスポンスを返すときに 同様のアクションが実行されます ORAAllowIndexDetails が TRUE に設定されている場合 生成される索引には Description 列 ( 各リソースの詳細情報へのリンク付き ) が含まれています これらのリンクは リソース自体の URL とそれに続く?details で構成されています デフォルト値は FALSE で その場合 生成される索引には Description 列は表示されません また URL に?details が使用されている場合は無視され URL のコンテンツが戻されます 7-8 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

117 OraDAV の構成パラメータ ORACacheDirectory 適用対象 : Portal ドライバとその他のシステム ( ファイル システム以外 ) へのアクセス必須 / オプション : オプション 値 :( 文字列 ) デフォルト :( なし ) ORACacheDirectory パラメータでは ディスク キャッシュ操作に使用するディレクトリを指定します (7-15 ページの ディスク キャッシュと OraDAV の併用 を参照 ) このパラメータを指定しないと OraDAV 操作のディスク キャッシュは実行されません ORACacheMaxResourceSize Oracle HTTP Server で読取り可能であるが 通常の GET リクエストでは参照できない既存のディレクトリを指定する必要があります ( そのディレクトリを通常の GET リクエストで参照可能な場合は キャッシュ ディレクトリにアクセスするユーザーがセキュリティ保護装置をバイパスする可能性があります ) ほとんどの UNIX ロック メカニズムでは警告が発せられるため NFS マウント済みディレクトリは指定しないでください このディレクトリは 最終アクセス時刻がサポートされているファイル システム上に置く必要があります Windows システムの場合 これは FAT ではなく NTFS で書式化されたパーティションを使用することを意味します キャッシュ ディレクトリをキャッシュ以外の目的に使用しないでください キャッシュ ディレクトリ内のファイルは 削除されることがあります ORACacheDirectory パラメータを使用する場合は ORACacheTotalSize パラメータも使用する必要があります 適用対象 : Portal ドライバとその他のシステム ( ファイル システム以外 ) へのアクセス必須 / オプション : オプション 値 :( 整数 オプションの単位文字列 ) デフォルト :( なし ) ORACacheMaxResourceSize パラメータでは ディスク キャッシュ操作用のキャッシュ可能な最大リソース サイズを指定します (7-15 ページの ディスク キャッシュと OraDAV の併用 を参照 ) 次に例を示します DAVParam ORACacheMaxResourceSize 1024KB この例では OraDAV は 1MB を超えるリソースをキャッシュできません このように指定すると Web 管理者は大きなメディア ファイルによってキャッシュが独占されるのを防ぐことができます ただし キャッシュするファイルが大きな場合のほうが パフォーマンスは向上します mod_oradav の構成と使用 7-9

118 OraDAV の構成パラメータ 整数の後に KB( キロバイト ) または MB( メガバイト ) を指定できます 整数の後に単位を指定しない場合 デフォルトの単位はバイトです ORACachePrunePercent ORACacheTotalSize 適用対象 : Portal ドライバとその他のシステム ( ファイル システム以外 ) へのアクセス必須 / オプション : オプション 値 : 整数 (1 ~ 100) デフォルト : 25 ORACachePrunePercent パラメータでは キャッシュがいっぱいになった時点で解放するディスク キャッシュ使用率を指定します (7-15 ページの ディスク キャッシュと OraDAV の併用 を参照 ) ディスク キャッシュがいっぱいになると キャッシュのディスク使用率が ORACachePrunePercent の値に減少するまで キャッシュ内の最も古いファイルから順に削除 ( プルーニング ) されます 適用対象 : Portal ドライバとその他のシステム ( ファイル システム以外 ) へのアクセス必須 / オプション : ORACacheDirectory を指定しない場合はオプション 値 :( 整数 オプションの単位文字列 ) デフォルト :( なし ) ORACacheTotalSize パラメータでは ディスク キャッシュ操作に使用するキャッシュのサイズを指定します (7-15 ページの ディスク キャッシュと OraDAV の併用 を参照 ) 次に例を示します DAVParam ORACacheTotalSize 1GB DAVParam ORACacheTotalSize 整数の後に MB( メガバイト ) または GB( ギガバイト ) を指定できます 整数の後に単位を指定しない場合 デフォルトの単位はバイトです 最大値は 4GB です ORACacheDirectory パラメータを使用する場合は ORACacheTotalSize パラメータも使用する必要があります ORACacheTotalSize 値は Web サイトの有効部または最もアクセス頻度の高いすべてのファイルに 25% 以上を追加した領域を十分に保持できる大きさにする必要があります 値が小さすぎると BLOB データをファイル システムに書き込み 新しいキャッシュ リクエストを受け入れるためにファイルをすぐに削除するという追加の処理が発生するため 全体のパフォーマンスが低下します 7-10 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

119 OraDAV の構成パラメータ 実際にディスク キャッシュに使用される領域は ORACacheTotalSize 値を超えて最大 ORACacheMaxResourceSize 値に達する場合があります また 管理者は ファイル システムのブロック サイズが原因で キャッシュが使用するディスク領域が ORACacheTotalSize 値を超えることのないよう注意してください ORAConnect 適用対象 : Portal ドライバとその他のシステム ( ファイル システム以外 ) へのアクセス必須 / オプション : ORAService を指定しない場合は必須 値 :( 文字列 ) デフォルト :( なし ) ORAConnect パラメータでは 接続先の Oracle データベースを指定します 値は database-host:database-port:database-sid 形式で指定する必要があります 次に例を示します my-pc.acme.com:1521:mysid ORAConnect パラメータを使用すると tnsnames.ora ファイルに含まれていないデータベースに接続できます ORAService または ORAConnect パラメータのどちらか一方を指定してください 両方を指定することはできません ORAGetSource 適用対象 : ファイル システムへのアクセス必須 / オプション : オプション 値 :( 二重引用符で囲まれた文字列 ) デフォルト :( なし ) ORAGetSource パラメータは ファイル システムへのアクセスにのみ適用されます このパラメータでは 1 つ以上のファイル拡張子 ( ピリオドを含む ) を指定して 実行用ではなく編集用にオープンするファイルのタイプを識別します ファイル拡張子はカンマで区切ってください 次に例を示します ".htm,.html,.jsp1,.jsp2" ORAGetSource パラメータを使用すると 通常は GET 操作の結果として実行されるファイルを編集用にオープンできます mod_oradav の構成と使用 7-11

120 OraDAV の構成パラメータ 注意 :.jsp および.sqljsp ファイルはデフォルトで編集用にオープンされるため ORAGetSource パラメータで指定する必要はありません ORALockExpirationPad ORAPackageName ORAPassword 適用対象 : Portal ドライバとその他のシステム ( ファイル システム以外 ) へのアクセス必須 / オプション : オプション 値 :( 秒数 ) デフォルト : 0 ORALockExpirationPad パラメータは 待機時間の長いネットワーク環境で Microsoft Office でのロックのリフレッシュを調整するために指定します Microsoft Office は ロックが期限切れになる直前に DAV リソースのロックをリフレッシュしようとします ただし Microsoft Office クライアントと DAV サーバー間にネットワーク輻輳があると リフレッシュ リクエストの着信が遅すぎて ロックが期限切れになった後に着信することがあります OraDAV は 期限切れになったリソースのロックを定期的に調べて削除します ORALockExpirationPad パラメータを使用すると ロックが期限切れになってから削除されるまでの期間を追加 ( パッド ) できます たとえば ORALockExpirationPad を 120 に設定すると 期限切れ時刻から 2 分以上経過するまで OraDAV ではロックは削除されません 適用対象 : Portal ドライバとその他のシステム ( ファイル システム以外 ) へのアクセス必須 / オプション : 必須 値 :( 文字列 ) デフォルト : ORDSYS.DAV_API_DRIVER ORAPackageName パラメータでは OraDAV コマンドの発行時にコールする OraDAV ドライバの実装を識別します デフォルトは OraDAV intermedia ドライバ つまり ORDSYS.DAV_API_DRIVER パッケージです 適用対象 : Portal ドライバとその他のシステム ( ファイル システム以外 ) へのアクセス必須 / オプション : 必須 値 :( 文字列 ) 7-12 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

121 OraDAV の構成パラメータ デフォルト :( なし ) ORAPassword パラメータでは ORAUser パラメータで指定したユーザーに関連するパスワードを指定します ORAService ORAUser 適用対象 : Portal ドライバとその他のシステム ( ファイル システム以外 ) へのアクセス必須 / オプション : ORAConnect を指定しない場合は必須 値 :(tnsnames.ora ファイル内のエントリと一致する文字列 ) デフォルト :( なし ) ORAService パラメータでは 接続先の Oracle データベースを指定します tnsnames.ora ファイル内の SID 値と一致する値を指定する必要があります 次に例を示します mydbsid.mydomain.com tnsnames.ora ファイルに含まれていないデータベースに接続するには ORAConnect パラメータを使用します ORAService または ORAConnect パラメータのどちらか一方を指定してください 両方を指定することはできません 適用対象 : Portal ドライバとその他のシステム ( ファイル システム以外 ) へのアクセス必須 / オプション : 必須 値 :( 文字列 ) デフォルト :( なし ) ORAUser パラメータでは ORAService パラメータで指定したサービスへの接続時に使用するデータベース ユーザー ( スキーマ ) を指定します このユーザーには 次の権限が付与されている必要があります CONNECT RESOURCE CREATE TABLESPACE DROP TABLESPACE CREATE ANY TRIGGER mod_oradav の構成と使用 7-13

122 WebDAV セキュリティに関する考慮事項 その他の注意事項 すべての OraDAV パラメータは Oracle HTTP Server から ORAPackageName パッケージ内のルーチンに context パラメータの一部として渡されます Oracle HTTP Server では キーは大文字 (ORAUSER など ) ですが 値は小文字 (scott など ) です WebDAV セキュリティに関する考慮事項 WebDAV では読取り / 書込み機能が有効化されるため インターネット ユーザーは Web サイトや Oracle データベースへの書込みを実行できます この場合 ユーザーが Web サーバー システム上で実行できる不適切なファイル ( トロイの木馬 ) を置けないようにすることが重要です WebDAV 構成で認証が適切に設定されていない場合 ファイル システムから不適切なファイルが実行される可能性があります ( これらのコンテンツは中間層では実行できないため この問題は Oracle データベースのコンテンツには当てはまりません ) HTTP プロトコルは 静的ファイルと実行可能ファイルを区別せずに GET リクエストを発行します Oracle HTTP Server では ファイルは位置または拡張子に基づいて実行されます たとえば シェル スクリプト ( 通常はファイル拡張子なし ) は cgi-bin ディレクトリにある場合は実行されますが htdocs ディレクトリにある場合は静的テキスト ファイルとして取得されます 一方.jsp 拡張子が付いた JavaServer Pages は 通常は位置に関係なく実行されます ただし デフォルトでは mod_oradav は WebDAV が使用可能なディレクトリでは.jsp または.sqljsp ファイルを実行できないようにします この 2 つの拡張子のどちらかが付いているファイルの場合 mod_oradav はファイルを実行しようとする Oracle HTTP Server のロジックをバイパスし 内容を直接読み込みます これらの拡張子が付いているファイルは text または plain の MIME タイプの編集可能ファイルとして取得されます ORAGetSource パラメータを使用すると これらのファイルが実行されることはなく 常に text または plain として取得されるファイル タイプのリストに追加できます ファイルの実行を制限する方法の 1 つは <Location> ディレクティブに Apache の ForceType ディレクティブを使用することです これにより 特定の位置にあるすべてのコンテンツが text または plain として取得されます ただし この単純で広範囲におよぶアプローチは要件を満たさない場合が多く 実際に使用する MIME タイプ (.gif ファイルなど ) に関連した標準的な動作が必要になります ファイル システム上のコンテンツに伴うこのようなセキュリティ上の問題の処理方法を決定するには そのコンテンツにどのようなタイプの WebDAV ユーザーがアクセスするかを判断する必要があります 通常 WebDAV ユーザーは 2 つのカテゴリに分類できます 一方の Web 作成者は Web サイトでのコラボレーションと管理を行い 他方のエンド ユーザーは WebDAV をパブリックな記憶領域として使用します エンド ユーザーがファイルをアップロードしたり実行することはないため エンド ユーザー用に ORAGetSource パラメータで多数のファイル拡張子を指定するか ForceType ディレクティブを使用する必要があります 7-14 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

