PowerPoint プレゼンテーション

Transcription

1 情報科学概論 第 4 回情報システム コンピュータの歴史 アップロードしている資料は画像をいくつか削除しています

2 発展編 1995 年に世界は変わった? 1 携帯電話の歴史 2 コンピュータの歴史 もちろん すぐに何かが変わったわけではないです

3 95 年に何があったのか? 1 Windows95 発売 2 NTTパーソナル ( 現 NTTドコモ ) などが PHS(Personal Handy-phone System) サービスを開始

4 パソコンとは それまでは 1 一部の会社で仕事に使うもの ( ワープロ 会計 CAD) 専門的な知識がないと使えないもの 印刷物作成は ワープロ専用機 が主流 1980 富士通 OASIS(270 万円 ) 1998 パーソナルワープロ OASYS LX(13 万円 ) ~ 本体 ROM にソフトをすべて内蔵 ~ フロッピィ差し換えなしの快適操作

5 それまでは 2 携帯電話 一部の会社 ( や警察 ) が使うもの ( 誰もが簡単に ) 電話を持ち運べるなんて未来のこと 電話を掛けるときは 家電 ( 親経由 ) 待ち合わせは 伝言板 ポケベル 1968 年サービス開始 1990 年代に女子高生を中心に大流行

6 携帯電話の歴史概要 NTT ドコモ歴史展示スクエア

7 60s NTT docomo CM ドコモ携帯電話の歴史 1otlI8

8 1985 年約 30 年前の携帯電話 保証金 20 万円 月額基本使用料 2 万 6000 円 ( 通話料別 )

9

10

11

12 1995 年約 20 年前の携帯電話

13

14 年前 iphone 発売 タッチパネル搭載の スマートフォン マルチタッチにより多彩な操作が可能 容易にインターネット接続可能な小型パソコン コンピュータに慣れていない人にも容易に操作可能 モバイルインターネット環境の普及 携帯ゲーム機 音楽再生機としての利用

15 パソコンの歴史概要

16 ( 日本国内を中心とした ) コンピュータの歴史概要 1940 年頃 ~ 大型コンピュータの時代 1970 年代 個人用コンピュータ ( パソコン ) の登場 1980 年代 パソコンを使った業務の普及 1990 年代 ~ 徐々にグラフィカルに 1995 年 ~ パソコンの家電化 (Windows95 発売 ) 2007 年 iphone 発売 16

17 年表 日経 XTECH 日経エレが目撃した電子産業 歴史の現場 電子産業史 1984 年 :GUI とパソコン より 17

18 大型コンピュータ 大型コンピュータは1940年代から存在 1945 第二次世界大戦 終戦 1946 ENIAC 1964 IBM System360 日本においては1960年頃から産業として立ち上がる 沖電気 東芝 NEC 日立 富士通 ZDNet Japan 写真で見るIBMメインフレームの黎明 System/360 発表50周年 など

19 1971 マイクロプロセッサの誕生 計算などの様々な処理を実行するための装置 複雑な電子回路を超小型化したもの 日本の電卓メーカ ( ビジコン ) がインテルに電卓チップの開発を依頼したことから誕生 : 電卓戦争の過程 マイクロプロセッサを利用して作られた個人向けコンピュータの開発 販売が行われるようになる インテル 年シャープ電卓 CS-10A 重量 25kg 53 万円 1972 年カシオミニ 12,800 円 ( 当時の市場価格の 1/3)

20

21 1974 Altair 8800 一般消費者向けに販売された最初期の個人用コンピュータであり 世界初のパーソナル コンピューター と呼ばれる

22 1977 約40年前 APPLE II 発売 Apple社が開発 世界初の個人向け完成品コンピュータ 表計算ソフト VisiCalc が大成功 当時は玩具のような扱いをされていた個人向けコン ピュータが 実用的に利用できることを示した より

23 1979(1971~)

24 1978 スペースインベーダ発売 ( タイトー ) 日本のアーケードゲーム史上最大のヒット作 純正品 許諾先メーカー : 約 20 万台出荷 許諾なしのコピー品 : 約 30 万台出荷 インベーダーハウス インベーダー喫茶 が乱立 100 円玉が市中から枯渇し 日本銀行が普段の 3 倍の 100 円玉を市中に流す 集金袋を回収する 4 トントラックが 100 円玉の重みで壊れる ( といった都市伝説 )

25 1980 年日本のコンピュータ産業 オフィスオートメーション (OA) 元年 紙の上で手作業で行っていた事務作業を コンピュータを利用して電子化すると共に 一部の作業を自動化して業務を効率化することを目的として行われた取り組み 当時は OA がオフィスのペーパーレス化をもたらすと考えられていた 日本語処理元年 日本語ワープロの誕生 かな漢字変換方式の定着 国内コンピュータメーカ黄金期

26 広告 NEC N 年発売 698,000円 必要なソフトウェアは自分で作る

27 1980 年代国内コンピュータメーカ黄金期 それまでコンピュータといえば米国 IBM が中心 IBM に追いつくことを目的として切磋琢磨 1979 年の決算で富士通のコンピュータ関連売上高が日本 IBM を抜く 高度成長期の花形産業として 1980 年代の黄金期を迎えた 情報処理学会歴史特別委員会 日本のコンピュータ史 より