123 OraDAV のパフォーマンスに関する考慮事項 Oracle HTTP Server でサポートされている 標準の Basic または Digest 認証および認可メカニズムを適用してください これは 提供される moddav.conf ファイル内のデフォルト位置 (dav_public) に適用する必要があります これにより システムをリモート記憶域として使用できるユーザーが限定され 権限のないユーザーがディスクをいっぱいにするのを防止できます Web サイトの作成者には 常に Oracle HTTP Server の認証および認可を適用する必要があります また Web 作成者が ( 適切に認証され認可された後に ).jsp または他の実行可能ファイルを編集し 実行方法を調べられるように 実行コンテキストと編集コンテキストも提供する必要があります そのためには 実行コンテキストに関連付けられたディレクトリの別名を作成し 別名を作成した位置で DAV を使用できるようにします たとえば URL で cgi-bin ディレクトリが指定されている場合 ( など ) はスクリプトを実行でき URL で別名 edit-cgi-bin が指定されている場合 ( など ) はスクリプトを編集できるようにする場合を考えます これは次の構成ファイル エントリによって可能になります ここでは cgi-bin ディレクトリの内容の編集コンテキストとして edit-cgi-bin が設定されています Alias /edit-cgi-bin /usr/local/apache/cgi-bin <Location /edit-cgi-bin> DAV On ForceType text/plain </Location> OraDAV のパフォーマンスに関する考慮事項 この項では 各種操作のパフォーマンスの最適化に役立つ情報について説明します この項の内容は 次のとおりです ディスク キャッシュと OraDAV の併用 WebDAV アクティビティ用の Web Cache のバイパス ブラウズ アクティビティ用の Web Cache の使用 ディスク キャッシュと OraDAV の併用 Oracle9iAS では Oracle データベースから取得されるデータに ローカル ファイル システムのディスク キャッシュを使用できます ディスク キャッシュは アクセス頻度の高いデータベース データに対する HTTP の GET 操作のパフォーマンスを改善するために設計されています データベースからのデータがリクエストされると そのデータが取得され ローカル ファイル システムのディスク キャッシュにも格納されます それ以降に同じデータに対するリクエストがあり データがまだディスク キャッシュに残っている場合 Oracle9iAS ではデータベース内のデータに変更があったかどうかが (etag 値を検査す mod_oradav の構成と使用 7-15

124 OraDAV のパフォーマンスに関する考慮事項 ることで ) チェックされ データに変更がない場合はキャッシュから取得されます ファイルが極端に小さくないかぎり この方がデータベースから取得するよりも効率的です ディスク キャッシュによるパフォーマンスの改善度は 中型から大型のファイル ( 約 50KB 以上 ) の場合に最大となります きわめて小型のファイルの場合は ディスク キャッシュを使用するとパフォーマンスが低下することがあります たとえば ファイル サイズがわずか 24 バイトの myfile.dat ファイルに対するリクエストが行われた場合 そのファイルをデータベースからローカル システムにコピーする所要時間は データベースにアクセスしてファイルの変更の有無をチェックする場合に比べてはるかに短くなります ディスク キャッシュを使用しない場合 ファイルの変更の有無がデータベースでチェックされることはなく 常にファイルがデータベースからコピーされます 次の複数の OraDAV パラメータを設定して OraDAV 操作用にディスク キャッシュを制御できます ORACacheDirectory ORACacheTotalSize ORACacheMaxResourceSize ORACachePrunePercent ORACacheDirectory を指定すると OraDAV 操作用のディスク キャッシュが有効化されます また この場合は ORACacheTotalSize 値も指定する必要があります ORACacheMaxResourceSize 値と ORACachePrunePercent 値も指定できます ORACacheDirectory を指定しないと OraDAV 操作用のディスク キャッシュは有効化されず 他のディスク キャッシュ関連のパラメータが有効になりません 各パラメータのリファレンス情報は 7-6 ページの OraDAV の構成パラメータ を参照してください WebDAV アクティビティ用の Web Cache のバイパス Oracle9iAS Web Cache は Web サーバー システム上のデータに対するクライアントの読取り専用操作など ほとんどの Web アクティビティのパフォーマンスを拡張する機能です ただし Web Cache は OraDAV 操作をキャッシュしません ( 読取り / 書込み機能用に設計されています ) したがって パフォーマンスを改善するために WebDAV クライアントを Oracle HTTP Server に直接接続できます WebDAV クライアント用に Web Cache をバイパスするには 新規のリスニング ポートを追加し このポートの使用時に異なる仮想ホストを指定する必要があります Oracle HTTP Server で現在使用されておらず 予約済みポート番号の範囲に含まれていないポート番号を選択してください 注意 : WebDAV 操作用の Web Cache をバイパスする場合 ポート 7778 は使用できません使用できません ポート 7778 を使用してコピーおよび移動操作を行うと エラー HTTP_BAD_GATEWAY が戻されます 7-16 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

125 使用上の注意 たとえば ポート番号 7900 を選択し moddav.conf ファイルに次の行を追加した場合の例を示します Listen 7900 <VirtualHost _default_:7900> </VirtualHost> WebDAV クライアントはポート 7900 に直接接続し パフォーマンスが改善されます ブラウズ アクティビティ用の Web Cache の使用 WebDAV クライアントが常に Web Cache をバイパスする場合 (7-16 ページの WebDAV アクティビティ用の Web Cache のバイパス を参照 ) Web Cache を Web ブラウザなどの読取り専用クライアント用にチューニングできます そのためには httpd.conf ファイルで OraDAV が使用可能なロケーションに DAVOraWebCacheReadOnly を On に設定します 次に例を示します <Location /dav_public> DAV On DAVOraWebCacheReadOnly On </Location> この設定により WebDAV クライアントは Web Cache を使用できなくなるため 失効ドキュメントが編集対象として取得される可能性がなくなります ( つまり ドキュメントのキャッシュ バージョンには 最近行われた編集内容が反映されません ) ただし この設定では ブラウザや他のクライアントによる Web Cache への読取り専用アクティビティは許可されます 使用上の注意 この項では mod_oradav に関連する使用上の注意について説明します DAV パラメータに関連するほとんどの資料を含め 一部の情報は Greg Stein(gstein@lyra.org) 著の資料から抜粋または採用されています この資料は次の URL で入手できます mod_oradav の構成と使用 7-17

126 使用上の注意 ルート ロケーションにあるコンテナのマッピング ルート ロケーションにあるコンテナのマッピング時の注意事項は 次のとおりです ルート自体をマップしないでください つまり <Location /> を指定しないでください コンテナを階層内の他のコンテナのサブ要素としてマップしないでください たとえば コンテナ <Location /project1> および <Location /project1/project2> を指定しないでください ただし <Location /project1> と <Location /project2> は指定できます コンテナまたはサブディレクトリへのシンボリック リンクを作成しないでください OraDAV でのグローバリゼーション サポートに関する考慮事項 データベースのデータにアクセスする場合に URL やファイル名などのクライアント リクエストに使用するキャラクタ セットには データベースに使用するキャラクタ セットとの互換性が必要です 特に データベースのキャラクタ セットがクライアント リクエストのキャラクタ セットとは異なる場合 データベースのキャラクタ セットは クライアント リクエストに使用される可能性のあるすべての文字に変換できる必要があります ( したがって クライアント リクエスト用キャラクタ セットのスーパーセットである必要があります ) つまり 変換中にデータベースのキャラクタ セットによって置換文字が発生しないようにする必要があります Oracle HTTP Server の起動時に NLS_LANG 環境変数にクライアント リクエスト用のキャラクタ セットを反映させる必要があります たとえば ファイル名と URL に漢字が含まれている場合は NLS_LANG=JAPANESE_JAPAN.JA16SJIS(Shift-JIS 文字の場合 ) を指定できます この場合 データベース用には UTF8 など SJIS 文字に対応するキャラクタ セットを指定する必要があります データベースへのアクセス時と異なり ローカル ファイル システムにアクセスする場合は ファイル システム用のキャラクタ セットを クライアント リクエストに埋め込まれた URL 用のキャラクタ セットと同じにするか あるいは互換性のあるキャラクタ セットにする必要があります ファイル システム用のキャラクタ セットは クライアント リクエストに使用される可能性のあるすべての文字に変換できる必要があります また パラメータ DAVOraNLS を On に指定する必要があります たとえば 図 7-2 のように ファイルに Shift-JIS 文字が使用され dav_public にあるファイル システムがオペレーティング システムでは JAPANESE_JAPAN.JA16SJIS キャラクタ セットで表されているシステム上で Web フォルダを使用している場合について考えます 7-18 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

127 使用上の注意 図 7-2 OraDAV から Shift-JIS 文字を使用したファイル システムへのアクセス この場合は 次の手順で操作する必要があります 1. NLS_LANG 値を JAPANESE_JAPAN.JA16SJIS に設定します 2. httpd.conf ファイルに次の行を追加します <Location /dav_public> DAV On DAVOraNLS On </Location> DAV パラメータ情報 この項では httpd.conf ファイル内で設定できる一部の DAV パラメータについて説明します DAVLockDB DAV ロック データベースを作成するには 構成ファイルの最上位レベル ( つまり <Directory> または <Location> ディレクティブの外側 ) に DAVLockDB ディレクティブを追加します DAVLockDB ディレクティブでは mod_dav で作成するファイルの名前を指定する必要があります ファイルの作成先として既存のディレクトリを指定し Oracle HTTP Server プロセスにそのディレクトリへの書込み権限を付与する必要があります mod_oradav の構成と使用 7-19

128 使用上の注意 注意 : NFS マウント済みパーティション上のディレクトリを指定しないでください mod_dav では flock/fcntl を使用してデータベースへのアクセスが管理されます 一部のオペレーティング システムでは NFS マウント済みパーティションに対してこれらの操作を使用できません 次の例を考えてみます DAVLockDB $ORACLE_HOME/Apache/var/DAVLock DAV ロック データベースは $ORACLE_HOME/Apache/var ディレクトリに格納されます ( このディレクトリは Oracle HTTP Server プロセスによる書込みが可能である必要があります ) mod_dav による作成が必要な場合 ファイル名は DAVLock となります (mod_ dav では このファイル名と拡張子を使用して 1 つ以上のファイルが作成されます ) DAVLockDB ディレクティブは 任意のコンテナの外側または <VirtualHost> 指定の内側に指定できます 指定する必要があるのは 1 箇所のみです ファイル拡張子は指定しないでください DAVMinTimeout DAVMinTimeout ディレクティブでは ロックの最小存続期間を秒単位で指定します クライアントがリクエストするロックのタイムアウトが DAVMinTimeout 値より短い場合は かわりに DAVMinTimeout 値が使用されて戻されます たとえば Microsoft の Web フォルダのロック タイムアウトはデフォルトで 2 分 (120 秒 ) です これを 10 分 (600 秒 ) に指定すると ネットワーク通信量が減り クライアントがネットワーク待機時間のためにロックを失う可能性が低くなります DAVMinTimeout ディレクティブはオプションであり サーバー ディレクトリまたはロケーションごとに使用できます DAVMinTimeout ディレクティブは 単一の正の整数を取ります この値は最小許容秒数を表すため 0( ゼロ ) に設定するとこの機能が無効化されます DAVMinTimeout のデフォルト値は 0( ゼロ ) です DAVDepthInfinity Depth: Infinity ヘッダー付きの PROPFIND リクエストは サーバーに大きな負荷をかける場合があります このタイプのリクエストはリポジトリ全体を移動し 見つかった各リソースに関する情報を戻します mod_dav はレスポンスをメモリー内で作成するため このタイプのリクエストは大量のメモリーを使用する可能性があります ( メモリーはリクエストの終了時に解放されますが ピーク時のメモリー使用量が高くなる可能性があります ) このタイプのリクエストを防ぐために DAVDepthInfinity ディレクティブが用意されています これは値が on または off の単純なディレクティブであり サーバー ディレクトリまたはロケーションごとに使用できます このディレクティブのデフォルト値は off で このタイプのリクエストが禁止されることを意味します 値が on の場合 ( つまり Depth: Infinity ヘッダー付きのリクエストを許可する場合 ) DoS 攻撃を受けやすくなります ただ 7-20 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

129 使用上の注意 し sitecopy など 一部のクライアントでは DAVDepthInfinity 値を on にする必要があります 注意 : WebDAV ワーキング グループは DAV サーバーでこのタイプのリクエストを拒否してもかまわないとしています 適切に作成されたクライアント ソフトウェアでは このタイプのリクエストは発行されないため 無効化するかどうかを気にする必要はありません DAVOraNLS DAVOraNLS ディレクティブは ローカル ファイル システムへのアクセスに対するグローバリゼーション サポートを提供します このディレクティブでは ファイル システム内のファイル名を NLS_LANG 設定を使用して変換する必要があるかどうかを指定します Off はデフォルト値で 変換不要であることを意味します 値 On は ファイル システム用のキャラクタ セットが クライアント リクエストで使用される可能性のあるすべての文字に変換可能であることを意味します 詳細は 7-18 ページの OraDAV でのグローバリゼーション サポートに関する考慮事項 を参照してください DAVOraWebCacheReadOnly DAVOraWebCacheReadOnly ディレクティブでは WebDAV クライアントで Web Cache を使用する必要があるかどうかを指定します Off はデフォルト値で Web Cache が正常に動作することを意味します 値を On に設定すると WebDAV クライアントは Web Cache を使用できないため 失効ドキュメントが編集対象として取得される可能性がなくなります ただし ブラウザによる読取り専用アクティビティは可能であり 他のクライアントは Web Cache を使用できます 詳細は 7-17 ページの ブラウズ アクティビティ用の Web Cache の使用 を参照してください LimitXMLRequestBody mod_dav では XML Request Body がメモリーに解析されます DoS 攻撃で使用されるテクニックの 1 つは mod_dav サーバー側で大規模な Request Body を送信することです Oracle HTTP Server では すべてのメソッドの Request Body を制限するディレクティブ LimitRequestBody が定義されます しかし 大規模な PUT 操作が許可されるため これは mod_dav サーバーに有効なメカニズムではありません XML Request Body を持つメソッドのみを制限するために mod_dav には LimitXMLRequestBody ディレクティブが用意されています この値のデフォルトはコンパイル時の定数で 標準では 100 万 ( ) バイトに設定されます この値を 0( ゼロ ) に設定すると サイズ制限は無効化されます LimitXMLRequestBody は サーバー ディレクトリまたはロケーションごとに設定でき 負でない単一の整数引数を取ります mod_oradav の構成と使用 7-21

130 使用上の注意 Limit DAV サーバーの操作に必要な構成変更は DAV および DAVLockDB ディレクティブの 2 つのみです ただし 通常 サイトを保護するには 許可された特定ユーザーのみが書き込めるようにするのが最善の方法です そのためには <Limit> ディレクティブを使用する必要があります 次に例を示します <Location /mypages> DAV On <Limit PUT POST DELETE PROPFIND PROPPATCH MKCOL COPY MOVE LOCK UNLOCK> Require user greg </Limit> </Location> この構成では サイトを操作できるのは許可されたユーザーのみです ただし これらのユーザーには設定を超えた操作が許可されます 特に.htaccess ファイルをターゲット ディレクトリに置き サーバー構成を変更できます サーバーは すでに.htaccess ファイルを読み込まないように構成されている場合がありますが 確認が必要です また DAV が使用可能なディレクトリ内で CGI シンボリック リンク サーバー側インクルードなど 他のオプションを禁止できます 次の例に AllowOverride を None および Options を None と追加設定することで さらに制限を適用するように変更されている構成を示します <Location /mypages> DAV On AllowOverride None Options None <Limit PUT POST DELETE PROPFIND PROPPATCH MKCOL COPY MOVE LOCK UNLOCK> Require user greg </Limit> </Location> <Location /mypages> DAV On AllowOverride None Options None <Limit PUT POST DELETE PROPFIND PROPPATCH MKCOL COPY MOVE LOCK UNLOCK> Require user greg </Limit> </Location> 7-22 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

131 使用上の注意 LimitExcept <Limit> ディレクティブを使用して 保護する HTTP メソッドの総当たりリストを指定するかわりに <LimitExcept> ディレクティブを使用することもできます このディレクティブでは 指定したメソッドを除くすべてのメソッドにアクセス制限を適用します 次に例を示します <Location /mypages> DAV On AllowOverride None Options None <LimitExcept GET HEAD OPTIONS> require user webadmin </LimitExcept> </Location> 必要に応じて適切な方法を選択してください <Limit> ディレクティブは正確で明示的ですが <LimitExcept> ディレクティブでは将来追加されるメソッドが自動的に制限されます PROPFIND のセキュリティ 前項の構成で説明した <Limit> および <LimitExcept> ディレクティブの構成例では PROPFIND メソッドは読取り専用であっても制限されました これは PROPFIND メソッドを使用すると DAV が使用可能なディレクトリ内のすべてのファイルをリストできるためです セキュリティ上の理由で ファイル リストを一般の読取りアクセスから保護することをお薦めします PROPFIND をユーザー グループ ドメイン セットまたはホスト セットに制限し 内容を変更するメソッドを小数の作成者のみに制限する方法もあります たとえば 会社の従業員にサーバー上のファイルの参照を許可し ファイル変更は少数のユーザーにのみ許可するということが可能です 匿名 ( 非認証 ) のユーザーは 参照も変更もできません 最後に Web サーバーを汎用の読取り専用ファイル リポジトリにする場合は 単に PROPFIND を制限から外すのみで済みます これにより すべてのユーザーがディレクトリを任意に参照し ファイルをフェッチできます mod_oradav の構成と使用 7-23

132 使用上の注意 7-24 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

133 8 よくある質問 この章では 特化された便利な機能を実行するために Oracle HTTP Server を構成する方法に関連して よくある質問とそれに対する回答について説明します 関連項目 : Apache Server マニュアルの Frequently Asked Questions 1. アプリケーション固有のエラー ページを作成する方法について教えてください Oracle HTTP Server には エラー処理用のデフォルトのコンテンツ ハンドラが用意されています ErrorDocument ディレクティブを使用すると デフォルトを上書きできます 関連項目 : Apache Server マニュアルの ErrorDocument directive 2. ISP( 仮想ホスト ) の顧客に HTTPS を提供する方法について教えてください HTTP の場合 Oracle HTTP Server では名前ベースおよび IP ベースという 2 種類の仮想ホストがサポートされます HTTPS でサポートされるのは IP ベースの仮想ホストのみです HTTP に IP ベースの仮想ホストを使用している場合 顧客の仮想サーバーは顧客別 IP アドレスのポート 80 でリスニングしています このような顧客に HTTPS を提供するには 同じ顧客別 IP アドレスのポート 443 でリスニングするユーザーごとに仮想ホストを追加し SSLRequireSSL などの SSL ディレクティブを使用して顧客ごとの SSL 特性を指定します 各顧客が専用 Wallet とサーバー証明書を使用できることに注意してください HTTP に名前ベースの仮想ホストを使用している場合 顧客の仮想サーバーは共有 IP アドレスのポート 80 でリスニングしています このような顧客に HTTPS を提供するには 共有 IP アドレスのポート 443 でリスニングする共有 IP の仮想ホストを 1 つ追加します すべての顧客は Wallet や ISP のサーバー証明書などの SSL 構成を共有します よくある質問 8-1

134 3. Oracle HTTP Server を Web Cache として使用する方法について教えてください ProxyRequests を on に設定して CacheRoot ディレクティブを使用すると Oracle HTTP Server を Web Cache として使用できます 関連項目 : Apache Server マニュアルの ProxyRequests and CacheRoot directives 4. 異なる言語およびキャラクタ セット バージョンのドキュメントを使用するように Oracle HTTP Server を構成する方法について教えてください Apache サーバーの機能に与えられた汎用名である Multiviews を使用すると リクエストに対するレスポンスで様々なバージョンの言語と文字固有のドキュメントを提供できます 関連項目 : Apache Server マニュアルの Multiviews 5. Oracle9iAS Web Cache をフロントエンドとして使用する場合に Oracle HTTP Server を構成する方法について教えてください ExpiresActive ExpiresByType ExpiresDefault などのディレクティブを使用すると クライアントと Web サーバー間に存在するキャッシュが 戻される Web ページをキャッシュする間隔を設定できます 関連項目 : Apache Server マニュアルの ExpiresActive, ExpiresByType, ExpiresDefault directives 6. Oracle HTTP Server がファイアウォールの手前にある場合に ファイアウォールの奥にある Oracle HTTP Server にプロキシ依存のリクエストを送信する方法について教えてください Cache ディレクティブではなく Proxy ディレクティブを使用して ファイアウォール間でプロキシ依存のリクエストを送信する必要があります 7. <Directory> <Location> Alias などのディレクティブを使用して ファイアウォール アプリケーション サーバーのクラスタおよび Web Cache 間で機能する単純な分散アプリケーションのネームスペースを作成する方法について教えてください 一般的な考え方では 分散 Web サイトのすべてのサーバーは 単一の URL ネームスペースを承諾する必要があります すべてのサーバーはそのネームスペースの一部を処理し 処理しない URL に対するリクエストを その URL の最も近くにあるサーバーにリダイレクトまたはプロキシできます たとえば 次のようなネームスペースがあるとします /app1/login.html /app1/catalog.html app1/dologin.jsp 8-2 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