28 1982 約 35 年前 NEC PC9801 発売 NEC の独自設計のパーソナルコンピュータ ( 既に発売されていた PC8001 や PC8801 と互換性有 ) PC98 シリーズとして発売され続け 約 15 年間日本国内における標準機 市場占有率 90% 以上 PC98 専用ソフト 元はビジネス向け ホビー向けにも パソコン産業の構造の形成に大きく寄与 ソフトメーカ 出版社 ソフト流通業など 1982 初代 PC ,000 円 90 年代後半

29 月刊アスキー 1983 年 12 月号

30 当時のパソコンは① グラフィックスの性能は 今と比べてとてもとても貧弱 ビジネス向けソフトは 文字 のみの表示が基本 操作は基本的にキーボードで行う アプリケーションの起動やファイル操作も コマンド を入力しないと行えない 1979 PC8001用

31 当時のパソコンは 2 同時にひとつのアプリケーションしか起動できない 85 年頃まではハードディスクも一般的でなく フロッピーディスクを入れ替えてアプリケーションを起動していた ( 日本語の変換をするたびにフロッピーディスクをカタカタと読み込む )

32

33 ちなみに海外では IBM のパソコンが標準機として普及 1984 年に発売された PC/AT が大ヒット 様々な周辺機器やソフトウェアが発売された 現在のパソコンは ほぼすべて PC/AT の互換機 ハードウェアの基本的な仕組みが ( ほぼ ) 同じ 日本であまり普及しなかった理由 日本語入力の独自性

34 1984 Apple Macintosh 発売

35 1989 東芝ダイナブック発売 重量 2.7kg 東芝 J3100 重量 6.6kg

36 90 年代に入ると コンピュータの性能が向上していくにつれて グラフィカルなソフトウェアが実現できるようになる 1985 Windows コンパックショック 1992 Windows 3.1 米 Compaqが日本市場に参入し 価格破壊を引き起こした ( 当時 30~50 万円したパソコンを12 万 8000 円で販売 ) PC/AT 互換機で日本語入力ができるシステムも登場 (DOS/V) PC98 以外の選択肢が生まれる ( ただしPC98 専用ソフトが動くわけではない )

37 月刊アスキー 1993 年 4 月号 CD-ROM ドライブ 映像もサウンドも いちどに楽しみたい 同時 256 色 ( 従来は 同時 16 色 ) FM 音源とあわせて PCM 音源を搭載

38 1987 イース 色中 8 色 1992 アマランス II 色中 16 色

39 インターネットという言葉がちらほらと? インターネット歴史概要 1967 ARPANET 計画誕生 ( 米 : 軍事目的 ) 1989 世界初商用 ISP 誕生 1993 ウェブブラウザ ( ネットスケープ ) HTMLの誕生 インターネットというものは世に受け入られていないどころか 存在すらもごく一部のマニアにしか知られていなかった 1994 日本首相官邸ホームページの立ち上げ 1994 個人向け ISP サービス開始 月額 1800 円 通話料 3 分 10 円

40 1995 約 20 年前 Microsoft Windows95 発売 誰でも使えるパソコン ( 難しい設定不要 グラフィカルに操作できる etc.) を目指して開発された マルチメディア機能 ( 高度なグラフィックスやサウンド ) を標準搭載 一般家庭へのパソコン普及に大きく貢献 ネットワーク接続機能を標準搭載 インターネットの普及に大きく貢献

41 結論 1: どうなった?( パソコン編 ) パソコンは 気軽に使えるもの になり 急速に普及 性能も向上し 画像や音声など様々なデータを扱うことが普通になった 1995 Windows 同時発色数 256 色 2001 Windows XP 万色 ハードディスクなどの記憶装置の単価も下がり 動画などの巨大なファイルを扱うことができるようになった Windows95 が動作するパソコンであれば Windows95 用に開発されたソフトウェアが動作する 世界的な統一規格 (PC/AT 互換機 ) が普及し 日本国内における NEC 独占状態が終了

42 結論 2: どうなった?( インターネット編 ) 1995 インターネット元年 阪神淡路大震災 ( 安否確認等に利用 ) Internet Explore 登場米 Amazon 正式サービス開始検索エンジンの誕生 (AltaVista) NTT テレホーダイ 開始( 夜 11 時 ~ 翌朝 8 時の通話が定額に 市内 1,800 円 ) 1997 OCNが常時接続サービスを提供開始 ( 月額 38,000 円 128kbps) Google 検索登場楽天株式会社 楽天市場 開設 1999 i-mode 登場 ( 世界初の携帯電話によるインターネット接続サービス ) 2000 ADSLの本格提供開始 ( 定額高速回線 : 月額約 7,000 円 1.5Mbps) 2001 Yahoo! BB サービス開始 ( ネット接続の価格破壊 : 月額 2,280 円 ) 2003 PlayStation BB Unit 発売 ( ゲーム機のインターネット接続 ) 2007 iphone 発売 家庭用高速インターネット環境の急速な普及

43 まとめ デジタルネイティヴ世代として 生まれた時からインターネットやパソコンのある生活環境の中で育ってきた世代 温故知新 : 故きを温ね 新しきを知る それらが存在しない時代の生活を考えてみよう 複雑な情報を管理したいときや 何かを知りたいときには どうしていたのか?