135 /app2/orderform.html /apps/placeorder.jsp 最初は server1 に app1 server2 に app2 を置いて このネームスペースを 2 つの Web サーバーにマップします server1 の構成は 次のようになります Redirect permanent /app2 Alias /app1 /myapps/application1 <Directory /myapps/application1>... </Directory> server2 の構成は補足的です ネームスペースをコンテンツ タイプ (server1 では HTML server2 では JSP) 別にパーティション化するように決定した場合は サーバー構成を変更してファイルを移動しますが アプリケーション自体を変更する必要はありません その結果 server1 の構成は次のようになります RedirectMatch permanent (.*) \.jsp$ AliasMatch ^/app(.*) \.html$ /mypages/application$1.html <DirectoryMatch "^/mypages/application\d">... </DirectoryMatch> 実際のリダイレクションの量は F5 システムの BigIP など ハードウェアのロード バランサを URL に基づいて server1 または server2 にリクエストが送信されるように構成することで 最小限に抑えられることに注意してください 8. Web サイトをハッカーから保護する方法について教えてください 多数のアタックがあり 日々新たなアタックが発生しています 次にサイトの保護に関する一般的なガイドラインを示します サイトを完全に保護することはできませんが 安易なターゲットとなることは回避できます ISP と Web サーバーの間に Checkpoint FW-1 や Cisco PIX のような市販のファイアウォールを使用します ただし すべてのハッカーが組織の外にいるとは限らないことを認識してください 切替式のイーサネットを使用して 信頼できないサーバーから傍受される可能性のある通信量を制限します Web サーバー マシンと データベースやエンタープライズ アプリケーションを実行中の機密性の高い内部サーバーの間に 追加のファイアウォールを使用します RPC Finger telnet など 不要なネットワーク サービスをサーバー マシンから削除します Web フォームからのすべての入力を慎重に検証します 特に 長い入力文字列や 印刷不能文字 HTML タグまたは Java スクリプト タグを含む入力には注意してください よくある質問 8-3

136 機密情報を含む Cookie の内容を暗号化つまりランダム化します たとえば ハッカーによる有効なセッションのハイジャックを防止するために 有効なセッション ID を推測しにくくする必要があります すべてのシステムとアプリケーション ソフトウェアのセキュリティ パッチを頻繁にチェックし 入手後すぐにインストールします このようなパッチが善意のソースからのものかどうかを確認し 信頼できるサイトからダウンロードして 暗号チェックサムを検証します 侵入検出パッケージを使用して 改変された Web ページ ウィルス ハッカーにより侵入されたことを示す rootkit の有無をモニターします 可能な場合は システムの実行可能ファイルと Web のコンテンツを読取り専用ファイル システムにマウントしてください 法的に認知された解析パッケージ (forensic analysis) を入手して 侵入が検出されたらすぐにその証拠を取得します これは ハッカーを告発する際に役立ちます 8-4 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

137 A Oracle9iAS プロキシ プラグインの使用 この付録では Oracle9iAS プロキシ プラグインにより Oracle9iAS コンポーネントをサード パーティのリスナーと併用する方法について説明します Oracle9iAS プロキシ プラグインは UNIX および Windows NT システムの場合は Netscape iplanet Web Server Enterprise Edition( バージョン 4.1 および 6.0) Windows システムの場合は Microsoft Internet Information Server(IIS)( バージョン 4.0 または 5.0) で動作し Oracle9iAS にリクエストを送信します この付録の内容は 次のとおりです 概要 プラグインのインストール プラグインの構成 プロキシ プラグインを使用するための iplanet リスナーの構成 プロキシ プラグインを使用するための IIS リスナーの構成 プラグインとシングル サインオンの併用 Single Sign-On プラグインの構成 Single Sign-On 用の iplanet リスナーの構成 Single Sign-On 用の IIS リスナーの構成 不明瞭な Single Sign-On Server 構成ファイルの取得 プロキシ プラグインの使用上の注意 Oracle9iAS プロキシ プラグインの使用 A-1

138 概要 概要 Oracle9iAS プロキシ プラグインはリバース プロキシです 図 A-1 のように 受信 HTTP リクエストを Oracle9iAS インスタンスに送信します 図 A-1 Oracle9iAS プロキシ プラグイン このプロキシの仕組みは サード パーティのリスナーによりロードされる共有ライブラリであり プラグインとして提供されます このプラグインはサード パーティの HTTP リスナーとともに提供される API を使用して モジュール (mod) が Oracle HTTP Server にプラグインされるのとほぼ同じ方法で HTTP リクエストを直接処理します Oracle HTTP Server では サード パーティのリスナーで使用されているアドレスとポートを疑似実行できます つまり Oracle HTTP Server にリクエストを送信するときに リクエストの送信先である実際のホスト名とポートとは異なる HTTP の Host: ヘッダーを送信するように プロキシを構成できます これにより ダウンストリーム アプリケーションからはリバース プロキシの概要が見えなくなります A-2 Oracle9i Application Server Oracle HTTP Server 管理ガイド

Oracle9i Application Server for Windows NT Oracle HTTP Server powered by Apacheパフォーマンス・ガイド, リリース1.0.2

Oracle9i Application Server for Windows NT Oracle HTTP Server powered by Apacheパフォーマンス・ガイド, リリース1.0.2 Oracle9i Application Server for Windows NT Oracle HTTP Server powered by Apache 1.0.2 2001 2 : J02963-01 Oracle9i Application Server for Windows NT Oracle HTTP Server powered by Apache, 1.0.2 : J02963-01

More information

Oracle HTTP Server管理者ガイド, 10g(9.0.4)

Oracle HTTP Server管理者ガイド, 10g(9.0.4) Oracle HTTP Server 管理者ガイド 10g(9.0.4) 部品番号 : B12325-02 2004 年 6 月 Oracle HTTP Server 管理者ガイド, 10g(9.0.4) 部品番号 : B12325-02 原本名 : Oracle HTTP Server Administrator's Guide, 10g (9.0.4) 原本部品番号 : B10381-02 原本著者

More information

Oracle HTTP Server管理者ガイド, 10gリリース2(10.1.2)

Oracle HTTP Server管理者ガイド, 10gリリース2(10.1.2) Oracle HTTP Server 管理者ガイド 10g リリース 2(10.1.2) 部品番号 : B15765-04 2006 年 6 月 Oracle HTTP Server 管理者ガイド, 10g リリース 2(10.1.2) 部品番号 : B15765-04 原本名 : Oracle HTTP Server Administrator s Guide, 10g Release 2 (10.1.2)

More information

faq Oracle Application Server 10g Oracle HTTP Server

faq Oracle Application Server 10g Oracle HTTP Server faq ORACLE FUSION MODDLEWARE Oracle Application Server 10g Oracle HTTP Server Frequently Asked Questions 2006 年 2 月 この FAQ では Oracle Application Server 10g Release 3(10.1.3) に関してよくある質問を取り上げます この FAQ は

More information

Oracle Application Server 10g Oracle HTTP Server FAQ

Oracle Application Server 10g Oracle HTTP Server FAQ faq ORACLE FUSION MODDLEWARE Oracle Application Server 10g Oracle HTTP Server Frequently Asked Questions 2006 年 10 月 この FAQ では Oracle Application Server 10g Release 3(10.1.3.1.0) バージョンの Oracle HTTP Server(OHS)

More information

スケーラビリティおよび高可用性を目的としたOracle Content Database中間層の構成についてのベスト・プラクティス

スケーラビリティおよび高可用性を目的としたOracle Content Database中間層の構成についてのベスト・プラクティス スケーラビリティおよび高可用性を目的とした Oracle Content Database 中間層の構成 : そのベスト プラクティス オラクル ホワイト ペーパー 2006 年 8 月 概要 このホワイト ペーパーでは Oracle Content Database(Oracle Content DB) の中間層を複数インスタンス構成する際に 特にスケーラブルで高可用性が必要な環境でのベスト プラクティスについて説明します

More information

Oracle9i Application Server Release 2 Oracle HTTP Server概要

Oracle9i Application Server Release 2 Oracle HTTP Server概要 Oracle9i Application Server Release 2 オラクル ホワイト ペーパー 2002 年 9 月 Oracle9i Application Server Release 2: Oracle HTTP Server の概要 概要...3 はじめに...3 OHS: 機能の概要...3 Web サーバー...3 サポート範囲の広いアプリケーション サーバー...4 クラスタリング

More information

Oracle HTTP Server管理者ガイド, 10g(10.1.3.1.0)

Oracle HTTP Server管理者ガイド, 10g(10.1.3.1.0) Oracle HTTP Server 管 理 者 ガイド 10g(10.1.3.1.0) 部 品 番 号 : B31847-01 2006 年 12 月 Oracle HTTP Server 管 理 者 ガイド, 10g(10.1.3.1.0) 部 品 番 号 : B31847-01 原 本 名 : Oracle HTTP Server Administrator's Guide, 10g (10.1.3.1.0)

More information

Oracle9i Application Server for Windows NT/2000 リリース・ノート追加情報 リリース

Oracle9i Application Server for Windows NT/2000 リリース・ノート追加情報 リリース Oracle9i Application Server for Windows NT/2000 リリース ノート追加情報 リリース 1.0.2.1 2001 年 5 月 部品番号 : J03818-01 原典情報 : Oracle9i Application Server Release Notes Addendum, Release 1.0.2.1 for Windows NT/2000 (A88731-02)

More information

Oracle Enterprise Managerシステム監視プラグイン・インストレーション・ガイドfor Juniper Networks NetScreen Firewall, 10gリリース2(10.2)

Oracle Enterprise Managerシステム監視プラグイン・インストレーション・ガイドfor Juniper Networks NetScreen Firewall, 10gリリース2(10.2) Oracle Enterprise Manager システム監視プラグイン インストレーション ガイド for Juniper Networks NetScreen Firewall 10g リリース 2(10.2) 部品番号 : B28468-01 原典情報 : B28041-01 Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-in Installation

More information

Oracle HTTP Serverスタンドアロン・デプロイの管理Apache 2.0ベース, 10g( )

Oracle HTTP Serverスタンドアロン・デプロイの管理Apache 2.0ベース, 10g( ) Oracle HTTP Server スタンドアロン デプロイの管理 Apache 2.0 ベース 10g(10.1.3.1.0) 部品番号 : B31848-02 2007 年 4 月 Oracle HTTP Server スタンドアロン デプロイの管理 Apache 2.0 ベース, 10g(10.1.3.1.0) 部品番号 : B31848-02 原本名 : Oracle HTTP Server

More information

Oracle HTTP Serverスタンドアロン・デプロイの管理Apache 2.0ベース, 10gリリース3(10.1.3)

Oracle HTTP Serverスタンドアロン・デプロイの管理Apache 2.0ベース, 10gリリース3(10.1.3) Oracle HTTP Server スタンドアロン デプロイの管理 Apache 2.0 ベース 10g リリース 3(10.1.3) 部品番号 : B28577-01 2006 年 6 月 Oracle HTTP Server スタンドアロン デプロイの管理 Apache 2.0 ベース, 10g リリース 3(10.1.3) 部品番号 : B28577-01 原本名 : Oracle HTTP

More information

Oracle Application Server 10gリリース2( )Oracle HTTP Serverの概要

Oracle Application Server 10gリリース2( )Oracle HTTP Serverの概要 Oracle Application Server 10g 2 10.1.2.0.2 Oracle HTTP Server 2005 10 Oracle Application Server 10g Oracle HTTP Server... 3 OHS:... 4 Web... 4... 4 OHS: Web... 5... 5 Oracle HTTP Server... 5... 7 OHS...

More information

Oracle Change Management Pack, Oracle Diagnostics Pack, Oracle Tuning Packインストレーション・ガイド リリース2.2

Oracle Change Management Pack, Oracle Diagnostics Pack, Oracle Tuning Packインストレーション・ガイド リリース2.2 Oracle Enterprise Manager Oracle Change Management Pack, Oracle Diagnostics Pack, Oracle Tuning Pack 2.2 2000 11 : J02263-01 Oracle Change Management Pack, Oracle Diagnostics Pack, Oracle Tuning Pack 2.2

More information

new_logo.eps

new_logo.eps Oracle Enterprise Manager 2.0.4 :A62835-1 Oracle Enterprise Manager 2.0.4 :A62835-1 1 :1999 4 1 :Oracle Enterprise Manager Installation, Release 2.0.4 :A67818-01 Copyright 1999, Oracle Corporation. All

More information

Oracle Application Server 10g Release 3(10.1.3)Oracle HTTP Serverの概要

Oracle Application Server 10g Release 3(10.1.3)Oracle HTTP Serverの概要 Oracle Application Server 10g Release 3 10.1.3 Oracle HTTP Server Oracle 2005 12 Oracle Application Server 10g Oracle HTTP Server... 3 OHS:... 3 Oracle HTTP Server... 4 Apache : HTTP v1.1... 4 Apache 2.0...

More information

Oracle Universal Content Management ドキュメント管理 クイック・スタート・チュ-トリアル

Oracle Universal Content Management ドキュメント管理 クイック・スタート・チュ-トリアル 日付 :2007/04/16-10.1.3 Oracle Universal Content Management 10.1.3 ドキュメント管理クイック スタート チュ - トリアル Oracle Universal Content Management 10.1.3 - ドキュメント管理クイック スタート チュ - トリアル 1 内容 はじめに... 3 Oracle UCM - ドキュメント管理モジュール...

More information

Oracle HTTP Server管理者ガイド, 10gリリース1(10.1)

Oracle HTTP Server管理者ガイド, 10gリリース1(10.1) Oracle HTTP Server 管 理 者 ガイド 10g リリース 1(10.1) 部 品 番 号 : B13515-01 2004 年 2 月 Oracle HTTP Server 管 理 者 ガイド, 10g リリース 1(10.1) 部 品 番 号 : B13515-01 原 本 名 : Oracle HTTP Server Administrator's Guide, 10g Release

More information

intra-mart Accel Platform

intra-mart Accel Platform セットアップガイド (WebSphere 編 ) 第 4 版 2014-01-01 1 目次 intra-mart Accel Platform 改訂情報 はじめに 本書の目的 前提条件 対象読者 各種インストール 設定変更 intra-mart Accel Platform 構成ファイルの作成 WebSphereの設定 Java VM 引数の設定 トランザクション タイムアウトの設定 データベース接続の設定

More information

Oracle DatabaseとIPv6 Statement of Direction

Oracle DatabaseとIPv6 Statement of Direction Oracle ホワイト ペーパー 2017 年 10 月 Oracle Database と IPv6 Statement of Direction 免責事項 下記事項は 弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです また 情報提供を唯一の目的とするものであり いかなる契約にも組み込むことはできません マテリアルやコード 機能の提供をコミットメント ( 確約 ) するものではなく 購買を決定する際の判断材料になさらないで下さい

More information

Oracle Web CacheによるOracle WebCenter Spacesパフォーマンスの向上

Oracle Web CacheによるOracle WebCenter Spacesパフォーマンスの向上 Oracle ホワイト ペーパー 2010 年 2 月 Oracle Web Cache による Oracle WebCenter Spaces パフォーマンスの向上 免責事項 以下の事項は 弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです また 情報提供を唯一の目的とするものであり いかなる契約にも組み込むことはできません 以下の事項は マテリアルやコード 機能を提供することをコミットメント

More information

Oracle Database Clientクイック・インストレーション・ガイド, 10gリリース1( ) for Microsoft Windows

Oracle Database Clientクイック・インストレーション・ガイド, 10gリリース1( ) for Microsoft Windows Oracle Database Client クイック インストレーション ガイド 10g リリース 1(10.1.0.2.0)for Microsoft Windows 部品番号 : B13746-01 原典情報 : B13691-01 Oracle Database Client Quick Installation Guide, 10g Release 1 (10.1.0.2.0) for Windows

More information

Oracleセキュア・エンタープライズ・サーチ

Oracleセキュア・エンタープライズ・サーチ Oracle Secure Enterprise Search Secure Connector Software Development Kit Oracle Secure Enterprise Search バージョン 10.1.6 2006 年 6 月 概要 Oracle Secure Enterprise Search 10.1.6 は Web サーバー データベース表 IMAP サーバー

More information

new_logo.eps

new_logo.eps Oracle for Windows NT and Windows 95/98 8.1.5 1999 5 : A62908-1 Oracle for Windows NT and Windows 95/98 8.1.5 : A62908-1 1 1999 5 1 Oracle Call Interface Getting Started Release 8.1.5 for Windows NT and

More information

ログインおよび設定

ログインおよび設定 この章は 次の項で構成されています の概要, 1 ページ admin パスワードのリセット, 3 ページ パスワードと共有秘密のガイドライン, 3 ページ 共有秘密のリセット, 4 ページ の概要 Cisco UCS Central GUI および Cisco UCS Central CLI の両方を使用して Cisco UCS Central にログ インできます 両方のインターフェイスを使用すると

More information

— intra-mart Accel Platform セットアップガイド (WebSphere編)   第7版  

— intra-mart Accel Platform セットアップガイド (WebSphere編)   第7版   Copyright 2013 NTT DATA INTRAMART CORPORATION 1 Top 目次 intra-mart Accel Platform セットアップガイド (WebSphere 編 ) 第 7 版 2016-12-01 改訂情報はじめに本書の目的前提条件対象読者各種インストール 設定変更 intra-mart Accel Platform 構成ファイルの作成 WebSphereの設定

More information

Oracle SQL Developer Data Modeler

Oracle SQL Developer Data Modeler Oracle SQL Developer Data Modeler テクニカル レビュー - 2009 年 6 月 アジェンダ テクニカル レビューおよび機能レビュー 開発者の生産性に重点 Oracle SQL Developer Data Modeler の概要 対象 テクノロジー 機能のレビュー パッケージの更新 Oracle SQL Developer

More information

Microsoft Word - J doc

Microsoft Word - J doc Oracle Internet Application Server 8i for Sun SPARC Solaris 1.0 2000 9 : J02153-01 : Oracle Internet Application Server 8i Release Notes Release 1.0 A83588-01 Oracle Oracle Oracle Corporation Oracle Internet

More information

Oracle DatabaseとIPv6 Statement of Direction

Oracle DatabaseとIPv6 Statement of Direction Oracle ホワイト ペーパー 2011 年 2 月 Oracle Database と IPv6 Statement of Direction 免責事項 以下の事項は 弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです また 情報提供を唯一の目的とするものであり いかなる契約にも組み込むことはできません 以下の事項は マテリアルやコード 機能の提供をコミットメント ( 確約 ) するものではなく

More information

Oracle Data Pumpのパラレル機能

Oracle Data Pumpのパラレル機能 Oracle Data Pump のパラレル機能 Carol Palmer オラクル社 Principal Product Manager はじめに Oracle Database 10g 上の Oracle Data Pump により 異なるデータベース間のデータとメタデータを高速で移動できます Data Pump の最も便利な機能の 1 つは エクスポート ジョブとインポート ジョブをパラレルに実行しパフォーマンスを高める機能です

More information

Oracle8 Workgroup Server for Windows NTインストレーション・ガイド,リリース8.0.6

Oracle8 Workgroup Server for Windows NTインストレーション・ガイド,リリース8.0.6 Oracle8 Workgroup Server for Windows NT 8.0.6 2000 5 : J00213-01 Oracle8 Workgroup Server for Windows NT, 8.0.6 : J00213-01 Oracle8 Release 8.0.6 for Windows NT A69969-01 Copyright 1999, 2000, Oracle Corporation.

More information

(Veritas\231 System Recovery 16 Monitor Readme)

(Veritas\231 System Recovery 16 Monitor Readme) Veritas System Recovery 16 Monitor Readme この README について Veritas System Recovery 16 Monitor でサポートされなくなった機能 Veritas System Recovery 16 Monitor について システムの必要条件 ホストコンピュータの前提条件 クライアントコンピュータの前提条件 Veritas System

More information

Veritas System Recovery 16 Management Solution Readme

Veritas System Recovery 16 Management Solution Readme Veritas System Recovery 16 Management Solution Readme この README について Veritas System Recovery 16 のソフトウェア配信ポリシーのシステム要件 Veritas System Recovery 16 Management Solution のシステム要件 Veritas System Recovery 16 Management

More information

Oracle Un お問合せ : Oracle Data Integrator 11g: データ統合設定と管理 期間 ( 標準日数 ):5 コースの概要 Oracle Data Integratorは すべてのデータ統合要件 ( 大量の高パフォーマンス バッチ ローブンの統合プロセスおよ

Oracle Un お問合せ : Oracle Data Integrator 11g: データ統合設定と管理 期間 ( 標準日数 ):5 コースの概要 Oracle Data Integratorは すべてのデータ統合要件 ( 大量の高パフォーマンス バッチ ローブンの統合プロセスおよ Oracle Un お問合せ : 0120- Oracle Data Integrator 11g: データ統合設定と管理 期間 ( 標準日数 ):5 コースの概要 Oracle Data Integratorは すべてのデータ統合要件 ( 大量の高パフォーマンス バッチ ローブンの統合プロセスおよびSOA 対応データ サービスへ ) を網羅する総合的なデータ統合プラットフォームです Oracle

More information

Microsoft iSCSI Software Targetを使用したクラスタへの共有ディスク・リソースの提供

Microsoft iSCSI Software Targetを使用したクラスタへの共有ディスク・リソースの提供 Microsoft iscsi Software Target を使用したクラスタへの共有ディスク リソースの提供 はじめに... 2 クラスタ ホスト エントリの作成... 3 イニシエータの設定... 7 クラスタ ノード 1 のイニシエータ... 7 クラスタ ノード 2 のイニシエータ... 7 iscsi 仮想ディスクのエクスポート... 8 iscsi デバイスの初期化... 11 Microsoft

More information

Oracle Application Server 10g (9.0.4): Manually Managed Cluster

Oracle Application Server 10g (9.0.4): Manually Managed Cluster Oracle Application Server 10g 9.0.4 : 2004 6 Oracle Application Server 10g 9.0.4 : Oracle Application Server... 3... 3 Oracle Application Server... 3... 3... 4 Oracle Application Server... 6 Oracle Application

More information

モバイル統合アプリケーション 障害切り分け手順書

モバイル統合アプリケーション 障害切り分け手順書 モバイル統合アプリケーション障害切り分け手順書 第 5 版 2014 年 2 月 7 日 目次 1. サーバー接続 1.1. DocuShare に接続できない 1.2. WebDAV Server に接続できない 1.3. Working Folder に接続できない 1.4. WebDAV サーバースペースの DocuWorks ファイルが閲覧できない 2. 複合機接続 2.1. プリントができない

More information

Oracle Secure Enterprise Search 10gクイック・スタート・ガイド

Oracle Secure Enterprise Search 10gクイック・スタート・ガイド Oracle Secure Enterprise Search 10g クイック スタート ガイド Oracle ホワイト ペーパー 2006 年 9 月 Oracle Secure Enterprise Search 10g クイック スタート ガイド 1 Oracle Corporation 発行 Oracle Secure Enterprise Quick Start Guide の翻訳版です

More information

Oracleコール・インタフェース for Windows スタート・ガイド リリース8.1.6

Oracleコール・インタフェース for Windows スタート・ガイド リリース8.1.6 Oracle for Windows 8.1.6 2000 4 : J01324-01 Oracle for Windows 8.1.6 : J01324-01 Oracle Call Interface Getting Started, Release 8.1.6 for Windows A73022-01 Eric Belden Joseph Garcia Lisa Giambruno Michael

More information

Microsoft Word - WE-InstMan382J sol.doc

Microsoft Word - WE-InstMan382J sol.doc WebEdge 3.8.2J インストール ガイド マニュアル バージョン 3.8.2 2007 年 12 月 Open Technologies 目次 1. WebEdge 3.8.2 のインストール... 1 1.1 必要とされるシステム... 1 1.1.1 ハードウェア... 1 1.1.2 ソフトウェア... 1 1.1.3 必要とされるプラウザ... 1 1.1.4 必要な設定情報...

More information

SAMBA Stunnel(Windows) 編 1. インストール 1 セキュア SAMBA の URL にアクセスし ログインを行います xxx 部分は会社様によって異なります xxxxx 2 Windows 版ダウンロード ボ

SAMBA Stunnel(Windows) 編 1. インストール 1 セキュア SAMBA の URL にアクセスし ログインを行います   xxx 部分は会社様によって異なります xxxxx 2 Windows 版ダウンロード ボ 操作ガイド Ver.2.3 目次 1. インストール... - 2-2. SAMBA Stunnel 利用... - 8-2.1. 接続確認... - 8-2.2. 編集... - 11-2.3. インポート... - 14-2.4. 削除... - 15-2.5 フォルダショートカットの作成... - 16-3. 動作環境... - 18-4. 参考資料 ( 接続状況が不安定な場合の対処方法について

More information

Oracle Business Intelligence Standard Edition One のインストール

Oracle Business Intelligence Standard Edition One のインストール Oracle Business Intelligence Standard Edition One のインストール 第 1 版 作成日 :2007 年 7 月 31 日 更新日 :2007 年 7 月 31 日 目次 はじめに... 3 Ⅰ. インストール作業... 4 Ⅱ. 起動状況の確認... 8 Ⅱ-1. Oracle BI Administration Tool の起動... 8 Ⅱ-2.

More information

Oracle Application Server 10g Release 3( )Oracle HTTP Serverの概要

Oracle Application Server 10g Release 3( )Oracle HTTP Serverの概要 Oracle Application Server 10g Release 3 (10.1.3.1.0)Oracle HTTP Server の概要 オラクル ホワイト ペーパー 2006 年 10 月 Oracle Application Server 10g Release 3(10.1.3.1.0) Oracle HTTP Server の概要 概要... 3 OHS: 高レベル機能の概要...

More information

PowerPoint Presentation

PowerPoint Presentation 製品ソフトウェアのセットアップ手順 UNIX/Linux 編 1. セットアップファイルの選択開発環境 / 実行環境 / バージョン /Hotfix/ インストール先 OS 2. 対象セットアップファイルのダウンロード開発環境の場合は 2 つのファイルが対象 3. ソフトウェア要件の確認 4. ソフトウェアのインストール 5. ライセンスの認証 1 1. セットアップファイルの選択 選択項目選択肢該当チェック

More information

これらの情報は 外部に登録 / 保存されることはございません 5 インターネット接続の画面が表示されます 次へ > ボタンをクリックしてください 管理者様へ御使用時に設定された内容を本説明文に加筆ください 特に指定不要で利用可能であった場合は チェックボックスを オフ していただきますようご案内くだ

これらの情報は 外部に登録 / 保存されることはございません 5 インターネット接続の画面が表示されます 次へ > ボタンをクリックしてください 管理者様へ御使用時に設定された内容を本説明文に加筆ください 特に指定不要で利用可能であった場合は チェックボックスを オフ していただきますようご案内くだ DoMobile ASP サービスセットアップ手順 この説明書は アクセスされる側の DoMobile PC( 以下 自席 PC) に外部からアクセスするために必要なプログラムを組み込む手順を示しています ( 全ての操作は 自席 PC で実施していただきます ) 自席 PC にはプログラムをインストールできる権限が付与されている必要があります 詳細は管理者に御確認ください 利用 試用期間終了後 DoMobile

More information

クラスタ構築手順書

クラスタ構築手順書 InterSecVM/LBc V1.0 Windows Azure 向け 二重化構成構築手順書 2013 年 5 月第 1 版 商標について CLUSTERPRO X は日本電気株式会社の登録商標です Microsoft Windows Windows Server Windows Azure は 米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です

More information

Microsoft Word - PDFHS _ doc

Microsoft Word - PDFHS _ doc HP Integrity サーバー + HP-UX 11i v3(11.31 ) Oracle DB 11g R1 構築手順 2. データベースの構築 2009/7 改訂版 目次 改訂箇所... 2 2 データベースの構築... 3 2.1 NETCA によるリスナーの設定... 4 2.2 DBCA を使用したデータベース作成... 13 2.3 Net Services を使用したデータベース接続確認...

More information

Slide 1

Slide 1 Oracle Data Guard の構築とフェイルオーバー実行例 日本オラクル株式会社 以下の事項は 弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです また 情報提供を唯一の目的とするものであり いかなる契約にも組み込むことはできません 以下の事項は マテリアルやコード 機能を提供することをコミットメント ( 確約 ) するものではないため 購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さい

More information

PowerPoint Presentation

PowerPoint Presentation : ソフトウェアのインストール Development Hub COBOL Server セットアップファイルのダウンロード Eclipse 版 セットアップファイルのダウンロード ソフトウェア要件の確認 ソフトウェア要件の確認 ソフトウェアのインストール ソフトウェアのインストール ライセンス認証 (DevHub COBOL Server 版のライセンスを利用 ) ライセンス認証 (Eclipse

More information

SAMBA Stunnel(Mac) 編 1. インストール 1 セキュア SAMBA の URL にアクセスし ログインを行います xxxxx 部分は会社様によって異なります xxxxx 2 Mac OS 版ダウンロー

SAMBA Stunnel(Mac) 編 1. インストール 1 セキュア SAMBA の URL にアクセスし ログインを行います   xxxxx 部分は会社様によって異なります xxxxx 2 Mac OS 版ダウンロー 操作ガイド Ver.2.3 目次 1. インストール... - 2-2. SAMBA Stunnel 利用... - 5-2.1. 接続確認... - 5-2.2. 編集... - 9-2.3. インポート... - 12-2.4. 削除... - 14-3. 動作環境... - 15-4. 参考資料 ( 接続状況が不安定な場合の対処方法について )... - 16-4.1. サービスの再起動...

More information

Symantec AntiVirus の設定

Symantec AntiVirus の設定 CHAPTER 29 Symantec AntiVirus エージェントを MARS でレポートデバイスとしてイネーブルにするためには Symantec System Center コンソールをレポートデバイスとして指定する必要があります Symantec System Center コンソールはモニタ対象の AV エージェントからアラートを受信し このアラートを SNMP 通知として MARS に転送します

More information

untitled

untitled Oracle Enterprise Manager 10g Oracle Application Server 2003 11 Oracle Enterprise Manager 10g Oracle Application Server... 3 Application Server... 4 Oracle Application Server... 6... 6... 7 J2EE... 8...

More information

Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-inインストレーション・ガイドfor Microsoft SQL Server, リリース4( )およびリリース3( )

Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-inインストレーション・ガイドfor Microsoft SQL Server, リリース4( )およびリリース3( ) Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-in インストレーション ガイド for Microsoft SQL Server リリース 4(3.0.2.1.0) およびリリース 3(3.0.2.0.0) 部品番号 : E05532-01 原典情報 : B28049-05 Oracle Enterprise Manager System Monitoring

More information

使用する前に

使用する前に この章では Cisco Secure ACS リリース 5.5 以降から Cisco ISE リリース 2.4 システムへのデー タ移行に使用される Cisco Secure ACS to Cisco ISE Migration Tool について説明します 移行の概要 1 ページ Cisco Secure ACS から データ移行 1 ページ Cisco Secure ACS to Cisco ISE

More information

スライド 1

スライド 1 Tivoli Access Manager for Enterprise Single Sign-On v8.1 Unofficial Installation Guide 2010 SRCHACK.ORG 本資料について IBM のシングルサインオン製品 Tivoli Access Manager for Enterprise Single Sign-On v8.1 の導入手順を srchack.org

More information

PC にソフトをインストールすることによって OpenVPN でセキュア SAMBA へ接続することができます 注意 OpenVPN 接続は仮想 IP を使用します ローカル環境にて IP 設定が被らない事をご確認下さい 万が一仮想 IP とローカル環境 IP が被るとローカル環境内接続が行えなくな

PC にソフトをインストールすることによって OpenVPN でセキュア SAMBA へ接続することができます 注意 OpenVPN 接続は仮想 IP を使用します ローカル環境にて IP 設定が被らない事をご確認下さい 万が一仮想 IP とローカル環境 IP が被るとローカル環境内接続が行えなくな 操作ガイド Ver.2.3 目次 1. インストール... - 2-2. SAMBA Remote 利用... - 9-2.1. 接続確認... - 9-2.2. 自動接続... - 11-2.3. 編集... - 13-2.4. インポート... - 16-2.5. 削除... - 18-2.6. 参考資料 ( 接続状況が不安定な場合の対処方法について )... - 19-2.6.1. サービスの再起動...

More information

Calpont InfiniDBマルチUM同期ガイド

Calpont InfiniDBマルチUM同期ガイド Calpont InfiniDB マルチ UM 同期ガイド Release 3.5.1 Document Version 3.5.1-1 December 2012 2801 Network Blvd., Suite 220 : Frisco, Texas 75034 : 972.999.1355 info@calpont.com : www.calpont.com Copyright 2012 Calpont

More information

Veritas System Recovery 16 Management Solution Readme

Veritas System Recovery 16 Management Solution Readme Veritas System Recovery 16 Management Solution Readme この README について Veritas System Recovery 16 のソフトウェア配信ポリシーのシステム要件 Veritas System Recovery 16 Management Solution のシステム要件 Veritas System Recovery 16 Management

More information

VPN 接続の設定

VPN 接続の設定 VPN 接続の設定 AnyConnect 設定の概要, 1 ページ AnyConnect 接続エントリについて, 2 ページ ハイパーリンクによる接続エントリの追加, 2 ページ 手動での接続エントリの追加, 3 ページ ユーザ証明書について, 4 ページ ハイパーリンクによる証明書のインポート, 5 ページ 手動での証明書のインポート, 5 ページ セキュアゲートウェイから提供される証明書のインポート,

More information

Microsoft Word - ESX_Setup_R15.docx

Microsoft Word - ESX_Setup_R15.docx 解決!! 画面でわかる簡単ガイド : 仮想環境データ保護 (VMWARE ESX) ~ 仮想マシン 丸ごと バックアップ環境の設定手順 ~ 解決!! 画面でわかる簡単ガイド CA ARCserve Backup r15 仮想環境データ保護 (VMware ESX) ~ 仮想マシン 丸ごと データ保護環境の設定手順 ~ 2011 年 4 月 CA Technologies 1 目次 はじめに... 3

More information

Microsoft Windows向けOracle Database 12cでのOracleホーム・ユーザーの導入

Microsoft Windows向けOracle Database 12cでのOracleホーム・ユーザーの導入 Oracle ホワイト ペーパー 2013 年 7 月 Microsoft Windows 向け Oracle Database 12c での Oracle ホーム ユーザーの導入 はじめに Oracle Database 12c Release 1(12.1) 以降では Microsoft Windows 上のOracle Databaseで インストール時に指定したOracleホーム ユーザーの使用がサポートされています

More information

McAfee SaaS Protection 統合ガイド Microsoft Office 365 と Exchange Online の保護

McAfee SaaS  Protection 統合ガイド Microsoft Office 365 と Exchange Online の保護 統合ガイド改訂 G McAfee SaaS Email Protection Microsoft Office 365 と Exchange Online の保護 Microsoft Office 365 の設定 このガイドの説明に従って McAfee SaaS Email Protection を使用するように Microsoft Office 365 と Microsoft Exchange Online

More information

OpenAM 9.5 インストールガイド オープンソース ソリューション テクノロジ ( 株 ) 更新日 : 2013 年 7 月 19 日 リビジョン : 1.8

OpenAM 9.5 インストールガイド オープンソース ソリューション テクノロジ ( 株 ) 更新日 : 2013 年 7 月 19 日 リビジョン : 1.8 OpenAM 9.5 インストールガイド オープンソース ソリューション テクノロジ ( 株 ) 更新日 : 2013 年 7 月 19 日 リビジョン : 1.8 目次 1. はじめに 1 1.1 本文書の目的... 1 1.2 前提条件... 1 1.3 略語...1 2. 事前準備 2 2.1 ホスト名の名前解決... 2 3. Linix 版パッケージ 3 3.1 システム要件... 3 3.1.1

More information

サーバー証明書 インストール手順-Apache

サーバー証明書 インストール手順-Apache JPRS サーバー証明書発行サービス サーバー証明書インストール手順 (Apache[mod_ssl_2.0.45 以降 ] 新規 / 更新 ) Version 1.0 株式会社日本レジストリサービス (JPRS) Copyright 2016 Japan Registry Services Co., Ltd. 更新履歴 日付 Version 2016/07/29 1.0 初版リリース Copyright

More information

eYACHO 管理者ガイド

eYACHO 管理者ガイド eyacho 管理者ガイド 第 1 版 - ios は Cisco の米国およびその他の国における商標または登録商標であり ライセンスに基づき使用されています - Apple ipad は Apple Inc. の商標です - Microsoft, Excel および Internet Explorer は 米国 Microsoft Corporation の 米国およびその他の国における登録商標または商標です

More information

Oracle Application Server 10g(9

Oracle Application Server 10g(9 Oracle Application Server 10g (9.0.4) for Microsoft Windows J2EE Oracle Application Server 10g (9.0.4) for Microsoft Windows J2EE and Web Cache...2...3...3...4...6...6...6 OS...9...10...12...13...24...24

More information

Microsoft Word - J-jdev_dba_db_developers.doc

Microsoft Word - J-jdev_dba_db_developers.doc Oracle JDeveloper 2006 1 : Oracle Oracle JDeveloper 2 Oracle JDeveloper :... 2... 4... 4... 4... 5... 6 SQL... 7... 8... 8 SQL... 10 PL/SQL... 11 PL/SQL... 11 Code Editor PL/SQL... 12 Navigator Structure...

More information

<MW-400k > InterSec/MW400k アップデート適用手順書 2017 年 8 月 1 版

<MW-400k > InterSec/MW400k アップデート適用手順書 2017 年 8 月 1 版 InterSec/MW400k アップデート適用手順書 2017 年 8 月 1 版 改版履歴 版数 改版日付 内容 1 2017 年 8 月 新規作成 - 2 - 目次 商標について... - 4 - はじめに... - 5 - アップデートモジュール適用時の注意 制限事項...- 6 - スタンドアロン構成...- 6 - フェイルオーバクラスタ構成...- 7-1.

More information

このマニュアルについて

このマニュアルについて 改訂 : May 30, 2007, ここでは の対象読者 構成 表記法 入手方法 テクニカルサポートの利用方法について説明します このマニュアルでは Service Control ソリューション Service Control Engine(SCE) プラットフォーム および関連コンポーネントの概念に関する基本的な知識があることを前提としています ここでは 以下のトピックに関する情報を提供します

More information

9 WEB監視

9  WEB監視 2018/10/31 02:15 1/8 9 WEB 監視 9 WEB 監視 9.1 目標 Zabbix ウェブ監視は以下を目標に開発されています : ウェブアプリケーションのパフォーマンスの監視 ウェブアプリケーションの可用性の監視 HTTPとHTTPSのサポート 複数ステップで構成される複雑なシナリオ (HTTP 要求 ) のサポート 2010/08/08 08:16 Kumi 9.2 概要 Zabbix

More information

Red Hat Enterprise Linuxのcron(8)デーモンにデフォルト定義されたtmpwatch命令の動作による、WebOTXのトラブル対処方法

Red Hat Enterprise Linuxのcron(8)デーモンにデフォルト定義されたtmpwatch命令の動作による、WebOTXのトラブル対処方法 Red Hat Enterprise Linux の cron(8) デーモンにデフォルト定義された tmpwatch 命令の動作による WebOTX のトラブル対処方法 2009 年 2 月 NEC 第二システムソフトウェア事業部 1. 概要 Red Hat Enterprise Linux では OS インストール後の初期状態において cron(8) デーモンによって実行される命令が複数定義されます

More information

CLUSTERPRO MC StorageSaver for BootDisk 2.1 (for Windows) インストールガイド 2016(Mar) NEC Corporation はじめに 製品導入の事前準備 本製品のインストール 本製品の初期設定 本製品のアンインストール

CLUSTERPRO MC StorageSaver for BootDisk 2.1 (for Windows) インストールガイド 2016(Mar) NEC Corporation はじめに 製品導入の事前準備 本製品のインストール 本製品の初期設定 本製品のアンインストール CLUSTERPRO MC StorageSaver for BootDisk 2.1 (for Windows) インストールガイド 2016(Mar) NEC Corporation はじめに 製品導入の事前準備 本製品のインストール 本製品の初期設定 本製品のアンインストール 改版履歴 版数 改版 内容 1.0 2015.3 新規作成 2.0 2016.3 バージョンアップに伴い改版 i はしがき

More information

音声認識サーバのインストールと設定

音声認識サーバのインストールと設定 APPENDIX C 次のタスクリストを使用して 音声認識ソフトウェアを別の音声認識サーバにインストールし 設定します このタスクは Cisco Unity インストレーションガイド に記載されている詳細な手順を参照します ドキュメントに従って 正しくインストールを完了してください この付録の内容は Cisco Unity ライセンスに音声認識が含まれていること および新しい Cisco Unity

More information

Oracle Application Server 10g( )インストール手順書

Oracle Application Server 10g( )インストール手順書 Oracle Application Server 10g (10.1.2) for Microsoft Windows J2EE Oracle Application Server 10g (10.1.2) for Microsoft Windows J2EE and Web Cache...2...3...3...4...6...6...6 OS...9...10...12...13...25...25

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション Microsoft IIS 10.0 証明書インストール手順書 ( サーバー移行用 ) サイバートラスト株式会社 2017 年 03 月 13 日 2017 Cybertrust Japan Co.,Ltd. SureServer EV はじめに! 本手順書をご利用の前に必ずお読みください 1. 本ドキュメントは Microsoft 社の Internet Information Services

More information

アーカイブ機能インストールマニュアル

アーカイブ機能インストールマニュアル Microsoft SQL Server 2005 SQL Server Management Studio データベースバックアップ設定マニュアル 1. 注意事項... 1 2.SQL Server 2005 Integration Services (SSIS) インストール... 2 3. データベースのバックアッププラン作成方法... 3 4. データベースのバックアップ...

More information

CLUSTERPRO MC ProcessSaver 2.1 for Windows 構築ガイド 2016(Mar) NEC Corporation はじめに 責任範囲 適用範囲 概要 事前準備 クラスタ設定

CLUSTERPRO MC ProcessSaver 2.1 for Windows 構築ガイド 2016(Mar) NEC Corporation はじめに 責任範囲 適用範囲 概要 事前準備 クラスタ設定 CLUSTERPRO MC ProcessSaver 2.1 for Windows 構築ガイド 2016(Mar) NEC Corporation はじめに 責任範囲 適用範囲 概要 事前準備 クラスタ設定 改版履歴 版数 改版 内容 1.0 2015.03 新規作成 2.0 2016.03 CLUSTERPRO 対応バージョン修正 i はしがき 本書では CLUSTERPRO MC ProcessSaver

More information

MIB サポートの設定

MIB サポートの設定 CHAPTER 2 この章では Cisco 10000 シリーズに SNMP および MIB のサポートを設定する手順について説明します 具体的な内容は次のとおりです Cisco IOS リリースに対応する MIB サポートの判別 (p.2-1) MIB のダウンロードおよびコンパイル (p.2-2) シスコの SNMP サポート (p.2-4) Cisco IOS リリースに対応する MIB サポートの判別

More information

Oracle Records Manager Corporate Editionリリース・ノート, 10gリリース3( )

Oracle Records Manager Corporate Editionリリース・ノート, 10gリリース3( ) Oracle Records Manager Corporate Edition リリース ノート 10g リリース 3(10.1.3.3.2) 部品番号 : E06034-01 原典情報 : Oracle Records Manager Corporate Edition Release Notes, 10g Release 3 (10.1.3.3.2) 2008 年 1 月 このリリース ノートでは

More information

CLUSTERPRO MC ProcessSaver 1.0 for Windows 構築ガイド 2012(Sep) NEC Corporation はじめに責任範囲適用範囲概要事前準備クラスタ設定

CLUSTERPRO MC ProcessSaver 1.0 for Windows 構築ガイド 2012(Sep) NEC Corporation はじめに責任範囲適用範囲概要事前準備クラスタ設定 CLUSTERPRO MC ProcessSaver 1.0 for Windows 構築ガイド 2012(Sep) NEC Corporation はじめに責任範囲適用範囲概要事前準備クラスタ設定 改版履歴 版数改版内容 1.0 2012.09 新規作成 i はしがき 本書では CLUSTERPRO MC ProcessSaver 1.0 for Windows ( 以後 ProcessSaver

More information

PowerPoint Presentation

PowerPoint Presentation Amazon WorkSpaces Active Directory 証明書サービス (ADCS) を用いたデバイス認証構成 アマゾンウェブサービスジャパン株式会社 2017 / 11 / 10 Agenda 1. Amazon WorkSpaces のデバイス認証の仕組み 2. 環境構成概要 Amazon WorkSpaces デバイス認証の仕組み 3 WorkSpaces のエンドポイントへアクセス

More information

DocuWorks Mobile 障害切り分け手順書

DocuWorks Mobile 障害切り分け手順書 DocuWorks Mobile 障害切り分け手順書 第 2 版 2015 年 9 月 2014-2015 Fuji Xerox Co., Ltd. All rights reserved. 目次 1. サーバー接続 1.1. DocuShare に接続できない 1.2. WebDAV Server に接続できない 1.3. Working Folder に接続できない 1.4. WebDAV サーバースペースの

More information

ライセンス管理

ライセンス管理 Cisco Smart Software Licensing を使用すると ライセンスのプールを一元的に購入および管理で きます 各ユニットのライセンス キーを管理する必要なく デバイスを簡単に導入または削除 できます また Smart Software Licensing では ライセンスの利用状態やニーズを一目で確認で きます Smart Software Licensing について, 1 ページ

More information

Troubleshooting SSH connections with Reflection X

Troubleshooting SSH connections with Reflection X Reflection X の SSH 接続のトラブルシューティング 最終改訂日 : 2011 年 3 月 31 日注意 : 最新の情報は まず 英語版の技術ノート 1814 ( 英語 ) で公開されます 英語版の最終改訂日がこの版の最終改訂日よりも後である場合は 英語版に新しい情報が含まれている可能性があります 適用対象 Reflection X 2011 Reflection Suite for

More information

FormPat 環境設定ガイド

FormPat 環境設定ガイド FormPat 5 環境設定ガイド ( 補足 ) Windows Server 2012 R2 および 2012 2017/05/12 Copyright(C) 2017 Digital Assist Corporation. All rights reserved. 1 / 21 目次 目次... 2 はじめに... 3 IIS のインストール... 4 FormPat 承認期限監視サービスオプションのインストール...

More information

HP Device Manager4.7インストール・アップデート手順書

HP Device Manager4.7インストール・アップデート手順書 Technical white paper HP Device Manager4.7 インストール アップデート手順書 目次 はじめに 2 HPDM の構成の概要 3 1. インストール先のサーバーの準備 4 2.HPDM Softpaq の入手と展開 6 3.HPDM の新規インストール 9 4. マスターリポジトリの設定 17 5.HPDM のアップデート 20 1 はじめに 本資料では HP

More information

Oracle SOA Suite 11gコンポジットに対するSOASchedulerの構成

Oracle SOA Suite 11gコンポジットに対するSOASchedulerの構成 Oracle SOA Suite 11g コンポジットに対する SOAScheduler の構成 オラクル Senior Solution Architect Robert Baumgartner 2010 年 11 月 Oracle SOA Suite 11g コンポジットに対する SOAScheduler の構成 1 前提条件 https://soasamples.samplecode.oracle.com/

More information

CLUSTERPRO MC StorageSaver for BootDisk 1.2 (for Windows) インストールガイド 2014(Mar) NEC Corporation はじめに 製品導入の事前準備 本製品のインストール 本製品の初期設定 本製品のアンインストール

CLUSTERPRO MC StorageSaver for BootDisk 1.2 (for Windows) インストールガイド 2014(Mar) NEC Corporation はじめに 製品導入の事前準備 本製品のインストール 本製品の初期設定 本製品のアンインストール CLUSTERPRO MC StorageSaver for BootDisk 1.2 (for Windows) インストールガイド 2014(Mar) NEC Corporation はじめに 製品導入の事前準備 本製品のインストール 本製品の初期設定 本製品のアンインストール 改版履歴 版数改版内容 1.0 2014.3 新規作成 i はしがき 本書は CLUSTERPRO MC StorageSaver

More information

CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 2.3 for Windows インストールガイド 2018(Jun) NEC Corporation はじめに 製品導入の事前準備 本製品のインストール 本製品の初期設定 本製品のアンインストール 本製品のアップデートインストール

CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 2.3 for Windows インストールガイド 2018(Jun) NEC Corporation はじめに 製品導入の事前準備 本製品のインストール 本製品の初期設定 本製品のアンインストール 本製品のアップデートインストール CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 2.3 for Windows インストールガイド 2018(Jun) NEC Corporation はじめに 製品導入の事前準備 本製品のインストール 本製品の初期設定 本製品のアンインストール 本製品のアップデートインストール 改版履歴 版数 改版 内容 1.0 2015.3 新規作成 2.0 2016.3 Microsoft.NET

More information

富士通Interstage Application Server V10でのOracle Business Intelligence の動作検証

富士通Interstage Application Server V10でのOracle Business Intelligence の動作検証 富士通 Interstage Application Server V10 での Oracle Business Intelligence の動作検証 Fujitsu Oracle ホワイト ペーパー 2011 年 11 月 富士通 Interstage Application Server V10 での Oracle Business Intelligence の動作検証 1. はじめに 日本オラクル株式会社と富士通株式会社は

More information

Oracle Application Expressの機能の最大活用-インタラクティブ・レポート

Oracle Application Expressの機能の最大活用-インタラクティブ・レポート Oracle Application Express 4.0 を使用した データベース アプリケーションへのセキュリティの追加 Copyright(c) 2011, Oracle. All rights reserved. Copyright(c) 2011, Oracle. All rights reserved. 2 / 30 Oracle Application Express 4.0 を使用した

More information

SAMBA Remote(Mac) 編 PC にソフトをインストールすることによって OpenVPN でセキュア SAMBA へ接続することができます 注意 OpenVPN 接続は仮想 IP を使用します ローカル環境にて IP 設定が被らない事をご確認下さい 万が一仮想 IP とローカル環境 IP

SAMBA Remote(Mac) 編 PC にソフトをインストールすることによって OpenVPN でセキュア SAMBA へ接続することができます 注意 OpenVPN 接続は仮想 IP を使用します ローカル環境にて IP 設定が被らない事をご確認下さい 万が一仮想 IP とローカル環境 IP 操作ガイド Ver.2.3 目次 1. インストール... - 2-2. SAMBA Remote 利用... - 5-2.1. 接続確認... - 5-2.2. 自動接続... - 10-2.3. 編集... - 12-2.4. インポート... - 15-2.5. 削除... - 17-2.6. 参考資料 ( 接続状況が不安定な場合の対処方法について )... - 18-2.6.1. サービスの再起動...

More information

<Documents Title Here>

<Documents Title Here> Oracle Application Server 10g Release 2 (10.1.2) for Microsoft Windows Business Intelligence Standalone Oracle Application Server 10g Release 2 (10.1.2) for Microsoft Windows Business Intelligence Standalone

More information

( 目次 ) 1. はじめに 開発環境の準備 仮想ディレクトリーの作成 ASP.NET のWeb アプリケーション開発環境準備 データベースの作成 データベースの追加 テーブルの作成

( 目次 ) 1. はじめに 開発環境の準備 仮想ディレクトリーの作成 ASP.NET のWeb アプリケーション開発環境準備 データベースの作成 データベースの追加 テーブルの作成 KDDI ホスティングサービス (G120, G200) ブック ASP.NET 利用ガイド ( ご参考資料 ) rev.1.0 KDDI 株式会社 1 ( 目次 ) 1. はじめに... 3 2. 開発環境の準備... 3 2.1 仮想ディレクトリーの作成... 3 2.2 ASP.NET のWeb アプリケーション開発環境準備... 7 3. データベースの作成...10 3.1 データベースの追加...10

More information

Oracle SALTを使用してTuxedoサービスをSOAP Webサービスとして公開する方法

Oracle SALTを使用してTuxedoサービスをSOAP Webサービスとして公開する方法 Oracle SALT を使用して Tuxedo サービスを SOAP Web サービスとして公開する方法 概要 このドキュメントは Oracle Service Architecture Leveraging Tuxedo(Oracle SALT) のユースケースをほんの数分で実装できるように作成されています Oracle SALT を使用すると プロジェクトをゼロからブートストラップし 既存のプロジェクトに

More information

Symantec Endpoint Protection 12.1 の管理練習問題 例題 1. 管理外検出でネットワーク上のシステムを識別するとき 次のどのプロトコルが使用されますか a. ICMP b. TCP c. ARP a. UDP 2. ある管理者が Symantec Endpoint P

Symantec Endpoint Protection 12.1 の管理練習問題 例題 1. 管理外検出でネットワーク上のシステムを識別するとき 次のどのプロトコルが使用されますか a. ICMP b. TCP c. ARP a. UDP 2. ある管理者が Symantec Endpoint P Symantec Endpoint Protection 12.1 の管理練習問題 例題 1. 管理外検出でネットワーク上のシステムを識別するとき 次のどのプロトコルが使用されますか a. ICMP b. TCP c. ARP a. UDP 2. ある管理者が Symantec Endpoint Protection Manager を正常にインストールしました この時点でサーバーに配備されるコンポーネントは

More information

コースの目標 このコースを修了すると 下記のことができるようになります : 1. WebDAV の基本的理解を深める 2. WebDAV 経由で ASUSTOR NAS に接続する 前提条件 受講前提条件 : なし 次の項目についての知識を持つ受講生を対象としています :s 該当なし 概要 1. W

コースの目標 このコースを修了すると 下記のことができるようになります : 1. WebDAV の基本的理解を深める 2. WebDAV 経由で ASUSTOR NAS に接続する 前提条件 受講前提条件 : なし 次の項目についての知識を持つ受講生を対象としています :s 該当なし 概要 1. W NAS 208 WebDAV FTP への安全なファイル共有代替手段 WebDAV 経由で NAS に接続する A S U S T O R C O L L E G E コースの目標 このコースを修了すると 下記のことができるようになります : 1. WebDAV の基本的理解を深める 2. WebDAV 経由で ASUSTOR NAS に接続する 前提条件 受講前提条件 : なし 次の項目についての知識を持つ受講生を対象としています

More information

Microsoft Word - ESX_Restore_R15.docx

Microsoft Word - ESX_Restore_R15.docx 解決!! 画面でわかる簡単ガイド : 仮想環境データ保護 (VMWARE ESX)~ 仮想マシン 丸ごと 復旧手順 ~ 解決!! 画面でわかる簡単ガイド CA ARCserve Backup r15 仮想環境データ保護 (VMware ESX) ~ 仮想マシン 丸ごと 復旧手順 ~ 2011 年 4 月 CA Technologies 1 目次 はじめに... 3 仮想マシンの復旧... 5 まとめ...

More information

ConsoleDA Agent For Server インストールガイド

ConsoleDA Agent For Server インストールガイド ConsoleDA Agent For Server インストールガイド マニュアルはよく読み 大切に保管してください 製品を使用する前に 安全上の指示をよく読み 十分理解してください このマニュアルは いつでも参照できるよう 手近な所に保管してください BDLINKV3-IN-AGFS-05 - 目次 - 1 ConsoleDA Agent For Server インストールの前に... 1 1-1

More information

Password Manager Pro スタートアップガイド

Password Manager Pro スタートアップガイド ZJTM180813101 ユーザーガイド 2018 年 8 月 13 日発行 ゾーホージャパン株式会社 COPYRIGHT ZOHO JAPAN CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED 著作権について 本ガイドの著作権は ゾーホージャパン株式会社が所有しています 注意事項本ガイドの内容は 改良のため予告なく変更することがあります ゾーホージャパン株式会社は本ガイドに関しての一切の責任を負いかねます

More information